JP2002348877A - 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法 - Google Patents

植生管、植生管の施工方法、及び植生工法

Info

Publication number
JP2002348877A
JP2002348877A JP2001171383A JP2001171383A JP2002348877A JP 2002348877 A JP2002348877 A JP 2002348877A JP 2001171383 A JP2001171383 A JP 2001171383A JP 2001171383 A JP2001171383 A JP 2001171383A JP 2002348877 A JP2002348877 A JP 2002348877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetation
tube
layer
fertilizer
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001171383A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Kori
悌之 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001171383A priority Critical patent/JP2002348877A/ja
Publication of JP2002348877A publication Critical patent/JP2002348877A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 これまで難しいとされていた強固な地盤を作
るための植生工法を早期に実現し、かつ施工を容易にす
る植生工法の部材及びそれを領した植生工法を提供す
る。 【解決手段】 生分解性樹脂を主成分とする材料により
形成され、多数の孔が設けられたことを特徴とする植生
管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山等の斜面、法面
等の傾斜地での植生を補助する工事部材である植生管及
びその施工方法、及び植生工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、山等の斜面、法面等の傾斜地で植
生をする方法としては、種子から導入する「播種工」、
苗木等植裁によって導入する「植裁工」、植生の自然浸
入を促す「植生誘導工」等が挙げられる。これまで植裁
工を斜面に実施する場合、斜面の傾斜がきつくなると樹
木の生育が悪く、特に支持根が発達せず地上部に比べ地
下部が貧弱で不安定な形態となり強固な地盤を形成する
のは困難とされている。一方播種工で生育した播種木
は、支持根の数は少ないが長く太く生育し、地下部の根
の伸長が地上部よりも旺盛で植物の自然淘汰が生じやす
く、自然災害に強い樹形になるとされている。従って、
傾斜地では現在、播種工主体の植生法が主に実施されて
いる。
【0003】しかしながら播種工では斜面にネットを施
設固定して、その上に植物種子が混合された植生材料を
吹き付けるモルタル吹きつけ工法、ネットの片面に植物
種子が坦持された分散性シ−トを接着してなる植生基体
を設置する方法、ネットに形成した袋部に植物種子を混
合した植生材料が収容された植生材料袋を施設する方法
等があるが、どれも景観上好ましくなく、植物が生長、
自然淘汰して強力な地盤となるにはかなりの年数が必要
となる欠点を有していた。特に、寒冷地での植生にはか
なりの年月が必要とされていた。
【0004】また、特開平8−311877号公報に記
載のように、コンクリ−ト吹きつけ工法等又はこれと植
生工法併用により斜面工事をすることも実施されている
が、この方法では、初期からの地盤は強固であるが、景
観上好ましくない欠点がある。これらすべての問題を解
決出来る方法として現在最も効果的な手段としては、設
置が容易であり、且つ耐久性の問題なく、安価であり、
環境上及び景観上の問題もない緑化杭が考案されている
(特開2000−204557号公報)。
【0005】この技術は、緑化杭は植裁部と、その植裁
部より上部が突出された杭部とを有し、少なくとも杭部
が生分解性樹脂を主成分とする材料により形成されてい
ることを特徴とするものであり、コンクリ−ト基礎を用
いた場合の腐食による耐久性の問題もなく、成木が枯れ
るまで半永久的に雪崩等を防止することが出来、また廃
材も生じないので環境上及び景観上好ましく、さらに軽
量であり、設置に要する労力、時間が軽減され、費用も
成木に比べて安価であるとされる。
【0006】しかしながら、この技術はあくまでも植生
部が成長するまでの植生木を支持するだけの効果をもっ
た杭であり、構成として生分解性樹脂を主成分とする材
料の効果は植生木の成長後には自然分解し自然に優しい
というだけで格別顕著な効果を与えるものではなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これまで難
しいとされていた強固な地盤を作るための植生工法を早
期に実現し、かつ施工を容易にする植生工法の部材及び
それを領した植生工法を提供すること目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。請求項1は、
生分解性樹脂を主成分とする材料により形成され、多数
の孔が設けられたことを特徴とする植生管である。
【0009】上記生分解性樹脂を主成分とする材料は、
生分解性樹脂のみからなるものが最も好ましいが、当初
の強度、耐水性、耐久性(生分解性速度)をコントロ−
ルする為に、他の材料例えば、生分解性を有する木、
紙、植物繊維、動物繊維を適当量、ブレンドしても良
い。
【0010】上記生分解性樹脂としては、生分解性を有
するものであればどのようなものでも良く、このような
ものとしては、微生物生産性高分子、天然高分子、化学
合成高分子に大別される。
【0011】上記微生物生分解性高分子としては特に限
定されず、例えば、ポリ−β−ヒドロキシブチレ−ト、
ポリヒドロキシバレ−ト等のヒドロキシアルカノエ−ト
類の共重合ポリエステルやポリγ−グルタミン酸、ポリ
(ε−リジン)等のポリアミノ酸、バクテリアセルロ−
ス、β−1,3−グルカン等が挙げられる。
【0012】上記天然高分子としては特に限定されず、
例えば、澱粉やセルロ−ス等の天然高分子材料を基に製
造されたもので、強度や耐水性等の物性面を改善するた
めに化学的な修飾が施された天然高分子等が挙げられ
る。
【0013】上記化学合成高分子としては特に限定され
ず、例えば、植物資源から発酵により生産した乳酸等を
化学的に重合して調製したポリ乳酸等のポリラクチド
類、石油由来の化学原料を化学重合した、ポリカプロラ
クトン、ポリブチレンサクシネ−ト、ポリブチレンサク
シネ−トのアジペ−ト、テレフタレ−トカ−ボネ−ト等
の各種共重合体、植物資源を化学変性した酢酸セルロ−
ス等及びそれらの混合物等が挙げられる。
【0014】本発明の生分解性樹脂を主成分とする材料
については、その成形加工性を上げるために、可塑剤、
滑剤、酸化防止剤等の各種添加剤を添加しても良い。上
記可塑剤としては特に限定されず、フタル酸、セバシン
酸、クエン酸、リン酸等のエステル、エポキシ化大豆油
等が挙げられる。
【0015】上記滑剤としては特に限定されず、例え
ば、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の脂肪
酸、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステアリン酸
カルシウム等の脂肪族金属塩、オレイン酸アミド、ステ
アリン酸アミド、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミ
ド、ベヘニン酸アミド、リシノ−ル酸アミド等の脂肪族
アミド、アルキル変性シリコ−ン、ポリエ−テル変性シ
リコ−ン、高級脂肪酸変性シリコ−ン、高級脂肪酸エス
テル変性シリコ−ン、パラフィン等が挙げられる。上記
滑剤の添加量は、生分解性樹脂100重量部に対して5
重量部以下が好ましい。
【0016】上記酸化防止剤としては特に限定されず、
例えば、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ−ル、
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノ−ル)、4.4’−ブチリデンビス(3−メチル
−6−t−ブチルフェノ−ル)、ペンタエリスリチル−
テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネ−ト]、ビス[3,3’−
ビス−(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニ
ル)ブチリックアシッド]グリコ−ルエステル、3,9
−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1−ジ
メチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピ
ロ[5,5]ウンデカン等のフェノ−ル系、及び、3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネ
−ト−ジエチルエステル、ジフェニルイソデシルホスフ
ァイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ホス
ファイト等のリン系又は食品用酸化防止剤として使用さ
れ、ビタミンC、ビタミンE等が挙げられる。
【0017】上記酸化防止剤の添加量は生分解性樹脂に
対して10重量部以下、好ましくは3重量部以下であ
る。また、必要に応じてグリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ジ−2−エチルへキシル
アゼレ−ト等の界面活性剤、顔料、光安定剤等を添加し
ても良い。
【0018】上記光安定剤としては特に限定はなく、光
遮蔽効果のあるカーボンやフェニルサリシレートのよう
なサリチル酸系、2−ヒドロキシベンゾフェノンのよう
なベンゾフェノン系、N−2−ヒドロキシフェニルベン
ゾトリアゾールのような、ベンゾトリアゾール系等の紫
外線吸収剤やヒンダードアミン系の光安定剤が用いられ
る。
【0019】上記植生管の管に設ける孔の形状は特に限
定されず、丸、楕円、スリット状等が挙げられ、径の大
きさも特に限定されないが、例えば、丸状の場合は直径
が2〜10mm程度のものが、通水性、根の浸入等の点
で好ましく、例えば、図1に示したように、植生管1に
孔2を多数配置することが出来る。
【0020】上記植生管の管の断面形状としては特に限
定はなく、例えば、断面が円形、楕円、正方形、長方
形、三角形、星形等のものを利用することが出来る。成
形性、強度を考慮すると円形が好ましい。
【0021】上記植生管の管の径は特に限定されるもの
ではなく、一般的に成形されている口径のもので、直径
10〜50mmのものが好ましく、管の延長方向で直径
が一様なものが利用されるが、打ち込み等を利用し施工
性を上げるために末端側が円錐状に絞った形状、又は管
途中の口径を絞ったものが良い。
【0022】上記植生管を成形する方法としては特に限
定されず、例えば、公知の押出成形により成形すること
が出来る。成形の条件は、生分解性樹脂の物性により決
定され、ポリ乳酸等の脂肪族ポリエステル、ポリブチレ
ンサクシネ−ト及びこのアジペ−ト、テレフタレ−ト変
性品、ポリカプロラクトン等の熱可塑性の生分解性樹脂
の場合には、加熱溶融押出によりパイプ成形することが
出来る。
【0023】請求項2は、無機系肥料成分を含有する請
求項1記載の植生管である。上記無機系肥料成分として
は、窒素、リン、カリウム、マグネシウム、マンガン、
ホウ素、可溶性ケイ酸等を含有する一般的に利用される
ものが適用出来る。例えば、窒素を含有する肥料として
は硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニ
ア、硝酸苦土、硝酸アンモニアソ−ダ、硝酸アンモニア
石灰肥料、硝酸ソーダ、硝酸石灰、尿素、オキサミド、
石灰窒素、硫酸グアニル尿素等が挙げられる。
【0024】上記リンを含有する肥料としては、例え
ば、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、焼成リン肥、溶性
リン肥、腐食酸リン肥、リン酸マグネシウムアンモニウ
ム、ヒドロキシアパタイト等が挙げられる。
【0025】上記カリウムを含有する肥料としては、例
えば、硫酸カリウム、塩化カリウム、重炭酸カリウム、
珪酸カリウム、腐植酸カリウム肥料等が挙げられる。上
記マグネシウムを含有する肥料としては、例えば、硫酸
苦土肥料、水酸化苦土肥料、酢酸苦土肥料、腐植酸苦土
肥料等が挙げられる。
【0026】上記マンガンを含有する肥料としては、例
えば、硫酸マンガン肥料、炭酸マンガン肥料、鉱滓マン
ガン肥料等が、ホウ素肥料としてはホウ酸塩肥料、ホウ
酸肥料等が挙げられ、これらの加工肥料、各種混合肥料
が利用されうる。これら肥料成分の添加量としては成形
性に影響を与えない程度であればいくらでも良いが、生
分解性樹脂に対して0.1〜5重量部が好ましい。
【0027】請求項3は、2層以上の構造を有する複層
管であり、少なくとも1層は上記無機系肥料成分を含有
しない層であり、少なくとも1層は、上記肥料成分を含
有する層である請求項2記載の植生管である。
【0028】請求項4は、上記無機系肥料成分を含有し
ない層が管の最外層と最内層に設けられている請求項3
記載の植生管である。
【0029】上記最外層と最内層の間の層は、無機系肥
料成分を含有する層と含有しない層を交互に配置された
複層としても良い。上記無機系肥料含有層と含有しない
層はどのように配置しても良く、例えば連続で配置して
も良い。また、間に肥料を含まない層をはさんでも良
い。又、各層は一つ以上の肥料成分を含有しない層と一
つ以上の肥料を含有する層より構成されるのが好まし
い。最外層と最内層は初期の管の初期の耐久性を確保す
るため無機系肥料成分を含まない層とする。
【0030】又、請求項5は、2層以上の構造を有する
複層管であり、それぞれの層は上記無機肥料成分の内、
異なる肥料成分を含有するものである請求項2記載の植
生管である。
【0031】すなわち、肥料成分の含有比率の異なった
植生管を一つの押出機で製造する場合、肥料の含有比率
を変える事無く、それぞれの肥料成分層の厚みを変更す
ることで、異なる肥料成分を放出する植生管を簡単に製
造出来る。
【0032】又、請求項6は、生分解性樹脂を主成分と
する材料により形成され、多数の孔が設けられた植生管
であって、内部には発泡材及び/又は、保水ゲルが充填
されている植生管である。又、請求項7は、上記発泡材
又は保水ゲルに、上述の無機系肥料成分及び/又は、有
機質肥料成分が含有されている請求項6記載の植生管で
ある。
【0033】上記有機質肥料としては、例えば、魚カ
ス、大豆カス、豆腐カス、たんぱく質製剤、ビタミン製
剤、アミノ酸等が挙げられる。
【0034】上記植生管内に充填する生分解性の発泡材
又は保水材は、管側面に設けられた孔から土、砂等が流
入し、充満するのを防げるものであれば良い。上記生分
解性の発泡材としては例えば、トウモロコシなどの穀物
を発泡させたもの、でんぷん、スターチ、セルロース、
生分解性のポリウレタン等を発泡させたもの、前述の各
種生分解性素材を発泡成形したもの等が挙げられる。
【0035】上記生分解性保水材としては例えば、ポリ
−γ−グルタミン酸架橋体、架橋ポリアスパラギン酸、
ポリ琥珀酸イミド架橋体等の架橋ポリアミノ酸重合体、
アクリル酸エステル系重合体、ポリエチレンオキサイド
架橋物、ポリアセタールカルボキシレート架橋物、ポリ
ビニルアルコールゲル、エチレンポリビニルアルコール
共重合体、ラクトン変性ポリビニルアルコール等が挙げ
られる。
【0036】生分解性の発泡材又は保水材に加える上記
肥料成分の添加量としては、発泡体又は保水性ゲルの製
造に影響を与えない程度であれば特に限定されないが、
肥料成分の保持性を考慮すると発泡体または保水ゲルの
基材100重量部に対し0.1〜30重量部が好まし
い。30重量部を超えると発泡材の発泡特性不良で成形
体が出来ず、また均一な架橋重合体が出来ない。また、
成形出来たとしても初期の肥料成分の溶出が早く、充填
体積が減少し土砂の流入が早期に起こるため、根が成長
植生管に浸入するまでの充填剤としての機能を保持出来
ない。また、0.1重量部未満の場合には、肥料成分の
効果が期待出来ない。
【0037】請求項8は、植生用の低木又は高木のそれ
ぞれの樹木の斜面側から斜面に対して、根を促進させる
方向に、垂直方向、斜め方向、及び/又は、水平方向に
配置されることを特徴とする請求項1〜7記載の植生管
の施工方法である。さらに、請求項9は、請求項8記載
の植生管の施工方法と播種工とを併用してなることを特
徴とする植生工法である。
【0038】本発明の植生管を配置する位置としては特
に限定されず、例えば、図4に示すように、樹木3を植
生する間近に、植生管1を樹木3に沿って鉛直方向に埋
設する。好ましくは樹木に対して法面4の頂上側に近接
して埋設するのが良い。この際、図5に示すように、植
生管は法面の地表から突き出した状態でも良く、場合に
よっては植生する樹脂を本植生管に縄6等により固定し
ても良い(図6)。更には植生管は植生する樹木を中心
に鉛直方向のみでなく、水平方向等や、鉛直水平方向に
対して斜め方向で埋設しても構わない(図7)。また、
植生樹木の根の広がったより安定な土壌を形成するため
に、植生管同士が法面の土中で接触、交差するように埋
設してもよい。
【0039】本発明の植生管を使用し植生を実施する場
合は、本発明の植生管のみの設置により植生しても良い
が、より安定な法面を早期に形成する場合は、法面表層
に公知のモルタル吹きつけ工法等の播種工や、芝生植生
を実施するのが雨水による法面表土の浸食がなく、土壌
を自然に近い状態で早期に植生出来るという点で好まし
い。この場合に利用される法面工事材料としては飛砂防
止剤(例えば、クリコ−トC−705、栗田工業社
製)、法面浸食防止剤(例えば、クリコ−トC−71
0)、法面緑化用粘着剤(例えば、クリコ−トL−20
1)、法面緑化用粘結剤(例えば、クリコ−トA−50
1)、緑化用団粒子化剤(例えば、クリコ−トDA−1
01)、緑化用保水剤(例えば、グラスパワ−G)等が
挙げられる。
【0040】本発明の植生管を使用し植生する樹木とし
ては特に限定されず、植生する地域、斜度等によって適
時選定すれば良いが、早期に強固な植生を実現するには
一般的には法面斜度に応じてなるべく樹高の低い苗木か
ら序々に高木の苗木を植生するのが好ましい。
【0041】上記樹高の低い植物としては例えば、樹高
が5mまでのオオバクロモジ、ノリウツギ、マルバシャ
リンバイ、イタチハギ、エニシダ、コマツナギ、ハナズ
オウ、ヤマハギ、コマユミ、マサキ、マユミ、フヨウ、
ムクゲ、ハマヒサカキ、アキグミ、ムラサキシキブ、ガ
マズミ、タニウツギ、ソメイヨシノ等が挙げられる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明を実施例及び比較例により
以下、詳細説明する。 (実施例;植生管1の作成)生分解性樹脂として、ポリ
ブチレンサクシネート(商品名「ビオノーレ/300
0」;昭和高分子社製)をベント装置の取り付けた2軸
押出機に供給した。1次ゾ−ンで温度を30〜100℃
とし、2次ゾ−ンでベント減圧装置により水分を減圧除
去しながら設定温度を100〜120℃とした。最終の
溶融ゾ−ンの設定温度は180〜200℃とし、溶融混
練した後、200℃に加熱した金型より吐出し、外径3
0mm、肉厚3mmのパイプを製造した。得られたパイ
プに直径5mmの円形の孔を円周方向に対角線上に4カ
所開け、管の長手方向に10mmずらし先に開けた孔と
円周方向に45度ずらして対角線上に4カ所の孔を開け
た。この操作を繰り返し、多数の孔を設けた植生管を作
成した。
【0043】(実施例;植生管2の作成)植生管に生分
解性樹脂に対し硝酸苦土肥料2重量%、過リン酸石灰1
重量%、けい酸カリウム肥料2重量%を混合し植生管を
作成したこと以外は植生管1と同様にして植生管を作成
した。
【0044】(実施例;植生管3の作成)生分解性樹脂
としてポリ乳酸(商品名「ラクティ9019」;島津社
製)を、ベント装置の取り付けた第一の2軸押出機に供
給した。1次ゾーンで温度を30〜100℃としベント
減圧装置により水分を減圧除去しながら第2ゾーンで設
定温度を190〜210℃とした。第3ゾーンを195
〜215℃として、溶融混練した後、170℃に加熱し
た金型に導入し、金型リップ温度は50℃に冷却した。
さらに、ポリ乳酸に対し、硝酸苦土肥料2重量%、過リ
ン酸石灰1重量%、珪酸カリウム肥料2重量%を混合し
たものを第二の押出機に供給し、第一の押出機と同様の
条件で金型に導入した。
【0045】ここで金型は3つのマニホールドを有して
おり、第一の押出機から供給される樹脂は管の外側と内
側の層を、第二の押出機より供給される肥料が配合され
た生分解性樹脂は、その間の層を構成するように押し出
した。そして最終的に外径30mm、肉厚5mmのパイ
プを製造した。生分解性樹脂のみの層の厚みはそれぞれ
1mm、肥料を含有する層の厚みは3mmであった。さ
らに、得られたパイプに直径5mmの円形の孔を円周方
向に対角線上に4カ所開け、管の長手方向に10mmず
らし先に開けた孔と円周方向に45度ずらして対角線上
に4カ所の孔を開けた。この操作を繰り返し、多数の孔
を設けた植生管を作成した。
【0046】(実施例;植生管4の作成)植生管3の方
法において、第一の押出機に供給する樹脂にヒドロキシ
アパタイト0.5重量%、珪酸カリウム肥料2重量%を
混合し、第二の押出機に供給する樹脂に硝酸苦土肥料2
重量%をそれぞれ別々に混合して、異なる成分を有する
複層管からなる植生管を作成した。
【0047】(実施例;植生管5の作成)硝酸苦土肥料
2重量%、過リン酸石灰1重量%、けい酸カリウム肥料
2重量%を混合したポリ乳酸(商品名「ラクティ901
9」;島津社製)をベント装置の取り付けた第一の2軸
押出機に供給した。1次ゾーンで温度を30〜100℃
としベント減圧装置により水分を減圧除去しながら第2
ゾーンで設定温度を190〜210℃とした。第3ゾー
ンを195〜215℃として、溶融混練した後、170
℃に加熱した金型に導入し、金型リップ温度は50℃に
冷却して吐出し、外径30mm、肉厚3mmのパイプを
作成した。
【0048】上記パイプに直径5mmの円形の孔を円周
方向に対角線上に4カ所開け、管の長手方向に10mm
ずらし先に開けた孔と円周方向に45度ずらして、対角
線上に4カ所の孔を開けた。この操作を繰り返し、多数
の孔を設けたパイプを製造した。得られたパイプ内に、
ポリ乳酸を炭酸ガスにより発泡押出成形した直径が5〜
10mm、長さが5mmの円筒状発泡材を充填して植生
管とした。
【0049】(実施例;植生管6の作成)植生管5にお
いて発泡材を、硝酸苦土肥料2重量%、過リン酸石灰1
重量%、けい酸カリウム肥料2重量%を混合したポリ乳
酸(商品名「ラクティ9019」;島津社製)の発泡体
を使用した以外は植生管5と同様にして植生管を作成し
た。
【0050】(実施例;植生管7の作成)植生管5にお
いて、粒子径が約5〜10mmのポリビニルアルコール
ゲルを植生管内部に充填した以外は植生管5と同様にし
て植生管を作成した。尚、上記ポリビニルアルコールに
は、硝酸苦土肥料2重量%、過リン酸石灰1重量%、珪
酸カリウム肥料2重量%を混合した。
【0051】尚、上記において、ポリビニルアルコール
水溶液を5℃にして、6時間放置した後、肥料成分を分
散させ、さらに12時間放置した後、低温真空乾燥によ
り肥料含有ポリビニルアルコールゲルを得た。
【0052】(比較例;植生管8の作成)植生管の材料
を塩ビ管に代えたこと以外は実施例の植生管1と同様に
して植生管とした。
【0053】(植生管の埋設)斜度が約40度の法面に
鉛直方向に長さ約1mほど植生管を埋設し、植生管の上
部約20cmを地表より出した。植生管の法面下方側に
ソメイヨシノの1年生実苗を植生し、植生苗の両側にも
それぞれ長さ1mの植生管を同様に埋設した。さらに、
植生苗木より法面に対して上下側20cmの場所に間隔
を20cm離して同様に植生管を埋設した。概要を図8
に示した。また、法面の水平方向より鉛直方向に埋設し
た植生管と地表中で交差する用に植生管を4本埋設し
た。
【0054】(植生苗の生育の評価)植生管1(実施例); 1年間自然放置した後、植生苗の
付近の法面を掘り起こし、根の張り方、及び植生管の状
態を確認した。その結果、苗付近の植生管上部には苗の
根が浸入し、管の内部に沿って下方に伸びていた。植生
管の下方では根は一部隣接の植生管に浸入して植生管の
内部に伸びていた。植生管は上部はかなり分解していた
が、深い位置の植生管は孔の部分は大きく広がり、根が
浸入していたが、管の原型が認められた。苗木に沿って
埋設した植生管の残留重量を量り生分解性率を算出した
ところ55%であった。
【0055】植生管2(実施例);実施例の植生管1と
同様の方法で、植生苗の評価、植生管の残留状態を確認
したところ、多数の根が植生管内に伸びており、法面上
側に20cm離して配置した植生管内部にも根が多数伸
びていた。更には、植生管は管の深層部も原型を認め難
い程度分解していた。残留物より生分解性率を算出した
ところ約70%であった。
【0056】植生管3(実施例);実施例の植生管1と
同様の方法で、植生苗の評価、植生管の残留状態を確認
したところ、苗付近の植生管上部には苗の根が侵入し、
管内部に沿って下方に伸びていた。植生管の下方では、
根は一部隣接の植生管に侵入して植生管の内部に伸びて
いた。植生管は上部はかなり分解していたが、深い位置
の植生管は孔の部分は大きく広がり、根が侵入していた
が、管の原型が認められた。苗木に沿って埋設した植生
管の残留重量より生分解性率を算出したところ約70%
であった。
【0057】植生管4(実施例);実施例の植生管1と
同様の方法で、植生苗の評価、植生管の残留状態を確認
したところ、苗付近の植生管上部には苗の根が浸入し、
管の内部に沿って下方に伸びていた。植生管の下方では
根は一部隣接の植生管に浸入して植生管の内部に伸びて
いた。植生管は上部はかなり分解していたが、深い位置
の植生管は孔の部分は大きく広がり、根が浸入していた
が、管の原型が認められた。また管内に充填していた充
填材はかなり残留しており、管内への土砂の流入はわず
かであった。苗木に沿って埋設した植生管の残留重量を
量り生分解性率を算出したところ50%であった。
【0058】植生管5(実施例);実施例の植生管1と
同様の方法で植生苗の評価、植生管の残留状態を確認し
たところ、多数の根が植生管内に伸びており、法面上側
に20cm離して配置した植生管内部にも根が多数伸び
ていた。更には、植生管4よりも多数の根が管内に伸び
ており管の深層部も原型をやや認める程度に分解してい
た。また、管内の充填材は原型を認めない程、分解して
いた。残留物より生分解性率を算出したところ、約75
%であった。
【0059】植生管8(比較例);植生苗の近接塩ビ管
の内部に一部根が浸入していたが、根の径は細いもの
で、表層の苗付近のみの根が浸入しているだけで、下方
へはほとんど伸びていなかった。又、植生管として使用
した塩ビ管は、全く分解されていなかった。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載のとおり、生分解性樹脂
を主成分とする材料により形成され、多数の孔が設けら
れた植生管により、植生樹の苗が管の内部に浸入し下方
向に伸びるだけでなく、根の成長に伴い管が生分解し管
の孔の径が広がり、根の成長を妨げない。
【0061】又、請求項2記載の植生管は、管内部に無
機系肥料成分を含有することで、根の伸長が周囲の植生
管に幅広く伸び、しかも管の内部の深層部に根の成長が
促進される。
【0062】又、請求項3、4記載の植生管は、複層管
とし、肥料成分を含有しない層を少なくとも1層設ける
か、又は最外層と最内層に設けることで、植生管の強度
を長時間確保出来ることが出来る。
【0063】又、請求項5記載の植生管は、2層以上の
構造を有する複層管であり、それぞれの層は上記無機肥
料成分の内、異なる肥料成分を含有するので、肥料成分
の含有比率の異なった植生管を一つの押出機で製造する
場合、肥料の含有比率を変える事無く、それぞれの肥料
成分層の厚みを変更することで、異なる肥料成分を放出
する植生管を簡単に製造出来る。
【0064】又、請求項6、7記載の植生管は、生分解
性樹脂を主成分とする材料により形成され、内部には発
泡材及び/又は、保水ゲルが充填されているので、管側
面に設けられた孔から土、砂等が流入し、充満するのを
防げることが可能となる。さらに、前記発泡材又は保水
ゲル中に肥料成分を含有させることで、木の根が管内へ
侵入し、生育することを助成することが出来る。
【0065】又、請求項8に記載の植生管が植生用の低
木、高木等のそれぞれの樹木の斜面側から斜面に対し根
を促進させる方向に垂直方向、斜め方向及び/又は水平
方向に配置されることで、根の広がりを促進し、強固な
法面とすることが出来る。さらに、請求項9に記載のよ
うに、請求項7記載の植生管の施工方法と従来のモルタ
ル吹き付け等の播種工を併用してなる植生工法を実施す
ることで、施工初期の土砂防止と過剰な水の浸水を防ぐ
ことで、根を強固なものに成長させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植生管の外観を示す概略図である。
【図2】請求項5の植生管の管断面を示す概略図であ
る。
【図3】請求項6の植生管の管断面を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の植生管の施工の1例を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の植生管の施工の1例を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の植生管の施工の1例を示す概略図であ
る。
【図7】本発明の植生管の施工の1例を示す概略図であ
る。
【図8】実施例1において埋設した植生管の状態を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 植生管 2 孔 3 樹木 4 法面 5 縄 6 肥料Aを含有する層 7 肥料Bを含有する層 8 肥料を含有しない層 9 発泡材又は保水ゲル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性樹脂を主成分とする材料により
    形成され、多数の孔が設けられたことを特徴とする植生
    管。
  2. 【請求項2】 無機系肥料成分を含有する請求項1記載
    の植生管。
  3. 【請求項3】 2層以上の構造を有する複層管であり、
    少なくとも1層は上記無機系肥料成分を含有しない層で
    あり、少なくとも1層は、上記肥料成分を含有する層で
    ある請求項2記載の植生管。
  4. 【請求項4】 上記無機系肥料成分を含有しない層が管
    の最外層と最内層に設けられている請求項3記載の植生
    管。
  5. 【請求項5】 2層以上の構造を有する複層管であり、
    それぞれの層は上記無機系肥料成分の内、異なる肥料成
    分を含有する請求項2記載の植生管。
  6. 【請求項6】 生分解性樹脂を主成分とする材料により
    形成され、多数の孔が設けられた植生管であって、管の
    内部には発泡材及び/又は、保水ゲルが充填されている
    ことを特徴とする植生管。
  7. 【請求項7】 上記発泡材又は保水ゲルに、無機系肥料
    成分及び/又は、有機質肥料成分が含有されている請求
    項6記載の植生管。
  8. 【請求項8】 植生用の低木又は高木のそれぞれの樹木
    の斜面側から斜面に対して、根を促進させる方向に、垂
    直方向、斜め方向、及び/又は、水平方向に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜7記載の植生管の施工方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の植生管の施工方法と播種
    工とを併用してなることを特徴とする植生工法。
JP2001171383A 2001-03-23 2001-06-06 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法 Withdrawn JP2002348877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001171383A JP2002348877A (ja) 2001-03-23 2001-06-06 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085122 2001-03-23
JP2001-85122 2001-03-23
JP2001171383A JP2002348877A (ja) 2001-03-23 2001-06-06 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002348877A true JP2002348877A (ja) 2002-12-04

Family

ID=26611917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001171383A Withdrawn JP2002348877A (ja) 2001-03-23 2001-06-06 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002348877A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107840A1 (ja) * 2003-06-03 2004-12-16 Noboru Fujimaki 植生管
JP2007075045A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Azuma Kinzoku Sangyo Kk 土壌用多目的ケース
WO2007129426A1 (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Arkhe Will Co., Ltd 植物育成又は保護用柱状体
JP2007320844A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Arkhe Will Co Ltd 植物育成又は保護用柱状体
JP2011101621A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Jck Kk 植生緑化用固化複合材及び植生緑化用固砂工法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004107840A1 (ja) * 2003-06-03 2004-12-16 Noboru Fujimaki 植生管
JP2007075045A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Azuma Kinzoku Sangyo Kk 土壌用多目的ケース
WO2007129426A1 (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Arkhe Will Co., Ltd 植物育成又は保護用柱状体
JP2007320844A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Arkhe Will Co Ltd 植物育成又は保護用柱状体
JP2011101621A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Jck Kk 植生緑化用固化複合材及び植生緑化用固砂工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11425868B2 (en) Systems, devices, and/or methods for covering structures
JP6059240B2 (ja) 植物用の生育基材
US9872442B2 (en) Biodegradable shield for plant protection
KR101789675B1 (ko) 식생매트 및 블록을 이용한 녹화모듈
GB2442333A (en) Biodegradable tree shelter with prolonged durability
JP4666833B2 (ja) 種子床、その製造方法及び播種方法
JP2002348877A (ja) 植生管、植生管の施工方法、及び植生工法
KR101013453B1 (ko) 프라스틱 복합 분해 촉진제 및 이의 제조방법
KR101913960B1 (ko) 플라스틱 화분 제조방법
CN208523408U (zh) 一种边坡生态修复系统
JPH11280074A (ja) 生分解性ネットと植生基体および緑化工法
JP5477637B2 (ja) 砂地における植物の育成方法
JP2004242604A (ja) 植物育成用容体
KR101246655B1 (ko) 식생매트용 생분해성 고정핀
JP2006094709A (ja) 生分解性植生容器
JP2002017170A (ja) マット栽培用植栽容器と緑化方法
JP2008148632A (ja) 育苗ポットとその製造方法
JP2003000073A (ja) 生分解性育苗用ポット
KR102510721B1 (ko) 농작물 재배용 생분해성 멀칭필름
EP3601662A1 (en) Support mat for hybrid turf
JP2000060314A (ja) 生け垣用植木プランター及び植生方法
JP2008200009A (ja) 生分解性シートおよび生分解性シートシステム
EP4342286A1 (en) Tree shelter
JP2010166908A (ja) 植物育成基盤材、植物育成基盤土壌及び多層式培養土
KR101225457B1 (ko) 식생상자의 설치구조 및 그 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060419

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060525