JP2002353208A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び製造装置

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JP2002353208A
JP2002353208A JP2001159415A JP2001159415A JP2002353208A JP 2002353208 A JP2002353208 A JP 2002353208A JP 2001159415 A JP2001159415 A JP 2001159415A JP 2001159415 A JP2001159415 A JP 2001159415A JP 2002353208 A JP2002353208 A JP 2002353208A
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wafer
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JP2001159415A
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Junya Nakahira
順也 中平
Masahiro Kiyotoshi
正弘 清利
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Toshiba Corp
Fujitsu Ltd
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Toshiba Corp
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気特性等の成膜特性に優れたBST膜やS
T膜等の高誘電体膜を形成することができる半導体装置
の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 反応室10内に複数枚のウェーハ22を
ウェーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列した
状態で保持するボート23と、複数枚のウェーハ22の
配列方向に略平行に設けられ、複数枚のウェーハ22の
それぞれの表面近傍に層状の酸化ガス流を形成する酸化
ガス導入用ノズル32と、複数枚のウェーハ22の配列
方向に略平行に設けられ、複数枚のウェーハ22のそれ
ぞれの表面近傍に層状の原料ガス流を形成する分散ノズ
ル30とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学気相成長法に
より誘電体膜を形成する半導体装置の製造方法及び製造
装置に係り、特に、高誘電体膜を形成する半導体装置の
製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスの高集積化に伴
い、DRAM(Dynamic Random AccessMemory)のメモ
リセルに蓄える電荷の確保が困難となってきている等の
問題が生じている。このような問題に対処するため、高
い誘電率を有する材料からなるキャパシタ膜が求められ
ている。中でも特に、チタン酸バリウムストロンチウム
(BST:(Ba,Sr)TiO3)膜や、チタン酸ストロ
ンチウム(ST:SrTiO3)膜が、半導体デバイスの
高集積化に対応しうる高誘電体膜として大きな注目を集
めている。
【0003】また、集積度が高くなるにつれて、高誘電
体膜材料を用いた場合でも立体構造を有するキャパシタ
が必要となってくる。したがって、上記の高誘電体膜を
形成する方法としては、段差被覆性に優れた有機金属化
学気相成長(Metal OrganicChemical Vapor Depositio
n;MOCVD)法が有力視されている。さらに、一度
の工程で多数のウェーハ上に成膜することができるバッ
チ式のMOCVD法が開発されつつある。
【0004】BST膜或いはST膜の形成に用いられる
従来の縦型バッチ式のMOCVD装置について図9及び
図10を用いて説明する。図9は、従来の縦型バッチ式
のMOCVD装置を示す断面図、図10は、従来のMO
CVD装置の反応室内におけるMO原料と酸素の流れを
示す断面図である。
【0005】図9に示すように、従来の縦型バッチ式の
MOCVD装置は、大気から隔離され膜形成が行われる
反応室100と、膜の原料となる有機金属(Metal Orga
nic;MO)原料を気化して反応室100内に導入する
気化器102と、反応室100内に酸素を導入する流量
制御装置(Mass Flow Controller;MFC)104とを
有している。
【0006】反応室100は、下端に開口部を有するア
ウターチューブ108と、アウターチューブ108の下
端開口部を塞いで支持するマニホールド106とから構
成されている。アウターチューブ108の側壁近傍に
は、成膜時に反応室100を加熱するヒーター110が
配置されている。
【0007】反応室100内のマニホールド106上に
は、ウェーハ112を保持するためのボート113が設
置されている。ボート113は、ウェーハ112を保持
する複数本の支柱部114から構成されている。各支柱
部114には、一定間隔で同じ高さの位置に突起部11
6が設けられている。同じ高さに位置する突起部116
上には、ウェーハ122が、成膜する面を上にしてほぼ
水平に保持されており、複数枚のウェーハ112がウェ
ーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列された状
態で保持されている。これら支柱部114の周囲を仕切
るように、円筒状のインナーチューブ118がマニホー
ルド106上に設置されている。
【0008】インナーチューブ118の内側のマニホー
ルド106上には、MO原料をウェーハ表面へ導入する
ための分散ノズル120が設けられている。分散ノズル
120には、気化器102が接続されている。分散ノズ
ル120近傍のマニホールド106の位置には、酸化ガ
ス導入口122が設けられている。酸化ガス導入口12
2には、MFC104が接続されている。
【0009】マニホールド106のアウターチューブ1
08とインナーチューブ118との間の位置には、排気
口124が設けられている。排気口124には、反応室
100内を減圧する真空ポンプ(図示せず)が接続され
ている。
【0010】分散ノズル120は、図10に示すように
中空となっており、ウェーハ112を向いた側に、各ウ
ェーハ112の間の位置となるように一定間隔で開口部
126が設けられている。成膜の際には、これら開口部
126から、気化器102より分散ノズル120へ送ら
れたMO原料が各ウェーハ112に向けて吹き出す。な
お、図10では、支柱部114を省略している。一方、
酸素等の酸化ガスは、MFC104により一定の流量で
マニホールド106の酸化ガス導入口122より反応室
100内に導入される。
【0011】上述のようにMO原料と酸化ガスとは、別
々に反応室100内に導入される。これは、反応室10
0外でこれらを混合してから分散ノズル120に導入す
ると、分散ノズル120内で反応を起こしてしまうため
である。この結果、ウェーハ112表面にパーティクル
が付着するおそれがある。また、酸化ガスとして酸素を
用いる場合には、酸素を送り込むために分散ノズルを用
いる等の工夫をしなくても反応室100内に十分に行き
渡る。このため、マニホールド106に設けられた酸化
ガス導入口122より酸素を導入するという方法が採ら
れていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】高い誘電率を有するB
ST膜或いはST膜を得るためには、これらの結晶性を
良好なものとする必要がある。上述のようなMOCVD
法にあっては、結晶性の良好な膜を形成するには、MO
原料と酸素とが効果的に反応しなければならない。しか
しながら、従来のMOCVD装置における酸化ガスの導
入方法では、結晶性が良好で高い誘電率を有するBST
膜やST膜を得ることは困難であった。
【0013】図9及び図10に示すように、従来のMO
CVD装置では、マニホールド106の酸化ガス導入口
122から供給される酸素ガスは、インナーチューブ1
18内を上方に向かって流動する。このとき、支柱部1
14に保持されたウェーハ112の方向には、酸素ガス
の弱い流れしかできず、酸素ガスをウェーハ112表面
に十分に送り込むことができていなかった。この結果、
分散ノズル120の開口部126からウェーハ112側
へ吹き出したMO原料が、酸素と十分に反応することが
できなかった。
【0014】成膜時の反応に寄与する酸素が不足する結
果、従来のMOCVD装置によって得られるBST膜及
びST膜は、結晶性が悪く、誘電率などの電気特性も十
分に良いものではなかった。
【0015】本発明の目的は、電気特性等の成膜特性に
優れたBST膜やST膜等の高誘電体膜を形成すること
ができる半導体装置の製造方法及び製造装置を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、原料ガスと
酸化ガスとを反応室内に導入し、化学気相成長法により
BST膜又はST膜をウェーハ上に形成する半導体装置
の製造方法において、前記反応室内のウェーハの表面近
傍に層状の酸化ガス流を形成し、前記ウェーハ表面近傍
に層状の原料ガス流を形成することを特徴とする半導体
装置の製造方法により達成される。
【0017】また、上記目的は、反応室内に複数枚のウ
ェーハをウェーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて
配列した状態で保持し、前記反応室内に原料ガスと酸化
ガスとを導入し、化学気相成長法によりBST膜又はS
T膜を前記複数枚のウェーハ上に形成する半導体装置の
製造方法において、前記複数枚のウェーハのそれぞれの
表面近傍に層状の酸化ガス流を形成し、前記複数枚のウ
ェーハのそれぞれの表面近傍に層状の原料ガス流を形成
することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成
される。
【0018】また、上記目的は、原料ガスと酸化ガスと
を反応室内に導入し、気相化学成長法によりBST膜又
はST膜をウェーハ上に形成する半導体装置の製造装置
において、前記反応室内のウェーハの表面近傍に層状の
酸化ガス流を形成する酸化ガス導入手段と、前記ウェー
ハ表面近傍に層状の原料ガス流を形成する原料ガス導入
手段とを有することを特徴とする半導体装置の製造装置
により達成される。
【0019】また、上記目的は、反応室内に複数枚のウ
ェーハをウェーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて
配列した状態で保持し、前記反応室内に原料ガスと酸化
ガスとを導入し、化学気相成長法によりBST膜又はS
T膜を前記複数枚のウェーハ上に形成する半導体装置の
製造装置において、前記複数枚のウェーハの配列方向に
略平行に設けられ、所定の間隔で酸化ガス放出口を有
し、前記複数枚のウェーハのそれぞれの表面近傍に層状
の酸化ガス流を形成する第1のノズルと、前記複数枚の
ウェーハの配列方向に略平行に設けられ、所定の間隔で
原料ガス放出口を有し、前記複数枚のウェーハのそれぞ
れの表面近傍に層状の原料ガス流を形成する第2のノズ
ルとを有することを特徴とする半導体装置の製造装置に
より達成される。
【0020】また、上記の半導体装置の製造装置におい
て、前記第1のノズルと、前記複数枚のウェーハの配列
方向に略平行に設けられた複数本の支柱部とから構成さ
れ、前記複数枚のウェーハをウェーハ面に垂直な方向に
所定の間隔をあけて配列した状態で保持するウェーハ保
持治具を更に有するようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】本願発明者らは、MOCVD法に
よって形成されるBST膜及びST膜の成膜特性につい
て鋭意研究を重ねてきた。その結果、従来のMOCVD
装置において、MO原料を導入する分散ノズルの開口部
とウェーハとの位置関係によって、成膜特性が影響を受
けることを見出した。
【0022】図1は、従来のMOCVD装置において、
ウェーハ位置からの分散ノズルの開口部の高さSPAN
を変えて形成したST膜をXRD(X-Ray Diffractio
n)によって評価した結果の一例を示すグラフである。
グラフでは、SPANの値が大きいほど、開口部の位置
がウェーハ表面から離れていることを意味している。ま
た、STのピークが大きいほど、STに特有の高い誘電
率を有する膜が形成されていることを示している。
【0023】図1(a)は、SPANを22nmとして
分散ノズルからMO原料とともに酸素を導入して形成し
たST膜について得られたグラフである。確実にSTの
ピークが認められるが、この場合上述したように、分散
ノズル内での反応によるパーティクルの問題が懸念され
る。
【0024】一方、図1(b)乃至図1(d)は、酸化
ガス導入口より酸素を導入し、SPANをそれぞれ33
nm、22nm、11nmとして形成したST膜につい
て得られたグラフである。これらのグラフから、分散ノ
ズルの開口部の位置がウェーハに近くなるほど、STの
ピークが小さくなっていることがわかる。これは、ウェ
ーハ近傍に開口部があると、酸素が十分に供給されない
まま成膜されるためである。すなわち、開口部の位置が
ウェーハから離れているほど、より多くの酸素がウェー
ハ側に回り込みMO原料と反応することができる。この
結果、形成された膜のSTピークが大きなものとなって
いると考えられる。
【0025】したがって、酸化ガスをウェーハ表面に効
果的に送り込むことができれば、高い誘電率を有するS
T膜或いはBST膜を形成することができると考えられ
る。
【0026】本発明は上記のような検討に基づいてなさ
れたものであって、MO原料だけでなく酸化ガスもノズ
ル等を用いてウェーハ表面に効果的に送り込むことによ
り、成膜特性に優れた高誘電体膜を形成することに主な
特徴があるものである。
【0027】[第1実施形態]本発明の第1実施形態に
よる半導体装置の製造方法及び製造装置について図2乃
至図4を用いて説明する。図2は、本実施形態による半
導体装置の製造装置の構造を示す断面図、図3は、半導
体装置の製造装置の構造を示す上面図、図4は、反応室
内におけるMO原料及び酸素の流れを示す断面図であ
る。
【0028】〔1〕半導体装置の製造装置 まず、本実施形態による半導体装置の製造装置について
図2乃至図4を用いて説明する。
【0029】本実施形態による半導体装置の製造装置
は、図2に示すように、大気から隔離され高誘電体膜の
形成が行われる反応室10と、高誘電体膜の原料となる
液体のMO原料を気化して反応室10内に導入する気化
器12と、酸化ガスを反応室10内に導入するMFC1
4とを有している。
【0030】反応室10は、下端に開口部を有するアウ
ターチューブ18と、アウターチューブ18の下端開口
部を塞いで支持するマニホールド16とから構成されて
いる。アウターチューブ18の側壁近傍には、成膜時に
反応室10を加熱するヒーター20が配置されている。
【0031】反応室10内のマニホールド16上には、
ウェーハ22を保持するためのボート23が設置されて
いる。ボート23は、ウェーハ112を保持する複数本
の支柱部24から構成されている。これら支柱部24に
よって、複数枚のウェーハ22がウェーハ面に垂直な方
向に所定の間隔をあけて配列された状態で保持されてい
る。これら支柱部24の周囲を仕切るように、円筒状の
インナーチューブ28がマニホールド16上に設置され
ている。これら支柱部24の周囲を仕切るように、円筒
状のインナーチューブ28がマニホールド16上に設置
されている。
【0032】インナーチューブ28の内側のマニホール
ド16上には、MO原料をウェーハ22表面へ送り込む
ための分散ノズル30が設けられている。分散ノズル3
0には、気化器12が接続されている。分散ノズル30
近傍のマニホールド16上には、酸化ガスをウェーハ2
2付近から送り込むための酸化ガス導入用ノズル32が
設けられている。酸化ガス導入用ノズル32には、MF
C14が接続されている。
【0033】マニホールド16のアウターチューブ18
とインナーチューブ28との間の位置には、排気口34
が設けられている。排気口34には、真空ポンプ(図示
せず)が接続されている。
【0034】本実施形態による半導体装置の製造装置
は、ウェーハ22付近から酸化ガスを送り込む酸化ガス
導入用ノズル32を有することに特徴がある。これによ
り、ウェーハ22表面に成膜に必要な酸化ガスを十分供
給することができ、成膜特性に優れたBST膜又はST
膜を形成することができる。
【0035】以下に、本実施形態による半導体装置の製
造装置の各構成部分について詳述する。
【0036】気化器12は、BST膜又はST膜の原料
となる液体のMO原料を、アルゴン等のキャリアガスの
バブリング等によって気化するものである。BST膜の
形成には、MO原料として例えばBa(DPM)2、S
r(DPM)2、Ti(O-i-C374が用いられる。
また、ST膜の形成には、MO原料として例えばSr
(DPM)2、Ti(O-i-C374が用いられる。ま
た、Tiのソースとしては、Ti(O-i-C374の代
わりに、例えばTiO(DPM)2、Ti(DPM)
2(O-i-C372、Ti(DPM)2(O-t-C
492、Ti(DPM)2MPDを用いることもでき
る。ここで、DPMとは、ジピバロイルメタン(DiPiva
loylMethane)のことをいう。MPDとは、メチルペン
タンジオキシ基(MethylPentaneDioxy)のことをいう。
【0037】気化されたMO原料は、キャリアガスとと
もに反応室10内の分散ノズル30へと送られる。
【0038】MFC14は、成膜の際に必要な酸化ガス
を一定の流量で反応室10内の酸化ガス導入用ノズル3
2へ送るものである。ここで、酸化ガスとしては、例え
ばO 2(酸素)や、O2とN2O(一酸化二窒素)との混
合ガスを用いることができる。
【0039】BST膜又はST膜の形成は、排気口34
に接続された真空ポンプによって反応室10内を減圧し
て行われる。このため、反応室10は、気密性を有し減
圧に耐えうる構造となっている。気密性を確保するため
に、例えばマニホールド16とアウターチューブ18相
互間にOリングが挟み込まれている。
【0040】ウェーハ保持治具であるボート23は、反
応室10内に垂直に立てられウェーハ22を囲むように
配置された複数本の支柱部24から構成されている。各
支柱部24には、所定の間隔で同じ高さの位置に突起部
26が設けられている。同じ高さに位置する突起部26
上には、図3に示すように、高誘電体膜を形成するウェ
ーハ22が成膜する面を上にしてほぼ水平に保持されて
いる。このような支柱部24により、反応室10内に複
数枚のウェーハ22がウェーハ面に垂直な方向に所定の
間隔をあけて配列された状態で保持されている。なお、
配列された複数枚のウェーハ22の最上段及び最下段
は、通常、膜を形成する必要がないダミーのウェーハと
なっている。これは、最上段及び最下段では、他の段と
成膜の条件が異なってしまうことがあるからである。
【0041】分散ノズル30は、図4に示すように中空
となっており、ウェーハ22に対向する側に、各ウェー
ハ22の間の位置となるように一定間隔で複数の開口部
36が設けられている。分散ノズル30は、例えば石英
管よりなるものである。成膜の際には、気化器12から
分散ノズルへ30と供給されたMO原料がこれら開口部
36より各ウェーハ22に向けて吹き出す。こうして、
各ウェーハ22の表面近傍に、層状のMO原料の流れが
形成される。このMO原料の強い流れから、ウェーハ2
2表面方向にMO原料の弱い流れが形成される。なお、
図4では、ウェーハ22を保持している支柱部24を省
略している。
【0042】一方、酸化ガス導入用ノズル32も、図4
に示すように中空となっており、ウェーハ22に対向す
る側に、各ウェーハ22の間の位置となるように一定間
隔で複数の開口部38が設けられている。酸化ガス導入
用ノズル32も、例えば石英管よりなるものである。酸
化ガス導入用ノズル32の開口部38は、同じウェーハ
22間に位置する分散ノズル30の開口部36よりも下
方に位置している。成膜の際には、MFC14から酸化
ガス導入用ノズル32へ供給された酸素等の酸化ガス
が、これら開口部38より各ウェーハ22に向けて吹き
出す。こうして、各ウェーハ22の表面近傍に、層状の
酸化ガスの強い流れが形成される。この酸化ガスの強い
流れから、ウェーハ22表面方向に酸化ガスの弱い流れ
が形成される。
【0043】本実施形態による半導体装置の製造装置
は、ウェーハ22表面に層状の流れで酸化ガスを送り込
む酸化ガス導入用ノズル32を有することに特徴があ
る。酸化ガス導入用ノズル32によって、酸化ガスをウ
ェーハ22表面近傍に十分に送り込むことができるの
で、MO原料が酸化ガスと効果的に反応することができ
る。これにより、結晶性が良好で高い誘電率を有するB
ST膜又はST膜を形成することができる。
【0044】〔2〕半導体装置の製造方法 次に、本実施形態による半導体装置の製造方法について
図2乃至図4を用いて説明する。
【0045】まず、成膜に先立ち、反応室10内に複数
枚のウェーハ22をボート23によってウェーハ面に垂
直な方向に所定の間隔をあけて配列した状態で保持す
る。この際、BST膜又はST膜を形成すべき面を上に
向けて各ウェーハ22を保持する。
【0046】続いて、反応室10を所定の温度までヒー
ター20により加熱するとともに、反応室10内を所定
の圧力まで真空ポンプにより減圧する。例えば、ウェー
ハ温度が500℃となるように加熱し、反応質10内の
圧力を1.0Torrに減圧する。
【0047】次いで、酸化ガスをMFC14によって一
定の流量で酸化ガス導入用ノズル32へ供給する。例え
ば、酸素ガスの流量を3l/minとする。酸化ガス
は、酸化ガス導入用ノズル32の開口部38から、ボー
ト14に保持された各ウェーハ22に向けて吹き出す。
【0048】次いで、液体のMO原料を気化器12によ
って気化し、分散ノズル30へ供給する。気化したMO
原料は、分散ノズル32の開口部36から、支柱部24
に積層保持された各ウェーハ22に向けて吹き出す。な
お、成膜条件等に応じて気化したMO原料の分散ノズル
32への流量を適宜調整することが望ましい。例えば、
濃度0.3mol/lのMO原料を2.0cc/min
の流量で供給する。
【0049】図4に示すように、分散ノズル30の各開
口部36から吹き出したMO原料の層状の流れと各ウェ
ーハ22表面との間には、酸化ガス導入用ノズル32の
各開口部38から吹き出した酸化ガスが層状に流れてい
る。このため、MO原料と酸化ガスとが十分に反応して
から、BST膜又はST膜が各ウェーハ22表面上に堆
積される。
【0050】所望の膜厚までBST膜又はST膜を形成
した後、MO原料及び酸化ガスの反応室10内への供給
を停止する。こうして、BST膜又はST膜の形成を終
了する。
【0051】このように、本実施形態によれば、酸化ガ
ス導入用ノズルを用いて酸化ガスをウェーハ表面に層状
の流れで送り込むので、MO原料と酸化ガスとがウェー
ハ表面で効果的に反応し、結晶性が良好で高い誘電率を
有するなど成膜特性に優れたBST膜又はST膜を得る
ことができる。
【0052】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置の製造方法及び製造装置について図5乃
至図7を用いて説明する。図5は、本実施形態による半
導体装置の製造装置の構造を示す断面図、図6は、半導
体装置の製造装置の構造を示す上面図、図7は、反応室
内におけるMO原料及び酸素の流れを示す断面図であ
る。なお、第1実施形態による半導体装置の製造方法及
び製造装置と同一の構成要素には同一の符号を付し説明
を省略或いは簡略にする。
【0053】本実施形態による半導体装置の製造装置
は、図5及び図6に示すように、第1実施形態による半
導体装置の製造装置とほぼ同一の構造となっている。本
実施形態による半導体装置の製造装置は、第1実施形態
による半導体装置の製造装置の酸化ガス導入用ノズル3
2の代わりに、ウェーハ保持治具のボート23を構成す
る複数本の支柱部24のうちの一本を酸化ガス導入用ノ
ズルとして利用することに特徴がある。すなわち、支柱
部24のうちの一本が、ノズル兼用支柱部40として、
図7に示すように中空となっている。ノズル兼用支柱部
40のウェーハ22に対向する側には、各ウェーハ22
の間の位置となるように一定間隔で複数の開口部42が
設けられている。ノズル兼用支柱部40の開口部42
は、同じウェーハ22間に位置する分散ノズル30の開
口部36よりも下方に位置している。このノズル兼用支
柱部40には、図5に示すようにMFC14が接続され
ており、酸化ガスが導入されるようになっている。ノズ
ル兼用支柱部40に導入された酸化ガスは、開口部42
からウェーハ22側に吹き出すこととなる。
【0054】上記のノズル兼用支柱部40によって、図
7に示すように、各ウェーハ22の表面近傍に、層状の
酸化ガスの強い流れが形成することができる。この酸化
ガスの強い流れから、ウェーハ22表面方向に酸化ガス
の弱い流れが形成される。こうして、酸化ガスをウェー
ハ22表面に効果的に送り込むことができる。この結
果、分散ノズル30の開口部36からウェーハ22に向
けて吹き出されたMO原料が酸化ガスと十分に反応する
ことができる。したがって、結晶性が良く、高い誘電率
を有するBST膜又はST膜を形成することができる。
【0055】このように、本実施形態によれば、ノズル
兼用支柱部40を用いて酸化ガスをウェーハ22表面に
層状の流れで送り込むので、MO原料と酸化ガスとがウ
ェーハ22表面で効果的に反応し、結晶性が良好で高い
誘電率を有するなど成膜特性に優れたBST膜又はST
膜を得ることができる。
【0056】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置の製造方法及び製造装置について図8を
用いて説明する。図8は、本実施形態によるノズル兼用
ボートの構造と反応室内におけるMO原料及び酸素の流
れとを示す断面図である。なお、第1及び第2実施形態
による半導体装置の製造方法及び製造装置と同一の構成
要素には同一の符号を付し説明を省略或いは簡略にす
る。
【0057】本実施形態による半導体装置の製造装置
は、第2実施形態による半導体装置の製造装置とほぼ同
一の構造となっている。本実施形態による半導体装置の
製造装置は、図8に示すように、第2実施形態による半
導体装置の製造装置のノズル兼用支柱部40の内壁をR
u(ルテニウム)膜44でコートしていることに特徴が
ある。内壁をRu膜44でコートしたノズル兼用支柱部
40内を通過することにより、酸化ガスが活性化され
る。このように活性化された酸化ガスをウェーハ22表
面に送り込むことにより、MO原料が、さらに効果的に
酸化ガスと反応することができる。
【0058】このように、本実施形態によれば、内壁が
Ru膜44でコートされたノズル兼用ボートを用いて酸
化ガスをウェーハ表面に層状の流れで送り込むので、活
性化された酸化ガスがMO原料とウェーハ表面で効果的
に反応し、結晶性が良好で高い誘電率を有するなど成膜
特性に優れたBST膜又はST膜を得ることができる。
【0059】なお、本実施形態では、ノズル兼用支柱部
40の内壁をRu膜44でコートしていたが、Ru膜4
4の代わりにPt(白金)膜でコートすることによって
も同様の効果が得られる。
【0060】[変型実施形態]本発明の上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0061】例えば、上記実施形態では、形成する高誘
電体膜としてBST膜、ST膜について説明していた
が、本発明の半導体装置の製造方法及び製造装置を適用
することができる高誘電体膜は、これらに限定されるも
のではない。例えば、タンタル酸ストロンチウムビスマ
ス(SBT:SrBi2Ta29)やチタン酸ジルコン
酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3)などの強誘電体膜にも
適用することができる。
【0062】また、上記実施形態では、所定の間隔で突
起部26を有する支柱部24によって複数枚のウェーハ
22を所定の間隔をあけて配列した状態で保持していた
が、複数枚のウェーハ22を保持する方法はこれに限定
されるものではない。例えば、突起部26の代わりに所
定の間隔で切り欠き部を設けた複数本の支柱部よって複
数枚のウェーハ22をウェーハ面に垂直な方向に所定の
間隔をあけて配列した状態で保持するようにしてもよ
い。
【0063】また、上記実施形態を、DRAMのキャパ
シタを構成するための高誘電体膜の製造工程や、FRA
M(Ferroelectric Random Access Memory)のキャパシ
タを構成するための強誘電体膜の製造工程に適用しても
よい。
【0064】また、上記実施形態において、反応室10
へのウェーハ22の装填、MO原料及び酸化ガスの導入
等の一連の操作を自動化して行うことができる。
【0065】以上詳述したように、本発明による半導体
装置の製造方法及び製造装置の特徴をまとめると以下の
通りとなる。
【0066】(付記1) 原料ガスと酸化ガスとを反応
室内に導入し、化学気相成長法によりBST膜又はST
膜をウェーハ上に形成する半導体装置の製造方法におい
て、前記反応室内のウェーハの表面近傍に層状の酸化ガ
ス流を形成し、前記ウェーハ表面近傍に層状の原料ガス
流を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0067】(付記2) 反応室内に複数枚のウェーハ
をウェーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列し
た状態で保持し、前記反応室内に原料ガスと酸化ガスと
を導入し、化学気相成長法によりBST膜又はST膜を
前記複数枚のウェーハ上に形成する半導体装置の製造方
法において、前記複数枚のウェーハのそれぞれの表面近
傍に層状の酸化ガス流を形成し、前記複数枚のウェーハ
のそれぞれの表面近傍に層状の原料ガス流を形成するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0068】(付記3) 付記2記載の半導体装置の製
造方法において、前記酸化ガス流は、前記複数枚のウェ
ーハの配列方向に略平行に設けられ、所定の間隔で酸化
ガス放出口を有する酸化ガス導入用ノズルを通して前記
酸化ガスを導入することにより形成されることを特徴と
する半導体装置の製造方法。
【0069】(付記4) 付記2乃至3のいずれかに記
載の半導体装置の製造方法において、前記原料ガス流
は、前記複数枚のウェーハの配列方向に略平行に設けら
れ、所定の間隔で原料ガス放出口を有する原料ガス導入
用ノズルを通して前記原料ガスを導入することにより形
成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0070】(付記5) 付記1乃至4のいずれかに記
載の半導体装置の製造方法において、前記酸化ガスは、
酸素又は酸素と一酸化二窒素との混合ガスであることを
特徴とする半導体装置の製造方法。
【0071】(付記6) 原料ガスと酸化ガスとを反応
室内に導入し、気相化学成長法によりBST膜又はST
膜をウェーハ上に形成する半導体装置の製造装置におい
て、前記反応室内のウェーハの表面近傍に層状の酸化ガ
ス流を形成する酸化ガス導入手段と、前記ウェーハ表面
近傍に層状の原料ガス流を形成する原料ガス導入手段と
を有することを特徴とする半導体装置の製造装置。
【0072】(付記7) 反応室内に複数枚のウェーハ
をウェーハ面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列し
た状態で保持し、前記反応室内に原料ガスと酸化ガスと
を導入し、化学気相成長法によりBST膜又はST膜を
前記複数枚のウェーハ上に形成する半導体装置の製造装
置において、前記複数枚のウェーハの配列方向に略平行
に設けられ、所定の間隔で酸化ガス放出口を有し、前記
複数枚のウェーハのそれぞれの表面近傍に層状の酸化ガ
ス流を形成する第1のノズルと、前記複数枚のウェーハ
の配列方向に略平行に設けられ、所定の間隔で原料ガス
放出口を有し、前記複数枚のウェーハのそれぞれの表面
近傍に層状の原料ガス流を形成する第2のノズルとを有
することを特徴とする半導体装置の製造装置。
【0073】(付記8) 付記7記載の半導体装置の製
造装置において、前記第1のノズルと、前記複数枚のウ
ェーハの配列方向に略平行に設けられた複数本の支柱部
とから構成され、前記複数枚のウェーハをウェーハ面に
垂直な方向に所定の間隔をあけて配列した状態で保持す
るウェーハ保持治具を更に有することを特徴とする半導
体装置の製造装置。
【0074】(付記9) 付記7又は8記載の半導体装
置の製造装置において、前記第1のノズルの内壁は、ル
テニウム膜又は白金膜によってコートされていることを
特徴とする半導体装置の製造装置。
【0075】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、反応室内
のウェーハの表面近傍に層状の酸化ガス流を形成し、ウ
ェーハ表面近傍に層状の原料ガス流を形成するので、M
O原料と酸化ガスとがウェーハ表面で効果的に反応し、
電気特性等の成膜特性に優れたBST膜やST膜等の高
誘電体膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のMOCVD装置においてウェーハ位置か
らの分散ノズルの開口部の高さを変えて形成したST膜
のXRDによる評価結果の一例を示すグラフである。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
装置の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
装置の構造を示す上面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
装置の反応室内におけるMO原料及び酸化ガスの流れを
示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
装置の構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
装置の構造を示す上面図である。
【図7】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
装置の反応室内におけるMO原料及び酸化ガスの流れを
示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態による半導体装置のノズ
ル兼用ボートの構造と反応室内におけるMO原料及び酸
化ガスの流れとを示す断面図である。
【図9】従来のMOCVD装置の構造を示す断面図であ
る。
【図10】従来のMOCVD装置の反応室内におけるM
O原料及び酸素ガスの流れを示す断面図である。
【符号の説明】
10…反応室 12…気化器 14…MFC 16…マニホールド 18…アウターチューブ 20…ヒーター 22…ウェーハ 23…ボート 24…支柱部 26…突起部 28…インナーチューブ 30…分散ノズル 32…酸化ガス導入用ノズル 34…排気口 36…開口部 38…開口部 40…ノズル兼用支柱部 42…開口部 44…Ru膜 100…反応室 102…気化器 104…MFC 106…マニホールド 108…アウターチューブ 110…ヒーター 112…ウェーハ 113…ボート 114…支柱部 116…突起部 118…インナーチューブ 120…分散ノズル 122…酸化ガス導入口 124…排気口 126…開口部
フロントページの続き (72)発明者 清利 正弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4K030 AA11 AA14 BA42 BA46 CA04 EA03 EA04 FA10 KA04 LA15 5F045 AA04 AC08 AC11 AC16 AD09 AF03 BB16 DC63 DP19 EB02 EC02 EC05 EE02 EE12 EF03 EF08 EK06 EM08 EM09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ガスと酸化ガスとを反応室内に導入
    し、化学気相成長法によりBST膜又はST膜をウェー
    ハ上に形成する半導体装置の製造方法において、 前記反応室内のウェーハの表面近傍に層状の酸化ガス流
    を形成し、 前記ウェーハ表面近傍に層状の原料ガス流を形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 反応室内に複数枚のウェーハをウェーハ
    面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列した状態で保
    持し、前記反応室内に原料ガスと酸化ガスとを導入し、
    化学気相成長法によりBST膜又はST膜を前記複数枚
    のウェーハ上に形成する半導体装置の製造方法におい
    て、 前記複数枚のウェーハのそれぞれの表面近傍に層状の酸
    化ガス流を形成し、 前記複数枚のウェーハのそれぞれの表面近傍に層状の原
    料ガス流を形成することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 原料ガスと酸化ガスとを反応室内に導入
    し、気相化学成長法によりBST膜又はST膜をウェー
    ハ上に形成する半導体装置の製造装置において、 前記反応室内のウェーハの表面近傍に層状の酸化ガス流
    を形成する酸化ガス導入手段と、 前記ウェーハ表面近傍に層状の原料ガス流を形成する原
    料ガス導入手段とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造装置。
  4. 【請求項4】 反応室内に複数枚のウェーハをウェーハ
    面に垂直な方向に所定の間隔をあけて配列した状態で保
    持し、前記反応室内に原料ガスと酸化ガスとを導入し、
    化学気相成長法によりBST膜又はST膜を前記複数枚
    のウェーハ上に形成する半導体装置の製造装置におい
    て、 前記複数枚のウェーハの配列方向に略平行に設けられ、
    所定の間隔で酸化ガス放出口を有し、前記複数枚のウェ
    ーハのそれぞれの表面近傍に層状の酸化ガス流を形成す
    る第1のノズルと、 前記複数枚のウェーハの配列方向に略平行に設けられ、
    所定の間隔で原料ガス放出口を有し、前記複数枚のウェ
    ーハのそれぞれの表面近傍に層状の原料ガス流を形成す
    る第2のノズルとを有することを特徴とする半導体装置
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造装置に
    おいて、 前記第1のノズルと、前記複数枚のウェーハの配列方向
    に略平行に設けられた複数本の支柱部とから構成され、
    前記複数枚のウェーハをウェーハ面に垂直な方向に所定
    の間隔をあけて配列した状態で保持するウェーハ保持治
    具を更に有することを特徴とする半導体装置の製造装
    置。
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