JP2002350405A - 紙葉類の磁気式検出装置 - Google Patents

紙葉類の磁気式検出装置

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JP2002350405A
JP2002350405A JP2001159382A JP2001159382A JP2002350405A JP 2002350405 A JP2002350405 A JP 2002350405A JP 2001159382 A JP2001159382 A JP 2001159382A JP 2001159382 A JP2001159382 A JP 2001159382A JP 2002350405 A JP2002350405 A JP 2002350405A
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Masao Kohama
政夫 小浜
Kenji Miyazaki
賢二 宮▲崎▼
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置スペースが少なく、高速搬送のトラブルの
減少に寄与でき、導電体と磁性体を同時に検出できる紙
葉類の磁気式検出装置を提供する。 【解決手段】I形のセンタコア3に1次巻線5および第
1の2次巻線6を設けるとともに、センタコア3の両側
にそれぞれ配設された、一端側にセンタコア3の一端と
で磁気ギャップG1,G2を形成し、他端側はセンタコ
ア3の他端と結合した2つのサイドコア4a,4bにそ
れぞれ第2の2次巻線7a,7bを設けて、センタコア
3の第1の2次巻線6から導電体の検出信号を得るとと
もに、サイドコア4a,4bの2つの第2の2次巻線7
a,7bから磁性体の検出信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、有価証
券などの紙葉類の印刷に使用される印刷インキに含まれ
る微量の磁性体や、有価証券などの紙葉類に漉き込まれ
た薄膜状の導電体を磁気的に検出する紙葉類の磁気式検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、紙幣などの有価証券の偽造防
止対策として、磁気インキによる印刷や、有価証券の用
紙に細長い帯状の薄膜状の導電体を漉き込んだものを使
用して、流通段階でこれらの磁気インキや導電体を検出
することにより、有価証券の真偽判定の手段として用い
ることは広く知られている。
【0003】従来、このような有価証券の印刷に使用さ
れる印刷インキに含まれる磁性体の検出には、たとえ
ば、S字形のコアの中央部に1次巻線を巻装し、微小な
間隙に設定した2箇所の開口部側のそれぞれに2次巻線
を巻装して、一方の開口部上に近接して有価証券を通過
させて、2つの2次巻線による誘起電圧の差を出力とす
る差動巻線形トランス方式や、巻線を設けた環状のコア
の一部に微小な間隙を設けて、その間隙上を磁性体が通
過する際の環状コア巻線のインピーダンス変化を検出す
る方式など、磁性体に接触して検出する方法がある。
【0004】また、導電体の検出としては、たとえば、
棒状のコアに巻線を巻いて有価証券の両側に挟むように
配置して、一方の巻線を高周波(たとえば、1MHz〜
10MHz)で付勢すると、高い周波数の磁界によって
導電体内に渦電流が生じ、この渦電流によって高周波の
磁界に変化が生じるので、この磁界の変化を反対側の巻
線に誘起される電圧の変化として検出する方法や、光学
的な方法として透過光の変化や反射光の変化を検出する
などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、有価証券など
の紙葉類を鑑査する鑑査装置には、磁性体の検出装置と
導電性薄膜からなる導電体を検出する検出装置は、それ
ぞれ独立した形で組込まれており、鑑査装置を小形化す
る上で組込み空間を少なくする必要がある。
【0006】また、大量の紙葉類の処理を短時間で行な
うためには、紙葉類の搬送速度の高速化が要望される
が、高速搬送では検出装置を通過する回数が少なけれ
ば、それだけ搬送によるトラブルを少なくすることがで
きる。
【0007】そこで、本発明は、設置スペースが少な
く、高速搬送のトラブルの減少に寄与でき、導電体と磁
性体を同時に検出できる紙葉類の磁気式検出装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類の磁気式
検出装置は、I形のセンタコアと、このセンタコアを間
にしてそのセンタコアの両側にそれぞれ位置し、かつ、
一端側に前記センタコアの一端とで磁気ギャップを形成
し、他端側は前記センタコアの他端と結合してなる2つ
のサイドコアとからなり、前記磁気ギャップは導電体や
磁性体を含む被検出物としての紙葉類に相対向される検
出コアと、この検出コアの前記センタコアにそれぞれ巻
装された1次巻線および第1の2次巻線と、前記検出コ
アの前記2つのサイドコアにそれぞれ巻装された2つの
第2の2次巻線と、前記1次巻線を交流信号で付勢する
付勢手段と、この付勢手段による前記1次巻線の付勢に
より前記第1、第2の2次巻線から得られる各出力信号
を処理することにより、前記紙葉類に含まれる導電体や
磁性体の検出信号を得る信号処理手段とを具備してい
る。
【0009】また、本発明の紙葉類の磁気式検出装置
は、I形のセンタコアと、このセンタコアの一方側に位
置し、かつ、一端側に前記センタコアの一端とで磁気ギ
ャップを形成し、他端側は前記センタコアの他端と結合
してなるサイドコアとからなり、前記磁気ギャップは導
電体や磁性体を含む被検出物としての紙葉類に相対向さ
れる検出コアと、この検出コアの前記センタコアにそれ
ぞれ巻装された1次巻線および第1の2次巻線と、前記
検出コアの前記サイドコアに巻装された第2の2次巻線
と、前記1次巻線を交流信号で付勢する付勢手段と、こ
の付勢手段による前記1次巻線の付勢により前記第1、
第2の2次巻線から得られる各出力信号を処理すること
により、前記紙葉類に含まれる導電体や磁性体の検出信
号を得る信号処理手段とを具備している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0012】図1は、第1の実施の形態に係る紙葉類の
磁気式検出装置の構成を概略的に示すものである。図1
において、1は被検出物としての例えば有価証券(紙葉
類)で、印刷インキに含まれる微量の磁性体や、用紙に
漉き込まれた細長い帯状の薄膜状の導電体を含むもであ
り、図示しない搬送ベルトなどにより挟持されながら矢
印A方向に搬送されるものとする。
【0013】搬送される有価証券1の表面に近接して検
出コア2が配設されている。検出コア2は、I形のセン
タコア3と、このセンタコア3を間にしてそのセンタコ
ア3の両側にそれぞれ位置し、かつ、一端側にセンタコ
ア3の一端とで磁気ギャップG1,G2を形成し、他端
側はセンタコア3の他端と結合してなる2つのサイドコ
ア4a,4bとから構成されていて、磁気ギャップG
1,G2は搬送される有価証券1に近接して相対向され
ている。
【0014】なお、検出コア2の材質は、高周波の帯域
でも充分にコア材として作用する、たとえば、フェライ
トなどが好適である。
【0015】検出コア2のセンタコア3には、1次巻線
5および第1の2次巻線6がそれぞれ巻装されている。
検出コア2のサイドコア4a,4bには、それぞれ第2
の2次巻線7a,7bが巻装されている。
【0016】1次巻線5は、付勢手段としての交流電源
発生部8により、所定周波数の交流電流で付勢励磁され
る。交流電源発生部8は、たとえば、正弦波の高周波信
号を発生する正弦波発振回路、および、正弦波発振回路
の出力に基づき1次巻線5を正弦波の交流電流で付勢す
る電力増幅回路により構成されている。なお、交流電源
発生部8の出力周波数は、たとえば、100KHz以上
であることが望ましい。
【0017】交流電源発生部8と1次巻線5との間に
は、電流信号検出手段としての、1次巻線5のインピー
ダンスよりも充分に小さい抵抗値を有する抵抗器9が直
列に接続されていて、この抵抗器9の一端から1次巻線
5の電流信号Sを得るようになっている。
【0018】第1の2次巻線6は、信号処理手段として
の導電体用信号処理回路10に接続されている。導電体
用信号処理回路10は、第1の2次巻線6の出力信号を
処理することにより導電体検出信号を得るものである。
【0019】第2の2次巻線7a,7bは、信号処理手
段としての磁性体用信号処理回路11に接続されてい
る。磁性体用信号処理回路11は、第2の2次巻線7
a,7bの出力信号を処理することにより磁性体検出信
号を得るものである。
【0020】図2は、導電体用信号処理回路10の構成
を示すものである。図2において、第1の2次巻線6の
出力信号は増幅器21に供給され、増幅される。また、
抵抗器9の一端から得られる1次巻線5の電流信号S
は、位相振幅調整手段としての位相可変増幅器22に供
給される。位相可変増幅器22は、1次巻線5の電流信
号Sに対し位相と振幅を調整する。
【0021】増幅器21の出力および位相可変増幅器2
2の出力は、それぞれ差動増幅手段としての差動増幅器
23に供給される。差動増幅器23は、増幅器21の出
力と位相可変増幅器22の出力とを差動増幅するもの
で、検出コア2上に被検出物1が無い状態で、差動増幅
器23の出力信号の振幅がほぼ零になるように、位相可
変増幅器22で位相および振幅が調整される。
【0022】差動増幅器23の出力は、位相検波手段と
しての位相同期検波回路24に供給される。位相同期検
波回路24は、位相設定回路25で設定された位相の基
で、差動増幅器23の出力信号を検波、整流する。位相
設定回路25は、1次巻線5の電流信号Sに対して設定
された位相だけずらした信号を位相同期検波回路24に
送るもので、その設定位相は、たとえば、検出コア2上
に導電体があるときに検波、整流された出力信号が最大
になるように設定する。
【0023】位相同期検波回路24の出力は、低域パス
フィルタ回路(LPF)26に供給される。低域パスフ
ィルタ回路26は、位相同期検波回路24の出力信号の
リップルを平滑することより、位相同期検波回路24で
検波、整流された信号から高周波成分を除去して、導電
体検出信号を出力する。
【0024】このような構成であれば、検出コア2上を
被検出物である有価証券1が接触しながら通過すると、
その有価証券1に細い帯状で薄膜状の導電体が存在する
場合は、感度よく導電体を検出して、低域パスフィルタ
26から導電体検出信号が出力される。
【0025】図3は、磁性体用信号処理回路11の構成
を示すものである。図3において、第2の2次巻線7
a,7bは直列接続されていて、その出力信号は増幅器
31に供給され、増幅される。また、抵抗器9の一端か
ら得られる1次巻線5の電流信号Sは、位相可変増幅器
32に供給される。位相可変増幅器32は、1次巻線5
の電流信号Sに対し位相と振幅を調整する。増幅器31
の出力および位相可変増幅器32の出力は、それぞれ差
動増幅器33に供給される。差動増幅器33は、増幅器
31の出力と位相可変増幅器32の出力とを差動増幅す
るもので、検出コア2上に被検出物1が無い状態で、差
動増幅器33の出力信号の振幅がほぼ零になるように、
位相可変増幅器32で位相および振幅が調整される。
【0026】差動増幅器33の出力は、位相同期検波回
路34に供給される。位相同期検波回路34は、位相設
定回路35で設定された位相の基で、差動増幅器33の
出力信号を検波、整流する。位相設定回路35は、1次
巻線5の電流信号Sに対して設定された位相だけずらし
た信号を位相同期検波回路34に送るもので、その設定
位相は、たとえば、検出コア2上に磁性体があるときに
検波、整流された出力信号が最大になるように設定す
る。
【0027】位相同期検波回路34の出力は、低域パス
フィルタ回路(LPF)36に供給される。低域パスフ
ィルタ回路36は、位相同期検波回路34の出力信号の
リップルを平滑することより、位相同期検波回路34で
検波、整流された信号から高周波成分を除去して、磁性
体検出信号を出力する。
【0028】このような構成であれば、検出コア2上を
被検出物である有価証券1が接触しながら通過すると、
その有価証券1に磁性体が存在する場合は、通常の磁気
ヘッドと同じように磁性体を検出して低域パスフィルタ
36から磁性体検出信号が出力される。
【0029】図4は、位相同期検波回路24(34)の
一構成例を示すものである。この回路は既に公知のもの
であるので、以下では簡単に説明する。差動増幅器23
(33)の出力信号が供給される入力端子41は、抵抗
値がRの抵抗器42を介してオペアンプ43の反転入力
端子に接続される。オペアンプ43の反転入力端子と出
力端子との間には、抵抗値がRの抵抗器44が接続され
る。オペアンプ43の非反転入力端子は所定の電位に接
続される。
【0030】オペアンプ43の出力端子は、アナログス
イッチ45の一方の固定接点に接続される。アナログス
イッチ45の他方の固定接点は所定の電位に接続され
る。アナログスイッチ45は、位相設定回路25(3
5)の出力信号に応じて切換え動作する。
【0031】アナログスイッチ45の可動接点は、抵抗
値が(1/2)Rの抵抗器46を介してオペアンプ47
の反転入力端子に接続される。また、オペアンプ47の
反転入力端子には、抵抗値がRの抵抗器48を介して入
力端子41が接続される。オペアンプ47の反転入力端
子と出力端子との間には、抵抗値がRの抵抗器49が接
続される。オペアンプ47の非反転入力端子は所定の電
位に接続される。オペアンプ47の出力端子は、当該位
相同期検波回路の出力端子50に接続される。このよう
な構成により、位相設定回路25(35)で設定された
位相の基で、差動増幅器23(33)の出力信号を検
波、整流するものである。なお、図4の要部a〜eの信
号波形を図5および図6に示す。図5は差動増幅器23
(33)の出力信号と位相設定回路25(35)の出力
信号とが同相の場合を示し、図6は差動増幅器23(3
3)の出力信号と位相設定回路25(35)の出力信号
との位相を90度ずらした場合を示している。
【0032】図7は、第1の実施の形態の作用と効果を
説明するためのものである。センタコア3の1次巻線5
により発生する磁力線は、センタコア3からセンタコア
3とサイドコア4a,4bとの間の磁気ギャップG1,
G2を介してサイドコア4a,4bに戻るものと、セン
タコア3の中央部付近から出た磁力線がセンタコア3の
端面に直角方向の空間を経てサイドコア4a,4bとの
間の磁気ギャップG1,G2から離れた部分に戻るもの
とに大別される。
【0033】センタコア3とサイドコア4a,4bとの
間の磁気ギャップG1,G2の磁力線の大部分は、測定
対象物(有価証券1)に対して平行方向となっており、
磁気ギャップG1あるいはG2、または、磁気ギャップ
G1,G2の両方に有価証券1の磁性体がかかると、磁
性体が磁気ギャップG1,G2を埋めるように働き、そ
のため磁力線が通りやすくなって、第2の2次巻線7
a,7bに誘起される電圧が大きくなる。
【0034】一方、センタコア3上に有価証券1内の導
電体があると、センタコア3の上面から垂直方向にでる
磁力線Fが導電体に対して略垂直に入るため、導電体に
は磁力線Fによる渦電流が生じる。したがって、この渦
電流による磁力線Fの変化をセンタコア3に設けた第1
の2次巻線6で検出することにより、有価証券1内の導
電体の有無を検出することができる。
【0035】磁性体による第2の2次巻線7a,7bの
交流誘起電圧信号は、1次巻線5の電流信号Sに対して
位相が90度ずれ、導電体による第1の2次巻線6の交
流誘起電圧信号は1次巻線5の電流信号Sに対して18
0度位相がずれる。したがって、図2の導電体用信号処
理回路10の位相設定回路25の設定位相値と、図3の
磁性体用信号処理回路11の位相設定回路35の位相設
定値は90度ずれることになる。
【0036】また、第2の2次巻線7a,7bにも導電
体による信号は誘起されるが、信号の位相差が90度あ
るため、図3の磁性体用信号処理回路11には導電体に
よる検出信号は出力されない。同様に、第1の2次巻線
6にも磁性体による信号が誘起されるが、図2の位相設
定値では磁性体による検出信号は出力されない。
【0037】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0038】図8は、第2の実施の形態に係る紙葉類の
磁気式検出装置の構成を概略的に示すものである。第2
の実施の形態の第1の実施の形態と異なる点は、検出コ
ア2を、一方のサイドコア4b(および第2の2次巻線
7b)を削除した形状としたもので、その他は第1の実
施の形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付
して説明は省略する。
【0039】このような構成により、磁性体がセンタコ
ア3とサイドコア4aとの間の磁気ギャップG1上に存
在するとき、第2の2次巻線7aにより検出され、導電
体がセンタコア3上に存在するとき、第1の2次巻線6
により検出される。これらの検出作用は、前述した図7
を用いて説明した作用と同様である。
【0040】このように構成した磁気式検出装置におい
ても、検出コア2上を被検出物である有価証券1が接触
しながら通過すると、細い帯状の導電性薄膜が存在する
場合は、交流励磁磁界により導電性薄膜に渦電流が生じ
て導電体の検出信号を出力し、磁性体が存在する場合
は、通常の磁気ヘッドと同じように磁性体を検出して、
磁性体量に比例した磁性体の検出信号を出力する。
【0041】以上説明したように、上記実施の形態に係
る磁気式検出装置によれば、1つの磁気ヘッドで被検出
物である有価証券に含まれる導電体および磁性体の検出
が可能となり、よって高速搬送でのトラブルを減少させ
て、少ないスペースに設置可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、設
置スペースが少なく、高速搬送のトラブルの減少に寄与
でき、導電体と磁性体を同時に検出できる紙葉類の磁気
式検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る紙葉類の磁気式検出装
置の構成を概略的に示す構成図。
【図2】導電体用信号処理回路の構成を示すブロック
図。
【図3】磁性体用信号処理回路の構成を示すブロック
図。
【図4】位相同期検波回路の一構成例を示すブロック
図。
【図5】図4における要部の信号波形図。
【図6】図4における要部の信号波形図。
【図7】第1の実施の形態の作用と効果を説明するため
の図。
【図8】第2の実施の形態に係る紙葉類の磁気式検出装
置の構成を概略的に示す構成図。
【符号の説明】
1…有価証券(紙葉類、被検出物)、2…検出コア、3
…センタコア、4a,4b…サイドコア、5…1次巻
線、6…第1の2次巻線、7a,7b…第2の2次巻
線、8…交流電源発生部(付勢手段)、9…抵抗器(電
流信号検出手段)、10…導電体用信号処理回路(信号
処理手段)、11…磁性体用信号処理回路(信号処理手
段)、G1,G2…磁気ギャップ、21,31…増幅
器、22,32…位相可変増幅器(位相振幅調整手
段)、23,33…差動増幅器(差動増幅手段)、2
4,34…位相同期検波回路(位相検波手段)、25,
35…位相設定回路、26,36…低域パスフィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G017 AA01 AD05 BA05 2G053 AA00 AA21 AB21 BB03 BB11 BC02 BC14 CA03 CA18 CB12 CB16 3E041 AA01 AA02 BA09 BB07 BC04 CA01 CB02 DB01 EA01 5D091 DD30 FF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I形のセンタコアと、このセンタコアを
    間にしてそのセンタコアの両側にそれぞれ位置し、か
    つ、一端側に前記センタコアの一端とで磁気ギャップを
    形成し、他端側は前記センタコアの他端と結合してなる
    2つのサイドコアとからなり、前記磁気ギャップは導電
    体や磁性体を含む被検出物としての紙葉類に相対向され
    る検出コアと、 この検出コアの前記センタコアにそれぞれ巻装された1
    次巻線および第1の2次巻線と、 前記検出コアの前記2つのサイドコアにそれぞれ巻装さ
    れた2つの第2の2次巻線と、 前記1次巻線を交流信号で付勢する付勢手段と、 この付勢手段による前記1次巻線の付勢により前記第
    1、第2の2次巻線から得られる各出力信号を処理する
    ことにより、前記紙葉類に含まれる導電体や磁性体の検
    出信号を得る信号処理手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の磁気式検出装置。
  2. 【請求項2】 前記1次巻線の電流信号を検出する電流
    信号検出手段をさらに具備し、 前記信号処理手段は、 前記電流信号検出手段により検出された電流信号の位相
    と振幅を調整する第1の位相振幅調整手段と、 この第1の位相振幅調整手段により位相と振幅を調整さ
    れた前記電流信号と前記第1の2次巻線から得られる出
    力信号とを差動増幅する第1の差動増幅手段と、 この第1の差動増幅手段の出力信号を位相検波すること
    により、前記紙葉類に含まれる導電体の検出信号を出力
    する第1の位相検波手段と、 前記電流信号検出手段により検出された電流信号の位相
    と振幅を調整する第2の位相振幅調整手段と、 この第2の位相振幅調整手段により位相と振幅を調整さ
    れた前記電流信号と前記2つの第2の2次巻線から得ら
    れる各出力信号を加算した加算信号とを差動増幅する第
    2の差動増幅手段と、 この第2の差動増幅手段の出力信号を位相検波すること
    により、前記紙葉類に含まれる磁性体の検出信号を出力
    する第2の位相検波手段と、 から構成されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類
    の磁気式検出装置。
  3. 【請求項3】 I形のセンタコアと、このセンタコアの
    一方側に位置し、かつ、一端側に前記センタコアの一端
    とで磁気ギャップを形成し、他端側は前記センタコアの
    他端と結合してなるサイドコアとからなり、前記磁気ギ
    ャップは導電体や磁性体を含む被検出物としての紙葉類
    に相対向される検出コアと、 この検出コアの前記センタコアにそれぞれ巻装された1
    次巻線および第1の2次巻線と、 前記検出コアの前記サイドコアに巻装された第2の2次
    巻線と、 前記1次巻線を交流信号で付勢する付勢手段と、 この付勢手段による前記1次巻線の付勢により前記第
    1、第2の2次巻線から得られる各出力信号を処理する
    ことにより、前記紙葉類に含まれる導電体や磁性体の検
    出信号を得る信号処理手段と、 を具備したことを特徴とする紙葉類の磁気式検出装置。
  4. 【請求項4】 前記1次巻線の電流信号を検出する電流
    信号検出手段をさらに具備し、 前記信号処理手段は、 前記電流信号検出手段により検出された電流信号の位相
    と振幅を調整する第1の位相振幅調整手段と、 この第1の位相振幅調整手段により位相と振幅を調整さ
    れた前記電流信号と前記第1の2次巻線から得られる出
    力信号とを差動増幅する第1の差動増幅手段と、 この第1の差動増幅手段の出力信号を位相検波すること
    により、前記紙葉類に含まれる導電体の検出信号を出力
    する第1の位相検波手段と、 前記電流信号検出手段により検出された電流信号の位相
    と振幅を調整する第2の位相振幅調整手段と、 この第2の位相振幅調整手段により位相と振幅を調整さ
    れた前記電流信号と前記第2の2次巻線から得られる出
    力信号とを差動増幅する第2の差動増幅手段と、 この第2の差動増幅手段の出力信号を位相検波すること
    により、前記紙葉類に含まれる磁性体の検出信号を出力
    する第2の位相検波手段と、 から構成されることを特徴とする請求項3記載の紙葉類
    の磁気式検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出コアの材質をフェライトとした
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに
    記載の紙葉類の磁気式検出装置。
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