JP2002352327A - ポイント付与装置 - Google Patents

ポイント付与装置

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JP2002352327A
JP2002352327A JP2001163340A JP2001163340A JP2002352327A JP 2002352327 A JP2002352327 A JP 2002352327A JP 2001163340 A JP2001163340 A JP 2001163340A JP 2001163340 A JP2001163340 A JP 2001163340A JP 2002352327 A JP2002352327 A JP 2002352327A
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JP2001163340A
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Morihiko Tanaka
守彦 田中
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 買上金額の大きい顧客に対してより大きなポ
イントを自動的に付与するようにして顧客の購買意欲を
高める。 【解決手段】 複数段階の互いに重複しない金額範囲に
それぞれ対応して異なるポイント倍率を設定する。この
ポイント倍率が設定された各金額範囲のうち1取引の買
上金額または1顧客の所定期間内の買上金額が含まれる
金額範囲を検出する。そして、この検出した金額範囲に
対応して設定されたポイント倍率で当該1取引の買上金
額または1顧客の所定期間内の買上金額に対するポイン
トを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1取引の買上金額
若しくは1顧客の所定期間内における全取引の買上金額
に対してポイントを付与するポイント付与装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットや専門店等で
は、集客手段としてサービスポイント制度が実施されて
いる。この制度は、ポイント会員になった顧客の1取引
の買上金額に対してサービスポイントを算出し、このサ
ービスポイントを顧客毎に累計して、累計ポイントと引
換えに景品や割引等の特典を当該顧客に与える制度であ
る。
【0003】一般に、このようなサービスポイント制度
を導入した小売店では、商品登録機能を有するPOS
(Point Of Sales)ターミナルとその上位機であるスト
アコンピュータとを通信回線で接続してなるPOSシス
テムを利用したポイント付与装置が用いられていた。
【0004】このポイント付与装置は、POSターミナ
ルに、ポイント会員に対して発行された会員カードのデ
ータを読取るためのカードリーダを設ける一方、ストア
コンピュータに、会員別にサービスポイントを累計し管
理するポイントマスタファイルを設ける。そして、PO
Sターミナルにおいてポイント会員の買上商品が登録さ
れると、その買上商品の金額からサービスポイントを算
出し、カードリーダで読取られた当該ポイント会員のカ
ードデータとともにストアコンピュータに伝送して、ポ
イントマスタファイルに記憶された該当ポイント会員の
累計ポイントに今回ポイントを加算するというものであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなポイント付
与装置において、従来、サービスポイントは100円で
1ポイントを付与するというように一定の率でしか付与
されなかった。店によってはポイントが倍になる特定日
を設定しているところもあるが、その場合でもこの特定
日に買物にきた顧客に対しては全て倍のポイントが付与
されるので、ポイントの付与率は一定であった。このた
め、買上金額の大きい顧客に対してはより大きなポイン
トを付与することによって差別化を図り、顧客の購買意
欲を高めて売上アップを図りたいという要望があった
が、従来のポイント付与装置ではこのような運用を実現
することができなかった。
【0006】そこで本発明は、買上金額の大きい顧客に
対してはより大きなポイントを自動的に付与することが
でき、顧客の購買意欲を高めて売上アップを図り得るポ
イント付与装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、1取引の買上金額に対してポイントを付与するポイ
ント付与装置において、1取引の買上金額に応じてポイ
ント倍率または単位金額あたりのポイント数を決定し、
そのポイント倍率または単位金額あたりのポイント数に
基づいて当該1取引の買上金額に対するポイントを算出
するものである。
【0008】本願請求項2記載の発明は、1取引の買上
金額に対してポイントを付与するポイント付与装置にお
いて、複数段階の互いに重複しない金額範囲にそれぞれ
対応して異なるポイント倍率または単位金額あたりのポ
イント数を設定する倍率設定手段と、この倍率設定手段
によりポイント倍率または単位金額あたりのポイント数
が設定された各金額範囲のうち1取引の買上金額が含ま
れる金額範囲を検出する金額範囲検出手段と、この検出
手段により検出した金額範囲に対応して設定されたポイ
ント倍率または単位金額あたりのポイント数で当該1取
引の買上金額に対するポイントを算出するポイント算出
手段とを備えたものである。
【0009】本願請求項3記載の発明は、1顧客の所定
期間内の買上合計金額に対してポイントを付与するポイ
ント付与装置において、1顧客の所定期間内の買上合計
金額に応じてポイント倍率または単位金額あたりのポイ
ント数を決定し、そのポイント倍率または単位金額あた
りのポイント数に基づいて当該1顧客の所定期間内の買
上合計金額に対するポイントを算出するものである。
【0010】本願請求項4記載の発明は、1顧客の所定
期間内の買上合計金額に対してポイントを付与するポイ
ント付与装置において、複数段階の互いに異なる金額範
囲にそれぞれ対応して異なるポイント倍率または単位金
額あたりのポイント数を設定する倍率設定手段と、この
倍率設定手段によりポイント倍率または単位金額あたり
のポイント数が設定された各金額範囲のうち1顧客の所
定期間内の買上金額が含まれる金額範囲を検出する金額
範囲検出手段と、この検出手段により検出した金額範囲
に対応して設定されたポイント倍率または単位金額あた
りのポイント数で当該1顧客の所定期間内の買上合計金
額に対するポイントを算出するポイント算出手段とを備
えたものである。
【0011】本願請求項5記載の発明は、1顧客の所定
期間内の買上合計金額に対してポイントを付与するポイ
ント付与装置において、1取引の買上商品を登録する商
品登録手段と、この商品登録手段により所定期間内に登
録された買上商品の金額を当該商品を買上げた顧客別に
累計する金額累計手段と、複数段階の金額範囲にそれぞ
れ対応して異なるポイント倍率または単位金額あたりの
ポイント数を設定する倍率設定手段と、顧客単位に、倍
率設定手段によりポイント倍率または単位金額あたりの
ポイント数が設定された各金額範囲のうち金額累計手段
により得られる当該顧客の買上商品合計金額が含まれる
金額範囲を検出し、その金額範囲に対応して設定された
ポイント倍率または単位金額あたりのポイント数で当該
顧客の買上商品合計金額に対するポイントを算出するポ
イント算出手段と、1取引の買上商品登録に際し、その
商品を買上げる顧客の金額累計手段により得られる買上
商品合計金額とその金額に対して金額範囲検出手段によ
り検出される金額範囲の上限金額との差額を報知する差
額報知手段とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。はじめに、1取引の買上金額に対し
てポイントを付与する場合の本願請求項1及び2記載の
発明に関わる第1の実施の形態について説明する。な
お、この第1の実施の形態は、単位金額あたりのポイン
ト数を1とし、ポイント倍率を設定してポイントを計算
するポイント付与機能を有したPOSシステムに本発明
を適用した場合である。
【0013】図1はポイント付与機能を有したPOSシ
ステムの全体構成図であり、このPOSシステムは、商
品登録機能を有した複数台のPOSターミナル1と、各
POSターミナル1で登録された商品のデータを収集し
集計して、各商品の売上,発注,在庫などのデータを管
理するストアコンピュータ2とを、通信回線としてのL
AN(Local Area Network)3で接続して構築したもの
である。そして、各POSターミナル1に、各ポイント
会員に対して発行されるポイントカード4のデータを読
取るためのカードリーダ5をそれぞれ設けている。ポイ
ントカード4には、少なくともそのカードが発行された
ポイント会員を特定するためのIDコードとしての会員
番号が記録されている。
【0014】ストアコンピュータ2は、特に図2に示す
ように、ポイント会員の会員番号別に、その会員の氏
名,住所,電話番号等の顧客個人情報とともに、当該ポ
イント会員の現時点までの累計ポイントを記憶管理する
ポイントマスタファイル6を備えている。
【0015】図3は各POSターミナル1の要部構成を
示すブロック図であり、各POSターミナル1は同一構
成である。すなわち、各POSターミナル1は、制御部
本体としてCPU(Central Processing Unit)11を
搭載している。また、プログラム等の固定的データを予
め設定記憶したROM(Read Only Memory)12、可変
的なデータを記憶するための種々のメモリエリアが形成
されるRAM(RandomAccess Memory)13、現在の日
付及び時刻を計時する時計部14、キャッシャ用のディ
スプレイ15と客用表示器16の駆動を制御し表示デー
タに対応する文字等を表示させる表示コントローラ17
及び前記LAN3を通じて行われるデータの送受信を司
るLANコントローラ18を設けている。さらに、各種
入出力機器のインタフェースとして、商品登録に供する
キーや1買物客が買上げる商品の登録締めを宣言する締
めキー等が配設されたキーボード19が電気的に接続さ
れるキーボードインタフェース20、客買上商品に付さ
れたバーコードを読取るバーコードスキャナ21が電気
的に接続されるスキャナインタフェース22、レシート
等を印字するためのプリンタ23が電気的に接続される
プリンタインタフェース24、現金等を収容するための
ドロワ25が電気的に接続されるドロワインタフェース
26、前記カードリーダ5が電気的に接続されるカード
リーダインタフェース27等を備えている。そして、C
PU11と、ROM12,RAM13,時計部14,表
示コントローラ17,LANコントローラ18及び各種
入出力機器のインタフェース20,22,24,26,
27とを、アドレスバス,データバス等のバスライン2
8で接続して、POSターミナル1の制御回路を構成し
ている。
【0016】かかる構成のPOSターミナル1におい
て、RAM13には、図4に示すように、販売登録され
た商品のコード,点数,金額等からなる売上トランザク
ションデータを記憶する売上トランザクションメモリ4
1の他、ポイント付与機能に必要なメモリエリアとして
倍率可変データ設定テーブル42、取引合計金額メモリ
43、ポイント基準額メモリ44、ポイント固定倍率メ
モリ45、ポイント会員情報メモリ46、登録中フラグ
RFのフラグメモリ47及びポイントフラグPFのフラ
グメモリ48等を形成している。
【0017】取引合計金額メモリ43は、1取引として
販売登録された商品の合計金額,いわゆる1取引の買上
金額Aを記憶するエリアである。ポイント基準額メモリ
44は、ポイント倍率が1のときに1ポイントが付与さ
れる買上金額に相当するポイント基準額(単位金額)B
を記憶するエリアである。ポイント固定倍率メモリ45
は、予め固定的に設定されるポイント倍率をポイント固
定倍率Tfとして記憶するエリアである。ポイント会員
情報メモリ46は、ポイント会員との取引の際に発生す
る会員番号,氏名,累計ポイント等の会員情報を記憶す
るエリアである。フラグメモリ47は、1取引の商品登
録開始に応じて“1”にセットされ、その取引の決済完
了後に“0”にリセットされる登録中フラグRFを記憶
するエリアである。フラグメモリ48は、ポイント会員
の取引であるとき“1”にセットされ、その取引の決済
終了後に“0”リセットされるポイントフラグPFを記
憶するエリアである。
【0018】倍率可変データ設定テーブル42は、図5
に示すように、1取引の買上金額に応じてポイント倍率
を変更するサービスの実施日である倍率可変日のデータ
に、「0」〜「N」(N≧1)の連続する段数にそれぞ
れ対応してしきい値金額S0〜SNとポイント倍率T0
〜TNとをセットしてなる倍率可変データレコードを記
憶するもので、この倍率可変データレコードはストアコ
ンピュータ2において作成され、LAN3を通じて各P
OS端末1の倍率可変データ設定テーブル42に開店前
にダウンロードされるようになっている。ここで、しき
い値金額S0〜SNは、複数段階の互いに重複しない金
額範囲の下限金額であって、S0<S1<S2<…<S
Nの関係がある。また、ポイント倍率T0〜TNは、対
応するしきい値金額以上の取引金額に対するポイント倍
率であって、T0<T1<T2<…<TNの関係があ
る。つまり、低額の金額範囲から高額の金額範囲になる
につれてポイント倍率が大きくなるように設定してお
り、特に、段数「0」に対応するしきい値金額S0はポ
イント基準額B以下とする。ここに、倍率可変データ設
定テーブル42は、複数段階の互いに重複しない金額範
囲にそれぞれ対応して異なるポイント倍率を設定する倍
率設定手段を構成する。
【0019】しかして、POSターミナル1のCPU1
1は、特に図6の流れ図に示す手順によって1顧客との
取引を処理するものとなっている。
【0020】先ず、ST(ステップ)1としてフラグメ
モリ48にポイントフラグPFがセットされているか否
かを調べる。当初、ポイントフラグPFはセットされて
いないので、ST2としてカードリーダ5によりポイン
トカード4のデータを読みったか否かを調べる。ここ
で、ポイントカード4のデータを読取っていない場合に
は、ST3としてキーボード19のキー入力あるいはス
キャナ21によるスキャニング入力により商品登録が行
なわれたか否かを調べる。そして、商品登録が行われて
いない場合には、ST1のポイントフラグ判定処理に戻
る。
【0021】ST2にてポイントカード4のデータを読
取っていることを検知した場合には、ST4としてその
ポイントカードデータの正当性をLAN3を経由してス
トアコンピュータ2に問合わせる。これにより、ストア
コンピュータ2は、問合せのあったカードデータの会員
番号でポイントマスタファイル6をサーチし、該当する
会員番号のレコードが登録されている場合にはそのレコ
ードの会員番号,会員氏名及び累計ポイントのデータを
付加して有効カードである旨の応答を問合せ元のPOS
ターミナル1にLAN3を経由して返信する。
【0022】そこでPOSターミナル1のCPU11
は、ST5として有効カードである旨の応答を確認した
ならば、ST6としてその応答中の会員番号,会員氏名
及び累計ポイントのデータをポイント会員情報メモリ4
6に格納する。また、ST7としてポイントフラグPF
を“1”にセットする。しかる後、ST3の商品登録有
無判定処理に進む。なお、ポイントカードデータの問合
わせに対してストアコンピュータ2から有効カードの応
答が得られなかった場合には、エラー(通信エラー、カ
ードエラー等)とする。
【0023】ST3にて商品登録が行なわれたことを検
知した場合には、ST8としてフラグメモリ47に登録
中フラグRFがセットされているか否かを調べる。そし
てセットされていない場合には、1取引の最初の商品登
録なので、ST9として取引合計金額メモリ43をクリ
アする。また、ST10として登録中フラグRFを
“1”にセットする。一方、ST8にて登録中フラグR
Fが既にセットされている場合には、1取引の2点目以
降の商品登録なので、ST9,ST10の処理を実行し
ない。
【0024】次に、ST11として登録された商品の商
品コード,販売点数及び販売金額を取得し、売上トラン
ザクションデータとして売上トランザクションメモリ4
1に登録処理する。また、ST12として取引合計金額
メモリ43のデータAに登録商品の販売金額を加算す
る。しかる後、ST13として1取引の商品登録終了を
宣言する締めキーが入力されたか否かを判断する。ここ
で、締めキーが入力されていない場合には、ST1に戻
る。
【0025】ST1にてフラグメモリ48にポイントフ
ラグPFがセットされていた場合には、ST3の商品登
録有無判定処理に進む。
【0026】ST13にて締めキーの入力を検知した場
合には、ST14として取引合計金額メモリ43に記憶
される取引合計金額Aに対しての決済を処理する。例え
ば、現金決済として預り金額が入力された場合には、そ
の預り金額から取引合計金額Aを減算して釣銭額を算出
し、ディスプレイ15及び客面表示器16に表示させる
処理を実行する。
【0027】この1取引の決済処理を終了すると、次
に、ST15としてフラグメモリ48にポイントフラグ
PFがセットされているか否かを再度調べる。ここで、
ポイントフラグPFがセットされていた場合には、決済
処理された取引はポイントカード4を提示したポイント
会員とのものなので、ST16として今回の取引合計金
額Aに対して付与されるサービスポイント,いわゆる今
回ポイントPを算出する今回ポイント算出処理を実行す
る。そして、今回ポイントPを算出したならば、ST1
7としてポイント会員情報メモリ46内の会員番号と今
回ポイントPのデータを会員トランザクションデータと
してストアコンピュータ2にLAN3を経由して送信す
る。また、ST18としてポイントフラグPFを“0”
にリセットする。これにより、ストアコンピュータ2
は、POSターミナル1から送られてきた会員トランザ
クションデータの会員番号でポイントマスタファイル6
をサーチし、該当する会員番号のレコードの累計ポイン
トデータに同会員トランザクションデータの今回ポイン
トPを加算して、累計ポイントを更新する。
【0028】一方、ST15にてポイントフラグPFが
リセットされていた場合には、決済処理された取引はポ
イントカード4を提示しなかったポイント会員とのもの
なので、ST16,17,18の各処理を実行しない。
【0029】その後、ST19としてプリンタ23を駆
動して、当該1取引の買上商品明細データ,決済データ
及びポイント会員との取引の場合にはその氏名,前日ま
での累計ポイント及び今回ポイントが印字されたレシー
トを発行する。また、ST20としてドロワ25を開放
させる。しかる後、ST21として登録中フラグRFを
“0”にリセットしたならば、今回の1取引処理を終了
する。
【0030】図7は、図6中ST16の今回ポイント算
出処理を具体的に示す流れ図である。すなわちCPU1
1は、ST31として倍率可変データ設定テーブル42
をサーチし、時計部14にて計時されている現在日付を
倍率可変日とする倍率可変データレコードが存在するか
否かを判断する。そして、該当する倍率可変データレコ
ードが存在しない場合には、ST32としてポイント固
定倍率メモリ45に予め設定されているポイント固定倍
率Tfを用いて、下記(1)により今回ポイントPを算
出する。
【0031】P=(A/Bの整数)×Tf …(1) A:取引合計金額、B:ポイント基準額、Tf:ポイン
ト固定倍率 一方、ST31にて現在日付を倍率可変日とする倍率可
変データレコードが存在する場合には、その該当する倍
率可変データレコードを読み出す。そして、ST33と
してカウンタnを“0”にリセットした後、ST34と
して該当する倍率可変データレコードから段数nに対応
するしきい値金額Sn(この場合はS0)を取得し、取
引合計金額Aと比較する。その結果、取引合計金額Aが
段数「0」のしきい値金額S0より小さい場合には、取
引合計金額Aがポイント基準額に満たないので、ST3
5として今回ポイントPを「0」と算出する。
【0032】ST34にて取引合計金額Aが段数「0」
のしきい値金額S0以上の場合には、ST36としてカ
ウンタnを1だけカウントアップする。そして、ST3
7としてカウンタnが該当する倍率可変データレコード
の最大段数Nを超えたか否かを判断する。ここで、カウ
ンタnが最大段数Nを超えていなければ、ST38とし
て該当する倍率可変データレコードから段数nに対応す
るしきい値金額Snを取得し、取引合計金額Aと比較す
る。その結果、取引合計金額Aが段数nのしきい値金額
Snより小さい場合には、取引合計金額Aは段数(n−
1)に対応するしきい値金額S(n−1)から段数nに
対応するしきい値金額Snの範囲内に含まれるので(金
額範囲検出手段)、ST39としてその範囲内に対して
設定されたポイント倍率T(n−1)を今回取引のポイ
ント倍率Tcと決定する。そして、ST40としてこの
ポイント倍率Tcを用いて、下記(2)により今回ポイ
ントPを算出する(ポイント算出手段)。
【0033】P=(A/Bの整数)×Tc …(2) A:取引合計金額、B:ポイント基準額、Tc:ポイン
ト倍率 これに対し、ST38にて取引合計金額Aが段数nのし
きい値金額Sn以上の場合には、ST36に戻り、カウ
ンタnをさらに1だけカウントアップする。そして、カ
ウンタnが最大段数Nを超えていなければ、該当する倍
率可変データレコードから段数nに対応するしきい値金
額Snを取得し、取引合計金額Aと比較する。その結
果、取引合計金額Aが段数nのしきい値金額Snより小
さい場合には、ポイント倍率T(n−1)を今回取引の
ポイント倍率Tcと決定して、上記(2)により今回ポ
イントPを算出する。
【0034】これに対し、取引合計金額Aが段数nのし
きい値金額Sn以上の場合には、カウンタnをさらに1
だけカウントアップして上記処理を繰り返す。そして、
カウンタnが最大段数Nを超えた段階でも取引合計金額
Aが段数nのしきい値金額Sn(この場合はSN)以上
であった場合には、ST41として最大段数Nに対応す
るポイント倍率TNを今回取引のポイント倍率Tcと決
定する。そして、このポイント倍率Tcを用いて、上記
(2)により今回ポイントPを算出する。
【0035】このように本実施の形態においては、取引
当日が倍率可変データ設定テーブル42に設定されてい
る倍率可変データレコードの倍率可変日に一致すると
き、ポイント会員との1取引に対してはその買上金額で
ある取引合計金額Aに応じて倍率可変データレコードの
設定データに基づきポイント倍率Tcが自動的に決定さ
れる。そして、そのポイント倍率Tcにより当該ポイン
ト会員の買上金額に対する今回ポイントPが算出され、
当該ポイント会員の会員番号とともに今回ポイントPが
ストアコンピュータ2に送信されて、ポイントマスタフ
ァイル6にて記憶管理されていた当該ポイント会員のこ
れまでの累計ポイントに今回ポイントPが加算される。
【0036】したがって、複数段階の互いに重複しない
金額範囲にそれぞれ対応して金額範囲が高額になるにつ
れて大きくなるように異なるポイント倍率を設定した倍
率可変データレコードをPOSターミナル1の倍率可変
データ設定テーブル42に記憶させることによって、買
上金額の大きい顧客に対してはより大きなポイントを付
与するサービスを容易に実施することができる。
【0037】以下に、この作用について具体例を挙げて
説明する。今、段数「0」に対してしきい値金額S0=
100円とポイント倍率T0=1倍がセットされ、段数
「1」に対してしきい値金額S1=1000円とポイン
ト倍率T1=2倍がセットされ、段数「3」に対してし
きい値金額S2=2000円とポイント倍率T1=3倍
がセットされた倍率可変データレコードが倍率可変デー
タ設定テーブル42に記憶されており、取引当日がこの
倍率可変データレコードの倍率可変日であったとする。
なお、ポイント基準額Bは100円であり、ポイント固
定倍率Tfは1倍であったとする。
【0038】そうすると、買上金額Aが100円から9
99円までのポイント会員に対しては、[(A/Bの整
数)×1]の計算式で算出されるポイントが今回ポイン
トとして付与されるのに対し、買上金額Aが1000円
から1999円までのポイント会員に対しては、[(A
/Bの整数)×2]の計算式で算出されるポイント、つ
まり買上金額Aが100円から999円までのポイント
会員に対するよりも2倍のポイントが付与される。同様
に、買上金額Aが2000円以上のポイント会員に対し
ては、[(A/Bの整数)×3]の計算式で算出される
ポイント、つまり買上金額Aが100円から999円ま
でのポイント会員に対するよりも3倍のポイントが付与
される。
【0039】また他に、段数「0」に対してしきい値金
額S0=100円とポイント倍率T0=1倍がセットさ
れ、段数「1」に対してしきい値金額S1=2000円
とポイント倍率T1=3倍がセットされ、段数「3」に
対してしきい値金額S2=5000円とポイント倍率T
1=5倍がセットされ、段数「4」に対してしきい値金
額S2=10000円とポイント倍率T1=8倍がセッ
トされた倍率可変データレコードが倍率可変データ設定
テーブル42に記憶されていたとする。そして、取引当
日がこの倍率可変データレコードの倍率可変日であった
とすると、買上金額Aが100円から1999円までの
ポイント会員に対しては、[(A/Bの整数)×1]の
計算式で算出されるポイントが今回ポイントとして付与
されるのに対し、買上金額Aが2000円から4999
円までのポイント会員に対してはその3倍のポイントが
付与され、買上金額Aが5000円から9999円まで
のポイント会員に対してはその5倍のポイントが付与さ
れ、買上金額Aが10000円以上のポイント会員に対
してはその8倍のポイントが付与されるようになる。
【0040】このように、1取引の買上金額が高ければ
高いほど付与されるサービスポイントが大きくなるの
で、顧客の購買意欲を高めることができ、売上アップを
図ることができる。
【0041】また、金額範囲やそれに対応するポイント
倍率も倍率可変データレコードの作成如何によって任意
に設定できるので、金額範囲の変更やポイント倍率の変
更を簡単に行うことができ、きめの細かいサービスを実
施できるようになる。
【0042】次に、1顧客の所定期間[ここでは1営業
日(開店時刻〜閉店時刻)とする]内の買上合計金額に
対してポイントを付与する場合の本願請求項3乃至5記
載の発明に関わる第2の実施の形態について説明する。
なお、この第2の実施の形態も、単位金額あたりのポイ
ント数を1とし、ポイント倍率を設定してポイントを計
算するポイント付与機能を有したPOSシステムに本発
明を適用した場合であり、図1のシステム全体図及び図
3のPOSターミナル1の要部構成図は同一なのでこれ
を利用し、その説明を省略する。また、POSターミナ
ル1のRAM13には第1の実施の形態と同様に図4に
示すメモリエリア41〜48が形成されている。
【0043】図8はストアコンピュータ2が備えるポイ
ントマスタファイル6のデータ構造図である。すなわ
ち、第2の実施の形態においては、ポイント会員の会員
番号別に、その会員の氏名,住所,電話番号等の顧客個
人情報とともに、当該ポイント会員の前日までの累計ポ
イントと、本営業日の買上合計金額に応じて算出される
本日ポイントと、本営業日の買上合計金額である日計金
額とを記憶管理するポイントマスタファイル6を備えて
いる。
【0044】図10はPOSターミナル1のCPU11
が実行する1顧客との取引処理手順を示す流れ図であ
る。すなわち、この第2の実施の形態においては、1顧
客との取引処理のST4にてポイントカードデータの正
当性をストアコンピュータ2に問合わせると、ストアコ
ンピュータ2は、問合せのあったカードデータの会員番
号でポイントマスタファイル6をサーチし、該当する会
員番号のレコードが登録されている場合にはそのレコー
ドの会員番号,会員氏名及び累計ポイントに加えて日計
金額Gのデータを付加して有効カードである旨の応答を
返信するので、POSターミナル1のCPU11は、S
T5にて有効カードである旨の応答を確認したならば、
ST6としてその応答中の会員番号,会員氏名,累計ポ
イント及び日計金額Gの各データをポイント会員情報メ
モリ46に格納する点が第1の実施の形態と異なる。
【0045】また、この第2の実施の形態が第1の実施
の形態と大きく異なる点は、ST16の今回ポイント算
出処理を図11に具体的に示す本日ポイント算出処理に
置換した点である。
【0046】すなわちCPU11は、ST15にてフラ
グメモリ48にポイントフラグPFがセットされている
ことを確認した場合には、ST16として本日ポイント
算出処理を開始する。そして先ず、ST51としてポイ
ント会員情報メモリ46に記憶されている日計金額Gに
取引合計金額メモリ43に記憶された取引合計金額Aを
加算する。
【0047】次に、ST52として倍率可変データ設定
テーブル42をサーチし、時計部14にて計時されてい
る現在日付を倍率可変日とする倍率可変データレコード
が存在するか否かを判断する。そして、該当する倍率可
変データレコードが存在しない場合には、ST53とし
てポイント固定倍率メモリ45に予め設定されているポ
イント固定倍率Tfを用いて、下記(3)により本日ポ
イントPを算出する。
【0048】P=(G/Bの整数)×Tf …(3) G:取引合計金額加算後の日計金額、B:ポイント基準
額、Tf:ポイント固定倍率 一方、ST52にて現在日付を倍率可変日とする倍率可
変データレコードが存在する場合には、その該当する倍
率可変データレコードを読み出す。そして、ST54と
してカウンタnを“0”にリセットした後、ST55と
して該当する倍率可変データレコードから段数nに対応
するしきい値金額Sn(この場合はS0)を取得し、取
引合計金額加算後の日計金額Gと比較する。その結果、
日計金額Gが段数「0」のしきい値金額S0より小さい
場合には、日計金額Gがポイント基準額に満たないの
で、ST56として本日ポイントPを「0」と算出す
る。
【0049】ST55にて日計金額Gが段数「0」のし
きい値金額S0以上の場合には、ST57としてカウン
タnを1だけカウントアップする。そして、ST58と
してカウンタnが該当する倍率可変データレコードの最
大段数Nを超えたか否かを判断する。ここで、カウンタ
nが最大段数Nを超えていなければ、ST59として該
当する倍率可変データレコードから段数nに対応するし
きい値金額Snを取得し、日計金額Gと比較する。その
結果、日計金額Gが段数nのしきい値金額Snより小さ
い場合には、日計金額Gは段数(n−1)に対応するし
きい値金額S(n−1)から段数nに対応するしきい値
金額Snの範囲内に含まれるので、ST60としてその
範囲内に対して設定されたポイント倍率T(n−1)を
本日のポイント倍率Tcと決定する。また、ST61と
して段数nに対応するしきい値金額Snから日計金額G
を減算した差額を、現時点のポイント倍率Tc=T(n
−1)よりも次に高いポイント倍率Tnに変更されるの
に要する買上金額を不足額として算出する。しかる後、
ST62としてST60にて取得したポイント倍率Tc
を用いて、下記(4)により本日ポイントPを算出す
る。
【0050】P=(G/Bの整数)×Tc …(4) G:取引合計金額加算後の日計金額、B:ポイント基準
額、Tc:ポイント倍率 これに対し、ST59にて日計金額Gが段数nのしきい
値金額Sn以上の場合には、ST57に戻り、カウンタ
nをさらに1だけカウントアップする。そして、カウン
タnが最大段数Nを超えていなければ、該当する倍率可
変データレコードから段数nに対応するしきい値金額S
nを取得し、日計金額Gと比較する。その結果、日計金
額Gが段数nのしきい値金額Snより小さい場合には、
ポイント倍率T(n−1)を本日のポイント倍率Tcと
決定して、上記(4)により今回ポイントPを算出す
る。また、段数nに対応するしきい値金額Snから日計
金額Gを減算した差額をポイント倍率アップへの不足額
として算出する。
【0051】これに対し、日計金額Gが段数nのしきい
値金額Sn以上の場合には、カウンタnをさらに1だけ
カウントアップして上記処理を繰り返す。そして、カウ
ンタnが最大段数Nを超えた段階でも日計金額Gが段数
nのしきい値金額Sn(この場合はSN)以上であった
場合には、ST63として最大段数Nに対応するポイン
ト倍率TNを本日のポイント倍率Tcと決定する。そし
て、このポイント倍率Tcを用いて、上記(4)により
本日ポイントPを算出する。
【0052】こうして、ST16の処理にて当該1取引
で金額Aの買上をした顧客の現時点での本日ポイントP
が算出されたならば、CPU11は、ST17としてポ
イント会員情報メモリ46内の会員番号と当該1取引の
合計金額Aを加算した後の日計金額Gと本日ポイントP
のデータを会員トランザクションデータとしてストアコ
ンピュータ2にLAN3を経由して送信する。これによ
り、ストアコンピュータ2は、POSターミナル1から
送られてきた会員トランザクションデータの会員番号で
ポイントマスタファイル6をサーチし、該当する会員番
号のレコードの本日ポイントデータに同会員トランザク
ションデータの本日ポイントPを加算して、本日ポイン
トを更新するとともに、同レコードの日計金額データを
同会員トランザクションデータの日計金額Gに上書き更
新する。なお、ストアコンピュータ2は、1営業日の閉
店後に各顧客の本日ポイントをその顧客の累計ポイント
に加算して累計ポイントを更新した後、本日ポイントデ
ータ及び日計金額データを0にクリアするものとなって
いる。
【0053】一方、POSターミナル1のCPU11
は、ST17にて会員番号,日計金額本日ポイントの各
データをストアコンピュータ1に送信後、ST18とし
てポイントフラグPFを“0”にリセットしたならば、
ST19としてレシートを印字し発行する。このとき、
レシートには前日までの累計ポイント、現時点の日計金
額(本日の買上合計金額)及び本日の買上金額に対して
付与される本日ポイントに加えて、ST61の処理で算
出したポイント倍率アップへの不足額を印字して発行す
る。
【0054】その後、CPU11は、ST20としてド
ロワ25を開放し、ST21として登録中フラグRFを
リセットしたならば、今回の1取引処理を終了する。
【0055】このように本実施の形態においては、取引
当日が倍率可変データ設定テーブル42に設定されてい
る倍率可変データレコードの倍率可変日に一致すると
き、ポイント会員との取引毎にその買上金額である取引
合計金額Aが日計金額Gとして合算される。そして、こ
の日計金額Gに応じて倍率可変データレコードの設定デ
ータに基づきポイント倍率Tcが自動的に決定される。
そして、そのポイント倍率Tcにより当該ポイント会員
の日計金額Gに対する本日ポイントPが算出され、当該
ポイント会員の会員番号とともに本日ポイントPがスト
アコンピュータ2に送信されて、ポイントマスタファイ
ル6にて記憶管理されていた当該ポイント会員のこれま
での累計ポイントに本日ポイントPが加算される。
【0056】したがって、複数段階の互いに重複しない
金額範囲にそれぞれ対応して金額範囲が高額になるにつ
れて大きくなるように異なるポイント倍率を設定した倍
率可変データレコードをPOSターミナル1の倍率可変
データ設定テーブル42に記憶させることによって、買
上金額の大きい顧客に対してはより大きなポイントを付
与するサービスを容易に実施することができる。因み
に、このサービスは、食料品,衣料品,日用品,家具,
家電製品などの多くの商品を取扱う総合スーパーマーケ
ットにおいて大変有効なものとなる。
【0057】以下に、この作用について具体例を挙げて
説明する。今、段数「0」に対してしきい値金額S0=
1000円とポイント倍率T0=1倍がセットされ、段
数「1」に対してしきい値金額S1=3000円とポイ
ント倍率T1=2倍がセットされ、段数「3」に対して
しきい値金額S2=5000円とポイント倍率T1=3
倍がセットされた倍率可変データレコードが倍率可変デ
ータ設定テーブル42に記憶されており、取引当日がこ
の倍率可変データレコードの倍率可変日であったとす
る。なお、ポイント基準額Bは100円であり、ポイン
ト固定倍率Tfは1倍であったとする。
【0058】そうすると、店内の各売場で商品を購入し
その合計金額である日計金額Gが1000円から299
9円のポイント会員に対しては、[(G/Bの整数)×
1]の計算式で算出されるポイントが今回ポイントとし
て付与されるのに対し、日計金額Gが3000円から4
999円までのポイント会員に対しては、[(G/Bの
整数)×2]の計算式で算出されるポイント、つまり日
計金額Gが1000円から2999円までのポイント会
員に対するよりも2倍のポイントが付与される。同様
に、日計金額Gが5000円以上のポイント会員に対し
ては、[(G/Bの整数)×3]の計算式で算出される
ポイント、つまり日計金額Gが1000円から2999
円までのポイント会員に対するよりも3倍のポイントが
付与される。
【0059】このように、1日の買上金額が高ければ高
いほど付与されるサービスポイントが大きくなるので、
顧客の購買意欲を高めることができ、売上アップを図る
ことができる。
【0060】ところで、第2の実施の形態においては、
ポイント会員との取引毎にその時点での日計金額Gを算
出し、この日計金額Gに応じたポイント倍率Tcを仮に
決定して本日ポイントPを算出している。そして、取引
毎に発行されるレシートに、その時点の日計金額G,本
日ポイントP及びポイント倍率Tcを印字するようにし
ている。したがって、顧客(ポイント会員)は、レシー
トから日計金額G,本日ポイントP及びポイント倍率T
cをリアルタイムに把握できる。しかも、レシートには
ポイント倍率がアップするまでの不足額も併せて印字さ
れるので、より一層顧客の購買意欲を高めることができ
る。
【0061】図9は第2の実施の形態において発行され
るレシート80の一例である。すなわち、このレシート
80は、現時点の買上合計金額が4800円であり、あ
と200円の買上があるとポイント倍率が3倍にアップ
するポイント会員に対して発行されるもので、その旨を
示すメッセージ81が印字されている。
【0062】なお、請求項3乃至5記載の発明は、この
第2の実施の形態のものに限定されるものではない。例
えば、第2の実施の形態では買上金額を合計する所定期
間を1日としたが、2日以上でもよい。また、1日のな
かの所定の時間帯、例えば来客数が少ない午前中や夜間
に限定することによって、この時間帯の有用性を顧客に
アピールし、来客数をアップさせることも可能である。
【0063】また、請求項3乃至4記載の発明において
は、取引毎に本日ポイントを計算する必要はなく、所定
期間経過後にポイント計算を実行するものも含むもので
ある。この場合、倍率可変データレコードやポイント基
準額BをPOSターミナル1が持たず、ストアコンピュ
ータ2のみが記憶するようにし、所定期間経過後にスト
アコンピュータ2がポイントマスタファイル6に記憶管
理されているポイント会員のデータに基づいて図10の
流れ図に示す本日ポイント算出処理を実行するようにす
ればよい。また、取引毎に各ポイント会員の日計金額を
算出する必要はなく、各POSターミナル1からポイン
ト会員の取引毎に送られてくる会員トランザクションデ
ータをストアコンピュータ2が収集し、本日ポイント計
算時にこの売上トランザクションを利用してポイント会
員毎に日計金額を算出して、ポイント計算を行なえばよ
い。こうすることにより、POSターミナル1のCPU
11やストアコンピュータ2の負荷を軽減することがで
きる。
【0064】また、前記実施の形態では、倍率可変デー
タレコードに倍率可変日の項目を付加して買上金額に応
じたポイント倍率変更のサービスを日単位で実施する場
合を示したが、倍率可変日の代わりに倍率可変期間のデ
ータを付加することによって、1週間などの期間単位で
同様なサービスを実施する場合にも本発明は適用できる
ものである。
【0065】また、前記実施の形態では、単位金額あた
りのポイント数を1とし、ポイント倍率を設定してポイ
ントを計算する場合に本発明を適用したが、1取引の買
上金額に応じて、あるいは所定期間内の買上合計金額に
応じて単位金額あたりのポイント数そのものを変更する
ことによりポイントを計算する場合にも、ポイント倍率
の代わりに単位金額あたりのポイント数を設定すること
で同様に適用できる。この他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1及び2
記載の発明によれば、1取引の買上金額の大きい顧客に
対してはより大きなポイントを自動的に付与することが
でき、顧客の購買意欲を高めて売上アップを図り得るポ
イント付与装置を提供できる。
【0067】また、本願請求項3乃至5記載の発明によ
れば、所定期間内における全取引の買上合計金額の大き
い顧客に対してはより大きなポイントを自動的に付与す
ることができ、顧客の購買意欲を高めて売上アップを図
り得るポイント付与装置を提供できる。
【0068】また、本願請求項5記載の発明によれば、
ポイント倍率がアップするのに必要な不足額を報知でき
るので、より一層顧客の購買意欲が高められ、売上アッ
プを期待できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSシステム
の全体構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態においてストアコ
ンピュータが備えるポイントマスタファイルのデータ構
造を示す図。
【図3】 POSシステムを構築するPOSターミナル
の要部構成を示すブロック図。
【図4】 POSターミナルのRAMに形成する主要な
メモリエリアを示す図。
【図5】 倍率可変データ設定テーブルに格納される倍
率可変データレコードのフォーマットを示す図。
【図6】 本発明の第1の実施の形態においてPOSタ
ーミナルのCPUが実行する1取引処理手順の要部を示
す流れ図。
【図7】 図6における今回ポイント算出処理を具体的
に示す流れ図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態においてストアコ
ンピュータが備えるポイントマスタファイルのデータ構
造を示す図。
【図9】 同第2の実施の形態において印字発行される
レシートの一例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態においてPOSタ
ーミナルのCPUが実行する1取引処理手順の要部を示
す流れ図。
【図11】図10における今回ポイント算出処理を具体
的に示す流れ図。
【符号の説明】
1…POSターミナル 2…ストアコンピュータ 4…ポイントカード 5…カードリーダ 6…ポイントマスタファイル 42…倍率可変データ設定テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1取引の買上金額に対してポイントを付
    与するポイント付与装置において、 1取引の買上金額に応じてポイント倍率または単位金額
    あたりのポイント数を決定し、そのポイント倍率または
    単位金額あたりのポイント数に基づいて当該1取引の買
    上金額に対するポイントを算出することを特徴とするポ
    イント付与装置。
  2. 【請求項2】 1取引の買上金額に対してポイントを付
    与するポイント付与装置において、 複数段階の互いに重複しない金額範囲にそれぞれ対応し
    て異なるポイント倍率または単位金額あたりのポイント
    数を設定する倍率設定手段と、 この倍率設定手段によりポイント倍率または単位金額あ
    たりのポイント数が設定された各金額範囲のうち前記1
    取引の買上金額が含まれる金額範囲を検出する金額範囲
    検出手段と、 この検出手段により検出した金額範囲に対応して設定さ
    れたポイント倍率または単位金額あたりのポイント数で
    当該1取引の買上金額に対するポイントを算出するポイ
    ント算出手段とを具備したことを特徴とするポイント付
    与装置。
  3. 【請求項3】 1顧客の所定期間内の買上合計金額に対
    してポイントを付与するポイント付与装置において、 1顧客の所定期間内の買上合計金額に応じてポイント倍
    率または単位金額あたりのポイント数を決定し、そのポ
    イント倍率または単位金額あたりのポイント数に基づい
    て当該1顧客の所定期間内の買上合計金額に対するポイ
    ントを算出することを特徴とするポイント付与装置。
  4. 【請求項4】 1顧客の所定期間内の買上合計金額に対
    してポイントを付与するポイント付与装置において、 複数段階の互いに重複しない金額範囲にそれぞれ対応し
    て異なるポイント倍率または単位金額あたりのポイント
    数を設定する倍率設定手段と、 この倍率設定手段によりポイント倍率または単位金額あ
    たりのポイント数が設定された各金額範囲のうち前記1
    顧客の所定期間内の買上合計金額が含まれる金額範囲を
    検出する金額範囲検出手段と、 この検出手段により検出した金額範囲に対応して設定さ
    れたポイント倍率または単位金額あたりのポイント数で
    当該1顧客の所定期間内の買上合計金額に対するポイン
    トを算出するポイント算出手段とを具備したことを特徴
    とするポイント付与装置。
  5. 【請求項5】 1顧客の所定期間内の買上合計金額に対
    してポイントを付与するポイント付与装置において、 1取引の買上商品を登録する商品登録手段と、 この商品登録手段により所定期間内に登録された買上商
    品の金額を当該商品を買上げた顧客別に累計する金額累
    計手段と、 複数段階の互いに重複しない金額範囲にそれぞれ対応し
    て異なるポイント倍率または単位金額あたりのポイント
    数を設定する倍率設定手段と、 顧客単位に、前記倍率設定手段によりポイント倍率また
    は単位金額あたりのポイント数が設定された各金額範囲
    のうち前記金額累計手段により得られる当該顧客の買上
    商品合計金額が含まれる金額範囲を検出し、その金額範
    囲に対応して設定されたポイント倍率または単位金額あ
    たりのポイント数で当該顧客の買上商品合計金額に対す
    るポイントを算出するポイント算出手段と、 1取引の買上商品登録に際し、その商品を買上げる顧客
    の前記金額累計手段により得られる買上商品合計金額と
    その金額に対して前記金額範囲検出手段により検出され
    る金額範囲の上限金額との差額を報知する差額報知手段
    とを具備したことを特徴とするポイント付与装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079626A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Nec Corp 還元情報管理システム及び方法並びにプログラム
WO2012002490A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 楽天株式会社 商品購入支援装置、商品購入支援方法、商品購入支援プログラム及び商品購入支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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