JP2002352071A - 評価算定システム - Google Patents

評価算定システム

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JP2002352071A
JP2002352071A JP2001157808A JP2001157808A JP2002352071A JP 2002352071 A JP2002352071 A JP 2002352071A JP 2001157808 A JP2001157808 A JP 2001157808A JP 2001157808 A JP2001157808 A JP 2001157808A JP 2002352071 A JP2002352071 A JP 2002352071A
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Masakazu Nakai
正和 中井
Itaru Ishii
至 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無形資産や有形資産の評価を効率的に行うこ
とができるようにする。 【解決手段】 案件情報設定部3により、評価したい物
件と目的と付随する情報とが評価データ登録装置5に登
録設定され、モジュール1Aにより、市場価格の算出に
必要な係数等が算出され、モジュール2Aにより、必要
な要素が演算され、モジュール3Aにより、必要な要素
が演算され、モジュール4Aにより、アドバイス画面に
表示するデータが演算され、収益配分蓄積装置27によ
り、収益配分による割当価格が蓄積され、配分調整検算
表示部28により、収益配分による割当価格について修
正を促す画面が提供され、客観評価用摘出部35によ
り、蓄積されている客観的評価に必要な情報が摘出さ
れ、客観評価用データ蓄積装置36により、客観評価を
行う際に用いられるデータが蓄積され、収益配分データ
摘出部29により、蓄積されている収益配分情報を摘出
されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許権や著作権等
の知的財産権、投資、企業買収、社債格付けの際の企業
価値、融資の際の担保価値、ブランド、営業権、暖簾代
等の無形資産や、証券化の際の対象資産の価値、不動
産、資産配分管理、管理補助金、助成金の資金分配等の
際の値決め等の有形資産を評価する評価算定システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】金融業界においては、特許権や著作権等
の知的財産権、投資、企業買収、社債格付けの際の企業
価値、融資の際の担保価値、ブランド、営業権、暖簾代
等の無形資産や、証券化の際の対象資産の価値、不動
産、資産配分管理、管理補助金、助成金の資金分配等の
際の値決め等の有形資産の評価を、将来予測される期待
収益を現在価値に割引いたディスカウントキャッシュフ
ローという手法によって得ている。
【0003】特許権等の知的財産権においての評価は、
特許権の品質及び収益における技術貢献度、その他のブ
ランドや著作権、人材やネットワーク等の重要度を解明
するための定性的分析が伴う。たとえば、実際のライセ
ンス契約におけるライセンス料は、数理統計的な裏付け
よりも、ライセンサー(売手)とライセンシー(買手)と
の力関係、思惑、期待等の定性的なもので決められるこ
とが多い。これらは、非常に重要であるにもかかわら
ず、従来の価格算定手法ではさほど参考にされていなか
った。また、その他、土地やベンチャー企業投資、将来
予想が不確定なプロジェクトの融資等は、財務諸表だけ
では判断できない等、非常に困難だった。
【0004】ここで、知的財産権の評価を行うものとし
て、たとえば特願2000−56189号公報では、ザ
パテントアンドライセンスエクスチェンジ, インコーポ
レーテッドの「特許の価値」の算出方法を提案してい
る。ところが、この算出方法では、個別の特許権に対し
ての評価を行っているものではなく、同様の技術分野に
属する特許権を、他の技術分野と比較して価値が高いか
どうか、又はその特許を実現化しようとする産業分野
は、現在どのくらい市場から評価されているのかという
観点にとどまっている。
【0005】また、ライセンス契約においては、局面が
様々で、統一された傾向等というものは存在しない。つ
まり、交渉毎に価格決定要因は異なり、またそれぞれの
要因のウエイトも違ったものとなる。技術等の評価にお
いても絶対的な単一評価というものはなくて、目的と
か、対象とか、当事者とか、評価の局面において、いく
つかの評価手段を選択しなければならない。ライセンス
契約に参加する双方においても、同じ要因が別の重みを
持っており、全ての立場において、お互いの納得のいく
要素を提案し、それについての結果を提示し、落しどこ
ろを決めていかなければならない。
【0006】実際のライセンス契約における価格決定の
一番の要因である、当事者たちの様々思惑や期待、環
境、契約条件等の定性的要因や、特許明細書のクレーム
で表現されている権利範囲や、それに基づく契約範囲を
特許の生出す市場価値に反映させ、また、どれくらいの
スピードで完成し、どのタイミングで行うか等の時間的
な要素も反映しなければならない。
【0007】この点、上記の先行技術では、特許権者
や、もしくは特許権の買手側の技術力や開発における技
術依存度、発明者がその特許を生かしたビジネスに関与
するか、特許そのものの潜在力や可能性、社会貢献度や
地域密着性等の実際のライセンス契約の価値算定に大き
く影響している定性的要因を反映させるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
上述した「特許の価値」の算出方法では、特許権等の無
形資産に限らず、有形資産の評価を実務レベルで使用す
るに際し、未だ改良の余地がある。
【0009】また、保険料算定、投資、融資、資産運用
等の業務や、証券化による流動化において、対象となる
知的財産等の無形資産について価値評価をする場合、い
つまでも人的な裁量や限られた資料もしくは経験でやり
くりするのは限界がある。たとえば、これらを投資関連
商品、もしくはそれらの一部としてファイナンス化する
場合、投資家が納得する、信憑性のある将来の予想売上
を計算しなければならない。知的財産を例に取ると、ラ
イバル会社の動向、どれくらいの数量を生産していく
か、インフレ、デフレ等のマーケットリスクによっても
大きく変わり、またその技術がどれだけの競争力を持
ち、その特許権の効力がどのくらいで、どのタイミング
で投資や開発を行うのか等の時間的な要因や、当事者間
の期待、思惑、力関係等の定性的な要因及びそれらの不
確定要素を加味したリスクを取入れる必要があった。
【0010】価格算定や評価においても、数理統計的に
分析したデータを活用し、また定性的な要因を数値化す
ることで、より実勢に近い信憑性のある価値評価を算出
することが必要となっている。企業の経営判断や、第3
者による他者の資産の価値算定等においては、膨大な取
引データや企業財務諸表の分析を行い、市場で行われて
いる実取引のシミュレーションを行い、客観的な価値算
出を出す必要が出てきた。
【0011】ちなみに、特許権や著作権等の知的財産
権、投資、企業買収、社債格付けの際の企業価値、融資
の際の担保価値、ブランド、営業権、暖簾代等の無形資
産や、証券化の際の対象資産の価値、不動産、資産配分
管理、管理補助金、助成金の資金分配等の際の値決め等
の有形資産の価値の算出において、実際の無形資産や有
形資産における価格決定の一番の要因である、定性的要
因を価値に反映させる必要がある。そのためには、評価
する側、評価される側、評価される資産を持っている側
等の参加者の判断と条件とを、セキュリティで守られた
システム上に反映させ、2人以上の参加者がインタラク
ティブに交渉及び変更することができるインタフェース
を有することで、お互いの主観を反映してインタラクテ
ィブに価格算定要素を決定したり、より実勢に近い信憑
性のある価値評価を算出したりすることが必要となるも
のと考えられる。
【0012】また、膨大な取引データや企業財務諸表の
分析を行い、市場で行われている実取引のシミュレーシ
ョンを実行することで、相対者がいなくても客観的な価
値算出を可能にし、市場の状況に即した、客観評価によ
る価格算定ができるようにすることも必要となるものと
考えられる。
【0013】ここで、対象資産の将来の収益予想を算出
するには、過去の傾向を統計的にはじき出したリスクに
よって割引く必要がある。そこでは、線引きと、ウエイ
トとが重要となる。そこで、既存のデータベースからの
サンプルに数量化理論を適応することで、定性的要因を
アイテムとして取上げた重回帰分析を行うようにする。
ここでは、いわゆる数量化I類の手法を取入れること
で、従来の当事者間で行われた様々な定性的要因を対象
資産の価値算定に反映させることができるものと考えら
れる。
【0014】また、対象資産が生出す将来の収益を算定
する場合、十分な分析の基、数理統計的な手順を経て導
きだされた定数及び係数等を利用することにより、擬似
的な相対関係を実現し、単一の参加者であっても価値の
算定ができるようにする必要があるものと考えられる。
【0015】また、算出される価格は、たとえば個別の
特許に対して評価するものではなく、同様の技術分野に
属する特許を、他の技術分野と比較して価値が高いかど
うか、その特許を実現化しようとする産業分野は、現在
どのくらい市場から評価されているのかという判断から
さらに進んで、実際のライセンス実務や値決めの方法を
正確に反映させるようにする必要があるものと考えられ
る。
【0016】また、肝心の市場価格算定においても、正
確さ、現実的妥当性に乏しく、改善の余地が多数ある。
たとえば、特願2000−320737号では、ブラッ
ク・ショールズモデル(以下、BSモデルという)を用
いて、公正価値を求めることを提案しているが、BSモ
デルを当てはめるところにいくつかの根本的な理論的問
題がある。その一つとして、対数正規性の問題がある。
特願2000−320737号によれば、Sは技術に対
する価格提案額ということであるが、Xが何に該当する
か明記されていない。BSモデルでは、Sは現在の資産
価格、Xが行使価格(オプションの保有者がオプション
を権利行使した場合に購入あるいは売却することができ
る価格)である。
【0017】よって、Xは技術の売買予約価格というこ
とになるが、S、Xの何れもがlognormal分布に従うこ
とを前提にしているという趣旨が明示されている。技術
の価格の分布がlognormal分布(一般には「対数正規分
布」と呼ばれるが)に該当することの理論的根拠はな
く、通常は、一般的に多くの様々な事象は「正規分布」
(PLX流にいえば、normal分布とでも表現するのだろ
う)に従うことが広く知られている。
【0018】そのため、特許等の価格算定に当っては、
正規分布に従うことを前提とする価格算定がなされるほ
うが理論的に妥当である。また、BSモデルでは、Xは
行使価格であるから、定数として扱われている。しか
し、実際の(製品化されていない)特許の価値は、その
技術が現実に製品を生出したときに実現が予想される利
益の現在価値と、そのときにかかるもろもろのコストの
現在価値との差額を本源とすべきであるところ、後者の
コストは日進月歩の技術進展に伴い変動するものと考え
るのが妥当である。
【0019】つまり、行使価格に相当するXを「定数」
扱いとすることは現実的妥当性に乏しいといわざるを得
ない。従って、上記の2点については、技術価格は正規
分布に従うと考えるべきであること、コストは変数とし
て扱うべきであることとを満たす価格算定式にすべきで
ある。これらの不具合は、Margrabe,William, 1978,The
value of an option to exchange one asset for anot
her, Journal of Finance 33, pages 177-186にある、
エクスチェンジ・オプション・モデルを採用すること
で、解消されるものと考えられる。また変数であるフォ
ワード価格の算定においても、実勢の取引に近づけるた
めのいくつかの工夫が必要である。
【0020】このようなモデルは、BSエクスチェンジ
・オプション・モデルから導いた公正価値を、特許等の
価値算定の試算値としているが、エクスチェンジ・オプ
ション式から導かれた対象資産の市場価値を基準に数量
化I類で定性的要因を反映させて価格(基準値と呼ぶ)
を出し、当事者間での利益分配に関する定性的側面をバ
リューマトリクスという手法を用いて反映できるものと
考えられる。
【0021】バリューマトリクスは株式増資における当
事者間の株価算定及び利益分配モデルを参考に構築した
ものであるが、要素となる変数の部分をユーザに分かり
易く、直感的に判断させるためにビジュアル化すること
が望まれる。これにより、将来の収益やコストを計る上
で非常に重要な、タイミングやスピードといった時間的
要素を、ユーザに直感的に分かり易く、現実に近い形で
価格算定に取入れることができるものと考えられる。
【0022】リアルオプションの可能性を追求する試み
は斬新であるが、多くの定性的な要因及び知的財産の本
質を無視して、なおかつ流動性が高く、裁定が常に働く
金融市場のモデルを、確実な根拠もなしに知的財産の価
格算定に安易に運用することは非常に危険である。リア
ルオプションという言葉を鵜呑みにして、数値化できな
い要素やリスクまで、杓子定規に数値化し、何の修正も
なしに適応するようなことをするのではなく、既存の理
論モデルを修正することで、実勢に近い取引価格にフィ
ットさせることができるものと考えられる。
【0023】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、無形資産や有形資産の評価を効率的に行
うことができる評価算定システムを提供することができ
るようにするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の評価算
定システムは、ネットワークに接続される通信端末を用
いてのユーザからのアクセスを受付けて、評価したい物
件と目的と付随する情報とを評価データ登録装置に登録
設定する案件情報設定部と、ユーザである主体側のリス
クプレミアム算出に必要な定性的要素の設定及び市場価
格の算出に必要な係数を算出する第1のモジュールと、
市場価値を算出するために必要な要素を演算する第2の
モジュールと、収益配分を決定するために必要な要素を
演算する第3のモジュールと、修正・変更・更新及びア
ドバイス画面に表示するデータを演算する第4のモジュ
ールと、第3のモジュールによって演算される収益配分
による割当価格が蓄積される収益配分蓄積装置と、収益
配分蓄積装置に蓄積された収益配分による割当価格につ
いて修正を促す画面を通信端末に提供する配分調整検算
表示部と、収益配分蓄積装置に蓄積されている客観的評
価に必要な情報を摘出する客観評価用摘出部と、客観評
価用摘出部によって摘出されるとともに、第1〜第3の
モジュールにて客観評価を行う際に用いられるデータが
蓄積される客観評価用データ蓄積装置と、収益配分蓄積
装置に蓄積されている収益配分情報を摘出して第4のモ
ジュールに与える収益配分データ摘出部とを備えること
を特徴とする。また、第1のモジュールは、減少係数の
値を求める際に必要となる判断材料を表示する係数判断
材料表示部と、減少係数の値を求める際に必要となる判
断材料を入力する係数判断材料入力部と、減少係数の値
を求める際に必要となる判断材料を演算する係数判断演
算部と、減少係数の値を求める際に必要となる定性的要
因を表示する主体側定性的要因表示部とを備えるように
することができる。また、第2のモジュールは、市場価
値を算出するために必要な要素を入力するための画面を
表示する評価判断材料表示部と、市場価値を算出するた
めに必要な要素を入力する評価判断材料入力部と、評価
判断材料入力部によって入力された市場価値を算出する
ために必要な要素を取入れて演算する市場価値演算部
と、市場価値を算出するために必要な定性的要素を表示
する市場価値定性的要因表示部とを備えるようにするこ
とができる。また、第3のモジュールは、収益配分を調
整するために必要な要素を入力するための画面を表示す
る配分調整表示部と、収益配分を調整するために必要な
要素を入力する配分調整入力部と、収益配分を調整する
ために必要な要素を基に演算する配分調整演算部と、収
益配分を調整するために必要な定性的要素を表示する相
対的定性的要因表示部とを備えるようにすることができ
る。また、第4のモジュールは、計算データ更新及びア
ドバイス機能の実行に際し、必要な要素を取入れて演算
する更新・アドバイス演算部と、計算データ更新及びア
ドバイス機能の実行に際し、必要な要素を入力するため
の画面を表示する更新・アドバイス表示部と、計算デー
タ更新及びアドバイス機能の実行に際し、必要な要素を
設定する更新・アドバイス設定部とを備えるようにする
ことができる。請求項6に記載の評価算定方法は、案件
情報設定部により、ネットワークに接続される通信端末
を用いてのユーザからのアクセスが受付けられ、評価し
たい物件と目的と付随する情報とが評価データ登録装置
に登録設定される第1の工程と、第1のモジュールによ
り、ユーザである主体側のリスクプレミアム算出に必要
な定性的要素の設定及び市場価格の算出に必要な係数が
算出される第2の工程と、第2のモジュールにより、市
場価値を算出するために必要な要素が演算される第3の
工程と、第3のモジュールにより、収益配分を決定する
ために必要な要素が演算される第4の工程と、第4のモ
ジュールにより、修正・変更・更新及びアドバイス画面
に表示するデータが演算される第5の工程と、収益配分
蓄積装置により、第3のモジュールによって演算される
収益配分による割当価格が蓄積される第6の工程と、配
分調整検算表示部により、収益配分蓄積装置に蓄積され
た収益配分による割当価格について修正を促す画面が通
信端末に提供される第7の工程と、客観評価用摘出部に
より、収益配分蓄積装置に蓄積されている客観的評価に
必要な情報が摘出される第8の工程と、客観評価用デー
タ蓄積装置により、客観評価用摘出部によって摘出され
るとともに、第1〜第3のモジュールにて客観評価を行
う際に用いられるデータが蓄積される第9の工程と、収
益配分データ摘出部により、収益配分蓄積装置に蓄積さ
れている収益配分情報を摘出して第4のモジュールに与
えられる第10の工程とを備えることを特徴とする。ま
た、第2の工程には、係数判断材料表示部により、減少
係数の値を求める際に必要となる判断材料が表示される
第11の工程と、係数判断材料入力部により、減少係数
の値を求める際に必要となる判断材料が入力される第1
2の工程と、係数判断演算部により、減少係数の値を求
める際に必要となる判断材料が演算される第13の工程
と、主体側定性的要因表示部により、減少係数の値を求
める際に必要となる定性的要因が表示される第14の工
程とが含まれるようにすることができる。また、第3の
工程には、評価判断材料表示部により、市場価値を算出
するために必要な要素を入力するための画面が表示され
る第15の工程と、評価判断材料入力部により、市場価
値を算出するために必要な要素が入力される第16の工
程と、市場価値演算部により、評価判断材料入力部によ
って入力された市場価値を算出するために必要な要素を
取入れて演算される第17の工程と、市場価値定性的要
因表示部により、市場価値を算出するために必要な定性
的要素が表示される第18の工程とが含まれるようにす
ることができる。また、第4の工程には、配分調整表示
部により、収益配分を調整するために必要な要素を入力
するための画面が表示される第19の工程と、配分調整
入力部により、収益配分を調整するために必要な要素が
入力される第20の工程と、配分調整演算部により、収
益配分を調整するために必要な要素を基に演算が行われ
る第21の工程と、相対的定性的要因表示部により、収
益配分を調整するために必要な定性的要素が表示される
第22の工程とが含まれるようにすることができる。ま
た、第5の工程には、更新・アドバイス演算部により、
計算データ更新及びアドバイス機能の実行に際し、必要
な要素を取入れて演算が行われる第23の工程と、更新
・アドバイス表示部により、計算データ更新及びアドバ
イス機能の実行に際し、必要な要素を入力するための画
面が表示される第24の工程と、更新・アドバイス設定
部により、計算データ更新及びアドバイス機能の実行に
際し、必要な要素が設定される第25の工程とが含まれ
るようにすることができる。請求項11に記載のプログ
ラムは、コンピュータに第1の工程〜第10の工程を実
行させる。請求項12に記載のプログラムは、コンピュ
ータに第1の工程〜第25の工程を実行させる。請求項
13に記載の記録媒体は、請求項6〜10の何れかに記
載の評価算定方法を実行可能なプログラムが記録されて
いることを特徴とする。本発明に係る評価算定システム
においては、案件情報設定部により、ネットワークに接
続される通信端末を用いてのユーザからのアクセスが受
付けられ、評価したい物件と目的と付随する情報とが評
価データ登録装置に登録設定され、第1のモジュールに
より、ユーザである主体側のリスクプレミアム算出に必
要な定性的要素の設定及び市場価格の算出に必要な係数
が算出され、第2のモジュールにより、市場価値を算出
するために必要な要素が演算され、第3のモジュールに
より、収益配分を決定するために必要な要素が演算さ
れ、第4のモジュールにより、修正・変更・更新及びア
ドバイス画面に表示するデータが演算され、収益配分蓄
積装置により、第3のモジュールによって演算される収
益配分による割当価格が蓄積され、配分調整検算表示部
により、収益配分蓄積装置に蓄積された収益配分による
割当価格について修正を促す画面が通信端末に提供さ
れ、客観評価用摘出部により、収益配分蓄積装置に蓄積
されている客観的評価に必要な情報が摘出され、客観評
価用データ蓄積装置により、客観評価用摘出部によって
摘出されるとともに、第1〜第3のモジュールにて客観
評価を行う際に用いられるデータが蓄積され、収益配分
データ摘出部により、収益配分蓄積装置に蓄積されてい
る収益配分情報を摘出して第4のモジュールに与えられ
るようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0026】図1は、本発明の評価算定システムの一実
施の形態を示す図、図2〜図22は、図1の評価算定シ
ステムにおける評価算定方法を説明するための図であ
る。
【0027】図1に示す評価算定システムは、モジュー
ル1A〜4A、PC端末1,2、案件情報設定部3、外
部データ蓄積装置4、評価データ登録装置5、更新デー
タ蓄積装置6、関連係数蓄積装置11、定性的要因主体
側データ蓄積装置12、係数修正表示部13、マーケッ
トデータベース14、マーケットデータ摘出部15、市
場価値蓄積装置20、市場価値修正表示部21、市場価
値更新データ摘出部22、収益配分蓄積装置27、配分
調整検算表示部28、収益配分データ摘出部29、定性
的要因相関係数演算蓄積装置30、相関関係摘出部3
1、客観評価用摘出部35、客観評価用データ蓄積装置
36を備えている。
【0028】第1のモジュールとしてのモジュール1A
は、主体側のリスクプレミアム算出に必要な定性的要素
の設定及び市場価格の算出に必要な係数を算出するもの
であり、係数判断材料表示部7、係数判断材料入力部
8、係数判断演算部9、主体側定性的要因表示部10を
備えている。
【0029】係数判断材料表示部7は、減少係数の値を
求める際に必要となる判断材料を表示するものである。
係数判断材料入力部8は、減少係数の値を求める際に必
要となる判断材料を入力するものである。係数判断演算
部9は、減少係数の値を求める際に必要となる判断材料
を演算するものである。主体側定性的要因表示部10
は、減少係数の値を求める際に必要となる後述の図16
(a)に示す定性的要因を表示するものである。
【0030】第2のモジュールとしてのモジュール2A
は、市場価値を算出するために必要な要素を演算するも
のであり、評価判断材料表示部16、評価判断材料入力
部17、市場価値演算部18、市場価値定性的要因表示
部19を備えている。
【0031】評価判断材料表示部16は、市場価値を算
出するために必要な要素を入力するための後述する図1
7、図18、図23及び図24に示すような画面を表示
するものである。評価判断材料入力部17は、市場価値
を算出するために必要な要素を後述する図17、図1
8、図23及び図24に示すそれぞれの画面で入力する
ものである。市場価値演算部18は、評価判断材料入力
部17によって入力された市場価値を算出するために必
要な要素を取入れて演算するものである。市場価値定性
的要因表示部19は、市場価値を算出するために必要な
後述する図17、図18、図23及び図24に示す定性
的要素を表示するものである。
【0032】第3のモジュールとしてのモジュール3A
は、収益配分を決定するために必要な要素を演算するも
のであり、配分調整表示部23、配分調整入力部24、
配分調整演算部25、相対的定性的要因表示部26を備
えている。
【0033】配分調整表示部23は、収益の配分を調整
するために必要な要素を入力するための後述する図7、
図17、図18に示すような画面を表示するものであ
る。配分調整入力部24は、収益の配分を調整するため
に必要な後述する図7、図17、図18からの要素を入
力するものである。配分調整演算部25は、収益の配分
を調整するために必要な後述する図7、図17、図18
からの要素を取入れて演算するものである。相対的定性
的要因表示部26は、収益の配分を調整するために必要
な後述する図17、図18に示す定性的要素を表示する
ものである。
【0034】第4のモジュールとしてのモジュール4A
は、修正・変更・更新及びアドバイス画面に表示するデ
ータを演算するものであり、更新・アドバイス演算部3
2、更新・アドバイス表示部33、更新・アドバイス設
定部34を備えている。
【0035】更新・アドバイス演算部32は、計算デー
タ更新及びアドバイス機能(自動的に、後述する図20
に示すようなアドバイス内容を表示する機能)におい
て、必要な要素を取入れて演算するものである。更新・
アドバイス表示部33は、計算データ更新及びアドバイ
ス機能(自動的に、後述する図20に示すようなアドバ
イス内容を表示する機能)において、必要な後述する図
20に示す要素を入力するための画面を表示するもので
ある。更新・アドバイス設定部34は、計算データ更新
及びアドバイス機能(自動的に、後述する図20に示す
ようなアドバイス内容を表示する機能)において、必要
な後述する図20に示す要素を設定するものである。
【0036】通信端末であるPC端末1,2は、ユーザ
が用いるものである。PC端末1,2としては、携帯電
話、PDA、パーソナルコンピュータ、WebTV等を
用いることができる。案件情報設定部3は、評価したい
物件と目的と付随する情報を評価データ登録装置5に登
録設定するものである。外部データ蓄積装置4は、特許
データベース、土地評価データベース等の外部データベ
ースである。
【0037】評価データ登録装置5は、案件情報設定部
3によって設定された評価したい物件と目的と付随する
情報とを登録するものである。更新データ蓄積装置6
は、一度価格評価をした情報が記録されるものである。
関連係数蓄積装置11は、求められた係数を記録(後述
の図2及び図3のまるdに相当)するものである。定性
的要因主体側データ蓄積装置12は、主体側(当事者)
の属性データを記録(後述の図2〜図4のまるQに相
当)するものである。
【0038】係数修正表示部13は、求められた係数に
ついて修正を促す画面を表示するものである。マーケッ
トデータベース14は、為替情報、株式情報等のマーケ
ットデータが蓄積されるものである。マーケットデータ
摘出部15は、マーケットデータベース14から必要な
データを摘出するものである。
【0039】市場価値蓄積装置20は、市場価値演算部
18で算出された市場価値を蓄積するものである。市場
価値修正表示部21は、たとえば外部データ蓄積装置
4、更新データ蓄積装置6、関連係数蓄積装置11、定
性的要因主体側データ蓄積装置12、市場価値蓄積装置
20、収益配分蓄積装置27、定性的要因相関係数演算
蓄積装置30等によって蓄積されたデータを取込み、算
出された市場価値について修正を促す画面を表示するも
のである。
【0040】市場価値更新データ摘出部22は、計算デ
ータ更新及びアドバイス機能において必要な市場価値情
報(後述の図3及び図4のまるBに相当)を摘出するも
のである。収益配分蓄積装置27は、配分調整演算部2
5によって決定された配分による割当価格が記録される
ものである。配分調整検算表示部28は、配分調整演算
部25によって決定された配分について修正を促す画面
を表示するものである。収益配分データ摘出部29は、
更新及びアドバイス機能において必要な収益配分蓄積装
置27に蓄積されている収益配分情報を摘出するもので
ある。
【0041】定性的要因相関係数演算蓄積装置30は、
マーケットデータ摘出部15からのマーケット情報を取
入れながら独自に算出を行って得られる重回帰式の偏回
帰係数及び誤差情報が記録されるものである。相関関係
摘出部31は、計算データ更新及びアドバイス機能にお
いて、定性的要因相関係数演算蓄積装置30から必要な
定性的要因の相関データを摘出するものである。客観評
価用摘出部35は、収益配分蓄積装置27に蓄積されて
いる客観的評価に必要な情報を摘出するものである。客
観評価用データ蓄積装置36は、客観評価用摘出部35
によって摘出された客観評価をする際に必要なデータが
蓄積されるものである。
【0042】次に、このような構成の評価算定システム
における評価算定方法について説明する。
【0043】まず、図2に示すように、ユーザがPC端
末1,2を用い、ネットワークを介してアクセスするこ
とで、本システムのサービスが利用されるようになって
いる(ステップ1−1)。ここで、ユーザは、必ず会員
登録(ステップ1−4)によって身元が判断できるよう
にし、評価目的メニュー画面からログイン(ステップ1
−2,1−3)することで、評価記録や取引について登
録者情報を紐付けすることができる。ログインしたユー
ザは、図14に示す評価目的メニューから、複数の参加
による相対取引を前提とした売買目的のための売買評価
(P−1)、データベースを利用した対象資産の価格算
定に利用するための客観評価(P−2)、現状の実勢取
引ではなく、社内で評価されるような独自評価基準によ
る価格算定に利用するための社内評価(P−3)、税務
処理の際の対象資産の価格算定をするための税務評価
(P−4)から選ぶことができる。
【0044】それぞれのサービスは、独立したセキュリ
ティが施され、事前に登録され、承認された会員のみが
利用できる。その後、評価する案件を決めるための図1
5に示す評価案件メニューによって(ステップ1−
5)、特許、技術評価(M−1)、商標、著作権評価
(M−2)、ブランド評価(M−3)、投資のための企
業評価(M−4)、格付けのための企業評価(M−
5)、M&Aのための企業、事業評価(M−6)、融資
のための事業評価(M−7)、補助金、助成金のための
事業評価(M−8)、不動産評価(M−9)、資産配分
のためのポートフォリオ管理評価(M−10)が選択で
きる。
【0045】この目的と案件の組合せに応じて、外部デ
ータ蓄積装置4にある案件、もしくは更新データ蓄積装
置6にある更新案件又は取引案件について、ユーザ(主
体側)の対象資産の価格算定において必要とされる、対
象資産に関する情報及びその付帯状況、環境、売買条
件、本人の関わり具合等の情報を入力することを可能に
する設定画面を加工されて表示される。また、ここでは
図14の客観評価目的(P−2)で利用されるPC端末
1,2に対して、関連性のある必要な情報が客観評価用
データ蓄積装置36より取込んで表示される。
【0046】ちなみに、(ステップ1−5)において、
ユーザ本人が登録していた情報を変更、更新する場合
や、既に登録された他者のユーザが、取引案件として売
買を目的とする案件を選択した場合は、更新データ蓄積
装置6のデータが検索画面から呼出されて利用される。
ここでは、登録されている対象資産の価格算定データ
は、全て登録ユーザとデータベース上で紐付けされてお
り、またセキュリティで保護されているので、基本的に
本人のみアクセスでき、他人のデータを確認及び改竄す
ることができないようになっている。
【0047】次に、(ステップ1−5)で入力された情
報は、評価データ登録装置6に記録され、係数判断材料
表示部7により、図6に示すような市場価値低減曲線画
面で表示される(ステップ1−6)。
【0048】ここで、価格算定のモジュール1Aで利用
される市場価値低減曲線画面の機能について説明する。
特許権においては20年という絶対的な期間があり、市
場における潜在価値というものは時間が経つにつれて、
減少する。ただし、配当機会のような一律の減少とは違
い、特許の場合、申請した時点をピークに、その潜在取
引価値は指数的に低減していく。このグラフは、非常に
重要な要素であるにもかかわらず、投資や融資の評価に
おいて、今まで要素として考えられていなかったスピー
ドという概念を指標にしたものである。今日における科
学技術の競争の激化、陳腐化のスピードアップは、企業
のライセンス戦略に変化をもたらしている。
【0049】事業におけるライセンス契約の有効性の向
上、社内財務における無形資産の比率の増大によるAL
Mとしての知的財産コントロール、社内組織の硬直化、
停滞に起因する技術及びシステムのロス、コストアップ
の削減等、知財リスクマネージメントは企業経営に大き
くのしかかっている。それまでは、特許技術は社内で機
密事項として扱われ、10年ほど寝かせてからマーケッ
トが成熟するのを待ち、シェアを獲得するという方法も
可能で、大企業がよく使う手法であった。そこでは、あ
えて、今すぐ投資をしないというオプションも、知的財
産戦略としては有効である。しかし、今日のように新し
い発想や技術が、全く違う分野や業界、新興ベンチャー
企業から出現してくると、のんびりと将来のマーケット
シェアの計算をすることは不可能となっている。遺伝子
治療分野の特許を例に取ると、出願数の伸び率のピーク
は産業化し始めてから2年くらいに来るが、特許のスピ
ードが速く、最初の特許が公開されるころは既に勢力分
野が決まっている。米国の統計では、通常の医薬品の場
合、開発が一日遅れる毎に3200万円の浪費になるという
ことがいわれている。
【0050】企業は、維持コストのかかる無形資産をど
のように扱うのかを、社内財務に照らし合わせて考えな
ければならない。そこでは、マーケットシェアという概
念はあまり有用な指標ではない。特許の利用についての
意思決定、交渉、取引決定等をいかに迅速にするかが企
業の収益に大きく左右する。つまり、他社との競争に勝
つためには、新しい技術が出たら即ライセンス、もしく
は迅速な製品化への努力という「スピード」が、コスト
削減、もしくは機会損失の縮小という観点から非常に重
要となっている。このスピードという価格算定における
必要要素を設定入力する画面が、市場価値低減曲線画面
である。
【0051】(ステップ1−6)の市場価値低減曲線画
面において、評価データ登録装置5により(ステップ1
−5)で登録された登録データに基づいて表示された必
要項目と、ユーザがインタラクティブに条件や変数を入
力できるインタフェースを備えた図6に示す市場価値低
減曲線のグラフィック画像による設定画面とが表示され
る。また、図14の客観評価目的(P−2)で利用され
るユーザに対しては、評価データ登録装置5の登録デー
タに基づいて、関連性のある必要な情報が客観評価用デ
ータ蓄積装置36より取込まれ、加工して表示される。
この表示は係数判断材料表示部7によって行われる。
【0052】次に、図2の(ステップ1−7)〜(ステ
ップ1−11)での図6の市場価値低減曲線画面におけ
る入力方法について説明する。ここでは、市場価値低減
曲線の座標上に表現される定数や係数の位置等をポイン
トしたり、インプットボックスに入力する等の直感的に
分かり易いグラフィカルなインタフェースを備えること
により、ユーザが簡単に入力できることを可能にしてい
る。図6を基に、市場価値低減曲線について説明する。
売買の当事者たちはこのグラフの時間軸上の2つのポイ
ントをどこに持っていくかでせめぎ合いが起る。一つの
ポイントは現段階、つまり図2の契約の時点(ステップ
1−8)を表し、もう一つのポイントは開発が進み、収
益が入ってくる時点、図2の事業完成時点(ステップ1
−9)である。
【0053】基本的に、時間軸における満期の設定は、
対象資産が特許権の場合、特許権が失効する時点(ステ
ップ1−10)で表現されるが、損益分岐点(損益>=
収益)、又は双方の契約期間を基準にするのでも良い
し、たとえ特許権が終了しても、マーケットにおいて収
益を期待できる、もしくはその特許に起因する応用特許
や、派生するプロジェクトにおいて残存期間以上の寿命
を持つという判断があれば、延長することもできる。
【0054】これらはユーザの任意で設定されるが、相
対取引の場合は、契約上の満期が入力されると考えられ
る。2つのポイントをどこにするのかは、ユーザが決定
要因となる様々要素を一つ一つ吟味しながら双方の納得
のいく地点にポイントされる。ここでいう様々な要因と
は、その特許で実現されるマーケットの「旬」がどの時
点で、現在(もしくはライセンス契約が発生する時点t
0)(ステップ1−8)、もしくは、マーケットに製品
が投入され収益が発生する地点(t1)が、グラフ上のどの
地点に来るのかということを表現するために必要な要素
と、現在(もしくはライセンス契約が発生する時点)か
ら、マーケットに製品が投入され収益が発生する時点の
期間(幅)をどのくらいにするのかを決めるために必要
な要素である。
【0055】事業価値低減曲線のλ(減少係数)の傾き
は、事業や特許の性質により変化し、業態別、製品群
別、技術循環のスピードを表す。このグラフでは潜在価
値(V)の値は問題ではなく、切片をどこに置くかもフ
レキシブルである。マーケットの旬がこれからやってく
るという思惑が参加者双方で合意できるようであれば、
現時点もしくはライセンス契約の発生する時点を切片に
持っていくこともできる。
【0056】基礎技術の特許のようなものは、後述する
技術によって価値の定義も変わってくるが、特許権のよ
うに20年という絶対的な寿命がある場合は、時間を経
る毎に取引機会は減少していくということを表現してい
る。また、事業価値低減曲線はライセンス後、もしくは
事業化後の市場価値の変化を表すものではない。投資に
おいては、少々待ってマーケットの動きを見極め、情報
を手にすることで不確実性を減らすということができ
る。しかし、それらは将来において同様のマーケットが
存在するという不確定な前提の上で成り立つことであ
る。あくまでライセンシング、商品化の時点における価
値の絶対的リスクについての測定であり、延期すること
により、価値が上昇する要因、たとえば、製品化後の後
の営業努力や合成技術の出現、ブームの到来、株価、コ
ストとの相関、投資しないことによる利息(機会コス
ト)等の動的な要素は、図7の収益構造モデルでそのタ
イミング(ストライクポイント)の決定及びリスクの算
出が行われるので、ここでは関係ない。ここでは、その
他に定性的要因(ステップ1−11)を入力するが、評
価データ登録装置5の登録データを参考に、図16
(a)に見られるような、関連係数の算定において必要
とされる定性的要因の設定画面が表示され、表示された
定性的要因について、そのウエイト等を入力する機能を
備えている。なお、どの要因を表示するかについては、
評価データ登録装置5の登録データを参考に、定性的要
因相関係数演算蓄積装置30の定性的要因相関係数に基
づき、下記の式1で行われる。
【0057】
【式1】
【0058】なお、図2の(ステップ1−11)の定性
的要因において、図14の客観評価目的(P−2)で利
用するユーザ)に対しては、関連性のある必要な情報が
評価データ登録装置5の登録データに基づいて、客観評
価用データ蓄積装置36より取込まれ、加工して表示さ
れる。これらの定性的要因の表示に関しては、主体側定
性的要因表示部10で行われ、また入力機能については
係数判断入力部8において表される。ここで入力された
情報は、図2の(ステップ1−13)で価格算定に必要
な係数の演算が行われる。その際、係数算定に必要とな
るリアルタイムに蓄積されたマーケットデータベース1
4の金利、株価、為替等の市況情報や企業財務情報、各
種経済指標や格付けデータ等が、マーケットデータ摘出
部15において、必要と思われるマーケット情報のみが
摘出され、減少係数等の算出が行われる。これらの係数
については、図2及び図3の“まるd”で記され、その
後の価格算定の様々な局面で利用される。
【0059】減少係数については(ステップ1−7)、
企業のライセンス収入の推移による技術の寿命、事業に
おける投資価値の推移のスピードを表し、分野別、特許
のクレーム別に見た個別の収入実績等の豊富なデータの
分析を行いながら、あらゆるカテゴリーによる指標を、
係数として提示している。この係数で表現されるリスク
は、純粋リスクといわれるもので、景気や、企業の信用
力に左右されないものを表す。事業や商品のタイプによ
り別々の傾きを持ち、その傾きはその特許により実現さ
れる新商品やプロジェクトに関する技術の役割度合い、
一般的なイメージ、人間の持っている普遍的な性向性、
陳腐化のスピードを表している。
【0060】薬品の場合は、医療保険の制度改革や、突
発的副作用の出現等は絶対的リスクとして勘案してい
る。なお、これらの係数の判定においても、上記の式1
が利用されている。なお、この係数の判定は、係数判断
演算部9で行われ、関連係数蓄積装置11において、デ
ータが記録され、次の市場価格算定のための作業に利用
される(図2、図3のまるA)。
【0061】また、図2の(ステップ1−3)では、ユ
ーザに対して、関連係数蓄積装置11で計算された関連
係数をチェックするためのインタフェースとして係数修
正表示部13が利用される。またここでもインタラクテ
ィブ性が働き、予想結果を与えられたときに、その予測
の前提となる様々な諸条件が再確認され、確認及び修正
を可能にすることができる。複数の知的財産が絡んだ場
合や、特許ポートフォリオの形を取っている場合等は、
定数をそのまま利用するということは難しく、往々にし
て、双方の思惑を取入れることが重要となる。
【0062】図14の客観評価目的(P−2)で利用す
る場合は、係数判断材料表示部7及び主体側定性的要因
表示部10の表示に必要な客観評価用データを、客観評
価用データ蓄積装置36より取込み、係数修正表示部1
3によりユーザに対して表示されることで、確認及び修
正が可能となる。これらの機能により、客観評価におい
ても擬似的な参加者をシステム上で設定してインタラク
ティブに決定されることで、最終的な落しどころに収れ
んされるように導かれる。ここで、図2の(ステップ1
−11)で入力された定性的要因の情報は、その不確定
要素の度合いにより、(ステップ1−12)でリスクプ
レミアムが算出され、係数の算出の際の一要素として組
み込まれる。
【0063】なお、この時点で、主体及び主体側の属性
及び特徴において、定性的と思われる部分が分析され、
そのデータが定性的要因主体側データ蓄積装置12に蓄
積される。これは、図2の(ステップ1−7)〜(ステ
ップ1−13)の一連の流れの中において、主体側定性
的要因表示部10により、評価データ登録装置5の入力
データと、定性的要因相関係数演算蓄積装置30の定性
的要因相関係数データとに基づいて算出された図16
(a)の定性的要因リスト画面例と係数判断入力部8に
おけるグラフィック画像である市場価値低減曲線におけ
る時間軸上の2つの地点の幅(図6のt1-t0)の情報が
表示される。
【0064】この幅(図6のt1-t0)は、開発期間を表
し、企業の技術力の優位性、収益を上げるまでのスピー
ド、事業化への取込み意欲(コミットメント)等の定性
的な情報が内包される。この部分にはユーザ(主体側)
のお互いの思惑が働き、各ポイントを時間軸のどこに置
くかでせめぎ合いが起きる。知的財産を例にとって説明
すると、ライセンサーは自分の持っている特許が陳腐化
しておらず、また市場価値があることを表現するために
ポイントを左側に持っていこうとする。また、その特許
を利用して開発を請け負う企業や、特許権者自身が開発
能力を持っており、開発に関与する場合等、自社の技術
力を評価するために2つのポイント(図2のt1-t0)の期
間を少なくしようとする。
【0065】これに対して、ライセンシーはポイントを
右側に持っていこうとする。期間の幅はスピードを表
し、技術力、コミットメント(やる気)、展開能力、営
業能力等の定性的要因が多分に含まれ、それらの要素を
取入れることで現実の実取引における力関係、発言力、
交渉優位性に関係してくる。また、複数の開発企業を選
択する場合、もしくは企業評価をする場合においても、
どの企業がいかに開発のスピードを高め、それによる市
場のパイをなるべく多く取ることができるかの実力が評
価されることになり、非常に便利である。図10で表さ
れる例は、技術の陳腐化がかなり進み、また開発期間が
長期に及び、そのために製品完成時点では開発コスト以
上の収益が見込めなくなったことを表している。
【0066】事業化するまでのスピードが速い(期間の
幅が短い)企業は価値を高め、彼らが得られる収益の取
分にも影響する。ここで記憶される内容は、取引の主体
となる側の人間、会社及び対象資産等の価値判断におい
て、定性的な判断を必要とする内容に関する情報であ
る。たとえば、ライセンス契約の場合のライセンサーの
属性、ライセンサー側が保有している資産の属性、融資
における借手(担保保有者)、助成金・補助金の受取対
象、証券化における管理する事業体もしくは対象資産等
の属性等においてである。定性的要因主体側データ蓄積
装置12に蓄積されるこれらの情報は、図2〜図4の
「まるQ」で表されており、与えられた条件において必
要とされる主体側の定性的要因として、価格算定プロセ
スの各局面における定性的要因の不確実性要因からくる
リスクプレミアムの算出の参考にされる(ステップ1−
14)。また、図14の客観評価目的(P−2)で利用
されるユーザに対して、客観分析に必要な情報が客観評
価用データ蓄積装置36から提供される。
【0067】なお、図15の評価案件メニューで示され
る、どの案件の価格算定を行うのかにより、図17で示
すように、定性的要因として表される要素も変わる、ま
た、これらは、定性的要因主体側データ蓄積装置12に
蓄積される情報を加味することにより、より利用者の個
別的な条件に最適なものを表示することが可能となる。
例として、図17(a)では投資案件、図17(b)で
は融資案件、図17(c)では補助金・助成金・公共事
業案件、図17(d)では不動産案件における例を挙げ
ている。また、図14の評価目的メニューで示される、
どの目的で価格算定を行うのかにより、図18の目的別
定性的要因リスト画面例で示すように、定性的要因とし
て表される要素も変わる。
【0068】また、これらは定性的要因主体側データ蓄
積装置12に蓄積される情報を加味することにより、よ
り利用者の個別的な条件に最適なものを表示することが
可能となる。例として図18(a)では税務評価目的に
よる企業評価案件について、図18(b)では売買もし
くは客観取引目的における買収(M&A)案件、図18
(c)では客観目的における格付け案件、図18(d)
では社内評価目的による企業評価案件の例を上げてい
る。
【0069】また、図16で表される局面別定性的要因
リスト画面例は、各モジュール1A〜4Aで行われる定
性的評価の際の表示画面の例を表している。これらは定
性的要因主体側データ蓄積装置12に蓄積される情報を
加味することにより、より利用者の個別的な条件に最適
なものを表示することが可能となる。
【0070】ここでは、図3により、モジュール2Aで
利用される収益構造モデル画面の機能について説明す
る。知的財産による予想収益及びコストのカーブは、契
約の内容に非常に深く関わる。通常、ライセンシーはロ
イヤリティーの落とし所を決める際、特許の有効期限の
間に、必要とする労賃、資材、設備等のコストを考え、
かつマーケティング費用も考える必要がある。また、経
済的優位性がどれだけ続くのか等のリスクファクターも
取込む必要がある。地理的制限、改良特許の扱い、製
造、利用、販売だけでなく、関連会社へのサブライセン
スついても考え、競合製品を開発する権利をどうする
か、権利が期限切れになった場合、誰に渡るのか、ライ
センスについての検討事項、監査の時期と度合い等、予
想できる収入源とコストを算出し、契約の中で決められ
ている事項をあらゆる角度から検討することが必要とな
る。これらの諸条件を、ここでは、収益構造曲線(ステ
ップ2−2)と費用構造曲線(ステップ2−10)から
説明する。
【0071】図2の「まるA」で表される係数修正表示
部13によって修正されたデータを含む関連係数蓄積装
置11のデータを基に、評価データ登録装置5と関連係
数演算装置11のデータに基づいて加工された必要項目
及び期間設定や権利期間等の要素を直感的に分かり易い
グラフィカルなインタフェースでビジュアル的に表現し
た図7に示す収益構造モデルのグラフィック画像による
設定画面が表示される。また、図8のように収益構造曲
線と費用構造曲線とは同じグラフに表現されるが、入力
画面は図23及び図24に表されるように、別々の画面
で表現される。これらは変数判断材料表示部16と変数
判断材料入力部17とにより表示される。
【0072】ステップ2−1における収益構造モデル画
面によって、図7の収益構造モデルでは、収益構造曲線
と費用構造曲線において、市場価格の設定に必要な要素
及び数値を入力する際、収益及び費用の発生を時系列で
とらえ、年毎の予想収益(ステップ2−6)や予想コス
ト(ステップ2−13)を入力する。これに、実際の取
引に利用されるもしくは客観分析において利用者が要望
する契約内容に従った条件(図23及び図24)や、及
び期間(ステップ2−5)、(ステップ2−12)を設
定する必要がある。その際、今現在、そのプロジェクト
がどこに存在しているのかということ(ステップ2−
4)、(ステップ2−11)も入力し、研究段階なの
か、開発段階なのか、製品化されているのか、既に実取
引があり、収益を上げているのかどうかを判定し、定性
的要因(ステップ2−7)、(ステップ2−14)及
び、収益構造曲線と費用構造曲線との関連性(損益分岐
点等)を見ながら、予想できる収益を算出するための変
数を入力する機能を有し、図7の収益構造モデルの収益
構造曲線と費用構造曲線において、座標上に表現される
定数や係数(ステップ2−11a)等をポイントした
り、インプットボックスに入力することにより、入力作
業を簡単にしている。
【0073】これらの表示に関しては、評価判断材料表
示部16により行われ、入力に関しては、評価判断材料
入力部17によって行われる。また、図16(b)の収
益構造曲線における定性的要因及び、図16(c)の費
用構造曲線における定性的要因等の市場価値定性的要因
表示部19において表示された定性的要因についても、
そのウエイト等を入力(ステップ2−7,2−14)で
きる。また、図14の客観評価目的(P−2)で利用さ
れるユーザに対して、評価データ登録装置5の登録デー
タ及び市場価値定性的要因表示部19で選択されたデー
タから判断して、関連性のある必要な情報が客観評価用
データ蓄積装置36より取込まれ、加工して表示や入力
が行われる。
【0074】なお、ここの収益構造モデルで表現される
リスクは、図22で表されているように、経済環境の変
化や、事業、製品開発、販売を進める上で起る様々な予
想できる又は予想できない事象であって、直接、利益、
損失として影響する投機的リスクで、景気、市場の変
化、突発的なブーム、事業リスク、財務リスク等に関わ
る定性的要因を表している。また、収益と費用について
は、算出された現在価値にリスクプレミアムとして割引
かれる。図3では、(ステップ2−9)、(ステップ2
−15)が対応している。これらはどちらも、評価デー
タ登録装置5と定性的要因主体側データ蓄積装置12に
記録されたデータを基に、定性的要因相関係数演算蓄積
装置30の定性的要因相関係数データにより選ばれた、
対象資産の価格算定において必要とされる定性的要因の
項目について入力された情報を基に算出される。図14
の客観評価目的(P−2)で利用されるユーザに対して
は、関連性のある必要な情報を、評価データ登録装置5
の登録データに基づいて、客観評価用データ蓄積装置3
6より取込まれ、加工して表示される。これらも、市場
価値定性的要因表示部19で表示される。なお定性的要
因相関係数演算蓄積装置30の定性的要因相関係数デー
タにおいては、上記の式1が利用される。
【0075】また、ステップ(2−17)において、図
16(b)の収益構造曲線における予想収益の現在価値
(2−8)と、予想コストの現在価値(ステップ2−1
6)とを基に、適正なプレミアムとタイミングとを出す
ために、モディファイドブラック式を利用したエクスチ
ェンジオプションの式を利用して変動性(ボラティリテ
ィ)と、確率を加味した最適な投資のタイミング(スト
ライクポイント)における価格が下記の式2により算出
される。
【0076】
【式2】
【0077】この際、X1(アセットプライス1)は特許
を事業化する時点における将来の期待収益の現在価値、
X2(アセットプライス2)は費用から導いたフォワード
コストの現在価値をそれぞれ表している。これらを、上
記の式2で表されるエクスチェンジオプションに当ては
める。X1では、市場金利に即したフォワード価格の算出
に、関連係数演算装置11により算出された減少係数の
数値を割引くことも可能としている。
【0078】これらは、市場価値演算部18による演算
によって行われ、市場価値蓄積装置20にその演算デー
タが記録される。また、図3及び図4では、フローチャ
ートの「まるB」で表され、次の配分調整のための配分
調整表示部28において必要情報が表示される。なお、
算出された数値に対しては、市場価値修正表示部21で
表示される内容を修正することも可能であり、ユーザに
対して評価判断材料入力部17で入力されたデータ及び
市場価値蓄積装置20に記録された対象資産の市場価値
のチェックも可能である。
【0079】また、ここでもインタラクティブ性が働
き、予想結果を与えられたときに、その予測の前提とな
る様々な諸条件を再確認することで、確認及び修正が行
われる。複数の知的財産が絡んだ場合や、特許ポートフ
ォリオの形を取っている場合等は、定数をそのまま利用
するということは難しく、往々にして、双方の思惑を取
入れることが重要となるが、本システムによりその問題
が解消される。
【0080】また、図14の客観評価(P−2)で利用
する場合、評価判断材料表示部16及び市場価値定性的
要因表示部19の表示に必要な客観評価用データを、客
観評価用データ蓄積装置36より取込むことができる。
これらの機能により、客観評価においても擬似的な参加
者をシステム上で設定してインタラクティブに決定する
ことにより、最終的な落しどころに修練されるように導
かれる。
【0081】ここで、配分調整を行うモジュール3Aで
利用されるバリューマトリクス画面について説明する。
まず、図4に示すように、当事者A(ステップ3−1)
と相対者Bもしくはシステム(ステップ3−2)間の人
間関係や力関係、期待や思惑等、交渉の最終局面におい
て、「結局いくら欲しいの」という俗人的な要素を反映
させることを図9の投資バリューマトリクスが示してい
る。このグラフでは、技術要素やその他の定性的決定要
因をビジュアル化することで、参加者がインタラクティ
ブに決められるインタフェースを提供している。
【0082】知的財産を例に取ると、事業全体そのもの
の評価から、技術部分の評価額を算出し、その中から技
術や知的財産権に帰属される価値の部分を抽出させるこ
とは非常に難しいが、このプログラムを利用することに
より、ユーザは直感的に価格算出のメカニズムが簡単に
理解できるようになる。図9の座標のX軸で表される市
場商品化率 (p) は、基本的にライセンサーの収益配分
に比例する。つまり市場性の高い特許の場合は、相対的
にライセンサーの配分も高くなることを表す。ここでい
う「市場性」とは、その事業もしくは商品が、市場に受
け入れられやすい、投資案件として比較的安全である、
利益を予測することが簡単であるという、主観的基準で
ある。なお、投資バリューマトリクスの概念について
は、本願発明の出願人による特願2000−32073
7号にその詳細が記載されている。本願発明では、その
投資バリューマトリクスを応用したものである。すなわ
ち、図4の「まるB」で始る投資バリューマトリクス画
面(ステップ3−3)は、市場価値修正表示部21によ
って修正されたデータを含む市場価値蓄積装置20のデ
ータを表すものである。
【0083】このデータに基づいて加工された必要項目
及び期待や思惑等の要素を直感的に分かり易いグラフィ
カルなインタフェースでビジュアル的に表現した図9の
グラフィック画像による設定画面が投資バリューマトリ
クスである(ステップ3−3)。座標上に表現される定
数や係数等をポイントしたり、インプットボックスに入
力することにより、入力作業を簡単にしている(ステッ
プ3−4,3−5,3−7,3−8)。図9のX軸は市
場商品化率である。Y軸で表される特許投資バリュー
(w) は、ライセンシー側、もしくは投資家が、当該特許
にどれだけの価値(バリュー)を認めるかという、バリ
ュエーションの倍率を表している。
【0084】大きな価値を与えるということは、高くて
も買う、利回りが少なくても確実にリターンが得られる
という思惑の元になされる判断が作用するが、ライセン
シー及び投資家にとっては、割当てられるバリューの上
昇は利回りの低下につながる。特許技術が完成していな
い状況では、技術よりも、資本、組織、労働が相対的に
貢献度は多くなる。これは、投資バリュー(w)の減少、
もしくは依存性という意味で市場商品化率 (p) の低下
となる。特許そのものに排他性が強く、開発技術が備わ
っている場合は、技術の貢献度は非常に高いものにな
る。そうすると市場商品化率(p)は上昇する。このよう
に2つの指標は相対的に関連しあっている。また、ライ
センスの単位を売上の何パーセントにするのかという場
合、売上の規模の大きさにより、技術(特許)の貢献度
に関わらずパーセンテージが変わる。車の特許だと、貢
献度が高くても、マーケットが大きいので、売上の1%
とかになる。同じ特許が玩具に使われる場合、売上の2
5%という契約も可能である。このように、膨大な資本
を必要とする場合は、必然的に投資バリュー(w)は上昇
する。最終的には、市場商品化率及び投資バリューのそ
れぞれの数値は、最終還元利回りに基づき、プログラム
で相対的に決められる。図21では、上記の説明のよう
に、数値ではなかなか表されない主観による要素が、こ
の投資バリューマトリクスを使うことにより評価要素の
一つとして取り上げられることを表している。
【0085】これにより、ユーザは直感的に定性的要因
の数値化を行うことができる。図11で示される、配分
調整入力部24より入力された、ユーザの提示する市場
商品化率(ステップ3−4)、(ステップ3−7)及び
投資バリュー(ステップ3−5)、(ステップ3−8)
等のデータを基に、次の式3により資産価格に対する収
益配分及び利回り等の演算が行われる。以下に、配分調
整演算部25で行われる式を示す。
【0086】
【式3】
【0087】ここでは、相対的定性的要因表示部26に
おいて表示された定性的要因についても、そのウエイト
等をユーザが入力(ステップ3−6、3−9)でき、図
14の客観評価目的(P−2)で利用するユーザに対
し、評価データ登録装置5の登録データ及び相対的定性
的要因表示部26で選択されたデータから判断される関
連性のある必要な情報(図16(d)の例参照)及びそ
のウエイト等を入力(ステップ3−6,3−9)された
ものが、客観評価用データ蓄積装置36より、ユーザに
対して様々な条件に基づいて取込まれ、加工して表示さ
れる。ライセンサーVSライセンシー、特許保持者VS
開発企業、証券化における事業体VS投資家という関係
において、商品化率の%は前者の最終的な配分比率、投
資バリューは後者の重付けを表している。重付けには、
あらゆる定性的判断における不確定要素によるリスクを
勘案して決められるが、上記の式3を利用した配分比率
において、図12及び図13にあるようなリスクの傾向
がある。つまり、投資バリューの上昇要因の一つとし
て、投資対象の確実性があり、嫌リスク的な意味合いを
持つ。事業体、投資家(もしくはライセンサー、ライセ
ンシー)にとって、投資バリューの上昇は、不確定要因
の減少を示す。
【0088】また、何れの主体にとってのリスクの重み
は、グラフ上において上に凸の傾きとなる。市場商品化
率の上昇も同様の効果があるが、傾きには若干の違いが
ある。知的所有権のポジショニングが高ければ高いほ
ど、ライセンスの可能性も高くなり、投資案件としての
プレミアムは高くなる。また、投資バリューもそれに伴
い相対的に上昇傾向を示す。このように、主体側、選択
された定性的要因に含まれる様々な不確定要素に関し
て、定性的要因主体側データ蓄積装置12に記憶された
主体側データと、定性的要因総関係数演算装置30より
求められたリスク度合いとを参考にし、それぞれの定性
的要因のウエイトを考慮に入れたリスクの度合いは、図
4の(ステップ3−10)、(ステップ3−12)での
リスクプレミアム調整率によって予想利回りが算出され
る。その際に、必要となる定性的要因は、図14の(ス
テップ3−6)、(ステップ3−9)において、評価デ
ータ登録装置5により定性的要因主体側データ蓄積装置
12に記録されたデータを基に定性的要因相関係数演算
蓄積装置30の定性的要因相関係数データにより選択さ
れる。また、図14の客観評価目的(P−2)で利用さ
れるユーザに対しては、関連性のある必要な情報を、評
価データ登録装置5の登録データに基づいて、客観評価
用データ蓄積装置36より取込み、加工して表示され
る。なお、定性的要因相関係数演算蓄積装置30の定性
的要因相関係数データにおいては、上記の式1が利用さ
れる。
【0089】また投資バリューマトリクスの数式を、投
資又はM&Aにおける図15の企業評価(M−4)を利
用する場合を例に取ると、次のように定義することがで
きる。 利回り=リターン(キャピタルゲイン) 予想収益=予想時価総額 予想コスト=投資額 市場商品化率=出資比率 投資バリュー=バリュエーション Wi=創業者以外の出資者 W1=リードインベスタ− Wn=一般株主
【0090】資本政策の中で、当事者間の人間的な思惑
や駆引き、期待が大きな要素となる、定性的要因が重要
視される出資比率とバリュエーションとに関しては、そ
れぞれを横軸と縦軸に表現した投資バリューマトリクス
がそのまま利用できる。
【0091】次に、不動産についての例では、 利回り=リターン(キャピタルゲイン) 予想収益=予想全体総資産額及び予想収益 予想コスト=投資額(購入額) 市場商品化率=テナント占有率〔関わり具合〕 投資バリュー=物件の収益力についての主観 Wi=所有者以外 W1=アセット管理者 Wn=(証券化の場合の)一般投資家 また、補助金等の配分については、 利回り=政府負担率 予想収益=予想全体収益 予想コスト=補助金投資額 市場商品化率=技術優位性 投資バリュー=1/公共性、社会貢献性 Wi=対象社以外 W1=政府 Wn=(証券化の場合の)一般投資家
【0092】このように、一番主観的な要素が強いもの
を市場商品化率と投資バリューに当てはめることによ
り、これらをグラフ化して、直感的に、また相対的に値
決めを行うことができる。複数の知的財産が絡んだ場合
や、特許ポートフォリオの形を取っている場合等は、定
数をそのまま利用するということは難しく、往々にし
て、このように直感的に双方の思惑を取入れることが重
要となる。
【0093】なお、配分調整検算表示部28では、配分
調整演算部25によって導出され、収益配分蓄積装置2
7に蓄積された最終的な数値をチェックするためのイン
タフェースが備わっており、ユーザに対して表示される
とともに、確認及び修正を可能としている。これらの機
能により、客観評価においても擬似的な参加者をシステ
ム上で設定してインタラクティブに決定することで、最
終的な落しどころに収れんされるように導かれる。ここ
では、当事者A(ステップ3−1)及び、相対者Bもし
くはシステム(ステップ3−2)によって入力された情
報を基に、収益配分を決めて、それを基に双方の利回り
(ステップ3−11)、(ステップ3−13)を求め
る。この際には、定性的要因から求められたリスクプレ
ミアム(ステップ3−10、ステップ3−12)が参考
にされる。これらの数字は、利回り(金利)計算表(ス
テップ3−14)で、最終チェックとして、図4の契約
条件(ステップ3−15)の細部や、その他のリスク
(ステップ3−16)について入力するインタフェース
を備え、利回りを計算しステップ3−17において、契
約条件に基づいた形の利回り及び現在価値、その他のリ
スクを割引いた利回り及び現在価値を算出する。ここで
いっている契約条件とは、支払い及び支払いにおける方
法(前払い比率、ライセンス適応比率、ランニングロイ
ヤリティー等)の取り決め等をいう。
【0094】最終利回りを算出するための最終段階とし
て、審査基準(ステップ3−19)や採用する会計基準
(ステップ3−20)等を再確認し、最適条件を算出
(ステップ3−21)し、検算及び確認及び修正を行う
ことができる。
【0095】複数の知的財産が絡んだ場合や、特許ポー
トフォリオの形を取っている場合等は、定数をそのまま
利用するということは難しく、往々にして、双方の思惑
を取入れることが重要となる。最終利回り(ステップ3
−22)が出ることで、ユーザはその価格を記録するか
どうかを決め(ステップ3−23)、取り消し(ステッ
プ3−24)の場合は、価格算出はキャンセルされ、価
格成立OKの場合は、価格を算出することができる(ス
テップ3−25)。
【0096】また、図14の客観評価目的(P−2)で
利用される場合、配分調整表示部23及び相対的定性的
要因表示部26の表示に必要な客観評価用データを、客
観評価用データ蓄積装置36より取込むことができる。
【0097】これら2つの表示部を使って取入れられた
入力情報は、配分調整演算部25を通して収益配分蓄積
装置27に取込まれ、配分調整検算表示部28によりユ
ーザに対して表示されることで、確認及び修正が可能と
なる。これらの機能により、客観評価においても擬似的
な参加者をシステム上で設定してインタラクティブに決
定することで、最終的な落しどころに修練されるように
導かれる。収益配分蓄積装置27において、配分調整演
算部25の演算データが記録され、このシステムの最後
のモジュールである、更新・アドバイスシステムに情報
が送られる。図4及び図5の「まるC」で表されている
部分について説明する。これらは、上記のモジュール1
A〜3Aで算出された様々な数値を、次の3つのデータ
摘出機能によって訂正・アドバイスに反映させるかを示
している。
【0098】市場価値更新データ摘出部22において、
ユーザの選択した機能の働きは違いを見せる。図19の
修正・変更(R−1)を選択した場合、ユーザの選択に
応じ、対象資産に関する市場価値蓄積装置20によって
蓄積されている、当該ユーザとデータベースとで紐付け
された、選択された対象資産に関する過去に計算された
市場価値情報を摘出することができる。図19の更新情
報提供(R―2)を利用した場合、市場価値蓄積装置2
0の中にある最新の関連指数によって計算された市場価
値情報を摘出することができる。図19の戦略アドバイ
ス機能(R−3〜9)を選択した場合は、市場価値蓄積
装置20の中にある選択された最新の関連指数と、過去
に計算された市場価値情報とを摘出することで、経過し
た時間におけるリスクの度合いや、数値の変更に対して
影響されると認めた情報のみが摘出される。対象資産の
データは、全て登録ユーザとデータベースで紐付けされ
ており、セキュリティに保護されることにより、他人の
データを確認及び改竄することができないようになって
いる。
【0099】収益配分データ摘出部29において、ユー
ザの選択した機能の働きは違いを見せる。図19の修正
・変更機能(R−1)を選択した場合、ユーザの選択に
応じ、対象資産に関する収益配分蓄積装置27に記録さ
れている、当該ユーザとデータベースで紐付けされた、
選択された対象資産に関する過去に計算された利回り、
収益配分及び分配価格等の情報を摘出することができ、
図19の更新情報提供機能(R−2)を利用した場合
は、市場価値演算装置20の中にある最新の関連指数に
よって計算された市場価値と、配分調整入力部24で新
たに入力されたデータとを元にした利回り、収益配分及
び分配価格等の情報を摘出することができる。図19の
戦略アドバイス機能(R−3〜9)を選択した場合は、
市場価値演算装置20の中にある選択された最新の関連
指数と、過去に計算された利回り、収益配分及び分配価
格等の情報を摘出することで、経過した時間におけるリ
スクの度合いや、数値の変更に対して影響されると認め
た情報が提供される。
【0100】対象資産のデータは、全て登録ユーザとデ
ータベースで紐付けされており、セキュリティに保護さ
れることにより、他人のデータを確認及び改竄すること
ができないようになっている。
【0101】相関関係データ摘出部31において、ユー
ザの選択した機能の働きは違いを見せる。図19の修正
・変更機能(R−1)を選択した場合は、何も摘出しな
いが、更新情報提供機能(R−2)を利用した場合は、
選択された対象資産のデータに必要と思われる最新の相
関関係データのみが摘出される。戦略アドバイス機能
(R−3〜9)を選択した場合は、過去における選択さ
れた対象資産に利用された相関関係データと最新の最新
の相関関係データの情報とが摘出され、経過した時間に
おけるリスクの度合いや、数値の変更に対して影響され
ると認めた情報のみが提供される。
【0102】図5のフローチャートで表されている更新
・戦略アドバイスでは、大きく分けて3つの機能があ
る。修正・変更機能、更新情報提供機能及び戦略アドバ
イス機能である。将来の収益予測に対して、後続技術の
判断は非常に困難であり、対象資産の内容、契約内容に
よっても、将来の絵は変わってくる。これを踏まえて長
期予測を行う場合には、まず、対象資産が将来に生出す
収益がどのような要因によって決定されるのか、またど
のような要因の時系列的な変化と因果性があるのかを検
証していくことが求められる。
【0103】すなわち、会員であるユーザが、PC端末
1,2において、もしくはネットワークを介して本シス
テムを利用することができる(ステップ4−1〜4−
3)。以下の説明は、全てフローチャートの(ステップ
4−4)における会員であるユーザは、図19の修正・
アドバイスメニューから、より細かい算定のために、価
格評価において入力された登録情報や数値等の変更がで
きる修正・変更機能(R−1)において、単に価格算定
に必要な情報をインプットする。すると、その結果は、
グラフ上で表されるだけでなく、開発における様々なポ
イントや契約条項に必要な要素を一つ一つチェックする
画面が与えられるようになっている。
【0104】過去において登録した当該ユーザ自身の登
録された当該資産の価格算定における、更新された指標
を反映した現在の資産価格の情報を確認できる図19の
更新情報提供(R−2)や戦略アドバイスでは、会員で
あるユーザが経営戦略や実際のライセンス交渉等に役に
立つために利用される。ここで、図19の画面では、選
択している案件における事業リスクを提示及びアドバイ
スする事業リスク(R−3)、投資リスクを提示及びア
ドバイスする投資リスク(R−4)、財務リスクを提示
及びアドバイスする財務リスク(R−5)、資金調達計
画のための提示及びアドバイスをする資金調達計画(R
−6)、経営アドバイスを提示する経営アドバイス(R
−7)、複数の対象資産を登録している場合に利用でき
る会員であるユーザのポートフォリオ管理をアドバイス
するポートフォリオ管理(R−8)を選択することがで
きる。それぞれのサービスは、図5に示す独立したセキ
ュリティ(ステップ4−1)が施され、事前に登録さ
れ、承認された会員のみが利用できる(ステップ4−
2,4−3)。
【0105】更新・アドバイス演算部32において、市
場価値更新データ摘出部22と、収益配分データ摘出部
29と、図19の修正・変更(R−1)を除いた場合の
相関係数摘出部31から呼込まれたデータを基に、ユー
ザの選択した機能に応じて演算が行われる。修正・変更
(R−1)を選択した場合、過去の情報に対し、修正・
変更される係数及び変数において、過去のデータを基に
再演算することができ、更新情報(R−2)を利用した
場合は、市場価値更新データ摘出部22より摘出した最
新の関連指数及び相関係数摘出部31より摘出した最新
の相関関連データによって再演が行われる。図19の戦
略アドバイス(R−3〜9)を選択した場合は、最新の
関連指数及び相関データと、過去に計算された対象資産
の情報を元に演算することで、経過した時間におけるリ
スクの度合いの変化や、数値の変更に対して影響される
と認めた情報が演算される。
【0106】更新・アドバイス表示部33において、更
新・アドバイス演算部32において演算された結果が、
ユーザの選択した機能に応じてグラフィカルに表現され
た情報及びアドバイスが表示される。これらは、更新・
アドバイス演算部32において再演算され、ここでユー
ザに表示される。
【0107】たとえば、事業の転換期、収束、特許権の
失効、投資のタイミング、融資返済の据え置き期間等の
設定は更新情報(R−2)及び戦略アドバイス機能修正
画面及びアドバイス画面で反映できる。この画面で表さ
れる、グラフィカルな図20に示すグラフでは、ロイヤ
リティーの期間設定や権利期間等の要素等もビジュアル
的に表現して、開発のポイントや契約条項に必要な要素
が把握できる。たとえば、表示される図8の収益構造モ
デルにおいては、収益曲線と費用曲線との相関関係によ
り、事業の損益分岐点を発見できるようになる。これに
より、利用者は必要なファイナンシングや事業拡張の長
期的な計画を立てることに役立つことができる。
【0108】更新・アドバイス設定部34で表示された
それぞれの機能において、ユーザは必要とされる条件を
所定に用意されたチェック項目に入力し、またそれが、
将来のどの時点において予想されるものであり、どれだ
けのウエイトを持つものであるかを決めていくことがで
きる。たとえば、契約条項が変更になった場合、それら
が、相関的に様々な事象に影響し、また将来の期間にお
いて様々に影響されて、各事案毎に多次元のマトリクス
が出来上り、それぞれの収益要因の係数や変動率も時間
の経過とともに、様々な特徴を見せるので、これらを図
19の修正・変更(R−1)で入力することができる。
これにより、突発的な要件が発生した場合等の場合や契
約が変更になった場合、本サービスにおいて、その場で
変数を修正することにより、より精密な現在価値及びデ
ータが求められることに役立つ。なお、図19の修正・
変更(R−1)及び更新情報(R−2)で処理された最
新価格情報は、修正なしの場合(ステップ4−5,4−
6)、図5の(ステップ4−7)において、決定価格が
表示され、ユーザに確認を促し、作業終了時にはログア
ウトをして終了となる(ステップ4−8,4−9)。
【0109】これまで、何度も詳細説明で出てきた客観
評価用データ蓄積装置36では、ユーザが客観評価を選
択した場合、評価データ登録装置5で登録された情報に
基づき、上記に説明された様々な局面で、関連係数蓄積
装置11、定性的要因主体側データ蓄積装置12、市場
価値蓄積装置20等より必要とされるデータを取込み、
記憶される。これにより、それぞれの局面の表示機能や
入力機能において、客観評価が必要とするデータを取込
むことが可能になり、機能擬似的な参加者をシステム上
で設定してインタラクティブな作業が可能になる。
【0110】また、(ステップ4−5)において、修正
がある場合には、(ステップ4−10〜4−12)へ移
行し、それぞれのモジュール1A〜3Aでの修正が行わ
れる。
【0111】このように、本実施の形態では、案件情報
設定部3により、ネットワークに接続されるPC端末
1,2を用いてのユーザからのアクセスが受付けられ、
評価したい物件と目的と付随する情報とが評価データ登
録装置5に登録設定され、モジュール1Aにより、ユー
ザである主体側のリスクプレミアム算出に必要な定性的
要素の設定及び市場価格の算出に必要な係数が算出さ
れ、モジュール2Aにより、市場価値を算出するために
必要な要素が演算され、モジュール3Aにより、収益配
分を決定するために必要な要素が演算され、モジュール
4Aにより、修正・変更・更新及びアドバイス画面に表
示するデータが演算され、収益配分蓄積装置27によ
り、モジュール3Aによって演算される収益配分による
割当価格が蓄積され、配分調整検算表示部28により、
収益配分蓄積装置27に蓄積された収益配分による割当
価格について修正を促す画面がPC端末1,2に提供さ
れ、客観評価用摘出部35により、収益配分蓄積装置2
7に蓄積されている客観的評価に必要な情報が摘出さ
れ、客観評価用データ蓄積装置36により、客観評価用
摘出部35によって摘出されるとともに、モジュール1
A〜3Aにて客観評価を行う際に用いられるデータが蓄
積され、収益配分データ摘出部29により、収益配分蓄
積装置27に蓄積されている収益配分情報を摘出してモ
ジュール4Aに与えられるようにしたので、無形資産や
有形資産の評価を効率的に行うことができる。
【0112】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る評価算定システ
ムによれば、案件情報設定部により、ネットワークに接
続される通信端末を用いてのユーザからのアクセスが受
付けられ、評価したい物件と目的と付随する情報とが評
価データ登録装置に登録設定され、第1のモジュールに
より、ユーザである主体側のリスクプレミアム算出に必
要な定性的要素の設定及び市場価格の算出に必要な係数
が算出され、第2のモジュールにより、市場価値を算出
するために必要な要素が演算され、第3のモジュールに
より、収益配分を決定するために必要な要素が演算さ
れ、第4のモジュールにより、修正・変更・更新及びア
ドバイス画面に表示するデータが演算され、収益配分蓄
積装置により、第3のモジュールによって演算される収
益配分による割当価格が蓄積され、配分調整検算表示部
により、収益配分蓄積装置に蓄積された収益配分による
割当価格について修正を促す画面が通信端末に提供さ
れ、客観評価用摘出部により、収益配分蓄積装置に蓄積
されている客観的評価に必要な情報が摘出され、客観評
価用データ蓄積装置により、客観評価用摘出部によって
摘出されるとともに、第1〜第3のモジュールにて客観
評価を行う際に用いられるデータが蓄積され、収益配分
データ摘出部により、収益配分蓄積装置に蓄積されてい
る収益配分情報を摘出して第4のモジュールに与えられ
るようにしたので、無形資産や有形資産の評価を効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の評価算定システムの一実施の形態を示
す図である。
【図2】図1の評価算定システムにおけるモジュール1
Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1の評価算定システムにおけるモジュール2
Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の評価算定システムにおけるモジュール3
Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の評価算定システムにおけるモジュール4
Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1の評価算定システムにより利用されるグラ
フの一つである市場価値低減曲線を示すための図であ
る。
【図7】図1の評価算定システムにより利用されるグラ
フの一つである収益構造モデルを示すための図である。
【図8】図1の評価算定システムにより利用されるグラ
フの一つである収益構造モデルを示すための図である。
【図9】図1の評価算定システムにより利用されるグラ
フの一つである投資バリューマトリクスを示すための図
である。
【図10】図1の評価算定システムにより利用されるグ
ラフの一つである市場価値低減曲線におけるリスクを示
すための図である。
【図11】図1の評価算定システムにおける投資バリュ
ーマトリクス入力画面の図である。
【図12】図1の評価算定システムにおける投資バリュ
ーマトリクスにおけるリスク性向を示すための図であ
る。
【図13】図1の評価算定システムにおける投資バリュ
ーとリスクプレミアムの関連性を示す図である。
【図14】図1の評価算定システムにおける対象となる
資産の価値の評価目的メニューを示すための図である。
【図15】図1の評価算定システムにおける評価対象と
なる資産の分野の評価案件メニューを示すための図であ
る。
【図16】図1の評価算定システムにおける定性的要因
について相関係数に応じて表示される局面別の要因リス
トの例を示すための図である。
【図17】図1の評価算定システムにおける定性的要因
について相関係数に応じて表示される案件別の要因リス
トの例を示すための図である。
【図18】図1の評価算定システムにおける定性的要因
について相関係数に応じて表示される目的別の要因リス
トの例を示すための図である。
【図19】図1の評価算定システムにおける修正・変更
・更新情報に利用されるメニューを示すための図であ
る。
【図20】図1の評価算定システムにおける修正・変更
及び戦略アドバイスを説明するための図である。
【図21】図1の評価算定システムにおける価格算定に
利用される各グラフの変数と、それに影響を与える定性
的要因の相関関係とを表した図である。
【図22】図1の評価算定システムにおける価格算定に
利用される各グラフの変数と、それに含まれるリスクに
ついての相関関係を表した図である。
【図23】図1の評価算定システムにおける収益構造曲
線の設定画面を示すための図である。
【図24】図1の評価算定システムにおける費用構造曲
線の設定画面を示すための図である。
【符号の説明】
1A〜4A モジュール 1,2 PC端末 3 案件情報設定部 4 外部データ蓄積装置 5 評価データ登録装置 6 更新データ蓄積装置 7 係数判断材料表示部 8 係数判断材料入力部 9 係数判断演算部 10 主体側定性的要因表示部 11 関連係数蓄積装置 12 定性的要因主体側データ蓄積装置 13 係数修正表示部 14 マーケットデータベース 15 マーケットデータ摘出部 16 評価判断材料表示部 17 評価判断材料入力部 18 市場価値演算部 19 市場価値定性的要因表示部 20 市場価値蓄積装置 21 市場価値修正表示部 22 市場価値更新データ摘出部 23 配分調整表示部 24 配分調整入力部 25 配分調整演算部 26 相対的定性的要因表示部 27 収益配分蓄積装置 28 配分調整検算表示部 29 収益配分データ摘出部 30 定性的要因相関係数演算蓄積装置 31 相関関係摘出部 32 更新・アドバイス演算部 33 更新・アドバイス表示部 34 更新・アドバイス設定部 35 客観評価用摘出部 36 客観評価用データ蓄積装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 至 東京都世田谷区池尻4丁目27番32−107号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続される通信端末を用
    いてのユーザからのアクセスを受付けて、評価したい物
    件と目的と付随する情報とを評価データ登録装置に登録
    設定する案件情報設定部と、 前記ユーザである主体側のリスクプレミアム算出に必要
    な定性的要素の設定及び市場価格の算出に必要な係数を
    算出する第1のモジュールと、 市場価値を算出するために必要な要素を演算する第2の
    モジュールと、 収益配分を決定するために必要な要素を演算する第3の
    モジュールと、 修正・変更・更新及びアドバイス画面に表示するデータ
    を演算する第4のモジュールと、 前記第3のモジュールによって演算される前記収益配分
    による割当価格が蓄積される収益配分蓄積装置と、 前記収益配分蓄積装置に蓄積された前記収益配分による
    割当価格について修正を促す画面を前記通信端末に提供
    する配分調整検算表示部と、 前記収益配分蓄積装置に蓄積されている客観的評価に必
    要な情報を摘出する客観評価用摘出部と、 前記客観評価用摘出部によって摘出されるとともに、前
    記第1〜第3のモジュールにて客観評価を行う際に用い
    られるデータが蓄積される客観評価用データ蓄積装置
    と、 前記収益配分蓄積装置に蓄積されている収益配分情報を
    摘出して前記第4のモジュールに与える収益配分データ
    摘出部とを備えることを特徴とする評価算定システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のモジュールは、 減少係数の値を求める際に必要となる判断材料を表示す
    る係数判断材料表示部と、 前記減少係数の値を求める際に必要となる判断材料を入
    力する係数判断材料入力部と、 前記減少係数の値を求める際に必要となる判断材料を演
    算する係数判断演算部と、 前記減少係数の値を求める際に必要となる定性的要因を
    表示する主体側定性的要因表示部とを備えることを特徴
    とする請求項1に記載の評価算定システム。
  3. 【請求項3】 前記第2のモジュールは、 前記市場価値を算出するために必要な要素を入力するた
    めの画面を表示する評価判断材料表示部と、 前記市場価値を算出するために必要な要素を入力する評
    価判断材料入力部と、 前記評価判断材料入力部によって入力された前記市場価
    値を算出するために必要な要素を取入れて演算する市場
    価値演算部と、 前記市場価値を算出するために必要な定性的要素を表示
    する市場価値定性的要因表示部とを備えることを特徴と
    する請求項1に記載の評価算定システム。
  4. 【請求項4】 前記第3のモジュールは、 前記収益配分を調整するために必要な要素を入力するた
    めの画面を表示する配分調整表示部と、 前記収益配分を調整するために必要な要素を入力する配
    分調整入力部と、 前記収益配分を調整するために必要な要素を基に演算す
    る配分調整演算部と、 前記収益配分を調整するために必要な定性的要素を表示
    する相対的定性的要因表示部とを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の評価算定システム。
  5. 【請求項5】 前記第4のモジュールは、 計算データ更新及びアドバイス機能の実行に際し、必要
    な要素を取入れて演算する更新・アドバイス演算部と、 前記計算データ更新及びアドバイス機能の実行に際し、
    必要な要素を入力するための画面を表示する更新・アド
    バイス表示部と、 前記計算データ更新及びアドバイス機能の実行に際し、
    必要な要素を設定する更新・アドバイス設定部とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の評価算定システ
    ム。
  6. 【請求項6】 案件情報設定部により、ネットワークに
    接続される通信端末を用いてのユーザからのアクセスが
    受付けられ、評価したい物件と目的と付随する情報とが
    評価データ登録装置に登録設定される第1の工程と、 第1のモジュールにより、前記ユーザである主体側のリ
    スクプレミアム算出に必要な定性的要素の設定及び市場
    価格の算出に必要な係数が算出される第2の工程と、 第2のモジュールにより、市場価値を算出するために必
    要な要素が演算される第3の工程と、 第3のモジュールにより、収益配分を決定するために必
    要な要素が演算される第4の工程と、 第4のモジュールにより、修正・変更・更新及びアドバ
    イス画面に表示するデータが演算される第5の工程と、 収益配分蓄積装置により、前記第3のモジュールによっ
    て演算される前記収益配分による割当価格が蓄積される
    第6の工程と、 配分調整検算表示部により、前記収益配分蓄積装置に蓄
    積された前記収益配分による割当価格について修正を促
    す画面が前記通信端末に提供される第7の工程と、 客観評価用摘出部により、前記収益配分蓄積装置に蓄積
    されている客観的評価に必要な情報が摘出される第8の
    工程と、 客観評価用データ蓄積装置により、前記客観評価用摘出
    部によって摘出されるとともに、前記第1〜第3のモジ
    ュールにて客観評価を行う際に用いられるデータが蓄積
    される第9の工程と、 収益配分データ摘出部により、前記収益配分蓄積装置に
    蓄積されている収益配分情報を摘出して前記第4のモジ
    ュールに与えられる第10の工程とを備えることを特徴
    とする評価算定方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の工程には、 係数判断材料表示部により、減少係数の値を求める際に
    必要となる判断材料が表示される第11の工程と、 係数判断材料入力部により、前記減少係数の値を求める
    際に必要となる判断材料が入力される第12の工程と、 係数判断演算部により、前記減少係数の値を求める際に
    必要となる判断材料が演算される第13の工程と、 主体側定性的要因表示部により、前記減少係数の値を求
    める際に必要となる定性的要因が表示される第14の工
    程とが含まれることを特徴とする請求項6に記載の評価
    算定方法。
  8. 【請求項8】 前記第3の工程には、 評価判断材料表示部により、前記市場価値を算出するた
    めに必要な要素を入力するための画面が表示される第1
    5の工程と、 評価判断材料入力部により、前記市場価値を算出するた
    めに必要な要素が入力される第16の工程と、 市場価値演算部により、前記評価判断材料入力部によっ
    て入力された前記市場価値を算出するために必要な要素
    を取入れて演算される第17の工程と、 市場価値定性的要因表示部により、前記市場価値を算出
    するために必要な定性的要素が表示される第18の工程
    とが含まれることを特徴とする請求項6に記載の評価算
    定方法。
  9. 【請求項9】 前記第4の工程には、 配分調整表示部により、前記収益配分を調整するために
    必要な要素を入力するための画面が表示される第19の
    工程と、 配分調整入力部により、前記収益配分を調整するために
    必要な要素が入力される第20の工程と、 配分調整演算部により、前記収益配分を調整するために
    必要な要素を基に演算が行われる第21の工程と、 相対的定性的要因表示部により、前記収益配分を調整す
    るために必要な定性的要素が表示される第22の工程と
    が含まれることを特徴とする請求項6に記載の評価算定
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第5の工程には、 更新・アドバイス演算部により、計算データ更新及びア
    ドバイス機能の実行に際し、必要な要素を取入れて演算
    が行われる第23の工程と、 更新・アドバイス表示部により、前記計算データ更新及
    びアドバイス機能の実行に際し、必要な要素を入力する
    ための画面が表示される第24の工程と、 更新・アドバイス設定部により、前記計算データ更新及
    びアドバイス機能の実行に際し、必要な要素が設定され
    る第25の工程とが含まれることを特徴とする請求項6
    に記載の評価算定方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータに第1の工程〜第10の
    工程を実行させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに第1の工程〜第25の
    工程を実行させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項6〜10の何れかに記載の評価
    算定方法を実行可能なプログラムが記録されていること
    を特徴とする記録媒体。
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