JP2002355664A - 土壌浄化工事の事前評価法 - Google Patents

土壌浄化工事の事前評価法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 固相処理法を用いた有機物含有土壌のバ
イオレメディエーションによる浄化工事前に、工事対象
土壌から採取した土壌の水スラリーを通気撹拌して当該
土壌の浄化度を測定することを特徴とする当該浄化工事
の事前評価法。 【効果】 本発明の事前評価法を採用すれば従来の評価
法に比べて1/4〜1/8の期間で正確に固相処理法に
よる浄化結果を評価できるので、バイオレメディエーシ
ョン法による土壌浄化工事の工期を大幅に短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機物含有土壌のバ
イオレメディエーション法による浄化工事に際し、工事
対象の土壌がバイオレメディエーション法に適している
か否かを事前に評価するための方法、及びこれに用いる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土壌の汚染は極めて重要な問題であり、
平成3年には「土壌の汚染に係る環境基準」(H3環境
庁告示第46号)が定められている。それにもかかわら
ず土壌の汚染はさらに進んでおり、汚染土壌の対策は緊
急課題となっている。
【0003】揮発性有機化合物等の有機物による汚染土
壌の浄化は「埋立処分」と「浄化」に大別される。埋立
処分は高価であり、さらに土壌を再利用できず、埋立処
分場が逼迫していることからも「浄化」処理が求められ
ている。有機物含有土壌の浄化手段としてバイオレメデ
ィエーションがある。この方法は、基本的に土壌微生物
の汚染分解能力を利用する方法であることから、安価か
つ安全であり、期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイオ
レメディエーション法は、処理による効果が事前に予測
し難いという問題がある(「バイオレメディエーショ
ン」シュプリンガー、フェアラーク東京(株)出版、19
97. 7. 10発行)。これに対しては、通常小規模な浄化
試験を実施して、効果を確認するという方法が採用され
ている。バイオレメディエーションによる浄化能力は、
浄化対象である土壌に含まれている汚染物質の種類と濃
度及び土壌に含まれている微生物の種類と濃度によって
決まるため、対象土壌ごとに固有の能力である。従っ
て、事前評価法は、その対象土壌を用いて行う必要があ
り、固相処理法では、通常2〜6ヶ月を必要とする。こ
のように事前評価だけで2〜6ヶ月を要するために、実
際の浄化工事と併せると、バイオレメディエーション法
による浄化工事は4ヶ月〜1年という長期間を要すると
いう欠点があった。従って、本発明の目的は、固相処理
法を用いたバイオレメディエーション法による土壌浄化
工事に際して、短期間で効果を確認できる事前評価方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、工事
対象土壌から採取した土壌を水スラリーとし、これを通
気撹拌して浄化度を測定したところ、短期間で浄化が進
行し、この浄化度と固相処理法による浄化度とが良好な
相関関係にあること、さらに、当該方法を浄化工事の事
前評価法として採用すれば、浄化工事期間を大幅に短縮
できることを見出し、本発明を完成するに至った。ま
た、この土壌スラリーの浄化装置として、送気管と排気
管を備えたドラム状槽体を、底部となる壁部が定置しな
いように回転する装置を用いれば、浄化が効率良く進行
することを見出した。
【0006】すなわち、本発明は、固相処理法を用いた
有機物含有土壌のバイオレメディエーションによる浄化
工事前に、工事対象土壌から採取した土壌の水スラリー
を通気撹拌して当該土壌の浄化度を測定することを特徴
とする当該浄化工事の事前評価法を提供するものであ
る。また本発明は、工事対象有機物含有土壌から採取し
た土壌の水スラリーを通気撹拌して当該土壌の浄化度を
測定して事前評価した後、当該土壌を固相処理法により
バイオレメディエーションすることを特徴とする有機物
含有土壌の浄化工事法を提供するものである。
【0007】さらに本発明は、槽体内の土壌スラリー中
に通気するための送気管及び排気管を備えた、底部とな
る壁部が定置しないように回転するドラム状槽体と、該
槽体を回転せしめる駆動装置とを配設したことを特徴と
するスラリー化した有機物含有土壌のバイオレメディエ
ーションによる浄化評価又は浄化装置を提供するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の事前評価法は、工事対象
土壌から土壌を採取して水スラリーとし、次いでこれを
通気撹拌して土壌の浄化度を測定することにより行われ
る。
【0009】汚染土壌を掘削して大きな固形分を除き、
水を加えてスラリー状にしてスラリーバイオリアクター
で処理するスラリー処理法は、汚染土壌のバイオレメデ
ィエーション法の一つとして知られているが、この方法
が固相処理法の事前評価に使用できることはもちろんの
こと、スラリー処理法による浄化度と固相処理法による
浄化度との間に相関関係があることは全く知られていな
かった。
【0010】まず工事対象となる土壌は、本発明の浄化
工事が、バイオレメディエーション法、すなわち、土壌
中の微生物の力を利用して汚染物質を分解除去し、土壌
を元の状態に回復させる技術であることから、微生物に
より分解される物質、すなわち有機物を含有する土壌で
ある。ここで、有機物としては、油及び油成分等の石油
系炭化水素;ジクロロメタン、ジクロロエタン、ダイオ
キシン類、ポリ塩化ビフェニル類、テトラクロロエチレ
ン、トリクロロエチレン等に代表される塩素系脂肪族化
合物や塩素系芳香族化合物;クレオソート油、ナフトー
ル等の防腐剤;フェノール類;界面活性剤;アクリルア
ミド等が挙げられる。
【0011】採取する土壌の量は、処理する装置の大き
さにもよるが1〜20kgが十分である。採取した土壌に
水を加えてスラリー状とする。加える水の量は、土をス
ラリーにできる量であればよいが、土壌1重量部(乾燥
重量)に対して0.1〜10重量部、特に0.4〜2重
量部が好適である。
【0012】次に土壌の水スラリーを通気撹拌する条件
としては、20〜40℃の温度で、通気量は試験土壌の
水スラリー1Lに対して0.05〜1L/min(特に好
ましくは0.1〜0.5L/min)、撹拌数は試験土壌
の水スラリーが混合される条件であれば制限を受けない
が、本発明装置を例に説明すれば、槽体の外周における
線速度として5〜60m/min(特に好ましくは6〜2
0m/min)が好ましい。
【0013】土壌の浄化度としては、対象有機物質濃度
を測定すればよく、その測定手段は対象有機物質によっ
て異なる。例えば油分の場合には、試料からn−ヘキサ
ン、アセトン、ジクロロメタン、四塩化炭素等の有機溶
媒により油分を抽出した後に、抽出液をガスクロマトグ
ラフィーや赤外分光光度計等を用いて測定することがで
きる。この際の測定方法は米国環境保護庁SW−846
メッソド8015B、8260B、8270C、844
0、9071B法等に従って実施することができる。ま
た、スラリー状態の試料を直接バイアル瓶に採取して密
閉し、そのヘッドスペースを分析しても良い。さらに油
分の詳細な分析として、飽和分、芳香族分、レジン分、
アスファルト分の分析を行っても良く、この際には石油
学会規格(JPI-5S-22-83)、米国環境保護庁SW−84
6メッソド3630や伊永らの報告(伊永隆史ら、分析
化学、Vol.48, No.6, p.631-636, 1999)に記載の分画
方法により各成分を分けた後に上記の分析方法により定
量することができる。また、その他必要に応じて有機物
の分解の指標となる炭酸ガス分析、微生物数の分析、遊
離のアンモニア態窒素や硝酸態窒素濃度の分析、pH、電
気伝導度の分析等を行ってもよい。
【0014】本発明の事前評価法は、浄化度がほぼ飽和
した時点で終了すればよい。この時点で浄化度が目的と
する浄化度に達していなければ、この土壌は通常のバイ
オレメディエーション法では十分浄化できないので、他
の方法を採用することになる。一方、この時点で浄化度
が目的とする浄化度に達していれば、この土壌は固相処
理法を用いたバイオレメディエーション法による浄化工
事をすればよい。
【0015】本発明の事前評価法によれば、7日間〜2
週間で浄化度がほぼ飽和する。そして、この結果は、固
相処理法により2〜6ヶ月間浄化を行った後の浄化度と
良く一致する。従来の事前評価法は、実際の工事と同じ
方法、すなわち固相処理法により行っていたのであるか
ら、事前評価だけで2〜6ヶ月間要していたことにな
る。してみると、本発明による事前評価法によれば、従
来法の1/4〜1/8の期間で評価できることがわか
る。さらに、本発明の評価法で評価した後に浄化工事を
行えば、全工期が2〜6ヶ月間短縮できることになる。
【0016】固相処理法によるバイオレメディエーショ
ン法としては、有機物含有土壌に通気、撹拌及び/又は
栄養源の添加をして浄化する方法が挙げられる。ここで
通気の手段としては、土壌を0.5〜10mの深さ掘削
し、0.5〜3mの高さに積み上げる手段が挙げられ
る。撹拌及び/又は栄養源の添加は必要に応じて行うの
が好ましい。ここで栄養源としては、微生物の生育に必
要な無機塩、微量金属やpH緩衝剤、保湿剤、酸化マグネ
シウム、分解誘導剤(例えばトリクロロエチレンの分解
におけるメタンなど)等が挙げられる。
【0017】本発明の事前評価法に用いる装置として
は、槽体内の土壌スラリー中に通気するための送気管及
び排気管を備えた、底部となる壁部が定置しないように
回転するドラム状槽体と、該槽体を回転せしめる駆動装
置とを配設した装置が好ましい。
【0018】本発明装置を図面と共に説明する。図1に
おいて、10は送気管で、槽体30内の土壌スラリー中
に通気するためのものであり、全体がスラリー70中に
浸っていてもよく、図1のようにスラリー70中に送気
管の先端部のみが浸っていてもよい。
【0019】20は排気管であり、槽体内のスラリー面
よりも上部にあればよい。送気管10及び排気管20
は、ロータリージョイント60を介して着脱自在に固定
されているのが好ましい。
【0020】30はドラム状槽体であり、その形態とし
ては底部となる壁部が定置しないように回転できる形態
であればよいが、円筒体が好ましい。ここで「底部とな
る壁部が定置しないように回転する」とは、槽体が円筒
体の場合には円周方向に回転することをいう。このよう
に回転することにより、槽体内のスラリー70が効率良
く撹拌される。撹拌羽根等を使用する場合には、土壌中
に石などの粗大物を含む場合に、粗大物の沈殿による撹
拌不良や装置の破損を引き起こす可能性があり、これら
を事前に分別する必要がある。本装置では撹拌羽根等を
使用しないので土壌中に石等があっても装置が破損する
ことがなく、良好に撹拌を行うことができる。また、槽
体30は固定具50により床等に固定されているのが好
ましい。
【0021】40は槽体30の回転架台であり、当該回
転架台を駆動装置80、例えばモーターにより回転させ
ることにより槽体30が回転する。
【0022】本発明装置においては、槽体30内に土壌
スラリーを投入し、モーター80を駆動せしめると、そ
の駆動力が回転架台40を介して槽体30が円周方向に
回転する。すると、槽体30内の土壌スラリーが撹拌さ
れる。なお、この装置は事前評価だけでなく浄化工事に
も使用可能である。
【0023】
【実施例】実施例1 (1)10L容のスラリーリアクター(図1)に試験土
壌(油分含有土壌)を2〜3kg添加し、水を300〜1
200mL加えてスラリー化した。また、栄養源として硝
酸アンモニウムを4.8g、燐酸二水素一カリウムを
0.1g、燐酸一水素二カリウムを0.4g加えた。2
5℃、通気量0.4L/min、撹拌速度20rpm(槽体の
外周で13.8m/min)で反応させた。
【0024】(2)上記(1)の土壌を約0.5mの高
さに積み上げ、固相処理によるバイオレメディエーショ
ン法による浄化工事を行った。固相処理によるバイオレ
メディエーションでは、土壌20kgあたりに硝酸アンモ
ニウムを48g、燐酸二水素一カリウムを1g、燐酸一
水素二カリウムを4g加え、1週間ごとに切返しを行う
ことにより酸素を供給した。
【0025】(3)試験期間中にスラリー中の土壌の一
部を採取し、土壌油分、油分組成等の各分析を行った。
土壌油分の分析は以下の手順で行った。約3gの試料を
50mLのガラス製遠心沈殿管に採取し、シリカゲル(6
0−200メッシュ)10gと良く混和した。次いで、
ジクロロメタン20mLを加えて30分間振とう抽出し油
分の抽出を行った。得られた抽出液を米国環境保護庁S
W−846 8015B法記載の軽油相当油分量(DR
O;Diesel Range Organics)の分析方法に従ってガスク
ロマトグラフィー分析を行い油分含有量を求めた。さら
に、溶媒抽出を必要としない分析方法として、試料であ
る水スラリー3gを容量20mLのバイアル瓶に採取し、
密閉した後に85℃で30分間加熱し、そのヘッドスペ
ースを上記の分析と同様にガスクロマトグラフィー分析
を行った。本方法は、短時間での分析が可能であり、本
発明の事前評価法と組み合わせることにより、その有用
性を高めることができる。油分組成の分析は、上記と同
様に溶媒抽出した油分をイヤトロスキャンMk5(ヤト
ロン社製)用いて油分組成の分析を行った。排気炭酸ガ
スの分析はリアクターからの排気ガスを直接炭酸ガス分
析計(DEX-1562-1型、エイブル社製)により測定した。
含水比等の土壌性状の分析は地盤工学会基準に従って行
った。
【0026】(4)油分を含む土壌A(礫質土、含水比
50%)について行った結果(土壌油分)を図1に示
す。本発明の事前評価法(図2A)においては、水スラ
リーの濃度を含水比100%として評価を行った結果、
7〜15日で浄化度がほぼ飽和していた(1200mg/
kg→160mg/kg)。これに対し、固相処理法(図2
B)においては約60日後に浄化度がほぼ飽和した(1
250mg/kg→130mg/kg)。
【0027】(5)油分を含む土壌B(砂質土、含水比
20%)について行った結果(土壌油分)を図3に示
す。その結果、本発明の事前評価法(図3A)において
は、水スラリーの濃度を含水比40%として評価を行っ
た結果、7〜15日で浄化度がほぼ飽和していた。これ
に対し、固相処理法(図3B)においては約50日後に
浄化度がほぼ飽和した。
【0028】(6)油分を含む土壌C(礫質土、含水比
24%)について行った結果(土壌油分)を図4に示
す。その結果、本発明の事前評価法(図4A)におい
て、水スラリーの濃度を含水比100%として評価を行
った結果、10〜14日で浄化度がほぼ飽和していた
(8200mg/kg→660mg/kg)。また、図4Bに
は、試料の水スラリーから直接ヘッドスペース分析を行
った結果を示す。これに対し、固相処理法(図4C)に
おいては約180日で浄化度がほぼ飽和した(8100
mg/kg→865mg/kg)。また、本発明の事前評価を行
った際の排気炭酸ガス濃度分析、土壌油分の組成分析を
実施した結果、炭酸ガスが0.1〜0.3%(v/v)の
濃度で測定され、微生物による浄化が有効に作用するこ
と、飽和分、芳香族分共に約90%が浄化されることを
事前に評価することができた。また、土壌油分の組成
は、本発明の事前評価法と固相処理法とで良好な相関関
係が認められた。
【0029】(4)〜(6)の結果から明らかなよう
に、本発明事前評価法によれば、固相処理法による浄化
結果を固相処理法の1/4〜1/8の期間で正確に評価
できることがわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明の事前評価法を採用すれば従来の
評価法に比べて1/4〜1/8の期間で正確に固相処理
法による浄化結果を評価できるので、バイオレメディエ
ーション法による土壌浄化工事の工期を大幅に短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浄化評価装置の概略断面説明図である。
【図2】本発明事前評価法(A)と固相処理法(B)に
よる浄化度の推移を示す図である。
【図3】本発明事前評価法(A)と固相処理法(B)に
よる浄化度の推移を示す図である。
【図4】本発明事前評価法(溶媒抽出→ガスクロ分析の
結果:A、ヘッドスペース分析の結果:B)と固相処理
法(C)による浄化度の推移を示す図である。
【符号の説明】
10:送気管 20:排気管 30:ドラム状槽体 40:回転架台 50:固定具 60:ロータリージョイント 70:スラリー 80:駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/24 C12N 1/00 S // C12N 1/00 B09B 3/00 E (72)発明者 高木 幸夫 埼玉県幸手市権現堂1134−2 コスモ石油 株式会社研究開発センター内 (72)発明者 野邑 武史 埼玉県幸手市権現堂1134−2 コスモ石油 株式会社研究開発センター内 Fターム(参考) 4B029 AA02 AA11 BB01 CC02 DB10 DB13 4B065 AA99X AC20 BB02 BC05 BC08 BC41 BD14 CA46 CA54 CA56 4D004 AA41 AB02 AB05 CA19 CB09 CC08 DA17 4D027 AA05 AB02 AC02 BA02 BA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固相処理法を用いた有機物含有土壌のバ
    イオレメディエーションによる浄化工事前に、工事対象
    土壌から採取した土壌の水スラリーを通気撹拌して当該
    土壌の浄化度を測定することを特徴とする当該浄化工事
    の事前評価法。
  2. 【請求項2】 固相処理法を用いた有機物含有土壌のバ
    イオレメディエーションが、有機物含有土壌に通気、撹
    拌及び/又は栄養源の添加をして浄化する方法である請
    求項1記載の事前評価法。
  3. 【請求項3】 工事対象有機物含有土壌から採取した土
    壌の水スラリーを通気撹拌して当該土壌の浄化度を測定
    して事前評価した後、当該土壌を固相処理法によりバイ
    オレメディエーションすることを特徴とする有機物含有
    土壌の浄化工事法。
  4. 【請求項4】 固相処理法によるバイオレメディエーシ
    ョンが、有機物含有土壌に通気、撹拌及び/又は栄養源
    の添加をして浄化する方法である請求項3記載の浄化工
    事法。
  5. 【請求項5】 槽体内の土壌スラリー中に通気するため
    の送気管及び排気管を備えた、底部となる壁部が定置し
    ないように回転するドラム状槽体と、該槽体を回転せし
    める駆動装置とを配設したことを特徴とするスラリー化
    した有機物含有土壌のバイオレメディエーションによる
    浄化評価又は浄化装置。
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