JP2002354734A - 小型モータ - Google Patents
小型モータInfo
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- Dc Machiner (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
−3突極構造の電機子に使用され3電極を設けた通常の
円環状バリスタを適用可能とし、バリスタの電極部への
接続構造を改善して過電圧抑制効果を得る。 【解決手段】放射状に6本の突極P1〜P6を有する電
機子コア11と、前記各突極に巻回されたコイル14
と、このコイルに接続された6本のライザーR1〜R6
と、各ライザーに接続された整流子15と、3個の電極
部19を有する過電圧抑制用のバリスタ18と、整流子
15に摺接して電流を供給するブラシと、前記突極に対
向配置された4個の磁極を有する永久磁石とを備え、バ
リスタ18の3電極部19はそれぞれライザーR2,R
4,R6の3箇所にコイル巻線17とともに半田付け2
4で固定される。その他のライザーR1,R3,R5に
はコイル巻線17のみが半田付け25で結合される。
Description
を備えた4−6(4磁極−6突極)構造のブラシ付小型
直流モータに係わる。
(4磁極−6突極)構造のブラシ付小型直流モータの電
機子50の構造において、電機子コア51の放射状に突
出する6本の突極52のそれぞれに巻回されたコイル5
3と、6個の整流子54の各端子部として電気的に導通
する6本のライザー55との配線処理は、円環状バリス
タ56の片面上に厚膜で形成された基板または電極の印
刷パターン57(図中、網目ハッチング部分)で回路を
あらかじめ形成しておき、6本の突極52それぞれに巻
装されたコイル53の巻線を、対応する6個の整流子5
4から延在する6本のライザー55に接続し、さらに円
環状バリスタ56の電極印刷パターン57をライザー5
5の面に半田付け58で結合して、電機子50を形成し
ている。
電機子の回転中心を挟んで相対して形成した長短2本の
ライザー55の1組が同電位となるように導通する回路
パターンで、長短3組のライザーについてそれぞれ電気
的に独立した回路パターンが同一形状で形成されてい
る。
する回路パターンは、例えば一方の長いライザーから隣
在する別の組の短いライザーの外側を回って、次に隣在
するさらに別の組の長いライザーの下側を渡り、対の相
手となる他方の短いライザーに達する。3組の回路印刷
パターン57が円環状バリスタ56の片面に形成され、
各組の印刷パターン57ごとに一組の長短ライザーがそ
れぞれ半田付け58により結合される。さらにこのよう
な3組の各回路パターンは、円環状バリスタ56に設け
られた3電極のそれぞれを個別に含むように配置されて
電気的に結合されている。
50として重要な、整流子54によるコイル53の電流
方向切替回路の一部に、付設した円環状バリスタ56の
ための回路を付加することで対応している。
場合、円環状バリスタ56に電極印刷パターン57を設
けることが難しく、また円環状バリスタ56を専用に特
定の設計製作することで製品が高価になることは免れな
い。
印刷パターン57が小さくなると他のパターンと接触し
易く、ライザー55との位置決め精度が難しくなってコ
イル端末の結線や半田付けを行う時に電気的な短絡を生
じるおそれがある。
機子において、バリスタとしては3極の電極部をもつ一
般的な2−3(2磁極−3突極)構造の電機子に使用さ
れ3電極を設けた通常の円環状バリスタを適用し、バリ
スタの電極部への接続構造を改善して3電極バリスタで
4−6構造の電機子に同等の過電圧抑制効果を得るよう
にすることである。
なく6本のライザーにコイルによる巻線を接続し、上記
6本のライザーのうち1本おきの3本をバリスタの3個
の電極部に接続することにより電機子を構成する。
めに、本発明に係わる小型モータは、放射状に6本の突
極を有する電機子コアと、上記各突極に巻回されたコイ
ルと、このコイルに接続された6本のライザーと、各ラ
イザーに接続された整流子と、3個の電極部を有する過
電圧抑制用のバリスタと、上記整流子に摺接して電流を
供給するブラシと、上記突極に対向配置された4個の磁
極を有する永久磁石とを備え、上記6本のライザーに上
記コイルを接続すると共に、上記6本のライザーのうち
1本おきの3本を前記バリスタの3個の電極部にそれぞ
れ接続したことを要旨とする。
心に対して点対称の位置関係にある2本の突極には連続
して前記コイルが巻回されていると共に、上記2本の突
極のそれぞれの一方側に隣接し前記回転中心に対して点
対称の位置関係にある2本のライザーも上記コイルで接
続してもよい。
子と一体形成され、且つ、軸方向に関し前記6本の突極
のそれぞれの間に半径方向に突出形成されてなり、前記
コイルを上記ライザーへの接続と上記ライザー間の接続
の両方に用いてもよい。
の実施の形態を、図1(a)に平面図で、また図1
(b)に図1のB−B線に沿った断面図で誇張して示し
た円環状バリスタ18(以下「バリスタ」と略記する)
を備えたブラシ付直流小型モータの電機子10の図面に
基づいて説明する。整流子15に摺接して電流を供給す
るブラシおよび4個の磁極を有し突極に対向配置される
永久磁石を含む小型モータの構成は公知であるので、図
示を省略する。
定の位置に固定し、電機子コア11の表面に、突極P1〜
P6に巻回されるコイル14を電気的に絶縁するための絶
縁板または絶縁塗装を施した後、ライザーR1〜R6をそれ
ぞれ一体に連設する6片の整流子15をそれぞれ独立に
絶縁してインサート(またはアウトサート)モールドに
よる一体成形で支持する整流子ホルダ20を、電機子コ
ア11の片側におけるシャフト12の所定位置に固定す
る。電機子コア11の中心部より放射状に延在し、その
外周部分のそれぞれに傘部16を有する突極P1〜P6に対
して、巻線機(図示しない)を用いてコイル14を巻回
する。
され、その配線図は図2(b)に示す通りである。図2
(a)の図示をさらに平面的に展開して図示したのが図
3(a)のパターンである。図3(a)〜(c)は図面
を明確にするために、巻き始めから1組目のライザーと
突極コイル巻線の部分と、巻き終わりの一組のライザー
と突極コイル巻線の部分とが実線で示され、中間の一組
のライザーと突極コイル巻線との部分は破線で示されて
おり、また図の各線は両端で途切れているが、各線の左
右の端末に対応させて付してある符号A,B,C,D同
士はそれぞれ連結され、巻き始めSから巻き終わりEま
でが連続する1本の線で形成されている。
を示す符号P1〜P6および各ライザーを示す符号R1〜R6
は、図2(a)に示した模式図における各突極および各
ライザーの配置に対応する。以下に、図2(a)および
図3(a)を参照して、コイル14および巻線17を巻
回していく態様を説明する。
線17の巻き始めS(実線)をライザーR1に絡ますと、
電機子コア11の回転中心に対して点対称の位置関係で
対極にあるライザーR4を介して隣接する突極P1、そして
電機子コア11の回転中心に対して点対称の位置関係で
対極にある突極P2を順次巻回し、左側の線端末Aを出て
右側の線端末Aから入り、ライザーR3に絡めて対極のラ
イザーR6を経由し(以下点線)隣接する突極P3から左側
の線端末Bを出て右側の線端末Bから入りそして対極に
ある突極P4に至る。次いでライザーR5に渡り、(以下実
線)同様に対極ライザーR2に絡めて、隣接突極P5から右
側の線端末Cを出、左側の線端末Cから入り突極P6と巻
き進んで巻き終わり端末EがライザーR4に絡められる。
−P2−(左A−右A)−R3−R6−P3−(左B−右B)−
P4−R5−R2−P5−(右C−左C)−P6−R4−Eとなる。
従って、それぞれに回転中心に対して点対称の位置関係
にあるたとえばライザーR1,R4に巻回された巻線17
は、隣接する突極である突極P1,P2に巻回されるように
なっており、また、上記2つのライザーR1,R4のうち一
方のライザーR4がバリスタの電極部に電気的に接続され
ることになる。
る巻回のパターンを示すもので、以下、説明を簡単にす
るために、図3(b)および図3(c)の説明を上記し
た符号配列で示す。
A)−P2−R6−R3−(右B−左B)−P3−P4−R2−(左
C−右C)−R5−P5−(右D−左D)−P6−R4−E。
−右A)−R3−R6−P3−(左B−右B)−P4−R5−R2−
P5−(右C−左C)−P6−R4−E。
R1〜R6に対する結線を含めて突極P1〜P6のそれぞれへコ
イル14が順次巻装される。すなわち、巻線17は各突
極P1〜P6のうち、点対称にあるもの同士をそれぞれ巻回
した後、各突極間を渡しては、ライザーR1〜R6のうち、
対応する点対称にあるもの同士の各端末に絡めていく。
図3(b)は図3(a)における2組のライザーR3,6:R
5,R2の中で結線順序を入れ替えただけで、対となるライ
ザーは同電位であるから結線順序に関係なく電気的には
同等である。また、図3(c)は図3(a)と巻線17
の引き回し方が異なるだけで突極およびライザーに対す
る巻回順序は同じである。これら図3(a)〜(c)に
示した巻回パターンは一例であって、本発明の主旨を逸
脱しない範囲内であれば、種々巻回パターンの変更は可
能である。
スタ18が、整流子ホルダ20に対して電機子コア11
と反対側(図中上面)より整流子保持リング21の外径
に嵌挿される。整流子保持リング21の外径は、バリス
タ18の円環内面22とは緩い嵌合を示すように形成し
て、強制嵌合によるバリスタの破損を抑制する。バリス
タ18の3電極部19はそれぞれライザーR2,R4,R6の3
箇所に巻線17とともに半田付け24で固定される。そ
の他のライザーR1,R3,R5には巻線17のみが半田付け2
5で結合される。
8)で示す小径のバリスタを電機子コア11側(図中下
面)より整流子ホルダ20のフランジ部23の位置に装
着することも可能である。このとき整流子ホルダ20の
フランジ部23はライザー18の円環内面22に適合す
るように縮径される。
周側面に等分に3個の互いに絶縁された電極部19aを
設け、嵌合用内面22aを有するバリスタ18aで、
(b)は片面上で円周に沿って等分に3個の互いに絶縁
された電極部19bを平面的に設け、嵌合用内面22b
を有するバリスタ18bである。上記説明の中で使用し
た符号18は、図4(a)に図示されるバリスタ18a
を示す。
用した符号から付帯文字「a」を除いたものが対応し、
バリスタ18は18aと、電極部19は19aと、そし
て内面22は22aとそれぞれ対応する。図4(b)に
図示したバリスタ18bも電極部19bをそれぞれのラ
イザーR2,R4,R6に対して半田付けすることにより同様に
機能させることができる。
型モータによれば、4−6(4磁極−6突極)構造の電
機子の過電圧抑制用消弧素子に、2−3(2磁極−3突
極)構造の電機子に使用されている極く一般的な円環状
バリスタが特に加工を施すことなく適用でき、しかも過
電圧抑制用消弧素子に特別な配線パターンを形成しない
ので、部品間に精度を要求されることがなく、構成およ
び部品管理を十分に簡素化することができる。
で、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線に沿っ
て示した断面図である。
の巻回パターンを説明するもので(a)は模式図、
(b)は配線図である。
の巻回パターンの実施形態を示すもので、(a)は図2
(a)の展開図、(b)および(c)は別の巻回パター
ンの展開図例である。
タの実施例で、(a)は外周側面に電極部を設けたバリ
スタの平面図で、(b)は片面に電極部を設けたバリス
タの平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 放射状に6本の突極を有する電機子コア
と、上記各突極に巻回されたコイルと、このコイルに接
続された6本のライザーと、各ライザーに接続された整
流子と、3個の電極部を有する過電圧抑制用のバリスタ
と、上記整流子に摺接して電流を供給するブラシと、上
記突極に対向配置された4個の磁極を有する永久磁石と
を備え、上記6本のライザーに上記コイルを接続すると
共に、上記6本のライザーのうち1本おきの3本を前記
バリスタの3個の電極部にそれぞれ接続したことを特徴
とする小型モータ。 - 【請求項2】 前記電機子コアの回転中心に対して点対
称の位置関係にある2本の突極には連続して前記コイル
が巻回されていると共に、上記2本の突極のそれぞれの
一方側に隣接し前記回転中心に対して点対称の位置関係
にある2本のライザーも上記コイルで接続されているこ
とを特徴とする請求項1記載の小型モータ。 - 【請求項3】 前記6本のライザーは、前記整流子と一
体形成され、且つ、前記6本の突極のそれぞれの間に半
径方向に突出形成されてなり、前記コイルを上記ライザ
ーへの接続と上記ライザー間の接続の両方に用いてなる
ことを特徴とする請求項1記載の小型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002095799A JP3671019B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 小型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002095799A JP3671019B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 小型モータ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23028197A Division JP3347984B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 小型モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002354734A true JP2002354734A (ja) | 2002-12-06 |
JP3671019B2 JP3671019B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=19193593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002095799A Expired - Fee Related JP3671019B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 小型モータ |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007043831A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Asmo Co Ltd | 電機子及び直流モータ |
JP2007043829A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Asmo Co Ltd | 電機子及び直流モータ |
JP2007236030A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Mitsumi Electric Co Ltd | 小型dcモータの結線構造及び結線方法 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002095799A patent/JP3671019B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007236030A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Mitsumi Electric Co Ltd | 小型dcモータの結線構造及び結線方法 |
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JP3671019B2 (ja) | 2005-07-13 |
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