JP2002347938A - 運送サービスシステム - Google Patents

運送サービスシステム

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JP2002347938A
JP2002347938A JP2001152472A JP2001152472A JP2002347938A JP 2002347938 A JP2002347938 A JP 2002347938A JP 2001152472 A JP2001152472 A JP 2001152472A JP 2001152472 A JP2001152472 A JP 2001152472A JP 2002347938 A JP2002347938 A JP 2002347938A
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Kunio Nishioka
邦雄 西岡
Katsumi Miyake
克実 三宅
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品や人間を運送対象物とする運送サービスシ
ステムにおいて、迅速に運送依頼と運送車両と運転者を
組み合わせるとともにこの組み合わせを確定し、車両の
高い稼働率を実現するシステムを提供する。 【解決手段】運送依頼者より入力された運送依頼を記録
する運送依頼ファイル(41)と、運転者より入力された運
転申し出を記録する運転申し出ファイル(42)と、貸出車
両の管理情報を記録する車両管理ファイル(43)と、運送
依頼又は運転申し出が入力される毎にこの入力された運
送依頼又は運転申し出に対してすでに記録されている運
転申し出又は運転依頼と貸出車両を組み合わせてその運
送計画を日程ファイルに記録する日程計画部(44)と、こ
の運送計画を順次公開するWWWサーバ(52)を備える運
送サービスシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を用いた運送
を集中的に管理する運送サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、運転者を運送依頼側で用意するよ
うな形式の運送車両の貸出はレンタカー会社やリース会
社が行っており、一般には車両管理会社との契約で必要
な車両が貸し出される車両貸出システムが構築されてい
る。また、一般の運送会社は常勤又は非常勤の運転者を
抱えており、何らかの運送依頼を受け取ると、自社が保
有又は借りている車両に受け取った運送依頼を割り当て
て配車計画を立案している。基本的には、各車両には自
社管理の運転者が割り振られているので、運送会社では
顧客から運送依頼を受け取ると、この運送依頼を管理し
ている車両に割り当てる作業だけが行われている。この
ような運送計画は各運送会社毎に行われているので、運
送依頼側で何らかの運送依頼が生じた場合その運送依頼
者はまず運送会社を選択し、その運送依頼を伝える必要
がある。このため、その運送依頼に適合する車両はその
運送会社が管理するものに限定され、車両の選択肢が狭
くなり、その運送依頼を満たすため特別な仕様の車両が
必要な場合には運送契約がまとまるまで長い時間を要し
がちである。このような閉じられた範囲での、例えば個
々の運送会社だけでの運送サービスの応対における不都
合を避けるため、最近では、インターネットを利用して
運送車両の荷台をオークションすることで、1台の車両
に割り当てる対象となる運送依頼を直接運送依頼者から
募集して、車両の運送効率を高めるシステムが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運送車両のオークショ
ンシステムは車両の運送効率を向上させるためには有効
であるが、なおもここでは、運送車両と運送依頼の組み
合わせのみが取り扱われているに過ぎない。しかしなが
ら、運送依頼によっては運送車両とともにその運転者が
重要な役割を果たす場合もある。例えば、運送依頼が病
人や障害者のための送り迎えサービスなどの場合、運送
対象物が何らかの介護を必要とする人間であるため、運
転者との相性も重要であり、物品運送のように単純に運
送対象物と車両とを組み合わせるだけでは不十分であ
り、その組み合わせ作業において運転者を考慮する必要
がある。また、運送依頼と運送車両を第3者から受け取
り、自らは運転技能だけを提供することができる独立し
た運転者が数多く存在している。
【0004】このような運転者を運送分野において有効
利用するためには、物品や人間を運送対象物とする運送
依頼とこの運送対象物を運送する運送車両とそして運送
車両を運転する運転者を、独立的に募集して組み合わせ
ることが提案されるが、このような組み合わせ対象が3
つの要素に増えると組み合わせ処理が複雑となるだけで
はなく、組み合わせても運送依頼者や運転者からその組
み合わせに対する変更要求がでたりすると、素早く次の
組み合わせを設定し直さないと予定通りの運送計画は実
行できなくなるという不安が生じる。
【0005】上記実状に鑑み、本発明の課題は、物品や
人間を運送対象物とする運送サービスシステムにおい
て、迅速に運送依頼と運送車両と運転者を組み合わせる
とともにこの組み合わせを確定し、車両の高い稼働率を
実現するシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による運送サービスシステムは、運送依頼者
よりネットワーク経由で入力された運送依頼情報を記録
する運送依頼ファイルと、運転者よりネットワーク経由
で入力された運転申し出情報を記録する運転申し出ファ
イルと、貸出車両の管理情報を記録する車両管理ファイ
ルと、前記運送依頼情報又は運転申し出情報が入力され
る毎にこの入力された運送依頼情報又は運転申し出情報
に対してすでに記録されている運転申し出情報又は運転
依頼情報と貸出車両を組み合わせてその運送計画を日程
ファイルに記録する日程計画部と、日程ファイルに運送
計画が書き込まれる毎にこの運送計画を追加的にWWW
サーバを通じてネットワーク経由で通知する通知部とを
備えている。このシステムでは、物品や人を所定の日時
に所定の場所に送る運送依頼である運送依頼情報か或い
は所定の日時において車両を運転する技能を提供する運
転者の申し出である運転申し出情報がインターネットを
通じて送られてくると同時に、運送に用いられる車両の
稼働状態を管理している車両管理情報を参照しなが、直
ちに運送依頼(運送対象物)と運転者と運送車両の組み
合わせ処理がリアルタイム処理として実行される。この
組み合わせ処理において何らかの組み合わせ、つまり運
送計画が成立すると、この運送計画は当事者の承認を受
けるために通知部を通じて通知される。つまり、運送依
頼者と運転者と車両が次々と組み合わされてインターネ
ットを通じての承認を受けることになるので、迅速な運
送サービスの契約が可能となる。
【0007】しかも、この運送サービスの契約におい
て、組み合わせ対象項目として運転者を導入したことに
より、運送依頼者との直接の接触を持たないばかりか運
送車両をも所有しない、単に運転技能だけを有する独立
した運転者を運送サービスのサークルに取り込むことが
できるとともに、運送対象物が人や特殊な物品である場
合に従来では生じていた運転者と運送物(人や特殊物
品)との相性の問題をできる限り考慮することができ
る。このことは、運送される人が介護老人や障害者であ
る場合相応な介護技術が要求されるとともにプライバシ
ー保護の問題も絡むので、特に重要となる。
【0008】このような運送サービスシステムでは運転
者と運送車両がランダムに分布しているので、運転者が
組み合わされた車両まで移動する時間をできるだけ短く
することが、運送効率や運転者負担の観点から重要であ
る。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前
記運送依頼情報には運送対象物の位置データが含まれて
おり、前記運転申し出情報には運転者の位置データが含
まれており、前記車両管理情報には車両駐車位置データ
が含まれており、前記日程計画部は運送対象物と運転者
と車両の位置を考慮して各貸出車両に対する運送依頼と
運転申し出の割り当てを行うように構成されている。こ
れにより、運転者が割り当てられた車両まで移動するに
必要な時間が考慮されることになり、必須の条件を満た
す限りにおいて運送効率の向上と運転者負担の低減を最
大限実現するべく、貸出車両に対する運送依頼と運転申
し出の割り当てが行われる。
【0009】また、運送依頼者からの運送依頼は同一内
容のものが繰り返される傾向が強く、特に運送対象物が
介護老人や障害者の場合繰り返しの組み合わせを通じて
組み合わされた介護老人や障害者の身体的かつ精神的特
徴を理解する運転者は安心感を与えることになるので、
以前に適合した運転者との組み合わせを優先することが
好都合である。このため、本発明の好適な1つの実施形
態では、前記日程ファイルには過去の運送依頼と運転申
し出の割り当てを記録した履歴ファイルが含まれてお
り、前記日程計画部は過去の割り当て履歴を考慮して各
貸出車両に対する運送依頼と運転申し出の割り当てを行
うように構成されている。
【0010】運送対象物によっては特殊使用の車両が要
求される場合がある。例えば冷蔵食品の運送には冷蔵機
能を備えた車両が要求されたり、車椅子を利用している
人の移送には車椅子リフト機能付き車両が要求されるこ
とになる。本発明による運送サービスシステムをこのよ
うな特殊仕様の車両要求にも対応できるようにするため
には、前記運送依頼情報と運転申し出情報と車両管理情
報には車種や車両装備品などを表す車両仕様データが含
まれ、前記日程計画部は前記車両仕様の適合を考慮して
各貸出車両に対する運送依頼と運転申し出の割り当てを
行う必要がある。
【0011】自動的に決定された運送依頼と運転者と車
両の組み合わせ、つまり運送計画に対する当事者の承認
処理を効率よく行うため、本発明の好適な実施形態の1
つでは、前記日程計画部は最初に組み合わせた運送計画
を仮運送計画として通知部を通じて通知するとともにそ
れらの仮運送計画うち当事者の承認を受けた仮運送計画
は仮運送計画リストから外すように構成されている。当
事者によって承認されることによって仮運送計画は確定
運送計画に切り換えられると仮運送計画表から直ちに外
されるので、承認処理が効率よく行える。確定され運送
計画をさらに確定運送計画表の構成要素として通知部を
通じて通知するならば、いつでもどこからでも当事者は
自分に関係運送計画を確認することができる。
【0012】運送計画等を関係者に通知する通知部は、
種々の形態で構築することが可能である。例えば、Eメ
ールシステムを利用することも可能であるし、自動FA
Xシステムを利用することも可能である。好ましくは、
この通知部がWWWサーバで構築されることであり、W
WWサーバによって公開された情報は、WWWブラウザ
機能を有する種々のコンピュータ機器(ブラウザフォ
ン、PDA、携帯コンピュータ、デスクトップコンピュ
ータ)によりいつでもどこからでも閲覧可能であり、結
果的にネットワーク経由で運送計画が関係者に対して通
知されたことになる。つまり、本発明における通知部に
よる情報通知の概念には、WWWサーバのような形式で
行われる情報公開も含んでいる。本発明によるその他の
特徴及び利点は、以下図面を用いた実施例の説明により
明らかになるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の運送サービスシステムの
1つの実施形態として、地方自治体が保有する福祉用貸
出自動車(以下これを福祉カー又は単に車両と呼ぶ)を
ボランティアが運転して高齢者や障害者などの歩行能力
が不十分な要介護人を病院・集会所などに送り迎えする
福祉カーボランティアシステムに採用されたケースを説
明する。図1には、福祉カーボランティアシステムの全
体構成が示されている。基本的には、このシステムで
は、運送依頼者は要介護人であり、運転者はボランティ
アであり、車両管理者は地方自治体の担当職員であり、
それぞれがWWWブラウザを搭載したネットワーク端末
1からインターネット9を介して自治体の中央コンピュ
ータシステム2にアクセス可能である。ネットワーク端
末1として、通信機能とWWWブラウザ機能を備えたパ
ソコンやPDAあるいは携帯電話を利用することができ
る。
【0014】この福祉カーボランティアシステムの中枢
となる自治体のコンピュータシステム2は、ネットワー
ク端末1のWWWブラウザによって表示される一般には
HTMLで記述されたコンテンツ(テキストやイメージ
などの集合体)をインターネット9を通じて各ネットワ
ーク端末1に送り出すソフトウエアを搭載したWWWサ
ーバ3と、種々の情報を検索抽出可能に格納しているデ
ータベースサーバ4と、WWWサーバ3とデータベース
サーバ4との間を仲介するとともに後で詳しく説明され
る要介護人と運転者と福祉カーの三者の組み合わせ処理
の流れやその管理業務に応じたプログラムを実装してい
るアプリケーションサーバ5と、電子メールソフトウエ
アを搭載したメールサーバ6などによって構築されてお
り、これらのサーバはLANによって相互に接続された
状態で設置されている。なお、システムの規模によって
は、これらのサーバを1つのサーバマシンに統合するこ
とも可能である。
【0015】運送依頼者である要介護人(又は要介護人
の世話人)や運転者のネットワーク端末1からのアクセ
スに応答して行われるセッションを通じてWWWサーバ
3で得られた入力情報データはアプリケーションサーバ
5に送られ、そこで処理されてデータベースサーバ4を
操作するコマンド等が生成されるることで、福祉カー貸
出サービスを実施するために必要な情報がデータベース
サーバ4から読み出される。アプリケーションサーバ5
に実装されているプログラムによって種々の業務機能が
作り出されるが、最も重要なものが福祉カーの貸出日程
計画を作成する日程計画部51である。この日程計画部
51で作成された日程表等の情報は、要介護人や運転者
あるいは場合によっては車両管理者による承認を求める
ためインターネット9を通じて公開しなければならな
い。このため、アプリケーションサーバ5には、WWW
サーバ3から送られてくるコマンドやデータを処理して
作成された検索条件によってデータベースサーバ4から
抽出された情報に基づいて作成されたコンテンツをWW
Wサーバ1に与えるHTML生成部52も実装されてい
る。また、福祉カー貸出予約の決定プロセスにおいて必
要となる運送依頼者や運転者や車両管理者への連絡を電
子メールで行うため、定型的なメールを作成するメール
作成部53もアプリケーションサーバ5に実装されてい
る。
【0016】データベースサーバ4には、種々な情報が
ファイル別に格納されているが、本発明に特に関連する
情報を格納しているファイルは、要介護人である運送依
頼者よりネットワーク経由で入力された運送依頼情報を
記録する運送依頼ファイル41、ボランティアである運
転者よりネットワーク経由で入力された運転申し出情報
を記録する運転申し出ファイル42、車両管理ファイル
43、日程ファイル44、一時ファイル45、組み合わ
せ履歴ファイル46である。アプリケーションサーバ5
で生成されたデータベース操作コマンドに基づいてデー
タベース管理部40が該当するファイルを指定し、その
ファイルに対して検索抽出操作を行い、要求されるデー
タをアプリケーションサーバ5に送り出す。アプリケー
ションサーバ5に実装された日程計画部51は、要介護
人の運送依頼情報とボランティアの運転申し出情報と車
両管理ファイル43に記録されている車両管理情報とに
基づいて各福祉カーに適合する運送依頼と運転申し出を
割り当てるとともに設定された運送計画(運送依頼と運
転者と車両の組み合わせ)をデータベース管理部40に
渡して日程ファイル44に記録する。一時ファイル45
には処理中において一時的に保管が必要なデータが格納
され、組み合わせ履歴ファイル46には、過去の運送依
頼者(要介護人)と運転者(ボランティア)の組み合わ
せ、必要な場合車両も含めての組み合わせの実績が記録
されている。
【0017】運送依頼情報を記録する運送依頼ファイル
41のファイル構造は図2(イ)に示されており、「依
頼者氏名」、「依頼者番号」、「予約年月日」、「送迎
開始時刻」、「送迎終了時刻」、「出発地」、「経由
地」、「目的地」、「車両仕様」、「乗車人数」、「パ
スワード」などのフィールドを備えている。なお、運送
依頼者(要介護人)の個人情報は、図2(ロ)に示され
た要介護人マスターファイル41aに記録されており、
この要介護人マスターファイル41aと運送依頼ファイ
ル41が「依頼者番号」をキーとして関係づけられてい
るので、依頼者に関する個人情報は必要に応じて取り出
すことが可能である。例えば、介護人マスターファイル
41aは依頼者の住所や電話番号さらには車椅子リフト
機能付きといった所望の車両仕様などのフィールドを備
えているので、リレーショナルなファイルとして運送依
頼ファイル41のレコードにこれらのフィールドが備え
られているかのようなデータ処理が可能である。また、
運送依頼ファイル41の「出発地」フィールドに自宅と
記録されていると、「依頼者番号」をキーとして要介護
人マスターファイル41aの「住所」フィールドのデー
タを取り出すことで、出発地の位置データを把握するこ
とができる。
【0018】ボランティアが福祉カーの運転者として活
動できる年月日や時刻を含む運転申し出情報を記録する
運転申し出ファイル42のファイル構造は図3(イ)に
示されており、「ボランティア(運転者)氏名」、「ボ
ランティア番号」、「ボランティア活動可能年月日」、
「活動開始時刻」、「活動終了時刻」などのフィールド
を備えている。ここでも、ボランティアの個人情報は、
図3(ロ)に示された運転者(ボランティア)マスター
ファイル42aに記録されており、この運転者マスター
ファイル42aと運転申し出ファイル42が「運転者番
号」をキーとして関係づけられているので、ボランティ
ア(運転者)に関する個人情報は必要に応じて取り出す
ことが可能である。ボランティアマスターファイル42
aには「ボランティア番号」の他、「ボランティアの氏
名・住所」、「電話番号」、「電子メールアドレス」な
どがフィールドを備えているので、実質的には、この運
転申し出ファイル42にこれらのフィールドが備えられ
ているとみなすことができる。
【0019】福祉カーの予約・利用状況を記録している
車両管理ファイル43は、図4(イ)に示すように、
「車両予約番号」、「車両番号」、「貸出開始時刻」、
「貸出終了時刻」、「利用区分」、「ボランティア番
号」、「運送依頼者番号」、「日程番号」なども備えて
いる。「車両番号」は図4(ロ)に示す車両マスターフ
ァイル43aとのリレーショナルな関係を作り出すため
の、また「日程番号」は日程ファイル44とのリレーシ
ョナルな関係を作り出すためのキーフィールドとして利
用される。車両マスターファイル43aには、「車両番
号」、「駐車位置」、「車両仕様」などのフィールドが
備えられている。
【0020】運送依頼ファイル41に記録されている要
介護人からの運送依頼情報と、運転申し出ファイル42
に記録されている福祉カーの運転者となるボランティア
からの運転申し出情報と、車両管理ファイル43に記録
されている福祉カーの予約・利用状況を含む車両管理情
報とを参照しながら日程計画部51によって作成された
福祉カーの貸出予定に関する情報を記録する日程ファイ
ル44のファイル構造は、図5に示されている。この日
程ファイル44のレコード内容からWWWサーバ3を通
じてインターネット9上に公開される福祉カー貸出日程
表がHTML生成部52によって作成されるので、日程
ファイル44には、「日程番号」と「車両予約番号」、
さらに「予約年月日」、「送迎開始時刻」、「送迎終了
時刻」、運送依頼ファイル41との連係のキーとなる
「依頼者番号」、運転申し出ファイル42との連係のキ
ーとなる「運転者番号」、そしてこの日程が承認されて
いるかどうかをチェックするための「日程承認」といっ
たフィールドが備えられている。
【0021】この福祉カーボランティアシステムでは、
要介護人である運送依頼人による運送依頼か或いはボラ
ンティアである運転者による運転申し出(ボランティア
活動)がインターネット9を通じて入力される毎に、入
力されたアイテム(運送依頼又は運転申し出又は場合に
よっては空きになった車両)に対して組み合わされるべ
きアイテムが探索され、可能な限り適合する組み合わせ
を見いだすことが試みられ、適合組み合わせが見いださ
れると、要介護人の福祉カーを用いた送り迎えの仮予約
を成立させ、その仮日程を当事者の承認を待つべくイン
ターネット上に公開して、日程の確定を促す。このよう
な処理の流れを、図6の情報流れ図の参照のもとで図7
の処理流れ図を用いて以下に説明する。
【0022】まず、運送依頼人(要介護人)がネットワ
ーク端末1を用いてWWWサーバ3にアクセスし、図8
に示す福祉カー予約画面ページを通じて、車両での送り
迎え(福祉カー利用)を依頼するか、或いは、運転者
(ボランティア)がネットワーク端末1を用いてWWW
サーバ3にアクセスし、図9に示すボランティア活動予
約画面ページを通じて、車両(福祉カー)運転のボラン
ティア活動を申し出る(#1)。時には、車両管理者か
ら類似する画面ページを通じて空き車両情報も入力され
る。入力された運送依頼情報又は運転申し出情報(場合
によっては車両情報)は、アプリケーションサーバ5の
仲介で情報に応じて、つまり運送依頼情報は運送依頼フ
ァイル41に、運転申し出情報は運転申し出ファイル4
2に、そして空き車両情報は車両管理ファイル43に書
き込まれるとともに、直ちに日程計画部51による運送
依頼と運転申し出と福祉カーの組み合わせ(運送計画)
の処理を開始するため日程計画部に51に転送される
(#2)。
【0023】日程計画部51に転送された情報が運送依
頼情報であれば運転申し出ファイル42から運転申し出
ファイルを読み出しながら、或いは日程計画部51に転
送された情報が運転申し出情報であれば運転依頼ファイ
ル42から運送依頼情報を読み出しながら、日程計画部
51がリアルタイム処理として仮日程を生成する(#
3)。この仮日程生成処理は後で詳しく説明される。仮
日程生成処理で組み合わせが成立した場合に生成された
仮日程データは日程ファイル44に書き込まれるととも
に、これによって決定される福祉カーの予約データは車
両管理情報として車両管理ファイル43に書き込まれ
る。生成された仮日程は、HTML生成部で仮日程表と
してHTML文書化され、WWWサーバ3を通じてこの
実施形態では運転者だけに公開される(#4)。これは
仮日程表が運転者の承認を得ることを目的に作成されて
いるからであり、そのため、この仮日程表の画面ページ
は図10に示すように仮日程の調整に適したものとなっ
ている。
【0024】運転者によるこの承認手続きの割り込み処
理が入ると(#5でYes 分岐)、この仮日程表を閲覧し
た運転者は承認ボタンを押すことによりこの仮日程を確
定日程とするか、あるいは変更要求ボタンを押すことで
割り当ての変更を申し出ることになる仮日程調整処理が
行われることになる(#6)。運転者の承認により確定
した日程(運送計画)は確定日程表に追加され、インタ
ーネット9上で公開される(#8)。この確定日程表は
運転者と運送依頼者の両者に公開されており、都合でこ
の日程を変更する必要が生じた場合(#9)、確定日程
に対する調整処理が実行される(#10)。ここまでの
一連の処理が繰り返されて、順次運送計画が設定されて
いくが、期限内に組み合わせられなかった運送依頼や運
転申し出は取り消される。
【0025】次に、日程計画部51による仮日程生成処
理(#3)を詳しく説明する。なお、図7のステップ#
2で日程計画部51に運送依頼情報が転送されている場
合は図11による仮日程生成処理Aが実行され、図7の
ステップ#2で日程計画部51に運転申し出情報が転送
されている場合は図12による仮日程生成処理Bが実行
される。
【0026】仮日程生成処理Aの場合、入力されたばか
りの運送依頼情報が処理対象としてセットされる(#1
2a)。この運送依頼つまり福祉カーによる送り迎えサ
ービスの希望年月日にボランティア運転を申し出ている
運転者を運転申し出ファイル42から抽出しておく(#
14a)。
【0027】抽出された運転者の中に運転申し出情報か
ら処理対象となっている運送依頼の出発地(通常は要介
護人の自宅)から所定の近距離内にいるかどうかをチェ
ックし(#16)、この条件を満たす運転者がいる場合
(#16でYes 分岐)、この運転者と処理対象の要介護
人との組み合わせ相性を履歴ファイル46に記録されて
いる過去におけるこの組み合わせの回数から判断し、最
も相性のよい組み合わせ、つまり最も過去の組み合わさ
れた回数が多い運転者を特定する(#18)。もし、ス
テップ#16のチェックで所定近距離内には該当運転者
がいない場合(#16でNo分岐)、この運送依頼の出発
地から最も近くにいる運転者が特定され(#30a)、
ステップ#18の組み合わせ相性チェックは省略され
る。
【0028】続いて、組み合わせられた運転者の第1希
望の車両仕様を満たす車両が当日に空いているかどうか
がを車両管理ファイル43にアクセスしてチェックされ
る(#20)。もし運転者の希望を満たす車両が割り当
て可能な場合(#20でYes分岐)、さらにこの車両が
運送依頼者の希望車両仕様を満たすかどうかチェックさ
れる(#22)。運送依頼者の希望車両仕様をも満たす
場合(#22Yes 分岐)、運送依頼と運転申し出と空き
車両の組み合わせが仮成立したとして(#24)、この
組み合わせに基づく日程データを作成して仮日程として
日程ファイル44と車両管理ファイル43に書き込む
(#26)。
【0029】組み合わせられた運転者の第1希望の車両
仕様を満たす車両が当日に空いていない場合つまりステ
ップ20でNo分岐した場合、運転申し出の入力時に第2
希望の車両仕様も選択されているので、この運転者の第
2希望の車両仕様を満たす車両が当日に空いているかど
うかがチェックされる(#32)。運転者の第2希望を
満たす車両が割り当て可能な場合(#32でYes 分
岐)、ステップ#22にジャンプして、この車両が運送
依頼者の希望車両仕様を満たすかどうかチェックされ
る。第2希望の車両仕様を満たす車両も空いていない場
合(#32でNo分岐)、再度この運送依頼の出発点から
所定の近距離内に運転者がいるかつまり運転者の次候補
が存在するかどうかをチェックする(#34)。もし次
候補が存在するなら(#34でYes 分岐)、ステップ#
18に戻ってこの次候補の運転者の運転申し出情報を新
たに参照しながら前述した流れで仮日程作成の処理を続
ける。また、次候補が存在しない場合(#34でNo分
岐)、運送依頼に応じることができる運転申し出がない
ので、現時点ではこの運送依頼に対して運転者未定とし
て処理し(#36)、一時ファイル45に記録しておき
(#38)、仮日程調整処理時(図7#6参照)に運転
者未定運送依頼として取り扱う。
【0030】運転者の希望を満たす空き車両が運送依頼
者の希望車両仕様を満たすかどうかのステップ#22の
チェックにおいて、運送依頼者の希望車両仕様を満たし
ていない場合(#22でNo分岐)、この時点で組み合わ
せ対象となっている車種が運転者の第1希望車種である
かどうかをチェックし(#40)、第1希望車種である
なら(#40Yes 分岐)第2希望車種を組み合わせ対象
として再度ステップ#32にジャンプして日程処理を続
け、この時点で組み合わせ対象となっている車種がすで
に第2希望車種である場合には(#40No分岐)、この
運転者では組み合わせ不可能として、運転者の次候補が
存在するかどうかをチェックする(#42a)。次候補
が存在すれば(#42aYes 分岐)、ステップ#18に
戻ってこの次候補の運転者の運転申し出情報を新たに参
照しながら前述した流れで仮日程作成の処理を続ける。
また、次候補が存在しない場合(#42aでNo分岐)、
ステップ#36にジャンプし運転者未定の処理を行う。
【0031】図12で示されている仮日程生成処理Bの
場合、仮日程生成処理Aと較べて、先に説明した流れ図
においてアルファベットの「a」を添え字したステップ
番号の箇所が異なっており、ステップ#34が省略され
ている。まず、入力されたばかりの運転申し出情報が処
理対象としてセットされる(#12b)。この運転申し
出のボランティア活動年月日に福祉カー送迎(運送)を
依頼している運送依頼者を運送依頼ファイル41から抽
出しておく(#14b)。
【0032】抽出された運送依頼者の中にその送迎出発
地が運転者の自宅から所定の近距離内に入っている運送
依頼者がいるどうかをチェックし(#16)、この条件
を満たす運転者がいる場合(#16でYes 分岐)、この
運送依頼人つまり要介護人と処理対象の運転者との組み
合わせ相性を履歴ファイル46に記録されている過去に
おけるこの組み合わせの回数から判断し、最も相性のよ
い組み合わせ、つまり最も過去の組み合わされた回数が
多い運送依頼者を特定する(#18)。もし、ステップ
#16のチェックで所定近距離内には該当運送依頼者が
いない場合(#16でNo分岐)、この運転者の自宅から
最も近い運送依頼の出発地となっている運送依頼者が特
定され(#30b)、ステップ#18の組み合わせ相性
チェックは省略される。
【0033】続いて、処理対象となっている運転者の第
1希望の車両仕様を満たす車両が当日に空いているかど
うかがを車両管理ファイル43にアクセスしてチェック
される(#20)。もし運転者の希望を満たす車両が割
り当て可能な場合(#20でYes 分岐)、さらにこの車
両が運送依頼者の希望車両仕様を満たすかどうかチェッ
クされる(#22)。運送依頼者の希望車両仕様をも満
たす場合(#22Yes分岐)、運送依頼と運転申し出と
空き車両の組み合わせが仮成立したとして(#24)、
この組み合わせに基づく日程データを作成して仮日程と
して日程ファイル44と車両管理ファイル43に書き込
む(#26)。
【0034】組み合わせられた運転者の第1希望の車両
仕様を満たす車両が当日に空いていない場合つまりステ
ップ20でNo分岐した場合、運転申し出の入力時に第2
希望の車両仕様も選択されているので、この運転者の第
2希望の車両仕様を満たす車両が当日に空いているかど
うかがチェックされる(#32)。運転者の第2希望を
満たす車両が割り当て可能な場合(#32でYes 分
岐)、ステップ#22にジャンプして、この車両が運送
依頼者の希望車両仕様を満たすかどうかチェックされ
る。第2希望の車両仕様を満たす車両も空いていない場
合(#32でNo分岐)、この運転申し出は現時点では成
立しないので、ここまで取り扱われてきた運送依頼に対
して現時点では「運転者未定」として処理し(#3
6)、一時ファイル45に記録しておき(#38)、仮
日程調整処理時(図7#6参照)に運転者未定運送依頼
として取り扱う。
【0035】運転者の希望を満たす空き車両が運送依頼
者の希望車両仕様を満たすかどうかのステップ#22の
チェックにおいて、運送依頼者の希望車両仕様を満たし
ていない場合(#22でNo分岐)、この時点で組み合わ
せ対象となっている車種が運転者の第1希望車種である
かどうかをチェックし(#40)、第1希望車種である
なら(#40Yes 分岐)第2希望車種を組み合わせ対象
として再度ステップ#32にジャンプして日程処理を続
け、この時点で組み合わせ対象となっている車種がすで
に第2希望車種である場合には(#40No分岐)、この
運送依頼者との組み合わせは不可能として、運送依頼者
の次候補が存在するかどうかをチェックする(#42
b)。次候補が存在すれば(#42bYes 分岐)、ステ
ップ#18に戻ってこの次候補の運送依頼者の運送依頼
情報を新たに参照しながら前述した流れで仮日程作成の
処理を続ける。また、次候補が存在しない場合(#42
でNo分岐)、ステップ#36にジャンプし運転者未定の
処理を行う。
【0036】仮日程表が公開されると、図10に示され
た画面を用いて、与えられた日程に対して承認又は変更
を指示する。運転者による指示入力は仮日程調整処理ル
ーチン(#6)で処理される。この仮日程調整処理ルー
チンの内容を図13と図14の流れ図を用いて説明す
る。もし、承認ボタンがクリックされると(#51)、
提示された仮日程が承認されたとして、仮日程は確定日
程となる(#52)。その結果、仮日程表の該当箇所に
確定表示がなされ(#53)、確定日程表の1項目とし
て追加される(#54)。
【0037】提示された仮日程が不都合であるとして変
更要求ボタンがクリックされると(#55)、不都合で
ある理由を入力するための画面を表示して、運転者にそ
の理由を入力してもらう(#56)。入力された理由内
容は、一時ファイル45に記録された後適時にプリント
出力される。変更要求がでた仮日程は日程ファイル44
から取り消され、その運送依頼は一旦一時ファイル45
に記録され、他の運転者からの追加的な申し出のための
処理に回される(#57)。この変更要求が出た運送依
頼は運転者未定の運送依頼とともに、図15に示すよう
な再度の運転申し出を募集する画面がHTML生成部5
2で作成され、WWWサーバ3を通じて公開される(#
58)。この運転申し出募集画面を通じての新たな運転
申し出が待って(#59)、運転申し出が入ると、図1
4で示す追加申し出処理がスタートする(#60)。
【0038】まず、新たな運転申し出者は、福祉カーの
希望車種(車両仕様)を入力する(#62)。入力され
た希望車種の車両が空きになっているかどうかがチェッ
クされ(#64)、空きであれば(#64Yes 分岐)、
次にこの車両が運送依頼の希望車両仕様を満足している
かどうかがチェックされる(#66)。選択されている
車両が運送依頼にも適合しているならば(#66Yes 分
岐)、運送依頼と運転申し出と空き車両の組み合わせが
仮成立したとして(#68)、この組み合わせに基づく
日程データを作成して仮日程として日程ファイルに書き
込むとともに(#70)、組み合わされた車両が貸出予
定になっていることを車両管理ファイル43に書き込む
(#72)。結果的に、図10で示した仮日程表も更新
される(#74)。
【0039】ステップ#64で運転者が入力した車種の
車両に空きがなかった場合(#64No分岐)、車種変更
可能かどうかがチェックされる(#76)。車種変更が
可能なら(#76Yes 分岐)異なる希望車種を入力する
ためにステップ#62に戻る。車種変更が不可能なら
(#76No分岐)この追加申し出は不成立として(#7
8)、図13のステップ#58にジャンプしてさらに追
加の運転申し出を募集する。
【0040】確定日程表が公開された後も、特に高齢者
や障害者である要介護人が運送依頼者である場合体調不
良などの都合により、予約された福祉カーの利用を変更
するケースが生じうる。このような変更は、以下のよう
な確定日程に対する調整処理アルゴリズムで処理され
る。 1.運送依頼者が特定の予約日程項目の変更ボタンを押
すと、変更内容登録画面が表示される。 2.表示された画面で変更したい日時や目的地などの変
更内容を入力する。 3.入力された変更内容は、アプリケーションサーバ5
に実装されたプログラムであるメール作成部53によっ
てに予約変更依頼の形の電子メールに書き換えられ、シ
ステム管理者と該当運転者に通知される。 4.メールを受け取った運転者が変更内容に対して可能
か不可能かを専用ページを呼び出して入力する。 5.変更内容が受け入れられた場合その変更内容で確定
日程が更新され、日程ファイル44と車両管理ファイル
43が適切に書き換えられる。 6.変更内容が受け入れられなかった場合、変更した予
約日時に運転申し出を行っている運転者が他にいれば、
その運転者との間でこの運送の再組み合わせを行い、シ
ステム管理者と運転者と運送依頼者にこの組み合わせが
メール作成部53によって作成された電子メールの形態
で通知される。 7.変更予約日時に運転申し出を行っている運転者がい
ない場合、全登録運転者にこの変更された運送依頼に対
する運転申し出を募集する。 8.新たに運転申し出があれば、この運転者との間で該
当運送依頼の組み合わせを決定して確定日程を更新し、
同時に日程ファイル44と車両管理ファイル43が適切
に書き換えられる。 9.新たな組み合わせがメール作成部53を通じてシス
テム管理者と運転者と運送依頼者に電子メールによって
通知される。
【0041】このような福祉カーボランティアシステム
では、福祉カーの稼働率を高めることが重要である。こ
のため、要介護人からの福祉カーの使用予約を優先する
とともに、その予約処理が終了した後、まだ福祉カーが
空いている場合は、一般市民への貸出を受け付けること
が好都合である。まず要介護者の運送依頼とボランティ
アは運転申し出を希望車種の空き車両と自動的に組み合
わせて福祉カーの貸出日程を決定することで要介護人の
ための日程が迅速に決定するので、その後に開始される
一般市民に対する車両貸出予約の期間も十分に確保さ
れ、結果的に福祉カーの稼働率を高めることになる。
【0042】上述した福祉カーボランティアシステムの
特徴的な処理の流れをまとめると、 1.要介護人はインターネット上で公開されている福祉
カー予約画面(図8参照)で送り迎えサービスを受けた
い年月日、利用開始時刻、利用終了時刻、出発地、経由
地、目的地、車両使用などを入力し、予約登録を行う。 2.ボランティアはインターネット上で公開されている
ボランティア活動予約画面(図9参照)で運転者として
ボランティア活動可能な年月日、開始時刻、終了時刻な
どを入力し、運転申し出を行う。 3.運送依頼(又は運転申し出)が入力されるやいな
や、リアルタイム処理として、これまでに入力され記録
されている運転申し出(又は運送依頼)及び車両管理状
況から、日時、ボランティアと要介護人との距離、車両
使用、過去のボランティアと要介護人との相性を示す履
歴情報などに基づいて自動的に最適な組み合わせ(運送
計画)を設定して、仮日程を作成する。 4.作成された仮日程をインターネットを通じて順次公
開し、当事者の承認を促す。 5.承認されなかった組み合わせに関しては別の相手を
準備する。 6.要介護人の予約決定後も福祉カーに空きがあれば、
市民への貸出のための予約画面をインターネットを通じ
て公開する。
【0043】〔別実施形態〕上述した実施形態は、本発
明の運送サービスシステムを福祉カーボランティアシス
テムに採用したものであったが、もちろん、この運送サ
ービスシステムを商用の物流サービスシステムに適用す
ることもできる。この場合、運送依頼者は、荷主であ
り、出荷時間と到着時間、出発地と目的地、さらに車両
仕様などの必要項目を登録し、運転者は、運転可能な年
月日などを申し出る。さらに車両管理者としての車両所
有者は貸出可能な車両を登録しておく。あとは、上述し
た福祉カーボランティアシステムと同様に、仮日程や仮
日程の調整(この場合運送依頼者と運転申し出者の両者
の承認を得るようにすることが好ましい)を行い、確定
日程のもとで、物品運送を実施する。また、この運送サ
ービスシステムをタクシーサービスシステムに適用する
場合はその形態はほとんど福祉カーボランティアシステ
ムと同一となる。本発明の運送サービスで重要なこと
は、運送対象が人又は物品にかかわらず、運送依頼者と
運転者と車両管理者の間でそれぞれの要求を満たすべく
組み合わせを設定して運送計画を作成することである。
従来の物流システムではあり得なかった車両と運転者の
任意選択により、さらに自由度のある物流システムの構
築が実現可能となる。
【0044】さらに、上述した実施の形態では、通知部
としてWWWサーバを採用したが、運送計画の全部又は
一部をネットワーク経由で運送依頼者や運転者に対する
通知する通知部は、WWWサーバに類似する公開閲覧タ
イプのもの以外、例えば、Eメールシステムや自動FA
Xシステムなど直接情報送出タイプのものを採用するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】福祉カーボランティアシステムの全体構成図
【図2】運送依頼ファイルと要介護人マスターファイル
のファイル構造図
【図3】運転申し出ファイルとボランティアマスターフ
ァイルのファイル構造図
【図4】車両管理ファイルと車両マスターファイルのフ
ァイル構造図
【図5】日程ファイルのファイル構造図
【図6】福祉カーサービスにおける情報流れ図
【図7】福祉カーサービスにおける処理流れ図
【図8】WWWブラウザ上で表示される福祉カー予約画
【図9】WWWブラウザ上で表示されるボランティア活
動予約画面
【図10】WWWブラウザ上で表示される仮日程表画面
【図11】運送依頼が入力された際の仮日程生成処理の
流れ図
【図12】運転申し出が入力された際の仮日程生成処理
の流れ図
【図13】仮日程調整処理の流れ図
【図14】追加申し出処理の流れ図
【図15】WWWブラウザ上で表示される運転申し出再
募集画面
【符号の説明】
1 ネットワーク端末 2 中央コンピュータシステム 3 WWWサーバ(通知部) 4 データベースサーバ 5 アプリケーションサーバ 6 メースサーバ 9 ネットワーク(インターネット) 41 運送依頼ファイル 42 運転申し出ファイル 43 車両管理ファイル 44 日程ファイル 45 一時ファイル 46 履歴ファイル 51 日程計画部 52 HTML生成部 53 メール作成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運送依頼者よりネットワーク経由で入力さ
    れた運送依頼情報を記録する運送依頼ファイルと、運転
    者よりネットワーク経由で入力された運転申し出情報を
    記録する運転申し出ファイルと、貸出車両の管理情報を
    記録する車両管理ファイルと、前記運送依頼情報又は運
    転申し出情報が入力される毎にこの入力された運送依頼
    情報又は運転申し出情報に対してすでに記録されている
    運転申し出情報又は運転依頼情報と貸出車両を組み合わ
    せてその運送計画を日程ファイルに記録する日程計画部
    と、日程ファイルに運送計画が書き込まれる毎にこの運
    送計画を追加的にネットワーク経由で通知する通知部と
    を備えることを特徴とする運送サービスシステム。
  2. 【請求項2】前記運送依頼情報には運送対象物の位置デ
    ータが含まれており、前記運転申し出情報には運転者の
    位置データが含まれており、前記車両管理情報には車両
    駐車位置データが含まれており、前記日程計画部は運送
    対象物と運転者と車両の位置を考慮して各貸出車両に対
    する運送依頼と運転申し出の割り当てを行うことを特徴
    とする請求項1に記載の運送サービスシステム。
  3. 【請求項3】前記日程ファイルには過去の運送依頼と運
    転申し出の割り当てを記録した履歴ファイルが含まれて
    おり、前記日程計画部は過去の割り当て履歴を考慮して
    各貸出車両に対する運送依頼と運転申し出の割り当てを
    行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の運送サー
    ビスシステム。
  4. 【請求項4】前記運送依頼情報と運転申し出情報と車両
    管理情報には車種や車両装備品などを表す車両仕様デー
    タが含まれており、前記日程計画部は前記車両仕様の適
    合を考慮して各貸出車両に対する運送依頼と運転申し出
    の割り当てを行うことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の運送サービスシステム。
  5. 【請求項5】前記日程計画部は最初に組み合わせた運送
    計画を仮運送計画表の構成要素として前記通知部を通じ
    て通知するとともにそれらの仮運送計画うち当事者の承
    認を受けた仮運送計画は仮運送計画表から外すことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運送サービス
    システム。
  6. 【請求項6】当事者の承認を受けた仮運送計画は確定運
    送計画として前記通知部を通じて通知されることを特徴
    とする請求項5に記載の運送サービスシステム。
  7. 【請求項7】前記通知部がWWWサーバで構築され、W
    WWサーバによって公開された情報の閲覧を通じて情報
    の通知が行われることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の運送サービスシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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