JP2002360963A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2002360963A
JP2002360963A JP2001172318A JP2001172318A JP2002360963A JP 2002360963 A JP2002360963 A JP 2002360963A JP 2001172318 A JP2001172318 A JP 2001172318A JP 2001172318 A JP2001172318 A JP 2001172318A JP 2002360963 A JP2002360963 A JP 2002360963A
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transmission
shaft
input
sewing machine
universal joint
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JP2001172318A
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English (en)
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Masayuki Hori
正幸 堀
Mitsuo Hirota
光男 廣田
Masakazu Kuki
正和 九鬼
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製のケーシング1内に、部品をユニ
ット化して装着組み立てするとき、動力伝達の円滑を確
保しながら組み立ての調節を容易にする。 【解決手段】 ミシンモータ2、動力伝達手段5を後部
ケーシング1bの内面に配置固定した後、上機構ユニッ
ト3、下機構ユニット4を固定するとき、上入力軸12
と上伝動軸31との間及び下入力軸21と下伝動軸37
との間を偏心可能な自在継手40にて連結した状態で、
上フレーム11における天秤支え軸17を軸受金具50
を介して後部ケーシング1bの内面に固定し、天秤支え
軸17の周りに回動可能な上フレーム11の姿勢を、固
定プレート51と調節筒ネジ52とにより調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに係り、よ
り詳しくは、動力伝達部の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、通常のミシンでは、ケーシン
グにおけるアーム部内に主軸で駆動される天秤機構や針
棒駆動機構等の上部駆動機構が配置され、上下往復動す
る針棒下端の縫針と対向するベッド部には、下糸が巻回
されたボビンを保持し、上糸を担持した縫針の上下動に
より形成される上糸の糸輪を捕捉する剣先を備えた釜を
回動させるための下部駆動機構が配置されており、他
方、前記ケーシングの支柱部の空間内に配置した駆動モ
ータから、前記アーム部内に横設した主軸にベルト等に
て動力伝達して前記上部駆動機構を作動させる一方、前
記主軸からベルト、プーリ等による分岐機構を介して下
軸に動力伝達し、該下軸から下駆動機構に動力伝達する
ように構成されたものが知られている。
【0003】ところで、最近のミシンでは、前記上部駆
動機構を一つのフレーム内に予め組み込んでユニット化
し、さらに下部駆動機構も一つのフレーム内に組み込ん
でユニット化しておき、これらのユニットを、ミシンの
ケーシング内に組み込むことにより、組み立て作業の省
力化を図ることが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ユ
ニット及びモータからの動力伝達機構をケーシングに取
付けるときの取付け位置及び姿勢の誤差があると、前記
動力伝達機構と各ユニットの入力部との繋ぎ箇所で偏心
や偏角の食い違いが発生し、組み立て時の前記位置及び
姿勢の調整に著しく手間がかかるという問題や、前記食
い違いの箇所を無理に連結したために円滑な作動ができ
なくなったり、部品が破損する等の不都合があった。
【0005】特に、前記の取付け作業において、上部駆
動機構の縫針の針落ち点が下部駆動機構における釜の剣
先の通過位置からずれると、縫針の折損という事故に繋
がるため、上下のユニットの取付けの位置及び姿勢の調
整が面倒であった。
【0006】特に、上下動される縫針により形成される
上糸糸輪を釜の剣先が捕捉し、釜の回転により上糸糸輪
を拡大し、釜に保持されたボビンが前記糸輪を通過する
ことにより上糸と下糸とを交絡させるためには、縫針と
剣先の出会い調節を精密に行うことが必要であり、両者
が離れ過ぎると糸輪捕捉が困難になる一方、近くなりす
ぎると両者が衝突してしまうこととなるからである。
【0007】また、このような本縫い用の釜を備えた下
ユニットだけに限らず、環縫い用のルーパーを備えた下
ユニットの場合でも、上糸糸輪の捕捉のための縫針とル
ーパーとの出会い調節は必要である。上ユニットと下ユ
ニットは、動力伝達機構とのつなぎのための位置調節だ
けでなく、縫針と糸輪捕捉器との出会い調節を行いなが
らケーシングに対して取付け位置を調節しなければなら
ないので、取付けに時間がかかるのである。
【0008】他方、ケーシングが合成樹脂材料にて形成
されたものでは、アルミ合金製ダイカスト等の金属製の
ケーシングに比較して取付け位置(雌ねじ部)等の位置
精度が荒いため、前記ユニットの取付けの位置及び姿勢
の調整作業が不可避になるという問題もあった。
【0009】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
べくなされたものであり、組み立て及び調整作業が容易
となるようなミシンを提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のミシンは、縫針が取付けら
れた針棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手段等を
備えた上機構ユニットと、縫針に担持された針糸の糸輪
を捕捉する糸輪捕捉器を駆動させる下機構ユニットと、
該両機構ユニットに駆動力を伝達する動力伝達手段と
を、ケーシング内に設けてなるミシンにおいて、前記上
機構ユニットと下機構ユニットとのいずれか一方または
双方における入力軸と、前記動力伝達手段における伝動
軸との間を、少なくとも偏心可能な自在継手を介して連
結したことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のミシンにおいて、前記ケーシングが、合成樹脂
製であり、前記上機構ユニット及び下機構ユニットを前
記ケーシングの内部空間内に固定するように構成したも
のである。゛そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1又は請求項2に記載のミシンにおいて、前記自在継手
は、偏心及び偏角可能に構成したものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記自在継
手は、前記伝動軸からその軸線に交差する方向に突設さ
れた伝動側ピンを摺動可能に収容する伝動側摺動部と、
前記入力軸からその軸線に交差する方向に突設された入
力側ピンを摺動可能に収容する入力側摺動部とを有し、
前記伝動側ピンの摺動方向と入力側ピンの摺動方向は、
互いに平行な面内で交差しているように構成したもので
ある。
【0013】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のミシンにおいて、前記伝動側ピンは円筒形の
外周面を有し、伝動側摺動部に摺動可能且つ回動可能に
収納され、入力側ピンは円筒形の外周面を有し、入力側
摺動部に摺動可能且つ回動可能に収納され、前記伝動側
ピンの摺動方向と入力側ピンの摺動方向は、互いに平行
な面内で直交しているように構成したものである。
【0014】他方、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記
自在継手は、一端に球面状頭部を有する伝動軸に、その
軸線と交差する方向に係合ピンを球面状頭部に隣接させ
て突設し、一端に球面状頭部を有する入力軸に、その軸
線と交差する方向に係合ピンを球面状頭部に隣接させて
突設し、その突設方向を前記伝動軸の係合ピンと交差さ
せ、前記伝動軸と入力軸との間に配置する継手体には、
前記各球面状頭部を回動可能に挟持する一対の案内平面
を備えた一対の収納部と、該収納部に隣接した端面側に
て当該収納部の案内面より半径外方向に延び且つ前記各
係合ピンを、継手体の回転方向にのみ拘束するように係
合する一対の係合溝とを備えたものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記自在継
手は、伝動軸に連結した伝動側部材と入力軸に連結した
入力側部材と、その両者間に配置した中継体とからな
り、中継体の表裏両面に互いに交差する方向に延びる突
条または凹溝状の中継係合部を設け、伝動側部材には、
伝動軸の軸線と直交する方向に延びて前記一方の中継係
合部に対して摺動可能に係合する伝動側係合部を設け、
入力側部材には入力軸の軸線と直交する方向に延びて前
記他方の中継係合部に摺動可能に係合する入力側係合部
を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施の
形態について説明する。図1は本発明に係るミシンの機
構部を示す正面図、図2は図1のII−II線矢視で示す左
側面図、図3はケーシングのうち後部ケーシングの正面
図、図4は自在継手の分解斜視図、図5は自在継手の断
面図、図6(a)は上機構ユニットの姿勢調節部の一部
切欠き要部拡大図、図6(b)はケーシング側の取付け
板の図、図7は自在継手の第2実施形態を示す分解斜視
図、図8(a)は自在継手の第3実施形態を示す断面
図、図8(b)は左側面図、図8(c)は右側面図、図
9(a)は自在継手の第4実施形態を示す斜視図、図9
(b)は断面図である。
【0017】本発明に係るミシンは、前部ケーシング1
aと後部ケーシング1bとに分割され、前後両ケーシン
グ1a,1bを合わせた状態で図示しないネジ等により
連結可能なケーシング1内に、ミシンモータ2と、上機
構ユニット3と下機構ユニット4とそれらに動力を伝達
するための動力伝達手段5とを配置する。
【0018】前記前後各ケーシング1a,1bは、例え
ば、ABS樹脂、ポリエチレン系樹脂等の合成樹脂材で
射出成形等により形成されたものである。図3は後部ケ
ーシング1bの正面図であり、図3の右側の支柱部6
と、該支柱部6の上部から左方向に延びるアーム部7
と、支柱部6の下部から前記アーム部7と対向するよう
に左方向に延びるベッド部8とが一体的に形成されてい
る。後部ケーシング1bの内面には、多数の補強リブ9
が縦横に突出形成され、また、前記各部品の取付けネジ
のための雌ねじ部10が所定箇所に設けられている。な
お、前部ケーシング1aは前記後部ケーシング1bと略
対称形状であるので図示省略する。
【0019】図1及び図2に示すように、上機構ユニッ
ト3における金属板製の上フレーム11には、上入力軸
としての主軸12、天秤クランク13、針棒抱き14及
び針棒15、天秤支え軸17や図示しないが天秤等が装
着されている。また、針棒15の下端には縫針16が交
換可能に取付けられている。下機構ユニット4における
金属板製の下フレーム20には、下入力軸としての下軸
21が左右一対の軸受25を介して回転可能に支持さ
れ、該下入力軸21に取付けられたヘリカルギヤ22を
介して釜23の駆動用ヘリカルギヤ24に回転力を伝達
するように構成されている。なお、下機構ユニットとし
て、前記釜に代えて、環縫い用のルーパー等、縫針に担
持された針糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉器を駆動させる
ように構成しても良い。
【0020】ミシンモータ2はネジ30により後部ケー
シング1bの前記支柱部6の内面に固定されている。動
力伝達手段としての上伝動軸31は、支柱部6の上部か
らアーム部7に沿って略水平状に配置され、上伝動軸3
1を回転可能に支持する左右一対(2個)の外周球面状
の自動調心軸受体32、32はアーム部7内の2個の軸
受取付け部33、33にそれぞれ配置され、図示しない
取付け金具を介して固定される。
【0021】前記上伝動軸31の右端には、手動で回転
させる手動プーリ34が固着され、該手動プーリ34が
ケーシング1の右端から突出している。前記手動プーリ
34に隣接させて大プーリ35を上伝動軸31に固定
し、ミシンモータ2の駆動軸2aに取付けられた小プー
リ(図示せず)との間にタイミングベルト36を巻掛け
る。
【0022】前記上伝動軸31の左端と上機構ユニット
3における上入力軸としての主軸12とを後に詳述する
自在継手40を介して連結する一方、前記ベッド部8内
の下機構ユニット4の下入力軸としての下軸21の端部
と自在継手40を介して連結した下伝動軸37は、前記
と同じく2箇所の外周球面状の自動調心軸受体32、3
2及び図示しない取付け金具を介して後部ケーシング1
bに支持されている。この下伝動軸37の右端に設けた
プーリ38と前記上伝動軸31の中途部のプーリ39と
に、前記支柱部6内に配置したタイミングベルト41を
巻掛けてミシンモータ2の駆動力を分岐させる。この構
成が分岐手段である。
【0023】次に、図4及び図5を参照しながら、自在
継手40の構成について説明する。下機構ユニット4の
下入力軸(下軸)21に取付く自在継手40と上機構ユ
ニット3の上入力軸(主軸)12に取付く自在継手40
とは同一構造であるので、代表例として上機構ユニット
3に関して説明する。第1実施形態の自在継手40は、
基本的には筒状の本体42と、該本体42に対して互い
に直交方向に摺動可能に嵌挿した2つの摺動体43とか
ら構成されている。本体42にはその中心軸42aと同
心状に、前記主軸12及び上伝動軸31の直径D1より
大きい直径D2の第1貫通孔44が穿設され、さらに本
体42の側面には、互いに90度位相を異ならせた2つ
の第2貫通孔45、45が穿設されている。この第2貫
通孔45、45には前記各摺動体43、43が本体42
の中心軸と直交平面に沿って摺動可能に嵌挿される。
【0024】本体42の外径に略等しい長さの(若干短
くても良い)前記各摺動体43には、その長手方向中央
部に長手方向と直交する横貫通孔46を穿設し、該横貫
通孔46に前記主軸12及び上伝動軸31の小径の頭部
47を通し、摺動体43の中心軸に沿って設けた孔部4
3aにネジ48を進入させて、前記頭部47のねじ孔4
7aにねじ48を螺合することにより、抜け止め固定す
るものである。その場合、前記ネジ48が前記頭部47
を軸線と直交するように貫通しても良い。また、ネジ4
8の頭部48aが摺動体43の端面より沈み込むように
座ぐり孔49を設けると、本体42の中心軸線42a周
りの回転時において、自在継手40の回転半径があまり
大きくならず、コンパクトにできる。なお、前記頭部4
7の直径が主軸12及び上伝動軸31の直径D1と同一
であっても良い。
【0025】この構成の自在継手40により、本体42
の第2貫通孔45に対して各摺動体43はその中心軸線
の周りに回動可能で、且つ第1貫通孔44の直径D2が
主軸12及び上伝動軸31の直径D1より大であるか
ら、各摺動体22を介して、本体42に対して主軸12
及び/又は上伝動軸31は最大角度θだけ偏角可能とな
る。また、各摺動体43は本体42の第2貫通孔45に
対して、本体42の中心線42aと直交する平面方向に
摺動可能であり、且つ第1貫通孔44の直径D2が主軸
12及び上伝動軸31の直径D1より大であるから、主
軸12と上伝動軸31とがδだけ偏心可能となる。
【0026】この構成において、ミシンを組み立てる場
合、予め、上機構ユニット3及び下機構ユニット4を各
フレーム11、20に所定の必要な部品を装着してユニ
ット化しておく。次いで、後部ケーシング1bの内面に
ミシンモータ2及び動力伝達手段である、自動調心軸受
32、手動プーリ34、大プーリ35、プーリ39タイ
ミングベルト36、41等を装着した上伝動軸31と、
同じく自動調心軸受32、プーリ38を装着した下伝動
軸37とを取付け金具(図示せず)を介して後部ケーシ
ング1bに位置固定する。次いで、下機構ユニット4の
下入力軸(下軸)21と下伝動軸37との間に自在継手
40を介挿してから下フレーム20を複数箇所(実施例
では3箇所)のネジ止めによりベッド部8内の取付け部
に位置固定する。
【0027】他方、上機構ユニット3における上入力軸
(主軸)12と上伝動軸31の左端との間に自在継手4
0を介挿してからアーム部7の内面のうち上側には前記
上フレーム11に枢支された天秤支え軸17の両端を軸
受金具50、50(図1参照)を介して位置固定する。
また、アーム部7の内面のうち下側の2箇所の取付け部
に固定プレート51(図3及び図6(b)参照)がネジ
にて固定され、その固定プレート51のネジ孔51aに
筒状の調節筒ねじ52が螺合され、この調節筒ねじ52
の中心軸に沿って形成された貫通孔を介して支持ネジ5
3が上フレーム11の裏面下部に螺合されている。ここ
で、支持ネジ53の軸径は筒ねじ52の貫通孔の孔径よ
りも小さく設定されている。この後、前部ケーシング1
aを後部ケーシング1bの前に被せて、ネジ等にて連結
し、一応の組み立て作業が終わる。次いで、後述のよう
な調節作業を実行する。
【0028】なお、調節筒ねじ52の外周一端には、ボ
ルトと同様の六角面52aが一体成形されており、ソケ
ットレンチ等の工具により回動操作して調節筒ねじ52
を固定プレート51に対して進退できるように構成され
ている。また、図2に示すように、後部ケーシング1b
の裏面には、前記調節筒ねじ52を回動させるための工
具(図示せず)が通過し得る工具孔54が穿設されてい
る。
【0029】従って、図2に示すように、上フレーム1
1はミシンの側面視において、前記天秤支え軸17の中
心軸線の周りに回動可能であって、後部ケーシング1b
に位置固定された固定プレート51が調節筒ネジ52に
螺合する寸法L(図6(a)に示す)に応じて、上フレ
ーム11の下端が図2において時計方向または半時計方
向に回動した位置で位置決め固定されて、上フレーム1
1の姿勢、つまり釜23の剣先と縫針との出会い距離を
調節できるようになっている。図2では上フレーム11
に装着された針棒15の縦軸線、ひいては下端の縫針1
6がベッド部8における釜22の剣先との出会い距離が
上糸糸輪を捕捉できる好適な位置に針落ちできる姿勢で
ある。
【0030】合成樹脂製のケーシング1の製作誤差や、
上機構ユニット3、下機構ユニット4の各部品精度のば
らつきによる組み付け誤差により、前記上フレーム11
(上機構ユニット3)の取付け位置や姿勢、並びに上伝
動軸31の取付け位置が一定とならないから、前記組み
立て作業後に縫針16がベッド部8における釜23の所
定位置(前記出会い距離が好適となる位置)に針落ちで
きるように、調節筒ネジ52を回し、上フレーム11ひ
いては上機構ユニット3の取付け姿勢を調節するのであ
る。
【0031】このように姿勢調節すると、上入力軸であ
る主軸12が、上伝動軸31に対して偏角したり、偏心
したりするが、前記偏角及び/または偏心を吸収可能な
自在継手40を介して両軸12、31が連結されている
から、前記姿勢調節後のミシンの作動時に、上伝動軸3
1から主軸12への動力伝達が円滑にできるのである。
【0032】なお、前記ベッド部8における下フレーム
20や下伝動軸37の装着時にも、下入力軸21と下伝
動軸37との間で偏角及び/または偏心することがあり
得るので、前記自在継手40を介して両軸21、37を
連結すれば、当該両軸間のこじれ等がなくなり、円滑な
動力伝達を確保することができる。
【0033】自在継手は、以下に示す各種の形態のもの
使用することができる。即ち、図7は、第1実施形態の
ものよりも安価にできる第2実施形態の自在継手60で
あって、中央仕切り板61に対して前方向に一対の第1
フランジ部62a,62bを相対向させて屈曲させ、そ
の両第1フランジ部62a,62bには第1貫通孔6
4、64を穿設し、該第1貫通孔64、64に固定した
第1ピン65は、両第1フランジ部62a,62b間に
おいて前記一方の軸(例えば上入力軸12)が、その軸
線と直交する貫通孔65aを介して回動可能且つ摺動可
能に連結されている。他方、前記中央仕切り板61の背
面側には前記第1フランジ部62a,62bの突出方向
と逆向きであって、且つその屈曲方向が互いに90度異
なる一対の第2フランジ部63a,63bを設け、この
第2フランジ部63a,63bには第2ピン66を前記
第1ピン65と直交する方向に取り付けるための第2貫
通孔67を穿設し、第2ピン67に対して前記他方の軸
(例えば上伝動軸31)をその軸線と直交する貫通孔6
6aを介して回動可能且つ摺動可能に連結するのであ
る。
【0034】第1フランジ部62a,62a間の距離を
前記一方の軸の外径よりも大きくし、第2フランジ部6
3a,63a間の距離を他方の軸の外径よりも大きくす
ることによって、前記一方の軸と他方の軸とが偏角可能
且つ偏心可能に連結された状態で動力伝達することがで
きる。
【0035】図8(a)〜図8(c)に示す自在継手6
8の第3実施形態は、一端(先端)に球面状頭部69b
を備えた伝動軸31(37)に、その軸線と交差(直
交)する方向に係合ピン70bを球面状頭部69bに隣
接させて突設する。同様に、一端(先端)に球面状頭部
69aを備えた入力軸12(21)に、その軸線と交差
(直交)する方向に係合ピン70aを球面状頭部69a
に隣接させて突設する。その場合、係合ピン70aと7
0bとの突出方向は互いに交差(直交)するように設定
する。そして、この入力軸と伝動軸との間に配置する継
手体68は、左右一対の筒状本体71、71の小径側同
士を連結軸72とピン73にて結合したものである。前
記各筒状本体71の内径部には、前記球面状頭部69a
(69b)を回動可能に挟持する一対の案内平面Pを備
えた収納部74が形成され、該収納部74に隣接した端
面側(大径部側)には、前記収納部74の案内面Pより
半径外方向に延び、且つ前記各係合ピン70a(70
b)を継手体(筒状本体69)の回転方向にのみ拘束す
るために、筒状本体71の回転中心線と直交する方向に
延びる直線状の係合溝75、75が形成され、前記各係
合ピン70a(70b)が、係合溝75、75に嵌合さ
れている。なお、継手体68は、前記の大径部を両側に
形成した1つの筒状本体にて構成しても良い。この構成
の自在継手によれば、前記入力軸12(21)(伝動軸
31(37))は筒状本体71の各収納部74内で球面
状頭部69bを中心にして偏角できる結果、図8(a)
に示すように、入力軸12(21)と伝動軸31(3
7)との間で偏心する状態で動力伝達できるのである。
【0036】図9(a)及び図9(b)に示す第4実施
形態の自在継手80は、伝動軸31(37)にビス86
等にて連結した伝動側部材81と、入力軸12(21)
にビス86等にて連結した入力側部材82と、その両者
間に配置した中継体83とからなり、中継体83の表裏
両面に互いに交差する方向に延びる突条または凹溝状の
中継係合部84a(84b)を設け、伝動側部材81に
は、伝動軸31(37)の軸線と直交する方向に延びて
前記一方の中継係合部84aに対して摺動可能に係合す
る伝動側係合部85aを設け、入力側部材82には入力
軸12(21)の軸線と直交する方向に延びて前記他方
の中継係合部84bに摺動可能に係合する入力側係合部
85bを設けたものである。つまり、中継係合部84a
(84b)と伝動側係合部85a(入力側係合部85
b)とは、一方が突条であれば他方が凹溝状の形状とす
れば良い。
【0037】この種の自在継手80によっても、中継体
83の中継係合部84a(84b)と伝動側係合部85
a(入力側係合部85b)との滑り対偶により、入力軸
12(21)と伝動軸31(37)との間で偏心する状
態で動力伝達できる一方、中継係合部84a(84b)
と伝動側係合部85a(入力側係合部85b)との間が
接離可能であるので偏角も可能となるのである。
【0038】本発明は、下駆動機構に下糸用の釜を備え
た本縫いミシンばかりでなく、下駆動機構として、環縫
い用ルーパー等の縫針に担持された針糸の糸輪を捕捉す
る糸輪捕捉器を駆動させる下機構ユニットを備えた各種
のミシンにも適用できることはいうまでもない。
【0039】また、自在継手としては、上機構ユニッ
ト、下機構ユニットの双方に連結する必要はなく、いず
れか一方のみに連結して良い。動力伝達手段としては、
1つのモータの駆動力を分岐して伝達する前述の実施形
態の他に、各ユニット毎にモータを備えるようにするこ
とも可能である。その際には、モータのモータ軸または
モータ軸と連結された回動軸が本発明の伝動軸に相当す
ることになる。
【0040】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1及び請
求項2に記載の発明のミシンは、縫針が取付けられた針
棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手段等を備えた
上機構ユニットと、縫針に担持された針糸の糸輪を捕捉
する糸輪捕捉器を駆動させる下機構ユニットと、該両機
構ユニットに駆動力を伝達する動力伝達手段とを、ケー
シング内に設けてなるミシンにおいて、前記上機構ユニ
ットと下機構ユニットとのいずれか一方または双方にお
ける入力軸と、前記動力伝達手段における伝動軸との間
を、少なくとも偏心可能な自在継手を介して連結したこ
とを特徴とするものである。
【0041】このように、予めユニット化された上機構
や下機構をミシンのケーシングに装着するとき、その取
付け位置や取付け姿勢の誤差があると、各ユニットにお
ける入力軸と動力を伝達する伝動軸との連結箇所で、偏
角等の食い違いが発生し、動力伝達が円滑にできなくな
るが、本発明のように、偏心可能な自在継手を介して入
力軸と伝動軸とを連結すれば、前記動力伝達の円滑性を
確保しつつ、各機構ユニットをケーシングに取付けする
ときの位置(姿勢)調節を簡単に実行でき、ミシンの組
み立て作業が至極容易になるという効果を奏する。
【0042】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のミシンにおいて、前記ケーシングが合成樹脂製
であり、前記上機構ユニット及び下機構ユニットを前記
ケーシングの内部空間内に固定するように構成したもの
である。従って、ケーシングが合成樹脂製であるため
に、その仕上がり形状寸法や取付け位置の誤差が金属製
のケーシングに比して大きくても、また、温度変化によ
り前記形状寸法や取付け位置が変化しても、また、前記
上機構ユニット及び下機構ユニットをケーシング内部に
取付け固定するときに位置調節を実行しても、伝動軸か
ら入力軸への動力伝達を円滑にできるから、ミシンの組
み立て作業が至極容易になるという効果を奏する。
【0043】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1又は請求項2に記載のミシンにおいて、前記自在継手
は、偏心及び偏角可能に構成されていることを特徴とす
るものであるから、前記上機構ユニット及び下機構ユニ
ットの取付け位置(姿勢)の調節の許容範囲が大きくな
り、且つ動力伝達の円滑性も確保できるという効果を奏
するのである。
【0044】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記自在継
手は、前記伝動軸からその軸線に交差する方向に突設さ
れた伝動側ピンを摺動可能に収容する伝動側摺動部と、
前記入力軸からその軸線に交差する方向に突設された入
力側ピンを摺動可能に収容する入力側摺動部とを有し、
前記伝動側ピンの摺動方向と入力側ピンの摺動方向は、
互いに平行な面内で交差しているように構成したもので
ある。この構成によれば、構成部品数を少なくし、コン
パクトな自在継手とすることができるという効果を奏す
る。
【0045】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のミシンにおいて、前記伝動側ピンは円筒形の
外周面を有し、伝動側摺動部に摺動可能且つ回動可能に
収納され、入力側ピンは円筒形の外周面を有し、入力側
摺動部に摺動可能且つ回動可能に収納され、前記伝動側
ピンの摺動方向と入力側ピンの摺動方向は、互いに平行
な面内で直交しているように構成したものである。伝動
側ピン及び入力側ピンは外周面が円筒状であるので、伝
動軸(入力軸)は各ピンの軸線回りに回動可能で、且つ
ピンの軸線方向方向に摺動できるから、請求項4に記載
の発明に記載の効果に加えて、偏心偏角の調整が円滑に
行えるという効果を奏する。
【0046】他方、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記
自在継手は、一端に球面状頭部を有する伝動軸に、その
軸線と交差する方向に係合ピンを球面状頭部に隣接させ
て突設し、一端に球面状頭部を有する入力軸に、その軸
線と交差する方向に係合ピンを球面状頭部に隣接させて
突設し、その突設方向を前記伝動軸の係合ピンと交差さ
せ、前記伝動軸と入力軸との間に配置する継手体には、
前記各球面状頭部を回動可能に挟持する一対の案内平面
を備えた一対の収納部と、該収納部に隣接した端面側に
て当該収納部の案内面より半径外方向に延び且つ前記各
係合ピンを、継手体の回転方向にのみ拘束するように係
合する一対の係合溝とを備えたものである。この自在継
手によれば、球面状頭部の箇所を中心にして伝動軸及び
入力軸が偏角することで、偏心も可能となる。
【0047】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のミシンにおいて、前記自在継
手は、伝動軸に連結した伝動側部材と入力軸に連結した
入力側部材と、その両者間に配置した中継体とからな
り、中継体の表裏両面に互いに交差する方向に延びる突
条または凹溝状の中継係合部を設け、伝動側部材には、
伝動軸の軸線と直交する方向に延びて前記一方の中継係
合部に対して摺動可能に係合する伝動側係合部を設け、
入力側部材には入力軸の軸線と直交する方向に延びて前
記他方の中継係合部に摺動可能に係合する入力側係合部
を設けたものである。この構成の自在継手によれば、中
継体の係合部が伝動側部材及び入力側部材側の係合部と
外れない限りにおいて、伝動軸と入力軸との間隔を離す
ことも可能であるから、構成部品が少ないものでありな
がら偏心及び偏角状態を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するミシンの機構部の正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線矢視側面図である。
【図3】後部ケーシングの内面を示す正面図である。
【図4】自在継手の第1実施形態の分解斜視図である。
【図5】自在継手の第1実施形態の要部断面図である。
【図6】(a)は上機構ユニットの上フレーム姿勢調節
手段の要部断面図、(b)は固定プレートの正面図であ
る。
【図7】自在継手の第2実施形態の分解斜視図である。
【図8】(a)は自在継手の第3実施形態の要部断面
図、(b)は図8(a)の左側面図、(c)は右側面図
である。
【図9】(a)は自在継手の第4実施形態の各部品の斜
視図、(b)は要部断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1b 後部ケーシング 2 ミシンモータ 3 上機構ユニット 4 下機構ユニット 5 動力伝達手段 7 アーム部 8 ベッド部 11 上フレーム 12 上入力軸としての主軸 15 針棒 16 縫針 17 天秤支え軸 20 下フレーム 21 下軸 23 釜 31 上伝動軸 37 下伝動軸 40 自在継手 42 本体 43 摺動体 44 第1貫通孔 45 第2貫通孔 46 横貫通孔 48 ネジ 50 軸受金具 51 固定プレート 52 調節筒ネジ
フロントページの続き (72)発明者 九鬼 正和 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 CE23 CE25 JA16 JA36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針が取付けられた針棒を上下往復動自
    在に支持する針棒支持手段を備えた上機構ユニットと、
    縫針に担持された針糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉器を駆
    動させる下機構ユニットと、該両機構ユニットに駆動力
    を伝達する動力伝達手段とを、ケーシング内に設けてな
    るミシンにおいて、 前記上機構ユニットと下機構ユニットとのいずれか一方
    または双方における入力軸と、前記動力伝達手段におけ
    る伝動軸との間を、少なくとも偏心可能な自在継手を介
    して連結したことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングが、合成樹脂製であり、
    前記上機構ユニット及び下機構ユニットを前記ケーシン
    グの内部空間内に固定するように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記自在継手は、偏心及び偏角可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 前記自在継手は、前記伝動軸からその軸
    線に交差する方向に突設された伝動側ピンを摺動可能に
    収容する伝動側摺動部と、前記入力軸からその軸線に交
    差する方向に突設された入力側ピンを摺動可能に収容す
    る入力側摺動部とを有し、前記伝動側ピンの摺動方向と
    入力側ピンの摺動方向は、互いに平行な面内で交差して
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記伝動側ピンは円筒形の外周面を有
    し、伝動側摺動部に摺動可能且つ回動可能に収納され、
    入力側ピンは円筒形の外周面を有し、入力側摺動部に摺
    動可能且つ回動可能に収納され、前記伝動側ピンの摺動
    方向と入力側ピンの摺動方向は、互いに平行な面内で直
    交していることを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  6. 【請求項6】 前記自在継手は、一端に球面状頭部を有
    する伝動軸に、その軸線と交差する方向に係合ピンを球
    面状頭部に隣接させて突設し、 一端に球面状頭部を有する入力軸に、その軸線と交差す
    る方向に係合ピンを球面状頭部に隣接させて突設し、そ
    の突設方向を前記伝動軸の係合ピンと交差させ、 前記伝動軸と入力軸との間に配置する継手体には、前記
    各球面状頭部を回動可能に挟持する一対の案内平面を備
    えた一対の収納部と、該収納部に隣接した端面側にて当
    該収納部の案内面より半径外方向に延び且つ前記各係合
    ピンを、継手体の回転方向にのみ拘束するように係合す
    る一対の係合溝とを備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のミシン。
  7. 【請求項7】 前記自在継手は、伝動軸に連結した伝動
    側部材と入力軸に連結した入力側部材と、その両者間に
    配置した中継体とからなり、中継体の表裏両面に互いに
    交差する方向に延びる突条または凹溝状の中継係合部を
    設け、伝動側部材には、伝動軸の軸線と直交する方向に
    延びて前記一方の中継係合部に対して摺動可能に係合す
    る伝動側係合部を設け、入力側部材には入力軸の軸線と
    直交する方向に延びて前記他方の中継係合部に摺動可能
    に係合する入力側係合部を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3088592A1 (de) * 2015-04-30 2016-11-02 Dürkopp Adler AG Nähmaschine

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