JP2002357510A - 自動車における電気的な接続構造体および内燃機関の機能検査方法 - Google Patents
自動車における電気的な接続構造体および内燃機関の機能検査方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関の組み立てベルト端部で簡単かつ信
頼できる機能検査を可能にする、電気的なワイヤーハー
ネス８を備えた自動車の電気的および電子的な構成要素
を電気的に接続するための電気的な接続構造体。 【解決手段】 ワイヤーハーネスは、それを内燃機関６
とは別個に車体にマウントされている中央の電子的な機
関制御装置４に接続する第１の中央の電気的なコネクタ
端子１０と、それを内燃機関のこれに対応している対抗
コネクタ１４に接続する第２の中央の電気的なコネクタ
端子１２を備えている。
頼できる機能検査を可能にする、電気的なワイヤーハー
ネス８を備えた自動車の電気的および電子的な構成要素
を電気的に接続するための電気的な接続構造体。 【解決手段】 ワイヤーハーネスは、それを内燃機関６
とは別個に車体にマウントされている中央の電子的な機
関制御装置４に接続する第１の中央の電気的なコネクタ
端子１０と、それを内燃機関のこれに対応している対抗
コネクタ１４に接続する第２の中央の電気的なコネクタ
端子１２を備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル束もしく
はケーブルないしワイヤハーネスを用いて自動車の構成
要素を電気接続するための、自動車における電気接続構
造体、並びに組み立てラインの組み立てベルト端部にお
ける内燃機関の機能検査方法に関する。
はケーブルないしワイヤハーネスを用いて自動車の構成
要素を電気接続するための、自動車における電気接続構
造体、並びに組み立てラインの組み立てベルト端部にお
ける内燃機関の機能検査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のすべての電気素子を接続するた
めの電気ケーブル束の構成は、機関制御装置の取り付け
個所並びに検査ストラテジーに依存する。この検査スト
ラテジーにより、自動車に対して内燃機関が組み込まれ
た後、その機能性が検査およびテストされる。ここでは
基本的に２つの異なるストラテジーが、その組み込み後
の内燃機関の機能テストにおいて自動車工業分野で公知
である。
めの電気ケーブル束の構成は、機関制御装置の取り付け
個所並びに検査ストラテジーに依存する。この検査スト
ラテジーにより、自動車に対して内燃機関が組み込まれ
た後、その機能性が検査およびテストされる。ここでは
基本的に２つの異なるストラテジーが、その組み込み後
の内燃機関の機能テストにおいて自動車工業分野で公知
である。
【０００３】機関制御装置の取り付け個所が内燃機関と
は別個である場合に対するケーブル束構造体では、機関
制御装置は通常、機能検査のために内燃機関の組み立て
ベルト端部で使用できない。この理由から、内燃機関の
機能検査は典型的にはすでに自動車に組み込まれた状態
で行われる。しかしこのことの欠点は、エラー機能が検
出された場合、内燃機関を自動車から取り外し、分解
し、および／またはさらなる検査のために製造ラインの
他の個所に搬送しなければならないことである。
は別個である場合に対するケーブル束構造体では、機関
制御装置は通常、機能検査のために内燃機関の組み立て
ベルト端部で使用できない。この理由から、内燃機関の
機能検査は典型的にはすでに自動車に組み込まれた状態
で行われる。しかしこのことの欠点は、エラー機能が検
出された場合、内燃機関を自動車から取り外し、分解
し、および／またはさらなる検査のために製造ラインの
他の個所に搬送しなければならないことである。
【０００４】さらにケーブル束の別の構造体も公知であ
る。ここでは機関制御装置がエンジンルームの内燃機関
に直接配置されており、従って機能検査のために組み立
てラインのベルト端部で使用できる。機能検査のために
使用できることは同時に、なぜ機関制御装置がしばしば
内燃機関に直接取り付けられるかという重要な理由の１
つである。この取り付け個所の欠点は、機関制御装置に
作用する温度および環境の影響である。そのためこれら
のコンポーネントを密にカプセル化し、遮へいする必要
がある。エンジンルームが取り付け個所であることの別
の欠点は、機能検査のために機関形式が種々多様である
ため、汎用のソフトウエアを検査機器で通常は使用でき
ないことである。むしろソフトウエアを各機関形式に適
合しなければならず、これにより各機関制御装置が必要
となる。
る。ここでは機関制御装置がエンジンルームの内燃機関
に直接配置されており、従って機能検査のために組み立
てラインのベルト端部で使用できる。機能検査のために
使用できることは同時に、なぜ機関制御装置がしばしば
内燃機関に直接取り付けられるかという重要な理由の１
つである。この取り付け個所の欠点は、機関制御装置に
作用する温度および環境の影響である。そのためこれら
のコンポーネントを密にカプセル化し、遮へいする必要
がある。エンジンルームが取り付け個所であることの別
の欠点は、機能検査のために機関形式が種々多様である
ため、汎用のソフトウエアを検査機器で通常は使用でき
ないことである。むしろソフトウエアを各機関形式に適
合しなければならず、これにより各機関制御装置が必要
となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、内燃
機関の組み立てベルト端部で簡単かつ確実に機能検査す
ることのできる、自動車における電気接続構造体および
ケーブル束構造体を提供することである。
機関の組み立てベルト端部で簡単かつ確実に機能検査す
ることのできる、自動車における電気接続構造体および
ケーブル束構造体を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は請求項１記載
の電気接続構造体によって解決される。
の電気接続構造体によって解決される。
【０００７】これによれば、自動車に組み込まれた電気
ケーブル束の設けられた自動車の電気的および電子的コ
ンポーネント（構成要素）を電気接続するための電気接
続構造体が設けられる。この電気接続構造体は、第１の
中央電気差し込み接続もしくはコレクタ端子を、ケーブ
ル束を中央電子機関制御装置と接続するために有し、こ
の機関制御装置は内燃機関とは別個に車両構造もしくは
車体に取り付けられている。
ケーブル束の設けられた自動車の電気的および電子的コ
ンポーネント（構成要素）を電気接続するための電気接
続構造体が設けられる。この電気接続構造体は、第１の
中央電気差し込み接続もしくはコレクタ端子を、ケーブ
ル束を中央電子機関制御装置と接続するために有し、こ
の機関制御装置は内燃機関とは別個に車両構造もしくは
車体に取り付けられている。
【０００８】
【発明の実施の形態】とりわけケーブル束は第２の中央
電気差し込み接続端子を有し、これは内燃機関の相応す
る中央対抗プラグもしくはコネクタに対するものであ
る。この種の構造体の利点は、機関制御装置と内燃機関
とが相互に別個に車両に組み込むことができることであ
り、このことはこれにより温度および環境の影響に対す
る面倒な遮へいが省略されるので有利である。とりわけ
このような構造体では、内燃機関の機能検査をその取り
付け後に、テスト機器と内燃機関での中央電気差し込み
接続端子との接続によって行うという簡単な手段が得ら
れる。ベルト端部検査のためのこのテスト機器は汎用ソ
フトウエアにより駆動することができる。なぜなら、種
々異なる機関形式への適合が非常に簡単に処理されるか
らである。
電気差し込み接続端子を有し、これは内燃機関の相応す
る中央対抗プラグもしくはコネクタに対するものであ
る。この種の構造体の利点は、機関制御装置と内燃機関
とが相互に別個に車両に組み込むことができることであ
り、このことはこれにより温度および環境の影響に対す
る面倒な遮へいが省略されるので有利である。とりわけ
このような構造体では、内燃機関の機能検査をその取り
付け後に、テスト機器と内燃機関での中央電気差し込み
接続端子との接続によって行うという簡単な手段が得ら
れる。ベルト端部検査のためのこのテスト機器は汎用ソ
フトウエアにより駆動することができる。なぜなら、種
々異なる機関形式への適合が非常に簡単に処理されるか
らである。
【０００９】ケーブル束が車両固有のデザインを有する
ことができることによって、種々異なる車両形式に簡単
に適合することができ、同時に内燃機関を種々異なるケ
ーブル束形式とも、ベルト端部検査のためのテスト機器
にも汎用的に接続することが可能になる。
ことができることによって、種々異なる車両形式に簡単
に適合することができ、同時に内燃機関を種々異なるケ
ーブル束形式とも、ベルト端部検査のためのテスト機器
にも汎用的に接続することが可能になる。
【００１０】中央電気機関制御装置を温度および環境の
影響から保護された車両構造の取り付け個所に取り付け
ることができるから、エンジンルームが取り付け個所で
ある場合に対して面倒は遮へい手段が必要ない。
影響から保護された車両構造の取り付け個所に取り付け
ることができるから、エンジンルームが取り付け個所で
ある場合に対して面倒は遮へい手段が必要ない。
【００１１】規格化されたソケットを内燃機関の中央対
抗プラグに対して使用することにより高い標準性が得ら
れ、種々異なるケーブル束を種々異なる車両に対して使
用する場合でも、機能検査用のテスト機器に電気接続す
ることができる。
抗プラグに対して使用することにより高い標準性が得ら
れ、種々異なるケーブル束を種々異なる車両に対して使
用する場合でも、機能検査用のテスト機器に電気接続す
ることができる。
【００１２】本発明の別の構成では、内燃機関の中央対
抗プラグが規格化された取り付け個所に配置される。す
なわち機関形式が異なる場合であっても、中央対抗プラ
グはほぼ常に同じ個所に配置され、これにより内燃機関
の組み込み後に機能検査をほぼ自動化することができ
る。
抗プラグが規格化された取り付け個所に配置される。す
なわち機関形式が異なる場合であっても、中央対抗プラ
グはほぼ常に同じ個所に配置され、これにより内燃機関
の組み込み後に機能検査をほぼ自動化することができ
る。
【００１３】本発明の別の実施例ではさらにケーブル束
の接続部分が、内燃機関の第２の中央電気差し込み端子
と第１の中央電気差し込み端子との間に、ケーブル束を
中央電子機関制御装置と接続するために車両固有の最小
長を有する。このことの利点は、内燃機関と機関制御装
置との間のケーブル接続に対して過度に面倒な遮へい手
段が必要ないことである。この種の遮へい手段は、車両
にあるすべての電子素子の電磁適合性（ＥＭＣ）への要
求から必要であり、規則で定められている。
の接続部分が、内燃機関の第２の中央電気差し込み端子
と第１の中央電気差し込み端子との間に、ケーブル束を
中央電子機関制御装置と接続するために車両固有の最小
長を有する。このことの利点は、内燃機関と機関制御装
置との間のケーブル接続に対して過度に面倒な遮へい手
段が必要ないことである。この種の遮へい手段は、車両
にあるすべての電子素子の電磁適合性（ＥＭＣ）への要
求から必要であり、規則で定められている。
【００１４】本発明のさらなる課題は、内燃機関をその
取り付け後に機能検査するための簡単で自動化可能な方
法を提供することである。
取り付け後に機能検査するための簡単で自動化可能な方
法を提供することである。
【００１５】本発明のこの課題は、独立請求項７記載の
構成を有する方法によって解決される。
構成を有する方法によって解決される。
【００１６】自動車に設けられた内燃機関をその取り付
け後、および自動車への取り付け前に機能検査する方法
は少なくとも次のステップを有する。内燃機関の自動車
への取り付け直後、および取り付け前に、内燃機関を車
両固有のケーブル束の相応する中央差し込み接続端子と
電気接続するための規格化された中央対抗プラグと、テ
スト装置との間で電気接続を形成するのである。このテ
スト装置は、内燃機関の種々の動作状態および機能検査
をシミュレートすることができ、種々のテストプログラ
ムを実行することができる。
け後、および自動車への取り付け前に機能検査する方法
は少なくとも次のステップを有する。内燃機関の自動車
への取り付け直後、および取り付け前に、内燃機関を車
両固有のケーブル束の相応する中央差し込み接続端子と
電気接続するための規格化された中央対抗プラグと、テ
スト装置との間で電気接続を形成するのである。このテ
スト装置は、内燃機関の種々の動作状態および機能検査
をシミュレートすることができ、種々のテストプログラ
ムを実行することができる。
【００１７】ここで機能検査の結果は記録され、続いて
内燃機関の無誤謬性について判断することができる。内
燃機関を自動車の初期の取り付け個所にさらに搬送する
前に、エラーがあると判定された内燃機関を選別するこ
とができる。
内燃機関の無誤謬性について判断することができる。内
燃機関を自動車の初期の取り付け個所にさらに搬送する
前に、エラーがあると判定された内燃機関を選別するこ
とができる。
【００１８】この方法の利点は、高い自動化可能性と同
時に大きな汎用性である。なぜならそれぞれ規格化され
た電気差し込み接続端子を備える、種々異なる形式の内
燃機関を簡単にテスト機器と接続することができ、その
テストソフトウエアは簡単にそれぞれの機関形式に適合
することができるからである。
時に大きな汎用性である。なぜならそれぞれ規格化され
た電気差し込み接続端子を備える、種々異なる形式の内
燃機関を簡単にテスト機器と接続することができ、その
テストソフトウエアは簡単にそれぞれの機関形式に適合
することができるからである。
【００１９】本発明のさらなる構成は従属請求項および
以下の図面を参照した説明から明かである。
以下の図面を参照した説明から明かである。
【００２０】図面には、概略図で自動車２が示してあ
る。この自動車２内には、電子的なエンジンないし機関
制御装置４と、自動車２内の電気的なかつ電子的な全て
の構成要素を電気的に接続するためのケーブルないしワ
イヤーハーネス８とが配置されている。図示の実施例で
は、エンジン制御装置４は車両上部構造における組付け
箇所に位置している。この組付け箇所は内燃機関から分
離されている。なぜならば、こうして、温度・環境影響
に対して、極めて手間のかからない遮蔽が必要となるか
らである。さらに、原理図には、自動車内に組み付ける
前の内燃機関６が示してある。この内燃機関６には組付
け後に機能検査が施される。内燃機関６に固く組み付け
られた電気的な対応ないし対抗コネクタ１４は、自動車
２内への内燃機関６の組み付けられた状態でケーブルハ
ーネス８の、相応に対応コネクタ１４に対応する第２の
電気的な差込み接続体ないしコネクタ端子１２に接続す
ることができ、これによって、電気的にエンジン制御装
置４と自動車２の別の構成要素とに接続されている。エ
ンジン制御装置４もケーブルハーネス８の第１の中央の
電気的な第１の差込み接続体ないしコネクタ端子１０を
介してケーブルハーネス８に接続されていて、これによ
って、内燃機関６と自動車２の別の構成要素とのための
電気的な接続部を有している。
る。この自動車２内には、電子的なエンジンないし機関
制御装置４と、自動車２内の電気的なかつ電子的な全て
の構成要素を電気的に接続するためのケーブルないしワ
イヤーハーネス８とが配置されている。図示の実施例で
は、エンジン制御装置４は車両上部構造における組付け
箇所に位置している。この組付け箇所は内燃機関から分
離されている。なぜならば、こうして、温度・環境影響
に対して、極めて手間のかからない遮蔽が必要となるか
らである。さらに、原理図には、自動車内に組み付ける
前の内燃機関６が示してある。この内燃機関６には組付
け後に機能検査が施される。内燃機関６に固く組み付け
られた電気的な対応ないし対抗コネクタ１４は、自動車
２内への内燃機関６の組み付けられた状態でケーブルハ
ーネス８の、相応に対応コネクタ１４に対応する第２の
電気的な差込み接続体ないしコネクタ端子１２に接続す
ることができ、これによって、電気的にエンジン制御装
置４と自動車２の別の構成要素とに接続されている。エ
ンジン制御装置４もケーブルハーネス８の第１の中央の
電気的な第１の差込み接続体ないしコネクタ端子１０を
介してケーブルハーネス８に接続されていて、これによ
って、内燃機関６と自動車２の別の構成要素とのための
電気的な接続部を有している。
【００２１】さらに、図面から接続区分ないし部分１６
を知ることができる。この接続区分１６は対応コネクタ
１４に開口していて、内燃機関６にまで延びる接続線路
１８によって内燃機関６の電気的な構成要素を接続区分
１６と、対応コネクタ１４と、ケーブルハーネス８とを
介してエンジン制御装置４に接続している。単純なかつ
規格化された構造には、対応コネクタ１４と、接続区分
１６と、接続線路１８とが一体に形成されており、かつ
対応コネクタ１４が、内燃機関６における規定された組
付け箇所に固く組み付けられていることが著しく貢献し
ている。対応コネクタ１４は、たとえばプラスチックか
ら成っていてよく、射出成形法で製作することができ
る。接続区分１６は、主として、接続線路１８のための
機械的な保護手段、たとえば屈曲保護手段および／また
は引張り負荷軽減手段として働く。
を知ることができる。この接続区分１６は対応コネクタ
１４に開口していて、内燃機関６にまで延びる接続線路
１８によって内燃機関６の電気的な構成要素を接続区分
１６と、対応コネクタ１４と、ケーブルハーネス８とを
介してエンジン制御装置４に接続している。単純なかつ
規格化された構造には、対応コネクタ１４と、接続区分
１６と、接続線路１８とが一体に形成されており、かつ
対応コネクタ１４が、内燃機関６における規定された組
付け箇所に固く組み付けられていることが著しく貢献し
ている。対応コネクタ１４は、たとえばプラスチックか
ら成っていてよく、射出成形法で製作することができ
る。接続区分１６は、主として、接続線路１８のための
機械的な保護手段、たとえば屈曲保護手段および／また
は引張り負荷軽減手段として働く。
【００２２】第１の電気的な差込み接続体１０と第２の
電気的な差込み接続体１２との間のケーブルハーネス８
の区分は可能な限り短く形成されている。これによっ
て、電磁的な互換性（ＥＭＶ）のために必要となる遮蔽
手段は、極めて手間をかけて。ケーブルハーネス８は一
般的に車両固有の構成部分である。この構成部分は、あ
らゆる車両タイプのために種々異なる形式で形成するこ
とができる。ただ１つの車両タイプの、種々異なる装備
変化形のためにも、ケーブルハーネスは典型的に個々に
形成されている。しかし、この場合、第１の差込み接続
体と第２の差込み接続体とは常に同一に形成されてい
て、有利には規格部分として形成されている。こうし
て、エンジン制御装置の簡単な交換可能性と、特に内燃
機関の、自動化可能な機能検査可能性とが、内燃機関の
組付け後に、対応コネクタに対応する、テスト装置（図
示せず）の第３の差込み接続体（図示せず）によって可
能となる。
電気的な差込み接続体１２との間のケーブルハーネス８
の区分は可能な限り短く形成されている。これによっ
て、電磁的な互換性（ＥＭＶ）のために必要となる遮蔽
手段は、極めて手間をかけて。ケーブルハーネス８は一
般的に車両固有の構成部分である。この構成部分は、あ
らゆる車両タイプのために種々異なる形式で形成するこ
とができる。ただ１つの車両タイプの、種々異なる装備
変化形のためにも、ケーブルハーネスは典型的に個々に
形成されている。しかし、この場合、第１の差込み接続
体と第２の差込み接続体とは常に同一に形成されてい
て、有利には規格部分として形成されている。こうし
て、エンジン制御装置の簡単な交換可能性と、特に内燃
機関の、自動化可能な機能検査可能性とが、内燃機関の
組付け後に、対応コネクタに対応する、テスト装置（図
示せず）の第３の差込み接続体（図示せず）によって可
能となる。
【００２３】自動車内への内燃機関の組付け後のかつ組
付け前の内燃機関の機能検査は、規格化された対応コネ
クタと、この対応コネクタに適合する第３の差込み接続
体と、組付けベルトの端部に設けられたテスト装置のた
めの接続線路とによって簡単に行うことができる。機能
検査の間、内燃機関の可能な多数の運転状態が、テスト
装置で経過するプログラムによって行われ得る。このプ
ログラムは、種々異なるエンジンタイプに簡単に適合す
ることができる。機能検査の結果は記録することがで
き、後続のチェック、統計学的な評価およびテスト経過
の証明のためにファイルすることができる。テスト結果
に基づき、組付けベルトの終了時にすでに、自動車への
組付けのために設けられた内燃機関に故障がないかまた
は内燃機関が後加工または場合によっては完全な解体の
ために選別されなければならないかを直接判断すること
ができる。このテスト・選別方法は、完全に自動化され
たシーケンスで簡単に実行することができる。
付け前の内燃機関の機能検査は、規格化された対応コネ
クタと、この対応コネクタに適合する第３の差込み接続
体と、組付けベルトの端部に設けられたテスト装置のた
めの接続線路とによって簡単に行うことができる。機能
検査の間、内燃機関の可能な多数の運転状態が、テスト
装置で経過するプログラムによって行われ得る。このプ
ログラムは、種々異なるエンジンタイプに簡単に適合す
ることができる。機能検査の結果は記録することがで
き、後続のチェック、統計学的な評価およびテスト経過
の証明のためにファイルすることができる。テスト結果
に基づき、組付けベルトの終了時にすでに、自動車への
組付けのために設けられた内燃機関に故障がないかまた
は内燃機関が後加工または場合によっては完全な解体の
ために選別されなければならないかを直接判断すること
ができる。このテスト・選別方法は、完全に自動化され
たシーケンスで簡単に実行することができる。
【図１】自動車用のワイヤーハーネスを備えた電気的な
接続構造体の概略図である。
接続構造体の概略図である。
２ 自動車、 ４ 機関制御装置、 ６ 内燃機関、
８ ワイヤーハーネス、 １０ 第１の中央の電気的な
コネクタ端子、 １２ 第２の中央の電気的な対抗コネ
クタ
８ ワイヤーハーネス、 １０ 第１の中央の電気的な
コネクタ端子、 １２ 第２の中央の電気的な対抗コネ
クタ
フロントページの続き (72)発明者 パウル ヴィリアム グートリー ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク−グ ラス ブルンシュトラーセ 18 Ｆターム(参考） 2G014 AA01 AB38 AB60 AC08 2G087 AA30 BB40 CC40 DD20 EE02 EE04 EE10 FF40
Claims (8)
- 【請求項１】 自動車（２）にマウントされている電気
的なワイヤーハーネス（８）を用いて自動車の電気的お
よび電子的な構成要素を電気的に接続するための電気的
な接続構造体であって、該ワイヤーハーネス（８）は次
のように構成されている：第１の中央の電気的なコネク
タ端子（１０）を備えており、該コネクタ端子はワイヤ
ーハーネス（８）を中央の電子的な機関制御装置（４）
に接続するためのものであり、該機関制御装置は内燃機
関（６）とは別個に車体にマウントされておりかつ第２
の中央の電気的なコネクタ端子（１２）を備えており、
該コネクタ端子はワイヤーハーネス（８）を内燃機関
（６）のこれに対応している対抗コネクタ（１４）に接
続するためのものである電気的な接続構造体。 - 【請求項２】 ワイヤーハーネス（８）は自動車特有の
デザインを有している請求項１記載の電気的な接続構造
体。 - 【請求項３】 中央の電子的な機関制御装置（４）は温
度および環境の影響から保護されている組み込み場所で
車体にマウンドされている請求項１または２記載の電気
的な接続構造体。 - 【請求項４】 内燃機関（６）の中央の対抗コネクタ
（１４）は規格部品である請求項１から３までのいずれ
か１項記載の電気的な接続構造体。 - 【請求項５】 内燃機関（６）の中央の対抗コネクタ
（１４）は標準化された組み込み場所に位置決めされて
いる請求項４記載の電気的な接続構造体。 - 【請求項６】 ワイヤーハーネス（８）の接続部分は内
燃機関の第２の中央の電気的なコネクタ端子（１２）と
第１の中央の電気的なコネクタ端子（１０）との間で、
ワイヤーハーネス（８）を中央の電子的な機関制御装置
（４）に接続するために車両固有の最小長を有している
請求項１から５までのいずれか１項記載の電気的な接続
構造体。 - 【請求項７】 自動車（２）に組み込むように設定され
ている内燃機関（６）の機能を該内燃機関のマウント直
後および自動車（２）に組み込む前に検査するための方
法であって、内燃機関（６）は規格化された対抗コネク
タ（１４）を有しており、該対抗コネクタは車両固有の
ワイヤーハーネス（８）の該対抗コネクタに対応してい
る中央のコネクタ端子（１２）に電気的に接続するため
のものであるという形式の内燃機関の機能を検査するた
めの方法において、該方法は少なくとも次のステップか
ら成っている：内燃機関（６）の中央の対抗コネクタ
（１４）とテスト装置との間の電気的な接続を形成し、
内燃機関（６）の作動状態および機能検査を前記テスト
装置を用いてシミュレーションし、機能検査の結果をプ
ロトコル化し、内燃機関（６）にエラーが存在していな
いことを決定し、かつエラーありと判定された内燃機関
（６）を自動車（２）に設定されているマウント個所に
搬送する前に選別する内燃機関の機能検査方法。 - 【請求項８】 内燃機関（６）の機能検査を内燃機関
（６）の組み立てラインのベルト端部における全自動化
された方法として組み込んでおく請求項７記載の内燃機
関の機能検査方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE10105366A DE10105366A1 (de) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | Elektrische Verbindungsstruktur im Kraftfahrzeug |
| DE10105366.5 | 2001-02-06 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002357510A true JP2002357510A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=7673049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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