JP2002359014A - 電源モジュールとこの電源モジュールを内蔵する電源装置 - Google Patents

電源モジュールとこの電源モジュールを内蔵する電源装置

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JP2002359014A
JP2002359014A JP2001165673A JP2001165673A JP2002359014A JP 2002359014 A JP2002359014 A JP 2002359014A JP 2001165673 A JP2001165673 A JP 2001165673A JP 2001165673 A JP2001165673 A JP 2001165673A JP 2002359014 A JP2002359014 A JP 2002359014A
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power supply
supply module
heat radiation
sleeve
power
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JP2001165673A
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English (en)
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Shoichi Toya
正一 遠矢
Ryosaku Izawa
亮策 伊澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力素子の内部まで有効に冷却する。電力素
子の外装缶を補強して破裂するのを有効に防止する。 【解決手段】 電源モジュールは、電池またはコンデン
サである電力素子2と、この電力素子2を挿通する放熱
スリーブ9とを備える。放熱スリーブ9は、電力素子2
の外装缶2aを挿通する挿通孔18Aと、放熱スリーブ
9の表面から突出する放熱フィン17とを有する。電源
装置は、放熱スリーブ9を備える電源モジュール1をケ
ース10の収納室11に内蔵している。放熱スリーブ9
は、放熱スリーブ9は、電力素子2の外装缶2aを挿通
する挿通孔18Aと、放熱スリーブ9の表面から突出す
る放熱フィン17とを有する。電源装置は、収納室11
に冷却空気を送風して、収納室11に内蔵される電源モ
ジュール1を冷却している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてハイブリ
ッドカーや電気自動車に搭載されて、自動車を走行させ
るモーターを駆動する電源モジュールとこの電源モジュ
ールを内蔵する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッドカーや電気自動車の電源モ
ジュールは、極めて大きな電流で充放電される。たとえ
ば、自動車がスタートするときや加速するとき、電源モ
ジュールからモーターに電力を供給して加速するので、
極めて大きな電流が流れる。さらに、急ブレーキをかけ
て回生制動するときや長い坂道を回生制動でブレーキを
かけながら下りるとき、大きな電流で充電される。ま
た、夏期の極めて暑い状態で使用されることもある。こ
のため温度が極めて高くなることがある。電源モジュー
ルは、二次電池やスーパーキャパシタを直列に接続した
もので、温度が高くなると性能が低下してしまう。この
ため、最高温度を低くするために、電池やスーパーキャ
パシタを効率よく冷却することが大切である。
【0003】電源モジュールを強制的に冷却するため
に、種々の構造のものが開発されている。複数の電源モ
ジュールをケースに収納して、各々の電源モジュールを
均等に冷却するための構造は、たとえば、特開平10−
270095号公報に記載される。この公報に記載され
る電源装置は、図1の断面図に示すように、ホルダーケ
ース20の下部を空気の流入口22として、上部を排出
口23とする。下部の流入口22から上部の排出口23
に空気が流動されて、ケース内の収納室に収納している
電源モジュール21を冷却する。ホルダーケース20
は、内部の収納室に、電源モジュール21の表面に流す
空気の流速を調整するための冷却調整フィン24を配設
している。
【0004】この構造の電源装置は、ホルダーケースの
上部に配設される電源モジュールの表面を流れる空気の
流速を制御して電源モジュールを均一に冷却する。冷却
調整フィンは、上部の電源モジュール表面の空気の流速
を下部よりも速くするために、冷却調整フィンと電源モ
ジュールとの間の空気の流動隙間を、上方に向かって次
第に狭くしている。流動隙間が狭くなると、空気の流速
は速くなるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構造の電源装置
は、冷却調整フィンで空気の流動状態を調整して電源モ
ジュールを効率よく冷却する。ただ、この構造は、電源
モジュールの表面を全体的に均一に冷却することはでき
ても、電源モジュールを構成している二次電池やスーパ
ーキャパシタ等の電力素子を直接的に効率よく冷却する
ことはできない。二次電池やスーパーキャパシタは、内
部で発熱する。このため、電源モジュールの表面を強制
的に冷却しても、必ずしも電源モジュールの内部温度を
低くできない。電源モジュールの内部温度は、その表面
を冷却して間接的に冷却される。発熱した電源モジュー
ルは、表面よりも内部温度が高くなる。電源モジュール
は熱の影響で劣化するので、いかにして全体の温度を低
くできるかが大切である。したがって、有効に冷却する
のが極めて難しくて、温度が非常に高くなる電力素子の
内部こそ、効率よく冷却することが大切である。
【0006】二次電池やスーパーキャパシタは、外装缶
を薄くして、内部の熱を有効に外側表面に伝導できる。
しかしながら、薄い外装缶は充分な強度にできず、内圧
で膨れたり、あるいは破壊しやすくなる欠点がある。と
くに二次電池は、大電流で充放電するときに内圧が上昇
することがある。このため、充分な強度のある厚さに設
計する必要がある。
【0007】本発明の重要な目的は、電力素子の内部ま
で有効に冷却できる電源モジュールとこの電源モジュー
ルを備える電源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電源モジュール
は、電池またはコンデンサである電力素子2と、この電
力素子2を挿通する放熱スリーブ9とを備える。放熱ス
リーブ9は、電力素子2の外装缶2aを挿通する挿通孔
18Aと、放熱スリーブ9の表面から突出する放熱フィ
ン17とを有する。電源モジュールは、放熱スリーブ9
を電力素子2の外装缶2aに固定して、外装缶2aを補
強すると共に、冷却面積を広くしている。
【0009】放熱スリーブ9は、好ましくは、放熱フィ
ン17を電力素子2の軸方向に対して直交する面内に配
設する。さらに、放熱スリーブ9は、放熱フィン17を
有する複数の分割放熱スリーブ9Aで構成することがで
きる。さらにまた、放熱スリーブ9は、複数枚の放熱フ
ィン17を一体的に連結することができる。
【0010】電源モジュールは、電力素子2の外装缶2
aを円筒状として、放熱スリーブ9の内形を円形とする
ことができる。放熱スリーブ9は、挿通孔18Aの内形
を、電力素子2の外装缶2aの外形に等しく、あるいは
外形よりも小さくすることができる。
【0011】さらに、電源モジュールは、複数の電力素
子2をジョイントキャップ3で連結して、このジョイン
トキャップ3と放熱スリーブ9を一体的に製作すること
ができる。
【0012】本発明の電源装置は、電池またはコンデン
サである複数の電力素子2を金属製のジョイントキャッ
プ3で連結してなる電源モジュール1をケース10の収
納室11に内蔵している。電源モジュール1は、電力素
子2を挿通する放熱スリーブ9を備える。この放熱スリ
ーブ9は、電力素子2の外装缶2aを挿通する挿通孔1
8Aと、放熱スリーブ9の表面から突出する放熱フィン
17とを有する。電源装置は、放熱スリーブ9を電力素
子2の外装缶2aに固定している電源モジュール1をケ
ース10の収納室11に内蔵している。さらに、電源装
置は、ケース10の収納室11に冷却空気を送風して電
源モジュール1を冷却するようにしている。
【0013】電源装置は、収納室11に冷却空気を流入
する流入口13をケース10に開口しており、この流入
口13に対して放熱フィン17を直交させる状態で電源
モジュール1を配設する。この電源装置は、流入口13
から流入される空気を放熱フィン17に効率よく接触さ
せながら通過できるので、極めて効率よく放熱できる特
長がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電源モジュールと電源装
置を例示するものであって、本発明は電源モジュールと
電源装置を以下のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0016】図2に示す電源モジュール1は、複数の電
力素子2を金属製のジョイントキャップ3で縦1列に連
結している。電力素子2は、ニッケル−水素電池、ニッ
ケル−カドミウム電池、リチウムイオン二次電池等の二
次電池、あるいは静電容量の大きなスーパーキャバシタ
である。図2の電源モジュール1は、円筒型の二次電池
を金属製のジョイントキャップ3で直線状に連結してい
る。電源モジュール1の両端には、正極端子と負極端子
からなる電極端子7を連結している。
【0017】ジョイントキャップ3は、図3の分解斜視
図に示すように、縦に連結している一方の電力素子2の
第1電極2Aに固定される第1接続部3Aと、他方の電
力素子2の第2電極2Bに接続される第2接続部3Bと
を有する。第1接続部3Aと第2接続部3Bは、隣接し
て連結される電力素子2に固定されて、隣接する電力素
子2を縦に連結する。第1接続部3Aは円板状で、電力
素子2である円筒型電池の正極にスポット溶接して固定
される。円板状の第1接続部3Aは、円筒型電池の凸部
電極である正極に溶接するプロジェクションを設け、プ
ロジェクションを正極にスポット溶接して確実に固定さ
れる。ジョイントキャップ3と電力素子2である円筒型
電池とのショートを阻止するために、ジョイントキャッ
プ3と電力素子2である円筒型電池との間に、絶縁キャ
ップ4を挟着している。絶縁キャップ4は、ジョイント
キャップ3と電力素子2である円筒型電池の間に積層し
て固定される。
【0018】さらに、ジョイントキャップ3は、第1接
続部3Aの外周に第2接続部3Bを設けている。第2接
続部3Bは筒状で、内側に円筒型電池を挿入して、電力
素子2である円筒型電池の負極である外装缶2aにスポ
ット溶接して固定している。筒状の第2接続部3Bに
も、第1接続部3Aと同じように、内面にプロジェクシ
ョンを設け、ここを円筒型電池の外装缶2aにスポット
溶接して確実に固定できる。筒状の第2接続部3Bは、
電力素子2の縦方向に伸びるスリット8を設けて複数に
分割している。分割された各々の第2接続部3Bは、弾
性的に電力素子2である円筒型電池の外装缶2aに押圧
される。このため、分割している第2接続部3Bにプロ
ジェクションを設けて、電力素子2に確実にスポット溶
接できる。
【0019】さらに、図2と図3に示す電源モジュール
1は、電力素子2に放熱スリーブ9を固定している。放
熱スリーブ9は、図4に示すように、中心に挿通孔18
Aを設けている筒体18と、この筒体18の外周に固定
された放熱フィン17を備える。筒体18は金属筒で、
挿通孔18Aを電力素子2の外装缶2aを挿入できる大
きさに開口している。放熱スリーブ9は、挿通孔18A
に電力素子2の外装缶2aが挿入されて、電力素子2の
外装缶2aに固定される。外装缶2aに固定された放熱
スリーブ9は、外装缶2aを膨れないように補強する。
【0020】放熱フィン17は、筒体18の外周面から
外側に突出して設けている。図に示す放熱フィン17
は、金属板を環状に加工したものである。放熱フィン1
7は、放熱スリーブ9が固定される電力素子2の軸方向
に対して直交する姿勢で筒体18に固定されている。こ
のように環状の放熱フィン17を軸方向に対して直交す
る姿勢で固定している放熱スリーブ9は、電池が膨らむ
方向に対する強度を高めることができる。さらに、図の
放熱スリーブ9は、複数の放熱フィン17を備える。複
数の放熱フィン17は、電力素子2の軸方向に離して等
間隔に固定している。この放熱スリーブ9は、電力素子
2の外装缶2aに固定された状態で、表面から突出する
放熱フィン17で外装缶2aの冷却面積を広くして電力
素子2を効率よく冷却する。とくに、放熱スリーブ9
は、広い面積で外装缶2aの表面に接触するので、外装
缶2aの熱を有効に放熱フィン17に伝導できる特長が
ある。
【0021】図4に示す放熱スリーブ9は、1つの筒体
18に複数の放熱フィン17を固定している。ただ、放
熱スリーブは、複数の放熱フィンを一体的に連結してい
るスリーブ状とすることもできる。この放熱スリーブ
は、たとえば、1枚の金属板や金属筒を蛇腹状に加工し
て成形できる。以上の放熱スリーブ9は、簡単に能率よ
く電力素子2の外装缶2aに固定できる。ひとつの放熱
スリーブ9に電力素子2の外装缶2aを入れて、複数の
放熱フィン17を一定の間隔で固定できるからである。
【0022】さらに、放熱スリーブは、図5に示すよう
に、複数の分割放熱スリーブ9Aで構成することもでき
る。この図に示す分割放熱スリーブ9Aは、分割された
筒体18の外周面に1枚の放熱フィン17を設けてい
る。この構造の分割放熱スリーブ9Aは、筒体18で隣
接する放熱フィン17の間隔を一定にすることができ
る。このため、この分割放熱スリーブ9Aは、複数個を
連結する状態で電力素子2の外装缶2aに固定して、複
数の放熱フィン17を、一定の間隔で固定できる。この
ように、複数の分割放熱スリーブ9Aで構成される放熱
スリーブは、各々の分割放熱スリーブ9Aの挿通孔18
Aに電力素子2の外装缶2aをスムーズに挿入しながら
装着して、複数の放熱フィン17を所定の間隔に配設で
きる特長がある。ただ、分割放熱スリーブは、1つの筒
体に複数の放熱フィンを設けることもできる。
【0023】さらに、図6に示す分割放熱スリーブ9A
は、筒体18の内面の一部に凹部18Bを設けている。
この凹部18Bは、電力素子の軸方向に延長して設けら
れている。電源モジュールには、図示しないが、表面に
感熱素子やこれらを接続するリードを備えるものもあ
る。この構造の電源モジュールに放熱スリーブを装着す
るとき、感熱素子やリードが邪魔にならないように、図
に示す分割放熱スリーブ9Aは筒体18の内面に凹部1
8Bを設けている。この分割放熱スリーブ9Aは、凹部
18Bに電源モジュールの感熱素子やリードを案内しな
がら装着される。このように、内面に凹部18Bを有す
る放熱スリーブ9は、表面に感熱素子やリードを備える
電源モジュールであっても、スムーズに装着できる。
【0024】さらに、放熱スリーブは、筒体と放熱フィ
ンの一部を切り放した形状とすることもできる。図7に
示す分割放熱スリーブ9Aは、筒体18と放熱フィン1
7の一部を切り放して非連結部19を設けている。この
構造の分割放熱スリーブ9Aは、非連結部19を多少は
拡開させて挿通孔18Aを広くできるので、電力素子の
外装缶をよりスムーズに挿入できる特長がある。非連結
部を有する放熱スリーブは、好ましくは、外装缶が膨れ
るのを有効に防止できる強度に設計される。さらに、非
連結部19を有する分割放熱スリーブ9Aは、好ましく
は、非連結部19の位置をずらしながら複数個を連結し
て、外装缶が膨れるのを有効に防止できる。
【0025】図2に示す電源モジュール1は、電力素子
2の外装缶2aを円筒状として、放熱スリーブ9の内形
と外形を円形としている。放熱スリーブ9の内形、いい
かえると挿通孔18Aの内形は、外装缶2aの外形に等
しく、あるいは外形よりも小さくする。この放熱スリー
ブ9は、挿通孔18Aの内周縁を、電力素子2の外装缶
2aの表面に隙間なく密着できる。このため、放熱スリ
ーブ9がしっかりと外装缶2aを補強しながら、外装缶
2aの熱を有効に放熱する。
【0026】図8ないし図11は、電源モジュールを内
蔵する電源装置を示す。これ等の図に示す電源装置は、
図2と図3に示す構造の電源モジュール1をケース10
の収納室11に内蔵している。図11のケース10は、
収納室11の内形を、放熱スリーブ9の外形にほぼ等し
くしている。ただ、収納室の内形は、放熱スリーブの外
形よりも大きくすることもできる。ケース10は、収納
室11に電力素子2を内蔵して、電力素子2と収納室1
1との内面に空気ダクト12ができる。収納室11の空
気ダクト12に強制的に空気が送風されて電力素子2は
冷却される。図11のケース10は、収納室11の内面
を、電力素子2である円筒型電池に沿って湾曲して、電
力素子2との間にほぼ一定の間隔の空気ダクト12を設
けている。このケース10は、電力素子2の全面に均一
に空気を流して、電力素子2全体を均一に冷却できる。
【0027】さらに、ケース10は、空気の流入口13
と排出口14を収納室11に連通して設けている。流入
口13から流入される空気は、収納室11を通過して電
力素子2を冷却して排出口14から排出される。図のケ
ース10は、収納室11の上方に流入口13を設けて、
下方に排出口14を設けている。流入口13と排出口1
4は、電力素子2の縦方向に伸びるスリット状として開
口される。
【0028】さらに、図10と図11に示す電源装置
は、ケース10の流入口13側の表面に、空気の流入ダ
クト15を設けて、この流入ダクト15にファン16を
連結している。このファン16は、流入ダクト15に空
気を強制的に供給する。図10に示す電源装置は、複数
個のファン16を、ケース10の表面に対向して均等に
配設して、スリット状の流入口13から均一に空気を流
入できるようにしている。流入ダクト15に供給された
空気は、各々の流入口13に分流されて、収納室11の
空気ダクト12に強制的に送風される。ただ、電源装置
は、ケースの排出口側に排出ダクトを設けて、この排出
ダクトにファンを連結することもできる。この電源装置
は、ファンで排出ダクトの空気を強制的に吸引して、収
納室の空気ダクトに空気を通過させる。さらに、電源装
置は、流入ダクトと排出ダクトの両方を設けて、一方あ
るいは両方のダクトにファンを連結して強制的に空気を
流動させることもできる。このように、流入ダクトや排
出ダクトを有する電源装置は、空気の流入位置や排出位
置を特定できる特長がある。
【0029】さらに、図に示す電源装置は、ケース10
に開口された流入口13と排出口14に対して放熱フィ
ン17が直交するように電源モジュール1を配置してい
る。ケース10の収納室11は、電力素子2に固定して
いる放熱スリーブ9の放熱フィン17で複数の領域に分
割される。放熱フィン17は、スリット状の流入口13
と排出口14の縦方向に離して配列される。この構造
は、電力素子2全体を均一に冷却できる特長がある。そ
れは、複数に分割された各々の空気ダクト12に均等に
空気を流入して、収納室11内の一部に空気溜りができ
るのを防止できるからである。放熱スリーブ9で分割さ
れない広い空気ダクト12に空気を流入させると、局部
的に空気溜りができて全体に空気を均一に流すのが難し
い。しかしながら、収納室11を放熱スリーブ9で複数
に分割すると、分割された空気ダクト12に流入される
空気は、空気溜りができることなく通過して、電力素子
2と放熱スリーブ9を効率よく冷却する。とくに、放熱
スリーブ9の外周を収納室11の内面に接触ないし接近
する構造は、電力素子2全体をより均一に冷却できる。
放熱スリーブ9が、空気漏れを少なくして、空気ダクト
12を複数に分割できるからである。ただ、放熱スリー
ブの外形を収納室の内形よりも小さくしても、放熱スリ
ーブは、流入口から流入する空気を均一にガイドして流
すことができる。このため、放熱スリーブで電力素子を
均一に冷却する効果はある。
【0030】
【発明の効果】本発明の電源モジュールとこの電源モジ
ュールを備える電源装置は、電力素子の内部まで有効に
冷却できる特長がある。それは、本発明の電源モジュー
ルが、表面から突出する放熱フィンを有する放熱スリー
ブを備え、この放熱スリーブの挿通孔に電力素子の外装
缶を挿入して、電力素子に固定しているからである。こ
の構造の電源モジュールは、電力素子の外装缶に固定さ
れる放熱スリーブの放熱フィンによって空気と接触する
冷却面積を広くできるので、この放熱フィンから効率よ
く放熱して内部まで有効に冷却できる。
【0031】さらに、本発明の電源モジュールは、放熱
スリーブの挿通孔に電力素子を挿入して固定するので、
放熱スリーブで外装缶を補強できる特長がある。このよ
うに、外装缶を補強できる電源モジュールは、内圧で膨
れたり、破裂するのを有効に防止できる。さらに、放熱
スリーブで補強される外装缶は、薄く設計することによ
り、内部の熱を有効に外側表面に伝導させて、より効率
よく冷却させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電源装置の断面図
【図2】本発明の一実施例にかかる電源モジュールの斜
視図
【図3】図2に示す電源モジュールの分解斜視図
【図4】放熱スリーブの一例を示す断面図
【図5】放熱スリーブを構成する分割放熱スリーブの一
例を示す斜視図
【図6】放熱スリーブを構成する分割放熱スリーブの他
の一例を示す斜視図
【図7】放熱スリーブを構成する分割放熱スリーブの他
の一例を示す斜視図
【図8】本発明の一実施例にかかる電源モジュールを内
蔵する電源装置の斜視図
【図9】図8に示す電源装置の内部構造を示す斜視図
【図10】図8に示す電源装置の内部構造を示す縦断面
【図11】図8に示す電源装置の内部構造を示す横断面
【符号の説明】
1…電源モジュール 2…電力素子 2A…第1電極 2B
…第2電極 2a…外装缶 3…ジョイントキャップ 3A…第1接続部 3B
…第2接続部 4…絶縁キャップ 7…電極端子 8…スリット 9…放熱スリーブ 9A…分割放熱スリーブ 10…ケース 11…収納室 12…空気ダクト 13…流入口 14…排出口 15…流入ダクト 16…ファン 17…放熱フィン 18…筒体 18A…挿通孔 18
B…凹部 19…非連結部 20…ホルダーケース 21…電源モジュール 22…流入口 23…排出口 24…冷却調整フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 AA03 5E322 AA01 AA11 AB11 EA10 5H031 KK01 KK08 5H040 AA28 AA33 AS07 AT01 AY05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池またはコンデンサである電力素子
    (2)と、この電力素子(2)を挿通する放熱スリーブ(9)と
    を備え、 放熱スリーブ(9)が、電力素子(2)の外装缶(2a)を挿通す
    る挿通孔(18A)と、放熱スリーブ(9)の表面から突出する
    放熱フィン(17)とを有することを特徴とする電源モジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 放熱フィン(17)が、電力素子(2)の軸方
    向に対して直交する面内に配設されてなる請求項1に記
    載される電源モジュール。
  3. 【請求項3】 放熱スリーブ(9)が、放熱フィン(17)を
    有する複数の分割放熱スリーブ(9A)で構成されてなる請
    求項1に記載される電源モジュール。
  4. 【請求項4】 放熱スリーブ(9)が、複数枚の放熱フィ
    ン(17)を一体的に連結している請求項1に記載される電
    源モジュール。
  5. 【請求項5】 電力素子(2)の外装缶(2a)が円筒状で、
    放熱スリーブ(9)の内形が円形である請求項1に記載さ
    れる電源モジュール。
  6. 【請求項6】 放熱スリーブ(9)の挿通孔(18A)の内形
    が、電力素子(2)の外装缶(2a)の外形に等しく、あるい
    は外形よりも小さい請求項1に記載される電源モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 複数の電力素子(2)をジョイントキャッ
    プ(3)で連結しており、このジョイントキャップ(3)と放
    熱スリーブ(9)を一体的に製作している請求項1に記載
    される電源モジュール。
  8. 【請求項8】 電池またはコンデンサである複数の電力
    素子(2)を金属製のジョイントキャップ(3)で連結してな
    る電源モジュール(1)をケース(10)の収納室(11)に内蔵
    している電源装置であって、 電源モジュール(1)が、電力素子(2)を挿通する放熱スリ
    ーブ(9)を備え、この放熱スリーブ(9)が、電力素子(2)
    の外装缶(2a)を挿通する挿通孔(18A)と、放熱スリーブ
    (9)の表面から突出する放熱フィン(17)とを有してお
    り、この放熱スリーブ(9)を電力素子(2)の外装缶(2a)に
    固定している電源モジュール(1)をケース(10)の収納室
    (11)に内蔵しており、さらに、ケース(10)の収納室(11)
    に冷却空気を送風して電源モジュール(1)を冷却するよ
    うにしてなる電源モジュールを内蔵する電源装置。
  9. 【請求項9】 放熱フィン(17)が、電力素子(2)の軸方
    向に対して直交する面内に配設されてなる請求項8に記
    載される電源モジュールを内蔵する電源装置。
  10. 【請求項10】 ケース(10)が収納室(11)に冷却空気を
    流入する流入口(13)を開口しており、この流入口(13)に
    対して放熱フィン(17)を直交させる状態で電源モジュー
    ル(1)を配設してなる請求項8に記載される電源モジュ
    ールを内蔵する電源装置。
  11. 【請求項11】 放熱スリーブ(9)が、放熱フィン(17)
    を有する複数の分割放熱スリーブ(9A)で構成されてなる
    請求項8に記載される電源モジュールを内蔵する電源装
    置。
  12. 【請求項12】 放熱スリーブ(9)が、複数枚の放熱フ
    ィン(17)を一体的に連結している請求項8に記載される
    電源モジュールを内蔵する電源装置。
  13. 【請求項13】 電力素子(2)の外装缶(2a)が円筒状
    で、放熱スリーブ(9)の内形が円形である請求項8に記
    載される電源モジュールを内蔵する電源装置。
  14. 【請求項14】 放熱スリーブ(9)の挿通孔(9A)の内形
    が、電力素子(2)の外装缶(2a)の外形に等しく、あるい
    は外形よりも小さい請求項8に記載される電源モジュー
    ルを内蔵する電源装置。
  15. 【請求項15】 電源モジュール(1)の放熱スリーブ(9)
    とジョイントキャップ(3)を一体的に製作している請求
    項8に記載される電源モジュールを内蔵する電源装置。
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