JP2002361685A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2002361685A
JP2002361685A JP2001173505A JP2001173505A JP2002361685A JP 2002361685 A JP2002361685 A JP 2002361685A JP 2001173505 A JP2001173505 A JP 2001173505A JP 2001173505 A JP2001173505 A JP 2001173505A JP 2002361685 A JP2002361685 A JP 2002361685A
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valve
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sprue
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Kazue Okamoto
和重 岡本
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Daikyo Nishikawa Corp
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Nishikawa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形された成形品を脱型する際に、該成
形品に射出ノズル先端の溶融樹脂が付着して流出する糸
引き現象を防止する。 【解決手段】 加熱シリンダ11に連通する樹脂通路1
5と、該樹脂通路15に連通するスプルー16とが形成
された射出ノズル本体20に回転弁26を設け、該回転
弁26に樹脂通路15とスプルー16とに連通する弁通
路28を形成する。該弁通路28の上流側端部が下側に
位置するように回転弁26を約90゜回転させて両通路
15、16を遮断する閉状態としたときに、その上流側
端部を射出ノズル本体20の外部へ連通させるように該
射出ノズル本体20の下部に孔部29を設ける。キャビ
ティ5内の樹脂の冷却工程開始後に、回転弁26を閉状
態とし、射出ノズル本体20の上部に配設した押出装置
32によって弁通路28内で固化した樹脂を外部へ排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品を成形
する射出成形装置に関し、特に、成形品を脱型するとき
に発生する糸引き現象を防止する構造の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に、射出成形装置によっ
て樹脂成形品を成形する際には、まず、成形装置の加熱
シリンダ内において射出スクリュを回転させながら後退
させ、同時に新しい材料を供給し溶融させて、1回の射
出量を計量する。計量が終わると、射出スクリュを前進
させ、溶融状態の樹脂材料を加熱シリンダ内からスプル
ーを介してキャビティ内に射出して充填する。その後、
キャビティ内の溶融樹脂を冷却する冷却工程を行い、樹
脂が固まった後に型開きして、成形品を脱型する。
【0003】ところで、成形品の脱型時には、成形装置
において比較的温度が低下しにくい射出ノズル近傍の樹
脂が溶融状態のままとなっていて、成形品と一体に成形
されたスプルーに対応する部分に付着して糸状になって
出てくる糸引き現象が発生することがある。こうなる
と、糸状の溶融樹脂が成形型及び成形品に付着してしま
い、この樹脂を成形型から除去するのに時間がかかると
ともに、成形品が不良となる場合があるなどの問題があ
る。
【0004】そこで、この糸引き現象を抑制する射出成
形装置として、例えば、特開平11−198181号公
報に開示されるように、射出ノズルの中心部にその軸線
方向に沿うように軸部材を配設して、射出ノズル近傍に
おいても最も固化しにくい中心部の樹脂が脱型時の成形
品から直接的に引張力を受けることを防止することによ
って、糸引き現象を抑制するようにしたものがある。
【0005】また、例えば、特開2000−11777
6号公報には、射出ノズルでの樹脂詰まりを防止するた
めに該射出ノズルの中間部分にヒータを設けた際に、そ
の熱の影響によって冷却工程完了後においても射出ノズ
ル近傍の樹脂が溶融状態のままとなってしまうことに対
して、射出ノズルの先端部分にヒータの熱が伝わりにく
いような構造とすることが示されている。すなわち、ノ
ズルの先端部分とヒータとの間にノズルの外周を取り囲
むように所定深さの溝部を形成し、ノズルの構成部材を
介して熱が直接的に伝導することを抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記2
つの従来の射出成形装置においては、脱型時においても
射出ノズルの先端部分とその上流側の射出スクリュとの
間が連通しているので、上流側の溶融樹脂が射出ノズル
の先端部分へ流れるように移動しやすく、糸引き現象を
十分に抑制することができなかった。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、成形型のキャビティと
連通するスプルーへ溶融樹脂を供給する射出ノズル本体
の構造に工夫を凝らし、脱型時の糸引き現象を防止する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、射出ノズル本体の樹脂通路
とスプルーとを連通状態又は遮断状態とする回転弁を設
けて、成形型のキャビティに充填した樹脂材料の冷却工
程の開始以降に樹脂通路とスプルーとを遮断するように
した。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、成形型
のキャビティに連通したスプルーに溶融樹脂を供給する
樹脂通路が形成された射出ノズル本体を備える射出成形
装置を前提とし、前記スプルー近傍の射出ノズル本体に
は、内部に弁通路を有し、駆動装置によって回転され
て、前記樹脂通路とスプルーとを連通する開状態と、両
者を遮断する閉状態とに切り換えられる回転弁を設け、
前記射出ノズル本体には、前記回転弁が閉状態のとき
に、弁通路の一端を射出ノズル本体の外部へ連通させる
孔部を形成し、前記成形型のキャビティに充填した溶融
樹脂を冷却する冷却工程の開始以降に、前記駆動装置に
よって回転弁が閉状態とされたとき、該回転弁の弁通路
内で固化した樹脂を該弁通路の他端側から前記孔部に押
し出す押出装置を設ける構成とする。
【0010】前記の構成により、回転弁が駆動装置によ
って開状態となるように回転駆動されると、射出ノズル
本体の樹脂通路とスプルーとが連通して樹脂材料を成形
型のキャビティへ射出充填することができるようにな
る。一方、回転弁が閉状態となるように回転駆動される
と、樹脂通路とスプルーとが遮断されて、樹脂通路側か
らの溶融樹脂の流出がなくなり、このことで、糸引き現
象を防止できる。また、このとき弁通路の一端が射出ノ
ズル本体の孔部から外部に連通し、押出装置により該弁
通路内で固化した樹脂材料が排出されるため、この弁通
路内で固化した樹脂が詰まることもない。つまり、この
発明では、成形サイクルを円滑に行いつつ糸引き現象を
防止して、成形工程の効率化と成形不良の防止とを両立
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の実施形態に係る射出成形
装置、及びこの射出成形装置に取り付けられた成形型の
概略図を示し、1が射出成形装置、2が成形型である。
成形型2は、射出成形装置1に固定される固定型3とこ
の固定型3に対して進退移動する移動型4とからなり、
これら固定型3及び移動型4を型締めした状態で、両者
間に樹脂材料の充填されるキャビティ5が形成されるよ
うになっている。また、成形型2には、キャビティ5に
臨むように開口したゲート6と、このゲート6に連通す
るとともに後述する射出成形装置1のスプルーに連通す
るランナ7とが形成されている。
【0013】一方、射出成形装置1は、1回の成形サイ
クルに用いる樹脂材料を溶融及び計量し、これを射出ス
クリュ10により押し出して、前記成形型2のキャビテ
ィ5に射出し充填するものである。すなわち、この射出
成形装置1には、円筒状の加熱シリンダ11内に射出ス
クリュ10が同軸に位置するように設けられており、該
加熱シリンダ11の上流側(図の左側)には新しい樹脂
材料を供給するためのホッパ12が設けられている。ま
た、前記射出スクリュ10の上流側端部には、該射出ス
クリュ10と同軸に位置して上流側へ突出するようにロ
ッド13が一体に設けられている。さらに、該ロッド1
3は図示しない駆動モータ及び進退駆動装置に連結さ
れ、樹脂材料の計量工程では、ロッド13は回転しなが
ら後退し、また射出工程では、回転されることなく前進
するようになっている。
【0014】また、加熱シリンダ11の外周部には、長
さ方向の略中央部から下流端部まで、該加熱シリンダ1
1の外周部を覆うように複数の円筒状の加熱ヒータ1
4,14,14が互いに所定の間隔を空けて配設されて
いる。一方、前記加熱シリンダ11の下流側の端部は、
下流側ほど縮径するテーパ状に形成され、該下流側端部
の中央部分には、その軸線方向に延びるとともに加熱シ
リンダ11の上流側の内径よりも小径とされた樹脂通路
15と、この樹脂通路15と同軸上でその下流側端部に
接続されるスプルー16とが形成された略円筒状の射出
ノズル本体20が設けられている。該射出ノズル本体2
0は、前記樹脂通路15が形成された上流側本体部21
と、該上流側本体部21とは別体とされていて前記スプ
ルー16が形成された下流側本体部22とからなる。
【0015】前記上流側本体部21の下流側端面には樹
脂通路15の下流端部が開口し、この開口が上流側より
も小径とされるとともに、該開口の外周部には円筒状に
突出した突出部23が形成されている。さらに、この突
出部23の周囲には、その周囲を取り囲むように円盤状
のシール部材24が嵌め込まれている。一方、下流側本
体部22は、全体が前記固定型3の内部に挿入されるよ
うに配設されており、その上流側端面には、前記上流側
本体部21の突出部23と嵌合する凹部25が形成され
ていて、上流側本体部21と下流側本体部22とが密に
接合されるようになっている。
【0016】前記スプルー16は、上流側端部が樹脂通
路15の下流側端部の内径と略同径とされ、そこから下
流側の部分は下流側ほど大きな内径を有するテーパ状に
形成されていて、該下流側端部が成形型2のランナ7に
接続されるようになっている。
【0017】前記スプルー16近傍の上流側本体部21
には、前記樹脂通路15と直交する方向で略水平に延び
るとともに、該樹脂通路15よりも大径な円柱状の回転
弁26が設けられていて、この回転弁26は油圧シリン
ダ27(駆動装置)によってその軸線周りに回転駆動さ
れるように、上流側本体部21に支持されている。該油
圧シリンダ27は、そのシリンダ側が前記上流側本体部
21の側部において回転弁26よりも上流側で軸支され
る一方、ロッド側はシリンダ内に後退した状態で回転弁
26の下部に軸支されている。
【0018】また、前記回転弁26の内部には、その軸
線と交差して径方向に貫通する弁通路28が形成され、
前記油圧シリンダ27のロッドが後退した状態で弁通路
28が上流側の樹脂通路15とスプルー16とを連通さ
せる開状態となる。この弁通路28の上流側端部は、樹
脂通路15の上流側と略同径とされていて、そこから下
流側の部分は、下流側ほど縮径するテーパ状とされ、下
流側端部は樹脂通路15の下流側端部と略同径とされて
いる。
【0019】一方、前記の開状態から前記油圧シリンダ
27のロッドを進出させて、回転弁26を約90゜回転
させると、該回転弁26により樹脂通路15とスプルー
16とが遮断される閉状態となる。
【0020】前記射出ノズル本体20の下部には、前記
回転弁26を閉状態として弁通路28の上流側端部を下
側に位置させたとき、その上流側端部から弁通路28を
射出ノズル本体20の外部へ連通させるように、孔部2
9が形成されている。この孔部29は、前記閉状態の弁
通路28と同軸上に位置し、上端部が弁通路28の上流
側端部と一致するように該上流側端部と略同径とされて
いて、そこから下側の部分は、下側ほど若干、大径とさ
れた緩いテーパ状に形成され、下流側端部は射出ノズル
本体20の下面に開口されている。
【0021】また、前記射出ノズル本体20において、
前記回転弁26を挟んで下側の孔部29と上下に対向す
る部位には、該回転弁26の弁通路28の下流側端部と
略同径の上側孔部30が形成されている。この上側孔部
30は、前記下側孔部29と同様に回転弁26を閉状態
としたときに弁通路28と同軸上に位置し、かつ該弁通
路28をその下流側端部から射出ノズル本体20の外部
へ連通させる。そして、前記上側孔部30の上部には、
詳細は後述するが、弁通路28内で固化した樹脂を前記
下側孔部29から外部に排出するための押出装置32が
設けられていて、この押出装置32は、前記上側孔部3
0に挿入されるピン部33と、このピン部33の上端側
を支持してその軸線方向に移動させる移動機構34とか
らなる。ピン部33は、移動機構34によってその下端
部が上側孔部30内に位置付けられる上側位置と、回転
弁26が閉状態とされているときに上側位置から下方向
に移動されて弁通路28内に突出するように位置付けら
れる下側位置とのいずれかに移動される。
【0022】次に、前記射出成形装置1を用いて樹脂成
形品を得る工程について、図2〜4を参照しながら説明
する。
【0023】まず、前記移動型4を進出させて固定型3
及び移動型4を型締めして、前記回転弁26を開状態と
した後、駆動モータによって射出スクリュ10を回転さ
せるとともに前記進退駆動装置によって射出スクリュ1
0を後退させて、計量工程を開始する。この計量工程で
は、前記ホッパ12内の粒状の樹脂材料が加熱シリンダ
11内に落下して該加熱シリンダ11の下流側へと圧送
されていき、前記加熱シリンダ11の各ヒータ14によ
る加熱と射出スクリュ10の回転に伴う樹脂材料の剪断
力により発生する熱とにより次第に該樹脂材料が溶融し
ていく。
【0024】前記溶融状態となった樹脂材料は、射出ス
クリュ10の下流側に溜まっていき、同時に前記進退駆
動装置によって射出スクリュ10が上流側へ徐々に移動
していく。そして、該射出スクリュ10が所定の位置に
達したところで前記駆動モータ及び進退駆動装置を停止
させて計量工程を完了する。
【0025】その後、射出工程に移行して、前記進退駆
動装置により射出スクリュ10を下流側へ向かって前進
させて、前記加熱シリンダ11内の下流側に溜まった溶
融樹脂材料をキャビティ5に射出する。このときに、図
2に示すように、加熱シリンダ11内の溶融樹脂は、前
記射出ノズル本体20の樹脂通路15から弁通路28を
経てスプルー16に流れ、そこからさらに成形型2のラ
ンナ7に圧送されて、ゲート6を介してキャビティ5に
流入する。この射出工程が完了すると、キャビティ5の
隅々まで樹脂材料を行き渡らせるために、射出スクリュ
10をさらに前進させて充填工程を行う。この充填工程
が完了すると、樹脂材料の圧力状態を維持する保圧工程
を開始する。すなわち、キャビティ5からの溶融樹脂の
逆流を防止し、また、冷却によって収縮した分量をキャ
ビティ5に補充して成形品の欠陥を防ぐようにしてい
る。
【0026】次いで、溶融樹脂を冷却する冷却工程が開
始されると、図3に示すように、前記油圧シリンダ27
のロッドを進出させて回転弁26を閉状態とし、樹脂通
路15及びスプルー16を遮断するとともに、弁通路2
8の上流側端部を射出ノズル本体20の下側孔部29と
連通させる。そして、図4に示すように、前記押出装置
32のピン部33を前記下側位置まで移動させ、弁通路
28内で固化した樹脂をその上端部から押圧して前記下
側孔部29を介して射出ノズル本体20の外部に排出す
る。尚、ここで、固化した樹脂というのは、その内部ま
で完全に固化した状態が好ましいが、少なくとも外部が
固化していれば、内部は完全に固化していなくてもよ
い。
【0027】そして、成形型2内の溶融樹脂が十分に冷
却されて固化すると、移動型4を後退させることによっ
て成形型2を型開きする。このとき、ゲート6、ランナ
7、及びスプルー16にそれぞれ対応する部分は、キャ
ビティ5内の成形品と一体に成形されているので、該成
形品と一緒にそれらを脱型することになる。この脱型に
よってスプルー16の上流側端部に対応する部分が、射
出ノズル本体20の樹脂通路15の下流側端部から離脱
することになるが、前記の如く回転弁26を閉状態とし
て射出スクリュ10側から溶融樹脂が流れるように移動
することを確実に防止しているので、樹脂通路15の下
流端部からの糸引き現象を防止することができる。
【0028】その後、次の射出工程が開始されるまで
に、前記押出装置32のピン部33を前記上側位置に移
動させ、前記油圧シリンダ27のロッドを後退させて回
転弁26を開状態とする。このようにすれば、前記のよ
うに冷却工程中に回転弁26を閉状態として弁通路28
内の樹脂を排出するようにしていても、そのことによっ
て1回の成形サイクルに要する時間が延長することはな
い。
【0029】したがって、この実施形態に係る射出成形
装置1によると、射出ノズル本体20の樹脂通路15と
スプルー16とを連通又は遮断状態に切り替える回転弁
26を設けて、冷却工程の開始後に該回転弁26を遮断
状態とすることで、成形品の脱型時の糸引き現象を防止
することができる。また、このときに回転弁26の弁通
路28内で固化した樹脂を下側孔部29から外部に排出
するので、弁通路28内の樹脂が次の射出工程で該弁通
路28よりも下流側の樹脂通路15やスプルー16等で
詰まることを防止できる。
【0030】(他の実施形態)尚、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
冷却工程開始後、すぐに回転弁26を閉状態としている
が、これに限らず、成形品の脱型時までに樹脂通路15
とスプルー16とを遮断すればよく、例えば型開き時に
閉状態とするようにしてもよい。
【0031】また、前記実施形態では、スプルー16が
形成された下流側本体部22を上流側本体部21と固定
型3とのいずれとも別体に形成するようにしたが、これ
に限らず、下流側本体部22は上流側本体部21と固定
型3とのいずれか一方と一体に形成するようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る射出成形装置によると、冷却工程の開始以降に、回
転弁によって樹脂通路とスプルーとを遮断することで、
糸引き現象を防止することができるとともに、このとき
に回転弁の弁通路内で固化した樹脂材料を外部に排出す
るようにしたので、次のサイクルの射出工程時に弁通路
内で固化した樹脂が詰まることを防止できる。これらの
ことによって、成形サイクルを円滑に行いつつ糸引き現
象を防止して、成形工程の効率化と成形不良の防止とを
両立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る射出成形装置、及びこ
の射出成形装置に取り付けられた成形型の概略構成を示
す断面図である。
【図2】回転弁の開状態を示す射出ノズル本体の拡大断
面図である。
【図3】回転弁の閉状態を示す図2相当図である。
【図4】回転弁の閉状態において弁通路内の樹脂の排出
を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1 射出成形装置 2 成形型 5 キャビティ 15 樹脂通路 16 スプルー 20 射出ノズル本体 26 回転弁 27 油圧シリンダ(駆動装置) 28 弁通路 29 下側孔部(孔部) 32 押出装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型のキャビティに連通したスプルー
    に溶融樹脂を供給する樹脂通路が形成された射出ノズル
    本体を備える射出成形装置であって、 前記スプルー近傍の射出ノズル本体には、内部に弁通路
    を有し、駆動装置によって回転されて、前記樹脂通路と
    スプルーとを連通する開状態と、両者を遮断する閉状態
    とに切り換えられる回転弁が設けられ、 前記射出ノズル本体には、前記回転弁が閉状態のとき
    に、弁通路の一端を射出ノズル本体の外部へ連通させる
    孔部が形成され、 前記成形型のキャビティに充填した溶融樹脂を冷却する
    冷却工程の開始以降に、前記駆動装置によって回転弁が
    閉状態とされたとき、該回転弁の弁通路内で固化した樹
    脂を該弁通路の他端側から前記孔部に押し出す押出装置
    が設けられていることを特徴とする射出成形装置。
JP2001173505A 2001-06-08 2001-06-08 射出成形装置 Pending JP2002361685A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015199035A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 株式会社デンソー 塗布装置
CN111761787A (zh) * 2020-07-10 2020-10-13 安徽省力天新材料股份有限公司 一种多工位同步注塑装置

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