JP2002355922A - 建材用アルミ板 - Google Patents

建材用アルミ板

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JP2002355922A JP2001164555A JP2001164555A JP2002355922A JP 2002355922 A JP2002355922 A JP 2002355922A JP 2001164555 A JP2001164555 A JP 2001164555A JP 2001164555 A JP2001164555 A JP 2001164555A JP 2002355922 A JP2002355922 A JP 2002355922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡アルミ板が従来有する軽量性、吸音機
能、耐熱性、電磁波シールド性、緩衝効果を兼ね備え、
加工が簡単でかつ再利用がし易いという特質を生かしな
がら、しかも、通気性が無く、断熱性もより向上し、か
つ遠赤外線を放射することにより暖房効果が得られる。 【解決手段】 発泡アルミニウム素材の基板表面に、15
00nm〜15000nm 波長域で分光放射輝度が積分放射で40%
以上の顔料を2 〜70重量%含有する遠赤外線放射塗料の
塗膜を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用材料とし
て、住宅、ビル、倉庫あるいは体育館等の建築物の天井
や壁等に施工に使用する、もしくは建築用以外でも車両
やその他の内装用材料として利用できる建材用アルミ板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建材にはコンクリートスレート
板、木材、パーティクルボードなどの無機材、鉄板、着
色亜鉛鉄板、着色鋼板、着色ステンレス板、着色アルミ
板、アルミ板、亜鉛板、亜鉛合金板などの金属材が用い
られるが、金属材の中でも発泡アルミ板は基板となる発
泡アルミニウム素材が下記の特質を有するので、軽量
性、吸音機能、耐熱性、電磁波シールド性、緩衝効果を
兼ね備え、加工が簡単でかつ再利用がし易い、優れた建
材である。
【0003】発泡アルミニウム素材は、アルミナが均一
に分散したアルミニウムの薄い膜からなる気泡の集合体
で、各気泡が立体的に最も安定した多面体を形成してお
り、これより様々な特長を持つもので、まず、アルミニ
ウムの薄い膜からなる気泡を多く含む。この気泡内は空
気によって充填されているため、比重は非常に小さく、
軽量で、通常の金属板に比べ断熱性に優れている。気泡
の集合体であるため、発泡アルミニウム素材に当たった
音エネルギーは気泡の膜面との摩擦によって熱エネルギ
ーに変換され、吸収される。吸音効果により、発泡アル
ミニウム素材は遮音機能を持つ。さらに発泡アルミニウ
ム素材と音源との間に適当な厚さの空気層を設けること
により、広範囲の周波数領域にわたる音に対しての遮音
効果を発揮する。
【0004】発泡アルミニウム素材の原料はアルミニウ
ムであるため、プラスチックや木材と違い燃えず、高い
耐熱性を持つ。さらに、発泡アルミニウム素材に当たっ
た電磁波は発泡アルミニウム素材表面のアルミニウム原
子の電子を励起させ、それによりエネルギーを失い消滅
する。これにより発泡アルミニウム素材は、高い電磁波
シールド性を持つ。
【0005】発泡アルミニウム素材に圧縮荷重を加え、
降伏点に達すると、気泡の膜の一部の層が座屈し、続い
て隣接した層が次々と連続して座屈して全気泡が破壊さ
れるまでに非常に大きな圧縮歪みを生じる。この歪みに
より衝撃荷重を吸収する。
【0006】しかも、発泡アルミニウム素材は通常の鋸
での切断や、通常の金槌による釘打ちが可能であり、同
様に曲げ加工、エボンス加工も容易である。化学接着材
により発泡アルミニウム素材同士や他の材料との接着が
可能である。発泡アルミニウム素材は原料がアルミニウ
ムのみであるため、高温で溶かせば容易に再利用が可能
である。
【0007】発泡アルミ板は吸音機能があるため、商業
ビル、マンションやアパート等の住宅用建材として適し
ている。発泡アルミ板を天井や壁などに用いた場合、生
活上発生する音を吸収してくれるため、近所への騒音公
害を起こしにくい。又、外界の音を遮断もしてくれるた
め、静かで快適な生活を提供することが可能となる。
【0008】また、発泡アルミ板には電磁波シールド性
があるため、多くの電子機器を使用しているようなオフ
ィス用建材としても適している。電磁波は最近都市部で
増加しているネズミを呼び寄せる効果があることが知ら
れており、これらネズミはケーブル等をかじり、機械の
故障や停電等の被害を起こすことが報告されている。ま
た、電磁波の人体への有害な影響も懸念されている。し
かし、発泡アルミ板を使用することで外部へ電磁波がも
れることを防ぎ、電磁波による被害を防ぐことができ
る。
【0009】さらに、発泡アルミ板は軽量性があるた
め、自動車や列車等にも適している。自動車や列車等に
発泡アルミ板を使用すれば、車体の軽量化が可能であ
り、燃費等の軽減を行うことができる。また遮音機能が
あることも、静かな車内を提供する上で適している。こ
れらのことから発泡アルミ板は様々な場所の天井や壁等
に使用されてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発泡アルミ板
は気泡を含むため、通常のアルミ板より断熱性があるも
のの、素材であるアルミニウム自体は熱伝導率が高く、
木材に比べ熱を伝えやすい。従って、発泡アルミ板を建
材として使用した場合、屋外の熱が屋内に伝わりやすく
なってしまう。このことは冷暖房効果を薄め、消費エネ
ルギーを増やす原因となる。
【0011】また、発泡アルミ板は原料がアルミニウム
であり、アルミニウムは比熱が低い為、温度が容易に変
化してしまう。このことは建材として使用する場合、問
題を生じることがある。例えば発泡アルミ板を床材とし
て使用した場合、冬期に冷たくなりやすいということ
は、住宅用建材として大きな欠点となる。屋内では靴等
の履物を脱いで生活することが普通である日本の家屋で
は、冷たい床は直に足の裏を冷やすこととなる。このこ
とは利用者の体温を下げ、大きな不快感を与える。
【0012】発泡アルミ板を他の断熱性に優れた素材の
板により挟み、合板とすれば、熱伝導率が高いという問
題は解決される。しかし、そうした場合の合板は、発泡
アルミニウム素材以外の素材が加わるため、発泡アルミ
板の利点である軽量性や耐熱性、易加工性が損なわれる
可能性がある。また、合板化した場合でもアルミニウム
自体の比熱が変わるわけではないため、冬期に冷めやす
いという問題は解決されない。
【0013】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、発泡アルミ板が従来有する軽量性、吸音機能、耐熱
性、電磁波シールド性、緩衝効果を兼ね備え、加工が簡
単でかつ再利用がし易いという特質を生かしながら、遠
赤外線を放射することにより冬期でも暖く断熱性に優れ
た建材用発泡アルミ板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、発泡アルミニウム素材の基板表面
に、1500nm〜15000nm 波長域で分光赤外線放射率が積分
放射で40%以上の顔料を2〜70重量%含有する遠赤外線
放射塗料の塗膜を設けたことを要旨とするものである。
【0015】第2に、塗膜を構成する、上塗、中塗、下
塗の全塗装系のうち、中塗塗料を、または上塗塗料を除
いた一部塗料を、顔料とビヒクルとを主成分とし、顔料
は1500nm〜15000nm 波長域で分光赤外線放射率が積分放
射で40%以上の顔料を単独又は複数混合してなることを
要旨とするものである。
【0016】第3に、遠赤外線放射塗料は、JlS A5759
で定義される日射反射率で780nm 〜2100nmの波長領域で
積分反射率が50%以上の顔料を単独または複数混合して
なること、第4に、遠赤外線放射塗料は、必要に応じて
着色顔料、体質顔料を少なくとも一種以上を含有させて
なること、第5に、遠赤外線放射塗料は、断熱機能を有
する球状セラミックビーズで平均粒径50μ以下のものを
塗膜全体に対する容積比が2ないし60%の含有量で含有
させてなることを要旨とするものである。
【0017】請求項1記載の本発明によれば、発泡アル
ミニウム素材を基板とするため、発泡アルミニウムの特
性である、軽量性、吸音機能、耐熱性、電磁波シールド
性、緩衝効果、易加工性、易再利用性を持つ建材とな
る。
【0018】さらに、表面を塗装する塗料は遠赤外線を
放射する遠赤外線放射顔料を含んでいるため、発泡アル
ミ板の表面に形成した塗膜から遠赤外線が放射される。
水分子は電気的極性があるため、近および遠赤外線が当
たると、その電磁波により高速回転運動を行い、そのと
きに生じる摩擦により熱エネルギーを得る。近および遠
赤外線が人体に当たると、人体内の水分子が温まり、暖
房効果が生じる。従って、遠赤外線を放射する塗膜を持
つ発泡アルミ板からは暖房効果が期待できる。なお、本
明細書において近赤外線とは波長が780nm 〜2100nmの電
磁波のことを指しており、遠赤外線とは波長が1500nm〜
15000nm の電磁波のことを指している。
【0019】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、発泡アルミニウム素材の基板の表面に塗装す
る塗料のうち、顔料が遠赤外線放射顔料である塗料を、
全塗装系のうち、中塗塗料を、または、上塗塗料を除い
た一部塗料に限定することで、無駄に遠赤外線放射顔料
を使用することを防ぎ、防通気性に優れた塗料や防水性
の優れた塗料等、他の塗料の併用を可能としたものであ
る。
【0020】請求項3記載の本発明によれば、発泡アル
ミニウム素材の基板の表面を塗装する塗料に、近赤外線
を反射する近赤外線反射顔料を加えることにより、近赤
外線が室内から逃げたり、発泡アルミ板が近赤外線を吸
収したりしてしまうことを防ぐものである。これにより
発泡アルミ板を建材として使用した場合、発泡アルミ板
の表面に設けられた塗装より放射される遠赤外線ととも
に、塗装により反射された近赤外線も室内にこもること
となり、さらなる暖房効果が得られる。
【0021】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加え、発泡アルミニウム素材の基板の表面を塗装する
塗料に、必要に応じて着色顔料、体質顔料を少なくとも
一種以上含有させることにより、発泡アルミ板に様々な
着色をすることを可能としたものである。これにより、
使用者の要望に応じて、発泡アルミ板に着色して使用す
ることが可能となり、意匠性が良くなり建材としての用
途の幅がより広がることになる。
【0022】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加え、発泡アルミニウム素材の基板の表面を塗装する
塗料に、断熱機能を有する球状セラミックビーズを加え
ることにより、断熱効果を高めたものである。さらに球
状セラミックビーズは遠赤外線放射性があり、アルミ板
の表面に形成した塗膜はより遠赤外線を放射しやすくな
る。また、セラミックビーズはその表面で近赤外線を反
射するため、発泡アルミ板の表面に形成した塗膜はより
近赤外線を反射しやすくなる。これにより、暖房効果を
一層高めることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明は発泡アルミニウム素材の基板表面
を、顔料とビヒクルとを主成分とする、遠赤外線放射顔
料を含有する塗料で塗装して、塗膜を設けたものであ
る。
【0024】発泡アルミニウム素材とは、アルミナが均
一に分散したアルミニウムの薄い膜からなる気泡の集合
体で、各気泡が立体的に最も安定した多面体を形成して
おり、軽量性、吸音機能、耐熱性、電磁波シールド性、
緩衝効果、易加工性、易再利用性等の特長を備える。
【0025】市販されている好適な発泡アルミニウム素
材としては、商品名アルポラス〔神鋼鋼線工業(株)
製〕を挙げることができる。アルポラスの商品仕様とし
ては、気泡が独立気泡である建材用アルポラスと、気泡
が連続気泡である吸音用アルポラスとがある。本発明で
使用する商品名アルポラスは建材用アルポラスが適して
いるが、それに限るものではない。
【0026】以下に物性を述べると嵩比重は建材用アル
ポラスで0.2 〜0.3 、吸音用アルポラスで0.32〜0.42で
ある。吸音特性は図1に示されている通りであり、吸音
用アルポラスに適宜間隔の空気層挟み、遮音板を設け、
アルボラス側から音を当て、遮音板側における吸音率を
残響室法により測定したもので、縦軸に吸音率、横軸に
周波数を対数でとってある。使用試料として吸音用アル
ボラス及び遮蔽板は同じパネルで統一した。なお吸音用
アルボラスは比重(P)が0.37のものを使用した。一
方、空気層の厚さを0mm としたもの、50mmとしたもの、
90mmとしたものの3つを用意した。図1から分かるよう
に、アルポラスは他の吸音材と比較して低周波息での高
い吸音特性がある。また、空気層の厚さなどの選択によ
って広範囲な周波数域にわたって吸音効果を示す。
【0027】耐熱性は外力が加わらない環境下で780 ℃
の高温に曝されても形状が崩れないことが分かってい
る。そのため、建材用アルポラスは建設省不燃材料認定
で不燃(個)第1963号に登録されており、吸音用アルポ
ラスは同認定で不燃(個)第11397 号に登録されてい
る。また、運輸省交通公害研究所における鉄道車両用材
燃焼試験で「不燃性」の判定を受けている。
【0028】商品名アルポラスの耐候性としては神鋼鋼
線工業(株)で行われた塩水噴霧試験を16000 時間行っ
たが異常はみられず、同社で行われた工業地帯である尼
崎における待機曝露試験を5年行ったが異常は見られな
かった。建材用アルポラスの熱伝導率はアグネ技術セン
ターで測定された平板比較法で3.18Kcal/mh・℃と測
定されており、木材の熱伝導率(0.1 〜0.15Kcal/mh
・℃)よりも高いものの、99.5%アルミニウムの熱伝導
率(190Kcal /mh・℃)よりも低い。
【0029】商品名アルポラスの熱膨張率は真空理研
(株)の測定によると、温度領域30〜100 ℃で2.26×10
-5/℃、温度領域30〜200 ℃で2.76×10-5/℃、温度領
域30〜300 ℃で2.68×10-5/℃となっており、これは50
2 系アルミニウム合金とほぼ同じである。
【0030】アルポラスの電磁波シールド特性は図2に
示されている。図2は関西電子工業振興センター(株)
で測定されたもので、アルポラスRC05の5mm厚を
用い、KFC 法により電界シールド性と磁界シールド性を
測定したもので、縦軸にシールド効果を、横軸に周波数
を対数でとったものである。点線は測定限界を、実線は
実測値を示している。この図2から分かるように、真鍮
や鉄粉入り塗料に比べ高い電磁波シールド性を示してい
る。
【0031】本発明で使用する遠赤外線放射塗料の顔料
とビヒクルのうち、ビヒクルは、対候性の優れたビヒク
ルで、耐質黄変性、耐保色性、耐汚染性等、光沢保持及
び耐白亜化性等の耐久性に優れたビヒクルを指す。
【0032】ビヒクルは、水系で、酢酸ビニルエマルシ
ョン、アクリルエマルション、シリコン変性アクリルエ
マルション及びフッ素エマルション、溶剤系では、アル
キッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、シリコ
ン変性ポリエステル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、
シリコン変性アルキッド樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹
脂の少なくとも一種以上と、必要に応じて硬化剤として
酸、イソンシアネート、メラミン樹脂の一種以上とを含
有する、粉体系では、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂の少な
くとも一種以上と必要に応じて硬化剤として、アミン、
酸、イソシアネート等を一種以上を含有するものから適
宜選択する。
【0033】本発明で使用する遠赤外線放射塗料の遠赤
外線放射顔料は1500nm〜15000nm 波長域で分光赤外線放
射率が積分放射で40%以上のものである。
【0034】遠赤外線放射顔料としては。下記のものか
ら選定する。 窒化ケイ素粉末〔小野田セメント(株) 製:HM-5 〕 アルミナ粉末〔日本軽金属(株) 製:LS-23〕 炭化ケイ素粉末〔ロンザ(株) 製:UF:15〕 アルミナシリカ粉末〔日本軽金属(株) 製:LAS-37 〕
【0035】発泡アルミニウム素材の基板表面に塗装す
る塗料には、遠赤外線放射顔料に加え、近赤外線反射顔
料を加えてもよい。近赤外線反射顔料とは、近赤外線領
域で反射を示す着色顔料であり、JIS A5759 で定義され
る建築用熱線遮蔽及びガラス飛散防止フィルムで規定さ
れている分光反射率(Rλi)により算出される日射反
射率で780nm 〜2100nmの波長領域で積分反射率が50%以
上の有機系および無機系の近赤外線反射着色顔料であ
る。
【0036】有機系着色顔料としては、下記のものから
選定する。 近赤外線反射顔料1:(黄色)SYMULER FAST YELLOW 419
2 ベンツイミダゾロン大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料2:(赤色)FASTONGN SUPER RED 500R
G キナクリドン 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料3:(赤色)FASTONGN SUPER RED ATY
ジアミノアンスラキノニル 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料4:(黄色)FASTONGN SUPER VIOLET R
VS ジオキサジン 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料5:(赤紫色)FASTONGN SUPER MAGENT
A R キナクリドン 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料6:(青色)FASTONGN SUPER BLUE 607
0S インダンスロン大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料7:(青色)FASTONGN BLUE RSK フタ
ロシアニン α 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料8:(青色)FASTONGN BLUE 5380 フタ
ロシアニン β 大日本インキ工業(株) 製 近赤外線反射顔料9:(緑色)FASTONGN GREEN MY ハロ
ゲン化フタロシアニン大日本インキ工業(株) 製
【0037】無機系着色顔料としては下記のものから選
定する。 近赤外線反射顔料A:(黄色)イエロー10401 CERDEC社
製 近赤外線反射顔料B:(黄色) イエロー10408 CERDEC社
製 近赤外線反射顔料C:(赤) ブラウン10348 CERDEC社製 近赤外線反射顔料D:(緑) グリーン10405 CERDEC社製 近赤外線反射顔料E:(青) ブルー10336 CERDEC社製 近赤外線反射顔料F:(紫) ブラウン10364 CERDEC社製 近赤外線反射顔料G:(黒) ブラウン10363 CERDEC社製
【0038】前記遠赤外線放射顔料、有機系および無機
系の近赤外線反射着色顔料を必要に応じて2個以上併用
してもよいことはいうまでもない。
【0039】遠赤外線放射材料と近赤外線反射顔料の合
計使用量が塗料固形分中2〜60重量%の範囲内であると
する。ここにいう固形分とは、塗料組成物の中で加熱し
ても揮発又は蒸発しない物質を意味し、一般的には塗膜
となるべき成分を指すものであって、具体的には顔料、
ビヒクル中の樹脂分、その他の添加剤を指すものであ
る。
【0040】遠赤外線放射材料と近赤外線反射顔料に加
えて、白色顔料として二酸化子タン顔料を併用し、明度
の調整を行うことも出来る。さらに、必要に応じて白色
系体質顔料を含有するものとする。白色顔料Gとしては
タイペークCR-97 〔石原産業(株) 製〕が好適である。
【0041】遠赤外線放射材料、近赤外線反射顔料、白
色顔料の含有量は塗料の樹脂固形分100 重量部に対して
遠赤外線放射材料が10〜130 重量部、近赤外線反射顔料
が10〜130 重量部、着色顔料、例えば、チタン、キナク
リドン、フタロシアニン等が50〜200 重量部である。
【0042】発泡アルミニウム素材の基板表面に塗装す
る塗料に遠赤外線放射顔料に加え、断熱機能を有する球
状セラミックビーズを加えても良い。断熱機能を有する
中空球形セラミックビーズは、平均50μ以下、好ましく
は1μ〜30μを用いると良い。径が1μ以下になると中
空効果即ち断熱性の効果が劣り好ましくない。
【0043】断熱球形セラミックビーズとしては下記の
ものから選定する。
【0044】なお、断熱球形セラミックビーズの含有量
は塗膜全体に対する重量比が1.8 ないし48%とする。
【0045】以上のように構成される本発明の塗料組成
物は、粉体、水系(水性、エマルション) 及び、有機溶
剤に溶解分散させ、塗装に適した状態に調整して使用す
る事が出きる。有機溶剤としては、炭化水素系、アルコ
ール系、エーテルアルコール及びエーテル系、エステル
及びエステルアルコール系、ケトン系の中から任意に塗
装性、乾燥性に適したものを用いることができる。ま
た、必要に応じて表面平滑剤、紫外線吸収剤、粘度調整
剤、硬化触媒、顔料分散剤、顔料沈降防止剤、色別れ防
止剤等を用いることができる。
【0046】上塗、中塗、下塗の全塗装系のうち、全て
を遠赤外線放射塗料で塗装する場合と、中塗塗料を、ま
たは上塗塗料を除いた一部塗料を遠赤外線放射塗料とす
る場合とが考えられる。このとき、上塗塗料、中塗塗
料、下塗塗料の全てが、近赤外線反射顔料および断熱球
形セラミックビーズを単独または複数混合して含有する
場合と、一部塗料が近赤外線反射顔料および断熱球形セ
ラミックビーズを単独または複数混合して含有する場合
とが考えられる。
【0047】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明品
を説明する。なお実施例及び比較例は本発明をなんら制
限するものではない。
【0048】〔実施例〕発泡アルミ板の表面に塗装する
遠赤外線放射塗料の配合は下記の通りである。
【0049】遠赤外線放射塗料を神鋼鋼線工業(株)製
アルポラスを用いた発泡アルミ板に120 μm厚で塗装し
た遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板と、塗装していな
い未処理発泡アルミ板とで遠赤外線周波数データを比較
した。比較項目は分光放射輝度(理想的放射帯黒帯と比
較) と分光赤外線放射率である。
【0050】測定条件を以下に記す。測定試料は前記の
通り、ブランクである未処理発泡アルミ板と赤外線放射
表面処理発泡アルミ板である。測定機器は日本電子製 F
T-IRJIR-3505/赤外放射ユニットIR-IRR200 を使用し
た。測定波長範囲は2 〜15μm、分解能は16cm-1、検出
器は広帯域MCT を使用、測定温度は40℃である。
【0051】結果は図3、図4に示す。図3、図4は分
光放射輝度を示す図で縦軸に分光放射輝度、横軸に遠赤
外線の波長をとったもので、A線は理想的放射帯黒帯の
もの、実線は試料のものである。図3は遠赤外線放射表
面処理発泡アルミ板の結果、図4は未処理発泡アルミ板
の結果である。図3、図4から明らかなように、遠赤外
線放射表面処理発泡アルミ板は未処理発泡アルミ板に比
べ、測定波長域の全域にわたって、約1.5 倍から2倍と
いう高い分光放射輝度を示している。図5、図6は分光
赤外線放射率を示す図で縦軸に分光赤外線放射率、横軸
に遠赤外線の波長をとったものである。図5は遠赤外線
放射表面処理発泡アルミ板の結果、図6は未処理発泡ア
ルミ板の結果である。図5、図6から分かるように、未
処理発泡アルミ板が一部の波長域のみで分光赤外線放射
率を示しているのに対し、遠赤外線放射表面処理発泡ア
ルミ板では4μm 以上のほぼ全ての測定波長域にわたっ
て、高い分光赤外線放射率を示している。
【0052】神鋼鋼線工業(株)製商品名アルポラスを
用いた発泡アルミ板に100 μm厚で塗装した遠赤外線放
射表面処理発泡アルミ板と、塗装していない未処理発泡
アルミ板との表面と裏面の温度を比較した。
【0053】測定条件を以下に記す。試料は前記のとお
り、遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板と、未処理発泡
アルミ板である。測定条件の模式図を図7に示す。試料
12cm離れたところに東芝ランプ150 Wを設置し、試料
には表面と裏面ともに温度センサーを設置し、温度を測
定した。
【0054】結果は下記表1に示した。表1は東芝ラン
プによる60分間照射した後、測定したデータである。表
1から分かるように表面、裏面ともに未処理発泡アルミ
板に比べ遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板は低い温度
を示している。また、表面と裏面の温度差に関しても、
未処理発泡アルミ板は1.3 ℃あるのに対し、遠赤外線放
射表面処理発泡アルミ板は0.4 ℃しかない。このことか
ら、遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板の方が断熱性に
優れていることが分かる。
【0055】
【表1】
【0056】なお、図8、図9に遠赤外線放射表面処理
発泡アルミ板と未処理発泡アルミ板の時間経過おける温
度変化を縦軸に温度を、横軸に照射開始からの経過時間
を示したものである。図8は表面の温度、図9は裏面の
温度である。図8、図9から分かるように、表面と裏面
ともに遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板は未処理発泡
アルミ板は測定時間全般にわたって低い温度を示してい
る。このこと表1の結果を支持するものである。
【0057】〔比較例〕試料としてアルミ板の表面に一
般顔料からなる塗料を塗装したものと、近赤外線反射顔
料からなる塗料を塗装したものを用意する。この試料に
おける近赤外線の積分反射率を測定した。これにより近
赤外線反射顔料の効果を確かめるものである。なお、本
発明の場合、基板は発泡アルミ板であり、また塗装する
塗料には遠赤外線放射顔料が含まれているため、比較例
の使用されている試料はどちらも本発明の実施例を示す
ものではない。
【0058】アルミ板の表面に塗装する黒塗料配合は以
下の通りである。
【0059】一般顔料使用塗料と近赤外線反射顔料使用
塗料それぞれを別のアルミ板に完全隠蔽する膜厚である
120 μm厚に塗装し、これら試料の780 〜2100nmの積分
反射率を比較した。
【0060】測定条件を以下に記す。試料は前記の通
り、一般顔料使用塗料を塗装したアルミ板と近赤外線反
射顔料使用塗料を塗装したアルミ板である。測定器は分
光光度計(日立製作所製、U−3500スペクトロフォ
トメーター)を使用した。機器の設定としてはスキャン
スピードは600 (1500)nm/min、スリットは可視光線領
域では2.00nmに固定、近赤外線領域では自動制御、ボト
ルマン電圧は自動制御、PbS 感度は2、ベースラインは
ユーザー1、サンプリング間隔は自動設定で行った。
【0061】結果を図10、図11に示す。図10、1
1は縦軸に反射率を横軸に波長をとったものである。図
10は一般顔料使用塗料を塗装した試料の結果、図11
は近赤外線反射顔料使用塗料を塗装した試料の結果であ
る。図10、図11から分かるように一般顔料使用塗料
を塗装した試料の場合、全波長域にわたって反射率は3
%であり、近赤外線領域反射率の平均は3%となってい
る。一方、近赤外線反射顔料使用塗料を塗装した試料の
場合、波長が700nm 以下の場合、反射率はほぼ10%以下
であるが、近赤外線である波長が700nm 以上で高い反射
率を示し、近赤外線領域反射率の平均は75%となってい
る。このことから、近赤外線反射顔料使用塗料を塗装し
た方が、一般顔料使用塗料を塗装したものより近赤外線
をよく反射することが分かる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の本発明
の建材用アルミ板は、発泡アルミ板が従来有する軽量
性、吸音機能、耐熱性、電磁波シールド性、緩衝効果を
兼ね備え、加工が簡単でかつ再利用がし易いという特質
を生かしながら、遠赤外線を放射することにより暖房効
果と断熱性が得られるものである。
【0063】さらに請求項2記載の本発明の建材用アル
ミ板は、無駄に遠赤外線放射顔料を使用するのではな
く、効率性を高めることができる。
【0064】また、請求項3記載の本発明の建材用アル
ミ板は、表面に塗装する塗料に近赤外線反射顔料を含有
させることで、近赤外線反射性をもたせることができ
る。
【0065】請求項4記載の本発明の建材用アルミ板
は、必要に応じて様々な着色をすることが可能となり、
これにより、使用者の要望に応じて、発泡アルミ板に着
色して使用することが可能となり、意匠性が良くなり建
材としての用途の幅がより広がる。
【0066】請求項5記載の本発明の建材用アルミ板
は、球状セラミックビーズを加えることにより、断熱効
果を高め、さらなる断熱性、遠赤外線放射性、近赤外線
反射性を持たすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸音用アルポラス(商品名)に適宜間隔の空気
層挟み、遮音板を設けた場合の吸音率を残響室法により
測定した結果を示すグラフである。
【図2】アルボラス(商品名)RC05の5mm厚におい
て、電界と磁界におけるシールド効果をKEC 法によって
測定した記録を示すグラフである。
【図3】遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板の分光放射
輝度を測定した記録を示すグラフである。
【図4】未処理発泡アルミ板の分光放射輝度を測定した
記録を示すグラフである。
【図5】遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板の分光赤外
線放射率を測定した記録を示すグラフである。
【図6】未処理アルミ板の分光赤外線放射率を測定した
記録を示すグラフである。
【図7】遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板と未処理発
泡アルミ板との表面と裏面の温度測定条件を示す模式図
である。
【図8】遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板と未処理発
泡アルミ板の表面の時間経過における温度変化を示すグ
ラフである。
【図9】遠赤外線放射表面処理発泡アルミ板と未処理発
泡アルミ板の裏面の時間経過における温度変化を示すグ
ラフである。
【図10】一般顔料使用塗料を塗装したアルミ板の近赤
外線領域反射率を記録した結果を示すグラフである。
【図11】近赤外線反射顔料使用塗料を塗装したアルミ
板の近赤外線領域反射率を記録した結果を示すグラフで
ある。
フロントページの続き (72)発明者 三木 勝夫 埼玉県大宮市天沼町2−809−4 (72)発明者 村瀬 俊和 埼玉県大宮市天沼町2−809−1 (72)発明者 島 勲 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA03 AA33 AA40 AB04 AB22 BA02 BA12 BB05 GA24W GA33W GB06W GB42W 4D075 AE03 CA17 CA32 CA34 CA38 CB04 DA06 DA25 DB07 DC02 DC11 EA02 EA07 EA13 EB15 EB16 EB19 EB20 EB22 EB32 EB33 EB35 EB36 EB38 EB43 EB45 EC05 EC11 EC24 EC51 EC53 EC54 4F100 AB10A AD00B AD00C AD00D AD00H AT00A BA02 BA04 BA07 BA10A BA10D CA13 CC02B CC02C CC02D DE04B DE04C DE04D DJ01A GB08 GB31 GB33 JD08 JD10B JD10C JD10D JH01 JJ02 JJ03 JL03 JM02B JM02C JM02D 4J038 CD021 CD091 CF021 CG001 CP071 CP121 DB001 DD001 DD121 DL031 HA216 HA316 HA436 HA446 KA08 KA12 KA20 KA21 NA01 NA05 NA16 NA17 NA19 NA22 NA24 NA27 PA07 PB05 PB07 PC01 PC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡アルミニウム素材の基板表面に、15
    00nm〜15000nm 波長域で分光赤外線放射率が積分放射で
    40%以上の顔料を2〜70重量%含有する遠赤外線放射塗
    料の塗膜を設けたことを特徴とする建材用アルミ板。
  2. 【請求項2】 塗膜を構成する、上塗、中塗、下塗の全
    塗装系のうち、中塗塗料を、または上塗塗料を除いた一
    部塗料を、顔料とビヒクルとを主成分とし、顔料は1500
    nm〜15000nm 波長域で分光赤外線放射率が積分放射で40
    %以上の顔料を単独又は複数混合してなる請求項1記載
    の建材用アルミ板。
  3. 【請求項3】 遠赤外線放射塗料は、JlS A5759 で定義
    される日射反射率で780nm 〜2100nmの波長領域で積分反
    射率が50%以上の顔料を単独または複数混合してなる請
    求項1または2記載の建材用アルミ板。
  4. 【請求項4】 遠赤外線放射塗料は、必要に応じて着色
    顔料、体質顔料を少なくとも一種以上を含有させてなる
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の建材用アル
    ミ板。
  5. 【請求項5】 遠赤外線放射塗料は、断熱機能を有する
    球状セラミックビーズで平均粒径50μ以下のものを塗膜
    全体に対する容積比が2ないし60%の含有量で含有させ
    てなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の建材
    用アルミ板。
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