JP2004242604A - 植物育成用容体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造としたものである。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生分解性素材で筒状に形成したものであって、主として砂丘や砂漠地等の砂地に樹木の苗を植え付けたり、長芋・牛蒡・長大根のような長尺根菜類の苗を植え付けて砂地で育成するために、苗とともに砂地中に埋め込んで使用する植物育成用の容体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、花卉や野菜類の育苗のために広く使用されている育苗ポットは、周知のごとく黒色の塩化ビニール製薄膜シートをブロー成形手段等によって小さな植木鉢形に膨出成形したものや、樹木苗の挿し木や育成には、土中への直播きや直挿しか樹脂製や素焼き製の植木鉢が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、薄い合成樹脂シート製の育苗ポットや樹脂製の植木鉢にあっては、ポット壁や鉢壁から吸気・吸水や栄養分を吸収することができないため、根が蒸れ易く、潅水による養分補給を待たなければならないため、所定の大きさ以上には生育しにくくなり、成長が停滞し、素焼き鉢の場合をも含め、他の大形鉢や畑地等への植え替え時には育苗土を育苗ポットや鉢から取り出す必要があり、この植え替え作業時に育成苗や挿し木の根が損傷し易く、植え替え後の成育に一時的な成長障害を来すことが避けられない。また、薄い合成樹脂シート製育苗ポットや樹脂製植木鉢にあっては、使用後不要となったときの廃棄処分が大気汚染や土壌汚染のような環境汚染や公害問題を引き起こすという懸念も存在するものであった。
【0004】
そこで、本発明は、これら従来から使用されている樹脂シート製の育苗ポットや植木鉢が有していた上記課題を技術解決することができる、育苗ポットや植木鉢、挿し木用育成容器等として、並びに樹木苗育成用の容器として使用することができる植物育成用容体をここに提供しようとするものである。
【0005】
而して、本発明の第1の目的は、栄養分が殆ど無く水分の乏しい砂丘地や砂漠地のような砂地であっても、樹木や長尺根菜類等の苗を育成し、成長させることができる植物育成用容体を提供することにある。
【0006】
第2の目的は、育苗容器として所定の大きさに挿し木や苗を育成した後に、所定の定植地に容体ごと埋め込んで育成苗を継続的に育成成長させることができる容体であって、生分解する筒本体と、その外周を生分解期間の長い薄膜体で覆わせることによって、地中に埋め込んだ後における生分解期間を、育成する苗の種類や苗の成長予測に従って最適期間に適するように調整してある植物育成用容体を提供することにある。
【0007】
第3の目的は、廃材として原野に放置されたり廃棄されたりしている未利用・未活用の植物繊維を主材料として積極的に活用し、生分解する筒本体を形成することにより、育成苗の根と接する筒本体それ自体が、微細な気孔を有し地上にあっては苗根が蒸れることなく生育し、筒本体の繊維に直接食い込んで根張りの良い状態で安定良く生育させることができる廉価な植物育成用容体を提供することにある。
【0008】
第4の目的は、このような繊維製植物育成用容体の筒本体を形成する前記植物繊維素材中に、予め防腐効果を発揮する炭化繊維のような混合材や、肥料効果を有する骨粉のような混合材を混合させてあるものとすることによって、根腐れを起こすことなく肥料の供給を受けながら良好な生育を続けることが出来る植物育成用容体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
これらの目的を達成するために講じた本発明にいう繊維製植物育成用容体の第1の構成は、植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0010】
また、第2の構成は、竹繊維と、葦繊維と、パーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0011】
第3の構成は、重量比10〜30%の竹繊維と、重量比60〜20%の葦繊維と、重量比30〜50%のパーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0012】
第4の構成は、重量比10〜30%の竹繊維と、重量比60〜20%の葦繊維と、重量比30〜50%のパーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材に、骨粉・貝殻粉等のカルシウム系素材粉末又は鶏糞粉末若しくはその両素材からなる補助材と、少量の尿素とを混合した混合素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0013】
第5の構成は、竹繊維と、イネ科植物又はマメ科植物の煮沸繊維と、植物素材を加熱処理して炭化させた炭素化植物材とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0014】
第6の構成は、竹繊維と、イネ科植物又はマメ科植物の煮沸繊維と、植物素材を加熱処理して炭化させた炭素化植物材とを主体成分として混合した植物繊維素材に、骨粉・貝殻粉等のカルシウム系素材粉末又は鶏糞粉末若しくはその両素材からなる補助材と、少量の尿素とを混合した混合素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比して薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造に形成してある構成としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の植物育成用容体にいうところの筒本体1を形成するに当たっては、底が存在する有底筒としたり、使用目的によっては底のない筒体のみからなるものとして実施することが出来る。また、前記第1乃至第6の構成にいうところの何れか一つの素材を使用したものであっても、筒壁1aの肉厚を変化させることによって、生分解期間を変化調整することができるものである。また、筒径や筒長は生育苗の種類や品種等に応じて適宜に形成されるものである。なお、筒の形状は円筒であることが汎用性があって好ましいが、例えば、六角形筒や八角形筒のような多角形筒のものとして実施することができるものであって、円筒体のみに限定されるものではない。
【0016】
他方、前記薄膜筒体2にあっても、有底筒のものとしたり、底なしのものとして実施することが出来るものである。また、その使用素材としては、例えば、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリビニールアルコール等の不織布が価格的に廉価である点で好ましいが、織布、編組布等を用いてもよい。以下において、その具体的な実施例について説明する。
【0017】
【実施例】
図は、本発明にいうところの植物育成用容体についての一実施例形態を説明する図であって、図1は、筒本体1と底部材11とを示す正面上方向から見た斜視図。図2は、薄膜筒体2の製造手段を示す正面上方向から見た斜視図。図3は、薄膜筒体2を示す正面上方向から見た斜視図。図4は、筒本体1と薄膜筒体2との合体手段を示す正面上方向から見た斜視図。図5は、筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させて二層構造とした状態を示す正面上方向から見た斜視図である。
【0018】
先ず、第1実施例として、樹木苗の育成に使用するのに適した植物育成用容体についての素材と製造手段について説明する。該植物育成用容体の筒本体1を製造する素材例としては、竹を打圧圧壊して得た煮沸されていない竹繊維約20重量部と、煮沸した葦の繊維約40重量部と、シュロやヤシのような熱帯植物からなるパーム(palm)繊維約40重量部とを主体成分として混合した植物繊維素材に対して、蕎麦殻又は茶殻若しくはそのそれぞれを焙煎して炭化させたものを約10重量部前後と、尿素約10重量部(必要に応じて窒素、リン酸等のほか、マグネシウムやマンガン、硼素等も加えればよい)と、竹酢液又は木酢液若しくはその両液を約5重量部とを混入し、適量の水を加えて全体を均一に撹拌混合し泥状に練ったものを成型用素材とする。
【0019】
この成型用素材を、吸湿軟化状態程度となるまで予め余分な水分を除去して圧縮成型金型に入れ、温度200℃、圧力3Kg/cm2の条件下で20〜30秒かけてプレス成形させ、図1にみられるような所要径、所要肉厚、所要長さの円筒体1と、所要肉厚の円盤形底部材11とを形成する。その大きさの一例としては、外径100mm、内径90mm、即ち筒壁1aの肉厚5mm、長さ300mmとした円筒体1と、肉厚5mm、直径90mmとした円盤形底部材11とを形成する。この底部材11には円盤の中央部に10mmの水抜き穴12を形成してあるものとする。この底部材11を円筒体1の一方の開口部(同図において下方の開口部)に押圧状に嵌め込む。
【0020】
このようにして形成された円筒体1は、その表面に微細な凹凸を有し、水分や空気が浸透する微細な孔を備えている。また、時間の経過とともに微生物によって生分解する性質を備えている。それ自体分解とともに育成苗に対する栄養素としての役割を果たす。
【0021】
次に、図2及び図3に基づいて、薄膜筒体2を製造する素材例について説明すると、前記のように、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリビニールアルコール等の生分解性を備えた素材で形成した不織布3aを用いる。ここでは、例えば乳酸ポリマーの不織布3aを図2のように二つ折りとし、その内長が前記円筒体1の外周面の長さにほぼ見合う長さ、即ち、前記事例では100mm×π(円周率)+α(付加量)の箇所で長さ300mm縫製2bし、縫い代を加えた長さ部分で裁断したものと、別途円盤形に裁断した素材3bを底部材21として、前記縫い代部分と縫い合わせて、図3のように、筒状となるように形成する。この底部材21も、その円盤中央部に×形の水抜き用切り込み22を形成してあるものとする。
【0022】
このようにして形成した薄膜筒体2も、薄膜の不織布であることと素材原料との関係で透水性と生分解性とを備えている。この生分解期間は、筒本体1に比して長期間維持するように設定されている。
【0023】
次いで、図4に示したように、この薄膜筒体2に対して矢印のように筒本体1を挿入することにより、図5に示したように、筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させて内外二層構造に形成した植物育成用容体が得られる。
【0024】
このようにして得た植物育成用容体は、地上において使用する場合の苗育成土投入後の形状維持期間を、例えば、筒本体1を平均60日〜80日、薄膜筒体2を平均2.5年〜3年に設定し、地中に埋め込んだ生分解期間を、例えば、筒本体1を平均25日〜40日、薄膜筒体2を平均2年〜2.5年に設定し、何れの場合も、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定しておく。
【0025】
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこの実施例に示した素材のみに限定されるものではなく、他の繊維素材や肥料等を適宜付加して実施することができるものであって、本発明にいう構成要件を備え、かつ、本発明にいう前記の目的を達成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にいう植物育成用容体は、樹木苗の育成の場合は、地中への植え込みを終えるとそのままにしておくことによって、筒本体及び薄膜筒体がともに育成樹木の生育とともに自然分解し、樹木の肥料として作用し成長を促進させることができる。また、例えば長芋や牛蒡、長大根のような長尺の根菜類を育成する場合は、地中においてその生育とともに筒本体が自然分解し肥料として作用し、薄膜筒体は根菜類の形状を異常に変形しないように規制する作用をなす。また、収穫時には薄膜筒体を引き抜くことによって、収穫根菜類を痛めることなく収穫することができる。殊に、栄養素が少なく乾燥の激しい砂地において、樹木の植林に役立ち、根菜類の収穫を行うことに役立つという従来の育苗ポットや植木鉢では到底期待することができなかった顕著な効果を発揮するものである。
【0027】
また、本発明にいうところの植物育成用容体は、筒本体を構成する主体素材が繊維であるため、植物育成用容体が微細な気孔を有しているので、根を張り易く、地上にあっては苗根が蒸れることなく健康に生育し、地中に配置する場合をも含めて、苗の根が筒本体の繊維内に直接食い込んで根張りの良い状態で安定良く継続的に生育させることができる効果がある。しかも、主体素材としての植物繊維は、廃材として原野に放置されている未利用材や廃棄植物の繊維を再利用し、薄膜筒体を含めて容体全体が利用後は土に返すことができるので、環境浄化の一助となるという効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒本体を示した斜視図。
【図2】薄膜筒体の製造手段を説明する斜視図。
【図3】薄膜筒体を示した斜視図。
【図4】植物育成用容体の組み立て手段を説明する斜視図。
【図5】植物育成用容体を示す斜視図。
【符号の説明】
1 筒本体
11 底部材
2 薄膜筒体
21 底部材
Claims (6)
- 植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
- 竹繊維と、葦繊維と、パーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
- 重量比10〜30%の竹繊維と、重量比60〜20%の葦繊維と、重量比30〜50%のパーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
- 重量比10〜30%の竹繊維と、重量比60〜20%の葦繊維と、重量比30〜50%のパーム繊維とを主体成分として混合した植物繊維素材に、骨粉・貝殻粉等のカルシウム系素材粉末又は鶏糞粉末若しくはその両素材からなる補助材と、少量の尿素とを混合した混合素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
- 竹繊維と、イネ科植物又はマメ科植物の煮沸繊維と、植物素材を加熱処理して炭化させた炭素化植物材とを主体成分として混合した植物繊維素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比し薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
- 竹繊維と、イネ科植物又はマメ科植物の煮沸繊維と、植物素材を加熱処理して炭化させた炭素化植物材とを主体成分として混合した植物繊維素材に、骨粉・貝殻粉等のカルシウム系素材粉末又は鶏糞粉末若しくはその両素材からなる補助材と、少量の尿素とを混合した混合素材によって筒状に加圧成形され、親水性と生分解性とを備えた筒本体1と、繊維製薄膜素材で筒状に形成され、透水性と生分解性とを備えた薄膜筒体2とからなり、筒本体1に比して薄膜筒体2の生分解期間を長期間維持するように設定され、前記筒本体1の外周に薄膜筒体2を外嵌させてなる二層構造とした植物育成用容体。
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