JP2003326638A - 断熱化粧材およびその製造方法 - Google Patents

断熱化粧材およびその製造方法

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JP2003326638A
JP2003326638A JP2002137955A JP2002137955A JP2003326638A JP 2003326638 A JP2003326638 A JP 2003326638A JP 2002137955 A JP2002137955 A JP 2002137955A JP 2002137955 A JP2002137955 A JP 2002137955A JP 2003326638 A JP2003326638 A JP 2003326638A
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heat insulating
silicate
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compounds
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JP2002137955A
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Yoshio Ichikawa
好男 市川
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Nippan Kenkyujo Co Ltd
Original Assignee
Nippan Kenkyujo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不燃性、耐熱性、耐候性、耐汚染性に優れ、
通気性、親水性も有するうえに、熱反射性、熱放射性、
気化放熱性に優れるため断熱性に優れた化粧材を提供す
ること。 【解決手段】 基材上に、(a)第4級アンモニウムシ
リケート、(b)マグネシウム化合物、カルシウム化合
物およびセメントの群から選ばれた少なくとも1種であ
る硬化剤、(c)充填材、(d)好ましくは水および/
または親水性有機溶剤である溶剤を特定量含有するコー
ティング用組成物を、基材上に塗布し、特定条件下で乾
燥硬化させて得られる断熱化粧材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱反射・熱放射性
に優れた断熱化粧材およびその製造方法に関する。さら
に詳細には、第4級アンモニウムシリケート、特定の硬
化剤、および充填材を含有する塗膜が形成されてなる断
熱化粧材、ならびに第4級アンモニウムシリケート、特
定の硬化剤、充填材、および溶剤を特定量含有するコー
ティング用組成物を、基材上に塗布し、特定条件下で硬
化させ、厚み30〜300μmの塗膜を形成することを
特徴とする断熱化粧材の製造方法に関するものである。
本発明の断熱化粧材は、不燃性、耐熱性、耐候性、耐汚
染性に優れ、通気性、親水性も有するうえに、熱反射
性、熱放射性、気化放熱性に優れるため断熱性に優れた
化粧材である。
【0002】
【従来の技術】従来より、断熱手段として、厚み10〜
200mm程度の発泡樹脂、ガラス繊維、軽量骨材、発
泡ガラスなどからなる多孔質構造または空気層を有する
繊維状または発泡状断熱材が知られているが、吸湿(内
部結露)による性能劣化、厚みがあるための容積増加、
燃焼による有毒ガスの発生に加え、燃焼性、耐久性、コ
ストなどに難点がある。また、熱反射材として結合材に
合成樹脂を使用した塗布型断熱膜なども知られている
が、耐候性、厚膜形成または特殊材使用によるコストの
上昇、耐汚染性、化粧性において問題点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の課題を背景になされたものであり、不燃性
で耐候性に優れ、また親水性で耐汚染性に優れ、さらに
断熱性にも優れる断熱化粧材およびその製造方法を提供
するものである。従って、本発明の断熱化粧材は、熱反
射性、熱吸収放射性、気化放熱性に優れ、熱伝導性が極
度に低い。そのため、その断熱効果は、厚さ30〜30
0μmの本発明の断熱化粧材で、厚さ5〜50mm以上
の従来の断熱材に匹敵するものになる。また、本発明の
断熱化粧材を内装(壁、天井など)に使用した場合は、
熱反射、熱放射性に加え、結露防止性(乾燥性)にも優
れるため、省エネルギー効果の大きい保温膜が形成され
てなる断熱化粧材を提供することができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、
(a)SiO2成分を15〜45重量%含有する第4級
アンモニウムシリケート5〜12重量部(固形分換
算)、(b)マグネシウム化合物、カルシウム化合物お
よびセメントの群から選ばれた少なくとも1種である硬
化剤1〜20重量部、および(c)充填材20〜70重
量部〔ただし、(a)+(b)+(c)=100重量
部〕を含有する塗膜が形成されてなる断熱化粧材に関す
る。上記(c)充填材は、平均粒径0.1〜30μmの
粒状、針状、繊維状、または鱗片状である、酸化物、水
酸化物、窒化物、リン酸塩化合物、ケイ酸塩化合物、炭
酸塩化合物、モリブデン酸化合物、およびチタン酸塩化
合物の群から選ばれた少なくとも2種であることが好ま
しい。また、上記(c)充填材は、二酸化ケイ素、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ムカルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウ
ム、雲母、タルク、カオリン、酸化アルミニウム、水酸
化アルミニウム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、
水酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、
水酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、塩
基性モリブデン酸亜鉛、塩基性モリブデン酸カルシウ
ム、チタン酸カリウム、酸化スズ、およびケイ酸塩ガラ
スの群から選ばれた少なくとも2種であることがさらに
好ましい。次に、本発明は、基材上に、上記(a)成分
5〜12重量部(固形分換算)、(b)成分1〜20重
量部、(c)成分20〜70重量部、(d)溶剤1〜6
3重量部〔ただし、(a)+(b)+(c)+(d)=
100重量部〕を主成分とするコーティング用組成物を
塗布し、70〜450℃で1〜60分加熱乾燥、また
は、常温下で1〜24時間乾燥して硬化させ、厚み30
〜300μmの塗膜を形成することを特徴とする断熱化
粧材の製造方法に関する。上記基材は、金属材、窯業
材、コンクリート、モルタル、プラスチックおよび木材
の群から選ばれた少なくとも1種であってもよい。上記
(d)溶剤は、水および/または親水性有機溶剤である
ことが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】上記(a)SiO2成分を15〜
45重量%含有する第4級アンモニウムシリケートは、
本発明の断熱化粧材を製造するためのコーティング用組
成物における主結合剤として使用されるもので、一般式
(R3N)2O・nSiO2(ただし、Rは炭素数1以上
のアルキル基であり、nは1以上の整数である。)で表
されるものである。この第4級アンモニウムシリケート
は、アルカリ性を有し、下記式(1)〜(2)のように
(b)硬化剤と反応して基材に強く密着する。そして、
形成される塗膜に、親水性、通気性を与えるものであ
り、さらに耐汚染性にするものである。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】(a)第4級アンモニウムシリケートの具
体例としては、ジメチルジエタノールアンモニウムシリ
ケート、モノメチルトリプロパノールアンモニウムシリ
ケート、ジメチルジプロパノールアンモニウムシリケー
ト、モノエチルトリプロパノールアンモニウムシリケー
トなどの液状のシリケートが挙げられる。これら第4級
アンモニウムシリケートは、希釈した水ガラスを水素
型陽イオン交換樹脂と接触させて得た活性シリカ溶液に
第4級アンモニウム水酸化物を加え、所定の濃度まで濃
縮する方法、または第4級アンモニウム水酸化物とシ
リカヒドロゾルとを反応させる方法などにより、容易に
得られる。ここで、第4級アンモニウム水酸化物は、通
常、アンモニアまたはアミン類にアルキレンオキサイド
を付加する方法、または第4級アミン塩を陰イオン交換
樹脂により脱イオンする方法などにより得られるが、生
成物中に、第3級、第2級あるいは第1級のアミン類が
少量含まれたものも使用することができ、それを用いて
得られる第4級アンモニウムシリケートも、本発明に用
いられるコーティング用組成物に使用することができ
る。
【0009】なお、(a)第4級アンモニウムシリケー
ト中には、SiO2が15〜45重量%の範囲で含まれ
ていることが必要で、好ましくは20〜35重量%であ
る。15重量%未満では、(a)成分の必要量が多くな
りすぎたり、水が増えて乾燥が遅くなったりし、一方、
45重量%を超えると、逆に密着力が弱くなったり、ま
た亀裂が入ったりして好ましくない。
【0010】上記第4級アンモニウムシリケートの具体
例としては、日産化学工業(株)製の商品名キャス25
〔水溶液、SiO2含有量=25〜26重量%、比重
(20℃)=1.19、粘度(cps)=3.0、pH
=11.0〕、同キャス40〔水溶液、SiO2含有量
=40〜41重量%、比重(20℃)=1.32、粘度
(cps)=10.0、pH=11.2〕、(株)日板
研究所製の商品名NS−20(水溶液、SiO2含有量
=約20重量%)、同NS−25(水溶液、SiO2
度=約25重量%)などが挙げられる。これらの第4級
アンモニウムシリケートは、1種単独で、あるいは2種
以上を併用することができる。
【0011】本発明に用いられるコーティング用組成物
中の(a)成分の含有量は、(a)〜(d)成分の合計
100重量部として、固形分換算で5〜12重量部、好
ましくは6〜10重量部である。5重量部未満である
と、結合力や硬度が不足する。一方、12重量部を超え
ると、粉状になったり、亀裂が入ったりして好ましくな
い。また、水溶液として使用する場合、15〜45重量
部である。なお、本発明の断熱化粧材の塗膜の組成は、
本発明の断熱化粧材の製造方法に用いられるコーティン
グ用組成物中の(d)溶剤を除いたものと同じである。
従って、本発明の断熱化粧材中の(a)〜(c)成分の
それぞれの含有量は、(a)〜(c)成分の合計100
重量部とすると、当然、コーティング用組成物中の
(a)〜(d)成分の合計100重量部とした上記
(a)成分および下記(b)および(c)成分それぞれ
の含有量と同様の値になる。
【0012】(b)硬化剤は、上記(a)第4級アンモ
ニウムシリケートと短時間で反応して、耐水性に優れ強
固な塗膜を形成することでき、さらに得られた塗膜の熱
反射性を優れたものにする効果がある。(b)成分のマ
グネシウム化合物としては、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げられる。
(b)成分のカルシウム化合物として、酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウム、その他セメントなどが挙げられ
る。(b)成分として好ましくは酸化マグネシウム、水
酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムである。上記硬化
剤は、1種単独でもよく、2種以上を組み合わせてもよ
い。
【0013】なお、(b)成分の平均粒径は、好ましく
は0.2〜20μm、さらに好ましくは0.5〜5μm
である。0.2μm未満であると、(a)成分との反応
が速すぎたり、また粘度が上昇したりする。一方、20
μmを超えると、組成物の安定性が損なわれたり、また
塗膜の平滑性が失われたりして好ましくない。本発明に
用いられるコーティング用組成物中の(b)成分の含有
量は、(a)〜(d)成分の合計100重量部として、
1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部である。1
重量部未満であると、(a)成分との反応が遅すぎた
り、不充分であったりする。一方、10重量部を超える
と(a)成分との反応が速すぎたり、また塗膜に亀裂が
入ったりして好ましくない。
【0014】(c)充填材は、熱反射性、熱放射性に優
れ、親水性、通気性(乾燥性)があり、表面積の広い厚
膜を作るために必要であり、さらに塗膜への着色(化
粧)、低熱伝導性、耐熱性、防汚性などを与えるもので
ある。(c)充填材としては、酸化物、水酸化物、窒化
物、リン酸塩化合物、ケイ酸塩化合物、炭酸塩化合物、
モリブデン酸化合物、およびチタン酸塩化合物の群から
選ばれた少なくとも2種が挙げられる。具体的には、二
酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、
ケイ酸マグネシウムカルシウム、リン酸カルシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、雲母、タル
ク、カオリン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、水酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコ
ニウム、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、塩基性モリブデ
ン酸亜鉛、塩基性モリブデン酸カルシウム、チタン酸カ
リウム、酸化スズ、およびケイ酸塩ガラスの群から選ば
れた少なくとも2種である。上記酸化チタンとしてアナ
ターゼ型酸化チタンを使用すると、得られる塗膜は、ア
ナターゼ型酸化チタンの光触媒効果により防カビ性、防
汚性に優れたものとなる。
【0015】(c)成分の形状は、粒状、針状、繊維
状、または鱗片状が好ましく、これらが混合していても
よい。また、(c)成分の平均粒径は、好ましくは0.
1〜30μm、さらに好ましくは0.5〜20μmであ
る。0.1μm未満であると必要な膜厚ができなかった
り、(c)成分の機能が発現できなかったり、製造コス
トがかかりすぎたりする。一方、30μmを超えると塗
膜が粗面になったり、密着力が低下したりする。なお、
上記平均粒径は、(c)成分の形状が針状、繊維状、ま
たは鱗片状の場合、単位形状の最大長さの平均値と解さ
れる。本発明に用いられるコーティング用組成物中の
(c)成分の含有量は、(a)〜(d)成分の合計10
0重量部として、20〜70重量部、好ましくは35〜
65重量部である。20重量部未満であると、目的とす
る性能の発現が難しく、また保湿性や着色が足りなかっ
たりする。一方、70重量部を超えると、厚膜になりす
ぎたり、密着力が低下したり、組成物の粘度が上がりす
ぎたりして好ましくない。
【0016】(d)溶剤は、コーティング用組成物の粘
度調整や乾燥時間、可使時間の調節、さらに(c)充填
材の分散の調節効果を有する。(d)溶剤として、水お
よび/または親水性有機溶剤が挙げられる。この水とし
ては、水道水、蒸留水、イオン交換水を使用できる。ま
た、水には、上記(a)成分のシリケート、添加剤とし
て使用するエマルジョン型もしくは水溶性型の合成樹脂
に含まれる水なども包含される。
【0017】親水性有機溶剤は、水と相溶する有機溶剤
であり、コーティング用組成物の固形分濃度および粘度
の調整剤、さらに乾燥速度調整剤、あるいは不凍液剤と
して使用する。上記親水性有機溶剤としては、アルコー
ル類、グリコール類などが挙げられる。アルコール類と
しては、炭素数1〜8の脂肪族アルコール、例えばメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノ
ール、n−ブタノール、sec−ブタノール、t−ブタ
ノール、メチルカルビトールなどが挙げられる。グリコ
ール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコールなどが挙られる。
上記溶剤は、1種単独でもよく、2種以上を組み合わせ
てもよい。好ましい親水性有機溶剤は、i−プロパノー
ル、メチルカルビトール、エチレングリコールの単独ま
たはそれらの2種以上の混合溶剤である。
【0018】本発明に用いられるコーティング用組成物
中の(d)成分の含有量は、(a)〜(d)成分の合計
100重量部として、1〜63重量部、好ましくは4〜
20重量部である。1重量部未満であるとコーティング
用組成物の粘度が上昇しすぎ、保存安定性が低下した
り、(a)〜(c)成分の分散性が悪くなる場合があ
る。一方、63重量部を超えると、保存安定性は向上す
るものの、相対的に他の成分が少なくなり、得られる塗
膜の密着力が弱くなったり、薄膜すぎて目的とするもの
を作ることができない場合がある。
【0019】なお、本発明に用いられるコーティング用
組成物には、上記(a)〜(d)成分のほか、本発明の
目的とする範囲内において、必要に応じて各種界面活性
剤などの分散剤、硬化調整剤、抗菌剤、合成樹脂エマル
ジョン、有機染料や顔料、その他の添加剤を含むことが
できる。また、本発明の断熱化粧材の色は、白色または
薄く着色されたもの(ベージュ、アイボリー、薄いグレ
ー、薄緑、薄青など)が好ましい。
【0020】さらに、上記添加剤として、合成樹脂およ
び/または合成ゴムエマルジョンを使用すると、塗膜に
柔軟性を持たせ、密着力を強化させ、塗膜の透水性を調
節することができる。上記エマルジョンとしては、具体
的には、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリブタジエ
ン、スチレン−ブタジエンゴムなどのエマルジョンを挙
げることができる。上記合成樹脂および/または合成ゴ
ムは、エマルジョンに限らず、水溶液であってもよい。
これらの樹脂、ゴム成分は、水および/または親水性有
機溶剤によく混合し、乾燥すると、水に不溶性の透明ま
たは半透明の膜を形成し、本発明の組成物においては、
(c)充填材を接着させる助剤として、また耐衝撃性を
改善するために使用できる。
【0021】本発明に用いられるコーティング用組成物
は、(a)〜(c)成分を混合し、さらに必要に応じて
(d)成分およびその他の添加剤成分を配合し、全固形
分濃度を、好ましくは30〜85重量%、さらに好まし
くは50〜75重量%にして調製できる。全固形分濃度
が30重量%未満であると、性能が発現しにくい。一
方、85重量%を超えると、粘度が上昇しすぎたり、塗
膜性能が低下したりして好ましくない。上記コーティン
グ用組成物は、高速撹拌機、ロールミル、ボールミル、
その他の分散機により分散させ、ろ過することにより、
均一な安定性の良い分散液とすることができる。
【0022】本発明に用いられるコーティング用組成物
は、水性で取り扱いやすく、塗布後容易に硬化し、作業
性に優れている。すなわち、本発明の組成物は、基材上
に塗布し、70〜450℃で1〜60分加熱乾燥、また
は、常温下で1〜24時間乾燥して硬化させ、厚み30
〜300μmの塗膜を形成することができる。基材とし
ては、金属材、窯業材、プラスチック、木材、コンクリ
ート、モルタル、スレート系などが挙げられる。金属と
しては、鋼、アルミニウム、ステンレス、銅、亜鉛メッ
キ鋼鈑などが挙げられる。
【0023】基材へのコーティング用組成物の塗布に
は、刷毛、スプレー、ローラー、ディッピング、ロール
コート、フローコート、印刷などの塗装手段を用いるこ
とができる。本発明に用いられるコーティング用組成物
より得られる塗膜は、通気性であるため、塗装に際して
は、従来のように、ピンホールに注意することなく、通
常、1回塗りで仕上げることができるが、2回以上塗布
することもできる。ここで、上記コーティング用組成物
を基材の表面へ塗布するには、1回あたり固形分換算
で、好ましくは45〜300g/m2、さらに好ましく
は100〜250g/m2のコーティング用組成物を塗
布する。通常、総計塗布量は、固形分換算で45〜45
0g/m2、好ましくは150〜350g/m2である。
総計塗布量が、固形分換算で45g/m2未満である
と、膜が薄すぎて本発明の塗膜の性能が発現し難い。一
方、450g/m2を超えると、割れやすくなったりし
て好ましくない。また、塗布乾燥硬化により得られる本
発明の塗膜の乾燥膜厚は、30〜300μm、好ましく
は100〜250μmである。30μm未満であると、
本発明の塗膜の性能が発現し難く、一方、300μmを
超えると、割れやすくなったりして好ましくない。
【0024】また、本発明の組成物を塗布したのち、加
熱乾燥で硬化させる場合、70〜450℃の雰囲気下で
1〜60分、好ましくは100〜300℃で2〜30分
の条件で行なう。また、常温で硬化させる場合の時間
は、1〜24時間、好ましくは2〜24時間、さらに好
ましくは4〜12時間の条件で行なう。これらの下限値
未満であると、硬化が不充分で、耐水性が発現し難く、
一方、上限を超えると、基材が影響を受けたり、作業時
間の損失になったりする。上記コーティング方法によ
り、本発明の断熱化粧材が得られる。
【0025】本発明の断熱化粧材は、(b)硬化剤を使
用するため耐水性に優れ強固なものとなる。また、
(a)第4級アンモニウムシリケートおよび(c)充填
材を主体として構成されているため、基材を保護し、基
材に対し密着性が良く、不燃性、耐熱性、耐候性、耐汚
染性に優れ、通気性、親水性も有する。そして、本発明
の断熱化粧材は、表面に放射される熱エネルギーを、反
射、放射、親水性であるため含有する水分の気化蒸発に
よる冷却効果などにより裏面に熱を伝導せず、熱反射
性、熱放射性、気化放熱性に優れるため、断熱性に優れ
た断熱化粧材として使用できる。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は、特許請求の範囲を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実
施例中、部および%は、特に断らないかぎり重量基準で
ある。
【0027】実施例1〜3コーティング用組成物A〜Cの調製 表1に示すA〜Cの3種類の組成物(コーティング用組
成物)を作製した。この組成物は、攪拌タンクに、
(a)〜(c)成分、さらに必要に応じて(d)成分お
よび下記(e)成分を入れ、軽く混合攪拌したのち、高
速撹拌機を使用して15,000rpm位で5分間攪拌
し、60メッシュでろ過して調製した。
【0028】なお、表1中の記号は、以下のものを表わ
す。 (a)第4級アンモニウムシリケート (a)−1;(株)日板研究所製、商品名NS−25
(水溶液、SiO2濃度=約25%) (a)−2;日産化学工業(株)製、商品名キャス25
〔水溶液、SiO2含有量=25〜26重量%、比重
(20℃)=1.19、粘度(cps)=3.0、pH
=11.0〕 (b)硬化剤 (b)−1;酸化マグネシウム(平均粒径=2μm) (b)−2;炭酸マグネシウム(平均粒径=1.5μ
m)
【0029】(c)充填材 (c)−1;二酸化ケイ素(平均粒径=15μm、粒
状) (c)−2;ケイ酸カルシウム(平均長さ=15μm、
針状) (c)−3;雲母(平均粒径=6μm、鱗片状) (c)−4;酸化チタン白(平均粒径=0.5μm、粒
状) (c)−5;チタン酸カリウム(平均径=0.2〜0.
5μm、ウィスカー) (c)−6;酸化鉄黄(平均粒径=0.5μm、粒状) (d)溶剤 (d)−1;イオン交換水 (d)−2;プロピレングリコール (e)その他の添加剤成分 (e)−1;分散剤〔楠本化成(株)製〕 (e)−2;レベリング剤〔楠本化成(株)製〕 (e)−3;アクリル樹脂エマルジョン〔大日本インキ
化学工業(株)製、固形分濃度約50%、pH8.0〕
【0030】
【表1】
【0031】実施例4〜13、比較例1,2 表2に示した基材に、上記コーティング用組成物A〜C
をそれぞれロールコート法にて塗布し、乾燥硬化処理を
行ない、テストピースNo.1〜13を得た。なお、表
2中の基材および塗装組成物記号は、以下のものを表わ
す。 FRP(Fiber Reinforced Plastic)板;SMC (f)−1;アクリル−シリコン系塗料〔日本エヌエス
シー(株)製、(株)日板研究所(株)製、白色塗料、
固形分濃度約59%〕 (f)−2;アルコキシ金属系コーティング剤〔(株)
日板研究所製、商品名G−1000(白色)、固形分濃
度約49%〕
【0032】
【表2】
【0033】評価試験1−1(断熱性) 上記表2で調製したテストピースを用い、屋外において
午後12:00〜1:00の間日射光を当て、表面およ
び裏面の温度を、(株)ティアンドディ製熱伝温度計
(機種名おんどとりTR−71S)を用いて測定した。
結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】評価試験1−2(断熱性) 上記表2で調製したテストピースを用い、上方20cm
の間隔をとって、100Wの電球を使用して1時間照射
した後の裏面温度を、評価試験1−1と同様に測定し
た。結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】評価試験2(熱反射性、熱放射性、熱伝導
性) 上記表2で調製したテストピースを室内(常温)に7日
間保持したのち、下記評価試験を実施した。結果を表5
に示す。 日射反射率:JIS A−5759−5.3.4(c)
に準拠して行なった。 熱放射率:日本分光(株)製、赤外分光光度計を用い、
100℃±1.0℃における波長域5〜15μmの放射
スペクトルを測定した平均値である。 熱伝導率:JIS A−1412(平板比較法)に準拠
して行なった。
【0038】
【表5】
【0039】評価試験3(他の評価試験) 上記表2で調製したテストピースを、室内(常温)に7
日間保持したのち、下記評価試験を実施した。結果を表
6に示す。 密着性;JIS K−5400−8.5.1碁盤目テー
プ試験に準拠した。評価基準は下記のとおりである。 ○;剥離なし(100/100)。 ×;剥離あり(99以下/100)。
【0040】硬度;JIS K−5400−8.4.2
鉛筆引っかき試験(手かき法)に準拠した。 耐衝撃性;JIS K−5400−8.3.1(1/2
インチ、500g×20cm)に準拠した。評価基準は
下記のとおりである。 ○;変化なし。 ×;一部に剥離または亀裂が認められる。 耐温水性;60℃の温水中にテストピースを30日間保
存したのち、塗膜の外観を観察し、硬度を測定した。外
観および硬度の評価基準は下記のとおりである。 ○;外観および硬度変化なし。 ×;外観または硬度に変化が認められる。
【0041】耐熱性;電気炉内で、400℃、5時間保
持した後、塗膜の外観を観察した。なお、表中の「−」
は、テスト行なわず、を示す。 不燃性;JIS A6909−5.18難燃性試験〔発
煙係数(CA)〕に準拠した。評価基準は下記のとおり
である。 ○;3以下 ×;3を超える。 なお、表中の「−」は、テスト行なわず、を示す。
【0042】親水性;水との接触角(度)を測定した。 耐候性;QUV試験(UV照射70℃/8時間、結露5
0℃/4時間の繰り返し試験)3,000時間修了後の
塗膜外観を観察した。 なお、塗膜外観評価は、下記基準に従った。 ○;塗膜の剥離、亀裂、溶損が認められず、外観も変化
なし。 ×;塗膜の一部または全部に剥離、亀裂、溶損が認めら
れ、外観も変化した。
【0043】
【表6】
【0044】
【発明の効果】本発明の断熱化粧材は、硬化剤を使用す
るため耐水性に優れ強固なものとなる。また、第4級ア
ンモニウムシリケートおよび充填材を主体として構成さ
れているため、基材を保護し、基材に対し密着性が良
く、不燃性、耐熱性、耐候性、耐汚染性に優れ、通気
性、親水性も有する。そして、本発明の断熱化粧材は、
熱反射性、熱放射性、気化放熱性に優れるため、住宅、
マンション、オフィスビル、工場、倉庫、畜舎などの建
築物の内外装、車両、船舶、飛行機、化学プラント、自
動販売機、電力発電設備、ガスタンク、屋内外パイプ
類、ボイラー、ヒーター、コンテナ、冷凍庫など、広範
囲の用途に使用することができ、大きな省エネルギー効
果を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 DE01 DH23 FA03 FA09 FA10 FA14 GA06 GA08 GA42 HA01 HA21 HA22 HA23 HB01 HC01 HD11 JA04 JA06 2E110 AA02 AB03 AB04 AB23 BA02 BB04 4F100 AA01C AA01D AA03D AA04D AA07D AA08D AA12D AA19D AA20B AA20D AA21D AA23D AA25D AA27D AA34D AB01A AB09C AC10D AD00A AE00A AE01C AG00D AH03B AK01A AP00A AT00A BA04 BA07 CA00D CA02C EH462 EJ422 EJ862 GB07 JJ02 YY00B YY00C YY00D 4J038 AA012 DL021 HA186 HA216 HA276 HA286 HA296 HA416 HA436 HA442 HA446 HA456 HA466 HA486 HA496 HA526 HA536 HA546 KA03 KA06 KA08 KA12 KA18 KA19 KA20 MA07 MA10 NA03 NA05 NA06 NA13 NA27 PB05 PC01 PC02 PC04 PC06 PC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、(a)SiO2成分を15〜
    45重量%含有する第4級アンモニウムシリケート5〜
    12重量部(固形分換算)、(b)マグネシウム化合
    物、カルシウム化合物およびセメントの群から選ばれた
    少なくとも1種である硬化剤1〜20重量部、および
    (c)充填材20〜70重量部〔ただし、(a)+
    (b)+(c)=100重量部〕を含有する塗膜が形成
    されてなる断熱化粧材。
  2. 【請求項2】 (c)充填材が、平均粒径0.1〜30
    μmの粒状、針状、繊維状、または鱗片状である、酸化
    物、水酸化物、窒化物、リン酸塩化合物、ケイ酸塩化合
    物、炭酸塩化合物、モリブデン酸化合物、およびチタン
    酸塩化合物の群から選ばれた少なくとも2種である請求
    項1記載の断熱化粧材。
  3. 【請求項3】 (c)充填材が、二酸化ケイ素、ケイ酸
    アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム
    カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、
    雲母、タルク、カオリン、酸化アルミニウム、水酸化ア
    ルミニウム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、水酸
    化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、水酸
    化ジルコニウム、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、塩基性
    モリブデン酸亜鉛、塩基性モリブデン酸カルシウム、チ
    タン酸カリウム、酸化スズ、およびケイ酸塩ガラスの群
    から選ばれた少なくとも2種である請求項2記載の断熱
    化粧材。
  4. 【請求項4】 基材上に、(a)SiO2成分を15〜
    45重量%含有する第4級アンモニウムシリケート5〜
    12重量部(固形分換算)、(b)マグネシウム化合
    物、カルシウム化合物およびセメントの群から選ばれた
    少なくとも1種である硬化剤1〜20重量部、(c)充
    填材20〜70重量部、(d)溶剤1〜63重量部〔た
    だし、(a)+(b)+(c)+(d)=100重量
    部〕を主成分とするコーティング用組成物を塗布し、7
    0〜450℃で1〜60分加熱乾燥、または、常温下で
    1〜24時間乾燥して硬化させ、厚み30〜300μm
    の塗膜を形成することを特徴とする断熱化粧材の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 基材が、金属材、窯業材、コンクリー
    ト、モルタル、プラスチックおよび木材の群から選ばれ
    た少なくとも1種である請求項4記載の断熱化粧材の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 (c)充填材が、平均粒径0.1〜30
    μmの粒状、針状、繊維状、または鱗片状である、酸化
    物、水酸化物、窒化物、リン酸塩化合物、ケイ酸塩化合
    物、炭酸塩化合物、モリブデン酸化合物、およびチタン
    酸塩化合物の群から選ばれた少なくとも2種である請求
    項4または5記載の断熱化粧材の製造方法。
  7. 【請求項7】 (c)充填材が、二酸化ケイ素、ケイ酸
    アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム
    カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、
    雲母、タルク、カオリン、酸化アルミニウム、水酸化ア
    ルミニウム、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、水酸
    化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、水酸
    化ジルコニウム、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、塩基性
    モリブデン酸亜鉛、塩基性モリブデン酸カルシウム、チ
    タン酸カリウム、酸化スズ、およびケイ酸塩ガラスの群
    から選ばれた少なくとも2種である請求項6記載の断熱
    化粧材の製造方法。
  8. 【請求項8】 (d)溶剤が、水および/または親水性
    有機溶剤である請求項4〜7いずれか1項記載の断熱化
    粧材の製造方法。
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