JPH11282884A - ネットワーク型cadシステム - Google Patents

ネットワーク型cadシステム

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Publication number
JPH11282884A
JPH11282884A JP10084371A JP8437198A JPH11282884A JP H11282884 A JPH11282884 A JP H11282884A JP 10084371 A JP10084371 A JP 10084371A JP 8437198 A JP8437198 A JP 8437198A JP H11282884 A JPH11282884 A JP H11282884A
Authority
JP
Japan
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cad
server
information
calculation
terminal device
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Application number
JP10084371A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Motoyama
信明 本山
Takayuki Minegishi
孝行 峯岸
Masahiro Ougiwari
正浩 扇割
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク型CADシステムを構成する場
合、OSの種類や端末装置の種類毎にCADプログラム
を用意する必要があった。 【解決手段】 CADプログラムによる計算をサーバ1
が実行するように構成し、各端末装置3においては、ウ
ェブブラウザなどのインタフェースアプリケーション8
0を使用し、そのインタフェースアプリケーション80
からJavaOSなどの仮想OS82を使用し、サーバ
1から供給される、その仮想OS82に対応したCAD
端末アプリケーション81を実行し、CAD端末アプリ
ケーション81を介してCADプログラムに各種CAD
に関する計算をサーバ1に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続された1つまたは複数の端末装置と、そのネットワ
ークに接続され、CADプログラムの計算対象である設
計データを保存するサーバとを備えたネットワーク型C
ADシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のネットワーク型CADシ
ステムを示す構成図であり、図において、1000は、
ネットワーク4にそれぞれ接続されたローカルエリアネ
ットワーク(以下、LANという)1002を設置され
た会社などにおける部署である。
【0003】各部署1000において、1020〜10
22は、LAN1002にそれぞれ接続され、例えばU
NIXをオペレーティングシステム(以下、OSとい
う)として実行するエンジニアリングワークステーショ
ン(以下、EWSという)であり、1010〜1012
は、EWS1020〜1022にそれぞれ接続され、C
AD(Computer Aided Design )プログラム、そのプロ
グラムにおいて使用されるライブラリ、および、各ユー
ザにより作成され使用される設計データを記録するハー
ドディスクドライブ装置などの記録部である。1023
および1024は、LAN1002にそれぞれ接続さ
れ、例えばUNIXをOSとして実行するパーソナルコ
ンピュータ(以下、PCという)である。1013およ
び1014は、PC1023,1024にそれぞれ接続
されたハードディスクドライブ装置などの記録部であ
る。
【0004】このように、LAN1002に複数のEW
S1020〜1022などを接続して構成されたCAD
システムでは、EWS1020〜1022、PC102
3,1024のOSに合わせた設定を行うことにより、
EWS1020〜1022、PC1023,1024に
それぞれ接続された記録部1010〜1014を利用し
てネットワークファイルシステムを形成し、このネット
ワークファイルシステムに基づいて、各記録部1010
〜1014に記録されたファイルが、各端末装置(EW
S1020〜1022、PC1023,1024)によ
り共有される。
【0005】次に動作について説明する。このCADシ
ステムにおいては、各端末装置は、ネットワークファイ
ルシステムを構成する記録部1010〜1014に記録
されているCADプログラム、ライブラリ、設計データ
などを適宜読み出し、CADプログラムに基づいて、設
計データに対して各種計算を実行する。そして、その計
算結果などは、各端末装置に設けられている図示せぬデ
ィスプレイなどに表示される。
【0006】例えば、OSとしてUNIXやディスクオ
ペレーティングシステムが使用されている場合、CAD
プログラムを実行させるときには、ユーザは、コマンド
ラインにおいて、適宜オプションを付加したコマンドを
入力する。ユーザはこのコマンドとオプションを適宜設
定することにより所望の計算を端末装置に実行させる。
この他、コマンドを使用しない、ウィンドウシステムを
使用したグラフィカルユーザインタフェース(以下、G
UIという)を利用したCADシステムもある。
【0007】また、CADプログラムを使用する環境が
整備されていない端末装置の使用するユーザは、CAD
を実行する環境が整備されているEWSへTelnet
でアクセスしたり、EWSにおいてXサーバを起動させ
ることにより、遠隔からCADプログラムを使用するこ
とができる。
【0008】以上のようなネットワーク型CADシステ
ムには、例えば、特開平4−329473号公報、特開
平1−145774号公報、特開平5−151285号
公報に記載のものなどがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク型
CADシステムは以上のように構成されているので、ネ
ットワークファイルシステムを利用してCADシステム
を構成する場合、すべての端末装置のOSを統一する
か、OSの種類や端末装置の種類毎にCADプログラム
を用意する必要があり、コストを低減することが困難で
あるなどの課題があった。
【0010】また、部署1000毎にCADシステムを
設けた場合、CADシステムの構築や管理が部署100
0毎に必要になり、CADシステムを運営する際のコス
トを低減することが困難であるなどの課題があった。さ
らに、部署1000毎にCADシステムを設けた場合、
部署単位で負荷が変動することが多く、端末装置の負荷
が部署1000毎に異なることになり、すべての端末装
置を効率よく使用することが困難であるなどの課題があ
った。
【0011】さらに、部署1000毎に異なる種類やバ
ージョンのCADシステムが設けられる可能性があり、
その場合、部署1000間で設計データなどの授受を行
うときに、その設計データのデータ形式を変換する必要
があるなどの課題があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、CADプログラムによる計算をサ
ーバが実行するように構成し、各端末装置においては、
ウェブブラウザなどのユーザインタフェースプログラム
を使用し、そのユーザインタフェースプログラムからJ
avaOS(商標)などの仮想オペレーティングシステ
ム(以下、仮想OSという)を使用し、サーバから供給
される、その仮想OSに対応した例えばJavaアプレ
ットとして作成されたCAD用のユーザインタフェース
プログラムを実行し、そのCAD用のユーザインタフェ
ースを介してCADプログラムに各種CADに関する計
算を実行させるようにして、端末装置の種類毎にCAD
プログラムを用意することなく、サーバ側で一括してC
ADシステムを管理することができるネットワーク型C
ADシステムを得ることを目的とする。
【0013】また、この発明は、CADシステムが複数
のサーバを有する際に、すべてのサーバの負荷状況の情
報に基づいてその時点で最も早く計算を完了可能なサー
バにCADに関する計算を割り振るようにして、すべて
のサーバを効率よく使用することができるネットワーク
型CADシステムを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るネットワ
ーク型CADシステムは、端末装置で、ユーザインタフ
ェースプログラムに従ってCAD用ユーザインタフェー
スのプログラムの送信の要求命令をサーバに送信し、そ
の要求命令に対応するサーバからのCAD用ユーザイン
タフェースのプログラムを受信し、ユーザインタフェー
スプログラムにより呼び出され実行されるかあるいはオ
ペレーティングシステムとして実行される仮想オペレー
ティングシステムに従ってCAD用ユーザインタフェー
スのプログラムを実行し、CAD用ユーザインタフェー
スを介して入力された計算命令をサーバに送信し、その
計算命令に対応するサーバからの計算結果を受信し、受
信した計算結果を表示し、サーバで、ユーザ毎の設計デ
ータを記録する第1の記録部を備え、端末装置からのC
AD用ユーザインタフェースのプログラムの送信の要求
命令を受信すると、仮想オペレーティングシステムで実
行可能なCAD用ユーザインタフェースのプログラムを
端末装置に送信し、端末装置においてCAD用ユーザイ
ンタフェースを介して入力された計算命令を端末装置か
ら受信すると、その計算命令に応じた計算を設計データ
に対して実行し、その計算結果を端末装置に送信するも
のである。
【0015】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、端末装置で、ユーザインタフェースプログラム
に従って所定の検索パターン入力欄の表示データの送信
の要求命令を送信し、その要求命令に対応するサーバか
らの検索パターン入力欄の表示データを受信し、その表
示データに基づいて検索パターン入力欄を表示し、検索
パターン入力欄に入力された検索パターンをサーバに送
信し、その検索パターンに対応するサーバからの検索結
果を受信し、受信した検索結果を表示し、サーバで、C
ADシステムの仕様情報を記録する第2の記録部を備
え、端末装置からの検索パターン入力欄の表示データの
送信の要求命令を受信すると、その検索パターン入力欄
の表示データを送信し、端末装置からの検索パターンを
受信すると、第2の記録部に記録された仕様情報のう
ち、その検索パターンに該当するものを検索結果として
端末装置に送信するものである。
【0016】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、サーバで、計算命令を端末装置から受信する
と、その計算命令に応じた計算を実行する前に、ユーザ
情報の送信を要求する命令を端末装置に送信し、その命
令に対応する端末装置からのユーザ情報を受信し、受信
したユーザ情報として正規ユーザのユーザ情報が受信さ
れるまで命令を端末装置に再度送信し、端末装置で、そ
の命令を受信すると、その命令に応じてユーザインタフ
ェースプログラムを介して入力されたユーザ情報をサー
バに送信するものである。
【0017】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、サーバで、所定のバージョンのCAD用ユーザ
インタフェースのプログラムを記録する第3の記録部を
備え、CAD用ユーザインタフェースのプログラムが端
末装置に既に存在するか否かを示す第1の情報、および
CAD用ユーザインタフェースのプログラムが端末装置
に既に存在する場合にはCAD用ユーザインタフェース
のプログラムのバージョンを示す第2の情報の送信を要
求する命令を端末装置に送信し、その命令に対応する第
1の情報、または第1および第2の情報を受信すると、
受信した第1の情報、または第1および第2の情報に基
づいて、CAD用ユーザインタフェースのプログラムが
端末装置にない場合、あるいは第3の記録部に記録され
たCAD用ユーザインタフェースのプログラムのバージ
ョンが第2の情報として受信したバージョンより新しい
場合においてだけ第3の記録部に記録されたCAD用ユ
ーザインタフェースのプログラムを端末装置に送信し、
端末装置で、第1の情報および第2の情報の送信を要求
する命令を受信すると、CAD用ユーザインタフェース
のプログラムがこの端末装置に存在しない場合には、そ
のことを示す第1の情報だけをサーバに送信し、CAD
用ユーザインタフェースのプログラムがこの端末装置に
既に存在する場合には、そのことを示す第1の情報と、
そのCAD用ユーザインタフェースのプログラムのバー
ジョンを示す第2の情報とをサーバに送信するものであ
る。
【0018】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、サーバで、計算命令に応じて実行した計算の実
行時間、CAD用ユーザインタフェースを介して使用さ
れたCADプログラムの種類、およびユーザ情報のうち
の少なくとも1つに基づいて、計算命令に対する課金を
計算し、その課金の情報を保存するものである。
【0019】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、端末装置で、サーバに送信する情報を暗号化す
るとともに、サーバから受信した暗号化された情報を復
号化し、サーバで、端末装置に送信する情報を暗号化す
るとともに、端末装置から受信した暗号化された情報を
復号化するものである。
【0020】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、端末装置で、ユーザインタフェースプログラム
に従ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムの
送信の要求命令をサーバに送信し、その要求命令に対応
するサーバからのCAD用ユーザインタフェースのプロ
グラムを受信し、ユーザインタフェースプログラムによ
り呼び出され実行されるかあるいはオペレーティングシ
ステムとして実行される仮想オペレーティングシステム
に従ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムを
実行し、CAD用ユーザインタフェースを介して入力さ
れた計算命令をサーバに送信し、その計算命令に対応す
るサーバからの計算結果を受信し、受信した計算結果を
表示し、サーバで、ユーザ毎の設計データを記録する第
1の記録部を備え、端末装置からのCAD用ユーザイン
タフェースのプログラムの送信の要求命令を受信する
と、仮想オペレーティングシステムで実行可能なCAD
用ユーザインタフェースのプログラムを端末装置に送信
し、端末装置においてCAD用ユーザインタフェースを
介して入力された計算命令を端末装置から受信すると、
計算用サーバに計算命令を設計データとともに送信し、
計算命令に対応する計算結果をその計算用サーバから受
信すると、その計算結果を端末装置に送信し、計算用サ
ーバで、サーバからの計算命令および設計データを受信
すると、その計算命令に応じた計算を設計データに対し
て実行し、その計算結果をサーバに送信するものであ
る。
【0021】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、サーバで、計算用サーバに計算命令および設計
データを送信する前に、すべての計算用サーバに負荷状
況の情報の送信の要求命令を送信し、すべての計算用サ
ーバから負荷状況の情報を受信すると、その負荷状況に
基づいて計算命令に対応する計算が最も早く完了可能と
予測される計算用サーバに計算命令および設計データを
送信するものである。
【0022】この発明に係るネットワーク型CADシス
テムは、端末装置で、ユーザインタフェースプログラム
に従ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムの
送信の要求命令を管理サーバに送信し、その要求命令に
対応する管理サーバからのCAD用ユーザインタフェー
スのプログラムを受信し、ユーザインタフェースプログ
ラムにより呼び出され実行されるかあるいはオペレーテ
ィングシステムとして実行される仮想オペレーティング
システムに従ってCAD用ユーザインタフェースのプロ
グラムを実行し、CAD用ユーザインタフェースを介し
て入力された計算命令を管理サーバに送信し、その計算
命令に対応する管理サーバからの計算結果を受信し、受
信した計算結果を表示し、管理サーバで、端末装置から
のCAD用ユーザインタフェースのプログラムの送信の
要求命令を受信すると、仮想オペレーティングシステム
で実行可能なCAD用ユーザインタフェースのプログラ
ムを端末装置に送信し、端末装置においてCAD用ユー
ザインタフェースを介して入力された計算命令を端末装
置から受信すると、計算用サーバに計算命令を送信し、
計算命令に対応する計算結果をその計算用サーバから受
信すると、その計算結果を端末装置に送信し、計算用サ
ーバで、管理サーバから計算命令を受信すると、その計
算命令により指定される設計データの送信の要求命令を
データベースサーバに送信し、その要求命令に対応する
データベースサーバからの設計データを受信すると、そ
の計算命令に応じた計算をその設計データに対して実行
し、その計算結果を管理サーバに送信し、データベース
サーバで、計算用サーバから設計データの送信の要求命
令を受信すると、その要求命令により指定される設計デ
ータを計算用サーバに送信するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
ネットワーク型CADシステムを示す構成図であり、図
2は、端末装置において実行されるインタフェースアプ
リケーション、仮想OS、およびCAD端末アプリケー
ションの呼び出し関係を説明する図である。
【0024】図1において、1は、ネットワーク4に接
続され、端末装置3からの要求命令に応じて各種処理を
実行するサーバであり、3は、ネットワーク4に接続さ
れ、ユーザにより直接使用される端末装置であり、4
は、サーバ1や端末装置3の他、広範囲にわたって各種
装置が接続されたネットワークである。なお、図1にお
いては、端末装置3は、1つしか図示されていないが、
他の端末装置3が同様にネットワーク4に接続されてい
てもよい。
【0025】サーバ1において、2は、CADプログラ
ム、ライブラリ、設計データ、ユーザ情報、CAD用ユ
ーザインタフェースとして使用されるCAD端末アプリ
ケーションなどを保存するサーバディスク装置(第1の
記録部、第3の記録部)である。
【0026】10は、ネットワーク4を介して送信する
情報を暗号化するとともに、サーバ送受信部12により
受信された情報を復号化するサーバセキュリティ部11
と、ネットワーク4を介してこのサーバ1宛の情報を受
信し、サーバセキュリティ部11に出力するとともに、
サーバセキュリティ部11からの情報を送信するサーバ
送受信部12とを有し、サーバ1の各部からの情報をネ
ットワーク4を介して送信するとともに、ネットワーク
4を介して受信された情報をサーバ1の各部に供給する
サーバアクセス部である。
【0027】20は、端末装置3からの公開アドレスを
受信すると、それに応じて、検索処理を実行する部位
(今の場合、データ検索部56)を指定する検索用アド
レスと、ユーザ承認処理を実行する部位(今の場合、ユ
ーザ承認部31)を指定するユーザ承認用アドレスと
を、公開アドレスを送信してきた端末装置3に対して送
信する情報提供部である。
【0028】30は、端末装置3からアクセスしたユー
ザの情報の管理を行うユーザ管理部である。ユーザ管理
部30において、31は、端末装置3からのログイン要
求命令に応じてユーザ承認処理を実行するユーザ承認部
である。なお、ユーザ承認部31は、その端末装置3
に、CADプログラムを実行する部位(今の場合、CA
D制御部40)を指定するCAD実行用アドレスを送信
する。32は、ユーザ承認部31により承認されたユー
ザに対応する計算実行時の各種情報であるCAD実行情
報を保存するユーザ保存部である。
【0029】40は、CADプログラムを実行する前に
各種処理を実行するCAD実行準備部41と、端末装置
3において実行されるCAD端末アプリケーション81
からの計算命令に応じてCADに関する計算を実行する
CAD実行部42とを有するCAD制御部である。
【0030】なお、CAD実行準備部41は、CAD実
行用アドレスにより指定された場合、そのCAD実行用
アドレスを送信してきた端末装置3に対して、CADプ
ログラムの実行前に実行する前処理を実行する部位(今
の場合、CAD実行準備部41)を指定するCAD実行
準備用アドレスおよび実行可能なCADプログラムの種
類の情報であるCAD情報を送信する。
【0031】また、CAD実行準備部41は、CAD実
行準備用アドレスにより指定された場合、端末装置3か
ら送信されてきた実行CAD名に基づいて実行するCA
Dプログラムを選択し、そのCADプログラムに対応す
るCAD端末アプリケーション81が端末装置3に存在
するか否かの情報、およびCAD端末アプリケーション
81が存在する場合にはそのバージョン情報を要求する
CAD端末アプリケーションチェック命令と、それらの
情報を受信する部位(今の場合、CAD端末アプリケー
ションチェック部21)を指定するCAD端末アプリケ
ーションチェック結果用アドレスとをその端末装置3に
送信する。
【0032】さらに、CAD実行準備部41は、CAD
実行開始用アドレスにより指定された場合、端末装置3
から送信されてきた、ユーザ名、実行するCADの名
称、使用する設計データ、および使用するライブラリを
有するCAD実行情報を受け取り、ユーザ管理部30に
転送し、ユーザ管理部30のユーザ保存部32に記録さ
せる。また、CAD実行部42は、計算アドレスにより
指定された場合、端末装置3から送信されてきた計算命
令に応じて計算を実行する。
【0033】21は、CAD端末アプリケーションチェ
ック結果用アドレスにより指定され、端末装置3からの
CAD端末アプリケーション81に関する上述の情報に
基づいてCAD端末アプリケーションを選択し、そのC
AD端末アプリケーションをサーバディスク装置2から
読み出し、端末装置3に送信するCAD端末アプリケー
ションチェック部である。
【0034】50は、サーバディスク装置2に保存され
ている各種データを管理するデータ管理部である。デー
タ管理部50において、51はサーバディスク装置2に
保存されているユーザ毎の設計データの作成、更新に関
する日時、その設計データに対する計算結果、計算に使
用されたCADプログラム名、およびサーバディスク装
置2における設計データの記録場所を管理する設計デー
タ管理部であり、52はサーバディスク装置2に保存さ
れたライブラリの種類と、そのライブラリを使用するC
ADプログラムの種類との対応関係と、サーバディスク
装置2におけるライブラリの記録場所を管理するライブ
ラリ情報管理部であり、53はサーバディスク装置2に
保存されているCADプログラムの種類、そのバージョ
ン情報、およびサーバディスク装置2におけるCADプ
ログラムの記録場所を管理するCAD情報管理部(第2
の記録部)である。
【0035】さらに、データ管理部50において、54
は、サーバディスク装置2に保存されたユーザ情報の記
録場所を管理するユーザ情報管理部であり、55は、サ
ーバディスク装置2に保存されたCAD端末アプリケー
ションのバージョン情報と、サーバディスク装置2にお
けるCAD端末アプリケーションの記録場所を管理する
CAD端末アプリケーション管理部であり、56はデー
タ検索命令を受信すると、該当するライブラリの種類、
CADプログラムの種類などの仕様情報の検索を行うデ
ータ検索部である。
【0036】90はユーザによるCADプログラムの実
行に対する課金の情報を管理する課金管理部である。課
金管理部90において、91はCADプログラムの実行
開始日時と終了日時を記録するCAD実行監視部であ
り、92は、CADプログラムの実行時間、そのとき使
用したCAD実行部42のCPUタイム、実行したCA
D名、ユーザ情報などに基づいて課金計算を行う課金計
算部である。
【0037】次に端末装置3において、70は、ネット
ワーク4を介して送信する情報を暗号化するとともに、
端末送受信部71により受信された情報を復号化する端
末セキュリティ部72と、ネットワーク4を介してこの
端末装置3宛の情報を受信し、端末セキュリティ部72
に出力するとともに、端末セキュリティ部72からの情
報を送信する端末送受信部71とを有し、端末装置3の
各部からの情報をネットワーク4を介して送信するとと
もに、ネットワーク4を介して受信された情報を端末装
置3の各部に供給する端末アクセス部である。
【0038】75は、ROM76やRAM77に記憶さ
れた各種プログラムを実行するCPUであり、76は、
例えば起動時に実行されるプログラムや各種データなど
を記憶するROMであり、77は、CPU75に実行さ
れるプログラムやデータがロードされるとともに、端末
アクセス部70により受信されたデータなどを記憶する
RAMである。
【0039】RAM77には、ウェブブラウザなどのユ
ーザインタフェースプログラムであるインタフェースア
プリケーション80や、そのインタフェースアプリケー
ション80により呼び出され実行されるJavaOSな
どの仮想OS82、サーバ1からネットワーク4を介し
て供給され、仮想OS82により実行可能なCAD端末
アプリケーション81がロードされる。
【0040】なお、この実施の形態1の端末装置3にお
いては、図2に示す階層構造のように、まずインタフェ
ースアプリケーション80が実行され、そのインタフェ
ースアプリケーション80から仮想OS82が実行さ
れ、その仮想OS82によりCAD用のユーザインタフ
ェースであるCAD端末アプリケーション81が実行さ
れる。
【0041】なお、インタフェースアプリケーション
(ユーザインタフェースプログラム)80は、例えば一
般的なウェブブラウザのプログラムであり、HTTP
(HyperText Transfer Protocol )プロトコルに基づい
て、ネットワーク4に接続されているサーバから各種デ
ータを読み出すためのプログラムである。また、CAD
端末アプリケーション81(CAD用ユーザインタフェ
ースのプログラム)は、仮想OS82上で実行可能な、
サーバ1のCAD実行情報に含まれる設計データの作成
と修正と保存を行い、かつサーバ1のCADプログラム
に各種計算を実行させ、その計算の結果を表示するため
のプログラムである。また、仮想OS82は、アプリケ
ーションプログラムから起動可能な、または、アプリケ
ーションプログラムに組み込み可能な例えばJavaO
Sなどのプログラムである。
【0042】なお、インタフェースアプリケーション8
0と仮想OS82は、端末装置3の図示せぬディスク装
置に記録されており、適宜RAM77にロードされる。
【0043】次に動作について説明する。図3は、CA
Dプログラムの実行またはCADに関する情報を検索す
る際に端末装置3とサーバ1との間で授受される情報を
示す図である。
【0044】このネットワーク型CADシステムにおい
ては、まず、初期処理が実行され、その後に、検索処理
またはCAD実行処理がユーザによる操作に基づいて実
行される。なお、CAD実行処理の前にはユーザ承認処
理とCAD実行前処理が実行される。
【0045】以下、図3に示す各種情報の授受に沿っ
て、初期処理、検索処理、ユーザ承認処理、CAD実行
前処理、CAD実行処理の順番で、各処理におけるこの
ネットワーク型CADシステムの各部の動作について説
明する。
【0046】まず、初期処理においては、ユーザによ
り、端末装置3において起動されたインタフェースアプ
リケーション80を介してサーバ1の公開アドレスが入
力されると、その公開アドレスとともにアクセス要求命
令が、端末アクセス部70に供給される。
【0047】端末アクセス部70の端末セキュリティ部
72は、そのアクセス要求命令を所定の方式で暗号化し
た後、端末送受信部71に出力し、端末送受信部71
は、その暗号化されたアクセス要求命令をネットワーク
4を介してサーバ1に送信する。そして、サーバ1にお
いて、サーバアクセス部10のサーバ送受信部12は、
公開アドレス宛で送信されてきたその暗号化されたアク
セス要求命令を受信し、サーバセキュリティ部11に出
力する。サーバセキュリティ部11は、その暗号化され
たアクセス要求命令を復号化し、暗号化される前と同一
のアクセス要求命令を公開アドレスとともに、サーバ1
の各部位に供給する。
【0048】このように、端末装置3からサーバ1へ供
給される命令などの情報は、端末装置3において暗号化
され、暗号化された状態でネットワーク4を介して伝送
され、サーバ1において復号化される。また、サーバ1
から端末装置3へ供給される計算結果などの情報も同様
に、サーバ1において暗号化され、暗号化された状態で
ネットワーク4を介して伝送され、端末装置3において
復号化される。以下、サーバ1と端末装置3との間でネ
ットワーク4を介して授受される情報は、このようにし
て伝送されるものとする。
【0049】アクセス要求命令がサーバ1の各部位に供
給されると、各部位のうちの情報提供部20は、インタ
フェースアプリケーション80により表示可能なデータ
形式で、検索用アドレスおよびユーザ承認用アドレスを
サーバアクセス部10に出力する。サーバアクセス部1
0は、それらの情報をネットワーク4を介して端末装置
3に送信する。
【0050】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、サーバ
1より供給された検索用アドレスとユーザ承認用アドレ
スを図示せぬディスプレイに表示させる。このとき、例
えば、そのデータをHTML(HyperText Markup Langu
age )形式のハイパーリンクとして記述し、ハイパーリ
ンクのリンク先を、その検索用アドレスに対応するUR
L(Uniform Resource Locator)とユーザ承認用アドレ
スに対応するURLにより指定するようにしておく。
【0051】このようにして、初期処理が実行される。
【0052】次に、検索処理における各部位の動作につ
いて説明する。なお、検索処理においては、ユーザによ
りインタフェースアプリケーション80を介して入力さ
れた検索パターンに基づいて、サーバ1のデータ管理部
50のライブラリ情報管理部52とCAD情報管理部5
3に記録されている、このサーバ1において利用可能な
CADプログラムの種類やバージョン、ライブラリの種
類などの仕様情報のうち、その検索パターンに該当する
情報が検索され、その情報が、端末装置3に送信され、
インタフェースアプリケーション80に従って表示され
る。
【0053】まず、ユーザにより検索処理の実行が指示
されると、端末装置3のCPU75は、インタフェース
アプリケーション80に従って、サーバ1における検索
用アドレスにより指定される部位に向けて検索要求命令
を送信する。なお、検索用アドレスがHTML形式のハ
イパーリンクとして表示されている場合、ユーザは、G
UIを利用して、そのハイパーリンクに対応する表示を
クリックすることにより、検索処理の実行を指示するこ
とができる。そして、この検索要求命令は、端末アクセ
ス部70によりネットワーク4を介してサーバ1へ送信
される。そして、その検索要求命令は、サーバ1のサー
バアクセス部10により受信され検索用アドレスにより
指定されるデータ検索部56に供給される。
【0054】データ検索部56は、検索要求命令を受け
取ると、インタフェースアプリケーション80により表
示可能なデータ形式で、検索実行用アドレスと検索パタ
ーン入力フォーム(すなわち、検索パターン入力欄)の
表示データをサーバアクセス部10に出力する。サーバ
アクセス部10は、それらの情報をネットワーク4を介
して端末装置3に送信する。
【0055】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はCPU75によりRAM77に記憶される。そし
て、インタフェースアプリケーション80に従って、C
PU75は、サーバ1より供給されたデータに基づいて
検索実行用アドレスと検索パターン入力フォームを図示
せぬディスプレイに表示させる。
【0056】そして、ユーザにより検索パターン入力フ
ォームに検索パターンが入力されると、CPU75は、
インタフェースアプリケーション80に従って、その検
索パターンを検索実行命令とともに、サーバ1において
検索実行用アドレスにより指定される部位を送信先にし
て端末アクセス部70に出力する。この検索実行用アド
レスと検索パターンは端末アクセス部70によりネット
ワーク4を介してサーバ1へ送信される。そして、その
検索パターンは、サーバ1のサーバアクセス部10によ
り受信され、検索実行用アドレスにより指定されるデー
タ検索部56に供給される。
【0057】データ検索部56は、ライブラリ情報管理
部52およびCAD情報管理部53に記憶されているこ
のCADシステムの仕様情報のうち、検索パターンに該
当するものを検索し、該当する情報を検索結果としてサ
ーバアクセス部に出力する。このとき、その検索結果
は、インタフェースアプリケーション80により表示可
能なデータ形式で、検索実行用アドレスおよび検索パタ
ーン入力フォームの表示データとともにサーバアクセス
部10に出力される。なお、検索により該当する情報が
発見された場合には、その情報が検索結果とされ、検索
により該当する情報が発見されなかった場合には、該当
する情報がない旨の情報が検索結果とされる。
【0058】そして、その検索結果は、サーバアクセス
部10によりネットワーク4を介して端末装置3に供給
される。端末装置3の端末アクセス部70は、その検索
結果を受信し、その検索結果はRAM77に記憶され
る。そして、CPU75は、インタフェースアプリケー
ション80に従って、その検索結果を検索パターン入力
フォームおよび検索実行用アドレスとともに図示せぬデ
ィスプレイに表示させる。
【0059】ここで、さらに検索を実行する場合には、
ユーザは、再度、検索パターン入力フォームに検索パタ
ーンを入力する。すると、上述の処理と同様の処理が実
行されて、その検索パターンに対応する検索結果が端末
装置3において表示される。
【0060】このようにして、検索処理が実行される。
【0061】次に、図3に示すようにCAD実行処理の
前に実行されるユーザ承認処理における各部位の動作に
ついて説明する。
【0062】まず、ユーザによりCADプログラムの実
行が指示されると、端末装置3のCPU75は、インタ
フェースアプリケーション80に従って、サーバ1にお
けるユーザ承認用アドレスにより指定される部位に向け
てログイン要求命令を送信する。なお、ユーザ承認用ア
ドレスがHTML形式のハイパーリンクとして表示され
ている場合、ユーザは、GUIを利用して、そのハイパ
ーリンクに対応する表示をクリックすることにより、そ
の実行を指示することができる。そして、このログイン
要求命令は、端末アクセス部70によりネットワーク4
を介してサーバ1へ送信され、サーバ1のサーバアクセ
ス部10により受信され、ユーザ承認用アドレスにより
指定されるユーザ承認部31に供給される。
【0063】ユーザ管理部30のユーザ承認部31は、
インタフェースアプリケーション80により表示可能な
データ形式で、ユーザ承認に必要な情報を指示するユー
ザ承認用情報とユーザ名確認用アドレスをサーバアクセ
ス部10に出力する。サーバアクセス部10は、それら
の情報をネットワーク4を介して端末装置3に送信す
る。
【0064】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、サーバ
1より供給されたユーザ承認用情報とユーザ名確認用ア
ドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。このと
き、例えば、ユーザ承認用情報に基づいて、ユーザ名と
パスワードを入力させるフォームが表示される。
【0065】ユーザによりそのフォームにユーザ名とパ
スワードがそれぞれ入力されると、CPU75は、イン
タフェースアプリケーション80に従って、確認命令と
ともに、そのユーザ名とパスワードをユーザ情報とし
て、サーバ1におけるユーザ名確認用アドレスにより指
定される部位に向けて送信する。そして、この確認命令
とユーザ情報は、端末アクセス部70によりネットワー
ク4を介してサーバ1へ送信され、サーバ1のサーバア
クセス部10により受信され、ユーザ名確認用アドレス
により指定されるユーザ承認部31に供給される。
【0066】ユーザ管理部30のユーザ承認部31は、
そのユーザ情報を受け取ると、データ管理部50のユー
ザ情報管理部54を制御して、サーバディスク装置2に
保存されている正規ユーザのユーザ情報のいずれかに、
受信したユーザ情報が一致するか否かを判断し、受信し
たユーザ情報がいずれかの正規ユーザのユーザ情報に一
致する場合には、そのユーザ情報を入力したユーザを承
認し、そうでない場合には、そのユーザ情報を入力した
ユーザを承認しない。
【0067】ユーザが承認された場合、ユーザ管理部3
0は、インタフェースアプリケーション80が終了する
までそのユーザ情報をユーザ保存部32に記憶させ、イ
ンタフェースアプリケーション80により表示可能なデ
ータ形式で、ユーザ承認完了情報とCAD実行用アドレ
スをサーバアクセス部10に出力する。サーバアクセス
部10は、それらの情報をネットワーク4を介して端末
装置3に送信する。
【0068】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、サーバ
1より供給されたユーザ承認完了情報とCAD実行用ア
ドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。このと
き、例えば、そのデータはHTML形式のハイパーリン
クとして記述され、ハイパーリンクのリンク先は、その
CAD実行用アドレスに対応するURLにより指定され
るようにしておく。なお、CPU75は、インタフェー
スアプリケーション80が終了するまで、このユーザ情
報をRAM77に記憶させておき、後でCADプログラ
ムを実行するときに送信する命令とともに、このユーザ
情報のうちのユーザ名を送信する。
【0069】一方、ユーザを承認しなかった場合、サー
バ1のユーザ承認部31は、再度ユーザ名確認用アドレ
スとユーザ承認用情報を端末装置3へ送信する。すなわ
ち、ユーザは、CADプログラムを使用する前に承認さ
れる必要があり、承認されるまで、ユーザ名とパスワー
ドの入力が促される。
【0070】このようにして、ユーザ承認処理が実行さ
れる。
【0071】そして、図3に示すように、このユーザ承
認処理の次にCAD実行前処理が実行される。CAD実
行前処理においては、端末装置3においてユーザにより
使用されるCAD用のユーザインタフェースプログラム
としてのCAD端末アプリケーションが、必要に応じて
サーバ1から端末装置3に供給される。
【0072】上述のようにユーザ承認処理においてユー
ザが承認されると、CAD実行用アドレスが端末装置に
おいて表示されている。このとき、例えばCAD実行用
アドレスがHTML形式のハイパーリンクとして表示さ
れている場合には、ユーザは、GUIを利用して、その
ハイパーリンクに対応する表示をクリックすることによ
り、CAD実行処理に対する前処理の実行を指示するこ
とができる。そして、ユーザによりCAD実行前処理の
実行が指示されると、CPU75は、インタフェースア
プリケーション80に従って、サーバ1においてCAD
実行用アドレスにより指定される部位を送信先にしてC
AD実行命令を上述のユーザ名とともに端末アクセス部
70に出力する。
【0073】このCAD実行命令とユーザ名は、端末ア
クセス部70によりネットワーク4を介してサーバ1へ
送信され、サーバ1のサーバアクセス部10により受信
され、CAD実行用アドレスにより指定されるCAD実
行準備部41に供給される。
【0074】CAD制御部40のCAD実行準備部41
は、CAD実行命令とともにユーザ名が送信されてきた
か否かを判断し、ユーザ名が送信されてきていない場合
には、アクセスを拒否する旨を示すアクセス拒否情報
を、インタフェースアプリケーション80により表示可
能なデータ形式でサーバアクセス部10を使用して端末
装置3に送信する。端末装置3のCPU75は、このア
クセス拒否情報を受け取るとその旨を図示せぬディスプ
レイに表示させる。
【0075】一方、CAD実行命令とともにユーザ名が
送信されてきた場合には、CAD実行準備部41は、C
AD情報管理部53からサーバ1で実行可能なCADプ
ログラムの種類およびバージョン情報などのCAD情報
を取得し、インタフェースアプリケーション80により
表示可能なデータ形式で、そのCAD情報とCAD実行
準備用アドレスをサーバアクセス部10に出力する。サ
ーバアクセス部10は、それらの情報をネットワーク4
を介して端末装置3に送信する。なお、CAD実行命令
とともに送信されてきたユーザ名が有効ではない、すな
わちユーザ承認処理により承認されていないものである
場合には、アクセス拒否情報がCAD情報の代わりに端
末装置3に送信される。
【0076】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、サーバ
1より供給されたCAD情報とCAD実行準備用アドレ
スを図示せぬディスプレイに表示させる。
【0077】そして、CAD情報として表示された実行
可能なCADプログラムのうちのいずれかがユーザによ
り選択されると、CPU75は、選択されたCADプロ
グラムの名称を実行CAD名情報として、CAD実行準
備命令および上述のユーザ名とともに、サーバ1におい
てCAD実行準備用アドレスにより指定される部位を送
信先にして端末アクセス部70に出力する。この実行C
AD名情報とCAD実行準備命令は、端末アクセス部7
0によりネットワーク4を介してサーバ1へ送信され、
サーバ1のサーバアクセス部10により受信され、CA
D実行準備用アドレスにより指定されるCAD実行準備
部41に供給される。
【0078】CAD制御部40のCAD実行準備部41
は、実行CAD名情報およびユーザ名に基づいて、デー
タ管理部50の設計データ管理部51に記録されている
設計データの名称を参照し、そのユーザが過去にその実
行CAD名情報により指定されるCADプログラムを実
行したときの設計データの名称と計算結果を取得し、ラ
イブラリ情報管理部52から、実行CAD名情報により
指定されるCADプログラムで使用されるライブラリの
情報を取得する。このとき、CAD端末アプリケーショ
ンチェック部21は、受信したCAD実行準備命令に対
応して、CAD端末アプリケーションチェック命令およ
びCAD端末アプリケーションチェック結果用アドレス
をCAD制御部40のCAD実行準備部41に供給す
る。
【0079】そして、CAD制御部40のCAD実行準
備部41は、インタフェースアプリケーション80によ
り表示可能なデータ形式で、取得した設計データの名
称、前回の実行時の計算結果およびライブラリの情報を
CAD実行準備情報として、CAD実行開始用アドレ
ス、並びにCAD端末アプリケーションチェック部21
からのCAD端末アプリケーションチェック命令および
CAD端末アプリケーションチェック結果用アドレスと
ともにサーバアクセス部10に出力する。サーバアクセ
ス部10は、それらの情報をネットワーク4を介して端
末装置3に送信する。
【0080】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、サーバ
1より供給されたCAD実行準備情報とCAD実行開始
用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。
【0081】CAD実行準備情報として表示された設計
データの名称とライブラリの名称から、使用する設計デ
ータおよびライブラリがユーザにより選択されると、C
PU75は、インタフェースアプリケーション80に従
って、ユーザ名、実行CAD名、使用する設計データの
名称および使用するライブラリの名称を有するCAD実
行情報をCAD実行開始命令とともに、サーバ1におい
てCAD実行開始用アドレスにより指定される部位を送
信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0082】なお、端末装置3の図示せぬ記録部に記録
された設計データをコピーすることにより、サーバ1に
おいて使用する設計データを新規作成する場合には、ユ
ーザは、設計データの名称として、その記録部において
その設計データが記録されている場所とその設計データ
名を指定する。この場合、CPU75は、設計データの
名称として選択された、その記録部に記録されている設
計データを読み出し、上述の情報とともにサーバ1に向
けて送信する。
【0083】そして、これらの情報は、端末アクセス部
70によりネットワーク4を介してサーバ1へ送信さ
れ、サーバ1のサーバアクセス部10により受信され、
CAD実行開始用アドレスにより指定されるCAD実行
準備部41に供給される。
【0084】CAD制御部40のCAD実行準備部41
は、CAD実行開始命令を受け取ると、そのCAD実行
開始命令とともに受け取ったCAD実行情報をユーザ管
理部30に転送する。ユーザ管理部30は、そのCAD
実行情報をユーザ保存部32に保存させる。そして、こ
のCAD実行情報はCAD端末アプリケーション81が
終了するまで保持される。また、新規の設計データが送
信されてきた場合、データ管理部50の設計データ管理
部51は、ユーザ名と実行CAD名情報に関連づけて、
その設計データをサーバディスク装置2に保存し、その
設計データを、既に保存されている設計データと同様に
管理する。
【0085】一方、端末装置3のCPU75は、CAD
端末アプリケーションチェック命令を受け取ると、RA
M77にCAD端末アプリケーション81が記憶されて
いるか否かを判断し、RAM77にCAD端末アプリケ
ーション81が記憶されている場合には、さらに、その
CAD端末アプリケーション81のバージョン情報を取
得し、CAD端末アプリケーション81の有無、およ
び、そのバージョン情報を、CAD端末アプリケーショ
ンチェック結果として、サーバ1においてCAD端末ア
プリケーションチェック結果用アドレスにより指定され
る部位を送信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0086】そして、このCAD端末アプリケーション
チェック結果は、端末アクセス部70によりネットワー
ク4を介してサーバ1へ送信され、サーバ1のサーバア
クセス部10により受信され、CAD端末アプリケーシ
ョンチェック結果用アドレスにより指定されるCAD端
末アプリケーションチェック部21に供給される。
【0087】CAD端末アプリケーションチェック部2
1は、実行CAD名情報に基づいて、その実行CAD名
情報により指定されるCADプログラムに対応するCA
D端末アプリケーション81のバージョン情報をCAD
端末アプリケーション管理部55から読み出し、CAD
端末アプリケーションチェック結果とそのバージョン情
報に基づいて、端末装置3におけるCAD端末アプリケ
ーション81が無い、または、端末装置3に存在するC
AD端末アプリケーション81のバージョンが古いと判
断した場合には、サーバディスク装置2からその実行C
AD名情報に対応するCAD端末アプリケーションを読
み出し、サーバアクセス部10に出力する。
【0088】一方、サーバ1に保存されているCAD端
末アプリケーションと同一のバージョンのCAD端末ア
プリケーション81が端末装置3に存在する場合、CA
D端末アプリケーションチェック部21は、CAD端末
アプリケーションの代わりにCAD端末アプリケーショ
ン実行命令をサーバアクセス部10に出力する。
【0089】サーバアクセス部10は、それらの情報を
ネットワーク4を介して端末装置3に送信する。端末装
置3の端末アクセス部70は、ネットワーク4を介して
それらの情報を受信し、それらの情報はRAM77に記
憶される。そして、インタフェースアプリケーション8
0に従って、CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81を受信した場合には、そのCAD端末アプリケー
ション81を、インタフェースアプリケーション80か
ら呼び出され実行される仮想OS82で実行する。一
方、CPU75は、CAD端末アプリケーション実行命
令を受信した場合には、RAM77に既に記憶されてい
るCAD端末アプリケーション81を、インタフェース
アプリケーション80から呼び出され実行される仮想O
S82で実行する。例えば、仮想OS82がJavaO
Sである場合には、CAD端末アプリケーション81
は、Javaアプレットなどで予め記述される。
【0090】このようにCAD端末アプリケーション8
1を実行すると、CPU75は、そのCAD端末アプリ
ケーション81に従って、CAD実行情報を取得するた
めに、CAD実行情報を保存しているサーバ1のユーザ
保存部32を制御するユーザ管理部30を送信先として
CAD実行情報取得命令を端末アクセス部70に出力す
る。
【0091】そのCAD実行情報取得命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介してサーバ1へ送
信され、サーバ1のサーバアクセス部10により受信さ
れ、ユーザ管理部30に供給される。
【0092】ユーザ管理部30は、CAD実行情報取得
命令を受け取ると、先に保存したCAD実行情報をユー
ザ保存部32から読み出し、サーバアクセス部10に出
力する。サーバアクセス部10は、そのCAD実行情報
をネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0093】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそのCAD実行情報を受信し、その
CAD実行情報はRAM77に記憶される。そして、C
PU75は、受信したCAD実行情報に基づいてCAD
端末アプリケーション81の機能などを設定する。
【0094】このようにしてCAD実行前処理が実行さ
れ、CAD用のユーザインタフェースとしてのCAD端
末アプリケーション81が端末装置3において実行され
る。そして、ユーザは、このCAD端末アプリケーショ
ン81を介して入力操作を行い、サーバ1においてCA
Dプログラムを実行させる。
【0095】次に、CAD実行処理における各部位の動
作について説明する。CAD実行処理においては、ユー
ザによりCAD端末アプリケーション81を介してCA
Dプログラムに対して各種操作が行われる。
【0096】ユーザにより入力される各種操作の情報
は、CAD端末アプリケーション81に従ってユーザ名
および実行CAD名とともにCAD操作命令としてサー
バ1に送信される。このCAD操作命令には、設計デー
タの保存を命令する設計データ保存命令と、例えば論理
シミュレーションや設計ルールチェックなどの計算を命
令する計算命令とがある。
【0097】CAD端末アプリケーション81に従って
既存の設計データに変更を加えたり、設計データの新規
作成を行なう場合、ユーザは、通常、CAD端末アプリ
ケーション81に組み込まれたエディタを操作して設計
データを編集することができる。例えば設計データの編
集が完了すると、ユーザにより設計データを保存する操
作が行われることが多い。
【0098】その場合には、CPU75は、CAD端末
アプリケーション81に従って、その操作に対応して、
設計データ保存命令であるCAD操作命令を、ユーザ
名、実行CAD名情報およびその設計データとともに、
サーバ1において設計データ保存アドレスにより指定さ
れる部位を送信先にして端末アクセス部70に出力す
る。
【0099】一方、ユーザがCAD端末アプリケーショ
ン81を介して計算操作を行なうと、CPU75は、C
AD端末アプリケーション81に従って、その操作に対
応して、計算命令であるCAD操作命令を、サーバ1に
おいて計算アドレスにより指定される部位を送信先にし
て端末アクセス部70に出力する。
【0100】そのCAD操作命令は、端末アクセス部7
0によりネットワーク4を介してサーバ1へ送信され、
サーバ1のサーバアクセス部10により受信される。そ
して、そのCAD操作命令は、設計データ保存命令であ
る場合にはユーザ管理部30およびデータ管理部50に
供給され、計算命令である場合にはCAD制御部40お
よび課金管理部90に供給される。
【0101】そのCAD操作命令が設計データ保存命令
である場合には、データ管理部50の設計データ管理部
51は、受信した設計データを、ユーザ名および実行C
AD名情報に関連づけてサーバディスク装置2に保存す
る。
【0102】また、受信した設計データが新規の設計デ
ータである場合、ユーザ保存部32に保存されているC
AD実行情報のうちの設計データに対応する部分がユー
ザ管理部30により更新される。
【0103】このようにして、ユーザがCAD端末アプ
リケーション81に従って設計データの保存の操作を行
なうたびに、この一連の動作が行なわれる。
【0104】一方、CAD操作命令が計算命令である場
合には、CAD制御部40のCAD実行部42は、ユー
ザ保存部32に保存されているCAD実行情報に基づい
て、その計算命令に応じた計算を実行する。このとき、
CAD実行部42は、図示せぬCPUでその計算を実行
し、そのときにCPUを使用した時間、すなわちCPU
タイムを記録するとともに、CPUタイムに、その他の
データ入出力の時間などを加算した実行時間を記録す
る。
【0105】そして、計算が完了すると、CAD実行部
42は、そのCPUタイム、その実行時間およびCAD
実行完了報告を課金管理部90に供給するとともに、そ
の計算結果とCAD実行完了報告をデータ管理部50に
供給する。このとき、データ管理部50は、計算結果と
CAD実行完了報告をサーバアクセス部10に出力す
る。
【0106】一方、課金管理部90のCAD実行監視部
91は、計算命令を受け取ったときにCAD実行開始日
時を記録し、CAD実行部42からのCAD実行完了報
告を受け取ったときにCAD実行完了日時を記録する。
そして、課金管理部90の課金計算部92は、CAD実
行部42からのCPUタイム、実行時間などから、実行
CAD名情報に応じた課金計算を実行して、その課金計
算の結果を、CPUタイム、CAD実行開始日時および
CAD実行完了日時とともにデータ管理部50に供給
し、CAD実行開始日時を設計データ管理部51に供給
する。データ管理部50の設計データ管理部51は、サ
ーバディスク装置2に計算結果を、課金管理部90から
送られたCAD実行開始日時に関連づけて保存する。デ
ータ管理部50のユーザ情報管理部54は、課金管理部
90からの課金計算結果、CPUタイム、CAD実行開
始日時およびCAD実行完了日時をユーザ情報と関連づ
けて保存し、管理する。
【0107】そして、データ管理部50は、その課金計
算結果を、CPUタイム、CAD実行開始日時およびC
AD実行完了日時とともにサーバアクセス部10に出力
する。
【0108】データ管理部50より供給された計算結
果、CAD実行完了報告、課金計算結果、CPUタイ
ム、CAD実行開始日時およびCAD実行完了日時は、
サーバアクセス部10によりネットワーク4を介して端
末装置3に送信される。端末装置3の端末アクセス部7
0はそれらの情報を受信し、それらの情報はRAM77
に記憶される。
【0109】CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81に従って、そのCAD実行完了報告に対応して、
計算結果、課金計算結果、CPUタイム、CAD実行開
始日時およびCAD実行完了日時を図示せぬディスプレ
イに表示させる。
【0110】このように、ユーザにより操作に対応し
て、CPU75によりCAD端末アプリケーション81
に基づいて計算命令がサーバ1に送信されるたびに、こ
の一連の動作が行われる。
【0111】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、CADプログラムによる計算をサーバが実行するよ
うに構成し、各端末装置においては、ウェブブラウザな
どのユーザインタフェースプログラムを使用し、そのユ
ーザインタフェースプログラムからJavaOSなどの
仮想OSを使用し、サーバから供給される、その仮想O
Sに対応したCAD用ユーザインタフェースのプログラ
ムであるCAD端末アプリケーションを実行し、そのC
AD端末アプリケーションを介してCADプログラムに
各種CADに関する計算を実行させるように構成したの
で、端末装置の種類毎にCADプログラムを用意するこ
となく、サーバ側で一括してCADシステムを管理する
ことができ、CADシステムの管理が簡単になるという
効果が得られる。
【0112】また、インタフェースアプリケーションと
してウェブブラウザを使用することにより、ネットワー
ク4に接続された端末装置3を使用して簡単にサーバ1
でCADプログラムを実行させることができるという効
果が得られる。
【0113】さらに、JavaOSなどの仮想OSで実
行可能なCAD端末アプリケーションをCAD用のユー
ザインタフェースに使用するので、端末装置3のOSの
種類に依存しないCADシステムを構成することがで
き、CADシステムの管理が簡単になるという効果が得
られる。
【0114】さらに、CAD端末アプリケーション81
をCADプログラムの種類毎にサーバ1に用意しておく
ことにより、各種CADプログラムを端末装置3から使
用することができ、また、CADプログラムの種類毎に
CAD端末アプリケーションを用意することにより、C
AD端末アプリケーションのプログラムサイズを小さく
することができ、CAD端末アプリケーションの端末装
置3への送信時間を低減できるとともに実行速度を向上
させることができるという効果が得られる。
【0115】さらに、サーバ1が端末装置3におけるC
AD端末アプリケーション81の有無およびバージョン
を調べているので、サーバ1に最新のCAD端末アプリ
ケーションを保存しておけば、すべての端末装置3でそ
の最新のCAD端末アプリケーションを使用することが
できるという効果が得られる。
【0116】さらに、CADプログラムを実行させる前
にユーザ承認を実行するように構成したので、正規ユー
ザ以外のユーザのCADプログラムの使用を制限するこ
とができるという効果が得られる。
【0117】さらに、サーバ1で実行可能なライブラリ
やCADプログラムに関する仕様情報は、承認されてい
ないユーザでも取得することができるように構成したの
で、正規ユーザ以外のユーザがユーザ登録する前にこの
ような仕様情報を閲覧してCADシステムの仕様を簡単
に知ることができ、ユーザの登録意欲を促進することが
できるという効果が得られる。
【0118】さらに、承認されたユーザの設計データの
みが端末装置3に表示されるように構成したので、他の
ユーザにより設計データを不正に使用されることを抑制
することができるという効果が得られる。
【0119】さらに、サーバ1と端末装置3との間で各
種情報の授受を実行する場合に、その情報を暗号化した
情報でネットワーク4を介して伝送するように構成した
ので、ネットワーク4において伝送されている情報が盗
聴されても、暗号化前の元の情報を知ることが困難であ
るため、送信コストの低いセキュリティの質の悪いネッ
トワークを使用することができるという効果が得られ
る。
【0120】また、課金計算を実行時間、CPUタイム
などの複数の情報に基づいて実行するように構成したの
で、木目細かい課金を実行することができるという効果
が得られる。
【0121】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よるネットワーク型CADシステムは、端末装置3での
インタフェースアプリケーション80、仮想OS82、
およびCAD端末アプリケーション81の実行形態を変
更したものである。図4は、この実施の形態2における
インタフェースアプリケーション80、仮想OS82、
およびCAD端末アプリケーション81の呼び出し関係
を説明する図である。
【0122】端末装置3のCPU75は、起動時に仮想
OS82をOSに使用する。そして、図4に示すよう
に、この仮想OS82に基づいて、CPU75は、イン
タフェースアプリケーション80やCAD端末アプリケ
ーション81を実行する。例えば、仮想OS82として
JavaOSを使用する場合、インタフェースアプリケ
ーション80としては例えばサン・マイクロシステムズ
社のHotJavaブラウザなどがあり、CAD端末ア
プリケーション81は、Javaアプリケーションとし
て作成される。
【0123】その他の構成要素については、実施の形態
1のものと同様であるのでその説明を省略する。
【0124】次に動作について説明する。このネットワ
ーク型CADシステムにおいては、端末装置3のCPU
75は、サーバ1からのCAD端末アプリケーションチ
ェック命令を受信すると、仮想OS82に基づいて、端
末装置3にCAD端末アプリケーション81が存在する
か否か、および端末装置3にCAD端末アプリケーショ
ン81が存在する場合にはそのバージョン情報を取得
し、それらの情報をCAD端末アプリケーションチェッ
ク結果として、サーバ1においてCAD端末アプリケー
ションチェック結果用アドレスにより指定される部位に
送信する。
【0125】また、端末装置3のCPU75は、CAD
端末アプリケーション実行命令またはCAD端末アプリ
ケーション81を受信すると、仮想OS82に基づい
て、CAD端末アプリケーション81を実行する。
【0126】その他の動作については、実施の形態1の
ものと同様であるのでその説明を省略する。
【0127】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、例えばJavaOSなどの仮想OSをOSとして使
用するので、インタフェースアプリケーションから仮想
OSを呼び出して実行する場合より、各種処理を高速に
実行することができるという効果が得られる。
【0128】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3によるネットワーク型CADシステムを示す構成
図である。実施の形態1および実施の形態2のネットワ
ーク型CADシステムでは、端末装置3からのアクセス
を受け付けるサーバ1が、計算命令に対応して計算を実
行しているが、この実施の形態3のネットワーク型CA
Dシステムでは、受付サーバ200が端末装置3からの
アクセスを受け付け、計算命令が受付サーバ200によ
り受信されると、その計算命令が計算用サーバとしての
CADサーバ220に転送され、CADサーバ220が
その計算命令に応じた計算を実行する。
【0129】図において、200はネットワーク4に接
続され、端末装置3からの各種要求命令や情報を受信
し、その命令に応じた処理を実行する受付サーバ(サー
バ)であり、220は、ネットワーク4に接続され、受
付サーバ200からの計算命令を受信すると、その計算
命令に応じた計算を実行し、その計算結果を受付サーバ
200に送信するCADサーバ(計算用サーバ)であ
る。なお、CADサーバ220は、1つだけを図示して
いるが、複数のCADサーバ220をネットワーク4に
接続し、使用するようにしてもよい。
【0130】受付サーバ200において、201は、設
計データ、ユーザ情報、CAD端末アプリケーションな
どを保存する受付サーバディスク装置(第1の記録部)
であり、50は、受付サーバディスク装置201に保存
されているデータを管理するデータ管理部である。
【0131】データ管理部50において、51は受付サ
ーバディスク装置201に保存されているユーザ毎の設
計データに関する日時、その設計データに対する計算結
果、計算に使用されたCADプログラム名、および受付
サーバディスク装置201における設計データの記録場
所を管理する設計データ管理部であり、54は、受付サ
ーバディスク装置201に保存されているユーザ情報の
記録場所を管理するユーザ情報管理部であり、55は、
受付サーバディスク装置201に保存されているCAD
端末アプリケーションのバージョン情報と、受付サーバ
ディスク装置201におけるCAD端末アプリケーショ
ンの記録場所を管理するCAD端末アプリケーション管
理部であり、56はデータ検索命令を受け取るとライブ
ラリとCADプログラムの情報の検索を行うデータ検索
部である。
【0132】さらに、データ管理部50において、20
2は、CADサーバ220のCADサーバディスク装置
250に保存されているCADプログラム用のライブラ
リの種類と、そのライブラリを使用するCADプログラ
ムの種類との対応関係と、CADサーバディスク装置2
50におけるライブラリの記録場所を管理するライブラ
リ情報管理部であり、203は、CADサーバ220の
CADサーバディスク装置250に保存されているCA
Dプログラムの種類、そのバージョン情報、およびCA
Dサーバディスク装置250におけるCADプログラム
の記録場所を管理するCAD情報管理部である。
【0133】210は、CADサーバ220との間で、
計算の実行に必要なCAD実行情報や計算結果などの授
受を行うCADサーバ管理部である。CADサーバ管理
部210において、211は、端末装置3より供給され
る各種情報に基づいて、CADサーバ220で計算を実
行するために必要なCAD実行情報を生成するCAD情
報準備部であり、212はCADサーバ220に対して
計算の実行を指示するための計算命令としてのCAD実
行命令をCADアクセス部213に出力するとともに、
そのCAD実行命令に対応する計算結果をCADアクセ
ス部213から供給されるCAD起動受信部である。
【0134】213は、ネットワーク4に接続されたC
ADサーバ220と通信を行うCADアクセス部であ
る。CADアクセス部213において、214は、CA
Dサーバ220宛の情報を暗号化した後にCAD送受信
部215に出力するとともに、CAD送受信部215に
より受信された情報を復号化した後に所定の部位に出力
するCADセキュリティ部であり、215は、CADセ
キュリティ部214からの情報をネットワーク4を介し
てCADサーバ220に送信するとともに、CADサー
バ220からネットワーク4を介して受信した情報をC
ADセキュリティ部214に出力するCAD送受信部で
ある。
【0135】300は、ネットワーク4に接続されたC
ADサーバ220から送信されてくる負荷状況の情報や
CAD実行情報に基づいて、計算を実行させるCADサ
ーバ220を決定するCAD実行負荷制御部である。C
AD実行負荷制御部300において、301は、ネット
ワーク4に接続された予め設定されたすべてのCADサ
ーバ220を送信先にして負荷通知命令をCADアクセ
ス部213に出力し、その負荷通知命令に対応して送信
されてくる負荷状況の情報をCADアクセス部213に
より供給される負荷状況監視部であり、302は、CA
D情報準備部211が生成したCAD実行情報に基づい
てCAD実行時間を予測するCAD実行時間予測部であ
り、303は、負荷状況監視部301に供給された各C
ADサーバ220の負荷状況の情報と、CAD実行時間
予測部302により予測されたCAD実行時間とに基づ
いて、最も早く計算を完了可能と予測されるCADサー
バ220を選択するCADサーバ振分部である。なお、
CADサーバ管理部210は、CADサーバ振分部30
3により選択されたCADサーバ220を送信先とし
て、CAD実行命令やCAD実行情報をCADアクセス
部213に出力する。
【0136】なお、受付サーバ200における他の構成
要素は、実施の形態1のサーバ1における同符号を付さ
れた構成要素と同様であるので、その説明を省略する。
また、端末装置3は実施の形態1のものと同様であるの
で、その説明を省略する。
【0137】次にCADサーバ220において、230
は、ネットワーク4に接続された受付サーバ200と通
信を行うCADサーバアクセス部である。CADサーバ
アクセス部230において、231は、CADサーバセ
キュリティ部232からの情報をネットワーク4を介し
て受付サーバ200に送信するとともに、受付サーバ2
00からネットワーク4を介して受信した情報をCAD
サーバセキュリティ部232に出力するCADサーバ送
受信部であり、232は、CADサーバ送受信部231
により受信された情報を復号化した後にCAD実行部2
43に出力するとともに、CAD実行部243より供給
された計算結果を暗号化した後にCADサーバ送受信部
231に出力するCADサーバセキュリティ部である。
【0138】241は、CADサーバ220のCAD実
行部243の負荷状況の情報をCADサーバアクセス部
230に出力する負荷通知部である。なお、この負荷状
況の情報は、CADサーバアクセス部230によりネッ
トワーク4を介して受付サーバ200に送信される。
【0139】242は、CADサーバ220で実行可能
なCADプログラムの情報やライブラリ情報などのCA
D情報を保持し、受付サーバ200からのCAD情報取
得命令を受け取ると、このCAD情報をCADサーバア
クセス部230に出力するCAD情報発信部である。な
お、このCAD情報は、CADサーバアクセス部230
によりネットワーク4を介して受付サーバ200に送信
される。
【0140】243は、受付サーバ200から計算命令
とCAD実行情報を受信すると、その計算命令に対応し
てCADサーバディスク装置250からCADプログラ
ムなどを読み出し、そのCADプログラムに基づいてC
AD実行情報のうちの設計データに対して計算を実行
し、その計算結果をCADサーバアクセス部230に出
力するCAD実行部である。なお、この計算結果は、C
ADサーバアクセス部230によりネットワーク4を介
して受付サーバ200に送信される。
【0141】250はCADプログラムおよびライブラ
リを保存するCADサーバディスク装置(第3の記録
部)である。
【0142】次に動作について説明する。このネットワ
ーク型CADシステムにおいては、まず、初期処理が実
行され、その後に、検索処理またはCAD実行処理がユ
ーザによる操作に基づいて実行される。なお、CAD実
行処理の前にはユーザ承認処理とCAD実行前処理が実
行される。
【0143】このうち、初期処理については、この実施
の形態3の受付サーバ200が実施の形態1のサーバ1
と同様に動作するので、その説明を省略する。また、検
索処理については、実施の形態1と比較して、実施の形
態1のライブラリ情報管理部52の代わりにライブラリ
情報管理部202が使用され、実施の形態1のCAD情
報管理部53の代わりのCAD情報管理部203が使用
されることが異なるだけであり、その動作は実施の形態
1のものと同様であるので、その説明を省略する。さら
に、ユーザ承認処理については、実施の形態1と比較し
て、実施の形態1のサーバディスク装置2の代わりに受
付サーバディスク装置201が使用されることが異なる
だけで、その動作は実施の形態1のものと同様であるの
で、その説明を省略する。
【0144】したがって、以下、CAD実行前処理、C
AD実行処理の順番で、残りの処理におけるこのネット
ワーク型CADシステムの各部の動作について説明す
る。
【0145】まず、CAD実行前処理について説明す
る。CAD実行前処理においては、端末装置3において
ユーザにより使用されるCAD用ユーザインタフェース
のプログラムとしてのCAD端末アプリケーションが、
必要に応じて受付サーバ200から端末装置3に供給さ
れる。
【0146】実施の形態1において述べたように、ユー
ザ承認処理においてユーザが承認されると、CAD実行
用アドレスが端末装置において表示される。このとき、
CAD実行用アドレスがHTML形式のハイパーリンク
として表示されている場合、ユーザは、GUIを利用し
て、そのハイパーリンクに対応する表示をクリックする
ことにより、CAD実行処理に対する前処理の実行を指
示することができる。そして、ユーザによりCAD実行
前処理の実行が指示されると、CPU75は、インタフ
ェースアプリケーション80に従って、受付サーバ20
0においてCAD実行用アドレスにより指定される部位
を送信先にしてCAD実行命令を上述のユーザ名ととも
に端末アクセス部70に出力する。
【0147】そして、このCAD実行命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介して受付サーバ2
00へ送信され、受付サーバ200のサーバアクセス部
10により受信され、CAD実行用アドレスにより指定
されるCADサーバ管理部210のCAD情報準備部2
11に供給される。
【0148】なお、端末装置3から受付サーバ200へ
供給される命令などの情報は、端末装置3において暗号
化され、暗号化された状態でネットワーク4を介して伝
送され、受付サーバ200において復号化される。同様
に、受付サーバ200から端末装置3へ供給される計算
結果などの情報も、受付サーバ200において暗号化さ
れ、暗号化された状態でネットワーク4を介して伝送さ
れ、端末装置3において復号化される。また、受付サー
バ200とCADサーバ220との間で情報の授受を行
う場合も同様に送信側でその情報を暗号化した後に送信
し、受信側でその暗号化された情報を復号化するように
する。以下、受付サーバ200と端末装置3との間、お
よび受付サーバ200とCADサーバ220との間の各
種情報の授受は、このようにして実行されるものとす
る。
【0149】そして、CADサーバ管理部210のCA
D情報準備部211は、CAD実行命令とともにユーザ
名が送信されてきたか否かを判断し、ユーザ名が送信さ
れてきていない場合には、アクセスを拒否する旨を示す
アクセス拒否情報を、インタフェースアプリケーション
80により表示可能なデータ形式でサーバアクセス部1
0を使用して端末装置3に送信する。端末装置3のCP
U75は、このアクセス拒否情報を受け取るとその旨を
図示せぬディスプレイに表示させる。
【0150】一方、CAD実行命令とともにユーザ名が
送信されてきた場合には、CAD情報準備部211は、
CAD情報管理部203からCADサーバ220で実行
可能なCADプログラムの種類およびバージョン情報な
どのCAD情報を取得し、インタフェースアプリケーシ
ョン80により表示可能なデータ形式で、そのCAD情
報とCAD実行準備用アドレスをサーバアクセス部10
に出力する。サーバアクセス部10は、それらの情報を
ネットワーク4を介して端末装置3に送信する。なお、
CAD実行命令とともに送信されてきたユーザ名が有効
ではない、すなわちユーザ承認処理により承認されてい
ないものである場合には、アクセス拒否情報がCAD情
報の代わりに端末装置3に送信される。
【0151】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、受付サ
ーバ200より供給されたCAD情報とCAD実行準備
用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。
【0152】そして、CAD情報として表示された実行
可能なCADプログラムのうちのいずれかがユーザによ
り選択されると、CPU75は、選択されたCADプロ
グラムの名称を実行CAD名情報として、CAD実行準
備命令および上述のユーザ名とともに、受付サーバ20
0においてCAD実行準備用アドレスにより指定される
部位を送信先にして端末アクセス部70に出力する。こ
の実行CAD名情報とCAD実行準備命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介して受付サーバ2
00へ送信され、受付サーバ200のサーバアクセス部
10により受信され、CAD実行準備用アドレスにより
指定されるCADサーバ管理部210のCAD情報準備
部211に供給される。
【0153】CADサーバ管理部210のCAD情報準
備部211は、実行CAD名情報およびユーザ名に基づ
いて、データ管理部50の設計データ管理部51に記録
されている設計データの名称を参照し、そのユーザが過
去にその実行CAD名情報により指定されるCADプロ
グラムを実行したときの設計データの名称と計算結果を
取得し、ライブラリ情報管理部202から、実行CAD
名情報により指定されるCADプログラムで使用される
ライブラリの情報を取得する。このとき、CAD端末ア
プリケーションチェック部21は、受信したCAD実行
準備命令に対応して、CAD端末アプリケーションチェ
ック命令およびCAD端末アプリケーションチェック結
果用アドレスをCADサーバ管理部210に供給する。
【0154】そして、CADサーバ管理部210は、イ
ンタフェースアプリケーション80により表示可能なデ
ータ形式で、取得した設計データの名称、前回実行時の
計算結果およびライブラリの情報をCAD実行準備情報
として、CAD実行開始用アドレス、並びにCAD端末
アプリケーションチェック部21からのCAD端末アプ
リケーションチェック命令およびCAD端末アプリケー
ションチェック結果用アドレスとともにサーバアクセス
部10に出力する。サーバアクセス部10は、それらの
情報をネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0155】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、受付サ
ーバ200より供給されたCAD実行準備情報とCAD
実行開始用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させ
る。
【0156】CAD実行準備情報として表示された設計
データの名称とライブラリの名称から、使用する設計デ
ータおよびライブラリがユーザにより選択されると、C
PU75は、インタフェースアプリケーション80に従
って、ユーザ名、実行CAD名、使用する設計データの
名称および使用するライブラリの名称を有するCAD実
行情報を、CAD実行開始命令とともに、受付サーバ2
00においてCAD実行開始用アドレスにより指定され
る部位を送信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0157】なお、端末装置3の図示せぬ記録部に記録
された設計データをコピーすることにより、受付サーバ
200において使用する設計データを新規作成する場合
には、ユーザは、設計データの名称として、その記録部
においてその設計データが記録されている場所とその設
計データ名を指定する。この場合、CPU75は、設計
データの名称として選択された、その記録部に記録され
ている設計データを読み出し、上述の情報とともに受付
サーバ200に向けて送信する。
【0158】そして、これらの情報は、端末アクセス部
70によりネットワーク4を介して受付サーバ200へ
送信され、受付サーバ200のサーバアクセス部10に
より受信され、CAD実行開始用アドレスにより指定さ
れるCADサーバ管理部210のCAD情報準備部21
1に供給される。
【0159】CADサーバ管理部210のCAD情報準
備部211は、CAD実行開始命令を受け取ると、その
CAD実行開始命令とともに受け取ったCAD実行情報
をユーザ管理部30に転送する。ユーザ管理部30は、
そのCAD実行情報をユーザ保存部32に保存させる。
そして、このCAD実行情報はCAD端末アプリケーシ
ョン81が終了するまで保持される。また、新規の設計
データが送信されてきた場合、データ管理部50の設計
データ管理部51は、ユーザ名と実行CAD名情報に関
連づけてその設計データを受付サーバディスク装置20
1に保存し、その設計データを既に保存されている設計
データと同様に管理する。
【0160】一方、端末装置3のCPU75は、CAD
端末アプリケーションチェック命令を受け取ると、RA
M77にCAD端末アプリケーション81が記憶されて
いるか否かを判断し、RAM77にCAD端末アプリケ
ーション81が記憶されている場合には、さらに、その
CAD端末アプリケーション81のバージョン情報を取
得し、CAD端末アプリケーション81の有無、およ
び、そのバージョン情報を、CAD端末アプリケーショ
ンチェック結果として、受付サーバ200においてCA
D端末アプリケーションチェック結果用アドレスにより
指定される部位を送信先にして端末アクセス部70に出
力する。
【0161】そして、このCAD端末アプリケーション
チェック結果は、端末アクセス部70によりネットワー
ク4を介して受付サーバ200へ送信され、受付サーバ
200のサーバアクセス部10により受信され、CAD
端末アプリケーションチェック結果用アドレスにより指
定されるCAD端末アプリケーションチェック部21に
供給される。
【0162】CAD端末アプリケーションチェック部2
1は、実行CAD名情報に基づいて、その実行CAD名
情報により指定されるCADプログラムに対応するCA
D端末アプリケーション81のバージョン情報をCAD
端末アプリケーション管理部55から読み出し、そのバ
ージョン情報とCAD端末アプリケーションチェック結
果に基づいて、端末装置3におけるCAD端末アプリケ
ーション81が無い、または、端末装置3に存在するC
AD端末アプリケーション81のバージョンが古いと判
断した場合には、受付サーバディスク装置201からそ
の実行CAD名情報に対応するCAD端末アプリケーシ
ョンを読み出し、サーバアクセス部10に出力する。
【0163】一方、受付サーバ200に保存されている
CAD端末アプリケーションと同一のバージョンのCA
D端末アプリケーション81が端末装置3に存在する場
合、CAD端末アプリケーションチェック部21は、C
AD端末アプリケーション81の代わりにCAD端末ア
プリケーション実行命令をサーバアクセス部10に出力
する。
【0164】サーバアクセス部10は、それらの情報を
ネットワーク4を介して端末装置3に送信する。端末装
置3の端末アクセス部70は、ネットワーク4を介して
それらの情報を受信し、それらの情報はRAM77に記
憶される。そして、インタフェースアプリケーション8
0に従って、CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81を受信した場合には、そのCAD端末アプリケー
ション81を、インタフェースアプリケーション80か
ら呼び出され実行される仮想OS82で実行する。一
方、CPU75は、CAD端末アプリケーション実行命
令を受信した場合には、RAM77に既に記憶されてい
るCAD端末アプリケーション81を、インタフェース
アプリケーション80から呼び出され実行される仮想O
S82で実行する。例えば、仮想OS82がJavaO
Sである場合には、CAD端末アプリケーション81
は、Javaアプレットなどで予め記述される。
【0165】このようにCAD端末アプリケーション8
1を実行すると、CPU75は、そのCAD端末アプリ
ケーション81に従って、CAD実行情報を取得するた
めに、CAD実行情報を保存している受付サーバ200
のユーザ保存部32を制御するユーザ管理部30を送信
先としてCAD実行情報取得命令を端末アクセス部70
に出力する。
【0166】そのCAD実行情報取得命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介して受付サーバ2
00に送信され、受付サーバ200のサーバアクセス部
10により受信され、ユーザ管理部30に供給される。
【0167】ユーザ管理部30は、CAD実行情報取得
命令を受け取ると、先に保存したCAD実行情報をユー
ザ保存部32から読み出し、サーバアクセス部10に出
力する。サーバアクセス部10は、そのCAD実行情報
をネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0168】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそのCAD実行情報を受信し、その
CAD実行情報はRAM77に記憶される。そして、C
PU75は、受信したCAD実行情報に基づいてCAD
端末アプリケーション81の機能などを設定する。
【0169】このようにしてCAD実行前処理が実行さ
れ、CAD用のユーザインタフェースとしてのCAD端
末アプリケーション81が端末装置3において実行され
る。そして、ユーザは、このCAD端末アプリケーショ
ン81を介して入力操作を行い、受付サーバ200を介
してCADサーバ220においてCADプログラムを実
行させる。
【0170】次に、CAD実行処理における各部位の動
作について説明する。CAD実行処理においては、ユー
ザによりCAD端末アプリケーション81を介してCA
Dプログラムに対して各種操作が行われる。
【0171】ユーザにより入力される各種操作の情報
は、CAD端末アプリケーション81に基づいて、ユー
ザ名および実行CAD名とともにCAD操作命令として
受付サーバ200に送信される。このCAD操作命令に
は、設計データの保存を命令する設計データ保存命令
と、例えば論理シミュレーションや設計ルールチェック
などの計算を命令する計算命令とがある。
【0172】CAD端末アプリケーション81に従って
既存の設計データに変更を加えたり、設計データの新規
作成を行なう場合、ユーザは、CAD端末アプリケーシ
ョン81に組み込まれたエディタを操作して設計データ
を編集することができる。例えば設計データの編集が完
了すると、ユーザにより設計データを保存する操作が行
われることが多い。
【0173】その場合には、CPU75は、CAD端末
アプリケーション81に従って、その操作に対応して、
設計データ保存命令であるCAD操作命令を、ユーザ
名、実行CAD名情報およびその設計データとともに、
受付サーバ200において設計データ保存アドレスによ
り指定される部位を送信先にして端末アクセス部70に
出力する。
【0174】一方、ユーザがCAD端末アプリケーショ
ン81を介して計算操作を行なうと、CPU75は、C
AD端末アプリケーション81に従って、その操作に対
応して、計算命令であるCAD操作命令を、受付サーバ
200において計算アドレスにより指定される部位を送
信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0175】そのCAD操作命令は、端末アクセス部7
0によりネットワーク4を介して受付サーバ200へ送
信され、受付サーバ200のサーバアクセス部10によ
り受信される。そして、そのCAD操作命令は、設計デ
ータ保存命令である場合にはユーザ管理部30およびデ
ータ管理部50に供給され、計算命令である場合にはC
AD実行負荷制御部300、CADサーバ管理部210
および課金管理部90に供給される。
【0176】そのCAD操作命令が設計データ保存命令
である場合には、データ管理部50の設計データ管理部
51は、受信した設計データを、ユーザ名および実行C
AD名情報に関連づけて受付サーバディスク装置201
に保存する。
【0177】また、受信した設計データが新規の設計デ
ータである場合、ユーザ保存部32に保存されているC
AD実行情報のうちの設計データに対応する部分がユー
ザ管理部30により更新される。
【0178】このようにして、ユーザによりCAD端末
アプリケーション81に従って設計データの保存の操作
が行われるたびに、この一連の動作が行なわれる。
【0179】一方、CAD操作命令が計算命令である場
合には、CAD実行負荷制御部300の負荷状況監視部
301は、その計算命令を受け取ると、負荷通知命令を
すべてのCADサーバ220を送信先にしてCADアク
セス部213に出力する。CADアクセス部213は、
その負荷通知命令をネットワーク4に接続されたすべて
のCADサーバ220に送信する。
【0180】CADサーバ220のCADサーバアクセ
ス部230は、その負荷通知命令を受信し、CADサー
バ220の負荷通知部241に供給する。そして、負荷
通知部241は、CAD実行部243の図示せぬCPU
の現在の負荷およびCAD実行部243の図示せぬメモ
リのメモリ使用量を含む負荷状況の情報をCADサーバ
名とともにCADサーバアクセス部230に出力する。
CADサーバアクセス部230は、その情報をネットワ
ーク4を介して受付サーバ200に送信する。受付サー
バ200のサーバアクセス部10は、その負荷状況の情
報とCADサーバ名を受信し、CAD実行負荷制御部3
00のCADサーバ振分部303に供給する。
【0181】また、CAD実行負荷制御部300のCA
D実行時間予測部302は、計算命令を受け取ると、ユ
ーザ保存部32に保存されているCAD実行情報を取得
し、そのCAD実行情報に基づいて、その計算命令に対
応する計算に必要なCAD実行時間を予測する。
【0182】そして、CADサーバ振分部303は、C
AD実行時間予測部302により予測されたCAD実行
時間と、CADサーバ220からの負荷状況の情報に基
づいて、その時点から最も早くその計算命令に対応する
計算を完了することが可能なCADサーバ220を選択
する。CADサーバ振分部303は、選択したCADサ
ーバ220の名称をCADサーバ管理部210のCAD
起動受信部212に供給する。
【0183】CADサーバ管理部210のCAD起動受
信部212は、計算命令を受け取った後に、CADサー
バ振分部303より供給されたCADサーバ220の名
称を受け取ると、ユーザ保存部32に保存されているC
AD実行情報を読み出し、受け取った名称のCADサー
バ220を送信先にして、そのCAD実行情報をCAD
実行命令とともにCADアクセス部213に出力する。
【0184】CADアクセス部213は、それらの情報
をネットワーク4を介して、その送信先に指定されたC
ADサーバ220に送信する。そして、送信先に指定さ
れたCADサーバ220のCADサーバアクセス部23
0は、それらの情報を受信し、CAD実行部243に供
給する。
【0185】CADサーバ220のCAD実行部243
は、CAD実行命令を受け取ると、その実行命令ととも
に送信されてきたCAD実行情報により指定されたCA
DプログラムおよびライブラリをCADサーバディスク
装置250から読み出し、そのCAD実行情報に含まれ
る設計データに対して計算を実行する。このとき、CA
D実行部243は、CADプログラムに基づいて計算を
実行したときに要したCPUタイムを記録する。
【0186】CADプログラムの実行が完了すると、C
AD実行部243は、CPUタイム、CAD実行完了報
告、および計算結果をCADサーバアクセス部230に
出力する。CADサーバアクセス部230は、それらの
情報をネットワークを介して受付サーバ200に送信す
る。受付サーバ200のサーバアクセス部10は、それ
らの情報を受信すると、データ管理部50および課金管
理部90に供給する。このとき、データ管理部50は、
計算結果とCAD実行完了報告をサーバアクセス部10
に出力する。
【0187】一方、課金管理部90のCAD実行監視部
91は、計算命令を受け取ったときにCAD実行開始日
時を記録し、CADサーバ220からのCAD実行完了
報告を受け取ったときにCAD実行完了日時を記録す
る。そして、課金管理部90の課金計算部92は、CA
Dサーバ220からのCPUタイム並びにCAD実行開
始日時およびCAD実行完了日時から、実行CAD名情
報に応じた課金計算を実行して、その課金計算の結果
を、CPUタイム、CAD実行開始日時およびCAD実
行完了日時とともにデータ管理部50に供給し、CAD
実行開始日時を設計データ管理部51に供給する。デー
タ管理部50の設計データ管理部51は、受付サーバデ
ィスク装置201に計算結果を、課金管理部90から送
られたCAD実行開始日時に関連づけて保存する。デー
タ管理部50のユーザ情報管理部54は、課金管理部9
0からの課金計算結果、CPUタイム、CAD実行開始
日時およびCAD実行完了日時をユーザ情報と関連づけ
て保存し、管理する。
【0188】そして、データ管理部50は、その課金計
算結果を、CPUタイム、CAD実行開始日時およびC
AD実行完了日時とともにサーバアクセス部10に出力
する。
【0189】データ管理部50より供給された計算結
果、CAD実行完了報告、課金計算結果、CPUタイ
ム、CAD実行開始日時およびCAD実行完了日時は、
サーバアクセス部10によりネットワーク4を介して端
末装置3に送信される。端末装置3の端末アクセス部7
0はそれらの情報を受信し、それらの情報はRAM77
に記憶される。
【0190】CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81に従って、そのCAD実行完了報告に対応して、
計算結果、課金計算結果、CPUタイム、CAD実行開
始日時およびCAD実行完了日時を図示せぬディスプレ
イに表示させる。
【0191】このように、ユーザにより操作に対応し
て、CPU75によりCAD端末アプリケーション81
に基づいて計算命令が受付サーバ200に送信されるた
びに、いずれかのCADサーバ220により計算が実行
され、この一連の動作が行われる。
【0192】最後に、データ管理部50がCADサーバ
220からCAD情報などを取得するときの各部位の動
作について説明する。
【0193】CADサーバ220のCADサーバディス
ク装置250には、そのCADサーバ220で実行可能
なCADプログラムとそのライブラリが保存されてい
る。
【0194】そのCADプログラムおよびライブラリが
変更または更新された時、CAD情報発信部242は、
CADサーバディスク装置250に保存されているCA
Dプログラムの種類およびバージョンを含むCAD情報
およびそれらのCADプログラムに対応するライブラリ
の種類を含むライブラリ情報とをCADサーバ名および
CAD情報更新命令とともにCADサーバ情報としてC
ADサーバアクセス部230に出力する。CADサーバ
アクセス部230は、そのCADサーバ情報を受付サー
バ200に送信する。
【0195】受付サーバ200のサーバアクセス部10
は、そのCADサーバ情報を受信すると、データ管理部
50に供給する。データ管理部50のライブラリ情報管
理部202は、CAD情報更新命令を受信すると、CA
Dサーバ情報に含まれるライブラリ情報をCADサーバ
名に関連づけて保存し、CAD情報管理部203はCA
D情報をCADサーバ名に関連づけて保存する。
【0196】このようにして、CADサーバ220にお
いてCADプログラムやライブラリが更新または変更さ
れるたびに、CADサーバ220から実行可能なCAD
プログラムやライブラリの情報が受付サーバ200にネ
ットワーク4を介して供給される。
【0197】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られる他に、ユーザ
からのアクセスを受け付けるサーバと、CADプログラ
ムに基づく計算を実行するサーバとを別々に設けたの
で、サーバへの負荷を分散することができるという効果
が得られる。
【0198】また、CADシステムが複数のサーバを有
する際に、すべてのサーバの負荷状況の情報に基づいて
その時点で最も早く計算を完了可能なサーバにCADに
関する計算を割り振るように構成したので、計算による
負荷を分散することができ、すべてのサーバを効率よく
使用することができるという効果が得られる。
【0199】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4によるネットワーク型CADシステムを示す構成
図である。実施の形態3のネットワーク型CADシステ
ムでは、端末装置3からのアクセスを受け付ける受付サ
ーバ200が、設計データ、ユーザ情報、CAD端末ア
プリケーションを保存し管理しているが、この実施の形
態4のネットワーク型CADシステムでは、データベー
スサーバ410がそれらの情報やデータを保存し管理す
る。
【0200】図において、400はネットワーク4に接
続され、端末装置3からの要求命令などを受信し、適宜
CADサーバ220やデータベースサーバ410にその
命令に対応する処理を実行させる管理サーバであり、2
20は、ネットワーク4に接続され、管理サーバ400
からの計算命令を受信すると、その計算命令に対応した
設計データなどをデータベースサーバ410から読み出
し、その計算命令に応じた計算を実行し、その計算結果
を管理サーバ400に送信するCADサーバであり、4
10は、ネットワーク4に接続され、設計データ、ユー
ザ情報、CAD端末アプリケーションなどを保存し管理
するデータベースサーバである。なお、CADサーバ2
20は、1つだけを図示しているが、複数のCADサー
バ220をネットワーク4に接続し、使用するようにし
てもよい。
【0201】管理サーバ400において、21は、端末
装置3からのCAD端末アプリケーションチェック結果
および実行CAD名に応じて、データベースサーバ41
0からCAD端末アプリケーション81を送信させ、そ
のCAD端末アプリケーション81を端末装置3に向け
て転送するCAD端末アプリケーションチェック部であ
る。
【0202】401は、ネットワーク4に接続されたデ
ータベースサーバ410と通信を行うデータベースアク
セス部である。データベースアクセス部401におい
て、402は、データベースサーバ410宛の情報を暗
号化した後にデータベース送受信部403に出力すると
ともに、データベース送受信部403により受信された
情報を復号化した後に所定の部位に出力するデータベー
スセキュリティ部であり、403は、データベースセキ
ュリティ部402からの情報をネットワーク4を介して
データベースサーバ410に送信するとともに、データ
ベースサーバ410からネットワーク4を介して受信し
た情報をデータベースセキュリティ部402に出力する
データベース送受信部である。
【0203】404は、端末装置3からの検索要求命令
を受信すると、データベースサーバ410に向けて検索
実行命令を送信し、その検索実行命令に対応する検索結
果を受信するデータベース検索実行部である。
【0204】なお、実施の形態3において受付サーバデ
ィスク装置201に保存されるデータは、実施の形態4
においてはデータベースサーバ410のデータベースサ
ーバディスク装置417に保存されるので、各部位は、
そのデータを保存するとき、またはそのデータを読み出
すときには、データベースアクセス部401を介してデ
ータベースサーバ410にアクセスする。また、管理サ
ーバ400における他の構成要素は、実施の形態3の受
付サーバ200における同符号を付された構成要素と同
様であるので、その説明を省略する。さらに、端末装置
3は実施の形態1および実施の形態3のものと同様であ
るので、その説明を省略する。
【0205】CADサーバ220において、230は、
ネットワーク4に接続された管理サーバ400およびデ
ータベースサーバ410と通信を行うCADサーバアク
セス部である。CADサーバアクセス部230におい
て、231は、CADサーバセキュリティ部232から
の情報をネットワーク4を介して管理サーバ400また
はデータベースサーバ410に送信するとともに、管理
サーバ400またはデータベースサーバ410からネッ
トワーク4を介して受信した情報をCADサーバセキュ
リティ部232に出力するCADサーバ送受信部であ
り、232は、CADサーバ送受信部231により受信
された情報を復号化した後にCAD実行部243に出力
するとともに、CAD実行部243より供給された情報
を暗号化した後にCADサーバ送受信部231に出力す
るCADサーバセキュリティ部である。
【0206】243は、管理サーバ400からCAD実
行命令とCAD実行情報を受信すると、そのCAD実行
情報に基づいてCADサーバディスク装置250からC
ADプログラムとライブラリを読み出すとともに、設計
データなどをデータベースサーバ410から読み出した
後に、そのCADプログラムに基づいてその設計データ
に対して計算を実行し、その計算結果をCADサーバア
クセス部230に出力するCAD実行部である。なお、
この計算結果は、CADサーバアクセス部230により
ネットワーク4を介して管理サーバ400に送信され
る。
【0207】なお、CADサーバ400における他の構
成要素は、実施の形態3のものと同様であるので、その
説明を省略する。
【0208】次にデータベースサーバ410において、
417は、設計データ、ユーザ情報およびCAD端末ア
プリケーションを保存するデータベースサーバディスク
装置であり、411は、データベースサーバディスク装
置417に保存されているユーザ毎の設計データの作成
および更新された日時、その設計データに対する計算結
果、計算に使用されたCADプログラム名、およびデー
タベースサーバディスク装置417における記録場所を
管理する設計データDB部であり、412は、CADサ
ーバ220に保存されているCADプログラム用のライ
ブラリの種類を、対応するCADプログラムの種類に関
連づけて保存するライブラリ情報DB部であり、413
は、CADサーバ220に保存されているCADプログ
ラムの種類とバージョン情報を保存するCAD情報DB
部である。
【0209】414はデータベースサーバディスク装置
417に保存されているユーザ情報を管理するユーザ情
報DB部であり、415は、データベースサーバディス
ク装置417に保存されているCAD端末アプリケーシ
ョンのバージョン情報と、データベースサーバディスク
装置417における記録場所を管理するCAD端末アプ
リケーションDB部であり、416は管理サーバ400
からのデータ検索命令に応じて、該当するライブラリ情
報とCAD情報の検索を行うDB検索部である。
【0210】420は、ネットワーク4に接続された管
理サーバ400およびCADサーバ220と通信を行う
データベースサーバアクセス部である。データベースサ
ーバアクセス部420において、421は、管理サーバ
400宛またはCADサーバ220宛の情報を暗号化し
た後にデータベースサーバ送受信部422に出力すると
ともに、データベースサーバ送受信部422により受信
された情報を復号化した後に所定の部位に出力するデー
タベースサーバセキュリティ部であり、422は、デー
タベースサーバセキュリティ部421からの情報をネッ
トワーク4を介して管理サーバ400またはCADサー
バ220に送信するとともに、管理サーバ400または
CADサーバ220からネットワーク4を介して受信し
た情報をデータベースサーバセキュリティ部421に出
力するデータベースサーバ送受信部である。
【0211】次に動作について説明する。このネットワ
ーク型CADシステムにおいては、まず、初期処理が実
行され、その後に、検索処理またはCAD実行処理がユ
ーザによる操作に基づいて実行される。なお、CAD実
行処理の前にはユーザ承認処理とCAD実行前処理が実
行される。
【0212】このうち、初期処理については、この実施
の形態4の管理サーバ400が実施の形態1のサーバ1
および実施の形態3の受付サーバ200と同様に動作す
るので、その説明を省略する。
【0213】したがって、以下、検索処理、ユーザ承認
処理、CAD実行前処理、CAD実行処理の順番で、残
りの処理におけるこのネットワーク型CADシステムの
各部の動作について説明する。
【0214】検索処理における各部位の動作について説
明する。なお、検索処理においては、データベースサー
バ410に記録された、このCADシステムの仕様情報
のうち、ユーザによりインタフェースアプリケーション
80を介して入力された検索パターンに該当する情報が
管理サーバ400により検索され、その情報が、端末装
置3に送信され、インタフェースアプリケーション80
に従って表示される。
【0215】まず、ユーザにより検索処理の実行が指示
されると、端末装置3のCPU75は、インタフェース
アプリケーション80に従って、管理サーバ400にお
ける検索用アドレスにより指定される部位に向けて検索
要求命令を送信する。なお、検索用アドレスがHTML
形式のハイパーリンクとして表示されている場合、ユー
ザは、GUIを利用して、そのハイパーリンクに対応す
る表示をクリックすることにより、検索処理の実行を指
示することができる。そして、この検索要求命令は、端
末アクセス部70によりネットワーク4を介して管理サ
ーバ400へ送信される。そして、その検索要求命令
は、管理サーバ400のサーバアクセス部10により受
信され検索用アドレスにより指定されるデータベース検
索実行部404に供給される。
【0216】データベース検索実行部404は、検索要
求命令を受け取ると、インタフェースアプリケーション
80により表示可能なデータ形式で、検索実行用アドレ
スと検索パターン入力フォームの表示データをサーバア
クセス部10に出力する。サーバアクセス部10は、そ
れらの情報をネットワーク4を介して端末装置3に送信
する。
【0217】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、管理サ
ーバ400より供給されたデータに基づいて検索実行用
アドレスと検索パターン入力フォームを図示せぬディス
プレイに表示させる。
【0218】そして、ユーザにより検索パターン入力フ
ォームに検索パターンが入力されると、CPU75は、
インタフェースアプリケーション80に従って、その検
索パターンを検索実行命令とともに、管理サーバ400
において検索実行用アドレスにより指定される部位を送
信先にして端末アクセス部70に出力する。この検索実
行用アドレスと検索パターンは、端末アクセス部70に
よりネットワーク4を介してサーバ1へ送信される。そ
して、その検索パターンは、管理サーバ400のサーバ
アクセス部10により受信され、検索実行用アドレスに
より指定されるデータベース検索実行部404に供給さ
れる。
【0219】データベース検索実行部404は、その検
索パターンを検索実行命令とともにデータベースアクセ
ス部401に出力する。データベースアクセス部401
は、そのデータをネットワーク4を介してデータベース
サーバ410に送信する。データベースサーバ410の
データベースサーバアクセス部420は、その検索実行
命令と検索パターンを受信し、DB検索部416に供給
する。
【0220】DB検索部416は、検索実行命令を受け
取ると、その検索実行命令とともに受け取った検索パタ
ーンに該当する情報を、ライブラリ情報DB部412と
CAD情報DB部413に保存された情報において検索
する。そして、DB検索部416は、該当する情報を発
見した場合には、その情報を検索結果とし、該当する情
報を発見しなかった場合には、該当する情報が存在しな
い旨の情報を検索結果として、管理サーバ400のデー
タベース検索実行部404を送信先にしてデータベース
サーバアクセス部420に出力する。
【0221】データベースサーバアクセス部420は、
その検索結果をネットワーク4を介して管理サーバ40
0に送信し、管理サーバ400のデータベースアクセス
部401は、その検索結果を受信すると、データベース
検索実行部404に出力する。
【0222】データベース検索実行部404は、インタ
フェースアプリケーション80により表示可能なデータ
形式で、その検索結果を、検索実行用アドレスと検索パ
ターン入力フォームの表示データとともにサーバアクセ
ス部10に出力する。
【0223】そして、その検索結果などの情報は、サー
バアクセス部10によりネットワーク4を介して端末装
置3に供給される。端末装置3の端末アクセス部70
は、その情報を受信し、その情報はRAM77に記憶さ
れる。そして、CPU75は、インタフェースアプリケ
ーション80に従って、検索結果を、検索パターン入力
フォームおよび検索実行用アドレスとともに図示せぬデ
ィスプレイに表示させる。
【0224】ここで、さらに検索を実行する場合には、
ユーザは、再度、検索パターン入力フォームに検索パタ
ーンを入力する。すると、上述の処理と同様の処理が実
行されて、その検索パターンに対応する検索結果が端末
装置3において表示される。
【0225】このようにして、検索処理が実行される。
【0226】次に、CAD実行処理の前に実行されるユ
ーザ承認処理における各部位の動作について説明する。
【0227】まず、ユーザによりCADプログラムの実
行が指示されると、端末装置3のCPU75は、インタ
フェースアプリケーション80に従って、管理サーバ4
00におけるユーザ承認用アドレスにより指定される部
位に向けてログイン要求命令を送信する。なお、ユーザ
承認用アドレスがHTML形式のハイパーリンクとして
表示されている場合、ユーザは、GUIを利用して、そ
のハイパーリンクに対応する表示をクリックすることに
より、その実行を指示することができる。そして、この
ログイン要求命令は、端末アクセス部70によりネット
ワーク4を介して管理サーバ400へ送信され、管理サ
ーバ400のサーバアクセス部10により受信され、ユ
ーザ承認用アドレスにより指定されるユーザ承認部31
に供給される。
【0228】ユーザ管理部30のユーザ承認部31は、
インタフェースアプリケーション80により表示可能な
データ形式で、ユーザ承認に必要な情報を指示するユー
ザ承認用情報とユーザ名確認用アドレスをサーバアクセ
ス部10に出力する。サーバアクセス部10は、それら
の情報をネットワーク4を介して端末装置3に送信す
る。
【0229】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、管理サ
ーバ400より供給されたユーザ承認用情報とユーザ名
確認用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。
このとき、例えば、ユーザ承認用情報に基づいて、ユー
ザ名とパスワードを入力させるフォームが表示される。
【0230】ユーザによりそのフォームにユーザ名とパ
スワードがそれぞれ入力されると、CPU75は、イン
タフェースアプリケーション80に従って、確認命令と
ともに、そのユーザ名とパスワードをユーザ情報とし
て、管理サーバ400におけるユーザ名確認用アドレス
により指定される部位に向けて送信する。そして、この
確認命令とユーザ情報は、端末アクセス部70によりネ
ットワーク4を介して管理サーバ400へ送信され、管
理サーバ400のサーバアクセス部10により受信さ
れ、ユーザ名確認用アドレスにより指定されるユーザ承
認部31に供給される。
【0231】ユーザ管理部30のユーザ承認部31は、
そのユーザ情報を受け取ると、確認命令を、そのユーザ
情報とともにデータベースアクセス部401に出力す
る。データベースアクセス部401は、それらの情報を
ネットワーク4を介してデータベースサーバ410に送
信する。データベースサーバ410のデータベースサー
バアクセス部420は、その確認命令とユーザ情報を受
信し、DB検索部416に供給する。
【0232】DB検索部416は、確認命令を受け取る
と、その確認命令とともに受け取ったユーザ情報に該当
するユーザ情報を、ユーザ情報DB部414に保存され
たユーザ情報において検索する。そして、DB検索部4
16は、該当するユーザ情報の有無を検索結果として、
管理サーバ400のユーザ承認部31を送信先にしてデ
ータベースサーバアクセス部420に出力する。
【0233】データベースサーバアクセス部420は、
その検索結果をネットワーク4を介して管理サーバ40
0に送信し、管理サーバ400のデータベースアクセス
部401は、その検索結果を受信すると、ユーザ承認部
31に出力する。
【0234】ユーザ承認部31は、その検索結果に基づ
いて、データベースサーバ410のユーザ情報DB部4
14に、ユーザが端末装置3において入力したユーザ情
報に該当するユーザ情報が記録されている場合には、そ
のユーザを承認し、そうでない場合には、そのユーザを
承認しない。
【0235】ユーザが承認された場合、ユーザ管理部3
0は、インタフェースアプリケーション80が終了する
までそのユーザ情報をユーザ保存部32に記憶させ、イ
ンタフェースアプリケーション80により表示可能なデ
ータ形式で、ユーザ承認完了情報とCAD実行用アドレ
スをサーバアクセス部10に出力する。サーバアクセス
部10は、それらの情報をネットワーク4を介して端末
装置3に送信する。
【0236】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、管理サ
ーバ400より供給されたユーザ承認完了情報とCAD
実行用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。
このとき、例えば、そのデータはHTML形式のハイパ
ーリンクとして記述され、ハイパーリンクのリンク先
は、そのCAD実行用アドレスに対応するURLにより
指定されるようにしておく。なお、CPU75は、イン
タフェースアプリケーション80が終了するまで、この
ユーザ情報をRAM77に記憶させておき、後でCAD
プログラムを実行するときに送信する命令とともに、こ
のユーザ情報のうちのユーザ名を送信する。
【0237】一方、ユーザを承認しなかった場合、管理
サーバ400のユーザ承認部31は、再度ユーザ名確認
用アドレスとユーザ承認用情報を端末装置3へ送信す
る。すなわち、ユーザは、CADプログラムを使用する
前に承認される必要があり、承認されるまで、ユーザ名
とパスワードの入力が促される。
【0238】このようにして、ユーザ承認処理が実行さ
れる。
【0239】次に、このユーザ承認処理の次に実行され
るCAD実行前処理について説明する。CAD実行前処
理においては、端末装置3においてユーザにより使用さ
れるCAD用のユーザインタフェースプログラムとして
のCAD端末アプリケーションが、必要に応じて管理サ
ーバ400によりデータベースサーバ410から読み出
され、端末装置3に転送される。
【0240】ユーザ承認処理においてユーザが承認され
ると、CAD実行用アドレスが端末装置において表示さ
れる。このとき、例えばCAD実行用アドレスがHTM
L形式のハイパーリンクとして表示されている場合に
は、ユーザは、GUIを利用して、そのハイパーリンク
に対応する表示をクリックすることにより、CAD実行
処理に対する前処理の実行を指示することができる。そ
して、ユーザによりCAD実行前処理の実行が指示され
ると、CPU75は、インタフェースアプリケーション
80に従って、管理サーバ400においてCAD実行用
アドレスにより指定される部位を送信先にしてCAD実
行命令を上述のユーザ名とともに端末アクセス部70に
出力する。
【0241】このCAD実行命令とユーザ名は、端末ア
クセス部70によりネットワーク4を介して管理サーバ
400へ送信され、管理サーバ400のサーバアクセス
部10により受信され、CAD実行用アドレスにより指
定されるCADサーバ管理部210のCAD情報準備部
211に供給される。
【0242】そして、CADサーバ管理部210のCA
D情報準備部211は、CAD実行命令とともにユーザ
名が送信されてきたか否かを判断し、ユーザ名が送信さ
れてきていない場合には、アクセスを拒否する旨を示す
アクセス拒否情報を、インタフェースアプリケーション
80により表示可能なデータ形式でサーバアクセス部1
0を使用して端末装置3に送信する。端末装置3のCP
U75は、このアクセス拒否情報を受け取るとその旨を
図示せぬディスプレイに表示させる。
【0243】一方、CAD実行命令とともにユーザ名が
送信されてきた場合には、CAD情報準備部211は、
CAD情報検索命令をデータベースアクセス部401に
出力する。データベースアクセス部401は、そのCA
D情報検索命令をネットワーク4を介してデータベース
サーバ410に送信する。データベースサーバ410の
データベースサーバアクセス部420は、そのCAD情
報検索命令を受信し、CAD情報DB部413に供給す
る。
【0244】CAD情報DB部413は、CAD情報検
索命令を受け取ると、CADサーバ220において実行
可能なCADプログラムの種類とバージョンをCAD情
報として、CAD情報準備部211を送信先にしてデー
タベースサーバアクセス部420に出力する。
【0245】データベースサーバアクセス部420は、
そのCAD情報をネットワーク4を介して管理サーバ4
00に送信し、管理サーバ400のデータベースアクセ
ス部401は、そのCAD情報を受信すると、CAD情
報準備部211に出力する。
【0246】CAD情報準備部211は、インタフェー
スアプリケーション80により表示可能なデータ形式
で、そのCAD情報とCAD実行準備用アドレスをサー
バアクセス部10に出力する。サーバアクセス部10
は、それらの情報をネットワーク4を介して端末装置3
に送信する。なお、CAD実行命令とともに送信されて
きたユーザ名が有効ではない、すなわちユーザ承認処理
により承認されていないものである場合には、アクセス
拒否情報がCAD情報の代わりに端末装置3に送信され
る。
【0247】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、管理サ
ーバ400より供給されたCAD情報とCAD実行準備
用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させる。
【0248】そして、CAD情報として表示された実行
可能なCADプログラムのうちのいずれかがユーザによ
り選択されると、CPU75は、選択されたCADプロ
グラムの名称を実行CAD名情報として、CAD実行準
備命令および上述のユーザ名とともに、管理サーバ40
0においてCAD実行準備用アドレスにより指定される
部位を送信先にして端末アクセス部70に出力する。こ
の実行CAD名情報とCAD実行準備命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介して管理サーバ4
00へ送信され、管理サーバ400のサーバアクセス部
10により受信され、CAD実行準備用アドレスにより
指定されるCADサーバ管理部210のCAD情報準備
部211に供給される。
【0249】CADサーバ管理部210のCAD情報準
備部211は、CAD実行準備命令を受け取ると、設計
データ検索命令を、その実行CAD名情報およびユーザ
名とともにデータベースアクセス部401に出力する。
データベースアクセス部401は、その設計データ検索
命令を実行CAD名情報およびユーザ名とともにネット
ワーク4を介してデータベースサーバ410に送信す
る。データベースサーバ410のデータベースサーバア
クセス部420は、その設計データ検索命令、実行CA
D名情報およびユーザ名を受信し、設計データDB部4
11に供給する。
【0250】設計データDB部411は、設計データ検
索命令を受け取ると、その設計データ検索命令とともに
受け取った実行CAD名情報およびユーザ名に基づい
て、そのユーザが過去にその実行CAD名情報により指
定されるCADプログラムを実行したときの設計データ
の名称と計算結果を特定し、さらに、ライブラリ情報D
B部412から、その実行CAD名情報により指定され
るCADプログラムに対応するCADサーバ220で利
用可能なライブラリの情報を取得し、これらの設計デー
タの名称、計算結果およびライブラリの情報をCAD実
行準備情報としてデータベースサーバアクセス部420
に出力する。
【0251】データベースサーバアクセス部420は、
そのCAD実行準備情報をネットワーク4を介して管理
サーバ400に送信し、管理サーバ400のデータベー
スアクセス部401は、そのCAD実行準備情報を受信
すると、CAD情報準備部211に出力する。
【0252】このとき、CAD端末アプリケーションチ
ェック部21は、受信したCAD実行準備命令に対応し
て、CAD端末アプリケーションチェック命令およびC
AD端末アプリケーションチェック結果用アドレスをC
ADサーバ管理部210に供給する。
【0253】そして、CADサーバ管理部210は、イ
ンタフェースアプリケーション80により表示可能なデ
ータ形式で、取得した設計データの名称、前回実行時の
計算結果およびライブラリの情報をCAD実行準備情報
として、CAD実行開始用アドレス、並びにCAD端末
アプリケーションチェック部21からのCAD端末アプ
リケーションチェック命令およびCAD端末アプリケー
ションチェック結果用アドレスとともにサーバアクセス
部10に出力する。サーバアクセス部10は、それらの
情報をネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0254】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそれらの情報を受信し、それらの情
報はRAM77に記憶される。そして、インタフェース
アプリケーション80に従って、CPU75は、管理サ
ーバ400より供給されたCAD実行準備情報とCAD
実行開始用アドレスを図示せぬディスプレイに表示させ
る。
【0255】CAD実行準備情報として表示された設計
データの名称とライブラリの名称から、使用する設計デ
ータおよびライブラリがユーザにより選択されると、C
PU75は、インタフェースアプリケーション80に従
って、ユーザ名、実行CAD名、使用する設計データの
名称および使用するライブラリの名称を有するCAD実
行情報をCAD実行開始命令とともに、管理サーバ40
0においてCAD実行開始用アドレスにより指定される
部位を送信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0256】なお、端末装置3の図示せぬ記録部に記録
された設計データをコピーすることにより、データベー
スサーバ410に保存される設計データを新規作成する
場合には、ユーザは、設計データの名称として、その記
録部においてその設計データが記録されている場所とそ
の設計データ名を指定する。この場合、CPU75は、
設計データの名称として選択された、その記録部に記録
されている設計データを読み出し、上述の情報とともに
管理サーバ400に向けて送信する。
【0257】そして、これらの情報は、端末アクセス部
70によりネットワーク4を介して管理サーバ400へ
送信され、管理サーバ400のサーバアクセス部10に
より受信され、CAD実行開始用アドレスにより指定さ
れるCADサーバ管理部210のCAD情報準備部21
1に供給される。
【0258】CADサーバ管理部210のCAD情報準
備部211は、CAD実行開始命令を受け取ると、その
CAD実行開始命令とともに受け取ったCAD実行情報
をユーザ管理部30に転送する。ユーザ管理部30は、
そのCAD実行情報をユーザ保存部32に保存させる。
そして、このCAD実行情報はCAD端末アプリケーシ
ョン81が終了するまで保持される。
【0259】また、新規の設計データが送信されてきた
場合、ユーザ管理部30は、その設計データを、データ
ベースサーバ410のデータベースサーバディスク装置
417に記録させるために設計データ保存命令、実行C
AD名情報およびユーザ名とともにデータベースアクセ
ス部401に出力する。
【0260】データベースアクセス部401は、その設
計データ保存命令、新規の設計データ、実行CAD名情
報およびユーザ名をネットワーク4を介してデータベー
スサーバ410に送信する。データベースサーバ410
のデータベースサーバアクセス部420は、それらの情
報を受信し、設計データDB部411に供給する。設計
データDB部411は、その設計データを、ユーザ名お
よび実行CAD名に関連づけて記録させる。
【0261】一方、端末装置3のCPU75は、CAD
端末アプリケーションチェック命令を受け取ると、RA
M77にCAD端末アプリケーション81が記憶されて
いるか否かを判断し、RAM77にCAD端末アプリケ
ーション81が記憶されている場合には、さらに、その
CAD端末アプリケーション81のバージョン情報を取
得し、CAD端末アプリケーション81の有無、およ
び、そのバージョン情報を、CAD端末アプリケーショ
ンチェック結果として、管理サーバ400においてCA
D端末アプリケーションチェック結果用アドレスにより
指定される部位を送信先にして端末アクセス部70に出
力する。
【0262】そして、このCAD端末アプリケーション
チェック結果は、端末アクセス部70によりネットワー
ク4を介して管理サーバ400へ送信され、管理サーバ
400のサーバアクセス部10により受信され、CAD
端末アプリケーションチェック結果用アドレスにより指
定されるCAD端末アプリケーションチェック部21に
供給される。
【0263】CAD端末アプリケーションチェック部2
1は、CAD端末アプリケーションチェック結果を受け
取ると、データベースサーバ410に保存されているC
AD端末アプリケーションのバージョン情報を取得する
ためにバージョン情報取得命令を実行CAD名とともに
データベースアクセス部401に出力する。
【0264】データベースアクセス部401は、そのバ
ージョン情報取得命令を実行CAD名とともにネットワ
ーク4を介してデータベースサーバ410に送信する。
データベースサーバ410のデータベースサーバアクセ
ス部420は、そのバージョン情報取得命令と実行CA
D名を受信し、CAD端末アプリケーションDB部41
5に供給する。
【0265】CAD端末アプリケーションDB部415
は、そのバージョン情報取得命令と実行CAD名を受け
取ると、その実行CAD名により指定されるCADプロ
グラムに対応するCAD端末アプリケーションのバージ
ョン情報をデータベースサーバディスク装置417から
読み出し、データベースサーバアクセス部420に出力
する。データベースサーバアクセス部420は、そのバ
ージョン情報をネットワーク4を介して管理サーバ40
0に送信し、管理サーバ400のデータベースアクセス
部401は、そのバージョン情報を受信すると、CAD
端末アプリケーションチェック部21に出力する。
【0266】CAD端末アプリケーションチェック部2
1は、受け取ったバージョン情報とCAD端末アプリケ
ーションチェック結果に基づいて、端末装置3にCAD
端末アプリケーション81が無い、または、端末装置3
に存在するCAD端末アプリケーション81のバージョ
ンが古いと判断した場合には、データベースサーバ41
0に保存されている最新のCAD端末アプリケーション
を読み出すためにCAD端末アプリケーション転送命令
を実行CAD名とともにデータベースアクセス部401
に出力する。
【0267】データベースアクセス部401は、そのC
AD端末アプリケーション転送命令を実行CAD名とと
もにネットワーク4を介してデータベースサーバ410
に送信する。データベースサーバ410のデータベース
サーバアクセス部420は、そのCAD端末アプリケー
ション転送命令と実行CAD名を受信し、CAD端末ア
プリケーションDB部415に供給する。
【0268】CAD端末アプリケーションDB部415
は、CAD端末アプリケーション転送命令を受け取る
と、そのCAD端末アプリケーション転送命令とともに
受け取った実行CAD名により指定されるCADプログ
ラムに対応するCAD端末アプリケーションをデータベ
ースサーバディスク装置417から読み出し、データベ
ースサーバアクセス部420に出力する。
【0269】データベースサーバアクセス部420は、
そのCAD端末アプリケーションをネットワーク4を介
して管理サーバ400に送信し、管理サーバ400のデ
ータベースアクセス部401は、そのCAD端末アプリ
ケーションを受信すると、CAD端末アプリケーション
チェック部21に出力する。CAD端末アプリケーショ
ンチェック部21は、そのCAD端末アプリケーション
をサーバアクセス部10に出力する。
【0270】一方、データベースサーバ410に保存さ
れているCAD端末アプリケーションと同一のバージョ
ンのCAD端末アプリケーション81が端末装置3に存
在する場合、CAD端末アプリケーションチェック部2
1は、CAD端末アプリケーション81の代わりにCA
D端末アプリケーション実行命令をサーバアクセス部1
0に出力する。
【0271】サーバアクセス部10は、それらの情報を
ネットワーク4を介して端末装置3に送信する。端末装
置3の端末アクセス部70は、ネットワーク4を介して
それらの情報を受信し、それらの情報はRAM77に記
憶される。そして、インタフェースアプリケーション8
0に従って、CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81を受信した場合には、そのCAD端末アプリケー
ション81を、インタフェースアプリケーション80か
ら呼び出され実行される仮想OS82で実行する。一
方、CPU75は、CAD端末アプリケーション実行命
令を受信した場合には、RAM77に既に記憶されてい
るCAD端末アプリケーション81を、インタフェース
アプリケーション80から呼び出され実行される仮想O
S82で実行する。例えば、仮想OS82がJavaO
Sである場合には、CAD端末アプリケーション81
は、Javaアプレットなどで予め記述される。
【0272】このようにCAD端末アプリケーション8
1を実行すると、CPU75は、そのCAD端末アプリ
ケーション81に従ってCAD実行情報を取得するため
に、CAD実行情報を保存している管理サーバ400の
ユーザ保存部32を制御するユーザ管理部30を送信先
としてCAD実行情報取得命令を端末アクセス部70に
出力する。
【0273】そのCAD実行情報取得命令は、端末アク
セス部70によりネットワーク4を介して管理サーバ4
00に送信され、管理サーバ400のサーバアクセス部
10により受信され、ユーザ管理部30に供給される。
【0274】ユーザ管理部30は、CAD実行情報取得
命令を受け取ると、先に保存したCAD実行情報をユー
ザ保存部32から読み出し、サーバアクセス部10に出
力する。サーバアクセス部10は、そのCAD実行情報
をネットワーク4を介して端末装置3に送信する。
【0275】端末装置3の端末アクセス部70は、ネッ
トワーク4を介してそのデータを受信し、そのデータは
CPU75によりRAM77に記憶される。そして、C
PU75は、受信したCAD実行情報に基づいてCAD
端末アプリケーション81の機能などを設定する。
【0276】このようにしてCAD実行前処理が実行さ
れ、CAD用のユーザインタフェースとしてのCAD端
末アプリケーション81が端末装置3において実行され
る。そして、ユーザは、このCAD端末アプリケーショ
ン81を介して入力操作を行い、管理サーバ400を介
してCADサーバ220においてCADプログラムを実
行させる。
【0277】次に、CAD実行処理における各部位の動
作について説明する。CAD実行処理においては、ユー
ザによりCAD端末アプリケーション81を介してCA
Dプログラムに対して各種操作が行われる。
【0278】ユーザにより入力される各種操作の情報
は、CAD端末アプリケーション81に基づいて、ユー
ザ名および実行CAD名とともにCAD操作命令として
管理サーバ400に送信される。このCAD操作命令に
は、設計データの保存を命令する設計データ保存命令
と、例えば論理シミュレーションや設計ルールチェック
などの計算を命令する計算命令とがある。
【0279】CAD端末アプリケーション81に従って
既存の設計データに変更を加えたり、設計データの新規
作成を行なう場合、ユーザは、CAD端末アプリケーシ
ョン81に組み込まれたエディタを操作して設計データ
を編集することができる。例えば設計データの編集が完
了すると、ユーザにより設計データを保存する操作が行
われることが多い。
【0280】その場合には、CPU75は、CAD端末
アプリケーション81に従って、その操作に対応して、
設計データ保存命令であるCAD操作命令を、ユーザ
名、実行CAD名情報およびその設計データとともに、
管理サーバ400において設計データ保存アドレスによ
り指定される部位を送信先にして端末アクセス部70に
出力する。
【0281】一方、ユーザがCAD端末アプリケーショ
ン81を介して計算操作を行なうと、CPU75は、C
AD端末アプリケーション81に従って、その操作に対
応して、計算命令であるCAD操作命令を、管理サーバ
400において計算アドレスにより指定される部位を送
信先にして端末アクセス部70に出力する。
【0282】そのCAD操作命令は、端末アクセス部7
0によりネットワーク4を介して管理サーバ400へ送
信され、管理サーバ400のサーバアクセス部10によ
り受信される。そして、そのCAD操作命令は、設計デ
ータ保存命令である場合にはユーザ管理部30に供給さ
れ、計算命令である場合にはCAD実行負荷制御部30
0、CADサーバ管理部210および課金管理部90に
供給される。
【0283】そのCAD操作命令が設計データ保存命令
である場合には、ユーザ管理部30は、受信した設計デ
ータを設計データ保存命令、ユーザ名および実行CAD
名とともにデータベースアクセス部401に出力する。
このとき、受信した設計データが新規の設計データであ
る場合、ユーザ保存部32に保存されているCAD実行
情報のうちの設計データに対応する部分がユーザ管理部
30により更新される。
【0284】データベースアクセス部401は、その設
計データを設計データ保存命令、ユーザ名および実行C
AD名とともにネットワーク4を介してデータベースサ
ーバ410に送信する。データベースサーバ410のデ
ータベースサーバアクセス部420は、その設計デー
タ、設計データ保存命令、ユーザ名および実行CAD名
を受信し、設計データDB部411に出力する。
【0285】設計データDB部411は、設計データ保
存命令を受け取ると、その設計データ保存命令とともに
受け取った設計データを、ユーザ名および実行CAD名
に関連づけてデータベースサーバディスク装置417に
記録させる。
【0286】このように、ユーザによりCAD端末アプ
リケーション81に従って設計データの保存の操作が行
われるたびに、この一連の動作が行なわれる。
【0287】一方、CAD操作命令が計算命令である場
合には、CAD実行負荷制御部300の負荷状況監視部
301は、その計算命令を受け取ると、負荷通知命令を
すべてのCADサーバ220を送信先にしてCADアク
セス部213に出力する。CADアクセス部213は、
その負荷通知命令をネットワーク4に接続されたすべて
のCADサーバ220に送信する。
【0288】CADサーバ220のCADサーバアクセ
ス部230は、その負荷通知命令を受信し、CADサー
バ220の負荷通知部241に供給する。そして、負荷
通知部241は、CAD実行部243の図示せぬCPU
の現在の負荷およびCAD実行部243の図示せぬメモ
リのメモリ使用量を含む負荷状況の情報をCADサーバ
名とともにCADサーバアクセス部230に出力する。
CADサーバアクセス部230は、その情報をネットワ
ーク4を介して管理サーバ400に送信する。管理サー
バ400のサーバアクセス部10は、その負荷状況の情
報とCADサーバ名を受信し、CAD実行負荷制御部3
00のCADサーバ振分部303に供給する。
【0289】また、CAD実行負荷制御部300のCA
D実行時間予測部302は、計算命令を受け取ると、ユ
ーザ保存部32に保存されているCAD実行情報を取得
し、そのCAD実行情報に基づいて、その計算命令に対
応する計算に必要なCAD実行時間を予測する。
【0290】そして、CADサーバ振分部303は、C
AD実行時間予測部302により予測されたCAD実行
時間と、CADサーバ220からの負荷状況の情報に基
づいて、その時点から最も早くその計算命令に対応する
計算を完了することが可能なCADサーバ220を選択
する。CADサーバ振分部303は、選択したCADサ
ーバ220の名称をCADサーバ管理部210のCAD
起動受信部212に供給する。
【0291】CADサーバ管理部210のCAD起動受
信部212は、計算命令を受け取った後に、CADサー
バ振分部303より供給されたCADサーバ220の名
称を受け取ると、ユーザ保存部32に保存されているC
AD実行情報を読み出し、受け取った名称のCADサー
バ220を送信先にして、そのCAD実行情報をCAD
実行命令とともにCADアクセス部213に出力する。
【0292】CADアクセス部213は、それらの情報
をネットワーク4を介して、その送信先に指定されたC
ADサーバ220に送信する。そして、送信先に指定さ
れたCADサーバ220のCADサーバアクセス部23
0は、それらの情報を受信し、CAD実行部243に供
給する。
【0293】CADサーバ220のCAD実行部243
は、CAD実行命令を受け取ると、その実行命令ととも
に送信されてきたCAD実行情報に含まれる設計データ
の名称とともに、設計データ取得命令をCADサーバア
クセス部230に出力する。CADサーバアクセス部2
30は、その設計データの名称と設計データ取得命令を
ネットワーク4を介してデータベースサーバ410に送
信する。データベースサーバ410のデータベースサー
バアクセス部420は、その設計データの名称と設計デ
ータ取得命令を受信し、設計データDB部411に出力
する。
【0294】設計データDB部411は、設計データ取
得命令を受け取ると、その設計データ取得命令とともに
受け取った設計データの名称に対応する設計データをデ
ータベースサーバディスク装置417から読み出し、デ
ータベースサーバアクセス部420に出力する。データ
ベースサーバアクセス部420は、その設計データをネ
ットワーク4を介してCADサーバ220に送信する。
CADサーバ220のCADサーバアクセス部230
は、その設計データを受信し、CAD実行部243に出
力する。
【0295】CAD実行部243は、先に受信したCA
D実行情報により指定されたCADプログラムおよびラ
イブラリをCADサーバディスク装置250から読み出
し、データベースサーバ410から読み出した設計デー
タに対する計算を実行する。このとき、CAD実行部2
43は、CADプログラムに基づいて計算を実行したと
きに要したCPUタイムを記録する。
【0296】CADプログラムの実行が完了すると、C
AD実行部243は、CPUタイム、CAD実行完了報
告、および計算結果をCADサーバアクセス部230に
出力する。CADサーバアクセス部230は、それらの
情報をネットワーク4を介して管理サーバ400に送信
する。管理サーバ400のサーバアクセス部10は、そ
れらの情報を受信すると、課金管理部90に供給する。
【0297】課金管理部90のCAD実行監視部91
は、計算命令を受け取ったときにCAD実行開始日時を
記録し、CADサーバ220からのCAD実行完了報告
を受け取ったときにCAD実行完了日時を記録する。そ
して、課金管理部90の課金計算部92は、CADサー
バ220からのCPUタイム並びにCAD実行開始日時
およびCAD実行完了日時から、実行CAD名情報に応
じた課金計算を実行して、その課金計算の結果を、計算
結果、CPUタイム、CAD実行開始日時およびCAD
実行完了日時とともにサーバアクセス部10に出力す
る。
【0298】この計算結果、CAD実行完了報告、課金
計算結果、CPUタイム、CAD実行開始日時およびC
AD実行完了日時は、サーバアクセス部10によりネッ
トワーク4を介して端末装置3に送信される。端末装置
3の端末アクセス部70はそれらの情報を受信し、それ
らの情報はRAM77に記憶される。
【0299】CPU75は、CAD端末アプリケーショ
ン81に従って、そのCAD実行完了報告に対応して、
計算結果、課金計算結果、CPUタイム、CAD実行開
始日時およびCAD実行完了日時を図示せぬディスプレ
イに表示させる。
【0300】また、課金管理部90は、これらをデータ
ベースサーバ410のデータベースサーバディスク装置
417に記録させるために、計算結果、課金計算結果、
CPUタイム、CAD実行開始日時およびCAD実行完
了日時を実行結果情報として実行結果保存命令およびユ
ーザ名とともにデータベースアクセス部401に出力す
る。データベースアクセス部401は、この実行結果情
報、CAD実行開始日時およびCAD実行完了日時をネ
ットワーク4を介してデータベースサーバ410に送信
する。データベースサーバ410のデータベースサーバ
アクセス部420は、それらの情報を受信し、設計デー
タDB部411とユーザ情報DB部414に出力する。
【0301】設計データDB部411は、その実行結果
情報のうちの計算結果、CPUタイム、CAD実行開始
日時およびCAD実行完了日時をデータベースサーバデ
ィスク装置417に記録させる。また、ユーザ情報DB
部414は、課金計算結果、CPUタイム、CAD実行
開始日時およびCAD実行完了日時をユーザ名に関連づ
けてデータベースサーバディスク装置417に記録させ
る。
【0302】このように、ユーザにより操作に対応し
て、CPU75によりCAD端末アプリケーション81
に基づいて計算命令が管理サーバ400に送信されるた
びに、いずれかのCADサーバ220により計算が実行
され、この一連の動作が行われる。
【0303】最後に、CAD情報DB部413やライブ
ラリ情報DB部412がCADサーバ220からCAD
情報などを取得するときの各部位の動作について説明す
る。
【0304】CADサーバ220のCADサーバディス
ク装置250には、そのCADサーバ220で実行可能
なCADプログラムとそのライブラリが保存されてい
る。
【0305】そのCADプログラムおよびライブラリが
変更または更新された時、CAD情報発信部242は、
CADサーバディスク装置250に保存されているCA
Dプログラムの種類およびバージョンを含むCAD情報
およびそれらのCADプログラムに対応するライブラリ
の種類を含むライブラリ情報をCADサーバ名およびC
AD情報更新命令とともにCADサーバ情報としてCA
Dサーバアクセス部230に出力する。CADサーバア
クセス部230は、そのCADサーバ情報をデータベー
スサーバ410に送信する。
【0306】データベースサーバ410のデータベース
サーバアクセス部420は、そのCADサーバ情報を受
信すると、CAD情報DB部413とライブラリ情報D
B部412に供給する。
【0307】CAD情報DB部413は、CAD情報更
新命令を受け取ると、そのCAD情報更新命令とともに
受け取ったCADサーバ情報のうちのCADプログラム
の更新または変更についての情報で、保存しているCA
Dプログラム情報を更新する。
【0308】ライブラリ情報DB部412は、CAD情
報更新命令を受け取ると、そのCAD情報更新命令とと
もに受け取ったCADサーバ情報のうちのライブラリの
更新または変更についての情報で、保存しているライブ
ラリ情報を更新する。
【0309】このようにして、CADサーバ220にお
いてCADプログラムやライブラリが更新または変更さ
れるたびに、CADサーバ220から実行可能なCAD
プログラムやライブラリの情報がデータベースサーバ4
10にネットワーク4を介して供給される。
【0310】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態3と同様の効果が得られる他に、ユーザ
からのアクセスを受け付けるサーバと、ユーザ情報、C
ADプログラムやライブラリの情報、CAD端末アプリ
ケーションを保存するサーバとを別々に設けたので、サ
ーバへの負荷を分散することができるという効果が得ら
れる。
【0311】また、上記実施の形態4では管理サーバ4
00は1つであるが、複数の管理サーバ400を設ける
ようにしてもよい。そのような場合でも、データベース
サーバ410は1つでよく、ユーザ情報やCAD端末ア
プリケーションなどの情報を一元管理することができる
という効果が得られる。
【0312】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CA
Dプログラムによる計算をサーバが実行するように構成
し、各端末装置においては、ユーザインタフェースプロ
グラムを使用し、そのユーザインタフェースプログラム
から仮想OSを使用し、サーバから供給される、その仮
想OSに対応したCAD用ユーザインタフェースのプロ
グラムを実行し、そのCAD用ユーザインタフェースを
介してCADプログラムに各種CADに関する計算を実
行させるように構成したので、端末装置の種類毎にCA
Dプログラムを用意することなく、サーバ側で一括して
CADシステムを管理することができ、CADシステム
の管理が簡単になるという効果がある。ひいては、管理
コストを低減することができるという効果も得られる。
【0313】この発明によれば、端末装置毎にCADプ
ログラムを用意する必要がないので、ユーザのCADシ
ステムに対する設備投資を少なくするという効果があ
る。効果がある。
【0314】この発明によれば、インタフェースアプリ
ケーションとしてウェブブラウザを使用することによ
り、ネットワークに接続された端末装置を使用して簡単
にサーバでCADプログラムを実行させることができる
という効果がある。
【0315】この発明によれば、仮想OSで実行可能な
CAD用のユーザインタフェースを使用するので、端末
装置のOSの種類に依存しないCADシステムを構成す
ることができ、CADシステムの管理が簡単になるとい
う効果がある。
【0316】この発明によれば、CAD用ユーザインタ
フェースのプログラムをCADプログラムの種類毎にサ
ーバに用意しておくことにより、各種CADプログラム
を端末装置から使用することができ、また、CADプロ
グラムの種類毎にCAD端末アプリケーションを用意す
ることにより、CAD端末アプリケーションのプログラ
ムサイズを小さくすることができ、CAD端末アプリケ
ーションの端末装置への送信時間を低減できるとともに
実行速度を向上させることができるという効果がある。
【0317】この発明によれば、サーバが端末装置にお
けるCAD用ユーザインタフェースのプログラムの有無
およびバージョンを調べているので、サーバに最新のC
AD用ユーザインタフェースのプログラムを保存してお
けば、すべての端末装置でその最新のCAD用ユーザイ
ンタフェースのプログラムを使用することができるとい
う効果がある。
【0318】この発明によれば、CADプログラムを実
行させる前にユーザ承認を実行するように構成したの
で、正規ユーザ以外のユーザのCADプログラムの使用
を制限することができるという効果がある。
【0319】この発明によれば、サーバで実行可能なラ
イブラリやCADプログラムに関する仕様情報は、承認
されていないユーザでも取得することができるように構
成したので、正規ユーザ以外のユーザがユーザ登録する
前にこのような仕様情報を閲覧してCADシステムの仕
様を簡単に知ることができ、ユーザの登録意欲を促進す
ることができるという効果がある。
【0320】この発明によれば、承認されたユーザの設
計データのみが端末装置に表示されるように構成したの
で、他のユーザにより設計データを不正に使用されるこ
とを抑制することができるという効果がある。
【0321】この発明によれば、サーバと端末装置との
間で各種情報の授受を実行する場合に、その情報を暗号
化した情報でネットワークを介して伝送するように構成
したので、ネットワークにおいて伝送されている情報が
盗聴されても、暗号化前の元の情報を知ることが困難で
あるため、送信コストの低いセキュリティの質の悪いネ
ットワークを使用することができるという効果がある。
【0322】この発明によれば、課金計算を実行時間、
CPUタイムなどの複数の情報に基づいて実行するよう
に構成したので、木目細かい課金を実行することができ
るという効果がある。
【0323】この発明によれば、仮想OSをOSとして
使用した場合には、インタフェースアプリケーションか
ら仮想OSを呼び出して実行する場合より、各種処理を
高速に実行することができるという効果がある。
【0324】この発明によれば、ユーザからのアクセス
を受け付けるサーバと、CADプログラムに基づく計算
を実行するサーバとを別々に設けるように構成したの
で、サーバへの負荷を分散することができるという効果
がある。
【0325】この発明によれば、CADシステムが複数
のサーバを有する際に、すべてのサーバの負荷状況の情
報に基づいてその時点で最も早く計算を完了可能なサー
バにCADに関する計算を割り振るように構成したの
で、計算による負荷を分散することができ、すべてのサ
ーバを効率よく使用することができるという効果があ
る。
【0326】この発明によれば、ユーザからのアクセス
を受け付けるサーバと、ユーザ情報、CADプログラム
やライブラリの情報、CAD用ユーザインタフェースの
プログラムを保存するサーバとを別々に設けたので、サ
ーバへの負荷を分散することができるという効果があ
る。
【0327】この発明によれば、複数の管理サーバを設
けた場合でも、データベースサーバは1つでよく、ユー
ザ情報やCAD端末アプリケーションなどの情報を一元
管理することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるネットワーク
型CADシステムを示す構成図である。
【図2】 図1の端末装置において実行されるインタフ
ェースアプリケーション、仮想OS、およびCAD端末
アプリケーションの呼び出し関係を説明する図である。
【図3】 CADプログラムの実行またはCADに関す
る情報を検索する際に端末装置とサーバとの間で授受さ
れる情報を示す図である。
【図4】 実施の形態2におけるインタフェースアプリ
ケーション、仮想OS、およびCAD端末アプリケーシ
ョンの呼び出し関係を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるネットワーク
型CADシステムを示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態4によるネットワーク型
CADシステムを示す構成図である。
【図7】 従来のネットワーク型CADシステムを示す
構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ、2 サーバディスク装置(第1の記録部、
第3の記録部)、3端末装置、4 ネットワーク、53
CAD情報管理部(第2の記録部)、80インタフェ
ースアプリケーション(ユーザインタフェースプログラ
ム)、81CAD端末アプリケーション(CAD用ユー
ザインタフェースのプログラム)、82 仮想オペレー
ティングシステム、200 受付サーバ(サーバ)、2
01 受付サーバディスク装置(第1の記録部)、22
0 CADサーバ(計算用サーバ)、250 CADサ
ーバディスク装置(第3の記録部)、400 管理サー
バ、410 データベースサーバ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された1つまたは複
    数の端末装置と、前記ネットワークに接続され、CAD
    プログラムの計算対象である設計データを保存するサー
    バとを備えたネットワーク型CADシステムにおいて、 前記端末装置は、ユーザインタフェースプログラムに従
    ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムの送信
    の要求命令を前記サーバに送信し、その要求命令に対応
    する前記サーバからのCAD用ユーザインタフェースの
    プログラムを受信し、前記ユーザインタフェースプログ
    ラムにより呼び出され実行されるかあるいはオペレーテ
    ィングシステムとして実行される仮想オペレーティング
    システムに従って前記CAD用ユーザインタフェースの
    プログラムを実行し、前記CAD用ユーザインタフェー
    スを介して入力された計算命令を前記サーバに送信し、
    その計算命令に対応する前記サーバからの計算結果を受
    信し、受信した計算結果を表示し、 前記サーバは、ユーザ毎の設計データを記録する第1の
    記録部を備え、前記端末装置からの前記CAD用ユーザ
    インタフェースのプログラムの送信の要求命令を受信す
    ると、前記仮想オペレーティングシステムで実行可能な
    CAD用ユーザインタフェースのプログラムを前記端末
    装置に送信し、前記端末装置において前記CAD用ユー
    ザインタフェースを介して入力された計算命令を前記端
    末装置から受信すると、その計算命令に応じた計算を前
    記設計データに対して実行し、その計算結果を前記端末
    装置に送信することを特徴とするネットワーク型CAD
    システム。
  2. 【請求項2】 端末装置は、ユーザインタフェースプロ
    グラムに従って所定の検索パターン入力欄の表示データ
    の送信の要求命令を送信し、その要求命令に対応するサ
    ーバからの前記検索パターン入力欄の表示データを受信
    し、その表示データに基づいて検索パターン入力欄を表
    示し、前記検索パターン入力欄に入力された検索パター
    ンを前記サーバに送信し、その検索パターンに対応する
    前記サーバからの検索結果を受信し、受信した検索結果
    を表示し、 前記サーバは、CADシステムの仕様情報を記録する第
    2の記録部を備え、前記端末装置からの前記検索パター
    ン入力欄の表示データの送信の要求命令を受信すると、
    その検索パターン入力欄の表示データを送信し、前記端
    末装置からの前記検索パターンを受信すると、前記第2
    の記録部に記録された仕様情報のうち、その検索パター
    ンに該当するものを前記検索結果として前記端末装置に
    送信することを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    型CADシステム。
  3. 【請求項3】 サーバは、計算命令を端末装置から受信
    すると、その計算命令に応じた計算を実行する前に、ユ
    ーザ情報の送信を要求する命令を前記端末装置に送信
    し、その命令に対応する前記端末装置からのユーザ情報
    を受信し、受信したユーザ情報として正規ユーザのユー
    ザ情報が受信されるまで前記命令を前記端末装置に再度
    送信し、 前記端末装置は、その命令を受信すると、その命令に応
    じて前記ユーザインタフェースプログラムを介して入力
    されたユーザ情報を前記サーバに送信することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のネットワーク型CA
    Dシステム。
  4. 【請求項4】 サーバは、所定のバージョンのCAD用
    ユーザインタフェースのプログラムを記録する第3の記
    録部を備え、CAD用ユーザインタフェースのプログラ
    ムが端末装置に既に存在するか否かを示す第1の情報、
    および前記CAD用ユーザインタフェースのプログラム
    が前記端末装置に既に存在する場合には前記CAD用ユ
    ーザインタフェースのプログラムのバージョンを示す第
    2の情報の送信を要求する命令を前記端末装置に送信
    し、その命令に対応する前記第1の情報、または前記第
    1および第2の情報を受信すると、受信した前記第1の
    情報、または前記第1および第2の情報に基づいて、前
    記CAD用ユーザインタフェースのプログラムが前記端
    末装置にない場合、あるいは前記第3の記録部に記録さ
    れた前記CAD用ユーザインタフェースのプログラムの
    バージョンが前記第2の情報として受信したバージョン
    より新しい場合においてだけ前記第3の記録部に記録さ
    れたCAD用ユーザインタフェースのプログラムを前記
    端末装置に送信し、 前記端末装置は、前記第1の情報および前記第2の情報
    の送信を要求する命令を受信すると、前記CAD用ユー
    ザインタフェースのプログラムがこの端末装置に存在し
    ない場合には、そのことを示す前記第1の情報だけを前
    記サーバに送信し、前記CAD用ユーザインタフェース
    のプログラムがこの端末装置に既に存在する場合には、
    そのことを示す前記第1の情報と、そのCAD用ユーザ
    インタフェースのプログラムのバージョンを示す前記第
    2の情報とを前記サーバに送信することを特徴とする請
    求項1記載のネットワーク型CADシステム。
  5. 【請求項5】 サーバは、計算命令に応じて実行した計
    算の実行時間、CAD用ユーザインタフェースを介して
    使用されたCADプログラムの種類、およびユーザ情報
    のうちの少なくとも1つに基づいて、前記計算命令に対
    する課金を計算し、その課金の情報を保存することを特
    徴とする請求項1記載のネットワーク型CADシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 端末装置は、サーバに送信する情報を暗
    号化するとともに、前記サーバから受信した暗号化され
    た情報を復号化し、 前記サーバは、前記端末装置に送信する情報を暗号化す
    るとともに、前記端末装置から受信した暗号化された情
    報を復号化することを特徴とする請求項1記載のネット
    ワーク型CADシステム。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続された1つまたは複
    数の端末装置と、前記ネットワークに接続され、CAD
    プログラムの計算対象である設計データを保存するサー
    バとを備えたネットワーク型CADシステムにおいて、 前記ネットワークに接続され、前記設計データに対する
    計算を実行する1つまたは複数の計算用サーバを備え、 前記端末装置は、ユーザインタフェースプログラムに従
    ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムの送信
    の要求命令を前記サーバに送信し、その要求命令に対応
    する前記サーバからのCAD用ユーザインタフェースの
    プログラムを受信し、前記ユーザインタフェースプログ
    ラムにより呼び出され実行されるかあるいはオペレーテ
    ィングシステムとして実行される仮想オペレーティング
    システムに従って前記CAD用ユーザインタフェースの
    プログラムを実行し、前記CAD用ユーザインタフェー
    スを介して入力された計算命令を前記サーバに送信し、
    その計算命令に対応する前記サーバからの計算結果を受
    信し、受信した計算結果を表示し、 前記サーバは、ユーザ毎の設計データを記録する第1の
    記録部を備え、前記端末装置からの前記CAD用ユーザ
    インタフェースのプログラムの送信の要求命令を受信す
    ると、前記仮想オペレーティングシステムで実行可能な
    CAD用ユーザインタフェースのプログラムを前記端末
    装置に送信し、前記端末装置において前記CAD用ユー
    ザインタフェースを介して入力された計算命令を前記端
    末装置から受信すると、前記計算用サーバに計算命令を
    前記設計データとともに送信し、前記計算命令に対応す
    る計算結果をその計算用サーバから受信すると、その計
    算結果を前記端末装置に送信し、 前記計算用サーバは、前記サーバからの前記計算命令お
    よび前記設計データを受信すると、その計算命令に応じ
    た計算を前記設計データに対して実行し、その計算結果
    を前記サーバに送信することを特徴とするネットワーク
    型CADシステム。
  8. 【請求項8】 サーバは、計算用サーバに計算命令およ
    び設計データを送信する前に、すべての計算用サーバに
    負荷状況の情報の送信の要求命令を送信し、すべての計
    算用サーバから前記負荷状況の情報を受信すると、その
    負荷状況に基づいて前記計算命令に対応する計算が最も
    早く完了可能と予測される計算用サーバに前記計算命令
    および前記設計データを送信することを特徴とする請求
    項7記載のネットワーク型CADシステム。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続された1つまたは複
    数の端末装置と、前記ネットワークに接続され、CAD
    プログラムの計算対象である設計データを保存するデー
    タベースサーバとを備えたネットワーク型CADシステ
    ムにおいて、 前記ネットワークに接続され、設計データに対する計算
    を実行する1つまたは複数の計算用サーバと、前記ネッ
    トワークに接続され、前記端末装置、前記データベース
    サーバおよび前記計算用サーバと通信する管理サーバと
    を備え、 前記端末装置は、ユーザインタフェースプログラムに従
    ってCAD用ユーザインタフェースのプログラムの送信
    の要求命令を前記管理サーバに送信し、その要求命令に
    対応する前記管理サーバからのCAD用ユーザインタフ
    ェースのプログラムを受信し、前記ユーザインタフェー
    スプログラムにより呼び出され実行されるかあるいはオ
    ペレーティングシステムとして実行される仮想オペレー
    ティングシステムに従って前記CAD用ユーザインタフ
    ェースのプログラムを実行し、前記CAD用ユーザイン
    タフェースを介して入力された計算命令を前記管理サー
    バに送信し、その計算命令に対応する前記管理サーバか
    らの計算結果を受信し、受信した計算結果を表示し、 前記管理サーバは、前記端末装置からのCAD用ユーザ
    インタフェースのプログラムの送信の要求命令を受信す
    ると、前記仮想オペレーティングシステムで実行可能な
    CAD用ユーザインタフェースのプログラムを前記端末
    装置に送信し、前記端末装置において前記CAD用ユー
    ザインタフェースを介して入力された計算命令を前記端
    末装置から受信すると、前記計算用サーバに計算命令を
    送信し、前記計算命令に対応する計算結果をその計算用
    サーバから受信すると、その計算結果を前記端末装置に
    送信し、 前記計算用サーバは、前記管理サーバから前記計算命令
    を受信すると、その計算命令により指定される設計デー
    タの送信の要求命令を前記データベースサーバに送信
    し、その要求命令に対応する前記データベースサーバか
    らの前記設計データを受信すると、その計算命令に応じ
    た計算をその設計データに対して実行し、その計算結果
    を前記管理サーバに送信し、 前記データベースサーバは、前記計算用サーバから前記
    設計データの送信の要求命令を受信すると、その要求命
    令により指定される設計データを前記計算用サーバに送
    信することを特徴とするネットワーク型CADシステ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351941A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Mitani Sekisan Co Ltd 杭基礎設計支援システム、杭基礎設計支援方法、及び杭基礎設計支援プログラム
JP2003500745A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 ゲット2チップ 業者間アプリケーションサービスプロバイダー
JP2004531914A (ja) * 2000-11-03 2004-10-14 サイトリックス システムズ,インコーポレイテッド 非安全通信チャネルを安全にするためのシステムおよび方法
US7218979B2 (en) 1999-05-21 2007-05-15 Aki Tsuji CAD system utilizing a network
WO2022118576A1 (ja) * 2020-12-03 2022-06-09 株式会社PlantStream プログラム、方法、情報処理装置

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