JP2002354098A - 携帯電話装置及び携帯電話システム - Google Patents

携帯電話装置及び携帯電話システム

Info

Publication number
JP2002354098A
JP2002354098A JP2001153791A JP2001153791A JP2002354098A JP 2002354098 A JP2002354098 A JP 2002354098A JP 2001153791 A JP2001153791 A JP 2001153791A JP 2001153791 A JP2001153791 A JP 2001153791A JP 2002354098 A JP2002354098 A JP 2002354098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area code
mobile phone
base station
telephone number
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001153791A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Masuda
一郎 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2001153791A priority Critical patent/JP2002354098A/ja
Publication of JP2002354098A publication Critical patent/JP2002354098A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】市外局番が省略してダイアルされた場合にも、
自動的に市外局番を付与して発信できる携帯電話装置及
び携帯電話システムを提供する。 【解決手段】ダイアル発信操作のために入力された電話
番号の市外局番が省略されているか否かを判断する省略
判断手段と、携帯電話装置本体の現在位置情報を検出す
る位置検出手段と、位置情報と位置情報に対応する市外
局番の関係を記憶した市外局番データベースと、位置検
出手段により検出された携帯電話装置本体の現在位置に
対応する市外局番を市外局番データベースより検索する
検索手段を備え、省略判断手段により入力された電話番
号の市外局番が省略されていると判断された時に、検索
手段により検索された所定の市外局番を入力された電話
番号の前に付与する市外局番付与手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置のダ
イアル発信に係り、特に、入力電話番号の市外局番が省
略された場合の市外局番付与機能を有する携帯電話装置
及び携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話装置でダイアル発信する場合に
は、携帯電話装置の位置がどこであっても、市外局番、
市内局番、市内番号を順次ダイアルする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話装置は有線に
より特定の電話局に接続されていないために、例え携帯
電話装置が発信先と同一市外局番の地域にあると判って
いても、市外局番を省略してダイアルすることはできな
い。そのため、ユーザが自宅の電話装置と同様に市外局
番を省略してダイアルした場合には、回線が接続できな
いと言う問題があった。
【0004】また、旅行先等で地元の顧客を対象とした
施設では、その電話番号が市外局番を省略して市内局
番、市内番号のみが表示された看板が多々見受けられ
る。このような施設に電話をしたい場合には、その地域
の市外局番を何らかの方法で調べて、その市外局番を付
与してダイアルする必要があり不便である。
【0005】また、特開平10−164209号公報等
には省略された電話番号に市外局番を付加しようとする
考え方が示唆されているが、これは人手により付加する
ものであり、ユーザにとって操作性が悪いという問題が
生ずる。
【0006】本発明は、市外局番が省略してダイアルさ
れた場合にも、自動的に市外局番を付与して発信できる
携帯電話装置及び携帯電話システムを提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ダイアル発信操作のために入力された電話
番号の市外局番が省略されているか否かを判断する省略
判断手段と、携帯電話装置本体の現在位置情報を検出す
る位置検出手段と、位置情報と該位置情報に対応する市
外局番の関係を記憶した市外局番データベースと、前記
位置検出手段により検出された前記携帯電話装置本体の
現在位置に対応する市外局番を前記市外局番データベー
スより検索する検索手段を備え、前記省略判断手段によ
り前記入力された電話番号の市外局番が省略されている
と判断された時に、前記検索手段により検索された所定
の市外局番を前記入力された電話番号の前に付与する市
外局番付与手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記位置検出手段は、前記携帯電話
装置本体に設けられたGPS受信機からの情報に基づき
現在位置を検出するものであることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、前記位置検出手段により前記携帯電
話装置本体の現在位置が検出できない時には、前記位置
検出手段により現在位置が検出できなくなった直前の前
記携帯電話装置本体の位置、進行方向、進行速度及び検
出できなかった期間等に基づき、前記携帯電話装置本体
の現在位置を推定する位置推定手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0010】また、前記位置検出手段は、携帯電話装置
本体と接続されたナビゲーション装置の情報に基づき現
在位置を検出するものであることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、ダイアル発信操作のために入力され
た電話番号の市外局番が省略されているか否かを判断す
る省略判断手段と、携帯電話装置と電話回線により接続
されている無線基地局の位置情報を前記無線基地局より
取得する無線基地局位置情報取得手段と、位置情報と該
位置情報に対応する市外局番の関係を記憶した市外局番
データベースと、前記無線基地局位置情報取得手段によ
り取得された前記無線基地局の位置情報に対応する市外
局番を前記市外局番データベースより検索する検索手段
を備え、前記省略判断手段により前記入力された電話番
号の市外局番が省略されていると判断された時に、前記
検索手段により検索された前記無線基地局の位置情報に
対応する市外局番を前記入力された電話番号の前に付与
することを特徴とするものである。
【0012】また、ダイアル発信操作のために入力され
た電話番号の市外局番が省略されているか否かを判断す
る省略判断手段と、携帯電話装置と電話回線により接続
されている無線基地局を識別する識別番号を前記無線基
地局より取得する識別番号取得手段と、識別番号と該識
別番号に対応する市外局番の関係を記憶した市外局番デ
ータベースと、前記識別番号取得手段により取得された
前記無線基地局の識別番号に対応する市外局番を前記市
外局番データベースより検索する検索手段を備え、前記
省略判断手段により前記入力された電話番号の市外局番
が省略されていると判断された時に、前記検索手段によ
り検索された前記無線基地局の識別番号に対応する市外
局番を前記入力された電話番号の前に付与することを特
徴とするものである。
【0013】また、携帯電話装置と電話回線により接続
されている無線基地局が受け持つサービスエリアに対応
した市外局番を前記無線基地局より取得する市外局番取
得手段を備え、前記市外局番付与手段は、前記市外局番
取得手段により取得した前記無線基地局が受け持つサー
ビスエリアに対応した市外局番を前記入力された電話番
号の前に付与することを特徴とするものである。
【0014】また、前記市外局番付与手段により付与さ
れるべき市外局番が複数あり、該複数の市外局番の中の
1つに確定できない時には、警告を発する警告手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0015】また、前記市外局番付与手段により付与さ
れるべき市外局番が複数あり、該複数の市外局番の中の
1つに確定できない時には、前記複数の市外局番を付与
すべき市外局番候補として出力する市外局番候補出力手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0016】また、最新の市外局番情報を外部より取得
し、前記市外局番データベースを更新する市外局番デー
タベース更新手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0017】また、車両の位置を検出する車両位置検出
手段と、位置情報と該位置情報に対応する市外局番の関
係を記憶した市外局番データベースと、前記車両位置検
出手段により検出された車両の位置に対応する市外局番
を前記市外局番データベースより検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された市外局番を携帯電話装置
に送信する送信手段を備えたナビゲーション装置、及び
ダイアル発信操作のために入力された電話番号の市外局
番が省略されているか否かを判断する省略判断手段と、
前記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外
局番が省略されていると判断された時に、前記ナビゲー
ション装置から送信された前記車両の位置に対応する市
外局番を受信し、前記入力された電話番号の前に付与す
る市外局番付与手段を備えた携帯電話装置からなること
を特徴とするものである。
【0018】また、前記ナビゲーション装置において、
目的地が設定されている時には、前記検索手段は、前記
市外局番データベースから前記目的地の位置に対応する
市外局番を検索することを特徴とするものである。
【0019】また、携帯電話装置から送信された電話番
号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信され
た電話番号の市外局番が省略されているか否かを判断す
る省略判断手段と、前記省略判断手段により前記入力さ
れた電話番号の市外局番が省略されていると判断された
時に、前記携帯電話装置に回線接続されている無線基地
局の位置に対応する市外局番を、前記受信された電話番
号の前に付与する市外局番付与手段と、前記市外局番付
与手段により市外局番が付与された電話番号を発信する
発信手段を備えた無線基地局からなることを特徴とする
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図
2は本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話装置の制
御部12の行う市外局番付与処理のフローチャートであ
る。図3は市外局番データベースの説明図で、(a)は
サービスエリアと市外局番の関係図、(b)は位置座標
と市外局番の関係図である。図4は本発明の第1の実施
の形態に係る携帯電話装置の検索結果の表示例を示す図
で、(a)は市外局番候補表示画面、(b)は発信電話
番号表示画面である。以下、図に従って説明する。尚、
本実施の形態はGPS位置検出機能を内蔵した携帯電話
装置による市外局番付与の基本処理を説明するものであ
る。
【0021】1は人工衛星からの電波を受信して位置を
検出するGPS内蔵型の携帯電話装置(本体)である。
11はアンテナ11aを介してマイクロフォン(マイ
ク)15やその他の入力装置(文字キー等で図示せず)
等から入力された音声、文字、画像等のデータを基地局
21に送信し、基地局21から受信した音声、文字、画
像等のデータを受信する送受信部である。12は携帯電
話装置1の送受信処理、市外局番付与処理、版数比較処
理、データ更新処理等を行うROM、RAM及びマイク
ロコンピュータ等からなる制御部である。13はアンテ
ナ13aを介して人工衛星から送信されている電波を受
信して位置(緯度、経度)を検出するGPS受信機であ
る。14は位置と位置に対応する市外局番が記憶された
CD−ROMやハードディスク等のメモリからなる市外
局番データベースである。15はユーザにより入力され
た音声を電気信号に変換するマイクロフォン(送話器)
である。16は受信した音声信号を音声に変換する音声
出力部(受話器)である。17は受信した文字データや
画像データ等を文字、画像等に変換して液晶表示素子等
に表示する表示部である。18はダイアル入力、文字入
力や各種操作指示を行う押釦スイッチ等からなる操作ス
イッチ部である。
【0022】2は電話局側の構成で、アンテナ21aを
介して携帯電話装置1からのデータ(音声等)を受信
し、また、携帯電話装置1へデータ(音声等)を送信す
る基地局21、複数の基地局21と複数の通話相手局2
3を中継する中継局22、通話先電話装置24が接続さ
れた通話相手局23、通話先電話装置24からなる。
【0023】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置1
の制御部12の行う市外局番の自動付与の基本処理につ
いて説明する。本処理はユーザ等により携帯電話装置1
の電源が投入された時点から開始する。
【0024】ステップS11では、ダイアル入力があっ
たか否かを判断してダイアル入力があればステップS1
2に移り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、
ユーザによるダイアル(電話番号入力)の有無を判断す
る。尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー
(操作スイッチ18)の操作状態により判断する。ま
た、入力されたダイアル番号は制御部12内のメモリに
ダイアル発信処理が完了するまで一時記憶される。
【0025】ステップS12では、市外局番があるか否
かを判断して市外局番があればステップS18に移り、
市外局番がなければステップS13に移る。この処理は
入力された電話番号がそのままで発信できるか否かを判
断するためのもので、携帯電話装置1では通常市外局番
がなければ発信できない。最初に入力されたダイアル番
号が0の場合は市外局番(例えば、東京03、大阪0
6、神戸078、フリーダイアル0120等)ありと判
断する。また、最初に入力されたダイアル番号が1の場
合は特殊な電話番号(例えば、警察110、消防11
9、番号案内104、天気予報177等)で、携帯電話
装置はこのような状態でも発信可能であるので、本実施
の形態では市外局番ありと判断する。つまり、入力(ダ
イアル)された最初の番号が0または1であるか否かを
判断する。尚、短縮ダイアル(通常2桁)等で0や1を
先頭に付した場合等に対応するためには、入力されたダ
イアル番号の桁数を判断の参考にすれば信頼性が向上す
る。例えば、通常の市内局番は1桁(地方の市町村)〜
4桁(東京、大阪)、市内番号は4桁であるので、市外
局番が省略された場合でも5〜8桁の入力桁数となって
おり、短縮ダイアル(2桁)の場合と区別できる。入力
桁数が3桁以上で且つ最初に入力されたダイアル番号が
0または1の場合は市外局番ありと判断する。短縮ダイ
アルの場合のように桁数が少ない時は、短縮ダイアルと
判断して予め登録されている電話番号を読み出す(この
場合は市外局番からメモリに記憶されているのでステッ
プS12ではY(肯定)判断となる。
【0026】ステップS13では、現在位置を検出して
ステップS14に移る。つまり、GPS受信機13によ
り携帯電話装置1の現在位置を緯度、経度(X、Y)で
検出する。ステップS14では、検出した現在位置に対
応する市外局番を市外局番データベース14から検索し
てステップS15に移る。つまり、市外局番データベー
ス14には、図3(b)に示すように位置座標(X、
Y)と市外局番が対応して記憶されており、GPS受信
機13により検出した位置座標(X、Y)に対応する市
外局番を検索する。例えば、図3(a)において、携帯
電話装置1がX7、Y1の位置にあれば、図3(b)で
位置座標(X7、Y1)に対応する市外局番0798が
検索される。
【0027】ステップS15では、検索した市外局番を
表示部に表示してステップS16に移る。つまり、図4
(a)のように検索した市外局番をユーザに確認しても
らうために市外局番候補として表示部17に表示する。
また、表示部17に市外局番を表示する代わりに音声に
より検索した番号(市外局番)を出力してもよい。市外
局番を表示または音声出力する場合には、市外局番だけ
でなく地名を一緒に出力するようにすれば確認が容易に
なる。例えば、単に「0798」や「06」と表示する
代わりに「0798」「西宮」や「06」「大阪」と表
示する。
【0028】ステップS16では、ユーザにより確認さ
れたか否かを判断して確認されればステップS17に移
り、確認されなければ待機する。確認方法としてユーザ
による通話開始ボタン等の操作状態により判断する。
尚、このステップS15、ステップS16は検索された
市外局番が正しいか否かを念のためユーザに確認しても
らうための処理であり、省略しても構わない。
【0029】ステップS17では、検索された市外局番
を付与してステップS18に移る。つまり、市外局番デ
ータベース14から検索され、ユーザにより確認された
市外局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付与す
る。尚、市外局番の付与された電話番号(発信する電話
番号)を表示部17に図4(b)のように表示し、発信
前にユーザに最終確認をしてもらうようにしてもよい。
【0030】ステップS18では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップS12の肯定(Y)の場
合)や、このようにして市外局番を付与した電話番号を
送受信部11を介して基地局21に送信する。
【0031】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、携帯電話装
置のある位置をGPS受信機により検出して、その位置
に対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。
【0032】図5は本発明の第2の実施の形態に係る携
帯電話装置の制御部12の行う市外局番付与処理のフロ
ーチャートである。図6は市外局番データベースの説明
図で、(a)は局番不確定サービスエリアと市外局番の
関係図、(b)は位置座標と市外局番の関係図である。
図7は本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話装置の
検索結果の表示例を示す図で、(a)は市外局番候補表
示画面、(b)は発信電話番号表示画面である。以下、
図に従って説明する。尚、本実施の形態はGPS位置検
出機能を内蔵した携帯電話装置1により検出した現在位
置が隣接する市外局とのサービスエリアの境界線付近に
あり、いずれの市外局番を付与すべきかが判断できない
場合の市外局番付与に関するものである。また、携帯電
話装置の構成は第1の実施の形態の携帯電話装置1の構
成と同じであるため説明は省略する。
【0033】次に、本実施の形態の携帯電話装置1の制
御部12の行う市外局番の付与処理について説明する。
尚、本処理はユーザにより電源が投入された時点から開
始する。また、第1の実施の形態の携帯電話装置1と同
じ処理は同一ステップ番号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0034】ステップS11では、ダイアル入力があっ
たか否かを判断してダイアル入力があればステップS1
2に移り、ダイアル入力がなければ待機する。ステップ
S12では、市外局番があるか否かを判断して市外局番
があればステップS18に移り、市外局番がなければス
テップS13に移る。ステップS13では、現在位置を
検出してステップS31に移る。つまり、GPS受信機
13により携帯電話装置1の現在位置を緯度、経度
(X、Y)で検出する。
【0035】ステップS31では、検出した現在位置が
局番確定領域か局番不確定領域かを判断して局番確定領
域であればステップS14に移り、局番不確定領域であ
ればステップS32に移る。検出した現在位置が市外局
のサービスエリアの境界線付近では検出誤差のため隣接
する市外局のサービスエリアと誤った判定をする場合が
生ずる。このようなことを防止するために、市外局番デ
ータベース14には図6(a)のごとく境界線付近には
局番不確定領域が設けられている。検出した現在位置が
この領域にあれば局番不確定領域と判断する。ステップ
S32では、検出した現在位置に対応する市外局番を市
外局番データベース14から検索してステップS33に
移る。つまり、市外局番データベース14には、図6
(b)に示すように位置座標(X、Y)と市外局番が、
局番確定領域では1つの市外局番が、局番不確定領域で
は隣接する2つ(または3つ)の市外局の市外局番が対
応して記憶されており、GPS受信機13により検出し
た位置座標(X、Y)に対応する市外局番を検索する。
例えば、携帯電話装置1が図6(a)のような局番不確
定領域の位置にあれば、図6(b)の図から市外局番0
6、0798が検索される。
【0036】ステップS33では、警報を発してステッ
プS34に移る。つまり、検索した結果複数の市外局番
があり、自動的に市外局番を付与して発信できないので
警報を発する。ステップS34では、検索した複数の市
外局番を表示部に表示してステップS35に移る。つま
り、検索した結果を図7(a)のごとく表示部17に表
示する。この時、同じ局番不確定領域でも、現在位置に
対応する市外局番の確率の高い方が上位(1番)に表示
される。また、表示部17に市外局番を表示する代わり
に検索した番号(市外局番)を音声出力するようにして
もよい。
【0037】ステップS35では、ユーザにより市外局
番が選択されたか否かを判断して選択されれステップS
36に移り、選択されなければ待機する。つまり、表示
部17に表示した複数の市外局番候補を見てユーザがど
の市外局番を選択(数字キーによる選択)したかを判断
する。ステップS36では、選択された市外局番を付与
してステップS18に移る。つまり、市外局番データベ
ース14から検索され、ユーザにより確率が高いと見做
され選択された市外局番をダイアル入力された電話番号
の先頭に付与する。尚、市外局番の付与された電話番号
を表示部17に図7(b)のように表示し、ユーザに発
信前に最終確認をしてもらうようにしてもよい。
【0038】ステップS18では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップS12の肯定(Y)の場
合)や、局番確定領域から検索された市外局番(ステッ
プS17の場合)や局番不確定領域から検索された複数
の市外局番の中から選択された市外局番(ステップS3
6の場合)を付与した電話番号を送受信部11を介して
基地局21に送信する。
【0039】ステップS14では、検出した現在位置に
対応する市外局番を市外局番データベース14から検索
してステップS17に移る。ステップS17では、検索
された市外局番を付与してステップS18に移る。つま
り、市外局番データベース14から検索された市外局番
をダイアル入力された電話番号の先頭に付与する。
【0040】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、携帯電話装
置のある位置をGPS受信機により検出して、その位置
に対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。また、現在位置が市外局のサービスエ
リアの境界線付近にあっても適切な市外局番が付与でき
る。
【0041】図8は本発明の第3の実施の形態に係る携
帯電話装置の制御部12の行う市外局番付与処理のフロ
ーチャートである。図9は携帯電話装置の位置推定方法
の説明図である。以下、図に従って説明する。尚、本実
施の形態はGPS位置検出機能を内蔵した携帯電話装置
1により現在位置が検出できなかった場合の市外局番付
与に関するものである。また、携帯電話装置の構成は第
1の実施の形態の携帯電話装置1の構成と同じであるた
め説明は省略する。
【0042】次に、本実施の形態の携帯電話装置1の制
御部12の行う市外局番の付与処理について説明する。
尚、本処理はユーザにより電源が投入された時点から開
始する。また、第1の実施の形態の携帯電話装置1と同
じ処理は同一ステップ番号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0043】ステップS11では、ダイアル入力があっ
たか否かを判断してダイアル入力があればステップS1
2に移り、ダイアル入力がなければ待機する。ステップ
S12では、市外局番があるか否かを判断して市外局番
があればステップS18に移り、市外局番がなければス
テップS21に移る。
【0044】ステップS21では、GPS電波が受信可
能か否かを判断して受信可能であればステップS13に
移り、受信不可能であればステップS22に移る。トン
ネルやビル影等でGPS電波が受信できない場合が生ず
る。携帯電話装置1の移動が人による場合には最後にG
PS電波が受信できた位置と現在地はそれ程離れること
はないので、最後に受信された位置を現在地と見做して
市外局番を検索しても問題はないが、車両等により移動
している場合には両地点の差は無視できない。ステップ
S22では、最終受信位置を読み出してステップS23
に移る。つまり、GPS電波が受信できない場合がある
ことを想定して、今まで検出した位置を制御部12内の
メモリに記憶してあり、この最終受信位置をメモリから
読み出す。ステップS23では、移動方向・移動速度を
算出してステップS24に移る。同様に、今まで検出
し、メモリに記憶しておいた位置から携帯電話装置1の
移動方向、移動速度を算出する。ステップS24では、
GPS電波が受信不可能であった時間を算出する。つま
り、GPS電波が受信できた最終時点からの時間を計測
する。ステップS25では、現在位置を推定してステッ
プS26に移る。つまり、図9に示すように、(1)
式、(2)式により位置を推定する。
【0045】 x2=x1+(V×t)cosθ・・・・(1)式 y2=y1+(V×t)sinθ・・・・(2)式 但し、x1=GPS電波が受信できた最終位置(x座
標) y1=GPS電波が受信できた最終位置(y座標) x2=推定現在位置(x座標) y2=推定現在位置(y座標) V=移動速度(m/秒) t=受信不能時間(秒) θ=受信不能直前の走行方向 ステップS26では、推定した現在位置に対応する市外
局番を市外局番データベース14から検索してステップ
S27に移る。ステップS27では、検索した市外局番
を表示部に表示してステップS28に移る。つまり、検
索した結果を表示部17に表示する。ステップS28で
は、ユーザにより市外局番が確認されたか否かを判断し
て確認されればステップS29に移り、確認されなけれ
ば待機する。つまり、表示部17に表示した市外局番候
補を見てユーザが確認する。尚、推定した現在位置が第
2の実施の形態のように市外局の境界線付近にある場合
には、複数の市外局番を表示部17に表示してユーザに
より確認(選択)してもらうようにしてもよい。ステッ
プS29では、確認された推定現在位置に対応する市外
局番を付与してステップS18に移る。つまり、市外局
番データベース14から検索され、ユーザにより確認さ
れた市外局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付
与する。
【0046】ステップS18では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップS12の肯定(Y)の場
合)や、現在位置から検索された市外局番(ステップS
17の場合)や推定された現在位置から検索された市外
局番(ステップS29の場合)を付与した電話番号を送
受信部11を介して基地局21に送信する。
【0047】ステップS13では、現在位置を検出して
ステップS14に移る。つまり、GPS電波が受信可能
であるので、GPS受信機13により携帯電話装置1の
現在位置を緯度、経度(X、Y)で検出する。ステップ
S14では、検出した現在位置に対応する市外局番を市
外局番データベース14から検索してステップS17に
移る。ステップS17では、検索された市外局番を付与
してステップS18に移る。つまり、市外局番データベ
ース14から検索された市外局番をダイアル入力された
電話番号の先頭に付与する。
【0048】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、携帯電話装
置のある位置をGPS受信機により検出して、その位置
に対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。また、GPS受信機により現在位置が
確定できなかった場合にも、適切な市外局番が付与でき
る。
【0049】図10は本発明の第4の実施の形態に係る
携帯電話装置の制御部12の行う市外局番付与処理のフ
ローチャートである。以下、図に従って説明する。尚、
本実施の形態は市外局番を付さずにダイアル入力された
場合に、現在位置に対応する市外局番を付加するか、頻
度の高い発信先(予め設定されている)である自宅等の
市外局番を付加して発信するかを選択できるものであ
る。また、携帯電話装置の構成は第1の実施の形態の携
帯電話装置1の構成と同じであるため説明は省略する。
【0050】次に、本実施の形態の携帯電話装置1の制
御部12の行う市外局番の付与処理について説明する。
尚、本処理はユーザにより電源が投入された時点から開
始する。また、第1の実施の形態と同じ処理は同一ステ
ップ番号を付し詳細な説明は省略する。
【0051】ステップS11では、ダイアル入力があっ
たか否かを判断してダイアル入力があればステップS1
2に移り、ダイアル入力がなければ待機する。ステップ
S12では、市外局番があるか否かを判断して市外局番
があればステップS18に移り、市外局番がなければス
テップS41に移る。
【0052】ステップS41では、設定が居住地設定に
なっているか、現在地設定になっているかを判断して住
居地設定になっておればステップS42に移り、現在地
設定になっておればステップS13に移る。つまり、予
め市外局番なしでダイアル入力された場合に、利用頻度
の高い自分の居住地に対応する市外局番を付加するか、
現在地に対応する市外局番を付加するかの設定条件を判
断する。この場合、予め設定できるのは自宅に限らず、
同一市外局番であれば自宅の他に会社、学校、友人宅等
を予め設定する対象としてもよい。
【0053】ステップS42では、居住地の市外局番を
メモリから読み出してステップS43に移る。つまり、
予め設定されている自宅等の市外電話局番(例えば、自
宅が神戸の場合は078)を制御部12内のメモリから
読み出す。ステップS43では、居住地に対応する市外
局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付与する。
つまり、居住地設定になっておればダイアル入力された
電話番号の市外局番がないと判断されると、自動的に居
住地の市外局番(例えば、078)が付与される。
【0054】ステップS18では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップS12の肯定(Y)の場
合)や、現在位置から検索された市外局番(ステップS
17の場合)や、このようにして予め設定された居住地
に対応する市外局番(ステップS43の場合)を付与し
た電話番号を送受信部11を介して基地局21に送信す
る。
【0055】ステップS13では、現在位置を検出して
ステップS14に移る。つまり、GPS受信機13によ
り携帯電話装置1の現在位置を緯度、経度(X、Y)で
検出する。ステップS14では、検出した現在位置に対
応する市外局番を市外局番データベース14から検索し
てステップS17に移る。ステップS17では、検索さ
れた市外局番を付与してステップS18に移る。つま
り、市外局番データベース14から検索された市外局番
をダイアル入力された電話番号の先頭に付与する。
【0056】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、携帯電話装
置のある位置をGPS受信機により検出して、その位置
に対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。また、利用頻度の高い発信先の電話番
号については市外局番を省略してダイアル入力しても、
適切な市外局番が付与できる。
【0057】図11は本発明の第5の実施の形態に係る
携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図12は
本発明の第5の実施の形態に係る携帯電話装置の市外局
番付与処理のフローチャートで、(a)は携帯電話装置
側の処理、(b)はナビゲーション装置側の処理であ
る。以下、図に従って説明する。尚、本実施の形態は位
置検出機能を有するナビゲーション装置から通信により
位置データを携帯電話装置が受信し、携帯電話装置側で
内蔵する市外局番データベースから市外局番を検索し、
付与する処理を説明するものである。
【0058】3はナビゲーション装置5から位置データ
を受信する携帯電話装置である。33はアンテナ33a
を介してナビゲーション装置5と通信して位置データの
送信要求をしたり、位置データを受信するナビゲーショ
ンデータ送受信機である。尚、専用の受信機を備える代
わりにナビゲーション装置5に直接ケーブル等で接続し
てもよい。また、送受信部11、制御部12、市外局番
データベース14、マイクロフォン15、音声出力部1
6、表示部17、操作スイッチ部18は第1の実施の形
態の携帯電話装置と名称、機能及び作用が同じであるの
で同一番号を付し説明は省略する。
【0059】5は車両の走行案内を行うナビゲーション
装置である。52はアンテナ52aを介して携帯電話装
置3と通信して位置データの送信要求を受信したり、位
置データを送信するナビゲーションデータ送受信機であ
る。51はGPS受信機53からの位置データ、地図デ
ータベース59の地図情報を基に自車位置を特定する処
理、入力された目的地までの走行経路を探索する処理、
探索された経路に沿って車両を案内する処理等を行うマ
イクロコンピュータ及び付随するRAM、ROM等で構
成された制御部である。53はアンテナ53aを介して
人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信して、その信
号から位置データを算出するGPS受信機である。54
は車両の進行方向を検出するジャイロセンサ等の方位セ
ンサである。55は車両の走行距離を検出する距離セン
サで、自動車の速度計の信号等が用いられる。56は制
御部51からの指示に基いて案内のための音声を合成し
てスピーカ等で音声案内を行うための音声出力部であ
る。57は地図情報及び画像データを表示する液晶表示
パネル及び駆動回路等で構成された表示部で、制御部5
1からの信号に基づき所定範囲の地図情報を表示データ
に変換してビデオメモリ(V−RAM等)等に書き込
み、要求に応じて表示部に出力される。58は目的地設
定、各種画像処理等を行うための操作スイッチ部であ
る。59は地図情報が記憶されたCD−ROMまたはD
VD及びその読取装置等からなる地図データベースであ
る。
【0060】2は電話局側の構成で、アンテナ21aを
介して携帯電話装置3からのデータ(音声等)を受信
し、また、携帯電話装置3へデータ(音声等)を送信す
る基地局21、複数の基地局21と複数の通話相手局を
中継する中継局22、通話先電話装置24が接続された
通話相手局23、通話先電話装置24からなる。
【0061】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置3
の制御部12及びナビゲーション装置5の制御部51の
行う市外局番の付与処理について説明する。本処理はナ
ビゲーション側の処理はナビゲーションによる案内が行
われている間は常時行われ、携帯電話装置側の処理はユ
ーザ等により電源が投入された時点から開始する。
【0062】先ず、携帯電話装置3側の処理について述
べる。ステップA11では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップA12に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、ユーザ
によるダイアル(電話番号入力)の有無を判断する。
尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー(操作
スイッチ18)の操作状態により判断する。また、入力
されたダイアル番号は発信処理が完了するまで制御部1
2内のメモリに一時記憶される。ステップA12では、
市外局番があるか否かを判断して市外局番があればステ
ップA17に移り、市外局番がなければステップA13
に移る。この処理は入力された電話番号がそのままで発
信できるか否かを判断するためのもので、携帯電話装置
3では通常市外局番がなければ発信できない。最初に入
力されたダイアル番号が0または1の場合は市外局番あ
りと判断する。尚、短縮ダイアルの場合は桁数を参考に
して判断する。
【0063】ステップA13では、ナビゲーション装置
へ位置データを送信するように要求してステップA14
に移る。つまり、市外局番がなく、また携帯電話装置3
側には現在位置を検出するためのGPS受信機を備えて
いないので、位置検出機能のあるナビゲーション装置5
にナビゲーションデータ送受信機33を介して位置デー
タの送信を要求する。
【0064】ステップA14では、ナビゲーション装置
5より現在位置データを受信してステップA15に移
る。つまり、ナビゲーションデータ送受信機52により
送信された位置(車両位置)データを緯度、経度(X、
Y)で受信する。尚、ナビゲーション装置5から位置デ
ータを受信する場合には、第1の実施の形態の携帯電話
装置1の場合と異なり、万一、GPS電波が受信できな
くなった場合にも、方位センサ54や距離センサ55に
より補完できるので位置検出精度が向上し、市外局番の
検索精度も向上する。ステップA15では、受信した現
在位置に対応する市外局番を市外局番データベース14
から検索してステップA16に移る。つまり、市外局番
データベース14には、図3(b)に示すように位置座
標(X、Y)と市外局番が対応して記憶されており、受
信した位置座標(X、Y)に対応する市外局番を検索す
る。
【0065】ステップA16では、検索された市外局番
を付与してステップA17に移る。つまり、市外局番デ
ータベース14から検索された市外局番をダイアル入力
された電話番号の先頭に付与する。
【0066】ステップA17では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップA12の肯定(Y)の場
合)や、このようにして検索された市外局番(ステップ
A16の場合)を付与した電話番号を送受信部11を介
して基地局21に送信する。
【0067】次に、ナビゲーション装置5側の処理につ
いて述べる。ステップB11では、現在位置を検出して
ステップB12に移る。つまり、GPS電波を受信して
現在位置を特定する。また、GPS電波が受信できない
ときは方位センサ54や距離センサ55により補完す
る。ステップB12では、携帯電話装置3からの位置デ
ータの送信要求を受信してステップB13に移る。ステ
ップB13では、携帯電話装置3に検出した位置データ
を送信して処理を終える。つまり、ナビゲーション装置
5側で検出した位置データをナビゲーションデータ送信
機52を介して携帯電話装置3に送信する。
【0068】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、ナビゲーシ
ョン装置より精度の高い位置データを受信して、その位
置に対応する市外局番を市外局番データベースから検索
して、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与さ
れ発信可能となる。
【0069】図13は本発明の第6の実施の形態に係る
携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図14は
本発明の第6の実施の形態に係る携帯電話装置の市外局
番付与処理のフローチャートで、(a)は携帯電話装置
側の処理、(b)はナビゲーション装置側の処理であ
る。以下、図に従って説明する。尚、本実施の形態は位
置検出機能を有するナビゲーション装置から常時送信さ
れている位置データを携帯電話装置が受信し、携帯電話
装置側で内蔵する市外局番データベースから市外局番を
検索し、付与する処理を説明するものである。
【0070】3Aはナビゲーション装置5Aからの位置
データを受信する携帯電話装置である。30はアンテナ
30aを介してナビゲーション装置5Aから周辺に微弱
電波または赤外線等で常時送信されている位置データを
受信するナビゲーションデータ受信機である。尚、専用
の受信機を備える代わりにナビゲーション装置5Aに直
接ケーブル等で接続してもよい。また、送受信部11、
制御部12、市外局番データベース14、マイクロフォ
ン15、音声出力部16、表示部17、操作スイッチ部
18は第1の実施の形態の携帯電話装置と名称、機能及
び作用が同じであるので同一番号を付し説明は省略す
る。
【0071】5Aは車両の走行案内を行うナビゲーショ
ン装置である。50はアンテナ50aを介して周辺に微
弱電波または赤外線等で常時位置データを送信するナビ
ゲーションデータ送信機である。尚、制御部51、GP
S受信機53、方位センサ54、距離センサ55、音声
出力部56、表示部57、操作スイッチ部58、地図デ
ータベース59は第5の実施の形態の携帯電話装置のナ
ビゲーション装置5と名称、機能及び作用が同じである
ので同一番号を付し説明は省略する。
【0072】2は電話局側の構成で、アンテナ21aを
介して携帯電話装置3Aからのデータ(音声等)を受信
し、また、携帯電話装置3Aへデータ(音声等)を送信
する基地局21、複数の基地局21と複数の通話相手局
を中継する中継局22、通話先電話装置24が接続され
た通話相手局23、通話先電話装置24からなる。
【0073】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置3
Aの制御部12及びナビゲーション装置5Aの制御部5
1の行う市外局番の付与処理について説明する。本処理
はナビゲーション側の処理はナビゲーションによる案内
が行われている間は常時行われ、携帯電話装置側の処理
はユーザ等により電源が投入された時点から開始する。
また、第5の実施の形態と同じ処理は同一ステップ番号
を付し詳細な説明は省略する。
【0074】先ず、携帯電話装置側の処理について述べ
る。ステップA11では、ダイアル入力があったか否か
を判断してダイアル入力があればステップA12に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、ユーザ
によるダイアル(電話番号入力)の有無を判断する。
尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー(操作
スイッチ18)の操作状態により判断する。また、入力
されたダイアル番号は発信処理が完了するまで制御部1
2内のメモリに一時記憶される。ステップA12では、
市外局番があるか否かを判断して市外局番があればステ
ップA17に移り、市外局番がなければステップA14
に移る。この処理は入力された電話番号がそのままで発
信できるか否かを判断するためのもので、携帯電話装置
3Aでは通常市外局番がなければ発信できない。最初に
入力されたダイアル番号が0または1の場合は市外局番
ありと判断する。尚、短縮ダイアルの場合は桁数を参考
にして判断する。
【0075】ステップA14では、ナビゲーション装置
5Aより現在位置データを受信してステップA15に移
る。つまり、ナビゲーションデータ受信機30により常
時送信されている位置(車両位置)データを緯度、経度
(X、Y)で受信する。ステップA15では、受信した
現在位置に対応する市外局番を市外局番データベース1
4から検索してステップA16に移る。ステップA16
では、検索された市外局番を付与してステップA17に
移る。つまり、市外局番データベース14から検索され
た市外局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付与
する。
【0076】ステップA17では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップA12の肯定(Y)の場
合)や、このようにして検索された市外局番(ステップ
A16の場合)を付与した電話番号を送受信部11を介
して基地局21に送信する。
【0077】次に、ナビゲーション装置側の処理につい
て述べる。ステップB11では、現在位置を検出してス
テップB13に移る。つまり、GPS電波を受信して現
在位置を特定する。また、GPS電波が受信できないと
きは方位センサ54や距離センサ55により補完する。
ステップB13では、携帯電話装置3Aに検出した位置
データを送信して処理を終える。つまり、ナビゲーショ
ン装置側で検出した位置データをナビゲーションデータ
送信機50を介して携帯電話装置3Aに送信する。
【0078】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、ナビゲーシ
ョン装置より精度の高い位置情報を受信して、その位置
に対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。
【0079】図15は本発明の第7の実施の形態に係る
携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図16は
本発明の第7の実施の形態に係る携帯電話装置の市外局
番付与処理のフローチャートで、(a)は携帯電話装置
側の処理、(b)は基地局側の処理である。以下、図に
従って説明する。尚、本実施の形態は携帯電話装置の接
続されている基地局の位置データを取得し、携帯電話装
置側で内蔵する市外局番データベースから市外局番を検
索し、付与する処理を説明するものである。
【0080】21はアンテナ21aを介して携帯電話装
置7からのデータ(音声等)を受信し、また、携帯電話
装置7へデータ(音声、更新データ等)を送信する基地
局で、データの送受信を行う送受信部21b、データの
送受信を制御する制御部21c、基地局の位置を記憶し
た位置データ記憶装置21eから構成される。尚、中継
局22、通話相手局23、通話先電話装置24は第1の
実施の形態の携帯電話装置と名称、機能及び作用が同じ
であるので同一番号を付し説明は省略する。
【0081】7は携帯電話装置である。尚、送受信部1
1、制御部12、市外局番データベース14、マイクロ
フォン15、音声出力部16、表示部17、操作スイッ
チ部18は第1の実施の形態の携帯電話装置と名称、機
能及び作用が同じであるので同一番号を付し説明は省略
する。
【0082】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置7
の制御部12及び基地局21の制御部21cの行う市外
局番の付与処理について説明する。本処理は携帯電話装
置側の処理はユーザ等により電源が投入された時点から
開始する。
【0083】先ず、携帯電話装置7側の処理について述
べる。ステップA31では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップA32に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、ユーザ
によるダイアル(電話番号入力)の有無を判断する。
尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー(操作
スイッチ18)の操作状態により判断する。また、入力
されたダイアル番号は発信処理が完了するまで制御部1
2内のメモリに一時記憶される。ステップA32では、
市外局番があるか否かを判断して市外局番があればステ
ップA37に移り、市外局番がなければステップA33
に移る。この処理は入力された電話番号がそのままで発
信できるか否かを判断するためのもので、携帯電話装置
7では通常市外局番がなければ発信できない。最初に入
力されたダイアル番号が0または1の場合は市外局番あ
りと判断する。尚、短縮ダイアルの場合は桁数を参考に
して判断する。
【0084】ステップA33では、基地局21へ位置デ
ータを送信するように要求してステップA34に移る。
つまり、市外局番がなく、また携帯電話装置7側には現
在位置を検出するためのGPS受信機を備えていないの
で、基地局21に送受信部11を介して位置データの送
信を要求する。携帯電話装置は最も受信状態のよい(最
も近い)基地局21に接続されるので、携帯電話装置7
の位置が基地局21の位置(近い位置)にあると見做し
て基地局21に基地局の位置データを要求する。
【0085】ステップA34では、基地局21より基地
局の位置データを受信してステップA35に移る。つま
り、接続されている送受信部11により送信された位置
データを受信する。ステップA35では、受信した基地
局位置に対応する市外局番を市外局番データベース14
から検索してステップA36に移る。つまり、携帯電話
装置7の位置と基地局の位置が同じであると見做して市
外局番を検索する。
【0086】ステップA36では、検索された市外局番
を付与してステップA37に移る。つまり、市外局番デ
ータベース14から検索された市外局番をダイアル入力
された電話番号の先頭に付与する。
【0087】ステップA37では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップA32の肯定(Y)の場
合)や、このようにして検索された市外局番(ステップ
A36の場合)を付与した電話番号を送受信部11を介
して基地局21に送信する。
【0088】次に、基地局21側の処理について述べ
る。ステップB31では、送信要求を受信してステップ
B32に移る。つまり、携帯電話装置7側からの送信要
求を送受信機21bにより受信する。ステップB32で
は、携帯電話装置7に位置データ記憶装置21eに記憶
してある位置データを送信して処理を終える。
【0089】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、回線接続さ
れている基地局から位置データを受信して、その位置に
対応する市外局番を市外局番データベースから検索し
て、自動的に入力されている電話番号の先頭に付与され
発信可能となる。
【0090】図17は本発明の第8の実施の形態に係る
携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図18は
本発明の第8の実施の形態に係る携帯電話装置の市外局
番付与処理のフローチャートで、(a)は携帯電話装置
側の処理、(b)は基地局側の処理である。以下、図に
従って説明する。尚、本実施の形態は携帯電話装置の接
続されている基地局を識別するIDデータを取得し、携
帯電話装置側で内蔵する市外局番データベースからID
データを基に基地局の位置と市外局番を検索し、付与す
る処理を説明するものである。
【0091】21はアンテナ21aを介して携帯電話装
置8からのデータ(音声等)を受信し、また、携帯電話
装置8へデータを送信する基地局で、データの送受信を
行う送受信部21b、データの送受信を制御する制御部
21c、基地局を識別するID(認識番号)を記憶した
IDデータ記憶装置21fから構成される。尚、中継局
22、通話相手局23、通話先電話装置24は第1の実
施の形態の携帯電話装置と名称、機能及び作用が同じで
あるので同一番号を付し説明は省略する。
【0092】8は携帯電話装置である。19はID番号
と対応する位置、位置と対応する市外局番の関係が記憶
された市外局番データベースである。尚、送受信部1
1、制御部12、マイクロフォン15、音声出力部1
6、表示部17、操作スイッチ部18は第1の実施の形
態の携帯電話装置と名称、機能及び作用が同じであるの
で同一番号を付し説明は省略する。
【0093】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置8
の制御部12及び基地局21の制御部21cの行う市外
局番の付与処理について説明する。本処理は携帯電話装
置側の処理はユーザ等により電源が投入された時点から
開始する。
【0094】先ず、携帯電話装置8側の処理について述
べる。ステップA31では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップA32に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、ユーザ
によるダイアル(電話番号入力)の有無を判断する。
尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー(操作
スイッチ18)の操作状態により判断する。また、入力
されたダイアル番号は発信処理が完了するまで制御部1
2内のメモリに一時記憶される。ステップA32では、
市外局番があるか否かを判断して市外局番があればステ
ップA37に移り、市外局番がなければステップA51
に移る。
【0095】ステップA51では、基地局へID番号を
要求してステップA52に移る。つまり、携帯電話装置
8の接続されている基地局の識別するためのIDを要求
する。ステップA52では、基地局21より基地局のI
Dデータを受信してステップA53に移る。つまり、接
続されている送受信部11により送信されたIDデータ
受信する。ステップA53では、受信した基地局のID
番号に対応する位置を市外局番データベース19から検
索してステップA35に移る。市外局番データベース1
9には、基地局IDに対応する位置(X,Y)が記憶さ
れており、ID番号を基に位置を検索する。
【0096】ステップA35では、市外局番を市外局番
データベース19から検索してステップA36に移る。
つまり、携帯電話装置8の位置と基地局の位置が同じで
あると見做して市外局番を検索する。ステップA36で
は、検索された市外局番を付与してステップA37に移
る。つまり、市外局番データベース14から検索された
市外局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付与す
る。
【0097】ステップA37では、ダイアル発信して処
理を終える。つまり、ユーザにより直接市外局番から入
力された電話番号(ステップA32の肯定(Y)の場
合)や、このようにして検索された市外局番(ステップ
A36の場合)を付与した電話番号を送受信部11を介
して基地局21に送信する。
【0098】次に、基地局21側の処理について述べ
る。ステップB51では、送信要求を受信してステップ
B52に移る。つまり、携帯電話装置8側からのIDデ
ータの送信要求を送受信機21bにより受信する。ステ
ップB52では、携帯電話装置8にIDデータ記憶装置
21fに記憶してあるIDデータを送信して処理を終え
る。
【0099】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、回線接続さ
れている基地局からIDデータを受信して、そのIDに
対応する位置及び市外局番を市外局番データベースから
検索して、自動的に入力されている電話番号の先頭に付
与され発信可能となる。
【0100】尚、本実施の形態では、携帯電話送信側の
処理でステップA53(基地局位置検索処理)とステッ
プA35(市外局番検索処理)を2段階で行っている
が、基地局IDと市外局番の関係を記憶した市外局番デ
ータベースを使用してステップA53とステップA35
を同時に行ってもよい。
【0101】図19は本発明の第9の実施の形態に係る
携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図20は
本発明の第9の実施の形態に係る携帯電話装置の市外局
番付与処理のフローチャートで、(a)は携帯電話装置
側の処理、(b)は基地局側の処理である。図21は基
地局位置データベースの説明図で、(a)は基地局のサ
ービスエリア図、(b)は基地局位置と市外局番の関係
図である。以下、図に従って説明する。尚、本実施の形
態は携帯電話装置の接続されている基地局の市外局番を
取得し、その市外局番を携帯電話装置側で付与する処理
を説明するものである。
【0102】21はアンテナ21aを介して携帯電話装
置9からのデータ(音声等)を受信し、また、携帯電話
装置9へデータを送信する基地局で、データの送受信を
行う送受信部21b、データの送受信を制御する制御部
21c、基地局の位置をサービスエリアとする市外局番
を記憶した市外局番記憶装置21dから構成される。
尚、中継局22、通話相手局23、通話先電話装置24
は第1の実施の形態の携帯電話装置と名称、機能及び作
用が同じであるので同一番号を付し説明は省略する。
【0103】9は市外局番データベースを持たない通常
の携帯電話装置である。尚、送受信部11、制御部1
2、マイクロフォン15、音声出力部16、表示部1
7、操作スイッチ部18は第1の実施の形態の携帯電話
装置と名称、機能及び作用が同じであるので同一番号を
付し説明は省略する。
【0104】ここで、基地局の市外局番について図21
を用いて若干説明する。図21(a)において携帯電話
装置9がD基地局と接続されていると、D基地局の通信
可能エリア(円で示した領域)は市外局番の「079
8」にあるので、図21(b)のごとくD基地局の市外
局番記憶装置21dには「0798」と記憶されてい
る。同様にA基地局では「078」、E基地局では「0
6」と記憶されている。尚、PHS方式の携帯電話装置
では通信可能エリアが非常に狭いので隣接する市外局の
サービスエリアに跨がることは少ないが、通常の携帯電
話装置で基地局の通信可能エリアが隣接する市外局番の
サービスエリアにも跨がっている場合(B基地局やC基
地局)には、ここでは図示しないが基地局に対応する市
外局番を複数記憶しておき、市外局番の要求があった時
には、記憶してある複数の市外局番を送信してユーザが
いずれかを選択するようにすればよい。
【0105】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置9
の制御部12及び基地局21の制御部21cの行う市外
局番の付与処理について説明する。本処理は携帯電話装
置側の処理はユーザ等により電源が投入された時点から
開始する。
【0106】先ず、携帯電話装置9側の処理について述
べる。ステップA31では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップA32に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。つまり、ユーザ
によるダイアル(電話番号入力)の有無を判断する。
尚、ダイアル入力の完了はユーザによる発信キー(操作
スイッチ18)の操作状態により判断する。また、入力
されたダイアル番号は発信処理が完了するまで制御部1
2内のメモリに一時記憶される。ステップA32では、
市外局番があるか否かを判断して市外局番があればステ
ップA37に移り、市外局番がなければステップA61
に移る。
【0107】ステップA61では、基地局21へ市外局
番を送信するように要求してステップA62に移る。つ
まり、市外局番がなく、また携帯電話装置9側には現在
位置を検出するためのGPS受信機、市外局番データベ
ースを備えていないので、基地局21に送受信部11を
介して市外局番の送信を要求する。携帯電話装置は最も
受信状態のよい(最も近い)基地局21に接続されるの
で、携帯電話装置9の位置にある市外局番が基地局21
の位置にある市外局番と同じであると見做して基地局2
1に基地局の市外局番(基地局の位置に対応する市外局
番)を要求する。ステップA62では、基地局21より
基地局の市外局番を受信してステップA36に移る。つ
まり、回線接続されている送受信部11により市外局番
を受信する。
【0108】ステップA36では、受信された市外局番
を付与してステップA37に移る。つまり、受信された
市外局番をダイアル入力された電話番号の先頭に付与す
る。ステップA37では、ダイアル発信して処理を終え
る。つまり、ユーザにより直接市外局番から入力された
電話番号(ステップA32の肯定(Y)の場合)や、こ
のようにして受信された市外局番(ステップA36の場
合)を付与した電話番号を送受信部11を介して基地局
21に送信する。
【0109】次に、基地局21側の処理について述べ
る。ステップB61では、市外局番の送信要求を受信し
てステップB62に移る。つまり、携帯電話装置9側か
らの送信要求を送受信機21bにより受信する。ステッ
プB62では、携帯電話装置9に市外局番記憶装置21
dに記憶してある市外局番を送信して処理を終える。つ
まり、図21(a)において、携帯電話装置9がD基地
局と接続されていると、基地局は図21(b)のように
記憶されている「0798」を送信する。
【0110】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、回線接続さ
れている基地局から市外局番を受信して、自動的に入力
されている電話番号の先頭に付与され発信可能となる。
また、携帯電話装置側は通常の携帯電話装置と同じであ
り、特別な機能を必要としない利点がある。
【0111】図22は本発明の第10の実施の形態に係
る携帯電話装置の構成を示すブロック図である。図23
は本発明の第10の実施の形態に係る携帯電話装置の市
外局番データベース更新処理のフローチャートで、
(a)は携帯電話装置1側の処理、(b)は基地局21
側の処理である。以下、図に従って説明する。尚、本実
施の形態は携帯電話装置1側の市外局番データベース1
4を常に最新の版数で管理するものである。
【0112】21はアンテナ21aを介して携帯電話装
置1からのデータ(音声等)を受信し、また、携帯電話
装置1へデータ(音声、更新データ等)を送信する基地
局で、データの送受信を行う送受信部21b、データの
送受信を制御する制御部21c、最新の全国の位置と市
外局番の関係を記憶した市外局番データベース21gか
ら構成される。尚、市外局番データベース21gに記憶
する場合に、全国ではデータ量が多くなり、また一部の
地域の市外局番データを更新する時に都合がよいように
地区(例えば、北海道、東北、関東・・・)毎に分割し
て記憶しておいてもよい。また、携帯電話装置1は第1
の実施の形態の携帯電話装置1と同じ構成であるので説
明は省略する。
【0113】続いて、データ更新処理について述べる。
本処理は携帯電話装置1側の電源が投入された時点から
開始する。
【0114】先ず、携帯電話装置1側の制御部12の行
う処理について述べる。ステップA71では、基地局の
保有する版数データの送信を要求してステップA72に
移る。つまり、市外局番データの新旧は基地局21と携
帯電話装置1側で共に版数管理されており、携帯電話装
置1内の市外局番データベース14に記憶されている市
外局番データが最新のものであるか否かを判断するため
に基地局21の市外局番データベース21gに記憶され
ている最新の市外局番データの版数データを要求する。
【0115】ステップA72では、基地局から最新の版
数データを受信してステップA73に移る。つまり、基
地局21から送信された市外局番データベース21gに
記憶されている市外局番データの版数データを受信す
る。ステップA73では、携帯電話装置1内の市外局番
データベース14の版数データを読み出す。ステップA
74では、受信した市外局番データの版数データと携帯
電話装置1内の市外局番データの版数データを照合す
る。
【0116】ステップA75では、版数が一致している
か否かを判断して版数が一致すれば処理を終え、版数が
一致しなければステップA76に移る。ステップA76
では、警告を発してステップA77に移る。つまり、ユ
ーザに携帯電話装置1内の市外局番データベース14に
記憶されている内容(市外局番データ)が古いことを知
らせるために警告を発する。例えば、表示部17の画面
に「最新の版数は○○版です」、「市外局番データベー
スを更新して下さい」等のメッセージを表示する。また
同様の内容を音声合成して音声出力部16より報知す
る。ステップA77では、基地局に市外局番データの送
信を要求してステップA78に移る。つまり、携帯電話
装置1が記憶している市外局番データが古いので、基地
局21に対して保有している最新の市外局番データを送
信するように要求する。
【0117】ステップA78では、基地局から送信され
た市外局番データを受信してステップA79に移る。ス
テップA79では、携帯電話装置1の市外局番データベ
ース14の市外局番データ、版数データを更新して処理
を終える。つまり、受信した市外局番データ及び版数デ
ータを市外局番データベース14に記憶(更新)する。
【0118】次に、基地局21側の制御部21cの行う
処理について述べる。ステップB71では、携帯電話装
置1からの版数データの要求を受信してステップB72
に移る。ステップB72では、基地局21の版数データ
を読み出し、携帯電話装置1側に送信してステップB7
3に移る。つまり、基地局21のメモリ(市外局番デー
タベース21g)に記憶されている最新の市外局番デー
タベースの版数を示す版数データを読み出し、携帯電話
装置1側に送信する。
【0119】ステップB73では、携帯電話装置1から
送信された基地局21の保有する市外局番データの要求
を受信してステップB74に移る。つまり、携帯電話装
置1側から要求された市外局番データベース21gに記
憶されている市外局番データの要求を受信する。ステッ
プB74では、基地局21の市外局番データベース21
gから市外局番データを読み出し、携帯電話装置1側に
送信して処理を終える。つまり、基地局21の保有する
最新の市外局番データを市外局番データベース21gか
ら読み出し、送受信機21bを介して携帯電話装置1側
に送信する。
【0120】以上のように本実施の形態では、携帯電話
装置1の電源を入れる毎に携帯電話装置1と基地局21
の間で市外局番データの版数を確認して、万一版数が異
なっていた場合には常に最新の市外局番データが携帯電
話装置1側の市外局番データベース14に自動的に記憶
されるので、間違った市外局番が付与される恐れがなく
なる。
【0121】尚、上記の実施の形態では市外局番データ
ベースの版数照合の上、版数が一致していない場合に最
新の市外局番データベースを取得して更新するようにし
ているが、この他、常時市外局番データベース検索時に
強制的に更新するようにしてもよい。
【0122】図24は本発明の第11の実施の形態に係
る携帯電話システムの構成を示すブロック図である。図
25は本発明の第11の実施の形態に係る携帯電話シス
テムの市外局番付与処理のフローチャートで、(a)は
携帯電話装置側の処理、(b)はナビゲーション装置側
の処理である。以下、図に従って説明する。尚、本実施
の形態はダイアル入力された電話番号に市外局番がなけ
れば、携帯電話装置側からナビゲーション装置側に市外
局番の送信を要求し、ナビゲーション装置側で現在位置
の検出と、内蔵する市外局番データベースに基いて対応
する市外局番を検索して、その検索した市外局番を携帯
電話装置側に送信(返信)するものである。
【0123】5Bは車両等に搭載され、現在位置を検出
して走行案内を行うナビゲーション装置である。52は
アンテナ52aを介して携帯電話装置6からの市外局番
の要求を受信し、また携帯電話装置6に市外局番データ
を送信するナビゲーションデータ送受信機である。51
aは位置と位置に対応する市外局番が記憶されたCD−
ROMやハードディスク等のメモリからなる市外局番デ
ータベースである。尚、制御部51、GPS受信機5
3、方位センサ54、距離センサ55、音声出力部5
6、表示部57、操作スイッチ部58、地図データベー
ス59は第5の実施の形態の携帯電話装置のナビゲーシ
ョン装置と名称、機能及び作用が同じであるため同一番
号を付し説明は省略する。
【0124】6はナビゲーション装置5Bへ市外局番の
要求を送信し、またナビゲーション装置5Bからの市外
局番データをアンテナ60aを介して受信するナビゲー
ションデータ送受信機60を備えた携帯電話装置であ
る。尚、送受信機11、制御部12、マイク15、音声
出力部16、表示部17、操作スイッチ部18は第1の
実施の携帯電話装置と名称、機能及び作用が同じである
ため同一番号を付し説明は省略する。
【0125】2は電話局側の構成で、アンテナ21aを
介して携帯電話装置6からのデータ(音声等)を受信
し、また、携帯電話装置6へデータ(音声等)を送信す
る基地局21、複数の基地局21と複数の通話相手局を
中継する中継局22、通話先電話装置24が接続された
通話相手局23、通話先電話装置24からなる。
【0126】次に、本実施の形態に係る携帯電話システ
ムの市外局番付与処理について説明する。本処理はナビ
ゲーション装置5B側の処理はナビゲーションによる案
内が行われている間は常時行われ、携帯電話装置6側の
処理はユーザ等により電源が投入された時点から開始す
る。
【0127】先ず、携帯電話装置6側の処理について述
べる。ステップP11では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップP12に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。ステップP12
では、市外局番があるか否かを判断して市外局番があれ
ばステップP16に移り、市外局番がなければステップ
P13に移る。ステップP13では、ナビゲーション装
置に市外局番要求を送信してステップP14に移る。携
帯電話装置6側で入力された電話番号には市外局番がな
いので、ナビゲーション装置5B側で市外局番を検索し
てもらうためにナビゲーションデータ送受信機60を介
して要求を送信する。
【0128】ステップP14では、ナビゲーション装置
から送信された市外局番候補を受信してステップP15
に移る。つまり、ナビゲーションデータ送受信機60を
介してナビゲーション装置5B側で検索した結果を受信
する。ステップP15では、受信された市外局番を付与
してステップP16に移る。つまり、受信した市外局番
をダイアル入力された電話番号の先頭に付与する。ステ
ップP16では、ダイアル発信して処理を終える。つま
り、ユーザにより直接市外局番から入力された電話番号
(ステップP12の肯定(Y)の場合)や、このように
して受信された市外局番(ステップP15の場合)を付
与した電話番号を送受信部11を介して基地局21に送
信する。
【0129】次に、ナビゲーション装置5B側の処理に
ついて述べる。ステップQ11では、現在位置を検出し
てステップQ12に移る。つまり、GPS電波を受信し
て現在位置を特定する。また、GPS電波が受信できな
いときは方位センサ54や距離センサ55により補完す
る。ステップQ12では、携帯電話装置6から要求され
た市外局番要求を受信すればステップQ13に移り、受
信しなければステップQ11に戻って現在位置の検出を
継続する(ナビゲーション案内中は継続して行われてい
る)。
【0130】ステップQ13では、現在位置に対応する
市外局番を検索してステップQ14に移る。つまり、ナ
ビゲーション装置5B側で検出した位置データに対応す
る市外局番を市外局番データベース51aを基に検索す
る。ステップQ14では、検索した市外局番候補を携帯
電話装置6側に送信して処理を終える。つまり、検索し
た市外局番候補をナビゲーションデータ送受信機52を
介して携帯電話装置6に送信する。
【0131】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、ナビゲーシ
ョン装置に市外局番を要求し、ナビゲーション装置側で
は要求された時の位置に対応する市外局番を市外局番デ
ータベースから検索して、携帯電話装置側に送信して、
携帯電話装置側で自動的に入力されている電話番号の先
頭に受信された市外局番が付与され発信可能となる。
【0132】図26は本発明の第12の実施の形態に係
る携帯電話システムの市外局番付与処理のフローチャー
トで、(a)は携帯電話装置側の処理、(b)はナビゲ
ーション装置側の処理である。以下、図に従って説明す
る。尚、本実施の形態はダイアル入力された電話番号に
市外局番がなければ、携帯電話装置側からナビゲーショ
ン装置側に市外局番の送信を要求し、ナビゲーション装
置側では予め目的地が設定されている場合には目的地の
市外局番を、予め目的地が設定されていない場合には現
在地の市外局番を検索して、その結果を携帯電話装置側
に送信(返信)するものである。この実施の形態は目的
地の顧客等に電話する機会が多い場合に有効である。ま
た、本システムの構成は第11の実施の形態の携帯電話
システムと同じ構成であるので説明は省略する。
【0133】次に、本実施の形態に係る携帯電話システ
ムの市外局番付与処理について説明する。本処理はナビ
ゲーション装置5B側の処理はナビゲーションによる案
内が行われている間は常時行われ、携帯電話装置6側の
処理はユーザ等により電源が投入された時点から開始す
る。
【0134】先ず、携帯電話装置6側の処理について述
べる。尚、この処理は第11の実施の形態の携帯電話シ
ステムの携帯電話装置6側の処理と同じであるので詳細
な説明は省略する。ステップP11では、ダイアル入力
があったか否かを判断してダイアル入力があればステッ
プP12に移り、ダイアル入力がなければ待機する。ス
テップP12では、市外局番があるか否かを判断して市
外局番があればステップP16に移り、市外局番がなけ
ればステップP13に移る。ステップP13では、ナビ
ゲーション装置に市外局番要求を送信してステップP1
4に移る。ステップP14では、ナビゲーション装置か
ら送信された市外局番候補を受信してステップP15に
移る。ステップP15では、受信された市外局番を付与
してステップP16に移る。ステップP16では、ダイ
アル発信して処理を終える。つまり、ユーザにより直接
市外局番から入力された電話番号(ステップP12の肯
定(Y)の場合)や、このようにして受信された市外局
番(ステップP15の場合)を付与した電話番号を送受
信部11を介して基地局21に送信する。
【0135】次に、ナビゲーション装置5B側の処理に
ついて述べる。ステップQ11では、現在位置を検出し
てステップQ12に移る。つまり、GPS電波を受信し
て現在位置を特定する。また、GPS電波が受信できな
いときは方位センサ54や距離センサ55により補完す
る。ステップQ12では、携帯電話装置6から要求され
た市外局番要求を受信すればステップQ41に移り、受
信しなければステップQ11に戻って現在位置の検出を
継続する(ナビゲーション案内中は継続して行われてい
る)。
【0136】ステップQ41では、ナビゲーション装置
に目的地が入力(設定)されているか否かを判断して目
的地が入力されておればステップQ42に移り、目的地
が入力されていなければステップQ13に移る。この目
的地入力はユーザが行うもので、目的地の顧客等に電話
をかけることが多いと推察されるので、目的地入力があ
れば目的地の市外局番を出力するためのものである。ス
テップQ42では、目的地の市外局番を検索してステッ
プQ14に移る。つまり、ナビゲーション装置に入力さ
れている目的地の座標(緯度、経度)が判っているの
で、この位置に対応した市外局番を市外局番データベー
ス51aから検索する。
【0137】ステップQ13では、現在位置に対応する
市外局番を検索してステップQ14に移る。つまり、ナ
ビゲーション装置5B側で検出した位置データに対応す
る市外局番を市外局番データベース51aから検索す
る。ステップQ14では、検索した市外局番候補を携帯
電話装置6側に送信して処理を終える。つまり、検索し
た市外局番候補をナビゲーションデータ送受信機52を
介して携帯電話装置6に送信する。
【0138】以上のように本実施の形態では、市外局番
の入力忘れや市外局番が判らない場合にも、ナビゲーシ
ョン装置に市外局番を要求し、ナビゲーション装置側で
は目的地が設定されている場合には目的地の市外局番
を、目的地が設定されていない場合には要求された時の
車両等の位置に対応する市外局番を市外局番データベー
スから検索し、携帯電話装置側に送信して、携帯電話装
置側では自動的に入力されている電話番号の先頭に市外
局番が付与され発信可能となる。
【0139】尚、本実施の形態では、ナビゲーション装
置において目的地が設定されている場合には優先的に目
的地の市外局番を検索するようにしているが、目的地が
設定されている場合であっても、現在位置(車両位置)
が目的地に近づいている(目的地から所定距離、例えば
5km以内)場合にのみ目的地の市外局番を検索するよ
うにし、目的地から遠く離れている場合は現在位置の市
外局番を検索するようにしてもよい。このようにすると
現在地の市外局番検索が優先となり、目的地に近づいた
時にのみ自動的に目的地の市外局番が付加されて発信で
きるので顧客に到着予定時刻等を連絡する時には都合が
よい。この場合の処理はステップQ41(肯定Y)とス
テップQ42の間に、現在位置が目的地の所定距離以内
か否かの判断を追加し、所定距離以内であればステップ
Q42(目的地の市外局番検索)に、所定距離以内でな
ければステップQ13(現在位置の市外局番検索)に移
るようになる。
【0140】図27は本発明の第13の実施の形態に係
る携帯電話システムの構成を示すブロック図である。図
28は本発明の第13の実施の形態に係る携帯電話シス
テムの市外局番付与処理のフローチャートで、(a)は
携帯電話装置側の処理、(b)は基地局側の処理であ
る。以下、図に従って説明する。尚、本実施の形態は携
帯電話装置からダイアル入力された電話番号を基地局に
送り、基地局側で市外局番の有無をチェックし、市外局
番がなければ基地局側で内蔵する市外局番データベース
に基いて対応する市外局番を検索して、市外局番を付与
して発信するものである。
【0141】21はアンテナ21aを介して携帯電話装
置9からのデータ(音声等)を受信し、また、携帯電話
装置9へデータ(音声等)を送信する基地局で、データ
の送受信を行う送受信部21b、市外局番の付与処理を
行う制御部21c、基地局の位置をサービスエリアとす
る市外局番を記憶した市外局番記憶装置21dから構成
される。尚、中継局22、通話相手局23、通話先電話
装置24は第1の実施の形態の携帯電話装置と名称、機
能及び作用が同じであるので同一番号を付し説明は省略
する。
【0142】9は市外局番データベースを持たない通常
の携帯電話装置である。尚、送受信部11、制御部1
2、マイクロフォン15、音声出力部16、表示部1
7、操作スイッチ部18は第1の実施の形態の携帯電話
装置と名称、機能及び作用が同じであるので同一番号を
付し説明は省略する。
【0143】次に、本実施の形態に係る携帯電話装置9
の制御部12及び基地局21の制御部21cの行う市外
局番の付与処理について説明する。本処理は携帯電話装
置側の処理はユーザ等により電源が投入された時点から
開始する。
【0144】先ず、携帯電話装置9側の処理について述
べる。ステップP31では、ダイアル入力があったか否
かを判断してダイアル入力があればステップP32に移
り、ダイアル入力がなければ待機する。ステップP32
では、ダイアル番号を基地局に送信してステップS33
に移る。つまり、市外局番の有無に係わらずダイアル入
力された電話番号をそのまま基地局に送信(発信)す
る。
【0145】次に、基地局21側の処理について述べ
る。ステップQ31では、ダイアル番号を受信してステ
ップQ32に移る。ステップQ32では、市外局番があ
るか否かを判断して市外局番があればステップQ35に
移り、市外局番がなければステップQ33に移る。ステ
ップQ33では、市外局番を読み出してステップQ34
に移る。つまり、市外局番データベース21dに記憶さ
れている基地局の位置に対応する市外局番を読み出す。
ステップQ34では、読み出した市外局番を携帯電話装
置から受信したダイアル番号の先頭に付与する。ステッ
プQ35では、ダイアル発信して処理を終える。つま
り、ユーザにより直接市外局番から入力された電話番号
(ステップQ32の肯定(Y)の場合)や、このように
して読み出した市外局番(ステップQ34の場合)を付
与した電話番号を発信処理する。
【0146】以上のように本実施の形態では、携帯電話
装置側では電話番号のチェックを行わずに通常の発信処
理を行い、基地局側で市外局番の有無のチェックや必要
に応じて市外局番の付与処理を行うので、特殊な携帯電
話装置を必要としないという利点がある。
【0147】尚、本発明における携帯電話装置は、上記
実施の形態で示した使用者が携帯する一般的な携帯電話
装置だけでなく、発信時に同じ電話番号の入力形態を持
つ電話装置、例えば車載用電子機器に携帯電話と同じ無
線電話回路を内蔵した電話機能付通信装置等もその範疇
に含むものである。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、市外
局番の省略してダイアルされた場合に、自動的に市外局
番を付与して発信できる携帯電話装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話装置
の制御部12の行う市外局番付与処理のフローチャート
である。
【図3】市外局番データベースの説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話装置
の検索結果の表示例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話装置
の制御部12の行う市外局番付与処理のフローチャート
である。
【図6】市外局番データベースの説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話装置
の検索結果の表示例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る携帯電話装置
の制御部12の行う市外局番付与処理のフローチャート
である。
【図9】携帯電話装置の位置推定方法の説明図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る携帯電話装
置の制御部12の行う市外局番付与処理のフローチャー
トである。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る携帯電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る携帯電話装
置の市外局番付与処理のフローチャートである。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係る携帯電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係る携帯電話装
置の市外局番付与処理のフローチャートである。
【図15】本発明の第7の実施の形態に係る携帯電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態に係る携帯電話装
置の市外局番付与処理のフローチャートである。
【図17】本発明の第8の実施の形態に係る携帯電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態に係る携帯電話装
置の市外局番付与処理のフローチャートである。
【図19】本発明の第9の実施の形態に係る携帯電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第9の実施の形態に係る携帯電話装
置の市外局番付与処理のフローチャートである。
【図21】基地局位置データベースの説明図である。
【図22】本発明の第10の実施の形態に係る携帯電話
装置の構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第10の実施の形態に係る携帯電話
装置の市外局番データベース更新処理のフローチャート
である。
【図24】本発明の第11の実施の形態に係る携帯電話
システムの構成を示すブロック図である。
【図25】本発明の第11の実施の形態に係る携帯電話
システムの市外局番付与処理のフローチャートである。
【図26】本発明の第12の実施の形態に係る携帯電話
システムの市外局番付与処理のフローチャートである。
【図27】本発明の第13の実施の形態に係る携帯電話
システムの構成を示すブロック図である。
【図28】本発明の第13の実施の形態に係る携帯電話
システムの市外局番付与処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1、3、3A、7、8、9・・・・・携帯電話装置、
5、5A、5B・・ナビゲーション装置、33、52・
・・・ナビゲーションデータ送受信機、19、51A・
・・・市外局番データベース、11・・・・送受信部、
21c・・・制御部、12・・・・制御
部、 21d・・・市外局番記憶装置、
13、53・・・・GPS受信機、 21e・・・位
置データ記憶装置、14・・・・市外局番データベー
ス、 21f・・・基地局IDデータベース、15・・
・・マイクロフォン、 21g・・・市外局番デ
ータベース、16・・・・音声出力部、 5
3・・・・GPS受信機、17・・・・表示部、
54・・・・方位センサ、18・・・・操作
部、 55・・・・距離センサ、21・
・・・基地局、 56・・・・音声出力
部、22・・・・中継局、 57・・・
・表示部、23・・・・相手局、 58
・・・・操作スイッチ部、24・・・・通話先、
59・・・・地図データベース、21b・・
・送受信機。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアル発信操作のために入力された電
    話番号の市外局番が省略されているか否かを判断する省
    略判断手段と、 携帯電話装置本体の現在位置情報を検出する位置検出手
    段と、 位置情報と該位置情報に対応する市外局番の関係を記憶
    した市外局番データベースと、 前記位置検出手段により検出された前記携帯電話装置本
    体の現在位置に対応する市外局番を前記市外局番データ
    ベースより検索する検索手段を備え、 前記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外
    局番が省略されていると判断された時に、前記検索手段
    により検索された所定の市外局番を前記入力された電話
    番号の前に付与する市外局番付与手段を備えたことを特
    徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、 前記携帯電話装置本体に設けられたGPS受信機からの
    情報に基づき現在位置を検出するものであることを特徴
    とする請求項1記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段により前記携帯電話装
    置本体の現在位置が検出できない時には、 前記位置検出手段により現在位置が検出できなくなった
    直前の前記携帯電話装置本体の位置、進行方向、進行速
    度及び検出できなかった期間等に基づき、前記携帯電話
    装置本体の現在位置を推定する位置推定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載の携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検出手段は、携帯電話装置本体
    と接続されたナビゲーション装置の情報に基づき現在位
    置を検出するものであることを特徴とする請求項1記載
    の携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 ダイアル発信操作のために入力された電
    話番号の市外局番が省略されているか否かを判断する省
    略判断手段と、 携帯電話装置と電話回線により接続されている無線基地
    局の位置情報を前記無線基地局より取得する無線基地局
    位置情報取得手段と、 位置情報と該位置情報に対応する市外局番の関係を記憶
    した市外局番データベースと、 前記無線基地局位置情報取得手段により取得された前記
    無線基地局の位置情報に対応する市外局番を前記市外局
    番データベースより検索する検索手段を備え、 前記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外
    局番が省略されていると判断された時に、前記検索手段
    により検索された前記無線基地局の位置情報に対応する
    市外局番を前記入力された電話番号の前に付与すること
    を特徴とする携帯電話装置。
  6. 【請求項6】 ダイアル発信操作のために入力された電
    話番号の市外局番が省略されているか否かを判断する省
    略判断手段と、 携帯電話装置と電話回線により接続されている無線基地
    局を識別する識別番号を前記無線基地局より取得する識
    別番号取得手段と、 識別番号と該識別番号に対応する市外局番の関係を記憶
    した市外局番データベースと、 前記識別番号取得手段により取得された前記無線基地局
    の識別番号に対応する市外局番を前記市外局番データベ
    ースより検索する検索手段を備え、 前記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外
    局番が省略されていると判断された時に、前記検索手段
    により検索された前記無線基地局の識別番号に対応する
    市外局番を前記入力された電話番号の前に付与すること
    を特徴とする携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 携帯電話装置と電話回線により接続され
    ている無線基地局が受け持つサービスエリアに対応した
    市外局番を前記無線基地局より取得する市外局番取得手
    段を備え、 前記市外局番付与手段は、 前記市外局番取得手段により取得した前記無線基地局が
    受け持つサービスエリアに対応した市外局番を前記入力
    された電話番号の前に付与することを特徴とする請求項
    5または請求項6記載の携帯電話装置。
  8. 【請求項8】 前記市外局番付与手段により付与される
    べき市外局番が複数あり、該複数の市外局番の中の1つ
    に確定できない時には、警告を発する警告手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、請求項5、請求項6または
    請求項7記載の携帯電話装置。
  9. 【請求項9】 前記市外局番付与手段により付与される
    べき市外局番が複数あり、該複数の市外局番の中の1つ
    に確定できない時には、前記複数の市外局番を付与すべ
    き市外局番候補として出力する市外局番候補出力手段を
    備えたことを特徴とする請求項1、請求項5、請求項6
    または請求項7記載の携帯電話装置。
  10. 【請求項10】 最新の市外局番情報を外部より取得
    し、前記市外局番データベースを更新する市外局番デー
    タベース更新手段を備えたことを特徴とする請求項1、
    請求項5または請求項6記載の携帯電話装置。
  11. 【請求項11】 車両の位置を検出する車両位置検出手
    段と、位置情報と該位置情報に対応する市外局番の関係
    を記憶した市外局番データベースと、前記車両位置検出
    手段により検出された車両の位置に対応する市外局番を
    前記市外局番データベースより検索する検索手段と、前
    記検索手段により検索された市外局番を携帯電話装置に
    送信する送信手段を備えたナビゲーション装置、及びダ
    イアル発信操作のために入力された電話番号の市外局番
    が省略されているか否かを判断する省略判断手段と、前
    記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外局
    番が省略されていると判断された時に、前記ナビゲーシ
    ョン装置から送信された前記車両の位置に対応する市外
    局番を受信し、前記入力された電話番号の前に付与する
    市外局番付与手段を備えた携帯電話装置からなることを
    特徴とする携帯電話システム。
  12. 【請求項12】 前記ナビゲーション装置において、目
    的地が設定されている時には、 前記検索手段は、前記市外局番データベースから前記目
    的地の位置に対応する市外局番を検索することを特徴と
    する請求項11記載の携帯電話システム。
  13. 【請求項13】 携帯電話装置から送信された電話番号
    を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された電話番号の市外局番が省
    略されているか否かを判断する省略判断手段と、 前記省略判断手段により前記入力された電話番号の市外
    局番が省略されていると判断された時に、前記携帯電話
    装置に回線接続されている無線基地局の位置に対応する
    市外局番を、前記受信された電話番号の前に付与する市
    外局番付与手段と、 前記市外局番付与手段により市外局番が付与された電話
    番号を発信する発信手段を備えた無線基地局からなるこ
    とを特徴とする携帯電話システム。
JP2001153791A 2001-05-23 2001-05-23 携帯電話装置及び携帯電話システム Withdrawn JP2002354098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001153791A JP2002354098A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 携帯電話装置及び携帯電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001153791A JP2002354098A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 携帯電話装置及び携帯電話システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002354098A true JP2002354098A (ja) 2002-12-06

Family

ID=18998251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001153791A Withdrawn JP2002354098A (ja) 2001-05-23 2001-05-23 携帯電話装置及び携帯電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002354098A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509447A (ja) * 2002-12-09 2006-03-16 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワークのための国際ダイヤル
JP2007517425A (ja) * 2003-11-14 2007-06-28 モトローラ・インコーポレイテッド ダイヤルされる番号を再フォーマットするための方法及び装置
JP2010041650A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
US7715829B2 (en) 2004-12-13 2010-05-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting enhanced international dialing in cellular systems

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509447A (ja) * 2002-12-09 2006-03-16 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線ネットワークのための国際ダイヤル
JP2011091823A (ja) * 2002-12-09 2011-05-06 Qualcomm Inc 無線ネットワークのための国際ダイヤル
JP2013153477A (ja) * 2002-12-09 2013-08-08 Qualcomm Inc 無線ネットワークのための国際ダイヤル
JP2015053682A (ja) * 2002-12-09 2015-03-19 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線ネットワークのための国際ダイヤル
JP2007517425A (ja) * 2003-11-14 2007-06-28 モトローラ・インコーポレイテッド ダイヤルされる番号を再フォーマットするための方法及び装置
JP4694500B2 (ja) * 2003-11-14 2011-06-08 モトローラ・インコーポレイテッド ダイヤルされる番号を再フォーマットするための方法及び装置
US7715829B2 (en) 2004-12-13 2010-05-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting enhanced international dialing in cellular systems
JP2010041650A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3227272B2 (ja) ナビゲーション装置
US7783328B2 (en) Cellular phone control apparatus, method of controlling same and hands-free call placement apparatus
US7292935B2 (en) Apparatus and method for guiding location of the other party in navigation system
EP1484580B1 (en) Apparatus and method for providing travel route in navigation system
US20200284585A1 (en) Method and apparatus for setting destination in navigation terminal
US20110022305A1 (en) Car navigation apparatus, a portable information terminal and a car navigation system
AU2010316119A1 (en) User terminal, method for providing position and method for guiding route thereof
JP2002048572A (ja) 位置検出システムおよびナビゲーションシステム
KR20080078300A (ko) 카네비게이션 시스템 및 그 제어방법
JPH10318772A (ja) 情報提供システム装置およびその情報提供センタと中継局と移動通信体
JP2002354098A (ja) 携帯電話装置及び携帯電話システム
KR20000012237A (ko) 차량 항법 시스템 및 이의 제어 방법
US7236775B2 (en) Method for transmitting destination information in mobile communication terminal
JP2017075968A (ja) 表示装置
JP3767671B2 (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
CN112908023A (zh) 停车导航方法、装置、计算机设备以及存储介质
JP3026480B2 (ja) ナビゲ−ションシステム
JPH09222334A (ja) ナビゲーション装置
US11388557B2 (en) Vehicle and method for controlling thereof
JP2003194567A (ja) 情報端末装置およびプログラム
KR100454970B1 (ko) 네비게이션 시스템에서 시설물 검색 방법
JP2005069839A (ja) 通信型ナビゲーションシステム
US20220163345A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium
KR20040034258A (ko) Gps를 이용하여 차량 운행을 보조하기 위한 시스템 및방법
KR200291353Y1 (ko) 휴대폰을 이용한 자동 목적지 표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805