JP2002348776A - 保温特性等にすぐれた布帛材料 - Google Patents

保温特性等にすぐれた布帛材料

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JP2002348776A
JP2002348776A JP2001156263A JP2001156263A JP2002348776A JP 2002348776 A JP2002348776 A JP 2002348776A JP 2001156263 A JP2001156263 A JP 2001156263A JP 2001156263 A JP2001156263 A JP 2001156263A JP 2002348776 A JP2002348776 A JP 2002348776A
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oxide
fabric
ceramic
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Kenichi Ogawa
健一 小川
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NIPPON CERAPURE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価な無機材料やセラミックスを使用するこ
となく、また繊維に含ませることなく、製造が容易で、
遠赤外線照射性がすぐれた保温特性を有するとともに身
体症状を改善し、健康を増進させる作用(夜ぐっすり就
寝できる、各種の痛みがとれるなど)などを有する布帛
材料を提供すること。 【解決手段】 シリカを主成分とする特定組成の白色の
無機材料Aと酸化鉄を主成分とする特定組成の黒色の無
機材料Bと焼成ドロマイトの無機材料Cよりなる無機材
料A主成分のセラミックスを樹脂バインダーにより布帛
に塗布した布帛材料によって上記の課題が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、セラミックスを
樹脂バインダーにより布帛の表面に塗布するかあるいは
布帛内に含浸塗布してなる保温特性等にすぐれた布帛材
料に関するものである。より詳しくは、3種類の無機材
料混合物よりなるセラミックスを樹脂バインダーにより
布帛に塗布した保温特性をもつばかりでなく毒性や皮膚
のカブレなどが生ずることなく、身体症状を改善し、健
康を増進させる作用などを有する布帛材料を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】保温性を有する布帛とか消臭性の編織物
とか吸湿性や制電性にすぐれたものなど織編物を含めた
布帛類を改良する試みは古くからなされている。たとえ
ば、炭素繊維から特定の処理をして不純物を除去した活
性化炭素繊維を布に織り込んでシーツを製造して、炭素
繊維の遠赤外線の放射効果が高まり身体温度を適度に保
てるようするもの(特開平11−206539)、シー
ツ上生地と下生地の間の空間内に粒状炭化物に遠赤外線
照射粉末と殺菌・防菌剤を担持された遠赤外線照射性、
吸湿性、吸臭性または殺菌・防菌性を有する粒状炭化物
を介在させたもの(特開平11−248)、焦電性物質
と銀などの金属イオンを保持させた無機粒子を繊維内に
含ませるかあるいは繊維表面上に付着させて、高価な焦
電性物質を多量に使用することなく、身体症状を改善
し、健康を増進させるとともに殺菌作用を有する繊維製
品としたもの(特開平8−325829)、放射・保温
特性を有する動物タンパク繊維やシルク繊維と脱臭・抗
菌特性を有する微粉末(電気石、シリカ、蛇紋石および
角閃石)を練り込んだ繊維とを織り込んで糸とし、これ
を網目状に織ったもの(特開平9−256242)、
【0003】遠赤外線放射能力を有するケイ素、ホウ
素、タンタルなどの炭化物のセラミック微粒子を含有さ
せた繊維で保温性を有する織物にしたもの(特開平1−
314715)、酸化アンチモンをドーピングした酸化
第二錫などの光エネルギーを吸収し、遠赤外線を放射す
る能力を有する白色系微粒子を含有する繊維から構成さ
れた白色系布帛としたもの(特開平1−314716)
などがある。
【0004】しかしながら、従来のものは、セラミック
を製造するのにドーピングなどの処理をするのに特殊な
装置と技術が必要であったり、また、各種の効果を付与
するために、たとえば殺菌作用をもたせるために銀など
の金属イオンを併用したり、電気石やその他の焦電性物
質などの高価な材料を使用しなければならないとか、炭
素繊維の賦活化のために非常に複雑な処理操作と薬剤を
使用しなければならないとか、あるいは、セラミックス
を微粉末化したうえでこれを繊維の製造段階で混入しな
ければならず、製造上非常に制約があるとともに、繊維
物性に悪影響のないものでなければならないし、練込み
量も非常に限定されている。また、炭化物は製造上非常
にむずかしいとともに粉末化が困難であるなど問題も多
い。
【0005】このような従来の技術をかんがみて、安い
材料でしかも製造が容易で、繊維内に練り込まず、かつ
セラミックスだけでいろいろな特性を有するものの出現
がまたれているのが現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような観点から、い
ろいろなセラミックスとその組合せについて探求してい
たところ、偶然にも従来のタイプとはまったく相違する
3種類の無機材料を組み合わせると、毒性や皮膚のカブ
レなどが生ずることがなく、保温特性を有するばかりで
なく、身体症状を改善し、健康を増進させる作用などの
従来にはない効果を呈することが見い出され、本願発明
にいたったものである。本願発明は特定の3種類の無機
材料混合物よりなるセラミックスを樹脂バインダーによ
り布帛の表面に塗布するか、または布帛内に含浸塗布し
てなる保温特性等にすぐれた布帛材料に関するものであ
り、セラミックスは以下に説明する無機材料Aと無機材
料Bと無機材料Cの混合物よりなるものである。
【0007】本願発明で使用する無機材料Aは、主成分
がシリカ、副成分が酸化ナトリウム、アルミナ、酸化カ
リウム、酸化カルシウムおよび酸化鉄よりなる白色の無
機材料であって、シリカ;70ないし80重量%、酸化
ナトリウム;1ないし5重量%、アルミナ;10ないし
20重量%、酸化カリウム;1ないし5重量%、酸化カ
ルシウム;0.5ないし2重量%、酸化鉄;1ないし2
重量%の組成を有するものである。
【0008】また、無機材料Bは、主成分が酸化鉄、副
成分が酸化ナトリウム、アルミナ、シリカ、酸化マグネ
シウム、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化銅、酸化亜
鉛および酸化バリウムよりなる黒色の無機材料であっ
て、酸化鉄;50ないし65重量%、酸化ナトリウム;
0.5ないし1.5重量%、アルミナ;3.5ないし
4.5重量%、シリカ;5ないし6.5重量%、酸化マ
グネシウム;5.5ないし7重量%、酸化マンガン;
4.5ないし6重量%、酸化コバルト;2ないし3.5
重量%、酸化銅;4ないし5.5重量%、酸化亜鉛;5
ないし6重量%および酸化バリウム;6ないし7.5重
量%の組成を有するものである。
【0009】本願発明で使用する無機材料Cの焼成ドロ
マイトのドロマイト自体はごく普通に知られた鉱物であ
って耐火物原料などとして広く使用されているものであ
る。化学組成は炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの
複塩であって、化学式はCaCO・MgCOで表さ
れる。さらに焼成ドロマイト自体もすでに広く知られた
ものであるとともに広く使用されている周知の材料であ
る。
【0010】そして、この3種類の無機材料の使用割合
は、無機材料A:無機材料B:無機材料Cが60:2
5:15ないし80:15:5、好ましくは65:2
5:15ないし75:18:7、より好ましくは68:
18:4ないし72:22:6である。
【0011】そして、セラミックスを布帛に塗布する樹
脂バインダーは、セラミックスの粉末を布帛に塗布でき
るものであればどのようなものでも使用することがで
き、水溶液、エマルション、有機溶媒溶液などの形態で
適用することができる。このような樹脂バインダーとし
てはデンプン、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン
などの天然高分子樹脂、ポリアクリルアミド、ポリ酢酸
ビニルなどの合成高分子樹脂をあげることができる。
【0012】本願発明で使用する無機材料Aおよび無機
材料Bおよび無機材料Cは、製造する際にはどうしても
不純物が入り込むため、本願発明の作用に影響のない限
度で不純物を含むことができる。
【0013】本願発明はセラミックスを樹脂バインダー
により布帛の表面に塗布するか、あるいは布帛内に含浸
させて含浸塗布するものであるが、表面に塗布するか布
帛内に含浸塗布するかは布帛の種類と布帛の使用目的に
応じて選ぶことができる。
【0014】本願発明で使用する成分などについて説明
する。
【0015】無機材料Aは、以下に記載するように、主
成分がシリカ(SiO )、副成分が酸化ナトリウム
(NaO)、アルミナ(Al)、酸化カリウム
(K O)、酸化カルシウム(CaO)および酸化鉄
(Fe)よりなり、白色のセラミックスである。
【0016】すなわち、その組成は、シリカ;70ない
し80重量%、好ましくは72ないし77重量%、酸化
ナトリウム;1ないし5重量%、好ましくは1ないし3
重量%、アルミナ;10ないし20重量%、好ましくは
14ないし19重量%、酸化カリウム;1ないし5重量
%、好ましくは1.5ないし4重量%、酸化カルシウ
ム;0.5ないし2重量%、好ましくは1ないし2重量
%、酸化鉄;1ないし2重量%、好ましくは1.1ない
し1.7重量%である。
【0017】ただし、製造過程で不純物が混入するよう
な場合にも、不純物を含めて上記の好ましい組成の割合
の範囲内にあればよい。
【0018】この無機材料Aを製造する方法の1例は、
合成ゼオライト、ホウフッ石、シャバサイト、クリノプ
チロライトーキフッ石、エリオナイト、フェリエライ
ト、ダクフッ石、モルデナイト(モルデンフッ石)、カ
イジュウジフッ石、ホウ素鉱物、ホウ砂、ホウ酸、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、活性白土、ア
タパルジャイト(パリゴルスカイト)、セピオライト、
けい藻土、絹雲母、アルミナ、亜鉛、軽石、骨灰、炭酸
カルシウム、殺菌能力をもつセラミックス、炭素材から
なる原材料(アルカリ土類金属を含む珪酸塩はビタミン
を吸蔵しておいたものを使用する。)の群から選ばれた
原材料を適宜組み合わせて混練、成型、乾燥、焼成して
製造すればよいものである。
【0019】このようにして製造した無機材料Aの組成
分析の1例は、重量比で、つぎのとおりである。
【0020】SiO :76.99%、Al
14.42%,Fe :1.27%、CaO:
1.40%、KO:1.95%、NaO:1.15
%、TiO :0.01%、MnO:0.01%、B
:0.01%、MgO:0.26%、ZnO:
0.98%、ZrO :0.02%、Ig.Los
s:0.32%,C:0.39%,HO:0.7%
で、pHは7.4〜8.0 である。ただし、これには
不純物が含まれている。
【0021】無機材料Bは、以下に記載するように、主
成分が酸化鉄(Fe)、副成分が酸化ナトリウム
(NaO)、アルミナ(Al)、シリカ(Si
)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化マンガン
(MnO)、酸化コバルト(Co)、酸化銅(C
uO)、酸化亜鉛(ZnO)および酸化バリウム(Ba
O)よりなり、黒色のセラミックスである。
【0022】すなわち、無機材料Bの組成は、酸化鉄;
50ないし65重量%、好ましくは55ないし60重量
%、酸化ナトリウム;0.5ないし1.5重量%、好ま
しくは1ないし1.4重量%、アルミナ;3.5ないし
4.5重量%、好ましくは3.8ないし4.3重量%、
シリカ;5ないし6.5重量%、好ましくは5.6ない
し6.1重量%、酸化マグネシウム;5.5ないし7重
量%、好ましくは6ないし6.5重量%、酸化マンガ
ン;4.5ないし6重量%、好ましくは5ないし5.5
重量%、酸化コバルト;2ないし3.5重量%、好まし
くは2.5ないし3重量%、酸化銅;4ないし5.5重
量%、好ましくは4.5ないし4.9重量%、酸化亜
鉛;5ないし6重量%、好ましくは5.4ないし5.8
重量%、および酸化バリウム;6ないし7.5重量%、
好ましくは6.8ないし7.2重量%である。
【0023】ただし、製造過程で不純物が混入するよう
な場合にも、不純物を含めて上記の好ましい組成の割合
の範囲内にあればよい。
【0024】無機材料Cの焼成ドロマイトはすでに知ら
れた材料である。ドロマイトはマグネシウム鉱石、壁材
料、耐火物などの原料として広く知られ、化学組成は炭
酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの複塩であって、産
地によって不純物の種類と含有量を異にするものであ
る。ドロマイトを焼成する場合、原石を700〜800
℃に加熱すると炭酸マグネシウムだけが分解したものが
生じ、900℃以上に加熱すると炭酸カルシウムの分解
が起こり、いわゆる軽焼ドロマイトになる。さらに16
00〜1800℃に加熱すると安定した酸化マグネシウ
ムの結晶ができ、このように高温で焼き固める作業を硬
焼、死焼、あるいは重焼といっており、生成したものは
通常ドロマイトクリンカーとして耐火物原料にしてい
る。本願発明での焼成ドロマイトはこのうち900℃以
上で焼成したいわゆる軽焼ドロマイトであり、酸化マグ
ネシウムと酸化カルシウムがドロマイトの熱分解により
生成している。
【0025】本願発明のセラミックスを構成する無機材
料A、無機材料B、無機材料Cの使用割合、あるいは配
合割合は、全体を100とした場合にA:B:Cの割合
が60:25:15ないし80:15:5の範囲であ
り、好ましくは65:25:15ないし75:18:7
の範囲であり、より好ましくは68:18:14ないし
72:22:6程度の範囲である。
【0026】この3種類の無機材料はそれぞれを粉砕し
て粉末とし、これらを希望する使用割合に配合して使用
してもよいし、それぞれの材料を希望する使用割合にし
たものを粉砕機にかけて粉砕したものを使用してもよ
い。しかし、それぞれの材料には粉砕のしやすさが相違
するため、それぞれを別々に粉砕しておいたものを所定
の使用割合に配合して使用するほうが、粉砕の点からは
好ましい。粉砕の程度によって効果の持続性に差がある
のかどうか今のところはっきりしない。というのは、長
期間効果が持続するので、その差が半年後になるのかあ
るいは一年後あるいはそれ以上なのか確認するまでにい
たっていないからである。しかし、たとえば樹脂バイン
ダーの水溶液に混合して機械で布帛に塗布する必要から
塗布のしやすさなどの観点からは相当程度微粉末化され
ているほうが取り扱い上便利である。
【0027】本願発明で使用する樹脂バインダーとして
は、天然高分子樹脂、合成高分子樹脂あるいはこれらの
混合物があげられる。天然高分子樹脂としては、天然高
分子樹脂およびこの変性物があり、水溶液やエマルショ
ンなどの形態で使用できる。このようなものとして、た
とえば多糖類とその誘導体、セルロースとその誘導体、
タンパク質とその誘導体、植物性ゴムなどがあげられ、
たとえば、デンプン、アラビアゴム、デキストリン、ア
ルギン酸、グアーガム、カラギナン、ジェランガム、カ
ラヤガム、プルラン、ムチン、チクル、キサンタン、カ
ゼイン、グルテン、ゼラチン、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
天然ゴムなどが使用することができる。これらの物質は
単独で使用してもよいし、複数の樹脂をまぜて使用して
もよい。
【0028】合成高分子樹脂としては、樹脂バインダー
として使用できるものであれば何でもよく、その形態も
ホットメルト型のものでもよいし、有機溶剤に溶解した
ものでもよいし、水溶液、エマルションなどの水系のも
のであってもよい。これらのものとしては、ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポ
リ−N−ビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、
ナイロン、メラミン樹脂、尿素樹脂などをはじめエチレ
ン−ブタジエンラテックス、アクリル樹脂エマルショ
ン、ポリ酢酸ビニルエマルションなども使用することが
でき、これらの物質は単独で使用してもよいし、複数の
ものをまぜて使用してもよい。これらのうち、ホルマリ
ンを使用するものはなるべく避けたほうがよい。
【0029】塗布液としてはいろいろな形態がある。た
とえば、樹脂バインダーの水溶液とかエマルション液に
セラミックスの粉体を混合したものであるとか、あるい
は樹脂バインダーの有機溶剤溶液にセラミックスの粉体
を加えたもの、さらにはホットメルト型の樹脂バインダ
ーにセラミックスの粉体をあらかじめ加熱混練しておく
とか、塗布直前に加熱混練して塗布することもできる。
これらのうち、有機溶剤溶液を使用する場合には塗布後
乾燥する際に有機溶剤が蒸発したり塗布した箇所からな
かなか完全に除去できず、布帛に有機溶剤臭が残るなど
の点から使用目的によっては避けたほうがよい場合があ
る。このような点からは水溶液の形態のものやホットメ
ルト型のものを使用するのが好ましいものである。この
ような点からみると、水溶性の樹脂バインダーを使用し
た水溶液にセラミックスを混入した塗布液が塗布液の濃
度や粘度、塗布量の調整などの容易さの点から水溶液を
使用するのが一番好ましい。しかしながら、これのみに
限定されるものではない。そして、塗布液を調製する際
には、各種の添加剤、たとえばpH調整剤、溶解剤、分
散剤などを使用できることはもちろんである。
【0030】セラミックスを樹脂バインダーにより布帛
の表面に塗布するか、あるいは布帛内に含浸塗布する
か、布帛の材料とその密度と厚みによって表面に塗布す
るか、あるいは布帛内に含浸させて塗布するかのどちら
かを選択すればよい。たとえば、織物であっても目の詰
んだ、すなわち高密度織物の場合には、常法により表面
に塗布することもできるし、圧力をかけてセラミック塗
布液を織物の内部に含浸させることもできる。塗布する
方法としては捺染印刷技術とか通常の印刷技術などをあ
げることができる。編物や不織布も同様であって、表面
に塗布することもできるし、編物の内部に含浸させるこ
ともできる。シート状のものにおいても基本的に織物な
どの場合と同様である。
【0031】塗布する場合、点状に布帛に塗布してもよ
いし全面に塗布してもよいし、適宜の大きさの正方形や
長方形や楕円形などの形状で塗布してもよい。一般的に
は水玉状の模様となるように塗布するのがよい。また、
あまり厚く塗布するとシーツなどに利用した場合には異
物感を使用者が感じることがあるので、使用目的にあわ
せて塗布量や塗布場所などを適宜設定するのがよい。
【0032】本願発明での布帛は、通常の織物や編物だ
けではなく、不織布さらにシート状のものを含むもので
ある。織物としては綿製品、ポリエステルやアクリルさ
らにはナイロンなどの合成繊維製品、あるいは綿とこれ
らの合成繊維との混紡製品、綿糸と合成繊維糸との交織
製品などがあげられる。布帛の使用目的、たとえばふと
んカバーとか敷布あるいはシーツなどに使用する場合に
は綿製品とか上記交織製品のような材料が好ましい。編
物の場合も織物の場合と同様である。不織布の場合に
は、綿だけのもの、綿と合成繊維の混合不織布あるいは
合成繊維の不織布があげられる。シート状のものとして
は、発泡シート、たとえばポリエチレン製の発泡シート
や多孔性シート、パルプ製品たとえば紙状物などがあげ
られる。また不織布にはさらにフェルトなどがある。あ
るいは、これらが貼り合わされた積層体の形状をしてい
てもよい。
【0033】本願発明で使用するセラミックスは、身体
などから発散される熱を吸収して遠赤外線を放射する能
力ばかりでなく、これを塗布した布帛をシーツにして使
用したところ、よくねむれる、手の痛みがとれる、ヘル
ニアの痛みがとれる、いびきをかくのがとまる、などの
身体症状を改善し、健康を増進させる作用を有するとと
もに、消臭作用や殺菌作用も有するものであって、保温
特性を備えるとともに身体症状を改善し健康を増進させ
る作用などを有する用途に使用できる。
【0034】本願発明の布帛材料に塗布されているセラ
ミックスが上述の特性・作用を有するものであるから、
本願発明の布帛材料は、シーツ、ふとんカバー、ふとん
側地、寝具補助用品、防寒衣料の裏地、ベッドやマット
の布部材、カーペット、カーテンなどに加工することが
できるものである。とくに、シーツ上生地とシーツ下生
地とで形成されている寝具用シーツの中間布帛として利
用したり、シーツとは別にこの布帛材料からのシーツの
下敷きあるいはシーツ補助用品をつくり、これをシーツ
の下に敷くとあまり洗たくする必要がなく、上述の効果
があるので温かく、しかも身体症状が改善されるなどの
効果がある。また、シーツやシーツの下敷き、座ぶとん
カバーなどにした場合に布地などが汚れると雑菌などが
繁殖しやすくなるが、殺菌作用などの効果もあるので、
そう頻繁に洗たくする必要がない。また、キルティング
地に使用したり、また、上地と下地の中間に布帛をはさ
みこんでキルティング地に仕上げたり、その他防寒用品
の布地に使用したりすれば、防寒用衣料用品などにする
こともできる。
【0035】さらに、ベッドやマットの補助布地として
マットやベッドの製造時に使用すると、効果が永続的で
あるのできわめて有効であるし、ベッドやマットのシー
ツの下敷き部材として加工しておけば非常に有効であ
る。実施例を含めて使用した無機材料Aおよび無機材料
Bの成分は、以下のとおりである。
【0036】 無機材料A: シリカ;76.99重量%、 酸化ナトリウム;1.15重量%、 アルミナ;14.42重量%、 酸化カリウム;1.95重量%、 酸化カルシウム;1.40重量%、 酸化鉄;1.27重量%、 その他成分;2.82重量%
【0037】 無機材料B: 酸化鉄;57.99重量%、 酸化ナトリウム;1.26重量%、 アルミナ;3.80重量%、 シリカ;5.63重量%、 酸化マグネシウム;6.02重量%、酸化マンガン;5.42重量%、 酸化コバルト;2.87重量%、 酸化銅;4.54重量%、 酸化亜鉛;5.64重量%、 酸化バリウム;6.83重量%
【0038】
【塗布液の調製】上述の成分の無機材料Aと無機材料B
とさらに無機材料C(焼成ドロマイト)を使用割合で7
0:20:10の粉末混合物2000重量部を、食品に
も使用される水溶性天然高分子樹脂1000重量部を水
2000重量部に溶解させた水溶液に添加してドロドロ
の塗布液を調製した。
【0039】
【セラミックス塗布布帛の調製】上述の塗布液の500
重量部をとり、この塗布液を敷ぶとんの側面の一面(大
きさは縦190cm、横95cmである)に、横3列、
縦6列の合計18個の一辺の大きさ20〜30cm程度
の塗布ブロックに常法により塗布し、乾燥した。各塗布
ブロックの間隔は適宜設定した。1つのブロックには平
均して塗布液が大体27.8重量部が塗布されているこ
とになり、これにはおおよそ11重量部のセラミックス
が塗布されていることになる。このようにして作製した
敷ぶとんを使用して効果を確認した。以下の実施例では
とくに断らない限りこのものを使用した。
【0040】
【実施例1】60才台前半の男性は、ゴルフによく行っ
ており、従来より手に痛みがあり、とくにゴルフに行っ
たあとはその痛みがひどかった。このため1か月に1度
リハビリテーションに通院していた。本願発明のセラミ
ックスを塗布した敷ぶとんを使用したところ、毎日あた
たかく就寝することができ、よくねむることができ、ゴ
ルフに行った日の手の痛みのひどかったものが翌朝には
まったくなくなっていた。このため数か月にわたり1度
もリハビリテーションに通院しなくてよく、それが続い
ている。
【0041】
【実施例2】実施例1とは別の60才台前半の男性は、
本願発明のセラミックスを塗布した敷ぶとんを使用した
ところ、毎日あたたかく就寝することができ、ぐっすり
ねむることができた。そして、あたたかく就寝すること
ができるので、ふとんを1枚へらしても就寝することが
できた。
【0042】
【実施例3】80才台の寝たきりの女性は、足がむく
み、排便も10日に1回程度のひどい状態であった。こ
の女性はセラミックスを塗布した敷ぶとんを用いたとこ
ろ、ほどなくして1時間に1回位の割で排尿するように
なり、1週間程度で足のむくみがとれるとともに、結果
として10日に1回の排便も2日に1回程度の排便に改
善され、2か月後には歩行できるようになった。この女
性は寝たきりであったので、あたたかく毎日が過ごせ、
またよくねむることができている。
【0043】
【実施例4】40才台中頃の男性の会社員はヘルニアの
痛みにより痛みどめを服用して通勤したり勤務したりし
ていた。この男性がこのセラミックス塗布の敷ぶとんを
用いて就寝したところ、翌日にはヘルニアの痛みがなく
なり夜はあたたかく、ぐっすりねむることができた。
【0044】
【実施例5】50才台中頃の男性は毎日大きないびきを
かいて寝ていた。このセラミックス塗布の敷ぶとんを用
いて就寝したところ、毎日あたたかく、ぐっすりねむる
ことができ、家族からいびきをかかないで寝ていること
が指摘された。
【0045】
【実施例6】40才台後半の男性は、背骨にひびが入っ
ているため朝起きるのに15分〜20分を要していた。
このセラミックスを塗布した敷ぶとんを使用して就寝し
たところ、毎日あたたかく就寝することができ、またよ
くねむることができた。1週間ほどしたところ、朝起き
るのに要していた15分〜20分もかからなくてもすぐ
に起きあがることができた。
【0046】
【本発明の効果】上述のように、本願発明のセラミック
スを塗布した布帛を使用した場合には、身体から出る熱
によってセラミックスから遠赤外線が放射されることか
ら保温特性にすぐれ、しかも夜にぐっすりとねむること
ができるという効果ばかりでなく、手やヘルニアの痛み
がとれる、いびきがとまるなどの身体症状を改善し、健
康を増進させるなどの作用を有することが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 11/49 11/79 // D06M 101:04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスを樹脂バインダーにより布
    帛の表面に塗布するか、または布帛内に含浸塗布してな
    る保温特性等にすぐれた布帛材料において、セラミック
    スとして下記の3種類の組成を有する無機材料混合物を
    使用することを特徴とする上記布帛材料。 無機材料A:シリカ;70ないし80重量%、酸化ナト
    リウム;1ないし5重量%、アルミナ;10ないし20
    重量%、酸化カリウム;1ないし5重量%、酸化カルシ
    ウム;0.5ないし2重量%、酸化鉄;1ないし2重量
    %、 無機材料B:酸化鉄;50ないし65重量%、酸化ナト
    リウム;0.5ないし1.5重量%、アルミナ;3.5
    ないし4.5重量%、シリカ;5ないし6.5重量%、
    酸化マグネシウム;5.5ないし7重量%、酸化マンガ
    ン;4.5ないし6重量%、酸化コバルト;2ないし
    3.5重量%、酸化銅;4ないし5.5重量%、酸化亜
    鉛;5ないし6重量%および酸化バリウム;6ないし
    7.5重量%、 無機材料C:焼成ドロマイト、 無機材料Aと無機材料Bと無機材料Cの使用割合;6
    0:25:15ないし80:15:5。
  2. 【請求項2】 無機材料混合物として無機材料Aと無機
    材料Bと無機材料Cの使用割合が65:25:15ない
    し75:18:7であることを特徴とする請求項1に記
    載された布帛材料。
  3. 【請求項3】 無機材料混合物として無機材料Aと無機
    材料Bと無機材料Cの使用割合が68:18:14ない
    し72:22:6であることを特徴とする請求項1に記
    載された布帛材料。
  4. 【請求項4】 セラミックスが布帛の表面に点状に塗布
    されていることを特徴とする請求項1に記載された布帛
    材料。
  5. 【請求項5】 樹脂バインダーが天然高分子樹脂および
    合成高分子樹脂またはこれらの混合物から選ばれたもの
    であることを特徴とする請求項1に記載された布帛材
    料。
  6. 【請求項6】 布帛が綿の織編物または綿と合成繊維綿
    との混紡の織編物であることを特徴とする請求項1に記
    載された布帛材料。
  7. 【請求項7】 セラミックスとして下記の3種類の無機
    材料混合物よりなるものを使用することを特徴とする布
    帛処理用セラミックス。 無機材料A:シリカ;70ないし80重量%、酸化ナト
    リウム;1ないし5重量%、アルミナ;10ないし20
    重量%、酸化カリウム;1ないし5重量%、酸化カルシ
    ウム;0.5ないし2重量%、酸化鉄;1ないし2重量
    %、 無機材料B:酸化鉄;50ないし65重量%、酸化ナト
    リウム;0.5ないし1.5重量%、アルミナ;3.5
    ないし4.5重量%、シリカ;5ないし6.5重量%、
    酸化マグネシウム;5.5ないし7重量%、酸化マンガ
    ン;4.5ないし6重量%、酸化コバルト;2ないし
    3.5重量%、酸化銅;4ないし5.5重量%、酸化亜
    鉛;5ないし6重量%および酸化バリウム;6ないし
    7.5重量%、 無機材料C:焼成ドロマイト、 無機材料Aと無機材料Bと無機材料Cの使用割合;6
    0:25:15ないし80:15:5。
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