JP2002349738A - モータバルブ - Google Patents

モータバルブ

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JP2002349738A
JP2002349738A JP2001158848A JP2001158848A JP2002349738A JP 2002349738 A JP2002349738 A JP 2002349738A JP 2001158848 A JP2001158848 A JP 2001158848A JP 2001158848 A JP2001158848 A JP 2001158848A JP 2002349738 A JP2002349738 A JP 2002349738A
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Japan
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motor
case
valve
case body
hole
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JP2001158848A
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English (en)
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Yuji Tokunaga
勇次 徳永
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Asahi Kogyo KK
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Asahi Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴槽付近等の水周りや湿潤雰囲気下に配設した
場合にも悪影響をうけることなく、正常に機能するモー
タバルブを提供することにある。 【解決手段】ケース本体18の短手方向の各辺に形成さ
れたフランジ25のうち一方のフランジ25の長さ方向
略中央部には、屈曲部25aの先端からフランジ25の
厚さ方向中途位置まで切り欠くように導入部としての切
欠溝27が凹設されている。また、フランジ25の表面
には、前記ケース本体18の短手方向の辺に沿って延び
る一対の凸部28が並設されている。そして、モータバ
ルブ11において、ケーブル32が導入されたケース本
体18の切欠溝27と蓋体19の凸部19cとの対向面
間及び溝部19d内にパッキン31が配設された状態で
の前記溝部19d内には、密閉用樹脂としてのシリコン
ゴム33が充填されることにより防水構造が施されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、循環浴槽
における吸水口と吐出口との間を結ぶ循環管路等の途中
にバルブ本体が介装され、モータの駆動に基づきバルブ
本体の流路内を流れる浴湯(流体)の流通状態を制御す
るモータバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータバルブは、ボール
弁等の弁体を内装したバルブ本体と、当該バルブ本体に
付設され、弁体を駆動するモータ及び当該モータの駆動
基板を内装したモータケースとを備えている。モータケ
ースは、有底箱状をなすケース本体と、当該本体の開口
部を閉塞するための蓋体とからなり、前記ケース本体
は、前記弁体とモータとが動力伝達軸を介して作動連結
される態様で、バルブ本体に取付固定されている。ま
た、モータケースのケース本体内へはケーブルが外部か
ら導入され、当該モータケース内において前記駆動基板
に接続されている。従って、前記ケーブルを介して入力
される各種の制御信号に基づき駆動基板がモータを駆動
制御すると、動力伝達軸を介して弁体が所定方向へ駆動
され、その結果、前記循環流路内における浴湯の流通状
態が制御されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記モータ
バルブは浴槽付近等の水周りに配設されることがあり、
その場合には、入浴時に使用される浴湯等の水が前記モ
ータケース内に浸入してモータや駆動基板を濡らしてし
まい、モータバルブの駆動制御に支障を与えることがあ
った。
【0004】また、浴槽から離れた位置であっても、湿
潤雰囲気下に前記モータバルブを配設した場合には、モ
ータの駆動停止後においてモータケース内の空気が冷や
されると、前記駆動基板に結露が生じてしまい、誤作動
等の故障の原因となっていた。
【0005】本発明は、前述した事情に鑑みなされたも
のであり、その目的は、浴槽付近等の水周りや湿潤雰囲
気下に配設した場合にも悪影響をうけることなく、正常
に機能するモータバルブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、モータバルブに係る本願請求項1に記載の発明
は、バルブ本体に形成された流路内の流通状態をモータ
の駆動に基づき弁体を前記流路内で動作させることによ
り制御するモータバルブにおいて、前記モータ及び当該
モータの駆動基板を蓋体により開口部が閉塞されるケー
ス本体内に収納し、当該ケース本体には前記モータと弁
体との間を作動連結する動力伝達軸の挿通部及び前記駆
動基板に接続されるケーブルの導入部を形成し、前記挿
通部及び導入部に対してそれぞれ防水構造を施したこと
を要旨とした。
【0007】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、前記挿通部はケース本体の
壁部に前記動力伝達軸を遊挿可能に貫通形成された挿通
孔であり、当該挿通孔の内周面と前記動力伝達軸の外周
面との間にシール部材が介在されていることを要旨とし
た。
【0008】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1又は請求項2に記載の発明において、前記導入部は
ケース本体において前記開口部を形成する壁部の端面に
凹設された切欠溝であり、当該切欠溝内には密閉用樹脂
が充填されていることを要旨とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、本実施形態におけるモータバルブ11は、内部に弁
体としてのボール弁12を収納したバルブ本体13と当
該バルブ本体13に付設されたケース14とを備えてい
る。前記バルブ本体13は、左右方向及び下方向(図1
における)にそれぞれ開口部が開口形成された3方バル
ブであり、内部に前記バルブ本体13の各開口部を結ぶ
T字状の流路Rを備えている。
【0010】そして、前記バルブ本体13における下方
向に形成された開口部が流入口13aとして機能し、左
右方向に形成された両開口部が流出口13b,13cと
して機能するようになっている。前記両流出口13b,
13cを結ぶ流路Rと前記流入口13aから上方へ延び
る流路Rの交差点には、略球形状をなすボール弁12が
配設されている。前記ボール弁12には前記流入口13
aから延びる流路Rと連通して上方へ延びた後、当該ボ
ール弁12の略中心部で垂直に屈曲することにより、当
該ボール弁12の外周部に貫通する流路12aが形成さ
れている。
【0011】また、前記ボール弁12は、前記流入口1
3aから延びる流路Rの軸線を中心に回動することによ
り、当該流入口13aから両流出口13b,13cへ流
れる浴湯の流量調節を行うと共に、前記両流出口13
b,13cのうち何れか一方と前記流入口13aとを連
通させる流路切替を行うようになっている。さらに、前
記ボール弁12の上部外周面には前記流入口13aから
延びる流路Rの軸線上に凹部12bが形成されている。
そして、前記ボール弁12を当該ボール弁12の流路R
における前記交差点に配設した状態において、前記バル
ブ本体13の内壁と前記ボール弁12とが当接する部
分、即ち、当該ボール弁12の上下には、リング状のシ
ートパッキン15,16が介在されている。
【0012】前記バルブ本体13の外周部で当該バルブ
本体13の前記交差点の上方には、当該バルブ本体13
の上方へ延びる直方体形状の突部17が形成されてい
る。前記突部17の上面左右方向(両流出口13b,1
3cを結ぶ流路Rに沿った方向)の端部には前記バルブ
本体13の短手方向に沿ってそれぞれ段部17aが形成
されている。そして、前記両段部17aには、前記バル
ブ本体13の短手方向略中央部に、前記突部17の厚さ
方向中途位置まで延びる円筒状の縦穴17bが形成さ
れ、その縦穴17bの内周面には当該縦穴17bの深さ
方向へ雌ねじが形成されている。また、前記突部17の
上面略中央部からは前記バルブ本体13の内部に向けて
当該バルブ本体13の内壁まで貫通する円筒状の貫通孔
17cが形成されている。
【0013】一方、前記ケース14は、合成樹脂からな
る有底箱状のケース本体18と、当該ケース本体18の
開口部を閉塞するための同じく合成樹脂からなる蓋体1
9とから構成されている。前記ケース本体18における
底部18aの略中央位置には、当該ケース本体18の内
部へ貫通する挿通部及び挿通孔としての貫通孔20が形
成されている。そして、その貫通孔20における前記底
部18aの外面側の開口部には、その開口径が拡径され
てなる拡径部20aが形成されている。
【0014】また、前記底部18aの外面には、前記拡
径部20aを挟んで当該底部18aの短手方向へ延びる
凸部21が並設されている。前記各凸部21の延設方向
の略中央部には、前記ケース本体18の内部へ貫通する
貫通孔21aが形成され、当該貫通孔21aの内周面に
はその深さ方向へ雌ねじが形成されている。なお、前記
貫通孔21aにおける底部18aの外面側開口部及び内
面側開口部にはそれぞれ拡径部21b,21cが形成さ
れている。
【0015】そして、前記バルブ本体13上部に前記ケ
ース14を付設した状態で、前記バルブ本体13の段部
17aと前記ケース本体18の凸部21とが係合される
構成になっている。そして、その際、前記各縦穴17b
と対応する各貫通孔21aとは同一軸線上に位置合わせ
させられると共に、前記貫通孔17cと貫通孔20も同
一軸線上に位置合わせさせられる。即ち、前記縦穴17
bと貫通孔21aは連通し、各々の内周面に形成された
雌ねじが連設されるようになっている。そして、その状
態で、前記各貫通孔21aには前記底部18aの内面側
の拡径部21cから雄ねじ22が螺合され、前記バルブ
本体13に前記ケース本体18(ケース14)が固着さ
れるようになっている。
【0016】なお、その際、前記貫通孔21aの拡径部
21bには、前記雄ねじ22における軸部22aの外周
部に沿うOリング23が配設され、当該雄ねじ22の頭
部22bは前記貫通孔21aの拡径部21c内に収納さ
れ、前記ケース本体18の底部18aの内面側において
突出しないようになっている。また、前記貫通孔20の
拡径部20aには当該拡径部20aと同形状の軸受け2
4が配設され、当該軸受け24の略中央部には、前記両
貫通孔20,17cの径と略等しい大きさの径を有する
貫通孔(図示しない)が形成されている。
【0017】前記ケース本体18の蓋体19にて閉塞さ
れる開口部にはその外周縁に沿ってフランジ25が形成
され、当該フランジ25の先端部には上方へ延びる屈曲
部25aが形成されている。なお、前記ケース本体18
における開口部の外周縁の内、4つの角部には、図2
(a)に示すように、当該ケース本体18の開口部外周
縁からケース本体18の深さ方向中途位置まで延びる凸
部26がケース本体18の側壁に沿って形成されてい
る。そして、前記凸部26には、その上端面から当該凸
部26の長さ方向中途位置まで延びる縦穴(図示しな
い)が形成され、当該縦穴の内周面には雌ねじが形成さ
れている。
【0018】そして、図1及び図2(a)に示すよう
に、前記ケース本体18の短手方向の各辺に形成された
フランジ25のうち一方のフランジ25(図1の右方向
のフランジ25)の長さ方向略中央部には、前記屈曲部
25aの先端からフランジ25の厚さ方向中途位置まで
切り欠くように導入部としての切欠溝27が凹設されて
いる。また、前記切欠溝27が凹設された部分のフラン
ジ25は、肉薄に形成され、当該フランジ25の表面に
は、図1に示すように、前記ケース本体18の短手方向
の辺に沿って延びる一対の凸部28が並設されている。
【0019】図1及び図2(b)に示すように、前記蓋
体19は平面視略四角形状をなす板状部材からなり、蓋
体19の4つの角部にはそれぞれ突片29が形成されて
いる。また、前記蓋体19を平面視した場合の外郭形状
は、前記ケース本体18を平面視した場合の当該ケース
本体18における開口部の外郭形状と等しくなるように
形成されている。前記各突片29にはそれぞれ貫通孔
(図示しない)が形成され、当該貫通孔は前記ケース本
体18の開口部が前記蓋体19で閉塞された状態で、前
記凸部26に形成された縦穴と連通するようになってい
る。そして、前記突片29の貫通孔と前記凸部26の縦
穴とが同一軸線上に合わせられ、当該蓋体19の表面側
から当該貫通孔を介して縦穴に螺嵌された雄ねじ30が
当該縦穴の内周面に形成された雌ねじに螺合すること
で、前記蓋体19は前記ケース本体18に固定されるよ
うになっている。
【0020】また、図1に示すように、前記蓋体19の
下面(前記ケース本体18の開口部が前記蓋体19で閉
塞した状態における、当該ケース本体18の開口部側の
面)には、その縁部に沿って段部19aが形成されてい
る。さらに、前記蓋体19には、前記段部19aの内周
に沿って段部19bが形成されている。なお、前記ケー
ス本体18の開口部が前記蓋体19により閉塞された状
態で、当該ケース本体18の切欠溝27に対向する蓋体
19の端面部位には、前記両段部19a,19bが形成
されず、その部位にだけ下方へ向けて凸部19cが形成
されている。その結果、前記切欠溝27には当該切欠溝
27と対向する蓋体19の端面部位、即ち、前記凸部1
9cが嵌合するようになっている。その際、図1及び図
2(a)に示すように、前記切欠溝27の底面に形成さ
れた両凸部28の上端面と前記凸部19cの対向面との
間には隙間Sが形成されるようになっている。
【0021】また、前記蓋体19における前記凸部19
cの切欠溝27との対向面には、当該蓋体19の他の部
位における前記段部19bと対応する位置に下方に開口
した溝部19dが形成されている。そして、この溝部1
9dは前記段部19bと連設され、前記ケース本体18
の開口部が前記蓋体19により閉塞された状態で、前記
段部19b及び溝部19dには両者の連設方向に沿って
パッキン(シール部材)31が配設されている。
【0022】また、図1に示すように、前記隙間Sを介
して、前記ケース14のケース本体18内へは外部から
後述するケーブル32が導入されている。そして、この
状態において、前記ケース本体18の切欠溝27と前記
蓋体19の凸部19cとの対向面間には前記切欠溝27
の内奥まで密閉用樹脂としてのシリコンゴム33が充填
されることにより防水構造が施されている。
【0023】また、前記ケース本体18内には,ステッ
ピングモータ(以下、「モータ」という。)M及び当該
モータMの駆動基板34を内装したモータケース35が
配設され、当該モータケース35は前記ケース本体18
における底部18aの内面に固定されている。
【0024】前記モータMは前記駆動基板34と接続さ
れ、当該モータMには動力伝達軸としての駆動軸36が
形成されている。この駆動軸36には、その外周面に沿
って、当該駆動軸36の軸方向へ所定間隔おきに前記駆
動軸36の基端部(モータケース35側)の軸径より大
径で、且つ、前記バルブ本体13の貫通孔17cの内径
と略等しい鍔部36a(本実施形態では、3つ)が形成
されている。また、前記駆動軸36の先端部には板状を
なす挿入部36bが形成されている。
【0025】そして、前記バルブ本体13の上部にケー
ス14を付設した状態で、前記駆動軸36はその先端側
から前記ケース本体18の貫通孔20、軸受け24の貫
通孔及びバルブ本体13の貫通孔17cを介して挿入さ
れ、前記ボール弁12の凹部12bに前記挿入部36b
が嵌合されている。そして、前記モータMとボール弁1
2との間を作動連結するようになっている。この状態に
おいて、前記駆動軸36の各鍔部36a間及び基端部分
の外周面にはシール部材としてのOリング37が配設さ
れている。このOリング37の外径は、前記鍔部36a
の外径と等しくなるように設定されている。従って、前
記ケース本体18の貫通孔20の内周面と前記駆動軸3
6の外周面との間にはOリング37が介在されることに
より防水構造が施されている。
【0026】図1及び図3に示すように、前記ケース本
体18内へ外部から導入されたケーブル32は、モータ
ケース35の側壁35a(図3においては、モータケー
スの側壁の一部だけ図示する。)に形成された貫通孔3
5bを介して当該モータケース35内に内装された駆動
基板34に接続されている。そして、図3に示すよう
に、前記駆動基板34上には複数の電子部品Eが実装さ
れ、当該駆動基板34の外周部は、当該駆動基板34及
び電子部品Eを覆うように樹脂38でコーティングされ
ている。また、前記ケーブル32と前記駆動基板34と
の接続部において、前記ケーブル32のカバー32aは
剥がされ、銅線32bが前記駆動基板34にハンダを用
いて固定されている。そして、前記ケーブル32の接続
部近傍において、前記銅線32bとカバー32aの間の
隙間には前記樹脂38が入り込み、当該接続部近傍の前
記隙間を塞ぐようになっている。
【0027】次に、以上のように構成された本実施形態
におけるモータバルブ11の作用について説明する。前
記モータバルブ11を、例えば、循環浴槽における浴槽
本体の吸水口と吐出口との間を結ぶ循環管路の途中に介
装させる。即ち、前記バルブ本体13の流入口13aを
浴槽本体の吸水口から循環ポンプを介して延びる流路と
接続し、当該バルブ本体13の各流出口13b,13c
を当該流出口13b,13cと対応する前記浴槽本体の
各吐出口へ延びる流路とそれぞれ接続する。
【0028】そして、前記吸水口及び循環ポンプを介し
て流路内を流れてきた浴湯は、前記バルブ本体13の流
入口13aに流れ込む。その後、前記ケーブル32を介
して入力される各種の制御信号に基づき前記駆動基板3
4が前記モータMを駆動制御すると、前記モータMの駆
動軸36を介してボール弁12が所定方向へ駆動され
る。その結果、循環流路内における浴湯の流通状態が制
御される。
【0029】その際、前記バルブ本体13内を流れる浴
湯が、前記ボール弁12の上方に形成されたシートパッ
キン15により、前記ボール弁12の上方へ流入するの
を抑制する。そして、前記モータケース35内への浴湯
の浸入は、前記ケース14により抑制される。即ち、前
記ケース14の蓋体19とケース本体18との係合部分
からの浴湯の浸入は、段部19bに配設されたパッキン
31により抑制される。
【0030】また、何らかの原因で、前記浴湯が前記ボ
ール弁12の上方へ流入した場合、当該浴湯が、前記駆
動軸36の外周面に配設されたOリング37により、前
記両貫通孔17c,20を介して前記モータケース35
内へ浸入するのを抑制する。
【0031】また、前記バルブ本体13と前記ケース1
4(ケース本体18)との付設箇所から前記雄ねじ22
が螺嵌されている前記ケース本体18の貫通孔21aを
介して前記ケース14内へ浸入しようとする浴湯は、前
記雄ねじ22の軸部22aの外周部に沿って形成された
Oリング23により抑制される。
【0032】そして、前記ケース14内へ外部から前記
ケーブル32が導入された状態で、前記ケース本体18
の切欠溝27の底面に形成された両凸部28の上端面と
前記蓋体19の凸部19cとの間に形成される隙間Sか
ら前記ケース14内への浴湯の浸入は、前記隙間Sに充
填されたシリコンゴム33により抑制される。
【0033】また、前記モータケース35内において、
当該モータケース35内の空気は、前記モータMの駆動
が停止した後、急激に冷やされ、当該モータケース35
内に配設された駆動基板34表面に結露が発生すること
が考えられるが、当該結露は前記駆動基板34及び電子
部品Eの外周部にコーティングされた樹脂38により抑
制される。さらには、前記ケーブル32内の銅線32b
とその周りを覆っているカバー32aとのわずかな隙間
内を通って浸入する空気により前記駆動基板34表面に
発生する結露についても、当該ケーブル32の駆動基板
34との接合部近傍において前記隙間が前記樹脂38に
より塞がれているので抑制される。
【0034】従って、この実施形態によれば以下のよう
な特徴を得ることができる。 (1) 前記モータバルブ11において、前記ケーブル
32が導入された前記ケース本体18の切欠溝27と前
記蓋体19の凸部19cとの対向面間及び前記溝部19
d内にパッキン31が配設された状態での前記溝部19
d内には、密閉用樹脂としてのシリコンゴム33が充填
されることにより防水構造が施されている。従って、前
記ケース本体18の切欠溝27の底面に形成された両凸
部28の上端面と前記蓋体19の凸部19cとの間に形
成される隙間Sから前記ケース14内への浴湯の浸入
は、前記隙間Sに充填されたシリコンゴム33により抑
制される。その結果、浴槽付近等の水周りに配設しても
前記隙間Sからケース14内へ浸入した浴湯により駆動
基板34が濡れてしまうことがなく、正常に機能する。
【0035】(2) 前記駆動軸36はその先端側から
前記ケース本体18の貫通孔20、軸受け24の貫通孔
及びバルブ本体13の貫通孔17cを介して嵌挿され、
前記駆動軸36の各鍔部36a間及び基端部分の外周面
に沿ってOリング37が配設されることにより防水構造
が施されている。従って、前記浴湯が前記ボール弁12
の上方へ流入した場合、前記駆動軸36の外周面に配設
されたOリング37により、前記浴湯が前記両貫通孔1
7c,20を介して前記モータケース35内へ浸入する
のを抑制する。その結果、両貫通孔17c,20を介し
て浸入した浴湯により駆動基板34が濡れてしまうこと
がなく、正常に機能する。
【0036】(3) 前記貫通孔21aの拡径部21b
には、前記雄ねじ22の軸部22aの外周部に沿ってO
リング23が配設されている。従って、前記バルブ本体
13と前記ケース14(ケース本体18)との付設箇所
から前記雄ねじ22が螺嵌されている前記ケース本体1
8の貫通孔21aを介して前記ケース14内への浴湯の
浸入は、前記雄ねじ22の軸部22aの外周部に沿って
形成されたOリング23により抑制される。その結果、
前記貫通孔21aを介して浸入した浴湯により駆動基板
34が濡れてしまうことがなく、正常に機能する。
【0037】(4) 前記ケース本体18の開口部が前
記蓋体19により閉塞された状態で、前記段部19b及
び溝部19dに沿ってパッキン31が配設されている。
従って、前記ケース14の蓋体19とケース本体18と
の係合部分からの浴湯の浸入は、段部19bに配設され
たパッキン31により抑制される。その結果、前記ケー
ス14の蓋体19とケース本体18との係合部分を介し
て浸入した浴湯により駆動基板34が濡れてしまうこと
がなく、正常に機能する。
【0038】(5) 前記駆動基板34の外周部は、当
該駆動基板34及び電子部品Eを覆うように樹脂38で
コーティングされている。従って、前記モータケース3
5内に配設された駆動基板34表面に結露が発生するの
を、前記樹脂38により抑制する。その結果、駆動基板
34に結露が発生することがなく、正常に機能する。
【0039】(6) 前記樹脂38は前記ケーブル32
の接続部近傍において、前記銅線32bとカバー32a
の間のわずかな隙間に入り込み、当該接続部近傍の前記
隙間を塞ぐようになっている。従って、前記ケーブル3
2内の銅線32bとその周りを覆っているカバー32a
とのわずかな隙間内を通って浸入する空気により前記駆
動基板34表面に結露が発生することがなく、正常に機
能する。
【0040】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化してもよい。 ・ 前記実施形態では、前記ケース本体18の短手方向
の各辺に形成されたフランジ25のうち一方のフランジ
25の略中央部に導入部としての切欠溝27が凹設され
ていたが、前記ケース本体18の長手方向の各辺に形成
されたフランジ25に前記切欠溝27を形成してもよ
い。また、前記ケース本体18の側壁に貫通孔を形成
し、導入部としてもよい。なお、この場合、導入部の内
周面とケーブル32の外周面との間にシリコンゴム33
等を充填することにより防水構造を施してもよい。ま
た、防水構造を施しさえすれば、前記導入部はケース本
体18のどの位置に形成してもよい。
【0041】・ 前記実施形態では、前記駆動軸36の
各鍔部36a間及び基端部分の外周面に沿ってシール部
材としてのOリング37が配設されていたが、前記Oリ
ング37は前記駆動軸36の基端部分の外周面に沿って
形成される1つだけにしてもよい。即ち、前記駆動軸3
6の外周面と前記貫通孔20の内周面との間にOリング
37が配設されていれば、前記駆動軸36の外周面と前
記貫通孔17cの内周面との間に配設されるOリング3
7の数を増やしてもよいし、減らしてもよい。また、O
リング37の代わりに防水構造を有する部材ならば他の
防水部材を配設してもよい。
【0042】・ 前記実施形態では、前記貫通孔21a
の拡径部21bに、前記雄ねじ22の軸部22aの外周
部に沿ってOリング23が配設されていたが、省略して
もよい。また、前記雄ねじ22の頭部22bは前記貫通
孔21aの拡径部21c内に収納され、前記ケース本体
18の底部18aの内側面から突出しないようになって
いたが、この状態で、前記拡径部21c内にシリコンゴ
ム等を充填してもよい。
【0043】・ 前記実施形態では、前記ケース本体1
8の外部から内部へ導入されたケーブル32は、モータ
ケース35の側壁35aに形成された貫通孔35bを介
して駆動基板34に接続されていたが、前記ケーブル3
2が貫通孔35bに挿入された状態で、同貫通孔35b
内にシリコンゴム等を充填するようにしてもよい。
【0044】・ 前記実施形態では、前記凸部26に形
成された縦穴の内周面に形成された雌ねじに前記雄ねじ
30が螺合され、前記蓋体19は前記ケース本体18に
固定されるようになっていたが、この状態で、前記蓋体
19とケース本体18との係合部の内、前記ケース14
の外周面側の部分に樹脂でコーティングするようにして
もよい。また、前記ケース本体18に蓋体19で蓋をし
た状態で、前記ケース14の外周面を樹脂コーティング
し、前記蓋体19をケース本体18に固定するようにし
てもよい。さらに、前記蓋体19とケース本体18との
間を接着材等で固定するようにしてもよい。
【0045】・ 前記実施形態では、前記モータM及び
当該モータMの駆動基板34がモータケース35に内装
されていたが、前記モータケース35を省略し、モータ
M及び駆動基板34を前記ケース14に直接内装するよ
うにしてもよい。
【0046】・ 前記実施形態では、前記バルブ本体1
3が、3方バルブであったが、モータMにより弁体を駆
動させるものであれば、バルブの種類は適宜変更しても
よい。
【0047】・ 前記実施形態では、前記ケース14が
合成樹脂からなっていたが、ステンレスであってもよい
し、他の材質で製造されていてもよい。 ・ 前記実施形態では、前記切欠溝27が凹設された部
分のフランジ25の表面に凸部28が並設されていた
が、省略してもよい。
【0048】・ 前記実施形態では、前記駆動基板34
の外周部が、当該駆動基板34及び電子部品Eを覆うよ
うに樹脂38でコーティングされていたが、コーティン
グされていなくてもよい。
【0049】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記
する。 (イ) 前記ケース本体の開口部と蓋体との係合部に
は、シール部材が介在されている請求項1〜3のうち何
れか一項に記載のモータバルブ。この構成によれば、ケ
ース本体と蓋体との係合部分からの水の浸入を抑制す
る。
【0050】(ロ) 前記モータの駆動基板の外周部
は、樹脂でコーティングされている請求項1〜3のうち
何れか一項に記載のモータバルブ。この構成によれば、
駆動基板を湿潤雰囲気下に配設しても、駆動基板表面に
結露が発生するのを抑制する。
【0051】
【発明の効果】本願の各請求項に記載の発明によれば、
浴槽付近等の水周りや湿潤雰囲気下に配設しても悪影響
をうけることなく、正常に機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるモータバルブの縦断面
図。
【図2】 (a)は、本実施形態におけるケースの上部
側面の一部を示す側面図、(b)は、本実施形態におけ
るモータバルブの平面図。
【図3】 本実施形態における駆動基板の外周部が樹脂
でコーティングされた状態を示す側面図。
【符号の説明】
M…ステッピングモータ、11…モータバルブ、12…
弁体としてのボール弁、22…ケース本体、19…蓋
体、20…挿通部及び挿通孔としての貫通孔、23…シ
ール部材としてのOリング、27…導入部としての切欠
溝、32…ケーブル、33…密閉用樹脂としてのシリコ
ンゴム、34…駆動基板、36…動力伝達軸としての駆
動軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H051 CC16 FF02 3H062 AA01 AA13 BB22 CC02 EE07 FF40 HH07 5H605 AA02 BB05 CC10 DD09 EB07 EB31 EB34 EC07 EC11 EC20 FF08 GG06 GG18 5H611 AA03 BB01 TT01 UB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体に形成された流路内における
    流体の流通状態をモータの駆動に基づき弁体を前記流路
    内で動作させることにより制御するモータバルブにおい
    て、 前記モータ及び当該モータの駆動基板を蓋体により開口
    部が閉塞されるケース本体内に収納し、当該ケース本体
    には前記モータと弁体との間を作動連結する動力伝達軸
    の挿通部及び前記駆動基板に接続されるケーブルの導入
    部を形成し、前記挿通部及び導入部に対してそれぞれ防
    水構造を施したモータバルブ。
  2. 【請求項2】 前記挿通部はケース本体の壁部に前記動
    力伝達軸を遊挿可能に貫通形成された挿通孔であり、当
    該挿通孔の内周面と前記動力伝達軸の外周面との間にシ
    ール部材が介在されている請求項1に記載のモータバル
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記導入部はケース本体において前記開
    口部を形成する壁部の端面に凹設された切欠溝であり、
    当該切欠溝内には密閉用樹脂が充填されている請求項1
    又は請求項2に記載のモータバルブ。
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