JP2002355594A - カーテン塗布装置およびカーテン塗布方法 - Google Patents

カーテン塗布装置およびカーテン塗布方法

Info

Publication number
JP2002355594A
JP2002355594A JP2002011780A JP2002011780A JP2002355594A JP 2002355594 A JP2002355594 A JP 2002355594A JP 2002011780 A JP2002011780 A JP 2002011780A JP 2002011780 A JP2002011780 A JP 2002011780A JP 2002355594 A JP2002355594 A JP 2002355594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
web
curtain
curtain coating
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002011780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3848168B2 (ja
Inventor
Masahito Shiraishi
雅人 白石
Kazutoshi Someya
一敏 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP2002011780A priority Critical patent/JP3848168B2/ja
Priority to US10/105,288 priority patent/US6666165B2/en
Priority to DE10213800A priority patent/DE10213800B4/de
Publication of JP2002355594A publication Critical patent/JP2002355594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3848168B2 publication Critical patent/JP3848168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/46Pouring or allowing the fluid to flow in a continuous stream on to the surface, the entire stream being carried away by the paper
    • D21H23/48Curtain coaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/005Curtain coaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/08Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material and performing an auxiliary operation
    • B05C9/10Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material and performing an auxiliary operation the auxiliary operation being performed before the application
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/30Pretreatment of the paper
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S118/00Coating apparatus
    • Y10S118/04Curtain coater

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Color Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速塗布時におけるウェブに同伴する空気を除
去し、カーテン膜の安定化させることにより、良好な品
質の塗布製品を製造することのできるカーテン塗布装置
を提供するものである。 【解決手段】連続走行するウェブに塗布液を塗布するカ
ーテン塗布装置において、カーテン膜の該ウェブへの衝
突地点より上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射す
るエアジェット噴射装置を設け、該衝突地点と該エアジ
ェット噴射装置との間に該ウェブの移動によリ発生する
同伴空気を該カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設けて
エアの乱流の影響を除去するとともに、カーテン膜が該
噴出装置側に引き込まれるのを防止することを特徴とす
るカーテン塗布装置。また、遮蔽部材と接合する該ウェ
ブに近接し、平行した抑制部材を設けたカーテン塗布装
置。さらに、遮蔽部材、抑制部材、隔壁部材とで一体化
された閉空間内にエアジェット噴射装置に加えてエア吸
引装置を設けて負圧領域とするカーテン塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙、感圧記
録紙、感熱記録紙、印画紙、印刷製版材料などの製造に
際し、連続走行する紙、塗被紙、フィルムなどの高速塗
布時におけるウェブに同伴する空気を除去し、カーテン
膜の安定化させることにより、良好な品質の塗布製品を
製造することのできるカーテン塗布装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カーテン塗布方法は、一種以上の塗布液
を用いて自由落下カーテン膜を形成し、これを塗布され
る材料(ウェブ)に衝突させ、塗布されるウェブ上に塗
膜を形成する方法であり、鉄板の表面塗布方法としては
古くから用いられてきた。
【0003】従来より、カーテン塗布方法においては、
ウェブ上に塗膜を形成するときに、未塗布部が生じた
り、塗布ムラが生ずることがあった。
【0004】この原因の一つとして、ウェブ表面と塗布
液との親和性が悪い場合がある。この場合は、物理的な
手段や化学的な手段を用いてウェブと塗布液との親和性
を上げることによって解決されるものである。
【0005】もう一つの原因として、ウェブ表面の同伴
空気の問題がある。同伴空気は高速走行するウェブ表面
に発生するもので、ウェブ表面に滞留する同伴空気が除
去されずに塗布液が塗布されることにより、ウェブの塗
布面に未塗布部を生じさせたり、同伴空気がカーテン膜
近傍で乱流となってカーテン膜を揺らすことにより、ウ
ェブの塗布面に塗布ムラを生じさせるなど、問題を引き
起こし、特に塗布速度が上がるほど顕著になるために、
カーテン塗布方法では塗布速度が上げられない主要な原
因の一つになっている。
【0006】写真感光材料を塗布するための代表的なカ
ーテン塗布装置であるスライドホッパー型カーテン塗布
装置では、塗布地点(ウェブと塗布液が接する地点)で
減圧にして塗布線のヒール部をウェブ上流側へ引き込
み、塗布を安定させている。それだけでは足りずに、減
圧の発生と同時に溶媒蒸気を発生させたり、同伴空気を
塗布液に溶解しやすい気体(炭酸ガス)に置換するとい
う手段が開示されている。
【0007】一方、エクストルージョン型カーテン塗布
装置では、カーテン膜の落下運動量が同伴空気の層を破
壊するために、スライドホッパー型カーテン塗布装置よ
りも高い速度領域での塗布が可能である。しかしなが
ら、塗布速度が上がるにつれ、また、製品品質の欠点の
発生を皆無にするために、同伴空気そのものを取り去る
工夫が数々なされてきた。
【0008】基本的には、同伴空気を遮蔽するための遮
風板をカーテン膜の上流に設けることである。その後、
数々の工夫がなされたが、代表的なものはカーテン膜上
流部で同伴空気を吸引する方法である。しかしながら、
同伴空気を吸引する方法では、さらに高速度の領域で発
生する同伴空気を十分に遮蔽することはできなかった。
【0009】十分に同伴空気を遮蔽するための有効性を
確認している手段として、カーテン膜の上流部数十ミリ
のところでウェブと遮蔽物を接触させる方法(以下、接
触式という。)がある。接触式は、物理的に固体の遮蔽
物によリ同伴空気を遮蔽するため、同伴空気の遮蔽の方
法としては究極の方法であり、他手法では接触式より効
率よく同伴空気を遮蔽することは困難であった。
【0010】ここで、接触式のカーテン塗布装置につい
て、図5を用いて説明する。図5は、従来におけるカー
テン塗布装置を示す概略図である。図5において、コー
ターヘッド1近傍の上流側には、遮蔽部材21が設けら
れている。そして、遮蔽部材21の下部にウェブ接触部
材22が設置され、ウェブ10の走行時には該ウェブ1
0と接触する。ウェブ10の高速走行によって同伴する
空気は、ウェブ接触部材22により遮断され、下流側の
カーテン膜6に対して影響を及ぼさない。
【0011】しかしながら、接触式ではウェブに遮蔽物
が接触するため、紙などのウェブでは紙粉や毛羽立ち、
塗被紙などでは塗布構成物が剥がれ落ちる粉落ち、フイ
ルムなどのウェブではウェブ表面に傷、というような種
々の問題を発生させることがある。また、単に遮蔽部材
を接触させた場合、塗布速度が上がるにつれて遮蔽部材
の磨耗による問題も発生し、長時間の製造レベルでの運
転には適さないものであった。高機能紙では多層塗布す
る場合が多々あるが、ウェットオンウェット塗布方法で
は接触式にした場合、同伴空気とともに上流で塗布した
液を掻き取ってしまうことになり採用することができな
い。
【0012】このように、連続走行するウェブに塗布液
を塗布するカーテン塗布装置において、ウェブの走行に
より発生する同伴空気をカーテン膜から遮蔽する方法と
して接触式の方法による効果は大きいが、反面におい
て、紙粉、毛羽立ち、粉落ち、ウェブ表面の傷、遮蔽部
材の磨耗、などの種々の問題を発生させず、安定した製
品を製造することは困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高速
塗布時におけるウェブに同伴する空気を除去し、カーテ
ン膜の安定化させることにより、良好な品質の塗布製品
を製造することのできるカーテン塗布装置を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意検討した結果、本発明のカーテン塗布装置を発明す
るに至った。
【0015】すなわち、第1の発明のカーテン塗布装置
は、連続走行するウェブに塗布液を塗布するカーテン塗
布装置において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地点よ
り上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射するエアジ
ェット噴射装置を設け、該衝突地点と該エアジェット噴
射装置との間に該ウェブの移動によリ発生する同伴空気
を該カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設けてエアの乱
流の影響を除去するとともに、カーテン膜が該噴出装置
側に引き込まれるのを防止することを特徴とするもので
ある。
【0016】また、第2の発明のカーテン塗布装置は、
連続走行するウェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装
置において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地点より上
流側に位置し、上流側方向にエアを噴射するエアジェッ
ト噴射装置を設け、該衝突地点と該エアジェット噴射装
置との間に該ウェブの移動によリ発生する同伴空気を該
カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設けてエアの乱流の
影響を除去するとともに、カーテン膜が該噴出装置側に
引き込まれるのを防止し、さらに該遮蔽部材と接合する
該ウェブに近接し、平行した抑制部材を設けて該エアジ
ェット噴射装置から該衝突地点までの間で再び同伴空気
が成長しないように防止することを特徴とするものであ
る。
【0017】また、第3の発明のカーテン塗布装置は、
連続走行するウェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装
置において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地点より上
流側に位置し、上流側方向にエアを噴射するエアジェッ
ト噴射装置を設け、該衝突地点と該エアジェット噴射装
置との間に該ウェブの移動によリ発生する同伴空気を該
カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設け、さらに該遮蔽
部材は抑制部材と隔壁部材とで一体化された閉空間と
し、かつ該閉空間内には該エアジェット噴射装置に加え
てエア吸引装置を設けて負圧領域とすることを特徴とす
るものである。
【0018】さらに、第4の発明のカーテン塗布装置
は、連続走行するウェブに塗布液を塗布するカーテン塗
布装置において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地点よ
り上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射するエアジ
ェット噴射装置を設けてなり、該エアジェット噴射装置
には、該ウェブの移動によリ発生する同伴空気を該カー
テン膜から遮断してエアの乱流の影響を除去するととも
に、カーテン膜が該噴射装置側に引き込まれるのを防止
するエア噴射管が付設され、該エア噴射管に設けられた
エアを噴射する吹き出し孔上部の該エア噴射管から、コ
ーターヘッドの上流側に位置し、垂直から水平にウェブ
を方向転換させるロール近傍の垂直側まで続く隔壁部材
により閉空間とし、かつ該閉空間内には該エアジェット
噴射装置に加えてエア吸引装置を設けて負圧領域とする
ことを特徴とするものである。
【0019】上記第3または第4の発明において、エア
ジェット噴射装置とエア吸引装置とが接続され、エア吸
引装置により吸引されたエアを供給源としてエアジェッ
ト噴射装置に送り、噴射する循環系であることが好まし
い。
【0020】上記第1〜第4の発明において、連続走行
するウェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装置におい
て、エアジェット噴射装置は、ウェブの幅と同等または
それ以上の長さを有するエア噴射管からなり、該エア噴
射管の一方または両方の端部はエア供給ポンプの供給管
と接続され、該エア噴射管にはエアを噴射する吹き出し
孔が該エア噴射管の幅方向に一定間隔で設けられている
ことを特徴とする。
【0021】上記発明において、吹き出し孔が、幅方向
に対して5〜20mm間隔で設けられていることを特徴
とする。
【0022】吹き出し孔としては、孔径1〜3mmφで
あることが好ましい。
【0023】また、吹き出し孔が、円形または楕円形の
形状であることが好ましい。
【0024】さらに、上記第1〜第4の発明のカーテン
塗布装置において、エアジェット噴射装置から噴射する
エアに代えて蒸気またはミストとすることを特徴とす
る。
【0025】上記発明における連続走行するウェブに塗
布液を塗布するカーテン塗布装置を用いたカーテン塗布
方法において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地点より
上流側に位置し、上流側方向に設けられたエアジェット
噴射装置におけるエア噴射管の底部と走行するウェブと
の間隔を6mm以下にて該塗布液を該ウェブに塗布する
ことを特徴とするものである。
【0026】また、上記発明における連続走行するウェ
ブに塗布液を特許負数量カーテン塗布装置を用いたカー
テン塗布方法において、カーテン膜の該ウェブへの衝突
地点より上流側に位置し、上流側方向に設けられたエア
ジェット噴射装置におけるエア噴射管に穿孔された吹き
出し孔より該ウェブに対して30〜60°の角度でエ
ア、蒸気、またはミストのいずれか1つを噴射すること
を特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面によりさらに詳しく説明するが、本発明は、以
下の実施形態に限定されることなく、様々な形態が可能
であることはいうまでもない。
【0028】図1は、第1の発明のカーテン塗布装置に
おける実施態様を示す概略図である。図1において、予
め調整され、貯蔵タンク8に貯蔵された塗布液は、貯蔵
タンク8より給液ポンプ9によってコーターヘッド1へ
送られる。コーターヘツド1の内部は、マニホールド
2、スリット3からなり、それぞれ高精度の仕上げが施
されている。供給された塗布液は、マニホールド2に満
たされ、さらにスリット3に送られるときに通過する狭
い間隙により、給液ポンプ9の送液による動圧の影響が
軽減され、幅方向における圧力分布が均一化され、リッ
プ4よリ落下し、垂直なカーテン膜6を形成する。
【0029】幅方向でプロファイルが均一となったカー
テン膜6は、連続走行しているウェブ10と接触し、ウ
ェブ10上に塗膜を形成する。ここで、エッジガイド5
は、コーターヘッド1の幅を超えず、さらにウェブ10
の幅を超えて設けられ、カ一テン膜6はウェブ10の幅
を超えて形成される。カーテン膜6がウェブ10の幅を
超えて形成されているのは、カーテン膜6の両端部にお
ける塗層の厚塗りを防止するためである。ウェブ10の
幅を超えて流出された塗布液は、受液槽7に回収され、
貯蔵タンク8に戻された後、再びコーターヘッド1に送
られ、ウェブ10の塗布に供される。また、ウェブ10
が何らかの原因によって切断し、塗布が中断されるよう
な場合も、塗布液は受液槽7に回収されることになる。
【0030】形成させたカーテン膜6を安定した状態で
塗布するためには、ウェブ10からコーターヘッド1下
部の流出部までの高さがある程度必要とされるが、本実
施形態においてはその高さを制御することも可能であ
り、カーテン膜6の安定に適した高さは60〜300m
m、好ましくは100〜250mm、さらに好ましくは
120〜180mmである。
【0031】本発明における同伴空気の除去に当たって
は、カーテン膜6がウェブ10に衝突する地点よりも上
流側に、コーターヘッド1に隣接して遮蔽部材14、さ
らに上流側にエアジェット噴射装置12が設けられてい
る。エアジェット噴射装置12のエアは、エア供給ポン
プ13から供給される。ここで、エアジェット噴射装置
12は、上流側方向にエアを噴射できるように設定され
る。走行するウェブ10に同伴される空気は、エアジェ
ット噴射装置12の噴射されるエアにより除去され、さ
らに遮蔽部材14により遮断されることで、コーターヘ
ッド1から供給されるカーテン膜6の落下状態を安定化
できる。
【0032】遮蔽部材14の設定位置は、カーテン膜6
がウェブ10に衝突する地点から200mm以下の上流
側に設定することが好ましい。ここで、200mmより
離れた位置にある場合、遮蔽部材14よりも下流側で発
生する同伴空気によってカーテン膜6が乱れ、塗布障害
を発生させることになる。但し、200mm以内であっ
ても、塗布速度などの条件によっては塗布傷害を発生し
ないものの、カーテン膜を乱す場合もあるので、遮蔽部
材14の設定位置は、カーテン塗布装置の構造面から許
容できる範囲内でカーテン膜6がウェブ10に衝突する
地点に近付けることが塗布状態を良好にできる。
【0033】次に、第2の発明を図2で説明する。図2
は、第2の発明のカーテン塗布装置における実施態様を
示す概略図である。図2においては、上記図1により説
明したコーターヘッド1部分を簡略化しているが、コー
ターヘッド1から落下するカーテン膜6の上流側近傍に
遮蔽部材14が設けられ、その遮蔽部材14の下部と一
体化して抑制部材15が取り付けられている。また、抑
制部材15近傍には、エアジェット噴射装置12が設け
られ、これと接続されたエア供給ポンプ13よりエアが
供給され、上流側方向にエアが噴射され、ウェブ10に
同伴する空気を除去する。抑制部材15は、ウェブ10
に平行して遮蔽部材14の下部に取り付けられるもの
で、ウェブ10に接触しない程度に近接させることが望
ましい。抑制部材15は、エアジェット噴射装置12に
よりウェブ10に同伴する空気を除去し、遮蔽部材14
により遮断した後でも、カーテン膜6までの間に同伴空
気が成長することは避けられず、この成長を抑制する効
果を有するものである。
【0034】抑制部材15は、ウェブ10よりも幅広の
平板状のもので、材質が金属のものが好ましく用いられ
る。
【0035】さらに、第3の発明を図3で説明する。図
3は、第3の発明のカーテン塗布装置における実施態様
を示す概略図である。図3においては、上記図1により
説明したコーターヘッド1部分を簡略化しているが、コ
ーターヘッド1から落下するカーテン膜6の上流側近傍
に遮蔽部材14が設けられ、その遮蔽部材14は、その
下部に抑制部材15、また上部に隔壁部材18を取り付
けて一体化され、負圧領域19とする閉空間からなる。
そして、閉空間内には、エアジェット噴射装置12とそ
の上流側にエア吸引装置16が設けられており、エアジ
ェット噴射装置12によりウェブ10に同伴される空気
を除去するとともに、エア吸引装置16により除去され
るエアを吸引する構造となっている。エアジェット噴射
装置12およびエア吸引装置16には、それぞれ、エア
を供給するエア供給ポンプ13、エアを吸引するエア吸
引ポンプ17と繋がっている。なお、負圧領域19の維
持管理のためには、閉空間内に圧力計20を設置するこ
とが望ましい。
【0036】閉空間内に負圧領域19を設けた場合、負
圧によってウェブ10が上昇して抑制部材15に接近
し、カーテン膜6近傍までの同伴される空気を吸引する
ことができ、この間の同伴空気の成長を防ぐことが可能
である。
【0037】上記隔壁部材14については、図3におけ
るような形状で説明したが、この形状に限定するもので
はなく、閉空間が維持できるものであれば適宜変えるこ
とができる。
【0038】上記第3の発明において、さらに好ましい
態様として、図4を示す。図4は、第3の発明における
カーテン塗布装置の他の実施態様を示す概略図である。
図4において、エア供給ポンプ13とエア吸引ポンプ1
7は互いに接続され、閉空間内から吸引されたエアをエ
ア供給ポンプ13に対するエア供給源とした循環系から
なる。このように、ウェブ10に同伴する空気をエアジ
ェット噴射装置12により除去するとともに、噴射され
たエアをエア吸引装置16により吸引し、エア吸引ポン
プ17からエア供給ポンプ13にエアを送り、エアジェ
ット噴射装置12からエアを噴射させるエア供給源とす
ることで効率化を図ることができる。
【0039】上述したとおり、本発明のカーテン塗布装
置において、用いられるコーターヘッドとしては、スラ
イドホッパー型、またはエクストルージョン型、または
両者の混合したスライドエクストルージョン型などが挙
げられる。
【0040】さらに、第4の発明を図6で説明する。図
6は、第4のカーテン塗布装置における実施態様を示す
概略図である。図6においては、上記図1により説明し
たコーターヘッド1部分を簡略化している。上記図3に
より説明したエアジェット噴射装置12と、遮蔽部材、
隔壁部材とを一体化した遮蔽部材14を第3の発明にて
記されている閉空間より上流側のロール11まで覆うこ
ととし、さらにエアジェット噴射装置12自体を抑制部
材として用い、それらが成す閉空間を負圧領域19とす
る。そして、閉空間内には、エアジェット噴射装置12
とその下流側にエア吸引装置16が設けられており、エ
アジェット噴射装置12によりウェブ10に同伴される
空気を除去するとともに、エア吸引装置16により除去
される空気を吸引する構造となっている。エアジェット
噴射装置12およびエア吸引装置16には、それぞれ、
エアを供給するエア供給ポンプ13、エアを吸引するエ
ア吸引ポンプ17とが繋がっている。なお、負圧領域1
9の維持管理のためには、閉空間内に圧力計20を設置
することが望ましい。
【0041】上記図6において、閉空間を垂直から水平
にウェブ10を方向転換するロール11近傍の垂直側の
部分まで延長することにより、ウェブ10上の同伴空気
を除去する長さが長く確保できるため、コーターヘッド
1近傍に大きな閉空間をつくる必要がなくなり、負圧領
域19の体積が減少することから効率のよい同伴空気の
除去ができ、再び同伴空気が成長するのを防ぐ効果も望
める。
【0042】また、コーターヘッド1近傍に大きな閉空
間をつくる必要がないと、コーターヘッドやエッジガイ
ドなどのメンテナンスについても作業がし易くなるとい
った効果も得られる。
【0043】さらに、図6においては図示されていない
が、上記図4で示されるとおり、エア供給ポンプ13と
エア吸引ポンプ17とを互いに接続し、閉空間内から吸
引されたエアをエア供給ポンプ13に対するエア供給源
とした循環系とすることにより効率化を図れる。
【0044】上記における各発明において、エアジェッ
ト噴射装置は、ウェブの幅と同等またはそれ以上の長さ
を有するエア噴射管を備え、該エア噴射管の一方または
両方の端部がエア供給ポンプの供給管を接続した構造で
あることが好ましい。そして、エア噴射管には、エアを
噴射する吹き出し孔が該エア噴射管の幅方向に一定間隔
で設けられていることが好ましい。
【0045】エア噴射管の吹き出し孔は、その幅方向に
対して5〜20mm間隔で設けられていることが好まし
く、この範囲をはずれ、20mmを超えた場合にはエア
の未噴射領域が、また5mm以内ではエア噴射の重複領
域ができて好ましくない。好ましくは10mmの等間隔
で穿孔したものは未噴射領域、重複領域の問題が発生し
ない。
【0046】吹き出し孔の孔径としては、孔径1〜3m
mφであることが好ましく、1mmより小さい孔径は穿
孔が困難であることと、噴射する空気の量が少なく充分
な同伴空気の除去が行えない。また、3mmを超えた孔
径では圧力が低下してしまい同伴空気の除去に必要な空
気が得られない。好ましい穿孔方法として、吹き出し孔
を奥を直径1mmとして円錐状に広がる形で穿孔すると
良好な空気の噴射が行える。
【0047】また、吹き出し孔の形状としては、円形ま
たは楕円形の形状であることが好ましい。スリット型に
すると噴射管内の圧力が均一に保てず、ウェブの幅方向
での吹き出し圧力が変わってしまう。
【0048】上記発明において、エアジェット噴射装置
からの噴射には、エアを以て説明したが、エアに代えて
蒸気またはミストとすることも好ましい。これは、コー
ターヘッドの上流側におけるウェブに対して蒸気または
ミストを噴射することによって、予めウエット状態にあ
るウェブとコーターヘッドから流下するカーテン膜とが
馴染みやすく良好な塗布状態を得やすくなるという効果
がある。また、噴射を蒸気とすることによりウェブに予
め熱を与えることができ、乾燥効率の向上に寄与するこ
とができる。
【0049】次に、上記発明におけるカーテン塗布方法
につき、以下のとおり説明する。本発明のカーテン塗布
方法において、エアジェット噴射装置のエア噴射管を設
置する際に、走行するウェブとの間隔を考慮することが
同伴空気を除去する上で大きな要因となる。上記図6に
より説明したとおり、エア噴射管を抑制部材として捉え
る場合、該エア噴射管の最下部である底部と走行中のウ
ェブとの間隔を6mm以下に抑えることによって、高速
塗布にあっても同伴空気を効率的に除去することができ
る。好ましくは、3mm以下であり、下限はウェブと接
することのない間隔であり、走行中のウェブの上下振動
を考慮し、1mmがより好ましい。一方、6mmを超え
てその間隔が大きい場合には、同伴空気を伴ってコータ
ーヘッドからのカーテン膜を乱すことになり好ましくな
い。
【0050】さらに、本発明におけるカーテン塗布方法
において、エアジェット噴射装置におけるエア噴射管に
穿孔された吹き出し孔からエア、蒸気、ミストのいずれ
かを吹き出す際には、ウェブに対する吹き出し角度を3
0〜60°とすることである。このような角度でエア、
蒸気、ミストのいずれかを吹き出すことにより、同伴空
気を伴わず良好なカーテン膜を流下させることができ
る。
【0051】上述したとおり、本発明のカーテン塗布装
置において、用いられるコーターヘッドとしては、スラ
イドホッパー型、エクストルージョン型、または両者の
混合したスライドエクストルージョン型などが挙げられ
る。
【0052】次に、本発明に用いられる塗布液、ウェブ
について説明する。また、塗布時における塗布速度、塗
布液供給量についても説明を加える。
【0053】本発明において、「塗布液」とは、写真乳
剤液としてゼラチン水溶液中にハロゲン化銀を分散せし
めたもの、磁気記録紙用塗布液として水あるいは有機溶
剤中に磁性体粒子を分散せしめたもの、感熱記録紙用塗
布液として発色剤と顕色剤を分散せしめたもの、感圧記
録紙用塗布液として発色剤あるいは顕色剤を含むマイク
ロカプセルを分散せしめたもの、インクジェット記録紙
用塗布液、顔料塗被紙用塗布液として無機あるいは有機
顔料を分散せしめたものなどであり、これらに挙げられ
る塗布液の固形分濃度などとは関係なく、カーテン塗布
を行うことが可能な塗布液であれば、制限なく用いるこ
とができるが、塗布液の粘度についてはB型粘度が10
〜300cpsの範囲の塗布液が好ましい。
【0054】本発明に用いられるウェブとしては、一般
に使用される上質紙、中質紙、更級、マシンコート紙、
アート紙、キャストコート紙、合成紙、レジンコーテッ
ド紙、プラスティックフィルム、金居板、ゴム板、天然
あるいは合成繊維で織られた布などを挙げることができ
る。
【0055】
【実施例】以下、本発明をよリー層明瞭とするために実
施例を挙げて説明する。なお、実施例中の部数は、全て
重量部を示し、特に断りのない限り、濃度は固形分の重
量%、塗布量は、乾燥後の塗布量を示す。
【0056】実施例および比較例に用いられる感圧記録
紙用塗布液については、以下のとおり作製した。 <マイクロカプセル分散液>クリスタルバイオレットラ
クトン(CVL)5部を溶解した200部の高沸点油
(具羽化学社製、KMC−113)を5%スチレン無水
マレイン酸共重合体水溶液(pH5.O)250部に添
加し、平均粒子径を6μmとなるように乳化した。
【0057】次に、40%メラミン−ホルマリン初期縮
合物水溶液(住友化学社製、スミレッツレジン)20部
を上記乳化剤に加えて温度を75℃とし、2時間反応さ
せた後、20%水酸化ナトリウム水溶液でpH9.Oと
して室温まで冷却し、40%のマイクロカプセル分散液
を得た。
【0058】<塗布液>上記のようにして得られたマイ
クロカプセル分散液を下記の配合に、さらに水を加え、
固形分濃度33%に調整して感圧記録紙用塗布液を作製
した。 40%マイクロカプセル分散液 100部 小麦澱粉(平均粒子径20μm) 50部 48%カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体ラテックス 20部
【0059】実施例1 上記図1で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。コーターヘッドから落下するカーテン膜が
ウェブと衝突する地点を基準として、これよりも上流側
20mmの位置に遮蔽部材を設置、さらに上流側の30
mmの位置にエアジェット噴射装置を設置して上流側方
向にエアを噴射できるようにした。ウェブとして坪量4
0g/m2の上質紙を用い、予めその上流側に設けたブレ
ードコーターにより水塗りし、オンラインでエクストル
ージョン型カーテン塗布装置を用いて塗布速度1000
m/分および1500m/分の2つの条件で感圧記録紙
用塗布液を塗布量3.5g/m2となるように塗布し、塗
布長さ100000mの感圧記録紙を製造した。
【0060】実施例2 上記図2で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。図2で説明したように、遮蔽部材の下部よ
りエアジェット噴射装置の位置近傍までの長さを有する
抑制部材を接合した。このようにした以外は実施例1と
同様にして実施例2の感圧記録紙を製造した。
【0061】実施例3 上記図3で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。図3で説明したように、遮蔽部材、抑制部
材、隔壁部材とを一体化した閉空間の構造からなるもの
であり、この閉空間には、遮蔽部材から30mmの位置
にエアジェット噴射装置、さらに上流側40mmの位置
にエア吸引装置を設置した。閉空間内はエア吸引装置に
より−150mmAqの負圧条件で吸引を行った。この
ようにした以外は実施例1と同様にして実施例3の感圧
記録紙を製造した。
【0062】実施例4 上記図4で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。図4で説明したように、図3のカーテン塗
布装置に加えてエアジェット噴射装置とエア吸引装置の
エア配管部を接続した循環系構造とし、エア吸引装置に
より吸引されたエアをエアジェット噴射装置のエア供給
源とした。なお、負圧条件については、実施例3と同様
とした。このようにした以外は実施例1と同様にして実
施例4の感圧記録紙を製造した。
【0063】比較例1 上記図5で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。図5で説明したように、コーターヘッドか
ら落下するカーテン膜がウェブと衝突する地点を基準と
して、これよりも上流側20mmの位置に遮蔽部材を設
置し、該遮蔽部材の下部にはウェブ接触部材を設置し
た。このようにした以外は実施例1と同様にして比較例
1の感圧記録紙を製造した。
【0064】比較例2 比較例2では、実施例1の図1におけるエアジェット噴
射装置を使用しないこと以外は実施例1と同様にして比
較例2の感圧記録紙を製造した。
【0065】上記実施例1〜4および比較例1〜2によ
る感圧記録紙の製造に対して、下記の評価方法により評
価し、その結果を下記表1に掲げた。なお、評価に当た
って、感圧記録紙の製造における塗布長さ99000〜
100000mまで、1000m分の塗布時点での状態
を観察することとした。
【0066】<カーテン膜>カーテン膜の安定状態を目
視観察し、次の基準で評価した。なお、許容レベルとし
ては○以上である。 ◎:カーテン膜揺れが発生せず、非常に安定している。 ○:カーテン膜揺れがほとんど確認できない程度に発生
している。 △:カーテン膜揺れが僅かに発生している。 ×:カーテン膜揺れが全幅にわたって間欠的に発生して
いる。
【0067】<塗布面>製造した感圧記録紙の塗布面に
おける塗布ムラや未塗布部の発生状態を目視観察し、次
の基準で評価した。なお、許容レベルとしては○以上で
ある。 ◎:塗布ムラ、未塗布部ともに全く観察されない。 ○:塗布ムラのみがごく僅かに観察されるが、製品とし
て問題ない。 △:塗布ムラが僅かに観察され、製品として問題ある。 ×:塗布ムラ、未塗布部ともに観察され、製品として使
用不可。
【0068】
【表1】
【0069】評価;上記表1から明らかなように、塗布
速度が1000m/分のとき、実施例1の遮蔽部材とエ
アジェット噴射装置からなる実施例1以外、実施例2〜
4では良好な結果であった。一方、比較例1では遮蔽部
材にウェブ接触部材を設けているが、カーテン膜揺れを
僅かに発生させ、それとともに製造された塗布面も悪か
った。また、比較例2では、遮蔽部材のみ設け、エアジ
ェット噴射装置を設置していない場合であるが、カーテ
ン膜揺れが全幅にわたって間欠的ではあるが発生してい
ることが観察され、それに伴って塗布面も悪影響を及ぼ
していた。続いて、塗布速度1500m/分のときは、
遮蔽部材、エアジェット噴射装置を設けた実施例1、遮
蔽部材と抑制部材、エアジェット噴射装置を設けた実施
例2ではカーテン膜揺れがほとんど観察されない程度に
発生し、塗布面も塗布ムラがごく僅かに観察された。実
施例3および4のように閉空間を設けた場合は、いずれ
も良好な結果であった。一方、比較例1および2では塗
布速度がさらに高速化されていることから、カーテン膜
揺れ、塗布面ともに問題であった。
【0070】実施例5〜11および比較例3〜4 上記図6で示したカーテン塗布装置を用いて感圧記録紙
を製造した。図6で説明したように、遮蔽部材、抑制部
材、隔壁部材、エアジェット噴射装置とを一体化した閉
空間の構造からなるものであり、この閉空間には、カー
テン膜から30mmの上流側位置にエアジェット噴射装
置、さらに上流側40mmの位置にエア吸引装置を設置
した。エアジェット噴射装置におけるエア噴射管の吹き
出し孔の間隔を10mmとし、孔径2mmφの円形形状
を有するものとし、走行するウェブとエア噴射管底部の
間隔、および吹き出し孔からウェブに対する吹き出し角
度を下記表2に示すとおりとした。また、閉空間内は、
エア吸引装置により−150mmAqの負圧条件で吸引
を行った。このようにした以外は実施例1と同様にして
実施例5の感圧記録紙を製造した。なお、実施例11で
は、エア吸引装置から吹き出すエアに代えてミストとし
た以外は実施例8と同一条件とした。
【0071】
【表2】
【0072】評価:上記表2に表されているとおり、1
000m/分の速度においては実施例5〜10について
はカーテン膜、塗布面共に良好であった。中でも特に良
好であったのは実施例6で行ったウェブの間隔1mm、
吹き出し角度が45°の状態である。比較例3と4は塗
布面の荒れが若干見受けられ、カーテン膜も部分的に揺
られている状態であった。1600m/分ではやはり実
施例6がカーテン膜、塗布面共に良好で、他の実施例に
ついても塗布に問題ないカーテン膜、塗布面を有してい
る。しかし、比較例3の様に角度を上げてしまうことに
より吹き出した空気がカーテン側に運ばれてしまい、カ
ーテン膜の揺れを助長させてしまっている。また比較例
3及び4は塗布面の空気同伴によるピンホールが全面に
現れている。さらに、実施例11は、実施例8と同一条
件であるが、エア吸引装置から吹き出すエアの代わりに
ミストとした場合であるが、この場合には上流側のウェ
ブ表面に予めミストによる湿潤状態が付与されているこ
とからカーテン膜の塗布性が実施例8の塗布面よりも良
好であった。
【0073】
【発明の効果】本発明のカーテン塗布装置は、コーター
ヘッドの上流側にエアジェット噴射装置と遮蔽部材、ま
た遮蔽部材に抑制部材を接合、さらには遮蔽部材、抑制
部材、隔壁部材を一体化してエア吸引装置を組み込んだ
閉空間とすることで、高速塗布時におけるウェブに同伴
する空気を除去し、カーテン膜を安定化させることによ
り、良好な品質の塗布製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のカーテン塗布装置における実施態
様を示す概略図である。
【図2】第2の発明のカーテン塗布装置における実施態
様を示す概略図である。
【図3】第3の発明のカーテン塗布装置における実施態
様を示す概略図である。
【図4】第3の発明のカーテン塗布装置における他の実
施態様を示す概略図である。
【図5】従来におけるカーテン塗布装置を示す概略図で
ある。
【図6】第4の発明のカーテン塗布装置における実施態
様を示す概略図である。
【符号の説明】
1 コーターヘッド 2 マニホールド 3 スリット 4 リップ 5 エッジガイド 6 カーテン膜 7 受液槽 8 貯蔵タンク 9 給液ポンプ 10 ウェブ 11 ロール 12 エアジェット噴射装置 13 エア供給ポンプ 14、21 遮蔽部材 15 抑制部材 16 エア吸引装置 17 エア吸引ポンプ 18 隔壁部材 19 負圧領域 20 圧力計 22 ウェブ接触部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月22日(2002.2.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、上記発明における連続走行するウェ
ブに塗布液を塗布するカーテン塗布装置を用いたカーテ
ン塗布方法において、カーテン膜の該ウェブへの衝突地
点より上流側に位置し、上流側方向に設けられたエアジ
ェット噴射装置におけるエア噴射管に穿孔された吹き出
し孔より該ウェブに対して30〜60°の角度でエア、
蒸気、またはミストのいずれか1つを噴射することを特
徴とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 1/74 B41M 5/12 Fターム(参考) 2H023 EA04 2H085 AA07 BB01 CD04 HH05 4D075 AC14 AC72 BB57Y CA47 DA04 4F041 AA12 AB01 CA04 CA25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続走行するウェブに塗布液を塗布する
    カーテン塗布装置において、カーテン膜の該ウェブへの
    衝突地点より上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射
    するエアジェット噴射装置を設け、該衝突地点と該エア
    ジェット噴射装置との間に該ウェブの移動によリ発生す
    る同伴空気を該カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設け
    てエアの乱流の影響を除去するとともに、カーテン膜が
    該噴射装置側に引き込まれるのを防止することを特徴と
    するカーテン塗布装置。
  2. 【請求項2】 連続走行するウェブに塗布液を塗布する
    カーテン塗布装置において、カーテン膜の該ウェブへの
    衝突地点より上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射
    するエアジェット噴射装置を設け、該衝突地点と該エア
    ジェット噴射装置との間に該ウェブの移動によリ発生す
    る同伴空気を該カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設け
    てエアの乱流の影響を除去するとともに、カーテン膜が
    該噴射装置側に引き込まれるのを防止し、さらに該遮蔽
    部材と接合する該ウェブに近接し、平行した抑制部材を
    設けて該エアジェット噴射装置から該衝突地点までの間
    で再び同伴空気が成長しないように防止することを特徴
    とするカーテン塗布装置。
  3. 【請求項3】 連続走行するウェブに塗布液を塗布する
    カーテン塗布装置において、カーテン膜の該ウェブへの
    衝突地点より上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射
    するエアジェット噴射装置を設け、該衝突地点と該エア
    ジェット噴射装置との間に該ウェブの移動によリ発生す
    る同伴空気を該カーテン膜から遮断する遮蔽部材を設
    け、さらに該遮蔽部材は抑制部材と隔壁部材とで一体化
    された閉空間とし、かつ該閉空間内には該エアジェット
    噴射装置に加えてエア吸引装置を設けて負圧領域とする
    ことを特徴とするカーテン塗布装置。
  4. 【請求項4】 連続走行するウェブに塗布液を塗布する
    カーテン塗布装置において、カーテン膜の該ウェブへの
    衝突地点より上流側に位置し、上流側方向にエアを噴射
    するエアジェット噴射装置を設けてなり、該エアジェッ
    ト噴射装置には、該ウェブの移動によリ発生する同伴空
    気を該カーテン膜から遮断してエアの乱流の影響を除去
    するとともに、カーテン膜が該噴射装置側に引き込まれ
    るのを防止するエア噴射管が付設され、該エア噴射管に
    設けられたエアを噴射する吹き出し孔上部の該エア噴射
    管から、コーターヘッドの上流側に位置し、垂直から水
    平にウェブを方向転換させるロール近傍の垂直側まで続
    く隔壁部材により閉空間とし、かつ該閉空間内には該エ
    アジェット噴射装置に加えてエア吸引装置を設けて負圧
    領域とすることを特徴とするカーテン塗布装置。
  5. 【請求項5】 エアジェット噴射装置とエア吸引装置と
    が接続され、エア吸引装置により吸引されたエアを供給
    源としてエアジェット噴射装置に送り、噴射する循環系
    であることを特徴とする請求項3または4記載のカーテ
    ン塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5記載の連続走行するウ
    ェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装置において、エ
    アジェット噴射装置は、ウェブの幅と同等またはそれ以
    上の長さを有するエア噴射管からなり、該エア噴射管の
    一方または両方の端部はエア供給ポンプの供給管と接続
    され、該エア噴射管にはエアを噴射する吹き出し孔が該
    エア噴射管の幅方向に一定間隔で設けられていることを
    特徴とするカーテン塗布装置。
  7. 【請求項7】 吹き出し孔が、幅方向に対して5〜20
    mm間隔で設けられていることを特徴とする請求項6記
    載のカーテン塗布装置。
  8. 【請求項8】 吹き出し孔が、孔径1〜3mmφである
    ことを特徴とする請求項6または7記載のカーテン塗布
    装置。
  9. 【請求項9】 吹き出し孔が、円形または楕円形の形状
    であることを特徴とする請求項6〜8記載のカーテン塗
    布装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜6記載の連続走行する
    ウェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装置において、
    エアジェット噴射装置から噴射するエアに代えて蒸気ま
    たはミストとすることを特徴とするカーテン塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1〜10記載の連続走行す
    るウェブに塗布液を塗布するカーテン塗布装置を用いた
    カーテン塗布方法において、カーテン膜の該ウェブへの
    衝突地点より上流側に位置し、上流側方向に設けられた
    エアジェット噴射装置におけるエア噴射管の底部と走行
    するウェブとの間隔を6mm以下にて該塗布液を該ウェ
    ブに塗布することを特徴とするカーテン塗布方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜10記載の連続走行す
    るウェブに塗布液を特許負数量カーテン塗布装置を用い
    たカーテン塗布方法において、カーテン膜の該ウェブへ
    の衝突地点より上流側に位置し、上流側方向に設けられ
    たエアジェット噴射装置におけるエア噴射管に穿孔され
    た吹き出し孔より該ウェブに対して30〜60°の角度
    でエア、蒸気、またはミストのいずれか1つを噴射する
    ことを特徴とするカーテン塗布方法。
JP2002011780A 2001-03-29 2002-01-21 カーテン塗布装置 Expired - Fee Related JP3848168B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002011780A JP3848168B2 (ja) 2001-03-29 2002-01-21 カーテン塗布装置
US10/105,288 US6666165B2 (en) 2001-03-29 2002-03-26 Curtain coating apparatus and curtain coating process
DE10213800A DE10213800B4 (de) 2001-03-29 2002-03-27 Vorhangstreichvorrichtung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-94993 2001-03-29
JP2001094993 2001-03-29
JP2002011780A JP3848168B2 (ja) 2001-03-29 2002-01-21 カーテン塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002355594A true JP2002355594A (ja) 2002-12-10
JP3848168B2 JP3848168B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=26612488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002011780A Expired - Fee Related JP3848168B2 (ja) 2001-03-29 2002-01-21 カーテン塗布装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6666165B2 (ja)
JP (1) JP3848168B2 (ja)
DE (1) DE10213800B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011137B2 (en) 2002-04-17 2006-03-14 Toshihara Kanagata Kogyo Co., Ltd Molding device

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1272289B1 (en) * 2000-04-05 2003-10-15 AG-Tech ApS Apparatus for surface treatment and use of the apparatus
JP2005161153A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Voith Paper Patent Gmbh ダブル塗工装置
DE10358754B4 (de) * 2003-12-12 2011-07-14 M-Real Oyj Bahnfördervorrichtung
DE10358508A1 (de) * 2003-12-13 2005-07-07 Voith Paper Patent Gmbh Auftragsvorrichtung
DE10359676A1 (de) * 2003-12-18 2005-07-14 Voith Paper Patent Gmbh Maschine zum einseitigen oder beidseitigen Auftragen eines flüssigen oder pastösen Auftragsmediums auf die Oberfläche einer laufenden Materialbahn und zugehöriges Betriebsverfahren
US7906722B2 (en) 2005-04-19 2011-03-15 Palo Alto Research Center Incorporated Concentrating solar collector with solid optical element
US7799371B2 (en) 2005-11-17 2010-09-21 Palo Alto Research Center Incorporated Extruding/dispensing multiple materials to form high-aspect ratio extruded structures
US20070169806A1 (en) * 2006-01-20 2007-07-26 Palo Alto Research Center Incorporated Solar cell production using non-contact patterning and direct-write metallization
US20070107773A1 (en) 2005-11-17 2007-05-17 Palo Alto Research Center Incorporated Bifacial cell with extruded gridline metallization
US7765949B2 (en) 2005-11-17 2010-08-03 Palo Alto Research Center Incorporated Extrusion/dispensing systems and methods
US7855335B2 (en) 2006-04-26 2010-12-21 Palo Alto Research Center Incorporated Beam integration for concentrating solar collector
US7851693B2 (en) 2006-05-05 2010-12-14 Palo Alto Research Center Incorporated Passively cooled solar concentrating photovoltaic device
DE502006003618D1 (de) * 2006-09-01 2009-06-10 Mitsubishi Hitec Paper Bielefe Vorhangbeschichtungsverfahren sowie eine dafür verwendete Vorrichtung
US7780812B2 (en) 2006-11-01 2010-08-24 Palo Alto Research Center Incorporated Extrusion head with planarized edge surface
US7922471B2 (en) 2006-11-01 2011-04-12 Palo Alto Research Center Incorporated Extruded structure with equilibrium shape
US8226391B2 (en) 2006-11-01 2012-07-24 Solarworld Innovations Gmbh Micro-extrusion printhead nozzle with tapered cross-section
US8322025B2 (en) 2006-11-01 2012-12-04 Solarworld Innovations Gmbh Apparatus for forming a plurality of high-aspect ratio gridline structures
US7638438B2 (en) 2006-12-12 2009-12-29 Palo Alto Research Center Incorporated Solar cell fabrication using extrusion mask
US7928015B2 (en) 2006-12-12 2011-04-19 Palo Alto Research Center Incorporated Solar cell fabrication using extruded dopant-bearing materials
US7954449B2 (en) 2007-05-08 2011-06-07 Palo Alto Research Center Incorporated Wiring-free, plumbing-free, cooled, vacuum chuck
FI121547B (fi) 2008-02-11 2010-12-31 Metso Paper Inc Menetelmä päällysteverhon stabiloimiseksi verhopäällystyksen yhteydessä ja menetelmää soveltava järjestely
US7999175B2 (en) 2008-09-09 2011-08-16 Palo Alto Research Center Incorporated Interdigitated back contact silicon solar cells with laser ablated grooves
US8704086B2 (en) * 2008-11-07 2014-04-22 Solarworld Innovations Gmbh Solar cell with structured gridline endpoints vertices
US8117983B2 (en) 2008-11-07 2012-02-21 Solarworld Innovations Gmbh Directional extruded bead control
US8080729B2 (en) 2008-11-24 2011-12-20 Palo Alto Research Center Incorporated Melt planarization of solar cell bus bars
US8960120B2 (en) 2008-12-09 2015-02-24 Palo Alto Research Center Incorporated Micro-extrusion printhead with nozzle valves
DE102010001616A1 (de) * 2010-02-05 2011-08-11 Voith Patent GmbH, 89522 Auftragsvorrichtung
US8586129B2 (en) 2010-09-01 2013-11-19 Solarworld Innovations Gmbh Solar cell with structured gridline endpoints and vertices
US9120190B2 (en) 2011-11-30 2015-09-01 Palo Alto Research Center Incorporated Co-extruded microchannel heat pipes
US10371468B2 (en) 2011-11-30 2019-08-06 Palo Alto Research Center Incorporated Co-extruded microchannel heat pipes
US8875653B2 (en) 2012-02-10 2014-11-04 Palo Alto Research Center Incorporated Micro-extrusion printhead with offset orifices for generating gridlines on non-square substrates
CN105127051A (zh) * 2015-08-07 2015-12-09 东莞市高顿塑胶制品有限公司 一种点油机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4324820A (en) * 1980-07-18 1982-04-13 St. Regis Paper Company Method and apparatus for coating a paper web
DE3701406A1 (de) 1987-01-20 1988-07-28 Vib Apparatebau Gmbh Vorrichtung zum aufbringen von dampf auf eine materialbahn, wie papier
US5976630A (en) * 1997-09-29 1999-11-02 Eastman Kodak Company Method and apparatus for curtain coating
DE19903559B4 (de) 1998-01-30 2004-02-26 Mitsubishi Paper Mills Limited Verfahren und Apparatur zur Vorhangbeschichtung
JP4089007B2 (ja) 1998-04-22 2008-05-21 株式会社Ihi コーター装置
DE19829449A1 (de) 1998-07-01 2000-01-05 Voith Sulzer Papiertech Patent Auftragsvorrichtung und Auftragsverfahren
JP4113985B2 (ja) * 1998-07-22 2008-07-09 富士フイルム株式会社 塗布方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011137B2 (en) 2002-04-17 2006-03-14 Toshihara Kanagata Kogyo Co., Ltd Molding device

Also Published As

Publication number Publication date
US20030039761A1 (en) 2003-02-27
US6666165B2 (en) 2003-12-23
DE10213800B4 (de) 2005-11-24
DE10213800A1 (de) 2002-10-24
JP3848168B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002355594A (ja) カーテン塗布装置およびカーテン塗布方法
CA2469292C (en) Method and apparatus for curtain coating
AU2002330387B2 (en) Liquid spray unit, method for spraying liquid using it, and chemical
US5885659A (en) Curtain coating commencing/terminating apparatus and the coating process using the same
JP2002192047A (ja) カーテンアプリケータ
JPS61220759A (ja) 可撓性シート材の処理に使用される真空ガイド
JP5321026B2 (ja) 画像形成装置、泡塗布装置
BR0208633B1 (pt) bocal para dispositivos distribuidores de substáncia lìquida de crescimento de gránulos em aparelhos de granulação de leito fluido.
JPH04228700A (ja) 紙のコーティング工程におけるブツの発生を防止するための装置及び方法
JP2005161153A (ja) ダブル塗工装置
JP2005296723A (ja) 塗工装置
US20050120947A1 (en) Coating apparatus and coating method
JPH10323604A (ja) カーテン塗布装置及び塗布方法
JP4632643B2 (ja) 移動するシート状物のカーテンコーティング方法及び装置
JP3631367B2 (ja) カーテン塗布方法およびその装置
JP5228227B2 (ja) カーテンコータのエッジガイド
JP2005205366A (ja) カーテン塗布装置
JP2008526484A (ja) ドライエッジコーティングプロセスとしての効果を生むカーテンコーティングにおいてコートされたウェブの縁に形成されるエッジバンクを取り除く方法
JP3604918B2 (ja) カーテン塗工方法およびその装置
EP1428582B1 (en) Method and apparatus for curtain coating
JP2005103370A (ja) カーテン塗布装置
JPH10165869A (ja) カーテン塗布装置及び塗布方法
JP2009214061A (ja) カーテン塗布装置
JP2000176344A (ja) 塗布方法及び塗布装置
JPH081061A (ja) カーテン塗布方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees