JP2002360322A - キャリーケース - Google Patents
キャリーケースInfo
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- JP2002360322A JP2002360322A JP2001170605A JP2001170605A JP2002360322A JP 2002360322 A JP2002360322 A JP 2002360322A JP 2001170605 A JP2001170605 A JP 2001170605A JP 2001170605 A JP2001170605 A JP 2001170605A JP 2002360322 A JP2002360322 A JP 2002360322A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】縫製して作られるケース本体の、表・裏の生地
の間に補強用の板状のフレームを収めたタイプのキャリ
ーケースに就いて、補強環を不要化して、生産性の向上
や軽量化を図ると共に、デザインの自由度を高める。 【解決手段】フレームは、底板と、左右の側板と天板と
を一体に連ねた天・側板と、背板とから成り、天・側
板、及び背板の各下縁は、底板の縁部に固着し、背板の
上縁部は天板に固着させたことを特徴とする。そして、
背板の上端に延設した重合片を、天板に重ね合わせると
よい。又、トレー状に形成した底板の周縁部、側板と天
板との連接個所、背板と重合片との連接個所、フレーム
の前縁ライン等に、任意の曲率の丸味を持たせるとよ
い。
の間に補強用の板状のフレームを収めたタイプのキャリ
ーケースに就いて、補強環を不要化して、生産性の向上
や軽量化を図ると共に、デザインの自由度を高める。 【解決手段】フレームは、底板と、左右の側板と天板と
を一体に連ねた天・側板と、背板とから成り、天・側
板、及び背板の各下縁は、底板の縁部に固着し、背板の
上縁部は天板に固着させたことを特徴とする。そして、
背板の上端に延設した重合片を、天板に重ね合わせると
よい。又、トレー状に形成した底板の周縁部、側板と天
板との連接個所、背板と重合片との連接個所、フレーム
の前縁ライン等に、任意の曲率の丸味を持たせるとよ
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表生地と裏生地と
を重ねて、ケースの形態に縫製したケース本体の、表・
裏の生地の間に、ケースの形状保持と補強用の、板状材
を組合わせたフレームを収めたタイプのキャリーケース
の改良に関する。
を重ねて、ケースの形態に縫製したケース本体の、表・
裏の生地の間に、ケースの形状保持と補強用の、板状材
を組合わせたフレームを収めたタイプのキャリーケース
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記タイプの従来のキャリーケースの一
例を、図3〜図6に示した。図3にその外観を示した様
に、このキャリーケース50は、表生地と裏生地とを重
ねて、ケースの形態に縫製したケース本体51を備えて
いる。ケース本体51の前面側は開放されており、この
開口を塞ぐ布製の蓋52の周縁部には、開閉用のファス
ナー53を取付けている。54は蓋52に取付けたポケ
ットである。
例を、図3〜図6に示した。図3にその外観を示した様
に、このキャリーケース50は、表生地と裏生地とを重
ねて、ケースの形態に縫製したケース本体51を備えて
いる。ケース本体51の前面側は開放されており、この
開口を塞ぐ布製の蓋52の周縁部には、開閉用のファス
ナー53を取付けている。54は蓋52に取付けたポケ
ットである。
【0003】表・裏の生地間の隙間には、キャリーケー
ス50の形状保持と補強用の、図4に示した板状のフレ
ーム55が納められる。このフレーム55は、隙間に納
め易い様に、図示の3つの部分、即ち、背板と底板及び
天板とを一体に連結させたフレーム本体55Aと、左右
2枚の側板55B,55Bとに分割されている。
ス50の形状保持と補強用の、図4に示した板状のフレ
ーム55が納められる。このフレーム55は、隙間に納
め易い様に、図示の3つの部分、即ち、背板と底板及び
天板とを一体に連結させたフレーム本体55Aと、左右
2枚の側板55B,55Bとに分割されている。
【0004】更に、本体ケース51の左右の側壁の周縁
部には、図5に示した様に、金属線材で作られた矩形サ
ークル状の補強環56を、縫製段階で綴じ込んでいる。
図6は、キャリーケース50の、模式的な正面図及び側
面図で、図中の57は携行用のハンドル、58はキヤス
ターである。
部には、図5に示した様に、金属線材で作られた矩形サ
ークル状の補強環56を、縫製段階で綴じ込んでいる。
図6は、キャリーケース50の、模式的な正面図及び側
面図で、図中の57は携行用のハンドル、58はキヤス
ターである。
【0005】次に、図7〜図9に、従来の別のキャリー
ケースの構造を図解した。図9は、このキャリーケース
60の、模式的な正面図及び側面図である。キャリーケ
ース60の基本的な構造は、キャリーケース50とほぼ
同じで、ケース本体51と同様な構造のケース本体61
を備えている。
ケースの構造を図解した。図9は、このキャリーケース
60の、模式的な正面図及び側面図である。キャリーケ
ース60の基本的な構造は、キャリーケース50とほぼ
同じで、ケース本体51と同様な構造のケース本体61
を備えている。
【0006】但し、図7に示した様に、キャリーケース
60を補強するフレーム62の形態は、フレーム55と
はかなり異なっている。即ち、天板と左右の側板とを一
体化させたフレーム本体62Aの、両側板の下端を、底
板62Bの両側端に、ビス止等により連結させている。
そして、フレーム本体62Aの内側面には、補強帯板6
3を固着させている
60を補強するフレーム62の形態は、フレーム55と
はかなり異なっている。即ち、天板と左右の側板とを一
体化させたフレーム本体62Aの、両側板の下端を、底
板62Bの両側端に、ビス止等により連結させている。
そして、フレーム本体62Aの内側面には、補強帯板6
3を固着させている
【0007】又、フレーム本体62Aとは別体に作られ
た、背板62Cを備えている。更に、フレーム本体62
Aが、側方からの力を受けて変形し易い難点を補うべ
く、ケース本体61の前面側及び背面側の夫々の周縁部
には、図8に示した、金属線材製で矩形サークル状の補
強環64を綴じ込んでいる。
た、背板62Cを備えている。更に、フレーム本体62
Aが、側方からの力を受けて変形し易い難点を補うべ
く、ケース本体61の前面側及び背面側の夫々の周縁部
には、図8に示した、金属線材製で矩形サークル状の補
強環64を綴じ込んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のキャリー
ケース50には、以下に列挙した如き幾つかの難点があ
る。 (イ)フレーム55は、これを構成するフレーム本体5
5Aと両側板55Bとが結合されていないので、前後方
向からの力を受けると変形し易い。 (ロ)この難点を改善する為の補強環56を、ケース本
体51に綴じ込む手間と経費が嵩む。 (ハ)金属製の補強環56は、キャリーケース50を重
くする。 (ニ)フレーム55は3分割されているので、それ等を
個別に、ケース本体51を構成する表・裏の生地の間に
セットするのに、かなりの手間・暇を要する。 (ホ)フレーム55の立体的形状からして、図6の
(b)に示した様に、ケースを側面視した場合の四隅部
分は、丸味を帯びたデザインに出来るが、肝心の正面視
状態では、(a)に示した様にこれが出来ない。
ケース50には、以下に列挙した如き幾つかの難点があ
る。 (イ)フレーム55は、これを構成するフレーム本体5
5Aと両側板55Bとが結合されていないので、前後方
向からの力を受けると変形し易い。 (ロ)この難点を改善する為の補強環56を、ケース本
体51に綴じ込む手間と経費が嵩む。 (ハ)金属製の補強環56は、キャリーケース50を重
くする。 (ニ)フレーム55は3分割されているので、それ等を
個別に、ケース本体51を構成する表・裏の生地の間に
セットするのに、かなりの手間・暇を要する。 (ホ)フレーム55の立体的形状からして、図6の
(b)に示した様に、ケースを側面視した場合の四隅部
分は、丸味を帯びたデザインに出来るが、肝心の正面視
状態では、(a)に示した様にこれが出来ない。
【0009】又、従来の別のキャリーケース60にも、
以下に列挙した如き幾つかの難点がある。 (ヘ)フレーム62は、これを構成するフレーム本体6
2Aと背板62Cとが結合されていないので、横方向か
らの力を受けると変形し易い。 (ト)その為、キャリーケース50の上記(ロ)〜
(ニ)と同様な難点を抱えている。 (チ)フレーム62を強化する為に、補強帯板63を頑
丈にすると、その分、重くなる。 (リ)フレーム62の立体的形状からして、図9の
(a)に示した様に、ケースを正面視した場合の四隅部
分は、丸味を帯びたデザインに出来るが、側面視状態で
は、(b)に示した様にこれが出来ない。 (ヌ)デザインの善し悪しは売れ行きを大きく左右する
ので、この点は重要である。
以下に列挙した如き幾つかの難点がある。 (ヘ)フレーム62は、これを構成するフレーム本体6
2Aと背板62Cとが結合されていないので、横方向か
らの力を受けると変形し易い。 (ト)その為、キャリーケース50の上記(ロ)〜
(ニ)と同様な難点を抱えている。 (チ)フレーム62を強化する為に、補強帯板63を頑
丈にすると、その分、重くなる。 (リ)フレーム62の立体的形状からして、図9の
(a)に示した様に、ケースを正面視した場合の四隅部
分は、丸味を帯びたデザインに出来るが、側面視状態で
は、(b)に示した様にこれが出来ない。 (ヌ)デザインの善し悪しは売れ行きを大きく左右する
ので、この点は重要である。
【0010】そこで、本発明の目的は、フレームの構造
乃至は形態を工夫することによって、補強環を組込まな
くても、フレームに必要な耐変形性を確保出来て、生産
性を大幅に高められ、併せて、その外形を全体として丸
味を帯びさせる等の、デザインの自由度も向上させたキ
ャリーケースを提供するにある。
乃至は形態を工夫することによって、補強環を組込まな
くても、フレームに必要な耐変形性を確保出来て、生産
性を大幅に高められ、併せて、その外形を全体として丸
味を帯びさせる等の、デザインの自由度も向上させたキ
ャリーケースを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるキャリーケースは、表生地と裏生地と
を重ねて、ケースの形態に縫製したケース本体の、表・
裏の生地の間に、ケースの形状保持と補強用の、板状材
を組合わせたフレームを収めたものに於いて、前記フレ
ームは、底板と、左右の側板と天板とを一体に連ねた天
・側板と、背板とから成り、天・側板、及び背板の各下
縁は、底板の縁部に固着し、背板の上縁部は天板に固着
させたことを特徴とする。そして、背板の上端には、天
板に重ね合わせる為の、重合片を延設するとよい。又、
トレー状に形成した底板の周縁部、側板と天板との連接
個所、背板と重合片との連接個所等に、任意の曲率の丸
味を持たせるとよい。更に、フレームの前縁ラインを、
任意の曲率でカーブさせてもよい。
の、本発明によるキャリーケースは、表生地と裏生地と
を重ねて、ケースの形態に縫製したケース本体の、表・
裏の生地の間に、ケースの形状保持と補強用の、板状材
を組合わせたフレームを収めたものに於いて、前記フレ
ームは、底板と、左右の側板と天板とを一体に連ねた天
・側板と、背板とから成り、天・側板、及び背板の各下
縁は、底板の縁部に固着し、背板の上縁部は天板に固着
させたことを特徴とする。そして、背板の上端には、天
板に重ね合わせる為の、重合片を延設するとよい。又、
トレー状に形成した底板の周縁部、側板と天板との連接
個所、背板と重合片との連接個所等に、任意の曲率の丸
味を持たせるとよい。更に、フレームの前縁ラインを、
任意の曲率でカーブさせてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるキャリーケ
ースの一実施例に就いて、図1及び図2を参照しながら
説明する。図2に、その正面視及び側面視形状を模式的
に示した、このキャリーケースAは、従来技術の項で説
明した様に、表生地と裏生地とを重ねてケースの形態に
縫製したケース本体Cの、表・裏の生地の間に、図1に
示したフレームBを収めた構成を備えている。図2中
で、11はキヤスター、12は携行用のハンドルであ
る。
ースの一実施例に就いて、図1及び図2を参照しながら
説明する。図2に、その正面視及び側面視形状を模式的
に示した、このキャリーケースAは、従来技術の項で説
明した様に、表生地と裏生地とを重ねてケースの形態に
縫製したケース本体Cの、表・裏の生地の間に、図1に
示したフレームBを収めた構成を備えている。図2中
で、11はキヤスター、12は携行用のハンドルであ
る。
【0013】この発明の特徴部分は、フレームBにある
ので、以下は、このフレームBに限って説明する。硬質
プラスチック製のフレームBは、キャスター11の取付
基盤となる底板1と、両側板2A,2Aと天板2Bとを
一体に連ねた、天・側板2と、背板3との3者を、ビス
止等の適宜の連結手段によって、一体に連結させた構成
を備えている。
ので、以下は、このフレームBに限って説明する。硬質
プラスチック製のフレームBは、キャスター11の取付
基盤となる底板1と、両側板2A,2Aと天板2Bとを
一体に連ねた、天・側板2と、背板3との3者を、ビス
止等の適宜の連結手段によって、一体に連結させた構成
を備えている。
【0014】この実施例の底板1は、図示の様に、その
周縁部を立ち上げることによりトレー状に形成して、そ
の構造強度を高めると共に、フレームBの組立の便を図
っている。又、底板1の前後の稜部は、夫々丸味を持た
せている。
周縁部を立ち上げることによりトレー状に形成して、そ
の構造強度を高めると共に、フレームBの組立の便を図
っている。又、底板1の前後の稜部は、夫々丸味を持た
せている。
【0015】天・側板2は、図示の様に、その両肩部分
に、デザイン上好ましい曲率の丸味を持たせている。
又、側板2Aは、図1及び図2の(b)に示した様に、
その前縁ラインeと、隅角部分とに、デザイン上好まし
い曲率の丸味を持たせている。尚、フレームBの四周の
前縁部は、総て上記の前縁ラインeに相当する。
に、デザイン上好ましい曲率の丸味を持たせている。
又、側板2Aは、図1及び図2の(b)に示した様に、
その前縁ラインeと、隅角部分とに、デザイン上好まし
い曲率の丸味を持たせている。尚、フレームBの四周の
前縁部は、総て上記の前縁ラインeに相当する。
【0016】又、この実施例では、天・側板2の内側面
の長手方向の全長にわたって、補強帯板4を添着させて
いる。
の長手方向の全長にわたって、補強帯板4を添着させて
いる。
【0017】背板3の上縁には、所定の幅と長さを有す
る重合片3Aを前向きに延設している。そして、背板3
との連接個所にも、図2の(b)に示した様に、丸味を
持たせている。重合片3Aは、図1に示した様に、天板
2Bの上に重ね合わせた状態を、止螺5等の適宜の連結
手段によって固定させている。
る重合片3Aを前向きに延設している。そして、背板3
との連接個所にも、図2の(b)に示した様に、丸味を
持たせている。重合片3Aは、図1に示した様に、天板
2Bの上に重ね合わせた状態を、止螺5等の適宜の連結
手段によって固定させている。
【0018】両側板2A,2A及び背板3の各下端は、
トレー状の底板1の左右の側縁部及び後縁部に、止螺5
等によって連結させている。従って、フレームBは、図
1に示した様に、その前面側を開口部とする、縦向きの
箱形の一体構造を備えている。但し、背板3の左右の縁
端は、側板2Aに連結されないままである。然し、実用
上は、フレームBの耐変形強度には殆ど悪影響を及ぼさ
ない。
トレー状の底板1の左右の側縁部及び後縁部に、止螺5
等によって連結させている。従って、フレームBは、図
1に示した様に、その前面側を開口部とする、縦向きの
箱形の一体構造を備えている。但し、背板3の左右の縁
端は、側板2Aに連結されないままである。然し、実用
上は、フレームBの耐変形強度には殆ど悪影響を及ぼさ
ない。
【0019】次に、キャリーケースAの組立方に就いて
説明する。先ず、バッグ状のケース本体Cを、表生地と
裏生地とを重ね合わせて縫製する。その際に、フレーム
Bが充分な耐変形強度を備えているので、従来技術とは
異なって、前述の、変形防止用の金属製補強環を綴じ込
む必要は全く無い。
説明する。先ず、バッグ状のケース本体Cを、表生地と
裏生地とを重ね合わせて縫製する。その際に、フレーム
Bが充分な耐変形強度を備えているので、従来技術とは
異なって、前述の、変形防止用の金属製補強環を綴じ込
む必要は全く無い。
【0020】図示は省いたが、裏生地には、フレームB
を表・裏の生地の間に嵌め込む為に必要な切れ目を設け
ている。この切れ目は、ファスナーにより開閉自在に
し、又、嵌め込んだフレームBをズレ止する為の、固定
手段も組付けられている。
を表・裏の生地の間に嵌め込む為に必要な切れ目を設け
ている。この切れ目は、ファスナーにより開閉自在に
し、又、嵌め込んだフレームBをズレ止する為の、固定
手段も組付けられている。
【0021】ケース本体Cが出来たら、一体構造のフレ
ームBを、上記の切れ目から一挙に、表・裏の生地の間
に嵌め込むことが出来る。
ームBを、上記の切れ目から一挙に、表・裏の生地の間
に嵌め込むことが出来る。
【0022】そして、フレームBの嵌込状態を固定した
うえ、キャスター11等の付属部品を取付ければ、キャ
リーケースAは完成する。
うえ、キャスター11等の付属部品を取付ければ、キャ
リーケースAは完成する。
【0023】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるキャリーケースは、従来の同種のものに比べて
以下に列挙した如き、実用上の優れた効果を発揮する。 (a)補強用のフレームは、従来のそれとは異なり、分
割構造とせずに一体化されているので、耐変形性が極め
て優れている。 (b)その為、従来は、袋状のケース本体の稜部に綴じ
込んでいた、金属線材製の補強環が不要になる。 (c)従って、補強環を綴じ込む為の極めて面倒な作業
工程も省ける。 (d)又、補強環が不要になった分、キャリーケースを
軽く作れる。 (e)更に、フレームを、ケース本体を構成する表・裏
の生地の間に収める作業を、分割構造のフレームに比べ
て、遙かに簡単・迅速に行える。 (f)フレームは、複数枚の板材を連結合体させている
ので、個々の板材の形状を変えることによって、従来は
出来なかった、全体として丸味を帯びたデザインに形作
り易くなる。 (g)従って、より魅力的な外形を備えたキャリーケー
スを創作し易くなる。
明によるキャリーケースは、従来の同種のものに比べて
以下に列挙した如き、実用上の優れた効果を発揮する。 (a)補強用のフレームは、従来のそれとは異なり、分
割構造とせずに一体化されているので、耐変形性が極め
て優れている。 (b)その為、従来は、袋状のケース本体の稜部に綴じ
込んでいた、金属線材製の補強環が不要になる。 (c)従って、補強環を綴じ込む為の極めて面倒な作業
工程も省ける。 (d)又、補強環が不要になった分、キャリーケースを
軽く作れる。 (e)更に、フレームを、ケース本体を構成する表・裏
の生地の間に収める作業を、分割構造のフレームに比べ
て、遙かに簡単・迅速に行える。 (f)フレームは、複数枚の板材を連結合体させている
ので、個々の板材の形状を変えることによって、従来は
出来なかった、全体として丸味を帯びたデザインに形作
り易くなる。 (g)従って、より魅力的な外形を備えたキャリーケー
スを創作し易くなる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、フレームの斜
視図である。
視図である。
【図2】同上、図1のフレームを組付けたキャリーケー
スの模式的な正面視及び側面視図である。
スの模式的な正面視及び側面視図である。
【図3】従来例を示すもので、キャリーケースの斜視図
である。
である。
【図4】同上、フレームの斜視図である。
【図5】同上、補強環の斜視図である。
【図6】同上、キャリーケースの模式的な正面視及び側
面視図である。
面視図である。
【図7】別の従来例を示すもので、フレームの斜視図で
ある。
ある。
【図8】同上、補強環の斜視図である。
【図9】同上、キャリーケースの模式的な正面視及び側
面視図である。
面視図である。
A キャリーケース B フレーム C ケース本体 1 底板 2A 側板 2B 天板 2 天・側板 3 背板 3A 重合片 4 補強帯板 5 止螺 e 前縁ライン 11 キャスター 12 ハンドル 50,60 キャリーケース 51,61 ケース本体 52 蓋 53 ファスナー 54 ポケット 55,62 フレーム 55A,62A フレーム本体 55B 側板 56,64 補強環 57 ハンドル 58 キャスター 62B 底板 62C 背板 63 補強帯板
Claims (4)
- 【請求項1】 表生地と裏生地とを重ねて、ケースの形
態に縫製したケース本体の、表・裏の生地の間に、ケー
スの形状保持と補強用の、板状材を組合わせたフレーム
を収めたものに於いて、 前記フレームは、底板と、左右の側板と天板とを一体に
連ねた天・側板と、背板とから成り、 天・側板、及び背板の各下縁は、底板の縁部に固着し、
背板の上縁部は天板に固着させたことを特徴とするキャ
リーケース。 - 【請求項2】 背板の上端に、天板に重ね合わせる為
の、重合片を延設したことを特徴とする請求項1記載の
キャリーケース。 - 【請求項3】 トレー状に形成した底板の周縁部、側板
と天板との連接個所、背板と重合片との連接個所等に、
任意の曲率の丸味を持たせたことを特徴とする請求項1
又は2記載のキャリーケース。 - 【請求項4】 フレームの前縁ラインを、任意の曲率で
カーブさせたことを特徴とする請求項1記載のキャリー
ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170605A JP2002360322A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | キャリーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170605A JP2002360322A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | キャリーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002360322A true JP2002360322A (ja) | 2002-12-17 |
Family
ID=19012499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001170605A Pending JP2002360322A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | キャリーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002360322A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105451594A (zh) * | 2013-06-12 | 2016-03-30 | It行李有限公司 | 改进的行李箱制品 |
IT201700061060A1 (it) * | 2017-06-05 | 2018-12-05 | Fabbrica Pelletterie Milano S P A | Metodo per la fabbricazione di un articolo di valigeria e articolo di valigeria fabbricato con tale metodo. |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09308515A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Kodama Kagaku Kogyo Kk | スーツケース |
JP3067872U (ja) * | 1999-10-01 | 2000-04-11 | サンコー鞄株式会社 | キャリ―バッグ |
-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001170605A patent/JP2002360322A/ja active Pending
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CN105451594A (zh) * | 2013-06-12 | 2016-03-30 | It行李有限公司 | 改进的行李箱制品 |
IT201700061060A1 (it) * | 2017-06-05 | 2018-12-05 | Fabbrica Pelletterie Milano S P A | Metodo per la fabbricazione di un articolo di valigeria e articolo di valigeria fabbricato con tale metodo. |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |