JP2002347947A - 粉粒体保管排出装置 - Google Patents

粉粒体保管排出装置

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JP2002347947A
JP2002347947A JP2001151816A JP2001151816A JP2002347947A JP 2002347947 A JP2002347947 A JP 2002347947A JP 2001151816 A JP2001151816 A JP 2001151816A JP 2001151816 A JP2001151816 A JP 2001151816A JP 2002347947 A JP2002347947 A JP 2002347947A
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Shigeru Araki
繁 荒木
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TECHNICA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動部材を用いることなく、粉粒体の詰まり
を解消する。 【解決手段】 粉粒体保管排出装置11は、保管した粉
粒体が自重によって流出する粉粒体流出口16を有する
貯蔵タンク11と、粉粒体の流出方向に対して逆方向か
ら気体を貯蔵タンク11内に注入する気体注入部13
と、を備え、貯蔵タンク12内の粉粒体詰まりを、気体
注入部13によって注入した気体によって解消するよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体を保管して
排出する粉粒体保管排出装置、特に、粉粒体を保管す
る、例えば貯蔵タンク内の粉粒体を詰まらせることなく
流出することのできる粉粒体保管排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品、食料品等には、粉状、或
は粒状(総称して「粉粒体」と称する)のものがある。
一般に、これらの粉粒体は、例えば、粉粒体保管排出装
置の保管容器や、図10に示す貯蔵タンク1に保管され
ており、必要に応じて袋に詰められて、或は容器に詰め
られて取り扱われることが多い。
【0003】貯蔵タンク1内の粉粒体は、袋に詰められ
たり、容器に詰められたりするとき、貯蔵タンク1の粉
粒体流出口2から、流出するようになっている。
【0004】ところが、粉粒体は、貯蔵タンクから流出
しているとき、図10(a)に示すように、ブリッジ状
Paになって、貯蔵タンク内に詰まって、流出が途絶え
ることがある。
【0005】そこで、従来の粉粒体保管排出装置は、貯
蔵タンク1に振動を加えたり、粉粒体Pそのものに外力
を加えたりして、粉粒体の詰まりを解消していた。
【0006】図10(a)に示す、貯蔵タンク1は、ノ
ッカー3によって叩かれて、叩かれたときに生じる振動
によって粉粒体Pがブリッジ状にならないようにしてい
る。図10(b)に示す、貯蔵タンク1は、加振装置4
によって振動させられて、粉粒体の詰まりを解消してい
た。
【0007】図11(a)に示す貯蔵タンク1は、貯蔵
タンク1内に設けた振動板5で直接、粉粒体Pに振動を
加えて、粉粒体詰まりを解消していた。図11(b)に
示す貯蔵タンク1は、貯蔵タンク1内に設けた風船6を
膨らませたり窄めたりして、粉粒体Pを動かして、粉粒
体の詰まりを解消していた。
【0008】図12(a)、(b)に示す貯蔵タンク
1,7は、底部に設けた回転羽根8,9の回転によっ
て、粉粒体Pを動かして、粉粒体の詰まりを解消してい
た。
【0009】さらに、各貯蔵タンク1,7の粉粒体流出
口には、粉粒体の流れを遮断する、不図示のバルブを設
けてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の粉粒体
保管排出装置は、ノッカー3や、加振装置4によって、
貯蔵タンクに振動を加えるため、貯蔵タンクを強固な構
造にしたり、貯蔵タンクの支持構造を、振動を考慮した
構造にしたりするため、貯蔵タンクの構造が複雑になっ
ていた。
【0011】また、振動板5、風船6、回転羽根8,9
によって、粉粒体を動かすようになっていると、大きな
駆動源を必要としていた。さらに、粉粒体そのものに振
動板5、風船6、回転羽根8,9が直接接触するため、
粉粒体に傷を付けて、粉粒体の特性を変えるおそれがあ
った。
【0012】さらに、各貯蔵タンク1,7の粉粒体流出
口に設けたバルブは、開閉時に、粉粒体を噛み込んで、
開閉を確実に行えないことがあった。
【0013】このように、従来の粉粒体保管排出装置
は、作動する部材によって粉粒体の詰まりを解消した
り、粉粒体の流れを遮断したりしていたため、構造が複
雑であり、且つ作動不良が生じて、確実に作動すること
がなかった。
【0014】本発明は、作動部材を用いることなく、粉
粒体の詰まりを解消して、粉粒体を流出させることがで
きる他に、保管する粉粒体の交換を容易に行える粉粒体
保管排出装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の粉粒体保管排出装置は、保管した粉粒体が
自重によって流出する粉粒体流出口を有する粉粒体保管
手段と、前記粉粒体の流出方向に対して逆方向から気体
を前記粉粒体保管手段内に注入する気体注入手段と、を
備え、前記粉粒体保管手段内の粉粒体詰まりを、前記気
体注入手段によって注入した気体によって解消するよう
になっている。
【0016】本発明の粉粒体保管排出装置は、さらに、
前記粉粒体保管手段に注入された前記気体を排出する注
入気体排出手段を備えている。
【0017】本発明の粉粒体保管排出装置は、さらに、
筒状に形成されて前記粉粒体保管手段の前記粉粒体流出
口に設けられた筒状フィルターと、前記筒状フィルター
の外周に形成された負圧室と、を備え、前記負圧室内の
気体を吸引し、前記筒状フィルターの内周内を所定の負
圧以上にすることによって、前記筒状フィルタ−の内周
内を流れる前記粉粒体の流れを止めるようになってい
る。
【0018】本発明の粉粒体保管排出装置の前記粉粒体
保管手段は、前記粉粒体の流出方向に対して交差する方
向に沿った上部断面積よりも下部断面積の方を小さく設
定してあり、前記下部に前記粉粒体流出口を有してい
る。
【0019】本発明の粉粒体保管排出装置の前記粉粒体
保管手段は、下部に前記気体注入手段の気体注入排出口
を有している。
【0020】本発明の粉粒体保管排出装置の前記粉粒体
保管手段は、下部に前記注入気体排出手段の気体流出口
を有している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の粉粒体
保管排出装置を図に基づいて説明する。
【0022】(第1実施形態の粉粒体保管排出装置)図
1乃至図3に、第1実施形態の粉粒体保管排出装置11
を示す。
【0023】図1は、粉粒体保管排出装置11の全体概
略図である。図2は、図1の粉粒体保管排出装置11の
主要部断面図である。図3は、図2中、A−A矢視断面
図である。
【0024】粉粒体保管排出装置11は、粉粒体を保管
する貯蔵タンク(粉粒体保管手段)12と、貯蔵タンク
12の下部に設けられて貯蔵タンク12内に圧縮エアー
を送り込む気体注入部(気体注入手段)13と、注入気
体排出部(注入気体排出手段)74と、粉粒体の流れを
遮断する公知のバタフライバルブ14等、を備えてい
る。
【0025】貯蔵タンク12の下端には、粉粒体流出口
16を形成してある。貯蔵タンク12は、中間部より上
部12aを円筒状に形成し、下部12bを円錐状に形成
してある。従って、貯蔵タンク12の下部12bの粉粒
体の流出方向に対して交差する方向に沿った断面積が、
上部12aの断面積よりも狭く設定してある。貯蔵タン
ク12の上部には、蓋15を設けてある。
【0026】本体22内には、圧縮気体注入バルブ23
と圧縮気体吸引バルブ24とに接続されたリング状の気
体通路27と、気体通路27から上方に向けて分岐され
た気体注入排出口(気体注入口、気体流出口)28とを
形成してある。円筒状の本体22の上部には、気体注入
排出口28を覆うリング状のフィルター29を設けてあ
る。このフィルター29は、後述するフィルター筒58
のフィルターと同様な構造になっており、圧縮エアーを
通すが、粉粒体を通さない構造になっている。
【0027】気体注入部13は、貯蔵タンク12の下部
に4本の連結ボルト21とナット31とによって接続さ
れる円筒状の本体22と、本体22に接続された圧縮気
体注入バルブ23と、圧縮気体注入バルブ23に接続さ
れて貯蔵タンク12内に圧縮エアーを送り込むコンプレ
ッサ25と、気体通路27と、気体注入排出口28と、
フィルター29等を有している。
【0028】注入気体排出部74は、本体22と、気体
通路27と、気体注入排出口28と、フィルター29
と、気体通路27に接続された圧縮気体吸引バルブ24
と、圧縮気体吸引バルブ24に接続されて貯蔵タンク1
2内に注入された圧縮エアーを抜くバキューム26等を
有している。
【0029】なお、気体注入部13において、コンプレ
ッサ25にバキューム26の機能を備えさせると、バキ
ューム26は、必ずしも必要としない。さらに、気体注
入部13において、圧縮気体吸引バルブ24とバキュー
ム26は、必ずしも必要としない。特に、貯蔵タンク1
2の上部が解放されていたり、蓋15にエアー抜きの孔
が形成されていたりする場合には、必ずしも必要としな
い。
【0030】以上の構成をした粉粒体保管排出装置11
は、貯蔵タンク12に保管した粉粒体Pを、バタフライ
バルブ14の開閉によって排出する。粉粒体Pは、自重
によって、貯蔵タンク12の粉粒体流出口16から、気
体注入部13の本体22とバタフライバルブ14とを通
過して流出する。
【0031】ところで、貯蔵タンク12内の粉粒体を全
部流出できるようにするため、貯蔵タンク12の下部1
2bの、粉粒体の流出方向に対して交差する方向に沿っ
た断面積は、上部12aの断面積よりも狭く設定してあ
る。すなわち、貯蔵タンク12の下部は、円錐状に形成
されている。このため、貯蔵タンク12内の粉粒体は、
下部12b内を下降していくにしたがって、徐々に圧縮
されていき、ブリッジ状になって、下部12b内に詰ま
り、粉粒体流出口16から流出しなくなることがある。
【0032】そこで、ユーザは、コンプレッサ25を作
動し、圧縮気体流入バルブ23を開いて、圧縮エアーを
気体注入排出口28から注入する。すると、粉粒体P
は、圧縮エアーの風圧で吹き上げられて、ブリッジ状の
形状が破壊され、流動化して、自重によって、粉粒体流
出口16から流出する。
【0033】圧縮エアーの注入は、自動的に、且つ定期
的に行ってもよい。また、粉粒体流出口16の設けた不
図示のセンサによって粉粒体の流出状態を検知し、流出
量が低下したとき、不図示の制御部が、粉粒体がブリッ
ジ状になったものと判断して、コンプレッサ25を作動
させ、圧縮気体流入バルブ23を開いて、圧縮エアーを
気体注入排出口28から注入するようにしてもよい。
【0034】貯蔵タンク12内に圧縮エアーが注入され
て、粉粒体の詰まりが解消された後、貯蔵タンク12内
の圧力を正常な圧力に戻すため、圧縮気体吸引バルブ2
4を開き、バキューム26を作動させて、エアーを気体
注入排出口28から多少抜き取る。これによって、粉粒
体は、粉粒体流出口16から円滑に流出する。
【0035】なお、貯蔵タンク12内には、保管した粉
粒体に応じて、圧縮エアーの代わりに他の圧縮気体、例
えば、圧縮した窒素ガス、炭酸ガス等を注入してもよ
い。
【0036】また、粉粒体は、貯蔵タンク12の下部1
2bが上部12aと同様に真っ直ぐな円筒状に形成され
ている場合においても、粉粒体同士が噛み込んでブリッ
ジ状になることがある。さらに、貯蔵タンク12が直径
に対して高さが高いときでも、粉粒体がブリッジ状にな
らないで貯蔵タンク内に詰まることがある。このような
場合においても、粉粒体保管排出装置11は、圧縮エア
ーを注入して、粉粒体の詰まりを解消し、粉粒体を流動
化して、流出させることができる。
【0037】以上、説明したように、第1実施形態の粉
粒体保管排出装置11は、圧縮エアー等の気体によっ
て、貯蔵タンク12内に詰まった粉粒体を吹き上げて、
粉粒体の詰まりを解消するようになっているので、従来
と異なって、作動部材を使用することなく、且つ貯蔵タ
ンクに振動を加える必要がないため、貯蔵タンクを強固
な構造にしたり、貯蔵タンクの支持構造を、振動を考慮
した構造にしたりする必要がなくなり、構造を簡単にし
て、コストを下げることができる。
【0038】また、粉粒体保管排出装置11は、従来と
異なって、作動部材によって粉粒体を動かすようになっ
ていないため、大きな駆動源を必要としないとともに、
粉粒体に傷を付けて、粉粒体の特性を変えるようなこと
がない。
【0039】さらに、粉粒体保管排出装置11は、貯蔵
タンク12内の粉粒体の詰まりを気体の注入によって解
消するため、全体的に振動、騒音が殆んどなく、静かな
状態で使用することができる。
【0040】また、粉粒体保管排出装置11は、摩耗す
る部分が無いため、長期間使用することができるととも
に、予備部品を必要しない。また、粉粒体保管排出装置
11は、作動部材を有していないため、保管している粉
粒体を他の粉粒体に交換するとき、今まで保管していた
粉粒体の除去を容易に行えて、今まで保管していた粉粒
体を新たに保管する粉粒体に混入させることなく、粉粒
体の交換を容易に行うことができる。例えば、今まで保
管していた複写機に使用される黒色のトナー(粉粒体)
を赤色のトナー(粉粒体)に交換するとき、黒色のトナ
ーを赤色のトナーに混入することをことなく、容易に交
換することができる。
【0041】(第2実施形態の粉粒体保管排出装置)図
4乃至図9に、第2実施形態の粉粒体保管排出装置41
を示す。
【0042】図4は、粉粒体保管排出装置41の全体概
略図である。図5は、粉粒体保管排出装置41の主要部
断面図である。図6は、フィルター層と、ケーシング
と、粉粒体分散リングとの斜視図である。図7は、図5
中、B−B矢視断面図である。図8は、粉粒体分散リン
グの平面図である。図9は、粉粒体の流出を停止させて
いる状態の図である。
【0043】第2実施形態の粉粒体保管排出装置41
は、第1実施形態の粉粒体保管排出装置11に設けたバ
タフライバルブ14の代わりに、粉粒体流出制御装置4
2を有している。第2実施形態の粉粒体保管排出装置4
1において、第1実施形態の粉粒体保管排出装置11と
同一部分については、同一符号を付してその部分の説明
を省略する。
【0044】粉粒体流出制御装置42は、貯蔵タンク1
2の下部に連結ボルト21とナット31とによって取り
付けられている。粉粒体流出制御装置42は、筒状に形
成されたフィルター層43と、フィルター層43の内周
を開放してフィルター層43の外周を包み、且つ粉粒体
流出口16に取り付けられるケーシング44と、ケーシ
ング44の脇に設けられた吸引口金45とを備えてい
る。吸引口金45は、バキューム26に接続されてい
る。
【0045】ケーシング44は、円板状の上部フランジ
46と、筒状の部材73に鍔48が設けられた下部フラ
ンジ47と、両方のフランジ46,47を一体化する円
筒状の外部リング49とを備えている。上部フランジ4
6の下部には、フィルター層43の上部内周に嵌合する
環状突片50が下向きに突設されている。下部フランジ
47は、粉粒体分散リング51の雌ねじ52がねじ込ま
れるねじ53が形成され、上部にフィルター層43の下
部内周に嵌合する環状突片54を上向きに突設してあ
る。
【0046】外部リング49は、上部フランジ46に溶
接Wによって一体化され、下部フランジ47にねじ67
によって一体化されている。外部リング49と下部フラ
ンジ47との接続部には、下部フランジ47の外周に装
着されたOリング55によって隙間が生じないようにな
っている。
【0047】図7において、フィルター層43は、内側
から円筒状の内多孔筒56、内金網筒57、フィルター
筒58、及び外金網筒59が、層状に重ねられて、最も
外側に外多孔筒60が形成されている。外多孔筒60
は、半円状に2つに分割された多孔筒片61,61の端
部同士を、ボルト62によって締め付けてフィルター層
43全体を締め付けている。また、内、外多孔筒56,
60は、内、外金網筒57,59を介してフィルター筒
58の変形を防止しており、多数の孔63,64,6
5,66を形成してある。この孔63,64,65,6
6はエアーが通過するため、互いに一致する位置に形成
されている。各孔63,64,65,66の占有面積
は、約(1/2)である。また、孔63は、後述する2
次フィルター層70の粉粒体のエアーを吸引するように
なっている。なお、金網筒の変わりに樹脂製の網筒であ
ってもよい。
【0048】フィルター筒58のフィルターには、各種
構造のものが使用されるが、濾過精度や製作精度の観点
から、例えば、金属もしくは非金属繊維、又はセラミッ
ク粉体を成型燒結した燒結型濾過材が使用される。ま
た、内、外金網筒57,59は、フィルター筒58を補
強し且つその表面の目詰まりを防止する保護層となって
いる。
【0049】粉粒体流出制御装置42は、上部、下部フ
ランジ46,47の環状突片50,54にフィルター層
43を装着した後、上部、下部フランジ46,47に外
部リング49を装着して、上部フランジ46と外部リン
グ49とを溶接Wし、且つ、下部フランジ47と外部リ
ング49とをねじ67で止めて、上部、下部フランジ4
6,47と外部リング49とを一体化してある。上部、
下部フランジ46,47とフィルター層43の上下端と
の間には、ドーナツ状の金網筒68,68を介在してあ
り、フィルター層43の上下端は密閉されている。
【0050】粉粒体分散リング51には、粉粒体流出制
御装置42の下部に形成されたねじ53にねじ込まれる
雌ねじ52と、放射状の複数の桟71とを形成してあ
る。
【0051】以上の構成において、粉粒体流出制御装置
42の粉粒体分散リング51に粉粒体を受け止める不図
示の袋を設けて、排出口バキューム26を作動して、フ
ィルター層43の外周とケーシング44の内周との間の
負圧室69内のエアーを吸引すると、フィルター層43
内のエアーも、内多孔筒56、内金網筒57、外金網筒
59、外多孔筒60の各孔63,64,65,66とフ
ィルター筒58を通過して、吸引される。
【0052】このとき、貯蔵タンク12が流出してフィ
ルター層43を通過する粉粒体は、フィルター層43の
内壁に吸着され、粉粒体による2次フィルター層70を
形成する。この2次フィルター層70は、内多孔筒56
の孔63、内多孔筒56内にできた粉粒体の固定層であ
り、負圧室69内のエアーの吸引量により調節すること
ができる。また、フィルター層43は、2次フィルター
層70により粉粒体と直接接触せず、2次フィルター層
70の通気が持続されている限り、目詰まりが生じな
い。従って、2次フィルター層70は、フィルター筒5
8の目詰まりによってできた層ではなく、むしろ、フィ
ルター筒の目詰まりを防止して、エアーの吸引効率を高
めている。
【0053】フィルター層43内の粉粒体Pは、フィル
ター層43内に締まった状態で、嵩密度の高い状態で詰
まり、流れが止められている。すなわち、粉粒体は、流
出が止められるとともに、粉粒体自身が粉粒体の流れを
止める弁の役目をして、それ以降の粉粒体の排出も止め
られる。
【0054】粉粒体を流出させるとき、負圧室69内を
大気圧、或は所定の負圧より大気圧に近い負圧にする。
粉粒体は、粉粒体分散リング51に設けた不図示の袋内
に、自重によって落下する。粉粒体が落下するとき、粉
粒体は、粉粒体流出制御装置42によって締まった、嵩
密度の高い状態になって排出されるため、固まった状態
で袋内に落下する恐れがあるが、粉粒体流出制御装置4
2の下部に設けられた粉粒体分散リング51の桟71に
よって分散され、粉末状になって舞い上がることなく均
一に袋内に落下する。
【0055】フィルター筒58の交換は、下部フランジ
47のねじ67を外し、下部フランジ47とフィルター
層43とを上部フランジ46と外部リング49とから抜
き取ることによって行うことができる。また、フィルタ
ーの目詰まりは、吸引口金45から、高圧エアーを吹き
込むことによって解消され、メンテナンスが容易であ
る。
【0056】第2実施形態の粉粒体保管排出装置41
は、第1実施形態の粉粒体保管排出装置11と同様の特
徴を備えている他に、次の特徴も備えている。すなわ
ち、第2実施形態の粉粒体保管排出装置41は、粉粒体
流出制御装置42内を負圧にすることによって、粉粒体
の流出を止めるようになっているので、作動部材を使用
することなく、粉粒体の流出を止めることができ、構造
を簡単にして、コストを下げることができる。
【0057】さらに、第2実施形態の粉粒体保管排出装
置41は、従来と異なって、作動部材によって粉粒体の
流れを停止するようになっていないため、粉粒体を噛み
込みようなことが無く、粉粒体の流出を確実に止めるこ
とができるとともに、粉粒体に傷を付けて、粉粒体の特
性を変えるようなことがない。
【0058】また、第2実施形態の粉粒体保管排出装置
41は、貯蔵タンク12内の粉粒体の詰まりと、貯蔵タ
ンク21から流出する粉粒体の流れとを気体の注入、吸
引によって行っているため、全体的に振動、騒音が殆ん
どなく、静かな状態で使用することができる。さらに、
第2実施形態の粉粒体保管排出装置41は、摩耗する部
分が無いため、長期間使用することができるとともに、
予備部品を必要しない。
【0059】
【発明の効果】本発明の粉粒体保管排出装置は、作動部
材を用いないで、粉粒体の詰まりを解消して、粉粒体を
流出させることができるようになっているので、構造を
簡単にして、コストを下げることができるとともに、全
体的に振動、騒音が殆んどなく、静かな状態で使用する
ことができる。さらに、摩耗する部分が無いため、長期
間使用することができるとともに、予備部品を必要とし
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の粉粒体保管排出装置の
全体概略図である。
【図2】図1の粉粒体保管排出装置の主要部断面図であ
る。
【図3】図2中、A−A矢視断面図である。
【図4】第2実施形態の粉粒体保管排出装置の全体概略
図である。
【図5】図4の粉粒体保管排出装置の主要部断面図であ
る。
【図6】図4の粉粒体保管排出装置のフィルター層と、
ケーシングと、粉粒体分散リングとの斜視図である。
【図7】図5中、B−B矢視断面図である。
【図8】粉粒体分散リングの平面図である。
【図9】粉粒体流出制御装置が粉粒体の流出を停止させ
ている状態の図である。
【図10】従来の粉粒体保管排出装置において、貯蔵タ
ンクの外部から粉粒体に振動を加える粉粒体保管排出装
置の概略断面図である。 (a) ノッカーによって粉粒体に振動を加える粉粒体
保管排出装置の概略断面図である。 (b) 加振装置によって粉粒体に振動を加える粉粒体
保管排出装置の概略断面図である。
【図11】従来の粉粒体保管排出装置において、粉粒体
に直接振動を与える粉粒体保管排出装置の概略断面図で
ある。 (a) 振動板によって粉粒体に振動を加える粉粒体保
管排出装置の概略断面図である。 (b) 風船によって振動が加わる粉粒体保管排出装置
の概略断面図である。
【図12】従来の粉粒体保管排出装置において、粉粒体
を攪拌して粉粒体詰まりを解消する粉粒体保管排出装置
の概略断面図である。 (a) 回転羽根によって、粉粒体を攪拌する粉粒体保
管排出装置の概略断面図である。 (b) 回転羽根によって、粉粒体を攪拌する粉粒体保
管排出装置の概略断面図である。
【符号の説明】
P 粉粒体 11 粉粒体保管排出装置 12 貯蔵タンク(粉粒体保管手段) 12a 貯蔵タンクの上部 12b 貯蔵タンクの下部 13 気体注入部(気体注入手段) 16 粉粒体流出口 28 気体注入排出口(気体注入口、気体流出口) 41 粉粒体保管排出装置 42 粉粒体流出制御装置 43 フィルター層(筒状フィルター) 69 負圧室 74 注入気体排出部(注入気体排出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管した粉粒体が自重によって流出する
    粉粒体流出口を有する粉粒体保管手段と、 前記粉粒体の流出方向に対して逆方向から気体を前記粉
    粒体保管手段内に注入する気体注入手段と、を備え、 前記粉粒体保管手段内の粉粒体詰まりを、前記気体注入
    手段によって注入した気体によって解消することを特徴
    とする粉粒体保管排出装置。
  2. 【請求項2】 前記粉粒体保管手段に注入された前記気
    体を排出する注入気体排出手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の粉粒体保管排出装置。
  3. 【請求項3】 筒状に形成されて前記粉粒体保管手段の
    前記粉粒体流出口に設けられた筒状フィルターと、 前記筒状フィルターの外周に形成された負圧室と、を備
    え、 前記負圧室内の気体を吸引し、前記筒状フィルターの内
    周内を所定の負圧以上にすることによって、前記筒状フ
    ィルタ−の内周内を流れる前記粉粒体の流れを止めるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体保管排出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記粉粒体保管手段は、前記粉粒体の流
    出方向に対して交差する方向に沿った上部断面積よりも
    下部断面積の方を小さく設定してあり、前記下部に前記
    粉粒体流出口を有していることを特徴とする請求項1乃
    至3の内いずれか1項に記載の粉粒体保管排出装置。
  5. 【請求項5】 前記粉粒体保管手段は、下部に前記気体
    注入手段の気体注入排出口を有していることを特徴とす
    る請求項1乃至4の内、いずれか1項に記載の粉粒体保
    管排出装置。
  6. 【請求項6】 前記粉粒体保管手段は、下部に前記注入
    気体排出手段の気体流出口を有していることを特徴とす
    る請求項2ないし5の内、いずれか1項に記載の粉粒体
    保管排出装置。
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