JP2002351808A - 記憶装置読み込みの優先順位変更方法,及び記憶装置読み込みの優先順位変更システム - Google Patents

記憶装置読み込みの優先順位変更方法,及び記憶装置読み込みの優先順位変更システム

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JP2002351808A
JP2002351808A JP2001155292A JP2001155292A JP2002351808A JP 2002351808 A JP2002351808 A JP 2002351808A JP 2001155292 A JP2001155292 A JP 2001155292A JP 2001155292 A JP2001155292 A JP 2001155292A JP 2002351808 A JP2002351808 A JP 2002351808A
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Teruaki Kitasuga
輝明 北須賀
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では,キーボード上の所定のキー
を押すことで,OSを読み込む記憶装置の優先順位を変
更することが出来たが,その変更は一通りでしかなかっ
た。しかも,上記所定のキーがどのキーであったかをユ
ーザが忘れやすいという問題もあった。 【解決手段】 情報処理装置を操作するための複数の入
力手段と複数の優先順位とを関連付ける優先順位関連付
け手段に基いて,上記いずれかの入力手段によって優先
順位を変更するための所定の入力が入力されたか否かの
判断により,優先順位を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数の記憶装置を
具備する情報処理装置の起動時に,オペレーティングシ
ステムを記憶した記憶装置に対する読み込みの優先順位
を変更する記憶装置読み込みの優先順位変更方法,及び
記憶装置読み込みの優先順位変更システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年,パーソナルコンピュータ(以下,
「PC」と称する。)等の情報処理装置の普及と発展は
めざましく,特にその情報処理装置に内蔵される記憶装
置は多種多様となっている。その記憶装置の種類として
は,例えば,ハードディスクドライブ(以下,「HD
D」と称する。),フロッピー(登録商標)ディスクド
ライブ(以下,「FDD」と称する。),CD−ROM
ドライブ,PCカードスロットに装着する半導体ディス
ク等があり,その記憶容量も増大している。一般的に,
上述のような記憶装置を搭載したPCは電源が投入され
ると,該PCを制御するプログラムであるオペレーティ
ングシステム(以下,「OS」と称する)を上記記憶装
置から読み込むように設計されている。このOSの読み
込みは,PCに内蔵される不揮発性のRAM,又はRO
M等に記憶されるBIOS(Basic Input
Output System)と呼ばれるプログラムに
よって制御される。また,PCが上述のような記憶装置
を複数所有している場合に,どの記憶装置からOSを読
み込むかを指定した優先順位についても,上記BIOS
に予め組み込まれている。しかし時として,上記優先順
位とは異なる優先順位で記憶装置からOSを読み込んで
PCを起動させたい場合がある。上述のような場合に対
処する技術が,特開平4−169929号公報に記載さ
れている。この技術は,PCの起動中にキーボード上の
所定のキーを押すことによって,通常の優先順位とは異
なる優先順位で複数ある記憶装置からOSを読み込むよ
うにするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記技術で
は,キーボード上の所定のキーを押すことによって,通
常の優先順位とは異なる優先順位で記憶装置からOSを
読み込んでPCを起動させることは可能であるが,その
変更は一通りしか出来ない。そのため,上記技術では,
複数の記憶装置各々に異なるOSを記憶させている場合
に上記優先順位を変更することによって,ユーザが利用
したいOSを選択,又は,通常立ち上がるOSと異なる
OSで情報処理装置を起動させるような優先順位を複数
設定することは出来ない。更に,上記技術では,ユーザ
が上記優先順位をあまり変更しない人や情報処理装置に
不慣れな人である場合には,上記ユーザが所定のキーが
如何なるものであったかを忘れてしまう場合が考えら
れ,結局,上記優先順位の変更が出来ない場合等も考え
られる。そこで,本発明は上記事情に鑑みてなされたも
のであり,その目的とするところは,OSを記憶した記
憶装置に対する読みこみの優先順位を複数設定でき,情
報処理装置に不慣れなユーザであっても容易に上記優先
順位を変更し得る優先順位変更方法,及びそのシステム
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,複数の記憶装
置を具備する情報処理装置の起動時に,オペレーティン
グシステムを記憶した記憶装置に対する読み込みの優先
順位を変更する記憶装置読み込みの優先順位変更方法に
おいて,上記情報処理装置が,該情報処理装置を操作す
るための複数の入力手段と複数の上記優先順位とを関連
付ける優先順位関連付け手段を具備し,上記いずれかの
入力手段によって,上記優先順位を変更するための所定
の入力がなされたか否かを判断する第1工程と,上記第
1工程で上記所定の入力がなされたと判断された場合
に,上記優先順位関連付け手段に基いて,上記複数の優
先順位の中から上記所定の入力に関連付けられた優先順
位に上記読み込みの優先順位を変更する第2工程とを具
備することを特徴とする記憶装置読み込みの優先順位変
更方法として構成されている。このように構成されてい
るので,複数の上記優先順位の中からユーザの好みに合
った優先順位に変更することが可能となり,その優先順
位と関連付けられた入力装置を選択して操作することに
よって容易に上記変更を実施することが可能となる。更
に,従来のように沢山のキーが存在するキーボード上の
キー以外の入力手段によって,上記優先順位を変更する
ことが可能となるので,情報処理装置に不慣れなユーザ
であっても容易に優先順位を変更することが可能とな
る。
【0005】また本発明において,前記情報処理装置が
具備する複数の前記入力手段の内,少なくとも1つが前
記情報処理装置に内蔵される第1入力手段であり,少な
くとも1つが前記情報処理装置の外部より接続される第
2入力手段であるように構成しても良い。本発明をこの
ように構成することより,例えば,上記情報処理装置
が,上記第1入力手段をキーボード,上記第2入力手段
をマウスとするようなノートパソコンである場合にも,
本発明を利用することが可能となる。また更に,前記第
1工程において,いずれかの入力手段によって所定の入
力がなされたと判断された場合に,他の入力手段による
如何なる入力も無効とすることが望ましい。この場合,
上記いずれかの入力手段によって変更された優先順位に
従って上記情報処理装置が起動している最中に,ユーザ
が誤って上記他の入力手段で入力しても該入力が無効と
なるので,上記他の入力手段が誤って操作される可能性
が高い場合等において,誤動作を防止することが可能と
なる。
【0006】本発明をシステムの発明として捉えると,
複数の記憶装置を具備する情報処理装置の起動時に,オ
ペレーティングシステムを記憶した記憶装置に対する読
み込みの優先順位を変更する記憶装置読み込みの優先順
位変更システムにおいて,上記情報処理装置が,該情報
処理装置を操作するための複数の入力手段と複数の上記
優先順位とを関連付ける優先順位関連付け手段を具備
し,上記いずれかの入力手段によって,上記優先順位を
変更するための所定の入力がなされたか否かを判断する
判断手段と,上記判断手段によって上記所定の入力がな
されたと判断された場合に,上記優先順位関連付け手段
に基いて,上記複数の優先順位の中から上記所定の入力
に関連付けられた優先順位に上記読み込みの優先順位を
変更する変更手段とを具備することを特徴とする記憶装
置読み込みの優先順位変更システムとして構成される。
このように構成されているので,上記優先順位をユーザ
の好みに合わせて変更することが,優先順位と関連付け
られた入力装置を選択して操作することによって容易に
実施することが可能となる。更に,従来のように沢山の
キーが存在するキーボード上のキー以外の入力手段によ
って,上記優先順位を変更することが可能となるので,
情報処理装置に不慣れなユーザであっても容易に優先順
位を変更することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るPC10の概略構成図,図2は本発明
の実施の形態に係るPC10の外観図,図3はPC10
が行う一連の処理を示したフローチャート,図4は図3
のフローチャートの続きを示したフローチャート,図5
は優先順位関連付け手段の概念の説明図である。
【0008】先ず図1を用いて,本発明の実施の形態に
係る記憶装置読みこみの優先順位変更方法,又はそのシ
ステムを採用する情報処理装置の一例であるPC10の
概略構成について説明する。もちろん,本発明の記憶装
置読みこみの優先順位変更方法,又はそのシステムは,
上記PC10のみに限定されて採用されるものではな
く,本発明を利用することで同様の効果が得られるもの
であれば如何なるものに採用しても良い。
【0009】PC10は,図1に示すように,PC10
に電源を投入するためのスイッチである電源SW70が
押され電源が投入された際に,PC10のハードウェア
全般の初期化等を行ってPC10の電源投入直後の制御
を行うためのBIOSのプログラムを記憶するROM3
0と,上記BIOSのプログラムに関する各種設定等を
記憶する不揮発性で書き換え可能なメモリであるCMO
S−RAM40と,PC10で動作するプログラム等が
展開されるRAM50と,PC10で行っている処理等
を表示する表示部60と,第1入力手段の一例であって
PC10に内蔵されるキーボード90と,第2入力手段
の一例であってインターフェース80と介してPC10
に外付けされるマウス130と,各種OS,各種アプリ
ケーションソフト,各種データ等を記憶する記憶装置の
例であるHDD100,FDD110,CD−ROMド
ライブ120と,上述した各デバイスを接続するバス1
40を介して上記各デバイスの制御や演算等を行うCP
U20とを具備し,更に優先順位関連付け機能,判断機
能,変更機能を有して構成されている。また,図2の外
観図に示すように,PC10はノートパソコンの外観を
有しているものとする。
【0010】ここで,上記優先順位関連付け機能,上記
判断機能,上記変更機能について説明する。優先順位関
連付け機能とは,PC10を操作するためのキーボード
90,マウス130などの複数の入力手段と,OSの読
みこみを行うために記憶装置にアクセスするための複数
の優先順位とを関連付ける機能であって,プログラム或
いは回路によって実現されるものである。これらのプロ
グラム或いは回路が優先順位関連付け手段の一例であ
り,例えばCMOS−RAM40に上記関連付けを示し
たデータが記憶されているものとする。このデータは,
例えば,図5に示すような優先順位とBoot変数とを
関連付けて構成されるものであっても良い。このBoo
t変数とはある1つの定められた優先順位に対するフラ
グのことであり,例えば図5においては,Boot変数
が「0」のときはHDDFDDCD−ROMドラ
イブの優先順位で記憶装置の読み込みを行うことを示し
ている。また,以下の実施の形態ではBoot変数
「0」,「1」の2種類の優先順位が存在する場合につ
いて説明するが,もちろん2種類以上の優先順位を定
め,それらを複数の入力手段に関連付けても良い。判断
機能とは,キーボード90,マウス130などの入力手
段のいずれかに上記優先順位を変更させるような予め定
められた所定の入力がされたか否かを判断する機能であ
って,プログラム或いは回路によって実現されるもので
ある。これらのプログラム或いは回路が判断手段の一例
であり,例えばCPU20を意味するものとする。変更
機能とは,上記判断手段によって上記所定の入力がなさ
れたと判断された場合に,上記優先順位関連付け手段に
基いて,複数ある優先順位の中から上記所定の入力に関
連付けられた優先順位に変更するための機能であって,
プログラム或いは回路によって実現されるものである。
これらのプログラム或いは回路が変更手段の一例であ
り,例えばCPU20を意味するものとする。
【0011】次に,図3を用いて,本発明の記憶装置読
みこみの優先順位変更方法,又はそのシステムを採用す
るPC10が行う一連の処理について説明する。処理は
ステップS10より開始される。先ず,PC10の電源
SW70が押されてCPU20は,ROM30に記憶さ
れているBIOSプログラムを用いてPC10の各デバ
イスを初期化する(S10)。次に,PC10がOSの
読み込みを行うために記憶装置にアクセスする優先順位
として,CPU20はBoot変数を「0」(図5参
照)にする(S20)。続いて,CPU20はマウス1
30がインターフェース80に接続されているか否かを
判断する(S30)。この判断でマウス130が接続さ
れていると判断された場合は処理がステップS40へ移
行し,一方,マウス130が接続されていないと判断さ
れた場合は処理がステップS110へ移行する。以下,
先に処理がステップS40へ移行した場合について説明
する。
【0012】ステップS40では,CPU20はステッ
プS10の初期化完了の処理からn秒以内にマウス13
0のボタンが押されたか否かを判断する(S40)。上
記n秒とは電源SW70がユーザに押された直後の数秒
間のことでBIOSが動作をしている期間のことであ
る。上記ステップS40の判断で,マウス130のボタ
ンが押されたと判断された場合はステップS50へ,マ
ウス130のボタンが押されて無いと判断された場合は
ステップS110へ,処理がそれぞれ移行する。ステッ
プS40でマウス130のボタンが押されたと判断され
ると,次に,CPU20は押されたボタンがマウス13
0の右ボタンであるか否かを判断する(S50)。この
判断で,右ボタンが押されたと判断された場合はステッ
プS60へ,右ボタンが押されて無いと判断された場合
はステップS120へ,処理がそれぞれ移行する。
【0013】ステップS50で右ボタンが押されたと判
断されると,CPU20は,上記ステップS20で定め
られたBoot変数「0」の優先順位には従わず,CD
−ROMドライブ120にアクセスして,PC10を起
動させるOSが記憶されているCD−ROMがCD−R
OMドライブ120に入っているか否かを判断する(S
60)。このステップS60の処理において,マウス1
30の右ボタンが押された場合に,CPU20がBoo
t変数「0」の優先順位には従わずにCD−ROMドラ
イブ120にアクセスするのは,ステップS10の初期
化完了からn秒以内にマウス130の右ボタンが押され
た場合には,最初にCD−ROMドライブ120にアク
セスするという手順が予めCMOS−RAM40に設定
されているためである。更に,PC10を起動させるO
SがCD−ROMに記憶されているか否かの判断は,C
D−ROM上の先頭のセクタに存在するOSのプログラ
ムコードの有無を判断することによって判断される。こ
れは,上記CD−ROMの場合に限らず,通常のパーソ
ナルコンピュータ等が記憶装置よりOSを読み出して起
動させる場合に通常行われることである。続いて,上記
ステップS60でCD−ROMが入っていると判断され
た場合はステップS70へ,逆に入ってないと判断され
た場合はステップS120へ,処理がそれぞれ移行す
る。ステップS60でCD−ROMが入っていると判断
されると,キーボード90より入力される操作をPC1
0の起動中は無効にするようにする(S70)。この処
理によって,ユーザが誤ってキーボード90を操作して
しまうようなことが無くなる。そして,PC10はCD
−ROMドライブ120よりOSの読み込みを開始し
て,OSが展開されることによって,PC10の制御が
BIOSからOSへ移行する(S80)。
【0014】次に,ステップS30で処理がステップS
110へ移行した場合,或いはステップS40でn秒以
内にマウス130のボタンが押されなかった場合につい
て説明する。この場合,CPU20はキーボード90上
の所定のキーが押されたか否かを判断する(S11
0)。この所定のキーとは,ステップS20で定められ
たBoot変数を「0」から「1」へ変更させるために
入力されるキーのことで,言い換えるなら,OSを記憶
した記憶装置に対する読み込みの優先順位を変更するた
めのキーのことである。このステップS110におい
て,所定のキーが押されたと判断された場合,及びステ
ップS50でn秒以内にマウス130の左ボタンが押さ
れたと判断された場合,或いはステップS60でOSが
CD−ROMに入って無いと判断された場合には,Bo
ot変数を「1」に変更し(S120),逆に上記所定
のキーが押されてないと判断された場合はBoot変数
は「0」のまま処理が図4に示すフローチャートのステ
ップS130へ移行する。
【0015】ステップS130では,Boot変数が
「0」であるか否かが判断される(S130)。ここ
で,Boot変数が「0」でない場合,即ち「1」であ
ると判断された場合は処理がステップS210へ移行す
る。一方,Boot変数が「0」であると判断された場
合は処理がステップS310へ移行する。以下では,先
ず処理がステップS210へ移行した場合について説明
する。
【0016】CPU20は,FDD110にOSが記憶
されているフロッピーディスク(以下,「FD」と称す
る。)が入っているか否かを判断する(S210)。こ
のステップS210で,上記FDが入っていると判断さ
れた場合はPC10はFDD110よりOSの読み込み
を開始して展開することによって,PC10の制御がB
IOSからOSへ移行される(S215)。一方,ステ
ップS210で,上記FDが入ってないと判断された場
合は,次にCD−ROMドライブ120にOSが記憶さ
れているCD−ROMが入っているか否かが判断される
(S220)。このステップS220で,上記CD−R
OMが入っていると判断された場合はPC10はCD−
ROM120よりOSの読み込みを開始して展開するこ
とによって,PC10の制御がBIOSからOSへ移行
される(S225)。
【0017】更に,上記ステップS220で,上記CD
−ROMが入ってないと判断された場合は,PC10は
HDD100にアクセスしてOSが記憶されているか否
かを判断する(S230)。この判断でOSが記憶され
ていると判断された場合はHDD100よりOSの読み
込みを開始して展開することによって,PC10の制御
がBIOSからOSへ移行される(S235)。一方,
ステップS230の判断でOSが記憶されて無いと判断
された場合は,PC10は全くOSが読めないことをエ
ラーとして表示部60に表示する(S400)。
【0018】また,上記ステップS130の処理におい
て,処理がステップS310へ移行した場合について説
明する。以下で説明するステップS310以降の処理
は,既に上述したステップS210〜S230の処理の
順番(FDDCD−ROMドライブHDD)を入
れ替えただけで,その内容は同様である。即ち,CPU
20がアクセスする記憶装置の優先順位をHDDF
DDCD−ROMドライブ(図5中のBoot変数
「0」の場合)に変更しただけであるので,以下簡単に
説明する。先ず,HDD100にOSが記憶されている
かが判断され(S310),OSが記憶されていれば,
PC10はHDD100よりOSを読み込んでそれを展
開することによって,PC10の制御がBIOSからO
Sへ移行する(S315)。ステップS310で,HD
D100にOSが記憶されていないと判断された場合
は,FDD110にOSが記憶されたFDが入っている
か否かの判断が行われ(S320),入っている場合は
FDD110よりOSの読み込みが行われ,PC10の
制御がBIOSからOSへ移行する(S325)。更
に,ステップS320でFDが入ってないと判断される
と,CD−ROMドライブ120にCD−ROMが入っ
ているかいないかの判断がなされる(S330)。この
ステップS330判断で,OSを記憶したCD−ROM
が入っていると判断された場合はCD−ROMドライブ
120によってOSが読み込まれて,PC10の制御が
BIOSからOSに移行する(S325)。一方,ステ
ップS330でCD−ROMが入ってないと判断された
場合は,表示部60にエラーの表示を行う(S40
0)。
【0019】上述のような処理がPC10において行わ
れることで,ユーザがマウス130の右ボタンを押した
場合はPC10は強制的にCD−ROMドライブ120
にアクセスし,他方,マウス130の左ボタン又はキー
ボード90の所定のキーが押された場合,或いは,マウ
ス130の右ボタンが押されたがCD−ROMにOSが
入っていない場合に,Boot変数が「1」になって
FDDCD−ROMドライブHDDの優先順位でP
C10は記憶装置にアクセスすることが可能となり,そ
れ以外の場合はBoot変数が0であるのでHDD
FDDCD−ROMドライブの優先順位で記憶装置が
アクセスされ,結局3通りのアクセス手順が選択可能と
なる。
【0020】
【発明の効果】本発明は,複数の記憶装置を具備する情
報処理装置の起動時に,オペレーティングシステムを記
憶した記憶装置に対する読み込みの優先順位を変更する
記憶装置読み込みの優先順位変更方法において,上記情
報処理装置が,該情報処理装置を操作するための複数の
入力手段と複数の上記優先順位とを関連付ける優先順位
関連付け手段を具備し,上記いずれかの入力手段によっ
て,上記優先順位を変更するための所定の入力がなされ
たか否かを判断する第1工程と,上記第1工程で上記所
定の入力がなされたと判断された場合に,上記優先順位
関連付け手段に基いて,上記複数の優先順位の中から上
記所定の入力に関連付けられた優先順位に上記読み込み
の優先順位を変更する第2工程とを具備することを特徴
とする記憶装置読み込みの優先順位変更方法として構成
されている。このように構成されているので,複数の上
記優先順位の中からユーザの好みに合った優先順位に変
更することが可能となり,その優先順位と関連付けられ
た入力装置を選択して操作することによって容易に上記
変更を実施することが可能となる。更に,従来のように
沢山のキーが存在するキーボード上のキー以外の入力手
段によって,上記優先順位を変更することが可能となる
ので,情報処理装置に不慣れなユーザであっても容易に
優先順位を変更することが可能となる。
【0021】また本発明において,前記情報処理装置が
具備する複数の前記入力手段の内,少なくとも1つが前
記情報処理装置に内蔵される第1入力手段であり,少な
くとも1つが前記情報処理装置の外部より接続される第
2入力手段であるように構成しても良い。本発明をこの
ように構成することより,例えば,上記情報処理装置
が,上記第1入力手段をキーボード,上記第2入力手段
をマウスとするようなノートパソコンである場合にも,
本発明を利用することが可能となる。また更に,前記第
1工程において,いずれかの入力手段によって所定の入
力がなされたと判断された場合に,他の入力手段による
如何なる入力も無効とすることが望ましい。この場合,
上記いずれかの入力手段によって変更された優先順位に
従って上記情報処理装置が起動している最中に,ユーザ
が誤って上記他の入力手段で入力しても該入力が無効と
なるので,上記他の入力手段が誤って操作される可能性
が高い場合等において,誤動作を防止することが可能と
なる。
【0022】本発明をシステムの発明として捉えると,
複数の記憶装置を具備する情報処理装置の起動時に,オ
ペレーティングシステムを記憶した記憶装置に対する読
み込みの優先順位を変更する記憶装置読み込みの優先順
位変更システムにおいて,上記情報処理装置が,該情報
処理装置を操作するための複数の入力手段と複数の上記
優先順位とを関連付ける優先順位関連付け手段を具備
し,上記いずれかの入力手段によって,上記優先順位を
変更するための所定の入力がなされたか否かを判断する
判断手段と,上記判断手段によって上記所定の入力がな
されたと判断された場合に,上記優先順位関連付け手段
に基いて,上記複数の優先順位の中から上記所定の入力
に関連付けられた優先順位に上記読み込みの優先順位を
変更する変更手段とを具備することを特徴とする記憶装
置読み込みの優先順位変更システムとして構成される。
このように構成されているので,上記優先順位をユーザ
の好みに合わせて変更することが,優先順位と関連付け
られた入力装置を選択して操作することによって容易に
実施することが可能となる。更に,従来のように沢山の
キーが存在するキーボード上のキー以外の入力手段によ
って,上記優先順位を変更することが可能となるので,
情報処理装置に不慣れなユーザであっても容易に優先順
位を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るPC10の概略構成
図。
【図2】本発明の実施の形態に係るPC10の外観図。
【図3】PC10が行う一連の処理を示したフローチャ
ート。
【図4】図3のフローチャートの続きを示したフローチ
ャート。
【図5】優先順位関連付け手段の概念の説明図。
【符号の説明】
10………PC(情報処理装置) 20………CPU 30………ROM 40………CMOS−RAM 50………RAM 100………HDD(記憶装置) 110………FDD(記憶装置) 120………CD−ROMドライブ(記憶装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶装置を具備する情報処理装置
    の起動時に,オペレーティングシステムを記憶した記憶
    装置に対する読み込みの優先順位を変更する記憶装置読
    み込みの優先順位変更方法において,上記情報処理装置
    が,該情報処理装置を操作するための複数の入力手段と
    複数の上記優先順位とを関連付ける優先順位関連付け手
    段を具備し,上記いずれかの入力手段によって,上記優
    先順位を変更するための所定の入力がなされたか否かを
    判断する第1工程と,上記第1工程で上記所定の入力が
    なされたと判断された場合に,上記優先順位関連付け手
    段に基いて,上記複数の優先順位の中から上記所定の入
    力に関連付けられた優先順位に上記読み込みの優先順位
    を変更する第2工程とを具備することを特徴とする記憶
    装置読み込みの優先順位変更方法。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置が具備する複数の前記
    入力手段の内,少なくとも1つが前記情報処理装置に内
    蔵される第1入力手段であり,少なくとも1つが前記情
    報処理装置の外部より接続される第2入力手段である請
    求項1記載の記憶装置読み込みの優先順位変更方法。
  3. 【請求項3】 前記第1工程において,いずれかの入力
    手段によって所定の入力がなされたと判断された場合
    に,更に他の入力手段による如何なる入力も無効とする
    請求項1,又は請求項2のいずれかに記載の記憶装置読
    み込みの優先順位変更方法。
  4. 【請求項4】 複数の記憶装置を具備する情報処理装置
    の起動時に,オペレーティングシステムを記憶した記憶
    装置に対する読み込みの優先順位を変更する記憶装置読
    み込みの優先順位変更システムにおいて,上記情報処理
    装置が,該情報処理装置を操作するための複数の入力手
    段と複数の上記優先順位とを関連付ける優先順位関連付
    け手段を具備し,上記いずれかの入力手段によって,上
    記優先順位を変更するための所定の入力がなされたか否
    かを判断する判断手段と,上記判断手段によって上記所
    定の入力がなされたと判断された場合に,上記優先順位
    関連付け手段に基いて,上記複数の優先順位の中から上
    記所定の入力に関連付けられた優先順位に上記読み込み
    の優先順位を変更する変更手段とを具備することを特徴
    とする記憶装置読み込みの優先順位変更システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096125A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム
JP2011133978A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Tec Corp 電子機器およびプログラム

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