JP2002352268A - 画像処理方法及び画像処理用プログラム - Google Patents

画像処理方法及び画像処理用プログラム

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JP2002352268A JP2001162171A JP2001162171A JP2002352268A JP 2002352268 A JP2002352268 A JP 2002352268A JP 2001162171 A JP2001162171 A JP 2001162171A JP 2001162171 A JP2001162171 A JP 2001162171A JP 2002352268 A JP2002352268 A JP 2002352268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Zバッファを利用してモデルの周縁に所望の
画像を描画することが可能な画像の処理方法を提供す
る。 【解決手段】 フレームバッファ15aと、そのフレー
ムバッファ15aに対応付けられたZバッファ15bと
を備えた画像処理装置10により所定の画像を描画する
画像処理方法において、主モデル3Aとその主モデル3
Aの少なくとも一部を内包する副モデル3Bとを仮想3
次元空間1の所定位置P0に配置する。Zバッファ15
bに対する書き込みを禁止した状態で副モデル3Bをフ
レームバッファ15aに描画する。その後、Zバッファ
15bに対する書き込み禁止を解除した状態で主モデル
3Aをフレームバッファ15aに描画するとともに、そ
の主モデル3Aが有する奥行き情報に基づいてZバッフ
ァ15bの記憶内容を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータグラ
フィックス技術を用いた画像処理方法及びプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】モデルの輪郭を強調して描画するための
画像処理方法として、特開2000−251094号公
報に記載された方法が知られている。この方法では、一
つのモデルを描画するために、第1のモデルと、その第
1のモデルよりも僅かに大きい第2のモデルとが用意さ
れる。第2のモデルを構成するポリゴンの法線ベクトル
は第1のモデルの対応するポリゴンの法線ベクトルに対
して反転される。第1のモデルは第2のモデルに内包さ
れるように描画される。その描画時に、各モデルの法線
ベクトルと視線ベクトルとの内積とに基づいて各モデル
の隠面(視点からみて裏に隠れる部分)が特定され、そ
の特定された隠面は描画対象から除外される。これによ
り、第2のモデルに関しては、第1のモデルよりも外側
の部分だけが描画され、その結果として、第2のモデル
が第1のモデルに対する輪郭として見えるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法は、各ポ
リゴンの法線ベクトルに基づいて各モデルを描画すべき
部分と描画しない部分とに区分し、その後に、描画すべ
き部分のみを描画メモリ上に描画するものである。従っ
て、描画メモリにモデルを描画(レンダリング)する際
の処理量は減るが、その描画前の処理量が増える。ゲー
ム機等に搭載されている従来の画像処理装置では、描画
処理と比較してその前処理としてのベクトル演算処理等
の能力が高いため、上記のようにモデル毎の法線ベクト
ルの演算等を実行して、メモリ上に描くべきポリゴンの
数を減らすことが処理速度の向上に効果的であった。
【0004】しかしながら、近年のコンピュータの処理
能力の向上により、ゲーム機のレンダリングエンジンの
性能の向上は目覚ましく、描画すべきポリゴン数を減ら
すために特別の前処理を行うよりも、そのような前処理
をなるべく排除した方が処理速度の向上に有利なことが
ある。
【0005】さらに、上記公報の方法では、第1のモデ
ルのポリゴンデータを基準として第2のモデルの法線ベ
クトルを反転させる処理が必須のため、第2のモデルの
形状が第1のモデルに対して一定の幾何学的関係(典型
的には相似形)を有するものに限定され、第2のモデル
による表現の自由度が小さい。
【0006】ところで、コンピュータを利用した画像処
理において、仮想3次元空間に配置された複数のモデル
をそれらの前後関係を正しく維持しながら描画する手法
として、Zバッファ法が知られている。この方法では、
フレームバッファと同様の描画領域を有する特別のバッ
ファメモリ領域(Zバッファと呼ばれる。)が描画メモ
リに確保され、そのZバッファには、フレームバッファ
に描かれているモデルの視点からの奥行き情報が画素毎
に記録される。新たなモデルをフレームバッファに描く
際、その描画対象のモデルの各画素の奥行き情報がZバ
ッファに記憶されている奥行き情報と比較される。そし
て、描画対象のモデルのうち、その奥行き情報がZバッ
ファの記憶する奥行き情報よりも小さい部分(つまり、
視点からみて近くに位置する部分)のみが、新たにフレ
ームバッファに描画される。このようなZバッファ法
は、法線ベクトルを利用した隠面消去法で行われるベク
トル演算を要しないので、前後関係の判定を高速で行う
ことができる。
【0007】そこで、本発明は法線ベクトルに基づく隠
面判定に代え、Zバッファを利用してモデルの周縁に所
望の画像を描画することが可能な画像処理方法及びその
方法を実現するためのプログラムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0009】本発明の画像処理方法は、フレームバッフ
ァ(15a)と、そのフレームバッファに対応付けられ
たZバッファ(15b)とを備えた画像処理装置(1
0)により所定の画像を描画する画像処理方法におい
て、主モデル(3A)とその主モデルの少なくとも一部
を内包する副モデル(3B)とを仮想3次元空間(1)
の所定位置(P0)に配置する工程と、前記Zバッファ
に対する書き込みを禁止した状態で前記副モデルをフレ
ームバッファに描画する工程と、前記Zバッファに対す
る書き込み禁止を解除した状態で前記主モデルを前記フ
レームバッファに描画するとともに、その主モデルが有
する奥行き情報に基づいて前記Zバッファの記憶内容を
更新する工程とを備えることにより、上述した課題を解
決するものである。
【0010】この発明によれば、副モデルをフレームバ
ッファに描画する際にZバッファへの書き込みを禁止し
ているので、Zバッファの値は副モデルの奥行き情報に
よって更新されない。従って、副モデルの描画後に主モ
デルをフレームバッファに描画する際に、視点からみて
主モデルと副モデルとが重なって見える部分については
フレームバッファに描画された副モデルの画像データが
主モデルによって上書きされる。一方、主モデルのうち
副モデルに内包されている部分においては副モデルの周
縁が主モデルによって上書きされずにフレームバッファ
上に残る。この残った部分が主モデルの周縁に輪郭等と
して表示される。
【0011】本発明の画像処理方法においては、前記副
モデルの描画に先行して、所定の視点(4)からみて前
記仮想3次元空間の前記主モデル及び副モデルの背後に
配置される背景(2)を前記フレームバッファに描画す
るとともに、その背景の奥行き情報に基づいて前記Zバ
ッファの記憶内容を更新する工程を備えてもよい。この
場合には、フレームバッファに描画された背景が副モデ
ルによって上書きされ、さらにその副モデルの一部が主
モデルによって上書きされるので、背景と副モデルとを
それらの前後関係を正しく維持しつつ描画できる。
【0012】本発明の画像処理用プログラムは、フレー
ムバッファ(15a)と、そのフレームバッファに対応
付けられたZバッファ(15b)とを備えたコンピュー
タ(10)により所定の画像を形成するための画像処理
用プログラムにおいて、主モデル(3A)とその主モデ
ルの少なくとも一部を内包する副モデル(3B)とを仮
想3次元空間(1)の所定位置(P0)に配置する工程
と、前記Zバッファに対する書き込みを禁止した状態で
前記副モデルをフレームバッファに描画する工程と、前
記Zバッファに対する書き込み禁止を解除した状態で前
記主モデルを前記フレームバッファに描画するととも
に、その主モデルが有する奥行き情報に基づいて前記Z
バッファの記憶内容を更新する工程とを前記コンピュー
タに実行させるように構成されることにより、上述した
課題を解決する。
【0013】この画像処理用プログラムをコンピュータ
により実行すれば、コンピュータを本発明の画像処理方
法を実現する画像処理装置として機能させることができ
る。
【0014】なお、本発明の画像処理用プログラムにお
いては、前記副モデルの描画に先行して、所定の視点
(4)からみて前記仮想3次元空間の前記主モデル及び
副モデルの背後に配置される背景を前記フレームバッフ
ァに描画するとともに、その背景の奥行き情報に基づい
て前記Zバッファの記憶内容を更新する工程を前記コン
ピュータに実行させるように構成されてもよい。
【0015】本発明は、フレームバッファ(15a)
と、そのフレームバッファに対応付けられたZバッファ
(15b)とを備えた画像処理装置(10)であって、
主モデル(3A)とその主モデルの少なくとも一部を内
包する副モデル(3B)とを仮想3次元空間(1)の所
定位置(P0)に配置する装置と、前記Zバッファに対
する書き込みを禁止した状態で前記副モデルをフレーム
バッファに描画する装置と、前記Zバッファに対する書
き込み禁止を解除した状態で前記主モデルを前記フレー
ムバッファに描画するとともに、その主モデルが有する
奥行き情報に基づいて前記Zバッファの記憶内容を更新
する装置とを備えた画像処理装置として具現化されても
よく、さらにその画像処理装置は、前記副モデルの描画
に先行して、所定の視点(4)からみて前記仮想3次元
空間の前記主モデル及び副モデルの背後に配置される背
景(2)を前記フレームバッファに描画するとともに、
その背景の奥行き情報に基づいて前記Zバッファの記憶
内容を更新する装置を備えてもよい。
【0016】本発明によれば、主モデルに対して副モデ
ルの法線ベクトルを反転させるという両モデルの幾何学
的相関性を前提とした処理が必要とされない。従って、
主モデル及び副モデルの形状をそれぞれ自由に定めるこ
とができ、副モデルを非相似形状として主モデルの周縁
に様々な形状の画像を出現させることができる。主モデ
ルの少なくとも一部を副モデルの外部に突出させて主モ
デルの周縁の一部にのみ副モデルを出現させることもで
きる。
【0017】本発明のプログラムは記憶媒体に記録され
た状態で利用者に提供されてもよいし、有線又は無線の
ネットワークを通じて利用者に配布されてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
画像処理装置のブロック図である。画像処理装置10
は、記憶媒体(例えばDVD−ROM)25に記録され
た画像処理用プログラムに従って所定の画像描画処理を
実行するコンピュータとして構成されている。画像処理
装置10は、マイクロプロセッサを主体として構成され
たCPU11と、そのCPU11に対する主記憶装置と
してのROM12及びRAM13と、CPU11からの
指示に基づいて画像処理及び音声処理に適した処理を行
う画像処理装置14及びサウンド処理装置16と、記憶
媒体としてのDVD−ROM25からプログラムやデー
タを読み取るためのDVD−ROM読取装置18とを有
している。ROM12には、画像処理装置10の全体の
動作制御に必要なプログラムとしてのオペレーティング
システムが書き込まれる。RAM13には記憶媒体とし
てのDVD−ROM25から読み取ったプログラムやデ
ータが必要に応じて書き込まれる。
【0019】CPU11の内部には、いわゆる3次元コ
ンピュータグラフィックスにおけるポリゴン座標変換や
ベクトル演算等のジオメトリ処理を行うための画像処理
用演算部11aが設けられる。この画像処理用演算部1
1aは例えばマイクロプロセッサと特定のソフトウエア
との組み合わせによって構成される。
【0020】一方、画像処理装置14はCPU11から
ポリゴンデータ等を受け取ってビデオメモリ15に描画
するいわゆるレンダリング処理を実行するとともに、そ
のビデオメモリ15にレンダリングされた画像データに
基づいて一フレームを構成するビデオ再生信号を生成
し、そのビデオ再生信号を所定のタイミングでモニタ1
9に出力する。ビデオメモリ15にはフレームバッファ
15aとZバッファ15bとが確保される。フレームバ
ッファ15aには、モニタ19に表示させるべき一フレ
ームの画像がレンダリングされる。Zバッファ15bは
フレームバッファ15aと同様の描画領域であるが、そ
こにはフレームバッファ15aに描画されているモデル
の奥行き情報が画素毎に記録される。奥行き情報は、仮
想3次元空間に対して仮想カメラの光軸方向をZ軸とす
る3次元直交座標系を設定したときのポリゴン上の各画
素のZ座標と相関する。
【0021】Zバッファ15bへの奥行き情報の記録は
フレームバッファ15aへのモデルの描画と並行して実
行される。但し、CPU11から所定のマスク指令が与
えられると、画像処理装置14はZバッファ15bへの
書き込みを禁止する。その書き込み禁止状態であって
も、描こうとするモデルの奥行き情報と、Zバッファ1
5bに記録された奥行き情報とが画素単位で比較され、
既に描かれているモデルの背後に隠れる部分については
フレームバッファ15aの情報が更新されない。このよ
うなZバッファ機能は、例えば家庭用のビデオゲーム機
やパーソナルコンピュータのように比較的安価な個人用
用途のコンピュータの分野においても広く実装されてお
り、ここではその説明を省略する。
【0022】なお、図1において、ビデオメモリ15は
画像処理装置14に対応して描画専用のメモリとして設
けられているが、メインメモリとしてのRAM13上に
ビデオメモリが確保されてもよい。また、CPU11及
び画像処理装置14によってそれぞれどのような処理を
負担するかはハードウエアの構成に依存して相違するも
のであり、本発明は上記の構成に限定されるものではな
い。
【0023】サウンド処理装置16は、DVD−ROM
25から読み出された音声、楽音等のデータや音源デー
タ等を再生してスピーカ20から出力させる。読取装置
18は、CPU11からの指示に従ってDVD−ROM
25上に記録されたプログラムやデータを読み取り、そ
の読み取った内容に対応した信号を出力する。
【0024】さらに、CPU11にはバス24を介して
入力装置22及び外部記憶装置23がそれぞれ接続され
る。外部記憶装置23は例えば不揮発性の半導体メモ
リ、ハードディスク、光磁気ディスク等の書換えが可能
な記憶装置である。このような構成はあくまで一例であ
り、本発明の画像処理方法が適用されるコンピュータの
構成は適宜変更されてよい。なお、CPU11に対する
各装置の接続態様は図1に限定されない。
【0025】記憶媒体としてのDVD−ROM25に記
録された画像処理用プログラムには、本発明に従って輪
郭付きのモデルを描くための輪郭付きモデル描画用モジ
ュールが含まれている。また、DVD−ROM25に
は、画像処理用プログラムに従って各種の画像を描画す
るために必要な画像描画用データが記録される。そのデ
ータには上述した画像処理用プログラムによって3次元
画像を描画するために使用されるモデルデータが含まれ
ている。モデルデータはモデル毎、あるいはモデルをさ
らに分割したモデルのパーツ毎に設けられている。各モ
デル又はそのパーツのデータは、モデルを構成する複数
のポリゴンの頂点座標等の情報を含んでいる。上記の輪
郭付きモデル描画用モジュールによって輪郭付きのモデ
ルを描くために使用されるモデルデータには、主モデル
データと副モデルデータとが含まれている。両者の相違
は後述する。
【0026】次に、図2及び図3を参照して輪郭付きモ
デル描画用モジュールによる処理の概要を説明する。図
2は、仮想3次元空間1に背景2及び球形のモデル3を
それぞれ配置して3次元シーンを構築した様子を示して
いる。また、仮想3次元空間1には視点4及び仮想スク
リーン5が設定される。3次元シーンの構築や視点4の
設定等は例えば入力装置22からの指示を参照してCP
U11により実行される。シーン構築と視点設定が完了
すると、視点4からみて背景2及びモデル3を仮想スク
リーン5上に投影した画像が作成され(透視変換)、そ
の投影された2次元画像がフレームメモリ15aに描画
される。このような一連の処理は、ROM12に記録さ
れたオペレーティングシステム及び画像処理用プログラ
ムに基づいて実行される。なお、モデル3は多数のポリ
ゴンを組み合わせて構成されるが、ポリゴンの図示は省
略する。背景2はモデルでもテクスチャでもよい。複数
の背景2があってもよい。
【0027】ここで、図2のモデル3を輪郭付きのモデ
ルとして表示させる場合を説明する。この場合、DVD
−ROM25には、図3に示すように球形の主モデル3
Aに対応するデータが主モデルデータとして、主モデル
3Aよりも僅かに大きい球形の副モデル3Bに対応する
データが副モデルデータとして、それぞれ記録される。
そして、フレームバッファ15aにこれらのモデル3
A,3Bを描画する際には、まず副モデル3Bを描画
し、その上に主モデル3Aを重ねて描画する。これによ
り、描画後には主モデル3Aの周囲に副モデル3Bが細
い環状に残る。この結果、輪郭付きのモデル3が表示さ
れる。
【0028】なお、仮想3次元空間1におけるモデル3
の位置は、その仮想3次元空間1に設定されたワールド
座標系におけるモデル3の代表点P0の座標にて特定さ
れ、その一方、モデルデータにおいて主モデル3A及び
副モデル3Bをそれぞれ構成するポリゴンの頂点座標は
各モデルに設定された適当な代表点Pa、Pbを基準
(例えば原点)としたローカル座標系に従って特定され
る。主モデル3A及び副モデル3Bを仮想スクリーン5
に描画するためには、その前提として、合成後のモデル
3に対して与えられるワールド座標系における代表点P
0の座標に基づいて仮想3次元空間1に各モデル3A、
3Bを配置する必要がある。そこで、主モデル3A及び
副モデル3Bを、それぞれの代表点Pa、Pbが代表点
P0に一致するように仮想3次元空間1に配置するだけ
で、主モデル3Aと副モデル3Bとが所定の関係で組み
合わされてモデル3が得られるように、代表点P0、P
a、Pbの関係を設定しておくことが望ましい。例え
ば、主モデル3A及び副モデル3Bが相似形の場合、代
表点P0、Pa、Pbは各モデルの重心に一致させるこ
とができる。但し、本発明はこのような位置関係を設け
る例に限らず、ワールド座標系において指定されるモデ
ル3の位置と、主モデル3A及び副モデル3Bとの対応
関係が明確であればどのような位置関係を設定してもよ
い。
【0029】主モデル3Aと副モデル3Bとの大きさの
差は、主モデル3Aの周囲に適正な幅の輪郭が表示でき
るように定めればよい。また、モデルデータにおいてモ
デルの色を指定する場合、主モデル3Aのデータに関し
てはモデル3に適した色を指定すればよい。一方、副モ
デル3Bのデータに関しては輪郭として適切な色、例え
ば黒やダークグレー等の暗色を指定すればよい。
【0030】図4は画像処理用プログラムの輪郭描画モ
ジュールに従って画像処理装置10が実行する輪郭付き
モデル描画処理の手順を示すフローチャートである。こ
の処理では、まず、仮想3次元空間1に主モデル3A及
び副モデル3Bが配置され(ステップS1)。つまり、
ワールド座標系におけるモデル3の代表点P0の座標に
従って、主モデル3A及び副モデル3Bをそれぞれ構成
するポリゴンの頂点座標が各モデル3A、3Bに固有の
ローカル座標系からワールド座標系の値へと変換され
る。また、ワールド座標系によるポリゴン座標は視点4
からの撮影方向をZ軸方向に一致させた視点座標系の座
標へと変換され、これによりモデル3A、3Bの視点4
からの奥行き情報が取得される。主モデル3A及び副モ
デル3Bの配置が終わると、続いてモデル3の背後に既
に配置されている背景2をフレームバッファ15aに描
画する処理が行われる(ステップS2)。
【0031】背景2の描画が終了するとステップS3の
条件が肯定され、フレームバッファ15aに対するモデ
ル3の描画が開始される。モデル3の描画においては、
まず、Zバッファ15bに対してマスク指令が与えら
れ、Zバッファ15bが書き込み禁止状態に設定される
(ステップ4)。次に、輪郭付きモデル3を構成する副
モデル3Bがフレームバッファ15aに描画される(ス
テップS5)。このとき、Zバッファ15bへの書き込
みは禁止されているが、Zバッファ15bに既に記憶さ
れている奥行き情報と副モデル3Bの奥行き情報とが画
素単位で比較され、副モデル3Bのうち、Zバッファ1
5bに記録された奥行き情報よりも小さい奥行き情報を
有すると判断された部分のみがフレームバッファ15a
に描画される。
【0032】続いてZバッファ15bに対するマスクが
解除され(ステップS6)、その後に主モデル3Aがフ
レームバッファ15aに描画され(ステップS7)、そ
の描画の終了を以て図4の処理が完了する。主モデル3
Aの描画時には、Zバッファ15aに記録されている奥
行き情報と主モデル3Aの奥行き情報とが比較され、主
モデル3Aのうち、既に描かれている背景2や他のモデ
ルよりも手前側に位置している部分のみがフレームバッ
ファ15aに描画されるとともに、その描画される部分
に関してはZバッファ15aの奥行き情報が主モデル3
Aの奥行き情報で更新される。また、副モデル3Bに関
する奥行き情報がZバッファ15bに記録されていない
ため、既に描かれた副モデル3Bと主モデル3Aとの前
後比較により主モデル3Aが描画されなくなる不都合は
生じない。
【0033】本発明は以上の実施形態に限定されること
なく、種々の形態にて実施してよい。例えば主モデル3
A及び副モデル3Bは球形に限らず、種々の形状に構成
してよい。主モデルの周縁に均等に輪郭を表示する場合
には主モデルと副モデルとを相似形に構成する必要があ
るが、本発明によれば、そのような輪郭の表示に限ら
ず、特に主モデルと副モデルとを非相似形に形成するこ
とにより、様々な視覚的効果をもたらす画像を表示する
ことができる。例えば図5(a)に示すように、主モデ
ル3Aの周囲の光輪を副モデル3Bによって表現するこ
ともできるし、図5(b)に示すように主モデル3Aの
一部のみを副モデル3Bに内包させて部分的に輪郭等を
表示することもできる。また、図5(c)に示すよう
に、主モデル3Aがドーナツ形状のように中空部を有す
る場合には、その主モデル3Aの外周側に限らず、内周
側にも副モデル3Bを表示してもよい。
【0034】以上の実施形態では主モデル及び副モデル
をそれぞれ特定するデータを予め記憶媒体に記録した
が、主モデルと副モデルとが一定の相関関係を有する場
合には、その相関関係を利用して主モデルのデータから
副モデルを動的に生成してもよい。例えば、副モデルが
主モデルの相似形状の場合には、主モデルを構成するポ
リゴンの頂点座標を一定の比率で拡大するだけで副モデ
ルのデータを生成することができる。あるいは、主モデ
ルに対して一定の処理を施すことにより副モデルが得ら
れる場合にも、主モデルに対して副モデルを動的に生成
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、フレームバッファへの主モデルの描画に先行して、
Zバッファへの書き込みを禁止した状態で副モデルをフ
レームバッファ上に描画し、その後に主モデルをZバッ
ファを利用して前後関係を判別しながらフレームバッフ
ァに描画するようにしたので、描画前のベクトル演算等
を省略して副モデル及び主モデルをいずれもフレームバ
ッファに描画しても、主モデルと副モデルとが重なる部
分では主モデルが優先して表示され、主モデルの周縁に
は副モデルが表示されている画像を確実に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理方法を実行するための画像処
理装置のブロック図。
【図2】本発明の画像処理方法が適用されるモデルを仮
想3次元空間に配置した状態を示す図。
【図3】図2のモデルを輪郭付きモデルとして描画する
ために用意される主モデル及び副モデルと、それらを合
成して得られる画像を示す図。
【図4】図1の画像処理装置にて実行される輪郭付きモ
デル描画処理の手順を示すフローチャート。
【図5】輪郭付きモデルの他の表示例を示す図。
【符号の説明】
1 仮想3次元空間 2 背景 3 輪郭付きのモデル 3A 主モデル 3B 副モデル 4 視点 5 仮想スクリーン 10 画像処理装置 11 CPU 11a 画像処理用演算部 14 画像処理装置 15 ビデオメモリ 15a フレームバッファ 15b Zバッファ 25 DVD−ROM(記憶媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C001 BA08 CB01 CB04 5B050 AA09 BA09 EA20 EA28 FA02 FA06 FA10 5B080 CA01 GA01 GA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームバッファと、そのフレームバッ
    ファに対応付けられたZバッファとを備えた画像処理装
    置により所定の画像を形成する画像処理方法において、 主モデルとその主モデルの少なくとも一部を内包する副
    モデルとを仮想3次元空間の所定位置に配置する工程
    と、前記Zバッファに対する書き込みを禁止した状態で
    前記副モデルをフレームバッファに描画する工程と、前
    記Zバッファに対する書き込み禁止を解除した状態で前
    記主モデルを前記フレームバッファに描画するととも
    に、その主モデルが有する奥行き情報に基づいて前記Z
    バッファの記憶内容を更新する工程とを備えた画像処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記副モデルの描画に先行して、所定の
    視点からみて前記仮想3次元空間の前記主モデル及び副
    モデルの背後に配置される背景を前記フレームバッファ
    に描画するとともに、その背景の奥行き情報に基づいて
    前記Zバッファの記憶内容を更新する工程を備えた請求
    項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記副モデルが前記主モデルの周縁に所
    定幅の輪郭を付与できる大きさに構成されている請求項
    1又は2の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記副モデルが前記主モデルと非相似形
    である請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記主モデルの少なくとも一部が前記副
    モデルの外部に突出する請求項1又は2に記載の画像処
    理方法。
  6. 【請求項6】 フレームバッファと、そのフレームバッ
    ファに対応付けられたZバッファとを備えたコンピュー
    タにより所定の画像を形成するための画像処理用プログ
    ラムにおいて、 主モデルとその主モデルの少なくとも一部を内包する副
    モデルとを仮想3次元空間の所定位置に配置する工程
    と、前記Zバッファに対する書き込みを禁止した状態で
    前記副モデルをフレームバッファに描画する工程と、前
    記Zバッファに対する書き込み禁止を解除した状態で前
    記主モデルを前記フレームバッファに描画するととも
    に、その主モデルが有する奥行き情報に基づいて前記Z
    バッファの記憶内容を更新する工程とを前記コンピュー
    タに実行させるように構成された画像処理用プログラ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記副モデルの描画に先行して、所定の
    視点からみて前記仮想3次元空間の前記主モデル及び副
    モデルの背後に配置される背景を前記フレームバッファ
    に描画するとともに、その背景の奥行き情報に基づいて
    前記Zバッファの記憶内容を更新する工程を前記コンピ
    ュータに実行させるように構成された請求項6に記載の
    画像処理用プログラム。
  8. 【請求項8】 前記副モデルは前記主モデルの周縁に所
    定幅の輪郭を付与できる大きさに構成されている請求項
    6又は7の画像処理用プログラム。
  9. 【請求項9】 前記副モデルが前記主モデルと非相似形
    である請求項6又は7に記載の画像処理用プログラム。
  10. 【請求項10】 前記主モデルの少なくとも一部が前記
    副モデルの外部に突出する請求項6又は7に記載の画像
    処理用プログラム。
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