JP2002360836A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

Info

Publication number
JP2002360836A
JP2002360836A JP2002161649A JP2002161649A JP2002360836A JP 2002360836 A JP2002360836 A JP 2002360836A JP 2002161649 A JP2002161649 A JP 2002161649A JP 2002161649 A JP2002161649 A JP 2002161649A JP 2002360836 A JP2002360836 A JP 2002360836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
symbol
opening
winning opening
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002161649A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ichihara
茂 市原
Junji Hase
順次 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2002161649A priority Critical patent/JP2002360836A/ja
Publication of JP2002360836A publication Critical patent/JP2002360836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコゲームのゲーム内容に新規な興趣を
加える。 【解決手段】 入賞装置10には大入賞口20への入賞
が可能な状況を出現させる特定図柄を含む図柄群を変動
表示してから変動表示を停止する第1図柄表示体15
A,15Bと、制御装置の制御信号によって上下方向へ
傾動制御されるキャラクタ50の両アーム56と、この
両アーム56の動きを遊技者に有利になる動きに切替え
る特定図柄を含む図柄群を変動表示してから変動表示を
停止する第2図柄表示体75とを設けて両アーム56の
動きを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の入賞装置には大入賞口を通
り抜けたパチンコ球の動きに変化を与えて入賞態様を変
化させる各種の可動部材が組込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は入賞装
置の可動部材の作動制御態様や始動入賞態様に関して新
規な趣興を有するパチンコ機を提供するこである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機は、
遊技者に利益を与えるために設定される特定図柄を含む
図柄群を変動表示してから変動表示を停止する図柄表示
体と、制御装置の制御信号によって駆動制御される可動
部材と、この可動部材の動きを指定して遊技者に利益を
与える動きに切替える可動部材用動作指定手段とを入賞
装置に組込んだ構成を有する。
【0005】図柄表示体が図柄の変動表示を停止したと
きの停止図柄が特定図柄となった場合には遊技者に利益
が与えられる状況が出現し、また、制御装置の制御信号
によって駆動制御される可動部材の動きが可動部材用動
作指定手段によって遊技者に有利となるように切替えら
れて遊技者に利益を与え易い状況が出現する。
【0006】
【発明の効果】本発明は前記したように構成してあるの
で、図柄表示体の停止図柄を判定して遊技者に有利な状
況を出現させることができるとともに、可動部材用動作
指定手段によって可動部材の動きを切替え、可動部材の
動きによって遊技者に利益を与え易い状況と利益を与え
難い状況とを出現させてゲームの興趣を高めることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。パチンコ機の木枠80の前
面の下端には下皿81と、遊技者によって回動操作され
る操作ハンドル82と、パチンコ球を単発発射するとき
に操作される発射装置停止スイッチ83とが配設され、
金枠84の下部には上皿85が取付けられ、パチンコ機
の枠部86の表側には金枠84の開放を検出する金枠検
出スイッチ87と、賞品球払出し兼賞品切れ表示灯12
7とが取付けられるとともに、枠部86の中央部には遊
技盤1が組付けられている。
【0008】木枠80の前面に取付けられた装飾部材に
は当り表示灯88〜88と金枠開放表示灯89とが取付
けられている。
【0009】図3において、枠部86の裏側の中央部に
配設された基板ボックス90内にはこのパチンコ機の諸
機能をコントロールする制御装置の制御基板77が装入
されている。
【0010】枠部86の裏側の下端には打球ハンマ91
を駆動する発射モータ92と、発射モータ駆動回路93
aがプリントされた発射装置制御基板93とが配設さ
れ、この発射装置制御基板93には遊技者が操作ハンド
ル82に触れたときにONとなるタッチスイッチ94
と、遊技者が操作ハンドル82を操作したときにONと
なるハンドルスイッチ95と、発射装置停止スイッチ8
3とが接続されている。
【0011】枠部86の裏側の上端には球タンク97
と、タンクレール98と、賞品球切れ検出スイッチ12
6とが配設され、裏枠部86の一側部には球タンク97
内から送り込まれた賞品球を受け入れる賞品球ケース9
9と、7個若しくは15個の賞品球の払い出しが可能な
賞品球払い出し装置100と、入賞球の到来によって賞
品球払い出し装置100を起動させる払い出し起動機構
101とが、枠部86の裏面に取付けられた合成樹脂製
の基枠128にそれぞれ脱着可能に組付けられている。
【0012】パチンコ球が15個獲得入賞口へ入球する
と、その入賞球が払い出し起動機構101の賞品球払い
出しモータ102のモータ軸に固定された球切りカム1
03によって受け止められ、賞品球払い出し検出スイッ
チ104がONとなって賞品球の払い出しを検出すると
ともに、連結ロッド105が上動して賞品球払い出し装
置100の内昇降板100aおよび内球止め片100b
が上動しかつ賞品球放出弁100cが下方へ傾動し、賞
品球払い出し装置100の球貯留部内の賞品球のうちの
15個の賞品球が上皿85上へ払い出される。
【0013】パチンコ球が7個獲得入賞口へ入球する
と、同様にして内昇降板100aおよび内球止め片10
0bが上動して放出弁100cが下方へ傾動すると同時
に、外昇降板駆動ソレノイド106が励磁されて外昇降
板100dおよび外球止め片100eが上動し、球貯留
部内の賞品球のうちの7個の賞品球が上皿85上へ払い
出される。
【0014】枠部86の裏側の下部には賞品球払い出し
禁止スイッチ107と、この賞品球払い出し禁止スイッ
チ107、金枠検出スイッチ87、ハンドルスイッチ9
5がそれぞれ接続された防犯基板108とが配設され、
枠部86の上部には賞品球切れ検出スイッチ109が配
設され、また、基枠128の上方位置には当り情報をパ
チンコ機の外部に出力するための当り情報出力端子11
0Aと、パチンコ機の外部からの入力により発射装置を
起動、停止するための発射装置制御入力端子110B
と、金枠検出スイッチ87の作動によってパチンコ機の
外部に金枠開放情報を出力する金枠開放情報出力端子1
10Cと、賞品球が不足した場合にパチンコ機の外部に
賞品球切れ情報を出力する賞品球切れ情報出力端子11
0Dとが集合され、さらに、外部からの配線を分離可能
に接続するコネクタが端子板を介して取付けられてい
る。
【0015】また、遊技盤1の裏側に配設されて裏面に
制御基板ボックス90が組付けられ、遊技盤1の裏側へ
排出されたセーフ球を集合させるセーフ球集合カバー1
29の背面には大入賞口始動情報を出力する2個の大入
賞口始動情報出力端子110E,110E′と、大当り
情報を出力する大当り情報出力端子110F,110
F′とが集合されるとともに、外部配線を分離可能に接
続するコネクタが端子板を介して取付けられている。但
し、本例では大当り情報は後記連続作動口22へのパチ
ンコ球の落入時に出力され、当り情報は後記第2図柄表
示体75の停止図柄が3若しくは7となった場合に出力
され、大入賞口始動情報は後記各始動口4A,4B,4
Cへのパチンコ球の落入時に出力される。
【0016】外部接続用端子となる4つの出入力端子1
10A,110B,110C,110Dは表示ランプ等
の電気部品を直接作動させる電力出入力端子であり、外
部接続用端子となる4つの出力端子110E,110
E′,110F,110F′はデータの出力に止まる信
号波出力端子であり、本例では出力端子110E,11
0E′,110F,110F′から大入賞口始動情報お
よび大当り情報のみを出力するように構成したが、この
他、制御基板77において発生する各種情報、例えば遊
技盤1の各入賞口へ入賞情報や、各始動口への入賞情報
や、特別に設定された入賞口への特別入賞情報や、図柄
表示体の停止図柄が特別の図柄となった場合の当り情報
や、複数の図柄表示体の停止図柄の組合せについて特別
の組合せが成立した場合の当り情報等を、出力端子11
0E,110E′,110F,110F′から個々に若
しくは併合して出力するようにしてもよい。
【0017】なお、各スイッチ類、表示灯、モータ、ソ
レノイド等の各種電気部品に接続されたリード線はそれ
ぞれ図14に示すコネクタ130〜130を介して回路
基板に接続されている。
【0018】遊技盤1の遊技盤面1aにはその中央部付
近に配設された入賞装置10と、この入賞装置10の両
側方にそれぞれ配設された天下左入賞口2A及び天下右
入賞口2Bと、入賞装置10の両側斜め下方にそれぞれ
配設された左チューリップ式役物3A及び右チューリッ
プ式役物3Bと、入賞装置10の下方で横方向へ配列さ
れた左始動口4A、中始動口4B、右始動口4Cと、入
賞装置10の直下に配設されてパチンコ球が通り抜ける
ゲート115とが設置されている。
【0019】図4において、遊技盤1の裏側には入賞装
置10を通り抜けたパチンコ球を検出する大入賞口入賞
検出スイッチ116と、左始動口入賞検出スイッチ11
7と、中始動口入賞検出スイッチ118と、右始動口入
賞検出スイッチ119と、ゲート115を通り抜けたパ
チンコ球を検出する図柄作動スイッチ120と、天入賞
口入賞検出スイッチ121と、中始動口開放ソレノイド
122と、中継基板123とが設置され、また、パチン
コ球を誘導する誘導樋124が取付けられている。
【0020】次に、入賞装置10について説明すると、
入賞装置10のベース枠5には中央部にほぼ方形状の開
口部を有し、左右方向の中央部付近が両側方へ拡張され
た平板枠状で遊技盤面1aに添着される前枠部6が形成
されるとともに、この前枠部6の裏面には前枠部6の上
開口縁と両側開口縁と前枠部6の下端部裏面とにそれぞ
れ直交状に連接された後枠部7が後方へ突出形成されて
いる。
【0021】前枠部6の前面左右部には前枠部6の両側
開口縁の上部に連接されて前方へ垂立状態で突出された
左右1対の障壁6a,6aが並行状に形成されるととも
に、前枠部6の左右部で両障壁6aの下方には左右1対
のガイド孔6b,6bがそれぞれ横長状に貫設されてい
る。
【0022】前枠部6の上端部には方形孔状の天入賞口
8が開設されるとともに、天入賞口8の下方には横長の
方形孔状のLED挿通口6cが開口されている。
【0023】前枠部6の上端部裏面には前端縁の上部が
天入賞口8の両側開口縁にそれぞれ連接された両側板9
aと、前端縁が天入賞口8の下開口縁に連接された底板
9bとを有する前樋片9が一体状に形成されている。
【0024】後枠部7の底板7a上の中央部付近には図
7に示すように左右1対の仕切り板11が1個のパチン
コ球の通過可能な間隙を隔てて並行状に立設され、両仕
切り板11間には球通路12が前後方向に沿って形成さ
れている。
【0025】ベース枠5の前枠部6の上端部前面には後
方開放の箱形状に形成された上ケース体13が取着さ
れ、この上ケース体13の上面には天入賞口8の下開口
縁に整合された中案内面13aと、この中案内面13a
の左右側縁に連接されてそれぞれ内方へ下傾した左右ガ
イド面13bとが形成され、上ケース体13の左右端部
下面はベース枠5の上開口縁に整合されかつ両障壁6a
の上端縁に近接されている。
【0026】上ケース体13の前面には上部が中案内面
13a及び左右案内面13bの上方へ突出された装飾板
13cが垂直状に固着され、上ケース体13の各案内面
13a,13b上へ転落して天入賞口8内を通過したパ
チンコ球は前樋片9の底板9b上へ誘導される。上ケー
ス体13の前端中央部にはLED挿通口10の前側に隣
接された窓枠部13dが形成され、この窓枠部13d内
の前端には透光板125が嵌め込まれるとともに、透光
板125の後方には窓枠部13dに取付けられたLED
基板17が垂直状に設置されている。
【0027】LED基板17の前面の左右端部にはLE
D基板17のプリント配線に接続された2対の記憶数表
示LED18が取付けられるとともに、LED基板17
の前面中央部にはLED基板17のプリント配線に接続
されて前面が透光板125に対置され、遊技者に利益を
与えるために予め設定される特定図柄を含む図柄群を変
動表示する左第1図柄表示体(表示LED)15Aおよ
び右第1図柄表示体(表示LED)15Bが取付けられ
ている。
【0028】両第1図柄表示体15A,15Bは遊技盤
面1aに打出されたパチンコ球がゲート115を通り抜
けて図柄作動スイッチ120によって検出されると、図
柄の変動表示を開始して7つの図柄2,3,4,5,
6,7,8を移行速度0.032秒、周期0.224秒
で変動表示し、左第1図柄表示体15Aは変動表示の開
始時から9.012秒経過した時点で変動表示を停止
し、右第1図柄表示体15Bは変動表示の開始時から1
0.012秒経過した時点で変動表示を停止し、右第1
図柄表示体15Bが変動表示を停止してから0.004
秒に停止図柄が判定される。
【0029】ベース枠5の中央部付近には透明合成樹脂
材で成形されて後枠部7の両側板に両持状に支持された
振り分け棚48が前方へ若干下傾した姿勢で横架され、
この振り分け棚48の前端の左右方向中央部には前枠部
6の前方へ突出された前突片48aが形成されてこの前
突片48aにはパチンコ球の通過可能な方形孔状の特別
入球口49が開設される一方、振り分け棚48の後端の
左右端部にはそれぞれ後枠部7の後方へ突出された左右
1対の後突片48bが形成され、振り分け棚48の後端
縁48cの位置はベース枠5の後枠部7の後端縁の位置
にほぼ整合されている。
【0030】ベース枠5の前枠部6の下端部前面には前
板19aと、この前板19aの裏面に連接された胴壁部
19bとを有する下ケース体19が取着され、このケー
ス体19の胴壁部19bの左右1対の上端縁19cはベ
ース枠5の両障壁6aの直下にそれぞれ配設されてこの
両上端縁19cと両障壁6aの下端縁との間にはそれぞ
れ大入賞口20が開設されている。
【0031】下ケース体19内にはこの下ケース体19
の左右方向中央部に配設された角筒状の入球筒21a
と、箱形状のスイッチケース21bとを有する球受部材
21が取外し可能に取付けられ、入球筒21a内には振
り分け棚48の特別入球口49の直下に配設された連続
作動口22が開設されるとともに、スイッチケース21
b内には連続作動口22内へ落入したセーフ球の通過を
検出する特定領域通過検出スイッチ23が装入され、こ
の特定領域通過検出スイッチ23の検出口23aは連続
作動口22の直下に配設され、連続作動口22内へ落入
したセーフ球は下ケース体19の底板19c上へ転落し
てベース枠5の球通路12内へ誘導され、球通路12の
後端から下方へ送出される。
【0032】パチンコ球が連続作動口22内へ落入して
特定領域通過検出スイッチ23によって検出されると連
続作動装置が作動する。
【0033】下ケース体19の胴壁部19b内の一端に
垂直状にビス着されたLED基板76には前板19aに
開設された窓枠部19dに対向して第2図柄表示体(表
示LED)75が設置されている。
【0034】第2図柄表示体75はパチンコ球が大入賞
口20へ入賞して大入賞口入賞検出スイッチ116が入
賞を検出した時点で図柄の変動表示を開始して8つの図
柄1,2,3,4,5,6,7,8を始めに移行速度
0.032秒、1周期0.256秒で高速変動表示し、
続いて、移行速度0.128秒、1周期1.024秒で
低速変動表示してから変動表示を停止し、停止図柄が判
定される。
【0035】ベース枠5内の下端部付近には振り分け棚
48の下方に並設されて前部が下ケース体19の胴壁部
19b上に載置されて球受部材21の入球筒21aが貫
挿された前底板24が後下り状態で取外し可能に装入さ
れ、この前底板24の後部の左右端縁にはベース枠5の
後枠部7の下端部付近に前後方向に沿って凹設された左
右1対の係合溝7b内に係入された断面L形状の係止片
24aがそれぞれ形成される一方、前底板24の後端縁
の中央部には上面が後下がり状に傾斜した誘導片24b
の前上端縁が連接され、この誘導片24bの下端部には
水平状に形成された受承片24cが連接されている。
【0036】ベース枠5の前枠部6の前面中央部付近に
は両大入賞口20を開閉するために並設された左右1対
の大入賞口開閉部材27がそれぞれ水平移動可能に取付
けられている。両大入賞口開閉部材27には上外方から
下内方へ円弧状に湾曲したガイド面27aを有し、前枠
部6の前面に添設された基部27bと、この基部27b
の前面に固着されて基部27bの縦断面積より拡大され
た面積を有する前板27cと、基部27bの後側面の下
端部に突設されてベース枠5のガイド孔6b内に抜け止
め状態で水平スライド可能に貫挿されたスライド部27
dとがそれぞれ形成され、両スライド部27dには後方
へ突出された連動ピン28がそれぞれ挿着されている。
【0037】ベース枠5の裏側に組付けられた球受ケー
ス30は後枠部7の両側板7cの後方に突合わせ状に隣
設された両側板31と、後枠部7の天板7bの後方に突
合わせ状に隣設された天板32と、後枠部7の底板7a
の後方に隣設された底板33と、両側板31、天板32
及び底板33の各後端縁に接合された奥板34とによっ
て前方開放のほぼ方形箱形状に形成されている。
【0038】大入賞口20内を通過したセーフ球はベー
ス枠5の枠内と球受ケース30の内部とにわたって形成
された入賞室40内へ転落してこの入賞室40内を通過
し、球受ケース30の底板33の前端部に開設された通
過口33a内を通じて球受ケース30の下方へ送出され
る。
【0039】球受ケース30の天板32の上面の前端中
央部には天入賞口8内へ落入してから前樋片9の底板9
b上を通過して後方へ転動したパチンコ球を一側方へ誘
導するために前樋片9の後方に隣設された後樋片35が
突出形成され、この後樋片35の下部にはリード線束を
挿通するリード線挿通口35aが開設されている。
【0040】球受ケース30の奥板34の下部の左右方
向中央部には方形状の通し窓34aが開設されるととも
に、奥板34の裏面にはその左右方向の中央部に配設さ
れて後端にガイドピン36aがそれぞれ挿着された上下
1対の第1支え棒36と、奥板34の上部の左右方向中
央部付近及び上下方向中央部付近の左右端部とそれぞれ
配設された左右2対の第2支え棒37と、奥板34の上
下端部にそれぞれ配設された左右2対の第3支え棒38
とがそれぞれ後方へ水平状に突出形成され、両第1支え
棒36の長さは各第2支え棒37の長さより短縮され、
各第2支え棒37の長さは各第3支え棒38の長さより
短縮されている。
【0041】両側板31の外側面の上端部には円筒状で
前後方向に沿って延長された左右1対の軸受け45がそ
れぞれ突出形成され、この両軸受け45内にそれぞれ回
転可能に貫挿支持された左右1対の開閉軸41の前端に
は左右1対の前伝動部材42の上端部がそれぞれ固定さ
れる一方、両開閉軸41の後端には先端部が内方へ延出
された左右1対の後伝動部材43の基端部がそれぞれ固
定され、この両後伝動部材43の先端部には後方へ突出
された連動ピン44がそれぞれ挿着されている。
【0042】両前伝動部材42の前下端部にそれぞれ縦
長状に貫設された両通し孔42a内には両大入賞口開閉
部材27の連動ピン28がそれぞれ挿入され、両大入賞
口開閉部材27と両開閉軸41とが両前伝動部材42を
介して連動可能に連繋されている。
【0043】球受ケース30の奥板34の裏面には中央
部付近が切除されたランプ基盤47が垂直状に取着さ
れ、このランプ基盤47の上端部及び左右端部にはそれ
ぞれ1対のランプ72が前向き状に取付けられるととも
に、ランプ基盤47の上部の左右端部にはそれぞれ縦一
列に配列された各4個の大入賞口入賞数表示LED46
がその前端面が露出された状態で取付けられている。
【0044】左側の4個の大入賞口入賞数表示LED4
6の番号を上から順に1,2,3,4とし、右側の4個
の大入賞口入賞数表示LED46の番号を上から順に
5,6,7,8とすると、各大入賞口入賞数表示LED
46はパチンコ球がゲート115を通り抜けたときには
1・5→2・6→3・7→4・8の順に移行速度0.1
28秒、周期0.512秒で移動点灯し、特定領域通過
検出スイッチ23が入賞球を検出したときには1→1,
2→1,2,3→1,2,3,4→1,2,3,4,5
→1,2,3,4,5,6→1,2,3,4,5,6,
7→1,2,3,4,5,6,7,8→全て点滅→全て
点滅の順に周期0.256秒若しくは0.128秒で変
動点灯する。
【0045】球受ケース30内にはその奥板34の前面
に取付けられたキャラクタ50が設置され、このキャラ
クタ50は本例ではアメリカンフットボールの選手を模
擬した形態に形成されている。
【0046】キャラクタ50はヘルメットを着用した顔
部の形態およびユニフォームを着用した胴体部の形態を
模擬した外形を有し、球受けケース30の奥板34の前
面に固定された固定部51と、両腕の形態および両手で
バケットを握持した形態を模擬した外形を有し、固定部
51に結合されて制御装置の指令によって駆動制御され
る可動部52とを備えている。
【0047】キャラクタ50の固定部51には頭部51
aと胴体部51bとが形成され、胴体部51bの上部に
は後支軸55が水平状態で回転可能に貫挿支持され、こ
の後支軸55の中央部にはその後方へ延出されて後端部
に伝動ピン57aが横状に挿着された伝動片57の前端
部が固定されている。
【0048】キャラクタ50の可動部52には固定部5
1の胴体部51bに後支軸55を介して上下方向への傾
動可能に結合されて胴体部51bの両側に隣設された左
右1対のアーム(可動部材)56,56と、この両アー
ム56の先端に前支軸58を介して前後方向への傾動可
能に結合された球受渡し部材59とが形成されている。
【0049】両アーム56はその基端部が後支軸55の
両端部にそれぞれ固定された状態で伝動片57の反対方
向へ延出され、伝動片57と反対方向へ傾動するように
並設されている。
【0050】球受渡し部材59は底壁部59aと左右の
側壁部59bと奥壁部59cとが連接されて1個のパチ
ンコ球の受入れおよび前方への放出が可能な形状を有
し、自重で前傾動端から後傾動端へ復帰傾動するように
底壁部59aの先端が両アーム56の先端に連結されて
いる。
【0051】球受渡し部材59の底壁部59aの先端縁
にはその先方へ突出された左右1対の突片59dが連接
され、球受渡し部材59上には球停留部が形成されてい
る。
【0052】球受渡し部材59は両アーム56が下傾端
へ傾動した状態では入賞室40内の下端の左右方向の中
央部に後傾動端へ傾動してパチンコ球の受入れが可能な
姿勢で前底板24の誘導片24aの後側に隣接して設置
され、両アーム56が上傾端へ傾動すると、その上傾端
の手前で両突片59dが振り分け棚48の後端縁48c
に突き当たって両突片59dの上動が阻止され、球受渡
し部材57が前支軸59を中心として前傾動端へ傾動す
る。このとき、球受渡し部材59上にパチンコ球が停留
している場合にはそのパチンコ球は球受渡し部材59上
から振り分け棚48上へ放出され、振り分け棚48の中
央部上を前方へ直進して特別入球口49内へ落入し、さ
らに連続作動口22内へ落入する。
【0053】入賞室40内へ落入したセーフ球は特別入
球口49内へ落入し、さらに、連続作動口22内へ入球
して通過口33a内へ落入する特別入賞経路を通過する
か、もしくは特別入球口49内へ落入せずに通過口33
a内へ落入する通常入賞経路を通過するかの2通りに球
受渡し部材59によって振り分けられる。
【0054】球受ケース30の奥板34の中央部付近の
後側には正面形状が縦長十形状に形成された連動部材6
0が上下動可能に設置され、この連動部材60にはその
中央部に配設された横長状の基片60aと、この基片6
0a上の左右方向中央部に垂立された縦長状の上片60
bと、基片60aの下面の左右方向中央部に垂下された
下片60cと、基片60aの前面の中央部に連接されて
前方へ突出された突片60dとが形成され、基片60a
には横長状の中央ガイド孔60eが貫設される一方、上
片60b及び下片60cにはそれぞれ縦長状の上下ガイ
ド孔60fが貫設され、この上方ガイド孔60f内には
奥板34の両第1支え棒36の両ガイドピン36aがそ
れぞれ貫挿され、連動部材60は奥板34に両ガイドピ
ン36aを介して上下動可能に支持されている。突片6
0bの先端部には縦断面が逆L形状の掛合部60hが形
成され、この掛合部60hには伝動片57の伝動ピン5
7aが掛止されている。
【0055】連動部材60は突片60dと伝動片57と
を介して両アーム56に連動可能に連繋され、球受渡し
部材59が下死点へ変位した状態で連動部材60が下降
したときには伝動片57の伝動ピン57aが突片60d
で押下げられて両アーム56が上方へ傾動し、球受渡し
部材59が上昇する一方、球受渡し部材59が上死点へ
変位した状態で連動部材60が上昇したときには伝動片
57が球受渡し部材59の自重で上方へ傾動しかつ両ア
ーム56が下方へ傾動して球受渡し部材59が下降す
る。
【0056】球受ケース30の奥板34の後方には奥板
34の各第2支え棒37の後端にビス着された金属製の
取付プレート61が垂直状に設置され、この取付プレー
ト61の裏面の左右端部には左右1対の開閉ソレノイド
62,62がそれぞれ若干傾斜して上向き状に取着され
ている。両開閉ソレノイド62の作動軸62aの先端に
は作動軸62aに外嵌されたスプリング62bによって
上方へ付勢された作動片63がそれぞれ取付けられ、こ
の両作動片63の上端部にそれぞれ貫設された横長状の
孔部63a内には前記両後伝動部材43の両連動ピン4
4がそれぞれ係入されて両開閉ソレノイド62の作動軸
62aと両後伝動部材43とが連動可能に連繋されてい
る。
【0057】両開閉ソレノイド62の両作動軸62aが
下方へ退動したときには両側の前後伝動部材42,43
がそれぞれ外方へ揺動して両大入賞口開閉部材27がそ
れぞれ外方へ水平移動し、両大入賞口20が開放されて
両大入賞口20内へのパチンコ球の転落が可能となる一
方、両開閉ソレノイド62の両作動軸62aが上方へ進
動したときには両側の前後伝動部材42,43がそれぞ
れ内方へ揺動して両大入賞口開閉部材27がそれぞれ内
方へ水平移動し、両大入賞口20が閉鎖されて両大入賞
口20内へのパチンコ球の転落が不能となる。
【0058】取付プレート61の後方には垂直状の縦板
64aと、この縦板64aの周縁に連接されて後方へ突
出された周壁板64bとを有し、後方開放の偏平箱形状
に形成されて奥板34の各第3支え棒38の後端にビス
着された密封ケース64が垂立状態で設置されている。
【0059】密封ケース64の縦板64aの前面に各第
3支え棒38にそれぞれ対向して凸設された各突部64
cには第3支え棒38の後端が突入された凹陥部64d
が密封ケース64の取付状態を安定化するためにそれぞ
れ凹設されている。
【0060】密封ケース64の縦板64aの裏面中央部
付近にはキャラクタ50の両アーム56を駆動するパル
スモータ型のキャラクタ駆動モータ65が前向き状に取
付けられ、このキャラクタ駆動モータ65の出力軸65
aは密封ケース64の縦板64aを貫通して前方へ突出
され、この出力軸65aには円柱状のカム66が嵌着さ
れている。このカム66の前端面の偏心位置に突設され
てカム66が回転したときにカム66の回転軸の回りへ
旋回する駆動ピン66aは連動部材60の中央ガイド孔
60e内に係入され、カム66の1回転毎に連動部材6
0が駆動ピン66aによって上下方向へ1回往復移動し
て両アーム56が上下方向へ1回往復傾動し、球受渡し
部材59が1回昇降する。
【0061】密封ケース64の前面には投光素子と受光
素子との間に凹設された検出溝67aを有するキャラク
タ用定位置検出スイッチ67(光電スイッチ)がカム6
6に対向して取着される一方、カム66の外周面にはキ
ャラクタ用定位置検出スイッチ67の検出溝67a内へ
の通過可能な半円形板状に形成された指令片68がほぼ
半周面にわたって突設され、この指令片68と駆動ピン
66aとの相対位置はカム66の駆動ピン66aが上死
点から下死点へ旋回する間は指令片68がキャラクタ用
定位置検出スイッチ67の検出溝67a内から離脱した
状態で旋回し、カム66の駆動ピン66aが下死点から
上死点へ旋回する間は指令片68の一部がキャラクタ用
定位置検出スイッチ67の検出溝67a内へ侵入した状
態で旋回するように設定され、駆動ピン66aが上死点
及び下死点へ旋回して両アーム56が上傾端及び下傾端
へ傾動したときにそれぞれキャラクタ用定位置検出スイ
ッチ67が検出信号を発信する。
【0062】密封ケース64の周壁板64bの後端面に
はこの密封ケース64内を密封状に覆蓋する蓋板の機能
を有する中継回路基板70が垂直状に取付けられ、この
中継回路基板70の前面には入賞装置10の内外部に配
設された電気、電子部品と、制御基板77の制御回路と
を電気的に接続するプリント配線面70aが形成される
一方、中継回路基板70の裏面にはプリント配線面70
aに接続されて配線用接続端子が解離可能に接続される
複数個のコネクタ71〜71が取付けられている。密封
ケース64に取付けられたキャラクタ部材駆動モータ6
5の胴部は中継回路基板70の中央部付近に開設された
丸孔状の通し孔70bを貫通して後方へ突出されてい
る。
【0063】次に、パチンコゲームのゲーム内容につい
て説明する。遊技盤面1aへ打出されたパチンコ球が大
入賞口20へ入球すると、15個の賞品球が遊技者に払
い出され、パチンコ球がその他の入賞口へ入球すると7
個の賞品球が遊技者に払い出される。
【0064】ゲームの開始に際し、パチンコ機の電源を
投入すると、キャラクタ部材駆動モータ65が0〜2.
0秒後に起動されてキャラクタ50のアーム56は上傾
端で3.5秒間停止してから、2秒間に1回上下に往復
傾動する間欠往復傾動動作を開始してその動作を反復
し、第2図柄表示体75は1を表示する。
【0065】遊技盤面1aへ打ち込まれたパチンコ球が
ゲート115を通り抜けると、両第1図柄表示体15
A,15Bが図柄の変動表示を開始し、9.012秒後
に左第1図柄表示体15Aが変動表示を停止し、10.
012秒後に右第1図柄表示体15Bが変動表示を停止
する。
【0066】ゲート115へのパチンコ球の通過の記憶
は最高4個まで記憶され、記憶数が記憶数表示LED1
8の点灯数によって表示される。
【0067】両第1図板表示体15A,15Bが変動表
示を停止したときに両第1図柄表示体15A,15Bの
停止図柄が特定図柄22,33,44,55,66,7
7,88の何れかとなった場合には中始動口4Bが図柄
が判定されてから0.1秒後に1.0秒間開放される。
【0068】ゲート115へのパチンコ球の通過の記憶
がある場合には中始動口4Bの閉止時点から0.504
秒後に記憶数が1つ減算され、両第1図柄表示体15
A,15Bが更び変動表示を開始する。
【0069】両第1図柄表示体15A,15Bの変動表
示停止時の停止図柄が外れ図柄となった場合には中始動
口4Bは開放されない。ゲート115へのパチンコ球の
通過の記憶がある場合には記憶数が1つ減算され、両第
1図柄表示体15A,15Bが図柄の変動表示を開始す
る。
【0070】パチンコ球が左右始動口4A,4C内へ入
球すると、連続作動装置が1.5秒後に作動し、両開閉
ソレノイド62が1.5秒後に1回励磁されて両大入賞
口20が0.352秒間の開放時間で1回開閉される。
【0071】パチンコ球が中始動口4B内へ入球する
と、連続作動装置が1.5秒後に作動して両大入賞口2
0が1.5秒後に2回開閉され、この時の両大入賞口2
0の1回の開放時間は0.352秒間で、閉鎖時間は
0.8秒間と設定されている。
【0072】左右始動口4A,4C、中始動口4Bへの
入賞によりパチンコ球が大入賞口20へ入球すると、大
入賞口入賞検出スイッチ116の検出信号によって第2
図柄表示体75が図柄の変動表示を開始し、始めに1図
柄0.032秒の移行速度で0.256秒間高速変動表
示してから、1図柄0.128秒の移行速度で0.25
6秒間低速変動表示して変動表示を停止し、停止図柄が
判定される。
【0073】第2図柄表示体75の図柄の変動表示中に
パチンコ球が大入賞口20へ入球しても、第2図柄表示
体75は図柄の変動表示停止後図柄の変動表示を継続し
ない。
【0074】第2図柄表示体75が図柄の変動表示を停
止したときに第2図柄表示体75が表示した停止図柄が
特定図柄3,7の何れかとなった場合にはキャラクタ5
0の両アーム56は0〜2秒後に下傾端で0.5秒停止
してから、2秒間に1回往復傾動する間欠往復傾動動作
を反復し、パチンコ球が球受渡し部材59上に停留する
機会が増大して遊技者に利益を与え易い状況が出現す
る。
【0075】第2図柄表示体75の停止図柄が3、7以
外となった場合には両アーム56は電源投入時と同様に
上傾端で3.5秒間停止してから2秒間に1回往復傾動
する間欠往復傾動動作を反復する。
【0076】大入賞口20の開放中に、入賞したパチン
コ球が連続作動口22内へ落入して特別領域通過検出ス
イッチ23によって検出されると、連続作動装置が4.
0秒後に作動し、大入賞口20が4.0秒後に連続開閉
を開始して各回の開放時間を0.7秒間とし、各回の閉
鎖時間を0.8秒として26.2秒間に18回連続して
反復開閉される(図21,22参照)。
【0077】このとき、キャラクタ50の両アーム56
はその往復傾動動作の連続回数が2回目から11回目の
場合にはパチンコ球が連続始動口22を通過してから、
キャラクタ用定位置検出スイッチ67がアーム56の下
傾端位置を検出した時点で下傾端で停止し、球受渡し部
材59上へのパチンコ球の停留が可能となる(図21参
照)。
【0078】そして、両アーム56は大入賞口20の1
5回目の開放時、若しくは大入賞口20への入賞球が4
個カウントされた時点で1回2.0秒間の連続往復傾動
動作を反復し、大入賞口20の開閉動作終了後、電源投
入時の状態に復元する。
【0079】また、キャラクタ50の両アーム56はそ
の往復傾動動作の連続回数が12回目から16回目の場
合にはパチンコ球が連続作動口22を通過後、キャラク
タ用定位置検出スイッチ67が両アーム56の下傾端を
検出した時点で下傾端で停止し、大入賞口20の第1回
目の開放時点から1往復2.0秒で往復傾動動作を開始
して大入賞口20の開閉終了後電源投入時の状態に復元
する。
【0080】第2図柄表示体75は両アーム56の連続
往復傾動動作の終了後電源投入時の状態に戻る。
【0081】大入賞口20の18回連続開閉の回数は最
初の1回を含めて最高16回まで許容される。
【0082】大入賞口20の開閉中にパチンコ球が大入
賞口20に10個入球すると、その時点で大入賞口20
が閉鎖される。
【0083】大入賞口20の開閉中にパチンコ球が各始
動口4A,4B,4Cに入球した場合には規定数の賞品
球を獲得するだけで、大入賞口20の開閉終了後引続き
大入賞口20が開閉されることはない。
【0084】連続作動装置の作動中にパチンコ球が再度
連続作動口22内へ入球すると、大入賞口20が4.0
秒後に開放されて18回連続開閉を開始する(図23参
照)。
【0085】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では入賞装置10の大入賞口2
0への入賞が可能な状況を出現させるために設定される
特定図柄を含む図柄群を変動表示してから変動表示を停
止する第1図柄表示体15A,15Bと、制御装置の制
御信号によって上下方向へ傾動制御されるキャラクタ5
0の両アーム56と、この両アーム56の動きを遊技者
に有利になる動きに切替えるために設定される特定図柄
を含む図柄群を変動表示してから変動表示を停止する第
2図柄表示体75とを入賞装置10に組込んである。
【0086】このため、第1図柄表示体15A,15B
の停止図柄が判定されて停止図柄によって大入賞口20
への入賞が可能な状況が出現するとともに、第2図柄表
示体75の停止図柄が判定されて両アーム56の動きが
切替えられ、大入賞口20に入賞したパチンコ球が連続
作動口22へ入賞し易い状況と入賞し難い状況とが両ア
ーム56の動きの切替えによって出現し、さらに、パチ
ンコ球が連続作動口22へ入賞すると、両アーム56が
連続作動口22へ入賞し易い別態様の動きをするので、
大当たり入賞までの経過を多様化してゲーム内容を高度
化し、ゲームの興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入賞装置の正面図である。
【図2】パチンコ機の正面図である。
【図3】パチンコ機の裏面図である。
【図4】遊技盤の裏面図である。
【図5】入賞装置の縦断面図である。
【図6】同じく、斜視図である。
【図7】図5のX1−X1線断面図である。
【図8】大入賞口開閉機構の裏面図である。
【図9】アーム駆動機構の縦断面図である。
【図10】アームが下傾端で停止した状態を示すキャラ
クタの斜視図である。
【図11】アームが上傾端へ傾動した状態を示すキャラ
クタの斜視図である。
【図12】アームが上傾端へ傾動した状態を示すアーム
駆動機構の背面図である。
【図13】アームが下傾端へ傾動した状態を示すアーム
駆動機構の背面図である。
【図14】パチンコ機の電気配線図である。
【図15】アームの動きを示すタイムチャートである。
【図16】第1図柄表示体の作動態様を示すタイムチャ
ートである。
【図17】大入賞口の開閉態様を示すタイムチャートで
ある。
【図18】大入賞口の開閉態様を示すタイムチャートで
ある。
【図19】第2図柄表示体の作動態様を示すタイムチャ
ートである。
【図20】アームの動きを示すタイムチャートである。
【図21】大入賞口の開閉態様と、アームの動きと、連
続作動装置の作動態様とを示すタイムチャートである。
【図22】大入賞口の開閉態様と、アームの動きと、連
続作動装置の作動態様とを示すタイムチャートである。
【図23】大入賞口の開閉態様と、アームの動きと、連
続作動装置の作動態様とを示すタイムチャートである。
【図24】大入賞口の開閉態様と、アームの動きと、連
続作動装置の作動態様とを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 入賞装置 15A,15B 第1図柄表示体 20 大入賞口 56 アーム 75 第2図柄表示体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月19日(2002.6.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載し
た発明は、大入賞口と当該大入賞口に入賞した球が通過
可能な特定領域および当該特定領域以外の非特定領域と
前記大入賞口に入賞した球のうちで前記特定領域を通過
する球のみを検出する特定領域通過検出スイッチとを備
えた入賞装置と、前記大入賞口に入賞した球を検出する
検出スイッチと、前記検出スイッチの検出信号によって
図柄の変動表示が可能な図柄表示体とを有し、前記図柄
表示体に特定の図柄が表示されると遊技者に利益を与え
易い状況にする構成としたパチンコ機において、前記図
柄表示体が図柄の変動表示を開始してから停止するまで
の期間を前記大入賞口の開放期間よりも長く設定した。 (2)請求項2に記載した発明は、大入賞口と当該大入
賞口に入賞した球が通過可能な特定領域および当該特定
領域以外の非特定領域と前記大入賞口に入賞した球のう
ちで前記特定領域を通過する球のみを検出する特定領域
通過検出スイッチとを備えた入賞装置と、前記大入賞口
に入賞した球を検出する検出スイッチと、前記検出スイ
ッチの検出信号によって図柄の変動表示が可能な図柄表
示体とを有し、前記図柄表示体に特定の図柄が表示され
ると遊技者に利益を与え易い状況にする構成としたパチ
ンコ機において、前記図柄表示体が図柄の変動表示を開
始してから停止するまでの期間を前記大入賞口の閉鎖期
間よりも短く設定した。 (3)請求項3に記載した発明は、大入賞口と当該大入
賞口に入賞した球が通過可能な特定領域および当該特定
領域以外の非特定領域と前記大入賞口に入賞した球のう
ちで前記特定領域を通過する球のみを検出する特定領域
通過検出スイッチとを備えた入賞装置と、前記大入賞口
に入賞した球を検出する検出スイッチと、前記検出スイ
ッチの検出信号によって図柄の変動表示が可能な図柄表
示体とを有し、前記図柄表示体に特定の図柄が表示され
ると遊技者に利益を与え易い状況にする構成としたパチ
ンコ機において、前記図柄表示体が図柄の変動表示を開
始してから停止するまでの期間を前記大入賞口の開放期
間よりも長くかつ前記大入賞口の閉鎖期間よりも短く設
定した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】(1)請求項1に記載した発明では、図柄
表示体が図柄の変動表示を開始してから停止するまでの
期間(以下、単に「図柄変動期間」と呼ぶ。)を大入賞
口の開放期間よりも長く設定した。大入賞口に入賞した
球が検出スイッチに検出されて初めて図柄の変動表示を
開始するので、図柄の変動表示を開始する時期は大入賞
口を開放し始める時期よりも必然的に遅れる。仮に図柄
の変動表示と大入賞口の開放とをほぼ同時に始めた場合
でも、図柄変動期間は大入賞口の開放期間よりも長いの
で、大入賞口を閉鎖する前に図柄の変動表示を停止する
ことはない。よって、大入賞口にかかる一回の開放期間
中には一回しか図柄の変動表示を行わない。 (2)請求項2に記載した発明では、図柄変動期間を大
入賞口の閉鎖期間よりも短く設定した。仮に大入賞口の
開放期間において閉鎖間際に球が大入賞口に入賞したと
しても、図柄変動期間は大入賞口の閉鎖期間よりも短い
ので、次に大入賞口を開放する前に必然的に図柄の変動
表示を停止する。よって、大入賞口にかかる一回の閉鎖
期間中には一回しか図柄の変動表示を行わない。 (3)請求項3に記載した発明では、図柄変動期間を大
入賞口の開放期間よりも長く、かつ図柄変動期間を大入
賞口の閉鎖期間よりも短く設定した。上述した作用を考
慮すると、大入賞口にかかる一回の開放期間中には一回
しか図柄の変動表示を行わず、かつ大入賞口にかかる一
回の閉鎖期間中には一回しか図柄の変動表示を行わない
ことになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の効果】(1)請求項1に記載した発明によれ
ば、一回の大入賞口の開放期間では図柄の変動表示を一
回のみ行う。もし図柄変動期間が大入賞口の開放期間よ
りも短いときは、一回の大入賞口の開放期間内に図柄の
変動表示を二回以上行える。例えば一回目の図柄の変動
表示で特定の図柄が表示されたとしても、二回目の図柄
の変動表示で特定の図柄以外の図柄が表示される可能性
がある。本例では一回目の図柄の変動表示によって遊技
者に利益を与え易い状況になるはずが、二回目の図柄の
変動表示が行われたために遊技者に利益を与え易い状況
にはならないという不都合が生ずる。これに対して、本
発明では一回の大入賞口の開放期間では図柄の変動表示
を一回に限っているので、当該不都合が防止される。 (2)請求項2に記載した発明によれば、一回の大入賞
口の閉鎖期間では図柄の変動表示を一回のみ行う。もし
図柄変動期間が大入賞口の閉鎖期間よりも長いときは、
今回の大入賞口の閉鎖期間内に図柄の変動表示を停止で
きず、次回に大入賞口が開いてから停止する。すると次
回の大入賞口の開放によって新たに球が入賞する可能性
があり、球が入賞した場合には一回の大入賞口の開放期
間内に図柄の変動表示を二回以上行うことになる。よっ
て、上述した(1)と同様の不都合が生ずる。これに対
して、本発明では一回の大入賞口の閉鎖期間では図柄の
変動表示を一回に限っているので、当該不都合が防止さ
れる。 (3)請求項3に記載した発明によれば、一回の大入賞
口の開放期間では図柄の変動表示を一回のみ行い、一回
の大入賞口の閉鎖期間では図柄の変動表示を一回のみ行
う。開放期間と閉鎖期間の双方で図柄の変動表示を一回
に限ったので、上述した(1)と(2)の不都合を確実
に防止できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】遊技盤1の遊技盤面1aにはその中央部付
近に配設された入賞装置10と、この入賞装置10の両
側方にそれぞれ配設された天下左入賞口2A及び天下右
入賞口2Bと、入賞装置10の両側斜め下方にそれぞれ
配設された左チューリップ式役物3A及び右チューリッ
プ式役物3Bと、入賞装置10の下方で横方向へ配列さ
れた左始動口4A、中始動口4B、右始動口4Cと、入
賞装置10の直下に配設されてパチンコ球が通り抜ける
ゲート115とが設置されている。なお、入賞装置10
は入賞装置に相当する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】図4において、遊技盤1の裏側には入賞装
置10を通り抜けたパチンコ球を検出する大入賞口入賞
検出スイッチ116と、左始動口入賞検出スイッチ11
7と、中始動口入賞検出スイッチ118と、右始動口入
賞検出スイッチ119と、ゲート115を通り抜けたパ
チンコ球を検出する図柄作動スイッチ120と、天入賞
口入賞検出スイッチ121と、中始動口開放ソレノイド
122と、中継基板123とが設置され、また、パチン
コ球を誘導する誘導樋124が取付けられている。
お、大入賞口入賞検出スイッチ116は検出スイッチに
相当する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】下ケース体19内にはこの下ケース体19
の左右方向中央部に配設された角筒状の入球筒21a
と、箱形状のスイッチケース21bとを有する球受部材
21が取外し可能に取付けられ、入球筒21a内には振
り分け棚48の特別入球口49の直下に配設された連続
作動口22が開設されるとともに、スイッチケース21
b内には連続作動口22内へ落入したセーフ球の通過を
検出する特定領域通過検出スイッチ23が装入され、こ
の特定領域通過検出スイッチ23の検出口23aは連続
作動口22の直下に配設され、連続作動口22内へ落入
したセーフ球は下ケース体19の底板19c上へ転落し
てベース枠5の球通路12内へ誘導され、球通路12の
後端から下方へ送出される。なお、連続作動口22は特
定領域に相当し、当該連続作動口22以外の領域は非特
定領域に相当する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】第2図柄表示体75はパチンコ球が大入賞
口20へ入賞して大入賞口入賞検出スイッチ116が入
賞を検出した時点で図柄の変動表示を開始して8つの図
柄1,2,3,4,5,6,7,8を始めに移行速度
0.032秒、1周期0.256秒で高速変動表示し、
続いて、移行速度0.128秒、1周期1.024秒で
低速変動表示してから変動表示を停止し、停止図柄が判
定される。なお、第2図柄表示体75は図柄表示体に相
当する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】球受渡し部材59は両アーム56が下傾端
へ傾動した状態では入賞室40内の下端の左右方向の中
央部に後傾動端へ傾動してパチンコ球の受入れが可能な
姿勢(図9,図10を参照)で前底板24の誘導片24
aの後側に隣接して設置され、両アーム56が上傾端へ
傾動すると、その上傾端の手前で両突片59dが振り分
け棚48の後端縁48cに突き当たって両突片59dの
上動が阻止され、球受渡し部材59が前支軸58を中心
として前傾動端へ傾動する(図9,図11を参照)。こ
のとき、球受渡し部材59上にパチンコ球が停留してい
る場合にはそのパチンコ球は球受渡し部材59上から振
り分け棚48上へ放出され、振り分け棚48の中央部上
を前方へ直進して特別入球口49内へ落入し、さらに連
続作動口22内へ落入する。すなわち図9,図11から
明らかなように、両アーム56が上傾端へ傾動した状態
ではパチンコ球の受入れが不能な姿勢になる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】ゲームの開始に際し、パチンコ機の電源を
投入すると、キャラクタ部材駆動モータ65が0〜2.
0秒後に起動されてキャラクタ50のアーム56は上傾
端で3.5秒間停止してから、2秒間に1回上下に往復
傾動する間欠往復傾動動作を開始してその動作を反復し
(図15を参照)、第2図柄表示体75は1を表示す
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】左右始動口4A,4C、中始動口4Bへの
入賞によりパチンコ球が大入賞口20へ入球すると、大
入賞口入賞検出スイッチ116の検出信号によって第2
図柄表示体75が図柄の変動表示を開始し、始めに1図
柄0.032秒の移行速度で0.256秒間高速変動表
示してから、1図柄0.128秒の移行速度で0.25
6秒間低速変動表示して変動表示を停止し、停止図柄が
判定される。図18,図19を参照すると、第2図柄表
示体75が図柄の変動表示を開始してから停止するまで
の期間は0.512秒間であり、大入賞口20の開放時
間(図18のA区間;0.352秒間)よりは長く、大
入賞口20の閉鎖時間(図18のB区間;0.8秒間)
よりは短く設定している。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】第2図柄表示体75が図柄の変動表示を停
止したときに第2図柄表示体75が表示した停止図柄が
特定図柄3,7の何れかとなった場合にはキャラクタ5
0の両アーム56は0〜2秒後に下傾端で0.5秒停止
してから、2秒間に1回往復傾動する間欠往復傾動動作
を反復し(図20を参照)、パチンコ球が球受渡し部材
59上に停留する機会が増大して遊技者に利益を与え易
い状況が出現する。なお、特定図柄3,7は特定の図柄
に相当する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者に利益を与えるために設定される
    特定図柄を含む図柄群を変動表示してから変動表示を停
    止する図柄表示体と、制御装置の制御信号によって駆動
    制御される可動部材と、この可動部材の動きを指定して
    遊技者に利益を与える動きに切替える可動部材用動作指
    定手段とを入賞装置に組込んだことを特徴とするパチン
    コ機。
JP2002161649A 2002-06-03 2002-06-03 パチンコ機 Pending JP2002360836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002161649A JP2002360836A (ja) 2002-06-03 2002-06-03 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002161649A JP2002360836A (ja) 2002-06-03 2002-06-03 パチンコ機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000245173A Division JP2001062070A (ja) 2000-08-11 2000-08-11 パチンコ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002360836A true JP2002360836A (ja) 2002-12-17

Family

ID=19194962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002161649A Pending JP2002360836A (ja) 2002-06-03 2002-06-03 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002360836A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003135761A (ja) 遊技機
JP4296014B2 (ja) 遊技機の中央役物
JP2003169919A (ja) 遊技機
JP2003088645A (ja) 弾球遊技機
JP2008113909A (ja) 弾球遊技機
JP4708777B2 (ja) パチンコ遊技機の表示装置
JP2004290231A (ja) 遊技機
JP3710491B2 (ja) パチンコ機
JP2002360836A (ja) パチンコ機
JP2001062070A (ja) パチンコ機
US20050087926A1 (en) Gaming machine
JP2660921B2 (ja) 遊技機
JP2004160240A (ja) パチンコ機
JP3115355B2 (ja) パチンコ機
JP2002301232A (ja) 遊技機
JP2874979B2 (ja) 遊技機の入賞装置
JP2795737B2 (ja) 遊技機の入賞装置
JP2007268107A (ja) 遊技機における装飾部材
JP2004195087A (ja) 遊技機
JP2003325804A (ja) 遊技機
JPH05192439A (ja) パチンコ機の入賞装置
JPH0742462Y2 (ja) パチンコ機の可変表示装置
JP2787441B2 (ja) パチンコ機
JP2000317080A (ja) 弾球遊技機
JP2005185538A (ja) パチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213