JP2009278510A - 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法 - Google Patents

移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009278510A
JP2009278510A JP2008129435A JP2008129435A JP2009278510A JP 2009278510 A JP2009278510 A JP 2009278510A JP 2008129435 A JP2008129435 A JP 2008129435A JP 2008129435 A JP2008129435 A JP 2008129435A JP 2009278510 A JP2009278510 A JP 2009278510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identifier
message
mobile communication
communication terminal
identifiers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008129435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5172463B2 (ja
Inventor
Hideyuki Sakuramoto
英之 櫻本
Yoshimi Sokei
良実 祖慶
Takehiro Ida
雄啓 井田
Hiroaki Yamagishi
弘明 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2008129435A priority Critical patent/JP5172463B2/ja
Publication of JP2009278510A publication Critical patent/JP2009278510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5172463B2 publication Critical patent/JP5172463B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】セルブロードキャスト等による同報配信において、受信済みメッセージと新規メッセージの識別をより適切に可能とし、新規メッセージのみを通知する。
【解決手段】この移動通信端末は、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶する(ステップS7)。そして、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較し(ステップS4)、相互に一致する識別子がないときに、新たに受信した識別子に対応するメッセージのみを通知する(ステップS6)。
【選択図】図4

Description

本発明は、一定のエリアに在圏している移動通信端末全体に向けてメッセージ配信をする同報配信システムに用いられる移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法に関する。
近年、セルブロードキャストサービス(CBS:Cell Broadcast Service)等による同報配信において、移動通信網を利用して緊急地震情報や広告の配信を複数の移動通信端末に行う技術が発達してきている(例えば特許文献1ないし2参照)。
CBSはユニキャスト通信とは異なり、複数の移動通信端末に対して情報を同報するため、ネットワーク帯域を浪費せず、情報提供サーバなど情報配信装置に負担をかけずに済むという利点を持っている。
特開2001−197021号公報 特開2007−60715号公報
一方、CBSなどの同報配信基盤を利用した同報配信は、個別の移動通信端末との相互の通信によって送達確認ができる従来の通信とは異なり、不特定多数の移動通信端末に一方的に送信するものである。そのため、個別の移動通信端末に対する送達確認ができないことから、同一のメッセージを複数回送出するのが通例である。したがって、移動通信端末側は、同一のメッセージを複数回受信することになる。
ここで、上記のメッセージには、送信元や送信メッセージのカテゴリやテーマ等を示す「Message ID」や、メッセージ自体の特性を示すIDである「Serial Number」などの特定のコードが存在する。そのため、これらを組み合わせたりすることによって各メッセージを個別に識別することができる。
そこで、従来、移動通信端末側では、この特定のコードやそれらの組み合わせによる識別子によって、前回受信済みのメッセージの識別子と再度受信したメッセージの識別子とを比較し、重複メッセージであるか否かを判定している。つまり、例えば図9に示すように、今、メッセージAが配信され(ステップS108A)、続けて同じメッセージAが再度配信されたときは(ステップS108A’)、識別子相互が同一と判断される。これにより、後のメッセージ(ステップS108A’)を移動通信端末内にて破棄し、重複メッセージを受信者(つまり、ユーザ)に通知しない(例えば表示したり、着信音を鳴らしたりしない)ようにし、受信者の利便性を向上させている。
しかしながら、このような重複メッセージの回避方法では、以下のような問題がある。すなわち、例えば図10に示すように、最初のメッセージAの受信(ステップS108A)後に、他のメッセージBが受信され(ステップS108B)、その後、再びメッセージAが受信される(ステップS108A’)という順番で移動通信端末が複数のメッセージを受信した際には、それぞれ前回とは異なる識別子が取得される。そのため、移動通信端末側は、全てのメッセージを受信してしまうことになり、重複する受信済みメッセージを適切に破棄することができない。
つまり、図10に示す例における2回目のメッセージA(ステップS108A’)は、1回目のメッセージA(ステップS108A)と重複しているので、本来ならば端末内部にて破棄されるのが好ましい。しかし、前回とは異なる識別子(「Message ID」+「Serial Number」)として取得されるため、端末は別のメッセージとして認識してしまい、重複したメッセージまで受信したことを受信者に通知することになる。したがって、受信済みメッセージと新規メッセージとをより適切に識別し、新規なメッセージのみを受信者に通知すべきと考えられる。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、セルブロードキャスト等による同報配信において、受信済みメッセージと新規メッセージとの識別をより適切に可能とし、新規メッセージのみを受信者に通知することができる移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、同報配信される複数のメッセージを受信可能な移動通信端末であって、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶する識別子記憶手段と、該識別子記憶手段に記憶されている全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較する識別子比較手段と、該識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子がないときに、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみを通知する新規メッセージ通知手段と、を有することを特徴としている。
第一の発明に係る移動通信端末によれば、識別子記憶手段、識別子比較手段および新規メッセージ通知手段を有し、識別子記憶手段は、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶するので、異なる複数のメッセージがあれば、各メッセージ毎の固有の複数の識別子を記憶することができる。そして、識別子比較手段は、識別子記憶手段に記憶されている全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較し、新規メッセージ通知手段は、識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子がないときに、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみを通知するので、複数のメッセージが配信される順序にかかわらず、受信済みメッセージと新規メッセージとを適切に識別し得て、新規メッセージのみを通知することができる。
ここで、第一の発明に係る移動通信端末において、前記識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子があるときに、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄する重複メッセージ破棄手段を有することは好ましい。このような構成であれば、重複メッセージ破棄手段は、識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子があるときに、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するので、メモリを節約する上で好適である。
ところで、通常、識別子は有限な帯域をサイクリック(循環的)に使用している。そのため、上記識別子記憶手段において、識別子が1周するまで古い識別子を記憶したままであると、新たに受信したメッセージが、以前とは異なる新規なメッセージであるにも関わらず、受信済みの重複したメッセージとして取り扱われてしまうことが想定される。
そこで、上記第一の発明に係る移動通信端末において、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のうち、記憶されてから所定時間が経過したものを削除する識別子管理手段を更に有することは好ましい。このような構成であれば、サイクリックに使用される帯域が少ない場合であっても、所定時間が経過した識別子が削除されるので、受信済みメッセージと新規メッセージとの識別をより適切に実行する上で好適である。
また、本発明のうち第二の発明は、同報配信される複数のメッセージを受信する方法であって、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶するステップと、その記憶されている全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較するステップと、その識別子相互の比較の結果、相互に一致する識別子がないときには当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージを通知するステップと、前記識別子相互の比較の結果、相互に一致する識別子があるときには当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するステップと、を含むことを特徴としている。
第二の発明に係る同報配信でのメッセージ受信方法によれば、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶し、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージ毎の識別子とを比較し、この比較の結果、相互に一致する識別子がないときは、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみを通知するので、受信済みメッセージと新規メッセージとを適切に識別して、新規メッセージのみを通知することができる。また、前記比較の結果、相互に一致する識別子があるときは、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するので、メモリを節約することができる。
上述のように、本発明によれば、セルブロードキャスト等による同報配信において、受信済みメッセージと新規メッセージとをより適切に識別可能とし、新規メッセージのみを通知することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
(システムの構成例)
図1は、本発明に係る同報配信システムの一実施形態の構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、この同報配信システムは、無線サービスエリア10(10a、10b…10d)をそれぞれ形成するための無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)2(2a、2b、…2c、2d)と、無線基地局2a、2b…2c、2dに対応して設けられ、対応する無線基地局の制御を行う基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)3(3a、3b)と、回線交換処理やパケット交換処理を行う交換機4と、情報源7から入力される情報を一定のエリアに在圏している移動通信端末全体に向けて配信するためのセルブロードキャストセンタ(CBC:Cell Broadcast Centre)6と、を含んで構成されている。
移動通信端末(UE:User Equipment)1は、無線サービスエリアに在圏している場合に、セルブロードキャストによる同報配信サービスの提供を受けることができる。なお、交換機4は、一般に、SGSN(Serving GPRS Support Node)と呼ばれる装置である。また、情報源7は、例えば、地震情報、津波情報、台風情報などの災害情報を提供するサーバ装置や、買い物のための特売情報を提供するサーバ装置などである。
(セルブロードキャスト)
次に、この同報配信システムで、情報がセルブロードキャスト(以下、適宜「CBS」と略称する)で配信される場合の処理について図2を参照して説明する。なお、同図は、無線基地局2aに対応する無線サービスエリアに移動通信端末1aが在圏し、無線基地局2bに対応する無線サービスエリアに移動通信端末1b、1cが在圏している例である。
本例において、セルブロードキャストセンタ6から交換機4を経由して、基地局制御装置3a、3bまでの間の通信は、3GPP TS25.419に規定されているSABP(Service Area Broadcast Protocol)に従って行われる。また、基地局制御装置3a、3bから無線基地局2a、2bを経由して、各移動通信端末1(1a、1b、1c)までの間の通信は、3GPP TS25.324に規定されているBMC(Broadcast/Multicast Control)に従って行われる。
同図において、情報源7からセルブロードキャストセンタ6へ災害情報などについての配信要求が送信される(ステップS101)。すると、この配信要求を受信したセルブロードキャストセンタ6から情報源7へ応答が返信される(ステップS102)。
その後、セルブロードキャストセンタ6から基地局制御装置に向けて、Write-Replace Messageが送信される(ステップS103)。このWrite-Replace Messageは、送信対象の基地局制御装置の台数分送信される。本例では、基地局制御装置3aが送信対象であり、基地局制御装置3bは送信対象になっていない。このため、交換機4から基地局制御装置3aへ、Write-Replace Messageが転送される(ステップS103')。この場合、Write-Replace Messageが透過転送される。
そして、このWrite-Replaceメッセージを受信した基地局制御装置3aでは、配信先が決定され、Paging Type1 Message、つまりPaging信号が送信される(ステップS104)。次に、報知情報更新のためのSystem Information Update Requestが基地局制御装置3aから無線基地局2a、2bへ送信される(ステップS105)。すると、報知情報が各移動通信端末1a、1b、1cへ報知される(ステップS106)。
これにより移動通信端末1a、1b、1c側では、無線基地局2a、2bからの要求で受信チャネルが設定され、BMC Schedule Messageが移動通信端末1a、1b、1cへ送信された後(ステップS107)、BMC CBS Messageが移動通信端末1a、1b、1cへ送信される(ステップS108)。これを受信した移動通信端末1a、1b、1cでは、CBSメッセージの内容を自身の表示部に表示することによって通知する。なお、本例において、CBSメッセージは、基地局制御装置3aから無線基地局2bまではユニキャストで送信され、無線基地局2bから移動通信端末1b、1cまではマルチキャストで送信される。
以上のように、CBSを用いて配信すれば、災害情報や緊急情報を移動通信端末に効率的に伝えることができる。上述の同報配信システムは、配信側の無線基地局2から不特定多数の移動通信端末1へ一方的に送信されるため、送達確認ができないことから、同一のメッセージを複数回送出するものである。そのため、移動通信端末側は、同一のメッセージを複数回受信することになる。
ここで、この同報配信システムで用いられる移動通信端末1は、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶し、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較し、その識別子相互の比較による判断に基づいて、相互に一致する識別子がないときには当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージを通知し、また、相互に一致する識別子があるときには当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するというメッセージ受信処理を実行するようになっている。以下、この移動通信端末1、およびメッセージ受信処理について詳細に説明する。
(移動通信端末の構成例)
まず、上記移動通信端末1の構成例について説明する。なお、図3は、図1ないし図2中の移動通信端末1の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、この移動通信端末1は、上記識別子を含む各種の情報を記憶する記憶部であるメモリ11と、上記同報配信システムのネットワークと接続することによって無線基地局2との通信を行う無線通信制御部12と、ユーザの操作によって各種の情報を入力するための操作部13と、各種の情報を画面に表示するための表示部であるディスプレイ14と、上記メッセージ受信処理を含む所定のプログラムを実行するとともに装置内の各部を制御するCPUを含むメッセージ受信処理部15とを有して構成され、これらは、データを転送するための信号線であるバス16で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
(メッセージ受信処理の例)
次に、上記メッセージ受信処理の一例について説明する。なお、図4は、この移動通信端末1でのメッセージ受信処理の流れを示すフローチャートである。また、図5はこのメッセージ受信処理中に参照されるパラメータ設定テーブルの一例を示す図である。
このメッセージ受信処理は、配信側の無線基地局2から移動通信端末1への同報配信の開始から終了までの間実行される一連の処理であって、上記メッセージ受信処理部15において実行されると、図4に示すように、ステップS1〜S2に順に移行する。ステップS1〜S2では、上述した、Paging信号および同報配信の開始の契機となる報知情報を受信したらステップS3に移行し、ステップS3では、受信チャネルを設定(チャネルオープン)して、新たなメッセージの受信に必要な一連の処理を開始してステップS4に移行する。
ステップS4では、メモリ11に記憶されている、過去に受信したメッセージ毎の固有の識別子の全てと新たに受信したメッセージの識別子とを順次に比較する。ここで、各メッセージ固有の識別子は、従来同様に、「Message ID」および「Serial Number」を組み合わせることによって構成され、これにより、各メッセージを個別に識別している。なお、図6は、識別子を構成するための「Serial Number」の一例を示す図であり、同図において、「Update Number」は、メッセージの識別子であり、有限な帯域をサイクリック(循環的)に使用している。
そして、このメッセージ受信処理は、以下のように行われる。すなわち、ステップS4での比較の結果、相互に一致する識別子があるとき、つまり、メモリ11に記憶されているいずれかの識別子に対して新たに受信したメッセージの識別子が一致する場合には、ステップS5に移行する。一方、このステップS4での比較の結果、相互に一致する識別子がないとき、つまり、メモリ11に記憶されているいずれの識別子に対しても新たに受信したメッセージの識別子が異なる場合、またはメモリ11に記憶されている識別子がない場合には、ステップS6に移行する。
ステップS5では、今回新たに受信したメッセージを破棄してステップS8に移行する。
ステップS6では、今回新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみをディスプレイ14に表示してステップS7に移行する。なお、受信者への通知は、ディスプレイ14へのメッセージの表示に限らず、例えば着信音を鳴らしたり、バイブレーション機能を利用して通知したりしてもよい。
続くステップS7では、今回新たに受信したメッセージの識別子をメモリ11に記憶する。ここで、メモリ11内には過去に受信した他のメッセージ固有の識別子も記憶されており、このステップS7では、メッセージ毎の固有の識別子をそれぞれメモリ11に記憶していくようになっている。
そして、続くステップS8〜S9に順に移行し、ステップS8〜S9では、Paging信号および同報配信の終了の契機となる報知情報を受信したらステップS10に移行し、ステップS10では、受信チャネルを解除(チャネルクローズ)して処理を戻す。なお、上記ステップS7およびメモリ11を含む構成が、上記課題を解決するための手段に記載の「識別子記憶手段」に対応し、上記ステップS4が、同じく上記「識別子比較手段」に対応し、ステップS6が、同じく上記「新規メッセージ通知手段」に対応し、ステップS5が、同じく上記「重複メッセージ破棄手段」に対応している。
ここで、本実施形態の例では、上述のように、識別子は有限な帯域をサイクリックに使用しているため、識別子が1周するまで古い識別子を記憶したままであると、新たに受信したメッセージが、以前とは異なる新規なメッセージであるにも関わらず、受信済みの重複したメッセージとして取り扱われてしまうことが想定される。そこで、上記ステップS7では、以下に詳述する識別子管理処理が実行され、メモリ11によって記憶している各識別子を、各識別子を記憶してから所定時間が経過したときに、当該所定時間が経過した識別子を削除するようになっている。
ここで、以下の識別子管理処理中、識別子の最大管理数M、所定時間TmaxおよびタイマTNは、図6に示すパラメータ設定テーブルが参照されて設定されるが、識別子の最大管理数M、所定時間Tmaxについては、不揮発領域やヘッダファイル等にて定義し、その値を容易に変更できるようになっている。同図の例では、デフォルト(初期設定)が、識別子の最大管理数M=20(個)、所定時間Tmax=70(分)である。なお、識別子のタイマTNは変更できない。
詳しくは、この識別子管理処理は、図7に示す一連の処理であって、実行されるとステップS71に移行する。ステップS71では、現在のメモリ11内に記憶している識別子の数がN(Nは自然数)のとき、今回記憶する新たな識別子の管理番号を「N+1」とし、この値が、メモリ容量などの制限から規定される識別子の最大管理数M(図5参照)を超えたか否かを判定する。その結果、「N+1>M」であれば(Yes)、ステップS72に移行し、そうでなければ(No)、ステップS73に移行する。ステップS72では、一番古い識別子、つまり管理番号1の識別子を削除して新規のものを識別子の管理テーブルに追加可能にしてからステップS73に移行する。
ステップS73では、新たな識別子(管理番号N+1)を記憶し、続くステップS74で当該新たな識別子N+1に対して個別のタイマTN+1を設定し、当該タイマTN+1を、TN+1=0としてステップS75に移行する(図5参照)。
ステップS75では、今回記憶した新たな識別子N+1の一つ前の識別子(管理番号N)について、当該識別子NのタイマTNが所定時間Tmax(図5参照)を経過しているか否かを判定する。その結果、タイマTNが所定時間Tmaxを経過していれば(Yes)、ステップS76に移行し、そうでなければ(No)、ステップS77に移行する。ステップS76では、所定時間Tmaxが経過した識別子Nを管理テーブルから削除して、ステップS77に移行する。
ステップS77では、識別子の管理番号Nをデクリメント(N=N−1)してステップS78に移行し、管理番号Nの値が0になればステップS79に移行し、そうでなければステップS75に処理を戻す。これにより、過去に記憶した他の識別子に順に遡って、各識別子に個別に設定されているタイマTNが所定時間Tmaxを経過しているか否かが順次に判定される。そして、ステップS79では、メモリ11内に残された識別子の管理テーブルを、記憶した順にソートして管理番号を整理し、元の処理に復帰する。なお、この識別子管理処理でのステップS73〜S78が、上記課題を解決するための手段に記載の「識別子管理手段」に対応している。
(システムの動作例)
次に、この移動通信端末1およびこれを含む同報配信システムの動作例について説明する。なお、図8はこの同報配信システムの動作例を示すシーケンス図である。同シーケンス図には、セルブロードキャストセンタ6、無線基地局2および移動通信端末1による信号授受が示されている。
同図において、セルブロードキャストセンタ6から無線基地局2にCBSメッセージの配信要求がなされると(ステップS103)、メッセージの配信側である無線基地局2側から移動通信端末1に、上述同様、同報配信の開始の契機となる報知情報や、その報知情報の変更を報知するPaging信号が送信され(ステップS104、S106)、これにより移動通信端末1は受信チャネルを設定する(ステップS3)。
そして、例えば無線基地局2側からCBSメッセージA(ステップS108A)、CBSメッセージB(ステップS108B)、CBSメッセージA(ステップS108A’)がこの順に配信されると、これを受信した移動通信端末1は、各メッセージの識別子が、メモリ11に記憶されているいずれかの識別子に対して一致するか否かをそれぞれ判定する(ステップS4)。その結果、最初のCBSメッセージA(ステップS108A)が、初回であれば、その識別子に一致するものが無いため、CBSメッセージAの内容をディスプレイ14に表示する(ステップS200A)。次いで、CBSメッセージB(ステップS108B)についても、初回であれば、その識別子に一致するものが無いため、CBSメッセージBの内容をディスプレイ14に表示する(ステップS200B)。
これに対し、ステップS108A’でのCBSメッセージAは、そのメッセージの識別子が、メモリ11に記憶されている識別子に対して一致するものがあるため、当該CBSメッセージAの内容はディスプレイ14に表示せずにメモリから破棄される。
その後、同図に示すように、無線基地局2側から配信終了の報知となる、報知情報の変更を報知するPaging信号を移動通信端末1が受信し(ステップS120)、さらに同報配信の終了の契機となる報知情報が受信されたら(ステップS121)、移動通信端末1は、同報配信用の受信チャネルを解除(チャネルクローズ)して(ステップS7)受信を終える。
このように、この移動通信端末1によれば、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶するので、異なる複数のメッセージがあれば、各メッセージ毎の固有の複数の識別子を記憶することができる。そして、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較し、相互に一致する識別子がないときには、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージをディスプレイ14に表示するので、受信済みメッセージと新規メッセージとを適切に識別し得て、新規メッセージのみを通知することができる。
また、この移動通信端末1によれば、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較し、相互に一致する識別子があるときに、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するので、メモリを節約することができる。
また、この移動通信端末1によれば、記憶している複数の識別子を、各識別子を記憶してから所定時間Tmaxが経過したときに、当該所定時間Tmaxが経過した識別子を削除するので、サイクリックに使用される帯域が少ない場合であっても、受信済みメッセージと新規メッセージとの識別をより適切に処理することができる。
さらに、上述した同報配信におけるメッセージ受信方法によれば、受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶し、その記憶している全ての識別子と新たに受信したメッセージ毎の識別子とを比較して、この比較による判断に基づいて、相互に一致する識別子がないときは、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみを通知するので、適切に受信済みメッセージと新規メッセージとを識別して、新規メッセージのみを通知することができる。また、相互に一致する識別子があるときは、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するので、メモリを節約することができる。
以上説明したように、この移動通信端末1、および同報配信におけるメッセージ受信方法によれば、セルブロードキャスト等による同報配信において、受信済みメッセージと新規メッセージをより適切に識別可能とし、新規メッセージのみを通知することができる。
なお、本発明に係る移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、同報配信がセルブロードキャストである例で説明したが、これに限らず、種々の同報配信に適用することができる。
また、例えば上記実施形態では、移動通信端末1は、記憶している各識別子を、その記憶をしてから所定時間が経過したときに、当該所定時間が経過した識別子を削除する例で説明したが、これに限らず、例えば記憶容量が十分に確保されていれば識別子を記憶したままとしてもよい。しかし、通常、識別子は有限な帯域をサイクリックに使用しているため、上記実施形態のように、記憶されている識別子のうち、記憶されてから所定時間が経過したものを削除することは好ましい。
本発明に係る同報配信システムの一実施形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る同報配信システムでの処理例の流れを示すシーケンス図である。 図1中の移動通信端末の構成例を示すブロック図である。 図1中の移動通信端末でのメッセージ受信処理の一例を示すフローチャートである。 識別子管理処理中に参照されるパラメータ設定テーブルの一例を示す図である。 識別子を構成するための「Serial Number」の一例を示す図である。 図4のメッセージ受信処理での識別子管理処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る同報配信システムでの処理例の流れを示すシーケンス図である。 従来の同報配信システムでの処理例の流れを示すシーケンス図である。 従来の同報配信システムでの処理例の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1(1a、1b、1c) 移動通信端末
2(2a、2b、2c、2d) 無線基地局
3(3a、3b) 基地局制御装置
4 交換機
6 セルブロードキャストセンタ
7 情報源
15 メッセージ受信処理部

Claims (4)

  1. 同報配信される複数のメッセージを受信可能な移動通信端末であって、
    受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶する識別子記憶手段と、該識別子記憶手段に記憶されている全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較する識別子比較手段と、該識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子がないときに、当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージのみを通知する新規メッセージ通知手段と、を有することを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記識別子比較手段での比較の結果、相互に一致する識別子があるときに、当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄する重複メッセージ破棄手段を有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のうち、記憶されてから所定時間が経過したものを削除する識別子管理手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の移動通信端末。
  4. 同報配信される複数のメッセージを受信する方法であって、
    受信したメッセージ毎の固有の識別子をそれぞれ記憶するステップと、その記憶されている全ての識別子と新たに受信したメッセージの識別子とを比較するステップと、その識別子相互の比較の結果、相互に一致する識別子がないときには当該新たに受信した識別子に対応する新たに受信したメッセージを通知するステップと、前記識別子相互の比較の結果、相互に一致する識別子があるときには当該一致する識別子に対応する新たに受信したメッセージを破棄するステップと、を含むことを特徴とする同報配信におけるメッセージ受信方法。
JP2008129435A 2008-05-16 2008-05-16 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法 Active JP5172463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129435A JP5172463B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008129435A JP5172463B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009278510A true JP2009278510A (ja) 2009-11-26
JP5172463B2 JP5172463B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41443496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008129435A Active JP5172463B2 (ja) 2008-05-16 2008-05-16 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5172463B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112530149A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种遥控方法及装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285297A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc 子局装置
JP2002359635A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Mitsubishi Electric Corp アクセス網中継装置
JP2004289377A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Alpine Electronics Inc 車車間通信方法及び車車間通信装置
JP2006086556A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報配信システムおよび起動信号検出器
JP2006086890A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd ネットワークシステム、データ送信装置、端末装置および同報通信方法
JP2007295352A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Oki Electric Ind Co Ltd データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285297A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc 子局装置
JP2002359635A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Mitsubishi Electric Corp アクセス網中継装置
JP2004289377A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Alpine Electronics Inc 車車間通信方法及び車車間通信装置
JP2006086556A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報配信システムおよび起動信号検出器
JP2006086890A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd ネットワークシステム、データ送信装置、端末装置および同報通信方法
JP2007295352A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Oki Electric Ind Co Ltd データ通信装置、データ通信システムおよびデータ通信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112530149A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种遥控方法及装置
CN112530149B (zh) * 2019-09-17 2023-09-22 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种遥控方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5172463B2 (ja) 2013-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10070298B2 (en) Method and apparatus for efficient and deterministic group alerting
JP3847258B2 (ja) セルブロードキャスティングシステムを活用した移動電話放送サービスシステム及びサービス方法
AU2003204003B2 (en) Apparatus and method for multimedia broadcast/multicast service in a mobile communication system
EP1668798B1 (en) Method for distinguishing mbms service request from other service requests
US6895011B1 (en) Method and apparatus for re-sequencing data packets
EP1802049B1 (en) A method and system for controlling multimedia broadcast/multicast service session
JP4411842B2 (ja) 移動通信システム及びそれに用いる無線制御装置及びその動作制御方法
WO2006029563A1 (fr) Procede de multidiffusion de messages courts
KR20050055713A (ko) Mbms 서비스 공표 및 통보를 위한 셀 브로드캐스트의이용 방법
CN103931116A (zh) 在无线接入系统中用于多播媒体访问控制(mac)控制消息的方法和装置
KR20020011033A (ko) 단문 서비스(sms)를 이용한 멀티미디어 이벤트 발생 방법
TWI383609B (zh) 用於點對多點多媒體多重播送服務之傳送和接收控制資訊的方法
JP2023509071A (ja) マルチキャストサービスセッション操作の方法、装置及び通信機器
WO2009091042A1 (ja) 無線通信システム、データの配信方法、基地局、基地局制御装置及びプログラム
WO2007039890A1 (en) A cell broadcast control system and method
JP4368885B2 (ja) ショートメッセージ再送システム、ショートメッセージ再送方法
JP5172463B2 (ja) 移動通信端末、同報配信におけるメッセージ受信方法
CN108064026A (zh) 一种接入点升级方法及装置
US9456316B2 (en) Communication apparatus and communication method
CN101702789B (zh) 多媒体组播和广播业务控制方法及其装置
JP2008072217A (ja) 無線通信システム
JP2003101645A (ja) 音声メッセージ自動配信装置
JP5172462B2 (ja) 移動通信端末、同報配信システム、同報配信方法
JP2009100347A (ja) 情報配信管理装置、通信端末装置、情報配信管理システム、情報配信管理方法
US8867435B2 (en) Method for determining successful receipt at a mobile terminal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5172463

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250