JP2002349581A - 転動装置 - Google Patents
転動装置Info
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- JP2002349581A JP2002349581A JP2001154462A JP2001154462A JP2002349581A JP 2002349581 A JP2002349581 A JP 2002349581A JP 2001154462 A JP2001154462 A JP 2001154462A JP 2001154462 A JP2001154462 A JP 2001154462A JP 2002349581 A JP2002349581 A JP 2002349581A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 衝撃荷重等により軌道面に有害な永久変形が
生じにくい、音響特性に優れた転動装置を提供する。 【解決手段】 内輪11と、外輪12と、内輪11と外
輪12との間に転動自在に配設された複数の玉13と、
を備える転がり軸受において、内輪11と外輪12とを
残留オーステナイトが0vol%である鋼で構成し、内
部硬さをHv674〜772とし、さらに、 Nanoinden
tation法で測定した軌道面11a,12aのビッカース
相当表面硬さを800以上とした。
生じにくい、音響特性に優れた転動装置を提供する。 【解決手段】 内輪11と、外輪12と、内輪11と外
輪12との間に転動自在に配設された複数の玉13と、
を備える転がり軸受において、内輪11と外輪12とを
残留オーステナイトが0vol%である鋼で構成し、内
部硬さをHv674〜772とし、さらに、 Nanoinden
tation法で測定した軌道面11a,12aのビッカース
相当表面硬さを800以上とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響特性に優れた
転動装置に係り、特に、ハードディスクドライブ装置
(以下、HDDと記す)、ビデオテープレコーダ(VT
R)、デジタルビデオディスク装置(DVD)等に組み
込まれていて高速で回転するスピンドルモータ等におけ
る回転支持部分に好適に用いられる転動装置に関する。
転動装置に係り、特に、ハードディスクドライブ装置
(以下、HDDと記す)、ビデオテープレコーダ(VT
R)、デジタルビデオディスク装置(DVD)等に組み
込まれていて高速で回転するスピンドルモータ等におけ
る回転支持部分に好適に用いられる転動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】HDD等の情報機器においては厳しい静
粛性が求められているため、該情報機器に組み込まれる
スピンドルモータ等の回転支持部分に使用される転動装
置においても、厳しい音響特性が要求されている。従
来、このような転動装置を構成する軌道輪等の転動部材
は、高炭素クロム軸受鋼2種であるSUJ2(JIS
G 4805)により製造されることが多く、焼入れ,
焼戻しにより硬さ及び残留オーステナイト量が適切な値
に調整されていた。
粛性が求められているため、該情報機器に組み込まれる
スピンドルモータ等の回転支持部分に使用される転動装
置においても、厳しい音響特性が要求されている。従
来、このような転動装置を構成する軌道輪等の転動部材
は、高炭素クロム軸受鋼2種であるSUJ2(JIS
G 4805)により製造されることが多く、焼入れ,
焼戻しにより硬さ及び残留オーステナイト量が適切な値
に調整されていた。
【0003】転動装置は過大な荷重を受けたり瞬間的に
大きな衝撃荷重を受けると、転動部材の軌道面に局部的
な永久変形が生じることがあり、このような軌道面の永
久変形によって音響劣化(騒音上昇)が生じるおそれが
ある。このことは、厳しい音響特性が要求される高精度
の転動装置においては、大きな問題であった。このよう
な問題に対しては、軌道輪等の転動部材を構成する鋼の
硬さを上昇させたり、前記鋼中の残留オーステナイト量
を低減させたりすることによって、耐衝撃性を向上させ
る試みが従来からなされてきた(例えば、特開平7−1
03241号公報等)。
大きな衝撃荷重を受けると、転動部材の軌道面に局部的
な永久変形が生じることがあり、このような軌道面の永
久変形によって音響劣化(騒音上昇)が生じるおそれが
ある。このことは、厳しい音響特性が要求される高精度
の転動装置においては、大きな問題であった。このよう
な問題に対しては、軌道輪等の転動部材を構成する鋼の
硬さを上昇させたり、前記鋼中の残留オーステナイト量
を低減させたりすることによって、耐衝撃性を向上させ
る試みが従来からなされてきた(例えば、特開平7−1
03241号公報等)。
【0004】また、残留オーステナイトを完全に消失さ
せた鋼においては、窒素等の侵入型固溶元素を表面から
添加することによって、さらに耐衝撃性を向上可能であ
ることがわかってきた。
せた鋼においては、窒素等の侵入型固溶元素を表面から
添加することによって、さらに耐衝撃性を向上可能であ
ることがわかってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、表面の硬さを測
定する場合には、主にマイクロビッカース硬さ試験法が
用いられていた。そして、マイクロビッカース硬さ試験
法によって軸受鋼の表面硬さを測定する場合には、測定
荷重は0.98N以上とすることが多く(0.98N未
満では読み取り誤差が大きくなるため、実質的に測定不
能)、そのときの押し込み深さは2〜3μmとなる。
定する場合には、主にマイクロビッカース硬さ試験法が
用いられていた。そして、マイクロビッカース硬さ試験
法によって軸受鋼の表面硬さを測定する場合には、測定
荷重は0.98N以上とすることが多く(0.98N未
満では読み取り誤差が大きくなるため、実質的に測定不
能)、そのときの押し込み深さは2〜3μmとなる。
【0006】ところが、軸受鋼の表面から数μmの深さ
位置までには、仕上げ加工の際に生成した破砕結晶やベ
イルビー層のような加工によって硬化した加工影響層が
存在する。そして、この加工影響層の硬さ,厚さ等の性
質は、加工の程度によって大きく異なると考えられる。
しかし、マイクロビッカース硬さ試験法によって表面硬
さを測定すると、押し込み深さが2〜3μmであるた
め、真の表面硬さ(加工影響層の硬さ)が測定できない
ので、表面硬さから軸受鋼の耐衝撃性が評価できないと
いう問題点があった。
位置までには、仕上げ加工の際に生成した破砕結晶やベ
イルビー層のような加工によって硬化した加工影響層が
存在する。そして、この加工影響層の硬さ,厚さ等の性
質は、加工の程度によって大きく異なると考えられる。
しかし、マイクロビッカース硬さ試験法によって表面硬
さを測定すると、押し込み深さが2〜3μmであるた
め、真の表面硬さ(加工影響層の硬さ)が測定できない
ので、表面硬さから軸受鋼の耐衝撃性が評価できないと
いう問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような従来の転動装置が
有する問題点を解決するためになされたものであり、真
の表面硬さと耐衝撃性との相関を明らかにすることによ
り、衝撃荷重等によって軌道面に有害な永久変形が生じ
にくい、音響特性に優れた転動装置を提供することを課
題とする。
有する問題点を解決するためになされたものであり、真
の表面硬さと耐衝撃性との相関を明らかにすることによ
り、衝撃荷重等によって軌道面に有害な永久変形が生じ
にくい、音響特性に優れた転動装置を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明の転動装置は、内方部材と、外方部材と、前記内方部
材と前記外方部材との間に転動自在に配設された複数の
転動体と、を備える転動装置において、前記内方部材と
前記外方部材との少なくとも一方を、残留オーステナイ
トが0vol%である鋼で構成し、内部硬さをHv67
4〜772とし、さらに、 Nanoindentation法で測定し
た軌道面のビッカース相当表面硬さを800以上とした
ことを特徴とする。
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明の転動装置は、内方部材と、外方部材と、前記内方部
材と前記外方部材との間に転動自在に配設された複数の
転動体と、を備える転動装置において、前記内方部材と
前記外方部材との少なくとも一方を、残留オーステナイ
トが0vol%である鋼で構成し、内部硬さをHv67
4〜772とし、さらに、 Nanoindentation法で測定し
た軌道面のビッカース相当表面硬さを800以上とした
ことを特徴とする。
【0009】このような構成であれば、前記内方部材や
前記外方部材の軌道面に衝撃荷重等による有害な永久変
形が生じにくく、したがって音響特性に優れている。本
発明者は Nanoindentation法によって上述の加工影響層
の硬度を測定することを試み、これと耐衝撃性の相関に
ついて鋭意検討した。すなわち、ずぶ焼入れ又は浸炭窒
化処理を施した従来の軸受鋼に種々の条件で仕上げ加工
を施し、その最表面近傍の加工影響層の硬さと耐衝撃性
の関係について鋭意調査を行った。
前記外方部材の軌道面に衝撃荷重等による有害な永久変
形が生じにくく、したがって音響特性に優れている。本
発明者は Nanoindentation法によって上述の加工影響層
の硬度を測定することを試み、これと耐衝撃性の相関に
ついて鋭意検討した。すなわち、ずぶ焼入れ又は浸炭窒
化処理を施した従来の軸受鋼に種々の条件で仕上げ加工
を施し、その最表面近傍の加工影響層の硬さと耐衝撃性
の関係について鋭意調査を行った。
【0010】その結果、内方部材や外方部材が有する軌
道面の極表層の硬さ(表面硬さ)は、研磨焼けを起こし
たような場合を除いて、研削等の歪による加工硬化によ
って内部硬さよりも高くなる傾向があって、特に、この
表面硬さがHv800以上である場合に、極めて耐衝撃
性に優れた転動装置とすることができることを見いだし
た。
道面の極表層の硬さ(表面硬さ)は、研磨焼けを起こし
たような場合を除いて、研削等の歪による加工硬化によ
って内部硬さよりも高くなる傾向があって、特に、この
表面硬さがHv800以上である場合に、極めて耐衝撃
性に優れた転動装置とすることができることを見いだし
た。
【0011】本発明の転動装置について、さらに詳細に
説明する。オーステナイトはマルテンサイトに比べて降
伏応力が小さいので、残留オーステナイトが残存する鋼
で内方部材や外方部材が構成された転動装置は、小さな
荷重や衝撃荷重等によってその軌道面に有害な永久変形
が生じやすい。したがって、鋼中の残留オーステナイト
を0vol%に抑えれば鋼の降伏応力が上昇するので、
耐衝撃性が向上して音響特性に優れた転動装置とするこ
とができる。
説明する。オーステナイトはマルテンサイトに比べて降
伏応力が小さいので、残留オーステナイトが残存する鋼
で内方部材や外方部材が構成された転動装置は、小さな
荷重や衝撃荷重等によってその軌道面に有害な永久変形
が生じやすい。したがって、鋼中の残留オーステナイト
を0vol%に抑えれば鋼の降伏応力が上昇するので、
耐衝撃性が向上して音響特性に優れた転動装置とするこ
とができる。
【0012】また、鋼中の残留オーステナイトが0vo
l%であると、前記軌道面の耐圧痕性が向上することに
加えて、軌道面の表面精度が経時的に劣化することが防
止される(寸法安定性に優れる)。すなわち、軌道面部
分に残留オーステナイトが存在すると、転動装置の使用
に伴って軌道面に繰り返し加わる転がり応力により、残
留オ−ステナイトが分解する。残留オーステナイトが分
解すると体積膨張が起こるので、軌道面の表面精度が劣
化して、例えば、軸受すきまが減少したり、焼付きや圧
痕を生じるなどの不具合が生じる。これに対して、本発
明の転動装置は、鋼中に残留オーステナイトが存在しな
いので、残留オーステナイトの分解に伴う上記のような
不具合が生じることがなく、よって、音響特性の劣化が
生じにくい。
l%であると、前記軌道面の耐圧痕性が向上することに
加えて、軌道面の表面精度が経時的に劣化することが防
止される(寸法安定性に優れる)。すなわち、軌道面部
分に残留オーステナイトが存在すると、転動装置の使用
に伴って軌道面に繰り返し加わる転がり応力により、残
留オ−ステナイトが分解する。残留オーステナイトが分
解すると体積膨張が起こるので、軌道面の表面精度が劣
化して、例えば、軸受すきまが減少したり、焼付きや圧
痕を生じるなどの不具合が生じる。これに対して、本発
明の転動装置は、鋼中に残留オーステナイトが存在しな
いので、残留オーステナイトの分解に伴う上記のような
不具合が生じることがなく、よって、音響特性の劣化が
生じにくい。
【0013】次に、内部硬さと表面硬さについて説明す
る。前記内方部材や前記外方部材の内部硬さを高くする
ことによって表面硬さを高くすることができるが、内部
硬さを高くしすぎると、例えば、靱性の劣化等の諸特性
の劣化を招くおそれがある。したがって、内部硬さは従
来品質と同等のHv674〜772(HRC59〜6
3)とすることが好ましい。内部硬さがHv772を超
えると、上記のように靱性の劣化等が生じるおそれがあ
り、内部硬さがHv674未満であると、転動装置とし
て必要な機械的性質(寿命,剛性等)が得られない。内
部硬さを従来と同等とし表面硬さを高くする(極表層の
みを改質する)ことは、他の諸特性の劣化を招くことな
く耐衝撃性を向上させる上で非常に有効な方法である。
る。前記内方部材や前記外方部材の内部硬さを高くする
ことによって表面硬さを高くすることができるが、内部
硬さを高くしすぎると、例えば、靱性の劣化等の諸特性
の劣化を招くおそれがある。したがって、内部硬さは従
来品質と同等のHv674〜772(HRC59〜6
3)とすることが好ましい。内部硬さがHv772を超
えると、上記のように靱性の劣化等が生じるおそれがあ
り、内部硬さがHv674未満であると、転動装置とし
て必要な機械的性質(寿命,剛性等)が得られない。内
部硬さを従来と同等とし表面硬さを高くする(極表層の
みを改質する)ことは、他の諸特性の劣化を招くことな
く耐衝撃性を向上させる上で非常に有効な方法である。
【0014】本発明者が研究を重ねた結果、前記衝撃荷
重等によって発生する圧痕の深さは数十nmであること
がわかった。このような微小圧痕が生成するとき、その
影響が及ぶ(塑性変形する)領域は圧痕の深さの10倍
程度となる。そのため、耐衝撃性を論ずるためには、軌
道面から深さ数μmの領域の機械的性質(硬さ)を知る
必要がある。
重等によって発生する圧痕の深さは数十nmであること
がわかった。このような微小圧痕が生成するとき、その
影響が及ぶ(塑性変形する)領域は圧痕の深さの10倍
程度となる。そのため、耐衝撃性を論ずるためには、軌
道面から深さ数μmの領域の機械的性質(硬さ)を知る
必要がある。
【0015】また、軌道面に仕上げ加工を施す際に、研
削加工によって表面に生じる歪の量は、圧延で10%程
度に相当する歪量であり、仕上げ加工により影響を受け
る領域は深さ2〜3μm程度とも言われている。そのた
め、表面から数μmの深さの領域は芯部と比べて硬化し
ていることも容易に推測される。これらのことから、本
発明者は、軌道面の極表層の硬さが耐衝撃性に大きな影
響を及ぼすことを見出した。転動部材の機械的性質を向
上するために、焼入れにおいて温度を高くしたり窒素を
添加したりすると、軌道面の研削抵抗が上昇するので、
従来品と同等の表面精度に仕上げれば、軌道面の極表層
部は従来品よりも硬化し耐衝撃性が向上することとな
る。
削加工によって表面に生じる歪の量は、圧延で10%程
度に相当する歪量であり、仕上げ加工により影響を受け
る領域は深さ2〜3μm程度とも言われている。そのた
め、表面から数μmの深さの領域は芯部と比べて硬化し
ていることも容易に推測される。これらのことから、本
発明者は、軌道面の極表層の硬さが耐衝撃性に大きな影
響を及ぼすことを見出した。転動部材の機械的性質を向
上するために、焼入れにおいて温度を高くしたり窒素を
添加したりすると、軌道面の研削抵抗が上昇するので、
従来品と同等の表面精度に仕上げれば、軌道面の極表層
部は従来品よりも硬化し耐衝撃性が向上することとな
る。
【0016】SUJ2にずぶ焼(従来の方法)を施して
残留オーステナイトを0vol%とした場合は、内部硬
さはHv772(HRC63)以下であり、表面硬さで
Hv800(HRC64)以上のものは得られなかっ
た。しかし、例えばSUJ2に浸炭窒化処理を施して、
従来品と同等の表面精度に仕上げると、その軌道面の極
表層部は窒素添加の効果(研削抵抗の上昇,固溶窒素及
び析出窒素により加工硬化率が増大)により硬化し、表
面硬さHv800(HRC64)以上まで高めることが
可能となり、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
残留オーステナイトを0vol%とした場合は、内部硬
さはHv772(HRC63)以下であり、表面硬さで
Hv800(HRC64)以上のものは得られなかっ
た。しかし、例えばSUJ2に浸炭窒化処理を施して、
従来品と同等の表面精度に仕上げると、その軌道面の極
表層部は窒素添加の効果(研削抵抗の上昇,固溶窒素及
び析出窒素により加工硬化率が増大)により硬化し、表
面硬さHv800(HRC64)以上まで高めることが
可能となり、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
【0017】なお、本発明においては、表面硬さとは、
Nanoindentation法によって測定した軌道面の極表層の
硬さ(ビッカース相当表面硬さ)を意味する。したがっ
て、浸炭窒化処理等による硬化層の硬さは、本発明にお
いては表面硬さではなく、最表面に存在する仕上げ加工
によって硬化した加工影響層の硬さが、本発明における
表面硬さとなる。
Nanoindentation法によって測定した軌道面の極表層の
硬さ(ビッカース相当表面硬さ)を意味する。したがっ
て、浸炭窒化処理等による硬化層の硬さは、本発明にお
いては表面硬さではなく、最表面に存在する仕上げ加工
によって硬化した加工影響層の硬さが、本発明における
表面硬さとなる。
【0018】また、マイクロビッカース試験法によって
測定した硬さは、押し込み深さが数μmレベルであるた
め、前記極表層部分とその直下の部分との双方の硬さが
反映された数値となる。本発明においては、このような
硬さを内部硬さとした。さらに、本発明における転動装
置としては、転がり軸受,ボールねじ,リニアガイド装
置等があげられる。
測定した硬さは、押し込み深さが数μmレベルであるた
め、前記極表層部分とその直下の部分との双方の硬さが
反映された数値となる。本発明においては、このような
硬さを内部硬さとした。さらに、本発明における転動装
置としては、転がり軸受,ボールねじ,リニアガイド装
置等があげられる。
【0019】さらにまた、本発明における前記内方部材
とは、転動装置が転がり軸受の場合には内輪、同じくリ
ニアガイド装置の場合には案内レール、同じくボールね
じの場合にはねじ軸を、それぞれ意味する。また、本発
明における前記外方部材とは、転動装置が転がり軸受の
場合には外輪、同じくボールねじの場合にはナット、同
じくリニアガイド装置の場合にはスライダを、それぞれ
意味する。
とは、転動装置が転がり軸受の場合には内輪、同じくリ
ニアガイド装置の場合には案内レール、同じくボールね
じの場合にはねじ軸を、それぞれ意味する。また、本発
明における前記外方部材とは、転動装置が転がり軸受の
場合には外輪、同じくボールねじの場合にはナット、同
じくリニアガイド装置の場合にはスライダを、それぞれ
意味する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る転動装置の実施の形
態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明に係る転動装置の一実施形態である玉軸受の構造を
示す部分縦断面図である。この玉軸受(内径5mm、外
径13mm、幅4mm、玉の直径2mm)は、内輪11
と、外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自在
に配設された複数の玉13と、複数の玉13を保持する
保持器14と、外輪12のシールみぞに取り付けられた
シール15,15と、で構成されている。
態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明に係る転動装置の一実施形態である玉軸受の構造を
示す部分縦断面図である。この玉軸受(内径5mm、外
径13mm、幅4mm、玉の直径2mm)は、内輪11
と、外輪12と、内輪11と外輪12との間に転動自在
に配設された複数の玉13と、複数の玉13を保持する
保持器14と、外輪12のシールみぞに取り付けられた
シール15,15と、で構成されている。
【0021】内輪11,外輪12,及び玉13はSUJ
2(JIS G4805)で構成されており、表1に示
すような焼入れ(浸炭窒化処理),サブゼロ処理,及び
焼戻しからなる熱処理が施されている。そして、浸炭窒
化処理の条件によって、内輪11,外輪12,及び玉1
3の内部硬さと表面硬さとが種々調整されている。な
お、比較例1〜6の玉軸受においては、焼入れ(ずぶ焼
き)の温度とサブゼロ処理の有無とによって、内輪1
1,外輪12,及び玉13の内部硬さと表面硬さとが種
々調整されている。
2(JIS G4805)で構成されており、表1に示
すような焼入れ(浸炭窒化処理),サブゼロ処理,及び
焼戻しからなる熱処理が施されている。そして、浸炭窒
化処理の条件によって、内輪11,外輪12,及び玉1
3の内部硬さと表面硬さとが種々調整されている。な
お、比較例1〜6の玉軸受においては、焼入れ(ずぶ焼
き)の温度とサブゼロ処理の有無とによって、内輪1
1,外輪12,及び玉13の内部硬さと表面硬さとが種
々調整されている。
【0022】内輪11及び外輪12の軌道面11a,1
2aと、玉13の転動面13aとには、#8000〜#
12000の砥石で超仕上げを施して、すべての供試体
が同レベルの表面精度(JIS5級)となるようにし
た。
2aと、玉13の転動面13aとには、#8000〜#
12000の砥石で超仕上げを施して、すべての供試体
が同レベルの表面精度(JIS5級)となるようにし
た。
【0023】
【表1】
【0024】これらの玉軸受(実施例1〜6及び比較例
1〜6)の内輪11の軌道面11a,外輪12の軌道面
12a,及び玉13の転動面13aについて、残留オー
ステナイト量,内部硬さ,及び表面硬さを測定した結果
を表1に示す。残留オーステナイト量は、X線回折法に
よって測定した。その結果、すべての供試体において残
留オーステナイト量は0vol%であった。
1〜6)の内輪11の軌道面11a,外輪12の軌道面
12a,及び玉13の転動面13aについて、残留オー
ステナイト量,内部硬さ,及び表面硬さを測定した結果
を表1に示す。残留オーステナイト量は、X線回折法に
よって測定した。その結果、すべての供試体において残
留オーステナイト量は0vol%であった。
【0025】また、表面硬さHv(ビッカース相当表面
硬さ)は、 Nanoindentation法により次のようにして測
定した。すなわち、エリオニクス株式会社製の超微小押
し込み硬さ試験機を用いて、押し込み深さが300nm
以下となるように19.6mN以下の荷重にて測定し
た。その後、あらかじめマイクロビッカース硬さ標準試
験片を測定して得た換算式にて、ビッカース相当表面硬
さに変換した。
硬さ)は、 Nanoindentation法により次のようにして測
定した。すなわち、エリオニクス株式会社製の超微小押
し込み硬さ試験機を用いて、押し込み深さが300nm
以下となるように19.6mN以下の荷重にて測定し
た。その後、あらかじめマイクロビッカース硬さ標準試
験片を測定して得た換算式にて、ビッカース相当表面硬
さに変換した。
【0026】Nanoindentation法で求めた硬さは、押し
込み深さが300nm以下であるので、表面から3μm
以内の硬さを測定できていることになる。ここでは、1
9.6mN以下の微小荷重にて測定した硬さを表面硬さ
とする。図2は、実施例1と比較例1について、Nanoin
dentation 法による硬さ測定と電解研磨(0.5mm単
位で研磨した)とを繰り返すことによって深さ方向の硬
さプロファイルを測定した結果を示すものである。な
お、図中に示すように、硬さが、表面(深さ0μm)の
硬さと深さ10μmの位置の硬さとの平均値となる深さ
をもって、表面層厚さと定義した。
込み深さが300nm以下であるので、表面から3μm
以内の硬さを測定できていることになる。ここでは、1
9.6mN以下の微小荷重にて測定した硬さを表面硬さ
とする。図2は、実施例1と比較例1について、Nanoin
dentation 法による硬さ測定と電解研磨(0.5mm単
位で研磨した)とを繰り返すことによって深さ方向の硬
さプロファイルを測定した結果を示すものである。な
お、図中に示すように、硬さが、表面(深さ0μm)の
硬さと深さ10μmの位置の硬さとの平均値となる深さ
をもって、表面層厚さと定義した。
【0027】また、本実施形態における内部硬さHv
は、上記の10μmの深さ位置の硬さ(電解研磨で削り
落とした面のNanoindentation 法による表面硬さ)とし
た。なお、実施例1〜6の内部硬さは従来品質と同等の
Hv674〜772(HRC59〜63)となってい
る。次に、表1の玉軸受の耐衝撃性を、下記のような落
下衝撃試験により評価した。すなわち、与圧を加えた状
態の玉軸受3を図3に示すHDDスピンドルモータユニ
ット1に組み込んで、このHDDスピンドルモータユニ
ット1を落下させて玉軸受3に衝撃荷重を加えるという
方法である。
は、上記の10μmの深さ位置の硬さ(電解研磨で削り
落とした面のNanoindentation 法による表面硬さ)とし
た。なお、実施例1〜6の内部硬さは従来品質と同等の
Hv674〜772(HRC59〜63)となってい
る。次に、表1の玉軸受の耐衝撃性を、下記のような落
下衝撃試験により評価した。すなわち、与圧を加えた状
態の玉軸受3を図3に示すHDDスピンドルモータユニ
ット1に組み込んで、このHDDスピンドルモータユニ
ット1を落下させて玉軸受3に衝撃荷重を加えるという
方法である。
【0028】まず、HDDスピンドルモータユニット1
の構成について説明する。HDDスピンドルモータユニ
ット1は、円柱状の軸2と、2つの玉軸受3,3を介し
て該軸2を回転可能に支持するハウジング4と、から構
成されている。これらの二つの玉軸受3,3は上記の玉
軸受(実施例1〜6及び比較例1〜6)であり、同種の
物2個が軸方向に間隔をおいて軸2とハウジング4との
間に介装されている。また、軸2の上端には逆カップ状
のハブ5が一体的に取り付けられていて、軸受部分を覆
っている。
の構成について説明する。HDDスピンドルモータユニ
ット1は、円柱状の軸2と、2つの玉軸受3,3を介し
て該軸2を回転可能に支持するハウジング4と、から構
成されている。これらの二つの玉軸受3,3は上記の玉
軸受(実施例1〜6及び比較例1〜6)であり、同種の
物2個が軸方向に間隔をおいて軸2とハウジング4との
間に介装されている。また、軸2の上端には逆カップ状
のハブ5が一体的に取り付けられていて、軸受部分を覆
っている。
【0029】さらに、軸2の下端にはカップ状のブラケ
ット6が取り付けられていて、ブラケット6の内周面に
はロータ磁石7が固定されている。そして、このロータ
磁石7とハウジング4の下部の外周面に固定されている
ステータ8とが、ギャップを介して周面対向して駆動モ
ータMを形成しており、軸2とハブ5とブラケット6と
が一体的に回転駆動される。
ット6が取り付けられていて、ブラケット6の内周面に
はロータ磁石7が固定されている。そして、このロータ
磁石7とハウジング4の下部の外周面に固定されている
ステータ8とが、ギャップを介して周面対向して駆動モ
ータMを形成しており、軸2とハブ5とブラケット6と
が一体的に回転駆動される。
【0030】このようなHDDスピンドルモータユニッ
ト1を種々の落下距離にて落下させることにより、玉軸
受3に種々の大きさの衝撃荷重を加えて、その際の衝撃
荷重と音響特性の劣化度合いとの関係を調査した。具体
的には、落下直後にHDDスピンドルモータユニット1
のアキシアル振動加速度(G値)を測定し、落下後のG
値が落下前のG値より5以上高くなった場合に音響特性
が劣化したものとし、そのときの衝撃加速度を音響上昇
加速度と定義した。試験結果を表1に示す。
ト1を種々の落下距離にて落下させることにより、玉軸
受3に種々の大きさの衝撃荷重を加えて、その際の衝撃
荷重と音響特性の劣化度合いとの関係を調査した。具体
的には、落下直後にHDDスピンドルモータユニット1
のアキシアル振動加速度(G値)を測定し、落下後のG
値が落下前のG値より5以上高くなった場合に音響特性
が劣化したものとし、そのときの衝撃加速度を音響上昇
加速度と定義した。試験結果を表1に示す。
【0031】まず、内部硬さに着目して考察する。音響
上昇加速度を内部硬さで整理した図4のグラフから分か
るように、内部硬さが大きいほど音響上昇加速度が大き
くなるという傾向が、表面硬さがHv800以上である
実施例1〜6(図4において○印で示した点)におい
て、より有効に働いている。ただし、ここでの内部硬さ
は従来は表面硬さと呼ばれていたものであるが、前述の
通り真の表面硬さではないから、耐衝撃性と内部硬さに
明確な相関性は見られない。
上昇加速度を内部硬さで整理した図4のグラフから分か
るように、内部硬さが大きいほど音響上昇加速度が大き
くなるという傾向が、表面硬さがHv800以上である
実施例1〜6(図4において○印で示した点)におい
て、より有効に働いている。ただし、ここでの内部硬さ
は従来は表面硬さと呼ばれていたものであるが、前述の
通り真の表面硬さではないから、耐衝撃性と内部硬さに
明確な相関性は見られない。
【0032】次に、表面硬さに着目して考察する。音響
上昇加速度を表面硬さで整理した図5のグラフから分か
るように、グラフ中に実線で示すような明確な相関関係
が認められる。そして、実施例1〜6はすべて、音響上
昇加速度が900G以上となっており、耐衝撃性が大変
優れている。図5のグラフから、音響上昇加速度を好ま
しい範囲である900G以上とするためには、表面硬さ
をHv800(HRC64)以上とする必要があること
がわかる。
上昇加速度を表面硬さで整理した図5のグラフから分か
るように、グラフ中に実線で示すような明確な相関関係
が認められる。そして、実施例1〜6はすべて、音響上
昇加速度が900G以上となっており、耐衝撃性が大変
優れている。図5のグラフから、音響上昇加速度を好ま
しい範囲である900G以上とするためには、表面硬さ
をHv800(HRC64)以上とする必要があること
がわかる。
【0033】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、本発明は本実施形態に限定されるもので
はない。例えば、軌道輪を製造する際の表面の硬化法
は、本実施形態の浸炭窒化処理及び研削処理(仕上げ加
工)に限定されるものではなく、例えばピーニング処理
のような方法で表面を硬化しても差し支えない。表面硬
さをHv800(HRC64)以上とすれば、硬化法に
かかわらず、耐衝撃性に優れた転動装置とすることがで
きる。
ものであって、本発明は本実施形態に限定されるもので
はない。例えば、軌道輪を製造する際の表面の硬化法
は、本実施形態の浸炭窒化処理及び研削処理(仕上げ加
工)に限定されるものではなく、例えばピーニング処理
のような方法で表面を硬化しても差し支えない。表面硬
さをHv800(HRC64)以上とすれば、硬化法に
かかわらず、耐衝撃性に優れた転動装置とすることがで
きる。
【0034】また、本実施形態においては、転動装置と
して玉軸受を例示して説明したが、本発明は、他の種類
の転がり軸受に対して適用可能であることは言うまでも
ない。具体的には、アンギュラ玉軸受,円筒ころ軸受,
円すいころ軸受,針状ころ軸受,自動調心ころ軸受等の
ラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受,スラスト
ころ軸受等のスラスト形の転がり軸受である。
して玉軸受を例示して説明したが、本発明は、他の種類
の転がり軸受に対して適用可能であることは言うまでも
ない。具体的には、アンギュラ玉軸受,円筒ころ軸受,
円すいころ軸受,針状ころ軸受,自動調心ころ軸受等の
ラジアル形の転がり軸受や、スラスト玉軸受,スラスト
ころ軸受等のスラスト形の転がり軸受である。
【0035】さらに、本発明は、転がり軸受のみならず
他の種類の様々な転動装置に対して適用することができ
る。例えば、ボールねじ,リニアガイド装置等の直動案
内装置にも好適に適用可能である。
他の種類の様々な転動装置に対して適用することができ
る。例えば、ボールねじ,リニアガイド装置等の直動案
内装置にも好適に適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の転動装置は耐衝
撃性に優れているので、衝撃荷重等によって軌道面に有
害な永久変形が生じにくく、音響特性に優れている。
撃性に優れているので、衝撃荷重等によって軌道面に有
害な永久変形が生じにくく、音響特性に優れている。
【図1】本発明に係る転動装置の一実施形態である玉軸
受の構成を示す部分縦断面図である。
受の構成を示す部分縦断面図である。
【図2】深さ方向の硬さプロファイルを測定した結果を
示す図である。
示す図である。
【図3】玉軸受を組み込んで落下衝撃試験を行うHDD
スピンドルモータユニットの模式的な断面図である。
スピンドルモータユニットの模式的な断面図である。
【図4】内部硬さと音響上昇加速度との相関を示すグラ
フである。
フである。
【図5】表面硬さと音響上昇加速度との相関を示すグラ
フである。
フである。
11 内輪 11a 軌道面 12 外輪 12a 軌道面 13 玉
Claims (1)
- 【請求項1】 内方部材と、外方部材と、前記内方部材
と前記外方部材との間に転動自在に配設された複数の転
動体と、を備える動装置において、 前記内方部材と前記外方部材との少なくとも一方を、残
留オーステナイトが0vol%である鋼で構成し、内部
硬さをHv674〜772とし、さらに、 Nanoindenta
tion法で測定した軌道面のビッカース相当表面硬さを8
00以上としたことを特徴とする転動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154462A JP2002349581A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 転動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001154462A JP2002349581A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 転動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002349581A true JP2002349581A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18998802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001154462A Pending JP2002349581A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 転動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002349581A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004271355A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Koyo Seiko Co Ltd | 金属部品の研磨焼けの検査方法 |
JP2005221003A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Nsk Ltd | 車輪支持用軸受装置 |
JP2006200665A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Ntn Corp | スラスト軸受の軌道盤およびスラスト軸受 |
US7677810B2 (en) | 2005-01-21 | 2010-03-16 | Ntn Corporation | Bearing washer for thrust bearing and thrust bearing |
JP2013160376A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Nsk Ltd | 転がり支持装置 |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001154462A patent/JP2002349581A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004271355A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Koyo Seiko Co Ltd | 金属部品の研磨焼けの検査方法 |
JP2005221003A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Nsk Ltd | 車輪支持用軸受装置 |
JP2006200665A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Ntn Corp | スラスト軸受の軌道盤およびスラスト軸受 |
US7677810B2 (en) | 2005-01-21 | 2010-03-16 | Ntn Corporation | Bearing washer for thrust bearing and thrust bearing |
JP2013160376A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Nsk Ltd | 転がり支持装置 |
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