JP2002358905A - フラットアパーチャーグリル - Google Patents

フラットアパーチャーグリル

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JP2002358905A
JP2002358905A JP2001166211A JP2001166211A JP2002358905A JP 2002358905 A JP2002358905 A JP 2002358905A JP 2001166211 A JP2001166211 A JP 2001166211A JP 2001166211 A JP2001166211 A JP 2001166211A JP 2002358905 A JP2002358905 A JP 2002358905A
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JP
Japan
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aperture grill
flat aperture
strip grid
grid
flat
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JP2001166211A
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Yoshitsugu Morimoto
祥嗣 森本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アパーチャーグリル方式の色選別電極構体の
有孔部最外端に位置する細条スリット孔幅のバラツキを
軽減する。 【解決手段】 細条スリット孔11を形成する細条グリ
ッド12からなる有孔部と、この有孔部の外周に延在す
る外周部13と、上記細条グリッドの長手方向に対して
垂直方向に位置する上記外周部に施されたハーフエッチ
ング部14と、複数のスロット孔を設けた上記外周部の
コーナ部13aとを備えたフラットアパーチャーグリ
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーブラウン管
用色選別電極の構成部品であるフラットアパーチャーグ
リルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はアパーチャーグリル方式の色選別
電極構体の構成を示す斜視図である。図3において、1
0はアパーチャーグリルであり、スリット状の孔(以
下、細条スリット孔という)11と細条グリッド12と
が多数配列されている。2はフレームであり、アパーチ
ャーグリル10の一端が溶接固定される一対の保持部材
21と、保持部材21間に差し渡って配置され、保持部
材21に溶接固定されたアパーチャーグリル10に所定
の架張力を発生するための一対の弾性部材22とで構成
される。3はフレーム2の保持部材21に溶接固定され
た金属プレート、4、5は弾性部材22にそれぞれ溶接
固定された金属プレートである。
【0003】図4はフラットアパーチャーグリル1を示
す正面図であり、このフラットアパーチャーグリル1は
金属素材で化学エッチングにより、細条スリット孔11
と細条グリッド12とからなる有孔部、及び有孔部に続
く外周部13から形成される。外周部13には、フレー
ムとフラットアパーチャーグリル1の溶接組立工程で、
外周部13をフレームから取り除く際に剥がし易い目的
で有孔部の外にハーフエッチング部14が設けてある。
【0004】又、フラットアパーチャーグリル1にはフ
レームとの溶接組立工程時の位置ずれ防止の目的のた
め、細条グリッド12の長手方向延長線上にある外周部
に位置決め穴15a、15bが設けてある。
【0005】図5は、フラットアパーチャーグリル1を
フレーム2に溶接固定する方法の概略を示す斜視図であ
る。図5に示すように、位置決め穴15a、15bに位
置決めピン16a、16bが保持され、フラットアパー
チャーグリル1を細条グリッド12の短手方向に引張り
拘束する。次に、細条グリッド12の短手方向に対して
垂直な方向を引張り拘束するため、フラットアパーチャ
ーグリル1の外周部13のコーナ部13aをクランプ機
構17でクランプ保持して垂直な方向に引張る。
【0006】その後、フレーム2をフラットアパーチャ
ーグリル1に接触させて、シーム溶接で接合固定する。
溶接固定されたフラットアパーチャーグリル1の外周部
13にある不要部分は、図6に示すようにハーフエッチ
ング部14に沿ってトリミング除去される。ハーフエッ
チング部14は、フレーム部材21の外形に合わせて設
定してある。
【0007】上記組立工程では、フラットアパーチャー
グリル1の位置決め、位置ずれ防止及びアパーチャーグ
リル面に発生するしわ解消の目的のため、フラットアパ
ーチャーグリル1のコーナ部13aを細条グリッド12
の長手方向や垂直方向に引張って拘束している。よっ
て、フラットアパーチャーグリル1のコーナ部13aに
は細条グリッド12の長手方向と垂直方向に引張り力に
よる合力が生じ、フラットアパーチャーグリル1のコー
ナ部13aが変形する可能性がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7は正常なスリット
孔の状態を示す正面図である。図7において、12aは
色選別電極の有孔部最外端の外側に位置する外側テープ
部、11aは有孔部最外端の細条スリット孔(以下、ラ
ストスリット孔という)、11bは有孔部最外端から2
ピッチ内側に位置する細条スリット孔(以下、セカンド
スリット孔という)である。
【0009】ラストスリット孔11aの幅変化は、細条
グリッド12の張力分布形状や図5に示すような色選別
電極組立工程時でフラットアパーチャーグリル1の細条
グリッド12の長手方向と垂直方向に負荷される引張り
力のバランスに影響され、前記要因で有孔部最外端の外
側テープ部12aが変形を起こすからであることが知ら
れている。
【0010】ラストスリット孔11a幅が狭すぎると、
蛍光面塗着工程にて有孔部最外端に位置する赤色、青
色、緑色の3色に対応したトリオのストライプが塗着さ
れずに潰れてしまう不具合が発生し、逆にラストスリッ
ト孔11aの幅が広すぎるとブラックマトリクス幅が狭
くなりすぎて塗着されない不具合が発生する。色選別電
極全てにおいてラストスリット孔11aが図7のように
ストレート形状を維持できるのであれば、細条グリッド
12の張力分布形状や色選別電極の組立時に負荷するフ
ラットアパーチャーグリル1の細条グリッド12の長手
方向及び垂直方向の引張り力をコントロールして、ラス
トスリット孔11aの幅を調整することが可能である。
【0011】しかし、中には図8、図9に示すようにラ
ストスリット孔11a幅のアンバランス形状な色選別電
極が発生し、色選別電極の組立良品率を低下させてしま
う。このラストスリット孔11a幅のバラツキ要因に
は、上記色選別電極の組立工程にてフラットアパーチャ
ーグリル1のコーナ部13aを細条グリッド12の長手
方向や垂直方向に引張って拘束しているために、フラッ
トアパーチャーグリル1のコーナ部13aで細条グリッ
ド12の長手方向と垂直方向の引張り成分による合力が
生じ、フラットアパーチャーグリル1のコーナ部13a
や有孔部最外端の外側テープ部12aにねじれやあおり
等不要な変形を及ぼしていることが考えられる。フラッ
トアパーチャーグリル1の板厚は0.1mm以下の薄板
であるため、上記合力によって常に同じ変形を起こすわ
けでなく、ねじれやあおり等予測できない変形も起こし
ている。
【0012】しかし、フラットアパーチャーグリル1を
細条グリッド12の長短手方向に対して引張ることはフ
ラットアパーチャーグリル1とフレームの製造組立工程
にてフラットアパーチャーグリル1の位置決め、位置ず
れ防止目的および色選別電極のアパーチャーグリルに発
生するしわによるむらを軽減する効果のためには必要不
可欠である。
【0013】本発明は、上記フラットアパーチャーグリ
ル1とフレームの組立工程において、フラットアパーチ
ャーグリル1のコーナ部13aに負荷される細条グリッ
ド12の長手方向と垂直方向の引張り力による合力で発
生するコーナ部13aの不要な変形を軽減し、且つ有孔
部最外端に位置する外側テープ部の不要な変形を軽減し
て、ラストスリット孔11aの幅のバラツキを解消する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフラットア
パーチャーグリルは、細条スリット孔を形成する細条グ
リッドからなる有孔部と、この有孔部の外周に延在する
外周部と、上記細条グリッドの長手方向に対して垂直方
向に位置する上記外周部に施されたハーフエッチング部
と、複数のスロット孔を設けた上記外周部のコーナ部と
を備える。
【0015】本発明に係るフラットアパーチャーグリル
において、複数のスロット孔は網目状に配置され、フラ
ットアパーチャーグリル外周部のコーナ部に設けられ、
細条グリッドの長手方向に対してハーフエッチング部の
外側に位置し、且つ色選別電極構体組立装置の細条グリ
ッドの長手方向を拘束するクランプ部内側に設けた。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図面に基づいて説明する。図1はフラット
アパーチャーグリル1を示す正面図である。図1におい
て、18はスロット孔部であり、スロット孔部18はフ
ラットアパーチャーグリル1のコーナ部13aに設けら
れ、かつハーフエッチング部14の外側に設けている。
【0017】好ましい形態としては、スロット孔部18
は、2mm角のパンチを用いてフラットアパーチャーグ
リル1上に穴を開けて形成し、3.5mmピッチで細条
グリッド12の長手方向に3個、細条グリッド12の長
手方向に対して垂直方向に4個設ける。
【0018】図2は、実施の形態1のフラットアパーチ
ャーグリル1を用いた組立工程の斜視図を示す。図2に
示すように位置決め穴15a、15bを位置決めピン1
6a、16bが保持し、フラットアパーチャーグリル1
を細条グリッド12の短手方向に引張って拘束する。次
にクランプ機構17がフラットアパーチャーグリル1の
外周部13のコーナ部13aを細条グリッド12の長手
方向に対して引張って拘束している。
【0019】上記実施の形態1において、フラットアパ
ーチャーグリル1の外周部のコーナ部13aに複数のス
ロット孔を設けてある。このため、スロット孔部が合力
による変形を吸収し、外側テープ部まで変形を及ぼさな
い。
【0020】又、実施の形態1のフラットアパーチャー
グリル1のコーナ部13aに設けてある複数のスロット
孔は網目状に配列されているので、本来負荷されるべき
細条グリッド12の長手方向及び垂直方向への引張り力
が遮断されることはない。さらに、実施の形態1のフラ
ットアパーチャーグリル1のコーナ部13aに設けた複
数のスロット孔部18は、位置決めピン16b、クラン
プ機構17と干渉することがなく、色選別電極を組立る
ことができる。
【0021】また、実施の形態1のフラットアパーチャ
ーグリル1を用いた色選別電極のラストスリット孔11
a幅のバラツキは、標準偏差で約54%程軽減され、従
来のフラットアパーチャーグリル1を用いた場合よりも
ラストスリット孔11a形状のアンバランスが緩和され
る。
【0022】さらにまた、実施の形態1のスロット孔部
はハーフエッチング部14の外側に設けてあるので、細
条グリッド12に対し垂直方向に引張る力を遮断するこ
となく、且つ細条グリッド12の張力をばらつかせるこ
ともない。
【0023】すなわち、フラットアパーチャーグリル1
を細条グリッド12に対して垂直方向に引張ると言う作
用は色選別電極の表面に発生するしわを緩和させる効果
があるために必要不可欠な工程で、フラットアパーチャ
ーグリル1の細条グリッド12に対して垂直方向に引張
る機構部の位置は一般的にフラットアパーチャーグリル
1のハーフエッチング部14よりも外側に設けてある。
この理由として、ハーフエッチング部14よりも内側で
あれば、フラットアパーチャーグリル1とフレームを密
着させて溶接固定する際に細条グリッド12が垂れてし
まい、垂れたまま溶接されてしまうからである。
【0024】その結果、細条グリッド12の張力をばら
つかせることになるので、ラストスリット孔11aの幅
もばらつかせる要因となってしまう。スロット孔部が、
ハーフエッチング部14より内側であれば、このスロッ
ト孔が蛍光面塗着工程で露光されてしまうために新たな
不良を誘発してしまう恐れがある。実施の形態1のスロ
ット孔部はハーフエッチング部14の外側に設けてある
ので、細条グリッド12に対し垂直方向に引張る力を遮
断することなく、且つ細条グリッド12の張力をばらつ
かせることもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フラッ
トアパーチャーグリルとフレームを組立る工程で細条グ
リッドの長手方向と垂直方向に負荷される引張り力によ
って生じるフラットアパーチャーグリルのコーナ部13
aの変形及び外側テープ部の変形を吸収し、ラストスリ
ット孔幅のバラツキを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示すフラットアパーチャーグ
リルの正面図である。
【図2】 実施の形態1のフラットアパーチャーグリル
の組立工程を示す斜視図である。
【図3】 アパーチャーグリル方式の色選別電極を示す
斜視図である。
【図4】 従来のフラットアパーチャーグリルを示す正
面図である。
【図5】 従来のフラットアパーチャーグリルの組立工
程を示す斜視図である。
【図6】 フラットアパーチャーグリルとフレームを溶
接固定した後、不要な外周部を剥がす工程の斜視図であ
る。
【図7】 正常なラストスリット孔幅を示す正面図であ
る。
【図8】 外側テープ部が変形してラストスリット孔の
幅が変化した様子を示す正面図である。
【図9】 外側テープ部が変形してラストスリット孔の
幅が変化した様子を示す正面図である。
【符号の説明】
1:フラットアパーチャーグリル、11:細条スリット
孔、12:細条グリッド、12a:細条グリッドの有孔
部外側テープ部、12b:有孔部最外端の細条グリッ
ド、11a:有孔部最外端の細条スリット孔(ラストス
リット孔)、11b:ラストスリット孔から1ピッチ内
側の細条スリット孔(セカンドスリット孔)、13:外
周部、13a:コーナ部、14:ハーフエッチング部、
18:スロット孔部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細条スリット孔と細条グリッドとで構成
    される有孔部と、この有孔部の外周に延在する外周部
    と、上記細条グリッドの長手方向に対して垂直方向に位
    置する上記外周部に施されたハーフエッチング部と、複
    数のスロット孔を設けた上記外周部のコーナ部とを備え
    たことを特徴とするフラットアパーチャーグリル。
  2. 【請求項2】 複数のスロット孔は網目状に配置され、
    フラットアパーチャーグリル外周部のコーナ部に設けら
    れ、細条グリッド長手方向に対してハーフエッチング部
    の外側に位置し、且つ色選別電極構体組立装置の細条グ
    リッド長手方向を拘束するクランプ部内側に設けたこと
    特徴とする請求項1記載のフラットアパーチャーグリ
    ル。
JP2001166211A 2001-06-01 2001-06-01 フラットアパーチャーグリル Pending JP2002358905A (ja)

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Effective date: 20040708