JP2002361320A - 摩擦押出方法及び該方法に用いるツール - Google Patents

摩擦押出方法及び該方法に用いるツール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出圧力をそれほど高くせずとも、連続的か
つ効率的に大量の摩擦押出加工を行うことができる摩擦
押出方法や該方法に用いるツールを提案する。 【解決手段】 ツール1の先端部2を金属素材(素材板
S)に押圧しながらツール1を回転させることにより金
属素材を摩擦攪拌し、これをツール1に貫通形成された
押出孔3に通すことを特徴とする摩擦押出方法である。
ツール1の先端部2には押出孔3に連通する凹部4が形
成され、凹部4は押出孔3に向かって次第に深くなるよ
うに形成されている。凹部4は、その全部又は一部が、
ツール1の先端部2の外周縁から押出孔3に向かって該
ツール1の回転方向と逆回転方向に収束する渦巻形状で
あることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製押出形材の
押出加工方法及び該方法に用いるツールに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム等の金属製押出形材の押出
加工は、従来より、図5に示すように、ダイス1’と、
ダイス1’の後部に配設されたコンテナ5と、コンテナ
5内のビレットSにその後方より押出力を付与するステ
ム6とを備えた押出加工装置を用いるものが一般的であ
る。そして、コンテナ5内に装填されたビレットSをス
テム6にて後方より押圧してダイス1’に設けた所定形
状の成形隙間3’に通し、所定形状の押出形材Wを得る
ものである。
【0003】ところが、このような押出加工は、コンテ
ナ5内に装填する前に予めビレットSを押出可能な温度
まで加熱しておかなければならないため、作業効率が悪
いという欠点がある。
【0004】この欠点を解消する方法として、図6に示
すように、加熱しない常温の丸ビレットSを円筒形のコ
ンテナ5内に装填し、ステム6をその軸周りに高速回転
させながら丸ビレットSを後方より押圧することによ
り、丸ビレットSとステム6、ダイス1’、コンテナ5
との間で摩擦熱を発生させて金属素材を塑性流動させ、
これをダイス1’の成形隙間3’に通して所定形状の押
出形材Wを得る、という摩擦押出方法が既に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな摩擦押出方法では、ワイヤのような小径の押出形材
を押出加工するときに、次のような問題が発生する。 (1)押出形材Wの断面積が小さくなるほど押出比(ビ
レットSの断面積/押出形材Wの断面積)が大きくなる
ため、高い押出力を付与できる大型の設備を要する。こ
のため、小径の押出形材を製造することが極めて困難で
あり、たとえば小径のワイヤを製造するには、可能な径
の押出形材を押出加工した後、数段階の引抜加工を経て
小径化しなければならない。 (2)押出比を小さくするためにステム6の外径(コン
テナ5の内径)を小さくすると、ビレットSの容積が小
さくなってしまう。したがって、押出加工できる押出形
材Wの長さが短くなってしまうばかりでなく、ビレット
Sを頻繁に装填する手間がかかって生産効率が低くな
る。 (3)押出比を小さくしたままビレットSの容積を保つ
ためには、ビレットSの長さLを大きくしなければなら
ないが、この場合、ステム6の高速回転によりビレット
Sに後方から入力される熱がビレットSの前方にまで充
分に達せず、押出加工できなくなってしまうことがあ
る。 (4)これらの問題は、変形抵抗の高い材料(アルミニ
ウム合金だと5000系合金、7000系合金)を用い
た場合、特に顕著である。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、押出圧力をそれ
ほど高くせずとも、連続的かつ効率的に大量の摩擦押出
加工を行うことができる摩擦押出方法を提案することに
ある。また、このような摩擦押出方法に用いられるツー
ルを提案することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
摩擦押出方法は、ツールの先端部を金属素材に押圧しな
がら該ツールを回転させることにより前記金属素材を摩
擦攪拌し、これを前記ツールに貫通形成された押出孔に
通すことを特徴とする摩擦押出方法である。
【0008】かかる摩擦押出方法は、ツールの先端部を
金属素材に押圧しながら該ツールを回転させることによ
り、押圧面において金属素材に直接的に摩擦熱を発生さ
せて金属素材を塑性流動させ、これをツールに貫通形成
された押出孔に通して、金属素材を押出加工するもので
ある。つまり、図6に示した従来の摩擦押出方法とは逆
に、ビレットに相当する金属素材を固定支持しておき、
これに対して、ダイスに相当するツールを回転押圧する
ものである。このような構成を採用することによって、
金属素材の表面積、断面積、容量等によってツールの先
端部にかかる押出圧力が変わるということがなくなるた
め、連続的に押出形材を大量生産する場合であっても押
出圧力が高くならず、したがって、押出圧力をそれほど
高くせずとも、連続的に大量の摩擦押出加工を行うこと
ができるようになる。また、従来の摩擦押出方法のよう
にビレットの後方で熱を発生させるのではなく、ツール
と金属素材との間で直接的に摩擦熱を発生させる構成で
あるため、必要部位だけに摩擦熱を発生させたエネルギ
ー効率のよい押出加工が可能となる。
【0009】また、本発明の請求項2に係る摩擦押出方
法は、請求項1に記載の摩擦押出方法において、ツール
の先端部に、押出孔に連通する凹部が形成されたことを
特徴とし、本発明の請求項5に係る摩擦押出用ツール
は、先端部を通る押出孔が貫通形成されるとともに、前
記先端部に前記押出孔に連通する凹部が形成されたこと
を特徴とする。
【0010】かかる摩擦押出方法ないし摩擦押出用ツー
ルにおいては、押出孔に連通した凹部がツールの先端部
に形成されているため、摩擦攪拌された金属素材がこの
凹部に溜まってスムーズに押出孔に導入され、エネルギ
ー効率や作業効率が向上する。
【0011】また、本発明の請求項3に係る摩擦押出方
法は、請求項2に記載の摩擦押出方法において、凹部
が、押出孔に向かって次第に深くなるように形成された
ことを特徴とし、本発明の請求項6に係る摩擦押出用ツ
ールは、請求項5に記載の摩擦押出用ツールにおいて、
凹部が、押出孔に向かって次第に深くなるように形成さ
れたことを特徴とする。
【0012】かかる摩擦押出方法ないし摩擦押出用ツー
ルにおいては、ツールの先端部の凹部が押出孔に向かっ
て次第に深くなるように形成されているため、摩擦攪拌
され凹部に溜まった金属素材が押出孔に導入されやすく
なって、エネルギー効率や作業効率がさらに向上する。
【0013】さらに、本発明の請求項4に係る摩擦押出
方法は、請求項2又は請求項3に記載の摩擦押出方法に
おいて、凹部の全部又は一部が、ツールの先端部の外周
縁から押出孔に向かって該ツールの回転方向と逆回転方
向に収束する渦巻形状であることを特徴とし、本発明の
請求項7に係る摩擦押出用ツールは、請求項5又は請求
項6に記載の摩擦押出用ツールにおいて、凹部の全部又
は一部が、該ツールの先端部の外周縁から押出孔に向か
って収束する渦巻形状であることを特徴とする。
【0014】かかる摩擦押出方法ないし摩擦押出用ツー
ルによれば、摩擦攪拌された金属素材がツールの回転方
向と逆回転方向に、ツールの外周縁から押出孔に向かっ
て確実に集められ、エネルギー効率や作業効率が格段に
向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省
略するものとする。
【0016】図1は、本発明に係る摩擦押出方法の一実
施形態を示す斜視図であり、略円柱形のツール1の先端
部2をアルミニウム合金等からなる素材板Sに押し付け
るとともにその中心軸CLまわりに高速回転させながら
素材板Sの表面に沿って移動させていくことにより、素
材板Sの表面素材を摩擦攪拌し、これをツール1の押出
孔3に導入してその後端から連続的に押し出し、アルミ
合金製の断面円形の押出形材W(たとえばワイヤ)を押
出加工するものである。
【0017】図2(a)はツール1の先端部2の平面図
であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図であ
る。これらの図に示すように、押出孔3は断面円形であ
り、その中心軸がツール1の断面中心軸CLと一致する
ように、ツール1の前後方向に貫通形成されている。押
出孔3の断面径は、入口がd1で、そこから次第に小さ
くなってd2となり、さらに奥に進むとd3となる(d2
<d1<d3)。
【0018】また、ツール1の先端部2には、押出孔3
に連通する凹部4が形成されている。この凹部4は、摩
擦攪拌により塑性流動化された素材を溜めてこれをツー
ル1の中心の押出孔3に向かって寄せ集める機能を果た
す。具体的には、この凹部4は、ツール1の先端部2の
外周部に形成された第一凹部4aと、この第一凹部4a
の内側で押出孔3の周囲に形成された第二凹部4cとで
構成されている。ここで、第二凹部4cは第一凹部4a
よりも一段深く形成されている。そして、第一凹部4a
は、ツール1の外周縁から押出孔3に向かって第二凹部
4cに連通するように、ツール1の回転方向と逆回転方
向に収束する渦巻形状となっている。さらに、この第一
凹部4aは、断面視で角度θをもって、押出孔3に向か
って次第に深くなるように傾斜形成されている。このと
きの傾斜角度θは、後述するように5°以上30°未満
の範囲であることが望ましい。
【0019】したがって、ツール1を中心軸CLまわり
に高速回転させつつその先端部2を素材板Sに押圧して
いくと、押圧面における金属素材はツール1の先端部2
の肩部との摩擦熱により溶融温度以下で塑性流動し、こ
れがツール1の外周縁から第一凹部4aに取り込まれ
る。第一凹部4aに取り込まれた金属素材は、第一凹部
4aの押出孔3に向かっての傾斜および押出孔3に向か
って収束する渦巻形状に形成された第一凹部4aを渦巻
方向と逆方向に回転させることにより生ずる押出孔3方
向への求心力によって押出孔3方向に誘導されて、第二
凹部4cに溜まる。第二凹部4cに溜まった金属素材
は、押出孔3に導入され、押出孔3を通過する間に冷却
されて、その後端から径d2のアルミ合金製の押出形材
Wとして押し出される。
【0020】以上のように、ツール1の先端部2を素材
板Sに押圧しながらこれをその中心軸CLまわりに高速
回転させることにより、押圧面における素材板Sの金属
素材を摩擦攪拌し、これをツール1の押出孔3から導出
するという構成を採用すれば、塑性流動させるのに必要
十分な先端部2の面積を有するツール1を用いて押出孔
3の近傍で直接的に素材板Sに摩擦熱を発生させるた
め、従来の摩擦押出方法よりも小さな入熱量でエネルギ
ー効率のよい押出加工が可能となる。また、素材板Sの
表面積、断面積、容量等を増加させてもツール1の先端
部2にかかる押出圧力は変わらないため、ツール1を素
材板Sの表面に沿って連続的に移動させていけば、無限
長(理論的には、素材板Sが消耗され尽くすまで)の押
出形材Wを容易に生産することができる。
【0021】また、本実施形態のような小径の押出形材
W(たとえばワイヤ)の場合、従来の押出加工のみで製
造するのは困難で、可能な径の押出形材を加工した後、
数段階の引抜加工で小径化する必要があったが、本発明
によれば、最終径に近い径まで一度で押出加工でき、引
抜加工は寸法精度を出す目的で用いるのみで済むため、
作業効率が大幅に改善される。
【0022】なお、本発明は、本実施形態に限定され
ず、様々な変更を加えられる。例えば、押出孔3の断面
形は円に限定されず、中空円やその他の任意の断面形と
することが可能であり、しかも押出孔3をツール1の断
面に対して偏心配置することもできる。また、ツール1
の外形は円柱形に限定されず、任意の形状とすることが
できる。さらに、ツール1の回転軸はツール1の断面の
中心軸CLに限らず、押出孔3の断面中心と一致させて
もよいし、そうでなくてもよい。ただし、ツール1の回
転効率の観点や摩擦攪拌された金属素材の押出孔への導
入の容易性といった観点からは、上記実施形態に示すよ
うにツール1の外形を円柱形とし、断面形が円(中空円
でもよい)の押出孔3をツール1の中心に配置するとと
もに、ツール1の回転軸をその断面の中心軸CLと一致
させることが望ましい。なお、ツール1の先端部2の向
きは任意であって下向きに限らず、横向きでも上向きで
もよいことはいうまでもない。
【0023】また、ツール1の先端部2の形状は、図
3、図4に示すように、他にも種々の態様が挙げられ
る。図3(a)に示す凹部4は、肩部2aの傾斜によっ
て形成されたものである(図3(a1)参照)。図3
(b)〜(e)に示す凹部4は、図2に示したツールの
第一凹部4aに相当する部分が渦巻形状になっていない
ものである。これらの例において、図2に示したツール
の第二凹部4cに相当する部分は、図示のようにツール
1の中心軸CLに垂直な平坦面であってもよいし、押出
孔3に向かって次第に深くなるように傾斜形成されてい
てもよい。一方、肩部2aは、図3(b1),(c
1),(d1),(e1)に示すようにツール1の中心
軸CLに垂直な面に対して傾斜形成されていることが望
ましい。
【0024】図4(f),(g)に示す凹部4は、図2
に示したツールの第二凹部4cに相当する部分がなく、
外周縁から押出孔3に向かって収束する渦巻形状の第一
凹部だけで形成されている。これらの例において図2に
示したツールの第一凹部4aに相当する部分は、図4
(f1)、(g1)に示すようにツール1の中心軸CL
に垂直な平坦面であってもよいし、図4(f2)、(g
2)に示すように押出孔3に向かって次第に深くなるよ
うに傾斜形成されていてもよい。
【0025】
【実施例】凹部の傾斜角度θの適正値を求めるべく、θ
を様々に変化させたツールを用いて摩擦押出を行った。
ツールの先端部の形状は、図3(a)に示したパターン
(ツールタイプa)、図4(f)に示したパターン(ツ
ールタイプf)とした。ツールの外径は25mm、押出孔
の径d2は3.2mmとした。また、素材板は板厚10mm
の1100系アルミニウム合金を用いた。ツールの回転
数は890rpmとし、移動速度を200mm/minとした。
結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】ツールタイプaにおいてθ=0、つまり肩
部の傾斜のないツールを用いたときには、摩擦押出によ
る押出形材を得ることができなかった(比較例2)。5
≦θ≦20のときには、内部に欠陥のない押出形材を得
ることができた(実施例1〜3)。θ=30のときに
は、摩擦押出は可能であったが、加工された押出形材の
内部に欠陥がみられた(比較例1)。このことから、傾
斜角度θは5≦θ<30が望ましいことが分かる。ただ
し、実施例4、実施例5から、渦巻形状の凹部を有する
ツール(図4(f),(g)参照)の場合には、θ=0
でも良好な摩擦押出加工が可能であることが分かる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る摩擦押出
方法によれば、金属素材の表面積、断面積、容量等によ
ってツールの先端部にかかる押出圧力が変わるというこ
とがなくなるため、連続的に押出形材を大量生産する場
合であっても押出圧力が高くならず、したがって、押出
圧力をそれほど高くせずとも、連続的に大量の摩擦押出
加工を行うことができるようになる。また、ツールと金
属素材との間で直接的に摩擦熱を発生させる構成である
ため、必要部位だけに摩擦熱を発生させたエネルギー効
率のよい押出加工が可能となる。
【0029】また、請求項2又は請求項5に係る発明に
よれば、摩擦攪拌された金属素材が凹部に溜まってスム
ーズに押出孔に導入され、エネルギー効率や作業効率が
向上する。
【0030】また、請求項3又は請求項6に係る発明に
よれば、摩擦攪拌され凹部に溜まった金属素材が押出孔
に導入されやすくなって、エネルギー効率や作業効率が
さらに向上する。
【0031】また、請求項4又は請求項7に係る発明に
よれば、摩擦攪拌された金属素材がツールの回転方向と
逆回転方向に、ツールの外周縁から押出孔に向かって確
実に集められ、エネルギー効率や作業効率が格段に向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る摩擦押出方法の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】(a)は図1のツールの先端部の平面図であ
り、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】ツールの先端部の他の実施形態を表すための、
ツールの先端部の平面図及び断面図である。
【図4】ツールの先端部の他の実施形態を表すための、
ツールの先端部の平面図及び断面図である。
【図5】従来の押出加工方法を説明する断面図である。
【図6】従来の摩擦押出方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 … ツール 1’ … ダイス 2 … (ツールの)先端部 2a … 肩部 3 … 押出孔 3’ … 成形隙間 4 … 凹部 4a … 第一凹部 4b … 渦巻凸部 4c … 第二凹部 5 … コンテナ 6 … ステム CL … 中心軸 S … 素材板(ビレット) W … 押出形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧田 慎也 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 4E029 AA04 AA06 QA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツールの先端部を金属素材に押圧しなが
    ら該ツールを回転させることにより前記金属素材を摩擦
    攪拌し、これを前記ツールに貫通形成された押出孔に通
    すことを特徴とする摩擦押出方法。
  2. 【請求項2】 前記ツールの先端部に、前記押出孔に連
    通する凹部が形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の摩擦押出方法。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、前記押出孔に向かって次第
    に深くなるように形成されたことを特徴とする請求項2
    に記載の摩擦押出方法。
  4. 【請求項4】 前記凹部の全部又は一部が、前記ツール
    の先端部の外周縁から前記押出孔に向かって該ツールの
    回転方向と逆回転方向に収束する渦巻形状であることを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載の摩擦押出方
    法。
  5. 【請求項5】 先端部を通る押出孔が貫通形成されると
    ともに、前記先端部に前記押出孔に連通する凹部が形成
    されたことを特徴とする摩擦押出用ツール。
  6. 【請求項6】 前記凹部が、前記押出孔に向かって次第
    に深くなるように形成されたことを特徴とする請求項5
    に記載の摩擦押出用ツール。
  7. 【請求項7】 前記凹部の全部又は一部が、該ツールの
    先端部の外周縁から前記押出孔に向かって収束する渦巻
    形状であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の摩擦押出用ツール。
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