JP2001212553A - 揚水曝気式地下水浄化装置とその装置による揚水曝気式地下水浄化方法 - Google Patents

揚水曝気式地下水浄化装置とその装置による揚水曝気式地下水浄化方法

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JP2001212553A JP2000059576A JP2000059576A JP2001212553A JP 2001212553 A JP2001212553 A JP 2001212553A JP 2000059576 A JP2000059576 A JP 2000059576A JP 2000059576 A JP2000059576 A JP 2000059576A JP 2001212553 A JP2001212553 A JP 2001212553A
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aeration tower
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tower
water
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Kenichi Masui
謙一 舛井
Misako Michiura
美佐子 道浦
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DATA CRAFT KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来の揚水曝気式地下水浄化装置は、長時間連
続運転をした場合、充填剤に水垢等による汚れや藻類等
が付着し、曝気効率を低下させることにあった。そのた
めにメンテナンスが欠かせず、その地域の水質や季節に
よって、ある一定周期でメンテナンスを行わなければな
らなかった。 【解決手段】揚水ポンプ7で揚水して曝気塔1の上部か
ら流入させた汚染水にその下部から吹き込まれる空気流
を接触させて液相の汚染物質を気相中に抽出させ、その
排気を吸着塔3へ送り、そこで汚染物質を除去して外へ
排気し、処理水は曝気塔1の下部から排液させてなる揚
水曝気式地下水浄化装置において、曝気塔1の充填剤を
複数のブラシセグメント17で構成し、このブラシセグ
メント17はステンレス鋼製細線でできたブラシ14を
複数本、円筒状に束ねたブラシ14の束を上下から多孔
板15で挟んだものでなる揚水曝気式地下水浄化装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揮発性有機化合物等揮
発性物質による地下水等の汚染を浄化する揚水曝気式地
下水浄化装置とその装置による揚水式地下水浄化方法に
関し、特に、曝気塔の充填剤としてステンレス鋼製細線
でなるブラシを使用した曝気式地下水浄化装置と方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】地下水及び環境水(表層水、湖沼水、河
川水、閉鎖性湾港水等)の汚染浄化の方法にはいくつか
の方法があり、従来はそれらのうちから単独又は複合技
術で汚染物を除去し、汚染水を浄化してきた。それらの
技術は、活性炭投入・吸着法、薬注法、活性汚泥浄化
法、微生物分解法、真空吸引法、揚水曝気法などがあ
る。従来の曝気システムでは、浄化効率、即ち曝気効率
の向上はどのような物質でどのような形状の充填剤を使
用するかにかかっている。そのために従来の充填剤は、
例えばプラスチックボールであったり、中空パイプやス
テンレス鋼の網やその束子状のものであった。水と空気
の接触面積を大きくし接触時間を長くするという目的か
らそれら独特の形状の充填剤が使用されてきた。それに
よって、汚染水中の汚染物質をできるだけ効率よく揮発
させようと試みてきた。しかし、従来法における問題点
は、長時間連続運転をした場合、充填剤に水垢等による
汚れや藻類等が付着し、曝気効率を低下させることにあ
った。そのためにメンテナンスが欠かせず、その地域の
水質や季節によって、ある一定周期でメンテナンスを行
わなければならなかった。この作業を怠ると、ある日突
然に排水中に汚染物質が排出されてしまうという不都合
が生じた。また、充填剤の交換による出費は避けられず
運転費用を押し上げる原因になっていた。図2は従来の
揚水曝気式地下水浄化装置を示す。この曝気塔1’内部
の充填剤は多数の小さなプラスチックボール13で構成
されている。そもそも曝気装置の動作原理を説明すれ
ば、汚染水は塔上部より注入することにより一部は充填
剤表面に沿って流下し、或いは空隙を滴下しながら下部
より吹き込まれる空気と接触し、分配作用、即ち気液分
配を逐次繰り返すことにより液相の汚染物質を気相に抽
出し、汚染物質を吸収した空気は曝気塔の上部より排気
される。一方、浄化の進んだ汚染水、即ち浄化水は曝気
塔の下部より排液される。曝気装置は、物理現象の分配
係数に依存した装置であり、分配効率を如何に上げられ
るかが曝気効率の向上を意味する。この効率を向上させ
るには接触面積を大きくし、接触時間を長くする必要が
あり、汚染物質の除去率はそれだけ高くなる。故に、充
填剤の目詰まりが前述の理由等により起こると、下から
吹き込まれる空気が流れにくくなったり、水垢や苔など
に汚染物質が付着したり吸着して結果的に除去率の低下
を招く。このような不都合は充填剤の形状や材質を変え
てもほぼ同様に生じる。それは、従来の技術が充填剤の
形状からくる汚染水と空気相との接触表面積の大きさに
立脚した分配効率即ち曝気効率を利用しているからであ
り、それはここで分析した理由で避け難い現象である。
かくして目詰まりを極力少なくし、メンテナンスを容易
に行い得ることが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かくして本発明では、
充填剤をブラシセグメント方式にすることによって目詰
まりを極力少なくすることとメンテナンスを容易に行い
得ることを第1の課題とする。また、曝気塔の下にそれ
と一体的に貯水タンクを併設した貯水タンク併設曝気塔
を使用することによって、ブラシセグメント方式による
曝気後、さらに下部貯水タンクにおいてもエアレーショ
ンを行なうという二重曝気方式により汚染物質の分離効
果を高めるすることを第2の課題とする。また、揚水ポ
ンプと曝気塔の上部との間の流入管に磁気式水処理装置
を設置し、下部貯水タンクを備えている場合にはその中
にも磁気式水処理装置を設置することにより汚染水を還
元化し揮発性を高めて汚染物質の除去率を一層高めるこ
とを第3の課題とする。揚水ポンプと曝気塔の上部とを
接続する汚染水流入管に第1バルブを設け、曝気塔の底
部に接続させた処理水の排水管に第3バルブを設け、処
理水を流入管へ戻す環流管に第2バルブを設け、第1バ
ルブ、第2バルブ、第3バルブの開閉によって環流を行
ったり行わなかったりすることの制御を可能とすること
を第4の課題とする。汚染物質の除去率をさらに向上さ
せたい場合、還流を行なうことができる。即ち、一担曝
気処理した処理水を同一の曝気塔へもう一度戻して曝気
することができ、一度の曝気で十分な除去率が得られる
場合、還流を行わず汚染水の流入を継続したまま、処理
水の排出を行うことができる。また、複数の曝気塔を備
えている場合、先頭の曝気塔にのみ還流機能を持たせた
やり方(還流方式1)、最後の曝気塔にのみ還流機能を
持たせたやり方(還流方式2)、個々の曝気塔それぞれ
に還流機能を持たせたやり方(還流方式3)、曝気塔群
全体にひとつの還流機能を持たせたやり方(還流方式
4)を提供することを第5の課題とする。また、還流の
制御はタイマーにより予め設定された時間だけ還流する
簡易制御と汚染物質のモニターによる自動制御方式とが
あり、その二つの制御を提供することを第6の課題とす
る。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明は、揚水ポンプ7
で揚水して曝気塔1の上部から流入させた汚染水にその
下部から吹き込まれる空気流を接触させて液相の汚染物
質を気相中に抽出させ、その汚染物質を吸収した空気を
曝気塔1の上部から排気させ、その排気を吸着塔3へ送
り、そこで汚染物質を除去して外へ排気し、一方浄化さ
れた処理水は曝気塔1の下部から排液させてなる揚水曝
気式地下水浄化装置において、曝気塔1の充填剤を間に
空隙16をおいて垂直方向に積層させた複数のブラシセ
グメント17で構成し、このブラシセグメント17はス
テンレス鋼製細線でできたブラシ14を複数本、円筒状
に束ねたブラシ14の束を上下から多孔板15で挟んだ
ものでなる揚水曝気式地下水浄化装置である。本発明
は、揚水ポンプ7で揚水して曝気塔1の上部から流入さ
せた汚染水にその下部から吹き込まれる空気流を接触さ
せて液相の汚染物質を気相中に抽出させ、その汚染物質
を吸収した空気を曝気塔1の上部から排気させ、その排
気を吸着塔3へ送り、そこで汚染物質を除去して外へ排
気し、一方浄化された処理水は曝気塔1の下部から排液
させてなる揚水曝気式地下水浄化方法において、曝気塔
1の充填剤を間に空隙16をおいて垂直方向に積層させ
た複数のブラシセグメント17で構成し、このブラシセ
グメント17はステンレス鋼製細線でできたブラシ14
を複数本、円筒状に束ねたブラシ14の束を上下から多
孔板15で挟んだものでなり、上から流入する汚染水は
このブラシ14の細線を伝って小滴状になり、下方から
吹きつけられる気流はブラシセグメント17間の空隙1
6があるために阻害されることなく多孔板15を通って
上昇し、小滴にぶつかって液相の汚染物質を気相中に抽
出させて曝気塔1から排気させることを特徴とする揚水
曝気式地下水浄化方法である。
【0005】
【作用】本発明は、曝気塔1内部にステンレス鋼製細線
材でなるプラシ14を使用することにより目詰まりを生
じさせにくくし、ブラシ14を伝わる水滴を小さくする
ことができる。ブラシセグメント17の全体は曝気塔頭
部の蓋から吊下げられているので、ブラシ2の取り出し
取り替えがやり易く、メンテナンスを容易にできるよう
に工夫している。さらに、ブラシセグメント17の個数
を増減することによって曝気塔のいかなる高さにも容易
に対応することができる。ブラシセグメント17はブラ
シ14の毛が曝気塔1内部に万遍なく位置するように配
置され、上から流入する汚染水はブラシセグメント17
によって小滴状になり、ブラシセグメント17間に空隙
を設けているので、下から流入する空気の流れはこの空
隙があるために阻害されずにすむ。多孔板はブラシを上
下から挟んで固定し、上からの水流と下からの気流を十
分に通過させる。このようなブラシの使用は従来の充填
剤に比べて汚染物質の除去率がやや劣るがセグメント方
式にすることにより空気の流入量を大きくできるので除
去率の低下を防ぐことができるのである。かくして、上
から流入する汚染水はこのブラシ14の細線を伝って小
滴状になり、下方から吹きつけられる気流はブラシセグ
メント17間の空隙16があるために阻害されることな
く多孔板15を通って上昇し、小滴にぶつかって液相の
汚染物質を気相中に抽出させ、曝気塔1から排気させ
る。その排気は除湿トラップ9を通り、活性炭吸着塔3
を通って外部へ排気され、一方、浄化された処理水は曝
気塔1の下部から排液される。請求項2に記載のよう
に、曝気塔1の下部にそれと一体的に下部貯水タンク1
1を設置した貯水タンク併設曝気塔の場合、ブラシセグ
メント17による曝気後、さらに下部貯水タンク11に
おいてもエアレーションを行うことにより二重に曝気を
行って曝気効率を高めるものであり、ブラシセグメント
17を使用した曝気では曝気時間が短いために汚染物質
の除去率が低くなる恐れがあるために二重に曝気するこ
とでそれを補おうとするものである。貯水タンク内の曝
気は空気流入口にノズルを取付けてできるだけ気泡を小
さくして曝気効率を高める。またタンク内の処理水は水
位センサーによって一定レベルの水量を確保できるよう
にして除去率の変動を抑えることができる。請求項3に
記載のように、揚水ポンプ7と曝気塔1の上部との間の
流入管に磁気式水処理装置12(特許第2909891
号、ピュアドーラ 商標登録第4277550号)を備
えた時、磁気作用により汚染水を還元化し、揮発性を高
めて汚染物質の除去率を向上させる。この場合、磁気式
水処理装置12より揚水ポンプ側の位置でコンプレッサ
によりエアーを注入して還元状態の地下水を一度酸化状
態として磁気式水処理装置の処理効率を高める。下部貯
水タンク11を設置している場合にはその中に磁気式水
処理装置12’を備えて同様の効果を得る。汚染物質の
除去率を向上させるために本発明では環流を行なう。一
旦曝気した処理水をもう1度戻して曝気を繰り返す。環
流処理を組込むことによって汚染水の濃度の変化に随時
対応できる様になるとともに低濃度汚染から高濃度汚染
まで同一システムで対応できる。図11に示すように、
塔頭部へ汚染水が流入し、曝気塔底部より処理水がポン
プによって排水される。環流を実現させるため、汚染水
の流入管に第1バルブ、処理水の排水管に第3バルブ、
処理水を流入管に戻すための環流管に第2バルブを配置
し、これらバルブの開閉によって環流を行なったり行な
わなかったりを制御する。環流しない場合、低水位
(L)の状態では第1バルブ21が開、第2、第3バル
ブ22、23が閉となっており、排水ポンプ10も停止
している(図12)。汚染水が流入し、水位が上昇して
高水位(H)になると、第3バルブ23が開になり、ポ
ンプ10は運転を開始して処理水を排水する(図1
2)。水位が低下して低水位(L)になるとはじめの状
態に戻る。一回の曝気で十分な除去率が得られる場合は
環流を行わず、汚染水の流入も継続したまま処理水の排
水を行う。環流する場合、運転開始時は環流しない場合
と同じバルブの状態にある(図14)。汚染水が流入
し、高水位(H)になると、第1、第3バルブが閉じ、
同時に第2バルブが開いて排水ポンプ10が運転を開始
し、環流運転となる(図15)。環流運転はタイマーで
セットされた時間だけ運転される。タイムアップすると
第2バルブが閉じ、第3バルブが開いて処理水を排水す
る(図16)。ポンプ10によって処理水が排水され、
低水位(L)になるとはじめの状態に戻る。第1、第2
バルブは逆止弁に置き換えることができる。その場合、
還流を始めるときに汚染水の流入を止める必要がある。
複数の曝気塔を有する浄化装置の環流方式は図17、1
8、19、20の4種類が考えられる。図17は、先頭
の曝気塔にのみ還流機能を持たせた還流方式1であっ
て、以降の曝気塔の負荷を少なくし、メンテナンスの頻
度を抑えることができる。図18は、最後の曝気塔にの
み還流機能を持たせた還流方式2であって、個々の曝気
塔の汚染水の濃度の負荷は還流方式1に比べてやや大き
い。図19は、個々の曝気塔それぞれに還流機能を持た
せた還流方式3であって、高濃度の汚染に対応できる。
図20は、曝気塔群全体にひとつの還流機能を持たせた
還流方式4であって、還流方式1、2に比べ高い除去率
を得ることができる。このような還流方式は本装置が小
型で、メンテナンスの容易さを求めているが故に除去率
が低下しがちであるが、それを補うために最良の方法と
考える。還流の制御は、タイマーにより予め設定された
時間だけ環流する簡易制御と、汚染物質のモニターによ
る自動制御方式がある。図21に示すように、曝気塔の
排水管に汚染物質のモニター用サンプリング管24を取
り付け、排水中の汚染物質をモニターリングする。処理
水即ち排水の汚染物質の濃度がモニターの設定濃度を越
えると第1、第3バルブを閉じ、第2バルブを開けて環
流になる。処理水即ち排水が設定濃度を下回ると環流を
終了する。
【0006】
【実施例1】図1に示すように、揚水ポンプ7で揚水し
て曝気塔1の上部から流入させた汚染水にその下部から
吹き込まれる空気流を接触させて液相の汚染物質を気相
中に抽出させ、その汚染物質を吸収した空気を曝気塔1
の上部から排気させ、その排気を活性炭吸着塔3へ送
り、そこで汚染物質を除去して外へ排気し、一方浄化さ
れた処理水は曝気塔1の下部から排液させてなる揚水曝
気式地下水浄化装置であり、曝気塔1の充填剤は間に空
隙16をおいて垂直方向に積層させた複数のブラシセグ
メント17で構成する。このブラシセグメント17はス
テンレス鋼製細線でできたブラシ14を7本(図5)円
筒状に束ね、これらブラシ14の束を上下から多孔板1
5(図9)で挟んだものでなる。曝気塔1の充填剤はこ
の実施例ではブラシセグメント17を5個使用している
がブラシセグメント17はユニットとして構成している
ので曝気塔1の大きさに対応してその数をいかようにも
増減することができ、しかもブラシセグメント全体を曝
気塔1の蓋から吊しているので取り出し易く、ひいては
メンテナンスを容易にする。
【0007】
【実施例2】曝気塔1の目的は汚染水から汚染物質を分
離することである。従来、曝気塔内に設置した充填剤で
曝気され汚染物質を除去された処理水は別に設けたタン
クに貯水され排水される。この実施例は図10に示すよ
うに、曝気塔1の下部にそれと一体的に下部貯水タンク
11を設置し、ブラシセグメント17による曝気後、さ
らに下部貯水タンク11においてもエアレーションを行
うことにより二重に曝気を行って曝気効率を高めようと
するものである。タンク11への空気の流入口にノズル
を取付け、コンプレッサ8により下部貯水タンク11の
下から小気泡を発生させる。その他の作用、効果につい
ては実施例1に同じである。
【0008】
【実施例3】図3に示すように、揚水ポンプ7と曝気塔
1の上部との間で流入管に磁気式水処理装置12を備
え、さらに下部貯水タンク11を設置してその中にも磁
気式水処理装置12’を備えた揚水曝気式地下水浄化装
置である。揚水ポンプ7で汚染地下水を揚水し、磁気式
水処理装置12を通して曝気塔1へ導水する。また、曝
気塔1下部に曝気後の処理水タンク11を設け、タンク
底部よりコンプレッサ8で空気を注入しもう1度曝気す
る。この時下部貯水タンク11にも磁気式水処理装置1
2’を備え、再度還元処理を行なって全体の汚染物質の
除去効率を高める。揚水ポンプ7側の磁気式水処理装置
12には、その上流位置でコンプレッサ8で空気を注入
して還元状態の地下水を1度酸化状態とし、磁気式水処
理装置12の処理効率を高める。また、磁気式水処理装
置12に流入する汚染水にエアーを混入させ、それを酸
化状態にした後、磁気式水処理装置12によって還元処
理を行なう。特に、地下水は元来還元状態で汲み上げら
れるため磁気式水処理装置による還元処理が十分発揮で
きない。そこで前もって空気中の酸素を溶存させて地下
水を酸化させることにより磁気式水処理装置で還元処理
を行う。この場合、磁気式水処理装置の下流に中空紙膜
による脱気装置を設け、その脱気装置により空気抜きお
よび溶存ガスの除去をなし得る。この処理により磁気式
水処理装置による還元処理力を一層高めアルカリイオン
水を効率的に供給させ得る。
【0009】
【実施例4】この実施例は図11に示すように、揚水ポ
ンプ7と曝気塔1の上部とを接続する汚染水流入管21
0に第1バルブ21を設け、曝気塔1の底部に接続させ
た処理水の排水管230に排水ポンプ10を設け、その
排水ポンプより下流で排水管に第3バルブ23を設け、
排水ポンプ10と第3バルブ23との間で排水管から環
流管220を分岐させて流入管に接続させ、その環流管
に第2バルブ22を設け、第1バルブ21、第2バルブ
22、第3バルブ23の開閉によって環流を行ったり行
わなかったりすることの制御を可能としてなる揚水曝気
式地下水浄化装置である。一回の曝気で十分な除去率が
得られる場合は環流を行わず、汚染水の流入も継続した
まま処理水の排水を行う。このような還流の制御は、前
述のようにタイマーにより予め設定された時間だけ環流
する簡易制御と、汚染物質のモニターによる自動制御方
式がある。図21に示すように、曝気塔の排水管に汚染
物質のモニター用サンプリング管24を取り付け、排水
中の汚染物質をモニターリングする。処理水即ち排水の
汚染物質の濃度がモニターの設定濃度を越えると第1、
第3バルブを閉じ、第2バルブを開けて環流になる。処
理水即ち排水が設定濃度を下回ると環流を終了する。
【0010】
【実施例5】この実施例は複数の曝気塔を有する浄化装
置の4種類の環流方式を示すものでそれを図17、1
8、19、20に対応して説明する。図17は、先頭の
曝気塔にのみ還流機能を持たせた還流方式1であって、
以降の曝気塔の負荷を少なくし、メンテナンスの頻度を
抑えることができる。第1、第2バルブは逆止弁で置き
換えることができる。図18は、最後の曝気塔にのみ還
流機能を持たせた還流方式2であって、個々の曝気塔の
汚染水の濃度の負荷は還流方式1に比べてやや大きい。
第1、第2バルブは逆止弁で置き換えることができる。
図19は、個々の曝気塔それぞれに還流機能を持たせた
還流方式3であって、高濃度の汚染に対応できる。第
1、第2バルブは逆止弁で置き換え得る。図20は、曝
気塔群全体にひとつの還流機能を持たせた還流方式4で
あって、還流方式1、2に比べ高い除去率を得ることが
できる。第1、第2バルブは逆止弁で置き換え得る。
【0011】
【実施例6】図21に示すように、気塔1の排水管23
0に汚染物質のモニター用サンプリング管24を取り付
け、ここからモニタリングし、排水である処理水の汚染
物質の濃度がモニターの設定濃度を超えると第1バルブ
21、第3バルブ23を閉じ、第2バルブ22を開けて
環流させ、排水である処理水の汚染物質の濃度が設定濃
度を下回ると環流を終了させる環流自動制御機構を備え
てなる揚水曝気式地下水浄化装置である。
【0012】
【効果】上述のように構成したので本発明の揚水曝気式
地下水浄化装置とその方法は、充填剤をブラシセグメン
ト方式にすることによって目詰まりを極力少なくするこ
ととメンテナンスを容易に行い得る効果がある。曝気塔
の下にそれと一体的に貯水タンクを併設した貯水タンク
併設曝気塔を使用することによって、ブラシセグメント
方式による曝気後、さらに下部貯水タンクにおいてもエ
アレーションを行なうという二重曝気方式により汚染物
質の分離効果を高める効果がある。また、揚水ポンプと
曝気塔の上部との間に磁気式水処理装置を設置し、下部
貯水タンクを備えている場合にはその中にも磁気式水処
理装置を設置することにより汚染水を還元化し揮発性を
高めて汚染物質の除去率を一層高める効果がある。揚水
ポンプと曝気塔の上部とを接続する汚染水流入管に第1
バルブを設け、曝気塔の底部に接続させた処理水の排水
管に第3バルブを設け、処理水を流入管へ戻す環流管に
第2バルブを設け、第1バルブ、第2バルブ、第3バル
ブの開閉によって環流を行ったり行わなかったりするこ
との制御を可能とする効果がある。汚染物質の除去率を
さらに向上させたい場合、還流を行なうことができ、一
度の曝気で十分な除去率が得られる場合、還流を行わず
汚染水の流入を継続したまま、処理水の排出を行うこと
ができる効果がある。また、複数の曝気塔を備える場
合、先頭の曝気塔にのみ還流機能を持たせたやり方(還
流方式1)、最後の曝気塔にのみ還流機能を持たせたや
り方(還流方式2)、個々の曝気塔それぞれに還流機能
を持たせたやり方(還流方式3)、曝気塔群全体にひと
つの還流機能を持たせたやり方(還流方式4)を提供す
ることによってメンテナンスの頻度や汚染水の濃度によ
りそれを選択できる効果がある。また、還流の制御はタ
イマーにより予め設定された時間だけ還流する簡易制御
と汚染物質のモニターによる自動制御方式とがあり、そ
の二つの制御を選択して使用し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揚水曝気式地下水浄化装置の概略ブロ
ック図である。
【図2】従来の揚水曝気式地下水浄化装置の概略ブロッ
ク図である。
【図3】本発明の変形例であって、磁気式水処理装置を
組み込んだ揚水曝気式地下水浄化装置の概略ブロック図
である。
【図4】本発明の揚水曝気式地下水浄化装置の曝気塔内
に収容される複数のブラシセグメントの配置状態を示す
側面図である。
【図5】本発明の多孔板を除去して示すブラシセグメン
トの平面図である。
【図6】本発明の1本のブラシの平面図である。
【図7】本発明の1本のブラシの側面図である。
【図8】本発明のブラシセグメントの側面図である。
【図9】本発明の多孔板の平面図である。
【図10】処理水タンクを曝気塔下部に一体として設置
した本発明の曝気塔の変形例である。
【図11】本発明の曝気塔周辺のバルブと排水ポンプの
配置を示す概略ブロック図である
【図12】図11の概略ブロック図において、処理水を
流入管に戻す還流を行わない場合の運転開始時又は低水
位時の状態を示す。
【図13】図11の概略ブロック図において、処理水を
流入管に戻す還流を行わない場合の高水位時の状態を示
す。
【図14】図11の概略ブロック図において、処理水を
流入管に戻す還流を行う場合の運転開始時又は低水位時
の状態を示す。
【図15】図11の概略ブロック図において、処理水を
流入管に戻す還流を行う場合の高水位時、つまり還流開
始時の状態を示す。
【図16】図11の概略ブロック図において、処理水を
流入管に戻す還流を終了した還流終了時の状態を示す。
【図17】曝気塔を2個備えた場合の曝気塔周辺のバル
ブと排水ポンプの配置を示す概略ブロック図であって、
先頭の曝気塔に還流機能を持たせた還流方式1を示す。
【図18】図17の類似図であり、第2曝気塔に還流機
能を持たせた還流方式2を示す。
【図19】図17の類似図であり、個々の曝気塔に還流
機能を持たせた還流方式3を示す
【図20】図17の類似図であり、システム全体に1つ
の還流機能を持たせた還流方式4を示す。
【図21】図11の類似図であり、モニター用サンプリ
ング管を示す。
【符号の説明】
1 曝気塔 1’ 従来の曝気
塔 3 活性炭吸着塔 2 ブロワ 5 排気 4 汚染水 7 揚水ポンプ 6 処理水 9 除湿トラップ 8 コンプレッ
サ 11 下部貯水タンク 10 排水ポンプ 12 磁気式水処理装置 12’磁気式水処
理装置 (ピュアドーラ) (ピュアドーラ) 13 プラスチック球(充填剤) 14 針金ブラシ
(充填剤) 15 多孔板 16 空隙 15’細孔 17 ブラシセグ
メント 18 汚染ガス 19 汚染水の流
れ 20 空気の流れ 21 第1バルブ 22 第2バルブ 23 第3バルブ 24 モニター用サンプリング管 1−2 第2曝気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道浦 美佐子 東京都品川区西五反田3丁目6番24号 サ ンハイツトムロビル3階 株式会社ドーラ 内 Fターム(参考) 4D002 AA00 AC10 BA04 CA07 DA41 FA01 4D037 AA01 AA05 AB18 BA23 BB05 CA05 CA09 CA12 4D061 DA01 DA08 DB06 DB08 EA18 ED01 FA03 FA16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揚水ポンプ7で揚水して曝気塔1の上部か
    ら流入させた汚染水にその下部から吹き込まれる空気流
    を接触させて液相の汚染物質を気相中に抽出させ、その
    汚染物質を吸収した空気を曝気塔1の上部から排気さ
    せ、その排気を吸着塔3へ送り、そこで汚染物質を除去
    して外へ排気し、一方浄化された処理水は曝気塔1の下
    部から排液させてなる揚水曝気式地下水浄化装置におい
    て、曝気塔1の充填剤を間に空隙16をおいて垂直方向
    に積層させた複数のブラシセグメント17で構成し、こ
    のブラシセグメント17はステンレス鋼製細線でできた
    ブラシ14を複数本、円筒状に束ねたブラシ14の束を
    上下から多孔板15で挟んだものでなる揚水曝気式地下
    水浄化装置。
  2. 【請求項2】曝気塔1の下部にそれと一体的に下部貯水
    タンク11を設置し、ブラシセグメント17による曝気
    後、さらに下部貯水タンク11においてもエアレーショ
    ンを行うことにより二重に曝気を行って曝気効率を高め
    るために、コンプレッサ8により下部貯水タンク11の
    下から小気泡を発生させてなる請求項1記載の揚水曝気
    式地下水浄化装置。
  3. 【請求項3】揚水ポンプ7と曝気塔1の上部との間に磁
    気式水処理装置12を備え、 下部貯水タンク11を設
    置している場合にはその中に磁気式水処理装置12’を
    備えてなる請求項1記載の揚水曝気式地下水浄化装置。
  4. 【請求項4】揚水ポンプ7と曝気塔1の上部とを接続す
    る汚染水流入管210に第1バルブ21を設け、曝気塔
    1の底部に接続させた処理水の排水管230に排水ポン
    プ10を設け、その排水ポンプより下流で排水管に第3
    バルブ23を設け、排水ポンプ10と第3バルブ23と
    の間で排水管から環流管220を分岐させて流入管に接
    続させ、その環流管に第2バルブ22を設け、第1バル
    ブ21、第2バルブ22、第3バルブ23の開閉によっ
    て環流を行ったり行わなかったりすることの制御を可能
    としてなる請求項1又は2又は3記載の揚水曝気式地下
    水浄化装置。
  5. 【請求項5】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水管
    230を隣接する曝気塔の上部に接続させてこれを隣接
    する曝気塔の流入管として機能させ、これを複数の曝気
    塔で反復し、先頭の曝気塔1にのみ環流機能を持たせる
    ため先頭の曝気塔1にのみ環流管220を設けてなる請
    求項4記載の揚水曝気式地下水浄化装置。
  6. 【請求項6】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水管
    230を隣接する曝気塔の流入管210に接続させて、
    これを複数の曝気塔で反復し、最後の曝気塔1−2にの
    み環流機能を持たせるため最後の曝気塔1にのみ環流管
    220を設けてなる請求項4記載の揚水曝気式地下水浄
    化装置。
  7. 【請求項7】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水管
    230を隣接する曝気塔の流入管210に接続させて、
    これを複数の曝気塔で反復し、個々の曝気塔1、1−2
    に環流機能を持たせるために個々の曝気塔に環流管22
    0を設けてなる請求項4記載の揚水曝気式地下水浄化装
    置。
  8. 【請求項8】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水管
    230を隣接する曝気塔の上部に接続させてこれを隣接
    する曝気塔の流入管として機能させ、これを複数の曝気
    塔で反復し、これら曝気塔群全体にひとつの環流機能を
    持たせるために最後の曝気塔の環流管220を先頭の曝
    気塔の流入管210に接続させてなる請求項4記載の揚
    水曝気式地下水浄化装置。
  9. 【請求項9】曝気塔1の排水管230に汚染物質のモニ
    ター用サンプリング管24を取り付け、ここからモニタ
    リングし、排水である処理水の汚染物質の濃度がモニタ
    ーの設定濃度を超えると第1バルブ21、第3バルブ2
    3を閉じ、第2バルブ22を開けて環流させ、排水であ
    る処理水の汚染物質の濃度が設定濃度を下回ると環流を
    終了させる環流自動制御機構を備えてなる請求項4記載
    の揚水曝気式地下水浄化装置。
  10. 【請求項10】揚水ポンプ7で揚水して曝気塔1の上部
    から流入させた汚染水にその下部から吹き込まれる空気
    流を接触させて液相の汚染物質を気相中に抽出させ、そ
    の汚染物質を吸収した空気を曝気塔1の上部から排気さ
    せ、その排気を吸着塔3へ送り、そこで汚染物質を除去
    して外へ排気し、一方浄化された処理水は曝気塔1の下
    部から排液させてなる揚水曝気式地下水浄化方法におい
    て、曝気塔1の充填剤を間に空隙16をおいて垂直方向
    に積層させた複数のブラシセグメント17で構成し、こ
    のブラシセグメント17はステンレス鋼製細線でできた
    ブラシ14を複数本、円筒状に束ねたブラシ14の束を
    上下から多孔板15で挟んだものでなり、上から流入す
    る汚染水はこのブラシ14の細線を伝って小滴状にな
    り、下方から吹きつけられる気流はブラシセグメント1
    7間の空隙16があるために阻害されることなく多孔板
    15を通って上昇し、小滴にぶつかって液相の汚染物質
    を気相中に抽出させて曝気塔1から排気させることを特
    徴とする揚水曝気式地下水浄化方法。
  11. 【請求項11】曝気塔1の下部にそれと一体的に下部貯
    水タンク11を設置し、ブラシセグメント17による曝
    気後、さらに下部貯水タンク11においてもエアレーシ
    ョンを行うことにより二重に曝気を行って曝気効率を高
    めるために、コンプレッサ8により下部貯水タンク11
    の下から小気泡を発生させることを特徴とする請求項1
    0記載の揚水曝気式地下水浄化方法。
  12. 【請求項12】揚水ポンプ7と曝気塔1の上部との間に
    磁気式水処理装置12を備え、 下部貯水タンク11を
    設置している場合にはその中に磁気式水処理装置12’
    を備えることによって汚染水を還元化し、揮発性を高め
    ることにより汚染物質の除去率を向上させてなる請求項
    10記載の揚水曝気式地下水浄化方法。
  13. 【請求項13】揚水ポンプ7と曝気塔1の上部とを接続
    する汚染水流入管210に第1バルブ21を設け、曝気
    塔1の底部に接続させた処理水の排水管230に排水ポ
    ンプ10を設け、その排水ポンプより下流で排水管に第
    3バルブ23を設け、排水ポンプ10と第3バルブ23
    との間で排水管から環流管220を分岐させて流入管に
    接続させ、その環流管に第2バルブ22を設け、曝気塔
    1の上部から汚染水が流入し、曝気塔1の下部から処理
    水が排水ポンプ10によって排水されるなかで、第1バ
    ルブ21、第2バルブ22、第3バルブ23の開閉によ
    って環流を行ったり行わなかったりすることを可能とし
    てなる請求項10又は11又は12記載の揚水曝気式地
    下水浄化方法。
  14. 【請求項14】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水
    管230を隣接する曝気塔の上部に接続させてこれを隣
    接する曝気塔の流入管として機能させ、これを複数の曝
    気塔で反復し、先頭の曝気塔1にのみ環流機能を持たせ
    るため先頭の曝気塔1にのみ環流管220を設け、曝気
    塔1の処理水が高水位時に環流を開始し、この時第1バ
    ルブ21を閉にして汚染水の流入を止め、排水ポンプ1
    0を作動させて第2バルブ22を開にし、環流の終了
    時、第2バルブ22を閉にし、第3バルブ23を開にし
    て先頭の曝気塔1からの処理水が次々と隣接する曝気塔
    へ導水するようにしてなる請求項13記載の揚水曝気式
    地下水浄化方法。
  15. 【請求項15】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水
    管230を隣接する曝気塔の流入管210に接続させ
    て、これを複数の曝気塔で反復し、最後の曝気塔1−2
    にのみ環流機能を持たせるために最後の曝気塔1−2に
    のみ環流管220を設け、最後の曝気塔1の処理水が高
    水位時に環流を開始し、この時第1バルブ21を閉にし
    て汚染水の流入を止め、排水ポンプ10を作動させて第
    2バルブ22を開にし、環流の終了時、第2バルブ22
    を閉にし、第3バルブ23を開にして最後の曝気塔1−
    2からの処理水を放水してなる請求項13記載の揚水曝
    気式地下水浄化方法。
  16. 【請求項16】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水
    管230を隣接する曝気塔の流入管210に接続させ
    て、これを複数の曝気塔で反復し、個々の曝気塔1、1
    −2に環流機能を持たせるために個々の曝気塔に環流管
    220を設け、先頭の曝気塔1の処理水が高水位時に環
    流を開始し、この時第1バルブ21を閉にして汚染水の
    流入を止め、排水ポンプ10を作動させて第2バルブ2
    2を開にし、環流の終了時、第2バルブ22を閉にし
    て、第3バルブ23を開にして隣接する曝気塔において
    も環流を行い、最後の曝気塔1−2からの処理水を放水
    してなる請求項13記載の揚水曝気式地下水浄化方法。
  17. 【請求項17】曝気塔を複数個設置し、曝気塔1の排水
    管230を隣接する曝気塔の上部に接続させてこれを隣
    接する曝気塔の流入管として機能させ、これを複数の曝
    気塔で反復し、これら曝気塔群全体にひとつの環流機能
    を持たせるために最後の曝気塔の環流管220を先頭の
    曝気塔の流入管210に接続させ、最後の曝気塔1−2
    の処理水が高水位時に環流を開始し、この時第1バルブ
    21を閉にして汚染水の流入を止め、排水ポンプ10を
    作動させて第2バルブ22を開にし、環流の終了時、第
    2バルブ22を閉にし、第3バルブ23を開にして最後
    の曝気塔1−2からの処理水を放水してなる請求項13
    記載の揚水曝気式地下水浄化方法。
  18. 【請求項18】曝気塔1の排水管230に汚染物質のモ
    ニター用サンプリング管24を取り付け、ここからモニ
    タリングし、排水である処理水の汚染物質の濃度がモニ
    ターの設定濃度を超えると第1バルブ21、第3バルブ
    23を閉じ、第2バルブ22を開けて環流させ、排水で
    ある処理水の汚染物質の濃度が設定濃度を下回ると環流
    を終了させる環流自動制御機構を備えてなる請求項13
    記載の揚水曝気式地下水浄化方法。
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