JP2002355990A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法Info
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- JP2002355990A JP2002355990A JP2001165375A JP2001165375A JP2002355990A JP 2002355990 A JP2002355990 A JP 2002355990A JP 2001165375 A JP2001165375 A JP 2001165375A JP 2001165375 A JP2001165375 A JP 2001165375A JP 2002355990 A JP2002355990 A JP 2002355990A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッド内のインク圧を最適な圧力に維持
して、常に高品位の画像を記録することができるインク
ジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供
すること。 【解決手段】 記録ヘッド100内のインク圧を圧力セ
ンサ710により検出し、その検出したインク圧に基づ
いて加圧ポンプ704を制御することにより、記録ヘッ
ド100内のインク圧を画像の記録品位を維持する大き
さに調整する。
して、常に高品位の画像を記録することができるインク
ジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供
すること。 【解決手段】 記録ヘッド100内のインク圧を圧力セ
ンサ710により検出し、その検出したインク圧に基づ
いて加圧ポンプ704を制御することにより、記録ヘッ
ド100内のインク圧を画像の記録品位を維持する大き
さに調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置およびインクジェット記録方法に関するものであ
る。
録装置およびインクジェット記録方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出し、これを被記録媒体上
に付着させて画像形成を行うインクジェット記録方法
は、高速記録が可能であり、また比較的記録品位も高
く、低騒音であるという利点を有している。
に付着させて画像形成を行うインクジェット記録方法
は、高速記録が可能であり、また比較的記録品位も高
く、低騒音であるという利点を有している。
【0003】このようなインクジェット記録方法の記録
装置において用いられる記録ヘッドとしては、例えば、
インクを飛翔インク滴として吐出させるための吐出口
と、この吐出口に連通するインク路と、このインク路の
一部に設けられて、インク路内のインクに吐出のための
エネルギを与えるエネルギ発生手段と、を有する記録ヘ
ッドがある。このような記録ヘッドを用いるインクジェ
ット記録装置は、入力手段から送信された記録情報を一
時的に保持するメモリなどの保持手段を備えており、そ
こに保持された情報に基づいてインクの吐出動作を行っ
て、被記録媒体に記録をする。
装置において用いられる記録ヘッドとしては、例えば、
インクを飛翔インク滴として吐出させるための吐出口
と、この吐出口に連通するインク路と、このインク路の
一部に設けられて、インク路内のインクに吐出のための
エネルギを与えるエネルギ発生手段と、を有する記録ヘ
ッドがある。このような記録ヘッドを用いるインクジェ
ット記録装置は、入力手段から送信された記録情報を一
時的に保持するメモリなどの保持手段を備えており、そ
こに保持された情報に基づいてインクの吐出動作を行っ
て、被記録媒体に記録をする。
【0004】図1は、インクジェット記録ヘッドの1例
を模式的に表したものである。図1に示される記録ヘッ
ド100には複数の吐出口101が形成されており、そ
の吐出口101には、液路102を通じて液室103か
らインクが供給される。一般に、1つの記録ヘッドには
液室103が1つ形成されており、その液室103は、
1つの記録ヘッド内の全ての吐出口101に対して共通
に使用される。液路102内には、図示しないエネルギ
発生手段が備えられる。また、インクの供給はインク供
給口104から行われる。
を模式的に表したものである。図1に示される記録ヘッ
ド100には複数の吐出口101が形成されており、そ
の吐出口101には、液路102を通じて液室103か
らインクが供給される。一般に、1つの記録ヘッドには
液室103が1つ形成されており、その液室103は、
1つの記録ヘッド内の全ての吐出口101に対して共通
に使用される。液路102内には、図示しないエネルギ
発生手段が備えられる。また、インクの供給はインク供
給口104から行われる。
【0005】図2(a)〜(e)は、記録ヘッド100
の液路102の拡大図であり、吐出方法の1例を模式的
に示す。この記録ヘッド100は、インクを吐出するた
めに利用されるエネルギを発生させる手段として、通電
に応じてインクに膜沸騰を生じさせるための熱エネルギ
を発生する電気熱変換素子などの発熱素子(以下、「ヒ
ータ」という)203を有する。そのヒータ203の上
方の熱作用部は液路102に面しており、インク202
に熱エネルギを作用させる。
の液路102の拡大図であり、吐出方法の1例を模式的
に示す。この記録ヘッド100は、インクを吐出するた
めに利用されるエネルギを発生させる手段として、通電
に応じてインクに膜沸騰を生じさせるための熱エネルギ
を発生する電気熱変換素子などの発熱素子(以下、「ヒ
ータ」という)203を有する。そのヒータ203の上
方の熱作用部は液路102に面しており、インク202
に熱エネルギを作用させる。
【0006】図2(a)は発泡前の初期状態を示し、液
路内がインク202で満たされている。インク202が
形成する液面204は、記録ヘッド内のインク圧と外気
圧との差のために液路側に窪んだ形状になっている。ヒ
ータ203に瞬間的に電流を流して、その熱作用部近傍
のインク202を急激に加熱すると、所謂膜沸騰による
気泡(バブル)205がヒータ203上に発生し、急激
に膨張を始める(図2(b))。さらに、バブル205
は膨張を続け、インク202は吐出口201から押し出
される(図2(c))。膜沸騰が収束してバブル205
が縮小すると、吐出口201よリ前方に押し出されたイ
ンク202は、表面張力により液面204から分離され
る(図2(d))。インク202は、バブル205の膨
張によって与えられた運動量のため前方へ移動を続け、
ついには独立のインク滴206となって、被記録媒体に
向かって飛翔する。バブル205が完全に消滅した後、
毛細管現象によってインク202が液室よリ供給され
て、初期状態に戻る(図2(e))。
路内がインク202で満たされている。インク202が
形成する液面204は、記録ヘッド内のインク圧と外気
圧との差のために液路側に窪んだ形状になっている。ヒ
ータ203に瞬間的に電流を流して、その熱作用部近傍
のインク202を急激に加熱すると、所謂膜沸騰による
気泡(バブル)205がヒータ203上に発生し、急激
に膨張を始める(図2(b))。さらに、バブル205
は膨張を続け、インク202は吐出口201から押し出
される(図2(c))。膜沸騰が収束してバブル205
が縮小すると、吐出口201よリ前方に押し出されたイ
ンク202は、表面張力により液面204から分離され
る(図2(d))。インク202は、バブル205の膨
張によって与えられた運動量のため前方へ移動を続け、
ついには独立のインク滴206となって、被記録媒体に
向かって飛翔する。バブル205が完全に消滅した後、
毛細管現象によってインク202が液室よリ供給され
て、初期状態に戻る(図2(e))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の吐出方法では、1つの記録ヘッド中において、
全吐出口数と同時にインクを吐出する吐出口数との比
(以下、「記録デューティー(Duty)」または単に
「デューティー」ともいう)が高い場合には、液室内のイ
ンクが同時に多く消費されるため、液室へのインク供給
が間に合わず、記録ヘッド内のインク圧が低下するおそ
れがある。
た従来の吐出方法では、1つの記録ヘッド中において、
全吐出口数と同時にインクを吐出する吐出口数との比
(以下、「記録デューティー(Duty)」または単に
「デューティー」ともいう)が高い場合には、液室内のイ
ンクが同時に多く消費されるため、液室へのインク供給
が間に合わず、記録ヘッド内のインク圧が低下するおそ
れがある。
【0008】通常、毛細管現象によって液室から吐出口
ヘインクが供給され、これにより負圧が生じて、液室に
インクが供給される。しかし、同時に吐出するインク量
が多いと、平衡状態であった流路内のインクが粘性によ
り移動を妨げられ、安定した流動状態となるまで、液室
へのインク供給量が吐出量と比較して少なくなるという
状態が発生する。これにより、記録ヘッドのインク流路
内で、インク圧が低下するという現象が発生するのであ
る。
ヘインクが供給され、これにより負圧が生じて、液室に
インクが供給される。しかし、同時に吐出するインク量
が多いと、平衡状態であった流路内のインクが粘性によ
り移動を妨げられ、安定した流動状態となるまで、液室
へのインク供給量が吐出量と比較して少なくなるという
状態が発生する。これにより、記録ヘッドのインク流路
内で、インク圧が低下するという現象が発生するのであ
る。
【0009】図3(a)〜(e)は、前述した図1およ
び図2の記録ヘッド100を使用して、デューティーの
高い記録を行った場合において、記録ヘッド内のインク
圧が低下したときのインク吐出プロセスを模式的に示し
ている。記録ヘッド内のインク圧が低下したときの液面
204は、インク供給が通常通り行われたときの記録に
最適な液面に比べて、液路側への窪み量が大きくなる
(図3(a))。この状態でヒータ203に通電してイ
ンク吐出を行った場合、前述した図2(b)の場合と同
様に、バブル205が発生して急激に膨張する(図3
(b))。しかしながら、液面204が吐出方向に対し
て後退していて、ヒータ203よリも前方(図3中の右
方)のインクが少ない、あるいは存在しないため、バブ
ル205と外気とが連通してしまう(図3(c))。そ
の後、バブル205の収縮が始まっても吐出口101よ
り前方にインク202が押し出されないため、飛脚イン
ク滴が生成されない(図3(d))。これにより生じた
空隙には後方のインク302の表面張力と、液路を形成
する部材の濡れ性とによって、インク202が吐出口1
01の方向に供給される(図3(e))。
び図2の記録ヘッド100を使用して、デューティーの
高い記録を行った場合において、記録ヘッド内のインク
圧が低下したときのインク吐出プロセスを模式的に示し
ている。記録ヘッド内のインク圧が低下したときの液面
204は、インク供給が通常通り行われたときの記録に
最適な液面に比べて、液路側への窪み量が大きくなる
(図3(a))。この状態でヒータ203に通電してイ
ンク吐出を行った場合、前述した図2(b)の場合と同
様に、バブル205が発生して急激に膨張する(図3
(b))。しかしながら、液面204が吐出方向に対し
て後退していて、ヒータ203よリも前方(図3中の右
方)のインクが少ない、あるいは存在しないため、バブ
ル205と外気とが連通してしまう(図3(c))。そ
の後、バブル205の収縮が始まっても吐出口101よ
り前方にインク202が押し出されないため、飛脚イン
ク滴が生成されない(図3(d))。これにより生じた
空隙には後方のインク302の表面張力と、液路を形成
する部材の濡れ性とによって、インク202が吐出口1
01の方向に供給される(図3(e))。
【0010】このように、記録ヘッド内のインク圧が記
録に最適な値よりも低下した場合には、インク吐出のた
めにヒータ203に通電してもインク滴が吐出されな
い、所謂不吐出の状態となる。また、このような不吐出
とならない程度の液面204の後退であっても、バブル
205より前方のインク量が少ない場合には、飛糊する
インク滴の量も小さくなり、記録品位の低下を招くおそ
れがある。
録に最適な値よりも低下した場合には、インク吐出のた
めにヒータ203に通電してもインク滴が吐出されな
い、所謂不吐出の状態となる。また、このような不吐出
とならない程度の液面204の後退であっても、バブル
205より前方のインク量が少ない場合には、飛糊する
インク滴の量も小さくなり、記録品位の低下を招くおそ
れがある。
【0011】図4は、記録時における記録ヘッドの液路
内部のインク圧と時間との関係の説明図である。
内部のインク圧と時間との関係の説明図である。
【0012】非記録時における液路内のインク圧は、図
4中の状態であり、記録に最も適した液面形状となっ
ている。ここで、記録ヘッドのほとんどの吐出口から同
時に吐出するようなデューティーの高い記録を連続して
行った場合、インクの吐出により液路内のインクが流動
状態になっても、静止状態であった液室内のインクは粘
性により流動が妨げられるためにインク供給が遅れ、記
録ヘッド内のインク圧が低下する(図4)。そのまま
高デューティーの記録を継続すると、液室内のインクも
流動状態となって、安定したインク供給が行われるよう
になるため、記録ヘッド内のインク圧の低下の度合いは
ある程度収束する(図4)。しかし、インク消費量は
引き続き多いため、記録に最適なインク圧にまでは回復
しない。高デューティーの記録により記録ヘッド内のイ
ンク圧が低下した状態では、吐出口におけるインク液面
は後退し、不吐出、或いは飛翔インク満の少量化が発生
する。記録が終了した後には、インクの供給により再び
記録ヘッド内のインク圧が回復し、初期の状態に復帰す
る(図4)。
4中の状態であり、記録に最も適した液面形状となっ
ている。ここで、記録ヘッドのほとんどの吐出口から同
時に吐出するようなデューティーの高い記録を連続して
行った場合、インクの吐出により液路内のインクが流動
状態になっても、静止状態であった液室内のインクは粘
性により流動が妨げられるためにインク供給が遅れ、記
録ヘッド内のインク圧が低下する(図4)。そのまま
高デューティーの記録を継続すると、液室内のインクも
流動状態となって、安定したインク供給が行われるよう
になるため、記録ヘッド内のインク圧の低下の度合いは
ある程度収束する(図4)。しかし、インク消費量は
引き続き多いため、記録に最適なインク圧にまでは回復
しない。高デューティーの記録により記録ヘッド内のイ
ンク圧が低下した状態では、吐出口におけるインク液面
は後退し、不吐出、或いは飛翔インク満の少量化が発生
する。記録が終了した後には、インクの供給により再び
記録ヘッド内のインク圧が回復し、初期の状態に復帰す
る(図4)。
【0013】図5は、図4の圧力線図と記録位置との関
係の説明図である。100は、記録装置の定位置に固定
的に備えられたインクジェット記録ヘッド、502は長
尺の被記録媒体である。図5は、記録媒体502を矢印
の搬送方向に搬送させつつ、高デューティーの画像(例
えば、ベタ画像)502Aを連続して記録して、記録ヘ
ッド100内のインク圧を計測したものである。記録ヘ
ッド100内インク圧の低下により、不吐出が発生する
と、入力された記録情報と異なる画像が記録され、また
飛翔インク滴の少量化が起こると、記録された画像の均
一性が失われて、記録物の品位が低下するおそれがあ
る。このようなインク圧低下を回避する方法としては、
デューティーの高い記録を行う際に記録速度を遅くし
て、インクの圧力低下を最小限に抑えるという方法もあ
る。しかし、この方法では、インクの圧力低下の度合い
は小さくできるものの、圧力低下は依然として発生し、
またインクジェット記録装置の利点の1つである高速記
録が損なわれてしまう。
係の説明図である。100は、記録装置の定位置に固定
的に備えられたインクジェット記録ヘッド、502は長
尺の被記録媒体である。図5は、記録媒体502を矢印
の搬送方向に搬送させつつ、高デューティーの画像(例
えば、ベタ画像)502Aを連続して記録して、記録ヘ
ッド100内のインク圧を計測したものである。記録ヘ
ッド100内インク圧の低下により、不吐出が発生する
と、入力された記録情報と異なる画像が記録され、また
飛翔インク滴の少量化が起こると、記録された画像の均
一性が失われて、記録物の品位が低下するおそれがあ
る。このようなインク圧低下を回避する方法としては、
デューティーの高い記録を行う際に記録速度を遅くし
て、インクの圧力低下を最小限に抑えるという方法もあ
る。しかし、この方法では、インクの圧力低下の度合い
は小さくできるものの、圧力低下は依然として発生し、
またインクジェット記録装置の利点の1つである高速記
録が損なわれてしまう。
【0014】本発明の目的は、記録ヘッド内のインク圧
を最適な圧力に維持して、常に高品位の画像を記録する
ことができるインクジェット記録装置およびインクジェ
ット記録方法を提供することにある。
を最適な圧力に維持して、常に高品位の画像を記録する
ことができるインクジェット記録装置およびインクジェ
ット記録方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、
被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置におい
て、前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を
維持する大きさに調整するインク圧調整手段を備えたこ
とを特徴とする。
記録装置は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、
被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置におい
て、前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を
維持する大きさに調整するインク圧調整手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0016】本発明のインクジェット記録方法は、イン
クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒体に記録
を行うインクジェット記録方法において、記録動作中
に、前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を
維持する大きさに調整することを特徴とする。
クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒体に記録
を行うインクジェット記録方法において、記録動作中
に、前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を
維持する大きさに調整することを特徴とする。
【0017】また、本発明のインクジェット記録装置
は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒
体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記
記録ヘッド内のインク圧を検出する検出手段と、前記記
録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を維持する大
きさに調整するインク圧調整手段を備えたことを特徴と
する。
は、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒
体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記
記録ヘッド内のインク圧を検出する検出手段と、前記記
録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を維持する大
きさに調整するインク圧調整手段を備えたことを特徴と
する。
【0018】本発明によれば、例えば、画像の記録情報
から記録ヘッド内のインク圧の低下が予測された場合、
または記録ヘッド内のインク圧の検知手段により記録ヘ
ッド内のインク圧の低下が検知された場合に、ポンプに
よるインクの加圧あるいは記録ヘッド内のインク液室を
変形させることにより、記録ヘッド内のインク圧を常に
一定に保る。これにより、記録速度を変化させることな
く、常に高い記録品位を維持する。
から記録ヘッド内のインク圧の低下が予測された場合、
または記録ヘッド内のインク圧の検知手段により記録ヘ
ッド内のインク圧の低下が検知された場合に、ポンプに
よるインクの加圧あるいは記録ヘッド内のインク液室を
変形させることにより、記録ヘッド内のインク圧を常に
一定に保る。これにより、記録速度を変化させることな
く、常に高い記録品位を維持する。
【0019】また、例えば、記録ヘッドから同時に吐出
されるインク量が多くて、記録ヘッド内のインク圧が一
時的に低下する場合にも、次のインク吐出のときまでに
インク液室内のインクを加圧することにより、インクの
吐出量に応じてインクを安定供給して、記録ヘッド内の
インク圧の変動を最小限に抑える。
されるインク量が多くて、記録ヘッド内のインク圧が一
時的に低下する場合にも、次のインク吐出のときまでに
インク液室内のインクを加圧することにより、インクの
吐出量に応じてインクを安定供給して、記録ヘッド内の
インク圧の変動を最小限に抑える。
【0020】また、例えば、記録動作中に記録デューテ
ィーか低くなったり、あるいは検知した記録ヘッド内の
インク圧が回復した場合には、インクの加圧を中断する
ことにより、インク圧が高くなり過ぎることを回避す
る。
ィーか低くなったり、あるいは検知した記録ヘッド内の
インク圧が回復した場合には、インクの加圧を中断する
ことにより、インク圧が高くなり過ぎることを回避す
る。
【0021】このように、記録デューティーの高低、あ
るいは記録ヘッド内のインク圧の検出結果に応じて、イ
ンクを加圧することにより、記録ヘッド内のインク圧を
常に吐出に最適な大きさに維持することができ、また記
録デューティーが高い画像を記録する際にも、記録速度
を変更せずに高速記録を行うことが可能となる。
るいは記録ヘッド内のインク圧の検出結果に応じて、イ
ンクを加圧することにより、記録ヘッド内のインク圧を
常に吐出に最適な大きさに維持することができ、また記
録デューティーが高い画像を記録する際にも、記録速度
を変更せずに高速記録を行うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について詳細に説明する。
実施形態について詳細に説明する。
【0023】(第1の実施形態)図6は、本発明を適用
可能なインクジェット記録装置の概略構成図である。
可能なインクジェット記録装置の概略構成図である。
【0024】インクジェット記録装置601は、カラー
画像の記録を行う4色分のインクジェット記録ヘッド1
00を備える。本例の記録ヘッド100は、前述した図
1および図2と同様に構成されており、インクを吐出す
るために利用されるエネルギを発生させる手段として、
通電に応じてインクに膜沸騰を生じさせるための熱エネ
ルギを発生する電気熱変換素子などのヒータ203を有
する。また、記録装置601は、入力手段であるホスト
コンピュ一夕から送られてくる各色毎の記録情報を保持
するために、後述する画像一時記憶メモリー(以下、
「VRAM」という)をも備える。また、記録装置601
は、後述するように、記録ヘッド100、および被記録
媒体603の搬送手段におけるモータなどを制御する不
図示の制御手段が備えられている。本例の記録ヘッド1
00は、記録装置601によって記録が可能な被記録媒
体603の最大幅に対応した長さを有する、いわゆるフ
ルラインタイプの記録ヘッドとして構成されている。本
例の被記録媒体603は、連続したロールタイプの長尺
紙であり、記録ヘッド100のインク吐出方向(図6中
の下方)に対して垂直の矢印方向(図6中の左方)に搬
送される。
画像の記録を行う4色分のインクジェット記録ヘッド1
00を備える。本例の記録ヘッド100は、前述した図
1および図2と同様に構成されており、インクを吐出す
るために利用されるエネルギを発生させる手段として、
通電に応じてインクに膜沸騰を生じさせるための熱エネ
ルギを発生する電気熱変換素子などのヒータ203を有
する。また、記録装置601は、入力手段であるホスト
コンピュ一夕から送られてくる各色毎の記録情報を保持
するために、後述する画像一時記憶メモリー(以下、
「VRAM」という)をも備える。また、記録装置601
は、後述するように、記録ヘッド100、および被記録
媒体603の搬送手段におけるモータなどを制御する不
図示の制御手段が備えられている。本例の記録ヘッド1
00は、記録装置601によって記録が可能な被記録媒
体603の最大幅に対応した長さを有する、いわゆるフ
ルラインタイプの記録ヘッドとして構成されている。本
例の被記録媒体603は、連続したロールタイプの長尺
紙であり、記録ヘッド100のインク吐出方向(図6中
の下方)に対して垂直の矢印方向(図6中の左方)に搬
送される。
【0025】インクカートリッジ装着部604には4色
分のインクカートリッジ605が装着される。インクカ
ートリッジ605に封入されているインクは、不図示の
ポンプにより不図示のサブタンクに一時的に蓄えられて
から、そのサブタンクより記録ヘッド100に供給され
る。インクジェット記録装置601は、後述するよう
に、入力手段としてのホストコンピュータからVRAM
への記録情報の転送が終了した時点から、被記録媒体6
03を連続的に搬送させ、かつ記録ヘッド100からイ
ンクを吐出させることによって、記録を開始する。その
際、図示しない用紙検知手段が記録位置を検知すること
により、所望の位置に記録を行うことができる。本例に
おける記録装置601では、記録可能な最大幅に対応し
た長さを有するフルラインタイプの記録ヘッド100を
使用しているため、長尺の被記録媒体603における幅
方向両側の余白を除いた記録幅に対して、記録ヘッド1
00からの1度のインク吐出によって記録を行うことが
できる。以下、この1度のインク吐出によって記録でき
る幅をラインという。
分のインクカートリッジ605が装着される。インクカ
ートリッジ605に封入されているインクは、不図示の
ポンプにより不図示のサブタンクに一時的に蓄えられて
から、そのサブタンクより記録ヘッド100に供給され
る。インクジェット記録装置601は、後述するよう
に、入力手段としてのホストコンピュータからVRAM
への記録情報の転送が終了した時点から、被記録媒体6
03を連続的に搬送させ、かつ記録ヘッド100からイ
ンクを吐出させることによって、記録を開始する。その
際、図示しない用紙検知手段が記録位置を検知すること
により、所望の位置に記録を行うことができる。本例に
おける記録装置601では、記録可能な最大幅に対応し
た長さを有するフルラインタイプの記録ヘッド100を
使用しているため、長尺の被記録媒体603における幅
方向両側の余白を除いた記録幅に対して、記録ヘッド1
00からの1度のインク吐出によって記録を行うことが
できる。以下、この1度のインク吐出によって記録でき
る幅をラインという。
【0026】図7は、本例のインクジェット記録装置6
01における1色分のインク流路の概略構成図である。
ブラックのインクの他、シアン、マゼンタ、イエロー等
のインクを組み合わせてカラー記録を行うためには、同
様のインク流路をインク色数分備える必要がある。
01における1色分のインク流路の概略構成図である。
ブラックのインクの他、シアン、マゼンタ、イエロー等
のインクを組み合わせてカラー記録を行うためには、同
様のインク流路をインク色数分備える必要がある。
【0027】605は図6に示したインクカートリッジ
であり、その内部に記録用のインクが収容されている。
そのインクは、吸引ポンプ702によって発生された負
圧により、インクカートリッジ605から吸い出され、
そしてチューブ701を通ってサブタンク703に一時
的に蓄えられる。サブタンク703内のインク量は、イ
ンク量検知手段としての液面センサ708を用いて監視
され、インクの消費に応じてサブタンク703内のイン
ク量が減少した場合に、吸引ポンプ702によリインク
カートリッジ605内からインクが補充される。100
は前述したインクジェット記録ヘッドであり、サブタン
ク708から記録ヘッド100へのインク供給は、記録
ヘッド100のノズルから吐出されるインクによって生
じる負圧、あるいは加圧ポンプ704によって行われ
る。また、加圧ポンプ704によりインクを加圧して、
画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッド100のノ
ズルから強制的に排出させることによって、ノズルの目
詰まり等の不吐出原因を取り除いて記録状態を良好な状
態に保つ、いわゆる吐出回復動作を行う場合もある。そ
の際は、ノズルから排出されたインクを桶706内に受
容してから、吸引ポンプ702によってサブタンク70
3に戻す。また、加圧ポンプ704は、後述するよう
に、記録ヘッド100内のインク圧を調整するためにも
用いられる。707は、記録ヘッド100に供給される
インク中のゴミを取り除くフィルターであり、また70
9は弁である。
であり、その内部に記録用のインクが収容されている。
そのインクは、吸引ポンプ702によって発生された負
圧により、インクカートリッジ605から吸い出され、
そしてチューブ701を通ってサブタンク703に一時
的に蓄えられる。サブタンク703内のインク量は、イ
ンク量検知手段としての液面センサ708を用いて監視
され、インクの消費に応じてサブタンク703内のイン
ク量が減少した場合に、吸引ポンプ702によリインク
カートリッジ605内からインクが補充される。100
は前述したインクジェット記録ヘッドであり、サブタン
ク708から記録ヘッド100へのインク供給は、記録
ヘッド100のノズルから吐出されるインクによって生
じる負圧、あるいは加圧ポンプ704によって行われ
る。また、加圧ポンプ704によりインクを加圧して、
画像の記録に寄与しないインクを記録ヘッド100のノ
ズルから強制的に排出させることによって、ノズルの目
詰まり等の不吐出原因を取り除いて記録状態を良好な状
態に保つ、いわゆる吐出回復動作を行う場合もある。そ
の際は、ノズルから排出されたインクを桶706内に受
容してから、吸引ポンプ702によってサブタンク70
3に戻す。また、加圧ポンプ704は、後述するよう
に、記録ヘッド100内のインク圧を調整するためにも
用いられる。707は、記録ヘッド100に供給される
インク中のゴミを取り除くフィルターであり、また70
9は弁である。
【0028】インクジェット記録ヘッド100には、図
1と同様に、液室103、ノズルを構成する吐出口10
1、インク供給口104、液路102が形成されてお
り、それらのいずれかにインク圧検知手段としての圧力
センサ710(図8参照、例えば、ピエゾ素子)が備え
られている。
1と同様に、液室103、ノズルを構成する吐出口10
1、インク供給口104、液路102が形成されてお
り、それらのいずれかにインク圧検知手段としての圧力
センサ710(図8参照、例えば、ピエゾ素子)が備え
られている。
【0029】図8は、本例の記録装置における制御系の
概略ブロック構成図である。
概略ブロック構成図である。
【0030】図中インターフェース回路IFUは、ホスト
装置(例えば、コンピュータ)1200から送信される画
像データ(記録情報)と動作コマンドを受け取り、制御
回路CONTに伝達する回路である。インターフェース回路
は主に、データ処理を実行するCPU1107、CPU110
7により実行される後述する手順などのプログラムが格
納されたFLASH ROMのメモリ1109、ワークエリアと
して用いられるRAMのメモリ1108を備える。またホ
スト装置とのデータ送受信のために、パラレルI/F制御
部1104、USB I/F制御部1105、10BASE-T制御
部1106などを備えている。複数の接続形態の中から
ホスト装置1200との接続方法を選択することができ
る。
装置(例えば、コンピュータ)1200から送信される画
像データ(記録情報)と動作コマンドを受け取り、制御
回路CONTに伝達する回路である。インターフェース回路
は主に、データ処理を実行するCPU1107、CPU110
7により実行される後述する手順などのプログラムが格
納されたFLASH ROMのメモリ1109、ワークエリアと
して用いられるRAMのメモリ1108を備える。またホ
スト装置とのデータ送受信のために、パラレルI/F制御
部1104、USB I/F制御部1105、10BASE-T制御
部1106などを備えている。複数の接続形態の中から
ホスト装置1200との接続方法を選択することができ
る。
【0031】制御回路CONTのCPU1100は、本記録装
置の動作の制御処理やデータ処理などを実行する。FLAS
H MEMORYのメモリ1101は、それらの処理手順等の
プログラムが格納され、CPU1100により実行され
る。RAMのメモリ1102は、それらの処理を実行する
ためのワークエリアなどとして使われる。ホスト装置1
200から送信された画像データは、インターフェース
回路IFUを経由して制御回路CONT上のVRAMのメモリ11
03に展開される。記録ヘッド100からのインクの吐
出は、CPU1100がヒータ203(図2参照)の駆動デ
ータ(画像データ)及び駆動制御信号(ヒートパルス信号)
をヘッドドライバ100Aに供給することにより行われ
る。CPU1100は、被記録媒体を搬送するための搬送
モータ110を、モータドライバ110Aを介して制御
する。さらにCPU1100は、液面センサ708と圧力
センサ710の検出信号に基づいて吸引ポンプ702の
吸引モータ及び加圧ポンプ704の加圧モータを、モー
タドライバ702A、704Aを介して制御する。
置の動作の制御処理やデータ処理などを実行する。FLAS
H MEMORYのメモリ1101は、それらの処理手順等の
プログラムが格納され、CPU1100により実行され
る。RAMのメモリ1102は、それらの処理を実行する
ためのワークエリアなどとして使われる。ホスト装置1
200から送信された画像データは、インターフェース
回路IFUを経由して制御回路CONT上のVRAMのメモリ11
03に展開される。記録ヘッド100からのインクの吐
出は、CPU1100がヒータ203(図2参照)の駆動デ
ータ(画像データ)及び駆動制御信号(ヒートパルス信号)
をヘッドドライバ100Aに供給することにより行われ
る。CPU1100は、被記録媒体を搬送するための搬送
モータ110を、モータドライバ110Aを介して制御
する。さらにCPU1100は、液面センサ708と圧力
センサ710の検出信号に基づいて吸引ポンプ702の
吸引モータ及び加圧ポンプ704の加圧モータを、モー
タドライバ702A、704Aを介して制御する。
【0032】図9のフローチャートを参照して、上述の
記録装置の動作を説明する。
記録装置の動作を説明する。
【0033】まず、ホスト装置から制御回路CONTのCPU
1100が記録開始の命令を受けると(ステップS80
1)、ホスト装置1100から記録装置に画像データ
(記録情報)が転送されたデータを受け、CPU1100
によりその画像データが記録装置に内蔵されたVRAM
1103上に展開される(ステップS802)。画像デ
ータの展開終了後、用紙(被記録媒体)の搬送を開始
し、その用紙が指定した記録位置まで到達した時点で記
録を開始する(ステップS803)。記録動作中は、記
録ヘッド100に備わる圧力センサ710からの信号に
よって得たインク圧を連続的にCPU1100で計測し、
その圧力変化を監視する(ステップS804)。記録動
作中に、記録ヘッド100内のインク圧が記録品位を損
なう程度(多くは、インクの不吐出を発生する程度)に
まで低下したか否かを予めプログラム中に記憶された経
験的に得た基準データに基づいて判定(ステップS80
5)しつつ、ステップ804からステップ806までを
繰り返し、画像データの全ての記録が終了するまで記録
を続行する(ステップS806)。
1100が記録開始の命令を受けると(ステップS80
1)、ホスト装置1100から記録装置に画像データ
(記録情報)が転送されたデータを受け、CPU1100
によりその画像データが記録装置に内蔵されたVRAM
1103上に展開される(ステップS802)。画像デ
ータの展開終了後、用紙(被記録媒体)の搬送を開始
し、その用紙が指定した記録位置まで到達した時点で記
録を開始する(ステップS803)。記録動作中は、記
録ヘッド100に備わる圧力センサ710からの信号に
よって得たインク圧を連続的にCPU1100で計測し、
その圧力変化を監視する(ステップS804)。記録動
作中に、記録ヘッド100内のインク圧が記録品位を損
なう程度(多くは、インクの不吐出を発生する程度)に
まで低下したか否かを予めプログラム中に記憶された経
験的に得た基準データに基づいて判定(ステップS80
5)しつつ、ステップ804からステップ806までを
繰り返し、画像データの全ての記録が終了するまで記録
を続行する(ステップS806)。
【0034】記録動作中に、記録ヘッド100内のイン
ク圧が記録品位を損なう程度にまで低下した場合には、
加圧ポンプ702によりインクを加圧する加圧処理(ス
テップS805)に移行して、CPU1100により記録
ヘッド100内のインク圧を上昇させる制御をする。こ
の時も圧力センサ710からの信号によって記録ヘッド
100内のインク圧を監視しつづけており、そのインク
圧が最適なインク圧にまで回復しないときは、フィード
バック制御により加圧ポンプを動かし、加圧処理(ステ
ップS808)を繰り返す(ステップS809)。この
ように、加圧ポンプ702により、記録ヘッドの液室に
インクを供給して記録ヘッド100内のインク圧の減少
分を補って、記録品位を損なわない程度の正常なインク
圧に回復させる。
ク圧が記録品位を損なう程度にまで低下した場合には、
加圧ポンプ702によりインクを加圧する加圧処理(ス
テップS805)に移行して、CPU1100により記録
ヘッド100内のインク圧を上昇させる制御をする。こ
の時も圧力センサ710からの信号によって記録ヘッド
100内のインク圧を監視しつづけており、そのインク
圧が最適なインク圧にまで回復しないときは、フィード
バック制御により加圧ポンプを動かし、加圧処理(ステ
ップS808)を繰り返す(ステップS809)。この
ように、加圧ポンプ702により、記録ヘッドの液室に
インクを供給して記録ヘッド100内のインク圧の減少
分を補って、記録品位を損なわない程度の正常なインク
圧に回復させる。
【0035】このように、記録動作中に、必要に応じて
加圧ポンプ702を作動させることにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保つ。したがって、高デューティー記録の際
にも記録速度を変更することなく、インク圧を一定に保
って、高品の画像を記録することができる。このような
記録動作は、画像データを全て記録した時点で終了する
(ステップ807)。
加圧ポンプ702を作動させることにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保つ。したがって、高デューティー記録の際
にも記録速度を変更することなく、インク圧を一定に保
って、高品の画像を記録することができる。このような
記録動作は、画像データを全て記録した時点で終了する
(ステップ807)。
【0036】(第2の実施形態)図10は、本発明の第
2の実施例を説明する制御手順を示す。本例の場合、前
述した実施形態における圧力センサ710は備えられて
いない。その他の構成は、前述した図6から図8の実施
形態と同様である。かかる制御手順は図8のメモリ11
01に例えば、記憶されており、CPU1100により読
取られ、手順が実行される。
2の実施例を説明する制御手順を示す。本例の場合、前
述した実施形態における圧力センサ710は備えられて
いない。その他の構成は、前述した図6から図8の実施
形態と同様である。かかる制御手順は図8のメモリ11
01に例えば、記憶されており、CPU1100により読
取られ、手順が実行される。
【0037】まず、ホスト装置からCPU1100が記録
開始の命令を受けると(ステップS901)、ホスト装
置1200から記録情報(画像データ)が転送され、CP
U1100が受け取り、CPU1100によりそれがVRA
M1103上に展開される(ステップS902)。画像
データの展開終了後、記録ヘッド100の吐出制御のた
めに、画像データを1ライン分読込む(ステップS90
3)。そして、その読込んだ1ライン分の画像データか
ら、同時にインクを吐出する吐出口101の数を求め、
その求めた値をプログラムと共に記憶されている全吐出
口101の数のデータで割ることによって、CPU110
0によりその1ラインにおけるデューティーを%単位で
算出して、メモリ1108の所定のエリアに記憶する
(ステップS904)。次に、ステップS905にて、
メモリ1108に記憶されていた前回の1ラインにおけ
るデューティーと、今回の1ラインにおけるデューティ
ーとをCPU1100で比較し、それらの所定値以上に大
きく変化するか否かをCPUで判定する(ステップS90
5)。その判定の結果、それらのデューティーが所定値
以上に大きく変化しないときは、ステップS906にて
記録動作を実行し、一方、それらのデューティーが所定
値以上に大きく変化するときはステップS909に進
む。なお、記録動作の開始時は、前回の1ラインにおけ
るデューティーが存在しないため、ステップS906に
て記録動作を実行する。
開始の命令を受けると(ステップS901)、ホスト装
置1200から記録情報(画像データ)が転送され、CP
U1100が受け取り、CPU1100によりそれがVRA
M1103上に展開される(ステップS902)。画像
データの展開終了後、記録ヘッド100の吐出制御のた
めに、画像データを1ライン分読込む(ステップS90
3)。そして、その読込んだ1ライン分の画像データか
ら、同時にインクを吐出する吐出口101の数を求め、
その求めた値をプログラムと共に記憶されている全吐出
口101の数のデータで割ることによって、CPU110
0によりその1ラインにおけるデューティーを%単位で
算出して、メモリ1108の所定のエリアに記憶する
(ステップS904)。次に、ステップS905にて、
メモリ1108に記憶されていた前回の1ラインにおけ
るデューティーと、今回の1ラインにおけるデューティ
ーとをCPU1100で比較し、それらの所定値以上に大
きく変化するか否かをCPUで判定する(ステップS90
5)。その判定の結果、それらのデューティーが所定値
以上に大きく変化しないときは、ステップS906にて
記録動作を実行し、一方、それらのデューティーが所定
値以上に大きく変化するときはステップS909に進
む。なお、記録動作の開始時は、前回の1ラインにおけ
るデューティーが存在しないため、ステップS906に
て記録動作を実行する。
【0038】ステップS909においては、所定値以上
のデューティーの変化率に応じて、記録ヘッド100内
におけるインク圧の減少の程度を想定し、そのインク圧
が画像の記録品位に悪影響を与える程度にまで減少して
いる場合に、そのインク圧の減少分を補うために必要な
加圧量、つまり加圧ポンプ704による加圧量を決定す
る。その後、ステップS910の加圧処理にてCPUは加
圧ポンプ704を作動させ、ステップS909にて決定
された加圧量分だけ、記録ヘッド100内のインク圧を
加圧してから、ステップS906に進む。
のデューティーの変化率に応じて、記録ヘッド100内
におけるインク圧の減少の程度を想定し、そのインク圧
が画像の記録品位に悪影響を与える程度にまで減少して
いる場合に、そのインク圧の減少分を補うために必要な
加圧量、つまり加圧ポンプ704による加圧量を決定す
る。その後、ステップS910の加圧処理にてCPUは加
圧ポンプ704を作動させ、ステップS909にて決定
された加圧量分だけ、記録ヘッド100内のインク圧を
加圧してから、ステップS906に進む。
【0039】デューティーの大きさと記録ヘッド100
内のインク圧の変化との関係は、様々な環境において測
定することにより、統計的に知ることができる。これに
より、デューティーの変化率に応じてどの程度加圧すれ
ば、記録品位を損なわない記録が行えるかを類推するこ
とができる。その場合、記録ヘッド100内のインク圧
は、類推は可能であるが正確に検知することはできない
ため、過度な加圧により記録ヘッド100のノズルから
インクが押し出されることがないように、加圧量を定め
る必要がある。
内のインク圧の変化との関係は、様々な環境において測
定することにより、統計的に知ることができる。これに
より、デューティーの変化率に応じてどの程度加圧すれ
ば、記録品位を損なわない記録が行えるかを類推するこ
とができる。その場合、記録ヘッド100内のインク圧
は、類推は可能であるが正確に検知することはできない
ため、過度な加圧により記録ヘッド100のノズルから
インクが押し出されることがないように、加圧量を定め
る必要がある。
【0040】このように、記録動作中に、必要に応じて
加圧ポンプ702を作動させることにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保ちつつ、画像データの全ての記録が終了す
るまで記録を続行する(ステップS907)。したがっ
て、高デューティー記録の際にも記録速度を変更するこ
となく、インク圧を一定に保って、高品の画像を記録す
ることができる。このような記録動作は、画像データを
全て記録した時点で終了する(ステップ908)。
加圧ポンプ702を作動させることにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保ちつつ、画像データの全ての記録が終了す
るまで記録を続行する(ステップS907)。したがっ
て、高デューティー記録の際にも記録速度を変更するこ
となく、インク圧を一定に保って、高品の画像を記録す
ることができる。このような記録動作は、画像データを
全て記録した時点で終了する(ステップ908)。
【0041】(第3の実施形態)図11は、本実施形態
における記録ヘッド1000の概略構成を説明するため
の斜視図である。
における記録ヘッド1000の概略構成を説明するため
の斜視図である。
【0042】本例の記録ヘッド1000において、複数
の吐出口1001には、液路1002を通じて液室10
03からインクが供給される。一般に、1つの記録ヘッ
ドに形成される液室1003は1つであり、1つの記録
ヘッド1000における全ての吐出口1001に対して
共通に使用される。また、液路1002内には、吐出口
1001からインクを吐出するための吐出エネルギを発
生する不図示のエネルギ発生手段が備えられている。そ
のエネルギ発生手段としては、例えば、前述した図1の
ものと同様に、通電に応じてインクに膜沸騰を生じさせ
るための熱エネルギを発生する電気熱変換素子などの発
熱素子(以下、「ヒータ」という)を用いることができ
る。液室1003へのインクの供給は、インク供給口1
004から行われる。1005は、電気的に伸縮可能な
ピエゾ素子などの素子であり、液室1003の全周を囲
むように配置されている。
の吐出口1001には、液路1002を通じて液室10
03からインクが供給される。一般に、1つの記録ヘッ
ドに形成される液室1003は1つであり、1つの記録
ヘッド1000における全ての吐出口1001に対して
共通に使用される。また、液路1002内には、吐出口
1001からインクを吐出するための吐出エネルギを発
生する不図示のエネルギ発生手段が備えられている。そ
のエネルギ発生手段としては、例えば、前述した図1の
ものと同様に、通電に応じてインクに膜沸騰を生じさせ
るための熱エネルギを発生する電気熱変換素子などの発
熱素子(以下、「ヒータ」という)を用いることができ
る。液室1003へのインクの供給は、インク供給口1
004から行われる。1005は、電気的に伸縮可能な
ピエゾ素子などの素子であり、液室1003の全周を囲
むように配置されている。
【0043】図12(a),(b)は、記録ヘッド10
00の側面図である。
00の側面図である。
【0044】図12(a)は、素子1005に電圧を印
加していない非印加状態における側面図、図12(b)
は、素子1005に電圧を印加した印加状態における側
面図である。素子1005は、図12(b)のように電
圧が印加されることにより収縮し、その収縮分δだけ液
室1003の容積を減少させる。
加していない非印加状態における側面図、図12(b)
は、素子1005に電圧を印加した印加状態における側
面図である。素子1005は、図12(b)のように電
圧が印加されることにより収縮し、その収縮分δだけ液
室1003の容積を減少させる。
【0045】図13は、本例における記録動作を説明す
るためのフローチャートで、それに対応するプログラム
が図8のメモリ1101に記憶される。本例の場合は、
記録ヘッド内のインク圧を加圧するための手段として、
前述した第1および第2の実施形態における加圧ポンプ
704に代えて素子1005を用いる。また、本例の場
合において、記録ヘッド内のインク圧の加圧量は、前述
した第1の実施形態と同様に圧力センサ710の計測値
に基づいて決定したり、あるいは前述した第2の実施形
態と同様に1ライン分のデューティーに基づいて決定す
ることができる。
るためのフローチャートで、それに対応するプログラム
が図8のメモリ1101に記憶される。本例の場合は、
記録ヘッド内のインク圧を加圧するための手段として、
前述した第1および第2の実施形態における加圧ポンプ
704に代えて素子1005を用いる。また、本例の場
合において、記録ヘッド内のインク圧の加圧量は、前述
した第1の実施形態と同様に圧力センサ710の計測値
に基づいて決定したり、あるいは前述した第2の実施形
態と同様に1ライン分のデューティーに基づいて決定す
ることができる。
【0046】まず、ホスト装置からCPU1100は記録
開始の命令を受けると(ステップS1201)、ホスト
装置1200から記録情報(画像データ)が転送されそ
れを受け取り、CPU1100により記録装置に内蔵され
たVRAM1103上に展開される(ステップS120
2)。画像データの展開終了後、被記録媒体の搬送を開
始し、その被記録媒体が指定した記録位置まで到達した
時点で記録を開始する(ステップS1203)。次のス
テップS1204において、前述した第1の実施形態と
同様に記録ヘッド1000内に圧力センサ710を備え
る場合は、記録動作中に記録ヘッド1000内のインク
圧を計測し続け、また前述した第2の実施形態と同様に
圧力センサ710を備えない場合には、1ライン毎のデ
ューティーを計算して記録ヘッド1000内のインク圧
を類推する。記録動作により、記録ヘッド1000内の
インク圧が記録品位を損なう程度にまで低下(多くは、
インク不吐出を発生させる程度にまで低下)した場合に
は、そのインク圧の低下分を補う加圧処理(ステップS
1208)に移行する。本例の場合は、図12(b)の
ように素子1005に電圧を印加して、液室1003の
容積を減少させることにより、インク圧の低下に起因す
るインクの供給不足を補う。前述した第1の実施形態と
同様に記録ヘッド1000内に圧力センサ710を備え
る場合には、その圧力センサ710を用いて、加圧処理
後における記録ヘッド1000内のインク圧を監視し続
け、その加圧処理後に最適なインク圧に達しない場合に
は、フィードバック制御により、さらに加圧処理を繰り
返して最適なインク圧に回復させることができる(ステ
ップS1209)。
開始の命令を受けると(ステップS1201)、ホスト
装置1200から記録情報(画像データ)が転送されそ
れを受け取り、CPU1100により記録装置に内蔵され
たVRAM1103上に展開される(ステップS120
2)。画像データの展開終了後、被記録媒体の搬送を開
始し、その被記録媒体が指定した記録位置まで到達した
時点で記録を開始する(ステップS1203)。次のス
テップS1204において、前述した第1の実施形態と
同様に記録ヘッド1000内に圧力センサ710を備え
る場合は、記録動作中に記録ヘッド1000内のインク
圧を計測し続け、また前述した第2の実施形態と同様に
圧力センサ710を備えない場合には、1ライン毎のデ
ューティーを計算して記録ヘッド1000内のインク圧
を類推する。記録動作により、記録ヘッド1000内の
インク圧が記録品位を損なう程度にまで低下(多くは、
インク不吐出を発生させる程度にまで低下)した場合に
は、そのインク圧の低下分を補う加圧処理(ステップS
1208)に移行する。本例の場合は、図12(b)の
ように素子1005に電圧を印加して、液室1003の
容積を減少させることにより、インク圧の低下に起因す
るインクの供給不足を補う。前述した第1の実施形態と
同様に記録ヘッド1000内に圧力センサ710を備え
る場合には、その圧力センサ710を用いて、加圧処理
後における記録ヘッド1000内のインク圧を監視し続
け、その加圧処理後に最適なインク圧に達しない場合に
は、フィードバック制御により、さらに加圧処理を繰り
返して最適なインク圧に回復させることができる(ステ
ップS1209)。
【0047】このように、記録動作中に、必要に応じて
素子1005に電圧を印加することにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保ちつつ、画像データの全ての記録が終了す
るまで記録を続行する(ステップS1206)。したが
って、高デューティー記録の際にも記録速度を変更する
ことなく、インク圧を一定に保って、高品の画像を記録
することができる。このような記録動作は、画像データ
を全て記録した時点で終了する(ステップ1207)。
素子1005に電圧を印加することにより、記録ヘッド
100内のインク圧を、記録品位を損なわない程度の正
常な範囲に保ちつつ、画像データの全ての記録が終了す
るまで記録を続行する(ステップS1206)。したが
って、高デューティー記録の際にも記録速度を変更する
ことなく、インク圧を一定に保って、高品の画像を記録
することができる。このような記録動作は、画像データ
を全て記録した時点で終了する(ステップ1207)。
【0048】本例のように、インク圧に応じて液室10
03の容積を変化させる場合、素子1005の物理的な
理由から、ある一定量しか液室1003の容積を変化さ
せることができない。そのため、高デューティーの記録
が連続で行われる場合に、継続して加圧処理を行うこと
ができない。しかし、図5に示したように、インク圧の
変化量が大きいのは高デューティー記録の開始直後であ
り、液路内のインクが流動状態となって、安定してイン
ク供給が行われるようになった場合には、インク圧の変
化量は小さくなる。よって、高デューティー記録の開始
直後に液室1003の容積を変化させて、インクが流動
状態になるまでのインク圧の減少を最小限に抑えること
により、記録品位を維持することが可能となる。
03の容積を変化させる場合、素子1005の物理的な
理由から、ある一定量しか液室1003の容積を変化さ
せることができない。そのため、高デューティーの記録
が連続で行われる場合に、継続して加圧処理を行うこと
ができない。しかし、図5に示したように、インク圧の
変化量が大きいのは高デューティー記録の開始直後であ
り、液路内のインクが流動状態となって、安定してイン
ク供給が行われるようになった場合には、インク圧の変
化量は小さくなる。よって、高デューティー記録の開始
直後に液室1003の容積を変化させて、インクが流動
状態になるまでのインク圧の減少を最小限に抑えること
により、記録品位を維持することが可能となる。
【0049】仮に、液室1003の容積の変化量が十分
に確保できない場合には、記録ヘッドの回復動作に用い
る加圧ポンプ704(図7参照)を利用して、前述した
第2および第2の実施形態と同様の加圧処理をさらに実
施したり、あるいは、素子1005による液室1003
の容積変更と加圧ポンプ704による加圧とを併用する
ことによって、記録品位を維持することができる。
に確保できない場合には、記録ヘッドの回復動作に用い
る加圧ポンプ704(図7参照)を利用して、前述した
第2および第2の実施形態と同様の加圧処理をさらに実
施したり、あるいは、素子1005による液室1003
の容積変更と加圧ポンプ704による加圧とを併用する
ことによって、記録品位を維持することができる。
【0050】また、本例においては、記録ヘッド内のイ
ンク圧を検知する方法として、記録ヘッド内の圧力セン
サによる計測、またはデューティーの計算による予測の
いずれかを利用しているが、インク圧検知の信頼性を高
めるために、それらの両方の検知方法を併用してもよ
い。
ンク圧を検知する方法として、記録ヘッド内の圧力セン
サによる計測、またはデューティーの計算による予測の
いずれかを利用しているが、インク圧検知の信頼性を高
めるために、それらの両方の検知方法を併用してもよ
い。
【0051】(他の実施形態)搬送方向における長さが
短い被記録媒体に対して、連続的に記録をする場合に
は、被記録媒体1枚分の全ラインのデューティーを求
め、その平均値を算出することによって、被記録媒体1
枚毎にインクの加圧量を制御することも可能である。さ
らに、記録ヘッド内のインク圧の検知については、被記
録媒体1枚分の全ラインに対するインク吐出後のインク
圧を計測し、その値によりインクの加圧量を変化させる
ように、被記録媒体1枚毎にインクの加圧量を制御する
ことも可能である。
短い被記録媒体に対して、連続的に記録をする場合に
は、被記録媒体1枚分の全ラインのデューティーを求
め、その平均値を算出することによって、被記録媒体1
枚毎にインクの加圧量を制御することも可能である。さ
らに、記録ヘッド内のインク圧の検知については、被記
録媒体1枚分の全ラインに対するインク吐出後のインク
圧を計測し、その値によりインクの加圧量を変化させる
ように、被記録媒体1枚毎にインクの加圧量を制御する
ことも可能である。
【0052】また、インク圧の検知周期については、1
ライン分のインク吐出毎ではなくてもよく、複数ライン
分のインク吐出毎にインク圧を検知して、その際のイン
ク圧の変動に基づいてインクの加圧量を変更することも
可能であり、これにより、制御手段および判断手段の処
理を軽減して、処理連度を優先することもできる。
ライン分のインク吐出毎ではなくてもよく、複数ライン
分のインク吐出毎にインク圧を検知して、その際のイン
ク圧の変動に基づいてインクの加圧量を変更することも
可能であり、これにより、制御手段および判断手段の処
理を軽減して、処理連度を優先することもできる。
【0053】また、本発明は、長尺の被記録媒体のみで
なく、定型に裁断された被記録媒体に対しても記録をす
ることができる。
なく、定型に裁断された被記録媒体に対しても記録をす
ることができる。
【0054】また、記録装置において用いる記録ヘッド
の数は任意であり、例えば、階調表現を豊かにするため
に、本例のように4色のインクを吐出する計4つの記録
ヘッドに、簿いインクを吐出するための記録ヘッドを追
加して、計6つ用いるようにしてもよい。また、記録ヘ
ッドについては、複数の記録ヘッドを組み合わせて被記
録媒体に対する記録幅を満たす構成や、複数色のインク
を吐出する記録ヘッドを一体的に構成したものを採用す
ることもできる。また、記録ヘッドとしては、膜沸騰現
象を応用してインクを吐出する所謂バブルジェット(登
録商標)方式の他、通電により一時的に変形する所謂ピ
エゾ素子を用いてインクを吐出する記録ヘッドなどを採
用することもできる。
の数は任意であり、例えば、階調表現を豊かにするため
に、本例のように4色のインクを吐出する計4つの記録
ヘッドに、簿いインクを吐出するための記録ヘッドを追
加して、計6つ用いるようにしてもよい。また、記録ヘ
ッドについては、複数の記録ヘッドを組み合わせて被記
録媒体に対する記録幅を満たす構成や、複数色のインク
を吐出する記録ヘッドを一体的に構成したものを採用す
ることもできる。また、記録ヘッドとしては、膜沸騰現
象を応用してインクを吐出する所謂バブルジェット(登
録商標)方式の他、通電により一時的に変形する所謂ピ
エゾ素子を用いてインクを吐出する記録ヘッドなどを採
用することもできる。
【0055】また、本発明は、被記録媒体の搬送方向に
対して直行する方向に記録ヘッドを走査させる、所謂シ
リアルタイフの記録装置にも適用することができる。
対して直行する方向に記録ヘッドを走査させる、所謂シ
リアルタイフの記録装置にも適用することができる。
【0056】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは、本発明の効果を一層安定できるので好まし
い。それらの具体例としては、記録ヘッドに対してのキ
ャッピング手段、記録ヘッドのインクを吐出口から画像
の記録に寄与しないインクを排出させるためにインクを
加圧あるいは吸引する手段、インクの吐出エネルギを発
生するヒータ(電気熱変換体)またはこれとは別の加熱
素子、あるいはこれらの組み合わせにより記録ヘッドを
予備加熱する予備加熱手段、画像の記録に寄与しないイ
ンクを吐出口から吐出させる予備吐出手段などを挙げる
ことができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは、本発明の効果を一層安定できるので好まし
い。それらの具体例としては、記録ヘッドに対してのキ
ャッピング手段、記録ヘッドのインクを吐出口から画像
の記録に寄与しないインクを排出させるためにインクを
加圧あるいは吸引する手段、インクの吐出エネルギを発
生するヒータ(電気熱変換体)またはこれとは別の加熱
素子、あるいはこれらの組み合わせにより記録ヘッドを
予備加熱する予備加熱手段、画像の記録に寄与しないイ
ンクを吐出口から吐出させる予備吐出手段などを挙げる
ことができる。
【0057】さらに加えて、本発明の記録装置の形態と
しては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力端
末として用いられるものの他、リーダなどと組み合わせ
た複写装置、さらに送受信機能を有するファクシミリ装
置の形態を採るものであってもよい。
しては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力端
末として用いられるものの他、リーダなどと組み合わせ
た複写装置、さらに送受信機能を有するファクシミリ装
置の形態を採るものであってもよい。
【0058】上述の例では、プログラム処理で制御をす
るようにしたが、それをハード回路で実現することもで
きる。またプログラム処理とハード回路とを適当に組み
合わせることも可能である。
るようにしたが、それをハード回路で実現することもで
きる。またプログラム処理とハード回路とを適当に組み
合わせることも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録時
における記録ヘッド内のインク圧を予測あるいは検知
し、それに基づいて記録ヘッド内のインク圧を調整する
ことにより、インク吐出口におけるインク液面を記録に
最適な状態に保って、インクの不吐出、あるいは飛翔イ
ンク滴の少量化を防ぐことができ、常に高品位の画像を
記録することができる。また、高デューティーの記録を
行った場合でも、記録速度を変更することなく記録画像
の品位を維持することができる。
における記録ヘッド内のインク圧を予測あるいは検知
し、それに基づいて記録ヘッド内のインク圧を調整する
ことにより、インク吐出口におけるインク液面を記録に
最適な状態に保って、インクの不吐出、あるいは飛翔イ
ンク滴の少量化を防ぐことができ、常に高品位の画像を
記録することができる。また、高デューティーの記録を
行った場合でも、記録速度を変更することなく記録画像
の品位を維持することができる。
【図1】インクジェット記録ヘッドの構成例を説明する
ための要部の斜視図である。
ための要部の斜視図である。
【図2】(a)〜(e)は、インクジェット記録ヘッド
のインク吐出方法の一例を説明するための要部の断面図
である。
のインク吐出方法の一例を説明するための要部の断面図
である。
【図3】(a)〜(e)は、インクジェット記録ヘッド
のインク吐出方法の一例を説明するための要部の断面図
である。
のインク吐出方法の一例を説明するための要部の断面図
である。
【図4】インクジェット記録ヘッドの記録動作時におけ
る液路内のインク圧の変化を説明するための線図であ
る。
る液路内のインク圧の変化を説明するための線図であ
る。
【図5】インクジェット記録ヘッドによる画像の記録位
置と、インクジェット記録ヘッドにおける液路内のイン
ク圧と、の関係の説明図である。
置と、インクジェット記録ヘッドにおける液路内のイン
ク圧と、の関係の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態のインクジェット記録
装置の側面図である。
装置の側面図である。
【図7】図6のインクジェット記録装置に備わるインク
流路の概略構成図である。
流路の概略構成図である。
【図8】図6のインクジェット記録装置の制御系のブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における記録手順を説
明するためのフローチャートである。
明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態における記録手順を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施形態におけるインクジェ
ット記録ヘッドの要部の斜視図である。
ット記録ヘッドの要部の斜視図である。
【図12】(a)は、図11のインクジェット記録ヘッ
ドにおける素子に電圧を印加していないときの側面図、
(b)は、図11のインクジェット記録ヘッドにおける
素子に電圧を印加したときの側面図である。
ドにおける素子に電圧を印加していないときの側面図、
(b)は、図11のインクジェット記録ヘッドにおける
素子に電圧を印加したときの側面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態における記録手順を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
100 インクジエット記録ヘッド 101 吐出口 102 液路 103 液室 104 インク供給口 202 インク 203 ヒータ 204 インク液面 205 バブル 206 飛翔インク滴 502 被記録媒体 601 インクジェット記録装置 603 被記録媒体 604 インクカートリッジ装着部 605 インクカートリッジ 701 チューブ 702 吸引ポンプ 703 サブタンク 704 加圧ポンプ 706 桶 707 フィルター 708 液面センサ 710 圧力センサ 1000 インクジェット記録ヘッド 1001 吐出口 1002 液路 1003 液室 1004 インク供給口 1005 素子 1100 CPU 1101 ROM 1102 RAM 1103 VRAM 1200 ホスト装置
Claims (20)
- 【請求項1】 インクを吐出可能な記録ヘッドを用い
て、被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、 前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を維持
する大きさに調整するインク圧調整手段を備えたことを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘッ
ド内のインク圧を検出する検出手段の検出信号に基づい
て、前記記録ヘッド内のインク圧を調整することを特徴
とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 単位時間当たりにおける前記記録ヘッド
のインク消費量から、前記記録ヘッド内のインク圧を予
測する予測手段を備え、 前記インク圧調整手段は、前記予測手段によって予測さ
れた前記記録ヘッド内のインク圧に基づいて、前記記録
ヘッド内のインク圧を調整することを特徴とする請求項
1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記予測手段は、画像の記録情報に基づ
いて、単位時間当たりにおける前記記録ヘッドのインク
消費量を求めることを特徴とする請求項3に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記予測手段は、画像の記録情報に基づ
いて、前記記録ヘッドが同時に吐出するインク量を求め
ることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項6】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘッ
ドに供給されるインクを加圧する加圧機構を備えること
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記加圧機構は、前記記録ヘッドに供給
されるインクに供給圧を付与するポンプであることを特
徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘッ
ド内のインクの圧力変動に応じて、前記加圧機構を制御
することを特徴とすることを特徴とする請求項6または
7に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘッ
ド内におけるインク液室の容積を変化させる容積可変機
構を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか
に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記容積可変機構は、電気信号に応じ
て変形するピエゾ素子などの素子の変形に基づいて前記
インク液室の容積を変化させることを特徴とする請求項
9に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘ
ッド内のインクの圧力変動に応じて、前記インク液室の
容積を変化させることを特徴とする請求項9または10
に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 外部のホスト装置から入力される画像
の記録情報を一時的に記憶する記憶手段を備えたことを
特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項13】 前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを
相対移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項1
から12のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 前記記録ヘッドは、インク液室内のイ
ンクを、インク吐出口に連通する液路に供給し、前記液
路内のインクに運動エネルギを与えることによって前記
インク吐出口からインクを吐出することを特徴とする請
求項1から13のいずれかに記載のインクジェット記録
装置。 - 【請求項15】 前記記録ヘッドは、インクの吐出エネ
ルギとして利用される熱エネルギを発生する電気熱変換
体を有することを特徴とする請求項14に記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項16】 インクを吐出可能な記録ヘッドを用い
て、被記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法に
おいて、 記録動作中に、前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の
記録品位を維持する大きさに調整することを特徴とする
インクジェット記録方法。 - 【請求項17】 インクを吐出可能な記録ヘッドを用い
て、被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、 前記記録ヘッド内のインク圧を検出する検出手段と、 前記記録ヘッド内のインク圧を、画像の記録品位を維持
する大きさに調整するインク圧調整手段を備えたことを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項18】 前記検出手段は、単位時間当たりにお
ける前記記録ヘッドのインク消費量から、前記記録ヘッ
ド内のインク圧を予測する予測手段を備え,該予測手段
によりインク圧を検出することを特徴とする請求項17
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項19】前記検出手段は、記録ヘッド内にセンサ
を設け、該センサによりインク圧を検出することを特徴
とする請求項17記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項20】 前記インク圧調整手段は、前記記録ヘ
ッド内におけるインク液室の容積を変化させる容積可変
機構を備えて、インク圧を変化させることを特徴とする
請求項17から19のいずれかに記載のインクジェット
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165375A JP2002355990A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165375A JP2002355990A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002355990A true JP2002355990A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19008045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001165375A Withdrawn JP2002355990A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002355990A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005342960A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Canon Finetech Inc | インク供給装置、記録装置、インク供給方法、および記録方法 |
WO2005118300A1 (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Canon Finetech Inc. | インク供給装置、記録装置、インク供給方法、および記録方法 |
JP2006159811A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Canon Finetech Inc | インク供給装置及び圧力発生方法 |
JP2006168341A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-29 | Canon Finetech Inc | インク供給装置 |
JP2006272627A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | インクジェット記録装置、インクタンク及びインク充填方法 |
JP2007050565A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Fujifilm Corp | インク供給装置、インクジェット記録装置及びインクカートリッジ |
JP2011088328A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Olympus Corp | インクジェット画像記録装置 |
JP2011189701A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | 液滴吐出装置の液体補充方法 |
JP2020049944A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG | 液体インクを用いた像の印刷方法 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001165375A patent/JP2002355990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2005118300A1 (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Canon Finetech Inc. | インク供給装置、記録装置、インク供給方法、および記録方法 |
US7841706B2 (en) | 2004-06-01 | 2010-11-30 | Canon Finetech, Inc. | Ink supply apparatus and method for controlling the ink pressure in a print head |
JP4716677B2 (ja) * | 2004-06-01 | 2011-07-06 | キヤノンファインテック株式会社 | インク供給装置、記録装置、インク供給方法、および記録方法 |
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JP2006159811A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Canon Finetech Inc | インク供給装置及び圧力発生方法 |
JP4623717B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-02-02 | キヤノンファインテック株式会社 | インク供給装置及び圧力発生方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080805 |