JP2002359635A - アクセス網中継装置 - Google Patents

アクセス網中継装置

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JP2002359635A
JP2002359635A JP2001163317A JP2001163317A JP2002359635A JP 2002359635 A JP2002359635 A JP 2002359635A JP 2001163317 A JP2001163317 A JP 2001163317A JP 2001163317 A JP2001163317 A JP 2001163317A JP 2002359635 A JP2002359635 A JP 2002359635A
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Japan
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packet
identification information
access network
relay device
packet identification
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JP2001163317A
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English (en)
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Shoichiro Senoo
尚一郎 妹尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モバイル端末ないし他のアクセス網中継装置
への同一パケットの重複送信を防止するアクセス網中継
装置を得ること。 【解決手段】 受信パケットから抽出されたパケット識
別情報をパケット識別情報保持手段13に格納されてい
るパケット識別情報と比較し、一致するパケット識別情
報があるときは受信パケットを廃棄し、一致するパケッ
ト識別情報がないときは受信パケットをモバイル端末へ
送信することで、同一パケットがモバイル端末に重複し
て送信されないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア網と無線アク
セス網を接続するアクセス網中継装置に関し、特にバイ
キャスト方式において、モバイル端末のハンドオーバ時
に発生する送信パケットの重複を防止するようにしたア
クセス網中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コア網としてIPネットワークを用い、
モバイル端末の移動をサポートする手順としてIETF
(The Internet Engineering Task Force)によって標準
化されたRFC 2002などで規定されるMobile IPを採用し
た移動パケット通信ネットワークの構成が、例えば電子
情報通信学会技術研究報告SSE2000-154「Mobile IPをベ
ースとした移動通信ネットワークに関する検討」に記述
されている。この文献によれば、通常端末(コレスポン
デントノード、Correspondent Node)からモバイル端末
へのパケットはいったんホームエージェント(Home Age
nt)が受け取り、ここでモバイルIP(Mobile IP)で
定められたエンカプセルが施されてアクセス網中継装置
(この文献ではEdge Nodeと呼んでいる)へ転送され
る。アクセス網中継装置はエンカプセルされたパケット
を受け取ってデカプセルし、自身が接続する無線アクセ
ス網の通信範囲に存在する配下のモバイル端末へパケッ
トを送信する。モバイル端末がどのアクセス網中継装置
の配下にあるかはアクセス網中継装置がモバイル端末の
ために割当てる気付アドレス(C/Oアドレス,Care-of
-address)によって識別され、アクセス中継装置ないし
モバイル端末はモバイルIPで定義された登録手順に従
いホームエージェントへモバイル端末のCare-of-addres
sを通知して登録する。Home AgentにCare-of-addressが
登録された状態をモビリティ バインディング(mobilit
y binding)と呼ぶ。
【0003】さて、モバイル端末が第一のアクセス網中
継装置(旧アクセス網中継装置)の配下から第二のアク
セス網中継装置(新アクセス網中継装置)の配下へ移動
する場合、モバイルIPでは新アクセス網中継装置にて
移動を検出しそれからホームエージェントへの登録手順
が実行され、その後ホームエージェントがエンカプセル
転送先のアクセス網中継装置を旧アクセス網中継装置か
ら新アクセス網中継装置へ切り替える。
【0004】しかしこの方法では、移動後登録手順が完
了するまで通常端末からモバイル端末へのパケットが旧
アクセス網中継装置へ送られ続け、移動から切り替えま
で時間がかかるという問題や、移動から切り替えの間に
旧アクセス網中継装置へ送られるパケットがモバイル端
末へ届かないという問題がある。
【0005】そこでIETFにおいて、これらの問題を
解決するための方法が議論されており、例えば旧アクセ
ス網中継装置が切り替えまでの間に受け取ったパケット
を新アクセス網中継装置へ転送する手法や、ホームエー
ジェントなど中間のノードが移動が起きようとする時に
現在のアクセス網中継装置と移動先候補となるアクセス
網中継装置の両者へパケットを送るバイキャスト(bica
st)と呼ばれる手法が提案されている。
【0006】図7はインターネットドラフト“Low late
ncy Handoffs in Mobile IPv4”の記述に基づくバイキ
ャストの例を示す図である。図7において、101はI
Pコア網、102は通常端末、103はモバイル端末、
104はモバイル端末103が属するホームネットワー
ク、105はホームネットワーク104に存在するホー
ムエージェント、120はモバイル端末103が移動前
にその配下にあった旧アクセス網中継装置、121はモ
バイル端末103が移動後にその配下に移る新アクセス
網中継装置、131は通常端末102からの送信パケッ
トを示す矢印、132はホームエージェント105から
直接ないし旧アクセス網中継装置120を経由して新ア
クセス網中継装置121へ送信されるパケットを示す矢
印である。通常端末102、ホームエージェント10
5、旧アクセス網中継装置120、新アクセス網中継装
置121はIPコア網101を経由してパケット通信を
行う。アクセス網中継装置120,121は無線アクセ
ス網を経由してモバイル端末と通信する。
【0007】モバイルIPのプロトコルに従い、通常端
末102からモバイル端末103へのパケットは、矢印
131が示すようにIPコア網101を経由してホーム
ネットワーク104へ送られ、これをホームエージェン
ト105がいったん受信する。ホームエージェント10
5は受信したパケットをエンカプセルしてモバイル端末
103を配下に持つアクセス網中継装置へ送信する。バ
イキャストでは、モバイル端末103の移動が起きよう
とする時、ホームエージェント105が、矢印132に
示されるように、パケットを旧アクセス網中継装置12
0と新アクセス網中継装置121の両者へ重複して送信
し、いずれかからモバイル端末103へ送信できるよう
にする。なおバイキャストには、ホームエージェント1
05でなく、ホームエージェント105とアクセス網中
継装置120、121の間に存在する他の装置がパケッ
トを重複して送信するケースもある。また、他の方式と
して、アクセス網中継装置120が自身の配下のモバイ
ル端末103へパケットを送信すると共に、モバイル端
末103の移動先となるアクセス網中継装置121へも
重複してパケットを送る場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにバイキャス
トでは、同一のパケットを複数のアクセス網中継装置へ
送るため、アクセス網中継装置間の転送とバイキャスト
が併用される場合などに、アクセス網中継装置が同一の
パケットを複数受け取ってモバイル端末へ転送すること
があり得る。その結果、モバイル端末が同一パケットを
重複受信すると、プロトコル上のエラーと見なされエラ
ー回復のための処理が必要になり、正常な通信が阻害さ
れる。
【0009】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
同一パケットの重複を検出することにより、モバイル端
末ないし他のアクセス網中継装置への同一パケットの重
複送信を防止するアクセス網中継装置を得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかるアクセス網中継装置は、コア網と無線
アクセス網を接続し、配下のモバイル端末との通信をサ
ポートするアクセス網中継装置において、コア網からパ
ケットを受信するパケット受信手段と、パケット受信手
段で受信したパケットをデカプセルするデカプセル手段
と、デカプセル手段においてデカプセルしたエンカプセ
ルヘッダおよびパケットヘッダ内の情報からパケット識
別情報を抽出するパケット識別情報抽出手段と、該抽出
したパケット識別情報を格納するパケット識別情報保持
手段と、モバイル端末へデカプセルしたパケットを送信
するパケット送信手段と、受信パケットから抽出された
パケット識別情報を上記パケット識別情報保持手段に格
納されているパケット識別情報と比較し、一致するパケ
ット識別情報があるときは受信パケットを廃棄し、一致
するパケット識別情報がないときは受信パケットを前記
パケット送信手段を用いてモバイル端末へ送信するよう
制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、受信パケットから抽出
されたパケット識別情報を上記パケット識別情報保持手
段に格納されているパケット識別情報と比較し、一致す
るパケット識別情報があるときは受信パケットを廃棄
し、一致するパケット識別情報がないときは受信パケッ
トを前記パケット送信手段を用いてモバイル端末へ送信
することで、同一パケットがモバイル端末に重複して送
信されないようにしている。
【0012】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、制御手段は、モバイル端末のハ
ンドオーバの前後の所定の期間にのみ、受信パケットの
前記廃棄処理を実行することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、アクセス中継装置が切
り替わるハンドオーバの前後の所定の期間にのみ、受信
パケットの前記廃棄処理を実行するようにしている。
【0014】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記制御手段は、受信パケット
が属するアプリケーションプロトコルの種別に応じて前
記パケット識別情報保持手段へパケット識別情報を格納
するか否かを決定することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、音声伝送やメッセージ
配送など受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じてパケット識別情報保持手段へパケッ
ト識別情報を格納するか否かを決定するようにしてい
る。
【0016】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記制御手段は、前記パケット
識別情報保持手段にパケット識別情報を格納する際に、
パケットを保持する期限を示す保持期限を格納し、保持
期限に達したパケット識別情報をパケット識別情報保持
手段から削除することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、パケット識別情報保持
手段にパケット識別情報を格納する際に、パケットを保
持する期限を示す保持期限を格納し、保持期限に達した
パケット識別情報をパケット識別情報保持手段から削除
するようにしている。
【0018】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記保持期限は、受信パケット
が属するアプリケーションプロトコルの種別に応じて決
定されることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、受信パケットが属する
アプリケーションプロトコルの種別に応じて保持期限を
決定するようにしている。
【0020】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記保持期限は、送信元端末と
の間のパケット中継遅延に応じて決定されることを特徴
とする。
【0021】この発明によれば、送信元端末との間のパ
ケット中継遅延に応じて保持期限を決定するようにして
いる。
【0022】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記保持期限は、モバイル端末
のハンドオーバに要する時間に応じて決定されることを
特徴とする。
【0023】この発明によれば、モバイル端末のハンド
オーバに要する時間に応じて保持期限を決定するように
している。
【0024】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、コア網と無線アクセス網を接続し、配下のモバイル
端末との通信をサポートするアクセス網中継装置におい
て、コア網からパケットを受信するパケット受信手段
と、パケット受信手段で受信したパケットをデカプセル
するデカプセル手段と、デカプセル手段においてデカプ
セルしたエンカプセルヘッダおよびパケットヘッダ内の
情報からパケット識別情報を抽出するパケット識別情報
抽出手段と、該抽出したパケット識別情報を格納するパ
ケット識別情報保持手段と、パケットをエンカプセルす
るエンカプセル手段と、エンカプセルしたパケットを他
のアクセス網中継装置へ送信するパケット送信手段と、
受信パケットから抽出されたパケット識別情報を上記パ
ケット識別情報保持手段に格納されているパケット識別
情報と比較し、一致するパケット識別情報があるときは
受信パケットを廃棄し、一致するパケット識別情報がな
いときは受信パケットを前記パケット送信手段を用いて
他のアクセス中継装置へ送信するよう制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0025】この発明によれば、受信パケットから抽出
されたパケット識別情報を上記パケット識別情報保持手
段に格納されているパケット識別情報と比較し、一致す
るパケット識別情報があるときは受信パケットを廃棄
し、一致するパケット識別情報がないときは受信パケッ
トを前記パケット送信手段を用いて他のアクセス中継装
置へ送信するようにしている。
【0026】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記制御手段は、モバイル端末
のハンドオーバの前後の所定の期間にのみ、受信パケッ
トの前記廃棄処理を実行することを特徴とする。
【0027】この発明によれば、アクセス中継装置が切
り替わるハンドオーバの前後の所定の期間にのみ、受信
パケットの前記廃棄処理を実行するようにしている。
【0028】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記制御手段は、受信パケット
が属するアプリケーションプロトコルの種別に応じて前
記パケット識別情報保持手段へパケット識別情報を格納
するか否かを決定することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、音声伝送やメッセージ
配送など受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じてパケット識別情報保持手段へパケッ
ト識別情報を格納するか否かを決定するようにしてい
る。
【0030】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記制御手段は、前記パケット
識別情報保持手段にパケット識別情報を格納する際に、
パケットを保持する期限を示す保持期限を格納し、保持
期限に達したパケット識別情報をパケット識別情報保持
手段から削除することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、パケット識別情報保持
手段にパケット識別情報を格納する際に、パケットを保
持する期限を示す保持期限を格納し、保持期限に達した
パケット識別情報をパケット識別情報保持手段から削除
するようにしている。
【0032】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記保持期限は、受信パケット
が属するアプリケーションプロトコルの種別に応じて決
定されることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、受信パケットが属する
アプリケーションプロトコルの種別に応じて保持期限を
決定するようにしている。
【0034】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、保持期限は、送信元端末との間
のパケット中継遅延に応じて決定されることを特徴とす
る。
【0035】この発明によれば、送信元端末との間のパ
ケット中継遅延に応じて保持期限を決定するようにして
いる。
【0036】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置
は、上記発明において、前記保持期限は、モバイル端末
のハンドオーバに要する時間に応じて決定されることを
特徴とする。
【0037】この発明によれば、モバイル端末のハンド
オーバに要する時間に応じて保持期限を決定するように
している。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるアクセス網中継装置の好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0039】実施の形態1.図1は本発明にかかるアク
セス網中継装置の実施の形態1を示す図であり、1つの
アクセス網中継装置100の内部要部構成を示してい
る。この図1に示すアクセス網中継装置100は、先の
図7に示したような移動パケット通信ネットワークに含
まれる1つのアクセス網中継装置(120,121)を
構成している。以下の説明においても、モバイル端末、
ホームエージェントなどに図7と同じ符号を用いる。
【0040】図1において、10はモバイル端末宛パケ
ットを受信するパケット受信手段、11はパケット受信
手段10で受信したパケットをデカプセルするデカプセ
ル手段、12はデカプセル手段11でデカプセルしたエ
ンカプセルヘッダおよびパケットヘッダ内の情報からパ
ケット識別情報を抽出するパケット識別情報抽出手段、
13は抽出したパケット識別情報を格納するパケット識
別情報保持手段、14はモバイル端末103ないし他の
アクセス網中継装置へパケットを送信するパケット送信
手段、15はこれら各手段を用いた一連の動作を制御す
る制御手段である。
【0041】また、図2は、図1のパケット識別情報保
持手段13が保持するパケット識別情報の保持構造の一
例を示す図であり、図中20はパケット識別情報テーブ
ル、21〜2nはパケット識別情報テーブルへのn個の
エントリ、31は上記エントリの構成要素の1つである
検索情報、32は上記エントリの構成要素の別の一つで
ある状態情報である。図2ではパケット識別情報テーブ
ル20をパラレル・コンパレータとして機能するCAM
(Content Addressable Memory)に実装しており、これに
よりパケットから抽出した情報を用いてパケット識別情
報テーブル20を検索するときに、該情報と一致する検
索情報31を持つエントリを高速に特定することができ
る。
【0042】以下の説明においては、検索情報31が宛
先IPアドレス、送信元IPアドレスおよび宛先/送信
元ポート番号から構成され、状態情報32がTCP送信
セグメント番号、エンカプセルヘッダ内のエンカプセル
元IPアドレスを含む場合を想定する。
【0043】図3のフローチャートを参照して実施の形
態1の動作を説明する。図3の各手順は制御手段15の
制御によって行われるものである。このような制御は、
例えば制御手段としてマイクロプロセッサやDSP(Dig
ital Signaling Processor)を用い、フローチャートに
対応するプログラムをマイクロプロセッサやDSPに実
行させることで実現できる。
【0044】まず、アクセス網中継装置100では、I
Pコア網101からのパケットをパケット受信手段10
を用いて受信する(ステップS201)。つぎに、デカ
プセル手段11によって、受信したパケットをモバイル
IPのプロトコルに従いデカプセルする(ステップS2
02)。すなわち、このデカプセルでは、ホームエージ
ェント105により付加されたモバイルIPのエンカプ
セルヘッダを除去する。
【0045】次に、パケット識別情報抽出手段12は、
デカプセル手段11において除去されたエンカプセルヘ
ッダおよびパケットのヘッダ内の情報からパケット識別
情報を抽出する(ステップS203)。パケット識別情
報抽出手段12においては、例えば受信パケットがTC
P(Transmission Control Protocol)のパケットであれ
ば、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先/送
信元ポート番号、TCP送信セグメント番号、エンカプ
セルヘッダ内のエンカプセル元IPアドレスといった情
報を抽出する。
【0046】次に、該抽出した情報に含まれる宛先IP
アドレス、送信元IPアドレス、宛先/送信元ポート番
号を用いて、パケット識別情報保持手段13が保持する
パケット識別情報テーブル20の中の検索情報31を検
索する(ステップS204)。
【0047】次に、パケット識別情報テーブル20を検
索した結果、抽出した検索情報31と一致するエントリ
がパケット識別情報テーブル20内に有ったか否かを判
定する(ステップS205)。エントリがなかった場合
は、手順をステップS206へ進ませ、抽出した情報を
パケット識別情報テーブル20に格納する。すなわち、
パケット識別情報テーブル20の空きエントリを1つ選
択し、該選択したエントリの検索情報31に対応する記
憶領域に抽出した情報に含まれる宛先IPアドレス、送
信元IPアドレス、宛先/送信元ポート番号を格納する
と共に、該選択したエントリの状態情報32に対応する
記憶領域に抽出した情報に含まれるTCP送信セグメン
ト番号、エンカプセルヘッダ内のエンカプセル元IPア
ドレスを格納する。
【0048】この場合は、受信パケットのパケット識別
情報がパケット識別情報保持手段13に記憶されておら
ずパケットが重複する恐れがないので、アクセス網中継
装置100はパケット送信手段14を介してデカプセル
した受信パケットを無線アクセス網経由でモバイル端末
103へ送信する。
【0049】一方、ステップS205の判定において、
パケット識別情報テーブル20に抽出した情報と一致す
るエントリが有った場合には、つぎに受信パケットと同
一のパケットが既にモバイル端末103へ送信済みであ
るか否かを判定する(ステップS208)。すなわち、
受信パケットから抽出したTCP送信セグメント番号
と、ステップS205で一致すると判定されたエントリ
の状態情報32に含まれるTCP送信セグメント番号を
比較し、両者が同じであれば受信パケットと同一のパケ
ットを送信済みであると判断する。
【0050】ステップS208において、同一パケット
を送信済みと判断した場合は、受信パケットを廃棄し、
モバイル端末へ同一パケットを重複して送信しないよう
にする(ステップS209)。
【0051】一方、ステップS208において、同一パ
ケットをまだ送信していないと判断した場合は、ステッ
プS205で一致すると判定されたエントリの状態情報
32を、受信パケットから抽出した情報を用いて更新す
る(ステップS210)。すなわち、受信パケットから
抽出したTCP送信セグメント番号やエンカプセル元I
Pアドレスで、ステップS205で一致すると判定され
たエントリ(検索情報31が一致するエントリ)の状態
情報32を更新する。そして、手順をステップS207
へ進ませ、パケット送信手段14を介してデカプセルし
た受信パケットを無線アクセス網経由でモバイル端末1
03へ送信する。
【0052】このように実施の形態1によれば、アクセ
ス網中継装置において、重複受信したパケットを検出
し、該重複受信したパケットを廃棄するようにしている
ので、モバイル端末103が同一パケットを重複受信す
ることが確実に防止され、正常な通信が阻害されること
もなくなる。
【0053】なお、上記実施の形態1においては、パケ
ット識別情報テーブルとしてCAMを用いているが、C
AMの代わりにハッシュテーブル(連想配列)を用いて
検索情報を検索するようにしてもよい。
【0054】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。バイキャスト方式によりアク
セス網中継装置が重複パケットを受信する可能性がある
のはアクセス網中継装置間のモバイル端末のハンドオー
バの前後の特定期間のみである。そこで、この実施の形
態2においては、この特定期間にのみパケット識別情報
テーブル20における検索やパケット識別情報格納を行
うことで、アクセス網中継装置の負荷を軽減させ、また
パケット識別情報テーブル20の容量の増大を抑制する
ようにしている。
【0055】図4はこの実施の形態2の動作手順を示す
フローチャートである。図4のフローチャートにおいて
は、先の図3のフローチャートのステップS202とS
203の間にステップS202aを追加するようにして
いる。そして、ステップS202aで、特定期間内か否
かを判定し、特定期間内なら手順をステップS203へ
進ませて、パケット識別情報テーブル20における検索
やパケット識別情報格納を行い、そうでなければ手順を
ステップS207へ進ませて、即座に受信パケットを送
信する。
【0056】特定期間は、例えばバイキャストが同一モ
バイル端末への複数のモビリティバインディング(mobi
lity binding)に基づき行われる場合、アクセス網中継
装置100においてモビリティ バインディングの開始
と終了を観測し、同一のモバイル端末について複数のモ
ビリティ バインディングが存在する期間をそのモバイ
ル端末に関する特定期間とすれば良い。
【0057】ここでモビリティ バインディングの開始
と終了は、RFC 2002において規定されるレジストレーシ
ョン要求(Registration Request)とレジストレーショ
ン応答(Registration Reply)のホームエージェントと
の間の送受信によって判断される。すなわちホームエー
ジェントへのレジストレーション要求に対しこれを受け
入れるレジストレーション応答を受信した時がモビリテ
ィ バインディングの開始、レジストレーション応答に
含まれるモビリティ バインディングの寿命(lifetim
e)が満了した時がモビリティ バインディングの終了で
ある。なおMobileIPv6ではレジストレーション要求とレ
ジストレーション応答に代えバインディングアップデー
ト(Binding Update)とバインディングアクノリッジメ
ント(Binding Acknowledgement)を用いるが、mobilit
y bindingの判断方法は同様である。
【0058】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3について説明する。上記の実施の形態1は受信パケッ
トがTCPの場合について説明したが、UDP(User Da
tagram Protocol)上のアプリケーションプロトコルであ
っても、パケットヘッダに順序番号を持つようにすれ
ば、先の実施の形態1と同様にして重複受信したパケッ
トを廃棄することができる。
【0059】なおアプリケーションプロトコルによって
は、パケット転送が単発的でパケットを重複受信しても
エラー回復の負荷が少ない場合があるので、アプリケー
ションプロトコルの種別に依存して受信パケットのパケ
ット識別情報をパケット識別情報テーブル20に格納す
るか否か判断するようにすることも可能である。これは
例えば、図3のステップS206において、受信パケッ
トから抽出されるTCPやUDPのポート番号やアプリ
ケーションプロトコルの情報に基づいてアプリケーショ
ンプロトコル種別を判定し、あらかじめ設定した特定の
アプリケーションプロトコル種別の場合にのみ、パケッ
ト識別情報テーブル20に識別情報を格納することで実
現する。したがって、あらかじめ設定した特定のアプリ
ケーションプロトコル種別以外の場合、例えばRTP
(リアルタイム伝送プロトコル)の場合は、前述したパ
ケット廃棄処理を実行しない。
【0060】実施の形態4.つぎにこの発明の実施の形
態4について説明する。図2のパケット識別情報テーブ
ル20は有限なので、あるエントリについて更なる重複
パケットを受信する可能性がなくなったら該エントリを
空エントリへ戻し、有効なエントリを格納する余地を作
る必要がある。これは例えば図3のステップS206に
おいて、パケット識別情報テーブル20に対し、受信パ
ケットから抽出された情報に加え、該エントリの保持期
限情報も格納し、更に周期的にパケット識別情報テーブ
ル20を精査して保持期限に達したエントリの内容を削
除し、空エントリへ戻すことで実現される。
【0061】図5はこのようなエントリの保持期限情報
を含むパケット識別情報の構造の一例を示す図であり、
エントリの1つの構成要素として保持期限33が追加さ
れている。
【0062】図5に示すパケット識別情報テーブル20
において、保持期限に達したパケット識別情報は次のよ
うにして削除される。すなわち図3のステップS206
における抽出したパケット識別情報の新エントリ格納時
に、保持期限33も格納する。更に図3のステップS2
10におけるエントリ更新時に、交信用の所定の保持期
限値をもって保持期限33を更新する。またタイマなど
を用いて周期的に起動されるエントリ削除処理機能を図
1の制御手段15に設け、エントリ削除処理においてパ
ケット識別情報テーブル20の保持期限33をチェック
して保持期限を過ぎたエントリを検出し、該エントリを
空に戻すようにする。
【0063】実施の形態5.つぎにこの発明の実施の形
態5について説明する。アプリケーションプロトコルに
応じてセッション継続時間が異なる。そこで、この実施
の形態5においては、先の実施の形態4においてパケッ
ト識別情報テーブル20に格納する保持期限33の値
を、アプリケーションプロトコル種別に応じて異なる値
に設定する。
【0064】実施の形態6.つぎにこの発明の実施の形
態6について説明する。送信元端末との間のパケット中
継遅延が大きいほど重複パケットを受信する可能性のあ
る期間が長くなる。そこで、この実施の形態6において
は、先の実施の形態4において、パケット識別情報テー
ブル20に格納する保持期限33の値を、送信元端末と
の間のパケット中継遅延に依存して決定する。送信元端
末との間のパケット中継遅延は、例えばアクセス網中継
装置から送信元端末へ、ICMP Echo Requestなどの折返
し要求パケットを送信して応答が返るまでの時間を計測
することで推定する。
【0065】実施の形態7.つぎにこの発明の実施の形
態7について説明する。アクセス網中継装置間のモバイ
ル端末の移動(ハンドオーバ)には、複数のタイプがあ
り、タイプ毎に要する時間が異なる場合、ホームエージ
ェント105がバイキャストを行う期間はハンドオーバ
のタイプに依存する。そこで、この実施の形態7におい
ては、先の実施の形態4において、パケット識別情報テ
ーブル20に格納する保持期限33の値を、モバイル端
末103が行うハンドオーバのタイプに依存して決定す
る。複数のハンドオーバのタイプをサポートするアクセ
ス網中継装置であれば、自局の配下から、あるいは自局
の配下へ移動するモバイル端末の移動がどのタイプのハ
ンドオーバによるものか判断可能である。
【0066】実施の形態8.つぎに、この発明の実施の
形態8について説明する。ところで、上記の各実施の形
態1〜7で説明した各制御内容は、図6に示すような、
パケットを他のアクセス網中継装置へも送信するアクセ
ス網中継装置100に適用することができる。他のアク
セス網中継装置へパケットを送信する場合は、パケット
をエンカプセルする必要があるので、図6においては、
パケット送信手段14の前段にエンカプセル手段16を
追加するようにしている。他の構成要素に関しては、図
1に示したものと同じであり、重複する説明は省略す
る。この実施の形態8では、アクセス網中継装置がモバ
イル端末宛のパケットを他のアクセス網中継装置へ送信
する場合、前記各実施の形態1〜7で説明した各制御内
容を用いて、重複パケットを検出し、重複パケットを他
のアクセス網中継装置に送信しないようにしている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明にかかるア
クセス網中継装置によれば、受信パケットから抽出され
たパケット識別情報を上記パケット識別情報保持手段に
格納されているパケット識別情報と比較し、一致するパ
ケット識別情報があるときは受信パケットを廃棄し、一
致するパケット識別情報がないときは受信パケットを前
記パケット送信手段を用いてモバイル端末へ送信するよ
うにしているので、同一パケットがモバイル端末に重複
して送信されなくなり、これによりモバイル端末が同一
パケットを重複受信することが確実に防止され、モバイ
ル端末で通信が阻害されることもなくなる。
【0068】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、アクセス中継装置が切り替わるハンドオーバの
前後の所定の期間にのみ、受信パケットの前記廃棄処理
を実行するようにしているので、アクセス網中継装置の
負荷が軽減され、また識別情報保持手段の記憶容量の増
大を抑制することが可能となる。
【0069】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じてパケット識別情報保持手段へパケッ
ト識別情報を格納するか否かを決定しているので、パケ
ット廃棄が有効なアプリケーションプロトコルについて
のみパケット廃棄処理を実行することができる。
【0070】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、パケット識別情報保持手段にパケット識別情報
を格納する際に、パケットを保持する期限を示す保持期
限を格納し、保持期限に達したパケット識別情報をパケ
ット識別情報保持手段から削除するようにしているの
で、識別情報保持手段の記憶容量の増大を抑制すること
が可能となる。
【0071】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じて保持期限を決定しているので、無駄
に識別情報を記憶している時間が短くなり、識別情報保
持手段の記憶エリアを有効活用することが可能となる。
【0072】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、送信元端末との間のパケット中継遅延に応じて
保持期限を決定しているので、無駄に識別情報を記憶し
ている時間が短くなり、識別情報保持手段の記憶エリア
を有効活用することが可能となる。
【0073】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、モバイル端末のハンドオーバに要する時間に応
じて保持期限を決定しているので、無駄に識別情報を記
憶している時間が短くなり、識別情報保持手段の記憶エ
リアを有効活用することが可能となる。
【0074】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、受信パケットから抽出されたパケット識別情報
を上記パケット識別情報保持手段に格納されているパケ
ット識別情報と比較し、一致するパケット識別情報があ
るときは受信パケットを廃棄し、一致するパケット識別
情報がないときは受信パケットを前記パケット送信手段
を用いて他のアクセス中継装置へ送信するようにしてい
るので、同一パケットがアクセス中継装置を経由してモ
バイル端末に重複して送信されなくなり、これによりモ
バイル端末が同一パケットを重複受信することが確実に
防止され、モバイル端末で通信が阻害されることもなく
なる。
【0075】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、アクセス中継装置が切り替わるハンドオーバの
前後の所定の期間にのみ、受信パケットの前記廃棄処理
を実行しているので、アクセス網中継装置の負荷が軽減
され、また識別情報保持手段の記憶容量の増大を抑制す
ることが可能となる。
【0076】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じてパケット識別情報保持手段へパケッ
ト識別情報を格納するか否かを決定しているので、パケ
ット廃棄が有効なアプリケーションプロトコルについて
のみパケット廃棄処理を実行することができる。
【0077】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、パケット識別情報保持手段にパケット識別情報
を格納する際に、パケットを保持する期限を示す保持期
限を格納し、保持期限に達したパケット識別情報をパケ
ット識別情報保持手段から削除しているので、識別情報
保持手段の記憶容量の増大を抑制することが可能とな
る。
【0078】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、受信パケットが属するアプリケーションプロト
コルの種別に応じて保持期限を決定しているので、無駄
に識別情報を記憶している時間が短くなり、識別情報保
持手段の記憶エリアを有効活用することが可能となる。
【0079】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、送信元端末との間のパケット中継遅延に応じて
保持期限を決定しているので、無駄に識別情報を記憶し
ている時間が短くなり、識別情報保持手段の記憶エリア
を有効活用することが可能となる。
【0080】つぎの発明にかかるアクセス網中継装置に
よれば、モバイル端末のハンドオーバに要する時間に応
じて保持期限を決定しているので、無駄に識別情報を記
憶している時間が短くなり、識別情報保持手段の記憶エ
リアを有効活用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるアクセス網中継装置の実施
の形態1の構成を示すブロック図である。
【図2】 パケット識別情報テーブルの記憶内容を示す
概念図である。
【図3】 アクセス網中継装置の制御手段による実施の
形態1の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】 アクセス網中継装置の制御手段による実施の
形態2の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4を説明する図であっ
て、パケット識別情報テーブルの記憶内容を示す概念図
である。
【図6】 この発明にかかるアクセス網中継装置の実施
の形態8の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明にかかるアクセス中継装置が接続さ
れる移動パケット通信ネットワークの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 パケット受信手段、11 デカプセル手段、12
パケット識別情報抽出手段、13 パケット識別情報
保持手段、14 パケット送信手段、15 制御手段、
16 エンカプセル手段、20 パケット識別情報テー
ブル、31 検索情報、32 状態情報、33 保持期
限、100 アクセス網中継装置、101 IPコア
網、102 通常端末、103 モバイル端末、104
ホームネットワーク、105 ホームエージェント、
120,121 アクセス網中継装置。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア網と無線アクセス網を接続し、配下
    のモバイル端末との通信をサポートするアクセス網中継
    装置において、 コア網からパケットを受信するパケット受信手段と、 パケット受信手段で受信したパケットをデカプセルする
    デカプセル手段と、 デカプセル手段においてデカプセルしたエンカプセルヘ
    ッダおよびパケットヘッダ内の情報からパケット識別情
    報を抽出するパケット識別情報抽出手段と、 該抽出したパケット識別情報を格納するパケット識別情
    報保持手段と、 モバイル端末へデカプセルしたパケットを送信するパケ
    ット送信手段と、 受信パケットから抽出されたパケット識別情報を上記パ
    ケット識別情報保持手段に格納されているパケット識別
    情報と比較し、一致するパケット識別情報があるときは
    受信パケットを廃棄し、一致するパケット識別情報がな
    いときは受信パケットを前記パケット送信手段を用いて
    モバイル端末へ送信するよう制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするアクセス網中継装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、モバイル端末のハンド
    オーバの前後の所定の期間にのみ、受信パケットの前記
    廃棄処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の
    アクセス網中継装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、受信パケットが属する
    アプリケーションプロトコルの種別に応じて前記パケッ
    ト識別情報保持手段へパケット識別情報を格納するか否
    かを決定することを特徴とする請求項1に記載のアクセ
    ス網中継装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記パケット識別情報
    保持手段にパケット識別情報を格納する際に、パケット
    を保持する期限を示す保持期限を格納し、保持期限に達
    したパケット識別情報をパケット識別情報保持手段から
    削除することを特徴とする請求項1に記載のアクセス網
    中継装置。
  5. 【請求項5】 前記保持期限は、受信パケットが属する
    アプリケーションプロトコルの種別に応じて決定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセス網中継装
    置。
  6. 【請求項6】 前記保持期限は、送信元端末との間のパ
    ケット中継遅延に応じて決定されることを特徴とする請
    求項1に記載のアクセス網中継装置。
  7. 【請求項7】 前記保持期限は、モバイル端末のハンド
    オーバに要する時間に応じて決定されることを特徴とす
    る請求項1に記載のアクセス網中継装置。
  8. 【請求項8】 コア網と無線アクセス網を接続し、配下
    のモバイル端末との通信をサポートするアクセス網中継
    装置において、 コア網からパケットを受信するパケット受信手段と、 パケット受信手段で受信したパケットをデカプセルする
    デカプセル手段と、 デカプセル手段においてデカプセルしたエンカプセルヘ
    ッダおよびパケットヘッダ内の情報からパケット識別情
    報を抽出するパケット識別情報抽出手段と、 該抽出したパケット識別情報を格納するパケット識別情
    報保持手段と、 パケットをエンカプセルするエンカプセル手段と、 エンカプセルしたパケットを他のアクセス網中継装置へ
    送信するパケット送信手段と、 受信パケットから抽出されたパケット識別情報を上記パ
    ケット識別情報保持手段に格納されているパケット識別
    情報と比較し、一致するパケット識別情報があるときは
    受信パケットを廃棄し、一致するパケット識別情報がな
    いときは受信パケットを前記パケット送信手段を用いて
    他のアクセス中継装置へ送信するよう制御する制御手段
    と、 を備えることを特徴とするアクセス網中継装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、モバイル端末のハンド
    オーバの前後の所定の期間にのみ、受信パケットの前記
    廃棄処理を実行することを特徴とする請求項8に記載の
    アクセス網中継装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、受信パケットが属す
    るアプリケーションプロトコルの種別に応じて前記パケ
    ット識別情報保持手段へパケット識別情報を格納するか
    否かを決定することを特徴とする請求項8に記載のアク
    セス網中継装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記パケット識別情
    報保持手段にパケット識別情報を格納する際に、パケッ
    トを保持する期限を示す保持期限を格納し、保持期限に
    達したパケット識別情報をパケット識別情報保持手段か
    ら削除することを特徴とする請求項8に記載のアクセス
    網中継装置。
  12. 【請求項12】 前記保持期限は、受信パケットが属す
    るアプリケーションプロトコルの種別に応じて決定され
    ることを特徴とする請求項8に記載のアクセス網中継装
    置。
  13. 【請求項13】 前記保持期限は、送信元端末との間の
    パケット中継遅延に応じて決定されることを特徴とする
    請求項8に記載のアクセス網中継装置。
  14. 【請求項14】 前記保持期限は、モバイル端末のハン
    ドオーバに要する時間に応じて決定されることを特徴と
    する請求項8に記載のアクセス網中継装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006123456A1 (ja) * 2005-05-17 2006-11-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. パケット処理装置、通信システム、パケット処理方法、および当該方法を実行させるプログラム
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