JP2002349730A - リードバルブ - Google Patents

リードバルブ

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JP2002349730A
JP2002349730A JP2001160210A JP2001160210A JP2002349730A JP 2002349730 A JP2002349730 A JP 2002349730A JP 2001160210 A JP2001160210 A JP 2001160210A JP 2001160210 A JP2001160210 A JP 2001160210A JP 2002349730 A JP2002349730 A JP 2002349730A
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valve
carbon fiber
reed
lead
rubber
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JP2001160210A
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English (en)
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Shinji Soma
伸次 相馬
Isao Iwamoto
勲 岩本
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消音効果およびシール性に優れることはもと
より、リードの面等方性に優れ耐久性が良く、高速応答
性にも有利に作用するリードバルブを提供する。 【解決手段】 流体の逆止弁機構を備えるリードバルブ
であって、該リードバルブは、弁体として実質的な弁開
閉動作を行う板状のリードと、このリードと当接して逆
止シールをすることができる弁座を備えるバルブ本体と
を備え、前記リードは、3軸または4軸に織られた炭素
繊維を含有する炭素繊維板状体を有してなるように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイや船外
機などに使用される2サイクルまたは4サイクルエンジ
ン用のリードバルブであって、特に、レース用エンジン
のエンジンルームへの空気の取り込みを行うためのリー
ドバルブ、燃焼後の排ガスをマフラー内で再燃焼させ排
ガスの清浄化を図るために燃焼用空気の取り込みを行う
リードバルブ(いわゆるSAV:Secondary Air Valv
e)に関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイや船外機などに使用される2
サイクルエンジンは、ガソリンと空気の混合気体を吸入
圧縮する工程と、点火、爆発、燃焼、排気する工程が順
次繰り返されて出力される。エンジン性能を左右する一
つの要因として混合気体を吸入し、逆流を防止するリー
ドバルブの存在がある。
【0003】また、2サイクルエンジンにおいては、環
境問題に配慮するために排ガスの浄化が要求されるよう
になっており、燃焼後の排ガスをマフラー内で再燃焼さ
せ(火を出さないで触媒で燃やす)、排ガスの清浄化を
図るために燃焼用空気の取り込みを行うリードバルブ
(いわゆるSAV:Secondary Air Valve)の採用が広
まっている。SAVは一般にマフラーに近接して設けら
れるために耐熱性が要求される。
【0004】このようなリードバルブ(SAVを含む)
は、弁に相当するリード(弁)とこのリードと対となり
逆止弁作用を実行させる弁座との組み合わせが必須とな
る。従来よりこの種のバルブに用いられるリード(弁)
として、スチール板が用いられていた。近年は、モトク
ロスや高性能競争用オートバイに対して吹き上がりが良
く、高回転数が得られる高性能エンジンが要望されてい
る。そのため、従来のスチール板に変えて、軽量で高速
応答性に優れる炭素繊維含有樹脂板を用いたリードバル
ブの提案が種々なされている(特開平6−323449
号公報、特開平6−200768号公報、特開平8−2
26556号公報など)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リードの構成では、リードの面全体における等方性が十
分とは言えず、リードの面歪みなどが生じたりすること
がある。この面歪みはシール性のみならず耐久性にも悪
影響を及ぼす。すなわち、面歪みの有るバランスの悪い
状態で高速応答(高速振動)を長時間続けると、リード
が正確に作動しなくなってしまい、最終的に破損のおそ
れが生じる。また、上記の従来技術で提案されているよ
うに、複数種のプリプレグを積層して擬等方性を出そう
とすると、積層枚数が多くなってしまい(重量も増え
る)、コスト高となることはもちろんのこと性能(高速
応答)的にも不利な方向に働く。
【0006】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、消音効果およびシール性
に優れることはもとより、リードの面等方性に優れ耐久
性が良く、高速応答性にも有利に作用するリードバルブ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、流体の逆止弁機構を備えるリードバル
ブであって、該リードバルブは、弁体として実質的な弁
開閉動作を行う板状のリードと、このリードと当接して
逆止シールをすることができる弁座を備えるバルブ本体
とを備え、前記リードは、3軸に織られた炭素繊維(3
軸炭素繊維織物)を含有する炭素繊維板状体を有してな
るように構成される。
【0008】本発明は、流体の逆止弁機構を備えるリー
ドバルブであって、該リードバルブは、弁体として実質
的な弁開閉動作を行う板状のリードと、このリードと当
接して逆止シールをすることができる弁座を備えるバル
ブ本体とを備え、前記リードは、4軸に織られた炭素繊
維(4軸炭素繊維織物)を含有する炭素繊維板状体を有
してなるように構成される。
【0009】本発明の好ましい態様として、前記3軸炭
素繊維織物は、織物を構成する各炭素繊維が略60°の
交差角度で織られているように構成される。
【0010】本発明の好ましい態様として、前記3軸炭
素繊維織物は、バイプレーン構成からなるように構成さ
れる。
【0011】本発明の好ましい態様として、前記4軸炭
素繊維織物の斜糸は、互いに交差する右斜糸および左斜
糸から構成される。
【0012】本発明の好ましい態様として、前記4軸炭
素繊維織物の斜糸は、たて糸およびよこ糸に対して実質
的に45°角度で交差するように配置される。
【0013】本発明の好ましい態様として、前記リード
は、炭素繊維板状体と、この炭素繊維板状体の弁座側面
に形成されたゴム層を有してなり、リードと当接するこ
とのある弁座にはゴム部材が存在しないように構成され
る。
【0014】本発明における前記リードは、片端が固定
され振動運動するように作用して流体の流入を図るとと
もに、弁座との組み合わせで逆止弁作用を行うように構
成される。
【0015】本発明において、前記リードのゴム層厚さ
をTr、ベース厚さをTcとした場合、Tr/Tc=
0.1〜2.0となるように構成される。
【0016】本発明の好ましい態様として、前記ゴム層
の材質が、アクリロニトリルーブタジエンゴム(NB
R)、水素添加NBR、フッ素ゴム、フルオロシリコー
ンゴムのいずれかであるように構成される。
【0017】本発明の好ましい態様として、前記炭素繊
維を含有する炭素繊維板状体と、この炭素繊維板状体の
弁座側面に形成されたゴム層とは、プレス成型法によ
り、一体同時硬化によって成形されてなるように構成さ
れる。
【0018】本発明の好ましい態様として、前記リード
は、炭素繊維板状体と、この炭素繊維板状体の弁座側面
に形成されたフィルム層を有してなり、リードと当接す
ることのある弁座にはゴム部材が形成されてなるように
構成される。
【0019】本発明におけるリードは、3軸または4軸
の炭素繊維織物を含有する炭素繊維板状体を備えている
ので、積層厚を大きくせずにリードの面等方性を出すこ
とができる。
【0020】さらに、炭素繊維板状体の弁座側面にゴム
層を形成することにより、弁座側にゴム部材を設ける必
要がなく、簡易かつ歩留り良く製造することができる。
【0021】また、炭素繊維板状体の弁座側面にフィル
ム層を形成することにより(弁座側にゴム部材を設け
る)、弁座との当接面で平滑性が良くなりシール性が向
上するとともに消音効果が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0023】本発明の好適な実施形態として、弁体とし
て実質的な弁開閉動作を行うリードの弁座側面にゴム層
を形成し、このリードと当接することのある弁座にはゴ
ム部材が存在しない新規な形態を具体例に挙げて以下に
説明する。もちろん、リードにゴム層を設けずに、弁座
側にゴム部材を設ける形態でも差し支えはないが、前者
の場合には、特に、リードバルブが簡易かつ歩留りが良
く製造できる等のメリットがある。
【0024】図1には本発明のリードバルブ1の一形態
を示す概略斜視図が示され、図2には図1のA−A断面
矢視図が示される。図3にはバルブ本体10の概略斜視
図(実質的に図1の状態からリード7を除いたもの)が
示され、図4にはリード7の正面図、図5にはリード7
の厚さ方向の断面図が示される。
【0025】図1および図2に示されるように、本発明
のリードバルブ1は、実質的に矢印(α)方向にのみ流
体(一般的には空気)を通過させる流体の逆止弁機構を
備えている。本発明のリードバルブ1は、弁体として実
質的な弁開閉動作を行う板状のリード7と、このリード
7と当接して逆止シールをすることができる弁座17
(図2)を備えるバルブ本体10とを備えている。
【0026】本発明におけるリード7は、図2に示され
るように片端がビス3を介して固定板4により固定さ
れ、空気の一方向通過に伴い振動運動するように作用す
るとともに、弁座17との組み合わせで逆止弁作用を行
うようになっている。空気の通過時の状態(リード7が
開いた状態)が図2の点線で示される。
【0027】図3に示されるバルブ本体10は、実質的
に図1の状態からリード7を除いたものと考えて差し支
えない。この図3において、バルブ本体10は、バルブ
取り付けベース板11と、この上に所定の傾斜を持つよ
うに形成された一対のリード取り付け板13、13と、
リード取り付け板13,13の側面を塞ぐように形成さ
れた一対の測板部19,19を有している。
【0028】一対のリード取り付け板13、13にはそ
れぞれ、3つの流体通気口16が形成されている。な
お、流通通気口16数は、設計仕様により適宜選定され
るものであり、特に制限されるものではない。図1およ
び図3の状態を比べれば明かなように、流通通気口16
の外部周縁部(分かり易いようにドット(点)で表示し
てある)が弁座17に相当する。
【0029】好適な実施形態である弁座17には、従来
から一般にシール用、消音用として用いられているゴム
部材が存在しない。この実施形態においては、バルブ本
体10側にゴム部材を形成しない代わりにリード7に創
意工夫が凝らされている。
【0030】すなわち、本実施形態のリード7は、図5
に示されるように炭素繊維を含有する炭素繊維板状体7
1と、この炭素繊維板状体71の弁座側面に形成された
ゴム層75を有して構成される。ゴム層75がバルブ本
体10の弁座17と当接するようにリード7が配設され
る。以下、炭素繊維板状体71およびゴム層75につい
て詳述する。
【0031】炭素繊維を含有する炭素繊維板状体71の
形成 本発明における炭素繊維板状体71は、3軸または4軸
に織られた炭素繊維(3軸炭素繊維織物または4軸炭素
繊維織物)を含有する。
【0032】これらの炭素繊維は、一般に、熱硬化性樹
脂(例えば、エポキシ樹脂やポリエステル樹脂等のマト
リックス材料)に含浸させた後、半硬化させたシート状
のプリプレグとして準備される。
【0033】最初に3軸炭素繊維織物(3軸織物)につ
いて説明する。3軸の織り方向を規制する3軸の交叉角
度は45°〜90°の範囲で設定可能であるが、なかで
も特に、各糸が略60°の交叉角度で織られている3軸
織物を用いることが好ましい。極端に強度の弱い方向を
なくすることができ、あらゆる方向からの外力に対応す
ることができるからである。
【0034】図6(a)および(b)にそれぞれ好適な
3軸織物の組織形態が示される。図6(a)は、互いに
60°の角度で交叉する3本の糸が交叉部で互いの糸が
動かないように制約された基本構造を示すものである。
すなわち、60°の角度で交叉している2方向の経糸3
1,32に緯糸33が組織され、各糸が60°の交叉角
で織られている。図6(b)は、基本構造の応用として
空間部にさらに一本をそれぞれ追加したバイプレンの形
態であり、2方向の経糸31a,31bおよび32a,
32bに緯糸33a,33bが組織され、各ペアの糸が
60°の交叉角で織られている。図6(b)バイプレン
の形態が、最も好適な態様である。
【0035】次いで、4軸炭素繊維織物(4軸織物)に
ついて説明する。図7に示されるように4軸織物は、た
て糸40a、よこ糸40b、および斜糸40c,40d
から構成される。また、図面から明らかなように斜糸4
0c,10dは、互いに交差する右斜糸40c(図面の
左上から右下に傾斜する糸)および左斜糸40d(図面
の右上から左下に傾斜する糸)から構成され、これらの
右斜糸40cおよび左斜糸40dは、それぞれ、たて糸
40aおよびよこ糸40bに対して実質的に45度の角
度で交差するように配置される。実質的に45度の角度
とは、45度±15度範囲の角度(好ましくは、45度
±5度)である。
【0036】このような4軸炭素繊維織物も上述したよ
うに樹脂を含浸させて形成したいわゆるプリプレグとし
て準備される。
【0037】また、本発明においては、上記の3軸また
は4軸炭素繊維織物に加えて、一方向に平行に引き揃え
て配列させた炭素繊維含有のプリプレグを準備してお
き、この一方向プリプレグを上記の3軸または4軸のプ
リプレグと適宜組み合わせた状態で用い、所望のリード
物性(リードに必要な強度や剛性、平面性など)を得る
ようにすることが望ましい。
【0038】すなわち、半硬化させたシート状の複数種
のプリプレグ(1軸、および3軸、または4軸)の数枚
を積層して加熱圧着することにより板状の炭素繊維板状
体71が形成される。平行に引き揃えた線状の炭素繊維
以外に、いわゆる平織り、朱子織りなどのクロス織物に
形成されたものも用いられ得る。
【0039】例えば、3軸炭素繊維織物(交差角度60
°、織密度18.5×18.5×18.5(本/イン
チ))プリプレグを中央に配置し、その両側にそれぞれ
1方向炭素繊維プリプレグを配置して形成した炭素繊維
板状体(リード)は、従来より提案されているリードに
比べて約1.3倍耐久性が向上すること確認されてい
る。
【0040】ゴム層75の形成 ゴム層75を形成するための薄肉のゴムシートを準備し
ておく。このものは半加硫の状態であることが望まし
い。上記炭素繊維板状体71を加圧成形(加圧圧着)す
る際に、同時にゴムシートを積層しておき、同時加圧成
形して一体化させることが望ましい。すなわち、上記炭
素繊維を含有する炭素繊維板状体71と、この炭素繊維
板状体71の弁座側面に形成されたゴム層75とは、プ
レス成型法により、一体同時(加熱)硬化によって成形
することが望ましい。最終的に所望のリード形状(例え
ば図4に示されるような形状)に打ち抜かれ、リードが
形成される。ゴム層75の存在により打ち抜き時に周辺
部の微小クラックの発生等が防止でき、耐久性が向上す
るという効果も発現する。
【0041】このようなリードのゴム層75は、前記バ
ルブ本体10の弁座17と当接した際に、少なくとも当
接面におけるシール作用、消音作用を発揮するようにな
っている。ゴム層75の材質は、アクリロニトリルーブ
タジエンゴム(NBR)、水素添加NBR、フッ素ゴ
ム、フルオロシリコーンゴムが好ましい。特に、排ガス
の清浄化を図るために燃焼用空気の取り込みを行うリー
ドバルブ(いわゆるSAV:Secondary Air Valve)用
のリードには、耐熱性が要求され、この場合には、特
に、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴムを用いるのが
よい。
【0042】リードのゴム層75の厚さをTr、炭素繊
維板状体71の厚さをTcとした場合、Tr/Tc=
0.1〜2.0(好ましくは、0.4〜1.2)に設定
するのがよい。Tr/Tcの値が0.1未満となると、
ゴム層75のシール、消音等の機能が十分に発揮できな
くなる傾向が生じてしまう。また、この値が2.0を超
えると、過剰なゴム量となり、リードの重量が増し、リ
ードの高サイクル作動時の逆止シール性において応答性
が悪くなる傾向が生じてしまう。ちなみに、炭素繊維板
状体71の厚さTcは、0.01〜1mm程度とされ
る。
【0043】上述したように本発明の他の実施形態とし
て、リード側にゴム層を設けずに、弁座側にゴム部材が
存在する形態も存在する。この場合、前記リードは、上
記炭素繊維板状体のみとしても良いが、さらにこの炭素
繊維板状体の弁座側面にフィルム層を形成してもよい。
このフィルム層を設けることにより、弁座との当接面で
平滑性が良くなりシール性が向上するとともに消音効果
が向上する。
【0044】フィルム層の材質としては、特に、制限は
ないが、耐熱性のあるポリイミドフィルムを用いること
が好ましい。フィルム層の厚さは、0.01〜0.5m
m、特に0.03〜0.3mmが好ましい。フィルム層
の形成は、炭素繊維板状体71に含浸されている樹脂が
硬化する前に、フィルムと未硬化の炭素繊維板状体71
とを貼り合わせて、その後一体的に硬化結合させればよ
い。さらに消音性を高めるために、炭素繊維板状体71
の弁座側と反対面にも上記と同様はフィルム層を形成し
ても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、流体の逆止弁機構を備えるリ
ードバルブであって、該リードバルブは、弁体として実
質的な弁開閉動作を行う板状のリードと、このリードと
当接して逆止シールをすることができる弁座を備えるバ
ルブ本体とを備え、前記リードは、3軸または4軸に織
られた炭素繊維を含有する炭素繊維板状体を有してなる
ように構成されるので、特にリードの面等方性に優れ耐
久性が良く、高速応答性にも有利に作用するという効果
が発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリードバルブの一形態を示す概略斜視
図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】バルブ本体の概略斜視図である。
【図4】リード7の正面図である。
【図5】リードの厚さ方向の断面図である。
【図6】図6(a)および(b)はそれぞれ本発明で用
いる好適な3軸織物の組織形態を示した図面である。
【図7】本発明で用いられる4軸織物の組織形態を示し
た図面である。
【符号の説明】
1…リードバルブ 7…リード 10…バルブ本体 17…弁座 71…炭素繊維板状体 75…ゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D03D 15/12 D03D 15/12 Z 25/00 25/00 D04C 1/02 D04C 1/02 Fターム(参考) 3G091 CA22 3H058 AA15 BB02 BB24 BB35 CA13 CA19 CB04 CB06 CB14 CC04 CC05 EE04 EE15 4L046 AA24 BA00 BB00 4L048 AA05 BA22 BB06 DA41

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の逆止弁機構を備えるリードバルブ
    であって、 該リードバルブは、弁体として実質的な弁開閉動作を行
    う板状のリードと、このリードと当接して逆止シールを
    することができる弁座を備えるバルブ本体とを備え、 前記リードは、3軸に織られた炭素繊維(3軸炭素繊維
    織物)を含有する炭素繊維板状体を有してなることを特
    徴とするリードバルブ。
  2. 【請求項2】 流体の逆止弁機構を備えるリードバルブ
    であって、 該リードバルブは、弁体として実質的な弁開閉動作を行
    う板状のリードと、このリードと当接して逆止シールを
    することができる弁座を備えるバルブ本体とを備え、 前記リードは、4軸に織られた炭素繊維(4軸炭素繊維
    織物)を含有する炭素繊維板状体を有してなることを特
    徴とするリードバルブ。
  3. 【請求項3】 前記3軸炭素繊維織物は、織物を構成す
    る各炭素繊維が略60°の交差角度で織られている請求
    項1に記載のリードバルブ。
  4. 【請求項4】 前記3軸炭素繊維織物は、バイプレーン
    構成からなる請求項1または請求項3に記載のリードバ
    ルブ。
  5. 【請求項5】 前記4軸炭素繊維織物の斜糸は、互いに
    交差する右斜糸および左斜糸から構成される請求項2に
    記載のリードバルブ。
  6. 【請求項6】 前記4軸炭素繊維織物の斜糸は、たて糸
    およびよこ糸に対して実質的に45°角度で交差するよ
    うに配置される請求項5に記載のリードバルブ。
  7. 【請求項7】 前記リードは、炭素繊維板状体と、この
    炭素繊維板状体の弁座側面に形成されたゴム層を有して
    なり、リードと当接することのある弁座にはゴム部材が
    存在しない請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の
    リードバルブ。
  8. 【請求項8】 前記リードは、片端が固定され振動運動
    するように作用して流体の流入を図るとともに、弁座と
    の組み合わせで逆止弁作用を行う請求項1ないし請求項
    7のいずれかに記載のリードバルブ。
  9. 【請求項9】 前記リードのゴム層厚さをTr、ベース
    厚さをTcとした場合、Tr/Tc=0.1〜2.0に
    設定される請求項7または請求項8に記載のリードバル
    ブ。
  10. 【請求項10】 前記ゴム層の材質が、アクリロニトリ
    ルーブタジエンゴム(NBR)、水素添加NBR、フッ
    素ゴム、フルオロシリコーンゴムである請求項7ないし
    請求項9のいずれかに記載のリードバルブ。
  11. 【請求項11】 前記炭素繊維を含有する炭素繊維板状
    体と、この炭素繊維板状体の弁座側面に形成されたゴム
    層とは、プレス成型法により、一体同時硬化によって成
    形されてなる請求項7ないし請求項10のいずれかに記
    載のリードバルブ。
  12. 【請求項12】 前記リードは、炭素繊維板状体と、こ
    の炭素繊維板状体の弁座側面に形成されたフィルム層を
    有してなり、リードと当接することのある弁座にはゴム
    部材が形成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれ
    かに記載のリードバルブ。
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