JP2002350001A - サブクールタイプコンデンサ - Google Patents

サブクールタイプコンデンサ

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JP2002350001A
JP2002350001A JP2001152248A JP2001152248A JP2002350001A JP 2002350001 A JP2002350001 A JP 2002350001A JP 2001152248 A JP2001152248 A JP 2001152248A JP 2001152248 A JP2001152248 A JP 2001152248A JP 2002350001 A JP2002350001 A JP 2002350001A
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subcooled
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Kenichi Wada
賢一 和田
Taiyoku Watase
大翼 渡瀬
Shigeru Okada
茂 岡田
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Sanden Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/16Receivers
    • F25B2400/162Receivers characterised by the plug or stop

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液冷媒一時貯留部の端部の蓋体の着脱容易性
を向上することにより、メンテナンス効率を向上できる
サブクールタイプコンデンサを提供する。 【解決手段】 2本のヘッダ間を並行に延びる複数の熱
交換チューブで連通したコンデンサであって、該コンデ
ンサを、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コ
アで凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコア
とに区画し、サブクールコアの入口側に液冷媒一時貯留
部を有するとともに、該液冷媒一時貯留部に乾燥剤を交
換可能に収納するサブクールタイプコンデンサにおい
て、前記液冷媒一時貯留部の、前記乾燥剤を出し入れす
る側の端部を閉塞する蓋体に径方向に突出する突起を設
けるとともに、前記端部に、突起が挿入される挿入部
と、蓋体を端部の周方向に所定量だけ回転させることに
より該蓋体の突起と係合する係合部を設け、前記端部に
蓋体を着脱可能に固定したことを特徴とするサブクール
タイプコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブクールタイプ
コンデンサに関し、より詳しくは液冷媒一時貯留部に乾
燥剤を交換可能に収納するサブクールタイプコンデンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コア
と、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷媒をさらに過冷却す
るサブクールコアとを、全体として一つのコンデンサに
構成したサブクールタイプコンデンサが知られている。
従来のサブクールタイプコンデンサにおいては、該コン
デンサを組み込んだ冷媒回路中の水分除去のため液冷媒
一時貯留部に乾燥剤等を含む水分除去機能部品を設ける
必要がある。このような水分除去機能部品は、通常、液
冷媒一時貯留部として機能するサブクールコアの入口側
に位置する一方のヘッダに並設された受液器内に設けら
れている。
【0003】ところで、上記乾燥剤は経時的に機能が劣
化したり、あるいはフィルタに目詰りが生じるおそれも
ある。このため、定期的なメンテナンスが必要になるの
で、受液器の少なくとも乾燥剤を出し入れする側の端部
は、着脱可能に固定される蓋体により開閉可能になって
いる。
【0004】たとえば、図27に示すように受液器70
の端部にねじ溝が螺刻された穴71を有するフランジ7
2を接合し、ねじ73を介して蓋体74で受液器70の
端部を閉塞する方法。あるいは、図28に示すように受
液器75の端部に、内周にねじ溝77が螺刻された円筒
状のフランジ76を接合し、該フランジ76にねじ山7
9が螺刻された蓋体78を螺合する方法等が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
27のような蓋体の固定構造においては、蓋体74およ
びフランジ72の双方をねじ73で螺合する必要がある
ため、フランジ72に穴71が設けられた接合部80を
形成するとともに、フランジ72にもねじ73が挿通さ
れる穴82を有する接合部81を形成する必要があるた
め、接合部の占有スペースが増大するおそれがある。一
方、図28のような蓋体の固定構造においても、蓋体7
8をねじ結合しており、充分な接合強度を確保するため
には、ねじ部をある程度、長くしなくてはならないた
め、その分、接合部80の厚みが増し受液器自体、ひい
てはコンデンサ全体の長さや重量が増大するおそれがあ
る。また、両固定構造ともにねじによる固定構造である
ため、メンテナンス効率が著しく低下するおそれがあ
る。
【0006】本発明の課題は、ヘッダパイプの端部を容
易にしかも確実に気密状態に閉塞することができ、メン
テナンス効率を向上することのできる凝縮器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のサブクールタイプコンデンサは、2本のヘ
ッダ間を並行に延びる複数の熱交換チューブで連通した
コンデンサであって、該コンデンサを、冷媒を凝縮する
冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コアで凝縮された冷媒をさ
らに過冷却するサブクールコアとに区画し、サブクール
コアの入口側に液冷媒一時貯留部を有するとともに、該
液冷媒一時貯留部に乾燥剤を交換可能に収納するサブク
ールタイプコンデンサにおいて、前記液冷媒一時貯留部
の、前記乾燥剤を出し入れする側の端部を閉塞する蓋体
に径方向に突出する突起を設けるとともに、前記端部
に、突起が挿入される挿入部と、蓋体を端部の周方向に
所定量だけ回転させることにより該蓋体の突起と係合す
る係合部を設け、前記端部に蓋体を着脱可能に固定した
ことを特徴とするものからなる。
【0008】上記挿入部および係合部は、乾燥剤を出し
入れする側の端部に接合(たとえば、ろう付け、溶接、
接着等)された円筒体に設けることができる。このよう
な態様においては、係合部を円筒体の内側に周方向に延
びる突設部から形成し、挿入部を突設部同士の隙間から
形成することができる。また、突設部には蓋体の突起と
嵌合する嵌合部を形成することが好ましい。嵌合部を形
成すれば、蓋体の回転を規制することができるので、上
記係合状態が形成された後に蓋体が回転して突起が挿入
部に重なり蓋体が所定の固定位置からずれる不都合を解
消することができる。
【0009】また、上記挿入部および係合部は、乾燥剤
を出し入れする側の端部に一体に設けることもできる。
このような態様においては、係合部を端部に拡径した拡
径部から形成し、挿入部を端部の位置でを切り欠いた切
り欠き部から形成することができる。
【0010】上記蓋体の突起は、該蓋体に一体に形成し
てもよく、また別体に形成してもよい。
【0011】また、本発明は、液冷媒貯留部が、サブク
ールコアの入口側に位置する一方のヘッダ自身の内部に
形成されるサブクールタイプコンデンサ。あるいは、液
冷媒一時貯留部が、サブクールコアの入口部に位置する
一方のヘッダに一体的に並設された受液器からなるサブ
クールタイプコンデンサの双方に適用することができ
る。
【0012】上記のようなサブクールタイプコンデンサ
においては、蓋体の径方向に突出する突起と、端部の挿
入部との位置を合わせた状態で、蓋体を端部に挿入し該
蓋体を所定量だけ回転させれば、突起が係合部に強固に
係合されるので、蓋体を端部に精度よくしかも強固に固
定できる。また、蓋体を回転させ、蓋体の突起の位置を
挿入部に合わせて引き抜けば簡単に蓋体を取り外すこと
ができる。つまり、蓋体を乾燥剤を出し入れする端部に
容易に着脱することができるので、メンテナンス効率を
大幅に向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明サブクールタイプコ
ンデンサの望ましい実施の形態について、図面を参照し
て説明する。図1は、本発明が適用されるサブクールタ
イプコンデンサの外観を示している。図において、1は
サブクールタイプコンデンサを示している。サブクール
タイプコンデンサ1は、上下方向に互いに並行に延びる
第2のヘッダ2および第1のヘッダ3と、両ヘッダ2、
3間を連通する、並行に延びる複数の熱交換チューブ4
を有している。各熱交換チューブ4間およびそれらの最
外層部には、コルゲートタイプのフィン5が設けられて
いる。第2のヘッダ2の上部には、冷媒の入口パイプ6
が、下部に冷媒の出口パイプ7が、それぞれ設けられて
いる。
【0014】第2のヘッダ2内には仕切板8が設けられ
ており、該仕切板8により、第2のヘッダ2内が上部空
間と下部空間とに区画されている。この仕切板8によ
り、上記複数の熱交換チューブ4の配設領域が、コンデ
ンサ1に導入されてきた冷媒を凝縮する冷媒凝縮コア9
と、該冷媒凝縮コア9で凝縮された冷媒をさらに過冷却
するサブクールコア10とに区画されている。すなわ
ち、一体に形成された第2のヘッダ2内に仕切板8を設
けることにより、コンデンサ1のコア全体が、冷媒凝縮
コア9とサブクールコア10とに区画されている。そし
て図1のサブクールタイプコンデンサ1では、冷媒凝縮
コア9における、並行に延びる複数の熱交換チューブ4
によって形成される冷媒通路が1パス通路に形成されて
いる。したがって、入口パイプ6から第2のヘッダ2内
に導入された冷媒は、冷媒凝縮コア9の各熱交換チュー
ブ4を1パス通路形態で通過して第1のヘッダ3内に流
入し、第1のヘッダ3内を下方に流動した後、直接、サ
ブクールコア10への入口側に導入されてサブクールコ
ア10の各熱交換チューブ4を通過し、出口パイプ7か
ら流出される。ただし、冷媒凝縮コア9部を2パス以上
の通路に構成することも可能である。
【0015】なお、図1のサブクールタイプコンデンサ
1においては、サブクールタイプコンデンサコア全体に
対する、サブクールコア部の占有率を約10%程度にし
ている。本出願人による実験によれば、占有率は、5〜
12%程度が好ましく、この範囲内に設定することによ
り、車両エンジンルーム内のコンデンサ設置スペースの
制限、すなわち、限られたコンデンササイズ内における
サブクール化から生じる、高圧側圧力の上昇、それに伴
う、車両燃費の低下を抑制しつつ、最適な過冷却度を実
現できる。
【0016】そして、図1のサブクールタイプコンデン
サ1では、第1のヘッダ3における、サブクールコア1
0への入口側に相当するヘッダ部分3aが、液冷媒一時
貯留部11に構成されている。図2に示すように、冷媒
凝縮コア9からの冷媒、つまり、第1のヘッダ3の上部
側からの冷媒は、この液冷媒一時貯留部11に溜めら
れ、そこからサブクールコア10の各熱交換チューブ4
へと流入されることになる。
【0017】サブクールタイプコンデンサ1は、上記第
1のヘッダ3および第2のヘッダ2のうち、第1のヘッ
ダ3内に、乾燥剤13が充填された通液性の容器14が
設けられている。通液性の乾燥剤容器14は、本実施態
様では樹脂製の骨格部15とメッシュ部16から構成さ
れ、内部に粒状の乾燥剤13が保持され、容器内外間で
の通液性が確保されているとともに、充填乾燥剤13中
を通液できるようになっている。乾燥剤容器14には、
その形態を維持できるように格子状に樹脂製の骨格部1
5が設けられているが、骨格なしで形態保持が可能な場
合には別段設けなくてもよい。また、メッシュ部16に
は、ストレーナの機能を持たせることが好ましい。図2
では、骨格部15とメッシュ部16の両方を樹脂で構成
したが、いずれか一方でもよい。また、骨格部15とメ
ッシュ部16の少なくともいずれか一方を金属で形成す
ることもできる。また、容器を骨格とパンチング部材を
有する構成とすることもでき、その場合、パンチング部
材をパンチングメタルから形成することもできる。上記
乾燥剤13は、直接容器14内に充填することもでき、
通水性の袋内(図示略)に充填し、それを容器14内に
収納するようにしてもよい。
【0018】この乾燥剤容器14は、とくに図2に明確
に示すように、実質的に第1のヘッダ3の内部全長にわ
たって収容されている。図2における17は、第1のヘ
ッダ3内の液冷媒一時貯留部11に溜められた液冷媒を
示している。
【0019】また本実施態様では、乾燥剤容器14は、
第1のヘッダ3内において、熱交換チューブ4の先端と
反対側の位置に少し偏心した位置に配置されており、乾
燥剤容器14の横断面は、略円形の形状に形成されてい
る。第1のヘッダ3内まで突出された各熱交換チューブ
4の先端と、横断面略円形の乾燥剤容器14との間に
は、適当な隙間18が形成されており、熱交換チューブ
4の先端と乾燥剤容器14との物理的な干渉が回避され
ているとともに、第1のヘッダ3内における冷媒の流動
性および乾燥剤容器14およびそれに充填されている乾
燥剤13に対する冷媒の出入りの容易性が確保されてい
る。
【0020】第1のヘッダ3内の冷媒凝縮コア9とサブ
クールコア10との境界に相当する位置には、図2にも
示すように、仕切板19が設けられており、乾燥剤容器
14は、この仕切板19に形成された穴20に挿通され
て仕切板19を貫通して延びている。仕切板19に形成
された穴20は、乾燥剤容器14の横断面形状と同様に
略円形の穴に形成されている。穴20の大きさは、図2
に示すように、乾燥剤容器14の横断面面積と略同じ、
あるいはそれよりも若干大き目とし、その穴20に案内
されながら乾燥剤容器14を挿入できるようにしておく
ことが好ましい。
【0021】図3は、本発明が適用されるもう一つ別の
サブクールタイプコンデンサの外観を示している。図に
おいて、21はサブクールタイプコンデンサを示してい
る。サブクールタイプコンデンサ21は、上下方向に互
いに並行に延びる第1のヘッダ22および第2のヘッダ
23と、両ヘッダ22、23間を連通する、並行に延び
る複数の熱交換チューブ24を有している。熱交換チュ
ーブ24間およびそれらの最外層には、コルゲートタイ
プのフィン25が設けられている。第2のヘッダ23に
は冷媒の入口パイプ26、冷媒の出口パイプ27がそれ
ぞれ設けられている。冷媒出口パイプ27は第2のヘッ
ダ23に接合されたブラケット28により固定されてい
る。
【0022】第2のヘッダ23内には、仕切板29が設
けられている。該仕切板29により、第2のヘッダ23
内が上部空間と下部空間とに区画されている。そして、
該仕切板29により、上記複数の熱交換チューブ24の
配設領域が、コンデンサ21に導入された冷媒を凝縮す
る冷媒凝縮コア30と冷媒をさらに過冷却するサブクー
ルコア31とに区画されている。
【0023】一方、第1のヘッダ22には、液冷媒一時
貯留部32としての受液器33が一体的に並設されてい
る。また、第1のヘッダ22内には仕切板34が設けら
れており、第1のヘッダ22内は、冷媒凝縮コア30か
らの冷媒が流入するとともに受液器33内と連通する上
部空間35と、液冷媒一時貯留部32としての受液器3
3からの冷媒が流入しサブクールコア31と連通する下
部空間36とに区画されている。そして、受液器33内
には、乾燥剤(図示略)が収納されている。
【0024】本発明は上記のようなサブクールタイプコ
ンデンサ1、21の液冷媒一時貯留部11、32の少な
くとも乾燥剤を出し入れする側の端部に適用される。図
4ないし図7は、本発明の第1実施態様に係るサブクー
ルタイプコンデンサ1、21の液冷媒一時貯留部11、
32の乾燥剤を出し入れする側の端部を示している。図
4において、37は液冷媒一時貯留部38としての機能
を有する第1のヘッダ22または受液器33を形成する
円筒状の筒体を示している。筒体37の乾燥剤を出し入
れする側の端部39には、円筒体40がろう付けされて
いる。
【0025】円筒体40は、図5に示すように蓋体43
の径方向に突出する突起44が挿入される挿入部と、筒
体37の端部39に蓋体43を挿入して回転した際に突
起44が係合する係合部としての突設部41とを有して
いる。突設部41は円筒体40の内側に周方向に延びて
いる。本実施態様においては、突設部41同士の隙間4
2が挿入部として形成されるようになっている。なお、
本実施態様においては、突起44は蓋体に一体に形成さ
れているが、図8に示すように蓋体45と突起46を別
体に構成することもできる。なお、突起46はピン部材
を用いてもよい。
【0026】本実施態様においては、以下にようにして
筒体37の端部39に蓋体43を固定することができ
る。まずはじめに、筒体37の端部39に円筒体40を
ろう付けする。そして、円筒体40の隙間42と蓋体4
3の突起44の位置を合わせて蓋体43を円筒体40に
挿入する(図7(a))。次に、蓋体43に設けられた
つまみ47を用いて蓋体43を所定量だけ回転させる
(図7(b))。そして、上記回転により、突起44は
突設部41に係合する。また、突設部41には突起44
が嵌合する嵌合部としての溝48が設けられているの
で、該溝48に突起44が嵌合し回転が規制され、その
位置で強固な係合状態が形成される。したがって、固定
後に蓋体43が回転し突起44と隙間42の位置が合致
して蓋体43が脱落するような不具合を確実に防止でき
る。なお、蓋体43と円筒体40との間にはOリング4
9が介装されており、該部の気密性が確保されている。
【0027】一方、蓋体43を取り外す際には、蓋体4
3を押し込むような力を加えながら回転させれば、溝4
8と突起44の係合状態が簡単に解除される。そして、
さらに蓋体43を回転させて、突起44を隙間42の位
置に合わせ引き抜けば簡単に蓋体43を取り外すことが
できる。
【0028】図9ないし図15は、本発明の第2実施態
様に係るサブクールタイプコンデンサの液冷媒一時貯留
部38としての機能を有する筒体37の端部39を示し
ている。本実施態様においては、図9、図10に示すよ
うに筒体37の端部39には、切り欠き部50が設けら
れている。また、筒体37の端部39には、図11、図
12に示すような円筒体51がろう付けされている。円
筒体51には、径方向に突出し周方向に延びる係合部と
しての突設部53と、該突設部53同士の隙間52とし
て形成される挿入部とを有している。本実施態様におい
ては図15に示すように隙間52と切り欠き部50によ
り挿入部が形成されている。蓋体54は、図13、図1
4に示すように突起55を有している。
【0029】本実施態様においては、蓋体54の突起5
5と円筒体51の隙間52を位置合わせして蓋体54を
円筒体51に挿入し(図15(a))、蓋体54を回転
させると(図15(b))、蓋体54の突起55と突設
部53が係合して強固な係合状態が形成される。一方、
係合状態にある蓋体54をさらに回転させ、突起55を
隙間52に位置合わせすれば簡単に係合状態を解除でき
蓋体54を取り外すことができる。
【0030】図16ないし図20は、本発明の第3実施
態様に係るサブクールタイプコンデンサの液冷媒一時貯
留部38としての機能を有する筒体37の端部39を示
している。筒体37の端部39には、拡径部57が設け
られており、本実施態様においては該拡径部57が係合
部としての可能を有している。また、端部39には、切
り欠き部56が設けられており、本実施態様において
は、該切り欠き部56が蓋体58の突起59の挿入部と
しての可能を有している。つまり、本実施態様において
は、挿入部および係合部が筒体37に一体に形成されて
いる。
【0031】本実施態様においても、上記第1、第2実
施態様の作用に準じて蓋体58を筒体37の端部39に
挿入して回転させるだけで蓋体58を簡単に着脱するこ
とができる。
【0032】図21ないし図26は、本発明の第4実施
態様に係るサブクールタイプコンデンサの液冷媒一時貯
留部38としての機能を有する筒体37の端部39を示
している。本実施態様においては、筒体37の端部39
には、円筒体61がろう付けされている。円筒体61に
は、断面略L字状の係合部としての突設部63が設けら
れており、そして、突設部63同士の隙間62が蓋体6
4の突起65の挿入部に形成されている。本実施態様に
おいても、蓋体64の突起65を円筒体61の隙間62
に位置合わせして筒体33に挿入し(図26(a))、
この状態で蓋体64を回転させることにより(図26
(b))、突起65と係合部63が係合し、蓋体64の
強固な係合状態が形成される(図26(c))。また、
円筒体61の一方の隙間62には、ねじ穴66が穿設さ
れており、該ねじ穴66にはねじ67が螺合可能になっ
ている。したがって、蓋体64を所定の位置に固定した
後にねじ67を取り付ければ、蓋体64の回転を規制す
ることができるので、蓋体64が脱落するような不都合
を確実に防止することができる。また、ねじ67を取り
外して蓋体64を所定の位置つまり、突起65が隙間6
2の位置に合致するまで回転させれば簡単に蓋体64を
取り外すことができる。
【0033】なお、本実施態様においては、蓋体64の
回転を規制する部材としてねじ67が用いられている
が、着脱可能なピン部材(図示略)を用いることもでき
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサブクー
ルタイプコンデンサによるときは、液冷媒一時貯留部と
しての機能を有するヘッダパイプまたは受液器の端部に
蓋体を挿入して回転させるだけで蓋体を着脱することが
できるので、乾燥剤交換等のメンテナンス効率を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサブクールタイプコンデンサの正
面図である。
【図2】図1のサブクールタイプコンデンサの部分断面
図である。
【図3】本発明に係る別のサブクールタイプコンデンサ
の正面図である。
【図4】本発明の第1実施態様に係るサブクールタイプ
コンデンサの液冷媒一時貯留部の拡大断面図である。
【図5】本発明の第1実施態様に係るサブクールタイプ
コンデンサの液冷媒一時貯留部の端部に接合される円筒
体の断面図である。
【図6】図5の円筒体に固定される蓋体の斜視図であ
る。
【図7】本発明の第1実施態様に係るサブクールタイプ
コンデンサの液冷媒一時貯留部の端部に蓋体を固定する
際の工程図である。
【図8】図6とは別の態様の蓋体の側面図である。
【図9】本発明の第2実施態様に係るサブクールタイプ
コンデンサの液冷媒一時貯留部を構成する筒体の平面図
である。
【図10】図9の筒体のX−X方向からの矢視図であ
る。
【図11】本発明の第2実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部の端部に接合される円
筒体の平面図である。
【図12】図11の円筒体のXII−XII線に沿う断
面図である。
【図13】図12の円筒体に固定される蓋体の側面図で
ある。
【図14】図13の円筒体のXIV−XIV方向からの
矢視図である。
【図15】本発明の第2実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部の端部に蓋体を固定す
る際の工程図である。
【図16】本発明の第3実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部の拡大断面図である。
【図17】本発明の第3実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部を構成する筒体の平面
図である。
【図18】図17の筒体のXVIII−XVIII線に
沿う断面図である。
【図19】図17の筒体の端部に固定される蓋体の平面
図である。
【図20】図19蓋体のXX−XX方向からの矢視図で
ある。
【図21】本発明の第4実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部の拡大断面図である。
【図22】本発明の第4実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部を構成する筒体の端部
に接合される円筒体の平面図である。
【図23】図22の円筒体のXXIII−XXIII方
向からの矢視図である。
【図24】図22の円筒体に固定される蓋体の平面図で
ある。
【図25】図24の蓋体のXXV−XXV方向からの矢
視図である。
【図26】本発明の第4実施態様に係るサブクールタイ
プコンデンサの液冷媒一時貯留部の端部に蓋体を固定す
る際の工程図である。
【図27】従来のサブクールタイプコンデンサの受液器
の端部の拡大断面図である。
【図28】図27とは別の従来のサブクールタイプコン
デンサの受液器の端部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1、21 サブクールタイプコンデンサ 2、23 第2のヘッダ 3、22 第1のヘッダ 3a サブクールコアの入口側に相当するヘッダ部分 4、24 熱交換チューブ 5、25 フィン 6、26 入口パイプ 7、27 出口パイプ 8、19、29、34 仕切板 9、30 冷媒凝縮コア 10、31 サブクールコア 11、32、38 液冷媒一時貯留部 12 冷媒の流れ 13 乾燥剤 14 乾燥剤容器 15 骨格部 16 メッシュ部 17 液冷媒 18 隙間 20 穴 28 ブラケット 33 受液器 35 上部空間 36 下部空間 37 円柱状の筒体 39 端部 40、51、61 円筒体 42、52、62 挿入部としての隙間 41、53、63 係合部としての突設部 43、45、54、58、64 蓋体 44、46、55、59、65 突起 47、60 つまみ 48 嵌合部としての溝部 49 Oリング 50 切り欠き部 56 挿入部としての切り欠き部 57 係合部としての拡径部 66 ねじ穴 67 ねじ
フロントページの続き (72)発明者 岡田 茂 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のヘッダ間を並行に延びる複数の熱
    交換チューブで連通したコンデンサであって、該コンデ
    ンサを、冷媒を凝縮する冷媒凝縮コアと、該冷媒凝縮コ
    アで凝縮された冷媒をさらに過冷却するサブクールコア
    とに区画し、サブクールコアの入口側に液冷媒一時貯留
    部を有するとともに、該液冷媒一時貯留部に乾燥剤を交
    換可能に収納するサブクールタイプコンデンサにおい
    て、前記液冷媒一時貯留部の、前記乾燥剤を出し入れす
    る側の端部を閉塞する蓋体に径方向に突出する突起を設
    けるとともに、前記端部に、突起が挿入される挿入部
    と、蓋体を端部の周方向に所定量だけ回転させることに
    より該蓋体の突起と係合する係合部を設け、前記端部に
    蓋体を着脱可能に固定したことを特徴とするサブクール
    タイプコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記挿入部および係合部が、前記端部に
    接合された円筒体に設けられている、請求項1のサブク
    ールタイプコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記挿入部および係合部が、前記端部に
    一体に設けられている、請求項1のサブクールタイプコ
    ンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記係合部が、円筒体の内側に周方向に
    延びる複数の突設部からなり、前記挿入部が突設部同士
    の隙間から形成されている、請求項2のサブクールタイ
    プコンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記突設部に蓋体の突起が嵌合する嵌合
    部が形成されている、請求項4のサブクールタイプコン
    デンサ。
  6. 【請求項6】 前記係合部が端部に設けられた拡径部か
    らなり、前記挿入部が端部に設けられた切り欠き部から
    なる、請求項3のサブクールタイプコンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記蓋体の突起が、該蓋体に一体に設け
    られている、請求項1ないし6のいずれかに記載のサブ
    クールタイプコンデンサ。
  8. 【請求項8】 前記液冷媒一時貯留部が、サブクールコ
    アの入口側に位置する一方のヘッダ自身の内部に形成さ
    れている、請求項1ないし7のいずれかに記載のサブク
    ールタイプコンデンサ。
  9. 【請求項9】 前記液冷媒一時貯留部が、サブクールコ
    アの入口側に位置する一方のヘッダに一体的に並設され
    た受液器からなる、請求項1ないし7のいずれかに記載
    のサブクールタイプコンデンサ。
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