JP2002357989A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002357989A
JP2002357989A JP2001163348A JP2001163348A JP2002357989A JP 2002357989 A JP2002357989 A JP 2002357989A JP 2001163348 A JP2001163348 A JP 2001163348A JP 2001163348 A JP2001163348 A JP 2001163348A JP 2002357989 A JP2002357989 A JP 2002357989A
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voltage
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image forming
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forming apparatus
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Shinichiro Matsumoto
真一郎 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、且つ出力画像品質の高い画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 高圧電源を有し、電子写真プロセスを用
いて可視画像を形成する画像形成装置において、高圧電
源の出力電圧を制御する高圧制御信号から、トランス駆
動クロック信号を生成するタイマ回路を有する。上記タ
イマ回路を設けることにより、CPU(ASIC)から
トランス駆動クロック信号を出力する必要がなくなるた
め、CPU(ASIC)のポート数を削減し安価な回路
構成とすることができる。さらに、CPU(ASIC)
の高圧制御信号出力ポートが故障した場合、高圧出力を
止めることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いて可視画像を形成する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来の画像形成装置の一例であ
るカラーレーザビームプリンタの全体構成を示す。以
下、この図を用いてレーザビームプリンタの画像形成動
作を簡単に説明する。
【0003】図8において、1Yは感光ドラムであり矢
示の方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって
回転駆動される。
【0004】上記感光ドラム1Yは回転過程において、
帯電器2Yによる所要極性・所要電位の一様な帯電処理
を受け、次いで目的の画像情報に対応して変調されたレ
ーザビーム3Yの照射を受ける。これにより、感光ドラ
ム1Yの周面には静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像器4Yに現像されて可転写のトナー像として可視
化される。
【0005】5Yは接触転写手段としての転写ローラで
あり、感光ドラム1Yに所定の押圧力をもって接触して
いて、感光ドラム1Yとほぼ同じ周速度でドラムの回転
に従動する方向に回転する。
【0006】感光ドラム1Yと転写ローラ5Yのニップ
部(以下、「転写部」とする)に対して、給紙部7から
転写材8が感光ドラム1Yの回転と同期どりされた所定
のタイミングをもって給送されて転写部を通ることで、
感光ドラム1Y面側に形成担持されていたトナー像が転
写材8面側に順次転写されていく。転写ローラ5Yには
トナーの荷電極性とは逆極性の所要の高電圧(本例では
正の高電圧)が印加されており、感光ドラム1Y面側の
トナー像が転写材8面側に静電転写される。
【0007】転写部を通った転写材8は感光ドラム1Y
面から分離され、マゼンタステーション→シアンステー
ション→ブラックステーションの順に搬送される。各ス
テーションでは、転写材8に上記イエローステーション
と同様の画像形成が施される。よってブラックステーシ
ョン通過後、転写材8上には、イエロ一、マゼンタ、シ
アン、ブラック4色のトナー像が重畳転写されている。
【0008】この後、転写材8上のカラー画像は、定着
器9によって定着され、不図示の排紙部へと廃止され
る。
【0009】さて、転写材8分離後の各感光ドラム(1
Y、1M、1C、1K)は、クリーニングブレード(6
Y、6M、6C、6K)で転写残りトナー等の付着汚染
物の除去を受けて清浄面化され、繰り返して画像形成に
供される。
【0010】図9に前記カラーレーザビームプリンタの
イエローステーションの詳細な構成を示す。以下ではこ
の図を用いて、1画像形成ステーションの電気的動作に
ついて詳細に説明する。
【0011】10Yは現像器4Yに対する高圧電源、1
1Yは帯電器2Yに対する高圧電源、12Yは転写ロー
ラ5Yに対する高圧電源であり、それぞれ高圧制御部1
3から供給される制御信号(PWM10Y、PWM11
Y、PWM12Y)、および駆動クロック信号(CLK
10Y、CLK11Y、CLK12Y)の2種類の信号
によって制御されている。各高圧電源(10Y、11
Y、12Y)の構成および動作はほぼ同様であるから、
ここでは転写ローラ5Yに対する高圧電源12Yについ
てのみ詳細を説明する。
【0012】転写ローラ5Yに印加する高電圧はインバ
ータトランス14Yより出力される。インバータトラン
ス14Yは高圧制御部13からの駆動クロック信号CL
K12YによりFET15Yを介して駆動される。前記
駆動クロック信号CLK12Yはインバータトランス1
4Yの2次側で整流(ダイオード16Y、17Y、コン
デンサ18Y、19Y)されて転写ローラ5Yに印加さ
れる。この、転写高圧出力電圧(転写ローラ5Yに印加
される電圧)Vtyは、トランジスタ20Yのエミッタ
電位に比例する。
【0013】ところで、レーザプリンタでは良好な出力
画像を得るため、周囲環境や耐久度合、転写材の種類に
よって、上記現像、帯電、転写高圧出力電圧を変化させ
るのが一般的である。高圧出力電圧を制御する方法に
は、D/A変換を用いた方式(以下、「D/A方式」と
略す)やPWM(パルス幅変調)を用いた方式(以下、
「PWM方式」と略す)等が知られている。
【0014】本例では図9および図10を用いて、PW
M方式について説明する。高圧制御部13中のCPU2
1から、ボルテージフォロア回路22Yを介してLPF
(ローパスフィルタ)23YにPWM信号PWM12Y
が供給される。ここでボルテージフォロア回路22Yを
介した理由は、CPU21の出力ポートは出力電流量が
小さく、そのままLPF23Yに入力するとPWM12
Y信号のHレベル電圧が降下してしまうためである。
【0015】PWM12Yは図10に示すように、信号
のDuty比(100a/T[%])を設定することが
できる(本例では、PWM基本周期Tは一定であるとす
る)。一般にPWM信号のDuty比は8bitの分解
能を持ち、その設定値は16進数を用いて‘00
(h)’〜‘FF(h)’というように表現される。例
えば設定値‘00(h)’の場合、PWM信号のDut
y比は0[%](a=0)であり、設定値‘FF
(h)’の場合、PWM信号のDuty比は100
[%](a=T)となる。
【0016】上記PWM12YをLPF23Yに入力す
ると、LPF23Yからは、PWM12YのDuty比
に比例したアナログ電圧(基準電圧)Vrefが出力さ
れる。このVrefは、以下の(式1)で表される。た
だし、VccはPWM12YのHレベル出力電圧であ
る。
【0017】 Vref=(a/T)×Vcc (式1) 「このVrefは、オペアンプ26Yの非反転入力端子
に供給される。オペアンプ26Yの反転入力端子には前
記転写高圧出力電圧Vtyを分圧(抵抗24Y、25
Y)した電圧Vfeedが供給される。
【0018】よって、Vref>Vfeedの場合、オ
ペアンプ23の出力電圧ひいてはトランジスタ20Yの
エミッタ電位は上昇し、VtyおよびVfeedも上昇
する。逆にVref<Vfeedの場合、オペアンプ2
6Yの出力電圧ひいてはトランジスタ20Yのエミッタ
電位は減少し、VtyおよびVfeedも減少する。
【0019】即ち、PWM12YのDuty比を制御す
ることで、転写高圧出力電圧Vtyを制御することがで
きる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の高圧電源制御方式には以下に述べるような欠
点がある。第一に回路が複雑かつ高価になってしまうと
いう欠点がある。
【0021】前記従来の制御方式では、1つの高圧電源
回路に出力電圧制御信号と駆動クロック信号の2つの信
号が必要となる。例えば、図8に示したカラーレーザプ
リンタでは、1画像形成ステーションにつき現像、帯
電、転写の3つの高圧電源があるから、これら高圧電源
に必要な信号は6つ。プリンタ全休(Y、M、C、Kの
4ステーション分)では24もの信号が必要となる。
(図11参照)これらの信号は一般にCPUやASIC
から出力するから、CPU(ASIC)はポート数の多
い(パッケージの大きい)ものを使用しなければならな
い。一般にCPU(ASIC)の単価は、ポート数が多
い(パッケージが大きい)ほど高くなる。また信号線の
数も増えるため基板上のパターンが複雑となり、これも
コストアップを招く要因となる。
【0022】第二に、CPU(ASIC)の暴走やポー
ト故障により、転写ローラ汚れ、転写材の裏汚れや、定
着器への転写材の巻き等が起こり、それ以降の出力画像
品質が低下してしまうという欠点がある。
【0023】例えば、図9中のCPU21のPWM11
Y信号出力ポートが何らかの原因で故障し、常にHレベ
ル(Hレベル出力電圧Vcc)を出力する状態になって
しまったとする。すると制御電圧Vref=Vccとな
り、帯電高圧電源11Yは常に最大出力電圧を帯電器2
Yに印可し続ける。このように帯電の過程が正常に行わ
れないと、感光ドラム表面全体にトナーが現像される、
いわゆる「かぶり」が起こる。この「かぶり」は転写ロ
ーラ汚れ、転写材の裏汚れや、定着器への転写材の巻き
付き等を引き起こし、それ以降の出力画像品質を低下さ
せてしまう。
【0024】また、上記のようなCPU(ASIC)の
暴走やポート故障を検出するため、CPU(ASIC)
の外部に監視回路を設ける構成が考案されている。しか
しながら監視回路を設けることにより、やはり高価で複
雑な回路構成となってしまう。
【0025】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
もので、その目的は、安価で、かつ出力画像品質の高い
画像形成装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、高圧電源を有し、電子写真プロセスを
用いて可視画像を形成する画像形成装置において、前記
高圧電源の出力電圧を制御するための制御信号を発生す
る制御信号発生手段、および前記制御信号から前記高圧
電源の駆動信号を生成する駆動信号生成手段を有するこ
とを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
【0028】(実施例1)図1は、本発明第一の実施例
を示したものである。なお、本発明第一の実施例を適用
した画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの全体
構成、および画像形成動作の概要は、上記従来の技術と
同様であるため(図8参照のこと)、ここでは説明を省
略する。
【0029】以下、図1を参照して、本実施例における
1画像形成ステーションの電気的動作について説明す
る。本実施例の特徴は、各高圧電源(10Y、11Y、
12Y)の出力電圧制御信号(PWM10Y、PWM1
1Y、PWM12Y)から駆動クロック信号(CLK1
0Y、CLK11Y、CLK12Y)を生成する、タイ
マ回路(現像タイマ回路Y:30Y、帯電タイマ回路
Y:31Y、転写タイマ回路Y:32Y)を有すること
である。これらタイマ回路(30Y、31Y、32Y)
の構成および動作はほぼ同様であるから、ここでは転写
タイマ回路32Yについてのみ詳細を説明する。また図
1において、前記タイマ回路(30Y、31Y、32
Y)以外の部分の動作は、前記従来の技術と同様である
ため(図9参照)、ここでは説明を省略する。
【0030】高圧制御部13中のCPU21から、ボル
テージフォロア回路22を介して、LPF(ローパスフ
ィルタ)23Yと転写タイマ回路32YにPWM信号P
WM12Yを供給する。PWM12YのDuty比は8
bitの分解能を持ち、その設定値は16進数を用いて
‘00(h)’〜‘FF(h)’というように表現され
ることは、前記従来の技術で説明した。本実施例では図
2に示すように、設定値‘00(h)’〜‘FF
(h)’のなかで、設定値‘FF(h)’は使用せず、
設定値‘00(h)’〜‘FE(h)’の255の分解
能でPWM12YのDuty比を設定する。即ち、PW
M12Yが常時Hレベル(Duty比100%)となる
ように設定することを禁止する。
【0031】次に、転写タイマ回路32Yの動作につい
て説明する。本実施例では、モノステートブルマルチバ
イブレータ(以下、「MM」略す)33Yを用いて前記
転写タイマ回路32Yを構成した。
【0032】MMは、立ち下がりエッジでトリガする/
A入力端子と、立ち上がりエッジでトリガするB入力端
子の2つの入力端子を持ち、その少なくとも1つの入力
端子からアクティブエッジが入力されると、外付け抵抗
Rmと外付けコンデンサCmを用いて以下の(式2)で
示す時間tだけ出力端子QをHレベルとする。
【0033】 t=α・Rm・Cm (式2) ただしαは既知の定数である。
【0034】転写タイマ回路32Yでは、MM33Yの
B入力端子にPWM12Yを入力し、出力端子Qをイン
バータトランス14Yの駆動クロック信号CLK12Y
としてFET15Yのゲート端子に接続している。ま
た、図3に示すように基本周期TがMM33Yの出力パ
ルス幅tよりも大きくなり、且つ駆動クロック信号CL
K12YのDuty比(100t/T[%])がインバ
ータトランス14Yに対して最適な値となるようにRm
とCmの値を予め設定している。以下、図3のタイミン
グチャートを用いて、転写タイマ回路32Yが駆動クロ
ック信号CLK12Yを生成する様子を説明する。
【0035】PWM12Yは、所望の転写高圧出力電圧
が得られるよう、CPUにそのON幅(a)を設定され
ている。
【0036】MM33Yは、PWM12Yの立ち上がり
エッジに同期して、出力端子Qを時間tだけHレベルに
し、時間t経過後Lレベルに戻す。即ちCLK12Y
は、PWM12YのDuty比によらず、周期:T、O
N幅:tの矩形波となり、転写高圧電源12Yを駆動す
る。
【0037】さて本実施例のように、高圧電源の駆動ク
ロック信号を出力制御信号から生成する構成をとると、
以下のような利点がある。
【0038】第一に、回路を安価に構成することができ
るという利点がある。
【0039】本実施例の構成によれば、1つの高圧電源
回路を駆動するために使用するCPU(ASIC)のポ
ートは出力制御信号の1つである。例えば図8に示した
カラーレーザプリンタでは、現像、帯電、転写の3つの
高圧電源が4ステーション分、合計12の高圧電源があ
るから、CPU(ASIC)のポートも12本ですむこ
とになる(図4参照)。前記従来の技術の図11で説明
した構成では、24本ものCPU(ASIC)のポート
が必要であったから、本実施例の構成を用いることによ
り、12本のポートを削減することができる。
【0040】言い換えれば、少ないポート数の(パッケ
ージの小さい)CPU(ASIC)を使用することが可
能となるから、CPU(ASIC)の単価を押さえるこ
とができ、回路全体を安価な構成とすることができる。
【0041】第二に、CPU(ASIC)の暴走やポー
ト故障が起きた場合でも出力画像品質の低下を招かない
という利点がある。
【0042】例えば、図1中のCPU21のPWM12
Y信号出力ポートが何らかの原因で故障し、常にHレベ
ル(Hレベル出力電圧Vcc)を出力する状態になって
しまったとする。すると、転写タイマ回路32Yの出力
信号CLK12Yは常にLレベルとなるため、インバー
タトランス14Yは駆動されず、転写高圧電源出力電圧
Vtyは零(GNDレベル)となる。よって、前記従来
の技術で説明したような出力画像品質の低下を招くこと
はない。
【0043】(実施例2)図5は、本発明第二の実施例
を適用した画像形成装置の1画像形成ステーション(イ
エローステーション)である。なお、前記と同じ機能部
分には同じ番号を付し説明を省略する。本実施例は、各
高圧電源の出力電圧制御信号をシリアルD/A変換装置
を用いて生成する画像形成装置に、本発明の特徴である
タイマ回路を適用した場合の構成例である。
【0044】まず、図6を用いて一般的なシリアルD/
A変換装置の動作を説明する。シリアルD/A変換装置
S_D/Aは、同期クロック信号SCLK、データロー
ド信号DLOAD、シリアルデータ信号SDATA、ア
ナログ上限電圧Vah、アナログ下限電圧Valの5本
の入力端子と、アナログ出力(ch0〜ch15)の1
6本の出力端子を持つ。シリアルD/A変換装置S_D
/Aの出力電圧はアナログ上限電圧Vahとアナログ下
限電圧Valの間に8bitの分解能を持ち、シリアル
データ信号SDATAでその出力電圧値および出力端子
を指定する。シリアルデータ信号SDATAは12bi
tのシリアル信号で、始めの4bitで出力端子を指定
し、後の8bitで出力電圧値を指定する。これらのデ
ータは、同期クロック信号SCLKの立ち上がりエッジ
に同期してシリアルD/A変換装置S_D/A内に取り
込まれる。この後、データロード信号DLOADをHレ
ベルすると、上記シリアルデータ信号SDATAの指定
に従ったアナログ電圧が出力される。
【0045】次に図5を用いて高圧電源の制御方法を説
明する。各高圧電源(10Y、11Y、12Y)の制御
方法は同様であるため、ここでは転写高圧電源12Yの
制御方法についてのみ説明する。
【0046】CPU21は、同期クロック信号SCL
K、データロード信号DLOAD、シリアルデータ信号
SDATAをシリアルD/A変換装置S_D/A34に
供給する。また、SCLKはバッファ35を介して転写
タイマ回路M33Yにも供給される。シリアルD/A変
換装置S_D/A34の出力端子ch2は制御電圧Vr
efとしてオペアンプ26Yの非反転入力端子に供給さ
れおり、CPU21の送出するSDATAの内容にした
がって設定される。
【0047】一方、転写タイマ回路は実施例1と同様の
構成であり、その出力パルス幅tはSCLKの周期Tよ
りも短く、且つ出力である駆動クロック信号CLK12
YのDuty比(100t/T[%])がインバータト
ランス14Yに対して最適な値となるように予め設定さ
れている。よって、転写タイマ回路32Y内のMM33
Yは、SCLKの立ち上がりエッジに同期して、出力端
子Qを時間tだけHレベルにし、時間t経過後Lレベル
に戻す。即ちCLK12Yは、周期:T、ON幅:tの
矩形波となり、転写高圧電源を駆動する。
【0048】上記のような構成とすることにより、シリ
アルD/A変換装置を用いて高圧電源出力電圧を制御す
る画像形成装置においても実施例1と同様の効果を得る
ことができる。
【0049】(実施例3)実施例1の画像形成装置で
は、高圧電源出力制御信号を出力するCPU(ASI
C)ポートが故障した場合、その信号が制御する高圧電
源の出力を零(GNDレベル)にすることが可能となっ
た。
【0050】ところで、1画像形成ステーションの画像
形成動作は、帯電→露光→現像→転写の一連の過程を持
つことは、前記で説明した。上記過程のいづれか一つで
も正常に行われないと、所望の画像が得られない。
【0051】ことに、帯電の過程が正常に行われない
と、感光ドラム表面全体にトナーが現像されるいわゆる
「かぶり」を引き起こす。この「かぶり」は転写ローラ
汚れ、転写材の裏汚れや、定着器への転写材の巻き付き
の原因となり、それ以降の出力画像品質を低下させてし
まう。
【0052】実施例3に示す画像形成装置は、このよう
な問題に鑑みて考案されたものであり、その特徴は帯電
高圧電源制御信号から生成した駆動クロック信号で帯
電、現像、転写の3つの高圧電源を駆動することであ
る。
【0053】以下、図7を参照して本実施例の構成を説
明する。なお前記と同じ機能部分には同じ番号を付し説
明を省略する。各タイマ回路(Yタイマ回路、Mタイマ
回路、Cタイマ回路、Kタイマ回路、)の構成および動
作は実施例1と同様である。各タイマ回路には、各ステ
ーションの帯電高圧電源制御信号が供給され、その出力
は帯電、現像、転写高圧電源電源に駆動クロック信号と
して供給される。
【0054】上記のような構成とすると、各ステーショ
ンの帯電高圧電源制御信号が、CPU(ASIC)の暴
走やポート故障によって常時Hレベルになった場合、帯
電、現像、転写高圧電源のすべての出力電圧が零(GN
Dレベル)となる。よって、CPU(ASIC)の暴走
やポート故障に起因する帯電不良によって、転写ローラ
汚れ、転写材の裏汚れや、定着器への転写材の巻き付き
が起こり、それ以降の出力画像品質が低下することを防
止できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPU(ASIC)の使用ポート数を削減することがで
き、その結果として回路構成を安価にすることができ
る。さらに、CPU(ASIC)の高圧制御信号出力ポ
ートの故障に起因する出力画像品質の低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に関わる画像形成装置の1画像形成
ステーション構成図
【図2】 実施例1に関わるタイミングチャート
【図3】 実施例1に関わるタイミングチャート
【図4】 実施例1に関わる画像形成装置の電気的構成
【図5】 実施例2に関わる画像形成装置の1画像形成
ステーション構成図
【図6】 実施例2に関わるタイミングチャート
【図7】 実施例3に関わる画像形成装置の電気的構成
【図8】 従来例に関わる画像形成装置の全体構成図
【図9】 従来例に関わる画像形成装置の1画像形成ス
テーション構成図
【図10】 従来例に関わるタイミングチャート
【図11】 従来例に関わる画像形成装置の電気的構成
【符号の説明】
1Y 感光ドラム 2Y 帯電器 3Y レーザビーム 4Y 現像器 5Y 転写ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 ED03 ED09 ED24 ZA01 ZA08 ZA09 2H073 BA01 BA09 BA13 BA41 BA45 2H200 GA12 GA23 GA34 GA44 GA56 GB12 HA12 HB03 HB26 HB48 JA02 JA28 JB06 JB10 NA01 NA11 NA13 NA14 NA15 NA16 PB38 5C074 AA02 AA20 BB02 BB26 DD07 EE06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号を変圧することにより高電圧を
    得る高圧電源を有する画像形成装置において、前記高圧
    電源の出力電圧はPWM制御によって制御される構成で
    あり、前記PWM制御に用いるPWM信号から前記駆動
    信号を生成する駆動信号生成手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 駆動信号を変圧することにより高電圧を
    得る高圧電源を有する画像形成装置において、前記高圧
    電源の出力電圧はシリアルD/A変換によって生成した
    アナログ電圧によって制御される構成であり、前記シリ
    アルD/A変換に用いる同期用クロック信号から前記駆
    動信号を生成する駆動信号生成手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号生成手段は、前記PWM信
    号の立ち上がりエッジ、あるいは立ち下がりエッジのい
    ずれかを検出するエッジ検出手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動信号生成手段は、前記同期用ク
    ロック信号の立ち上がりエッジ、あるいは立ち下がりエ
    ッジのいずれかを検出するエッジ検出手段であることを
    特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電高圧電源、現像高圧電源、および転
    写高圧電源など複数の高圧電源を有する画像形成装置に
    おいて、ある特定の1つの高圧電源の出力電圧を制御す
    る制御信号を発生する高圧制御信号発生手段、前記制御
    信号から前記帯電高圧電源、現像高圧電源、および転写
    高圧電源など複数の高圧電源の駆動信号を生成する駆動
    信号生成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記高圧電源の出力電圧は、PWM制御
    によって制御される構成であり、前記高圧制御信号はP
    WM変調された信号であることを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記高圧電源の出力電圧は、シリアルD
    /A変換によって生成したアナログ電圧により制御され
    る構成であり、前記高圧制御信号はシリアルD/A変換
    に用いられる同期用クロック信号であることを特徴とす
    る請求項5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動信号生成手段は、前記制御信号
    の立ち上がりエッジ、あるいは立ち下がりエッジのいず
    れかを検出するエッジ検出手段であることを特徴とする
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記高圧電源の出力制御用PWM信号
    が、前記制御信号の監視装置の役割を担っていることを
    特徴とする請求項1、3、5、6又は8のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記高圧電源の出力制御用シリアルD
    /A変換の同期用クロック信号が、前記制御信号の監視
    装置の役割を担っていることを特徴とする請求項2、
    4、5、7又は8のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 駆動信号を変圧することにより高電圧
    を得る高圧電源を有する画像形成装置において、前記高
    圧電源の出力電圧は、高圧出力制御手段が生成する高圧
    出力制御信号によって制御される構成であり、前記高圧
    出力制御信号から前記駆動信号を分離生成する駆動信号
    生成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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