JP2002348499A - エネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物および塗装物 - Google Patents

エネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物および塗装物

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JP2002348499A
JP2002348499A JP2001153815A JP2001153815A JP2002348499A JP 2002348499 A JP2002348499 A JP 2002348499A JP 2001153815 A JP2001153815 A JP 2001153815A JP 2001153815 A JP2001153815 A JP 2001153815A JP 2002348499 A JP2002348499 A JP 2002348499A
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acrylate
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energy ray
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Yoichi Tanimoto
洋一 谷本
Yoichi Abe
庸一 阿部
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜の耐摩耗性、付着性および耐候性を
向上させた塗装剤を得ることができるエネルギー線硬化
型塗装剤用樹脂組成物、および、この樹脂組成物からな
る塗装剤をポリカーボネート系樹脂成形物に塗装せしめ
てなる塗装物を提供すること。 【解決手段】 カーボネート結合含有ウレタン(メタ)
アクリレート(A)と、これ以外の多官能(メタ)アクリ
レート(B)と、紫外線吸収剤(C)と、熱可塑性アク
リル系樹脂(D)とを含んでなり、かつ、カーボネート
結合含有ウレタンアクリレート(A)と多官能(メタ)ア
クリレート(B)の合計重量に対するカーボネート結合
の含有率が2〜15重量%であるエネルギー線硬化型塗
装剤用樹脂組成物、および、この樹脂組成物からなる塗
装剤をポリカーボネート系樹脂成形物に塗装せしめてな
る塗装物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規にして有用な
るエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物、およびこの
樹脂組成物からなる塗装剤をポリカーボネート系樹脂成
形物に塗装せしめてなる塗装物に関し、とりわけ、ポリ
カーボネート系樹脂成形物に塗装することにより耐摩耗
性、付着性および耐候性を向上させることができるエネ
ルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物、および、この樹脂
組成物からなる塗装剤をポリカーボネート系樹脂成形物
に塗装せしめてなる耐摩耗性、付着性および耐候性に優
れる塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジニアリングプラスチックを
はじめとするプラスチック材料は、軽量で、成形加工
性、強靱性等に優れるため、家電、自動車を主用途とし
て、機械、一般工業並びに日用雑貨等に基材として使用
されている。特に、透明性、強度、寸法安定性、電気絶
縁性、耐熱性等の点で優れた特徴を有するポリカーボネ
ートは、自動車用のプラスチック材料としてランプレン
ズや計器のカバーに広く用いられている。特にヘッドラ
ンプレンズ材料として、ガラスよりも軽量でかつ多様な
デザインへの対応幅も広いプラスチック材料としての使
用が近年増加している。しかしながら、プラスチック材
料は表面の硬度や耐摩耗性に劣るため、表面が傷つきや
すいく、また、ポリカーボネートは耐候性が低いため、
長期間太陽光に曝されると着色してしまい商品価値を著
しく低下してしまうという欠点を有している。
【0003】このようなポリカーボネート基材の耐表面
傷つき性と耐候性を改良するための策として、従来、基
材表面に保護コート層が設けられてきた。表面保護コー
ト層としては、紫外線吸収剤や光安定剤を含んだ2液ウ
レタン樹脂塗料を塗装する場合や、更にその上にエネル
ギー線硬化型のコーテイング剤を塗装して耐摩耗性を向
上させる方式がとられてきた。特に、エネルギー線硬化
型のコーテイング剤は、省エネルギー、作業性向上、生
産性の向上などの付加価値と合わせて実用化されてき
た。
【0004】しかしながら、これら2層コート方式の生
産性や作業性の面での複雑さを改善するため、エネルギ
ー線硬化型のコーテイング剤のみを1層塗装することに
よる表面保護コーテイング剤が提案されている。例え
ば、特開昭55−122840号公報では、ラジカル重
合性単量体からなる樹脂組成物をポリカーボネート樹脂
板に塗布した後に活性エネルギー線を照射して架橋皮膜
を形成する方法が提案されているし、特開平05−23
0397号公報および特開2000−63701号公報
では、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トジアクリレートやトリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリアクリレートに代表されるポリ
〔(メタ)アクリロイルオキシアルキル〕イソシアヌレ
ートを樹脂組成物の必須成分とすることで耐候性を向上
することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、塗膜の耐摩耗性、付着性および耐候性を向
上させた塗装剤が得られるエネルギー線硬化型塗装剤用
樹脂組成物、および、この樹脂組成物からなる塗装剤を
ポリカーボネート系樹脂成形物に塗装せしめてなる塗装
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
述した如き課題に照準を合わせて、鋭意研究を重ねた結
果、カーボネート結合含有ウレタン(メタ)アクリレー
ト(A)と、多官能(メタ)アクリレート(B)と、紫外
線吸収剤(C)と、熱可塑性アクリル系樹脂(D)とを
含む組成物であって、上記(A)と(B)のエネルギー
線硬化型樹脂成分中におけるカーボネート結合の含有率
が2〜15重量%であるエネルギー線硬化型塗装剤用樹
脂組成物は、耐摩耗性、付着性が良好で、とりわけ耐候
性に優れる塗装剤が容易に得られること、この樹脂組成
物からなる塗装剤をポリカーボネート系樹脂成形物に塗
装せしめてなる塗装物は、耐摩耗性、付着性が良好で、
とりわけ耐候性に優れること等を見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、カーボネート結合含有ウ
レタン(メタ)アクリレート(A)と、これ以外の多官
能(メタ)アクリレート(B)と、紫外線吸収剤(C)
と、熱可塑性アクリル系樹脂(D)とを含んでなり、か
つ、カーボネート結合含有ウレタンアクリレート(A)
と多官能(メタ)アクリレート(B)の合計重量に対する
カーボネート結合の含有率が2〜15重量%であること
を特徴とする、エネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成
物、および、このエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成
物からなる塗装剤をポリカーボネート系樹脂成形物に塗
装せしめてなる、塗装物、を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いるウレタン(メタ)
アクリレート(A)は、カーボネート結合を含有するウ
レタン(メタ)アクリレートであれば良く、特に限定さ
れないが、なかでも、カーボネート結合を、その含有率
が3〜30重量%となる範囲、好ましくは3〜20重量
%となる範囲で含有するウレタン(メタ)アクリレート
が好適である。また、ウレタン(メタ)アクリレート
(A)の分子量としては、数平均分子量が1,000〜
6,000のものが好ましく、中でも数平均分子量が
1,000〜4,000のものが特に好ましい。
【0009】上記ウレタン(メタ)アクリレート(A)
中のカーボネート結合の含有率は、例えば、次式により
計算することができる。 カーボネート結合の含有率(重量%)=〔(60×n)/
(ウレタン(メタ)アクリレート(A)の数平均分子量)×1
00 (60はカーボネート結合1個当たりの分子量を、nは
平均カーボネート結合数をそれぞれ表す。)
【0010】上記ウレタン(メタ)アクリレート(A)
としては、例えば、ポリカーボネートポリオール(a
1)と、ポリイソシアネート化合物(a2)と、水酸基
含有(メタ)アクリレート化合物(a3)とを反応させ
て得られるもの等が挙げられ、好ましい。
【0011】上記ポリカーボネートポリオール(a1)
は、分子中にカーボネート結合を有し、かつ水酸基を2
個以上有するポリオールであればよく、特に限定されな
い。このうちでは、ポリカーボネートポリオール(a
1)とポリイソシアネート化合物(a2)とを反応させ
る際に3次元網目構造となってゲル化を引き起こすこと
を防止できることから、ジオールが好ましく、なかで
も、下記一般式(1)で表されるポリカーボネートジオ
ール(a1−1)が特に好ましい。
【0012】
【化1】 (式中、Rは炭素原子数2〜20の炭化水素基を表わ
す。Xは1〜40の整数を表す。)
【0013】ポリカーボネートジオール(a1−1)
は、ジオールと有機カーボネート化合物またはホスゲン
との反応生成物であり、ジオールとしては、例えば、ア
ルキレンジオール、アルキレングリコール、ポリオキシ
アルキレングリコール等が用いられる。ポリカーボネー
トジオール(a1−1)としては、分子量が300〜
3,000のものが好ましい。
【0014】一般式(1)中のR(炭素原子数2〜20
の炭化水素基)としては、なかでも、ウレタン(メタ)
アクリレートが高粘度となることを防ぐため芳香族を含
まない炭化水素基であることが好ましく、特に炭素原子
数2〜8アルキレン基であることが好ましい。アルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。
【0015】上記ポリカーボネートジオール(a1−
1)としては、例えば、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、2−エ
チルー1,3ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4
−シクロヘキサンジオール、ポリオキシエチレングリコ
ール等を原料とするポリカーボネートジオ−ル等が挙げ
られ、これらは1種でも分子量および組成の異なる2種
以上を併用しても良い。
【0016】ポリイソシアネート化合物(a2)は、1
分子中にイソシアネート基を2個以上含んでなる化合物
であり、例えば、脂肪族系ジイソシアネ−ト化合物、芳
香族系ジイソシアネ−ト化合物、これらの3量体等が挙
げられる。ここで言う脂肪族系ジイソシアネート化合物
とは、イソシアネート基が鎖状炭素原子に結合したジイ
ソシアネート化合物と、イソシアネート基が環状飽和炭
化水素の炭素原子に結合したジイソシアネート化合物と
を意味し、芳香族系ジイソシアネート化合物とは、イソ
シアネート基が芳香環の炭素原子に結合したイソシアネ
ート化合物を意味する。
【0017】脂肪族系ジイソシアネート化合物として
は、例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、水添トリレンジイソ
シアネート、水添キシリレンジイソシアネート、水添ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,3−ジイソシア
ネートシクロヘキサン、1,4−ジイソシアネートシク
ロヘキサン、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネート、m−テトラメチルキシレンジイソシアネ
ート、p−テトラメチルキシレンジイソシアネート、
1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,12−
ドデカメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメ
チルシクロヘキサンジイソシアネート、2,4,4−ト
リメチルシクロヘキサンジイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,
4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0018】芳香族系ジイソシアネート化合物として
は、例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソ
シアネート、1,6−フェニレンジイソシアネート、
1,4−フェニレンジイソシアネート、1,6−フェニ
レンジイソシアネート等ジイソシアネートモノマー類等
が挙げられる。
【0019】このうち、脂肪族系ジイソシアネート化合
物、および、該脂肪族系ジイソシアネート化合物の3量
体が、塗膜の耐候性を良好とするため好ましい。脂肪族
系ジイソシアネート化合物の3量体としては、例えば、
上記脂肪族系イソシアネ−ト系のイソシアヌレート型ポ
リイソシアネート等が挙げられ、具体的には、ヘキサメ
チレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネート
等が挙げられる。これらは各々単独あるいは混合物で用
いても差し支えない
【0020】水酸基含有(メタ)アクリレート化合物
(a3)とは、1分子中にヒドロキシル基と(メタ)ア
クリレートを少なくとも各々1個づつ有する化合物であ
り、具体的には、エチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ペン
タンジオールモノ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオ
ールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ
(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸
ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレートなど
の2価アルコールのモノ(メタ)アクリレート;
【0021】トリメチロールプロパンモノ(メタ)アク
リレート、エトキシ化トリメチロールプロパンモノ(メ
タ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパ
ンモノ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートモノ(メタ)アクリレート、
グリセリンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化
トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メ
タ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート
等の3価のアルコールのモノアクリレート及びジ(メ
タ)アクリレートや、これらアルコールの水酸基の一部
をアルキル基やε−カプロラクトンで変性したモノ及び
ジ(メタ)アクリレート;
【0022】ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジト
リメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンヘキサ(メタ)アクリレート等の、4価
以上のアルコールの多官能(メタ)アクリレートでヒド
ロキシル基を有するものや、これらアルコールの水酸基
の一部をアルキル基やε−カプロラクトンで変性したヒ
ドロキシル基を有する多官能(メタ)アクリレート、等
が挙げられる。
【0023】上記した水酸基含有(メタ)アクリレート
化合物(a3)のうち、低粘度で、且つ、重合性不飽和
二重結合を多く有するため硬化性に優れる点から、ペン
タエリスリトールトリアクリレートが特に好ましい。
【0024】本発明で用いるカーボネート結合含有ウレ
タン(メタ)アクリレート(A)は、例えば、ポリカー
ボネートポリオール(a1)とポリイソシアネート化合
物(a2)と水酸基含有(メタ)アクリレート化合物
(a3)とを、通常のウレタン化反応の反応条件、すな
わち20〜100℃、好ましくは40〜80℃で反応さ
せることによって得ることができる。反応は、窒素雰囲
気下でも行えるが、アクリレート基が重合を起こさぬよ
う酸素を含んだ乾燥空気雰囲気化で反応せしめることが
好ましい。
【0025】この際、上記3成分の使用割合としては、
ポリカーボネートポリオール(a2)と水酸基含有(メ
タ)アクリレート化合物(a3)に含まれる水酸基の合
計モル数と、ポリイソシアネート化合物(a1)に含ま
れるイソシアネート基のモル数との比率(OH/NC
O)が、100/100〜100/90となる割合であ
ることが好ましい。水酸基の合計モル数をイソシアネー
ト基のモル数よりも多くすることにより、未反応のイソ
シアネート基の残存を減らし、貯蔵安定性を良好にする
ことができる。
【0026】なお、水酸基の合計モル数がイソシアネー
ト基のモル数より少ない場合には、未反応のイソシアネ
ート基を消失させるため、メチルアルコール、エチルア
ルコール、イソプロピルアルコール等のモノアルコール
類を添加することができる。
【0027】上記ウレタン化反応にあたっては、反応を
促進するため、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジ
ラウレート等に代表される有機錫系触媒や、トリエチル
アミン等の3級アミン化合物を使用しても良い。また、
反応中にアクリレート基の重合が起こることを抑止する
ために、メトキノン、ハイドロキノン等の重合禁止剤や
酸化防止剤を使用しても良い。
【0028】さらに、上記ウレタン化反応にあたって
は、イソシアネート基と反応する活性水素基を有しない
有機溶剤を、単独あるいは2種以上を混合して用いるこ
とができる。具体的な例として、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶剤;アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;トルエ
ン、キシレン等の芳香族系溶剤等が挙げられる。
【0029】本発明のエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂
組成物に必須成分として含まれる多官能(メタ)アクリ
レート(B)としては、上記カーボネート結合含有ウレ
タン(メタ)アクリレート(A)以外であって、(メ
タ)アクリロイル基を2個以上有するものであればよ
く、例えば、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、プロポキシ
化ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン
酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなど
のジ(メタ)アクリレート;
【0030】トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、
グリセリントリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)
アクリレート;ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンペンタ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、ジトリメチロールプロパンヘキサ(メタ)ア
クリレート等の多官能(メタ)アクリレートや、これら
(メタ)アクリレートの一部をアルキル基やε−カプロ
ラクトンで置換した多官能(メタ)アクリレート等の1
分子中に(メタ)アクリロイル基を3〜6個有する(メ
タ)アクリレート化合物;
【0031】これら以外のウレタンアクリレート樹脂、
エポキシアクリレート樹脂、ビニルウレタン樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等のエネルギ
ー線硬化型樹脂類等が挙げられ、なかでも、1分子中に
(メタ)アクリロイル基を3〜6個有する(メタ)アク
リレート化合物が好ましい。
【0032】これらの中でも、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサア
クリレートを主な成分とする組成物が、硬化性に優れ、
得られる塗膜の耐摩耗性が良好となるため、特に好まし
い。
【0033】本発明で用いる熱可塑性アクリル系樹脂
(D)としては、特に限定はないが、耐候性に優れるも
のが得られることから、炭素原子数1〜4のアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分
として70重量%以上含有する単量体混合物からなる熱
可塑性アクリル系樹脂がこのましい。炭素原子数1〜4
のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルとは、具体的には、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)ア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリ
レートが挙げられる。
【0034】上記単量体混合物としては、炭素原子数1
〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを必須成分として70重量%以上含有し、さら
に必要に応じてその他の共重合可能な単量体を30重量
%以下の範囲で併用してなるものが挙げられ、その他の
共重合可能な単量体としては、例えば、(メタ)アクリ
ル酸、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−
ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、マレイン
酸、イタコン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、スチレン、(メタ)アクリルアミド、N−メチロー
ル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリ
ルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、ビニルト
ルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、(メタ)アクリロニ
トリル等のビニル系単量体が挙げられるが、これらに限
定されるものではなく、通常のアクリル樹脂に用いられ
る単量体はいずれも使用可能である。
【0035】本発明におけるカーボネート結合含有ウレ
タン(メタ)アクリレート(A)の使用量は、カーボネ
ート結合が、ウレタン(メタ)アクリレート(A)と多
官能(メタ)アクリレート(B)の合計重量に対するカー
ボネート結合の含有率が2〜15重量%となる範囲であ
ることが必須であり、これにより付着性および耐候性に
優れたエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物となる。
【0036】また、カーボネート結合含有ウレタン(メ
タ)アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート
(B)の配合比率は、付着性が良好で、塗膜が剥離し難
く、また得られる塗膜の耐摩耗性が十分に得られるた
め、重量比〔(A)/(B)〕が20/80〜65/3
5であることが好ましく、なかでも30/70〜60/
40であることが特に好ましい。
【0037】さらに、本発明のエネルギー線硬化型塗装
剤用樹脂組成物では、これらウレタン(メタ)アクリレ
ート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)の合計
100重量部に対して、紫外線吸収剤(C)を1〜25
重量部、好ましくは5〜20重量部、熱可塑性アクリル
系樹脂(D)を5〜30重量部、好ましくは7〜20重
量部含むことが望ましい。
【0038】本発明で用いられる、紫外線吸収剤(C)
としては、本発明のエネルギー線硬化型塗装用樹脂組成
物に均一に溶解し、最大吸収波長が240〜380nm
の範囲にあり、耐候性が良好なものを通常用いる。その
具体例としては、2−ヒドロキシベンゾフェノン、5−
クロロ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチロキシ
ベンゾフェノン、4−ドデチロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−オクタデシロキシベンゾフェノン、
2.2‘−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベ
ンゾフェノン等のベンゾフェノン系類;フェニルサリシ
レート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、
p−(1,1,3,3−テトラメチルブチルフェニルサ
リシレート等のサリチル酸フェニル系類;3−ヒドロキ
シフェニルベンゾエート、フェニレン−1,3−ジベン
ゾエート等のベンゾエート系類;2−(2−ヒドロキシ
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−4−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベ
ンゾトリアゾール系類;N−(2−エトキシフェニル)
−N‘−(4−イソドデシルフェニル)エタンジアジド
等のシュウ酸アニリド系類が挙げられるが、これらに限
定されることはない。また、これら紫外線吸収剤は単独
で用いても、2種以上を併用して用いても良い。
【0039】本発明では、多官能(メタ)アクリレート
(B)以外に、さらに単官能(メタ)アクリレート
(E)を併用することができる。単官能(メタ)アクリ
レート(E)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチ
ル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレ
ート、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリロイル
モルフォリン、N−ビニルピロリドン、テトラヒドロフ
ルフリールアクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
イソボルニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ト
リデシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリ
レート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)ア
クリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレー
ト、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、
【0040】リン酸(メタ)アクリレート、エチレンオ
キサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、フェノキシ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性フェノ
キシ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性
フェノキシ(メタ)アクリレート、ノニルフェノール
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ノニル
フェノール(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイ
ド変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、メトキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シポリチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シプロピレングリコール(メタ)アクリレート、
【0041】2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−
2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−ヒドロキシ−
3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルフタレート、2−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルフタレート、2−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルヘキサヒドロハイ
ドロゲンフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシ
プロピルテトラヒドロハイドロゲンフタレート、
【0042】ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオ
ロプロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロプロ
ピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロプロピル
(メタ)アクリレート、アダマンタン誘導体モノ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0043】単官能(メタ)アクリレート(E)は、単
独で用いても良いし、2種以上を併用しても良く、その
使用量は、基材に対する付着性の低下を避けるため、ウ
レタン(メタ)アクリレート(A)と多官能(メタ)ア
クリレート(B)の合計100重量部に対して100重
量部以下であることが好ましい。
【0044】本発明に用いられるエネルギー線硬化型塗
装剤用樹脂組成物には、目的に応じて、さらに、有機溶
剤(F)、光重合開始剤(G)、光安定剤(H)、顔料
(I)、天然ないしは合成高分子物質類(J)、その他
の配合剤(K)等を使用することができる。
【0045】上記有機溶剤(F)は、粘度調節のために
本発明の組成物に添加されるものであり、有機溶剤を添
加した場合は、塗装後に熱風乾燥機等により有機溶剤
(F)を除去することが好ましく、その使用量は、特に
限定されないが、通常は塗装剤の固形分濃度が5〜40
重量%となる範囲である。
【0046】有機溶剤(F)としては、通常、沸点が5
0〜180℃のものが、塗工時の作業性、硬化前後の乾
燥性の点から好ましく、例えば、メタノール、イソプロ
ピルアルコール、n−ブタノール、イソブタノール等の
アルコール系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート等のエステル系
溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン系溶剤;トルエン、キシレン等の芳
香族系溶剤または、これらの混合物類等が挙げられる。
【0047】光重合開始剤(G)としては、各種のもの
使用できるが、それらのうちでも特に代表的なもののみ
を例示すれば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオ
フェニル)−2−モノホリノ−プロパン−1−オン、ト
リクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、
4−t−ブチル−トリクロロアセトフェノン、4−t−
ブチル−ジクロロアセトフェノン、1−(4−イソプロ
ピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン
−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−
プロピル)ケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1等の
アセトフェノン系類;
【0048】ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、
ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエ
ーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメ
チルケタール等のベンゾイン系類;ベンゾフェノン、ベ
ンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フ
ェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、4
−ベンゾイル−4′メチルジフェニルサルファイド、
3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン等の
ベンゾフェノン系;チオキサンソン、2−クロロチオキ
サンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチ
ルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,
4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキ
サンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等の
チオキサンソン類;
【0049】1−フェニル−1,2−プロパンジオン−
2(O−エトキシカルボニル)オキシム等のアシルオキ
シムエステル系類;2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−
トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイ
ド等のアシルホスフィンオキサイド系類;メチルフェニ
ルグリオキシレート等のグリオキシエステル系類、その
他にベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カン
ファーキノン、ジベンゾスベロン、2−エチルアンスラ
キノン、4,4′−ジエチルイソフタロフェノン、3,
3′,4,4′−テトラ(t-ブチルパーオキシカルボニ
ル)ベンゾフェノン、ミヒラーケトン等が挙げられる。
【0050】これらのうち、特にベンゾフェノン、ベン
ジル、チオキサントン、アントラキノン等の水素引き抜
きによってラジカルを発生するタイプの化合物は、トリ
エタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、ト
リブチルアミン、ミヒラーケトン、4,4′−ジエチル
アミノベンゾフェノン、2−ジメチルアミノエチル安息
香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息
香酸2−エチルヘキシル等の第三アミンと併用するのが
一般的である。
【0051】また、必要により、光重合開始剤(G)と
共に、ハイドロキノン、ベンゾキノン、トルハイドノキ
ノン、パラターシャリーブチルカテコール等の重合禁止
剤類を併用することもできる。
【0052】光安定剤(H)としては、ヒンダ−ドアミ
ン系安定剤が挙げられ、各種のものが使用できるが、そ
れらのうちでも特に代表的なもののみを例示すれば、ビ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクトキシ
−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
バケート、ビス(1−メトキシ−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク酸ジメ
チル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ
ー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重合物、
【0053】ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4
−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、1−
〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ}エチル〕−4−{3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5
−ジオン、N−メチル−3−ドデシル−1−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−
2,5−ジオン等が挙げられる。
【0054】顔料(I)としては、特に限定されるもの
ではなく、例えば、塗料原料便覧1970年度版(日本
塗料工業会編)に記載されている体質顔料、白顔料、黒
顔料、灰色顔料、赤色顔料、茶色顔料、緑色顔料、青顔
料、紫顔料、金属粉顔料、発光顔料、真珠色顔料等の有
機顔料や無機顔料、さらにはプラスチック顔料などが挙
げられる。これら顔料(I)の具体例としては種々のも
のが掲げられ、有機顔料としては、例えば、ベンチジン
エロー、ハンザエロー、レーキッド4R等の如き、各種
の不溶性アゾ顔料;レーキッドC、カーミン6B、ボル
ドー10等の如き溶性アゾ顔料;フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン等の如き、各種の(銅)フ
タロシアニン系顔料;ローダミンレーキ、メチルバイオ
レットレーキ等の如き、各種の塩素性染め付けレーキ;
キノリンレーキ、ファストスカイブルー等の如き、各種
の媒染染料系顔料;アンスラキノン系顔料、チオインジ
ゴ系顔料、ペリノン系顔料等の如き、各種の建染染料系
顔料;シンカシアレッドB等の如き、各種のキナクリド
ン系顔料;ヂオキサジンバイオレット等の如き、各種の
ヂオキサジン系顔料;クロモフタール等の如き各種の縮
合アゾ顔料;アニリンブラックなどが挙げられる。
【0055】無機顔料としては、例えば、黄鉛、ジンク
クロメート、モリブデートオレンジ等の如き、各種のク
ロム酸塩;紺青等の如き、各種のフェロシアン化合物;
酸化チタン、亜鉛華、マピコエロー、酸化鉄、ベンガ
ラ、酸化クロームグリーン等の如き、各種の金属酸化
物;カドミウムエロー、カドミウムレッド、硫化水銀等
の如き、各種の硫化物ないしはセレン化物;硫酸バリウ
ム、硫酸鉛等の如き、各種の硫酸塩;ケイ酸カルシウ
ム、群青等の如き、各種のケイ酸塩;炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム等の如き、各種の炭酸塩;コバルトバ
イオレット、マンガン紫の如き、各種の燐酸塩;アルミ
ニウム粉、金粉、銀粉、銅粉、ブロンズ粉、真鍮粉等の
如き、各種の金属粉末顔料;これら金属のフレーク顔
料、マイカ・フレーク顔料;金属酸化物を被覆した形の
マイカ・フレーク顔料、雲母状酸化鉄顔料等の如き、メ
タリック顔料やパール顔料;黒鉛、カーボンブラック等
が挙げられる。
【0056】体質顔料としては、例えば、沈降性硫酸バ
リウム、ご粉、沈降炭酸カルシウム、重炭酸カルシウ
ム、寒水石、アルミナ白、シリカ、含水微粉シリカ(ホ
ワイトカーボン)、超微粉無水シリカ(アエロジル)、
珪砂(シリカサンド)、タルク、沈降性炭酸マグネシウ
ム、ベントナイト、クレー、カオリン、黄土などが挙げ
られる。
【0057】顔料(I)の使用割合は、顔料の種類、望
まれる色相、用いる光重合開始剤(H)等により異な
り、特に限定されるものではないが、紫外線により硬化
せしめる場合、着色顔料は硬化に必要な紫外線の多くを
吸収してしまうため、硬化するのに十分な紫外線がラジ
カル重合性不飽和二重結合に供給できる範囲が好まし
く、通常はエネルギー硬化型塗装剤用樹脂組成物の固形
分100重量部に対して顔料(I)は30重量部以下と
なる範囲が好ましい。
【0058】また、天然ないしは合成高分子物質類
(J)としては、熱可塑性アクリル系樹脂(D)以外の
各種のものが使用でき、例えば、ビニルエステル樹脂
類、ポリイソシアネート化合物、ポリエポキシド類、ア
ルキド樹脂類、尿素樹脂類、メラミン樹脂類、ポリ酢酸
ビニル、酢酸ビニル系共重合体類、ポリブタジエン系エ
ラストマー、飽和ポリエステル類または飽和ポリエーテ
ル類、ニトロセルロース類またはセルロースアセテート
ブチレート等のセルロース誘導体類;アマニ油、桐油、
大豆油、ヒマシ油、エポキシ化油類等の油脂類等が挙げ
られる。
【0059】その他の配合剤(K)としては、例えば、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、界面活性
剤、スリップ剤、消泡剤等が挙げられる。
【0060】以上に説明したような本発明のエネルギー
硬化型塗装剤用樹脂組成物は、必要に応じて有機溶剤
(F)等により適当な塗装粘度に調整された後、基材の
プラスチック成型材に塗装され、紫外線、可視光、レー
ザー光、電子線、X線、γ線、プラズマ、マイクロウェ
ーブ等のエネルギー線を照射することにより硬化せしめ
て塗膜を製造することができる。
【0061】基材としては、ABS樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂およびこれら
のポリマーアロイ樹脂などから製造された合成樹脂成形
物が挙げられるが、特に耐候性が悪いとされるポリカー
ボネート系樹脂成形物に対して、本発明のエネルギー硬
化型塗装剤用樹脂組成物は優れた耐擦り傷性と耐候性を
付与することができる。
【0062】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて、本発明
をさらに詳しく説明する。以下において、部及び%は特
に断りのない限り、すべて重量基準であるものとする。
また、イソシアネート基含有率は、試料中に含まれるイ
ソシアネート基の含有率を重量基準で表した数値であ
る。
【0063】合成例1〔ウレタン(メタ)アクリレート
(A)の合成〕 撹拌機、ガス導入管、コンデンサーおよび温度計を備え
た1リットルのフラスコに、イソホロンジイソシアネー
ト157.9部、ジブチル錫ジアセテート0.1部、ス
ミライザーBHT〔住友化学工業(株)製酸化防止剤〕
1.8部およびメトキノン〔精工化学工業(株)製重合禁
止剤〕0.4部を加え、均一に混合しながら徐々に昇温
して、60℃に達したところでプラクセルCD208
〔ダイセル化学工業(株)製1,6−ヘキサンジオール系
ポリカーボネートジオール、水酸基価;142.3mg
KOH/g、カーボネート結合の平均繰り返し数;5.
2〕279.0部を加えた後、80℃で3時間反応させ
た。さらに、アロニックスM−305〔東亜合成(株)製
ペンタエリスリトールトリアクリレート、水酸基価;1
23mgKOH/g〕363.2部を加え、80℃でさ
らに5時間反応させた後、酢酸エチル99.1部および
酢酸ブチル99.1部を加え、カーボネート結合含有ウ
レタンアクリレート(A1)〔不揮発分;79.4%、
ガードナー粘度;Z1−Z2 2(25℃)、ガードナーカ
ラー;1以下、イソシアネート基含有率;0%、数平均
分子量;1430、カーボネート結合含有率;14.5
%〕1,000部を得た。
【0064】合成例2(同上) 合成例1と同様の反応装置に、バーノックDN−980
S〔大日本インキ化学工業(株)製イソシアヌレート型ポ
リイソシアネート、イソシアネート基含有率;21.0
%〕252.0部、ジブチル錫ジアセテート0.1部、
スミライザーBHT1.6部およびメトキノン0.3部
を加え、均一に混合しながら徐々に昇温し、60℃に達
したところでプラクセルCD208 165.5部を加
えた後、80℃で3時間反応させた。さらに、アロニッ
クスM−305 383.0部を加え、80℃でさらに
5時間反応させた後、酢酸エチル100.0部、酢酸ブ
チル100.0部を加え、カーボネート結合含有ウレタ
ンアクリレート(A2)〔不揮発分;80.5%、ガー
ドナー粘度;Z6−Z7(25℃)、ガードナーカラー;
1以下、イソシアネート基含有率;0%、数平均分子
量;1940、カーボネート結合含有率;10.8%〕
1000部を得た。
【0065】実施例1〜4および比較例1〜2 合成例1〜2で得られたウレタンアクリレート(A1)
または(A2)を用いて第1表に示す配合により本発明
の活性エネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物を含有し
てなる塗装剤(X1)〜(X4)、比較対照用の塗装剤
(RX1)〜(RX2)を調製した。
【0066】ポリカーボネート基材〔(株)テストピース
社製;2×70×150mm〕上に、本発明の塗装剤
(X1)〜(X4)または比較対照用の塗装剤(RX
1)〜(RX2)を、乾燥膜厚が5μmになるようにバ
ーコーターを用いて塗工した後、熱風乾燥器を用いて7
0℃で10分間乾燥を行い、有機溶剤を揮発除去した。
次いで、紫外線照射装置を用いて120W/cmの高圧
水銀灯下を通過させて積算照度が3000mj/cm
になるまで紫外線を照射してポリカーボネート基材上
に硬化塗膜を作成した。さらに、得られた硬化塗膜を有
するポリカーボネート基材について、以下の方法で評価
を行った。評価結果を第2表(1)〜(2)に示す。
【0067】<評価方法> (1)外観:塗装剤を基材に塗布後、硬化前後の外観を
目視評価した。表面が平滑でかつ透明であるものを○、
クモリや白化のあるものを×で評価した。 (2)付着性:硬化塗膜にカッターナイフで1mm×1
mmの100個の碁盤目を作成し、ニチバン(株)製セロ
ハンテープを貼り付けた後、剥離を行った。この時に塗
膜が剥離せずに基材に密着している碁盤目の数を数えて
評価した。 (3)鉛筆硬度:三菱鉛筆ユニを用いて1kg荷重で引
っ掻き試験し、キズが付く最低の硬さの1ランク下の硬
さで表示した。 (4)耐摩耗性:スチールウール#0000を用いて
0.5kg荷重で20往復の摩耗試験を行った後、塗膜
外観にキズが生じていないものを○、キズが生じたもの
を×で表示した。 (5)耐候性:サンシャインウェザオメーター〔スガ試
験機(株)製WEL−SUN−HC型〕を用いてブラック
パネル温度63±3℃、降雨18分間、照射120分間
のサイクルで耐候性試験を行い、1000時間と200
0時間暴露後の硬化塗膜の外観と変色を下記基準で評価
した (a)外観:表面が平滑でかつ透明であるものを○、ク
モリや白化やクラックのあるものを×で評価した。 (b)変色:耐候性試験を行う前の硬化塗膜に対して、
変色の度合いを黄変度(△YI)と色差(△E)を測定
して評価した。
【0068】
【表1】
【0069】<第1表の脚注> ・カヤラッドDPHA:日本化薬(株)製ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート/ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレートの混合物 ・アロニックスM−315:東亞合成(株)製トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレー
ト ・ビスコート#150:大阪有機化学工業(株)製テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート ・ダイヤナールBR−80:三菱レイヨン(株)製ポリメ
チルメタクリレートポリマー ・ダイヤナールBR−90:三菱レイヨン(株)製ポリエ
チルメタクリレートポリマー ・シーソーブ102:白石カルシウム(株)製2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン ・チヌビンPS:チバスペシャリテイーケミカル(株)製
2−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール ・イルガキュア#184:チバスペシャリテイーケミカ
ル(株)製光重合開始剤 ・バイキュア55:アグゾノーベル(株)製光重合開始剤 ・ベンゾフェノン:東洋化成工業(株)製光重合開始剤 ・ユニデイックシンナー#16:大日本インキ化学工業
(株)製有機溶剤混合物
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【発明の効果】本発明のエネルギー線硬化型塗装剤用樹
脂組成物は、耐摩耗性、付着性が良好で、とりわけ耐候
性に優れる塗装剤とすることができ、この塗装剤をポリ
カーボネート系樹脂成形物に塗装してなる塗装物は、耐
摩耗性、付着性が良好で、とりわけ耐候性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 庸一 千葉県市原市八幡2181−1−404 Fターム(参考) 4J038 CG001 CG002 CG141 CG142 CH031 CH032 FA111 FA112 FA151 FA152 FA281 FA282 KA12 NA03 NA11 NA12 PA17 PB02 PB06 PB07 PB08 PC08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボネート結合含有ウレタン(メタ)
    アクリレート(A)と、これ以外の多官能(メタ)アクリ
    レート(B)と、紫外線吸収剤(C)と、熱可塑性アク
    リル系樹脂(D)とを含んでなり、かつ、カーボネート
    結合含有ウレタンアクリレート(A)と多官能(メタ)ア
    クリレート(B)の合計重量に対するカーボネート結合
    の含有率が2〜15重量%であることを特徴とする、エ
    ネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 カーボネート結合含有ウレタン(メタ)
    アクリレート(A)が、カーボネート結合の含有率が3
    〜30重量%のウレタン(メタ)アクリレートである、
    請求項1項記載のエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 カーボネート結合含有ウレタン(メタ)
    アクリレート(A)と多官能(メタ)アクリレート(B)
    の重量比(A)/(B)が20/80〜65/35であ
    り、これら(A)と(B)の合計100重量部に対し
    て、紫外線吸収剤(C)を1〜25重量部、熱可塑性ア
    クリル系樹脂(D)を5〜30重量部含む、請求項1ま
    たは2項記載のエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 カーボネート結合含有ウレタン(メタ)
    アクリレート(A)が、ポリカーボネートポリオール
    (a1)とポリイソシアネート(a2)と水酸基含有
    (メタ)アクリレート(a3)とを反応させて得られるウ
    レタン(メタ)アクリレートである、請求項1、2また
    は3記載のエネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリカーボネートポリオール(a1)が
    ジオールであり、かつ、ポリイソシアネート(a2)が
    脂肪族系ジイソシアネート化合物および/または脂肪族
    系ジイソシアネート化合物の3量体であり、しかも、水
    酸基含有(メタ)アクリレート(a3)がペンタエリスリ
    トールトリアクリレートである、請求項4記載のエネル
    ギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 多官能(メタ)アクリレート(B)が、3
    〜6官能の(メタ)アクリレート化合物である、請求項1
    〜5のいずれか1項記載のエネルギー線硬化型塗装剤用
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性アクリル系樹脂(D)が、炭素
    原子数1〜4のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸
    アルキルエステルを主成分として70重量%以上含有す
    る単量体混合物からなる熱可塑性樹脂である、請求項1
    〜6のいずれか1項記載のエネルギー線硬化型塗装剤用
    樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 ポリカーボネート系樹脂成形物塗装用の
    樹脂組成物である、請求項1〜7のいずれか1項記載の
    エネルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項記載のエネ
    ルギー線硬化型塗装剤用樹脂組成物からなる塗装剤をポ
    リカーボネート系樹脂成形物に塗装せしめてなる、塗装
    物。
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