JPH0542286Y2 - - Google Patents

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JPH0542286Y2
JPH0542286Y2 JP11435890U JP11435890U JPH0542286Y2 JP H0542286 Y2 JPH0542286 Y2 JP H0542286Y2 JP 11435890 U JP11435890 U JP 11435890U JP 11435890 U JP11435890 U JP 11435890U JP H0542286 Y2 JPH0542286 Y2 JP H0542286Y2
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flow sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は多連電磁弁用の流量調整装置に関し、
更に詳細には、流量の異なる複数の流体通路を並
列に有する、例えば乾燥機能付き洗濯機に使用す
るのに適した多連電磁弁の流量調整装置に関す
る。
(ロ) 従来技術 全自動洗濯機において給水する場合、洗浄時と
濯ぎ時とで異なる流量の水を供給しなければなら
ないため、異なる流量を通す二つの出口ポートを
有するいわゆる2ウエイ式の電磁弁が使用されて
いる。
このような電磁弁の従来のものとしては、例え
ば特開昭59−89877号公報に示される「多連電磁
弁」がある。この多連電磁弁は二つの通路の入口
部に流量調整装置を備えていて、その流量調整装
置によつてそれぞれの通路内を流れる流量を決定
するようになつている。一方、近年の洗濯機のグ
レードアツプに伴つて乾燥機能付き洗濯機が開発
され、それに伴い洗浄時には大流量の水を流しか
つ乾燥時には少量の水を流し得る電磁弁に対する
需要が生じてきた。
ところで、乾燥時に必要な水の量は、前述の全
自動洗濯機における洗浄時の水量に比較して!?か
に少なく、上記公報に記載の多連電磁弁用の流量
調整装置ではこの少量の水を正確に制御すること
ができない問題がある。これは、上記流量調整装
置が、第11図に示しめされるように、ゴム等の
弾性材でできたフローシートaとカツプbとを重
ね合わせた状態でプラスチツク等でできたケース
c内に入れて一体化し、その一体化した流量調整
装置を電磁弁の本体dの取付け穴e内に挿入する
ようにしたため、本体の取付け穴の内面fとプラ
スチツク製ケースとの間で漏れが発生し易く小流
量の制御が困難であつたからである。また、フロ
ーシートとカツプとを互いに正確に位置決めした
状態に組み合わせ、その組合わせ体ごとに取付
け、取り外しを行うため、従来の流量調整装置で
はケースが必要不可欠であつたが、上述のように
流体の漏れを発生させる原因になつていた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、フローシー
トとカツプとをケース内に入れることなく一体に
組み合わせた状態に保持できるようにして、ケー
スを省略し、それによつて漏れを無くした多連電
磁弁用の流量調整装置を提供することである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、流量の大きな第1の分岐通路と流量
の小さな第2の分岐通路とが並列に形成された多
連電磁弁の弁本体内において該二つの分岐通路に
近接して配置され、該分岐通路内に流れる流体の
流量を調節する流量調整装置であつて、該分岐通
路側に配置されていて該第1の分岐通路用のオリ
フイスが形成された弾性材製のフローシートと、
該フローシートに隣接して配置され弾性材製のカ
ツプ部材とを有する流量調整装置において、該カ
ツプ部材には該オリフイスを介して第1の分岐通
路と通じる貫通口を形成すると共に該フローシー
ト側の面に開口する盲穴を形成し、該カツプ部材
の該フローシート側の面の一部を他の部分から突
出させ、該カツプ部材のフローシート側の面には
該貫通口と該盲穴とを連通する流量調整溝を形成
し、該カツプ部材には該盲穴から突出しかつ通路
が形成された案内突部を形成し、該フローシート
には該案内突部が挿入されかつ第2の分岐通路と
通じる貫通穴を形成して構成されている。
(ホ) 作用 上記構成の流量調整装置において、流体の圧力
が低いとき、カツプ部材の貫通口を通る流体の大
部分がオリフイスを通して第1の分岐通路に流入
し、他の一部は流量調整溝及びそのカツプ部材と
フローシートの間に形成された隙間を介して盲穴
内に流入し、更に盲穴から案内突部に形成された
通路を通して第2の分岐通路内に流れる。流体の
圧力が高くなるとカツプ部材がフローシート側に
強く押し付けられてそれらの間の隙間が小さくな
り、貫通口から盲穴へは流量調整溝のみを通して
流れる。したがつて、流体の圧力が高くなつても
盲穴内に通じる通路の有効断面積が小さくなつて
定流量を制御できる。またケースを必要としない
のでフローシートが直接弁本体に当接しそれらの
間の漏れを防止できる。
(ヘ) 実施例 以下、図面を参照して本考案の電磁弁の実施例
について説明する。
第1図において、本実施例の流量調整装置10
を備えた多連電磁弁の弁本体部分が示されてい
る。同図において、2は弁本体、3aは弁本体2
に形成された断面積の大きな第1の分岐通路、3
bは第1の分岐通路と並列に弁本体2に形成され
た断面積の小さい第2の分岐通路、4は両分岐通
路の入口側において弁本体に形成された装着穴す
なわち入口ポートである。第1の分岐通路は弁本
体内の弁口を介して第1の出口ポート5aに通
じ、第2の分岐通路は弁本体内の弁口を介して第
2の出口ポート5bに通じる。
なお、弁本体の詳細な構造は本考案と関係ない
ので説明は省略する。
流量調整装置10は入口ポート5内において分
岐通路側に配置されたゴム等の弾性材でつくられ
たカツプ部材11と、そのカツプ部材11に隣接
した配置された、同じくゴム等の弾性材でつくら
れたフローシート21とを備えている。
第2図ないし第8図において、カツプ部材11
には断面積の大きな貫通口12と、フローシート
21側の面に開口する盲穴13とが形成されてい
る。カツプ部材のフローシート21側の面の一部
分14,14a,14bは他の部分15,15
a,15b,15cより僅かに(例えば0.2mm程
度)突出しており部分14がフローシート21の
面に当接しているとき他の部分15とフローシー
ト21との間に僅かな隙間が形成されるようにな
つている。カツプ部材11の貫通口12と盲穴1
3との間の部分15bにはそれらの間を連通する
流量調整溝16が形成されている。カツプ部材1
1には更に、盲穴13の底からフローシート側の
面を越えて長く突出する案内突部17が一体的に
形成されている。この案内突部の横断面の輪郭は
非円形になつていて、全長にわたつて溝状の通路
18が形成されている。また、カツプ部材11の
外周には複数(本実施例では4個)の半円形の溝
19が円周方向に隔てて形成されている。
フローシート21にはカツプ部材11の貫通口
12と整合する面積の大きなオリフイス22と、
カツプ部材の案内突部17を受ける貫通穴23が
形成されている。このフローシート21のオリフ
イス22の機能は上記公報に記載のフローシート
の貫通穴の機能と同じであるからその詳細な説明
は省略する。貫通穴23は案内突部17がその中
で回転しないようにぴつたりと受けるような形状
及び断面積を有している。このフローシートの外
周にも複数(本実施例では4個)の半円形の溝2
9が円周方向に隔てて形成されている。
上記カツプ部材11とフローシート21とは、
第2図ないし第4図に示されるように、カツプ部
材の案内突部17をフローシートの貫通穴23内
に嵌合して一体に組み立てられる。この時カツプ
部材11のフローシート側の面の二つの部分14
のみがフローシートの向かい合う面に当接し、他
の部分15はフローシートの向かい合う面から離
れてそれらの間で僅かな隙間を形成する。また、
カツプ部材11の外周の溝19とフローシート2
1の外周の溝29とは互いに整合する。
このようにして作られたカツプ部材11とフロ
ーシート21の組立体は、第1図に示されるよう
に、カツプ部材の貫通口12がオリフイス22を
介して第1の分岐通路3aに通じかつ盲穴13が
案内突部に形成された通路18を介して第2の分
岐通路13bと通じるようにして、弁本体2の入
口ポート5内に装着され、外側に金網30を嵌合
してその入口ポート内に固定保持される。この場
合カツプ部材11及びフローシート21の外周に
形成された溝19及び29は弁本体の入口ポート
5の内面にその軸方向に伸長させて形成された半
円形の突起6(第9図)を受け、この突起により
カツプ部材とフローシートとの組立体が弁本体に
関して回転しないようになる。また、フローシー
ト21の分岐通路側の面は入口ポート4の底面7
にぴつたりと当るため、フローシートと弁本体と
の間を通つて分岐通路3に流れる漏れ流をほぼ完
全に防止できる。
上記構成の流量調整装置において、流体の圧力
が比較的低いとき、カツプ部材11のフローシー
ト側の面は部分14のみがフローシート11の対
向する面と接触し他の部分15はフローシートの
面から離れている。このためカツプ部材の部分1
5とフローシート21との間には僅かな隙間が形
成される。このため、分岐通路3aに関連した電
磁弁を開いたとき入口ポート4に流入した流体は
貫通口12及びオリフイス22を介して第1の分
岐通路3a内に大流量で流入する。一方分岐通路
3bに関連した電磁弁を開いたとき入口ポート内
の流体は流量調整溝16を介して盲穴13内に流
れると共にカツプ部材とフローシートとの前記隙
間を介して盲穴17内に流れ、その盲穴13から
通路18を介して第2の分岐通路3b内に小流量
で流入する。
一方、流体の圧力が所定の圧力以上に高くなる
と、カツプ部材11がフローシート21側に押さ
れて変形し、カツプ部材の面の部分15がフロー
シートの対向する面に接触する。このためカツプ
部材とフローシートとの間の隙間は殆どなくな
る。したがつて、分岐通路3aに関連した電磁弁
を開いたとき入口ポートに流入した流体は貫通口
12及びオリフイス22を介して第1の分岐通路
3a内に流入するが、分岐通路3bに関連した電
磁弁を開いたとき流量調整溝16のみを介して盲
穴13内に流れ、その盲穴13から通路18を介
して第2の分岐通路3b内に流入する。そして流
体の圧力いかんによつてカツプ部材とフローシー
トとの間の前記隙間の大きさが変化して第2の分
岐通路に流れる流量を調節する。
したがつて流体の圧力が上昇した場合にも余分
な流体が第2の分岐通路内に流れるのを防止でき
る。
本考案による流量調整装置と従来の流量調整装
置のと流量の比較をすると第10図に示されるよ
うになる。
(ト) 効果 本考案によれば、次のような効果を奏すること
が可能である。
流体の圧力が変化しても第2の分岐通路に流
れる流量をほぼ一定にすることができる。
弁本体に直接フローシートが当たりシールす
るので漏れを少なくでき低流量の制御に適す
る。
カツプ部材に形成した案内突部によりフロー
シートとの組み合わせを容易にできる。
部品点数を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による流量調整装置を備えた多
連電磁弁の弁本体を示す図、第2図は流量調整装
置の断面図、第3図は流量調整装置の平面図、第
4図は流量調整装置の第3図とは反対側から見た
平面図、第5図はカツプ部材の平面図、第6図は
カツプ部材の第5図とは反対側から見た平面図、
第7図はフローシートの平面図、第8図はフロー
シートの断面図、第9図は弁本体の入口ポートを
示す斜視図、第10図は従来の流量調整装置と本
考案の流量調整装置との性能の比較を示す図、第
11図は従来の多連電磁弁用の流量調整装置を示
す断面図である。 10……流量調整装置、11……カツプ部材、
12……貫通口、13……盲穴、14,15……
部分、17……案内突部、18……通路、21…
…フローシート、22……オリフイス、23……
貫通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流量の大きな第1の分岐通路と流量の小さな第
    2の分岐通路とが並列に形成された多連電磁弁の
    弁本体内において該二つの分岐通路に近接して配
    置され、該分岐通路内に流れる流体の流量を調節
    する流量調整装置であつて、該分岐通路側に配置
    されていて該第1の分岐通路用のオリフイスが形
    成された弾性材製のフローシートと、該フローシ
    ートに隣接して配置され弾性材製のカツプ部材と
    を有する流量調整装置において、該カツプ部材に
    は該オリフイスを介して第1の分岐通路と通じる
    貫通口を形成すると共に該フローシート側の面に
    開口する盲穴を形成し、該カツプ部材の該フロー
    シート側の面の一部を他の部分から突出させ、該
    カツプ部材のフローシート側の面には該貫通口と
    該盲穴とを連通する流量調整溝を形成し、該カツ
    プ部材には該盲穴から突出しかつ通路が形成され
    た案内突部を形成し、該フローシートには該案内
    突部が挿入されかつ該第2の分岐通路と通じる貫
    通穴を形成したことを特徴とする多連電磁弁用の
    流量調整装置。
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