JP2002351941A - 杭基礎設計支援システム、杭基礎設計支援方法、及び杭基礎設計支援プログラム - Google Patents

杭基礎設計支援システム、杭基礎設計支援方法、及び杭基礎設計支援プログラム

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JP2002351941A
JP2002351941A JP2001160207A JP2001160207A JP2002351941A JP 2002351941 A JP2002351941 A JP 2002351941A JP 2001160207 A JP2001160207 A JP 2001160207A JP 2001160207 A JP2001160207 A JP 2001160207A JP 2002351941 A JP2002351941 A JP 2002351941A
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pile foundation
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JP2001160207A
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Inventor
Yoichi Kato
洋一 加藤
Kenji Takano
謙二 高野
Kazuki Takahisa
和樹 孝久
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Mitani Sekisan Co Ltd
Original Assignee
Mitani Sekisan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】迅速かつ適切な杭基礎の設計を行うころができ
る杭基礎設計支援システムを提供する。 【解決手段】予め登録されたユーザが所有するユーザ端
末とインターネットを介して接続し、該ユーザが入力し
た設計条件に基づいて、杭基礎の設計作業を行うため
に、ユーザに対する画面処理を実行する公開サーバと設
計支援処理を実行する非公開サーバとからなる杭基礎設
計支援システムであって、公開サーバは、杭基礎の設計
を行うための条件を入力するためにユーザ端末との間で
入力画面処理を実行する設計条件入力手段と、ユーザ端
末へ表示するために必要に応じて設計結果に対して加工
を加える計算結果加工手段とを備え、非公開サーバは、
予め該非公開サーバ内に登録された設計データを参照し
て、設計条件入力手段において入力された条件を満たす
杭基礎の設計計算を実行して、この設計結果を計算結果
加工手段へ受け渡す杭基礎設計手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
使用して、迅速でかつ適切な杭基礎設計を行うことがで
きる杭基礎設計支援システム、杭基礎設計支援方法、及
び杭基礎設計支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】杭基礎
の概算設計及び見積をする方法として、建造物全体の設
計・見積者自身が、自己の保有する技術、ノウハウ、資
料に基づいて行う方法が知られている。しかしながら、
この方法は、建造物の施工計画内容が外部に知られるこ
となく、また、簡易でかつ迅速に概算値を得ることがで
きるが、自己の保有する設計・見積の技術が必ずしも充
分でない場合があり、最適な設計・見積が行えないとい
う問題がある。特に、事業規模の小さい建設会社や設計
会社では、常に技術者を育成し、杭基礎に関する保有技
術を最新のレベルに保つことが困難であるため、大手の
建設会社に比べ市場競争においてハンデが大きい。ま
た、資材を製造する業者と施工する業者は異なる場合が
多く、設計または施工業者は、最新の資材を使用した場
合の支持力算定式、施工方法、資材等の設計に必要な最
新データの収集が難しいため、最適な資材が他にあるに
もかかわらず、系列の企業が製造する資材を使用しなけ
ればならない。従って、業界における最新技術情報に基
づく設計・見積を行うことができず、陳腐化しつつある
各業者が保有する情報による市場競争となっており、競
合会社間での本来の自由な市場競争にならないという問
題がある。
【0003】一方、建造物全体の設計者の個別の依頼に
基づいて、杭基礎の専門業者が杭基礎の概算設計及び見
積をする方法もある。しかしながら、この方法は、専門
業者が保有する最新の技術、ノウハウを使用して、適切
な設計見積を行うことができるが、概算設計・見積の依
頼をしてから結果の入手までに時間と手間を要し、迅速
性に欠けるという問題がある。また、杭基礎の専門業者
にとっては、購入見込みの顧客を判断することが困難で
あるために、全ての依頼に対して、時間と手間をかけて
概算設計・見積作業を行わなければならないという問題
もある。さらには、設計・見積の依頼先である専門業者
は日頃より取引の多い業者のみに限られることが多く、
企業系列のない専門業者が依頼先の候補の中に新たに参
入することが困難であるという問題もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、最新の技術やノウハウを用いて、迅速かつ適
切な杭基礎の設計を行うころができる杭基礎設計支援シ
ステム、杭基礎設計支援方法、及び杭基礎設計支援プロ
グラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、予め登録されたユーザが所有するユーザ端末とイン
ターネットを介して接続し、該ユーザが入力した設計条
件に基づいて、杭基礎の設計作業を行うために、前記ユ
ーザに対する画面処理を実行する公開サーバと設計支援
処理を実行する非公開サーバとからなる杭基礎設計支援
システムであって、前記公開サーバは、杭基礎の設計を
行うための条件を入力するために前記ユーザ端末との間
で入力画面処理を実行する設計条件入力手段と、前記ユ
ーザ端末へ設計結果を表示するために必要に応じて設計
結果に対して加工を加える計算結果加工手段とを備え、
前記非公開サーバは、予め該非公開サーバ内に登録され
た設計データを参照して、前記設計条件入力手段におい
て入力された条件を満たす杭基礎の設計計算を実行し
て、この設計結果を前記計算結果加工手段へ受け渡す杭
基礎設計手段を備えてなることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記非公開サー
バは、前記杭基礎設計手段によって得られた設計結果に
基づき、予め非公開サーバ内に登録された見積データを
参照して必要資材及び施工の費用見積を行う見積処理手
段をさらに備え、前記見積処理手段は、得られた見積結
果を前記計算結果加工手段へ受け渡すことを特徴とす
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記条件入力手
段は、杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ
入手困難なデータを、予め決められた手順にしたがって
入手可能なデータを探り当てて取得すること特徴とす
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、 予め登録され
たユーザが所有するユーザ端末とインターネットを介し
て接続し、該ユーザが入力した設計条件に基づいて、杭
基礎の設計作業を行うために、前記ユーザに対する画面
処理を実行する公開サーバと設計支援処理を実行する非
公開サーバとからなる杭基礎設計支援システムにおける
杭基礎設計支援方法であって、前記公開サーバは、杭基
礎の設計を行うための条件を入力するために前記ユーザ
端末との間で入力画面処理を実行する設計条件入力過程
と、前記ユーザ端末へ設計結果を表示するために必要に
応じて設計結果に対して加工を加える計算結果加工過程
とを有し、前記非公開サーバは、予め該非公開サーバ内
に登録された設計データを参照して、前記設計条件入力
手段において入力された条件を満たす杭基礎の設計計算
を実行して、この設計結果を前記計算結果加工手段へ受
け渡す杭基礎設計過程を有することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記非公開サー
バは、前記杭基礎設計手段によって得られた設計結果に
基づき、予め非公開サーバ内に登録された見積データを
参照して必要資材及び施工の費用見積を行う見積処理過
程をさらに有し、前記見積処理過程は、得られた見積結
果を前記計算結果加工過程へ受け渡すことを特徴とす
る。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記条件入力過
程は、杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ
入手困難なデータを、予め決められた手順にしたがって
入手可能なデータを探り当てて取得すること特徴とす
る。
【0011】請求項7に記載の発明は、予め登録された
ユーザが所有するユーザ端末とインターネットを介して
接続し、該ユーザが入力した設計条件に基づいて、杭基
礎の設計作業を行うために、前記ユーザに対する画面処
理を実行する公開サーバと設計支援処理を実行する非公
開サーバとからなる杭基礎設計支援システム上で動作す
る杭基礎設計支援プログラムであって、前記杭基礎設計
支援プログラムは、杭基礎の設計を行うための条件を入
力するために前記ユーザ端末との間で入力画面処理を実
行する設計条件入力処理と、予め登録された設計データ
を参照して、前記設計条件入力手段において入力された
条件を満たす杭基礎の設計計算を実行して、この設計結
果を得る杭基礎設計処理と、前記ユーザ端末へ前記設計
結果を表示するために必要に応じて設計結果に対して加
工を加える計算結果加工処理とをコンピュータに行わせ
ることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、前記杭基礎設計
支援プログラムは、前記杭基礎設計処理によって得られ
た設計結果に基づき、予め登録された見積データを参照
して必要資材及び施工の費用見積を行う見積処理と、前
記見積処理において得られた見積結果を前記計算結果加
工処理へ受け渡す処理とをさらにコンピュータに行わせ
ることを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、前記条件入力処
理は、杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ
入手困難なデータを、予め決められた手順にしたがって
入手可能なデータを探り当てて取得する処理をさらにコ
ンピュータに行わせること特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
杭基礎設計支援システムを図面を参照して説明する。図
1は同実施形態の全体構成を示すブロック図である。こ
の図において、符号1は、杭基礎の専門業者が管理運用
する杭基礎設計支援システムである。この杭基礎設計支
援システム1は、システムのセキュリティ保護を行うフ
ァイアウォールサーバ2、一般ユーザに内容を公開する
公開サーバ3、内容を公開しない非公開サーバ4、及び
設計者端末5からなる。また、公開サーバ3、非公開サ
ーバ4、及び設計者端末5は、ネットワーク11によっ
て相互の情報を授受をすることが可能である。符号6
は、地質調査業者が管理運用する地質調査サーバであ
る。符号7は、地質調査サーバ6を管理運用する地質調
査業者が調査した地質のデータを登録する地質データベ
ースである。符号81、82は、杭基礎設計支援システ
ム1を利用するユーザが所有するユーザ端末であり、イ
ンターネット閲覧ソフトウェアがインストールされてい
る。符号9は、インターネットであり、杭基礎設計支援
システム1、地質調査サーバ6、ユーザ端末81、82
がそれぞれ接続される。
【0015】次に、図2を参照して、図1に示す杭基礎
設計支援システム1の構成を説明する。図2は、図1に
示す杭基礎設計支援システム1の構成を示すブロック図
である。図2において、図1示す装置と同一の装置には
同一の符号を付し、その説明を省略する。初めに、公開
サーバ3の構成を説明する。符号31は、ファイアウォ
ールサーバ2介して、インターネット9に接続されてい
る装置と通信を行う通信部である。符号32は、ユーザ
端末81、82との間で対話をするための画面処理を行
う画面処理部である。符号33は、概算設計・見積を行
うための条件を入力する条件入力部である。符号34
は、入力された条件に基づいて概算設計を行う概算設計
部である。符号35を概算設計の結果を所望の様式で表
示するための加工を行う計算結果加工部である。符号3
6は、概算設計に結果に基づいて、費用の見積りを行う
概算見積部である。符号37は、杭基礎設計支援システ
ム1を利用するユーザを登録するユーザ登録部である。
符号38は、過去の設計結果を参照するために、過去の
設計データを検索して表示する設計結果参照部である。
符号39は、公開サーバ3と非公開サーバ4との間でネ
ットワーク11を介して通信を行うための通信部であ
り、ネットワーク11には、設計者端末5も接続され
る。
【0016】次に、非公開サーバ4の構成を説明する。
符号41は、ファイアウォールサーバ2介して、インタ
ーネット9に接続されている装置と通信を行う通信部で
ある。符号42は、杭基礎の設計支援処理を行う設計支
援処理部である。符号43は、設計データベース48
(図2においては、データベースをDBと示す)に登録
されている設計データを参照して杭基礎の設計を行う杭
基礎設計部である。符号44は、見積データベース49
に登録されている見積データを参照して、見積処理を行
う見積処理部である。符号45は、杭基礎を設計するた
めに必要な地質データを、地質データベース51または
地質調査サーバ6から取得する地質データ取得部であ
る。符号46は、過去の設計データが登録された設計結
果データベース52から所望の設計データを検索する設
計データ検索部である、符号47は、インターネット9
に接続された装置に対して電子メールを送信する電子メ
ール送信部である。符号53は、杭基礎設計支援システ
ム1を利用するユーザの情報を管理するユーザ管理部で
あり、ユーザ情報は、ユーザデータベース54に登録さ
れる。符号55は、ネットワーク11を介して、公開サ
ーバ3、または設計者端末5との間で通信を行う通信部
である。
【0017】なお、公開サーバ3は、主に対話するため
の画面処理を実行し、一方、非公開サーバ4は、公開サ
ーバ3において得られた情報と各データベースから得ら
れる情報に基づいて、設計・見積を実行し、その結果を
公開サーバ3へ返す処理を実行するように機能分担がさ
れている。
【0018】次に、図3〜5を参照して、図2に示す公
開サーバ3及び非公開サーバ4の動作を説明する。初め
に、図3を参照して、ユーザ登録動作を説明する。ま
ず、ユーザ登録しようとするユーザは、ユーザ端末81
を杭基礎設計支援システム1へ接続する。そして、ユー
ザ端末81からユーザ登録要求を送信する。この登録要
求は、ファイアウォールサーバ2を介して、公開サーバ
3の通信部31によって受信され、さらに、画面処理部
32へ通知される。これを受けて画面処理部32は、受
信した情報がユーザ登録要求であるので、ユーザ登録部
37に対して、登録要求があったことを通知する。これ
を受けてユーザ登録部37は、ユーザ登録画面の情報を
画面処理部32へ出力する。
【0019】次に、画面処理部32は、ユーザ登録画面
を、ユーザ登録要求を行った端末(ここでは、ユーザ端
末81)へ送信する。これによって、ユーザ端末81に
は、ユーザ登録画面が表示される。このユーザ登録画面
には、「会社名」、「所属」、「役職」、「担当者
名」、「住所」、「電話番号」、「FAX番号」、「電
子メールアドレス」等のユーザ情報を入力するフィール
ドが設けられている。ユーザは、この画面に対して、キ
ーボードやマウスを使用して、ユーザに関する情報を入
力する。そして、入力した内容を確認後、入力情報を送
信する動作をすると、ユーザ端末81は、ここで入力さ
れた情報を公開サーバ3へ送信する。これを受けて画面
処理部32は、ユーザ端末81から送信された情報を受
信し、入力情報を読み取る(ステップS1)。
【0020】続いて、画面処理部32は、読み取った情
報をユーザ登録部37へ渡す。これを受けてユーザ登録
部37は、通信部39を介して、非公開サーバ4に対し
て受け取った情報を含むユーザ登録要求を行う。この登
録要求は、通信部55を介してユーザ管理部53へ通知
される。
【0021】次に、ユーザ管理部53は、登録要求に含
まれるユーザに関する情報を取り出し、ユーザデータベ
ース54に登録されているデータと照合し、既に登録済
みであるか否かを判定する(ステップS2)。この結
果、既に登録されているユーザであった場合、ユーザ管
理部53は、通信部55を介して公開サーバ3に対して
既登録のユーザである旨を通知する。この通知は、通信
部39を介してユーザ登録部37へ通知される。これを
受けてユーザ登録部37は、画面処理部32に対して、
エラーメッセージを出力する。このエラーメッセージ
は、通信部31を介して、ユーザ端末81へ送信され、
ユーザ端末81にエラーメッセージが表示(ステップS
3)されることとなる。
【0022】一方、ユーザデータベース54との照合の
結果、既登録でないユーザである場合、ユーザ管理部5
3は、ユーザデータベース54内において一意となるユ
ーザIDとパスワードを発行する(ステップS4)。そ
して、ユーザ管理部53は、ユーザ情報と発行したユー
ザIDを関連付けてユーザデータベース54へ登録する
(ステップS5)。続いて、ユーザ管理部53は、ここ
で発行したユーザIDとパスワードを通信部55を介し
て、公開サーバ3へ通知する。この通知内容は、通信部
39を介して、ユーザ登録部37へ通知される。これを
受けて、ユーザ登録部37は、画面処理部32に対し
て、ユーザIDとパスワードを出力する。画面処理部3
2は、このユーザIDとパスワードをユーザ端末81へ
送信することによって、ユーザ端末81にユーザIDと
パスワードを通知する(ステップS6)。この動作によ
って、ユーザ登録が完了し、これ以降このユーザIDと
パスワードを使用して杭基礎設計支援システム1を利用
することができるようになる。
【0023】次に、図4を参照して、概算設計と概算見
積を行う動作を説明する。まず、ユーザは、ユーザ端末
81を杭基礎設計支援システム1に接続し、設計・見積
要求を行う。これを受けて、画面処理部32は、ユーザ
認証画面をユーザ端末81へ送信する。これによって、
ユーザ端末81には、ユーザ認証画面が表示される。こ
の画面に対して、ユーザは、ユーザ登録時に通知された
ユーザIDとパスワードを入力する。これを受けて、ユ
ーザ端末81は、入力されたユーザIDとパスワードを
画面処理部32へ送信する。画面処理部32は、このユ
ーザIDとパスワードをユーザ管理部53へ送り、認証
を依頼する。これを受けてユーザ管理部53は、ユーザ
データベース54に登録されているユーザID及びパス
ワードと照合して、その結果を画面処理部32へ通知す
る。この通知の結果、認証されなかった場合、画面処理
部32は、エラーメッセージをユーザ端末81へ送信
し、認証された場合は、次の画面を表示する(ステップ
S11)。
【0024】次にユーザ認証がされた場合、画面処理部
32は、ユーザ端末81に対して、過去の設計データを
利用するか否かの質問を表示し、その回答を得る(ステ
ップS12)。この結果、利用しないのであれば、ステ
ップS16へ進む。一方、利用する場合、画面処理部3
2は、設計結果参照部38に対して過去の設計データを
検索する指示を出す。これを受けて設計結果参照部38
は、非公開サーバ4の設計データ検索部46に対して設
計データ検索依頼を行う。この検索依頼には、先に認証
されたユーザIDが含まれる。この検索依頼を受けて設
計データ検索部46は、検索依頼に含まれるユーザID
が付与されて登録されている設計データを設計結果デー
タベース52を検索して(ステップS13)、見つかっ
た全ての設計データを読み出し、設計結果参照部38へ
返す。
【0025】次に、設計結果参照部38は、受け取った
設計データに順番号を付与して画面処理部32へ渡し、
画面処理部32は、設計データの一覧表画面を生成し
て、ユーザ端末81へ送る。これによってユーザ端末8
1には、過去の設計データの一覧表が表示される(ステ
ップS14)。ユーザは、この一覧表から所望の設計デ
ータの順番号を選択する。ユーザ端末81は、ここで選
択された順番号を画面処理部32へ返す。これを受け
て、画面処理部32は、選択された順番号を設計結果参
照部38へ通知する。設計結果参照部38は、通知され
た順番号に対応する設計データの中から条件入力データ
を読み出し(ステップS15)、条件入力部33へ渡
す。
【0026】次に、条件入力部33は、ステップS16
〜S20において、概算設計を行うための条件を入力画
面に対して順に入力するように、ユーザ端末81に対し
て指示を出す。このとき、過去の設計データを利用する
場合は、ステップS16〜S20の入力画面において、
過去の設計検討を行った時の条件が入力フィールドに予
め表示される。ユーザは、必要に応じて、過去の設計検
討と異なる条件のみを入力することによって入力作業の
負担を軽減する。ただし、全く新規の設計を行う場合
は、全ての入力フィールドに対して条件を入力する必要
がある。
【0027】まず、ボーリングデータ入力画面に対して
ボーリングデータの入力を行う(ステップS16)。こ
こで入力するデータは、「件名」、「都道府県」、「住
所」、「ボーリング名」、「調査開始日」、「調査終了
日」、「孔内水位」である。
【0028】次に、地質データ入力画面に対して地質デ
ータの入力を行う(ステップS17)。ここで入力する
データは、「深度毎の土質名」、「Kh値(単位として
は例えばN/m3 等)」である。
【0029】次に、貫入試験データ入力画面に対して貫
入試験データの入力を行う(ステップS18)。ここで
入力するデータは、「深度毎のN値(標準貫入試験デー
タ)」である。
【0030】次に、検討条件入力画面に対して検討条件
の入力を行う(ステップS19)。ここで入力するデー
タは、予め登録されている「施工方法」のいずれかを選
択、「杭先端位置」、「摩擦対象範囲」、「水平力検討
の有無」である。
【0031】最後に、杭の組合せ入力画面に対して杭の
組合せを入力する(ステップS20)。ここで入力する
データは、「杭品名」、「杭種名」、「杭径(含杭軸
径)」、「杭長」である。
【0032】次に、画面処理部32は、ステップS16
〜S20において入力された条件をユーザ端末81へ送
り、画面に表示する。そして、入力された条件で設計検
討を開始するか否かを問い合わせる(ステップS2
1)。この問い合わせに対して、ユーザは「YES」ま
たは「NO」のいずれかで回答する。この回答結果が、
「NO」であれば、ステップS16へ戻り、条件入力を
やり直す。一方、「YES」であれば、画面処理部32
は、概算設計部34に対して設計計算の実行を指示す
る。この指示には、ステップS16〜S20において入
力された条件が含まれる。これを受けて概算設計部34
は、入力された設計条件を含む概算設計依頼を非公開サ
ーバ4に対して依頼する。この依頼は、設計支援処理部
42を介して杭基礎設計部43へ通知される。これを受
けて杭基礎設計部43は、入力された設計条件と設計デ
ータベース48に登録されている設計データに基づい
て、所定の計算式を用いて概算設計処理が実行される
(ステップS22)。ここで参照される設計データベー
ス48には、施工方法別の鉛直支持力、水平支持力等の
計算式、施工地盤における所要支持力、杭材種の性能、
杭材種毎の必要資材、資材調達可能日数、杭材種毎の施
工工期と施工費用が予め定義されている。この概算設計
処理によって、入力された条件を満たす杭基礎の設計結
果が得られる。ここで得られる設計結果とは、「杭の組
み合わせ」及び「杭の支持力」の検討結果である。
【0033】続いて、杭基礎設計部43は、概算設計が
終了した時点で、ここで得られた概算設計の結果を見積
処理部44へ通知し、見積処理を指示する。見積処理部
44は、見積データベース49を参照して、費用の算出
を行う。ここで参照される見積データベース49には、
杭材種毎の単価、杭材種毎の必要資材及びその単価、資
材調達可能日数、杭材種毎の施工工期と施工費用が予め
定義されている。この見積処理によって、杭材の費用、
その他の必要資材の費用、及び施工に必要な費用の概算
値が得られる。
【0034】次に、杭基礎設計部43は、概算設計計算
処理が終了した時点で、得られた計算結果を概算設計部
34へ返す。また、見積処理部44は、見積処理が終了
した時点で、得られた見積結果を概算見積部36へ返
す。これを受けて概算設計部34は、ユーザ端末81に
対して概算設計が終了したことを示すメッセージを表示
する。そしてユーザ端末81に対して、結果表示様式を
選択するように指示を出す。ここで選択可能な表示様式
は、「概算設計」と「見積」のそれぞれについて、「計
算書」または「グラフ表示」のいずれかを選択する。ユ
ーザは、ユーザ端末81において、「概算設計」と「見
積」のそれぞれについて、表示様式のいずれかを選択す
る。ユーザ端末81は、選択結果を概算設計部34と概
算見積部36へ通知する。これを受けて、概算設計部3
4と概算見積部36は、設計結果、及び見積結果と表示
様式をそれぞれ計算結果加工部35へ出力する。そし
て、計算結果加工部35は、設計結果、及び見積結果に
基づいて、をそれぞれ選択された表示様式の表示画面を
生成し、この表示画面をユーザ端末81へ送信する。こ
れによって、ユーザ端末81には、概算設計結果と概算
見積結果が表示される(ステップS23)。図6〜8に
概算設計結果の一例を示す。図6は、ユーザによって入
力された設計条件を示す図である。また、図7は、杭の
組み合わせ一覧と杭材の諸元一覧を示す図である。図8
は、杭の支持力の検討結果を示す図である。図6〜8に
示す用語の意味は、周知の内容であるので、ここでは詳
細な説明を省略する。また、図6〜8に示す数値は一例
である。
【0035】次に、画面処理部32は、ユーザ端末81
に対して、概算設計結果に基づく詳細設計・見積を依頼
するか否かを問い合わせ、回答を選択する指示を出す。
この問い合わせに対する回答は、「再度条件入力を行い
再検討する」、「このまま処理を終了する」、「詳細設
計・見積を依頼する」のうちいずれかが選択可能であ
る。これを受けて、ユーザは、上記の3つの回答のうち
1つを選択する。この選択結果は、ユーザ端末81から
画面処理部32へ通知される。
【0036】これを受けて、画面処理部32は、回答結
果が「このまま処理を終了する」であれば処理を終了
し、ユーザ端末81との接続終了処理を実行する。ま
た、「再度条件入力を行い再検討する」である場合は、
ステップS12へ戻り、前述した動作を繰り返す。ま
た、回答結果が「詳細設計・見積を依頼する」である場
合、画面処理部32は、非公開サーバ4に対して、詳細
設計・見積の依頼を行うとともに、ユーザ端末81に対
して、後日詳細設計と見積の結果を電子メールによって
知らせることを通知して、ユーザ端末81との接続を終
了する。
【0037】この詳細設計の依頼は、設計支援処理部4
2へ通知され、設計支援処理部42は、杭基礎設計部4
3に対して、詳細設計の依頼がされたことを通知する。
これを受けて、杭基礎設計部43は、先に概算設計した
際に得られた設計情報を設計結果データベース52に登
録する。そして、設計者端末5に対して、詳細設計の依
頼がされたことを通知する。
【0038】次に、設計者は、設計者端末5を使用し
て、杭基礎設計部43と対話をしながら詳細設計を行う
(ステップS26)。このとき、詳細設計を行うために
必要な設計データは必要に応じて、設計データベースよ
り読み出され、利用される。そして、詳細設計が終了し
た時点で、杭基礎設計部43は、詳細設計の内容を見積
処理部44へ通知する。これを受けて見積処理部44
は、詳細設計の内容と見積データベース49を参照し
て、詳細見積処理を実行する(ステップS26)。
【0039】次に、杭基礎設計部43と見積処理部44
は、詳細設計と詳細見積が終了した時点でその結果を設
計支援処理部42へ通知する。これを受けて、設計支援
処理部42は、詳細設計と詳細見積の結果を電子メール
送信部47へ出力する。そして、電子メール送信部47
は、詳細設計と詳細見積りの結果をユーザの電子メール
アドレスに対して送信する(ステップS27)。この電
子メールをユーザが受信することによって、ユーザは詳
細設計・見積結果を受け取ることとなる。この詳細設計
・見積り結果は、ユーザーによる文書の改ざんを防止す
るため、PDF形式とすることが望ましい。
【0040】このように、ユーザは設計条件を入力する
のみで、概算設計・見積を行うことが可能になるため、
ユーザは、杭基礎に関する高度な技術力を有していなく
とも容易に杭基礎の概算設計・見積を行うことが可能と
なる。
【0041】なお、地質データは通常入手が困難である
時は、ステップS17の処理においてユーザが必要に応
じて、取得方法を決定するようにしてもよい。ここで、
図5を参照して、地質データの取得方法について説明す
る。図5は、地質データ取得の動作を示すフローチャー
トである。まず、条件入力部33は、ユーザ端末81に
対して、ユーザが所有する地質データを使用するか否か
を問い合わせる(ステップS31)。この結果、ユーザ
の地質データを使用する場合は、ユーザ端末81に対し
て、地質データを送信するように指示を出し、条件入力
部33は、送信された地質データを読み込む(ステップ
S32)。
【0042】次に、ユーザ所有するデータを使用しない
場合、条件入力部33は、非公開サーバ4に登録されて
いるか否かを問い合わせる(ステップS33)。この問
い合わせは、地質データ取得部45へ通知される。これ
を受けて、地質データ取得部45は、地質データベース
51内に該当する地質データが登録されているかを検索
する。この結果、地質データベース51に該当する地質
データが登録されている場合、地質データ取得部45
は、地質データを読み出し、条件入力部33へ送信する
(ステップS34)。
【0043】次に、地質データベース51に登録されて
いなかった場合、地質データ取得部45は、条件入力部
33に対して、地質データの取得ができなかった旨を通
知するとともに、地質調査サーバ6に接続し、地質デー
タベース7に該当する地質データが登録されているか否
かを調査する(ステップS35)。この結果登録されて
いる場合、地質データ取得部45は、該当する地質デー
タを読み出し、条件入力部33へ送信する(ステップS
36)。
【0044】一方、地質調査サーバ6に登録されていな
かった場合、地質データ取得部45は、条件入力部33
を介して、ユーザ端末81に対して調査依頼をするか否
かを問い合わせる(ステップS37)。この結果、調査
依頼をする場合、地質データ取得部45は、電子メール
を使用して、地質調査サーバ6へ地質調査依頼を行う
(ステップS38)。一方、調査依頼をしない場合、地
質データ取得部45は、インターネット9上の電子掲示
板に地質データ入手希望の掲示を行う(ステップS3
9)。
【0045】このように、地質データを入手することが
困難である場合であっても、必要に応じて入手方法を選
択できるようにしたため、確実に地質データを入手する
ことができる。また、図5に示す処理動作は、地質デー
タ入手に限らず、設計を実行する際に必須なデータであ
り、かつ容易に入手が困難なデータを入手する方法とし
て利用することが可能である。
【0046】なお、図3〜5に示す処理の機能を実現す
るためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラム
をコンピュータシステムに読み込ませ、実行することに
より杭基礎の設計支援処理を行ってもよい。なお、ここ
でいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器
等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュ
ータシステム」は、WWWシステムを利用している場合
であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)
も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能
な記録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、
光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、
コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の
記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り
可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワー
クや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信さ
れた場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシ
ステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時
間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0047】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユーザは設計条件を入力するのみで、概算設計・見
積を行うことが可能になるため、ユーザは、杭基礎に関
する高度な技術力を有していなくとも容易に杭基礎の概
算設計・見積を行うことが可能になるという効果が得ら
れる。また、概算設計・見積をインターネットを介して
行うようにしたため、面談をして条件の聞き取り等を行
う必要がなくなり、結果的に概算設計・見積作業の時間
短縮を図ることできるという効果も得られる。概算設計
・見積の作業に用いられる設計データは、専門業者が保
有するデータをそのまま利用することができるために、
常に最新の技術と情報に基づいて設計・見積が可能にな
る。また、杭基礎設計支援システムとユーザ端末との間
をインターネットを使用して、接続するようにしたた
め、ユーザ端末側には、通常のインターネットを利用す
る仕組みを備えるのみで、杭基礎の概算設計・見積りを
行なうことができるという効果が得られる。また、ユー
ザ登録を行うようにしたため、新工法の追加、支持力関
連の変更、新規開発の杭材種の追加、その他必要に応じ
てあらゆる情報をタイムリーに電子メールによってユー
ザに通知することが可能となる。さらに、システムを、
ユーザに公開する機能と非公開の機能を分けて構成した
ため、秘密保持を確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】図2は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図4は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
の動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
に出力結果の一例を示す説明図である。
【図7】図7は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
に出力結果の一例を示す説明図である。
【図8】図8は、図1に示す杭基礎設計支援システム1
に出力結果の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・杭基礎設計支援システム 2・・・ファイアウォールサーバ 3・・・公開サーバ 4・・・非公開サーバ4 5・・・設計者端末 6・・・地質調査サーバ 7・・・地質データベース 81,82・・・ユーザ端末 9・・・インターネット 11・・・ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 318A (72)発明者 孝久 和樹 福井県福井市豊島1丁目3−1 三谷コン ピュータ株式会社内 Fターム(参考) 2D046 CA01 5B046 AA03 CA06 DA01 GA01 KA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録されたユーザが所有するユーザ
    端末とインターネットを介して接続し、該ユーザが入力
    した設計条件に基づいて、杭基礎の設計作業を行うため
    に、前記ユーザに対する画面処理を実行する公開サーバ
    と設計支援処理を実行する非公開サーバとからなる杭基
    礎設計支援システムであって、 前記公開サーバは、 杭基礎の設計を行うための条件を入力するために前記ユ
    ーザ端末との間で入力画面処理を実行する設計条件入力
    手段と、 前記ユーザ端末へ設計結果を表示するために必要に応じ
    て設計結果に対して加工を加える計算結果加工手段とを
    備え、 前記非公開サーバは、 予め該非公開サーバ内に登録された設計データを参照し
    て、前記設計条件入力手段において入力された条件を満
    たす杭基礎の設計計算を実行して、この設計結果を前記
    計算結果加工手段へ受け渡す杭基礎設計手段を備えてな
    ることを特徴とする杭基礎設計支援システム。
  2. 【請求項2】 前記非公開サーバは、 前記杭基礎設計手段によって得られた設計結果に基づ
    き、予め非公開サーバ内に登録された見積データを参照
    して必要資材及び施工の費用見積を行う見積処理手段を
    さらに備え、 前記見積処理手段は、得られた見積結果を前記計算結果
    加工手段へ受け渡すことを特徴とする請求項1に記載の
    杭基礎設計支援システム。
  3. 【請求項3】 前記条件入力手段は、 杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ入手困
    難なデータを、予め決められた手順にしたがって入手可
    能なデータを探り当てて取得すること特徴とする請求項
    1に記載の杭基礎設計支援システム。
  4. 【請求項4】 予め登録されたユーザが所有するユーザ
    端末とインターネットを介して接続し、該ユーザが入力
    した設計条件に基づいて、杭基礎の設計作業を行うため
    に、前記ユーザに対する画面処理を実行する公開サーバ
    と設計支援処理を実行する非公開サーバとからなる杭基
    礎設計支援システムにおける杭基礎設計支援方法であっ
    て、 前記公開サーバは、 杭基礎の設計を行うための条件を入力するために前記ユ
    ーザ端末との間で入力画面処理を実行する設計条件入力
    過程と、 前記ユーザ端末へ設計結果を表示するために必要に応じ
    て設計結果に対して加工を加える計算結果加工過程とを
    有し、 前記非公開サーバは、 予め該非公開サーバ内に登録された設計データを参照し
    て、前記設計条件入力手段において入力された条件を満
    たす杭基礎の設計計算を実行して、この設計結果を前記
    計算結果加工手段へ受け渡す杭基礎設計過程を有するこ
    とを特徴とする杭基礎設計支援方法。
  5. 【請求項5】 前記非公開サーバは、 前記杭基礎設計手段によって得られた設計結果に基づ
    き、予め非公開サーバ内に登録された見積データを参照
    して必要資材及び施工の費用見積を行う見積処理過程を
    さらに有し、 前記見積処理過程は、得られた見積結果を前記計算結果
    加工過程へ受け渡すことを特徴とする請求項4に記載の
    杭基礎設計支援方法。
  6. 【請求項6】 前記条件入力過程は、 杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ入手困
    難なデータを、予め決められた手順にしたがって入手可
    能なデータを探り当てて取得すること特徴とする請求項
    4に記載の杭基礎設計支援方法。
  7. 【請求項7】 予め登録されたユーザが所有するユーザ
    端末とインターネットを介して接続し、該ユーザが入力
    した設計条件に基づいて、杭基礎の設計作業を行うため
    に、前記ユーザに対する画面処理を実行する公開サーバ
    と設計支援処理を実行する非公開サーバとからなる杭基
    礎設計支援システム上で動作する杭基礎設計支援プログ
    ラムであって、 前記杭基礎設計支援プログラムは、 杭基礎の設計を行うための条件を入力するために前記ユ
    ーザ端末との間で入力画面処理を実行する設計条件入力
    処理と、 予め登録された設計データを参照して、前記設計条件入
    力手段において入力された条件を満たす杭基礎の設計計
    算を実行して、この設計結果を得る杭基礎設計処理と、 前記ユーザ端末へ前記設計結果を表示するために必要に
    応じて設計結果に対して加工を加える計算結果加工処理
    とをコンピュータに行わせることを特徴とする杭基礎設
    計支援プログラム。
  8. 【請求項8】 前記杭基礎設計支援プログラムは、 前記杭基礎設計処理によって得られた設計結果に基づ
    き、予め登録された見積データを参照して必要資材及び
    施工の費用見積を行う見積処理と、前記見積処理におい
    て得られた見積結果を前記計算結果加工処理へ受け渡す
    処理と、 をさらにコンピュータに行わせることを特徴とする請求
    項7に記載の杭基礎設計支援プログラム。
  9. 【請求項9】 前記条件入力処理は、 杭基礎の設計をする際に必須なデータでありかつ入手困
    難なデータを、予め決められた手順にしたがって入手可
    能なデータを探り当てて取得する処理をさらにコンピュ
    ータに行わせること特徴とする請求項7に記載の杭基礎
    設計支援プログラム。
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