JP2002350147A - ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム

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JP2002350147A JP2001161009A JP2001161009A JP2002350147A JP 2002350147 A JP2002350147 A JP 2002350147A JP 2001161009 A JP2001161009 A JP 2001161009A JP 2001161009 A JP2001161009 A JP 2001161009A JP 2002350147 A JP2002350147 A JP 2002350147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エリア毎の相対的な利用頻度に基づいて、該利
用頻度の高いエリアを特定し、該エリアの各種情報を利
用することができるようにする。 【解決手段】操作者の地図利用に関する履歴情報を記憶
する記憶手段と、所定期間内の履歴情報に対するエリア
毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度算出手段と、該
利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを特定す
るエリア特定手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置及びナビゲーションプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載されたナビ
ゲーション装置においては、運転者等の操作者が所定の
入力部を操作して目的地を設定すると、該目的地、及
び、現在地検出処理部によって検出された車両の現在地
に基づいて、前記現在地から目的地までの経路が探索さ
れ、案内される。この場合、前記現在地から目的地まで
の距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間
が最短となるように経路を探索するようになっている。
【0003】また、道路交通を円滑にする目的で、車両
用ナビゲーション装置に道路の渋滞情報を送信するシス
テムが提供されている。例えば、VICSと称される道
路交通情報通信システムにおいては、警察、日本道路公
団等の交通管制システムの情報を収集して、道路の渋滞
に関する道路交通情報を作成し、これを電波ビーコン、
FM多重放送等の通信手段によって、車両用ナビゲーシ
ョン装置に送信するようになっている。そして、前記道
路交通情報を受信した車両用ナビゲーション装置は、道
路の渋滞状況を表示手段に表示したり、渋滞区間を避け
たルートを作成して表示手段に表示したりするようにな
っている。
【0004】これにより、車両の運転者は、道路の渋滞
状況を的確に察知して、渋滞区間を避けることができる
ので、走行に要する時間を節約することができる。ま
た、渋滞区間への車両の流入が抑制されるので、道路交
通が円滑になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、ナビゲーション装
置を操作して、経路を探索したり、所定のエリアや経路
を設定した場合に、該当する経路やエリアの道路交通情
報が表示されるようになっているが、操作者がナビゲー
ション装置を操作しない場合には、現在地周辺以外のエ
リアや経路の道路交通情報が表示されないようになって
いる。
【0006】一般に、通勤や買い物等の日常的な用途の
ために車両を走行させる場合、操作者は、通過するエリ
アを熟知しているので、経路を探索したりする必要がな
い。そのため、操作者は、ナビゲーション装置を何ら操
作することなく、車両を走行させることが多い。このよ
うな場合、現在地周辺以外の道路交通情報を利用するこ
とができないという問題がある。
【0007】もっとも、経路を探索しなくても、所定の
エリアや経路に関する道路交通情報を表示させることは
可能であるが、この場合、操作者は表示したい位置やエ
リアを指定する必要があり、煩わしく感じてしまう。
【0008】また、前記車両用ナビゲーション装置は、
地図データに基づいて、レストラン、遊園地等の施設を
検索し、該施設の位置、名称、利用料金等の情報を案内
する機能も有している。この場合、検索された施設の中
から所望の施設を選択すると、該施設までの経路を探索
するようになっている。これにより、操作者は、所望の
施設を容易に検索することができ、また、該施設までの
経路が探索されて案内されるので、所望の施設に容易に
到達することができる。
【0009】しかし、熟知しているエリアにおける施設
が検索されても、操作者にとって、無益なだけでなく煩
わしく感じてしまう場合が多い。例えば、気分転換に新
規なレストランで食事をしようと考えて、レストランを
検索した場合、検索結果に含まれる熟知しているエリア
内のレストランの情報は、操作者にとってノイズになっ
てしまう。
【0010】一方、日常的に車両を走行させることのな
いエリアにおける施設が検索されても、操作者にとっ
て、無益なだけでなく煩わしく感じてしまう場合もあ
る。例えば、通勤の途中で医院に通院しようと考えて、
医院を検索した場合、検索結果に含まれる通勤エリア外
の医院の情報は、操作者にとってノイズになってしま
う。
【0011】そのため、本発明は、頻繁に車両を走行さ
せるエリア、すなわち、利用頻度の高いエリアを特定し
て、該エリアに関する情報を提供するナビゲーション装
置を提供しようとするものである。
【0012】なお、利用頻度の高いエリアを特定するナ
ビゲーション装置は既に提供されている(特開2000
−121371号公報参照)。しかし、該ナビゲーショ
ン装置は、利用頻度の高いエリアの地図情報を更新する
ためのものであり、前記エリアに関する情報を提供する
ものではない。しかも、前記ナビゲーション装置におい
ては、走行軌跡点が所定数以上のエリアを利用頻度の高
いエリアとして特定するようになっているので、走行情
報の蓄積量が少ないと、いかなるエリアも利用頻度の高
いエリアとして特定されず、逆に走行情報の蓄積量が多
くなると、ほとんどすべてのエリアが高いエリアとして
特定されてしまう。さらに、走行軌跡が隅を掠めて通る
だけのエリアは、走行軌跡点の数が少なくなるので、利
用頻度の高いエリアとして特定されなくなってしまう。
【0013】また、蓄積された過去の走行経路に基づい
て走行経路を予測して交通情報を表示するナビゲーショ
ン装置も既に提供されている(特開2000−2665
62号公報参照)。しかし、該ナビゲーション装置は、
線としての経路を予測して該経路の交通情報を表示する
ためのものであり、面としてのエリアに関する情報を提
供するものではない。さらに、利用頻度の高いエリアを
特定しようとするものではない。そのため、操作者は、
予測された経路以外の場所の交通情報を利用することが
できず、また、交通情報以外の情報も利用することがで
きない。
【0014】本発明は、前記従来のナビゲーション装置
の問題点を解決して、エリアの利用頻度に基づいて、エ
リアを特定し、該エリアの各種情報を利用することがで
きるナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のナ
ビゲーション装置においては、操作者の地図利用に関す
る履歴情報を記憶する記憶手段と、所定期間内の履歴情
報に対するエリア毎の履歴情報の割合を算出する利用頻
度算出手段と、該利用頻度算出手段の算出結果に基づい
てエリアを特定するエリア特定手段とを有する。
【0016】本発明の他のナビゲーション装置において
は、さらに、前記履歴情報は、前記エリア毎に記憶され
る。
【0017】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記履歴情報は、軌跡の数、通過距離
又は滞在時間である。
【0018】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記エリア特定手段は、前記利用頻度
算出手段により算出された値が基準値以上のエリアを高
利用頻度エリアとする。
【0019】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、エリアへの進入及び/又は退出を判定
する判定手段と、前記判定結果に基づいて走行したエリ
アの識別情報を記憶する記憶手段と、記憶された前記識
別情報に基づいてエリアの利用頻度を算出する利用頻度
算出手段と、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいて
エリアを特定するエリア特定手段とを有する。
【0020】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記記エリア特定手段は、前記識別情
報に基づいたエリアへの進入及び/又は退出の利用頻度
を算出し、算出された割合に基づいて高利用頻度エリア
を特定する。
【0021】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記エリア特定手段は、前記利用頻度
が所定条件を満たすエリアの前後に通過するエリアも特
定する。
【0022】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、外部から情報を受信する通信手段と、
操作者の地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段
と、記憶された履歴情報に基づいてエリアの利用頻度を
算出する利用頻度算出手段と、該利用頻度算出手段の算
出結果に基づいてエリアを特定するエリア特定手段と、
前記情報の中から前記特定されたエリアの情報を抽出す
るエリア情報抽出手段とを有する。
【0023】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、前記情報は、交通情報である。
【0024】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、抽出された前記エリアの情報を、地図
と共に表示させる表示制御手段を有する。
【0025】本発明の更に他のナビゲーション装置にお
いては、さらに、抽出された前記エリアの情報を、利用
頻度の高い順に表示させる表示制御手段を有する。
【0026】本発明のナビゲーションプログラムにおい
ては、ナビゲーションのためにコンピュータを、操作者
の地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段、所定
期間内の履歴情報に対するエリア毎の履歴情報の割合を
算出する利用頻度算出手段、及び、該利用頻度算出手段
の算出結果に基づいてエリアを特定するエリア特定手段
として機能させる。
【0027】本発明の他のナビゲーションプログラムに
おいては、さらに、ナビゲーションのためにコンピュー
タを、エリアへの進入及び/又は退出を判定する判定手
段、前記判定結果に基づいて走行したエリアの識別情報
を記憶する記憶手段、記憶された前記識別情報に基づい
てエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出手段、及
び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを
特定するエリア特定手段として機能させる。
【0028】本発明の更に他のナビゲーションプログラ
ムにおいては、さらに、ナビゲーションのためにコンピ
ュータを、外部から情報を受信する通信手段、操作者の
地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段、記憶さ
れた履歴情報に基づいてエリアの利用頻度を算出する利
用頻度算出手段、該利用頻度算出手段の算出結果に基づ
いてエリアを特定するエリア特定手段、及び、前記情報
の中から前記特定されたエリアの情報を抽出するエリア
情報抽出手段として機能させる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図2は本発明の実施の形態におけるナビゲ
ーション装置の概念図、図3は本発明の実施の形態にお
けるナビゲーション装置の機能を示す図である。
【0031】図において、14はコンピュータとしての
ナビゲーション装置であり、該ナビゲーション装置14
は、現在地を検出する現在地検出処理部15、道路デー
タ等が記録された記録媒体としてのデータ記録部16、
入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各
種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、入力部
34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及
び通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部17に
車速センサ41が接続される。
【0032】そして、前記現在地検出処理部15は、G
PS(Global Positioning Sys
tem)センサ21、地磁気センサ22、距離センサ2
3、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジ
ャイロセンサ26、図示されない高度計等から成る。な
お、前記GPSセンサ21、地磁気センサ22、距離セ
ンサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ2
5、ジャイロセンサ26、高度計等の中のいくつかは、
製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0033】前記GPSセンサ21は、人工衛星によっ
て発生させられた電波を受信することによって地球上に
おける現在地を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁
気を測定することによって車両が向いている方位を検出
し、前記距離センサ23は、道路上の所定の位置間の距
離等を検出する。前記距離センサ23としては、例え
ば、図示されない車輪の回転数を測定し、該回転数に基
づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、該加速度
を2回積分して距離を検出するもの等が使用される。
【0034】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出し、前記ステアリングセンサ24として
は、例えば、図示されないステアリングホイールの回転
部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗セン
サ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0035】そして、前記ビーコンセンサ25は、道路
に沿って配設されたビーコンからの位置情報を受信して
現在地を検出する。前記ジャイロセンサ26は、車両の
回転角速度、すなわち、旋回角を検出し、前記ジャイロ
センサ26としては、例えば、ガスレートジャイロ、振
動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイロセン
サ26によって検出された旋回角を積分することによっ
て、車両が向いている方位を検出することができる。
【0036】なお、前記GPSセンサ21及びビーコン
センサ25は、それぞれ単独で現在地を検出することが
できる。そして、距離センサ23によって検出された距
離と、地磁気センサ22及びジャイロセンサ26によっ
て検出された方位とを組み合わせることによって現在地
を検出することもできる。また、距離センサ23によっ
て検出された距離と、ステアリングセンサ24によって
検出された舵角とを組み合わせることによって現在地を
検出することもできる。
【0037】前記データ記録部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、及び、各地
域のホテル、ガソリンスタンド、観光地案内所等の施設
の情報が記録された施設情報データファイルから成るデ
ータベースを備える。そして、前記データ記録部16に
は、経路を探索するためのデータの他、前記表示部35
の表示画面に、探索された経路に沿って案内図を表示し
たり、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等
を表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点にお
ける進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示した
りするための各種のデータが記録される。なお、前記デ
ータ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によ
って出力するための各種のデータも記録される。
【0038】そして、前記交差点データファイルには各
交差点に関する交差点データが、ノードデータファイル
にはノード点に関するノードデータが、道路データファ
イルには道路に関する道路データがそれぞれ記録され、
前記交差点データ、ノードデータ及び道路データによっ
て道路状況が表示部35の表示画面に表示される。な
お、前記ノードデータは、前記地図データファイルに記
録された地図データにおける少なくとも道路の位置及び
形状を構成するものであり、実際の道路の分岐点(交差
点、T字路等を含む)、ノード点、及び、各ノード点間
を連結するリンクを示すデータから成る。また、前記ノ
ード点は、少なくとも道路の屈曲点の位置を示す。
【0039】また、前記道路データによって、道路自体
については、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路
面の状態、道路の車線数、該車線数の減少する地点、幅
員の狭くなる地点等が、コーナについては、曲率半径、
交差点、T字路、コーナの入口等が、道路属性について
は、踏切、高速道路出入口ランプウェイ、高速道路の料
金所、降坂路、登坂路、道路種別(国道、一般道、高速
道等)等がそれぞれ構成される。なお、前記地図データ
ファイルに記録された地図データは、検索等の処理を実
行しやすくするために、多数の2次元メッシュに分割さ
れている。
【0040】そして、前記ナビゲーション処理部17
は、ナビゲーション装置14の全体の制御を行うCPU
31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たりワ
ーキングメモリとして使用されるRAM32、及び制御
プログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路中の
走行案内、特定区間の決定等を行うための各種のプログ
ラムが記録された記録媒体としてのROM33から成る
とともに、前記ナビゲーション処理部17に、前記入力
部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37
及び通信手段としての通信部38が接続される。なお、
前記音声入力部36、音声出力部37等の中のいくつか
は、製造コスト等の観点から、適宜省略することもでき
る。
【0041】ここで、前記プログラムには、ナビゲーシ
ョンのためにコンピュータを、操作者の地図利用に関す
る履歴情報を記憶する記憶手段、所定期間内の履歴情報
に対するエリア毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度
算出手段、及び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づ
いてエリアを特定するエリア特定手段として機能させる
ナビゲーションプログラム、ナビゲーションのためにコ
ンピュータを、エリアへの進入及び/又は退出を判定す
る判定手段、前記判定結果に基づいて走行したエリアの
識別情報を記憶する記憶手段、記憶された前記識別情報
に基づいてエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出手
段、及び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエ
リアを特定するエリア特定手段として機能させるナビゲ
ーションプログラム、並びに、ナビゲーションのために
コンピュータを、外部から情報を受信する通信手段、操
作者の地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段、
記憶された履歴情報に基づいてエリアの利用頻度を算出
する利用頻度算出手段、該利用頻度算出手段の算出結果
に基づいてエリアを特定するエリア特定手段、及び、前
記情報の中から前記特定されたエリアの情報を抽出する
エリア情報抽出手段として機能させるナビゲーションプ
ログラムも含まれる。また、該ナビゲーションプログラ
ムを記録したコンピュータによる読み取り可能な記録媒
体は、半導体メモリだけでなく、磁気テープ、磁気ディ
スク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−RO
M、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリ
カード等あらゆる形態の記録媒体を含むものである。
【0042】なお、前記データ記録部16及びROM3
3は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって
構成される。また、前記データ記録部16及びROM3
3として、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、C
D−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、M
O、ICカード、光カード、メモリカード等の各種の記
憶媒体を使用することもできる。該記憶媒体は、ナビゲ
ーション装置14にあらかじめ据付られたものであって
もよく、運転者等によって適宜交換可能なものであって
もよい。
【0043】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16
に各種のデータが記録されるようになっているが、プロ
グラム及びデータを同じ外部記憶媒体に記録することも
できる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理部
17に図示されないフラッシュメモリを配設し、前記外
部記憶媒体から前記プログラム及びデータを読み出して
フラッシュメモリに書き込むこともできる。したがっ
て、前記外部記憶媒体を交換することによって前記プロ
グラム及びデータを更新することができる。また、図示
されない自動変速機制御装置の制御プログラム等も前記
外部記憶媒体に記録することができる。このように、各
種の記録媒体に記録されたプログラムを起動し、データ
に基づいて各種の処理を行うことができる。なお、前記
外部記憶媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラ
ム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディス
ク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等いか
なる種類のものであってもよい。
【0044】そして、前記データ記録部16に記録され
るデータとしては、車両が走行した軌跡に関する情報、
すなわち、軌跡データがある。該軌跡データは、車両が
所定の距離、例えば50〔m〕走行する度に収集した車
両の通過した点、すなわち、軌跡点に関する位置データ
の集合である。そのため、前記軌跡データに基づいて、
車両が過去にどのような軌跡をどのように走行したかを
知ることができる。また、前記軌跡データから得られる
後述される走行軌跡情報も前記データ記録部16に記録
され蓄積される。
【0045】さらに、前記通信部38は、FM送信装
置、電話回線、インターネット、携帯電話網等との間で
各種のデータの送受信を行うためのものであり、例え
ば、図示されない情報センサ等によって受信した渋滞等
の道路情報、交通事故情報、GPSセンサ21の検出誤
差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信す
る。また、前記通信部38は、地域における祭り、催し
物、集会、行事、歩行者天国、キャンペーン等のイベン
トに関する情報や、スーパー、デパート等の商業施設に
おける特売情報等の施設に関する情報も受信することが
できる。このような前記イベントや施設に関する情報と
しては、例えば、各地域のホテル、ガソリンスタンド、
観光地案内所等の施設、デパート、スーパーマーケッ
ト、ショッピングセンタ、ホームセンタ、コンビニエン
スストア、ショッピングモール等の商業施設、パチン
コ、ゲームセンタ、映画館、テーマパーク、遊園地、水
族館、動物園等の娯楽施設、レストラン、食堂等の飲食
施設、駐車場、パーキングスペース、パーキングタワー
等の駐車施設、鉄道の駅、バスターミナル、タクシー乗
り場等の交通施設、神社、寺院、墓地等の宗教施設、税
務署、市役所、学校、病院等の公共施設等の各種施設に
関する位置情報、営業日時情報、祭事開催情報、提供さ
れるサービスの内容、利用料金等の各種情報がある。
【0046】なお、本発明の機能を実現するためのプロ
グラム及びデータの少なくとも一部を前記通信部38に
よって受信し、フラッシュメモリ等に記録することもで
きる。
【0047】そして、前記入力部34は、走行開始時の
位置を修正したり、目的地を入力したりするためのもの
であり、ナビゲーション装置14の本体に配設された操
作キー、押しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から
成るものであるが、前記本体と別に配設されたキーボー
ド、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作
用のリモートコントローラであってもよい。なお、表示
部35がタッチパネルである場合には、表示部35の表
示画面に画像で表示された操作キー、操作メニュー等の
操作スイッチから成るものであることが望ましい。この
場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを
押す(タッチする)ことによって、入力を行うことがで
きる。
【0048】そして、前記表示部35には、操作案内、
操作メニュー、操作キーの案内、現在地から目的地まで
の経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記
表示部35としては、CRTディスプレイ、液晶ディス
プレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホロ
グラムを投影するホログラム装置等が使用される。
【0049】また、音声入力部36は、図示されないマ
イクロホン等によって構成され、音声によって必要な情
報を入力することができる。さらに、音声出力部37
は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音
声情報、例えば、前記音声合成装置によって合成された
音声から成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力
し、操作者に知らせる。なお、音声合成装置によって合
成された音声の他に、各種の音、あらかじめテープ、メ
モリ等に録音された各種の案内情報をスピーカから出力
することもできる。
【0050】本実施の形態において、ナビゲーション装
置14は、機能の観点から、所定期間内の履歴情報に対
する、エリア毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度算
出手段27、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいて
エリアを特定するエリア特定手段28、表示制御手段2
9及びエリアの情報を抽出するエリア情報抽出手段4
2、並びに、図示されない検索手段及び探索手段を有す
るものである。
【0051】そして、前記表示制御手段29は、表示処
理を行うことによって、表示部35の表示画面上に抽出
された利用頻度の高いエリアの情報を、地図と共に表示
させる。したがって、操作者がよく利用するエリアの交
通情報、イベントや施設に関する情報等が表示される。
【0052】また、前記利用頻度算出手段27は、デー
タ記録部16に記録され蓄積された車両の軌跡データか
ら得られた走行軌跡情報に基づいて、エリア毎の利用頻
度を算出するようになっている。ここで、それぞれの前
記エリアは、前記地図データファイルに記録された地図
データの2次元メッシュの単数又は複数から成る集合で
ある。なお、前記エリアにはそれぞれ識別情報として、
IDや名称が付与されている。また、前記走行軌跡情報
は、前記エリア内を車両が走行した軌跡点の数、前記エ
リア内を車両が通過した距離、前記エリア内に車両が滞
在した時間等である。そして、前記利用頻度算出手段2
7は、所定期間内に車両が通過したすべてのエリアに関
する走行軌跡情報を合計し、合計値に対する各エリアに
関する走行軌跡情報の値の割合を利用頻度として算出す
る。
【0053】なお、前記所定時間は軌跡データを蓄積す
る期間と同一でもよいし、異なっていてもよい。
【0054】ここで、前記利用頻度算出手段27は、操
作者の地図利用に関する履歴情報として走行軌跡情報に
代えて、目的地設定や施設情報の表示等のため検索され
た地点を蓄積することもできる。この場合、各エリアの
検索された地点の数の利用頻度(数、割合)を求め、そ
の利用頻度が高いエリアを高利用頻度エリアに特定す
る。すなわち、各地点の座標とエリアを形成する座標に
基づいて、各エリアの検索された地点の数の利用回数を
求め、さらにはその利用回数に基づいて相対的な割合を
計算する。
【0055】また、目的地を設定し目的地までの経路が
探索された場合には、その経路を形成する道路情報を蓄
積することもできる。そして、蓄積された道路情報に基
づいて過去に設定された経路が入るエリアの利用頻度
(回数、割合)を求め、その利用頻度、その利用頻度が
高いエリアを高利用頻度エリアに特定する。
【0056】さらに、蓄積するものを前記検索された地
点から目的地に設定された地点に代えることもできる。
【0057】なお、前記エリア特定手段28は、エリア
毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例えば、上
位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件を満た
すエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻度エリ
アとして特定する。
【0058】さらに、前記エリア情報抽出手段42は、
通信部38が受信した交通情報、イベントや施設に関す
る情報等の中から、前記高利用頻度エリアに関する情報
だけを抽出する。
【0059】そして、前記検索手段は、ガソリンスタン
ド、観光地案内所、商業施設、娯楽施設、飲食施設、駐
車施設、交通施設、宗教施設、公共施設等の各種施設を
検索するものであり、また、前記探索手段は、設定され
た目的地等までの経路を探索するものである。なお、前
記検索手段及び探索手段の構成や動作は、通常のナビゲ
ーション装置における検索手段及び探索手段と同様であ
るので、その説明を省略する。
【0060】次に、前記構成のナビゲーション装置14
の動作について説明する。
【0061】図1は本発明の実施の形態におけるナビゲ
ーション装置の動作の概略を示すフローチャートであ
る。
【0062】まず、操作者は、高利用頻度エリアを特定
するための学習機能を設定する。一般に車両の用途は、
通勤や買い物のような日常的な用途と、ドライブや旅行
のような非日常的な用途に大別することができる。そし
て、本実施の形態におけるナビゲーション装置14は、
利用頻度の高いエリアを特定し、該エリアの各種情報を
利用することができるようにするものである。そのた
め、非日常的な用途に車両を使用する場合の軌跡データ
を、高利用頻度エリアとして特定するためのデータとす
ると、高利用頻度エリアを適切に特定することができな
くなってしまう。
【0063】また、日常的に通過するエリアであって
も、操作者が高利用頻度エリアとして特定して情報を利
用する必要性を感じない場合もあるし、逆に、それほど
頻繁に通過しないエリアであっても、操作者が高利用頻
度エリアとして特定して情報を利用する必要性を感じる
場合もある。
【0064】そのため、本実施の形態においては、操作
者が高利用頻度エリアを特定するための学習機能を設定
するようになっている。ここで、学習とは軌跡データか
ら得られた走行軌跡情報を蓄積して、利用頻度の算出に
利用することができるようにすることである。そして、
学習機能が設定されると、設定後の車両の軌跡データか
ら得られた走行軌跡情報は蓄積されて、利用頻度の算出
に利用される。
【0065】次に、車両の走行軌跡情報が蓄積される
と、該走行軌跡情報に基づいて、利用頻度算出手段27
がエリア毎の利用頻度を算出し、該利用頻度に基づい
て、エリア特定手段28が高利用頻度エリアを特定す
る。
【0066】続いて、高利用頻度エリアが特定される
と、通信部38が受信した交通情報、イベントや施設に
関する情報等の中から、エリア情報抽出手段42が、前
記高利用頻度エリアに関する情報だけを抽出する。
【0067】次に、表示制御手段29が、抽出された前
記高利用頻度エリアに関する情報を表示部35の表示画
面に表示させる。なお、前記表示制御手段29は、抽出
された前記高利用頻度エリアに関する情報以外の情報、
すなわち、前記高利用頻度エリア以外のエリアに関する
情報を表示部35の表示画面に表示させることもでき
る。
【0068】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 高利用頻度エリア特定のための学習機能
を設定する。 ステップS2 高利用頻度エリアを特定する。 ステップS3 高利用頻度エリアの各種情報を抽出す
る。 ステップS4 各種情報を表示する。
【0069】次に、高利用頻度エリアを特定するための
学習機能を設定する動作について説明する。
【0070】まず、学習機能を設定する例として、通常
の走行において、常時学習させたい場合、すなわち、学
習機能を常時有効にさせておきたい場合について説明す
る。
【0071】図4は本発明の実施の形態における学習機
能を常時有効にさせる方法を示す図である。
【0072】この場合、表示部35の表示画面上に、図
に示されるような、設定画面が表示されるので、操作者
が入力部34の操作キー等を操作して「する」を選択す
る。これにより、前記学習機能は常時有効となる。
【0073】また、他の例として、車両を停止させて車
両の電源をオフにする時まで学習機能を有効にさせる場
合について説明する。
【0074】図5は本発明の実施の形態における車両を
停止させて車両の電源をオフにする時まで学習機能を有
効にさせる方法を示す図である。
【0075】この場合、表示部35の表示画面上に、図
に示されるような、設定画面が表示されるので、操作者
が入力部34の操作キー等を操作して「する」を選択す
る。これにより、前記学習機能は、操作者が「する」を
選択した時から、車両の電源をオフにする時まで、常時
有効となる。すなわち、学習機能が設定されてから、車
両が停止するまでの全走行経路における車両の軌跡デー
タから得られた走行軌跡情報は蓄積されて、利用頻度の
算出に利用される。
【0076】なお、本実施の形態においては、車両の電
源とナビゲーション装置14の電源とは連動しているも
のとする。すなわち、車両の電源をオフにするとナビゲ
ーション装置14の電源もオフになり、車両の電源をオ
ンにするとナビゲーション装置14の電源もオンになる
ものとする。
【0077】更に他の例として、一時的に学習機能を解
除させる場合について説明する。
【0078】図6は本発明の実施の形態における一時的
に学習機能を解除させる方法を示す図である。
【0079】この場合、表示部35の表示画面上に、図
に示されるような、設定画面が表示されるので、操作者
が入力部34の操作キー等を操作して「する」を選択す
る。なお、前記設定画面は、地図のような通常の表示画
面中に、表示される。これにより、前記学習機能は解除
される。例えば、ドライブなどで遠隔地に出かける時
に、途中で通過するエリアを高利用頻度エリアとして特
定したくない場合、操作者は学習機能を解除することが
できる。
【0080】更に他の例として、学習機能を詳細に設定
する場合について説明する。
【0081】図7は本発明の実施の形態における学習機
能を詳細に設定する方法を示す図である。
【0082】この場合、表示部35の表示画面上に、図
に示されるような、設定画面が表示される。該設定画面
においては、まず、学習機能を有効にするか否かを選択
する。ここでは、操作者が入力部34の操作キー等を操
作して「する」を選択する。
【0083】そして、学習機能を有効にする時を操作者
が設定することができるようになっている。まず、学習
機能を有効にする期間を設定することができる。図に示
される例では、月曜日から金曜日までを設定している。
これは、車両が通勤、通学等に使用され、操作者は、通
勤、通学等に通過するエリアを高利用頻度エリアとして
特定しようとしている場合を想定したものである。すな
わち、週末に走行する場合は、通勤、通学等でないの
で、学習機能を無効にしようとしている場合を想定して
いる。なお、「月曜日」及び「金曜日」と表示されてい
る期間の始期及び終期の表示は、変更することができ、
例えば、「1月1日」及び「1月31日」のように日付
によって表示させることもできる。
【0084】また、学習機能を有効にする条件として出
発地点を設定することができる。図に示される例では、
出発地点、すなわち、車両の電源をオンにして走行を開
始する地点として自宅を設定している。これは、週日
(月曜から金曜まで)であっても、車両が自宅以外の場
所から出発した時、例えば、会社から出発した時は、通
勤でなく、会社の業務のための走行となり、通勤に通過
するエリアでないエリアを走行するので、学習機能を無
効にしようとしている場合を想定している。
【0085】さらに、学習機能を有効にする条件として
到着地点を設定することができる。図に示される例で
は、到着地点、すなわち、車両の電源をオフにして車両
を停止させる地点として会社を設定している。これは、
週日であっても、車両が会社以外の場所に到着した時、
例えば、夕刻に家族とともに自宅から出発してレストラ
ンや商店に到着した時は、通勤でなく、食事や買い物の
ための走行となり、通勤に通過するエリアでないエリア
を走行するので、学習機能を無効にしようとしている場
合を想定している。
【0086】なお、設定された前記出発地点及び到着地
点は、出発地点及び到着地点の周辺、例えば、半径50
〔m〕の地域をも含むものである。また、前記出発地点
及び到着地点だけでなく、経路途中の通過地点を設定す
ることができるようにしてもよい。そして、前記出発地
点及び到着地点の設定は、通常のナビゲーション装置で
の経路探索において目的地を設定する方法と同様の方法
で行うことができるので、説明を省略する。
【0087】このように、学習機能を有効にする条件を
あらかじめ設定すると、車両の走行が前記条件に合致し
ない場合、車両の軌跡データから得られた走行軌跡情報
を蓄積する必要がない。そのため、走行軌跡情報を蓄積
するデータ記録部16のメモリ資源を節約することがで
きる。
【0088】更に他の例として、学習機能を詳細に設定
する他の場合について説明する。
【0089】図8は本発明の実施の形態における学習機
能を詳細に設定する他の方法を示す図である。
【0090】この場合、表示部35の表示画面上に、図
に示されるような、設定画面が表示される。該設定画面
においては、まず、学習機能を有効にするか否かを選択
する。ここでは、操作者が入力部34の操作キー等を操
作して「する」を選択する。
【0091】そして、学習機能を有効にする条件として
通過地点を設定することができる。図に示される例で
は、通過地点としてデパートABC付近を設定してい
る。なお、前記デパートABCに代えて、他の建物、施
設、公園、橋等を設定することもできる。前記通過地点
の設定は、通常のナビゲーション装置での検索において
施設を設定したり登録地点を設定する方法と同様の方法
で行うことができるので、説明を省略する。
【0092】このように、経路途中の通過地点を学習機
能を有効にする条件として設定した場合、前記データ記
録部16内における走行軌跡情報を蓄積するための領域
として、通常の領域外の補助的領域を割り当てることが
望ましい。すると、車両の電源をオンにして走行を開始
した後の車両の軌跡データから得られた走行軌跡情報
は、前記補助的領域に蓄積される。そして、車両が前記
通過地点を通過した時に、蓄積された走行軌跡情報を補
助的領域から通常の領域に移し、その後に得られた走行
軌跡情報は、該通常の領域に蓄積されるようにする。こ
れにより、有用か否かが不明の情報によって、データ記
録部16内の通常の領域が占有されることがないので、
メモリ資源が有効に活用される。
【0093】なお、車両が停止して車両の電源をオフに
した後、再度、車両の電源をオンにした時点で、蓄積さ
れた走行軌跡情報を補助的領域から通常の領域に移すよ
うにしてもよい。
【0094】次に、高利用頻度エリアを特定する動作に
ついて説明する。
【0095】まず、高利用頻度エリアを特定する例とし
て、軌跡点の数に基づいて特定する場合を説明する。
【0096】図9は本発明の実施の形態における高利用
頻度エリアを軌跡点の数に基づいて特定する方法を示す
図である。
【0097】ここで、図9(a)に示されるように、A
〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点(×1)から現在地(×12)まで
走行したものとする。なお、×1〜12は、車両が所定
の距離、例えば、50〔m〕走行する度に収集した車両
の通過した軌跡点であり、該軌跡点の集合は軌跡データ
として、データ記録部16に記録される。
【0098】この場合、それぞれの前記エリアに関し
て、該エリア内に存在する軌跡点の数をカウントする
と、図9(b)に示されるようなテーブルとして、整理
することができる。ここで、該テーブルは、エリアと該
エリア中の軌跡点の数とを対応させたテーブルであり、
上から下に向かって新しいデータが入力されるようにな
っている。
【0099】そして、最初の軌跡点×1は、車両の出発
地点であり、最も古い軌跡点であり、エリアG内に存在
するので、エリアGがテーブルの最上位に位置する。続
いて、車両の通過した順にエリア及び該エリアに対応す
る軌跡点の数が入力される。
【0100】なお、エリアCは2度出現するが、これ
は、車両がエリアCを1度通過(×9、10)した後、
エリアFを通過(×11)して、再度エリアCに進入し
た(×12)ためである。
【0101】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た軌跡点に関するデータについて作成されるので、実際
には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直前
に通過した7つのエリアに関するデータだけを含むもの
である。
【0102】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した6つのエリアについての
データを抽出するものとする。すなわち、図9(b)に
示されるテーブルの中から、下から6つのエリアについ
て、エリア及び該エリアに対応する軌跡点の数を抽出す
る。そして、抽出したすべてのエリアに対応する軌跡点
の数を合計し、合計値に対する各エリアに対応する軌跡
点の数の割合を利用頻度として算出する。この結果、図
9(c)に示されるようなテーブルとして、整理するこ
とができる。
【0103】そして、図9(c)に示されるようなエリ
ア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例えば、
上位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件を満
たすエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻度エ
リアとして特定する。この場合、エリアC及びEが高利
用頻度エリアとして特定される。
【0104】次に、高利用頻度エリアを特定する他の例
として、通過距離に基づいて特定する場合を説明する。
【0105】図10は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアを通過距離に基づいて特定する方法を示す
図である。
【0106】ここで、図10(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点から現在地まで、図示される軌跡に
沿って走行したものとする。
【0107】この場合、それぞれの前記エリアに関し
て、該エリア内を通過する軌跡の長さ、すなわち、車両
の通過距離をカウントすると、図10(b)に示される
ようなテーブルとして、整理することができる。ここ
で、該テーブルは、エリアと該エリア中の通過した距離
とを対応させたテーブルであり、上から下に向かって新
しいデータが入力されるようになっている。
【0108】そして、最も古いデータである車両の出発
地点がエリアG内に存在するので、エリアGがテーブル
の最上位に位置する。続いて、車両の通過した順にエリ
ア及び該エリアに対応する通過距離が入力される。な
お、エリアCは2度出現するが、これは、車両がエリア
Cを1度通過した後、エリアFを通過して、再度エリア
Cに進入したためである。
【0109】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た通過距離に関するデータについて作成されるので、実
際には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直
前に通過した7つのエリアに関するデータだけを含むも
のである。
【0110】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した6つのエリアについての
データを抽出するものとする。すなわち、図10(b)
に示されるテーブルの中から、下から6つのエリアにつ
いて、エリア及び該エリアに対応する通過距離を抽出す
る。そして、抽出したすべてのエリアに対応する通過距
離を合計し、合計値に対する各エリアに対応する通過距
離の割合を利用頻度として算出する。この結果、図10
(c)に示されるようなテーブルとして、整理すること
ができる。
【0111】そして、図10(c)に示されるようなエ
リア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例え
ば、上位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件
を満たすエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻
度エリアとして特定する。この場合、エリアC及びEが
高利用頻度エリアとして特定される。
【0112】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、ガソリン代に基づいて特定する場合を説明
する。
【0113】図11は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアをガソリン代に基づいて特定する方法を示
す図である。
【0114】ここで、図11(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点から現在地まで、図示される軌跡に
沿って走行したものとする。
【0115】この場合、それぞれの前記エリアに関し
て、該エリア内を通過する車両が必要とするガソリン代
をカウントすると、図11(b)に示されるようなテー
ブルとして、整理することができる。なお、前記ガソリ
ン代は、走行距離を燃料消費率(単位量当りのガソリン
で走行可能な距離)で除して、ガソリン価格を乗じるこ
とにより求めることができる。ここで、該テーブルは、
エリアと該エリア中の通過した距離とを対応させたテー
ブルであり、上から下に向かって新しいデータが入力さ
れるようになっている。
【0116】そして、最も古いデータである車両の出発
地点がエリアG内に存在するので、エリアGがテーブル
の最上位に位置する。続いて、車両の通過した順にエリ
ア及び該エリアに対応するガソリン代が入力される。な
お、エリアCは2度出現するが、これは、車両がエリア
Cを1度通過した後、エリアFを通過して、再度エリア
Cに進入したためである。
【0117】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
たガソリン代に関するデータについて作成されるので、
実際には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、
直前に通過した7つのエリアに関するデータだけを含む
ものである。
【0118】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した6つのエリアについての
データを抽出するものとする。すなわち、図11(b)
に示されるテーブルの中から、下から6つのエリアにつ
いて、エリア及び該エリアに対応するガソリン代を抽出
する。そして、抽出したすべてのエリアに対応するガソ
リン代を合計し、合計値に対する各エリアに対応するガ
ソリン代の割合を利用頻度として算出する。この結果、
図11(c)に示されるようなテーブルとして、整理す
ることができる。
【0119】そして、図11(c)に示されるようなエ
リア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例え
ば、上位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件
を満たすエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻
度エリアとして特定する。この場合、エリアC及びEが
高利用頻度エリアとして特定される。
【0120】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、滞在時間に基づいて特定する場合を説明す
る。
【0121】図12は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアを滞在時間に基づいて特定する方法を示す
図である。
【0122】ここで、図12(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点から現在地まで、図示される軌跡に
沿って走行したものとする。
【0123】この場合、それぞれの前記エリアに関し
て、該エリア内を通過するのに要した時間、すなわち、
滞在時間をカウントすると、図12(b)に示されるよ
うなテーブルとして、整理することができる。この場
合、エリアへ進入した時刻を記憶しておき、エリアを退
出した時間から、進入した時刻を引くようにする。ここ
で、前記テーブルは、エリアと該エリア中の通過した距
離とを対応させたテーブルであり、上から下に向かって
新しいデータが入力されるようになっている。
【0124】そして、最も古いデータである車両の出発
地点がエリアG内に存在するので、エリアGがテーブル
の最上位に位置する。続いて、車両の通過した順にエリ
ア及び該エリアに対応する滞在時間が入力される。な
お、エリアCは2度出現するが、これは、車両がエリア
Cを1度通過した後、エリアFを通過して、再度エリア
Cに進入したためである。
【0125】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た滞在時間に関するデータについて作成されるので、実
際には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直
前に通過した7つのエリアに関するデータだけを含むも
のである。
【0126】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した6つのエリアについての
データを抽出するものとする。すなわち、図12(b)
に示されるテーブルの中から、下から6つのエリアにつ
いて、エリア及び該エリアに対応する滞在時間を抽出す
る。そして、抽出したすべてのエリアに対応する滞在時
間を合計し、合計値に対する各エリアに対応する滞在時
間の割合を利用頻度として算出する。この結果、図12
(c)に示されるようなテーブルとして、整理すること
ができる。
【0127】そして、図12(c)に示されるようなエ
リア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例え
ば、上位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件
を満たすエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻
度エリアとして特定する。この場合、エリアC及びEが
高利用頻度エリアとして特定される。
【0128】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、軌跡点に対応するエリアの出現回数に基づ
いて特定する場合を説明する。
【0129】図13は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアを軌跡点に対応するエリアの出現回数に基
づいて特定する方法を示す図である。
【0130】ここで、図13(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点(×1)から現在地(×12)まで
走行したものとする。なお、×1〜12は、車両の通過
した軌跡点である。
【0131】この場合、それぞれの前記軌跡点に関し
て、該軌跡点が存在するエリアを見出すと、図13
(b)に示されるようなテーブルとして、整理すること
ができる。ここで、該テーブルは、軌跡点と該軌跡点の
存在するエリアの名称(又はID)とを対応させたテー
ブルであり、上から下に向かって新しいデータが入力さ
れるようになっている。
【0132】そして、最初の軌跡点×1は、車両の出発
地点であり、最も古い軌跡点なので、軌跡点×1がテー
ブルの最上位に位置する。続いて、車両の通過した順に
軌跡点及び該軌跡点に対応するエリアの名称が入力され
る。
【0133】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た軌跡点に関するデータについて作成されるので、実際
には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直前
に通過した12の軌跡点に関するデータだけを含むもの
である。
【0134】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した10の軌跡点について、
エリアの出現回数をカウントする。すなわち、図13
(b)に示されるテーブルの中から、下から10の軌跡
点のそれぞれについて、該軌跡点が存在するエリアを特
定し、前記10の軌跡点について同一のエリアが特定さ
れた回数、すなわち、出現した回数をカウントする。そ
して、出現したすべてのエリアの出現回数を合計し、合
計値に対する各エリアの出現回数の割合を利用頻度とし
て算出する。この結果、図13(c)に示されるような
テーブルとして、整理することができる。
【0135】そして、図13(c)に示されるようなエ
リア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例え
ば、上位3位以内で、かつ、30〔%〕以上という条件
を満たすエリアを利用頻度の高いエリアである高利用頻
度エリアとして特定する。この場合、エリアC及びEが
高利用頻度エリアとして特定される。
【0136】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、エリアの出現回数に基づいて特定する場合
を説明する。
【0137】図14は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアをエリアの出現回数に基づいて特定する方
法を示す図である。
【0138】ここで、図14(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。そし
て、車両は出発地点(×1)から現在地(×12)まで
走行したものとする。なお、×1〜12は、車両の通過
した軌跡点である。
【0139】この場合、直前に通過したエリアを見出す
と、図14(b)に示されるようなテーブルとして、整
理することができる。ここで、前記エリアを通過したこ
とは、車両の通過した軌跡点の位置するエリアと、1つ
前の軌跡点の位置するエリアとを比較して、相違する場
合は異なるエリアに進入した、又は、1つ前のエリアか
ら退出したと判定するようになっている。なお、軌跡点
の地図上の座標と、エリア間の境界線の地図上の座標と
を比較して、エリアへの進入及び/又は退出を判定する
ようにしてもよい。
【0140】ここで、前記テーブルは、車両が通過した
エリアを順次並べたテーブルであり、上から下に向かっ
て新しいデータが入力されるようになっている。
【0141】そして、最も古いデータである車両の出発
地点がエリアG内に存在するので、エリアGがテーブル
の最上位に位置する。続いて、車両の通過した順にエリ
アの名称(又はID)が入力される。なお、エリアCは
2度出現するが、これは、車両がエリアCを1度通過し
た後、エリアFを通過して、再度エリアCに進入したた
めである。
【0142】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た軌跡点に関するデータについて作成されるので、実際
には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直前
に通過した7つのエリアに関するデータだけを含むもの
である。
【0143】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した5つのエリアについて、
エリアの出現回数をカウントする。すなわち、図14
(b)に示されるテーブルの中から、下から5つのエリ
アについて、エリアを特定し、前記11の軌跡点につい
て同一のエリアが特定された回数、すなわち、出現した
回数をカウントする。そして、出現したすべてのエリア
の出現回数を合計し、合計値に対する各エリアの出現回
数の割合を利用頻度として算出する。この結果、図14
(c)に示されるようなテーブルとして、整理すること
ができる。
【0144】そして、図14(c)に示されるようなエ
リア毎の前記利用頻度に基づいて、所定の条件、例え
ば、30〔%〕以上という条件を満たすエリアを利用頻
度の高いエリアである高利用頻度エリアとして特定す
る。この場合、エリアCが高利用頻度エリアとして特定
される。
【0145】前述された内容は、進入したエリアの識別
情報を走行したエリアの識別情報として蓄積する例を用
いて説明したが、退出したエリアの識別情報を蓄積する
ようにしてもよい。
【0146】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、エリアの通過パターンに基づいて特定する
場合を説明する。
【0147】図15は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアをエリアの通過パターンに基づいて特定す
る方法を示す図である。
【0148】ここで、図15(a)に示されるように、
A〜Iの9つのエリアが存在する場合を想定する。
【0149】この場合、直前に通過したエリアを見出す
と、図15(b)に示されるようなテーブルとして、整
理することができる。ここで、該テーブルは、車両が通
過したエリアを順次並べたテーブルであり、上から下に
向かって新しいデータが入力されるようになっている。
【0150】そして、最も古いデータである車両の出発
地点がエリアG内に存在するので、エリアGがテーブル
の最上位に位置する。続いて、車両の通過した順にエリ
アの名称(又はID)が入力される。
【0151】なお、前記テーブルは、過去の一定期間
(例えば、1週間、1ヶ月等の期間)における蓄積され
た軌跡点に関するデータについて作成されるので、実際
には長大なものであるが、ここでは説明の都合上、直前
に通過した22のエリアに関するデータだけを含むもの
である。
【0152】続いて、所定の期間内のデータを抽出す
る。ここでは、直前に通過した20のエリアについて、
エリアの出現回数をカウントする。すなわち、図15
(b)に示されるテーブルの中から、下から20のエリ
アについて、エリアを特定し、前記11の軌跡点につい
て同一のエリアが特定された回数、すなわち、出現した
回数をカウントする。そして、出現したすべてのエリア
の出現回数を合計する。そして、最も出現回数の多いエ
リアを特定する。この場合、例えば、エリアBが最も出
現回数の多いエリアの1つとして特定される。
【0153】次に、エリアBを通過する通過パターン
を、図15(b)に示されるテーブルに基づいて調べ
る。この場合、エリアBに入る直前に通過したエリア、
及び、エリアBを出た直後に通過したエリア、すなわ
ち、エリアBの前後のエリアを調べる。すると、エリア
Bの前後のエリアとして、エリアC及びエリアEが出現
する回数が多いことが分かる。
【0154】これにより、エリアC−エリアB−エリア
E又はエリアE−エリアB−エリアCという通過パター
ンの出現回数が多いことが分かる。したがって、エリア
B、エリアC及びエリアEが高利用頻度エリアとして特
定される。
【0155】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、出発地点及び到着地点が存在するエリアを
特定する場合を説明する。
【0156】図16は本発明の実施の形態における出発
地点及び到着地点が存在するエリアを特定する方法を示
す図である。
【0157】ここで、A〜Iの9つのエリアが存在する
場合を想定する。
【0158】この場合、車両の電源をオンにする出発地
点が存在するエリア、及び、車両の電源をオフにする到
着地点が存在するエリアを見出すと、図16に示される
ようなテーブルとして、整理することができる。ここ
で、該テーブルは、車両が通過したエリアを順次並べた
テーブルであり、上から下に向かって新しいデータが入
力されるようになっている。
【0159】そして、前記テーブルの中から出現回数の
多いエリアを調べると、エリアB及びエリアEが出発地
点又は到着地点としての高利用頻度エリアとして特定さ
れる。
【0160】これにより、出発地点又は到着地点として
の高利用頻度エリアを特定することができるので、例え
ば、出発地点として特定されたエリアから車両の走行を
開始した場合だけ、エリア情報抽出手段42の抽出した
情報を利用することができるようにすることができる。
【0161】また、高利用頻度エリアを特定するための
学習機能を有効にする条件として利用することもでき
る。この場合、データ記録部16内において走行軌跡情
報を蓄積するための領域として、通常の領域外の補助的
領域を割り当てる。そして、車両の電源をオンにして走
行を開始した後の車両の軌跡データから得られた走行軌
跡情報は、前記補助的領域に蓄積される。そして、車両
が停止して車両の電源をオフにした後、再度、車両の電
源をオンにした時点で、最初に車両の電源をオンにして
走行を開始した地点が出発地点として特定されたエリア
内に存在し、かつ、車両の電源をオフにした地点が前記
到着地点として特定されたエリア内に存在したことが分
かった場合に、蓄積された走行軌跡情報を補助的領域か
ら通常の領域に移すようにする。
【0162】これにより、有用か否かが不明の情報によ
って、データ記録部16内の通常の領域が占有されるこ
とがないので、メモリ資源が有効に活用される。
【0163】次に、高利用頻度エリアを特定する更に他
の例として、出発地点及び到着地点が存在するエリアを
利用する場合を説明する。
【0164】図17は本発明の実施の形態における出発
地点及び到着地点が存在するエリアを利用する方法を示
す第1の図、図18は本発明の実施の形態における出発
地点及び到着地点が存在するエリアを利用する方法を示
す第2の図である。
【0165】ここでは、前述された図14(b)に示さ
れるようなテーブルを作成する場合を想定する。
【0166】まず、車両が走行したデータである、走行
データA、走行データB及び走行データCから、それぞ
れ、図17(a)、17(b)及び17(c)に示され
るようなテーブルが得られたものとする。
【0167】ここで、図17(a)及び17(b)に示
されるテーブルから、走行データAにおける到着地点の
存在するエリアと走行データBにおける出発地点の存在
するエリアとが同一であり、かつ、走行データAにおけ
る出発地点の存在するエリアと走行データBにおける到
着地点の存在するエリアとが同一であることが分かる。
この場合、前記図17(a)及び17(b)に示される
テーブルを結合して、図18(a)に示されるようなテ
ーブルにすることができる。これにより、データ記録部
16内においてテーブルを記憶するための領域を狭くす
ることができるので、メモリ資源を節約することができ
る。
【0168】なお、走行データCは、図17(c)に示
されるように、走行データA及び走行データBのように
結合することができないので、図18(b)に示される
ようなテーブルとする。
【0169】次に、高利用頻度エリアに関する情報を利
用する動作について説明する。
【0170】まず、高利用頻度エリアの渋滞情報を利用
する動作について説明する。
【0171】図19は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリアに関する渋滞情報を利用する方法を示す第
1の図、図20は本発明の実施の形態における高利用頻
度エリアに関する渋滞情報を利用する方法を示す第2の
図、図21は本発明の実施の形態における高利用頻度エ
リアに関する渋滞情報を利用する動作を示すフローチャ
ートである。
【0172】まず、操作者が車両の電源をオンにする
と、利用頻度算出手段27は、データ記録部16にアク
セスして、走行軌跡情報が蓄積されているか否かを判断
する。そして、走行軌跡情報が蓄積されている場合、該
走行軌跡情報に基づいて、エリア毎の利用頻度を算出す
る。すると、高頻度エリア特定手段28が前記利用頻度
に基づき、所定の基準にしたがって、高利用頻度エリア
を特定する。なお、高利用頻度エリアを特定する動作の
詳細は、前述されたとおりである。
【0173】続いて、表示部35の表示画面上に、図1
9に示されるような、設定画面が表示されるので、操作
者が入力部34の操作キー等を操作して「する」を選択
する。
【0174】すると、エリア情報抽出手段42は、通信
部38が受信した情報の中から、特定された前記高利用
頻度エリアの渋滞情報を抽出する。そして、表示制御手
段29は、表示部35の表示画面上に、図20に示され
るように、高利用頻度エリアの渋滞情報を表示させる。
この場合、高利用頻度エリアの地図を表示し、前記地図
上に渋滞情報を重ねて表示するようにしてもよい。
【0175】これにより、通勤、買い物等のために普段
車両を走行させるエリアの渋滞情報が操作者に提供され
る。
【0176】また、渋滞情報以外の情報を利用すること
ができるようにしてもよい。例えば、交通規制、交通事
故等に関する交通情報や、施設やランドマーク等に関す
る情報であってもよい。そして、前記情報は、高利用頻
度エリアの地図の外に表示されるようにしても、前記地
図の上に重ねて表示されるようにしてもよい。
【0177】なお、図16〜18に示される例において
説明したような、出発地点として特定されたエリアから
車両の走行を開始した場合だけ、高利用頻度エリアの渋
滞情報が表示されるようにすることもできる。
【0178】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS11 走行軌跡情報が蓄積されているか否か
を判断する。蓄積されている場合はステップS12に進
み、蓄積されていない場合は処理を終了する。 ステップS12 走行軌跡情報に基づいて高利用頻度エ
リアを特定する。 ステップS13 高利用頻度エリアを特定することがで
きたか否かを判断する。特定することができた場合はス
テップS14に進み、特定することができない場合は処
理を終了する。 ステップS14 情報を取得する。 ステップS15 高利用頻度エリアの情報であるか否か
を判断する。高利用頻度エリアの情報である場合はステ
ップS16に進み、高利用頻度エリアの情報でない場合
は処理を終了する。 ステップS16 表示部35の表示画面に情報を表示す
る。
【0179】次に、高利用頻度エリアの施設やイベント
に関する情報を利用する動作について説明する。
【0180】図22は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリア内に存在する施設の検索結果の表示例を示
す図である。
【0181】この場合、操作者は、普段買い物に出かけ
るエリア内のデパート、スーパー等の中で特売を行って
いる店で買い物をしようと考えていたり、近所でお祭り
や催し物があれば行ってみたいと考えているものと想定
する。
【0182】なお、検索する情報が施設やイベントに関
する情報である点を除いては、前述された渋滞情報を利
用する動作と同様であるので、説明は省略する。
【0183】そして、表示部35の表示画面上に、図に
示されるように、高利用頻度エリア内の施設の情報が表
示される。
【0184】これにより、通勤、買い物等のために普段
車両を走行させるエリアの施設やイベントに関する情報
が操作者に提供される。
【0185】次に、高利用頻度エリア以外のエリアに存
在する施設を検索する動作について説明する。
【0186】図23は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリア以外のエリアに存在する施設を検索する方
法を示す図、図24は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリア以外のエリアに存在する施設を検索する動
作を示すフローチャートである。
【0187】まず、操作者が周辺施設を検索する操作を
行うと、表示部35の表示画面上に、図23に示される
ような、設定画面が表示される。
【0188】この場合、操作者は、例えば、気分転換に
新規なレストランで食事をしようと考えていたり、今ま
で行ったことのないデパートで買い物をしようと考えて
いて、普段車両を走行させることのないエリア、すなわ
ち、利用頻度の低いエリア内の施設を検索したいと考え
ているものと想定する。
【0189】そして、操作者は入力部34の操作キー等
を操作して「する」を選択する。
【0190】続いて、利用頻度算出手段27は、データ
記録部16にアクセスして、走行軌跡情報が蓄積されて
いるか否かを判断する。そして、走行軌跡情報が蓄積さ
れている場合、該走行軌跡情報に基づいて、エリア毎の
利用頻度を算出する。すると、高頻度エリア特定手段2
8が前記利用頻度に基づき、所定の基準にしたがって、
高利用頻度エリアを特定する。なお、高利用頻度エリア
を特定する動作の詳細は、前述されたとおりである。
【0191】次に、高頻度エリア特定手段28は、前記
利用頻度に基づき、各エリアを利用頻度の降順に、すな
わち、下に行くほど利用頻度が低くなるように、並べ替
えたリストを作成する。そして、高頻度エリア特定手段
28は、前記リストに基づいて、施設を検索する対象と
なるエリアが高利用頻度エリアであるか否かを判断す
る。
【0192】次に、検索手段は、前記高頻度エリア特定
手段28が高利用頻度エリアでないと判断したエリアを
対象にして、該エリア内の施設を検索する。そして、検
索結果が、表示部35の表示画面上に表示される。
【0193】ここで、前記図示されない検索の対象を設
定する場合、操作者が施設の名称、デパート、レストラ
ン、娯楽施設等の施設の種類、施設の存在する地域名等
を操作キーにより入力することによって操作者により入
力された情報と利用頻度により選択されたエリアの地理
情報に基づいて施設を検索することができるようにする
ことが望ましい。この場合、例えば、名称の最初の文
字、例えば、「あ」を選択すると、最初の文字が「あ」
である名称の施設がすべてリストアップされ、次に、2
番目の文字、例えば、「い」を選択すると前記リストア
ップされた施設の中から2番目の文字が「い」である名
称の施設が絞り込まれるような、絞り込み検索が可能で
あることが望ましい。なお、検索の対象の設定の方法、
検索結果の表示の方法等は、通常のナビゲーション装置
における周辺施設検索の場合と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0194】これにより、操作者が通勤、買い物等のた
めに普段車両を走行させるエリア以外のエリア、すなわ
ち、利用頻度の低いエリア内の施設の検索結果が操作者
に提供される。
【0195】なお、操作者が施設名称等を入力した後
に、高利用頻度エリア外の施設を検索する意思を入力す
ると、施設名称により検索された施設の中から、エリア
の地理情報により、操作者の希望に合う施設の絞り込み
を行うようにしてもよい。
【0196】これにより、高利用頻度エリアの地理情報
により絞り込まれた施設の名称がリスト表示される。そ
して、リストの中から操作者が施設を選択すると選択さ
れた施設の位置座標を基準に地図を表示する。そして、
その地図上で操作者により指定された地点を目的地に設
定する、あるいは、リストから操作者が選択した施設を
自動的に目的地に設定し、該目的地までの経路を探索す
る。経路が探索されると、経路に沿った案内を行うこと
ができる。
【0197】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 検索機能を開始する。 ステップS22 走行軌跡情報が蓄積されているか否か
を判断する。蓄積されている場合はステップS23に進
み、蓄積されていない場合は処理を終了する。 ステップS23 走行軌跡情報に基づいて高利用頻度エ
リアを特定する。 ステップS24 高利用頻度エリアを特定することがで
きたか否かを判断する。 特定することができた場合はステップS25に進み、特
定することができない場合は処理を終了する。 ステップS25 各エリアを利用頻度の降順に並べ替え
る。 ステップS26 ステップS29までの動作を周辺施設
検索を行うエリアの数だけ繰り返す。 ステップS27 エリアは高利用頻度エリアであるか否
かを判断する。高利用頻度エリアである場合はステップ
S29に進み、高利用頻度エリアでない場合はステップ
S28に進む。 ステップS28 エリア内の施設を検索する。 ステップS29 ステップS26からの動作が周辺施設
検索を行うエリアの数だけ繰り返されたならば、次に進
む。
【0198】次に、高利用頻度エリア内を通るような経
路を探索する動作について説明する。
【0199】図25は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリア内を通る経路を探索する方法を示す図、図
26は本発明の実施の形態における高利用頻度エリア内
を通る経路を探索する動作を示すフローチャートであ
る。
【0200】まず、操作者が経路を探索する操作を行う
と、表示部35の表示画面上に、図25に示されるよう
な、設定画面が表示される。
【0201】この場合、操作者は、例えば、ドライブ等
で遠出した場合の帰路において、多少遠回りであって
も、できるだけ見慣れたエリア内を走行して帰宅したい
と考えていたり、会社の業務等でどこかに出かける場合
に、できるだけ見慣れたエリア内を走行して目的地に到
達したいと考えているものと想定する。
【0202】そして、操作者は入力部34の操作キー等
を操作して「する」を選択する。
【0203】続いて、利用頻度算出手段27は、データ
記録部16にアクセスして、走行軌跡情報が蓄積されて
いるか否かを判断する。そして、該走行軌跡情報が蓄積
されている場合、該走行軌跡情報に基づいて、エリア毎
の利用頻度を算出する。すると、高頻度エリア特定手段
28が前記利用頻度に基づき、所定の基準にしたがっ
て、高利用頻度エリアを特定する。なお、高利用頻度エ
リアを特定する動作の詳細は、前述されたとおりであ
る。
【0204】次に、探索手段は、まず、前記高頻度エリ
ア内の道路の探索コストを低く設定する。これにより、
経路探索を行った時、前記高頻度エリア内の道路が探索
される蓋(がい)然性が高くなる。続いて、前記探索手
段は、目的地として設定された地点までの経路を探索す
る。そして、探索結果が、表示部35の表示画面上に表
示される。なお、経路探索の目的地や条件を設定する方
法、探索結果の表示の方法等は、通常のナビゲーション
装置における経路探索の場合と同様であるので、説明を
省略する。
【0205】また、高利用頻度エリア内の道路の代わり
に、高利用頻度エリアの境界線と交わる道路の探索コス
トを低く設定してもよい。
【0206】これにより、操作者が通勤、買い物等のた
めに普段車両を走行させるエリア、すなわち、利用頻度
の高いエリア内をできる限り通過する経路が探索されて
操作者に提供される。
【0207】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS31 探索機能を開始する。 ステップS32 走行軌跡情報が蓄積されているか否か
を判断する。蓄積されている場合はステップS33に進
み、蓄積されていない場合はステップS36に進む。 ステップS33 走行軌跡情報に基づいて高利用頻度エ
リアを特定する。 ステップS34 高利用頻度エリアを特定することがで
きたか否かを判断する。特定することができた場合はス
テップS35に進み、特定することができない場合はス
テップS36に進む。 ステップS35 高利用頻度エリア内の道路の探索コス
トを低くする。 ステップS36 経路を探索する。
【0208】次に、高利用頻度エリア内に存在する施設
を検索する動作について説明する。
【0209】図27は本発明の実施の形態における高利
用頻度エリア内に存在する施設を検索する動作を示すフ
ローチャートである。
【0210】まず、操作者が周辺施設を検索するための
操作を行う。
【0211】この場合、操作者は、例えば、通勤経路に
近いエリア内の医院に通勤の途中で通院しようと考えて
いたり、通学経路に近いエリア内のレストランで食事を
しようと考えているものと想定する。
【0212】そして、操作者は入力部34の操作キー等
を操作して、高利用頻度エリア内の施設を優先する検索
を行わせる。
【0213】続いて、利用頻度算出手段27は、データ
記録部16にアクセスして、走行軌跡情報が蓄積されて
いるか否かを判断する。そして、該走行軌跡情報が蓄積
されている場合、該走行軌跡情報に基づいて、エリア毎
の利用頻度を算出する。すると、高頻度エリア特定手段
28が前記利用頻度に基づき、所定の基準にしたがっ
て、高利用頻度エリアを特定する。なお、高利用頻度エ
リアを特定する動作の詳細は、前述されたとおりであ
る。
【0214】次に、高頻度エリア特定手段28は、前記
利用頻度に基づき、各エリアを利用頻度の降順に、すな
わち、下に行くほど利用頻度が低くなるように、並べ替
えたリストを作成する。そして、高頻度エリア特定手段
28は、前記リストに基づいて、施設を検索する対象と
なるエリアが高利用頻度エリアであるか否かを判断す
る。
【0215】次に、検索手段は、前記高頻度エリア特定
手段28が高利用頻度エリアであると判断したエリアを
対象にして、該エリア内の施設を検索する。そして、検
索結果が、表示部35の表示画面上に表示される。
【0216】ここで、前記図示されない検索の対象を設
定する場合、操作者が施設の名称、デパート、レストラ
ン、娯楽施設等の施設の種類、施設の存在する地域名等
を操作キーにより入力することによって操作者により入
力された情報と利用頻度により選択されたエリアの地理
情報に基づいて施設を検索することができるようにする
ことが望ましい。この場合、例えば、名称の最初の文
字、例えば、「あ」を選択すると、最初の文字が「あ」
である名称の施設がすべてリストアップされ、次に、2
番目の文字、例えば、「い」を選択すると前記リストア
ップされた施設の中から2番目の文字が「い」である名
称の施設が絞り込まれるような、絞り込み検索が可能で
あることが望ましい。なお、検索の対象の設定の方法、
検索結果の表示の方法等は、通常のナビゲーション装置
における周辺施設検索の場合と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0217】これにより、操作者が通勤、買い物等のた
めに普段車両を走行させるエリア、すなわち、利用頻度
の高いエリア内の施設の検索結果が操作者に提供され
る。
【0218】なお、操作者が施設名称等を入力した後
に、高利用頻度エリア内の施設を検索する意思を入力す
ると、施設名称により検索された施設の中から、エリア
の地理情報により、操作者の希望に合う施設の絞り込み
を行うようにしてもよい。
【0219】これにより、高利用頻度エリアの地理情報
により絞り込まれた施設の名称がリスト表示される。そ
して、リストの中から操作者が施設を選択すると選択さ
れた施設の位置座標を基準に地図を表示する。そして、
その地図上で操作者により指定された地点を目的地に設
定する、あるいは、リストから操作者が選択した施設を
自動的に目的地に設定し、該目的地までの経路を探索す
る。経路が探索されると、経路に沿った案内を行うこと
ができる。
【0220】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS41 検索機能を開始する。 ステップS42 走行軌跡情報が蓄積されているか否か
を判断する。蓄積されている場合はステップS43に進
み、蓄積されていない場合は処理を終了する。 ステップS43 走行軌跡情報に基づいて高利用頻度エ
リアを特定する。 ステップS44 高利用頻度エリアを特定することがで
きたか否かを判断する。特定することができた場合はス
テップS45に進み、特定することができない場合は処
理を終了する。 ステップS45 各エリアを利用頻度の降順に並べ替え
る。 ステップS46 ステップS48までの動作を高利用頻
度エリアの数だけ繰り返す。 ステップS47 エリア内の施設を検索する。 ステップS48 施設の数は所定数以上であるか否かを
判断する。所定数以上である場合はステップS49に進
み、所定数以上でない場合は処理を終了する。 ステップS49 ステップS46からの動作が高利用頻
度エリアの数だけ繰り返されたならば、次に進む。
【0221】次に、車両の予測進行方向に位置する高利
用頻度エリアの情報を利用する動作について説明する。
【0222】図28は本発明の実施の形態における進行
方向に位置する高利用頻度エリアを予測する方法を示す
図である。
【0223】この場合、走行している車両が次に進入す
る高利用頻度エリアを予測して、すなわち、予測進行高
利用頻度エリアを判断して、該予測進行高利用頻度エリ
アに関する交通情報、施設やイベントの情報等を提供す
ることができるようにする。これにより、必要性の高い
情報だけが操作者に提供される。
【0224】まず、図において、出発地点からの走行経
路の向きは、であり、エリアHを向いているので、予
測進行高利用頻度エリアはエリアHであると判断され
る。すると、エリア情報抽出手段42は、通信部38が
受信した情報の中からエリアHの情報を抽出する。そし
て、表示制御手段29は、表示部35の表示画面上に、
エリアHの情報を表示させる。
【0225】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アIを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアIであると判断される。そして、表示部35の表示
画面上に、エリアIの情報が表示される。
【0226】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アEを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアEであると判断される。そして、表示部35の表示
画面上に、エリアEの情報が表示される。
【0227】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アFを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアFであると判断される。そして、表示部35の表示
画面上に、エリアFの情報が表示される。
【0228】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アBを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアBであると判断される。そして、表示部35の表示
画面上に、エリアBの情報が表示される。
【0229】このようにして、予測進行高利用頻度エリ
アの情報が提供されるので、操作者は必要性の高い情報
だけを得ることができる。
【0230】また、予測進行高利用頻度エリアを複数定
めることもできる。
【0231】まず、出発地点からの走行経路の向きは、
であり、エリアHを向いているので、予測進行高利用
頻度エリアは、エリアH、並びに、両側に位置するエリ
アE及びエリアJであると判断される。すると、エリア
情報抽出手段42は、通信部38が受信した情報の中か
らエリアE、エリアH及びエリアJの情報を抽出する。
そして、表示制御手段29は、表示部35の表示画面上
に、エリアE、エリアH及びエリアJの情報を表示させ
る。
【0232】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アIを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアF、エリアI及びエリアKであると判断される。そ
して、表示部35の表示画面上に、エリアF、エリアI
及びエリアKの情報が表示される。
【0233】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アEを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアD、エリアE及びエリアFであると判断される。そ
して、表示部35の表示画面上に、エリアD、エリアE
及びエリアFの情報が表示される。
【0234】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アFを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアC、エリアF及びエリアIであると判断される。そ
して、表示部35の表示画面上に、エリアC、エリアF
及びエリアIの情報が表示される。
【0235】次に、走行経路の向きがとなると、エリ
アBを向いているので、予測進行高利用頻度エリアはエ
リアA、エリアB及びエリアCであると判断される。そ
して、表示部35の表示画面上に、エリアA、エリアB
及びエリアCの情報が表示される。
【0236】このようにして、予測進行高利用頻度エリ
アとして複数のエリアが定められるので、予測が外れる
可能性を低くすることができる。
【0237】このように、本実施の形態においては、蓄
積された走行軌跡情報に基づいて、高利用頻度エリアを
特定するようになっている。
【0238】したがって、操作者が普段走行するエリア
を的確に高利用頻度エリアとして特定することができ
る。そのため、前記高利用頻度エリアの各種情報を提供
したり、高利用頻度エリア内の施設を検索したり、高利
用頻度エリア内を優先的に通過する経路を探索すること
もできる。
【0239】さらに、前記高利用頻度エリアを除外した
エリアの各種情報を提供したり、高利用頻度エリアを除
外したエリア内の施設を検索したり、高利用頻度エリア
外を優先的に通過する経路を探索することもできる。
【0240】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0241】例えば、本発明は、ナビゲーションのため
にコンピュータを、操作者の地図利用に関する履歴情報
を記憶する記憶手段、所定期間内の履歴情報に対するエ
リア毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度算出手段、
及び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリア
を特定するエリア特定手段として機能させるナビゲーシ
ョンプログラム、ナビゲーションのためにコンピュータ
を、エリアへの進入及び/又は退出を判定する判定手
段、前記判定結果に基づいて走行したエリアの識別情報
を記憶する記憶手段、記憶された前記識別情報に基づい
てエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出手段、及
び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを
特定するエリア特定手段として機能させるナビゲーショ
ンプログラム、並びに、ナビゲーションのためにコンピ
ュータを、外部から情報を受信する通信手段、操作者の
地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段、記憶さ
れた履歴情報に基づいてエリアの利用頻度を算出する利
用頻度算出手段、該利用頻度算出手段の算出結果に基づ
いてエリアを特定するエリア特定手段、及び、前記情報
の中から前記特定されたエリアの情報を抽出するエリア
情報抽出手段として機能させるナビゲーションプログラ
ムを含むものである。
【0242】さらに、本発明は、ナビゲーションのため
にコンピュータを、操作者の地図利用に関する履歴情報
を記憶する記憶手段、所定期間内の履歴情報に対するエ
リア毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度算出手段、
及び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリア
を特定するエリア特定手段として機能させるナビゲーシ
ョンプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体、ナビゲーションのためにコンピュータを、エ
リアへの進入及び/又は退出を判定する判定手段、前記
判定結果に基づいて走行したエリアの識別情報を記憶す
る記憶手段、記憶された前記識別情報に基づいてエリア
の利用頻度を算出する利用頻度算出手段、及び、該利用
頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを特定するエ
リア特定手段として機能させるナビゲーションプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並
びに、ナビゲーションのためにコンピュータを、外部か
ら情報を受信する通信手段、操作者の地図利用に関する
履歴情報を記憶する記憶手段、記憶された履歴情報に基
づいてエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出手段、
該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを特定
するエリア特定手段及び、前記情報の中から前記特定さ
れたエリアの情報を抽出するエリア情報抽出手段として
機能させるナビゲーションプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を含むものである。
【0243】
【発明の効果】本発明によれば、エリアの利用頻度に基
づいて、エリアを特定し、該エリアの各種情報を利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の動作の概略を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の概念図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の機能を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における学習機能を常時有
効にさせる方法を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における車両を停止させて
車両の電源をオフにする時まで学習機能を有効にさせる
方法を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における一時的に学習機能
を解除させる方法を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における学習機能を詳細に
設定する方法を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における学習機能を詳細に
設定する他の方法を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における高利用頻度エリア
を軌跡点の数に基づいて特定する方法を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アを通過距離に基づいて特定する方法を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アをガソリン代に基づいて特定する方法を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アを滞在時間に基づいて特定する方法を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アを軌跡点に対応するエリアの出現回数に基づいて特定
する方法を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アをエリアの出現回数に基づいて特定する方法を示す図
である。
【図15】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アをエリアの通過パターンに基づいて特定する方法を示
す図である。
【図16】本発明の実施の形態における出発地点及び到
着地点が存在するエリアを特定する方法を示す図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態における出発地点及び到
着地点が存在するエリアを利用する方法を示す第1の図
である。
【図18】本発明の実施の形態における出発地点及び到
着地点が存在するエリアを利用する方法を示す第2の図
である。
【図19】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アに関する渋滞情報を利用する方法を示す第1の図であ
る。
【図20】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アに関する渋滞情報を利用する方法を示す第2の図であ
る。
【図21】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
アに関する渋滞情報を利用する動作を示すフローチャー
トである。
【図22】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア内に存在する施設の検索結果の表示例を示す図であ
る。
【図23】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア以外のエリアに存在する施設を検索する方法を示す図
である。
【図24】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア以外のエリアに存在する施設を検索する動作を示すフ
ローチャートである。
【図25】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア内を通る経路を探索する方法を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア内を通る経路を探索する動作を示すフローチャートで
ある。
【図27】本発明の実施の形態における高利用頻度エリ
ア内に存在する施設を検索する動作を示すフローチャー
トである。
【図28】本発明の実施の形態における進行方向に位置
する高利用頻度エリアを予測する方法を示す図である。
【符号の説明】
14 ナビゲーション装置 27 利用頻度算出手段 28 エリア特定手段 29 表示制御手段 38 通信部 42 エリア情報抽出手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB07 HB22 HB24 HB25 HC15 HC16 HC27 HC31 HD26 2F029 AA02 AB01 AB07 AC06 AC14 AC18 AC20 5H180 AA01 BB05 BB12 BB13 BB15 FF04 FF05 FF10 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作者の地図利用に関する履歴情報を記憶
    する記憶手段と、所定期間内の履歴情報に対するエリア
    毎の履歴情報の割合を算出する利用頻度算出手段と、該
    利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを特定す
    るエリア特定手段とを有することを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  2. 【請求項2】前記履歴情報は、前記エリア毎に記憶され
    る請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】前記履歴情報は、軌跡の数、通過距離又は
    滞在時間である請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】前記エリア特定手段は、前記利用頻度算出
    手段により算出された値が基準値以上のエリアを高利用
    頻度エリアとすることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】エリアへの進入及び/又は退出を判定する
    判定手段と、前記判定結果に基づいて走行したエリアの
    識別情報を記憶する記憶手段と、記憶された前記識別情
    報に基づいてエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出
    手段と、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリ
    アを特定するエリア特定手段とを有することを特徴とす
    るナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】前記エリア特定手段は、前記識別情報に基
    づいたエリアへの進入及び/又は退出の利用頻度を算出
    し、算出された割合に基づいて高利用頻度エリアを特定
    する請求項5に記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】前記エリア特定手段は、前記利用頻度が所
    定条件を満たすエリアの前後に通過するエリアも特定す
    る請求項5又は6に記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】外部から情報を受信する通信手段と、操作
    者の地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶手段と、
    記憶された履歴情報に基づいてエリアの利用頻度を算出
    する利用頻度算出手段と、該利用頻度算出手段の算出結
    果に基づいてエリアを特定するエリア特定手段と、前記
    情報の中から前記特定されたエリアの情報を抽出するエ
    リア情報抽出手段とを有することを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  9. 【請求項9】前記情報は、交通情報である請求項9に記
    載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】抽出された前記エリアの情報を、地図と
    共に表示させる表示制御手段を有する請求項9又は10
    に記載のナビゲーション装置。
  11. 【請求項11】抽出された前記エリアの情報を、利用頻
    度の高い順に表示させる表示制御手段を有する請求項9
    又は10に記載のナビゲーション装置。
  12. 【請求項12】ナビゲーションのためにコンピュータ
    を、操作者の地図利用に関する履歴情報を記憶する記憶
    手段、所定期間内の履歴情報に対するエリア毎の履歴情
    報の割合を算出する利用頻度算出手段、及び、該利用頻
    度算出手段の算出結果に基づいてエリアを特定するエリ
    ア特定手段として機能させるナビゲーションプログラ
    ム。
  13. 【請求項13】ナビゲーションのためにコンピュータ
    を、エリアへの進入及び/又は退出を判定する判定手
    段、前記判定結果に基づいて走行したエリアの識別情報
    を記憶する記憶手段、記憶された前記識別情報に基づい
    てエリアの利用頻度を算出する利用頻度算出手段、及
    び、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエリアを
    特定するエリア特定手段として機能させるナビゲーショ
    ンプログラム。
  14. 【請求項14】ナビゲーションのためにコンピュータ
    を、外部から情報を受信する通信手段、操作者の地図利
    用に関する履歴情報を記憶する記憶手段、記憶された履
    歴情報に基づいてエリアの利用頻度を算出する利用頻度
    算出手段、該利用頻度算出手段の算出結果に基づいてエ
    リアを特定するエリア特定手段、及び、前記情報の中か
    ら前記特定されたエリアの情報を抽出するエリア情報抽
    出手段として機能させるナビゲーションプログラム。
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