JP2002361095A - 光触媒体及びその光触媒体を用いた光触媒脱臭装置並びにその光触媒体を用いた光触媒水純化装置 - Google Patents

光触媒体及びその光触媒体を用いた光触媒脱臭装置並びにその光触媒体を用いた光触媒水純化装置

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JP2002361095A
JP2002361095A JP2001167577A JP2001167577A JP2002361095A JP 2002361095 A JP2002361095 A JP 2002361095A JP 2001167577 A JP2001167577 A JP 2001167577A JP 2001167577 A JP2001167577 A JP 2001167577A JP 2002361095 A JP2002361095 A JP 2002361095A
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Kiyoshi Yoshino
潔 吉野
Yukio Takeda
幸雄 武田
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Iwasaki Denki KK
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Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒による処理効果を高めて、脱臭・有機
物分解等の処理効果を高めることができる光触媒体及び
光触媒脱臭装置並びに光触媒水純化装置を得ることを課
題とする。 【解決手段】 金属表面に光触媒を塗布する前の金属表
面に絶縁皮膜処理を施し、紫外線により生じた光触媒上
の電子が金属側に逃げることがなく、光触媒表面上で電
子の授受を行ない光触媒活性を高めることができる光触
媒体である。また同光触媒体をハニカム構造として、光
触媒脱臭装置と光触媒水純化装置に応用し、脱臭・有機
物分解効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒体の改良及
び光触媒脱臭装置の改良並びに光触媒水純化装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光が照射されると触媒活性を有するよう
になる物質は「光触媒」と呼ばれ、代表的な物質として
酸化チタンが知られている。酸化チタンは波長400nm以
下の紫外線が照射されると表面上で電子の授受が行える
半導体となり表面上で酸化還元反応を行える光触媒活性
を有する物質となる。近年、酸化チタンは光触媒として
多方面に応用され、ガラスやタイルなどの汚れ防止、坑
菌用、空気中の臭いや排ガスを除去する脱臭・排ガス処
理用、水中の微量有機物質を分解除去する水処理用とし
て利用され始めている。酸化チタンの触媒活性の原理
は、光が照射されることにより酸化チタンの表面におい
て酸化還元電位が生じ電子と正孔に分かれ、電子は近傍
にある物質を酸化し、正孔は近傍にある物質を還元する
働きをする。
【0003】酸化チタンそれ自体は微細粒子であるた
め、一般に水溶液やゲル状にして溶かしたものを基質と
なるガラスやタイル、又は不織布等に塗布して使用され
る。酸化チタンの光触媒活性能は、照射される光量と塗
布された面の酸化チタンの密度及び面積に依存する。光
源としては波長400nm以下の紫外線を照射する必要があ
り、光量の少ない段階では光触媒活性は光量に比例して
上昇するが、一定光量以上では活性の上昇は見られない
ことが知られている。一方、酸化チタンの密度について
は塗布層を厚くすれば高くなるが表面全体が酸化チタン
に覆うようになれば、それ以上の活性の上昇は望めな
い。したがって、一定以上の紫外線の光量があり酸化チ
タンが密に塗布された光触媒体にあっては、光触媒の表
面積が光触媒活性を左右する重要な因子となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光触媒に照射する紫外
線源としては、安定的にかつ効果的に光触媒効果を利用
するために人工光が用いられる。人工光源としては波長
400nm以下の紫外線を放射するランプなら何でも有効で
あるが、一般に波長360nm中心の冷陰極ランプや波長320
nm中心のブラックライト、または波長254nm中心の低圧
水銀ランプ(殺菌ランプ)等が利用される。冷陰極ラン
プやブラックライトは光触媒活性に有効であるが殺菌に
有効な波長260nm帯の紫外線をほとんど出さないため殺
菌効果も望む場合は殺菌ランプを利用するのが有利とな
る。しかし、殺菌ランプの放射する紫外線の波長帯は短
波長でエネルギーが高く光触媒を塗布している土台(基
材)自体を酸化還元し劣化させるので、この殺菌ランプ
で使用できる材質は金属やガラス、又はフッ素樹脂製品
などに限定されていた。
【0005】光触媒の酸化能力を活用した装置としては
空気清浄機や脱臭装置がある。空気清浄機等の脱臭に用
される光触媒は、通気性の良く、表面積が広く、軽量
で、しかも劣化の少ない材質が望まれる。そのため、段
ボールのような紙製の基材に二酸化チタンを塗布したも
のや不織布に光触媒を焼結または塗布したものなどが利
用されている。殺菌効果も利用したい等により紫外線源
として殺菌ランプを使用する場合、紙製では光触媒を塗
布した基質であるパルプ繊維が劣化してしまい不都合で
あり、また紙製も不織布製も紫外線に当たる面だけは光
触媒活性があるが、紫外線の当たらない内側等の部分は
紫外線が届かないため光触媒活性は得られず有効な触媒
活性を得ることが難しかった。
【0006】酸化チタンに塗布する基材として金属を使
用できれば、低波長の紫外線による劣化がないため酸化
還元効果と併せて殺菌効果を求める場合は大変有利で利
用価値も高い。しかし、酸化チタンを直接金属表面に塗
布した場合、紫外線が照射され酸化チタン表面に発生し
た電子は電導体である金属側に流れ酸化チタン表面では
電子の授受を行うことが出来なくなり、光触媒活性を示
さなくなる欠点を有していた。また、通気性を持たせる
ため金属を網状にした場合は光触媒表面積が少なくなる
ため効果が下がるという欠点があった。
【0007】また近年、水処理の工程に於いて、水中微
生物の殺菌やウイルスの不活化に紫外線が利用されてき
ているが、水中に微量に存在する環境ホルモンや有機塩
素化合物等を除去する要望も多くなってきている。こう
した物質は活性汚泥法や接触酸化法等の微生物を用いた
浄化法では除去できない物質が多い。水中の微量有機物
質を光触媒を用いて除去する試みはされているが、酸化
チタン粉体、あるいはセラミックスに光触媒を焼結また
は塗布した光触媒体を水中に分散させて使用するため沈
降を防ぐのに絶えず攪拌する必要があり、また、処理後
に水中に拡散した光触媒体を回収する必要があるため大
量の水を処理するのに不適当であった。また、金属網や
不織布に二酸化チタンを被着した光触媒を紫外線ランプ
の間に入れて連続処理する方法も考案されているが、光
触媒活性を高くするため網の目を細かくすると圧損が高
くなり、排水中の細かい固形物が網目を塞ぐ弊害もあっ
た。
【0008】本発明は、上記の欠点を鑑み、これらの欠
点を克服した光触媒体、及び光触媒脱臭装置並びに光触
媒水純化装置を提供するものである。すなわち、紫外線
による長期劣化の少ない基材を用いて、光が内側まで届
く構造体とし、光触媒活性を有する表面積が格段に広
く、圧損が少なく通気性の高い光触媒体の提供、その光
触媒体を用いて紫外線を効率よく照射し脱臭性能を高め
た脱臭装置の提供、並びにその光触媒体を用いて水流に
よる抵抗が少なく水中有機物の連続処理が可能な光触媒
水純化装置の提供を意図したものである。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために次の構成とする。つまり、請求項1に記
載の発明は、金属表面に光触媒を被着してなる光触媒体
において、光触媒を被着する前の金属表面に絶縁皮膜処
理を施して構成してある。
【0010】請求項1に記載の発明によると、紫外線照
射により生じた光触媒上の電子は、絶縁被膜に隔てられ
ているため金属側に逃れることができなくなり、光触媒
表面上で電子の授受を行い近傍にある臭気物質や有機物
質等を分解する光触媒活性を格段に高める効果がある。
【0011】請求項2に記載の発明は、金属表面に光触
媒を被着してなる光触媒体において、光触媒を被着する
前の金属表面に絶縁皮膜処理を施し、かつ、その金属を
ハニカム構造に加工して構成してある。
【0012】請求項2に記載の発明によると、紫外線照
射により生じた光触媒上の電子は、絶縁被膜に隔てられ
ているため金属側に逃れることができなくなり、光触媒
表面上で電子の授受を行い近傍にある臭気物質や有機物
質等を分解する光触媒活性を格段に高める効果があると
ともに、ハニカム構造となる光触媒体は、気体による摩
擦抵抗が少なく圧損を格段に少なくする効果がある。
【0013】請求項3に記載の発明は、ハニカム構造の
アルミニウム表面に光触媒を被着してなる光触媒体にお
いて、光触媒を被着する前のアルミニウム表面にアルマ
イト処理を施して絶縁性を持たせて光触媒体を構成して
ある。
【0014】請求項3に記載の発明によると、アルミニ
ウム表面にアルマイト処理を施したことにより紫外線照
射により生じた光触媒上の電子は、アルミニウム側には
逃れられず、光触媒表面上で電子の授受を行い酸化分解
反応を促進させる効果がある。また、ハニカム構造とし
たことにより、光触媒体は立体構造となるため光触媒の
全表面積が格段に増し、照射される紫外線は光触媒体の
表面のみならず乱反射して内部まで照射され紫外線を有
効に利用でき、また、気体の流れを妨げないため送風量
を増して使用することができ、光触媒に接触する頻度を
高められ臭気物質や有機物質の分解効率も高められる効
果がある。
【0015】請求項4に記載の発明は、ハニカム構造の
アルミニウム表面に光触媒を被着してなる光触媒体にお
いて、光触媒を被着する前のアルミニウム表面にガラス
コーティング処理を施して絶縁性を持たせ、かつ反射率
を向上させて光触媒体を構成してある。
【0016】請求項4に記載の発明によると、アルミニ
ウム表面にガラスコーティング処理を施したことにより
紫外線照射により生じた光触媒上の電子は、アルマイト
処理した場合と同様にアルミニウム側には逃れられず、
光触媒表面上で電子の授受を行い酸化分解反応を促進さ
せる効果がある。また、ハニカム構造は、気体の流れを
妨げないため送風量を増して使用することができ、光触
媒に接触する頻度を高めれば臭気物質や有機物質の分解
効率も高められる効果も有している。また、ガラスコー
ティング処理を施したアルミニウムは光の反射率が高く
なりハニカム構造とした光触媒体の内部の遠方まで紫外
線を乱反射して照射することが可能になるため、さらに
臭気物質や有機物質の分解能力を高くする効果がある。
【0017】請求項5に記載の発明は、ハニカム構造の
アルミニウム表面に酸化チタンを被着してなる光触媒体
において、斜めカットのアルミハニカムを使用して構成
してある。
【0018】請求項5に記載の発明によると、臭気物質
や有機物質を含む気体の流れを斜めカットのハニカムを
通過させることで意図する方向に変えられる効果があ
る。例えば斜め45度カットのアルミハニカム光触媒体
を持ちいた場合、気流と垂直に配置すれば45度方向
に、気流と45度方向に配置すれば90度方向に変える
ことができる。また、斜めカットのハニカムを紫外線ラ
ンプの四方に配置して使用した場合でも気体の流れを妨
げることなく任意の方向に送風することが可能となり光
触媒体の表面積及び紫外線照射面積を増やすことができ
るため光触媒による分解能力を高める効果がある。
【0019】請求項6に記載の発明は、金属表面に光触
媒体を被着してなる請求項1記載の光触媒体と紫外線ラ
ンプを隔てた対極側に吸着能力のあるフィルタを配置し
て構成してある。
【0020】請求項6に記載の発明によると、光触媒脱
臭装置内に高濃度の臭気物質が流入した場合でも、臭気
物質の多くを吸着剤入りフィルタにより補足し、低濃度
環境になったところでは、流入する低濃度の臭気物質並
びに吸着剤から少しづつ放出された臭気物質を後方に配
置された光触媒体によって常に安定的に酸化分解除去す
る機構となるため、流入する臭気物質の濃度変動に関係
なく絶えず安定的に分解除去し無臭化できる効果があ
る。
【0021】請求項7に記載の発明は、ハニカム構造の
アルミニウム表面に光触媒を被着してなる請求項3又は
請求項4記載の光触媒体と紫外線ランプを隔てた対極側
に吸着能力のあるフィルタを配置して構成してある。
【0022】請求項7に記載の発明によると、請求項6
の場合と同様、流入する臭気物質の濃度変動に関係なく
絶えず安定的に分解除去し無臭化できる効果があり、ま
た、光触媒体はハニカム構造であるため通気性に優れ圧
損が少なく、多少空気抵抗のある吸着剤入りフィルタと
組み合わせても送風の妨げを少なくする効果がある。
【0023】請求項8に記載の発明は、水中に配置され
た一定の間隔を隔ててなる紫外線ランプの間に請求項1
乃至請求項4の光触媒体を配置し、紫外線ランプの長手
垂直方向より排水を流して水を純化させて光触媒水純化
装置を構成してある。
【0024】請求項8に記載の発明によると、水道水や
排水中に微量に溶け込んでいる塩素系有機化合物や下水
や河川水中に存在する環境ホルモンなどの有機物質を光
触媒により連続的に無害化できる効果がある。
【0025】
【発明の実施形態】以下本発明を図1及至図8について
説明する。請求項1に記載の本発明は、光触媒を被着す
る前の金属表面に絶縁皮膜処理を施して構成した光触媒
体である。使用する光触媒としては、酸化還元電位が高
くバンドギャップの高い酸化チタン(TiO)が適当
であるが、光活性を有する触媒であれば何でもよく酸化
亜鉛(ZnO)等を用いてもよい。酸化チタンの分子構
造体としては、アナターゼ型、ルチル型、ブロッカイト
型などが使用されるが、被着すべき酸化チタンとしては
活性の強いアナターゼ型およびブロッカイト型が望まし
く、また、被着した際に透明であることが望ましいた
め、溶液中に補助剤としてハイドロキシアパタイトや活
性炭等を含むものはふさわしくない。
【0026】酸化チタンは、波長400nm以下の紫外線が
照射されると表面上に正孔と電子が生じ、正孔は還元作
用を促進し電子は酸化反応を促進させる。酸化チタンに
紫外線が照射されると、酸化チタン表面に接する有機物
質や臭気物質等は酸化され、最終的には水と二酸化炭素
に酸化分解される。光触媒は金属チタンを酸化雰囲気下
で金属表面に蒸着して使用する場合もあるが、通常、酸
化チタンを酸性または中性の水またはアルコール等に溶
かし溶液の状態で、土台(基材)となる金属表面、セラ
ミックス表面または紙などに塗布または焼結して使用さ
れる。酸化チタンを金属表面に直接塗布、または直接塗
布後焼結した場合、層厚にもよるが、酸化チタンと接す
る金属表面との間で導電性が生じ紫外線照射により生じ
た酸化チタン表面の電子が金属側に逃げ、酸化チタン表
面上では臭気物質や有機物質の酸化が行われなくなり触
媒活性は低下する。
【0027】金属表面を絶縁処理する方法としては、ア
ルミニウム表面に水ガラスと呼ばれる珪酸ソーダを燒結
させるガラスコーティング処理、またはアルミニウム表
面に酸化被膜を形成させるアルマイト処理がある。ガラ
スコーティング処理は、二酸化ケイ素とアルカリとを融
解してえられたケイ酸アルカリ塩を濃厚水溶液としたも
のをアルミニウムの表面で乾燥させる技術で照明器具の
反射性率の向上等に利用されている。また、アルマイト
処理は、アルミニウムをシュウ酸、硫酸、クロム酸水溶
液などに浸し、陽極酸化して耐食性酸化被膜をつける方
法で建材や容器などに利用されている。ともにアルミニ
ウム表面の耐食性、絶縁性を極めて高くする技術であ
る。アルミニウムにアルマイト処理を施す場合、アルミ
ニウムの基材にアルマイト処理を施した後に加工してハ
ニカム構造とする必要ある。ハニカム構造にした後アル
マイト処理を施すと電解液に浸したアルミニウムを陽極
酸化する際に導通不良が起こり酸化被膜を形成すること
ができなくなったり、アルミ同士の接着面が剥がれてア
ルミハニカム体が脆くなり使用の際に支障をきたすこと
があるからである。
【0028】逆に、アルミニウム表面にガラスコーティ
ング処理を施す場合は、加工してハニカム構造としたア
ルミニウムにガラスコーティング処理を施す必要ある。
アルミニウムの基材にガラスコーティング処理を施した
後に加工してハニカム構造とすると、加工して伸ばす際
にガラスコーティング被膜が剥がれ導通部分が生じて光
触媒活性に損なうことがあるからである。絶縁性被膜処
理をすると、紫外線照射により酸化チタン表面で生じた
電子は接する導電性の金属と絶縁被膜で隔てられ金属側
に逃れられず、近傍に有る臭気物質等に電子を与えて酸
化分解を促進させる効果を発揮する。
【0029】請求項2に記載の本発明は、図1に示すよ
うに、ハニカム構造の金属表面に絶縁処理を施して構成
してある。例えばアルミニウムやステンレス、銅等で構
成してある。本発明である金属表面に絶縁処理を施して
光触媒を被着してなる光触媒体において、金属の形状を
ハニカム構造とすると更に利用価値の高い光触媒として
使用できる。ハニカム構造とは6角形のコアが無数に集
まってできた構造体を指すが、多角形、四角形、三角
形、あるいは千鳥格子状等のコアでも差し支えない。金
属性のものではアルミニウムでできたアルミハニカムが
ある。アルミハニカムは、軽量な素材であり、通気性、
通水性に優れ、光触媒を被着する表面積を格段に広くす
ることができ、また、透明の酸化チタンを使用すれハニ
カム内部まで光を反射させ届かせる光触媒基材として優
れた性質を有する。
【0030】ハニカムのコアの大きさは、小さい方が表
面積が増すので有効であるが、用途に合わせて空気清浄
機用は1/8または3/16インチ、水純化用であれば1/4〜3/
4インチ程度のものが適当である。ハニカムの厚みは紫
外線が他方の側に僅かに到達できる位の厚みが適当であ
る。また、絶縁処理としてガラスコーティング処理を施
したアルミニウムは光の反射率が高く、ハニカム内部に
入った紫外線を反射して他方向に進ませるため、紫外線
をハニカム内部の遠方まで到達させ、紫外線照射による
影の部分を作らず光触媒活性を有効に引き出させる特長
も有しているため、ハニカムの厚みを更に厚くすること
も可能である。ガラスコーティング処理またはアルマイ
ト処理の層厚は絶縁性を保てる厚さであればどの程度で
も構わないが、アルマイト処理では3マイクロメータ以
上、ガラスコーティング処理では10マイクロメータ程
度の厚さが適当である。
【0031】本発明におけるアルマイト処理及びガラス
コーティング処理を施したアルミハニカムに酸化チタン
を被着した光触媒体の効果例を図7に示す。図7はA4サ
イズ(厚さ10mm)の光触媒体を密閉した1mのアクリ
ルボックスに入れ、臭気物質としてホルムアルデヒドを
ボックス内部で気化させ、送風ファンで循環させて1時
間後に紫外線ランプ(GL15)を照射して臭気物質の濃度
経過を調べたものである。アルマイト処理並びにガラス
コーティング処理を施してなる光触媒体は酸化チタンを
アルミハニカム表面に直接被着した光触媒と比較して格
段に優位な触媒活性を有していることが分かる。
【0032】
【実施例1】図2は本発明の光触媒体を使用して空気清
浄または脱臭に用いる装置に関する実施例であって、紫
外線ランプ2の一端に絶縁性を施したアルミニウム表面
に光触媒を被着した光触媒体1を配置し、他端にも同様
の光触媒体1を配置したことを特長とする装置である。
空気中の臭気物質等3は送風ファン4により外部より装
置内部に送られ装置内部に配置された本発明であるアル
ミハニカム光触媒体1の表面上で酸化分解され無臭化さ
れて装置外に排出される。アルミハニカム光触媒体の広
さは、紫外線ランプ2からの紫外線が均一にまた紫外線
が有効に使用される条件で配置されることが望ましい。
例えば、紫外線ランプに30W低圧水銀ランプ(GL30)
を用いた場合、アルミハニカム光触媒体とランプとは4-
10cm程度の間隔をとる必要がある。
【0033】
【実施例2】図3は本発明の実施例2の光触媒体を用い
た空気清浄用または脱臭に用いる装置に関する改良に関
する実施例であって、紫外線ランプ2の一端に本発明で
ある絶縁性を施したハニカム構造の金属表面に二酸化チ
タンを被着した光触媒体1を配置し、他端に金属表面に
二酸化チタンを被着した光触媒体1並びに吸着剤5を有
する不織布を配置して送風ファン4を装置内部に配置し
たことを特長とする装置である。光触媒による酸化還元
反応は、触媒表面に臭気物質3が接触することにより生
じるため、一度に高濃度の臭気物質3が入ってくると分
解能力を超えた臭気はそのまま排出されることになる。
吸着剤5を臭気物質3の流入側に配置すると、高濃度の
臭気物質3が流入してきたとき臭気物質は一旦吸着剤に
補足される。吸着剤5は、その表面及び内部が多孔質に
なっていて臭気物質を次々と孔に捕捉して最終的にはそ
の周囲条件下で吸着飽和に達する。一旦吸着飽和に達し
た後は、その周囲条件より高濃度の雰囲気になれば臭気
物質3を更に吸収し、低濃度になれば臭気物質を少しづ
つ放出するようになる。つまり、吸着剤5は、臭気物質
濃度の高低を宥め濃度変動をなだらかにする緩衝作用を
有している。
【0034】吸着剤5を通過した後の低濃度になった臭
気物質3を光触媒によって酸化分解するシステムが本発
明である。つまり、高濃度の臭気物質3が入ってきたと
きは、多くの臭気物質を吸着剤5により補足し、低濃度
環境になったところでは、流入する臭気物質並びに吸着
剤5から少しづつ放出された臭気物質3が後方に配置さ
れた光触媒体によって酸化分解除去し常に安定的に無臭
化する機構である。流入する臭気物質3の濃度変動に関
係なく絶えず安定的に分解除去できるシステムにしたも
のである。
【0035】吸着剤5は、活性炭繊維、もしくは粒状活
性炭を不織布に包んだものが適当であるが、シリカゲル
等の無機性の吸着剤でもよい。また、除去したい臭気物
質の性質に合わせて、アンモニアなどの塩基性ガスには
酸添着炭、酢酸等の酸性ガスに塩基性炭を用いた吸着剤
を使用しても差し支えない。また、アルミハニカム光触
媒体を吸着剤表面に配置しない場合や紫外線がアルミハ
ニカムを通過して吸着剤表面に届く場合は、吸着剤不織
布の表面に二酸化チタンを塗布して更に除去効果を高め
る使用法も効果的である。
【0036】
【実施例3】図4は本発明の他の実施例であって、角度
をつけてカットしたアルミハニカム6に二酸化チタンを
被着した光触媒体を紫外線ランプ2に、一定の距離を離
して四方に配置した構造とした空気清浄用または脱臭用
に使用する装置である。斜めにカットされたアルミハニ
カムのコアを送風方向に合わせて配置すれば、紫外線ラ
ンプ2からの紫外線を4面で受けることが可能となり光
触媒の面積を多くとることができる。カット角度はアル
ミハニカム内部に紫外線が入っていくのをあまり妨げな
い程度の角度である必要があり、例えば30度または4
5度程度にして使用する。紫外線ランプ2から出す紫外
線を4面でとらえるので光触媒活性を有効に利用でき、
しかも圧損が少ない脱臭、空気浄化方法となる。
【0037】
【実施例4】図5及び図6は本発明の水純化に関する実
施例であって、水中に配置されたランプ保護管7に入っ
た紫外線ランプ2の間に本発明の光触媒を塗布したアル
ミハニカム1を配置して紫外線ランプの長手方向と垂直
な方向より水流させる本発明の水純化装置である。排水
中に存在する有機物質や窒素化合物等はアルミハニカム
光触媒体を通過する過程で光触媒の酸化作用により分解
され、二酸化炭素や硝酸等にされる。この方法によれば
水道水中に微量に溶け込んできる塩素系有機化合物や下
水や河川水中に存在する環境ホルモンなどの有機物質を
連続的に無害化することが可能となる。本発明における
効果例を図8に示す。65W低圧水銀ランプを用いて、
塩素化合物であるトリクロロエチレン流量2m/hr
における実施例である。流入水濃度10ppmの排水8を2pp
mレベルに連続的に処理が可能であった。
【0038】
【発明の効果】上記した請求項1に記載の発明による
と、金属表面に絶縁皮膜を形成させることにより、金属
表面に光触媒を被着してなる光触媒体の光化学活性を格
段に高めることができる特別な効果がある。
【0039】上記した請求項2に記載の発明によると、
金属表面に絶縁皮膜を形成させることにより、金属表面
に光触媒を被着してなる光触媒体の光化学活性を格段に
高めることができ、かつハニカム構造としたことにより
圧損の少なく利便性の高い特別な効果がある。
【0040】上記した請求項3に記載の発明によると、
アルミニウム表面にアルマイト処理を施し絶縁被膜を形
成させ、かつ、ハニカム構造体とすることにより、圧損
が少なく、表面積が格段に広い光触媒活性を有する脱臭
能力の強い部材を提供することができる特別な効果があ
る。
【0041】上記した請求項4に記載の発明によると、
アルミニウム表面にアルグラス処理を施し絶縁被膜を形
成させ、かつ、ハニカム構造体とすることにより、圧損
が少なく、表面積が格段に広く、しかも紫外線反射効率
の非常に高い光触媒活性を有する脱臭能力の強い部材を
提供することができる特別な効果がある。
【0042】上記した請求項5に記載の発明によると、
光触媒体として斜めカットのハニカム構造体を使用する
ことにより、照射される紫外線を有効に利用できる光触
媒体の配置とすることができる特別な効果がある。
【0043】上記した請求項6に記載の発明によると、
金属表面に光触媒を被着してなる光触媒体と、紫外線ラ
ンプを隔てた対極側に吸着能力のあるフィルタを配置し
て構成したことにより、高濃度の臭気物質が入ってきた
ときでも、流入する臭気物質の濃度変動に関係なく絶え
ず安定的に無臭化できる特別の効果がある。
【0044】上記した請求項7に記載の発明によると、
ハニカム構造のアルミニウム表面に光触媒を被着してな
る光触媒体と、紫外線ランプを隔てた対極側に吸着能力
のあるフィルタを配置して構成したことにより、流入す
る臭気物質の濃度変動に関係なく絶えず安定的に分解除
去し無臭化でき、また、多少空気抵抗のある吸着剤入り
フィルタと組み合わせても送風の妨げを少なくする特別
の効果がある。
【0045】上記した請求項8に記載の発明によると、
水中に配置された一定の間隔を隔ててなる紫外線ランプ
の間に本発明による光触媒体を配置し、紫外線ランプの
長手垂直方向より排水を流して水を純化させて光触媒水
純化装置を構成したことにより、排水中の微量有機化合
物等を連続的に処理し無害化する特別な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光触媒体の実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明に係わる光触媒体を用いた脱臭装置の概
要側面図。
【図3】本発明に係わる光触媒体を用いた別の脱臭装置
の概要側面図。
【図4】斜めカットのアルミハニカムを用いた本発明に
係る光触媒体を用いた脱臭装置の概要側面図。
【図5】本発明に係わる光触媒体を用いた水純化装置の
平面図。
【図6】同じく図5の側面図。
【図7】本発明に係る光触媒脱臭装置におけるホルムア
ルデヒドを含む気体の処理効果を示す図。
【図8】本発明に係る水純化装置におけるトリクロロエ
チレン含有水の連続処理効果を示す図。
【符号の説明】
1 アルミハニカム光触媒体 2 紫外線ランプ 3 臭気物質を含む空気 4 送風ファン 5 吸着剤入りフィルタ 6 角度をつけてカットしたアルミハニカム光触媒体 7 ランプ保護管 8 排水
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/86 C02F 1/32 C02F 1/32 1/72 101 1/72 101 C25D 11/04 304 C25D 11/04 304 B01D 53/36 J H Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 AA10 BB02 CC01 HH05 JJ03 KK08 LL02 MM02 MM05 MM06 NN03 QQ11 4D037 AA02 AA05 AA11 AB14 AB16 BA18 4D048 AA17 AA22 AB03 BA03X BA07X BA39X BA41X BB02 CD05 EA01 4D050 AA02 AA04 AA15 AB19 BB01 BC09 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA04B BA14A BA17 BA48A CA10 CA17 DA06 EA19 EE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属表面に光触媒を被着してなる光触媒体
    において、光触媒を被着する前の金属表面に絶縁皮膜処
    理を施すことを特徴とする光触媒体。
  2. 【請求項2】ハニカム構造の金属表面に光触媒を被着し
    てなる光触媒体において、光触媒を被着する前の金属表
    面に絶縁皮膜処理を施すことを特徴とする請求項1記載
    の光触媒体。
  3. 【請求項3】ハニカム構造のアルミニウム表面に光触媒
    を被着してなる光触媒体において、光触媒を被着する前
    のアルミニウム表面にアルマイト処理を施して絶縁性を
    持たせたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    光触媒体。
  4. 【請求項4】ハニカム構造のアルミニウム表面に光触媒
    を被着してなる光触媒体において、光触媒を被着する前
    のアルミニウム表面にガラスコーテイング処理を施して
    絶縁性を持たせ、かつ反射率を向上させたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の光触媒体。
  5. 【請求項5】ハニカム構造のアルミニウム表面に光触媒
    を被着してなる光触媒体において、斜めカットのアルミ
    ハニカムを使用することを特徴とする請求項3又は請求
    項4記載の光触媒体。
  6. 【請求項6】金属表面に光触媒を被着してなる請求項1
    記載の光触媒体と紫外線ランプを隔てた対極側に吸着能
    力のあるフィルタを配置したことを特徴とする光触媒脱
    臭装置。
  7. 【請求項7】ハニカム構造のアルミニウム表面に光触媒
    を被着してなる請求項3又は請求項4記載の光触媒体と
    紫外線ランプを隔てた対極側に吸着能力のあるフィルタ
    を配置したことを特徴とする光触媒脱臭装置。
  8. 【請求項8】水中に配置された一定の間隔を隔ててなる
    紫外線ランプの間に請求項1乃至請求項4記載の光触媒
    体を配置し、紫外線ランプの長手垂直方向より排水を流
    して水を純化させることを特徴とする光触媒水純化装
    置。
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