JP2002353145A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2002353145A
JP2002353145A JP2001154130A JP2001154130A JP2002353145A JP 2002353145 A JP2002353145 A JP 2002353145A JP 2001154130 A JP2001154130 A JP 2001154130A JP 2001154130 A JP2001154130 A JP 2001154130A JP 2002353145 A JP2002353145 A JP 2002353145A
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Japan
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wall
reaction chamber
heat treatment
exhaust adapter
heat
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JP2001154130A
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English (en)
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Tomoshi Taniyama
智志 谷山
Koji Tomezuka
幸二 遠目塚
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成膜装置等の反応室の排気アダプタの低温部
に、ヒーターの発熱体から有効に受熱することができ、
排気アダプタ内壁に反応生成物が付着しない温度以上に
保持できるウォームウォール(暖かい壁)を設けた熱処
理装置を提供する。 【解決手段】ヒーター(1)の内側に、アウターチュー
ブ(2)とインナーチューブ(3)とにより構成される
反応室を設け、インナーチューブの内部に処理空間を形
成して、基板を上記処理空間内に配置し、プロセスガス
をインナーチューブからアウターチューブの方向に流し
て熱処理し、反応室の排気アダプタ(6)の排気口から
排気される構造の熱処理装置において、排気アダプタの
内壁に、ヒーターから反応室のアウターチューブの壁内
を伝熱してくる熱を受熱するウォームウォール(11)
を設けた熱処理装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦型CVD装置等の
熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3、図4(a)、(b)に、従来の縦
型CVD装置の反応室の構造を示す。図3は反応室の全
体構造を示し、図4(a)は、図3の排気アダプタ6の
排気口13近傍の拡大図を示し、図4(b)は、図4
(a)のA部拡大図である。図において、ヒーター1の
内部にアウターチューブ(外管)2、インナーチューブ
(内管)3があり、インナーチューブ(内管)3内に、
ボート4にウエハ5a、5bを収納し、成膜処理等を行
っている。図4(a)、(b)に示すように、プロセス
ガスは、排気アダプタ6のガス導入ポート7から、イン
ナーチューブ3の内部を通り、アウターチューブ2の内
側とインナーチューブ3の外側を通り排気される。排気
アダプタ6は、真空容器のため、Oリング9a、9bで
シールされており、Oリング9a、9bの高温による劣
化を防止するため、水冷ジャケット8a、8bで冷却し
ている。そのため、排気アダプタ6の内壁は、低温とな
り反応生成物が付着しやすいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
反応室の排気アダプタ6の内壁に、反応生成物付着防止
のため石英ウォール10を取り付けているが、図4
(a)、(b)に示すごとく、アウターチューブ2から
の熱は、矢印の熱伝達方向14に示すように真下の方向
に伝わるために、排気アダプタ6の低温部に反応生成物
の付着を防止するために設けた石英ウォール10に十分
に熱を伝達させることができず、反応生成物が付着しな
い温度以上(反応生成物の種類によっても異なるが、例
えば約150℃以上)に暖めることができず、反応生成
物の付着を防止することができなかった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消するものであって、反応室内に反応生成物の
付着を低減できる構造の反応室を備えた熱処理装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は特許請求の範囲に記載のような構成とする
ものである。すなわち、請求項1に記載のように、反応
管と、上記反応管の近傍に設けられた金属壁により処理
空間を形成し、基板を上記処理空間内に配置して熱処理
する熱処理装置において、上記金属壁の内壁を覆う囲い
体を設け、上記囲い体に上記反応管の壁内を伝熱してく
る熱を受熱する受熱部を設けた熱処理装置とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を挙
げ、図面を用いてさらに詳細に説明する。図1、図2
(a)、(b)に、本発明の例えば縦型CVD装置の反
応室の構造を示す。図1は反応室の全体構造を示し、図
2(a)は、図1の排気アダプタ6の排気口13近傍の
拡大図を示し、図2(b)は、図2(a)のA部拡大図
である。
【0007】本発明は図1に示すように、反応管(反応
室)であるアウターチューブ(外管)2と、上記アウタ
ーチューブ2の近傍に設けられた金属壁である排気アダ
プタ6により処理空間を形成し、例えばウエハ(基板)
5a、5bを上記処理空間内に配置し熱処理する熱処理
装置であって、上記排気アダプタ6の内壁を覆う囲い体
である石英ウォームウォール11を設け、上記ウォーム
ウォール11に、アウターチューブ2の壁内を伝熱して
くる熱を受熱する構造とするものである。
【0008】プロセスガスは、排気アダプタ6のプロセ
スガス導入ポート7から、インナーチューブ3の内部を
通り、アウターチューブ2の内側とインナーチューブ3
の外側を通り、排気アダプタ6に設けられている排気口
13から排気される。排気アダプタ6は、真空容器のた
め、Oリング9a、9bでシールされており、Oリング
9a、9bの高温による劣化を防止するため、水冷ジャ
ケット8a、8bで冷却している。
【0009】図1、図2(a)、(b)に示すように、
排気アダプタ6の内壁に、反応管であるアウターチュー
ブ2の壁内を伝熱してくる熱を受熱する受熱部を有する
石英ウォームウォール(石英製の暖かい壁)11を配置
し、発熱体のヒーター1からアウターチューブ2の内壁
から真下に伝達してくる熱を受熱しやすくするために、
石英ウォームウォール11の上部をフランジ20のテー
パ面21を覆うように球形(R形状)に湾曲させて受熱
部とし、直接受熱が可能な形状にしている。石英ウォー
ムウォール11は、受熱後、熱伝導でウォール全体が暖
められ、排気アダプタ6壁面を、例えば150℃以上に
暖められることにより反応生成物の付着を防止すること
ができる。また、希釈用ガス導入ポート12から、例え
ば窒素ガス等の希釈ガスを排気アダプタ6と石英ウォー
ムウォール11の間に流すことにより、プロセスガスが
排気アダプタ6の低温部に侵入するのを防止することが
でき、さらに反応生成物の付着を防止できる構造として
いる。
【0010】本発明の反応生成物の付着を防止できる反
応室の具体的構造は、ヒーターの内側に、外側の管(ア
ウターチューブ)と内側の管(インナーチューブ)とに
より構成される反応室を設け、上記インナーチューブの
内部に処理空間を形成して、基板を上記処理空間内に配
置して、プロセスガスを上記インナーチューブからアウ
ターチューブの方向に流して熱処理し、上記反応室の排
気アダプタの排気口から排気される構造の反応室を備え
た熱処理装置であって、上記排気アダプタの内壁に、上
記ヒーターから上記反応室のアウターチューブの壁内を
伝熱してくる熱を有効に受熱するすることができるウォ
ームウォール(暖かい壁)を設けた反応室構造とするも
のである。
【0011】本発明の排気アダプタの内壁に設けるウォ
ームウォールは、反応室の外側の管の壁内を伝熱してく
る熱を有効に受熱するするために、上記外側の管の内壁
に近接させて設け、十分に受熱できる受熱面を有するも
のである。そのために、ウォームウォールの上部を球形
に湾曲(R形状)させて反応室の外側の管の内壁に近接
して、上記外側の管の壁内を真下に伝達する熱を効率良
く受熱できる形状としている。
【0012】本発明は、例えば、縦型CVD装置におい
て、反応管の排気アダプタの壁面に、石英もしくは炭化
珪素(SiC)等からなるウォームウォールを設け、発
熱体(ヒーター)から上記反応室の外側の管の壁内を伝
熱してくる熱を有効に受熱することができるウォームウ
ォールを配置し、排気アダプタの壁面の温度を、例えば
約150℃以上の温度に保持し、反応管の排気アダプタ
の壁面に反応生成物の付着を防止することができる反応
室構造を有するものある。
【0013】ウォームウォールを構成する材料として、
石英、SiC等を好適に用いることができるが、これ以
外に熱を伝達しやすい耐熱性を有る材料であれば使用す
ることが可能である。この中でも石英は、熱を熱伝達よ
りも透過で伝導しやすい性質を持っているので、暖かい
壁を構成する上で最も好適な材料であると言える。
【0014】
【発明の効果】本発明の反応室構造を有する熱処理装置
によれば、反応室の排気アダプタの内壁に反応生成物の
付着を著しく低減することができるので、排気アダプタ
のメンテナンス周期が長くなり、メンテナンス費用を低
減することができる。また、本発明はウォームウォール
の部品1点を反応室に追加するだけでよく、取付けが極
めて簡単であり、安価に本発明の反応室構造を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で例示した反応室の全体構
造を示す模式図。
【図2】図1に示した反応室の要部詳細構造を示す模式
図。
【図3】従来の反応室の全体構造を示す模式図。
【図4】図3に示した従来の反応室の要部詳細構造を示
す模式図。
【符号の説明】
1…ヒーター 2…アウターチューブ(外管) 3…インナーチューブ(内管) 4…ボート 5a…ウエハ 5b…ウエハ 6…排気アダプタ 7…プロセスガス導入ポート 8a…水冷ジャケット 8b…水冷ジャケット 9a…Oリング 9b…Oリング 10…石英ウオール 11…石英ウォームウオール 12…希釈用ガス導入ポート(例えばNガス) 13…排気口 14…熱伝達方向 15…ガス流れ方向 20…フランジ 21…テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 AA63 BC04 BD14 CA02 CA03 DA01 EA01 EB01 EC10 FB04 FB06 FC11 4K030 FA10 GA02 KA04 KA12 KA23 KA26 KA46 LA15 5F045 BB14 DQ04 EB02 EC02 EC05 EF20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応管と、上記反応管の近傍に設けられた
    金属壁により処理空間を形成し、基板を上記処理空間内
    に配置して熱処理する熱処理装置において、上記金属壁
    の内壁を覆う囲い体を設け、上記囲い体に上記反応管の
    壁内を伝熱してくる熱を受熱する受熱部を設けたことを
    特徴とする熱処理装置。
JP2001154130A 2001-05-23 2001-05-23 熱処理装置 Pending JP2002353145A (ja)

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