JPS61266632A - 繊維強化樹脂用補強材料 - Google Patents

繊維強化樹脂用補強材料

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JPS61266632A
JPS61266632A JP60105899A JP10589985A JPS61266632A JP S61266632 A JPS61266632 A JP S61266632A JP 60105899 A JP60105899 A JP 60105899A JP 10589985 A JP10589985 A JP 10589985A JP S61266632 A JPS61266632 A JP S61266632A
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JP
Japan
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fibers
fiber
reinforcing
reinforced resin
carbon
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JP60105899A
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English (en)
Inventor
清 本間
隆 中山
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繊維強化樹脂用補強材料に関するものである
。さらに詳しくは、特に炭素繊維強化樹脂用の補強材料
として好適な補強基材に関するものである。
(従来技術〕 シート状の炭素繊維強化樹脂を得るための炭素繊維補強
基材として、従来、2方向性織物が一般的に用いられて
いる。しかし、この補強基材は糸軸方向に対しては高い
物性を示すものであるが、45°方向に対しては著しく
低くなり、繊維強化樹脂のシート面内での物性の異方性
が極めて大きいという欠点がおる。
このような欠点を解消するため、特開昭58−1637
50号公報にみられるように経糸軸方向に対して、±4
5°の斜め糸も織込んだ織物体が考えられている。
しかし、上記公報記載の4軸織物体を構成している各糸
条は互いに交錯しており、その交錯点において大きく屈
曲しているため炭素繊維強化樹脂にした場合、応力が加
わるとその交錯点に応力集中が生じ、炭素繊維自身の強
度よりもはるかに低い強度で破壊してしまうという欠点
があるものであった。
また、斜め方向にも補強繊維を交差させる方法として、
一般の経緯織物やあるいは補強繊維を一方向に揃えて樹
脂含浸させてなる一方向性プリプレグをバイアスカット
して積層する方法が一般的に知られているが、かかる方
法においては、カットロスが多量に発生するなどの不都
合があり、また、作業の連続化が実際上できず大変面倒
である。
ざらにまた、斜め方向に補強繊維が連続していない点か
ら十分な強度が得られない、またあるいは積層の仕方に
おいて精度高く隣接させねば物性にバラツキが生じるな
どの数多くの実際上の問題があるものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述のような従来技術の欠点を解消し
、斜め方向にも補強繊維を交差させて面内方向の疑似等
方性を得るようにし、しかも、炭素繊維を実質的に真直
ぐな状態で存在せしめることができて、高強度で強度ム
ラの少ない繊維強化樹脂用補強材料を提供せんとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明の繊維強化樹脂用補強材料は
、補強繊維からなる経糸条群と緯糸条群および2種の斜
め糸条群がそれぞれ実質的に交錯かつ屈曲することなく
交差状態で積層されており、これらの4者糸条群をタテ
またはヨコ方向、あるいはタテ方向およびヨコ方向の双
方において可撓性繊維による補助糸でもって織組織させ
て一体化せしめた織物体からなることを特徴とする繊維
強化樹脂用補強材料でおる。
〔作用〕
以下、本発明について図面等に従い、詳細に説明する。
第1図は本発明により得られる繊維強化樹脂用補強材料
の最も好ましい一実施態様例を示す織組織構造図であり
、第2図はその断面を示すものである。1.2.3.4
は炭素繊維からなる補強繊維、5.6はガラス繊維また
はポリアラミド繊維などからなる可撓性繊維による補助
糸である。
第1図および第2図において、1は応力が集中するよう
な屈曲を有しない炭素繊維(マルチフィラメント)から
なる経糸、4は1と同様に応力が集中するような屈曲を
有しない炭素繊維(マルチフィラメント)からなる緯糸
である。2と3も、1と同様に応力が集中するような屈
曲を有しない炭素繊維(マルチフィラメント)からなり
、それぞれ炭素繊維からなる経糸1に対して、はぼ−4
5°、+45°の角度である斜め糸である。
そして、上記4者のそれぞれの糸条1.2.3.4は、
交錯することなく積層状態で交差している。
5は炭素繊維からなる各経糸1の中間位置に配置された
補助糸で、ガラス繊維(マルチフィラメント)またはポ
リアラミド繊維(マルチフィラメント)からなっている
。また、6も5と同様に炭素繊維からなる各緯糸4の中
間位置に配置された補助糸で、ガラス繊維(マルチフィ
ラメント)またはポリアラミド繊維(マルチフィラメン
ト)からなり、これらそれぞれの補助糸5.6は補強繊
維である炭素Ia維からなる糸条1.2.3.4に対し
屈曲状態で交錯して該炭素繊維からなる糸条1.2.3
.4を一体的に保持させている。
上記した実施態様例において、以上の織組織構造をとる
ことにより、斜め方向にも補強繊維である炭素繊維を配
列しているため、該方向の強度が向上し、ねじれに対し
て強いシート状繊維強化樹脂を得ることができる。
ここで斜め糸の角度は、面内方向において疑似等方性を
得るためにはそれぞれ+45°が最も良いが、目的によ
っては他の角度も経糸および緯糸の密度によって自在に
得られるものである。
さらに炭素繊維は実質的に屈曲のない状態で存在させる
ことができ、かつ補助糸を構成するガラス繊維やポリア
ラミド繊維は高強度、高弾性であり、しかも炭素繊維に
比べ十分に大きな破断伸度を有しているから応力が加わ
った場合、該補助糸に応力が集中しても炭素繊維が破断
する前に補助糸が破断してしまうことはない。そのため
炭素繊維の高強度、高弾性といった優れた特性を実際上
何ら損うことなく利用できるものである。
なあ、上述の実施態様において、補強繊維でおる4種の
炭素繊維からなる糸条の積層順位は第1図に例示したよ
うに下層部から90’方向糸、+45°方向糸、−45
°方向糸、O°方向糸の順だけでなく、他の順位として
ももちろんよいものである。
また補助糸は、補強繊維である4種の炭素繊維の糸条群
を一体的に保持して強化材に形態保持特性を与えること
を主目的としているものであり、一方、繊維強化樹脂と
しての強度や弾性率はある程度まで炭素繊維の体積含有
率に比例して大きくなるものであるので、該補助糸の体
積含有率はできるだけ低くするのが望ましい。
例えば、本発明者らの知見によれば補助糸の体積含有率
は、好ましくは0.5〜2%の範囲内でおる。ここで、
該体積含有率とは、繊維強化樹脂中に含まれている補助
糸の体積百分率でおる。
この点、補助糸として、高強度、高弾性率であり、かつ
破断伸度の大きいガラス繊維またはポリアラミド繊維を
用いれば、その断面積を炭素繊維の三分の一以下にする
ことが可能となり、その分だけ炭素繊維の体積含有率を
高くすることができるものである。
さらに補助糸をタテ、ヨコ方向のどちらか一方にして、
それに対するヨコまたはタテ方向に補強繊維である炭素
繊維を用いることで炭素繊維の体積含有率を高くするこ
ともできる。
以上、本発明の目的を十分に発揮させるため、補強繊維
に炭素繊維を、そして補助糸にガラス繊維またはポリア
ラミド繊維を用いた場合について述べたが、コスト低減
等を図る目的で、補強繊維を炭素繊維以外のもの、また
補助繊維をガラス繊維またはポリアラミド繊維以外のも
のを用いてもかまわない。
また、前述4者糸条群を、全て同一素材糸条として構成
する必要もなく、場合によっては、異素材糸条を組合せ
て用いても、もちろんよい。
第3図は、補助糸の交錯点を減少させた織組織例を示す
ものであるが、なお、さらに交錯点を減少させた織組織
も可能である。
〔発明の効果〕
本発明の繊維強化樹脂用補強材料によれば、例えば、以
下に列記する如き効果を得ることができる。
すなわち、 (1)  補強繊維が斜め方向に配列されているため斜
め方向の強度が向上し、ねじれに対して強いシート状繊
維強化樹脂を得ることができる。これは、該斜め方向配
列補強繊維に炭素繊維を用いたとき顕著に発揮される。
(2)補強繊維に炭素繊維を用いた場合、該炭素繊維の
各糸条群は、それぞれ交錯かつ屈曲せずして交差し、補
助糸で織組織されているので、該炭素繊維は真直ぐな状
態で存在しているため炭素繊維の高強度、高弾性といっ
た優れた特性を実質上何ら損うことなく十分に利用でき
る。
(3)補助糸として例えば用いられるガラス繊維または
ポリアラミド繊維は、たとえば補強繊維として用いられ
る炭素繊維に比べ十分大きな破断伸度を有しているので
、応力が加わった場合、該補助糸に応力が集中しても該
炭素繊維が破断する前に補助糸が破断してしまうことが
ほとんどない。
(4)  補助糸として例えば用いられるガラス繊維ま
たはポリアラミド繊維は高強度、高弾性特性を有してい
るので、その繊維の断面積を小さくすることが可能とな
り、補強繊維の体積含有率を高くすることができる。こ
の効果は、補強繊維として炭素繊維を用いた場合、特に
高く発揮される。
(5)  補助糸として例えば用いられるガラス繊維ま
たはポリアラミド繊維は、プリプレグの加工温度(12
0℃〜180℃)でもほとんど収縮しないから補強繊維
である炭素繊維などへほとんど影響を及ぼさないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維強化樹脂用補強材料の一実施態様
例を示す織組織構造図であり、第2図はその断面図であ
る。第3図は他の実施例の織組織構造図を示したもので
ある。 図中において、1.2.3.4は炭素繊維、5、6はガ
ラス繊維またはポリアラミド繊維である。 7.8.9.10は炭素繊維、11.12はガラス繊維
またはポリアラミド繊維である。 特許出願人  東 し 株 式 会 社1   尤1 
n 尤2霞

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)補強繊維からなる経糸条群と緯糸条群および2種
    の斜め糸条群がそれぞれ実質的に交錯かつ屈曲すること
    なく交差状態で積層されており、これらの4者糸条群を
    タテまたはヨコ方向、あるいはタテ方向およびヨコ方向
    の双方において可撓性繊維による補助糸でもって織組織
    させて一体化せしめた織物体からなることを特徴とする
    繊維強化樹脂用補強材料。
  2. (2)補強繊維が炭素繊維であり、可撓性繊維がガラス
    繊維であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の繊維強化樹脂用補強材料。
  3. (3)補強繊維が炭素繊維であり、可撓性繊維がポリア
    ラミド繊維であることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の繊維強化樹脂用補強材料。
JP60105899A 1985-05-20 1985-05-20 繊維強化樹脂用補強材料 Pending JPS61266632A (ja)

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