JP2002355159A - 麺の保持具 - Google Patents

麺の保持具

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JP2002355159A
JP2002355159A JP2001163131A JP2001163131A JP2002355159A JP 2002355159 A JP2002355159 A JP 2002355159A JP 2001163131 A JP2001163131 A JP 2001163131A JP 2001163131 A JP2001163131 A JP 2001163131A JP 2002355159 A JP2002355159 A JP 2002355159A
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noodle
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JP2001163131A
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English (en)
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Ryotaro Sato
良太郎 佐藤
Emi Kuramoto
絵美 倉本
Masayuki Nakahara
雅之 中原
Hiroyuki Uehara
弘之 上原
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Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G2400/00Details not otherwise provided for in A47G19/00-A47G23/16
    • A47G2400/06Articles adapted for a particular kind of foodstuff
    • A47G2400/067Articles adapted for a particular kind of foodstuff for pasta or noodles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、麺を容易に保持することがで
き、これを摂取したり取り分けたりする行為をきわめて
容易にする麺の保持具を提供すること。 【解決手段】 一方向に長い柄部11と、この柄部11
の先端に設けられた麺を保持するためのヘッド部12と
を備え、このヘッド部12には、長く延びる複数の保持
体30が設けられており、複数の保持体30は、各保持
体が互いに間隔14を備えるように配置されており、こ
れらの保持体30が変形可能な弾性材料により構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソバやウドン、
スパゲティー等の種々の太さや滑りやすい表面状態を備
える麺状の食品(以下、「麺」という)を摂取する食具
として使用したり、これら麺を取り分けたりする場合に
使用するのに好適な麺の保持具の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ソバやウドン、スパゲティー等の
麺を摂取する食具としては、日本人に馴染みの深い箸
や、洋食器のフォークがある。このうち、食具の使用に
馴れない乳幼児や介護老人等においては、フォークが多
く使用されている。ここでフォークは、滑りやすいスパ
ッゲティ等の麺を保持する上で、より保持しやすいよう
に、多数の刺し歯を並列に設けるだけでなく、刺し歯の
先端どうしが上下に間隔を有するように、刺し歯の向か
う方向を変えたり、刺し歯に凹凸を設けて、麺がひっか
かりやすくなるように工夫したもの等が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フォーク等では、刺し歯の間に麺を導きやすいものは、
口に運ぶまでに抜けて、落下してしまいやすく、落下し
にくいものは、刺し歯の間に麺が入り込みにくいといっ
た欠点を有している。また、乳幼児等にあっては、麺を
食べる時に、食具としてフォークを与えられることが多
いが、乳幼児は、腕や手及び口唇の機能の発達が未熟で
あり食品を把持する機能のない、通常のフォークは使用
しにくい。
【0004】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、簡単な操作で、麺を容易に保持す
ることができ、これを摂取したり取り分けたりする行為
をきわめて容易にする麺の保持具を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、一方向に長い柄部と、この柄部の先端
に設けられた麺を保持するためのヘッド部とを備える麺
の保持具であって、前記ヘッド部には、長く延びる複数
の保持体が設けられており、前記複数の保持体は互いに
間隔をもって配置されていて、かつ前記複数の保持体が
変形可能な弾性材料により構成されている、麺の保持具
により、達成される。請求項1の構成によれば、ヘッド
部には、長く延びる複数の保持体が互いに間隔をもって
設けられている。この各保持体は変形可能である。この
ため、使用者は、ヘッド部の保持体を麺に差し込んだ
り、押し付けたりすると、各保持体は麺や食器と接触し
て変形する。この変形により、保持体どうしの間隔が開
いて大きくなるから、その中に麺を導きやすい。使用者
がヘッド部を持ち上げると、保持体の変形はもとに戻る
ので、上記間隔は狭くなり、その間の麺は、保持体どう
しの間に挟まれることで保持される。これにより、保持
した麺を口に運んだり、取り分けたりという行為をきわ
めて容易に行うことができる。すなわち、上記「各保持
体は変形可能である」とは、複数の保持体が、麺や食器
に押し付けられた時に弾性変形して前記間隔が開き、こ
の間隔内に麺が入り込み、前記ヘッド部に対して押し付
け力を解除した時に複数の保持体が互いの間に麺をはさ
み込む程度の弾性をもつように、形成されていることを
意味している。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記保持体は、それぞれ前記ヘッド部の先端から延
びており、これら複数の保持体が同一面上に並列的に配
置されていることを特徴とする。請求項2の構成によれ
ば、ヘッドに形成される複数の保持体が並列的に配置さ
れることで、形態的には、フォークのヘッド部と類似し
たものとなり、食具としてのフォークと共通した使用の
仕方ができる。しかも、複数の保持体がほぼ同一面上に
並んでいるから、ヘッド部が必要以上に大きくなること
がなく、麺を保持して口に運ぶときも口腔内に挿入しや
すい。また、全体の大きさもコンパクトにできて、従来
みられる異形の刺し歯をもつフォーク等と比べても収納
や洗浄等の点で取り扱いが容易である。なお、上記「同
一面」は、複数の保持体が全体として平面を形成する場
合と湾曲面を形成する場合を含んでいる。湾曲面を形成
する場合には、フォーク状の湾曲面と、匙状の湾曲面と
なる場合の両方を含んでいる。匙状の湾曲面を形成する
場合には、ヘッド部の中心に食品を集めやすい。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、前記複数の保持体が、保持体側面の一部を
切り欠いた凹部を形成することにより、この保持体側面
を凹凸面としたことを特徴とする。請求項3の構成によ
れば、請求項1で説明したように、保持体どうしの間に
麺を挟んだときに、麺の側面の曲面形状に沿うように前
記凹部が当接することで、より一層、麺状食品を保持し
やすい。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、前記複数の保持体の、互いに隣り合う保持体の対向
面に関して、前記凹部どうしが対向するように配置され
た箇所と、対向面の一方の面だけに凹部が配置される箇
所が、それぞれ少なくとも一箇所設けられていることを
特徴とする。請求項4の構成によれば、保持体の側面
は、隣り合う保持体の側面どうし対向することで対向面
とされている。この対向面の両方に前記凹部が設けられ
ている場合には、その部分だけ間隔が大きくなるので、
より太い麺を保持できる。これに対して、対向面の一方
にだけ前記凹部が形成されていると、上記よりもやや細
い麺を保持するのに有利である。これにより、太い麺に
も細い麺にも適用できる保持具とすることができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの構成において、前記複数の保持体の間の間隔
は、保持体の基端部から先端にかけて次第に広い間隔と
されており、その開き角度が、基端部から始まる第1の
角度と、保持体の中間付近より先でさらに大きく開く第
2の角度とを有していることを特徴とする。請求項5の
構成によれば、保持体どうしの間隔は、先端へいく程広
くなっているので、この間隔内に麺を導きやすい。導か
れた食品(麺)が奥にいくと間隔が狭まるので、保持さ
れやすい。
【0010】請求項6の発明は、請求項2ないし5のい
ずれかの構成において、前記複数の保持体の少なくとも
外側両端の各保持体が、先端側にむけて徐々に開く方向
に沿うように構成されていることを特徴とする。請求項
6の構成によれば、ヘッド部を麺に対しておしつけるこ
とで、複数の保持体のうち少なくとも外側両端の各保持
体は、押し付け面に対して、面状に拡がるように開きや
すくなる。これにより、保持体どうしの間隔はより広く
拡がり、麺を間隔内に導きやすい。
【0011】請求項7の発明は、請求項2ないし6のい
ずれかの構成において、前記保持体の先端部が、薄肉に
形成されることで段部を備えていることを特徴とする。
請求項7の構成によれば、前記保持体の先端部が薄肉に
形成されることで、ヘッド部が食品をすくうようにして
使用された時には、保持体の先端部が食品の下に入り込
みやすく、これにより、ヘッド部を持ち上げることで、
保持体どうしの間に麺を導きやすい。
【0012】請求項8の発明は、請求項2ないし7のい
ずれかの構成において、前記ヘッド部が、柄部に近い領
域に設けられた拡幅部を備えており、この拡幅部が上向
きの凹面を備えた食品載置を有しており、この食品載置
部の一部を構成する前記保持体の上面側の側縁にエッジ
部を備えることを特徴とする。請求項8の構成によれ
ば、各保持体の間で、麺を挟んで保持するだけでなく、
上記凹面に載せることで、食品載置部が匙のような役割
をはたす。この場合、保持部の上面側の側縁にエッジ部
が備えられていれば、細長い麺が食品載置部を幅方向に
横切るようにして載置された場合に、麺の食品載置部か
らはみだす部分を、前記エッジ部が支持することで、麺
状食品が落下することが効果的に防止される。このエッ
ジ部が鋭角的に形成されていると、さらに効果がある。
【0013】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかの構成において、前記複数の保持体を備える前記
ヘッド部及び、少なくともこのヘッド部と接続される前
記柄部の一部または全部が変形可能な弾性材料により構
成されていることを特徴とする。請求項9によれば、ヘ
ッド部を麺に押し付けたときに、保持体だけでなく、ヘ
ッド部や柄部の一部も変形することで、各保持体はより
大きく開く。これにより、保持体どうしの間隔はより広
く拡がり、麺を間隔内に導きやすい。
【0014】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれかの構成において、前記複数の保持体どうしの間
の複数の間隔の大きさを異ならせて設定したことを特徴
とする。請求項10の構成によれば、保持体どうしの間
隔のうち、広い箇所には、麺状食品が入り込みやすく、
これより狭い間隔の箇所では、麺を保持する力が高くな
る。これにより、全体として、より多くの麺を保持しや
すくなる。
【0015】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれかの構成において、前記ヘッド部には、前記柄
部の延長方向に沿った仮想の軸線に対して、一側もしく
は両側方向に放射状に前記複数の保持体を設けたことを
特徴とする。請求項11の構成によれば、柄部の長手方
向にそって、ヘッド部をすくうように動かすことで、斜
めに開いた保持体間の間隔内に麺を導きやすい。
【0016】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれかの構成において、前記ヘッド部が、前記柄部
の延びる方向に対して、所定の角度で設けられており、
このヘッド部の下面に前記複数本の板状の保持体を設け
たことを特徴とする。請求項12の構成によれば、ヘッ
ド部を麺に押し付けると、板状の保持体が変形して、保
持体どうしの間に食品を導きやすい。
【0017】請求項13の発明は、請求項1ないし12
のいずれかの構成において、前記ヘッド部が、その周囲
を包囲するように形成されたループ状部分を有し、この
ループ状部分は、その基端側が、前記ヘッド部の基端付
近と固定されていることを特徴とする。請求項13の構
成によれば、保持体どうしの間だけでなく、ヘッド部の
保持体とループ状部分の間でも麺を保持することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0019】図1ないし図6は、本発明の第1の実施形
態にかかる麺の保持具を示しており、特に、第1の麺の
保持具の実施形態の構成を示している。図1は麺の保持
具10の概略斜視図、図2は図1の麺の保持具10の概
略平面図、図3は、麺の保持具10の断面構造を示して
おり、図3(a)は図2のA−A線概略断面図、図3
(b)は図4のC−C線概略断面図、図4は図2のB−
B線概略断面図である。また、図5は、図4に円形で示
した領域の拡大図、図6は図2に円形で示した領域の拡
大図である。
【0020】図1ないし図3において、麺の保持具(以
下、「保持具」と略称する)10は、一方向に長い柄部
11と、この柄部11の先端に設けられた麺を保持する
ためのヘッド部12とを備えている。ヘッド部12に
は、先端に向かって長く延びる複数の保持体30が設け
られている。柄部11は、本体11aが軽量な材料,例
えば、合成樹脂により、形成されており、例えば、ポリ
プロピレンで成形されている。柄部11の先端付近から
ヘッド部12にかけては、その複数の保持体30を含め
て、弾力性のある比較的柔らかい材料により、例えば、
水添型スチレンイソプレン共重合樹脂等のエラストマー
により形成されている。
【0021】複数の保持体30は、少なくとも2つ形成
される必要があり、図示では4本の長い形状をなす保持
体30がヘッド部12の先端側に形成されている。これ
らの保持体30は、となりあう保持体30との間に間隔
14を備えており、ほぼ同一面(図2のYZ平面に沿っ
た平面もしくは湾曲面)内に、並列的に並ぶように設け
られている。ここで、上記「同一面」は、複数の保持体
が全体として平面を形成する場合と湾曲面を形成する場
合を含んでいる。湾曲面を形成する場合には、フォーク
状の湾曲面と、図3(a)に示すような匙状の湾曲面と
なる場合の両方を含んでいる。匙状の湾曲面を形成する
場合には、ヘッド部の中心に食品を集めやすい。
【0022】さらに、各保持体30は、変形可能な弾性
材料,本実施形態では、ヘッド部12と一体のエラスト
マーで形成されている。この保持体30は、後述する麺
に押し付けられた時に弾性変形して、間隔14が開き、
この間隔14内に麺が入り込み、ヘッド部12に対して
押し付け力を解除した時に複数の保持体30が互いの間
に麺をはさみ込む程度の弾性をもつように形成されてい
る。したがって、保持体30は、例えば、JIS−K6
253−1997:ISO76191のA型デュロメー
タで、硬度65度乃至95度程度、好ましくは70度程
度になるように構成されている。ここで、保持体30を
間隔14内に麺がはさみこめる程度に変形させるための
要件としては、上記硬度の要件だでけではなく、保持体
30自体の形状の要素も考慮されなければならない。特
に、本実施形態のように、各保持体30を比較的細くし
て、長さをヘッド部12の全長の半分以上とする等によ
り長くすることで、より変形しやすくすることができ
る。
【0023】ヘッド部12は、図2に示すように、柄部
11よりも幅方向に大きくされた拡幅部12bでなって
おり、この実施形態では、中央にくびれを有するほぼ4
角形状でなっている。この拡幅部12bは、図1の向き
で上側が凹面16とされており、図3に示すように、柄
部11の仮想の軸線Cに対して、角度θ1(θ1=ほぼ
35度)程度の反りを有して先端側が上方を向いた匙状
とされている。この凹面16はヘッド部12の本体と、
ヘッド部12に設けられた複数の保持体30により形成
されている。
【0024】複数の保持体30は、本実施形態では、図
6に拡大して示すように、長さ方向に延びるフォークの
刺し歯状の保持体として、第1の保持体31,第2の保
持体32,第3の保持体33,第4の保持体34を有し
ている。この各保持体31,32,33,34の形状は
刺し歯のようであるが、フォークの刺し歯のように硬質
ではないから、そのような機能を発揮しない。ここで、
複数の保持体30,すなわち、保持体が集合した形態に
おいて、全体として匙状に湾曲していることから、短く
切断された麺等を、ヘッド部12の中央部である凹面1
6の中心に集めやすい。また、両端の各保持体31,3
4の外側の上面側の側縁部が角度を持ったエッジ状,好
ましくは鋭角で形成したエッジ部44,45とされるこ
とで、保持体30からはみ出した麺等がこのエッジ部に
食い込み、落下しにくくなっている。
【0025】これにより、保持具10は、食具としての
フォークと共通した使用の仕方ができる。しかも、複数
の保持部30がほぼ同一平面上に並んでいるから、ヘッ
ド部12が必要以上に大きくなることがなく、後述する
麺を保持して口に運ぶときも口腔内に挿入しやすいよう
になっている。また、全体の大きさもコンパクトにでき
て、従来みられる異形の刺し歯をもつフォーク等と比べ
ても収納や洗浄等の点で取り扱いが容易となるようにさ
れている。
【0026】これら各保持体31,32,33,34の
間には、各間隔14(図1及び図2参照)が形成されて
いる。すなわち、各保持体31,32,33,34は、
基端側では径もしくは幅が太く、先端にいく程狭くなっ
ている。具体的には、図6の第1の保持体31では、隣
り合う第2の保持体保持体32と対向する面である保持
体31の基端側の第1の側面31aは、先端に向かって
やや左に所定角度(第1の角度)で傾斜しており、この
側面を切り欠いて形成した凹部31bを介して、より先
端側の第2の側面31cに続いている。この第2の側面
31cは、左へ所定角度(第2の角度)で傾斜してお
り、第2の角度は第1の側面31aの第1の角度よりも
傾斜が大きくなっている。これに対して、隣り合う保持
体である第2の保持体32の第1の保持体31に対する
対向面は、第1の保持体31の上述した対向面31a及
び31cと同様に形成されているが、傾斜方向が右側と
なっている。
【0027】このように、複数の保持体30の側面であ
る対向面に凹部31b等の凹部を形成することで、凹凸
面とすることができ、保持体31,32の間に麺を挟ん
だときに、麺の側面の曲面形状に沿うように凹部31b
等が当接することで、より一層、麺状食品を保持しやす
いようにされている。また、保持体31と32等複数の
保持体30の間隔14は、先端へいく程広くなっている
ので、この間隔14内に麺を導きやすいようになってい
る。導かれた食品(麺)が奥にいくと(保持体30の基
端側にいくと)間隔が狭まるので、保持されやすいよう
になっている。また、保持体30は全体として匙状に湾
曲しているから、この間隔14は、上下方向にわたって
立体的に存在することになり、この構成からも麺を各間
隔14内に導きやすい。
【0028】さらに、図6やヘッド部12の斜視図であ
る図7に示されているように、第2の保持体32の凹部
32bは、第1の保持体31の凹部31bと対向する位
置からずれて配置されている。一方、第3の保持体33
では、隣り合う第2の保持体32の互いに対向する面に
形成された凹部どうし、すなわち、凹部32cと凹部3
3aが同じ位置に設けられている。このように、対向面
の両方に凹部32cと凹部33aが同じ位置に設けられ
ている場合には、凹部どうしが合わさると大きな径の孔
となるので、その部分だけ間隔が大きくなり、より太い
麺を保持できる。これに対して、凹部32bや凹部31
bのように、対向面の一方にだけ凹部が形成されている
と、やや細い麺を保持するのに有利である。これによ
り、太い麺にも細い麺にも適用できる保持具10とする
ことができる。
【0029】また、複数の保持体30の外側両端の各保
持体31,34が、先端側にむけて徐々に開く方向に沿
うように構成されている。つまり、各保持体31,34
の外側の側面12cと12dは互いに逆方向に外側に僅
かに沿っている。このため、後述するように、ヘッド部
12を麺に対しておしつけることで、複数の保持体30
のうち外側両端の各保持体31,34は、押し付け面に
対して、面状に拡がるように開きやすくなる。これによ
り、複数の保持体30どうしの間隔14はより広く拡が
り、麺を間隔14内に導きやすいようにされている。ま
た、間隔14は、凹部16が設けられている領域に向か
って、幅が狭くなっているために、長い麺をすくった時
に、凹部16に麺が集まりやすい。
【0030】さらに、図4の円形部Eを拡大して示す図
5に表れているように、複数の保持体30の先端部が、
薄肉に形成されることで段部12eを備えている。この
ため、ヘッド部12が食品をすくうようにして使用され
た時には、複数の保持体30の先端部が食品の下に入り
込みやすく、ヘッド部12を持ち上げれば、複数の保持
体30どうしの間に麺を導きやすいようにされている。
ここで、各保持体は、上述したような弾性材料により形
成されていることにより、表面も摩擦力が通常のフォー
ク等と比べて大きいから、この点においても、より確実
に麺を保持することができる。
【0031】また、ヘッド部12部の柄部11に近い領
域には、上述した拡幅部12bが設けられている。図7
に示すように、この拡幅部12bは、柄部11側が厚み
方向に起立した壁部41と、この壁部41よりも先端側
で凹面を備えた食品載置部16と、壁部41の幅方向両
端部にて先端側へそれぞれ突出した突出部42,43と
を備えている。
【0032】食品載置部16を有することで、保持具1
0は、複数の保持体30の間14で、麺を挟んで保持す
るだけでなく、凹面に載せることで、食品載置部16が
匙のような役割をはたす。また、食品載置部16に、後
述するように麺を載せたときに、壁部41により食品が
柄部11側に移動することを有効に阻止して、食品載置
部16に止めることができるようになっている。
【0033】しかも、食品載置部16の幅方向両端部に
エッジ部44,45が備えられている。つまり、エッジ
部44,45は、食品載置部16の幅方向両端部がそれ
ぞれ凹部12aの湾曲にしたがって、上向きの傾斜を有
し、その端部に角を持たせている。これにより、後述す
るように、細長い麺が食品載置部16を幅方向に横切る
ようにして載置された場合に、麺の食品載置部16から
はみだす部分を、エッジ部44,45が支持すること
で、麺が落下することが効果的に防止されるようになっ
ている。
【0034】また、食品載置部16は、上述したよう
に、壁部41の幅方向両端部にて先端側へそれぞれ突出
した突出部42,43を備えているので、後述するよう
に、短くされた麺を食品載置部16の幅方向の中央より
に集める機能を備えるようにされている。
【0035】さらに、麺の保持具10では、乳幼児によ
る使用を考えた場合に、好ましくは、図1ないし図4に
示されているように、柄部11のヘッド部12と反対の
端部に略球状のつまみ部15を備えている。このつまみ
部15は、図示のようなほぼ完全な球形だけでなく、半
球状や楕円状等種々の形態で構成することができる。こ
のつまみ部15は、乳幼児の次のような手の機能の特徴
に考慮して形成されている。すなわち、乳幼児には、指
先で長いものの先端を摘む傾向が認められる。このよう
な行動の傾向を利用して、柄部の先端に指先,特に親
指,人指し指,中指の3本の指でつまみやすい形状とし
て、柄部の端部に略球状の形状を形成している。これに
より、乳幼児は、つまみ部15である球状先端を摘むこ
とで、掌全体でなく、指先を用いて柄部を掴む行動を促
し、所謂、ペングリップによる正しい持ち方を訓練する
ことができる。つまり、保持具10を匙(スプーン)の
ようにして、ヘッド部12で食品をすくうようにして使
用する場合に適切な持ち方を習得するすることができ
る。
【0036】また、柄部11のつまみ部15の表面は弾
性材料により形成されている。つまり、図3(b)及び
図4に示されているように、柄部11のヘッド部12と
は反対の端部側11bは、その表面全体が、例えばエラ
ストマー等の弾性材料により、被覆されている。この実
施形態では、弾性材料としてのエラストマーは、例え
ば、JIS−K6253(ISO7619)A型におけ
る、硬度60程度の素材が選択されている。これによ
り、つまみ部15は、乳幼児が指先で摘んだ際にすべり
にくく、掴みやすいようにされている。また、この球状
のつまみ部15の直径は、例えば、10ミリメートル以
上12ミリメートル以下とされている。これにより、乳
幼児の小さな指先によりつまみやすい大きさに設定され
ている。
【0037】また、柄部11は、図3(b)に示されて
いるように、好ましくは、断面が楕円もくは長円形で形
成されており、その長軸が柄部11の幅方向に沿うよう
にされている。これにより、柄部11を握った時に、保
持具10の食品載置部16が自然に上を向くように考慮
されている。柄部11の太さは、楕円断面において、短
軸で8mm程度、長軸で10mm程度とされており、太
すぎると指を柄部の周囲にまわすことができないため、
手掌全体で握ることを誘発してしまい、細すぎると柄部
を握ることができないという問題がある。このために、
柄部11の外周が25mmから、40mmとなるように
形成することが好ましい。また、上述したように柄部の
端部側11b表面が弾性材料により形成されているの
で、乳幼児が保持した際に滑りにくく、保持しやすいよ
うになっている。
【0038】本実施形態の第1の麺の保持具としての麺
の保持具10は、以上のように構成されており、以下の
ように使用される。図8は、保持部10による最も特徴
的な使用方法を示している。使用者は、保持部10の柄
部11を手Hで握って、ヘッド部12の食品収容部16
が上を向くようにし、ヘッド部12の凸状の曲面,すな
わち、食品収容部16の反対面を図示しない麺の上から
食器に向かって押し付ける。
【0039】これにより、ヘッド部12及び複数の保持
体30である各保持体31,32,33,34は、押し
付け面に対する圧力により、柔軟な材質に基づいて、図
示するように、ほぼ放射状に開く。これにより、各保持
体31,32,33,34の間の間隔14が大きくな
り、ここへ麺を受容しやすくなるので、食品は間隔14
内に入り込む。次いで、使用者は、ヘッド部12を上へ
移動させると、各保持体31,32,33,34は、そ
の弾性に基づいて、元の形状に復帰するから、間隔14
が元の大きさに戻って狭くなり、その間の麺は、保持体
31,32,33,34どうしの間に挟まれることで保
持される。その後、保持した麺を口に運んだり、取り分
けたりという行為をきわめて容易に行うことができる。
【0040】このように、保持具10では、ヘッド部1
2を麺に対して押し付けるという動作だけで、麺を保持
できることから、使用がきわめて簡単であり、従来のフ
ォークのように、麺の中に、刺し歯を差し込んで、ヘッ
ド部を回転させて巻き付けるといった複雑な動きが要求
されない。また、上述のように保持した麺は、ヘッド部
12を多少動かすだけで、保持体31,32,33,3
4どうしの間に挟まれた状態で、食品載置部16上に載
るから、その凹面に載置された状態及び各保持体に挟ま
れた状態で、きわめて安定的に保持されることになる。
したがって、従来のフォークのように、硬質の材料で作
られたヘッド部や刺し歯の表面を麺が滑って落下するこ
とがないので、このような点においても食品の保持を確
実とすることができる。
【0041】さらに、図9で説明したように、麺を保持
体31,32,33,34の間で挟むことなく、すくう
ようにして、壁部41と拡幅部12b及び保持体31,
34の形状に基づいて、ヘッド部12の中央領域である
凹面16に集められる。このような場合でも、エッジ部
44,45の作用により、麺F1が長さ方向に移動して
滑り落ちることが防止される。また、これと同時に、壁
部41の作用により、麺F1が長さ方向に滑って、柄部
11の方へ逃げて落下することも有効に防止されるの
で、このように保持した場合も従来と比べると一層確実
に麺F1を保持することができる。
【0042】また、図11に示すように、特に離乳食と
して多く食される、短く切られた形態の麺F2の場合に
おいても、凹面を備える食品載置部16は、匙と類似の
機能を発揮して、確実に麺F2を載せることができる。
この場合、壁部41により、麺F2は、柄部11の方へ
の移動が阻止されるだけでなく、上述したように、壁部
41の幅方向両端部にて先端側へそれぞれ突出した突出
部42,43の機能により、麺F2は食品載置部16の
幅方向の中央よりに集められるので、落下しにくい。な
お、この場合、麺F2は、麺状の短いものだけでなく、
通常の形態の食品でもよいことは明らかである。さら
に、豆腐やゼリー等の柔らかく切断しやすい食品も壁部
41やエッジ部44,45の機能により、上記と同様に
取り扱いやすい。
【0043】図12は、本発明の保持具の第2の実施形
態を示している。この実施形態において、第1の実施形
態と同一の符号を付した箇所の構成は共通であるから、
重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。図に
おいて、この保持具50は、一方向に長い柄部11と、
この柄部11の先端に設けられた麺を保持するためのヘ
ッド部52とを備えている。ヘッド部52には、柄部1
1の延長方向に沿った仮想の軸線C1に対して、一側も
しくは両側方向に放射状に複数の保持体55,56が設
けられている。
【0044】保持具50において、上記複数の保持体5
5,56も第1の実施形態と同様に機能を備えており、
弾性変形が可能で、図示していないが、必要により第1
の実施形態と同様に、各保持体に凹部を形成することが
できる。ヘッド部52は、第1の実施形態のヘッド部1
2と同様に、上面に凹面を備えており、ほぼ匙状の全体
形状を備えている。
【0045】ヘッド部52の先端には、ひとつの保持体
53が形成されており、この保持体53の延びる方向に
対して、所定の角度θ2を有することで、斜めに延びる
保持体55が設けられており、仮想の軸線C1の一側に
は保持体53に対して、θ2の角度で延びる保持体55
が3つ連続的に形成されている。上記角度θ2は、例え
ば30度ないし60度に設定される。これら各保持体5
5の間には、間隔57が設けられている。また、この実
施形態では、前記保持体55と対称位置に3つの保持体
54が連続的に設けられることで、仮想の軸線C1の他
側にも複数の保持体を設けている。これら3つの保持体
54の間には、間隔56が形成されている。したがっ
て、図示されているように、ヘッド部52は、その周囲
に放射状に延びる多数の保持体54,55を備えてい
る。
【0046】これにより、第1の実施形態と同様に、使
用者は、ヘッド部52の保持体54,55を麺に差し込
んだり、押し付けたりすると、各保持体54,55は麺
と接触して変形する。この変形により、保持体どうしの
間隔56,57が開いて大きくなるから、その中に麺を
導きやすい。使用者がヘッド部52を持ち上げると、保
持体の変形はもとに戻るので、間隔56,57は狭くな
り、その間の麺は、保持体54や保持体55どうしの間
に挟まれることで保持される。これにより、保持した麺
を口に運んだり、取り分けたりという行為をきわめて容
易に行うことができる。また、本実施形態の保持具50
では、柄部11の長手方向にそって、放射状に各保持体
54,55を設けたため、ヘッド部52をすくうように
動かすことで、各保持体54,55を柄部11の延びる
方向や斜めの方向に動かすことができる。これにより、
斜めに開いた保持体54,55間の間隔内に麺を導きや
すい。
【0047】尚、保持具50において、複数の保持体
は、仮想の軸線C1の片側にだけ設けてもよい。また、
柄部11のヘッド部52と反対の端部には、第1の実施
形態と同様のつまみ部15を設けてもよい。
【0048】図13は、本発明の保持具の第3の実施形
態を示している。この実施形態において、第1の実施形
態と同一の符号を付した箇所の構成は共通であるから、
重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。図に
おいて、この保持具60は、一方向に長い柄部11と、
この柄部11の先端に設けられた麺を保持するためのヘ
ッド部62とを備えている。ヘッド部62は、柄部11
の延長方向に沿った仮想の軸線C2に対して、所定の角
度θ3だけ傾斜して設けられている。この角度θ3は、
好ましくは90度よりも大きく180度よりも小さい角
度に設定される。
【0049】ヘッド部62の下面には、複数の保持体6
3が図13において下方に延びるように設けられてい
る。図14は、保持具60を底面から見た状態で、保持
体63だけを示したもので、複数の保持体63の配置状
態を示している。図示されているように各保持体63
は、好ましくは、板状の形状を備えている。間隔67を
あけて両端に配置された保持体64,64の底面積は大
きく形成されている。各保持体64,64の間には、例
えば、6つの底面積の小さな保持体65が配置されてお
り、各保持体64及び65の間には、間隔67が設けら
れることにより、各保持体64及び65は、個別に弾性
変形できるようになっている。
【0050】これにより、図15に示されているよう
に、使用者は、ヘッド部62の保持体63を麺に押し付
けると、各保持体64,65は食器と接触して変形す
る。この変形により、保持体どうしの間隔67が開いて
大きくなるから、その中に麺を導きやすい。使用者がヘ
ッド部62を持ち上げると、保持体の変形はもとに戻る
ので、間隔67は狭くなり、その間の麺は、保持体64
や保持体65どうしの間に挟まれることで保持される。
これにより、保持した麺を口に運んだり、取り分けたり
という行為をきわめて容易に行うことができる。このよ
うに、第3の実施形態の保持具60は、第1の実施形態
よりも大きな形態とすることで、食具よりも麺を取り分
ける道具として、より効果的に使用することができる。
【0051】図16は、本発明の保持具の第4の実施形
態を示している。この実施形態において、第1の実施形
態と同一の符号を付した箇所の構成は共通であるから、
重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。この
実施形態に係る保持具70は、一方向に長い柄部11
と、この柄部11の先端に設けられた麺を保持するため
のヘッド部72とを備え、このヘッド部72には、長く
延びる複数の保持体30が設けられており、複数の保持
体30は、各保持体が互いに間隔14を備えるように配
置されており、これらの保持体30が変形可能な弾性材
料により構成されている点は、第1の実施形態と同じで
ある。この実施形態の保持具70では、ヘッド部72
が、その周囲を包囲するように形成されたループ状部分
73を有しており、このループ状部分73は、その基端
側が、ヘッド部72の基端付近もしくは、柄部11の先
端付近に対して、変形可能に固定されている。
【0052】したがって、この保持具70においては、
第1の実施形態と同様に、使用者は、ヘッド部72の保
持体30を麺に押し付けると、各保持体は麺と接触して
変形する。この変形により、保持体どうしの間隔14が
開いて大きくなるから、その中に麺を導きやすい。使用
者がヘッド部72を持ち上げると、保持体の変形はもと
に戻るので、間隔14は狭くなり、その間の麺は、保持
体どうしの間に挟まれることで保持される。これによ
り、保持した麺を口に運んだり、取り分けたりという行
為をきわめて容易に行うことができる。これに加えて、
保持具70では、保持体どうしの間だけでなく、ヘッド
部72の保持体30とループ状部分73との間でも麺を
保持することができる。
【0053】本発明は、上述の実施形態に限定されな
い。上述の複数の実施形態の各構成は、適宜その一部を
省略したり、他の説明しない構成と組み合わせることが
できるし、複数の実施形態の各構成は、その一部を相互
に組み合わせることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な操作で、麺を容易に保持することができ、これを摂
取したり取り分けたりする行為をきわめて容易にする麺
の保持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の麺の保持具の概略斜
視図である。
【図2】図1の麺の保持具の概略平面図である。
【図3】図1の保持具の断面構造を示しており、(a)
は図2のA−A線概略断面図、(b)は図4のC−C線
概略断面図。
【図4】図2の保持具のB−B線概略断面図である。
【図5】図4の部分Eの拡大図である。
【図6】図2の部分Dの拡大図である。
【図7】図1の保持具のヘッド部の概略拡大斜視図であ
る。
【図8】図1の保持具の使用状態を示す図である。
【図9】図1の保持具の使用状態を示す図である。
【図10】図1の保持具のヘッド部の端部の断面構造を
示す部分拡大図である。
【図11】図1の保持具の使用状態を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態の麺の保持具の概略
斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の麺の保持具の概略
斜視図である。
【図14】図13の保持具の底面から見た保持体の構成
を示す図である。
【図15】図13の保持具の使用状態を示し、(a)は
ヘッド部を麺に押し付けた状態を示し、(b)はヘッド
部を持ち上げる状態を示す説明図である。
【図16】本発明の第4の実施形態の麺の保持具の概略
斜視図である。
【符号の説明】
10,50,60・・・麺の保持具、11・・・柄部、
12,52,62・・・ヘッド部、14・・・間隔、3
0・・・保持体、15・・・つまみ部、16・・・食品
載置部(凹面)。
フロントページの続き (72)発明者 中原 雅之 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 (72)発明者 上原 弘之 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 Fターム(参考) 3B115 AA16 AA17 BA12 BC05 DB07 EA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に長い柄部と、この柄部の先端に
    設けられた麺を保持するためのヘッド部とを備える麺の
    保持具であって、 前記ヘッド部には、長く延びる複数の保持体が設けられ
    ており、 前記複数の保持体は互いに間隔をもって配置されてい
    て、 かつ前記複数の保持体が変形可能な弾性材料により構成
    されていることを特徴とする、麺の保持具。
  2. 【請求項2】 前記保持体は、それぞれ前記ヘッド部の
    先端から延びており、これら複数の保持体が同一面上に
    並列的に配置されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の麺の保持具。
  3. 【請求項3】 前記複数の保持体が、保持体側面の一部
    を切り欠いた凹部を形成することにより、この保持体側
    面を凹凸面としたことを特徴とする、請求項1または2
    のいずれかに記載の麺の保持具。
  4. 【請求項4】 前記複数の保持体の、互いに隣り合う保
    持体の対向面に関して、前記凹部どうしが対向するよう
    に配置された箇所と、対向面の一方の面だけに凹部が配
    置される箇所が、それぞれ少なくとも一箇所設けられて
    いることを特徴とする、請求項3に記載の麺の保持具。
  5. 【請求項5】 前記複数の保持体の間の間隔は、保持体
    の基端部から先端にかけて次第に広い間隔とされてお
    り、その開き角度が、基端部から始まる第1の角度と、
    保持体の中間付近より先でさらに大きく開く第2の角度
    とを有していることを特徴とする、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の麺の保持具。
  6. 【請求項6】 前記複数の保持体の少なくとも外側両端
    の各保持体が、先端側にむけて徐々に開く方向に沿うよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項2ないし
    5のいずれかに記載の麺の保持具。
  7. 【請求項7】 前記保持体の先端部が、薄肉に形成され
    ることで段部を備えていることを特徴とする、請求項2
    ないし6のいずれかに記載の麺の保持具。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド部が、柄部に近い領域に設け
    られた拡幅部を備えており、この拡幅部が上向きの凹面
    を備えた食品載置を有しており、この食品載置部の一部
    を構成する前記保持体の上面側の側縁にエッジ部を備え
    ることを特徴とする、請求項2ないし7に記載の麺の保
    持具
  9. 【請求項9】 前記複数の保持体を備える前記ヘッド部
    及び、少なくともこのヘッド部と接続される前記柄部の
    一部または全部が変形可能な弾性材料により構成されて
    いることを特徴とする、請求項1ないし8のいれかに記
    載の麺の保持具。
  10. 【請求項10】 前記複数の保持体どうしの間の複数の
    間隔の大きさを異ならせて設定したことを特徴とする、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の麺の保持具。
  11. 【請求項11】 前記ヘッド部には、前記柄部の延長方
    向に沿った仮想の軸線に対して、一側もしくは両側方向
    に放射状に前記複数の保持体を設けたことを特徴とす
    る、請求項1ないし10のいずれかに記載の麺の保持
    具。
  12. 【請求項12】 前記ヘッド部が、前記柄部の延びる方
    向に対して、所定の角度で設けられており、このヘッド
    部の下面に前記複数本の板状の保持体を設けたことを特
    徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の麺の
    保持具。
  13. 【請求項13】 前記ヘッド部が、その周囲を包囲する
    ように形成されたループ状部分を有し、このループ状部
    分は、その基端側が、前記ヘッド部の基端付近と固定さ
    れていることを特徴とする、請求項1ないし12のいず
    れかに記載の麺の保持具。
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