JP2002349648A - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JP2002349648A JP2001164932A JP2001164932A JP2002349648A JP 2002349648 A JP2002349648 A JP 2002349648A JP 2001164932 A JP2001164932 A JP 2001164932A JP 2001164932 A JP2001164932 A JP 2001164932A JP 2002349648 A JP2002349648 A JP 2002349648A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ型作業車両に於いて、車体の操向操
作量に応じて左右出力の回転比を変えることにより車体
の旋回状態を調整可能にするとともに、左右夫々のクロ
ーラ式走行装置の構成を簡素化してコストダウンを図
る。 【解決手段】 リヤアクスルケース47内に、入力軸7
2と出力軸74を同軸に枢着し、双方の軸間に2段遊星
ギヤ機構75を設ける。この2段遊星ギヤ機構75のキ
ャリア76には隔壁76cを挟んで正転用クラッチ77
と逆転用クラッチ78を設け、これら2段遊星ギヤ機構
75や正転用クラッチ77、逆転用クラッチ78等から
正逆転切り換え機構73が構成される。車体の操向操作
量に応じて正逆転切り換え装置73を切り換えることに
より、左右出力の回転方向と回転数を連続的に変化させ
て、車体の旋回状態を調整可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無段変速装置に関す
るものであり、特に、例えば各種車両の変速装置や工作
機械の回転軸に利用することができる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
此種無段変速装置には、油圧ポンプと油圧モータからな
る静油圧式無段変速装置が知られている。しかし、コス
トが高い上に、大きな設置スペースが必要であった。
【0003】そこで、低コストで且つ設置スペースが小
さい無段変速装置を提供するために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を鑑
みて無段変速装置を以下のように構成した。即ち、請求
項1記載の発明は、入力軸72と一体の入力側サンギヤ
79と、出力軸74と一体の出力側サンギヤ80との間
に、プラネタリギヤ82,83及びカウンタプラネタリ
ギヤ85を有する2段遊星ギヤ機構75を介装するとと
もに、前記各プラネタリギヤを接続するキャリア76
を、前記入力側サンギヤ79と一体回転させるよう固定
する正転出力用固定手段77と、前記入力側サンギヤ7
9に対して絶対位置を固定する逆転出力用固定手段78
を設けたことを特徴とする無段変速装置とした。
【0005】また、請求項2記載の発明は、前記正転出
力用固定手段77と逆転出力用固定手段78を、同一軸
芯上に並設した多板式クラッチ機構にて構成するととも
に、前記双方の固定手段77,78のどちらか一方のデ
ィスクを圧着することにより、前記キャリア76を入力
側サンギヤ79と一体回転させるように固定するか、或
いは、前記入力側サンギヤ79に対して絶対位置を固定
するかを変更する構成とした請求項1記載の無段変速装
置とした。
【0006】また、請求項3記載の発明は、前記正転出
力用固定手段77と逆転出力用固定手段78を、同一軸
芯上に並設した多板式クラッチ機構にて構成するととも
に、前記双方の固定手段77,78の間に、一方のディ
スクを圧着状態とし背反的に他方のディスクを非圧着状
態に付勢する付勢手段を備え、この付勢手段に抗して前
記双方の固定手段77,78のどちらか一方のディスク
を圧着することにより、前記キャリア76を入力側サン
ギヤ79と一体回転させるように固定するか、或いは、
前記入力側サンギヤ79に対して絶対位置を固定するか
を変更する構成とした請求項1記載の無段変速装置とし
た。
【0007】また、請求項4記載の発明は、前記正転出
力用固定手段77と逆転出力用固定手段78を、同一軸
芯上に並設した多板式クラッチ機構にて構成するととも
に、前記双方の固定手段77,78のディスク圧着状態
を油圧操作にて変更する請求項1,2または3記載の無
段変速装置とした。
【0008】また、請求項5記載の発明は、前記正転出
力用固定手段77と逆転出力用固定手段78を、同一軸
芯上に並設した多板式クラッチ機構にて構成するととも
に、前記双方の固定手段77,78のディスク圧着状態
を比例圧力制御弁から送られる油圧操作にて変更する請
求項1,2,3または4記載の無段変速装置とした。
【0009】また、請求項6記載の発明は、前記出力軸
74には2段遊星ギヤ機構75の出力回転を検出するプ
レート86をキャリア76と一体的に固設し、このプレ
ート86の近傍に回転センサを配置するとともに、該回
転センサにてキャリア76の回転・非回転状態を検出可
能に構成した請求項1,2,3,4または5記載の無段
変速装置とした。
【0010】
【発明の作用】入力軸72の回転は、入力側サンギヤ7
9、2段遊星ギヤ機構75を介して出力軸サンギヤ8
0、出力軸74と伝達される。このとき、正転出力用固
定手段77により前記2段遊星ギヤ機構75のキャリア
を入力側サンギヤ79と一体的に固定すると、前記入力
軸72の回転が正転で伝達され、前記固定を徐々に解除
していくことで、入力側サンギヤ79に対し各プラネタ
リギヤ82,83,85が相対的に回転して前記正回転
の速度が減速される。更に、前記固定が完全に解除され
ると回転が停止する。
【0011】一方、逆転出力用固定手段78によって、
前記2段遊星ギヤ機構75のキャリア76を任意の固定
部材に固定すると、前記入力軸72の回転が逆転で伝達
され、前記固定を徐々に強固にしていくことで、入力側
サンギヤ79に対し各プラネタリギヤ82,83,85
が相対的に回転しなくなって絶対的に固定され、前記入
力軸72の回転を逆回転で出力軸74に伝達して増速す
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように構成した請求項1記載の発
明は、入力軸と出力軸との間に2段遊星ギヤ機構を介装
するとともに、正転出力用固定手段と逆転出力用固定手
段を設けたので、双方の固定手段の作動により正転出力
から逆転出力まで連続して無段変速できる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、前記双方の
固定手段を多板式クラッチ機構にて構成したので、どち
らか一方のディスクを圧着することにより、前記キャリ
アを入力側サンギヤと一体回転させるか、入力側サンギ
ヤに対してキャリアを絶対位置に固定するかを変更で
き、正転出力から逆転出力まで連続して無段変速でき
る。
【0014】また、請求項3記載の発明は、前記双方の
固定手段を多板式クラッチ機構にて構成するとともに、
一方のディスクを圧着状態とし背反的に他方のディスク
を非圧着状態に付勢する付勢手段を備えたことにより、
該付勢手段に抗してどちらか一方のディスクを圧着すれ
ば、前記キャリアを入力側サンギヤと一体回転させる
か、入力側サンギヤに対してキャリアを絶対位置に固定
するかを変更でき、コンパクトな構成にて、正転出力か
ら逆転出力まで連続して無段変速できる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、前記双方の
固定手段を多板式クラッチ機構にて構成するとともに、
双方の固定手段のディスク圧着状態を油圧操作にて変更
することにより、無段変速の制御が容易となる。
【0016】また、請求項5記載の発明は、前記双方の
固定手段を多板式クラッチ機構にて構成するとともに、
双方の固定手段のディスク圧着状態を比例圧力制御弁か
らの油圧操作にて変更することにより、無段変速の制御
が正確且つ容易となる。
【0017】また、請求項6記載の発明は、2段遊星ギ
ヤ機構の出力回転を検出するプレートをキャリアと一体
的に固設し、回転センサにてキャリアの回転・非回転状
態を検出可能に構成したので、キャリアの固定と回転部
材とを共用することができ、コストダウンとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1及び図2は作業車両の一例と
してクローラ型のトラクタ10を示し、リヤアクスル1
1に駆動スプロケット12を取り付け、この駆動スプロ
ケット12を回転支持するトラックフレーム13に従動
スプロケット14と転輪15を枢着し、これら駆動スプ
ロケット12と従動スプロケット14,転輪15間にク
ローラ16を卷装し、トラックフレーム13の前端部を
車体フレーム17に固着してクローラ式走行装置Cを構
成している。符号23はミッションケースであり、前記
クローラ式走行装置Cはこのミッションケース23の左
右側方に支持され、且つ、ミッションケース23よりも
後方に突出しており、該クローラ式走行装置Cのクロー
ラ16は車体の後端部よりも後方に位置している。後述
するように、エンジン46の回転動力はミッションケー
ス23に入力され、該ミッションケース23内の変速装
置にて変速された後にリヤアクスル11に伝達され、駆
動スプロケット12が回転してクローラ16が駆動され
る。
【0019】運転席18の近傍には、対地作業機26の
昇降位置を設定するポジションレバー40、対地作業機
26の耕深量を設定する耕深調整ダイヤル41、対地作
業機26の左右方向の傾きを設定する水平調整ダイヤル
42等が設けられ、運転席18の下部には車体の左右方
向のローリング角を検出するスロープセンサ43を設置
してある。更に、運転席18の前方に操向操作部である
回転操作式のステアリングハンドル19を設けてあり、
ステアリングハンドル軸20はステアリングハンドルコ
ラム21内に挿入され、その基端部にはステアリング操
作装置22が装着されている。更に、ステアリングハン
ドルコラム21の右側部にブレーキペダル44を設ける
とともに、ステアリングハンドルコラム21の左側部に
クラッチペダル45を設ける。尚、運転席18の下方に
は制御部であるコントローラ100が設けられている。
【0020】また、車体の後部にはリンク機構25を介
してロータリ等の対地作業機26が連結されており、こ
のリンク機構25はトップリンク27と左右のロワリン
ク28,28とからなり、左右のリフトアーム29,2
9の先端とロワリンク28,28をリフトロッド30,
30にて連結し、リフトシリンダ32の駆動にてリフト
アーム29を回動することにより、リフトロッド30,
30を介してロワリンク28,28が上下動する。斯く
して、ロワリンク28,28の先端部を回動中心に前記
対地作業機26が昇降する。
【0021】リフトアーム29の回動基部には、対地作
業機26の昇降位置を検出するセンサとしてリフトアー
ム角センサ33が設けられ、このリフトアーム角センサ
33にてリフトアーム29の回動角を検出し、対地作業
機26の昇降高さを演算する。また、対地作業機26の
メインカバー34の後端部にリヤカバー35を回動自在
に取り付け、リヤカバーセンサ36によりリヤカバー3
5の回動角度を検出して、対地作業機26の耕深制御を
行えるように形成されている。
【0022】一方、車体に対する対地作業機26の左右
方向の傾きを変更するアクチュエータとして、左右どち
らかのリフトロッド30の途中にローリングシリンダ3
7を設け、該ローリングシリンダ37を伸縮させてロワ
リンク28のリフト量を左右で変えることにより、対地
作業機26のローリング角を変更可能に形成してある。
そして、前記ローリングシリンダ37に隣接してストロ
ークセンサ38を設け、該ストロークセンサ38により
ローリングシリンダ37の伸縮長さを検出して車体に対
する対地作業機26のローリング角を計測するととも
に、前記水平調整ダイヤル42の設定値に応じてローリ
ングシリンダ37を伸縮駆動し、対地作業機26のロー
リング制御を行えるようにしてある。
【0023】図3乃至図6にて動力伝達系の構成を説明
する。前記ミッションケース23はフロントミッション
ケース23aと、ミッドミッションケース23bと、リ
ヤミッションケース23cとからなり、フロントミッシ
ョンケース23aの前面には、その上部に動力入力軸4
8を突設してあり、車体フレーム17に囲繞されたエン
ジン回転出力軸49と動力入力軸48とが同軸に接続さ
れている。
【0024】エンジン46の回転動力は前記エンジン回
転出力軸49及び動力入力軸48からフロントミッショ
ンケース23a内に入力され、先ず減速ギヤ50により
ケース下部に伝達された後、後方の主クラッチ51へ伝
達されるとともに、フロントミッションケース23aの
前部に設けた油圧ポンプ52へ伝達される。また前記主
クラッチ51にて入切操作される動力は、ミッドミッシ
ョンケース23b内の主変速装置53及び副変速装置5
4にて適宜減速され、副変速出力軸となるピニオン軸5
5を介してリヤミッションケース23c内に伝達され
る。このリヤミッションケース23cには、左右側壁間
に支持軸68を設け、この支持軸68の中央よりやや偏
倚した位置に前記ピニオン軸55と噛み合うベベルギヤ
69をスプライン嵌合してある。
【0025】前記主変速装置53は、主変速駆動軸56
と主変速被駆動軸57間に1速から3速の前進速及び1
段の後進速を有するギヤ組58を設け、前記主変速被駆
動軸57内に設けたスライドキー59を前後に操作する
ことにより、何れか一つのギヤ組58を介して動力を伝
達する所謂キーシフト式変速機構となっている。
【0026】また、前記副変速装置54は、前記主変速
駆動軸56の延長上に副変速駆動軸60を枢着し、該副
変速駆動軸60に「高速」「低速」用の2段ギヤ61,
62を固設する一方、前記主変速被駆動軸57の延長上
に副変速被駆動軸即ち前記ピニオン軸55を設ける。そ
して、該ピニオン軸55にスライド式2段ギヤ63を設
け、このスライド式2段ギヤ63をスライドして前記2
段ギヤ61,62の何れかに噛合させる、所謂コンスタ
ントメッシュ式ギヤによる変速装置となっている。尚、
符号64はPTO伝達軸であり、リヤミッションケース
23cに設けたPTO変速装置65を経て、リヤミッシ
ョンケース23cの後部に突設されたリヤPTO軸66
へ動力を伝達する。
【0027】符号47はリヤミッションケース23cの
左右側方に設けたリヤアクスルケース47であり、該リ
ヤアクスルケース47は略筒状の鋳物ケースであって、
該リヤアクスルケース47にてクローラ式走行装置Cを
支持している。前述したように、前記リヤミッションケ
ース23cには、左右側壁間に支持軸68を枢着し、こ
の支持軸68の中央よりやや左に偏倚した位置に前記ピ
ニオン軸55と噛み合うベベルギヤ69をスプライン嵌
合し、該ベベルギヤ69と左右略対向位置にブレーキデ
ィスク70を設けてある。
【0028】そして、前記ブレーキペダル44と該ブレ
ーキディスク70とをリンク機構(図示せず)により接
続し、ブレーキペダル44の踏み込み操作により該ブレ
ーキディスク70を圧着することによって、支持軸68
の回転即ち左右クローラ16,16の回転を制動するよ
うに構成されている。また、前記支持軸68の左右両端
部には減速ギヤ組71を設け、この減速ギヤ組71を介
して前記ベベルギヤ69の回転をリヤアクスルケース4
7内の入力軸72に伝達する。
【0029】前記リヤアクスルケース47の内部には正
逆転切り換え装置73を配置してあり、この正逆転切り
換え装置73は、前記入力軸72と、この入力軸72の
一端部側に入力軸72と同軸に枢着された出力軸74
と、入力軸72と出力軸73の間に介装された2段遊星
ギヤ機構75と、この2段遊星ギヤ機構75のキャリア
76に設けられた湿式多板型の正転用クラッチ77(車
体外側)及び逆転用クラッチ78(車体内側)とから構
成されている。尚、前記キャリア76は、対峙する2面
間に2段遊星ギヤ機構75を構成している第1のキャリ
ア76aと、正転用クラッチ77及び逆転用クラッチ7
8が設けられている第2のキャリア76bとがボルト締
めにて一体に形成されている。
【0030】前記2段遊星ギヤ機構75の構成は、前記
入力軸72の一端部に入力側サンギヤ79を固設すると
ともに、前記出力軸74の一端部に出力側サンギヤ80
を固設してある。また、この入力軸72及び出力軸74
の軸回りに前記第1のキャリア76aを遊転自在に取り
付けるとともに、該第1のキャリア76aには入力軸7
2を中心とする同一円周上に複数本の第1キャリアピン
81,81…を設ける。本実施の形態では、同一円周上
に等間隔で3本の第1キャリアピン81,81,81を
設けてある。
【0031】そして、夫々の第1キャリアピン81に入
力側プラネタリギヤ82並びに出力側プラネタリギヤ8
3を同軸且つ一体に枢着する。更に、前記キャリア76
には第1キャリアピン81と同数の第2キャリアピン8
4を同一円周上に等間隔で設け、夫々の第2キャリアピ
ン84にカウンタギヤ85を枢着し、該カウンタギヤ8
5を前記出力側プラネタリギヤ83と出力側サンギヤ8
0の双方に噛合させてある。即ち、第1のキャリア76
aの対峙する2面間に第1及び第2のキャリアピン8
1,84を設けて、2段6軸の遊星ギヤ機構の構成とし
ている。
【0032】尚、第1のキャリア76aの外側面にはキ
ャリアピン固定プレート86をボルト締めしてあり、こ
のキャリアピン固定プレート86を第1のキャリア76
aの外形よりも大にして外縁部よりも外側へ張り出させ
るとともに、キャリアピン固定プレート86の先端を折
り曲げて切り欠き部86aを設け、回転センサ(図示せ
ず)にて読み取るようにしてある。従って、第1のキャ
リア76aの固定と回転の状態が、ダミーギヤ等を用い
ずして、簡単に検出することができる。また、キャリア
ピン固定プレート86の先端を折り曲げてあるので、周
囲の油が攪拌されて冷却性能を向上させことができる。
【0033】一方、前記正転用クラッチ77と逆転用ク
ラッチ78は第2のキャリア76bの隔壁76cを挟ん
で夫々が反対側に設けられ、正転用クラッチ77の駆動
ディスク77aは入力側サンギヤ79即ち入力軸72と
一体に係合し、正転用クラッチ77の被駆動ディスク7
7bは第2のキャリア76bと一体に係合している。ま
た、前記駆動ディスク77aと被駆動ディスク77bを
交互に重ね合わせてその隔壁76c側に押圧板90を設
け、この押圧板90と前記隔壁72cとの間にスプリン
グ91を介装し、該スプリング91により押圧板90を
車体外側へ押して駆動ディスク77aと被駆動ディスク
77bを圧着するように付勢されている。
【0034】これに対して、逆転用クラッチ78の駆動
ディスク78aはリヤアクスルケース47と一体に係合
し、逆転用クラッチ78の被駆動ディスク78bは第2
のキャリア76bと一体に係合している。また、前記駆
動ディスク78aと被駆動ディスク78bを交互に重ね
合わせてその隔壁72c側に押圧板92を設け、この押
圧板92と前記隔壁72cとの間に油圧ピストン93を
介装し、更に、前記正転用クラッチ77の押圧板90と
逆転用クラッチ78の押圧板92とを連結棒94にて連
結し、前記双方の押圧板90,92が一体に移動するよ
うに構成する。従って、油室95に圧力油が供給される
と油圧ピストン93が押圧板92を車体内側へ押し、駆
動ディスク78aと被駆動ディスク78bを圧着するよ
うに形成されている。
【0035】そして、前記出力軸74の他端部はリヤア
クスルケース47の外側開放部を遮蔽する蓋体96と一
体的に組み付ける構成となっており、この蓋体96は前
記リヤアクスルケース47と同様の鋳造製であって、前
記リヤアクスルケース47との接続用ボルト孔97,9
7…を有する外蓋部96aと、この外蓋部96aの内面
にボルトにより取り付けて内面を覆う内蓋部96bと、
前記外蓋部96aと内蓋部96b間に介在させるリング
ギヤ98等から構成されている。また、前記外蓋部96
aと内蓋部96bとの間にパック状の空間部99を形成
し、この空間部99内には、出力軸74と同軸にリヤア
クスル11の一端部を枢着するとともに、前記出力軸7
4の回転を減速させてリヤアクスル11へ伝達する遊星
ギヤ機構101を内装してある。
【0036】この遊星ギヤ機構101は、前記出力軸7
4の他端部に固設されたサンギヤ102と、リヤアクス
ル11の一端部に固設されたキャリア103と、該キャ
リア103に設けたキャリアピン104と、このキャリ
アピン104に枢着され且つ前記サンギヤ102並びに
リングギヤ99の双方に噛合するプラネタリギヤ105
とから構成されている。また、この遊星ギヤ機構101
は、ホイール仕様とクローラ仕様とを相互に変更する場
合や、ホイール仕様の車輪径を変更する場合等、トラク
タ10の仕様変更に応じて任意に減速比を変更できるよ
うな機構であってもよい。尚、106は回転数検出用ギ
ヤであり、この回転数検出用ギヤ106に対して非接触
型の回転センサ107を近接配置し、左右のクローラ1
6,16への出力回転数を検出できるように構成されて
いる。
【0037】次に、前記正逆転切り換え装置73の動作
について説明する。通常は前記スプリング91が押圧板
90を介して正転用クラッチ77の各ディスク77a,
77bを圧着しており、この状態では、正転用クラッチ
77の駆動側ディスク77aと係合する入力側サンギヤ
79と、被駆動ディスク77bと係合するキャリア76
とが一体回転するので、前記入力軸72の回転が入力側
サンギヤ79から出力側サンギヤ80へ1対1の回転比
で伝達され、入力軸72と出力軸74とが同一方向へ同
一回転数にて回転する。
【0038】一方、前記逆転用クラッチ78の油室95
へ圧力油を送り込むと、油圧ピストン93が押圧板92
を押圧して、逆転用クラッチ78の各ディスク78a,
78bを圧着する。この状態では、逆転用クラッチ78
の駆動側ディスク78aと係合するリヤアクスルケース
47と、被駆動ディスク78bと係合するキャリア76
とが一体となるので、該キャリア76は回転しない。従
って、前記入力軸72の回転は入力側サンギヤ79から
入力側プラネタリギヤ82へ減速されて伝わり、更に、
出力側プラネタリギヤ83からカウンタギヤ85を介し
て出力側サンギヤ80へ減速且つ逆回転で伝達され、入
力軸72と出力軸74とが逆方向へ回転し、その回転数
は2段遊星ギヤ機構75の各ギヤ比に応じて所定回転数
に減速される。
【0039】ここで、前記正転用クラッチ77が入り状
態で、入力軸72と出力軸74とが同一方向へ同一回転
数にて回転している場合に、前記油圧ピストン93によ
って逆転用クラッチ78の押圧板92が押されたときに
は、該押圧板92と前記正転用クラッチ77の押圧板9
0とが連結棒94にて連結されているため、双方の押圧
板90,92が一体に車体内側方向へ移動する。従っ
て、逆転用クラッチ78の各ディスク78a,78bが
圧着されるのに伴い、正転用クラッチ77の各ディスク
77a,77bはスプリング91の付勢に抗して徐々に
圧着が解除されていく。即ち、前記油室95へ供給する
油圧の上昇に応じて、前記正転用クラッチ77に滑りが
生じるとともに逆転用クラッチ78が半クラッチ状態で
接続され、出力軸74の回転数が低下する。
【0040】而して、片側のリヤアクスル11の回転数
が低下し、クローラ16の駆動速度が減速される。前記
油室95へ圧力油を送り続けて、油圧ピストン93の移
動量を図中車体内側に増加すると、前記正転用クラッチ
77の駆動用ディスク77aと被駆動用ディスク77b
の圧着が完全に解除されて前記出力側サンギヤ80の回
転はゼロとなり、片側のクローラ16の回転が停止して
正逆転切り換え装置73が正転状態から切り状態とな
る。この切り状態を経て、更に前記油室95へ圧力油を
送り続ければ、逆転用クラッチ78の駆動側ディスク7
8aと被駆動側ディスク78bが徐々に圧着されて出力
側サンギヤ80が逆回転し、片側のクローラ16が逆方
向に駆動されて正逆転切り換え装置73が逆転状態とな
る。
【0041】図7は制御系のブロック図であり、制御部
であるコントローラ100の内部には、各種情報を演算
処理するCPUと、各種センサ値や設定値を記憶するR
AMと、制御プログラムなどを記憶するROM等を有し
ており、該コントローラ100の入力部にはポジション
レバー40、耕深調整ダイヤル41、水平調整ダイヤル
42等の設定信号と、リフトアーム角センサ33、スロ
ープセンサ43、左右夫々のクローラ回転センサ10
7,107、ステアリング切れ角センサ110、スロッ
トル位置センサ111、エンジン回転数センサ112等
の検出信号が入力される。
【0042】また、これらの入力信号に基づき、コント
ローラ100の出力部からリフトシリンダ32用コント
ロールバルブの上げソレノイド若しくは下げソレノイ
ド、ローリングシリンダ37用コントロールバルブの伸
びソレノイド若しくは縮みソレノイド、ブレーキディス
ク70用コントロールバルブのブレーキソレノイド、左
右夫々の正逆転切り換え装置73用コントロールバルブ
のクラッチソレノイド、ガバナ調整用アクチュエータ等
に制御信号を出力する。
【0043】図8はコントローラ100から出力するク
ラッチ電流の大きさ(クラッチシリンダ圧)とクローラ
16の回転状態との関係を示し、例えば前進走行状態で
クラッチ電流が0Aの場合はクラッチシリンダ圧0kg/c
m2となり、前述したように、スプリング91の付勢にて
正転用クラッチ77が全圧で接続し、前記入力軸72の
回転がそのまま出力軸74に伝達されて、クローラ16
が前進方向に回転駆動される。コントローラ100から
正逆転切り換え装置73のクラッチソレノイドに出力す
るクラッチ電流を徐々に増加してクラッチシリンダ圧を
昇圧させれば、クラッチ電流が0.2A付近で正転用ク
ラッチ77に滑りが生じてクローラ16の前進方向への
回転数が低下する。クラッチ電流が0.4A付近に増加
した場合は、クラッチシリンダ圧が10kg/cm2程度とな
り、正転用クラッチ77及び逆転用クラッチ78の何れ
もが切り状態を保持する。このため、前記入力軸72の
回転が出力軸74及びリヤアクスル11に伝達されず、
クローラ16は回転駆動されない。
【0044】斯かる状態から、クラッチ電流を更に増加
して0.6A付近とした場合は、逆転用クラッチ78が
滑りを生じながら接続され、入力軸72の回転が逆転し
て出力軸に伝達され、半クラッチ状態でクローラ16は
後進方向に回転を始める。そして、クラッチ電流を0.
8A付近まで増加させた場合は、クラッチシリンダ圧が
20kg/cm2となって、逆転用クラッチ78が全圧で接続
する。従って、クローラ16は後進方向へ高速回転で駆
動される。
【0045】このように、コントローラ100から出力
するクラッチ電流を変化させることにより、正逆転切り
換え装置73のクラッチシリンダ圧を増減して、正転用
クラッチ77及び逆転用クラッチ78の接続状態が連続
的に変化し、前記正逆転切り換え装置73が正転から逆
転の間で連続的に駆動トルクを有しつつ、クローラ16
の回転方向及び回転速度を連続的且つ任意に調整するこ
とができる。
【0046】而して、ステアリングハンドル19の操向
操作(回転操作)をステアリング切れ角センサ110に
て検出し、この操向操作量(切れ角変化)に応じて一方
の正逆転切り換え装置73のクラッチを制御し、旋回内
側のクローラ16の回転を減速することにより、左右の
クローラ16,16に回転差を与えて車体を旋回させる
ことができる。比較的固い地盤では、旋回内側のクロー
ラ16を停止または逆転させて、車体を急旋回させるこ
ともあるが、旋回時にクローラ16の回転をロックする
と地面が荒れやすいので、通常は旋回内側の正逆転切り
換え装置73のクラッチを滑らせて、旋回内側のクロー
ラ16の回転を減速することにより、車体を緩旋回させ
ている。
【0047】例えば、前進走行状態では、クラッチ電流
が0A即ちクラッチシリンダ圧0kg/cm2であるときは左
右双方の正転用クラッチ77,77が全圧で接続し、左
右のクローラ16,16が双方ともに前進回転駆動され
る。そして、ステアリングハンドル19の旋回操作があ
ったときは、一方(旋回内側)の正逆転切り換え装置7
3のクラッチソレノイドに対するクラッチ電流を徐々に
増加して、クラッチシリンダ圧を昇圧させていき、クラ
ッチ電流が0.2A付近で正転用クラッチ77に滑りが
生じ、一方のクローラ16の前進方向への回転が低下す
るため、左右のクローラ16,16に回転差が生じて車
体が旋回する。このクラッチ滑り状態を保持することに
より、地面を荒らさずに車体を緩旋回(ブレーキター
ン)させることができる。
【0048】また、一方(旋回内側)の正逆転切り換え
装置73のクラッチソレノイドに対するクラッチ電流を
0.4A付近に増加した場合は、クラッチシリンダ圧が
10kg/cm2程度となり、一方の正転用クラッチ77及び
逆転用クラッチ78の何れもが切り状態となる。このた
め、前記入力軸72の回転は一方のリヤアクスル11に
伝達されず、旋回内側のクローラ16の回転が停止して
旋回半径が小さくなり、車体を信地旋回(ロックター
ン)させることができる。
【0049】また、一方(旋回内側)の正逆転切り換え
装置73のクラッチソレノイドに対するクラッチ電流を
0.8A付近まで増加させた場合は、クラッチシリンダ
圧が20kg/cm2となって、一方の逆転用クラッチ78が
全圧で接続する。このため、前記入力軸72の回転が逆
転して出力軸74に伝達され、一方のリヤアクスル11
が逆転して、旋回内側のクローラ16が後進回転駆動さ
れる。従って、左右のクローラ16,16が相互に反対
方向へ回転して旋回半径が最小となり、車体を超信地旋
回(スピンターン)させることができる。
【0050】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】クローラ型トラクタの側面図。
【図2】クローラ型トラクタの背面図。
【図3】ミッションケースの内部を示す断面図。
【図4】リヤアクスルケースの内部を示す断面図。
【図5】(a)は図4のA−A線断面図、(b)は図4
のB−B線断面図。
【図6】動力伝達経路を示す解説図。
【図7】制御系のブロック図。
【図8】クラッチシリンダ圧とクローラの回転状態との
関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10 トラクタ 16 クローラ 23 ミッションケース 47 リヤアクスルケース 72 入力軸 73 正逆転切り換え装置 74 出力軸 75 2段遊星ギヤ機構 76 キャリア 76c 隔壁 77 正転用クラッチ 77a 駆動ディスク 77b 被駆動ディスク 78 逆転用クラッチ 78a 駆動ディスク 78b 被駆動ディスク 79 入力側サンギヤ 80 出力側サンギヤ 81 第1キャリアピン 82 入力側プラネタリギヤ 83 出力側プラネタリギヤ 84 第2キャリアピン 90 押圧板 91 スプリング 92 押圧板 93 油圧ピストン 94 連結棒 100 コントローラ C クローラ式走行装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D052 AA05 AA16 BB08 BB11 CC01 DD03 EE01 FF01 GG03 HH01 HH02 HH03 JJ01 JJ02 JJ06 JJ10 JJ14 JJ23 JJ26 JJ31 JJ37 3J028 EB10 EB16 EB25 EB33 EB37 FA06 FB03 FC13 FC14 FC16 FC24 FC62 GA01 GA25 HA13 HA14 3J057 AA04 BB04 EE09 FF10 FF12 GA49 GB10 GB22 GB27 GC10 GD04 GD26 HH01 HH08 JJ03 JJ04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸72と一体の入力側サンギヤ79
    と、出力軸74と一体の出力側サンギヤ80との間に、
    プラネタリギヤ82,83及びカウンタプラネタリギヤ
    85を有する2段遊星ギヤ機構75を介装するととも
    に、前記各プラネタリギヤを接続するキャリア76を、
    前記入力側サンギヤ79と一体回転させるよう固定する
    正転出力用固定手段77と、前記入力側サンギヤ79に
    対して絶対位置を固定する逆転出力用固定手段78を設
    けたことを特徴とする無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記正転出力用固定手段77と逆転出力
    用固定手段78を、同一軸芯上に並設した多板式クラッ
    チ機構にて構成するとともに、前記双方の固定手段7
    7,78のどちらか一方のディスクを圧着することによ
    り、前記キャリア76を入力側サンギヤ79と一体回転
    させるように固定するか、或いは、前記入力側サンギヤ
    79に対して絶対位置を固定するかを変更する構成とし
    た請求項1記載の無段変速装置。
  3. 【請求項3】 前記正転出力用固定手段77と逆転出力
    用固定手段78を、同一軸芯上に並設した多板式クラッ
    チ機構にて構成するとともに、前記双方の固定手段7
    7,78の間に、一方のディスクを圧着状態とし背反的
    に他方のディスクを非圧着状態に付勢する付勢手段を備
    え、この付勢手段に抗して前記双方の固定手段77,7
    8のどちらか一方のディスクを圧着することにより、前
    記キャリア76を入力側サンギヤ79と一体回転させる
    ように固定するか、或いは、前記入力側サンギヤ79に
    対して絶対位置を固定するかを変更する構成とした請求
    項1記載の無段変速装置。
  4. 【請求項4】 前記正転出力用固定手段77と逆転出力
    用固定手段78を、同一軸芯上に並設した多板式クラッ
    チ機構にて構成するとともに、前記双方の固定手段7
    7,78のディスク圧着状態を油圧操作にて変更する請
    求項1,2または3記載の無段変速装置。
  5. 【請求項5】 前記正転出力用固定手段77と逆転出力
    用固定手段78を、同一軸芯上に並設した多板式クラッ
    チ機構にて構成するとともに、前記双方の固定手段7
    7,78のディスク圧着状態を比例圧力制御弁から送ら
    れる油圧操作にて変更する請求項1,2,3または4記
    載の無段変速装置。
  6. 【請求項6】 前記出力軸74には2段遊星ギヤ機構7
    5の出力回転を検出するプレート86をキャリア76と
    一体的に固設し、このプレート86の近傍に回転センサ
    を配置するとともに、該回転センサにてキャリア76の
    回転・非回転状態を検出可能に構成した請求項1,2,
    3,4または5記載の無段変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008049867A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Yanmar Co Ltd クローラ式作業車両
US8517139B2 (en) 2004-01-29 2013-08-27 Yanmar Co., Ltd. Tractor
WO2015067418A1 (de) * 2013-11-06 2015-05-14 Zf Friedrichshafen Ag Antriebsstrang für ein kraftfahrzeug

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