JP2002349736A - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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JP2002349736A
JP2002349736A JP2001154719A JP2001154719A JP2002349736A JP 2002349736 A JP2002349736 A JP 2002349736A JP 2001154719 A JP2001154719 A JP 2001154719A JP 2001154719 A JP2001154719 A JP 2001154719A JP 2002349736 A JP2002349736 A JP 2002349736A
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JP
Japan
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valve
float
shaft
air
exhaust hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001154719A
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English (en)
Inventor
Kazumi Tajiri
和美 田尻
Masaaki Kitamura
雅明 北村
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた排気機能を保ちつつ、弁体の開閉頻度
を少なくして飛沫やゴミの飛散を抑制し、汚水等が外部
へ漏れることを防止できる空気弁を提供する。 【解決手段】 下部に配管への接続フランジ部1を有
し、上部に排気孔3を形成する弁座シート4を有する弁
箱5と、排気孔3を開閉する弁体6と、弁箱内部に配置
して浮力で弁体6を閉動方向に押圧するフロート11と
を備えた空気弁において、フロート11と弁体6とを連
結するシャフト14にフロート11を上下動自在に設け
るとともに、フロート11に対してシャフト14を相対
的に上方へ押圧するコイルばね21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気弁に関し、下水
配管等において空気を排出する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気弁として、図3〜図7に示
すものがある。この空気弁は下部に下水配管Aへの接続
用フランジ部1を有し、上部カバー2に排気孔3を形成
する弁座シート4を設けており、上部カバー2を弁箱5
に固定している。排気孔3を開閉する弁体6は弁軸部分
6aの上端部にダイヤフラム7を固定しており、ダイヤ
フラム7の上部に大気への圧力抜き孔8aを有する蓋部
材8を配置して、弁軸部分6aに貫設した小径空気孔9
を通して弁箱5の内部に連通する圧力室10を形成して
いる。
【0003】弁箱5の内部には液位の変動に応じて上下
動し、浮力で弁体6を閉動方向へ押圧するフロート11
を配置している。フロート11を支持するシャフト14
は長孔12において弁体6のピン13に係合し、弁体6
に対して上下方向に一定範囲内で相対移動可能に設けて
おり、シャフト14の上端面14aが空気孔弁座9aに
当接、離間することにより小径空気孔9を開閉する。
【0004】上部カバー2の下方にはしぶきよけ15を
配置しており、しぶきよけ15には通気孔15aを形成
し、通気孔15aの上方にはストレーナ16を取り付け
ている。排気孔3の上方部を覆って配置する防護カバー
17には所定の開口部(図示省略)を形成している。
【0005】図7に示すように、フロート11はシャフ
ト14に対して座金部材18,18を介して固定配置し
ている。上記構成の空気弁の動作について説明する。配
管Aへの充水時にはフロート11および弁体6が下動
し、排気孔3が開放されているので、配管A中の空気は
弁箱5の排気孔3を通して外部に多量排気される。
【0006】充水が進行して弁箱5の内部の水位が上昇
すると、図4に示すように、フロート11に浮力が働い
てフロート11が上動し、シャフト14が上端面14a
で弁座9aに当接して小径空気孔9を閉じるとともに弁
体6を押し上げ、弁体6が排気孔3を閉じる。
【0007】充水完了後において、配管Aを流れる液体
中の空気が弁箱5へ流入して内部に溜まると液位が低下
し、液位の低下によってフロート11が下動する。これ
に伴って、図5に示すように、シャフト14も一緒に下
動し、その上端面14aが弁座9aから離間して小径空
気孔9を開放する。この小径空気孔9の開放により弁箱
5の内部圧力が小径空気孔9を通じて圧力室10に作用
し、ダイヤフラム7を介して下向きの力が弁体6に作用
する。
【0008】このため、弁体6にはダイヤフラム7を介
して作用する下向きの力と、弁箱5の内部圧力によって
作用する上向きの力とが働き、図6に示すように、その
差分の力と弁体6およびフロート11の重量とで弁体6
を押し下げ、排気孔3を通して弁箱5の内部に溜まった
多量の空気が排出される。
【0009】空気の排出に伴って弁箱5の内部の水位が
上昇し、フロート11の上動によってシャフト14が上
端面14aで小径空気孔9を閉じるとともに弁体6を押
し上げる。弁体6は閉動によって排気孔3を閉じるとと
もにダイヤフラム7を押し上げ、圧力室10に溜まった
空気が圧力抜き孔8aを通して排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の空気弁
は、ダイヤフラム7により弁箱5の内部圧力を利用する
ことで弁体6の開閉動作を応答性よく、かつ確実に行う
ことができ、排気孔3を通して空気の排出を円滑に行う
ことができ、空気弁の機能に優れている。
【0011】ところで、弁箱5の内部における液位は配
管を流れる流体の脈動によって変動し、大きな気溜まり
が流入すると弁箱5の内部の液面は波立つ。このときフ
ロート11およびシャフト14は一体的に液位の変動に
追従して上下動し、小径空気孔9を頻繁に開閉して排気
操作を繰り返し、場合によってはダイヤフラム7に作用
する圧力によって弁体6が開動する。この排気孔3の開
放に伴い弁箱5の内部の圧力が急激に低下して気泡の急
膨張や液位の急上昇が起こり、多量の飛沫やゴミが弁箱
5の内部の液面から発生し、この飛沫やゴミが小径空気
孔9の弁座9aや圧力抜き孔8aに詰まり、結果として
排気孔3が完全に閉まらずに汚水等が多量に外部に漏れ
る可能性があった。
【0012】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、優れた排気機能を保ちつつ、弁体の開閉頻度を少な
くして飛沫やゴミの飛散を抑制し、汚水等が外部へ漏れ
ることを防止できる空気弁を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の空気弁は、下部に配管への接続部を有
し、上部に排気孔を形成する弁座シートを有する弁箱
と、排気孔を開閉する弁体と、弁箱内部に配置して浮力
で弁体を閉動方向に押圧するフロートとを備えた空気弁
において、フロートと弁体とを連結するシャフトにフロ
ートを上下動自在に設けるとともに、フロートに対して
シャフトを相対的に上方へ押圧する弾性体を設けたもの
である。
【0014】上記した構成により、弁箱の内部の液位が
配管における流体の脈動に起因して上下変動し、液位の
変動に追従してフロートが変動しても、弾性体がフロー
トに対してシャフトを上方へ押圧することで、フロート
浮力が常にシャフトに作用してシャフトを閉状態に安定
保持し、小径空気孔の頻繁な開閉を抑制する。
【0015】これによって、小径空気孔の頻繁な開閉に
起因する飛沫やゴミの飛散の発生を抑制し、飛沫やゴミ
によって排気機能が損なわれることを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態における空気弁の基
本的な構成は図3〜図6に示したものと同じであるの
で、同様の作用を行う部材には同一番号を付してその説
明を省略する。
【0017】図1〜図2において、フロート11はシャ
フト14にその軸心方向へ移動自在に装着しており、シ
ャフト14にはフロート11の上下高さHよりも大きい
上下間隔Lを隔てた位置にピン20a,20bを配置し
ている。
【0018】フロート11の上端面と上方のピン20a
の間にはピン20aで係止するばね受け部材21aおよ
び座金部材18を配置し、ばね受け部材21aと座金部
材18の間にはフロート11に対してシャフト14を相
対的に上方へ押圧するコイルばね21bを設けている。
【0019】以下、上記した構成における作用を説明す
る。配管Aへの充水時にはフロート11に浮力が働かな
いので、図1に示すように、フロート11は下部の座金
部材18に当接する位置まで下降した状態にあり、コイ
ルばね21bが伸張した状態でフロート11に対してシ
ャフト14を相対的に上方へ押圧しており、排気孔3の
開放により配管A中の空気が弁箱5及び排気孔3を通し
て多量排気される。
【0020】充水が進行して弁箱5の内部の液位が上昇
すると、浮力によってフロート11が上動し、それに伴
ってシャフト14がフロート11とともに直ちに上動
し、その上端面14aを弁座9aに当接させて小径空気
孔9を閉栓するとともに、弁体6を押し上げて排気孔3
を閉栓する。弁箱5の内部の液位が所定高さに達する
と、図2に示すように、フロート11はコイルばね21
bを収縮させて所定位置まで上動する。
【0021】配管Aへの充水完了後において、弁箱5の
内部の液位が配管Aにおける流体の脈動に起因して上下
変動すると、液位の変動に追従してフロート11が上下
動する。このとき、フロート11はコイルばね21bを
伸縮させてその押圧力でシャフト14を閉栓状態に保ち
ながら上下動するので、小径空気孔9の頻繁な開閉が抑
制される。これによって、小径空気孔の頻繁な開閉に起
因する飛沫やゴミの飛散の発生を抑制し、飛沫やゴミが
小径空気孔9の弁座9aや圧力抜き孔8aに詰まって排
気機能が損なわれることを防止する。
【0022】空気が弁箱5の内部に溜まって弁箱5の液
位が低下し、フロート11がシャフト14の下端に達し
てさらに液位が低下すると、シャフト14がフロート1
1とともに下動して小径空気孔9を開放し、弁箱5の内
部圧力が小径空気孔9を通じて圧力室10に作用し、ダ
イヤフラム7に作用する下向きの力で弁体6が押し下げ
られ、排気孔3を通して弁箱5の内部に溜まった多量の
空気が排出される。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャフ
トに対してフロートを上下動自在に配置し、フロートに
対してシャフトを上方へ押圧する弾性体を設けることに
よって、弁体の開閉頻度を少なくして減圧や液面の急上
昇等に起因する飛沫やゴミの飛散を抑制することがで
き、排気開始位置を低くして弁箱内の液面を低く保ち、
液体やゴミが排気孔の弁座やしぶきよけに付着すること
を防止できるという効果を奏し、下水配管用の空気弁と
して有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気弁の要部を示
す正面図である。
【図2】同空気弁の作動を示す説明図である。
【図3】従来の空気弁の全体断面図である。
【図4】同空気弁の要部拡大断面図である。
【図5】同空気弁の作動を示す説明図である。
【図6】同空気弁の作動を示す説明図である。
【図7】従来の空気弁の要部であるフロート部分の拡大
正面図である。
【符号の説明】
1 接続フランジ部 3 排気孔 4 弁座シート 5 弁箱 6 弁体 6a 弁軸部分 7 ダイヤフラム 8 蓋部材 8a 圧力抜き孔 9 小径空気孔 9a 弁座 10 圧力室 11 フロート 14 シャフト 14a シャフト上端面 21 コイルばね(ばねの一例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H055 AA02 AA22 CC03 CC15 DD03 DD26 DD37 GG26 GG37 JJ03 JJ13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に配管への接続部を有し、上部に排
    気孔を形成する弁座シートを有する弁箱と、排気孔を開
    閉する弁体と、弁箱内部に配置して浮力で弁体を閉動方
    向に押圧するフロートとを備えた空気弁において、 フロートと弁体とを連結するシャフトにフロートを相対
    的に上下動自在に設けるとともに、フロートに対してシ
    ャフトを上方へ押圧する弾性体を設けたことを特徴とす
    る空気弁。
JP2001154719A 2001-05-24 2001-05-24 空気弁 Pending JP2002349736A (ja)

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