JP3149843B2 - 刺繍枠送り装置 - Google Patents

刺繍枠送り装置

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JP3149843B2
JP3149843B2 JP08095698A JP8095698A JP3149843B2 JP 3149843 B2 JP3149843 B2 JP 3149843B2 JP 08095698 A JP08095698 A JP 08095698A JP 8095698 A JP8095698 A JP 8095698A JP 3149843 B2 JP3149843 B2 JP 3149843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刺繍枠送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば家庭用ミシンに着脱す
る刺繍枠送り装置が知られている。この種の刺繍枠送り
装置は2軸の案内機構を備えており、与えられたデータ
に基づいて刺繍枠を2軸方向に移動し位置決めする。こ
の刺繍枠送り装置による刺繍枠の移動と、ミシンの縫針
の上下運動とが共に働くことで、刺繍枠に装着した加工
布に所望の刺繍が施される。
【0003】
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の刺繍
枠送り装置は、その構造によって、動作中にガタが発生
やすいものがあり、このようなガタが発生すると、
繍の形が崩れたり騒音を発生したりするといった問題を
招くことがあった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、動作中にガタが発生しに
くい刺繍枠送り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】以下に、本発明
の構成および作用について説明する。以下の説明におい
ては、後で詳述する実施例についての説明で使用する符
号を括弧内に併記しながら、本発明の構成についての説
明を行う。但し、ここで符号を併記するのは、本発明の
構成と実施例の装置との対応関係を明らかにするためで
あり、本発明が実施例の装置のみに限定されないことは
もちろんである。本発明の刺繍枠送り装置は、 本体ケー
ス(24)の内部に配置され、第1案内部材(21,2
3)に支持された状態で該第1案内部材に沿って略水平
に往復移動可能な第1移動体(99,101)を備えて
なる第1移送機構(9)と、前記本体ケースの外部上面
側に配置され、第2案内部材(121)に支持された状
態で該第2案内部材に沿って前記第1移動体の移動方向
とは交差する方向へ略水平に往復移動可能な第2移動体
(165)を備えてなる第2移送機構(11)とを備
え、該第2移送機構が、連結部(95,97)を介して
前記第1移動体に固定された構造になっていて、前記第
1,第2移動体の双方をそれぞれ移動させることによ
り、前記第2移動体に装着された刺繍枠(3)を略水平
面内で移動させる刺繍枠送り装置(1)であって、前記
本体ケースの上面側を上下方向へ貫通し、かつ前記第1
移動体の移動方向へ細長い形状とされた長孔(25)
が、前記本体ケースに形成されていて、該長孔に前記連
結部が通されることにより、該連結部が前記第1移動体
の移動方向へ移動可能に構成され、前記第2移動体を駆
動するための動力を発生させるモータ(125)が、前
記本体ケースの内部で前記第1移動体とともに移動する
箇所に配置されていて、該モータの回転軸(155)
が、前記長孔に通されて前記本体ケースの外部上面側へ
と突出していて、当該モータの回転軸から前記第2移動
体へ動力を伝達する動力伝達機構(151,149,1
47,141,123)が、前記本体ケースの外部に構
成されていることを特徴とする。
【0008】まず、この刺繍枠送り装置(1)は、前提
的な構成として、第1移動体(99,101)を備えて
なる第1移送機構(9)を、本体ケース(24)の内部
に配置し、第2移送機構(11)を本体ケースの外部上
面側に配置し、連結部(95,97)を介して、第2移
送機構を第1移動体に固定した構造を採用している。こ
のような構造を採用すれば、第2移送機構のみが本体ケ
ースの外部に露出し、第1移送機構が本体ケースの内部
に収容されるので、両者が本体ケースの外部に露出する
ものに比べて、外部に露出する可動部が少なくなるのは
自明である。したがって、このような可動部に手や物を
挟み込んでしまう蓋然性が低くなる。また、本体ケース
の上面側には連結部を通すための孔が必要になるが、本
発明の刺繍枠送り装置では、本体ケースに長孔(25)
が形成されていて、この長孔に連結部(95,97)が
通されている。このような長孔を採用すれば、過剰に大
きな孔が形成されている場合に起こる諸問題、例えば、
手や物が本体ケース内部の機構に接触する、ほこり等が
本体ケース内部に侵入する、といった問題を招きにくく
なることは自明である。さらに、この刺繍枠送り装置
(1)においては、第2移動体(165)を駆動するた
めの動力を発生させるモータ(125)が、本体ケース
(24)の内部で前記第1移動体とともに移動する箇所
に配置されている。このような位置にモータを配置すれ
ば、重量物であるモータの配置場所が、装置全体の中で
比較的低い位置になるので、モータが第1移動体ととも
に移動した際には、低重心になる分だけ上部構造の揺れ
が抑制されることになるのは自明である。したがって、
このような構造を採用することで、ガタを抑制するとい
う所期の目的が達成されることになる。しかも、上述の
通り、モータ(125)を本体ケース(24)の内部に
配置してあるものの、モータの回転軸(155)を直接
本体ケースの外部上面側へ突出させることにより、モー
タの回転軸から第2移動体(165)へ動力を伝達する
動力伝達機構(151,149,147,141,12
3)を、すべて本体ケース(24)の外部に構成してあ
る。このような構造を採用すれば、この種の動力伝達機
構を本体ケースに内蔵する場合に比べ、本体ケース内部
に確保すべき空間 は狭くてもよくなることは自明であ
る。したがって、本体ケースをコンパクトに構成するこ
とができる。特に、モータ(125)の回転軸(15
5)は、連結部(95)を通すために形成してある長孔
(25)に通してあるので、回転軸(155)を通すた
めに別の専用孔をケース(24)に形成しなくてもよ
く、このような専用孔を設ける場合に比べれば、本体ケ
ース(24)の剛性を確保しやすいことは自明であり、
これも本体ケース(24)をコンパクトに構成する際に
は好都合である。
【0009】なお、本発明においては、さらに、次のよ
うな構成を併せて採用してもよい。例えば、請求項2に
記載の刺繍枠送り装置のように、前記動力伝達機構が、
動力伝達経路上流側(151)の回転速度を減速して、
動力伝達経路下流側(123)へ動力を伝達する減速機
構(149,147,141)を備えていてもよい。す
なわち、図15に示した装置を例に挙げて具体的に説明
すれば、動力伝達経路上流側にある駆動ギヤ151の回
転速度と同じ速度で2段ギヤ149の大径部分が回転す
ると、2段ギヤ149の小径部分は回転速度が小さくな
り、2段ギヤ149の小径部分と同じ速度でギヤ147
が回転すると、ギヤ147に一体成形されたギヤ147
よりも小径の駆動プーリ141はさらに回転速度が小さ
くなり、この2段階にわたって減速された回転速度で、
タイミングベルト123が回転駆動されることになる。
このような刺繍枠送り装置においては、減速機構よりも
動力伝達経路下流側において、トルクの増大が図られる
ことになるのは自明である。したがって、第2移動体
(165)がよりスムーズに動作するようになる。ま
た、請求項3に記載の刺繍枠送り装置のように、前記動
力伝達機構が、主動ベルト車(141)、従動ベルト車
(143)、および両ベルト車に掛け渡される無端ベル
ト(123)を備え、主動ベルト車に動力伝達経路上流
側から動力が伝達されると前記無端ベルトが回転駆動さ
れて、当該無端ベルトに取り付けられた前記第2移動体
を移動させる構造とされていて、前記主動ベルト車、従
動ベルト車、および前記モータ(125)の回転軸(1
55)が、例えば図13,図15,および図16に表れ
るように、それぞれの回転中心となる軸線が同一面内で
略平行な位置関係をなすように配置されているとよい。
このような刺繍枠送り装置によれば、主動ベルト車(1
41)、従動ベルト車(143)、およびモータ(12
5)の回転軸(155)が、一列に配置されることにな
るので、これらが一列に配置されないものと比べると、
動力伝達機構全 体の幅を狭く構成することができるのは
自明である。したがって、これも、装置をコンパクトに
構成するのに寄与する。また、請求項3に記載の如く構
成する場合には、特に請求項4に記載の刺繍枠送り装置
のように、前記主動ベルト車(141)、従動ベルト車
(143)、および前記モータ(125)の回転軸(1
55)が、前記モータの回転軸の回転中心となる軸線が
各ベルト車の回転中心となる2本の軸線の間に存在する
位置関係をなすように配置されていると望ましい。この
ように構成すれば、主動ベルト車(141)と従動ベル
ト車(143)の配置場所の内側にモータ(125)の
回転軸(155)が配置されることになる。そのため、
主動ベルト車と従動ベルト車の配置場所の外側にモータ
が配置される場合に比べ、主動ベルト車(141)、従
動ベルト車(143)、および回転軸(155)の三者
が配置される箇所全体の長さを基準長さとして考えれ
ば、無端ベルト(123)を基準長さ全体にわたって長
く展開することができるのは明らかで、これは刺繍枠
(3)の可動域拡大に寄与する。あるいは、無端ベルト
(123)が展開される範囲の長さを基準長さとして考
えれば、基準長さよりも外側に及ぶ位置へモータ(12
5)の回転軸(155)がはみ出ないので、全体構造の
長さを比較的コンパクトにまとめることができるのも明
らかで、これは装置の小型化に寄与する。さらに、請求
項4に記載の如く構成する場合には、特に請求項5に記
載の刺繍枠送り装置のように、前記モータ(125)の
回転軸(155)と前記主動ベルト車(141)との間
に、動力中継機構(149)を介在させてあり、前記モ
ータの回転軸から動力が伝達されると前記動力中継機構
が駆動され、該動力中継機構によって前記主動ベルト車
が駆動されるとより望ましい。このような刺繍枠送り装
置によれば、動力中継機構が存在しないものに比べ、回
転軸(155)と主動ベルト車(141)との間隔を広
くとることができるので、無端ベルト(123)をさら
に長く展開することができるのは明らかで、これも刺繍
枠(3)の可動域拡大に寄与する。 また、請求項6に記
載の刺繍枠送り装置のように、上下方向および前記第1
移動体の移動方向の双方に直交する方向から前記連結部
(95)および前記モータ(125)の回転軸(15
5)を見た場合に、前記連結部全体の幅の方が前記モー
タの回転軸の幅よりも大であり、しかも、上下方向およ
び前記第1移動体の移動方向の双方に直交する方向から
前記連結部および前記モータの回転軸を見た場合に、前
記連結部および前記モータの回転軸は、前記連結部全体
の幅と前記回転軸の幅が少なくとも一部で相互にオーバ
ーラップする位置関係をなすように配置されているとよ
い。このように構成された刺繍枠送り装置であれば、連
結部の少なくとも一部が、回転軸よりも第1移動体の移
動方向へ突出している状態になるので、その突出方向側
へ連結部が移動して何らかの物体に接近する時、あるい
は、その突出方向側から何らかの物体が接近してくる時
に、その何らかの物体が回転軸に接触する前に連結部に
衝突するのは自明である。したがって、そのような衝突
が起きても回転軸がダメージを受けないことは明らかで
ある。また、請求項7に記載の刺繍枠送り装置のよう
に、前記第1移動体の移動方向から前記連結部(95)
および前記モータ(125)の回転軸(155)を見た
場合に、前記連結部および前記モータの回転軸は、前記
連結部全体の幅と前記回転軸の幅が少なくとも一部で相
互にオーバーラップする位置関係をなすように配置され
ていてもよい。このように構成された刺繍枠送り装置に
よれば、連結部および回転軸がオーバーラップしていな
いものに比べ、両者全体としての幅が狭くなることは自
明なので、これらを通す長孔(25)の幅を相応に狭く
できることも明らかである。したがって、長孔を介して
手や物が本体ケース(24)内部の機構に接触する、ほ
こり等が本体ケース内部に侵入する、といった問題をよ
り一層招きにくくなることは明らかである。さらに、請
求項8に記載の刺繍枠送り装置のように、前記連結部
(95)の一部を切り欠いて、その切り欠いた部分(9
5A)の内側に、前記モータ(125)の回転軸(15
5)の少なくとも一部を入り込ませるように前記モータ
の回転軸を配置することにより、上下方向および前記第
1移 動体の移動方向の双方に直交する方向から見た場合
にも、前記第1移動体の移動方向から見た場合にも、前
記連結部および前記モータの回転軸は、前記連結部全体
の幅と前記回転軸の幅が少なくとも一部で相互にオーバ
ーラップする位置関係をなすように配置されているとよ
い。このように構成された刺繍枠送り装置によれば、連
結部(95)の一部に切り欠いた部分(95A)が形成
され、その切り欠いた部分(95A)の内側に回転軸
(155)の少なくとも一部を入り込ませるようにモー
タの回転軸を配置してあるので、請求項6および請求項
7に記載の構成を兼ね備えることができるのは自明であ
る。したがって、請求項6および請求項7に記載の発明
について述べた通りの効果を同時に奏するので特に望ま
しい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1に示すように、刺繍枠送り装置1はミシンMのベッド
Bの側面に合体し、刺繍枠3をミシンMの針板の上面に
支持する。ミシンMの押え棒5には予め刺繍用の押え足
7が装着されている。刺繍枠送り装置1は刺繍枠3の移
動のために、X軸方向移送機構9とY軸方向移送機構1
1とを備える。X軸方向移送機構9は移送体13をX軸
方向に位置決め制御し、移送体13に内蔵されたY軸方
向移送機構11が刺繍枠3の支持部15をY軸方向に位
置決め制御する。こうした刺繍枠3のXY軸の位置決め
制御と、ミシンMの針棒17に取り付けた縫針19の上
下運動とが共に働いて、刺繍が形成される。
【0011】上記X軸方向移送機構9とY軸方向移送機
構11とを以下順に説明するX軸方向移送機構9は、
2本の平行なX案内軸21,23を備える。2本のX案
内軸21,23に移送体13が架け渡される。ケース2
4の外部に露出した移送体13をX軸方向移送機構9に
より移動するため、ケース24にはX軸方向に長孔25
が形成されている。2本のX案内軸21,23の内側に
は2本のタイミングベルト27,29が張設される。2
本のタイミングベルト27,29はX案内軸21,23
の直交方向に配置された駆動軸31により回動される。
駆動軸31はモータ33により回動する。まず、このX
軸方向移送機構9を以下に詳細に説明する。
【0012】図2の平面図に示すように、2本のX案内
軸21,23は平行に支持される。X案内軸21は、図
3の拡大平面図と、図3をA−A線で切断した断面図で
ある図4とに示すように、底板35に立設したフレーム
37に軸止め板41,43によって支持される。また、
X案内軸23は、図5の拡大図と、図5をB−B線で切
断した断面図である図6とに示すように、底板35に立
設したフレーム39に軸の一方の端部が軸止め板45に
よって支持される。X案内軸23の他方の端部はフレー
ム39に高さ調節板49を介して支持される。高さ調節
板49には、フレーム39に回動自在に支持した調節ネ
ジ47が噛合する。つまり調節ネジ47の回動により高
さ調節板49の高さが変更される。高さ調節板49の高
さを変更することでX案内軸23の高さ方向の傾きの微
調整がなされる。変更された高さ調節板49の位置は締
めネジ51の締めつけで固定される。
【0013】次に駆動系を説明する。図2の平面図およ
び図7の左側面図に示すように、底板35に立設した側
板53に球メタル55,57が保持部材59,61によ
り固定されている。この球メタル55,57に駆動軸3
1が回動自在に支持される。駆動軸31の両端には駆動
プーリ63,65が取り付けられる。また、駆動軸31
には、駆動プーリ63との間に上記球メタル55を密に
挟むようにしてセットカラー67が固定されている。こ
れにより駆動軸31の軸方向の位置が移動しない。駆動
軸31の中間には大径ギヤ69が固定される。大径ギヤ
69には中間ギヤ71が噛合する。中間ギヤ71にはパ
ルスモータ33の駆動軸に固定した駆動ギヤ73が噛合
する。これらギヤ69,71,73によりパルスモータ
33の駆動軸の回転運動が駆動軸31に伝達される。
【0014】駆動軸31の両側の駆動プーリ63,65
にはタイミングベルト27,29が架けられる。そし
て、図2に示すように、タイミングベルト27,29は
X案内軸21,23の内側に平行に、テンションプーリ
75,77との間に架け渡される。テンションプーリ7
5,77は、図3および図5に示すように、プーリ支持
板79,81に支持される。プーリ支持板79,81は
底板35から立設した補助板83,85にX方向にスラ
イド可能に組み付けられる。プーリ支持板79,81に
は、補助板83,85に回動自在に支持した調節ネジ8
7,89が噛合する。つまり調節ネジ87,89を回動
することでプーリ支持板79,81のX方向の位置が変
更される。プーリ支持板79,81の位置変更によりタ
イミングベルト27,29の張力が調節される。位置変
更後のプーリ支持板79,81は締めネジ91,93の
締めつけで固定される。
【0015】以上、X案内軸21,23、タイミングベ
ルト27,29等を説明したが、実施例では、図4およ
び図6に示すように、上記タイミングベルト27,29
の上側のベルトの厚みの中心線(Cb)と、X案内軸2
1,23の中心線(Ca)とが同一高さに配置され、同
一平面(図7:符号H)に存在する。
【0016】次に、X案内軸21,23に架け渡される
移送体13を説明する。移送体13は、図8の左側面図
に示すように、略コ字状のフレーム構造を備える。両側
には2本の脚部95,97を有する。脚部95,97の
下部外側には、X案内軸21が挿入される第1スライド
ガイド99と、X案内軸23が挿入される第2スライド
ガイド101とが構成される。第1スライドガイド99
は、図8をC視した図9に示すように、長い円筒状のガ
イドで、脚部95にねじ止めされている。
【0017】第2スライドガイド101は、図8、およ
び図8をD視した図10に示すように、両側にフランジ
部101aを持つ短い円筒状のガイドである。第2スラ
イドガイド101は2個使用され、脚部97の両側に設
けた2組の一対の挟持爪103により挟持される。第2
スライドガイド101のフランジ部101aは、図10
に示すように、挟持爪103の両面に密接しており、X
方向に関してはフランジ部101aと挟持爪103との
間にすき間がない。これに対して、図8に示すように、
X案内軸23の直交方向である水平方向に関しては、挟
持爪103と第2スライドガイド101との間に遊びが
ある。したがって、第2スライドガイド101は挟持爪
103に挟持された状態で、水平方向に関して若干位置
をずれることができる。
【0018】以上のようにして脚部95,97の外側に
は第1スライドガイド99,第2スライドガイド101
が構成される。上記脚部95,97の内側には、タイミ
ングベルト27,29との固定構造が備えられる。脚部
95の下部内側には、図8をE−E線で切断した断面図
である図11に示すように、タイミングベルト27を挟
持するベルト押え105とベルト押え板107とが締め
ネジ109,111により固定される。ベルト押え10
5は表面が歯面形状に形成されており、タイミングベル
ト27の内周側からタイミングベルト27を押さえる。
ベルト押え板107は、タイミングベルト27の外周面
の上側からタイミングベルト27を押さえる。
【0019】同様に、脚部97の下部内側には、図8を
F視した図12に示すように、タイミングベルト29を
挟持するベルト押え113と、ベルト押え板115とが
締めネジ117,119により固定される。ベルト押え
113は表面が歯面形状に形成されており、タイミング
ベルト29の内周側からタイミングベルト27を押え
る。ベルト押え板115は、タイミングベルト29の外
周面の上側からタイミングベルト29を押える。
【0020】以上説明したX軸方向移送機構9は以下の
ように作用する。パルスモータ33の回転制御に応じて
駆動軸31が回転し、2本のタイミングベルト27,2
9が移動する。各タイミングベルト27,29に移送体
13の脚部95,97が固定してあるので、タイミング
ベルト27,29の移動にともなって移送体13は、2
本のX案内軸21,23に案内されながら移動する。
【0021】このX軸方向移送機構9の有する誤差に
は、X案内軸21,23、移送体13の脚部95,9
7、第1スライドガイド99、第2スライドガイド10
1、挟持爪103等の構成部材の寸法誤差、さらに、こ
れら各構成部材の組み付け誤差(2本の案内軸21,2
3の水平方向の平行度など)がある。なお、案内軸2
1,23の高さ方向の平行度は、案内軸23の高さ調節
機構(高さ調節板49)により調節され、是正されてい
る。
【0022】このようにX軸方向移送機構9には寸法誤
差や組み付け誤差があるため、移送体13の位置によっ
て、2本のX案内軸21,23の間隔は若干異なる。と
ころが、挟持爪103と第2スライドガイド101との
間に設けたX案内軸23の直交方向の遊びにより、2本
のX案合い軸21,23の間隔の変化にあわせて、第2
スライドガイド101がずれる。この結果、第1スライ
ドガイド99や第2スライドガイド101、X案内軸2
1,23、移送体13等の各構成部材には、間隔の不一
致に基づくこじり等が発生せず無理な力が作用しない。
【0023】以上のようにして遊びにより誤差の影響が
排除されるが、挟持爪103と第2スライドガイド10
1との間の遊びはX案内軸23の直交方向であり、X案
内軸23の軸方向に関しては、挟持爪103とスライド
ガイド101とが密接している。したがって、移送体1
3を移送するX方向に関しては挟持爪103と第2スラ
イドガイド101とが一体に移動し、ずれが生じない。
X方向の移送の精度は高いといえる。即ち、各構成部材
の寸法精度や組み付け精度が高くなく誤差がさほど小さ
くなくても、移送体13は高い精度で円滑にX方向に案
内される。
【0024】また、タイミングベルト27,29の上側
のベルトの中心線(Cb)と、X案内軸21,23の中
心線(Ca)とは同一高さである。したがって、2本の
タイミングベルト27,29によって伝達される駆動力
の作用位置がX案内軸21,23と同じ高さにあり、X
案内軸21,23やタイミングベルト27,29に偶力
が発生しない。したがって、移送体13の動作が一層安
定したスムースなものとなる。
【0025】次に、Y軸方向移送機構11を説明する。
Y軸方向移送機構11は、図1に示すように移送体13
に内蔵される。Y軸方向移送機構11は1本のY案内軸
121を備える。Y案内軸121により、刺繍枠3を支
持する支持部15が案内される。Y案内軸121のすぐ
後ろには、支持部15をY方向に移動させるタイミング
ベルト123が張設される。タイミングベルト123は
モータ125により回動される。このY軸方向移送機構
11を以下に詳細に説明する。
【0026】図8に示すように、Y軸方向移送機構11
は既述した略コ字状のフレーム構造に内蔵される。フレ
ーム構造は2本の脚部95,97とキャリッジ板127
とから主に構成される。キャリッジ板127は脚部95
にスタッド129を介して皿ネジ131で固定され(図
13平面図参照)、脚部97にネジ133により固定さ
れる。なお、図8は図13をG−G線で切断した断面図
である。
【0027】キャリッジ板127の前部は、図13をH
−H線で切断した断面図である図14に示すように、Y
案内軸121をY方向に支持する。Y案内軸121の一
方の端部はスペーサ135を挟んでネジ137によりキ
ャリッジ板127に固定される。Y案内軸121の他方
の端部は脚部97の板材を挟んでネジ139によりキャ
リッジ板127に固定される。
【0028】Y案内軸121のすぐ後ろに張設されたタ
イミングベルト123は、キャリッジ板127に回動自
在に支持した駆動プーリ141およびテンションプーリ
143との間に架け渡される。駆動プーリ141は、図
13をI−I線で切断した断面図である図15に示すよ
うに、キャリッジ板127に固定した軸145に回動自
在に支持される。駆動プーリ141にはギヤ147が一
体に形成されている。ギヤ147には2段ギヤ149が
噛合し、2段ギヤ149には駆動ギヤ151が噛合す
る。2段ギヤ149はキャリッジ板127に固定した軸
153に回動自在に支持される。駆動ギヤ151はパル
スモータ125の駆動軸155に固定される。なお、こ
の駆動軸155は、図9に明瞭に表れているように、脚
部95に形成された切り欠き部分95Aに配置され、駆
動軸155の両外側に脚部95が存在している。すなわ
ち、図9に示したように、上下方向および脚部95の移
動方向の双方に直交する方向から見た場合に、駆動軸1
55の幅Pは、脚部95全体の幅Qにオーバーラップし
ている。しかも、駆動軸155は、図8に明瞭に表れて
いるパルスモータ125および駆動ギヤ151の存在位
置から明らかなように、脚部95の陰に完全に隠れる位
置、つまり、図9に示された切り欠き部分95Aの内側
に配置されている。すなわち、図8に示したように、脚
部95の移動方向から見た場合にも、駆動軸155の幅
P(図8参照)は、脚部95の幅Rにオーバーラップし
ている。このような位置関係で脚部95および駆動軸1
55が配置されていれば、脚部95の移動方向から駆動
軸155に接近してくる物体は、まず脚部95に衝突す
ることになるので、このような構造を採用することによ
り、駆動軸155への衝突が回避されることになること
は、この構造から見て明らかである。また、脚部95お
よび駆動軸155の双方が、先に説明した長孔25に通
されることになるが、長孔25の幅が、脚部95と駆動
軸155の幅を加算した幅よりも狭い幅になっていても
構わないことは、この構造から見て明らかである。
【0029】テンションプーリ143は、図13をJ−
J線で切断した断面図である図16に示すように、プー
リ支持板159に固定した軸161に回動自在に支持さ
れている。プーリ支持板159はキャリッジ板127に
締めネジ157により固定される。上記軸161にはテ
ンション調節カラー163が回動可能に取り付けられ
る。テンション調節カラー163は偏心した厚肉の円盤
部163Aを有する。この円盤部163Aがキャリッジ
板127の端面127Aに当接する。テンション調節カ
ラー163を専用工具を用いて所望の角度回転させ、偏
心した円盤部163Aの向きを変更すればテンションプ
ーリ143がY方向に若干移動する。つまり、テンショ
ン調節カラー163の回転角度を調節することによりテ
ンションプーリ143と駆動プーリ141との離間距離
が変わり、タイミングベルト123の張力が調節され
る。
【0030】上記タイミングベルト123が張設された
キャリッジ板127の後部には、図8をK−K線で切断
した断面図である図17、および図13をL−L線で切
断した断面図である図18に示すように、断面略コ字状
の屈曲部127Bが形成されている。
【0031】次に、刺繍枠3を支持する支持部15まわ
りの構造を説明する。支持部15は、図18に示すよう
に、支持部フレーム15Aによりキャリッジ板127の
前面に配置される。支持部フレーム15Aは、Y案内軸
121が嵌められたスライドガイド部材165に締めネ
ジ167により固定される。また、スライドガイド部材
165にはタイミングベルト123の外周面が当たる押
圧面165Aが形成される。押圧面165Aと対面する
側には、タイミングベルト123の歯面と合致する表面
形状を有するベルト押え169が配置される。ベルト押
え169は、タイミングベルト123を押圧面165A
側に押さえた状態で、ネジ171によりスライドガイド
部材165に固定される。
【0032】支持部フレーム15Aの後部には支軸17
3が固定される。支軸173には球形状のコロ173が
回動自在に取り付けられる。コロ175は、キャリッジ
板127の屈曲部127Bの摺接面127Cに接する。
摺接面127CはY案内軸121と平行になるように形
成されている。
【0033】以上説明したY軸方向移送機構11は以下
のように作用する。パルスモータ125の回転制御に応
じて駆動プーリ141が回動し、タイミングベルト12
3が移動する。タイミングベルト123には支持部フレ
ーム15Aが固定してあるので、タイミングベルト12
3の移動にともない支持部5が、Y案内軸121により
案内されながら移動する。この時、コロ175がキャリ
ッジ板127の摺接面127Cに摺接することにより、
支持部15のY案内軸123まわりの回転が止められ
る。したがって、支持部15は安定した姿勢を保持しな
がらY案内軸121に沿って案内される。
【0034】このY軸方向移送機構11の有する誤差に
は支持部フレーム15Aや、Y案内軸121、キャリッ
ジ板127の摺接面127C、スライドガイド部材16
5等の各構成部材の寸法誤差、さらに支持部フレーム1
5Aとスライドガイド部材165との固定や、キャリッ
ジ板127へのY案内軸121の固定、Y案内軸121
とキャリッジ板127の摺接面127Cとの平行度とい
った組み付け誤差がある。これらの寸法誤差や組み付け
誤差により、Y案内軸121は実際には微小角度で傾い
ている。このため支持部15の移送に伴い支持部15が
理論上の軌跡よりずれて移送される。このとき支持部1
5のコロ175は摺接面127Cに摺接するだけである
から、支持部15が理論上の軌跡よりずれるのを何ら阻
まない。したがって、無理な力が各構成部材に作用しな
い。
【0035】以上のようにコロ175が摺接面を移動す
ることで誤差の影響が排除されるのであるが、支持部1
5の案内方向に関してはY案内軸121の傾きが微小角
度であるから実質的に無視できる程度のY方向の位置の
誤差しか与えない。即ち、各構成部材の寸法精度や組み
付け精度が高くなく誤差がさほど小さくなくても、支持
部15がY方向にスムースに移送される。
【0036】以上説明した刺繍枠送り装置1によれば、
そのX軸方向移送機構9は各構成部材の寸法誤差や組み
付け誤差があっても、挟持爪103と第2スライドガイ
ド101との間に設けたX案内軸23の直交方向の遊び
により誤差の影響を排除できるから、移送体13を高い
精度で円滑にX方向に移送することができるという効果
を奏する。したがって、構成部材の加工や組み付け、調
整作業が容易になる。
【0037】また、タイミングベルト27,29の上側
のベルトの中心線(Cb)と、X案内軸21,23の中
心線(Ca)とが同一高さであり、X案内軸21,23
やタイミングベルト27,29に偶力が発生しないか
ら、移送体13の動作がより安定したスムースなものと
なる利点がある。このことからモータの負荷トルクが小
さくなり、パルスモータ33に出力の小さい小型のもの
を使用することができるという利点も生ずる。
【0038】以上実施例を説明したが、本発明は実施例
に何等限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲において種々なる態様で実施しえることは勿論
である
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の刺繍枠送
り装置によれば、第2移送機構の駆動力源となるモータ
が第1移動体とともに移動する構造を採用しているもの
の、そのモータを比較的低い位置に配置してあるので、
ガタの発生が抑制されるという効果を奏する。また、そ
のような位置にモータを配置すると、通常は、本体ケー
スの大型化を招く要因となるが、上記モータの回転軸を
本体ケースの外部に突出させて、回転軸から第2移動体
に動力を伝達する動力伝達機構をすべて本体ケースの外
部に構成したので、本体ケースの大型化を招かない。特
に、上記モータの回転軸を本体ケースの外部に突出させ
るに当たっては、連結部を通すための長孔を利用したの
で、本体ケースに余計な孔が増えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例として示す刺繍枠送り装置
が、ミシンに取り付けられた状態を表す斜視図である。
【図2】刺繍枠送り装置のX軸方向移送機構の平面図で
ある。
【図3】X案内軸21まわりの構成を示す平面図であ
る。
【図4】図3をA−A線で切断した断面図である。
【図5】X案内軸23まわりの構成を示す平面図であ
る。
【図6】図5をB−B線で切断した断面図である。
【図7】駆動軸31まわりの構成を示す平面図である。
【図8】移送体の構造を示す移送体の左側面図である。
【図9】図8をC視した要部拡大図である。
【図10】図8をD視した要部拡大図である。
【図11】図8をE−E線で切断した断面図である。
【図12】図8をF視した要部拡大図である。
【図13】Y軸方向移送機構の平面図である。
【図14】図13をH−H線で切断した断面図である。
【図15】図13をI−I線で切断した断面図である。
【図16】図13をJ−J線で切断した断面図である。
【図17】図8をK−K線で切断した断面図である。
【図18】図13をL−L線で切断した断面図である。
【符号の説明】
3…刺繍枠, 9…X軸方向
移送機構,11…Y軸方向移送機構, 1
3…移送体,15…刺繍枠3の支持部, 21,
23…X案内軸,27,29…タイミングベルト,
121…Y案内軸,123…タイミングベル
ト, 127C…摺接面 175…コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 39/00 B05B 21/00 D05C 9/00 - 9/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの内部に配置され、第1案内
    部材に支持された状態で該第1案内部材に沿って略水平
    に往復移動可能な第1移動体を備えてなる第1移送機構
    と、前記本体ケースの外部上面側に配置され、第2案内
    部材に支持された状態で該第2案内部材に沿って前記第
    1移動体の移動方向とは交差する方向へ略水平に往復移
    動可能な第2移動体を備えてなる第2移送機構とを備
    え、該第2移送機構が、連結部を介して前記第1移動体
    に固定された構造になっていて、前記第1,第2移動体
    の双方をそれぞれ移動させることにより、前記第2移動
    体に装着された刺繍枠を略水平面内で移動させる刺繍枠
    送り装置であって、 前記本体ケースの上面側を上下方向へ貫通し、かつ前記
    第1移動体の移動方向へ細長い形状とされた長孔が、前
    記本体ケースに形成されていて、該長孔に前記連結部が
    通されることにより、該連結部が前記第1移動体の移動
    方向へ移動可能に構成され、 前記第2移動体を駆動するための動力を発生させるモー
    タが、前記本体ケースの内部で前記第1移動体とともに
    移動する箇所に配置されていて、該モータの回転軸が、
    前記長孔に通されて前記本体ケースの外部上面側へと突
    出していて、当該モータの回転軸から前記第2移動体へ
    動力を伝達する動力伝達機構が、前記本体ケースの外部
    に構成されていることを特徴とする刺繍枠送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刺繍枠送り装置におい
    て、 前記動力伝達機構が、動力伝達経路上流側の回転速度を
    減速して、動力伝達経路下流側へ動力を伝達する減速機
    構を備えていることを特徴とする刺繍枠送り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の刺繍枠
    送り装置において、 前記動力伝達機構が、主動ベルト車、従動ベルト車、お
    よび両ベルト車に掛け渡される無端ベルトを備え、主動
    ベルト車に動力伝達経路上流側から動力が伝達されると
    前記無端ベルトが回転駆動されて、当該無端ベルトに取
    り付けられた前記第2移動体を移動させる構造とされて
    いて、 前記主動ベルト車、従動ベルト車、および前記モータの
    回転軸が、それぞれの 回転中心となる軸線が同一面内で
    略平行な位置関係をなすように配置されていることを特
    徴とする刺繍枠送り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の刺繍枠送り装置におい
    て、 前記主動ベルト車、従動ベルト車、および前記モータの
    回転軸が、前記モータの回転軸の回転中心となる軸線が
    各ベルト車の回転中心となる2本の軸線の間に存在する
    位置関係をなすように配置されていることを特徴とする
    刺繍枠送り装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の刺繍枠送り装置におい
    て、 前記モータの回転軸と前記主動ベルト車との間に、動力
    中継機構を介在させてあり、前記モータの回転軸から動
    力が伝達されると前記動力中継機構が駆動され、該動力
    中継機構によって前記主動ベルト車が駆動されることを
    特徴とする刺繍枠送り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    刺繍枠送り装置において、 上下方向および前記第1移動体の移動方向の双方に直交
    する方向から前記連結部および前記モータの回転軸を見
    た場合に、前記連結部全体の幅の方が前記モータの回転
    軸の幅よりも大であり、 しかも、上下方向および前記第1移動体の移動方向の双
    方に直交する方向から前記連結部および前記モータの回
    転軸を見た場合に、前記連結部および前記モータの回転
    軸は、前記連結部全体の幅と前記回転軸の幅が少なくと
    も一部で相互にオーバーラップする位置関係をなすよう
    に配置されていることを特徴とする刺繍枠送り装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    刺繍枠送り装置において、 前記第1移動体の移動方向から前記連結部および前記モ
    ータの回転軸を見た場合に、前記連結部および前記モー
    タの回転軸は、前記連結部全体の幅と前記回転軸の幅が
    少なくとも一部で相互にオーバーラップする位置関係を
    なすように配置されていることを特徴とする刺繍枠送り
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の刺繍枠
    送り装置において、 前記連結部の一部を切り欠いて、その切り欠いた部分の
    内側に、前記モータの回転軸の少なくとも一部を入り込
    ませるように前記モータの回転軸を配置することによ
    り、上下方向および前記第1移動体の移動方向の双方に
    直交する方向から見た場合にも、前記第1移動体の移動
    方向から見た場合にも、前記連結部および前記モータの
    回転軸は、前記連結部全体の幅と前記回転軸の幅が少な
    くとも一部で相互にオーバーラップする位置関係をなす
    ように配置されていることを特徴とする刺繍枠送り装
    置。
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