JP2002352532A - 情報記録ディスクのスイングアーム用ピボット軸受装置 - Google Patents

情報記録ディスクのスイングアーム用ピボット軸受装置

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JP2002352532A
JP2002352532A JP2001157785A JP2001157785A JP2002352532A JP 2002352532 A JP2002352532 A JP 2002352532A JP 2001157785 A JP2001157785 A JP 2001157785A JP 2001157785 A JP2001157785 A JP 2001157785A JP 2002352532 A JP2002352532 A JP 2002352532A
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bearing
rolling element
bearing device
inner ring
swing arm
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Kenji Takei
健治 武井
Takashi Ogawa
隆司 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低トルク要求を満たし、軸受1個分で従来の軸
受を2個並べて使用するのと同等の性能が得られ、装置
の薄形化に対処し得る軸受装置を提供することである。 【解決手段】HDDのベースに固定するためのシャフト
9と、スイングアームを固定する筒部8が装着されるス
リーブ12に1個の転がり玉軸受13を組み込む。該軸
受13は、外輪14および内輪15の軌道溝16が、単
一曲率の二つの軌道面14a・14b,15a・15b
を組合わせたゴシックアーチ状に形成されると共に、外
輪14と内輪15のいずれか一方若しくは双方のリング
がゴシックアーチの頂点で分割され、外内輪間で保持器
18によって円周方向に等分に配置される転動体17
は、ボールで、かつ対向する部分に2箇所平坦面17b
が設けられると共に、外輪14および内輪15の軌道面
14a…と接触して形成される接触角が軸受の回転軸に
対して左右交互になるように配置されており、そして上
記分割されたリングにより適正な予圧が付与されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タの記憶装置に用いられるハードディスクドライブ装置
(HDD:Hard Disk Drive 以下、略してHDDと
もいう)のディスク上に読み書きの機能を持つスイング
アームを揺動運動させるピボット軸受装置、または、フ
ロッピーディスクドライブ装置(FDD:Floppy Disk
Drive)のスイングアームを揺動運動させるピボット
軸受装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、HDDの一例として、図8、図
9に示す装置がある。図8および図9において、HDD
1は略矩形箱状のベースプレート2と、このベースプレ
ート2に載置されたスピンドルモータ3と、このスピン
ドルモータ3に回転される磁気ディスクの所定の位置に
情報を書き込むとともに、任意の位置から情報を読み込
む磁気ヘッド5を有するヘッドスタックアッセンブリ
(Head Stack Assemblyの頭文字を取り、以下、HS
Aと略称する)6とから大略構成されている。
【0003】HSA6は、磁気ヘッド5を先端部に取り
付けたスイングアーム7と、外輪がスイングアーム7に
備えた筒部(E−ブロック)8に嵌合されると共に、内
輪がベースプレート2に取り付けたシャフト9に嵌合さ
れて、スイングアーム7をシャフト9に回転可能に支持
させる軸受装置10と、スイングアーム7を回転駆動さ
せる駆動部(ボイスコイルモータ)11とから大略構成
されている。
【0004】軸受装置10は、図10に示すようにシャ
フト9とスリーブ12に単列玉軸受100,100を二
個並べて組み込むことで大略構成されている(例えば特
許第3054858号)。この軸受装置10は、軸方向
のガタを無くすために、予圧を加えるようにしている。
すなわち、二個の軸受100,100の外輪101,1
01は接着固定、またはしめしろを持って圧入固定され
ており、内輪102,102は片側を先に接着または圧
入固定した後、他方の内輪は所定の予圧荷重になるよう
に接着または圧入固定される。図10に示すように二個
の内輪102,102の間には、予圧が付与されるよう
に十分な隙間が確保されている。また他のタイプの軸受
装置としては、図10にて示すスリーブ12が省略され
た軸受装置10がある(図11、図12)。この装置の
予圧の付与は前記内輪102の固定方法と同様におこな
う。
【0005】また、軸受一個で予圧を付与し、かつ軸受
装置のモーメント剛性を確保できる軸受には、従来から
知られている4点接触玉軸受がある(図13)。しか
し、この軸受の場合は、一個のボール103を外輪軌道
面104で二箇所、内輪軌道面105で二箇所常時接触
して荷重が負荷されている。すなわち、ボール103が
拘束された状態になるので、装置が回転するときの起動
トルクまたは回転トルクが通常の軸受よりもはるかに大
きく、HSAの要求特性の一つである低トルクに関して
問題があることが容易に推察される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯用パソコン
などの小型化、薄型化が進められており、携帯用パソコ
ンなどに用いられる大容量記録装置であるHDDも小
型、薄型のものが要求されている。HDDの小型化は磁
気ディスクの径寸法を3.5インチから2.5インチ、1.8イ
ンチ、1インチのように小さくする事によって対処して
おり、HDD内部に使用されているHSAの支点用の軸
受装置も軸受のサイズを小さくする事で対処する事が可
能になっている。
【0007】しかし、薄型化に関しては、HSAの支点
用の軸受装置の幅寸法を短くする必要があるが、近年、
特に薄型化の要求が強くなってきているカードタイプの
超薄型HDDは、単に幅の短い軸受を選定したのみで
は、要求される超薄型に適切には対処できないというの
が実情であった。
【0008】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、低
トルク要求を満たし、軸受1個分で従来の軸受を2個並
べて使用するのと同等の性能が得られ、装置の薄形化に
対処し得る軸受装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明がなした技術的手段は、内周に転動体が転がる
軌道面を有する外輪と、外周に転動体が転がる軌道面を
有する内輪と、前記外輪と内輪の間に収容される転動体
と、その転動体を円周方向に等分に配置する保持器が組
み込まれている軸受において、転動体はボールで、かつ
対向する部分に2箇所平坦面が設けられると共に、外輪
および内輪の軌道面と接触して形成される接触角が軸受
の回転軸に対して左右交互になるように配置され、外輪
および内輪の軌道面は、単一曲率を組合わせたゴシック
アーチ状に形成されると共に、外輪と内輪のいずれか一
方若しくは双方のリングはゴシックアーチの頂点で分割
され、その分割されたリングにより適正な予圧が付与さ
れており、前記内輪の内径には、情報記録ディスクのベ
ースに固定するためのシャフトが装着され、前記外輪の
外径にはスイングアームを固定するE−ブロックが装着
されていることである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基いて説明する。なお、本実施形態は、本発明の一実施
形態を示すにすぎず何等これに限定解釈されるものでは
ない。
【0011】本発明軸受装置は、例えば図8に示すHD
Dのスイングアーム用ピポット軸受装置として組み込ま
れている。HDD1は、例えば略矩形箱状のベースプレ
ート2と、このベースプレート2に載置されたスピンド
ルモータ3と、このスピンドルモータ3に回転される磁
気ディスク4の所定の位置に情報を書き込むとともに、
任意の位置から情報を読み込む磁気ヘッド5を有するH
SA6とから大略構成されている。HSA6は、磁気ヘ
ッド5を先端部に取り付けたスイングアーム7と、外輪
14がスイングアーム7に備えた筒部(E−ブロック)
8に嵌合されると共に、内輪がベースプレート2に取り
付けたシャフト9に嵌合されて、スイングアーム7をシ
ャフト9に回転可能に支持させる軸受装置10と、スイ
ングアーム7を回転駆動させる駆動部(ボイスコイルモ
ータ)11とから大略構成されている。
【0012】軸受装置10は、シャフト9に内輪15が
固定され、筒部8に外輪14が固定された軸受13が一
個組み付けられており、所定の予圧荷重が負荷されてい
る。また、筒部8はスリーブ12を介して外輪14に装
着されるか、または直接嵌合される。
【0013】軸受13は、上述した外輪14と、内輪1
5と、前記外輪14と内輪15の間に収容される転動体
17と、その転動体17を円周方向に等分に配置する保
持器18が組み込まれている転がり玉軸受である。
【0014】前記軸受装置10において、外輪14とス
リーブ12若しくは筒部8は接着固定または、しめしろ
を持って圧入固定される。また、内輪15とシャフト9
も同様に固定される。なお、スリーブ12を省略した場
合も同様である。
【0015】外輪14は、内周に転動体17が転がる軌
道面14a・14bを有し、内輪15は、外周に転動体
17が転がる軌道面15a・15bを有し、該軌道面1
4a・14b,15a・15bは、夫々転動体17の半
径よりも大きな半径で、夫々の軌道面14a・14bと
軌道面15a・15bによって夫々所望形状の軌道溝1
6,16を形成している。各軌道溝16,16の形状
は、単一の曲率の各軌道面14a・15bと各軌道面1
4b・15aを夫々組合わせたゴシックアーチ状に夫々
形成されている。
【0016】また、前記軌道溝16がゴシックアーチの
外輪14または内輪15のいずれか一方のリングは、ゴ
シックアーチの頂点で軸方向に分割され、軸受装置に組
み込まれるときに分割されたリングにより所定の予圧が
付与される。その場合、分割リングは組み込まれた状態
において、互いに向き合った側には予圧が付与されるに
十分なすきまCが確保されている。
【0017】図1に示す第一実施形態では、内輪15が
幅方向の中央で軸方向に二分割され、外輪14が分割さ
れていないもので、図示しない筒部8がスリーブ12を
介して外輪14の外径に装着されるタイプ、図6に示す
第二実施形態では、第一実施形態にて示したスリーブ1
2を省略し、図示しない筒部8が直接外輪14の外径に
嵌合されるタイプ、図7に示す第三実施形態では外輪1
4が幅方向の中央で軸方向に二分割され、内輪15が分
割されていないもので、図示しない筒部8がスリーブ1
2を介して外輪14の外径に装着されるタイプを示す。
なお、外輪14と内輪15は、そのいずれか一方あるい
は双方共が二分割されているタイプが用いられる。
【0018】なお、軌道面14a…には潤滑剤、潤滑油
(グリース)が充填されていてもよい。
【0019】転動体17は、転がり接触面となる外径1
7aが軸方向にも曲率を持ち、かつ軌道面14a・14
b,15a・15bの夫々の半径よりも小径の半径を有
する任意形状で、該転動体17は、隣接する転動体17
が夫々交互に交差状に配されると共に、各転動体17の
外径17aが、常に外輪14の一方の軌道面14aと内
輪15の一方の軌道面15b、若しくは外輪14の他方
の軌道面14bと内輪15の他方の軌道面15aにて二
点接触している。
【0020】例えば、転動体17は、図2に示すよう
に、一組の相対面(平坦面)17b・17bを有する上
下切断状ボール(ボールの上下部分を切断して相対面1
7b・17bを形成した構造のものをいう。以下同
じ。)で、該相対面17b・17bに垂直する自転中心
軸17cが夫々交差状となるように夫々の転動体17,
17…が組込まれると共に、各転動体17の外径17a
が、常に外輪14の一方の軌道面14aと内輪15の一
方の軌道面15b、若しくは外輪14の他方の軌道面1
4bと内輪15の他方の軌道面15aにて二点接触して
いる(図1参照)。すなわち、転動体17は対向する相
対面(平坦面)17b・17bが二箇所設けられ、隣同
士の転動体17はその平坦面17b,17bが90度位
相がずれており、曲率のある外径17aは外輪14およ
び内輪15の軌道面14a・15b,14b・15aと
接触している。したがって、隣同士の転動体は外内輪と
の接触角が大略90度ずれた状態に組まれる。
【0021】転動体17の外径17aが相対する外輪1
4の軌道面14aと内輪15の軌道面15bに点接触し
ている接触点を符号19,19で示し、交差状の転動体
17の外径17aが相対する外輪14の軌道面14bと
内輪15の軌道面15aに点接触している接触点を符号
20,20で示す。
【0022】転動体17は、その上下の切断幅は特に限
定されず、また上下の切断割合は、均等あるいは均等で
ないものであってもよく、本発明の範囲内で任意に選択
可能である。すなわち、転動体17の相対面17b,1
7bは、対称であっても非対称であってもよくいずれも
本発明の範囲内である。
【0023】尚、転動体17の全体形状、相対面17
b,17bの有無や、外径17aにおける軸方向の曲率
の大小等は、上記具体的形状に何等限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において任意に変更可能である。
すなわち、例えば、相対面17b,17bに代えて、非
平行状の両面を備え、該両面に垂直する自転中心軸17
cを有するものとしてもよい。また、図3に示すような
転動体17′を使用することも本発明の範囲内である。
すなわち、非対称の相対面17b′,17d′を有する
転動体17′(上下切断状ボール)を使用し、相対面1
7b′,17d′の大端側17d′が軸受の内輪15に
向くように配することで転動体17′の回転がより安定
になり、より低トルクを実現することができる。17
a′は外径、17c′は自転中心軸を示す。本形態は主
に高速回転に用いられる。
【0024】また、転動体17,17…の組込みは、隣
接する転動体17,17における各相対面17b・17
b,17b・17bに垂直する自転中心軸17c,17
cが交互に交差状となるようにするが、その交差状態は
直交状・非直交状のいずれでも構わない。
【0025】転動体17の交差状に配される方式は、両
方のなりで数が同じなら、特に限定されず、すなわち、
転動体17が1ヶ毎に交差してもよく、1ヶ毎に交差し
なくとも両方のなりで数が同じなら、2ヶずつ交差ある
いは2ヶ1ヶ1ヶ2ヶ等のように交差していてもよくい
ずれも本発明の範囲内である。
【0026】各転動体17,17…の運動は、保持器1
8で案内される。本実施形態に示す保持器18は、図4
に示すような円環状保持器で、該保持器18によって各
転動体17…の姿勢保持を図る。
【0027】保持器18は、隣接する各転動体17,1
7を相対面17b・17b,17b・17bに垂直する
自転中心軸17c,17cが夫々交差状になるように交
互に組み込み可能なポケット18b…を、円環体18a
の円周上で転動体17…数量と同一数量をもって等間隔
で、かつ交互に交差状に配して構成されている。各ポケ
ット18b…の軸方向の両側面18c,18dは、交互
に平行しかつ軸受の回転軸と垂直でも平行でもなく、転
動体17の接触角と同等レベルの一定の角度(傾斜状)
となっている。各ポケット18b…の軸方向の両側面1
8c,18d間の距離は、転動体17の幅よりやや大き
く構成されている。
【0028】上記ポケット18bの形状は、傾斜状の平
行な両側面18c,18dを有すると共に、両側面18
c,18d間の距離を転動体17の幅よりもやや大きく
形成されているものであれば、そのポケット全体形状は
特に限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で変更
可能である。なお、本実施形態では、円周上で転動体1
7…数量と同一数量のポケット18b…が等間隔で、か
つ交互に交差状に配されているが、特に限定されず、両
方のなりで数が同じなら、2ヶずつ交差あるいは2ヶ1
ヶ1ヶ2ヶ等のように交差していても良く本発明の範囲
内である。保持器18の案内方式は特に限定されるもの
ではなく、内輪案内でも、外輪案内でも、転動体案内で
もよい。また、保持器18の構成も特に限定されるもの
ではなく、一体型でも、幾つかの部分から形成したもの
でも良い。
【0029】種々の因子の影響により、回転中の転動体
にはスピン又はスキューが発生する可能性があり、転動
体の姿勢が上手く制御できないと、軸受の回転抵抗が大
きくなったり、スムースに回転できなくなったりする可
能性がある。従って、本実施形態によれば、保持器18
のポケット18bが、転動体17の接触角と同等レベル
の一定角度と大体同じとした平行状両側面18c,18
dを備え、該ポケット両側面18c,18dにより、転
動体17のスピン、スキューなどによる転動体17の姿
勢変化が抑えられ、軸受の姿勢保持ができるため、軸受
の低トルク化を実現することができる。
【0030】保持器18は、転動体17を保持案内する
箇所を有する形状であれば、特に限定されるものではな
く本発明の範囲内で任意に選択変更可能である。また保
持器18の材料としては、もみ抜き保持器、プレス保持
器、樹脂保持器等が適宜選択されるので、例えば黄銅や
鉄等の金属や、例えばポリアミド66(ナイロン66)
・ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の合成樹脂
が本発明の範囲内で選ばれる。
【0031】また、図5に示すような凹状円弧溝21
a,21aを有するセパレータ(スぺーサ)21を配す
るものであっても本発明の範囲内である。セパレータ2
1は、転動体17の直径よりも小径状で、隣接して保持
する各転動体17,17を上述の通り相対面17b・1
7b,17b・17bに垂直する自転中心軸17c,1
7cが夫々交差状になるように保持する凹状円弧溝21
a,21aを、相対面21b,21bに交差状に形成し
ている。この円弧溝21aの曲率は、転動体外径17a
の曲率と略同一、あるいは大きいものとしてもよく任意
である。このようにセパレータ21を使用すれば軸受全
体がコンパクト化できる。
【0032】これら外輪14、内輪15と転動体17の
材質としては、通常軸受鋼が用いられるが、特に限定解
釈されず、使用環境に応じて耐食性や、耐熱性を向上さ
せる場合にはステンレス鋼やセラミック等が適宜選択さ
れる。
【0033】なお、本実施形態では密封板を省略してい
るが、密封板を組み込むものとしても良く、密封板の配
置方式は特に限定されるものではなく、必要により、両
側に配置しても、片側に配置してもよく、いずれも本発
明の範囲内である。密封面は外輪側でも、内輪側でも、
いずれも本発明の範囲内である。シールの形状、例えば
リップ形状等は特に限定されるものではなく、密封面と
線接触でも、面接触でも、いずれも本発明の範囲内であ
る。また、芯金の有無も自由で、必要に応じて芯金を有
するタイプと有しないタイプとを使い分けるものとして
も良く特に限定解釈されるものではない。また、外輪1
4・内輪15のシール溝構造も省略されているが、特に
限定されず本発明の範囲内で適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の軸受装置を、HDDのHSAの
支点用に使用することにより、軸受装置の幅寸法は軸受
一個分のスペースでよく、この一個の軸受で軸受を2個
並べた従来の軸受装置と同様の性能が得られるので、カ
ードタイプのような超薄型のHDDに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軸受装置の第一実施形態を示す縦断面
図。
【図2】転動体の一実施形態を示す斜視図。
【図3】転動体の他の実施形態を示す斜視図。
【図4】保持器の一実施形態を示す斜視図。
【図5】セパレータの一実施形態を示す斜視図。
【図6】本発明の軸受装置の第二実施形態を示す縦断面
図。
【図7】本発明の軸受装置の第三実施形態を示す縦断面
図。
【図8】本発明の軸受装置が組み込まれるハードディス
クドライブ装置の一実施形態を示す平面図。
【図9】図8に示すハードディスクドライブ装置の縦断
面図。
【図10】従来のハードディスクドライブ装置に組み込
まれている軸受装置の一実施形態を示す縦断面図。
【図11】従来のハードディスクドライブ装置に組み込
まれている軸受装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図12】従来のハードディスクドライブ装置に組み込
まれている軸受装置の他の実施形態を示す縦断面図。
【図13】4点接触玉軸受の縦断面図。
【符号の説明】
1:HDD(ハードディスクドライブ装置) 3:スピンドルモータ 4:磁気ディスク 5:磁気ヘッド 6:HSA(ヘッドスタックアッセンブリ) 7:スイングアーム 9:シャフト 10:軸受装置 11:駆動部(ボイスコイルモータ) 12:スリーブ 13:軸受 14:外輪 14a,14b:外輪軌道面 15:内輪 15a,15b:内輪軌道面 16:軌道溝 17:転動体 17a:外径 17b:相対面(平坦面) 18:保持器
フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA04 AA32 AA33 AA42 AA54 AA63 BA64 FA41 FA53 GA53 5D068 AA01 BB01 CC12 EE00 GG05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周に転動体が転がる軌道面を有する外輪
    と、外周に転動体が転がる軌道面を有する内輪と、前記
    外輪と内輪の間に収容される転動体と、その転動体を円
    周方向に等分に配置する保持器が組み込まれている軸受
    において、転動体はボールで、かつ対向する部分に2箇
    所平坦面が設けられると共に、外輪および内輪の軌道面
    と接触して形成される接触角が軸受の回転軸に対して左
    右交互になるように配置され、外輪および内輪の軌道面
    は、単一曲率を組合わせたゴシックアーチ状に形成され
    ると共に、外輪と内輪のいずれか一方若しくは双方のリ
    ングはゴシックアーチの頂点で分割され、その分割され
    たリングにより適正な予圧が付与されており、前記内輪
    の内径には、情報記録ディスクのベースに固定するため
    のシャフトが装着され、前記外輪の外径にはスイングア
    ームを固定するE−ブロックが装着されていることを特
    徴とする情報記録ディスクのスイングアーム用ピボット
    軸受装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116069A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 セイコーインスツル株式会社 軸受装置、情報記録再生装置および軸受装置の製造方法
CN109515691A (zh) * 2018-11-27 2019-03-26 北京空间技术研制试验中心 一种转动组件及舵机连接机构

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