JP2002358350A - 書籍情報管理システム、書籍管理方法および端末機 - Google Patents

書籍情報管理システム、書籍管理方法および端末機

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JP2002358350A
JP2002358350A JP2002079401A JP2002079401A JP2002358350A JP 2002358350 A JP2002358350 A JP 2002358350A JP 2002079401 A JP2002079401 A JP 2002079401A JP 2002079401 A JP2002079401 A JP 2002079401A JP 2002358350 A JP2002358350 A JP 2002358350A
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Japan
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product
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JP2002079401A
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Minoru Hirano
稔 平野
Kazuo Mori
和雄 森
Fukashi Nagasaki
深志 長崎
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HEIANDO KK
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HEIANDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在庫状況等を書店、取次業者、出版社が共有
し、適切な重版、配本の実現、機会損失の防止、売行増
加および返品の減少を図る。 【解決手段】 管理サーバ1と、該管理サーバにネット
ワークを介して接続された書店用端末機3−nおよび出
版社用端末機4−nを備える書籍情報管理システムにお
いて、前記管理サーバ1は、書誌的情報記憶手段205
と、売上情報記憶手段206と、在庫情報記憶手段20
7と、商品情報データの検索を行う検索手段203と、
端末機と前記情報データの送受信を行う情報データ送受
信手段202とを備え、出版社用端末機4−nは、受信
した売上情報データと、送品情報データと、在庫情報デ
ータと、返品情報データの少なくとも1つを各書店別に
整理して表示し、書店用端末機3−nは、書店のグルー
プ各店舗毎に整理して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍情報管理シス
テム、書籍管理方法および端末機に関し、より詳細には
ネットワークを介した書籍の書籍情報管理システム、書
籍管理方法および端末機にする。
【0002】
【従来の技術】従来から、書店においては、販売時点管
理システム(以下「POSシステム」)の導入や書店独自
の販売管理システムの構築により、売れ筋商品の欠品を
防止し機会利益の逸失を防ぐ努力を行っている。
【0003】一方で書籍や雑誌は、あらかじめ出版社か
ら、取次業者を経由して相当数が書店側に納入され、書
店は出版社から委託された期間内に納入された数量のう
ち販売できるものだけを販売し、売れ残ったものについ
ては所定の委託期間経過後に返品できるという、委託販
売制度という独自の制度の下で扱われる商品である。そ
のため、当該委託期間内に出版社が自社商品の売れ行き
動向を把握するときは、直接電話で書店へ電話で問い合
わせたり、新聞紙上などに掲載されている書籍売上ラン
キングを参照したりして行っている。
【0004】また、書店が売り上げた商品の補充注文な
どは、POSシステム導入店にあっては、売上データに
基づいた自動発注も行われてはいるが、従来からおもに
商品に挟んである小さな紙片である売上補充注文書等の
注文票を取次業者へ送るという注文方法により行われて
いる。最近はホームページ(以下「HP」とする)上に
書店向けの注文画面を設ける出版社も出始めてきてい
る。
【0005】出版業界では、常に様々な商品が出版さ
れ、中には何度も重版を重ねる売れ筋商品もある。い
つ、どのような商品が発売もしくは重版となるのか、と
いった新刊重版情報は戦略的な販売計画を立てたい書店
にとっては重要な情報である。そのため従来から新刊重
版情報は、各出版社から各書店にFAXや冊子などを送
付する形でその都度通知されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たPOSシステム等の販売管理システムは、在庫状況の
迅速な把握を目的とするものでないため、顧客からの問
い合わせに対しては、店員が書棚を探したり、在庫のあ
りそうな他のグループ店に電話で問い合わせたりして行
っており、顧客からの在庫照会に迅速に対応することは
難しいというのが現状である(機会損失)。また、在庫
状況の迅速かつ正確な把握ができないため、グループ店
内に在庫があるにもかかわらず追加発注してしまい(過
剰送品)、書店グループ全体として大量の返品を生じさ
せてしまう(過剰返品)、という問題も生じていた。
【0007】こうした販売管理システムは書誌検索機能
を備えていないことが多いため、顧客から正確な書名の
わからない書籍について問い合わせがあった場合の顧客
対応にも問題が生じていた。なかには一定の書誌検索機
能をそなえた販売管理システムも存在したが、検索キー
が書名や著者名など所定のものに限られ、書名の一部な
どに何らかの手がかりがないと検索ができない、利便性
の悪いものにすぎなかった。
【0008】また、上述した委託販売制度は、以下のよ
うな様々な問題をも生じさせていた。まず出版社にあっ
ては、委託期間内に電話による確認だけで商品の実際の
販売状況等を把握することは難しいため、顧客の実際の
ニーズを超えた部数を重版してしまい、数ヶ月後に大量
の返本に見舞われてしまうという事態が散見されてい
た。逆に、出版社が返品を怖れるあまり重版を躊躇して
しまうことにより、結果として顧客のニーズに見合うだ
けの数量が店頭にそろわない場合も生じていた。また、
返品を避けるため、書店からの実際の発注数にかかわら
ず出版社側が一方的に絞り込んだ数量しか送品を行わ
ず、追加発注したにもかかわらずすぐに店頭在庫がはけ
てしまい、顧客の要望に対応できないという事態も頻繁
に起きていた。
【0009】売行ランキング情報は、上述のように、出
版社が自社商品の売れ行き動向を把握する資料として活
用されているものである一方、書店の戦略的仕入計画立
案にとっても重要な資料である。しかし、書籍について
はジャンル別など様々な角度から作られた売れ行きラン
キング情報がある一方、雑誌には雑誌全体のランキング
が出されているのみでジャンル別の売行ランキング情報
がない。そのため雑誌にあっては各ジャンルでの売れ筋
を掴むことがいっそう難しくなっており、戦略的な出版
計画、仕入れ計画への障害となっている。
【0010】また、従来の売上票による注文方法は、対
象が膨大な種類にのぼる書籍であるために整理、集計な
どの各作業段階で膨大な手作業が必要となっており、書
店側、出版社側双方にとっての大きな負担であった。売
上票以外の注文手段である各出版社HP上の書店向けの
注文画面は、その設定が各社各様であり、注文画面に行
きつくまでに相当の手順を踏む必要があることから、頻
繁に書籍の発注を必要とする書店にとっては使い勝手が
あまりよいものとなっていない。
【0011】また、各出版社からの新刊重版情報は、毎
日、各社各様の様式で大量のFAXや冊子がばらばらに
送付されてくる、という形で通知されてくるため、かか
る資料を活用して戦略的な仕入れ計画に反映させたり、
顧客からの問い合わせに即座に答える資料として活用す
ることが難しく、各販売店に山済みとなったまま十分に
活用されていないのが現状である。各出版社が設けてい
るHP上にも新刊重版情報が掲載されているが、上述の
HP上の書店向け注文画面と同様、その設定が各社各様
であり、注文画面に行きつくまでに相当の手順を踏む必
要があることから、書店の情報収集手段としての使い勝
手はあまりよいものとなっていない。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、書店店頭における
売れ行き情報、在庫情報、新刊重版情報といった各種の
情報を、書店、取次業者、出版社がネットワークを介し
て共有することで、市場の正確な売れ行き状況および在
庫状況を知り、適切な重版と配本を実現し、機会損失の
防止による売行増加と、返品の減少を図る書籍情報管理
システム、書籍管理方法および端末機を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、出版社および書店
が、それぞれ、少なくとも1つの出版社用および書店用
端末機(4−1、・・・4−n、3−1、・・・3−
n)を備え、書籍の商品情報データを記憶する書誌的情
報記憶手段(205)と、各書店における書籍の売上情
報データを記憶する売上情報記憶手段(206)と、書
店への書籍の送品情報データを記憶する送品情報記憶手
段(207)と、書店から取次業者への書籍の返品情報
データを記憶する返品情報記憶手段(207)と、前記
商品情報データと前記売上情報データと前記送品情報デ
ータと前記返品情報データとを含む書籍管理情報データ
から書店における在庫情報データを算出し記憶する在庫
情報記憶手段(207)と、前記商品情報データの少な
くとも1つを検索キーとして前記書籍管理情報データま
たは前記在庫情報データの検索を行う検索手段と、前記
出版社用および書店用端末機(4−1、・・・4−n、
3−1、・・・3−n)との間で前記書籍管理情報デー
タまたは前記在庫情報データの送受信を、それぞれ行う
送受信手段とを有する管理サーバ(1)と、前記端末機
(4−1、・・・4−n、3−1、・・・3−n)と
が、それぞれインターネットを介して接続された書籍情
報管理システムであって、前記出版社用および書店用端
末機(4−1、・・・4−n、3−1、・・・3−n)
は、特定の書籍に関する在庫状況の照会要求を入力する
ための入力手段(S501)と、該入力された照会要求
を前記管理サーバへ送信する送信手段(S502)と、
該送信手段により送信された照会要求に応答して前記検
索手段により検索された前記書籍管理情報データまたは
前記在庫情報データを受信する受信手段(S506)と
を有し、前記出版社用端末機(4−1、・・・4−n)
は、前記受信手段により受信した前記売上情報データ
と、前記送品情報データと、前記在庫情報データと、前
記返品情報データの少なくとも1つを各書店別に整理し
て表示する(S507)第1表示手段を備え、前記書店
用端末機(3−1、・・・3−n)は、前記受信手段に
より受信した前記売上情報データと、前記送品情報デー
タと、前記在庫情報データと、前記返品情報データの少
なくとも1つを前記書店のグループ各店舗毎に整理して
表示する(S513)第2表示手段を備えたことを特徴
とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記出版社用端末機
(4−1、・・・4−n)は、前記管理サーバ(1)に
対し、複数の取次業者側に設置された端末に前記重点商
品の出荷指示情報を送信させる要求手段(S1007)
をさらに備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記入力手段は、前
記情報データを表示した画面上から前記重点商品発注数
を入力する(図30)ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記入力手段は、書
店グループ各店舗毎に個別に重点商品発注数を入力する
(S813a)個別入力手段および書店グループ全店分
の重点商品発注総数を一括して入力する(S813b)
一括入力手段のいずれをも備えたことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記管理サーバ
(1)は、書店グループ各店舗毎にジャンル別の書籍販
売数をカウントする(S816)手段と、該書店グルー
プ全店におけるジャンル別の書籍販売総数と前記書籍販
売数とを比較する(S816)手段と、該書籍販売総数
における前記書店グループ各店舗毎のジャンル別の販売
割合を算出し記憶する(S816)手段と、該販売割合
に応じて前記重点商品発注総数を前記書店グループ各店
舗毎に割り当て、割り当てた重点商品発注数を記憶する
(S822)手段とを備え、前記第2表示手段は、前記
管理サーバ(1)の割り当てた前記重点商品発注数を前
記個別入力手段により個別に入力した重点商品発注数と
して表示する(S819、図33)ことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記商品情報データ
は、雑誌のジャンル情報データを含むことを特徴とす
る。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の書籍情報管理システムにおいて、売行ランキングの集
計対象を前記ジャンル情報データに基づいて選択する
(S1105)手段を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記管理サーバ
(1)は、各出版社がホームページ上で開示する新刊情
報掲載ページまたは重版情報掲載ページのアドレスデー
タを記憶するアドレス関連情報記憶手段(209)をさ
らに備え、前記情報データは前記アドレスデータを含む
ことを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の書籍情報管理システムにおいて、前記管理サーバ
(1)は、前記出版社のホームページ上の書店向け商品
発注ページを用いた商品発注時に求められる出版社別の
認証情報を記憶し、前記書店用端末機(3−1、・・・
3−n)は、前記アドレスデータを用いてリンクしたペ
ージが前記書店向け商品発注ページである場合、前記第
2表示手段に前記認証情報および発注商品を特定するた
めのISBNコードを表示する(S1409)ことを特
徴とする。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の書籍情報管理システムにおいて、前記管理サーバ
(1)は、各出版社の新刊重版情報データを記憶する新
刊重版情報記憶手段(210)を備え、前記情報データ
は、前記新刊重版情報データを含むことを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の書籍情報管理システムにおいて、前記管理サーバ
(1)は、前記アドレス関連情報記憶手段(209)に
記憶されているアドレスデータに基づき出版社の新刊情
報掲載ページまたは重版情報掲載ページにリンクする
(S1304)手段と、該新刊情報掲載ページまたは重
版情報掲載ページに掲載されている情報を読み込む(S
1305)手段と、読み込んだ情報で前記新刊重版情報
データを更新する(S1306)手段とを備えたことを
特徴とする。
【0024】請求項12に記載の発明は、出版社および
書店が、それぞれ、管理サーバ(1)にインターネット
を介して接続された少なくとも1つの出版社用および書
店用端末機(4−1、・・・4−n、3−1、・・・3
−n)を備えた書籍情報管理システムにおける管理方法
であって、前記書店用端末機(3−1、・・・3−n)
において書籍名と出版社名と書店からの重点商品発注数
と書店への重点商品送品数とを含む重点商品関連情報デ
ータのうち少なくとも1つを入力するステップ(S60
1)と、前記入力された重点商品関連情報データを前記
管理サーバ(1)に送信するステップ(S601)と、
前記管理サーバ(1)において前記書店用端末機(3−
1、・・・3−n)から受信した前記重点商品関連情報
データを記憶するステップと、前記出版社用端末機(4
−1、・・・4−n)において前記管理サーバ(1)か
ら前記重点商品関連情報データを受信し、表示画面上
に、前記売上情報データと、前記送品情報データと、前
記在庫情報データと、前記返品情報データの少なくとも
1つを各書店別に整理して表示するステップ(S90
9、図35)と、前記管理サーバ(1)において、前記
記憶された前記重点商品関連情報データに基づき、複数
の取次業者の各々に対する前記重点商品の出荷指示情報
を作成するステップと、前記複数の取次業者側に設置さ
れた取次業者端末に、前記作成された出荷指示情報を送
信するステップ(S1007)とを備えたことを特徴と
する。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の書籍情報管理方法において、前記書店用端末機
(3−1、・・・3−n)において前記管理サーバ
(1)から前記重点商品関連情報データを受信し、前記
売上情報データと、前記送品情報データと、前記在庫情
報データと、前記返品情報データの少なくとも1つを前
記書店のグループ各店舗毎に表示画面上に表示するステ
ップ(S603、S812、図30)と、前記書店用端
末機(3−1、・・・3−n)において書店グループ全
店舗分の重点商品発注総数を一括して入力するステップ
(S813b)と、前記管理サーバにおいて該書店グル
ープの各店舗毎にジャンル別の書籍販売数をカウントす
るステップ(S816)と、該書店グループ全店におけ
るジャンル別の書籍販売総数と前記書籍販売数とを比較
するステップ(S816)と、前記管理サーバ(1)に
おいて該書籍販売総数における前記書店グループ各店舗
毎のジャンル別の販売割合を算出し記憶するステップ
(S816)と、前記管理サーバにおいて該販売割合に
応じて前記重点商品発注総数を前記書店グループ各店舗
毎に割り当てるステップ(S816)と、前記管理サー
バ(1)において該管理サーバの割り当てた重点商品発
注数を記憶するステップ(S822)と、前記書店用端
末機において、前記管理サーバ(1)の割り当てた前記
重点商品発注数を前記書店グループの各店舗毎に個別に
入力した重点商品発注数として表示するステップ(S8
24)とを備えたことを特徴とする。
【0026】請求項14に記載の発明は、各出版社の新
刊重版情報を記憶した記憶手段を有する管理サーバ
(1)にインターネット(2)を介して接続された少な
くとも1つの書店用端末機(3−1、・・・3−n)を
備えた書籍情報管理システムにおける書籍情報管理方法
であって、前記書店用端末機(3−1、・・・3−n)
から各出版社がホームページ上に開示する新刊重版情報
を掲載する少なくとも2つの新刊重版情報掲載ページの
アドレスデータを入力するステップ(S1301)と、
前記管理サーバ(1)において該入力されたアドレスデ
ータを記憶するステップ(S1301)と、前記管理サ
ーバ(1)において該記憶された全てのアドレスデータ
に対応する前記新刊重版情報掲載ページにリンクするス
テップ(S1304)と、前記管理サーバ(1)におい
て前記リンクされた新刊重版情報掲載ページに掲載され
ている前記新刊前記重版情報を読み込むステップ(S1
305)と、前記管理サーバ(1)において、前記読み
込まれた新刊重版情報に基づいて、前記記憶手段に記憶
された新刊重版情報を更新するステップ(S1306)
と、前記書店用端末機(3−1、・・・3−n)におい
て、前記管理サーバから前記記憶された前記新刊重版情
報を受信し、表示画面上に表示するステップとを備えた
ことを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の発明は、出版社が所有
する少なくとも1つの端末機(4−1、・・・4−n)
であって、書籍の商品情報データを記憶する書誌的情報
記憶手段(205)と、各書店における書籍の売上情報
データを記憶する売上情報記憶手段(206)と、書店
への書籍の送品情報データを記憶する送品情報記憶手段
(207)と、書店から取次業者への書籍の返品情報デ
ータを記憶する返品情報記憶手段(207)と、前記商
品情報データと前記売上情報データと前記送品情報デー
タと前記返品情報データとを含む書籍管理情報データか
ら書店における在庫情報データを算出し記憶する在庫情
報記憶手段(207)と、前記商品情報データの少なく
とも1つを検索キーとして前記書籍管理情報データまた
は前記在庫情報データの検索を行う検索手段と、前記端
末機と前記書籍管理情報データまたは前記在庫情報デー
タの送受信を行う送受信手段(202)とを有する管理
サーバ(1)にインターネットを介して接続され、特定
の書籍に関する在庫状況の照会要求を入力するための入
力手段(S501)と、該入力された照会要求を前記管
理サーバへ送信する送信手段(S502)と、該送信手
段により送信された照会要求に応答して前記検索手段に
より検索された前記書籍管理情報データまたは前記在庫
情報データを受信する受信手段(S506)と、前記受
信手段により受信した前記売上情報データと、前記送品
情報データと、前記在庫情報データと、前記返品情報デ
ータの少なくとも1つを各書店別に整理して表示する
(S507)表示手段を備えたことを特徴とする。
【0028】請求項16に記載の発明は、書店が所有す
る少なくとも1つの端末機(3−1、・・・3−n)で
あって、書籍の商品情報データを記憶する書誌的情報記
憶手段(205)と、各書店における書籍の売上情報デ
ータを記憶する売上情報記憶手段(206)と、書店へ
の書籍の送品情報データを記憶する送品情報記憶手段
(207)と、書店から取次業者への書籍の返品情報デ
ータを記憶する返品情報記憶手段(207)と、前記商
品情報データと前記売上情報データと前記送品情報デー
タと前記返品情報データとを含む書籍管理情報データか
ら書店における在庫情報データを算出し記憶する在庫情
報記憶手段(207)と、前記商品情報データの少なく
とも1つを検索キーとして前記書籍管理情報データまた
は前記在庫情報データの検索を行う検索手段と、前記端
末機と前記書籍管理情報データまたは前記在庫情報デー
タの送受信を行う送受信手段(202)とを有する管理
サーバ(1)にインターネットを介して接続され、特定
の書籍に関する在庫状況の照会要求を入力するための入
力手段(S501)と、該入力された照会要求を前記管
理サーバへ送信する送信手段(S502)と、該送信手
段により送信された照会要求に応答して前記検索手段に
より検索された前記書籍管理情報データまたは前記在庫
情報データを受信する受信手段(S506)と、前記受
信手段により受信した前記売上情報データと、前記送品
情報データと、前記在庫情報データと、前記返品情報デ
ータの少なくとも1つを前記書店のグループ各店舗毎に
整理して表示する(S513)表示手段を備えたことを
特徴とする。
【0029】なお、「書籍」とは、書籍、雑誌、ビデ
オ、CDおよびDVDを含む著作物などをいう。「書
店」とは主に大手書店をいい、当該大手書店に属する直
営店、フランチャイズチェーンを含んだ書店の集合体を
いう。また「書店のグループ店舗」とは、大手書店系列
に属する個々の書店をいい、直営店、フランチャイズチ
ェーンのいずれの経営方式によるものも含む。
【0030】「重点商品」とは、出版社が本書籍情報管
理システムにおいて重点的に扱うことを希望し、出版社
が下記の重点商品に関する情報を入力することにより管
理サーバ1に登録した商品をいう。「返品」とは委託販
売制のもと、委託期間内(例えば新刊であれば3ヶ月
半、既刊であれば6ヶ月)に売れ残ったものを出版社に
返品することをいう。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態
のネットワーク構成を示すブロック図である。本書籍情
報管理システムは、管理サーバ1とネットワーク2と書
店用端末機3と出版社用端末機4とから構成されてい
る。
【0032】管理サーバ1は、本発明を実施するもので
あり、電話回線を含む回線を経由してネットワーク2に
接続されている。ネットワーク2は、本実施例ではイン
ターネットを想定しているが、特にインターネットに限
定するものでなく、管理サーバ1と書店用端末機3と出
版社用端末機4とがそれぞれ直接通信していてもよい。
書店用端末機3と出版社用端末機4は、少なくとも1台
以上管理サーバ1と同様にネットワーク2に接続されて
おり、CTR(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crys
tal Display)等の表示部とともにキーボード、マウス等
の入力部を備えるものである。書店用端末機3および出
版社用端末機4の機器としては、例えばパーソナルコン
ピュータとディスプレイ、液晶表示部を持った携帯電話
といった、ある程度の計算能力と表示手段とを備えた装
置が挙げられる。
【0033】図2は、本書籍情報管理システムの管理サ
ーバ1の構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号201は制御手段であり、CPUなどから構成
され、各部の制御やデータの転送、種々の演算、データ
の一時的な格納などを行う。符号202は入出力制御手
段であり、ネットワークを介して接続された端末機から
入力されるデータや、端末機に出力するデータを制御す
る。符号203〜210はいずれも記憶手段であり、そ
れぞれ次のように構成されている。
【0034】まず、記憶手段203はメインプログラム
である。かかるメインプログラムは、制御手段201に
おいて用いられるものであり、たとえば、書籍の内容に
対応する任意のキーワードから書誌的事項を検索する書
誌検索用プログラムや、端末機表示画面上に書店グルー
プ各店舗での在庫状況を表示させるプログラムなどから
構成されている。記憶手段204はユーザファイルであ
り、書店のグループ名や書店の店舗コード、といった書
店に関する情報、および出版社グループ、出版社コード
といった出版社に関する情報などを、パスワードなどの
ユーザ認証情報と併せて格納している。
【0035】記憶手段205は商品情報データを記憶す
る商品マスタファイルであり、商品毎に作成されるもの
である。商品マスタファイル205は商品コード、書
名、出版社名、著者名、商品の属するジャンル、ISB
Nコード(International Standard Book Number)、雑
誌コード、検索キーなどの、商品を特定するために必要
な情報から構成される。また書籍については、書名や著
者名のほかに、書籍の内容に対応した事柄名や登場人物
といった複数のキーワードも商品を検索するための検索
キーとして格納している。記憶手段206は書籍の売上
情報データを記憶する売上データファイルであり、商品
コード、書店の店舗コード毎の売上情報データ等から構
成されている。記憶手段207は書店における在庫情報
データを記憶する在庫データファイルであり、売上デー
タファイル206と関連した売上累計データや、商品コ
ード別の入荷累計データ、返品累計データなどから構成
される。記憶手段208は重点商品の商品コードや重点
商品取扱出版社名などの重点商品関連情報データを記憶
する重点商品マスタファイルである。記憶手段209
は、各出版社が新刊重版情報や自社商品の内容紹介など
の様々な情報を開示するHP上のページアドレスデータ
を記憶するアドレス関連情報マスタファイルである。記
憶手段210は、各出版社がHP上に開示した新刊本の
発行日や重版本の出荷日などの新刊重版情報データを記
憶する新刊重版情報マスタファイルである。
【0036】次に、本発明の実施手順について順に説明
する前に、本書籍情報管理システムを利用しようとする
出版社および書店(以下「ユーザ」とする)のいずれも
が本書籍情報管理システムにアクセスする際に行われ
る、ユーザ認証処理について説明する。
【0037】図3は、本書籍情報管理システムのユーザ
認証処理過程でなされる処理の流れを示す図である。ま
ず、ユーザが、本書籍情報管理システムのいずれかのサ
ービスを利用しようと書店用端末機3または出版社用端
末機4(以下「ユーザ用端末機」とする)に表示されて
いるスタート画面(図15)のいずれかの枠を選択し、
管理サーバ1に対してアクセス要求を出すと(S30
1)、アクセス要求を受信した管理サーバ1は(S30
2)、ユーザ認証情報記述用スタイルデータをユーザ用
端末機に発信する(S303)。該ユーザ認証情報記述
用スタイルデータを受信すると(S304)、ユーザ用
端末機にはユーザ認証情報入力画面(図16)が表示さ
れる。ユーザは画面の表示に従い、ユーザ認証情報、す
なわちユーザID番号とパスワードを入力する(S30
5)。入力したユーザ認証情報を確認し、ユーザが管理
サーバ1にユーザ認証情報を発信すると(S306)、
管理サーバ1は、ユーザ認証情報を受信し(S30
7)、当該受信したユーザ認証情報をもとにユーザファ
イル204に照会し、アクセスしてきたユーザの認証作
業を行う(S308)。受信したユーザ認証情報と一致
するデータがユーザファイル204内に存在すると、管
理サーバ1はアクセスしてきたユーザの本システムへの
アクセスを認証する(S309)。
【0038】管理サーバ1が受信したユーザ認証情報と
一致するデータがユーザファイル204に存在しない場
合、管理サーバ1は再度ユーザ認証情報記述用スタイル
データをユーザ用端末機に発信する(S303)。
【0039】本実施例では、ユーザ認証処理をユーザI
D番号とパスワードとを使用して行っているが、パスワ
ード以外のセキュリティ機構を使用することもできる。
【0040】次に、本発明の実施手順について順に説明
する。図4は、本書籍情報管理システムの利用して書誌
検索を行う際のフローを示す図である。書店であればス
タート画面(図15)上の「書誌検索(書店)」枠15
aを、出版社であれば「書誌検索(出版社)」枠15b
を選択し、管理サーバ1にアクセス要求を発信すると
(S401)、管理サーバ1はアクセスしてきたユーザ
に対して図3に示した手順に従い認証処理を行う(S4
02)。ユーザが認証されると、管理サーバ1はユーザ
用端末機に検索キー入力用スタイルデータを発信する
(S403)。ユーザ用端末機が検索キー入力用スタイ
ルデータを受信すると(S404)、ユーザ用端末機表
示画面は、ユーザが書店である場合には図17に示すよ
うな、ユーザが出版社である場合には図18に示すよう
な検索キー入力画面を表示する。
【0041】以下、ユーザが書店である場合に表示され
る検索キー入力画面(図17)を用いて検索処理手順の
説明をする。ユーザは検索キー入力画面(図17)の表
示に従い、書名や出版社名などの手がかりを書名入力欄
17a、出版社名入力欄17b等に入力する(S405
a)。「検索開始」ボタン17jを押下して、管理サー
バ1に対して書誌検索要求を発信すると(S413)、
管理サーバ1は受信した書誌検索要求に基づき商品マス
タファイル205を検索し(S415)、書誌検索結果
情報をユーザ用端末機に発信する(S416)。書誌検
索結果情報を受信したユーザ用端末機は、その結果を検
索結果表示画面(図19)に表示する(S417)。
【0042】検索結果表示画面(図19)に表示されて
いる商品について、より詳しい照会を行いたい場合は、
以下の手順による。まずユーザは、検索結果表示画面
(図19)上の商品選択枠19aを指定して詳しい照会
を行いたい商品を選択し、「内容を表示」ボタン19f
を押下する。するとユーザ用端末機から詳細内容表示要
求が管理サーバ1に対して発信される(S418)。詳
細内容表示要求を受信した管理サーバ1は(S41
9)、再度商品マスタファイル205を検索し(S42
0)、ユーザが指定した商品に関する情報を取得し、ユ
ーザ用端末機に取得した詳細内容情報を送信する(S4
21)。ユーザ用端末機は詳細内容情報を受信すると
(S422)、受信した詳細内容情報を内容表示画面
(図20)に表示する(S423)。
【0043】また更にユーザは、内容表示画面(図2
0)上の出版社表示欄の「内容紹介」選択欄20cを指
定することにより、内容表示画面(図20)に表示され
ている情報よりもより一層詳しい情報、例えば粗筋や、
その書籍の表紙などの情報を入手することができる。具
体的には、ユーザが内容表示画面(図20)上の出版社
表示欄の「内容紹介」選択欄20cを指定すると、ユー
ザ用端末機から管理サーバ1に、各出版社がHP上に設
けている出版商品紹介ページへのリンク要求が発信され
る(S424)。管理サーバ1は、出版商品紹介ページ
へのリンク要求を受信すると(S425)、アドレス関
連情報マスタファイル209を検索し(S426)、検
索対象商品の出版社が設けている紹介HPのアドレス情
報を取得し、ユーザ用端末機に取得したアドレス情報を
発信する(S427)。こうしてユーザ用端末機が出版
商品紹介ページのアドレス情報を受信すると(S42
8)、ユーザ用端末機は出版社の紹介ページに直接リン
クすることとなる(S429)。こうすることにより、
ユーザは、本来であれば各出版社のHPのスタート画面
からいくつもの手順を踏まなければたどり着けない商品
の紹介ページに簡単にリンクすることができ、粗筋など
の詳しい情報を容易に取得することができることとな
る。
【0044】検索キー入力画面(図17)への記述は、
全ての項目について記述する必要はなく、手がかりとな
る項目にいくつかついて入力すれば足りる。また、出版
出版社名などについては、漢字やカナでの入力方法のみ
ならず図18のように選択式入力手段を設けることも可
能である。
【0045】本書籍情報管理システムでは、顧客の依頼
に基づき、書店が書名などの手がかりのない書籍を検索
することもできる。その場合の手順は以下のとおりとな
る。まず書店は、検索キー入力画面(図17)上のキー
ワード検索選択枠17dから「登場人物・主人公」また
は「歴史上の事柄」のいずれかの検索方法を選択する。
すると管理サーバ1に対して、検索方法の指定を伴う検
索要求が発信される(S405b)。書店用端末機3か
ら検索方法の指定を伴う検索要求を受信した管理サーバ
1は(S406)、書店用端末機3にキーワード入力用
スタイルデータを発信する(S407)。書店用端末機
3がキーワード入力用スタイルデータを受信すると、書
店用端末機3は表示画面にキーワード入力画面(図2
1)を表示する(S408)。
【0046】書店は画面の表示に従い、入力したいキー
ワードの頭一文字を指定しすることにより管理サーバ1
に検索要求を発すると(S409)、当該検索要求を受
信した管理サーバ1は(S410)、当該検索要求情報
に基づき商品マスタファイル205を検索し、当該入力
された一文字を語頭に持つキーワード候補を検出し、書
店用端末機3に検出したキーワード候補情報を送信する
(S411)。キーワード候補情報を受信した書店用端
末機3は、キーワード候補一覧(図22)を表示画面に
表示する(S412)。書店が更に、表示されたキーワ
ード候補一覧の中からキーワードを選択して「検索開
始」ボタン22bを押下して、管理サーバ1に対して書
誌検索要求を発信すると(S413)、書誌検索要求を
受信した管理サーバ1は(S414)、受信した書誌検
索要求に基づき商品マスタファイル205を検索し、書
店が指定したキーワードを持つ商品に関する情報を取得
し、書店用端末機3に取得した書誌検索結果情報を発信
する(S416)。書誌検索結果情報を受信した書店用
端末機3は、その結果を検索結果表示画面(図19)に
表示する(S417)。検索結果表示画面(図19)に
表示されている商品についてより詳しい内容を照会した
い場合は、上述のS418以下の手順による。
【0047】図5は、本書籍情報管理システムを利用し
て在庫状況の照会を行うときの手順を示す図である。ま
ず、上述の書誌検索手順(図4)によって、在庫照会を
したい商品を特定する(S501)。ユーザ用端末機の
画面上に表示された検索結果表示画面(図19)上の
「在庫状況」枠19gを指定すると、管理サーバ1に在
庫照会要求が発せられ(S502)、該在庫照会要求を
受信した管理サーバ1は(S503)、在庫データ20
7を検索し(S504)、在庫照会対象商品の在庫状況
情報を取得し、ユーザ用端末機に取得した在庫状況情報
を送信する(S505)。管理サーバ1から在庫状況情
報を受信したユーザ用端末機は(S506)、ユーザが
出版社である場合は、在庫照会対象商品の在庫状況を書
店毎に集計した書店別在庫状況一覧(図23)を表示画
面上に表示する(S507)。一方ユーザが書店である
場合は、在庫照会対象商品の在庫状況を各グループ店舗
毎に集計したグループ店舗別在庫状況一覧(図24)を
表示画面上に表示する(S513)。
【0048】在庫状況情報は、書店別在庫状況一覧(図
23)やグループ店舗別在庫状況一覧(図24)に示す
ように、書籍に関しては照会操作日から、雑誌に関して
は雑誌発売日から遡及して過去1週間における各日の売
上状況および過去一ヶ月間における各週の売上状況を表
示するように設定することができる。
【0049】出版社がより詳細な在庫状況の把握を希望
する場合は、書店別在庫状況一覧(図23)上の書店選
択欄23bで書店を選択し、「詳細表示」ボタン23c
を押下し、管理サーバ1に詳細な在庫状況情報の表示を
要求すると(S508)、詳細な在庫状況情報表示要求
を受信した管理サーバ1は(S509)、再度在庫デー
タ207を検索し(S510)、在庫照会対象商品の各
グループ店舗毎の在庫状況詳細情報を取得し、出版社用
端末機4に取得した在庫状況詳細情報を送信する(S5
11)。管理サーバ1から出版社用端末機4が在庫状況
詳細情報を受信すると(S512)、ユーザが書店であ
る場合に表示画面上に表示されるのと同様のグループ店
舗別在庫状況一覧(図24)が表示される(S51
3)。
【0050】次に、本書籍情報管理システムを利用して
重点商品の受発注手順について説明する。まず図6を用
いて重点商品受発注手順の概略を説明したあと、図7か
ら図10を用いて重点商品受発注の各処理過程において
なされる処理を説明する。
【0051】図6は、本書籍情報管理システムを利用し
た重点商品受発注手順の概略を示す図である。まず、出
版社は、本書籍情報管理システムで重点商品として扱い
たいと考える商品を重点商品として登録する必要がある
ため、出版社用端末機4から管理サーバ1にアクセス
し、当該商品に関する情報を入力することにより重点商
品の登録を行う。管理サーバ1は、出版社の要求に基づ
き、重点商品情報を重点商品マスタファイル208に書
きこみ、管理を行う(S601)。
【0052】書店は、書店用端末機3から管理サーバ1
にアクセスし、発注を行おうとする商品が出版社により
重点商品として登録されているものであるかどうかの照
会を行う。管理サーバ1は、書店の要求に基づき、重点
商品マスタファイル208の検索を行う(S602)。
【0053】重点商品として登録されている商品であれ
ば、書店は、書店用端末機3から当該商品への発注情報
を入力する。管理サーバ1は、書店からの入力情報を受
け、重点商品マスタファイル208に発注数量等の情報
を書きこむ(S603)。一方発注を行おうとする商品
が重点商品として登録されていない場合は、図14のS
1401以下の手順に従い、その商品を出版する出版社
のHPを介して発注を行うことができる。
【0054】出版社用端末機4から管理サーバ1にアク
セスして書店からの発注数量情報を取得した出版社は、
発注情報を入力した書店に対する当該発注商品の送品数
を決定し、出版社用端末機4から決定した送品数を入力
する。管理サーバ1は、出版社からの入力情報を受け、
重点商品マスタファイル208に当該送品数量情報を書
きこむ(S604)。
【0055】次に出版社は、取次業者に自社商品の発注
情報を入力した書店への商品納入を指示すべく、決定し
た送品数に基づいた出荷指示書を作成する。管理サーバ
1は、出版社用端末機4からの出荷指示出力要求を受
け、ユーザファイル204および重点商品マスタファイ
ル208を参照しつつ出荷指示を作成する(S60
5)。
【0056】図7は、図6に示す重点商品受発注手順の
概略のうち、出版社が重点商品として扱われることを望
む自社商品を登録する処理過程(S601)においてな
される処理の流れを示す図である。
【0057】まず、出版社がスタート画面(図15)の
「重点商品(出版社)」枠15dを選択し、管理サーバ
1にアクセス要求を発信すると(S701)、図3に示
した認証処理手順により認証処理がなされる(S70
2)。アクセスを行った出版社が認証されると、当該出
版社用端末機4には重点商品書店選択画面(図25)が
表示される(S703)。該重点商品発注書店選択画面
(図25)上の「商品登録」ボタン25dを指定する
と、管理サーバ1に対し重点商品登録要求が出される
(S704)。当該要求を受けた管理サーバ1は(S7
05)、出版社用端末機4に重点商品情報記述用スタイ
ルデータを送信する(S706)。出版社用端末機4が
管理サーバ1からの重点商品情報スタイルデータを受信
すると(S707)、出版社用端末機4の表示画面上に
は重点商品登録画面(図26)が表示される。出版社は
当該画面の指示に従い必要項目を入力し(S708)、
「入力終了」ボタン26aを押下すると、出版社用端末
機4上には重点商品登録内容確認画面(図27)が表示
される。出版社が重点商品登録内容確認画面(図27)
上の「実行」ボタン27bを押下すると、出版社用端末
機4から管理サーバ1に重点商品登録要求が発信される
(S709)。重点商品登録要求を受信した管理サーバ
1は(S710)、重点商品マスタファイル208に受
信した重点商品情報を書きこみ、管理することにより、
重点商品の登録は終了する(S711)。
【0058】この重点商品の登録は、出版社が重点商品
として扱いたいと考える商品が増加する毎に追加するこ
とができ、また、重点商品として扱う必要がなくなった
ときは、上記重点商品登録画面(図26)を通じて重点
商品の登録を削除することができる。
【0059】図8は、図6に示す重点商品受発注手順の
概略のうち、発注しようとする商品が重点商品として登
録されている場合に、書店が当該重点商品の発注を行う
処理過程(S603)においてなされる処理の流れを示
す図である。
【0060】書店がスタート画面(図15)の「重点商
品(書店)」枠15aを選択し、管理サーバ1にアクセ
ス要求を発信すると(S801)、図3に示した認証処
理手順により認証処理がなされる(S802)。アクセ
スしてきた書店が認証されると、当該書店用端末機3に
は重点商品取扱出版社選択画面(図28)が表示される
(S803)。書店が、発注しようとしている商品の出
版社を該重点商品取扱出版社選択画面(図28)上の出
版社選択欄28bで指定し、「一覧表示」ボタン28a
を押下すると、書店用端末機3から管理サーバ1に重点
商品一覧表示要求が発せられ(S804)、当該重点商
品一覧表示要求を受けた管理サーバ1は(S805)、
重点商品ファイル208を検索し(S806)、指定さ
れた出版社の重点商品データを検出し、書店用端末機3
に当該重点商品データを送信する(S807)。書店用
端末機3が重点商品データを受信すると(S808)、
書店用端末機3の表示画面には重点商品一覧画面(図2
9)が表示される(S809)。当該重点商品一覧画面
(図29)上に発注しようとする商品が表示されていれ
ば、書店は、以下の手順により本書籍情報管理システム
を介して当該重点商品の発注をすることができる。
【0061】書店が、重点商品一覧画面(図29)上の
書籍選択欄29dにて商品を選択し、「希望数入力」ボ
タン29cを押下すると、管理サーバ1に重点商品発注
情報入力要求が出される(S810)。管理サーバ1が
重点商品発注情報入力要求を受信すると(S811)、
書店用端末機3には重点商品発注情報入力用の重点商品
希望数入力画面(図30)が表示される(S812)。
書店は、グループ各店舗毎に希望する数量を希望数量入
力欄30hに直接個別に入力し(S813a)、「入力
終了」ボタン30dを押下すると、重点商品希望数入力
画面には個別に入力された発注情報が反映され(図33
参照)、管理サーバ1にはグループ各店舗毎に入力され
た数量を以って重点商品発注情報が発信される(S82
0)。管理サーバ1が当該重点商品発注情報を受信し
(S821)、管理サーバ1は重点商品マスタファイル
208に当該重点商品発注情報を書きこみ、登録する。
これにより書店は重点商品の発注を行うことができる
(S822)。こうして発注情報の登録が終了すると、
書店用端末機3に登録終了通知を発信する(S82
3)。すると書店用端末機3表示画面上は図31に示す
ような登録終了通知を表示し(S824)、また、登録
終了通知と同時に発注情報の登録日付が重点商品一覧画
面(図29)上の「希望数入力日」欄29eに反映され
表示される(図32参照)。このように、本書籍情報管
理システムを利用して重点商品の発注を行うことで、各
店舗毎からの発注数を手作業で集計し、出版社に対し個
別に発注作業を行うことなく重点商品の発注を行うこと
ができることとなり、書店での商品発注に関する事務作
業を大幅に削減することができることとなる。
【0062】また書店は、グループ店舗全店分の発注情
報をまとめて一括入力して重点商品の発注を行うことも
できる。発注情報一括入力の場合は以下の手順による。
まず、書店は、重点商品希望数入力画面(図30)上の
合計冊数入力欄30bに書店グループ店舗全店分合計の
発注総数を入力し(813b)、「希望数算出」ボタン
30cを押下すると、書店用端末機3から管理サーバ1
に店舗別発注数量按分要求が発せられる(S814)。
管理サーバ1が該店舗別発注数量按分要求を受信すると
(S815)、管理サーバ1はまず、発注商品の属する
ジャンル毎の書店グループ各店舗毎売上データファイル
206を照会し、発注商品の属するジャンルにおける書
店グループ各店舗の販売数がグループ店舗全店舗分の販
売総数に対して占める割合を算出し、その販売割合をも
とに、書店が入力した書店グループ全店分の発注総数に
おけるグループ各店舗毎に発注数を算出し(S81
6)、当該店舗別発注数量データを書店用端末機3に送
信する(S817)。
【0063】店舗別発注数量データを受信した書店用端
末機3は(S818)、重点商品希望数入力画面(図3
0)のグループ各店舗の希望数量入力欄30hに受信し
た店舗別発注数量データを反映させ、グループ各店舗毎
に発注数を入力した場合と同様、図33に示すような重
点商品希望数入力画面を表示する(S819)。重点商
品希望数入力画面(図30)のグループ各店舗の希望数
量入力欄30hに管理サーバ1が自動算出した店舗別発
注数が表示されている状態、すなわち図33に示すよう
な状態で「入力終了」ボタン30dを押下すると、重点
商品希望数入力画面(図30)のグループ各店舗の希望
数量入力欄30hに表示されている発注数量を以って重
点商品発注情報が発信されることとなる(S820)。
管理サーバ1が当該重点商品発注情報を受信して(S8
21)、重点商品マスタファイル208に当該重点商品
発注情報を書きこみ、登録することにより、管理サーバ
1が自動的に按分した数量でグループ各店舗の発注を行
うこととなる(S822)。発注情報の個別入力の場合
と同様、発注情報の登録が終了すると、書店用端末機3
に登録終了通知を発信する(S823)。すると書店用
端末機3表示画面上は図31に示すような登録終了通知
を表示し(S824)、また登録終了通知と同時に発注
情報の登録日付が重点商品一覧画面(図29)上の「希
望数入力日」欄29eに反映され表示されることとなる
(図32参照)。
【0064】このように、本書籍情報管理システムを利
用して重点商品の発注情報を一括入力により行うこと
で、各店舗毎に一つ一つ発注数を入力しなくても、しか
も、簡易な手順を踏むだけで過去の販売実績を反映した
数量を以ってグループ各店舗分の発注を行うことができ
ることとなり、商品売り切れに伴う機会損失の防止、お
よび過剰配本に伴う返品の減少を図ることができること
となる。
【0065】なお、重点商品希望数入力画面(図30)
上の「入力終了」ボタン30dを押下しない限り、何度
も発注総数を変えて合計冊数入力欄30bに入力し、
「希望数算出」ボタン30cを押下することにより、店
舗別発注数の状況をシミュレーションすることができ
る。また、管理サーバ1が自動算出した店舗別発注数が
表示されている状態のグループ各店舗の希望数量入力欄
30hに上書きし、「入力終了」ボタン30dを押下す
ることにより、サーバが自動算出した数量を書店側で変
更することもできる。
【0066】図9は図6に示す重点商品受発注手順の概
略のうち、出版社が書店に対する送品数を決定し登録を
行う処理過程(S604)においてなされる処理の流れ
を示す図である。
【0067】まず、出版社がスタート画面(図15)の
「重点商品(出版社)」枠15dを選択し、管理サーバ
1にアクセス要求を発信すると(S901)、図3に示
した認証処理手順により認証処理がなされる(S90
2)。アクセスしてきた出版社が認証されると、当該出
版社用の端末機3は重点商品発注書店選択画面(図2
5)を表示する(S903)。
【0068】送品数を決定しようとする書店を重点商品
書店選択画面(図25)の書店選択欄25bで選択し、
その状態で「一覧表示」ボタン25aを押下すると、出
版社用端末機4から管理サーバ1に選択した書店に関す
る発注状況一覧表示要求が出される(S904)。該発
注状況一覧表示要求を受信した管理サーバ1は(S90
5)、重点商品マスタファイル208を検索し(S90
6)、書店選択枠25bで選択された書店における当該
出版社の重点商品への発注状況情報を取得し、出版社用
端末機4に送信する(S907)。発注状況情報を受信
した出版社用端末機4は(S908)、図34に示すよ
うな重点商品発注状況表示画面を画面上に表示する(S
909)。
【0069】なお、重点商品発注書店選択画面(図2
5)上の「詳細表示」ボタン25cを押下すると、各書
店の重点商品発注状況一覧(図35)が表示される。出
版社は、この重点商品発注状況一覧(図35)により、
照会日現在での重点商品毎の発注数を把握することがで
きる。この重点商品毎の発注数は、商品の重版やその部
数を検討する際の重要な資料であり、過剰な重版による
過剰な在庫の発生機会を減少させることができることと
なる。
【0070】出版社が重点商品発注状況表示画面(図3
4)上の書籍選択枠34eより、送品数の決定を行おう
とする商品を指定し、「送品数入力」ボタン34cを押
下すると、出版社用端末機4から管理サーバ1へ送品数
入力要求が発信される(S910)。管理サーバ1が送
品数入力要求を受信すると(S911)、管理サーバ1
は重点商品マスタファイル208を検索し(S91
2)、送品数入力要求を発した出版社の商品への書店グ
ループ各店舗からの発注状況情報を取得し、当該重点商
品マスタファイル208から取得した発注状況情報を反
映させた送品数入力用スタイルデータを出版社用端末機
4に送信する(S913)。送品数入力用スタイルデー
タを受信した出版社用端末機4は(S914)、送品数
入力画面(図36)を出版社用端末機4に表示する(S
915)。出版社が重点商品マスタファイル208から
取得した書店からの発注数に全て応じる場合には、別途
送品数入力欄36iに数字を入力する必要はなく、書店
側からの発注数が送品数入力欄36iに表示された状態
のままで「入力終了」ボタン36aを押下することによ
り、送品数入力欄36iに表示された数字を送品数とし
た旨の送品情報を管理サーバ1に発信することができる
(S918)。送品情報を受信した管理サーバ1が(S
919)、重点商品マスタファイル208に当該送品情
報を書きこみ、管理することにより(S920)、書店
グループ各店舗に対する送品数が決定されたこととな
る。送品数の登録が終了すると、出版社用端末機4は図
37に示すような登録終了通知を画面上に表示する(S
921)。また、登録終了通知と同時に送品数登録日付
が重点商品発注状況表示画面(図34)上の「送品数入
力日」欄34dに反映され表示される(図38参照)。
【0071】送品数入力画面(図36)上の送品数入力
欄36iに書店グループ各店舗からの発注数を表示して
いる個別に数字を上書きすることにより、書店グループ
各店舗に対する送品数を変更することもできる(S91
6)。その場合出版社は、送品数入力画面(図36)に
表示されている書店からの発注状況、発注情報を出した
書店における当該発注にかかる商品の入荷累計、販売累
計、在庫数量などを参照しながら、送品数を決定するこ
とができる。出版社が送品数入力欄36iに上書きした
後、合計算出ボタン36cを押下して送品数の変更を確
定させ(S917)、その後に「入力終了」ボタン36
aを押下することにより、送品数入力欄36iに上書き
された数字を送品数とした旨の送品情報を管理サーバ1
に発信することができる(S918)。書店からの発注
数を変更しなかった場合と同様、当該送品情報を受信し
た管理サーバ1が(S919)、重点商品マスタファイ
ル208に当該送品情報を書きこみ、管理することによ
り(S920)、書店グループ各店舗に対する送品数が
決定されたこととなり、送品数の登録が終了する。送品
数の登録を終了すると、書店からの発注数を変更しなか
った場合と同様、管理サーバ1は登録終了通知を出版社
用端末機4に発信し(S921)、登録終了通知を受信
した出版社用端末機4は図37に示すような登録終了通
知を画面上に表示する(S922)。また、書店からの
発注数を変更しなかった場合と同様、登録終了通知と同
時に送品数登録日付が重点商品発注状況表示画面(図3
4)上の「送品数入力日」欄34dに反映され表示され
る(図38参照)。
【0072】図10は図6に示す重点商品受発注手順の
概略のうち、出版社が決定し登録した送品数に基づいて
出荷指示書を作成する処理過程(S605)においてな
される処理の流れを示す図である。
【0073】上記送品数登録手順(図9)により出版社
が書店への送品数の登録を終え、出版社用端末機4が登
録終了通知画面を表示すると(S922)、出版社用端
末機4は再び重点商品発注状況表示画面(図34)の表
示へと戻る。図38に示すように重点商品発注状況表示
画面(図34)上の送品数入力日確認欄34mに送品数
の登録を行った日付が表示されていれば、出版社は登録
した送品情報についての出荷指示を作成することができ
る。重点商品発注状況表示画面(図34)上の書籍選択
欄34eで出荷指示を作成したい書籍を指定し、「確認
&出力」ボタン34dを押下すると、出版社用端末機4
から管理サーバ1に出荷指示作成要求が発信される(S
1001)。出荷指示作成要求を受信した管理サーバ1
は(S1002)、重点商品マスタファイル208を検
索し(S1003)、書籍選択欄34eで指定された書
籍についての送品情報を取得し、取得した送品情報を取
次業者毎に区分した出荷指示情報を作成し、出版社用端
末機4に送信する(S1004)。
【0074】出荷指示情報を取得した出版社用端末機4
は(S1005)、図39に示すような出荷指示内容確
認画面を表示する(S1006)。出版社が出荷指示内
容確認画面(図39)上の「データ出力」ボタン39a
を押下すると、管理サーバ1に出荷指示データ出力要求
が発信される(S1007)。出荷指示データ出力要求
を受信した管理サーバ1は(S1008)、出版社の設
定に基づき、取次業者に対する出荷指示データの出力を
行うこととなる(S1009)。出荷指示データの出力
は、取次業者に交付する帳票とするため、出荷指示書を
紙面上に印刷するよう設定することも、取次業者に交付
するFDなどの外部記憶装置上に記録することも、管理
サーバ1を介して本書籍情報管理システムに接続する取
次業者側に設置された端末機上に出荷指示票を表示すべ
く送信するよう設定することもできる。出版社は、本書
籍情報管理システムを利用することにより、一操作で複
数の取次業者に対する出荷指示書が作成でき、従来数多
くの店舗に商品を発送するため、送品を行う店舗毎に手
作業で1枚1枚作成していた出荷指示書作成作業の負担
を大幅に削減できることとなる。
【0075】出版社が出荷指示データを出力すると、出
版社用端末機4は再び出荷指示内容確認画面(図39)
の表示へと戻るので、出版社は出荷指示内容確認画面
(図39)に表示された数字を確認し、「完了」ボタン
39bを押下する。すると、出版社用端末機4は出荷指
示内容の確定を確認するための確定画面(図40)を表
示する(S1010)。出版社がこの確定画面(図4
0)で「OK」ボタン40aを押下することにより、管
理サーバ1に対して出荷指示内容確定要求が発信され
(S1011)、出荷指示内容確定要求を受信した管理
サーバ1は(S1012)、重点商品マスタファイル2
08に確定された出荷指示内容情報を書きこみ、管理す
ることにより出荷指示内容が確定される(S101
3)。出荷指示内容を確定すると、管理サーバ1は出荷
内容確定通知を出版社用端末機4に送信し(S101
4)、登録終了通知を受信した出版社用端末機4は図4
1に示すような登録終了通知を画面上に表示する(S1
015)。
【0076】図11は、本書籍情報管理システムを利用
してユーザ用端末機に売行ベストランキングを表示させ
るときのフローを示す図である。ユーザは、スタート画
面(図15)上の「売行ランキング」枠15eを選択
し、管理サーバ1にアクセス要求を発信すると(S11
01)、管理サーバ1はアクセスしてきたユーザに対し
て図3に示した手順に従い認証処理を行う(S110
2)。ユーザが認証されると、管理サーバ1はユーザ用
端末機にランキング条件入力用スタイルデータを送信す
る(S1103)。ユーザ用端末機がランキング条件入
力用スタイルデータを受信すると(S1104)、ユー
ザ用端末機表示画面は、ユーザが出版社であれば図42
に示すようなランキング条件入力画面を、ユーザが書店
であれば図43に示すようなランキング条件入力画面を
表示する。以下、ユーザが出版社である場合ついて売行
ランキング表示手順の説明をする。
【0077】出版社はランキング条件入力画面(図4
2)の表示に従い、表示させたいランキングの条件を集
計対象選択枠42a、集計期間指定欄42c、ジャンル
選択枠42f等に入力する(S1105)。出版社が
「ランキング表示」ボタン42dを押下すると、出版社
用端末機4は管理サーバ1に対して売行ランキング表示
要求を発信する(S1106)。管理サーバ1売行ラン
キング表示要求を受信すると(S1107)、売上デー
タファイル206を検索し(S1108)、売行データ
検索結果情報をユーザ用端末機に送信する(S110
9)。出版社用端末機4が売行データ検索結果情報を受
信すると(S1110)、受信した売行データ検索結果
情報を売行ランキング表示画面(図44)に表示する
(S1111)。
【0078】このように本書籍情報管理システムを利用
することにより、出版社にあっては、売行ランキング情
報という重版計画の要否およびその部数を決定するため
の貴重な資料を得ることができるので、戦略的な出版計
画の立案および遂行、すなわち過剰な重版による過剰在
庫発生の抑制、および過少な重版部数による販売機会の
損失削減を図り、かつ売れ筋商品の適正な重版を行うこ
とができるようになる。また書店にあっては、売行ラン
キング情報、特に雑誌のジャンル別での売行ランキング
情報という、今まで入手することのできなかった資料を
入手できることとなるので、より一層の戦略的仕入れ計
画の立案、遂行、すなわち死に筋商品の入荷削減、限ら
れた展示スペースの有効活用、および売れ筋商品の仕入
れ強化などを図ることができることとなる。
【0079】図12は、本書籍情報管理システムを利用
して新刊重版情報の一覧を表示させるときのフローを示
す図である。まず書店はスタート画面(図15)の「新
刊重版情報」枠15fを選択し、管理サーバ1にアクセ
ス要求を発信すると(S1201)、当該アクセス要求
を受信した管理サーバ1は、図3に示した認証処理手順
により認証処理を行う(S1202)。アクセスしてき
た書店が認証されると、当該書店用の端末機3には新刊
重版選択画面(図45)が表示される(S1203)。
書店が該新刊重版選択画面(図45)上の新刊一覧選択
枠45aまたは重版一覧選択枠45bを指定すると、管
理サーバ1に対し新刊情報表示要求または重版情報表示
要求が出される(S1204)。当該要求を受けた管理
サーバ1は(S1205)、新刊重版マスタファイル2
10を検索し(S1206)、書店用端末機3に新刊情
報データまたは重版情報データを送信する(S120
7)。書店用端末機3が新刊情報または重版情報データ
を受信すると(S1208)、書店用端末機3の表示画
面には新刊または重版一覧画面(図46)が表示される
(S1209)。この画面により書店は整理された状態
の新刊重版情報を入手することができ、戦略的な仕入れ
計画に反映させたり、顧客からの問い合わせに即座に答
える資料として活用することができることとなる。
【0080】図13は、上述の新刊重版情報一覧表示手
順において、管理サーバ1が検索する新刊重版マスタフ
ァイル210の更新を管理サーバ1内で行う手順を示す
図である。管理サーバ1を管理しサービスを提供する業
者から管理サーバ1に新刊重版情報データ更新要求がな
されると(S1301)、当該要求を受けた管理サーバ
1は、アドレス関連情報マスタファイル209を検索し
(S1302)、各出版社が新刊情報または重版情報を
掲載しているHP上のページアドレスを取得する(S1
303)。管理サーバ1は、そのアドレスをもとに出版
社の新刊情報掲載ページまたは重版情報掲載ページにリ
ンクし(S1304)、そこに掲載されている出版社
名、書名、著者名、ISBNコード、発売日もしくは重
版日、価格などの新刊情報または重版情報を読み込み
(S1305)、取得した情報を新刊重版マスタファイ
ル210に書きこむ(S1306)。この作業をアドレ
ス関連情報マスタファイル209に登録されている全て
の出版社に対して次々と行い、HP上に掲載されている
全ての新刊重版情報を取得し新刊重版マスタファイル2
10の更新作業を終了するまで次々と行う(S130
7)。
【0081】日々様々な商品の発売や重版が決定される
今日にあっては、かかる新刊重版情報データの更新とい
った管理作業には膨大な手間が必要となるところであ
る。しかし、このように管理サーバ1上で自動的に新刊
重版情報データの更新を行わせることにより、手作業を
必要とすることなく容易に新刊重版情報データの管理作
業を行うことができることとなる。なお、管理サーバ1
に対して行う新刊重版情報データ更新要求は、本書籍情
報管理システムへの各ユーザからのアクセス要求に支障
の出ない時間帯に1日一回行うこととしても、数日毎に
一回行うこととしてもよい。なお、新刊情報掲載ページ
または重版情報掲載ページへリンクし、そこに掲載され
ている出版社名、書名などの新刊情報または重版情報情
報を読み込み、取得した情報を新刊重版マスタファイル
30に書きこむといった作業を管理サーバ1に行わせる
ことは、API(Application Program Interface)等
を用いることで当業者にとっては十分実施可能である。
【0082】図14は、本書籍情報管理システムを利用
して各出版社がHP上に設けている書店向け発注画面を
介して商品の発注を行う際のフローを示す図である。書
店が、HP上発注画面経由の商品発注要求ボタンを押下
等することにより管理サーバ1に対してHP上発注画面
経由の商品発注要求を出すと(S1401)、当該HP
上発注画面経由の商品発注要求を受信した管理サーバ1
は(S1402)、アドレス関連情報マスタファイル2
09を検索し(S1403)、各出版社が書店向けに設
けているHP上の発注画面のページアドレスを取得し、
書店用端末機3に取得した発注画面のページアドレス情
報を送信する(S1404)。書店用端末機3が出版商
品紹介ページのアドレス情報を受信すると(S140
5)、書店用端末機は各出版社の書店向け発注ページに
直接リンクする(S1406)。こうすることにより、
書店は、本来であれば各出版社のHPのスタート画面か
らいくつもの手順を踏まなければたどり着けない商品の
発注ページに簡単にリンクすることができることとな
る。
【0083】HP上発注画面経由の商品発注要求ボタン
は、例えばグループ店舗別在庫状況一覧(図24)上
や、重点商品一覧画面(図29)、新刊または重版一覧
画面(図46)上に設けることが考えられる。こうする
ことにより書店は、在庫や重版などに関して情報を収集
する一方で、情報を収集した商品について容易に店舗毎
の発注を行うことができることとなる。
【0084】また管理サーバ1は、書店用端末機の各出
版社の書店向け発注ページへのリンクにあわせて、リン
クした出版社に対して書店が登録しているユーザIDや
パスワードといった出版社用認証情報および出版社ごと
に異なるISBNコードの必要入力桁数をユーザファイ
ル204から、また検索して書店が発注しようとしてい
る商品のISBNコードを商品マスタファイル205か
ら取得し、書店用端末機に送信する(S1407)。リ
ンクした出版社に対する出版社用認証情報およびISB
Nコード情報を受信した書店用端末機は(S140
8)、図47に示すように当該ユーザIDやパスワード
等の情報を書店用端末機3の表示画面上に重ねて表示す
る(S1409)。かかるユーザIDなどは出版社毎に
異なるものであり、商品発注の際に必要とされるもので
ある。書店は、表示されたID番号を参照しつつ必要な
情報を入力し、商品の発注を行う(S1410)。この
ように、発注に必要な情報が画面に表示されているた
め、各出版社向けのユーザIDなどの情報をあらかじめ
手元に控えておく必要もなく、容易に商品の発注を行う
ことができることとなる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
書店店頭における売れ行き情報、在庫情報といった各種
の情報を、書店、取次業者、出版社がネットワークを介
して共有することで、市場の正確な売れ行き状況および
在庫状況を知り、適切な重版と配本を実現し、機会損失
の防止による売行増加と、返品の減少を図る書籍情報管
理システムおよび在庫管理方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のネットワーク構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本書籍情報管理システムの管理サーバ1の構成
を示すブロック図である。
【図3】本書籍情報管理システムのユーザ認証処理過程
でなされる処理の流れを示す図である。
【図4】本書籍情報管理システムの利用して書誌検索を
行う際のフローを示す図である。
【図5】本書籍情報管理システムを利用して在庫状況の
照会を行うときの手順を示す図である。
【図6】本書籍情報管理システムを利用した重点商品受
発注手順の概略を示す図である。
【図7】出版社が重点商品として扱われることを望む自
社商品を登録する処理の流れを示す図である。
【図8】書店が当該重点商品の発注を行う処理の流れを
示す図である。
【図9】出版社が書店に対する送品数を決定し登録を行
う処理の流れを示す図である。
【図10】出版社が決定し登録した送品数に基づいて出
荷指示書を作成する処理の流れを示す図である。
【図11】本書籍情報管理システムを利用してユーザ用
端末機に売行ベストランキングを表示させるときのフロ
ーを示す図である。
【図12】本書籍情報管理システムを利用して新刊重版
情報の一覧を表示させるときのフローを示す図である。
【図13】上述の新刊重版情報一覧表示手順において、
管理サーバ1が検索する新刊重版マスタファイル210
の更新手順を示す図である。
【図14】本書籍情報管理システムを利用して各出版社
がHP上に設けている書店向け発注画面を介して商品の
発注を行う際のフローを示す図である。
【図15】スタート画面の例を示す図である。
【図16】ユーザ認証情報入力画面の例を示す図であ
る。
【図17】書店用検索キー入力画面の例を示す図であ
る。
【図18】出版社用検索キー入力画面の例を示す図であ
る。
【図19】検索結果表示画面の例を示す図である。
【図20】内容表示画面の例を示す図である。
【図21】キーワード入力画面の例を示す図である。
【図22】キーワード候補一覧画面の例を示す図であ
る。
【図23】書店別在庫状況一覧画面の例を示す図であ
る。
【図24】グループ店舗別在庫状況一覧画面の例を示す
図である。
【図25】重点商品書店選択画面の例を示す図である。
【図26】重点商品登録画面の例を示す図である。
【図27】重点商品登録内容確認画面の例を示す図であ
る。
【図28】重点商品取扱出版社選択画面の例を示す図で
ある。
【図29】重点商品一覧画面の例を示す図である。
【図30】重点商品希望数入力画面の例を示す図であ
る。
【図31】希望数登録終了通知画面の例を示す図であ
る。
【図32】重点商品一覧画面の表示例を示す図である。
【図33】重点商品希望数入力画面の表示例を示す図で
ある。
【図34】重点商品発注状況表示画面の例を示す図であ
る。
【図35】重点商品発注状況一覧画面の例を示す図であ
る。
【図36】送品数入力画面の例を示す図である。
【図37】送品数登録終了通知画面の例を示す図であ
る。
【図38】重点商品発注状況表示画面の表示例を示す図
である。
【図39】出荷指示内容確認画面の例を示す図である。
【図40】出荷指示内容確認画面の例を示す図である。
【図41】出荷指示登録終了通知画面の例を示す図であ
る。
【図42】出版社用ランキング条件入力画面の例を示す
図である。
【図43】書店用ランキング条件入力画面の例を示す図
である。
【図44】売行ランキング表示画面の例を示す図であ
る。
【図45】新刊重版選択画面の例を示す図である。
【図46】新刊・重版一覧画面の例を示す図である。
【図47】書店用端末機の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 管理サーバ 2 ネットワーク 3 書店用端末機 4 出版社用端末機 201 制御手段 202 入出力制御手段 203 メインプログラム 204 ユーザファイル 205 商品マスタファイル 206 売上データファイル 207 在庫データファイル 208 重点商品マスタファイル 209 アドレス関連情報マスタファイル 210 新刊重版情報マスタファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 61/00 210 B65G 61/00 210 416 416 420 420 (72)発明者 森 和雄 東京都小平市美園町2−14−5 (72)発明者 長崎 深志 長野県長野市西長野534−36

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出版社および書店が、それぞれ、少なく
    とも1つの出版社用および書店用端末機を備え、書籍の
    商品情報データを記憶する書誌的情報記憶手段と、各書
    店における書籍の売上情報データを記憶する売上情報記
    憶手段と、書店への書籍の送品情報データを記憶する送
    品情報記憶手段と、書店から取次業者への書籍の返品情
    報データを記憶する返品情報記憶手段と、前記商品情報
    データと前記売上情報データと前記送品情報データと前
    記返品情報データとを含む書籍管理情報データから書店
    における在庫情報データを算出し記憶する在庫情報記憶
    手段と、前記商品情報データの少なくとも1つを検索キ
    ーとして前記書籍管理情報データまたは前記在庫情報デ
    ータの検索を行う検索手段と、前記出版社用および書店
    用端末機との間で前記書籍管理情報データまたは前記在
    庫情報データの送受信を、それぞれ行う送受信手段とを
    有する管理サーバと、前記出版社用および書店用端末機
    とが、それぞれインターネットを介して接続された書籍
    情報管理システムであって、 前記出版社用および書店用端末機は、特定の書籍に関す
    る在庫状況の照会要求を入力するための入力手段と、該
    入力された照会要求を前記管理サーバへ送信する送信手
    段と、該送信手段により送信された照会要求に応答して
    前記検索手段により検索された前記書籍管理情報データ
    または前記在庫情報データを受信する受信手段とを有
    し、 前記出版社用端末機は、前記受信手段により受信した前
    記売上情報データと、前記送品情報データと、前記在庫
    情報データと、前記返品情報データの少なくとも1つを
    各書店別に整理して表示する第1表示手段を備え、 前記書店用端末機は、前記受信手段により受信した前記
    売上情報データと、前記送品情報データと、前記在庫情
    報データと、前記返品情報データの少なくとも1つを前
    記書店のグループ各店舗毎に整理して表示する第2表示
    手段を備えたことを特徴とする書籍情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記出版社用端末機は、管理サーバに対
    し、複数の取次業者側に設置された端末に前記重点商品
    の出荷指示情報を送信させる要求手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の書籍情報管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記情報データを表示
    した画面上から前記重点商品発注数を入力することを特
    徴とする請求項2に記載の書籍情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、書店グループ各店舗毎
    に個別に重点商品発注数を入力する個別入力手段および
    書店グループ全店分の重点商品発注総数を一括して入力
    する一括入力手段のいずれをも備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の書籍情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記管理サーバは、 書店グループ各店舗毎にジャンル別の書籍販売数をカウ
    ントする手段と、 該書店グループ全店におけるジャンル別の書籍販売総数
    と前記書籍販売数とを比較する手段と、 該書籍販売総数における前記書店グループ各店舗毎のジ
    ャンル別の販売割合を算出し記憶する手段と、 該販売割合に応じて前記重点商品発注総数を前記書店グ
    ループ各店舗毎に割り当て、割り当てた重点商品発注数
    を記憶する手段とを備え、 前記第2表示手段は、 前記管理サーバの割り当てた前記重点商品発注数を前記
    個別入力手段により個別に入力した重点商品発注数とし
    て表示することを特徴とする請求項4に記載の書籍情報
    管理システム。
  6. 【請求項6】 前記商品情報データは、雑誌のジャンル
    情報データを含むことを特徴とする請求項1に記載の書
    籍情報管理システム。
  7. 【請求項7】 売行ランキングの集計対象を前記ジャン
    ル情報データに基づいて選択する手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の書籍情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記管理サーバは、各出版社がホームペ
    ージ上で開示する新刊情報掲載ページまたは重版情報掲
    載ページのアドレスデータを記憶するアドレス関連情報
    記憶手段をさらに備え、前記情報データは前記アドレス
    データを含むことを特徴とする請求項1に記載の書籍情
    報管理システム。
  9. 【請求項9】 前記管理サーバは、前記出版社のホーム
    ページ上の書店向け商品発注ページを用いた商品発注時
    に求められる出版社別の認証情報を記憶し、前記書店用
    端末機は、前記アドレスデータを用いてリンクしたペー
    ジが前記書店向け商品発注ページである場合、前記第2
    表示手段に前記認証情報および発注商品を特定するため
    のISBNコードを表示することを特徴とする請求項8
    に記載の書籍情報管理システム。
  10. 【請求項10】 前記管理サーバは、各出版社の新刊重
    版情報データを記憶する新刊重版情報記憶手段を備え、
    前記情報データは、前記新刊重版情報データを含むこと
    を特徴とする請求項8に記載の書籍情報管理システム。
  11. 【請求項11】 前記管理サーバは、前記アドレス関連
    情報記憶手段に記憶されているアドレスデータに基づき
    出版社の新刊情報掲載ページまたは重版情報掲載ページ
    にリンクする手段と、該新刊情報掲載ページまたは重版
    情報掲載ページに掲載されている情報を読み込む手段
    と、読み込んだ情報で前記新刊重版情報データを更新す
    る手段とを備えたことを特徴とする請求項10に記載の
    書籍情報管理システム。
  12. 【請求項12】 出版社および書店が、それぞれ、管理
    サーバにインターネットを介して接続された少なくとも
    1つの出版社用および書店用端末機を備えた書籍情報管
    理システムにおける管理方法であって、 前記書店用端末機において書籍名と出版社名と書店から
    の重点商品発注数と書店への重点商品送品数とを含む重
    点商品関連情報データのうち少なくとも1つを入力する
    ステップと、 前記入力された重点商品関連情報データを前記管理サー
    バに送信するステップと、 前記管理サーバにおいて前記書店用端末機から受信した
    前記重点商品関連情報データを記憶するステップと、 前記出版社用端末機において前記管理サーバから前記重
    点商品関連情報データを受信し、表示画面上に、前記売
    上情報データと、前記送品情報データと、前記在庫情報
    データと、前記返品情報データの少なくとも1つを各書
    店別に整理して表示するステップと、 前記管理サーバにおいて、前記記憶された前記重点商品
    関連情報データに基づき、複数の取次業者の各々に対す
    る前記重点商品の出荷指示情報を作成するステップと、 前記複数の取次業者側に設置された取次業者端末に、前
    記作成された出荷指示情報を送信するステップとを備え
    たことを特徴とする書籍情報管理方法。
  13. 【請求項13】 前記書店用端末機において前記管理サ
    ーバから前記重点商品関連情報データを受信し、前記売
    上情報データと、前記送品情報データと、前記在庫情報
    データと、前記返品情報データの少なくとも1つを前記
    書店のグループ各店舗毎に整理して表示画面上に表示す
    るステップと、 前記書店用端末機において書店グループ全店舗分の重点
    商品発注総数を一括して入力するステップと、 前記管理サーバにおいて該書店グループの各店舗毎にジ
    ャンル別の書籍販売数をカウントするステップと、 該書店グループ全店におけるジャンル別の書籍販売総数
    と前記書籍販売数とを比較するステップと、 前記管理サーバにおいて該書籍販売総数における前記書
    店グループ各店舗毎のジャンル別の販売割合を算出し記
    憶するステップと、 前記管理サーバにおいて該販売割合に応じて前記重点商
    品発注総数を前記書店グループ各店舗毎に割り当てるス
    テップと、 前記管理サーバにおいて該管理サーバの割り当てた重点
    商品発注数を記憶するステップと、 前記書店用端末機において、前記管理サーバの割り当て
    た前記重点商品発注数を前記書店グループの各店舗毎に
    個別に入力した重点商品発注数として表示するステップ
    とを備えたことを特徴とする請求項12に記載の書籍情
    報管理方法。
  14. 【請求項14】 各出版社の新刊重版情報を記憶した記
    憶手段を有する管理サーバにインターネットを介して接
    続された少なくとも1つの書店用端末機を備えた書籍情
    報管理システムにおける書籍情報管理方法であって、 前記書店用端末機から各出版社がホームページ上に開示
    する新刊重版情報を掲載する少なくとも2つの新刊重版
    情報掲載ページのアドレスデータを入力するステップ
    と、 前記管理サーバにおいて該入力されたアドレスデータを
    記憶するステップと、前記管理サーバにおいて該記憶さ
    れた全てのアドレスデータに対応する前記新刊重版情報
    掲載ページにリンクするステップと、 前記管理サーバにおいて前記リンクされた新刊重版情報
    掲載ページに掲載されている前記新刊前記重版情報を読
    み込むステップと、 前記管理サーバにおいて、前記読み込まれた新刊重版情
    報に基づいて、前記記憶手段に記憶された新刊重版情報
    を更新するステップと、 前記書店用端末機において、前記管理サーバから前記記
    憶された前記新刊重版情報を受信し、表示画面上に表示
    するステップとを備えたことを特徴とする書籍情報管理
    方法。
  15. 【請求項15】 出版社が所有する少なくとも1つの端
    末機であって、書籍の商品情報データを記憶する書誌的
    情報記憶手段と、各書店における書籍の売上情報データ
    を記憶する売上情報記憶手段と、書店への書籍の送品情
    報データを記憶する送品情報記憶手段と、書店から取次
    業者への書籍の返品情報データを記憶する返品情報記憶
    手段と、前記商品情報データと前記売上情報データと前
    記送品情報データと前記返品情報データとを含む書籍管
    理情報データから書店における在庫情報データを算出し
    記憶する在庫情報記憶手段と、前記商品情報データの少
    なくとも1つを検索キーとして前記書籍管理情報データ
    または前記在庫情報データの検索を行う検索手段と、前
    記端末機と前記書籍管理情報データまたは前記在庫情報
    データの送受信を行う送受信手段とを有する管理サーバ
    にインターネットを介して接続され、 特定の書籍に関する在庫状況の照会要求を入力するため
    の入力手段と、 該入力された照会要求を前記管理サーバへ送信する送信
    手段と、該送信手段により送信された照会要求に応答し
    て前記検索手段により検索された前記書籍管理情報デー
    タまたは前記在庫情報データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記売上情報データと、前
    記送品情報データと、前記在庫情報データと、前記返品
    情報データの少なくとも1つを各書店別に整理して表示
    する表示手段とを備えたことを特徴とする端末機。
  16. 【請求項16】 書店が所有する少なくとも1つの端末
    機であって、書籍の商品情報データを記憶する書誌的情
    報記憶手段と、各書店における書籍の売上情報データを
    記憶する売上情報記憶手段と、書店への書籍の送品情報
    データを記憶する送品情報記憶手段と、書店から取次業
    者への書籍の返品情報データを記憶する返品情報記憶手
    段と、前記商品情報データと前記売上情報データと前記
    送品情報データと前記返品情報データとを含む書籍管理
    情報データから書店における在庫情報データを算出し記
    憶する在庫情報記憶手段と、前記商品情報データの少な
    くとも1つを検索キーとして前記書籍管理情報データま
    たは前記在庫情報データの検索を行う検索手段と、前記
    端末機と前記書籍管理情報データまたは前記在庫情報デ
    ータの送受信を行う送受信手段とを有する管理サーバに
    インターネットを介して接続され、 特定の書籍に関する在庫状況の照会要求を入力するため
    の入力手段と、 該入力された照会要求を前記管理サーバへ送信する送信
    手段と、 該送信手段により送信された照会要求に応答して前記検
    索手段により検索された前記書籍管理情報データまたは
    前記在庫情報データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した前記売上情報データと、前
    記送品情報データと、前記在庫情報データと、前記返品
    情報データの少なくとも1つを前記書店のグループ各店
    舗毎に整理して表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とする端末機。
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