JP2002361848A - 主走査の往路と復路における記録位置ずれの調整値の決定 - Google Patents

主走査の往路と復路における記録位置ずれの調整値の決定

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルからインク滴を吐出させて印刷媒体上
にドットを形成する印刷を行う際の、主走査方向の記録
位置のずれを調整するための調整値の設定を自動的に行
う。 【解決手段】 主走査の往路の向きに印刷ヘッド36を
搬送しつつ、ノズルn0から一定の周期でインク滴を吐
出させ、インク滴がレーザ光Lを横切った時刻tfpを
測定する。同様に、主走査の復路の向きに印刷ヘッド3
6を搬送しつつ、同様にインク滴を吐出させ、インク滴
がレーザ光Lを横切った時刻tbpを測定する。これら
の測定値tfp、tbpおよび各時刻におけるキャリッ
ジ位置などから、インク滴の吐出タイミングの調整値を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主走査を行いつ
つ印刷媒体上にドットを形成することによって画像を印
刷する技術に関し、特に、主走査方向のドットの記録位
置ずれを補正するための調整値を定める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
インクをヘッドから吐出するタイプのプリンタが広く普
及している。このようなプリンタの中には、往路と復路
の双方向の主走査を行いつつノズルからインク滴を吐出
して、印刷媒体上にドットを形成することによって画像
を印刷するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ノズルからインク滴を
吐出させて、印刷媒体上にドットを形成する印刷では、
インク滴の吐出方向のずれや、主走査方向の駆動機構の
バックラッシュ、印刷媒体を下で支えているプラテンの
反り等に起因して、ドットの記録位置がずれてしまうこ
とがある。このような位置ずれを解決する技術として
は、例えば本出願人により開示された特開平5−696
25号公報に記載されたものが知られている。この従来
技術では、主走査方向におけるドット形成位置ずれを打
ち消すための調整値を予め登録しておき、この調整値に
基づいて往路と復路における記録位置を補正している。
【0004】しかし、従来の調整値の決定方法において
は、ユーザが印刷結果を目視で確認し適切な調整値を決
定しなければず、自動的に調整値を設定することができ
なかった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、ノズルからイン
ク滴を吐出させて、印刷媒体上にドットを形成する印刷
を行う際の、主走査方向の記録位置のずれを調整するた
めの調整値の設定を自動的に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明で
は、ノズルを備えた印刷ヘッドを有する印刷装置を用い
て、所定の処理を行う。この印刷装置は、インク滴を吐
出するノズルを備えた印刷ヘッドと、ノズルから吐出さ
れるインク滴の通過を光学的に検出するための検査部
と、ノズルを駆動してインク滴の吐出を行わせるヘッド
駆動部と、検査部に対して印刷ヘッドを相対的に送る主
走査を行う主走査駆動部と、タイマと、各部を制御する
ための制御部と、を備えている。
【0007】上記のような印刷装置において、印刷ヘッ
ドを主走査の往路の向きに移動させつつノズルからイン
ク滴を吐出させ、検査部によってインク滴を検出する往
路テストを実行する。そして、印刷ヘッドを主走査の復
路の向きに移動させつつノズルからインク滴を吐出さ
せ、検査部によってインク滴を検出する復路テストを実
行する。その後、往路テストと復路テストの結果をもと
に調整値を定める。このような態様とすれば、人間の目
視を必要とせずに、自動的にドット形成位置ずれの調整
値を決定することができる。
【0008】なお、往路テストにおいては、検査部がイ
ンク滴を検知した時刻tfpを測定することが好まし
い。そして、復路テストにおいては、検査部がインク滴
を検知した時刻tbpを測定することが好ましい。そし
て、時刻tfpおよび時刻tbpを用いて調整値を決定
する。このような態様とすれば、測定値tfp,tbp
に基づいてドット形成位置ずれの調整値を計算すること
ができる。
【0009】さらに、調整値を決定する際には、ドット
形成位置ずれの標準的な調整状態のもとで往路テストに
おいて検査部によって検出されるはずのインク滴の吐出
時刻tf0と、標準的な調整状態のもとで復路テストに
おいて検査部によって検出されるはずのインク滴の吐出
時刻tb0と、時刻tfpと、時刻tbpと、ノズルが
印刷媒体と向かい合う位置にあるときのノズルと印刷媒
体の表面との距離HPと、検査部の検出位置に最も近づ
いたときのノズルと検出位置とを結ぶ方向についての、
インク滴の速度成分Vkと、に基づいて、調整値を計算
することが好ましい。このような態様とすれば、あらか
じめ定められている値と、往路テストおよび復路テスト
の測定値と、に基づいて、調整値を定めることができ
る。
【0010】なお、次のような態様とすることもでき
る。すなわち、往路テストにおいて、検査部がインク滴
を検知した時刻tfpにおけるノズルの位置Pfpを測
定する。そして、復路テストにおいて、検査部がインク
滴を検知した時刻tbpにおけるノズルの位置Pbpを
測定する。その後、位置Pfpおよび位置Pbpを用い
て調整値を決定する。このような態様としても、測定値
Pfp,Pbpに基づいてドット形成位置ずれの調整値
を計算することができる。
【0011】また、調整値を決定する際には、ドット形
成位置ずれの標準的な調整状態のもとで往路テストにお
いて検査部によって検出されるはずのインク滴をノズル
が吐出する位置Pf0と、標準的な調整状態のもとで復
路テストにおいて検査部によって検出されるはずのイン
ク滴をノズルが吐出する位置Pb0と、位置Pfpと、
位置Pbpと、ノズルが印刷媒体と向かい合う位置にあ
るときのノズルと印刷媒体の表面との距離HPと、ノズ
ルと検査部の検出位置との最短距離HLと、検出位置に
最も近づいたときのノズルと検出位置とを結ぶ方向につ
いての、インク滴の速度成分Vkと、主走査における印
刷ヘッドと印刷媒体との相対速度Vcと、に基づいて、
調整値を計算する態様とすることができる。このような
態様としても、あらかじめ定められている値と、往路テ
ストおよび復路テストの測定値と、に基づいて、調整値
を定めることができる。
【0012】なお、本発明は、以下に示すような種々の
態様で実現することが可能である。 (1)調整値決定方法、印刷方法、印刷制御方法。 (2)印刷装置、印刷制御装置。 (3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラム。 (4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体。 (5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータ
プログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.発明の概要: B.第1実施例: B−1.装置の構成: B−2.ドット抜け検査: B−3.ノズル列間の記録位置ずれの発生: B−4.調整値の決定: B−5.復路におけるインク滴吐出タイミングの調整: C.第2実施例: D.第3実施例: E.第4実施例: F.変形例 F−1.変形例1: F−2.変形例2: F−3.変形例3: F−4.変形例4:
【0014】A.発明の概要:図1は、調整値を決定す
るための往路テストと復路テストの説明図である。主走
査の往路の向きに印刷ヘッド36を搬送しつつ、ノズル
n0から一定の周期でインク滴を吐出させる。ノズルか
らレーザ光Lに向かう方向についてのインク滴の速度成
分、およびインク滴を吐出してからレーザ光Lを通過す
るまでの時間は、インク滴の吐出方向のずれによらずほ
ぼ一定であると考えられる。よって、レーザ光Lを横切
ったインク滴をノズルから吐出した時刻tf(2)は、
インク滴が通過した時刻tfpに基づいて計算によって
得られる。また、主走査の復路の向きに印刷ヘッド36
を搬送しつつ、同様にインク滴を吐出させる。レーザ光
Lを横切ったインク滴を吐出した時刻tb(1)は、や
はり、インク滴が通過した時刻tbpに基づいて計算に
よって得られる。
【0015】ドット形成位置ずれの標準的な調整状態の
もとで往路でレーザ光Lを通過するはずだとされるイン
ク滴の吐出時刻をtf(0)、同じく復路における吐出
時刻をtb(0)とする。往路においては、インク滴の
吐出タイミングを現状よりもΔta1=(tf(2)−
tf(0))だけ遅らせれば、レーザ光Lを狙ってイン
ク滴を吐出して、実際にレーザ光Lと交差させることが
できる。復路においては、インク滴の吐出タイミングを
現状よりもΔta2=(tb(1)−tb(0))だけ
遅らせれば、レーザ光Lを狙ってインク滴を吐出して、
実際にレーザ光Lと交差させることができる。インク滴
を吐出するタイミングの調整が往路と復路の一方におい
てのみ可能である場合は、いずれかにおいて、インク滴
の吐出タイミングをΔta1+Δta2だけ遅らせれ
ば、往路と復路で同一点を狙って吐出したインク滴が実
際に同一点を通過する。
【0016】B.第1実施例: B−1.装置の構成:図2は、本発明の一実施例として
のカラーインクジェットプリンタ20の主要な構成を示
す概略斜視図である。このプリンタ20は、用紙スタッ
カ22と、図示しないステップモータで駆動される紙送
りローラ24と、プラテン板26と、キャリッジ28
と、ステップモータ30と、ステップモータ30によっ
て駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28のため
のガイドレール34と、ガイドレールに沿って配された
符号板33とを備えている。キャリッジ28には、多数
のノズルを備えた印刷ヘッド36、および符号板33を
読みとるためのエンコーダ29が搭載されている。
【0017】印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を一方向に搬送される。この方向を「副走査方
向」と呼ぶ。キャリッジ28は、ステップモータ30に
より駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレ
ール34に沿って副走査方向に垂直な方向に移動する。
この副走査方向に垂直な方向を「主走査方向」と呼ぶ。
なお、印刷ヘッド36による印刷は、この主走査におい
てプラテン板26上の印刷用紙Pに対して行われる。こ
の印刷が行われるプラテン板26上の領域を「印刷領
域」と呼ぶ。
【0018】印刷領域の外側(図2において右側)に
は、ドット抜け検査部40とクリーニング機構200が
設けられている。なお、図2においては、クリーニング
機構200はヘッドキャップ210のみ示し、他の構成
は省略している。印刷ヘッド36がガイドレール34に
沿って主走査方向に移動する行路のうち、このドット抜
け検査部40とヘッドキャップ210が設けられている
領域を、上記「印刷領域」に対して「調整領域」とよ
ぶ。
【0019】ドット抜け検査部40は、2本のガイドレ
ール34と向かい合うように設けられた廃インク受け4
6を有する。この廃インク受け46は、インク滴の吐出
検査の際、および調整値を決定するための往路テスト、
復路テストの際に、印刷ヘッド36から吐出されるイン
ク滴を受けるものである。また、ドット抜け検査部40
は、発光部40aと受光部40bを有する。この発光部
40aと受光部40bは、廃インク受け46を挟んで向
かい合うように設けられている。
【0020】発光部40aはレーザ光を射出し、受光部
40bは、そのレーザ光を受光する。発光部40aは、
光を射出することができるものであればよく、例えば、
Max出力7mWで、赤色650nmの光を射出する半
導体レーザとすることができる。そのような半導体レー
ザとして、例えば、SHARP製のGH06507A2
Bを、SHARP製のAPC内蔵ドライバIC、IR3
C07Nで駆動して使用することができる。受光部40
bは、受光する光量に応じてその出力を変える装置であ
ればよく、例えば、フォトダイオードとすることができ
る。例えば、SHARP製のIS456を使用すること
ができる。すなわち、検査部40は、インク滴が所定の
検査位置を通過したことを検出することができるもので
あればよい。
【0021】この発光部40aが射出し受光部40bが
受光するレーザ光は、副走査方向に対して約26度の角
度をなして、2本のガイドレール34と廃インク受け4
6の間の空間を横切る。ガイドレール34上のレーザ光
の上方の位置に印刷ヘッド36がある場合には、レーザ
光は、印刷ヘッド36の下面から1mm下方を横切るこ
ととなる。なお、このレーザ光の高さは、印刷用紙Pの
表面の高さと同じである。印刷ヘッド36の各ノズル列
は副走査方向に沿って配されているので、レーザ光は、
ノズル列の並び方向に対して約26度の角度をなすこと
となる。このレーザ光を使って廃インク受け46上の領
域でインク滴の吐出検査を行うことから、ガイドレール
34に沿った印刷ヘッド36の主走査方向の移動範囲の
うち、この廃インク受け46上の領域を「検査領域」と
よぶ。なお、ドット抜け検査部40の詳細な構成および
ドット抜け検査の方法については、後述する。また、図
2においては、ドット抜け検査部40の他の構成要素に
ついては、図示が省略されている。
【0022】ガイドレール34に沿って配された符号板
33には、所定の間隔でスリットが設けられている。こ
の符号板33をまたぐように設けられているエンコーダ
29には、符号板33を挟んで発光ダイオードとフォト
ダイオードが設けられている。エンコーダ29は、発光
ダイオードが発した光が符号板33のスリットを通過し
てフォトダイオードに受光されたり、符号板33に遮ら
れたりする回数に基づいて、キャリッジ28の主走査方
向の位置を検出することができる。すなわち、キャリッ
ジ28に搭載された印刷ヘッド36、および印刷ヘッド
36に設けられた各ノズルの位置を検出することができ
る。なお、本実施例では、印刷ヘッド36の位置を検出
する手段として光学式リニアエンコーダ29を使用した
が、位置センサはこれにかぎられるものではなく、例え
ば、マグネスケールであってもよい。すなわち、位置セ
ンサは、主走査の際の印刷ヘッドの位置を検出すること
ができるものであればどのようなものでもよい。
【0023】図3は、印刷ヘッド36を下面側から見た
図である。印刷ヘッド36の下面には、ブラックインク
を吐出するためのブラックインクノズル群KDと、濃シ
アンインクを吐出するための濃シアンインクノズル群C
Dと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンインク
ノズル群CLと、濃マゼンタインクを吐出するための濃
マゼンタインクノズル群MDと、淡マゼンタインクを吐
出するための淡マゼンタインクノズル群MLと、イエロ
インクを吐出するためのイエロインクノズル群YDとが
形成されている。
【0024】各ノズル群の複数のノズルは副走査方向S
Sに沿ってそれぞれ1列のノズル列として配列されてい
る。印刷時には、キャリッジ28(図2参照)とともに
印刷ヘッド36が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズ
ルからインク滴が吐出される。
【0025】図4は、プリンタ20の電気的な構成を示
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54と、メインメモリ56と、PROM57
と、タイマ58と、を備えている。
【0026】図5は、システムコントローラ54と各ド
ライバの関係を示すブロック図である。図4および図5
に示すように、システムコントローラ54には、キャリ
ッジモータ30を駆動する主走査駆動ドライバ61と、
紙送りモータ31を駆動する副走査駆動ドライバ62
と、ドット抜け検査部40を駆動する検査部ドライバ6
3と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動ドライバ6
6と、エンコーダ29の信号を処理するキャリッジ位置
検出ドライバ65とが接続されている。また、システム
コントローラ54には、メインメモリ56とPROM5
7とタイマ58も接続されている。そして、システムコ
ントローラ54は、往路テスト部54a、復路テスト部
54b、調整値決定部54cとして機能する。これらの
機能部は、主走査駆動ドライバ61、副走査駆動ドライ
バ62、検査部ドライバ63、ヘッド駆動ドライバ66
およびキャリッジ位置検出ドライバ65を制御して所定
の動作を行わせる。これらの機能部が実現する動作につ
いては、後述する。
【0027】図4に示すホストコンピュータ100のプ
リンタドライバ(図示せず)は、ユーザの指定した印刷
モード(高速印刷モード、高画質印刷モード等)に基づ
いて、印刷動作を規定する各種のパラメータ値を決定す
る。このプリンタドライバは、さらに、これらのパラメ
ータ値に基づいて、その印刷モードで印刷を行うための
印刷データを生成して、プリンタ20に転送する。転送
された印刷データは、一旦、受信バッファメモリ50に
蓄えられる。プリンタ20内では、システムコントロー
ラ54が、受信バッファメモリ50から印刷データの中
から必要な情報を読取り、これに基づいて、各ドライバ
に対して制御信号を送る。
【0028】イメージバッファ52には、受信バッファ
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分の印刷データが格納される。ヘ
ッド駆動ドライバ66は、システムコントローラ54か
らの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色
成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッド3
6に設けられた各色のノズルアレイを駆動する。
【0029】B−2.ドット抜け検査:図3を使用し
て、ドット抜け検査部40の構成と、その検査方法の原
理を説明する。図3には、印刷ヘッド36の6色分のノ
ズルアレイと、第1のドット抜け検査部40を構成する
発光部40aおよび受光部40bが模式的に描かれてい
る。
【0030】発光部40aは、射出位置における外径が
約1mm以下の光束Lを射出するレーザである。このレ
ーザ光Lは、図3に示すように、副走査方向SSに対し
て約26度傾いた方向に射出され、受光部40bで受光
される。すなわち、レーザ光Lは、副走査方向SSに沿
って配列されている各ノズル列に対して約26度傾いた
方向に射出される。また、このレーザ光Lは、プラテン
板26上に置かれる印刷用紙Pの表面の高さと同じ面内
に含まれる位置に射出される。
【0031】ノズルから正常にかつ下方の想定した範囲
内にインク滴が吐出されると、吐出されたインク滴は、
途中でレーザ光Lのインク滴検知空間を横切るので、受
光部40bにおける受光が一時的に中断されるか、また
は弱くなり、受光される光量が所定の閾値未満となる。
この場合には、そのノズルに目詰まりが無いと判断する
ことができる。一方、あるノズルの駆動期間内に受光部
40bで受光される光量が所定の閾値以上のときには、
そのノズルは目詰まりしている可能性があると判断され
る。
【0032】なお、本明細書では、印刷ヘッド36から
プラテン26またはプラテン26上の印刷用紙Pに向か
う向きを、便宜上「下」とし、印刷ヘッド36のプラテ
ン26に向かい合う面を「下面」としている。また、印
刷ヘッド36とプラテン26を結ぶ方向を「鉛直方向」
としており、印刷ヘッド36とプラテン26を結ぶ方向
について、プラテン26側から計った位置を「高さ」と
表記している。しかし、これらの呼称は便宜上使用され
るものであり、かならずしもプリンタ20の設置の向き
を限定するものではない。したがって、例えば、インク
滴の吐出速度の成分Vkも、重力の向きについての成分
に限られるものではなく、レーザ光Lの副走査方向につ
いての中央部Lp(検出位置)に最も近づいたときのノ
ズルn0とレーザ光Lの中央部Lpとを結ぶ方向につい
ての、インク滴の速度成分であればよい。
【0033】B−3.ノズル列間の記録位置ずれの発
生:第1実施例では、双方向印刷時の記録位置ずれを調
整する。そこで、以下ではまず、双方向印刷時の記録位
置ずれの発生について説明する。
【0034】図6は、双方向印刷時の位置ずれを示す説
明図である。図6(a)は、往路の印刷時のドットの着
弾位置を示す説明図であり、図6(b)は、往路の印刷
時のドットの着弾位置を示す説明図である。ノズルn
は、印刷用紙Pの上方において双方向に水平に移動して
おり、往路と復路においてそれぞれインクを吐出するこ
とによって印刷用紙P上にドットを形成する。インク
は、鉛直下方に向けて吐出速度Vkで吐出されるものと
仮定している。各インクの合成速度ベクトルCVkは、
下方への吐出速度ベクトルと、ノズルnの主走査速度ベ
クトルVcとを合成したものとなる。したがって、主走
査の往路と復路において、印刷用紙Pと印刷ヘッド36
とが同じ位置関係にあるときにインク滴を吐出したので
は、インク滴の印刷媒体上への着弾位置がずれてしま
う。したがって、インク滴の印刷媒体上への着弾位置が
一致するように、主走査の往路と復路でインク滴の吐出
タイミングを調整する必要がある。
【0035】図6においては、往路と復路とで、インク
滴吐出時のノズルの位置に対してドット形成位置ずれが
ほぼ対称となっている。しかし、ノズルからのインク滴
の吐出方向のずれ、主走査方向の駆動機構のバックラッ
シュ、印刷媒体を下で支えているプラテンの反りなど、
往路と復路とでずれが対称とはならないような要素も存
在する。そのような要素に起因するドット形成位置ずれ
を吸収するためにも、主走査の往路と復路でインク滴の
吐出タイミングを調整することが好ましい。
【0036】B−4.調整値の決定:図7は、調整値を
決定するための手続きを示すフローチャートである。ま
ずステップS2で往路テストを行う。その後、ステップ
S4で復路テストを行う。そして、ステップS6で往路
テストと復路テストで得た測定値に基づいて、調整値を
決定する。以下で各手続きについて説明する。
【0037】図8は、調整値を決定するための往路テス
トと復路テストの説明図である。図1は、印刷ヘッドを
側面から見た図であるのに対して、図8は、印刷ヘッド
を上面から見た図である。図1と図8においては、説明
を簡単にするために、印刷ヘッドをノズル列1列分に対
応する縦長の長方形で示し、さらに、複数のノズルのう
ちテストに使用する中央の一つのノズルn0のみを示し
ている。また、図1においては、レーザ光Lのうちのノ
ズルn0の直下に位置する部分、すなわち副走査方向に
ついての中央部分Lp(図8参照)のみを示している。
このレーザ光Lの副走査方向についての中央部分Lpが
特許請求の範囲にいう「検出位置」に相当する。第1実
施例では、副走査方向中央に位置するノズルn0を使用
してテストを行うため、レーザ光Lの副走査方向につい
ての中央部分Lpが「検出位置」に相当する。しかし、
検出位置はテストに使用するノズルに応じて他の位置と
することもできる。第1実施例では、印刷ヘッド36の
下面とレーザ光Lの間の距離と、印刷ヘッドの下面とプ
ラテン上の印刷用紙Pの間の距離とが、等しく設定され
ている。この印刷ヘッド36の下面とレーザ光Lの距離
をHLとする。図1では、印刷用紙Pの位置を一点鎖線
で仮想的に示している。
【0038】往路における吐出タイミングの調整値を決
定するための往路テストにおいては、主走査の往路の向
き(図1および図8の左から右に向かう向き)に印刷ヘ
ッド36を一定速度で搬送しつつ、ノズル列の中央のノ
ズルn0から一定の周期でインク滴を吐出させる。工場
出荷段階で定められているドット形成位置ずれの標準的
な調整状態のもとで、レーザ光Lを通過するはずのイン
ク滴の吐出時刻をtf(0)とする。往路テストにおい
ては、その前後いくつかのタイミングでインク滴を吐出
する。
【0039】図9は、廃インク受け46上を一定速度で
キャリッジ28を移動させる際の、キャリッジの速度変
化を示すグラフである。横軸は、主走査方向のキャリッ
ジの位置xであり、縦軸はキャリッジ28の移動速度V
である。そして、R46は、廃インク受け46が設けら
れている範囲を示す。印刷ヘッド36を搭載したキャリ
ッジの加減速は次のように行われる。すなわち、図9に
示すように、印刷ヘッド36は、廃インク受け46上を
一定速度で移動できるよう、廃インク受け46の十分手
前から加速を開始し、廃インク受け46を通過してか
ら、減速を開始するものとする。発光部40aが射出す
るレーザ光Lは、この廃インク受け46上を横切るよう
に射出されている。
【0040】符号板33には、廃インク受け46の両端
近辺の位置で印刷ヘッド36が一定速度で通過できる位
置に、それぞれ基準位置がマークされている。図9にお
いては、この基準位置をPr1,Pr2で示す。往路テ
ストおよび後述する復路テストの際にキャリッジ28に
搭載されたエンコーダ29が、最初にこの基準位置Pr
1,Pr2のいずれかを検出したときを基準時刻とす
る。往路テストにおいては、最初にPr1が検出され
る。そして、往路テストおよび復路テストにおいては時
刻は、この基準時刻からの経過時刻として計測される。
なお、工場出荷段階で定められているドット形成位置ず
れの標準的な調整状態のもとで、レーザ光Lを通過する
はずのインク滴の吐出時刻tf(0)についても、同様
に、上記の基準位置を通過した時刻(基準時刻)からの
経過時刻として設定されている。その際、通過後のキャ
リッジ速度として想定されている速度も、同様に、一定
速度Vcである。
【0041】往路テストでは、時刻tf(0)を含みそ
の前後の時刻tf(−1)、tf(0)、tf(1)、
tf(2)、tf(3)のタイミングで複数発ずつイン
ク滴を吐出するものとする。これらの処理は、タイマ5
8から得られる時刻の情報に基づいてシステムコントロ
ーラ54が行う。それぞれのタイミングでのノズルn0
の位置は、キャリッジ28に設けられたエンコーダ29
で検出できる。時刻tf(−1)、tf(0)、tf
(1)、tf(2)、tf(3)でのノズルn0の位置
をそれぞれPf(−1)、Pf(0)、Pf(1)、P
f(2)、Pf(3)とする。なお、往路テストは、往
路テスト部54a(図5参照)によって実行される。
【0042】レーザ光Lの検出域の大きさに対してイン
ク滴の吐出間隔およびキャリッジの搬送速度を適切に設
定すれば、いずれかのタイミングで吐出したインク滴が
レーザ光Lを横切る。ここでは、図1に実線で示すよう
に、時刻tf(2)に吐出したインク滴がレーザ光Lを
横切ったとする。
【0043】図10は、受光部40bの出力信号Vou
tを示すグラフである。図10に示すように、時刻tf
(2)のタイミングで吐出した複数のインク滴(図10
においては8個)が受光部40bによって検出された場
合には、最初の検出パルスの中央の時刻を「インク滴が
レーザ光Lを通過した時刻」とする。この時刻を、tf
pとする。具体的な時刻のデータはタイマ58から得ら
れる。なお、前記標準的な調整状態を定めるテストにお
いても、インク滴の検出時刻は同様にして定められる。
【0044】レーザ光Lが遮られた時刻tfpが得られ
ると、レーザ光Lを横切ったインク滴がノズルn0から
吐出された時刻tf(2)は、以下の計算式で得られ
る。なお、Δt1は、レーザ光Lを横切ったインク滴が
ノズルn0から吐出されてからレーザ光Lを横切るまで
の時間である。
【0045】 tf(2)=tfp−Δt1 ・・・(1)
【0046】ノズルn0からのインク滴の吐出方向が鉛
直方向からθだけずれている場合、インク滴の鉛直方向
の速度成分はインク滴の吐出の速さにcosθを掛けた
値となる。しかし、ノズルn0からのインク滴の吐出方
向のずれの大きさθは微小であるので、cosθはほぼ
1と考えることができる。すなわち、インク滴の吐出方
向が多少ずれていても、インク滴の鉛直方向の速度成分
はほとんど変化がないと考えることができる。よって、
インク滴の鉛直方向の速度成分を、印刷ヘッドが静止し
ているときのノズルからのインク滴の吐出の速さVk
(一定値)に等しいとすると、Δt1は次の式で一定値
として求めることができる。
【0047】Δt1=HL/Vk ・・・(2)
【0048】よって、(2)式より、(1)式は以下の
ようになる。
【0049】 tf(2)=tfp−HL/Vk ・・・(1’)
【0050】一方、復路テストにおいては、主走査の復
路の向き(図1および図8の右から左に向かう向き)に
印刷ヘッド36を搬送しつつ、同様に、ノズルn0から
一定の周期でインク滴を吐出させる。キャリッジ28の
加減速および時刻の計測については、往路テストの場合
と同様である。ただし、復路テストにおいては、基準位
置Pr2を通過してからの経過時間が、計測される。
【0051】ドット形成位置ずれの標準的な調整状態に
したがって計算した、レーザ光Lを通過するはずのイン
ク滴の吐出時刻をtb(0)とする。そして、復路テス
トでは、その前後の時刻tb(−1)、tb(0)、t
b(1)、tb(2)、tb(3)のタイミングでイン
ク滴を吐出するものとする。これらの処理も、タイマ5
8から得られる時刻の情報に基づいてシステムコントロ
ーラ54が行う。それぞれのタイミングでのノズルn0
の位置は、Pb(−1)、Pb(0)、Pb(1)、P
b(2)、Pb(3)とする。これらの位置も、各時刻
のエンコーダ29の測定値によって得られる。
【0052】図10に示すように、時刻tb(1)のタ
イミングで吐出した複数のインク滴(図10においては
8個)が検出された場合には、最後の検出パルスの中央
の時刻を「インク滴がレーザ光Lを通過した時刻」とす
る。この時刻を、tbpとする。なお、ここでは、工場
の出荷段階における標準的な調整状態を定めるテストと
対応させて、往路テストにおいては最初のパルスの中央
の時刻を検出時刻とし、復路テストにおいては最後のパ
ルスの中央の時刻を検出時刻とした。しかし、インク滴
の検出時刻は、標準的な調整状態を定めるテストと同じ
定め方であれば、他の定め方となることもある。例え
ば、標準的な調整状態を定めるテストにおいて、最初に
検出パルスが立ち上がった時刻と最後の検出パルスがな
くなった時刻の中間の時刻を「インク滴の検出時刻」と
したのであれば、往路テスト、復路テストにおいても、
同様に、最初にパルスが立ち上がった時刻と最後のパル
スがなくなった時刻の中間の時刻を「インク滴の検出時
刻」とすることが好ましい。
【0053】なお、復路テストは、復路テスト部54b
(図5参照)によって実行される。また、第1実施例で
は、往路テストを行った後、復路テストを行うこととし
たが、往路テストと復路テストはいずれを先に行っても
よい。
【0054】レーザ光Lがインク滴によって遮られた時
刻をtbpが得られれば、レーザ光Lを横切ったインク
滴がノズルn0から吐出された時刻tb(1)は、以下
の式で表される。
【0055】 tb(1)=tbp−HL/Vk ・・・(4)
【0056】図1からも分かるように、先の主走査の往
路テストにおいて、時刻tf(2)にノズルがいた位置
Pf(2)と、主走査の復路における吐出テストにおい
て、時刻tb(1)にノズルがいた位置Pb(1)が、
主走査の往路と復路において実際にレーザ光Lに向けて
インク滴を吐出できる位置である。
【0057】図1から分かるように、標準的な調整状態
のままでは、往路と復路でレーザ光Lを狙って吐出した
インク滴(tf(0)とtb(0)で吐出したインク
滴)は、実際にはレーザ光Lを通過しない。したがっ
て、次のように吐出タイミングを調整する。すなわち、
往路においては、インク滴の吐出タイミングを時刻tf
(0)からtf(2)まで遅らせる。復路については、
時刻tb(0)からtb(1)まで遅らせる。そうすれ
ば、往路と復路でレーザ光を狙って吐出したインク滴
が、実際にレーザ光Lを通過する。よって、往路におけ
るインク滴吐出タイミングの調整量Δta1と復路にお
ける調整量Δta2は、以下の式で求められる。
【0058】 Δta1=tf(2)−tf(0) ・・・(5)
【0059】 Δta2=tb(1)−tb(0) ・・・(6)
【0060】なお、tf(2)、tb(1)は、式
(1’),(4)から得られる。すなわち、式(5),
(6)は、以下の形に書き直すことができる。
【0061】 Δta1=tfp−HL/Vk−tf(0) ・・・(5’)
【0062】 Δta2=tbp−HL/Vk−tb(0) ・・・(6’)
【0063】なお、上記の調整量Δta1、Δta2
は、いずれも吐出タイミングを遅らせる方向を「正」と
する。式(5’),(6’)によれば、往路テストと復
路テストにおける測定値tfp、tbp、設計値HL、
Vk、工場出荷時のドット形成位置ずれの標準的な調整
状態から得られる計算値tf(0)、tb(0)に基づ
いて、調整値Δta1、Δta2を定めることができ
る。
【0064】これらの調整値は時間を基準としたもので
あるが、位置を基準とする調整値は、以下の式で表され
る。ΔPa1は往路における吐出位置の調整量であり、
ΔPa2は復路における吐出位置の調整量である。いず
れも、キャリッジ28の進行方向にずらす向きを「正」
としている。
【0065】 ΔPa1=Pf(2)−Pf(0) ・・・(7)
【0066】 ΔPa2=Pb(1)−Pb(0) ・・・(8)
【0067】Pf(2)は、時刻tf(2)の印刷ヘッ
ドの位置の測定値として得ることができ、Pb(1)
は、時刻tb(1)の印刷ヘッドの位置の測定値として
得ることができる。したがって、式(7),(8)によ
れば、往路テストと復路テストにおける測定値Pf
(2)、Pb(1)、工場出荷時のドット形成位置ずれ
の標準的な調整状態から得られる計算値Pf(0)、P
b(0)に基づいて、調整値ΔPa1、ΔPa2を定め
ることができる。
【0068】また、往路と復路のいずれか一方において
のみ、吐出タイミングの調整が可能である場合は、次の
ように考えることができる。すなわち、双方向印刷の往
路と復路において、同一地点にインク滴を着弾させるた
めには、位置Pf(2)と位置Pb(1)との間の距離
D1(図1参照)だけキャリッジ28の進行方向とは反
対の向きに吐出位置をずらして、インク滴を吐出させれ
ばよい。このようにすれば、往路と復路でそれぞれ吐出
されたインク滴は、かならずしも当初狙った位置に着弾
するわけではないが、同一位置に着弾することになる。
すなわち、同一位置にインク滴を着弾させるためには、
主走査の往路と復路の両方において、インク滴の吐出位
置を着弾位置からずらして、そのずらし量の合計をD1
としてもよいし、往路と復路の一方で、インク滴の吐出
位置を他方の吐出位置に対してずらし量D1だけずらし
てもよい。
【0069】標準的な調整状態からの調整値を決定する
際にも、先に式(5’)、(6’)、(7)、(8)で
求めた往路と復路それぞれにおける調整を、往路と復路
のいずれか一方ですべておこなうものとして、調整値を
決定してもよい。往路と復路のいずれか一方においての
み、吐出タイミングの調整が可能である場合は、吐出タ
イミングの調整値Δtaeは以下の式で表される。
【0070】 Δtae=Δta1+Δta2 ・・・(9)
【0071】Δtaeは、Δta1とΔta2のみから
求めることができる。このため、Δta1、Δta2と
同様、往路テストと復路テストにおける測定値tfp、
tbp、設計値HL、Vk、工場出荷時のドット形成位
置ずれの標準的な調整状態から得られる計算値tf
(0)、tb(0)に基づいて定めることができる。な
お、式(9)は、式(5’),(6’)を用いて以下の
形にすることができる。
【0072】 Δtae=tfp−tf(0)+tbp−tb(0)−2HL/Vk ・・ ・(9’)
【0073】また、往路と復路のいずれか一方において
のみ、吐出タイミングの調整が可能である場合の、吐出
位置の調整値ΔPaeは(ΔPa1+ΔPa2)で求め
ることができる。この調整値ΔPaeは、(7)、
(8)式より、以下の式で表すことができる。
【0074】 ΔPae=Pf(2)−Pf(0)+Pb(1)−Pb(0)・・・(10 )
【0075】調整値ΔPaeは、ΔPa1、ΔPa2と
同様、往路テストと復路テストにおける測定値Pf
(2)、Pb(1)、工場出荷時のドット形成位置ずれ
の標準的な調整状態から得られる計算値Pf(0)、P
b(0)に基づいて定めることができる。
【0076】以上に説明したようにしてインク滴の吐出
タイミングの調整値、吐出位置の調整値を定めれば、ユ
ーザの目視によらず、印刷装置が単独で自動的に調整値
を定めることができる。なお、このような調整値の計算
は、調整値決定部54c(図5参照)によって実行され
る。なお、あらかじめ定められているHL,Vk,tf
(0),tb(0),Pf(0),Pb(0)は、PR
OM57に格納されており、調整値の計算をする際にシ
ステムコントローラ54によって取り出される。すなわ
ち、PROM57が特許請求の範囲にいう「メモリ」に
相当する。tfp,tbpなどの測定値および測定値か
ら計算で得られる値は、メインメモリ56に格納され、
調整値の計算に使用される。なお、tf(0),tb
(0),Pf(0),Pb(0)の値は、PROM57
にあらかじめ記憶しておくのではなく、検査のたびに計
算して得ることとしてもよい。
【0077】また、第1実施例では、往路テストおよび
復路テストにおいて一定速度でキャリッジ28を移動さ
せているため、容易に調整値を求めることができる。
【0078】図11は、ノズル列中の各ノズルの着弾位
置のずれdxを示すグラフである。図11においては、
ノズル列中の各ノズルの着弾位置のずれの一例を実線で
示し、他の例を一点鎖線で示す。図11に示すように、
一般に、中央近辺を含む比較的多数のノズルは、着弾位
置のずれdxが比較的少なく、ノズル列の端の部分のノ
ズルは大きいという傾向がある。本実施例では、調整値
を定めるための吐出テストに使用するノズルは、ノズル
列の中央に位置するノズルn0である。このため、ノズ
ル列の多数のノズルと傾向を同じくするノズルを使用し
て、インク滴の吐出タイミングの調整値を定めることが
できる。よって、多数のノズルに対して適切な調整値を
定めることができ、印刷結果の品質を高めることができ
る。
【0079】なお、ノズル列の中央のノズルn0以外の
他のノズルを使用して、吐出テストを行うこととしても
よい。着弾位置のずれ量がノズル列の全ノズルのずれ量
の平均値dmに近いと思われるノズルn1を使用して吐
出テストを行えば、ノズル列全体のインク滴着弾位置の
ずれの平均dmを小さくすることができる。
【0080】また、本実施例では、位置ずれ調整テスト
に使用するノズルは、ノズル列の中央に位置するノズル
n0であるため、レーザ光Lの光軸がノズル列に対して
所定の角度を有している場合にも、主走査の往路におけ
るノズルとレーザ光と光軸の関係と、主走査の復路にお
けるノズルn0とレーザ光Lと光軸の関係とは、対称で
あると考えることができる。よって、容易に調整値を定
めることができる。
【0081】第1実施例では、インク滴を吐出させなが
らキャリッジ28を動かして、往路テストおよび復路テ
ストを行っている。このため、レーザ光Lを通過するイ
ンク滴を吐出したキャリッジ位置およびそのインク滴の
吐出時刻を、短時間で特定することができる。また、第
1実施例では、往路テストと復路テストにおいて、一定
速度でキャリッジ28を搬送している。このため、容易
に調整値を定めることができる。そして、第1実施例で
は、ノズルn0から一定の周期でインク滴を吐出させて
いる。よって、この点からも容易に調整値を定めること
ができる。
【0082】また、本実施例では、複数のインク滴が受
光部40bによって検出された場合には、往路テストに
おいては、最初のパルスに基づいて検出時刻tfpを定
め、復路テストにおいては、最後のパルスに基づいて検
出時刻tbpを定めている。このため、往路と復路にお
けるインク滴の着弾位置を正確に一致させるような調整
値を決定することができる。なお、往路テストにおい
て、最後のパルスに基づいて検出時刻tfpを定め、復
路テストにおいて、最初のパルスに基づいて検出時刻t
bpを定めることとしてもよい。すなわち、複数のイン
ク滴が受光部40bによって検出された場合に、往路テ
ストにおいて、最後のパルスと最後のパルスのうちの一
方に基づいて検出時刻tfpを定め、復路テストにおい
て、他方のパルスに基づいて検出時刻tbpを定めるこ
ととすればよい。
【0083】B−5.復路におけるインク滴吐出タイミ
ングの調整:図12は、第1実施例における双方向印刷
時のずれ補正に関連する主要な構成を示すブロック図で
ある。プリンタ20内のPROM57には、調整値格納
領域202が設けられている。調整値格納領域202に
は、上記の手順で定められた好ましい調整値が格納され
ている。なお、第1実施例では、復路においてのみイン
ク滴の吐出タイミングの調整を行うものとし、調整値格
納領域202に格納されてる調整値は、式(9’)にし
たがって定められるΔtaeであるものとする。
【0084】プリンタ20内のメインメモリ56には、
双方向印刷時の位置ずれを補正するための位置ずれ補正
実行部210としての機能を有するコンピュータプログ
ラムが格納されている。この位置ずれ補正実行部210
は、調整値格納領域202から調整値を取り出す。そし
て、調整値に基づいてヘッドの記録タイミングを指示す
るための信号をヘッド駆動ドライバ66に供給する。
【0085】ヘッド駆動ドライバ66は、3つのアクチ
ュエータチップ91〜93に同一の駆動信号を供給して
おり、位置ずれ補正実行部210から与えられた記録タ
イミング(すなわち遅延量設定値Δtae)に応じて復
路のインク滴の吐出タイミングを調整する。これによっ
て、復路において、6組のノズル列のドット記録位置が
共通する補正量で調整される。
【0086】C.第2実施例:第1実施例では、往路テ
ストと復路テストにおけるレーザ光Lの通過時刻tf
p、tbpからそれぞれのインク滴を通過した時刻tf
(2)、tb(1)を求め(図1参照)、調整値Δta
1、Δta2、ΔPa1、Pa2を求めた。しかし、他
の方法で調整値を求めてもよい。例えば、往路テストに
おけるレーザ光Lの通過時刻tfpのキャリッジ28の
位置Pf(p)を求める。一方、ドット形成位置ずれの
標準的な調整状態のもとで、時刻tfpにおけるキャリ
ッジ28の予定位置をPfr(p)とする。この場合、
以下の式で調整値ΔPa1を求めてもよい。
【0087】 ΔPa1=Pf(p)−Pfr(p) ・・・(11)
【0088】同様にして、ΔPa2およびΔPaeも、
以下の式で求めることができる。ここで、Pb(p)
は、復路テストにおけるレーザ光Lの通過時刻tbpの
キャリッジ28の位置であり、Pbr(p)は、標準的
な調整状態に基づいて計算した時刻tbpにおけるキャ
リッジ28の予定位置である。
【0089】 ΔPa2=Pb(p)−Pbr(p) ・・・(12)
【0090】 ΔPae=Pf(p)−Pfr(p)+Pb(p)−Pbr(p) ・・・( 13)
【0091】なお、上記の各式は、キャリッジ28の進
行方向にインク滴吐出位置をずらす向きを「正」として
いる。また、Δta1、Δta2、Δtaeについて
は、以下の式で求めることができる。なお、Vcは往路
テスト及び復路テストにおけるキャリッジ28の移動の
速さである。また、各式は、インク滴の吐出タイミング
を遅らせる向きを「正」としている。
【0092】 Δta1=(Pf(p)−Pfr(p))/Vc ・・・(14)
【0093】 Δta2=(Pb(p)−Pbr(p))/Vc ・・・(15)
【0094】 Δtae=(Pf(p)−Pfr(p)+Pb(p)−Pbr(p))/Vc ・・・(16)
【0095】このような態様としても、調整値を適切に
定めることができる。
【0096】D.第3実施例:図13は、第3実施例に
おける印刷時のずれ補正に関連する主要な構成を示すブ
ロック図である。このブロック図の構成は、ヘッド駆動
回路およびアクチュエータチップの構成以外は、図12
のブロック図と同じである。第3実施例の印刷装置は、
各アクチュエータチップについて独立のヘッド駆動ドラ
イバ66a〜66cを有している。このため、ブラック
と濃シアンのインク滴の吐出タイミング、淡シアンと濃
マゼンタのインクのインク滴の吐出タイミング、淡マゼ
ンタとイエロの吐出タイミングを、それぞれ独立に調整
することができる。このような印刷装置においては、図
1、図8に示す往路テストと復路テストを各アクチュエ
ータチップが駆動するノズル列ごとに行うことが好まし
い。このような態様とすれば、印刷結果の品質をより高
めることができる。
【0097】E.第4実施例:第1実施例では、レーザ
光Lの高さはプラテン上に配された印刷用紙Pの高さと
同じであるものとした。しかし、第4実施例では、両者
の高さは異なっている。他の点は第1実施例と同様であ
る。
【0098】図14は、第4実施例において実施する往
路テストと復路テストを示す説明図である。第4実施例
における印刷用紙Paと印刷ヘッド36の下面との距離
をHPとする。図14では、印刷用紙Paの位置を一点
鎖線で仮想的に示している。また、印刷用紙Paの高さ
において、主走査方向についてレーザ光Lの副走査方向
の中央部Lpに相当する位置をLpaとして示してい
る。
【0099】往路において吐出タイミングtf(2)で
インク滴を吐出し、復路において吐出タイミングtb
(1)でインク滴を吐出すれば、各インク滴はレーザ光
Lの中央部Lpを通過する。しかし、図14から分かる
ように、それらのインク滴は、印刷用紙Paの高さにお
いては同一地点を通過しない。往路において、印刷用紙
Paの高さにおける地点Lpaにインク滴を着弾させる
には、時刻tf(2)よりも早めにインク滴を吐出しな
ければならない。インク滴が高さPを通過してから、高
さPaに到達するまでの時間Δt2は、以下の式で表さ
れる。なお、HPは、PROM57に格納されている。
【0100】 Δt2=(HP−HL)/Vk ・・・(21)
【0101】よって、往路における吐出タイミングの調
整値Δta3は、以下の式で定められる。
【0102】 Δta3=Δta1−Δt2 ・・・(22)
【0103】式(22)は、式(5’)、(21)を用
いて以下のような形にすることができる。
【0104】 Δta3=tfp−HP/Vk−tf(0) ・・・(22’)
【0105】同様に、復路における吐出タイミングの調
整値Δta4は、以下の式で定められる。
【0106】 Δta4=tbp−HP/Vk−tb(0) ・・・(23)
【0107】印刷用紙Paと印刷ヘッド36の下面との
距離HPは、印刷ヘッドの下面とプラテン間の距離、お
よび印刷用紙の厚みから求めることができる。よって、
式(22’)、(23)によれば、往路テストと復路テ
ストにおける測定値tfp、tbp、設計値Vk、工場
出荷時のドット形成位置ずれの標準的な調整状態から得
られる計算値tf(0)、tb(0)、設計値に基づい
て得られるHPに基づいて、調整値Δta3、Δta4
を定めることができる。
【0108】往路と復路のいずれか一方においてのみ、
吐出タイミングの調整が可能である場合は、吐出タイミ
ングの調整値Δtafは、(Δta3+Δta4)で得
られるので、以下の式で表すことができる。
【0109】 Δtaf=tfp−tf(0)+tbp−tb(0)−2HP/Vk ・・ ・(24)
【0110】また、往路の吐出位置の調整値ΔPa3
は、(ΔPa1−Δt2×Vc)で得られる。なお、V
cは、主走査の際にキャリッジ28が搬送される速度で
ある。この実施例では、キャリッジ28が印刷用紙Pに
対して搬送されるが、主走査において、印刷用紙Pがキ
ャリッジ28に対して搬送される態様においては、主走
査における印刷用紙Pの搬送速度である。すなわち、V
cは、主走査における印刷ヘッドと印刷媒体との相対速
度である。一方、復路の吐出位置の調整値ΔPa4は、
(ΔPa2−Δt2×Vc)で得られる。よって、調整
値ΔPa3、ΔPa4は、以下の式で表される。
【0111】 ΔPa3=(Pf(2)−Pf(0))−Δt2×Vc =(Pf(2)−Pf(0))−(HP−HL)×Vc/Vk ・ ・・(25)
【0112】 ΔPa4=(Pb(1)−Pb(0))−Δt2×Vc =(Pb(1)−Pb(0))−(HP−HL)×Vc/Vk ・ ・・(26)
【0113】そして、往路と復路のいずれか一方におい
てのみ、吐出タイミングの調整をする場合の吐出位置の
調整値ΔPafは、(ΔPa3+ΔPa4)で得られる
ので、以下の式で表される。
【0114】 ΔPaf=(Pf(2)−Pf(0)+Pb(1)−Pb(0))−(HP −HL)×2Vc/Vk ・・・(27)
【0115】なお、HP=HLである場合には、式(2
2’)は式(5’)と一致し、式(23)は式(6’)
と一致し、式(24)は式(9’)と一致する。同様
に、HP=HLである場合には、式(25)は式(7)
と一致し、式(26)は式(8)と一致し、式(27)
は式(10)と一致する。
【0116】このようにしてインク滴の吐出タイミング
の調整値、吐出位置の調整値を定めれば、ノズルとレー
ザ光Lの距離HLと、ノズルと印刷用紙Paの距離HP
が異なっている場合にも、適切な調整値を定めることが
できる。また、印刷用紙の種類によって印刷用紙の厚さ
が異なる場合に、あらかじめ印刷用紙の種類に応じて複
数種類のHPをPROM57に記憶しておけば、印刷用
紙の種類(厚み)に応じた調整値を定めることができ
る。
【0117】また、第2実施例のように、キャリッジ2
8の位置を測定するものとして、ΔPa3、ΔPa4、
ΔPafを、以下のようにして求めることもできる。
【0118】 ΔPa3=(Pf(p)−Pfr(p))−(HP−HL)×Vc/Vk ・ ・・(28)
【0119】 ΔPa4=(Pb(p)−Pbr(p))−(HP−HL)×Vc/Vk ・ ・・(29)
【0120】 ΔPaf=(Pf(p)−Pfr(p)+Pb(p)−Pbr(p))−(H P−HL)×2Vc/Vk ・・・(30)
【0121】なお、HP=HLである場合には、式(2
8)は式(11)と一致し、式(29)は式(12)と
一致し、式(30)は式(13)と一致する。このよう
にしてインク滴の吐出タイミングの調整値、吐出位置の
調整値を定めても、ノズルとレーザ光Lの距離HLと、
ノズルと印刷用紙Paの距離HPが異なっている場合に
も、適切な調整値を定めることができる。
【0122】F.変形例:なお、この発明は上記の実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様において実施することが
可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0123】F−1.変形例1:実施例では、単一色の
インクを吐出するノズル群は、列状に並んだノズルから
なるノズル列であるものとしたが、ノズルの配置はこれ
に限られるものではない。すなわち、インクを吐出する
ノズルの集合であればどのようなものでもよい。
【0124】F−2.変形例2:実施例では、復路のイ
ンク滴の吐出タイミングまたはインク滴を吐出するとき
のキャリッジの位置を調整することによって位置ずれを
補正していたが、往路のインク滴の吐出タイミング等を
調整することによって位置ずれを補正するようにしても
よい。また、往路と復路の両方のインク滴の吐出タイミ
ングを調整することによって位置ずれを補正するように
してもよい。すなわち、一般には、往路と復路の記録位
置の少なくとも一方を調整することによって位置ずれを
補正するようにすればよい。
【0125】F−3.変形例3:上記各実施例では、イ
ンクジェットプリンタについて説明したが、本発明はイ
ンクジェットプリンタに限らず、一般に、印刷ヘッドを
用いて印刷を行う種々の印刷装置に適用可能である。ま
た、本発明は、インク滴を吐出する方法や装置に限ら
ず、他の手段でドットを記録する方法や装置にも適用可
能である。
【0126】F−4.変形例4:上記各実施例におい
て、ハードウェアによって実現されていた構成の一部を
ソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソ
フトウェアによって実現されていた構成の一部をハード
ウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図5に
示した各ドライバの一部の機能をソフトウェアによって
実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】調整値を決定するための往路テストと復路テス
トの説明図。
【図2】本発明の一実施例としてのカラーインクジェッ
トプリンタ20の主要な構成を示す概略斜視図。
【図3】印刷ヘッド36を下面側から見た図。
【図4】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック
図。
【図5】システムコントローラ54と各ドライバの関係
を示すブロック図。
【図6】双方向印刷時の位置ずれを示す説明図。
【図7】調整値を決定するための手続きを示すフローチ
ャート。
【図8】調整値を決定するための往路テストと復路テス
トの説明図。
【図9】廃インク受け46上を一定速度でキャリッジ2
8を移動させる際の、キャリッジの速度変化を示すグラ
フ。
【図10】受光部40bの出力信号Voutを示すグラ
フ。
【図11】ノズル列中の各ノズルの着弾位置のずれdx
を示すグラフ。
【図12】第1実施例における双方向印刷時のずれ補正
に関連する主要な構成を示すブロック図。
【図13】第3実施例における印刷時のずれ補正に関連
する主要な構成を示すブロック図。
【図14】第4実施例において実施する往路テストと復
路テストを示す説明図。
【符号の説明】
20…カラーインクジェットプリンタ 22…用紙スタッカ 24…紙送りローラ 26…プラテン板 28…キャリッジ 29…エンコーダ 30…キャリッジモータ 31…紙送りモータ 32…牽引ベルト 33…符号板 34…ガイドレール 36…印刷ヘッド 40…検査部 40a…発光部 40b…受光部 50…受信バッファメモリ 52…イメージバッファ 54…システムコントローラ 54a…往路テスト部 54b…復路テスト部 54c…決定部 56…メインメモリ 57…PROM 61…主走査駆動ドライバ 62…副走査駆動ドライバ 63…検査部ドライバ 65…キャリッジ位置検出ドライバ 66…ヘッド駆動ドライバ 91〜93…アクチュエータチップ 100…ホストコンピュータ 200…クリーニング機構 202…格納領域 210…ヘッドキャップ 210…補正実行部 CD…濃シアンインクノズル群 CL…淡シアンインクノズル群 CVk…合成速度ベクトル D1…往路と復路でインク滴を同一位置に着弾させるた
めのずらし量 HL…印刷ヘッドの下面とレーザ光Lの距離 HP…印刷用紙と印刷ヘッドの下面との距離 KD…ブラックインクノズル群 L…レーザ光 Lp…レーザ光の副走査方向についての中央部 Lpa…レーザ光の中央部を印刷用紙上に投射した地点 MD…濃マゼンタインクノズル群 ML…淡マゼンタインクノズル群 MS…主走査方向 P,Pa…印刷用紙 Pb(i)…復路テスト時のキャリッジの位置 Pf(i)…往路テスト時のキャリッジの位置 SS…副走査方向 V…キャリッジの搬送の速さ Vc…キャリッジの搬送の速さ Vk…インク滴の吐出の速さ Vout…受光素子の出力信号 YD…イエロインクノズル群 dm…インク滴の着弾位置のずれの平均 n…ノズル N…ノズル列中のノズルの総数 n0…ノズル列の中央のノズル n1…インク滴の着弾位置のずれ量がノズル列の各ノズ
ルのズレ量の平均と思われるノズル tb…復路テストにおけるインク滴の吐出タイミング
(吐出時刻) tbp…インク滴がレーザ光を横切った通過時刻 tf…往路テストにおけるインク滴の吐出タイミング
(吐出時刻) tfp…インク滴がレーザ光を横切った通過時刻 x…主走査方向のキャリッジの位置 Δt2…インク滴がレーザ光の高さから印刷用紙表面の
高さまで飛翔するのにかかる時間 Δta1…往路におけるインク滴吐出タイミングの調整
量 Δta2…復路におけるインク滴吐出タイミングの調整
量 Δtae…往路または復路におけるインク滴吐出タイミ
ングの調整量

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルを備えた印刷ヘッドを有する印刷
    装置を用いて、前記印刷ヘッドと印刷媒体との少なくと
    も一方を移動させる主走査を双方向に行いつつ、前記印
    刷媒体上にインク滴を着弾させてドットを形成すること
    により印刷を行う際の、主走査方向のドット形成位置ず
    れを減少させるための調整値を定める方法であって、
    (a)前記ノズルから吐出されるインク滴の通過を光学
    的に検出するための検査部を準備する工程と、(b)前
    記印刷ヘッドを主走査の往路の向きに移動させつつ前記
    ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部によって前
    記インク滴を検出する往路テストを実行する工程と、
    (c)前記印刷ヘッドを主走査の復路の向きに移動させ
    つつ前記ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部に
    よって前記インク滴を検出する復路テストを実行する工
    程と、(d)前記往路テストと前記復路テストの結果を
    もとに前記調整値を定める工程と、を備える調整値決定
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(b)は、前記検査部が前記インク滴を検知し
    た時刻tfpを測定する工程を備え、 前記工程(c)は、前記検査部が前記インク滴を検知し
    た時刻tbpを測定する工程を備え、 前記工程(d)で、前記時刻tfpおよび前記時刻tb
    pを用いて前記調整値を決定する調整値決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(d)は、 前記ドット形成位置ずれの標準的な調整状態のもとで前
    記往路テストにおいて前記検査部によって検出されるは
    ずのインク滴の吐出時刻tf0と、 前記標準的な調整状態のもとで前記復路テストにおいて
    前記検査部によって検出されるはずのインク滴の吐出時
    刻tb0と、 前記時刻tfpと、 前記時刻tbpと、 前記ノズルが前記印刷媒体と向かい合う位置にあるとき
    の前記ノズルと前記印刷媒体の表面との距離HPと、 前記検査部の検出位置に最も近づいたときの前記ノズル
    と前記検出位置とを結ぶ方向についての、前記インク滴
    の速度成分Vkと、に基づいて、前記調整値を計算する
    工程を備える、調整値決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(b)は、前記検査部が前記インク滴を検知し
    た時刻tfpにおける前記ノズルの位置Pfpを測定す
    る工程を備え、 前記工程(c)は、前記検査部が前記インク滴を検知し
    た時刻tbpにおける前記ノズルの位置Pbpを測定す
    る工程を備え、 前記工程(d)で、前記位置Pfpおよび前記位置Pb
    pを用いて前記調整値を決定する調整値決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の調整値決定方法であっ
    て、 前記工程(d)は、 前記ドット形成位置ずれの標準的な調整状態のもとで前
    記往路テストにおいて前記検査部によって検出されるは
    ずのインク滴を前記ノズルが吐出する位置Pf0と、 前記標準的な調整状態のもとで前記復路テストにおいて
    前記検査部によって検出されるはずのインク滴を前記ノ
    ズルが吐出する位置Pb0と、 前記位置Pfpと、 前記位置Pbpと、 前記ノズルが前記印刷媒体と向かい合う位置にあるとき
    の前記ノズルと前記印刷媒体の表面との距離HPと、 前記ノズルと前記検査部の検出位置との最短距離HL
    と、 前記検出位置に最も近づいたときの前記ノズルと前記検
    出位置とを結ぶ方向についての、前記インク滴の速度成
    分Vkと、 前記主走査における前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との
    相対速度Vcと、に基づいて、前記調整値を計算する工
    程を備える、調整値決定方法。
  6. 【請求項6】 ノズルからインク滴を吐出することによ
    って印刷を行う印刷装置であって、 インク滴を吐出するノズルを備えた印刷ヘッドと、 前記ノズルから吐出されるインク滴の通過を光学的に検
    出するための検査部と、 前記ノズルを駆動してインク滴の吐出を行わせるヘッド
    駆動部と、 前記検査部に対して前記印刷ヘッドを相対的に送る主走
    査を行う主走査駆動部と、 タイマと、 前記各部を制御するための制御部と、を備え、 前記制御部は、 前記印刷ヘッドを主走査の往路の向きに移動させつつ前
    記ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部によって
    前記インク滴を検出する往路テストを実行する往路テス
    ト部と、 前記印刷ヘッドを主走査の復路の向きに移動させつつ前
    記ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部によって
    前記インク滴を検出する復路テストを実行する復路テス
    ト部と、 前記往路テストと前記復路テストの結果をもとに前記調
    整値を定める調整値決定部と、を備える印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の印刷装置であって、 前記往路テスト部は、前記検査部が前記インク滴を検知
    した時刻tfpを測定し、 前記復路テスト部は、前記検査部が前記インク滴を検知
    した時刻tbpを測定し、 前記調整値決定部は、前記時刻tfpおよび前記時刻t
    bpを用いて前記調整値を決定する印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の印刷装置であって、さら
    に、 前記ドット形成位置ずれの標準的な調整状態のもとで前
    記往路テストにおいて前記検査部によって検出されるは
    ずのインク滴の吐出時刻tf0と、前記標準的な調整状
    態のもとで前記復路テストにおいて前記検査部によって
    検出されるはずのインク滴の吐出時刻tb0と、前記ノ
    ズルが印刷媒体と向かい合う位置にあるときの前記ノズ
    ルと前記印刷媒体の表面との距離HPと、前記検査部の
    検出位置に最も近づいたときの前記ノズルと前記検出位
    置とを結ぶ方向についての、前記インク滴の速度成分V
    kと、を格納するメモリを備える、印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の印刷装置であって、さら
    に、 前記主走査の際の前記印刷ヘッドの位置を検出する位置
    センサを備え、 前記往路テスト部は、前記検査部が前記インク滴を検知
    した時刻tfpにおける前記ノズルの位置Pfpを測定
    し、 前記復路テスト部は、前記検査部が前記インク滴を検知
    した時刻tbpにおける前記ノズルの位置Pbpを測定
    し、 前記調整値決定部は、前記位置Pfpおよび前記位置P
    bpを用いて前記調整値を決定する印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印刷装置であって、さ
    らに、 前記ドット形成位置ずれの標準的な調整状態のもとで前
    記往路テストにおいて前記検査部によって検出されるは
    ずのインク滴を前記ノズルが吐出する位置Pf0と、前
    記標準的な調整状態のもとで前記復路テストにおいて前
    記検査部によって検出されるはずのインク滴を前記ノズ
    ルが吐出する位置Pb0と、前記ノズルが前記印刷媒体
    と向かい合う位置にあるときの前記ノズルと前記印刷媒
    体の表面との距離HPと、前記ノズルと前記検査部の検
    出位置との最短距離HLと、前記検出位置に最も近づい
    たときの前記ノズルと前記検出位置とを結ぶ方向につい
    ての、前記インク滴の速度成分Vkと、前記主走査にお
    ける前記印刷ヘッドと前記印刷媒体との相対速度Vc
    と、を格納するメモリを備える、印刷装置。
  11. 【請求項11】 ノズルを備えた印刷ヘッドを有する印
    刷装置を備えたコンピュータに、前記印刷ヘッドと印刷
    媒体との少なくとも一方を移動させる主走査を双方向に
    行いつつ、前記印刷媒体上にインク滴を着弾させてドッ
    トを形成することにより印刷を行う際の、主走査方向の
    ドット形成位置ずれを減少させるための調整値を決定さ
    せるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記印刷ヘッドを主走査の往路の向きに移動させつつ前
    記ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部によって
    前記インク滴を検出する往路テストを実行させる往路テ
    ストプログラムと、 前記印刷ヘッドを主走査の復路の向きに移動させつつ前
    記ノズルからインク滴を吐出させ、前記検査部によって
    前記インク滴を検出する復路テストを実行させる復路テ
    ストプログラムと、 前記往路テストと前記復路テストの結果をもとに前記調
    整値を決定させる調整値決定プログラムと、を備えるコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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