JP2002359181A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002359181A
JP2002359181A JP2001166156A JP2001166156A JP2002359181A JP 2002359181 A JP2002359181 A JP 2002359181A JP 2001166156 A JP2001166156 A JP 2001166156A JP 2001166156 A JP2001166156 A JP 2001166156A JP 2002359181 A JP2002359181 A JP 2002359181A
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の基板を連続して処理したときにも、
全ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することが
できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 搬送ロボットが複数枚の基板を順次に密
着強化ユニットAH、冷却ユニットCP1、塗布処理ユ
ニットSC1、加熱ユニットHP1の順に搬送し、それ
ら複数枚の基板に順次にレジストを塗布している。複数
枚の基板を同一の処理条件にて処理したとすると、最終
基板については冷却ユニットから塗布処理ユニットに搬
送する工程での熱影響が無いことに起因して、その主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に形成
されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる。そこで、最終
基板については、最終基板の主面に形成されるレジスト
膜の膜厚が、通常基板の主面に形成されたレジスト膜の
膜厚と同一となるように、処理条件を変更している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の半導体基
板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス
基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称す
る)に順次にレジストを塗布して各基板の主面にレジス
ト膜を形成する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶ディスプレイなどの製品
は、基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エ
ッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理などの一連の諸処
理を施すことにより製造されている。従来よりこれらの
諸処理は、塗布処理ユニットや熱処理ユニット等の複数
の処理ユニットを組み込んだ基板処理装置において行わ
れる。基板処理装置内の搬送ロボットによって複数の処
理ユニット間で基板を所定の順序に従って搬送し、各処
理ユニットにて基板に処理を行うことにより一連の基板
処理が進行するのである。そして通常は、複数枚、例え
ば25枚の基板を順次に搬送し、先の基板に対する一連
の処理が全て終了する前に、次の基板の処理を開始して
いる。すなわち、複数枚の基板を連続して処理すること
によりスループットを向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数枚
の基板に対する連続処理を行った場合、それらの最終の
基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が最終以外の
基板のレジスト膜の膜厚よりも薄くなる傾向がある。こ
のようなレジスト膜厚の変動は、その後の露光処理や現
像処理等にも影響を与え、最終的には半導体等の製品の
品質にも影響するものである。特に近年、半導体等の微
細化・複雑化がますます進展し、品質管理に対する要求
が厳しくなっている状況下においては、基板主面に形成
されるレジスト膜の膜厚のわずかな変動も問題となる。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、複数枚の基板を連続して処理したときにも、全
ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することがで
きる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数枚の基板に順次にレジスト
を塗布して各基板の主面にレジスト膜を形成する基板処
理装置において、基板の主面にレジストを供給し、基板
を回転させることによってレジスト塗布を行うレジスト
塗布処理部と、基板に加熱処理を行って基板とレジスト
との密着性を向上させる密着強化処理部と、前記密着強
化処理部にて加熱処理が行われた基板の冷却処理を行う
冷却処理部と、前記レジスト塗布処理部にてレジスト塗
布が行われた基板の加熱処理を行う加熱処理部と、前記
複数枚の基板を順次に前記密着強化処理部、前記冷却処
理部、前記レジスト塗布処理部、前記加熱処理部の順に
搬送する搬送手段と、前記複数枚の基板のうちの最終に
レジスト塗布を行う最終基板については、当該最終基板
の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が、前記複数枚の
基板のうちの前記最終基板以外の通常基板の主面に形成
されたレジスト膜の膜厚と略同一となるように、処理条
件を変更する処理条件変更手段と、を備えている。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記冷却処理部での前記最終
基板についての処理温度を前記通常基板についての処理
温度よりも高くさせている。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記冷却処理部での前記最終
基板についての処理温度を前記通常基板についての処理
温度よりも低くさせている。
【0008】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記レジスト塗布処理部での
前記最終基板についての回転数を前記通常基板について
の回転数よりも少なくさせている。
【0009】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記レジスト塗布処理部での
前記最終基板についての回転数を前記通常基板について
の回転数よりも多くさせている。
【0010】また、請求項6の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記加熱処理部での前記最終
基板についての処理温度を前記通常基板についての処理
温度よりも低くさせている。
【0011】また、請求項7の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記加熱処理部での前記最終
基板についての処理温度を前記通常基板についての処理
温度よりも高くさせている。
【0012】また、請求項8の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記レジスト塗布処理部での
前記最終基板についての回転時間を前記通常基板につい
ての回転時間よりも短くさせている。
【0013】また、請求項9の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を同
一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主面
に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
前記処理条件変更手段に、前記レジスト塗布処理部での
前記最終基板についての回転時間を前記通常基板につい
ての回転時間よりも長くさせている。
【0014】また、請求項10の発明は、請求項1の発
明にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を
同一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主
面に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面
に形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合に
は、前記処理条件変更手段に、前記加熱処理部での前記
最終基板についての加熱時間を前記通常基板についての
加熱時間よりも短くさせている。
【0015】また、請求項11の発明は、請求項1の発
明にかかる基板処理装置において、前記複数枚の基板を
同一の処理条件にて処理したとすると前記最終基板の主
面に形成されるレジスト膜の膜厚が前記通常基板の主面
に形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合に
は、前記処理条件変更手段に、前記加熱処理部での前記
最終基板についての加熱時間を前記通常基板についての
加熱時間よりも長くさせている。
【0016】また、請求項12の発明は、複数枚の基板
に順次にレジストを塗布して各基板の主面にレジスト膜
を形成する基板処理装置において、前記複数枚の基板を
同一の処理条件にて処理したとすると、前記複数枚の基
板のうちの最終にレジスト塗布を行う最終基板の主面に
形成されるレジスト膜の膜厚が前記複数枚の基板のうち
の前記最終基板以外の通常基板の主面に形成されたレジ
スト膜の膜厚に対して変動する場合には、その変動を補
償するように最終基板の処理条件を変更している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】<1.基板処理装置の構成>図1は、本発
明に係る基板処理装置1の全体構成を示す平面図であ
る。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係
を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向と
し、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を付して
いる。
【0019】この基板処理装置1は、基板にレジスト塗
布処理や現像処理を行う装置であって、基板の搬出入を
行うインデクサIDと、基板に処理を行う複数の処理ユ
ニットからなる第1処理部群PG1,第2処理部群PG
2と、図示を省略する露光装置(ステッパ)との基板の
受け渡しを行うインターフェイスIFと、搬送ロボット
TRとを備えている。
【0020】インデクサIDは、複数枚の基板を収納可
能なキャリア(図示省略)を載置するとともに移載ロボ
ットを備え、未処理基板を当該キャリアから搬送ロボッ
トTRに払い出すとともに処理済基板を搬送ロボットT
Rから受け取ってキャリアに格納する。なお、キャリア
の形態としては、収納基板を外気に曝すOC(open case
tte)であっても良いし、基板を密閉空間に収納するFO
UP(front opening unified pod)や、SMIF(Standa
rd Mechanical Inter Face)ポッドであっても良い。本
実施形態では、キャリアに25枚の基板を収納している
ものとする。
【0021】インターフェイスIFは、搬送ロボットT
Rからレジスト塗布処理済の基板を受け取って図外の露
光装置に渡すとともに、露光済の基板を受け取って搬送
ロボットTRに渡す機能を有する。また、インターフェ
イスIFは、露光装置との受け渡しタイミングの調整を
行うべく、露光前後の基板を一時的にストックするバッ
ファ機能を有し、図示を省略しているが、搬送ロボット
TRとの間で基板を受け渡すロボットと、基板を載置す
るバッファカセットとを備えている。
【0022】基板処理装置1は、基板に処理を行うため
の複数の処理ユニット(処理部)を備えており、そのう
ちの一部が第1処理部群PG1を構成し、残部が第2処
理部群PG2を構成する。図2は、第1処理部群PG1
および第2処理部群PG2の構成を示す図である。第1
処理部群PG1は、液処理ユニットたる塗布処理ユニッ
トSC1,SC2(レジスト塗布処理部)の上方に複数
の熱処理ユニットを配置して構成されている。なお、図
2においては、図示の便宜上処理ユニットを平面的に配
置しているが、実際にはこれらは高さ方向(Z軸方向)
に積層されているものである。
【0023】塗布処理ユニットSC1,SC2は、基板
主面にフォトレジストを供給し、基板を回転させること
によって均一なレジスト塗布を行う、いわゆるスピンコ
ータである。塗布処理ユニットSC1,SC2の上方に
は3段に積層された熱処理ユニットが3列設けられてい
る。すなわち、下から順に冷却ユニットCP1、密着強
化ユニットAH(密着強化処理部)、加熱ユニットHP
1が積層された列と、冷却ユニットCP2、加熱ユニッ
トHP2、加熱ユニットHP3が積層された列と、冷却
ユニットCP3、加熱ユニットHP4、加熱ユニットH
P5が積層された列とが設けられている。
【0024】同様に、第2処理部群PG2は、液処理ユ
ニットたる現像処理ユニットSD1,SD2の上方に複
数の熱処理ユニットを配置して構成されている。現像処
理ユニットSD1,SD2は、露光後の基板上に現像液
を供給することによって現像処理を行う、いわゆるスピ
ンデベロッパである。現像処理ユニットSD1,SD2
の上方には3段に積層された熱処理ユニットが3列設け
られている。すなわち、下から順に冷却ユニットCP
4、露光後ベークユニットPEB、加熱ユニットHP6
が積層された列と、冷却ユニットCP5、加熱ユニット
HP7、加熱ユニットHP8が積層された列と、冷却ユ
ニットCP6、加熱ユニットHP9、加熱ユニットHP
10が積層された列とが設けられている。
【0025】加熱ユニットHP1〜HP10は、基板を
加熱して所定の温度にまで昇温する、いわゆるホットプ
レートである。また、密着強化ユニットAHおよび露光
後ベークユニットPEBもそれぞれレジスト塗布処理前
および露光直後に基板を加熱する加熱ユニットである。
冷却ユニットCP1〜CP6は、基板を冷却して所定の
温度にまで降温するとともに、基板を当該所定の温度に
維持する、いわゆるクールプレートである。
【0026】本明細書においては、これら基板の温度調
整を行う処理ユニット(加熱ユニットおよび冷却ユニッ
ト)を熱処理ユニットと称する。また、塗布処理ユニッ
トSC1,SC2および現像処理ユニットSD1,SD
2の如き基板に処理液を供給して所定の処理を行う処理
ユニットを液処理ユニットと称する。そして、液処理ユ
ニットおよび熱処理ユニットを総称して処理ユニットと
する。
【0027】なお、熱処理ユニットの直下には、液処理
ユニット側に温湿度の管理されたクリーンエアーのダウ
ンフローを形成するフィルタファンユニットFFUが設
けられている。また、図示を省略しているが、搬送ロボ
ットTRが配置された上方の位置にも、搬送空間に向け
てクリーンエアーのダウンフローを形成するフィルタフ
ァンユニットが設けられている。
【0028】また、基板処理装置1の内部にはコントロ
ーラCRが設けられている。コントローラCRは、メモ
リやCPU等からなるコンピュータを用いて構成されて
いる。コントローラCRは、所定の処理プログラムにし
たがって搬送ロボットTRの搬送動作を制御するととも
に、各処理ユニットに指示を与えて処理条件を設定す
る。
【0029】図3は、搬送ロボットTRの外観斜視図で
ある。搬送ロボットTRは、伸縮体40の上部に搬送ア
ーム31a,31bを備えたアームステージ35を設け
るとともに、伸縮体40によってテレスコピック型の多
段入れ子構造を実現している。
【0030】伸縮体40は、上から順に4つの分割体4
0a,40b,40c,40dによって構成されてい
る。分割体40aは分割体40bに収容可能であり、分
割体40bは分割体40cに収容可能であり、分割体4
0cは分割体40dに収容可能である。そして、分割体
40a〜40dを順次に収納していくことによって伸縮
体40は収縮し、逆に分割体40a〜40dを順次に引
き出していくことによって伸縮体40は伸張する。すな
わち、伸縮体40の収縮時においては、分割体40aが
分割体40bに収容され、分割体40bが分割体40c
に収容され、分割体40cが分割体40dに収容され
る。一方、伸縮体40の伸張時においては、分割体40
aが分割体40bから引き出され、分割体40bが分割
体40cから引き出され、分割体40cが分割体40d
から引き出される。
【0031】伸縮体40の伸縮動作は、その内部に設け
られた伸縮昇降機構によって実現される。伸縮昇降機構
としては、例えば、ベルトとローラとを複数組み合わせ
たものをモータによって駆動する機構を採用することが
できる。搬送ロボットTRは、このような伸縮昇降機構
によって搬送アーム31a,31bの昇降動作を行うこ
とができる。
【0032】また、搬送ロボットTRは、搬送アーム3
1a,31bの水平進退移動および回転動作を行うこと
もできる。具体的には、分割体40aの上部にアームス
テージ35が設けられており、そのアームステージ35
によって搬送アーム31a,31bの水平進退移動およ
び回転動作を行う。すなわち、アームステージ35が搬
送アーム31a,31bのそれぞれのアームセグメント
を屈伸させることにより搬送アーム31a,31bが水
平進退移動を行い、アームステージ35自体が伸縮体4
0に対して回転動作を行うことにより搬送アーム31
a,31bが回転動作を行う。
【0033】従って、搬送ロボットTRは、搬送アーム
31a,31bを高さ方向に昇降動作させること、回転
動作させることおよび水平方向に進退移動させることが
できる。つまり、搬送ロボットTRは、搬送アーム31
a,31bを3次元的に移動させることができる。そし
て、基板Wを保持した搬送アーム31a,31bが3次
元的に移動して複数の処理ユニットとの間で基板Wの受
け渡しを行うことによりそれら複数の処理ユニットに対
して基板Wを搬送して当該基板Wに種々の処理を行わせ
ることができる。
【0034】<2.基板処理の手順>次に、上記の基板
処理装置1における基板処理の手順について説明する。
図4は、基板処理装置1における基板処理の手順の一例
を示す図である。まず、インデクサIDから搬送ロボッ
トTRに払い出された未処理の基板Wは、密着強化ユニ
ットAHに搬入される。密着強化ユニットAHは、基板
Wに加熱処理を行って基板Wとレジストとの密着性を向
上させる密着強化処理部であり、より正確には加熱した
状態の基板Wにベーパ状にしたHMDS(Hexa Methyl
Di Silazan)を吹き付けることによって密着性を強化す
る。次に、搬送ロボットTRは、密着強化処理の終了し
た基板Wを密着強化ユニットAHから冷却ユニットCP
1に搬送する。冷却ユニットCP1は、密着強化ユニッ
トAHにて加熱処理が行われた基板Wの冷却処理を行う
クールプレートである。
【0035】冷却処理の終了した基板Wは、搬送ロボッ
トTRによって冷却ユニットCP1から塗布処理ユニッ
トSC1へと搬送される。塗布処理ユニットSC1は、
基板Wの主面にレジストを供給し、基板を回転させてレ
ジスト塗布処理を行う。供給されたレジストは遠心力に
よって基板Wの主面全体に拡がり、レジスト膜を形成す
る。
【0036】次に、レジスト塗布処理の終了した基板W
は、搬送ロボットTRによって塗布処理ユニットSC1
から加熱ユニットHP1へと搬送される。加熱ユニット
HP1は、塗布処理ユニットSC1にてレジスト塗布が
行われた基板Wの加熱処理を行うホットプレートであ
る。この加熱処理は「プリベーク」と称される熱処理で
あり、基板Wに塗布されたレジスト中の余分な溶媒成分
を蒸発させ、レジストと基板Wとの密着性を強固にして
安定した感度のレジスト膜を形成する処理である。
【0037】プリベークの終了した基板Wは、搬送ロボ
ットTRによって加熱ユニットHP1から冷却ユニット
CP2へと搬送される。冷却ユニットCP2は、プリベ
ーク後の基板Wの冷却処理を行う。
【0038】冷却処理終了後、搬送ロボットTRは、冷
却ユニットCP2からインターフェイスIFに基板Wを
搬送する。インターフェイスIFは、搬送ロボットTR
から受け取ったレジスト膜が形成された基板Wを露光装
置(ステッパ)に渡す。露光装置はその基板Wに露光処
理を行う。露光処理後の基板Wは再びインターフェイス
IFに戻される。
【0039】インターフェイスIFに戻された基板W
は、搬送ロボットTRによって露光後ベークユニットP
EBに搬送される。露光後ベークユニットPEBは、光
化学反応によって生じた生成物をレジスト膜内で均一に
拡散させる熱処理(露光後ベーク)を行う。この熱処理
によって露光部と未露光部との境界におけるレジストの
波打ちが解消され、良好なパターンが形成される。
【0040】露光後ベークの終了した基板Wは、搬送ロ
ボットTRによって露光後ベークユニットPEBから冷
却ユニットCP3へと搬送される。冷却ユニットCP3
は、露光後ベーク後の基板Wの冷却処理を行う。その
後、基板Wは搬送ロボットTRによって冷却ユニットC
P3から現像処理ユニットSD1へと搬送される。現像
処理ユニットSD1は、露光後の基板Wの現像処理を行
う。
【0041】現像後の基板Wは、搬送ロボットTRによ
って現像処理ユニットSD1から加熱ユニットHP2へ
と搬送される。加熱ユニットHP2は、現像後の基板W
の加熱を行う。さらにその後、基板Wは搬送ロボットT
Rによって加熱ユニットHP2から冷却ユニットCP4
へと搬送され、冷却される。
【0042】冷却ユニットCP4にて冷却された基板W
は、搬送ロボットTRによってインデクサIDに戻さ
れ、キャリアに収納される。
【0043】以上のように、図4に示した手順にしたが
って搬送ロボットTRが基板Wを搬送することにより、
レジスト塗布処理、現像処理およびそれらに付随する熱
処理からなる一連の処理が基板Wに行われる。なお、図
4において塗布処理ユニットSC1の代わりに、それと
同等の機能を有する塗布処理ユニットSC2を使用する
ようにしても良いし、塗布処理ユニットSC1または塗
布処理ユニットSC2のいずれか空いている方に基板W
を搬入するといういわゆる並列処理を行うようにしても
良い。このことは、現像処理ユニットSD1、加熱ユニ
ットHP1、冷却ユニットCP1等の同等の機能を有す
る他の処理ユニットが存在するものについて同様であ
る。
【0044】<3.処理条件>以上の説明では、1枚の
基板Wについての処理手順を述べたが、本実施形態の基
板処理装置1においては、複数枚の基板Wからなる1つ
のロットについて連続して図4に示した手順の処理を行
っている。具体的には、インデクサIDに載置されたキ
ャリアには25枚の基板Wが収納されており、これら2
5枚の基板Wを1ロットとして連続して処理する。な
お、以下においては、連続して処理する25枚の基板W
のうちの1枚目から24枚目までをそれぞれ基板W1〜
W24(通常基板)と記載し、最終の基板を基板WL
(最終基板)と記載し、これらを特に区別する必要のな
いときは単に基板Wと記載する。
【0045】連続処理の手法としては、まず、搬送ロボ
ットTRが搬送アーム31aを用いてロットの最初の基
板W1を密着強化ユニットAHに搬入する。密着強化ユ
ニットAHにおいて当該最初の基板W1に加熱処理が行
われている間に、搬送ロボットTRは搬送アーム31a
を用いてロットの次の基板W2を密着強化ユニットAH
に搬送する。ここで、搬送ロボットTRは、2つの搬送
アーム31a,31bを使用して基板Wの入れ換えを行
う。すなわち、まず密着強化ユニットAHでの加熱処理
が終了した最初の基板W1を搬送アーム31bによって
取り出した後、搬送アーム31aによって未処理の基板
W2を密着強化ユニットAHに搬入する。その後、搬送
ロボットTRは、搬送アーム31bを用いて密着強化ユ
ニットAHでの加熱処理が終了した最初の基板W1を冷
却ユニットCP1に搬入する。以下、これと同様の手順
を繰り返すことにより、25枚の基板Wに連続して図4
の処理を行うのである。
【0046】ところで、複数枚の基板Wに連続して図4
の処理を行ったときには以下に述べるような現象が生じ
る。図5は、複数枚の基板Wのうちの最終以外の基板W
1〜W24を冷却ユニットCP1に対して搬出入する様
子を示す図である。
【0047】図5(a)は、密着強化ユニットAHでの
加熱処理が終了した基板W2を搬送アーム31bが保持
するとともに、冷却ユニットCP1における基板W1の
冷却処理が終了した状態を示している。この状態から搬
送ロボットTRは、搬送アーム31aを冷却ユニットC
P1にアクセスさせて、冷却処理後の基板W1を取り出
す。この瞬間、搬送アーム31aが冷却処理後の基板W
1を保持するとともに、搬送アーム31bが加熱処理後
の基板W2を保持することとなる(図5(b)の状
態)。
【0048】図5(b)の状態から搬送ロボットTR
は、搬送アーム31bを冷却ユニットCP1にアクセス
させて、基板W2を冷却ユニットCP1に搬入する(図
5(c)の状態)。その結果、冷却ユニットCP1にお
ける基板W1と基板W2との入れ換えが行われたことと
なる。複数枚の基板Wのうちの最終基板WL以外の基板
である通常基板W1〜W24を処理ユニットから取り出
すときには全て図5に示したの同様の入れ換え作業が行
われることとなる。
【0049】一方、図6は、複数枚の基板Wのうちの最
終の基板WLを冷却ユニットCP1に対して搬出入する
様子を示す図である。ロットの最終基板WLについては
その後直ちに処理すべき基板が存在しないため、冷却ユ
ニットCP1での最終基板WLの冷却処理が終了した時
点で、2つの搬送アーム31a,31bはともに基板W
を保持していない(図6(a)の状態)。
【0050】この状態から搬送ロボットTRは、搬送ア
ーム31aを冷却ユニットCP1にアクセスさせて、冷
却処理後の最終基板WLを取り出す。この瞬間、搬送ア
ーム31aが冷却処理後の最終基板WLを保持する一方
で、搬送アーム31bは基板を保持していない(図6
(b)の状態)。このように、複数枚の基板Wのうちの
最終基板WLを処理ユニットから取り出すときには入れ
換え作業は行われないのである。
【0051】以上の結果、図5の場合には、搬送アーム
31aに保持された冷却処理後の基板W1が搬送アーム
31bに保持された加熱処理後の基板W2や搬送アーム
31b自体からの熱影響を受けて若干暖められることと
なる。これは最終基板WL以外の通常基板W1〜W24
について同様である。一方、図6の場合には、搬送アー
ム31aに保持された冷却処理後の最終基板WLに対す
る他の基板Wからの熱影響は皆無である。従って、塗布
処理ユニットSC1に搬入される時点において、同じよ
うに冷却ユニットCP1にて冷却処理を行った基板Wで
あっても通常基板W1〜W24の温度は最終基板WLの
温度よりも若干高くなる。
【0052】塗布処理ユニットSC1においてレジスト
塗布処理を行うときに、基板Wの温度が高いと供給され
たレジストが拡がりにくくなり、逆に基板Wの温度が低
いと滴下されたレジストが拡がり易くなる。その結果、
温度が低い最終基板WLについては通常基板W1〜W2
4よりもレジストが容易に拡がって多少レジスト膜の膜
厚が薄くなるのである。従来において、最終の基板Wの
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が最終以外の基板W
のレジスト膜の膜厚よりも薄くなる傾向が認められたの
は以上のような理由による。
【0053】そこで、本実施形態においては、以下のよ
うにして処理ユニットでの最終基板WLについてのいず
れかの処理条件を変更することにより膜厚変動を抑制す
るようにしている。
【0054】<3−1.冷却ユニットCP1での処理温
度>上述したように、レジスト膜厚の膜厚変動の直接の
原因は、冷却ユニットCP1から塗布処理ユニットSC
1に搬送する工程での熱影響の有無である。ここで、熱
影響を受けない最終基板WLについての冷却ユニットC
P1での処理温度を熱影響を受ける通常基板W1〜W2
4についての処理温度よりも高くすれば、最終基板WL
も熱影響を受けたのと同じこととなる。
【0055】具体的には、コントローラCRが冷却ユニ
ットCP1を制御して、最終基板WLについての処理温
度を通常基板W1〜W24についての処理温度よりも高
くする。これにより、熱影響を受けない最終基板WLに
ついても、塗布処理ユニットSC1に搬入される時点に
おいては通常基板W1〜W24と等温となる。その結
果、塗布処理ユニットSC1でのレジスト塗布処理時
に、1つのロットに含まれる基板W(25枚の基板W)
の全てについて同程度にレジストが拡がり、全ての基板
Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成することができる。
【0056】なお、最終基板WLについての冷却ユニッ
トCP1での処理温度と通常基板W1〜W24について
の処理温度との温度差(オフセット温度)は、均一なレ
ジスト膜が形成されるようなオフセット温度を実験によ
って予め算定しておき、その値をコントローラCRに記
憶させておけば良い。コントローラCRは、記憶したオ
フセット温度に基づいて最終基板WLについての冷却ユ
ニットCP1での処理温度を変更する。
【0057】<3−2.塗布処理ユニットSC1での回
転数>また、塗布処理ユニットSC1に搬入される時点
において、通常基板W1〜W24の温度が最終基板WL
の温度よりも若干高かったとしても、塗布処理ユニット
SC1での最終基板WLについての回転数を通常基板W
1〜W24についての回転数よりも少なくすると、遠心
力が弱まって供給されたレジストが拡がりにくくなり、
最終基板WLのレジスト膜の膜厚が厚くなる。
【0058】具体的には、コントローラCRが塗布処理
ユニットSC1を制御して、塗布処理ユニットSC1で
の最終基板WLについての回転数を通常基板W1〜W2
4についての回転数よりも少なくする。これにより、レ
ジストが拡がりにくくなって最終基板WLに形成される
レジスト膜の膜厚が厚くなり、その結果、1つのロット
に含まれる全ての基板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形
成することができる。
【0059】なお、最終基板WLについての塗布処理ユ
ニットSC1での回転数と通常基板W1〜W24につい
ての回転数との回転数差(オフセット回転数)は、均一
なレジスト膜が形成されるようなオフセット回転数を実
験によって予め算定しておき、その値をコントローラC
Rに記憶させておけば良い。コントローラCRは、記憶
したオフセット回転数に基づいて最終基板WLについて
の塗布処理ユニットSC1での回転数を変更する。
【0060】<3−3.プリベーク温度>また、レジス
ト塗布処理が終了した時点での最終基板WLのレジスト
膜厚が通常基板W1〜W24より多少薄かったとして
も、加熱ユニットHP1での最終基板WLについてのプ
リベーク温度を通常基板W1〜W24についてのプリベ
ーク温度よりも低くすれば、溶媒成分の蒸発が少なくな
り、最終基板WLに形成されるレジスト膜の膜厚が厚く
なる。
【0061】具体的には、コントローラCRが加熱ユニ
ットHP1を制御して、加熱ユニットHP1での最終基
板WLについての処理温度を通常基板W1〜W24につ
いての処理温度よりも低くする。これにより、溶媒成分
の蒸発が抑制されて最終基板WLに形成されるレジスト
膜の膜厚が厚くなり、その結果、1つのロットに含まれ
る全ての基板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成するこ
とができる。
【0062】なお、最終基板WLについての加熱ユニッ
トHP1での処理温度と通常基板W1〜W24について
の処理温度との温度差(オフセット温度)は、均一なレ
ジスト膜が形成されるようなオフセット温度を実験によ
って予め算定しておき、その値をコントローラCRに記
憶させておけば良い。コントローラCRは、記憶したオ
フセット温度に基づいて最終基板WLについての加熱ユ
ニットHP1での処理温度を変更する。
【0063】<3−4.塗布処理ユニットSC1での回
転時間>また、塗布処理ユニットSC1に搬入される時
点において、通常基板W1〜W24の温度が最終基板W
Lの温度よりも若干高かったとしても、塗布処理ユニッ
トSC1での最終基板WLについての回転時間を通常基
板W1〜W24についての回転時間よりも短くすると、
供給されたレジストの拡がりが抑制され、最終基板WL
のレジスト膜の膜厚が厚くなる。
【0064】具体的には、コントローラCRが塗布処理
ユニットSC1を制御して、塗布処理ユニットSC1で
の最終基板WLについての回転時間を通常基板W1〜W
24についての回転時間よりも短くする。これにより、
レジストが拡がりが抑制されて最終基板WLに形成され
るレジスト膜の膜厚が厚くなり、その結果、1つのロッ
トに含まれる全ての基板Wに均一な膜厚のレジスト膜を
形成することができる。
【0065】なお、最終基板WLについての塗布処理ユ
ニットSC1での回転時間と通常基板W1〜W24につ
いての回転時間との時間差(オフセット時間)は、均一
なレジスト膜が形成されるようなオフセット時間を実験
によって予め算定しておき、その値をコントローラCR
に記憶させておけば良い。コントローラCRは、記憶し
たオフセット時間に基づいて最終基板WLについての塗
布処理ユニットSC1での回転時間を変更する。
【0066】<3−5.プリベーク時間>また、レジス
ト塗布処理が終了した時点での最終基板WLのレジスト
膜厚が通常基板W1〜W24より多少薄かったとして
も、加熱ユニットHP1での最終基板WLについてのプ
リベーク時間を通常基板W1〜W24についてのプリベ
ーク時間よりも短くすれば、溶媒成分の蒸発が少なくな
り、最終基板WLに形成されるレジスト膜の膜厚が厚く
なる。
【0067】具体的には、コントローラCRが加熱ユニ
ットHP1を制御して、加熱ユニットHP1での最終基
板WLについての加熱時間を通常基板W1〜W24につ
いての加熱時間よりも短くする。これにより、溶媒成分
の蒸発が抑制されて最終基板WLに形成されるレジスト
膜の膜厚が厚くなり、その結果、1つのロットに含まれ
る全ての基板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成するこ
とができる。
【0068】なお、最終基板WLについての加熱ユニッ
トHP1での加熱時間と通常基板W1〜W24について
の加熱時間との時間差(オフセット時間)は、均一なレ
ジスト膜が形成されるようなオフセット時間を実験によ
って予め算定しておき、その値をコントローラCRに記
憶させておけば良い。コントローラCRは、記憶したオ
フセット時間に基づいて最終基板WLについての加熱ユ
ニットHP1での加熱時間を変更する。
【0069】以上のように、本実施形態においては、搬
送ロボットTRが複数枚の基板Wを順次に密着強化ユニ
ットAH、冷却ユニットCP1、塗布処理ユニットSC
1、加熱ユニットHP1の順に搬送し、それら複数枚の
基板Wに順次にレジストを塗布して各基板Wの主面にレ
ジスト膜を形成している。そして、それら複数枚の基板
Wを同一の処理条件にて処理したとすると、最終基板W
Lについては冷却ユニットCP1から塗布処理ユニット
SC1に搬送する工程での熱影響が無いことに起因し
て、最終基板WLの主面に形成されるレジスト膜の膜厚
が通常基板W1〜W24の主面に形成されたレジスト膜
の膜厚よりも薄くなる。
【0070】そこで、本実施形態では、複数枚の基板W
のうちの最終にレジスト塗布を行う最終基板WLについ
ては、当該最終基板WLの主面に形成されるレジスト膜
の膜厚が、複数枚の基板Wのうちの最終基板WL以外の
通常基板W1〜W24の主面に形成されたレジスト膜の
膜厚と同一となるように、処理条件を変更している。最
終基板WLの主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常
基板W1〜W24の主面に形成されたレジスト膜の膜厚
よりも薄くなる場合に変更する具体的な処理条件の内容
は、 冷却ユニットCP1での最終基板WLについての処理
温度を通常基板W1〜W24についての処理温度よりも
高くする、 塗布処理ユニットSC1での最終基板WLについての
回転数を通常基板W1〜W24についての回転数よりも
少なくする、 加熱ユニットHP1での最終基板WLについての処理
温度を通常基板W1〜W24についての処理温度よりも
低くする、 塗布処理ユニットSC1での最終基板WLについての
回転時間を通常基板W1〜W24についての回転時間よ
りも短くする、 加熱ユニットHP1での最終基板WLについての加熱
時間を通常基板W1〜W24についての加熱時間よりも
短くする、というものである。これらのうちのいずれか
の処理条件変更を行うことにより、最終基板WLに形成
されるレジスト膜の膜厚が厚くなり、その結果、1つの
ロットに含まれる全ての基板Wに均一な膜厚のレジスト
膜を形成することができる。
【0071】また、熱影響を均一にすべく冷却ユニット
CP1から塗布処理ユニットSC1に基板Wを搬送する
ための専用の搬送アームを設けるような場合に比較する
と、特別なハードウェアを必要としないため、コストダ
ウンになるとともに、フットプリントの増大を抑制する
ことができる。
【0072】<4.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態においては、複数
枚の基板Wを同一の処理条件にて処理したとすると、最
終基板WLの主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常
基板W1〜W24の主面に形成されたレジスト膜の膜厚
よりも薄くなる場合を例として説明したが、最終基板W
Lの主面に形成されるレジスト膜の膜厚が厚くなる場合
には上記とは逆の内容の処理条件の変更を行うようにす
れば良い。最終基板WLの主面に形成されるレジスト膜
の膜厚が通常基板W1〜W24の主面に形成されたレジ
スト膜の膜厚よりも厚くなる場合に変更する具体的な処
理条件の内容は、 冷却ユニットCP1での最終基板WLについての処理
温度を通常基板W1〜W24についての処理温度よりも
低くする、 塗布処理ユニットSC1での最終基板WLについての
回転数を通常基板W1〜W24についての回転数よりも
多くする、 加熱ユニットHP1での最終基板WLについての処理
温度を通常基板W1〜W24についての処理温度よりも
高くする、 塗布処理ユニットSC1での最終基板WLについての
回転時間を通常基板W1〜W24についての回転時間よ
りも長くする、 加熱ユニットHP1での最終基板WLについての加熱
時間を通常基板W1〜W24についての加熱時間よりも
長くする、というものである。コントローラCRによっ
て、これらのうちのいずれかの処理条件変更を行うこと
により、最終基板WLに形成されるレジスト膜の膜厚が
薄くなり、その結果、1つのロットに含まれる全ての基
板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【0073】また、変更する処理条件の内容は上記実施
形態にて示したものに限定されず、塗布処理ユニットS
C1での温度、湿度または塗布すべきレジストの温度、
粘度であっても良い。最終基板WLの主面に形成される
レジスト膜の膜厚が通常基板W1〜W24の主面に形成
されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、 最終基板WLについての塗布処理ユニットSC1の温
度を通常基板W1〜W24よりも低くする、 最終基板WLについての塗布処理ユニットSC1の湿
度を通常基板W1〜W24よりも高くする、 最終基板WLに塗布するレジストの温度を通常基板W
1〜W24よりも高くする、 最終基板WLに塗布するレジストの粘度を通常基板W
1〜W24よりも高くする、のいずれかを実行すること
により、最終基板WLに形成されるレジスト膜の膜厚が
厚くなり、その結果、1つのロットに含まれる全ての基
板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【0074】逆に、最終基板WLの主面に形成されるレ
ジスト膜の膜厚が通常基板W1〜W24の主面に形成さ
れたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、 最終基板WLについての塗布処理ユニットSC1の温
度を通常基板W1〜W24よりも高くする、 最終基板WLについての塗布処理ユニットSC1の湿
度を通常基板W1〜W24よりも低くする、 最終基板WLに塗布するレジストの温度を通常基板W
1〜W24よりも低くする、 最終基板WLに塗布するレジストの粘度を通常基板W
1〜W24よりも低くする、のいずれかを実行すること
により、最終基板WLに形成されるレジスト膜の膜厚が
薄くなり、その結果、1つのロットに含まれる全ての基
板Wに均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【0075】もっとも、これらの処理条件よりも上記実
施形態において述べた5つの処理条件の方が制御の応答
性および精度が優れているため、コントローラCRが容
易に変更することができる。
【0076】また、変更する処理条件については、上記
のいずれかを択一的に採用してもよいし、上記のうちの
複数を組み合わせるようにしても良い。例えば、最終基
板WLについて、冷却ユニットCP1での処理温度を高
くするとともに、塗布処理ユニットSC1での回転数を
少なくするようにしても良い。
【0077】なお、最終基板WLについての処理条件の
変更手法は、予め最終基板WLと通常基板W1〜W24
との膜厚差を実験などの結果によって予測した上で、そ
の膜厚差を埋め合わせる前述した冷却処理ユニットCP
1、塗布処理ユニットSC1、加熱ユニットHP1の少
なくともいずれかにおける処理パラメータのオフセット
値を予めコントローラCRに記憶させておいてコントロ
ーラCRによって最終基板WLの処理条件を変更してお
くのでも当然よいし、例えば基板処理装置1内のいずれ
かの箇所に膜厚測定手段を設け、最終基板WLについて
塗布処理ユニットSC1で塗布されたレジスト膜の膜圧
を膜厚測定手段によって測定し、測定された最終基板W
Lについてのレジスト膜の膜厚と通常基板W1〜W24
で形成されるべき所望のレジスト膜の膜厚(通常基板W
1〜W24のいずれかに形成されたレジスト膜の膜厚も
膜厚測定手段によって実際に測定されたものでもかまわ
ない)との差をコントローラCRで求め、実際に膜厚差
がある場合には、その膜厚差に相当する前述した冷却処
理ユニットCP1、塗布処理ユニットSC1、加熱ユニ
ットHP1の少なくともいずれかにおける処理パラメー
タのオフセット値をコントローラCRで求めてコントロ
ーラCR内のメモリに記憶させ、コントローラCRによ
って以後自動的に最終基板WLについての処理条件を変
更するようにしてもよい。
【0078】以上の内容を集約すると、複数枚の基板W
を同一の処理条件にて処理したときに、最終基板WLの
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板W1〜W
24の主面に形成されたレジスト膜の膜厚に対して変動
する場合には、その変動を補償するように最終基板WL
の処理条件を変更する形態であれば良いのである。
【0079】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、複数枚の基板のうちの最終にレジスト塗布を
行う最終基板については、当該最終基板の主面に形成さ
れるレジスト膜の膜厚が、複数枚の基板のうちの最終基
板以外の通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚
と略同一となるように、処理条件を変更するため、複数
枚の基板を連続して処理したときにも、全ての基板に均
一な膜厚のレジスト膜を形成することができる。
【0080】また、請求項2の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
冷却処理部での最終基板についての処理温度を通常基板
についての処理温度よりも高くするため、レジスト塗布
処理部にて最終基板のレジストが拡がりにくくなり、そ
の結果、最終基板のレジスト膜厚が厚くなり、全ての基
板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができる。
【0081】また、請求項3の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
冷却処理部での最終基板についての処理温度を通常基板
についての処理温度よりも低くするため、レジスト塗布
処理部にて最終基板のレジストが拡がりやすくなり、そ
の結果、最終基板のレジスト膜厚が薄くなり、全ての基
板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができる。
【0082】また、請求項4の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
レジスト塗布処理部での最終基板についての回転数を通
常基板についての回転数よりも少なくするため、レジス
ト塗布処理部にて最終基板のレジストが拡がりにくくな
り、その結果、最終基板のレジスト膜厚が厚くなり、全
ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することがで
きる。
【0083】また、請求項5の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
レジスト塗布処理部での最終基板についての回転数を前
記通常基板についての回転数よりも多くするため、レジ
スト塗布処理部にて最終基板のレジストが拡がりやすく
なり、その結果、最終基板のレジスト膜厚が薄くなり、
全ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することが
できる。
【0084】また、請求項6の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
加熱処理部での最終基板についての処理温度を通常基板
についての処理温度よりも低くするため、加熱処理部に
て最終基板のレジストの溶媒成分が蒸発しにくくなり、
その結果、最終基板のレジスト膜厚が厚くなり、全ての
基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【0085】また、請求項7の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
加熱処理部での最終基板についての処理温度を通常基板
についての処理温度よりも高くするため、加熱処理部に
て最終基板のレジストの溶媒成分が蒸発しやすくなり、
その結果、最終基板のレジスト膜厚が薄くなり、全ての
基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【0086】また、請求項8の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合には、
レジスト塗布処理部での最終基板についての回転時間を
通常基板についての回転時間よりも短くするため、レジ
スト塗布処理部にて最終基板のレジストが拡がりにくく
なり、その結果、最終基板のレジスト膜厚が厚くなり、
全ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することが
できる。
【0087】また、請求項9の発明によれば、複数枚の
基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板の
主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面に
形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合には、
レジスト塗布処理部での最終基板についての回転時間を
通常基板についての回転時間よりも長くするため、レジ
スト塗布処理部にて最終基板のレジストが拡がりやすく
なり、その結果、最終基板のレジスト膜厚が薄くなり、
全ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することが
できる。
【0088】また、請求項10の発明によれば、複数枚
の基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板
の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面
に形成されたレジスト膜の膜厚よりも薄くなる場合に
は、加熱処理部での最終基板についての加熱時間を通常
基板についての加熱時間よりも短くするため、加熱処理
部にて最終基板のレジストの溶媒成分が蒸発しにくくな
り、その結果、最終基板のレジスト膜厚が厚くなり、全
ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することがで
きる。
【0089】また、請求項11の発明によれば、複数枚
の基板を同一の処理条件にて処理したとすると最終基板
の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が通常基板の主面
に形成されたレジスト膜の膜厚よりも厚くなる場合に
は、加熱処理部での最終基板についての加熱時間を通常
基板についての加熱時間よりも長くするため、加熱処理
部にて最終基板のレジストの溶媒成分が蒸発しやすくな
り、その結果、最終基板のレジスト膜厚が薄くなり、全
ての基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することがで
きる。
【0090】また、請求項12の発明によれば、複数枚
の基板を同一の処理条件にて処理したとすると、前記複
数枚の基板のうちの最終にレジスト塗布を行う最終基板
の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が前記複数枚の基
板のうちの前記最終基板以外の通常基板の主面に形成さ
れたレジスト膜の膜厚に対して変動する場合には、その
変動を補償するように最終基板の処理条件を変更するた
め、複数枚の基板を連続して処理したときにも、全ての
基板に均一な膜厚のレジスト膜を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置の全体構成を示す平
面図である。
【図2】図1の基板処理装置の第1処理部群および第2
処理部群の構成を示す図である。
【図3】図1の基板処理装置の搬送ロボットの外観斜視
図である。
【図4】図1の基板処理装置における基板処理の手順の
一例を示す図である。
【図5】複数枚の基板のうちの最終以外の基板を冷却ユ
ニットに対して搬出入する様子を示す図である。
【図6】複数枚の基板のうちの最終の基板を冷却ユニッ
トに対して搬出入する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 31a,31b 搬送アーム AH 密着強化ユニット CP1〜CP6 冷却ユニット CR コントローラ HP1〜HP10 加熱ユニット ID インデクサ IF インターフェイス PG1 第1処理部群 PG2 第2処理部群 SC1,SC2 塗布処理ユニット TR 搬送ロボット W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 566 Fターム(参考) 2H025 AB08 AB16 AB17 EA05 EA10 5F031 CA02 CA04 MA02 MA26 MA30 PA04 PA30 5F046 CD01 CD05 CD06 DA29 HA01 JA13 JA16 JA22 KA01 KA07 KA10 LA18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板に順次にレジストを塗布し
    て各基板の主面にレジスト膜を形成する基板処理装置で
    あって、 基板の主面にレジストを供給し、基板を回転させること
    によってレジスト塗布を行うレジスト塗布処理部と、 基板に加熱処理を行って基板とレジストとの密着性を向
    上させる密着強化処理部と、 前記密着強化処理部にて加熱処理が行われた基板の冷却
    処理を行う冷却処理部と、 前記レジスト塗布処理部にてレジスト塗布が行われた基
    板の加熱処理を行う加熱処理部と、 前記複数枚の基板を順次に前記密着強化処理部、前記冷
    却処理部、前記レジスト塗布処理部、前記加熱処理部の
    順に搬送する搬送手段と、 前記複数枚の基板のうちの最終にレジスト塗布を行う最
    終基板については、当該最終基板の主面に形成されるレ
    ジスト膜の膜厚が、前記複数枚の基板のうちの前記最終
    基板以外の通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜
    厚と略同一となるように、処理条件を変更する処理条件
    変更手段と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も薄くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記冷
    却処理部での前記最終基板についての処理温度を前記通
    常基板についての処理温度よりも高くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も厚くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記冷
    却処理部での前記最終基板についての処理温度を前記通
    常基板についての処理温度よりも低くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も薄くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記レ
    ジスト塗布処理部での前記最終基板についての回転数を
    前記通常基板についての回転数よりも少なくすることを
    特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も厚くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記レ
    ジスト塗布処理部での前記最終基板についての回転数を
    前記通常基板についての回転数よりも多くすることを特
    徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も薄くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記加
    熱処理部での前記最終基板についての処理温度を前記通
    常基板についての処理温度よりも低くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も厚くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記加
    熱処理部での前記最終基板についての処理温度を前記通
    常基板についての処理温度よりも高くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も薄くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記レ
    ジスト塗布処理部での前記最終基板についての回転時間
    を前記通常基板についての回転時間よりも短くすること
    を特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も厚くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記レ
    ジスト塗布処理部での前記最終基板についての回転時間
    を前記通常基板についての回転時間よりも長くすること
    を特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の基板処理装置におい
    て、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も薄くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記加
    熱処理部での前記最終基板についての加熱時間を前記通
    常基板についての加熱時間よりも短くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の基板処理装置におい
    て、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と前記最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が
    前記通常基板の主面に形成されたレジスト膜の膜厚より
    も厚くなる場合には、前記処理条件変更手段は、前記加
    熱処理部での前記最終基板についての加熱時間を前記通
    常基板についての加熱時間よりも長くすることを特徴と
    する基板処理装置。
  12. 【請求項12】 複数枚の基板に順次にレジストを塗布
    して各基板の主面にレジスト膜を形成する基板処理装置
    であって、 前記複数枚の基板を同一の処理条件にて処理したとする
    と、前記複数枚の基板のうちの最終にレジスト塗布を行
    う最終基板の主面に形成されるレジスト膜の膜厚が前記
    複数枚の基板のうちの前記最終基板以外の通常基板の主
    面に形成されたレジスト膜の膜厚に対して変動する場合
    には、その変動を補償するように最終基板の処理条件を
    変更することを特徴とする基板処理装置。
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